JP2002134209A - 電源接続装置 - Google Patents

電源接続装置

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JP2002134209A
JP2002134209A JP2000326170A JP2000326170A JP2002134209A JP 2002134209 A JP2002134209 A JP 2002134209A JP 2000326170 A JP2000326170 A JP 2000326170A JP 2000326170 A JP2000326170 A JP 2000326170A JP 2002134209 A JP2002134209 A JP 2002134209A
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Taki Iwasa
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Katsumi Kikuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可搬型の負荷機器とともに用いる際の利便性を
図った電源接続装置を提供する。 【解決手段】器体10には負荷機器のプラグに設けた栓
刃が差し込まれる栓刃差込口12が設けられ、栓刃差込
口12に対応して器体10に内蔵した刃受ばねと電気的
に接続されている電源コード11が器体10から引き出
される。器体10は本体10aの上下に鍔部10bを有
し、両鍔部10bの間で本体10aに電源コード11を
巻き付けることができる。器体10には可撓性を有する
カバー15が固着され、カバー15に設けた蓋片15c
で栓刃差込口12を覆った状態では、カバー15の押さ
え片15bと本体10aとの間で電源コード11が保持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タップ、ACアダ
プタ、充電器などであって主として可搬型の情報機器を
負荷機器とする電源接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PDAや携帯型の電話機のような
携帯情報端末、あるいはノート型のパーソナルコンピュ
ータなど、可搬型の情報機器を使用する機会が増加して
きている。この種の可搬型の情報機器は、一般には二次
電池を内蔵しており、商用電源にはACアダプタを用い
て接続することが多い。したがって、商用電源を得られ
る場合には二次電池の消耗を抑制したり二次電池を充電
したりするために商用電源に接続し、商用電源が得られ
ない場合や商用電源に接続できない情報機器である場合
には二次電池を電源に用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、可搬
型の情報機器を持ち歩いくときには現場において確保可
能な電源を使用することになる。ここで、商用電源が確
保できる場合であっても他の負荷機器がコンセントにす
でに接続されている場合や複数台の情報機器(たとえ
ば、コンピュータとプリンタ)を同時に使用する場合な
どもあるから、このような場合に備えて情報機器ととも
にタップを携帯するのが望ましいが、携帯性を考慮した
タップは提供されていないのが現状である。また、内蔵
された二次電池を電源とする場合には、二次電池が消耗
すると情報機器を使用することができず不都合を生じる
から緊急用の電源を確保することが必要になることがあ
る。あるいはまた、自動車ではバッテリが搭載されてい
るから、バッテリを情報機器の電源に利用することが考
えられるが自動車のバッテリから情報機器の電源を確保
するために汎用化された電源接続装置は提供されていな
いのが現状である。さらに、最近では会議にパーソナル
コンピュータを持ち込み、互いのパーソナルコンピュー
タをコンピュータネットワークに接続することによっ
て、紙資料の配付を少なくし議事録の記録を容易にする
ことが実現されており、このような場合にはパーソナル
コンピュータをコンピュータネットワークに接続するだ
けではなく電源を確保することも重要である。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、可搬型の負荷機器とともに用いる際
の利便性を図った電源接続装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電源
と負荷機器との間に介在して電源から負荷機器に電力を
供給する電源接続装置であって、電源に接続される電源
接続部と、負荷機器が接続される負荷接続部と、電源接
続部と負荷接続部との間の電路の少なくとも一部を収納
した器体とを備え、可搬型の負荷機器とともに用いる際
の利便性を向上させる付加機能部が器体の内外のいずれ
かに設けられているものである。
【0006】請求項2の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、電源が供給されるコンセントに接続され
るプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設け
たプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体
と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓
刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的
に接続される刃受ばねと、器体に一体に取り付けられ器
体の外周に沿って延長された押さえ片の一端に栓刃差込
口を開閉する蓋片を備える弾性材料からなるカバーとを
備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれ
ぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電
源コードが本体に巻き付け可能であって、本体に巻き付
けた電源コードがカバーの押さえ片と本体との間で保持
されるものである。
【0007】請求項3の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる複数組
の栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体
に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収
納された刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されてい
て電源が供給されるコンセントに接続される栓刃と、コ
ンセントに接続される栓刃を保持するとともに該栓刃を
器体から突出させる位置と器体に設けた収納凹所に収納
する位置との間で器体に対して回動する回転台とを備
え、前記器体には小物を収納可能な凹所が形成され、該
凹所の開口を覆う位置と開放する位置との間で開閉自在
となったカバーが器体に取り付けられているものであ
る。
【0008】請求項4の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、電源が供給されるコンセントに接続され
るプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設け
たプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体
と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓
刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的
に接続される刃受ばねとを備え、前記器体が折り畳み自
在に連結された複数個の分割器体からなり、少なくとも
1つの分割器体に刃受ばねが収納され、分割器体を折り
畳んだときには刃受ばねを収納した分割器体に開口する
栓刃差込口が他の分割器体により覆われるとともに刃受
ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有する形状
となり、さらに両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻
き付け可能であるものである。
【0009】請求項5の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した第1の器体と、栓刃差込口を通して第1の
器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように第1
の器体に収納された刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接
続されていて電源が供給されるコンセントに接続される
電源接続部と、第1の器体とは着脱可能に結合される第
2の器体を有し二次電池が内蔵されているバッテリ装置
とを備え、第2の器体には第1の器体に接続されたとき
には二次電池への充電電流の供給経路になるとともに第
1の器体から外したときには負荷機器への電源の供給経
路になるコネクタが設けられ、第2の器体を第1の器体
から外した状態では第2の器体からコネクタが出し入れ
可能であるものである。
【0010】請求項6の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入さ
れた負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納された
刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が
供給されるコンセントに接続される電源接続部と、器体
に内蔵された充電器および二次電池と、器体から出し入
れ可能であって負荷機器への電源の供給経路になるコネ
クタとを備えるものである。
【0011】請求項7の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入さ
れた負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納された
刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が
供給されるコンセントに差し込まれる栓刃とを備え、器
体には二次電池を内蔵した携帯型の電話機を保持するホ
ルダ部が形成されるとともに、栓刃差込口に負荷機器と
して接続される充電器の出力側に設けたコネクタをホル
ダ部に保持されている電話機に接続可能とする透孔がホ
ルダ部に設けられているものである。
【0012】請求項8の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入さ
れた負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納された
刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が
供給されるコンセントに差し込まれる栓刃とを備え、器
体には二次電池を内蔵した携帯型の電話機を保持するホ
ルダ部が形成されるとともに、二次電池を充電する充電
器が内蔵され、ホルダ部に保持されている電話機に接続
されるコネクタがホルダ部に設けられているものであ
る。
【0013】請求項9の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、バッテリに接続されたシガーライタソケ
ットに接続されるシガレットプラグと、負荷機器のプラ
グが差し込まれるタップと、シガレットプラグを通して
供給される直流電源をタップから出力する交流電源に電
力変換するインバータ回路を内蔵した器体と、シガレッ
トプラグと器体との間を接続する電源接続線と、タップ
と器体との間を接続する負荷接続線とを有するものであ
る。
【0014】請求項10の発明は、電源と負荷機器との
間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接
続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続さ
れる電源接続部と、負荷機器に接続され負荷機器に直流
電源を供給する負荷接続部と、電源接続部を通して供給
される交流電源を負荷機器に供給する直流電源に電力変
換するDC−DCコンバータを収納した器体と、器体に
内蔵され電源接続部がコンセントに接続されている間に
充電されるとともに電源接続部がコンセントから外され
るとDC−DCコンバータに電源を供給する二次電池と
を備え、DC−DCコンバータの出力電圧が可変である
ものである。
【0015】請求項11の発明は、電源と負荷機器との
間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接
続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続さ
れる電源接続部と、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差
し込まれる複数組の栓刃差込口を有した器体と、栓刃差
込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接す
るように器体に収納された複数組の刃受ばねと、コンピ
ュータネットワークの伝送路に接続され各組の栓刃差込
口に対応付けて設けられたモジュラプラグと、モジュラ
プラグを一端に備え前記伝送路から分岐されるとともに
器体から出し入れ自在に引き出される分岐線とを備える
ものである。
【0016】請求項12の発明は、電源と負荷機器との
間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接
続装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる複数
組の栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器
体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に
収納された刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されて
いて電源が供給されるコンセントに接続される栓刃と、
コンセントに接続される栓刃を保持するとともに該栓刃
を器体から突出させる位置と器体に設けた収納切欠に収
納する位置との間で器体に対して回転する可動枠とを備
え、前記器体がコ字状に形成され、前記可動枠が器体の
中央片に沿う方向の回転軸の回りで360度の範囲で回
転可能とされているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、図1ないし図4に示すように、電源コード11を備
えるタップであって、負荷機器に設けたプラグを差し込
むための栓刃差込口12が器体10の一面に3組並設さ
れたものである。電源コード11の一端には商用電源に
接続されるプラグ11aが設けられている。すなわち、
電源コード11とプラグ11aとにより電源に接続する
ための電源接続部が構成される。
【0018】器体10は、断面長円状に形成された本体
10aの両端にそれぞれ外周形状が矩形状である鍔部1
0bを設けた形状を有する。すなわち、本体10aは筒
状であって、鍔部10bは本体10aの両端面に本体1
0aから外側に突出する形で一体に設けられる。上述し
た栓刃差込口12は本体10aの一面において本体10
aの長手方向(図4の左右方向)に沿って並設される。
【0019】ところで、本体10aには栓刃差込口12
を通して本体10a内に挿入されるプラグの栓刃に弾接
する板ばねよりなる刃受ばね13が負荷接続部として収
納されている。本実施形態では3組の栓刃差込口12が
設けられ、栓刃差込口12は2個1組であるから、3個
の刃受ばね13が1枚の接続板14に一体に設けられる
とともに、2枚の接続板14が本体10aに収納され
る。また、各接続板14に設けた刃受ばね13は本体1
0aの長手方向に配列される。電源コード11は2組の
芯線11bを有し、各芯線11bが各接続板14にそれ
ぞれ接続される。ここに、電源コード11は芯線11b
が本体10aの口軸方向(図4(a)の上下方向)に並
ぶ形で本体10aから引き出される。つまり、電源コー
ド11は断面形状において縦横の寸法が異なるから、寸
法の小さいほうを本体10aの口軸方向に直交させるこ
とによって、電源コード11が本体10aの口軸方向に
直交する面内で容易に曲がるようにしてある。上述のよ
うに本体10aには刃受ばね13を備えた接続板14が
収納されるのであって、接続板14は電源接続部と負荷
接続部との間の電路の一部であるから、電源接続部と負
荷接続部との間の電路の一部が器体10に収納されてい
ることになる。
【0020】器体10を構成する一方の鍔部10bには
絶縁性を有しかつ可撓性を有していて軟質であるゴムの
ような材料からなるカバー15に設けた固定片15aが
重複する形で固着される。カバー15は、固定片15a
の一辺に連続して設けられ器体10の側面を覆う押さえ
片15bと、押さえ片15bの一辺に連続して設けられ
器体10において栓刃差込口12を設けた面に重複する
蓋片15cとを備える。また、蓋片15cの一面には栓
刃差込口12に挿入されて器体10に係止される係止片
15dが突設される。固定片15aと押さえ片15bと
の連結部位および押さえ片15bと蓋片15cとの連結
部位はそれぞれヒンジ状であって折曲自在になってい
る。また、図3(b)のように、器体10において蓋片
15cが重複された状態で蓋片15cの先端側となる部
位には凹み部10cが形成され、蓋片15cを開放させ
る際に指などを凹み部10cに入れることができるよう
にしてある。また、蓋片15cには器体10の長手方向
(図3(b)の左右方向)に沿った溝部15eが形成さ
れ、蓋片15cが器体10の長手方向には曲がりにくく
幅方向(図3(b)の上下方向)には曲がりやすくなる
ようにしてある。このような構成により、蓋片15cを
開放する操作が容易になっている。
【0021】しかして、蓋片15cに突設した係止片1
5dを栓刃差込口12に挿入すれば、蓋片15cによっ
て栓刃差込口12が覆われることで不使用時に栓刃差込
口12に異物が侵入するのを防止することができる。一
方、栓刃差込口12にプラグを差し込んで使用するとき
には、蓋片15cを開いてカバー15を開放するのであ
る。ここに、カバー15を開放した状態では、両鍔部1
0bの間で本体10aの外周側の部位には電源コード1
1を巻き付けることができ、不使用時にはカバー15を
開放して電源コード11を器体10に巻き付けた後にカ
バー15を閉じる(係止片15dを栓刃差込口12に挿
入する)ことによって、電線コード11が器体10に保
持されることになり持ち運びが容易になる。なお、電源
コード11の長さは本体10に電源コード11を巻き付
けてカバー15を閉じたときにプラグ11aがカバー1
5によって押さえられる程度に設定しておくのが望まし
い。上述の説明から明らかなように、器体10において
両鍔部10bの間であって本体10aの外周側は、電源
コード11を巻き取って収納する収納部16となり付加
機能部として機能することになる。
【0022】本実施形態の電源接続装置は、ホテルなど
において負荷機器としてノート型のパーソナルコンピュ
ータのような可搬型の情報機器の電源を確保する際に、
延長コードとして用いたり、電源を分岐するテーブルタ
ップとして用いたりすることができる。また携帯時には
電源コード11を器体10に巻き付け、かつカバー15
により栓刃差込口12を覆うから、情報機器とともにバ
ッグに収納して携行するのに便利である。
【0023】(第2の実施の形態)本実施形態では、図
5ないし図8に示すように、商用電源のコンセントに接
続する電源接続部としての一対の栓刃21を器体20に
設け、負荷機器のプラグが接続される負荷接続部として
の栓刃差込口22を器体20の2側面にそれぞれ1組ず
つ設けたタップを示す。
【0024】器体20は一面を正方形状とした立方体状
であって、正方形状である一面(以下では、この面を器
体20の後面と呼ぶ)の一側部(図7の上部)には矩形
状に開放された収納凹所20aが形成される。器体20
の後面と後面に隣り合う面(図7の上面)とに跨る部位
には栓刃21を保持する回転台23を収納する切欠部2
0bが収納凹所20aに連続する形で形成されている。
回転台23は絶縁材料からなり両端にそれぞれ栓刃21
を保持したものであって、回転台23の両端に設けた軸
部23aによって、器体20から栓刃21を突出させる
位置と、栓刃21を収納凹所20aに収納する位置との
間で回動するように器体20に軸着されている。ここに
おいて、回転台23の回動範囲は、図8(b)に示すよ
うに、栓刃21が収納凹所20aに収納される位置と、
この位置に対して栓刃21が180度回転する位置との
範囲に規制されている。したがって、栓刃21を器体2
0の後面に直交する方向に突出させたり、栓刃21を器
体20の後面に沿って突出させたりすることが可能であ
り、栓刃21を差し込むコンセントの配置に応じて器体
20を適宜の向きに向けることが可能になる。
【0025】ところで、器体20には各栓刃21とそれ
ぞれ電気的に接続される2枚の接続板24が収納され、
各接続板24には刃受ばね25が一体に設けられる。刃
受ばね25は栓刃差込口22から挿入されるプラグの栓
刃に弾接する。すなわち、接続板24は電源接続部であ
る栓刃21と負荷接続部である刃受ばね25との間の電
路を形成し、この電路が器体20に収納されることにな
る。
【0026】器体20の前面には上述した収納凹所20
aとは反対側の側部(図8の下部)に矩形状に開放され
た凹所26が形成されている。また、器体20には凹所
26を含めて器体10の前面を覆うカバー27が枢着さ
れている。カバー27は器体20の前面を覆う位置と器
体20の前面を開放する位置との間で回動自在となるよ
うに器体20に軸着されている。すなわち、凹所26の
下縁には切欠溝20cが形成され、カバー27の一部に
は切欠溝20cに挿入されるヒンジ部27aが形成され
るとともに切欠溝20cに設けた軸部20dによってヒ
ンジ部27aが回動自在に軸着されている。カバー27
においてヒンジ部27aとは反対側の端部には係止爪2
7bが突設され、器体20に設けた係止溝20eに係止
爪27bを係止させることによって、カバー27を閉じ
た状態に保つことができるようにしてある。また、カバ
ー27には閉じた状態から開く際に用いるつまみ27c
が設けられている。
【0027】上述した凹所26の寸法を、可搬型オーデ
ィオ機器や携帯電話に用いるACアダプタのような小物
を収納可能な程度に設計しておけば、凹所26にこの種
の小物を収納してカバー27を閉じることにより、器体
20を小物入れとして用いることが可能になる。凹所2
6に収納する小物はアクセサリや薬などでもよいが、電
源回りの小物を収納するために用いるようにすれば、そ
の種の小物の紛失を防止することができ利便性が高くな
る。すなわち、凹所26およびカバー27が付加機能部
として機能する。
【0028】なお、本実施形態に用いる器体20は、凹
所26を備えるとともに接続板24を収納する本体28
aと、接続板24を収納した部位を覆い、この部位に収
納凹所20aを形成する裏蓋28bとの2部材を結合し
て形成される。また、凹所26と収納凹所20aとの位
置を図8における上下にずらしていることによって、凹
所26や収納凹所20aの深さ寸法を確保しながらも器
体20の厚み寸法の増加を抑制することができる。
【0029】(第3の実施の形態)本実施形態は、図9
ないし図12に示すように、電源コード35を備えるタ
ップであって、器体30を折り畳み可能としたものであ
る。すなわち、本実施形態に用いる器体30は、2個の
分割器体31a,31bからなり、各分割器体31a,
31bの平面形状は、それぞれ矩形の一辺に四分の一円
を一体に結合した形になっている。分割器体31a,3
1bの一端部であって四分の一円の弧の一端部には軸部
32が設けられ、両分割器体31a,31bを突き合わ
せて閉じる位置と、両分割器体31a,31bを左右に
開く位置との間で折り畳み自在となるように両分割器体
31a,31bを軸着している。両分割器体31a,3
1bを突き合わせて閉じた状態では、各分割器体31
a,31bにおける四分の一円の部位が半円をなす。軸
部32は各分割器体31a、31bの厚み方向(図9の
上下方向)における両端部にそれぞれ設けられており、
厚み方向の中間部は開放されている。
【0030】ところで、各分割器体31a,31bには
半円柱状に形成された本体30aと、本体30aの両端
に連続し上記平面形状に形成された一対の鍔部30bと
を有する形状に形成されている。本体30aにおける平
面部30cは分割器体31a,31bを突き合わせたと
きに互いに接触する面に一致しており、両分割器体31
a,31bを突き合わせた状態では、本体30aにおけ
る平面部30cが突き合わされて、両本体30aを合わ
せた外周形状が断面円形になる(図12参照)。各本体
30aにおける平面部30cには負荷機器に設けたプラ
グを差し込むための栓刃差込口38が1組ずつ開口し、
各本体30aには栓刃差込口38を通して本体30a内
に挿入されるプラグの栓刃に弾接する板ばねよりなる刃
受ばね33が負荷接続部として収納されている。各刃受
ばね33は本体30aに収納された接続板34を介して
電源コード35に接続される。ここにおいて、電源コー
ド35は一方の分割器体31aにおける本体30aから
引き出されており、他方の分割器体31bに設けた接続
板34との電気的接続は、上述した軸部32を通して行
われる。電源コード35の一端には商用電源に接続され
るプラグ36が設けられている。すなわち、電源コード
35とプラグ36とにより電源に接続するための電源接
続部が構成される。
【0031】電源コード35は2組の芯線35aを有
し、各芯線35aが接続板34にそれぞれ接続される。
ここに、電源コード35は芯線35aが本体30aの口
軸方向(図10(a)の上下方向)に並ぶ形で本体30
aから引き出される。つまり、電源コード35は断面形
状において縦横の寸法が異なるから、寸法の小さいほう
を本体30aの口軸方向に直交させることによって、電
源コード35が本体30aの口軸方向に直交する面内で
容易に曲がるようにしてある。上述のように本体30a
には刃受ばね33を備えた接続板34が収納され、接続
板34は電源接続部と負荷接続部との間の電路の一部で
あるから、電源接続部と負荷接続部との間の電路の一部
が器体30に収納されていることになる。
【0032】しかして、本実施形態では図9(a)のよ
うに分割器体31a,31bを閉じた状態では、器体3
0において両鍔部30bの間であって本体30aの外周
側となる部位に電源コード35を巻き付けて収納するこ
とができ、この部位を電源コード35の収納部37とし
て用いることができる。一方、タップとして負荷機器を
接続する場合には、図9(b)のように電源コード35
を巻解いて分割器体31a,31bを開いた状態とし、
この状態で電線差込口38を露出させて負荷機器のプラ
グを接続することができる。本実施形態では、電源コー
ド35を巻いた状態では負荷機器を接続することができ
ないから、電源コード35を巻いたままで通電すること
によって電源コード35が発熱することがなく、不使用
時における収納性や可搬性を向上させながらも、使用時
おける安全性を高めることができる。
【0033】(第4の実施の形態)本実施形態では、タ
ップと併せて用いられ携帯電話のような携帯電気機器に
電源を供給可能なバッテリ装置を例示する。図13ない
し図15に示すように、本実施形態のバッテリ装置41
はタップ42と併せて用いるものであって、バッテリ装
置41の器体40とタップ42の器体42aとはともに
偏平形状であって統一された意匠を呈する。タップ42
は器体42aの長手方向の一端部(図13の上端部)か
ら電源コード42bが引き出されており、電源コード4
2bの一端には商用電源に接続される図示しないプラグ
が設けられる。タップ42の器体42aの両側面にはそ
れぞれ2組の栓刃差込口42cが開口し、各栓刃差込口
42cに対応するように器体42aの内部には刃受ばね
42dが収納される。刃受ばね42dは負荷機器に設け
たプラグの栓刃が栓刃差込口42cを通して挿入される
と栓刃に弾接する。また、刃受ばね42dは器体42a
に収納された接続板42eを介して電源コード42bに
電気的に接続されている。図示していないが、本実施形
態におけるタップ42にはバッテリ装置41に内蔵した
二次電池を充電するための充電器も設けられている。こ
の充電器の出力は器体42aの長手方向の他端部(図1
3の下端部)に設けたコネクタ42fから外部に取り出
される。
【0034】一方、バッテリ装置41は図16および図
17に示すように、二次電池を収納した器体40の長手
方向の一端部にタップ42のコネクタ42fと結合可能
なコネクタ43を備える。コネクタ43は器体40の長
手方向の一端面から突出する位置と、器体40の一面に
設けた収納凹所44に収納される位置との間で回動可能
となるように器体40に軸着されている。器体40には
器体42aあるいは携帯電気機器に結合したときに、脱
落を防止するためのロック手段(図示せず)が設けられ
ており、器体40を器体42aなどから引き離すように
外力を作用させても容易には分離できないようにしてあ
る。そこで、ロック手段による結合状態を解除するため
に、器体40において収納凹所44の背面側には解除釦
45が配置されている。この解除釦45を器体40に押
し込むことによって、ロック手段による結合状態が解除
され、器体40を容易に分離することができる。
【0035】しかして、本実施形態では、常時はコネク
タ43を器体40から突出させた状態としてタップ42
のコネクタ42fに接続しておき(図13参照)、この
状態ではバッテリ装置41に内蔵した二次電池が充電さ
れる。一方、携帯電話や他の携帯電気機器を携帯して外
出するようなときには、解除釦45を操作してバッテリ
装置41をタップ42から外し、図17に示すように、
コネクタ43を回転させて収納凹所44に収納する。こ
の状態ではバッテリ装置41には突出部分がなくコネク
タ43は収納凹所44に収納されて保護されるから、バ
ッテリ装置41の携帯が容易になる。ここで、携帯電話
や他の携帯電気機器に内蔵されている二次電池が消耗し
たようなときには、コネクタ43を器体40から突出す
るように回転させバッテリ装置41を接続すると、バッ
テリ装置41に内蔵された二次電池の電力によって携帯
電話や他の携帯電気器に内蔵されている二次電池を充電
することが可能になる。このような充電時にもロック手
段によってバッテリ装置41を相手装置に結合しておく
のが望ましい。
【0036】上述のように、本実施形態のバッテリ装置
41では、電源に接続される電源接続部と負荷機器に接
続される負荷接続部とがコネクタ43によって兼用され
ており、器体40には二次電池とコネクタ43との間の
電路が収納されていることになる。また、収納凹所44
はコネクタ43を収納するための付加機能部として機能
する。なお、上述の例ではタップ42に充電器を内蔵し
ていたが、バッテリ装置41に充電器を内蔵する構成も
可能である。ただし、充電器をバッテリ装置41に内蔵
すると重量の増加につながり可搬性が低下するから、本
実施形態の構成が望ましいといえる。
【0037】(第5の実施の形態)本実施形態は、第4
の実施の形態におけるバッテリ装置41とタップ42と
の機能を1つの器体50に収納したものである。
【0038】すなわち、図18ないし図20に示すよう
に、器体50は偏平な直方体状に形成されており、長手
方向の一端部には商用電源に接続される一対の栓刃51
が設けられ、長手方向の他端部には携帯電話や他の携帯
電気機器に設けた充電用のコネクタに接続可能なコネク
タ52が設けられている。さらに、器体50の幅方向
(図19(b)の左右方向)の両側面には1組ずつの栓
刃差込口53が設けられる。
【0039】器体50の一面(この面を器体50の前面
と呼ぶ)の一側部(図19(b)の上部)には矩形状に
開放された収納凹所50aが形成される。器体20の前
面と器体20の長手方向の一端面(図19(b)の上
面)とに跨る部位には栓刃51を保持する回転台54を
収納する切欠部50bが収納凹所50aに連続する形で
形成されている。回転台54は絶縁材料からなり両端に
それぞれ栓刃51を保持したものであって、回転台54
の両端に設けた軸部54aによって、器体50から栓刃
51を突出させる位置と、栓刃51を収納凹所50aに
収納する位置との間で回動するように器体50に軸着さ
れている。回転台54の回動範囲は、栓刃51が収納凹
所50aに収納される位置と、この位置に対して栓刃5
1が180度回転する位置との範囲に規制されている。
したがって、栓刃51を器体50の後面に直交する方向
に突出させたり、栓刃51を器体50の後面に沿って突
出させたりすることが可能であり、栓刃51を差し込む
コンセントの配置に応じて器体50を適宜の向きに向け
ることが可能になる。
【0040】ところで、器体50には各栓刃51とそれ
ぞれ電気的に接続される2枚の接続板55が収納され、
各接続板55には刃受ばね56が一体に設けられる。刃
受ばね56は栓刃差込口53から挿入されるプラグの栓
刃に弾接する。すなわち、接続板55は電源接続部であ
る栓刃51と負荷接続部である刃受ばね56との間の電
路を形成し、この電路が器体50に収納されることにな
る。
【0041】器体50の長手方向の他端部の前面にはコ
ネクタ52に一体に結合された操作ハンドル57が露出
する。操作ハンドル57は器体50の長手方向に移動可
能であって、操作ハンドル57を器体50の長手方向に
移動させることによって、コネクタ52を器体50の長
手方向の一端面(図19(b)の下面)から突出する位
置と、器体50に収納される位置との間で進退させるこ
とができる。
【0042】器体50には図示しない二次電池および二
次電池を充電する充電器が内蔵されており、商用電源の
コンセントに栓刃51を差し込んでいる状態では充電器
を通して二次電池が充電されるようにしてある。また、
コネクタ52は二次電池に接続されており、コネクタ5
2を通して二次電池の出力を取り出すことができるよう
になっている。
【0043】しかして、本実施形態では、栓刃51を商
用電源のコンセントに挿入した状態では栓刃差込口53
に負荷機器のプラグを差し込むことによってタップとし
て用いることができる。また、携帯電話や他の携帯電気
機器であって二次電池を内蔵している電気機器を携行す
る際には、コンセントから抜いて栓刃51を収納凹所5
0aに収納するとともに、コネクタ52を器体50に収
納した状態とすれば、器体50からの突出部分がなく、
コネクタ52は器体50に収納されて保護されるから器
体50の携帯が容易になる。つまり、収納凹所50aが
栓刃51を収納するための付加機能部として機能し、器
体50の一部にはコネクタ52を収納する収納部が設け
られていることになる。ここで、電気機器に内蔵されて
いる二次電池が消耗したようなときには、操作ハンドル
57をスライドさせることによってコネクタ52を器体
50から突出させ、コネクタ52を電気機器に接続して
電気機器に内蔵された二次電池を器体50に内蔵された
二次電池から充電することが可能になる。
【0044】(第6の実施の形態)本実施形態は、図2
1に示すように、携帯電話やPHS電話のような携帯型
の電話機(以下では、一括して「携帯電話」という)の
ホルダとして用いることができるタップであって、器体
60の後面から商用電源のコンセントに接続される2個
の栓刃61が突設される。また、器体60の側面には負
荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる2個1組の
栓刃差込口62が開口する。器体60の内部には栓刃差
込口62に対応する刃受ばねが収納されており、刃受ば
ねは栓刃61に電気的に接続されている。
【0045】ところで、器体60の前面側には携帯電話
PP(可搬型の電話機を意味し、PHS電話機なども含
む)を保持するホルダ部63が形成される。ホルダ部6
3は携帯電話PPを載せる台座63aと、携帯電話PP
の背面を受ける背部63bと、背部63bから携帯電話
PPの前面側に延長されて携帯電話PPを抱える一対の
腕部63cとを備え、台座63aには携帯電話PPの底
面の一部を露出させる透孔63dが形成される。ここ
に、携帯電話PPの底面には内蔵した二次電池を充電す
るためのコネクタ(図示せず)が設けられており、本実
施形態では上述した透孔63dを通して台座63aの下
面側にコネクタが露出するようにしてある。また、背部
63bおよび腕部63cはクッションとなる弾性材料に
より形成されており、各種形状の携帯電話PPを保持で
きるようになっている。
【0046】しかして、携帯電話PPの二次電池を充電
するには、充電器64に設けた栓刃(図示せず)を栓刃
差込口62に差し込むとともに、充電器64に接続線6
4aを介して接続されている出力用のコネクタ64bを
台座63aに設けた透孔63dに通して携帯電話PPの
コネクタに接続する。この状態で栓刃61を商用電源の
コンセントに差し込んでおけば、携帯電話PPの二次電
池を充電することができる。また、携帯電話PPに充電
しないときであれば、携帯電話PPを立てかけておくホ
ルダとして用いることができ、この場合には栓刃差込口
62に別途の負荷機器を接続して用いることができる。
つまり、電源接続部としての栓刃61と負荷接続部とし
ての刃受ばねとの間の電路が器体60に収納されてお
り、携帯電話PPを収納するための付加機能部としての
ホルダ部63が器体60に設けられているのである。上
述した構成によって、各種形状の携帯電話PPに対応す
ることが可能になっている。
【0047】(第7の実施の形態)本実施形態は、図2
2に示すように、第6の実施の形態と同様の外観を有す
る器体60を用いているが、携帯電話PPの充電器を器
体60に内蔵したものである。すなわち、栓刃61から
の電路を器体60の内部で刃受ばね(図示せず)と充電
器(図示せず)とに分岐しており、充電器の出力側に設
けたコネクタをホルダ部63の台座63aの上面に露出
させているものである。したがって、携帯電話PPを台
座63aに載せ、携帯電話PPのコネクタに台座63a
のコネクタを結合した状態で、栓刃61を商用電源のコ
ンセントに接続すれば、携帯電話PPの充電が可能にな
る。他の構成および機能は第6の実施の携帯と同様であ
る。
【0048】(第8の実施の形態)本実施形態は自動車
に搭載されているバッテリを電源として商用電源に接続
される負荷機器を駆動する際に用いられるインバータ回
路を付加機能部として内蔵した電源接続装置であって、
図23ないし図25に示すように、インバータ回路(図
示せず)を内蔵した偏平な直方体状の器体70を備え、
器体70からは、自動車のシガーライタソケットに接続
可能なシガレットプラグ71を一端に接続した電源接続
線72と、商用電源に接続可能な負荷機器のプラグが接
続されるタップ73を一端に接続した負荷接続線74と
が引き出されている。また、インバータ回路はシガレッ
トプラグ71を通して接続されるバッテリからの直流電
源を商用電源と等価な交流電源に電力変換してタップ7
3から出力する。すなわち、電源接続線72とシガレッ
トプラグ71とにより電源接続部が構成され、負荷接続
線74とタップ73とにより負荷接続部が構成され、器
体70にはインバータ回路を含めて電源接続部と負荷接
続部との間の電路が収納される。器体70の一面にはイ
ンバータ回路からの放熱を行うために放熱孔70aが形
成されている。
【0049】シガレットプラグ71は円筒状に形成され
ており、長手方向の一端部にはシガーライタソケットに
電気的に接続されるコンタクト部71aが設けられ、他
端部には電源スイッチ71bが設けられる。電源スイッ
チ71bにはプッシュオンプッシュオフ型の押釦スイッ
チが用いられる。一方、タップ73のケース75の一面
には負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる一対
の栓刃差込口77が開口し、ケース75の内部には栓刃
に弾接する刃受ばね76が栓刃差込口77に対応して配
置されている。さらに、刃受ばね76と負荷接続線74
との間は接続板77を介して電気的に接続されている。
【0050】しかして、自動車内において商用電源用の
負荷機器を用いようとするときには、本実施形態の電源
接続装置を用い、シガレットライタソケットにシガレッ
トプラグ71を差し込んで電源スイッチ71bを投入す
れば、バッテリから商用電源に相当する交流電源を生成
することができ、負荷機器を動作させることができるの
である。また、器体70とシガレットプラグ71との間
が電源接続線72を介して接続され、器体70とタップ
73との間が負荷接続線74を介して接続されているか
ら、比較的大型である器体70は自動車のシートの下な
どに分離して収納しておき、シガレットプラグ71およ
びタップ73のみを引き出して用いることで、かさばる
器体70を負荷機器に隣接して置く必要がなく、車内に
おいて負荷機器を置くためのスペースを確保しやすくな
る。なお、本実施形態は主としてPDAや携帯電話のよ
うな情報端末を負荷機器とし、これらの負荷機器を充電
するために用いることを想定している。
【0051】(第9の実施の形態)本実施形態は商用電
源を直流電源に変換して負荷機器に直流電源を供給する
ACアダプタとしての機能を備えるとともに、二次電池
が内蔵されていて商用電源によって二次電池を充電する
機能を備えるものである。すなわち、直流電源を電源と
する負荷機器に電源を供給するに際して、商用電源を電
力変換した直流電源を負荷機器に供給する間に内蔵した
二次電池を充電しておき、商用電源からの電力を受けて
いないときには内蔵した二次電池から負荷機器に直流電
源を供給するようにしたものである。この構成によっ
て、予備用の電池電源としての機能とACアダプタの機
能とを併せ持つことになる。また、商用電源から電源が
供給されないときに二次電池から電源を供給するから、
商用電源の停電時における非常用電源として用いること
も可能になる。
【0052】本実施形態は、図26ないし図28に示す
ように、薄箱状の器体80を備え、厚み方向の一面(以
下では、器体80の後面という)には2個の収納凹所8
0a,80bが並設されている。一方の収納凹所80a
と器体80の一端面(図26(a)の上面)との間には
商用電源のコンセントに差し込まれる電源接続部として
の2本の栓刃81がそれぞれ収納可能な2本の栓刃収納
溝80cが形成され、他方の収納凹所80bには負荷機
器に直流電源を供給するための負荷接続部としてのアダ
プタプラグ82が収納可能になっている。両栓刃81は
収納凹所80aに収納された回転枠83に保持されてお
り、回転枠83は器体80に対して回転軸84により軸
着され、栓刃81を栓刃収納溝80cに収納した状態
と、栓刃81を器体80の後面から突出させる状態との
間で90度の範囲で回動自在になっている。
【0053】一方、収納凹所80bに収納可能なアダプ
タプラグ82には、器体80に収納されたリール85a
に巻回される接続線86の一端部が接続されている。リ
ール85aは接続線86を巻き取る向きに付勢されてお
り、接続線86を器体80から引き出しす際には引き出
した長さでラッチされ、接続線86を収納する際には器
体80の後面に配置したレバー85bをスライドさせる
とラッチが解除されて接続線86がリール85aに自動
的に巻き取られるようにしてある。すなわち、負荷接続
部の一部である接続線86が器体80内のリール85a
に巻き取られることによって器体80に収納されるので
あって、器体80およびリール85aが接続線86を器
体80に出し入れ可能とするための付加機能部として機
能する。接続線86は器体80に内蔵した交流−直流変
換回路の出力線であって、栓刃81を介して接続される
商用電源から直流電源に電力変換することにより得られ
た出力をアダプタプラグ82から取出可能とする。一般
に、この種の交流−直流変換回路はDC−DCコンバー
タを含んでおり、出力電圧が可変になっている。また、
器体80には交流−直流変換回路のほかに二次電池も収
納されており、商用電源に接続され負荷機器に給電して
いる間に二次電池が充電されるようになっている。この
二次電池は商用電源が供給されないときにDC−DCコ
ンバータの電源になる。
【0054】本実施形態では、出力電圧を複数段階に切
り換えることが可能であって、電圧を切り換えるために
押釦式の切換スイッチ87を設けている。切換スイッチ
87は器体80の前面中央部に露出しており、切換スイ
ッチ87の近傍には液晶表示器からなる表示部88が配
置される。表示部88には切換スイッチ87により選択
した出力電圧と、二次電池の残量とが表示可能になって
いる。
【0055】しかして、商用電源が得られる環境で負荷
機器を使用する場合には栓刃81を商用電源のコンセン
トに接続し、アダプタプラグ82を負荷機器に接続した
状態で負荷機器に商用電源からの電源を供給し、商用電
源が利用できない場合には内蔵した二次電池から負荷機
器に電源を供給することができるのである。このことに
よって、野外や自動車内での負荷機器の使用が可能にな
り、また停電時の非常用電源に用いることも可能にな
る。ここに、商用電源から給電されているか否かは器体
80の前面の一端部(図26(b)における上部)に配
設された発光ダイオードからなる動作確認灯89により
視認可能になっている。
【0056】なお、本実施形態において用いるアダプタ
プラグ82は、負荷機器に接続されるコンタクト部82
aの交換が可能であって、負荷機器に設けた接続部の形
状に合わせてコンタクト部82aの選択が可能になって
いる。出力電圧が複数段階に選択可能であることとコン
タクト部82aが交換可能であることによって、各種の
負荷機器に共通に用いることができ、利便性が高くな
る。また、器体80は、前面が開口するボディ80dの
前面にカバー80eを覆着して形成されており、カバ−
80eの前面にはメタリック塗装が施されている。
【0057】(第10の実施の形態)本実施形態は、複
数台のパーソナルコンピュータをコンピュータネットワ
ークに接続する際に用いるハブとしての機能を備えるタ
ップを例示する。図29ないし図31に示すように、器
体90は偏平な直方体状に形成されており、長手方向の
一端面にはコンピュータネットワーク(本実施形態では
Etherネット)の伝送路に用いられるツイストペア
ケーブルに接続されたモジュラプラグが接続されるジャ
ック部91aが配設され、他端面には別のモジュラジャ
ックに接続されるプラグ部91bを一端に設けたツイス
トペアケーブルからなる送り線92aが引き出される。
器体90においてジャック部91aを設けた面と隣り合
う2側面からはジャック部91aとプラグ部91bとの
間の伝送路から分岐したモジュラケーブルからなる分岐
線92bがそれぞれ2本ずつ引き出される。各分岐線9
2bの一端には、パーソナルコンピュータにEther
ネットポートとして設けたモジュラジャックに接続可能
なモジュラプラグ93が設けられる。各分岐線92bは
いずれもが器体90の内部に設けたリール(図示せず)
によって巻き取り可能であって、分岐線92bが器体9
0から引き出されているときには、器体90の厚み方向
の一面において各分岐線92bの引出部位の近傍に設け
た巻き取り釦94を押操作すれば分岐線92bがリール
に自動的に巻き取られて器体90に収納されるようにし
てある。送り線92aは分岐線92bと同様に器体90
に収納可能であるが、送り線92aには対応する巻き取
り釦94を設けていない。この送り線92aは器体90
から引き出した状態で引出方向に引っ張ると器体90の
内部に設けたリール(図示せず)によって自動的に巻き
取られる。この種の構成は周知の構成を利用することが
できる。
【0058】ところで、器体90の長手方向の上記一端
面(つまり、ジャック部91aを設けた一端面)には、
商用電源に接続するための電源を引き出す電線挿通孔9
5が形成されている。電線挿通孔95には図示しない電
源コードが挿入され、電源コードは器体90内部に配置
した刃受ばね96に接続板97を介して接続される。刃
受ばね96は器体90の両側面において分岐線92bの
引出部位の近傍に形成された栓刃差込口98に対応する
ように配置され、負荷機器のプラグに設けた栓刃が栓刃
差込口98を通して器体90に挿入されると、刃受ばね
96が栓刃に弾接するようになっている。したがって、
電源コードは電源接続部として機能し、栓刃差込口98
および刃受ばね96が負荷接続部として機能し、器体9
0の内部には刃受ばね96を設けた接続板97が電源と
負荷機器との間の電路の一部を形成するのである。
【0059】器体90において巻き取り釦94の近傍に
は各栓刃差込口98に対応する部位で動作確認灯99a
が配置され、また電線挿通孔95の近傍にも動作確認灯
99bが配置される。これらの動作確認灯99a,99
bはいずれも発光ダイオードよりなり、動作確認灯99
bは商用電源からの電源供給を示し、動作確認灯99a
は各栓刃差込口98に接続される負荷機器への給電中を
示す。
【0060】しかして、本実施形態は、複数台のパーソ
ナルコンピュータをコンピュータネットワークに接続す
る際に、各パーソナルコンピュータのEtherネット
ポートにモジュラプラグ93を接続するとともに、パー
ソナルコンピュータに設けたプラグの栓刃を栓刃差込口
98に挿入すればよいのであって、電源供給とコンピュ
ータネットワークへの接続との両方を可能としているの
である。つまり、電源を分岐する機能のほかにコンピュ
ータネットワークに接続するための付加機能部として分
岐線92bやモジュラプラグ93を備える。したがっ
て、複数台のパーソナルコンピュータ間での通信を行う
際にパーソナルコンピュータの電源の確保も可能となり
利便性の高いものである。
【0061】(第11の実施の形態)本実施形態は、図
32ないし図34に示すように、商用電源のコンセント
に差し込んで使用され電源を3分岐するタップであっ
て、器体100は、厚み方向における前後2個の半割器
体100a,100bを結合することによって全体とし
てはコ字状に形成されている。すなわち、器体100は
中央片の両端部からそれぞれ脚片が突設されたコ字状に
形成され、中央片と両脚片とに囲まれた部位に収納切欠
101が形成されている。収納切欠101の開口側には
可動枠102が回転軸102aによって軸着されてお
り、可動枠102には商用電源のコンセントに挿入可能
な一対の栓刃103が保持される。各栓刃103は器体
100の内部に収納された接続板104を介して刃受ば
ね105に接続される。器体100において中央片と各
脚片との一面にはそれぞれ2個1組の栓刃差込口106
が開口し、各栓刃差込口106に刃受ばね105がそれ
ぞれ対応するように配置され、負荷機器に設けたプラグ
の栓刃が栓刃差込口106に差し込まれると、各栓刃に
刃受ばね105が弾接するようにしてある。すなわち、
栓刃103が電源接続部として機能し、刃受ばね105
が負荷接続部として機能するとともに、刃受ばね105
を備える接続板104が電源接続部と負荷接続部との間
の電路として器体100に収納されているのである。ま
た、収納切欠101および可動枠102により栓刃10
0を出し入れする付加機能部が構成される。
【0062】ところで、回動枠102は器体100に対
して360度回転可能であって、器体100の中央片に
は栓刃103が収納切欠101に収納されたときに栓刃
103の先端部が挿入される挿入溝107が形成されて
いる。したがって、不使用時には栓刃103を挿入溝1
07に収納することによって栓刃103の先端部が保護
され、しかも器体100には突出部分が形成されないか
らパッケージに収納する際には小型のパッケージを用い
ることができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明は、電源と負荷機器との
間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接
続装置であって、電源に接続される電源接続部と、負荷
機器が接続される負荷接続部と、電源接続部と負荷接続
部との間の電路の少なくとも一部を収納した器体とを備
え、可搬型の負荷機器とともに用いる際の利便性を向上
させる付加機能部が器体の内外のいずれかに設けられて
いるので、可搬型の負荷機器とともに用いるのに適した
電源接続装置を提供することができる。
【0064】請求項2の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、電源が供給されるコンセントに接続され
るプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設け
たプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体
と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓
刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的
に接続される刃受ばねと、器体に一体に取り付けられ器
体の外周に沿って延長された押さえ片の一端に栓刃差込
口を開閉する蓋片を備える弾性材料からなるカバーとを
備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれ
ぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電
源コードが本体に巻き付け可能であって、本体に巻き付
けた電源コードがカバーの押さえ片と本体との間で保持
されるものであり、負荷機器としてノート型のパーソナ
ルコンピュータのような可搬型の情報機器とともに携行
する際に、電源コードを器体に巻き付けカバーで電源コ
ートを保持することができるから、情報機器とともにバ
ッグに収納するのが容易になる。しかも、カバーによっ
て栓刃差込口を覆うことができるから、携帯時に栓刃差
込口に異物が入るのを防止することができ短絡の発生を
防止して安全に使用することができる。
【0065】請求項3の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる複数組
の栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体
に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収
納された刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されてい
て電源が供給されるコンセントに接続される栓刃と、コ
ンセントに接続される栓刃を保持するとともに該栓刃を
器体から突出させる位置と器体に設けた収納凹所に収納
する位置との間で器体に対して回動する回転台とを備
え、前記器体には小物を収納可能な凹所が形成され、該
凹所の開口を覆う位置と開放する位置との間で開閉自在
となったカバーが器体に取り付けられているものであ
り、凹所に小物を収納することができるから、旅行など
に際してヘアドライアのような負荷機器を携行するとと
もに電源を分岐するタップも必要になるような場合に、
単機能のタップを携行するだけではなく、薬やアクセサ
リのような小物を収納するケースに兼用することが可能
になる。とくに、電源回りの小物(ACアダプタなど)
や負荷機器回りの小物(ドライヤとともに携行するヘア
小物など)を収納すれば、紛失しやすい小物の管理が容
易になる。
【0066】請求項4の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、電源が供給されるコンセントに接続され
るプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設け
たプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体
と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓
刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的
に接続される刃受ばねとを備え、前記器体が折り畳み自
在に連結された複数個の分割器体からなり、少なくとも
1つの分割器体に刃受ばねが収納され、分割器体を折り
畳んだときには刃受ばねを収納した分割器体に開口する
栓刃差込口が他の分割器体により覆われるとともに刃受
ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有する形状
となり、さらに両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻
き付け可能であるものであり、可搬型の負荷機器ととも
に携行する際に、電源コードを器体に巻き付けカバーで
電源コートを保持することができるから、負荷機器とと
もにバッグに収納するのが容易になる。しかも、分割器
体を折り畳んだ状態では栓刃差込口が外部に露出しない
から、携帯時に栓刃差込口に異物が入るのを防止するこ
とができ短絡の発生を防止して安全に使用することがで
きる。
【0067】請求項5の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した第1の器体と、栓刃差込口を通して第1の
器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように第1
の器体に収納された刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接
続されていて電源が供給されるコンセントに接続される
電源接続部と、第1の器体とは着脱可能に結合される第
2の器体を有し二次電池が内蔵されているバッテリ装置
とを備え、第2の器体には第1の器体に接続されたとき
には二次電池への充電電流の供給経路になるとともに第
1の器体から外したときには負荷機器への電源の供給経
路になるコネクタが設けられ、第2の器体を第1の器体
から外した状態では第2の器体からコネクタが出し入れ
可能であるものであり、常時はバッテリ装置を第1の器
体に結合しておくことによってバッテリ装置に内蔵した
二次電池を充電することができ、しかも第1の器体に設
けた栓刃差込口に負荷機器を接続することによって負荷
機器を接続するためのタップとして用いることができ
る。一方、外出時にはバッテリ装置を分離し、コネクタ
を第2の器体に収納した状態で携行すれば、携帯型の電
話機のような可搬型の負荷機器において二次電池が消耗
したときにも負荷機器にバッテリ装置のコネクタを接続
することによって負荷機器の二次電池を充電することが
可能であり、負荷機器の二次電池が消耗したときに商用
電源からの充電が行えない場合でも対処が可能になる。
【0068】請求項6の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入さ
れた負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納された
刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が
供給されるコンセントに接続される電源接続部と、器体
に内蔵された充電器および二次電池と、器体から出し入
れ可能であって負荷機器への電源の供給経路になるコネ
クタとを備えるものであり、常時はコンセントに接続し
ておけば内蔵した二次電池を充電することができ、しか
も栓刃差込口に負荷機器を接続することによって負荷機
器を接続するためのタップとして用いることができる。
一方、外出時にはコンセントから抜きコネクタを器体に
収納した状態で携行すれば、携帯型の電話機のような可
搬型の負荷機器において二次電池が消耗したときにも負
荷機器にコネクタを接続することによって負荷機器の二
次電池を充電することが可能であり、負荷機器の二次電
池が消耗したときに商用電源からの充電が行えない場合
でも対処が可能になる。
【0069】請求項7の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入さ
れた負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納された
刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が
供給されるコンセントに差し込まれる栓刃とを備え、器
体には二次電池を内蔵した携帯型の電話機を保持するホ
ルダ部が形成されるとともに、栓刃差込口に負荷機器と
して接続される充電器の出力側に設けたコネクタをホル
ダ部に保持されている電話機に接続可能とする透孔がホ
ルダ部に設けられているものであり、常時はコンセント
に接続しておくことでタップとして使用することができ
る。また、在宅時には可搬型の負荷機器である携帯型の
電話機をホルダ部に載せておけば、携帯型の電話機の宅
内での置き場所が確定することになる。とくに、最近で
は携帯型の電話機を自宅の電話として兼用している場合
も多くなっているから、このような場合に在宅時の電話
機の置き場所を確定しておくと電話機の使い勝手が向上
する。また、器体に充電器を接続して用いることができ
るから、携帯型の電話機に内蔵した二次電池を充電する
際に充電器と電話機とを収まりよく置くことができる。
【0070】請求項8の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差
込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入さ
れた負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納された
刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が
供給されるコンセントに差し込まれる栓刃とを備え、器
体には二次電池を内蔵した携帯型の電話機を保持するホ
ルダ部が形成されるとともに、二次電池を充電する充電
器が内蔵され、ホルダ部に保持されている電話機に接続
されるコネクタがホルダ部に設けられているものであ
り、コンセントに接続しておくことでタップとして使用
することができる。また、在宅時には可搬型の負荷機器
である携帯型の電話機をホルダ部に載せておけば、携帯
型の電話機の宅内での置き場所が確定することになる。
とくに、最近では携帯型の電話機を自宅の電話として兼
用している場合も多くなっているから、このような場合
に在宅時の電話機の置き場所を確定しておくと電話機の
使い勝手が向上する。また、器体に充電器が内蔵されて
おり、ホルダ部に携帯型の電話機を置くことによって電
話機に内蔵した二次電池に充電されるから、充電忘れを
防止することができる。
【0071】請求項9の発明は、電源と負荷機器との間
に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続
装置であって、バッテリに接続されたシガーライタソケ
ットに接続されるシガレットプラグと、負荷機器のプラ
グが差し込まれるタップと、シガレットプラグを通して
供給される直流電源をタップから出力する交流電源に電
力変換するインバータ回路を内蔵した器体と、シガレッ
トプラグと器体との間を接続する電源接続線と、タップ
と器体との間を接続する負荷接続線とを有するものであ
り、自動車に搭載したバッテリからの直流電源を商用電
源に相当する交流電源に電力変換するインバータ回路を
収納した器体とバッテリに接続するシガレットプラグお
よび負荷機器に接続するタップとの間をそれぞれ電源接
続線と負荷接続線とによって接続しているから、自動車
内で器体をシートの下などに収納した状態で使用するこ
とができ、嵩高である器体を座席の上などに置くことな
く可搬型の負荷機器を使用したり可搬型の負荷機器に内
蔵した二次電池を充電したりすることができる。
【0072】請求項10の発明は、電源と負荷機器との
間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接
続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続さ
れる電源接続部と、負荷機器に接続され負荷機器に直流
電源を供給する負荷接続部と、電源接続部を通して供給
される交流電源を負荷機器に供給する直流電源に電力変
換するDC−DCコンバータを収納した器体と、器体に
内蔵され電源接続部がコンセントに接続されている間に
充電されるとともに電源接続部がコンセントから外され
るとDC−DCコンバータに電源を供給する二次電池と
を備え、DC−DCコンバータの出力電圧が可変である
ものであり、器体にDC−DCコンバータを内蔵してい
るから商用電源から直流電源を生成して負荷機器に直流
電源を供給するACアダプタとして用いることができ
る。しかも、二次電池を器体に内蔵しているから、商用
電源からの供給が行われない状態、つまり可搬型の負荷
機器を携帯している場合や商用電源の停電時において
は、器体に内蔵した二次電池からの電力によって負荷機
器を駆動する緊急用の電源を確保することができる。し
かも、DC−DCコンバータの出力電圧が可変であるこ
とによって、各種の負荷機器に1台で対応可能になる。
【0073】請求項11の発明は、電源と負荷機器との
間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接
続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続さ
れる電源接続部と、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差
し込まれる複数組の栓刃差込口を有した器体と、栓刃差
込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接す
るように器体に収納された複数組の刃受ばねと、コンピ
ュータネットワークの伝送路に接続され各組の栓刃差込
口に対応付けて設けられたモジュラプラグと、モジュラ
プラグを一端に備え前記伝送路から分岐されるとともに
器体から出し入れ自在に引き出される分岐線とを備える
ものであり、可搬型の情報機器(主としてノート型のパ
ーソナルコンピュータ)を用いて会議を行うような場合
に、コンピュータネットワークへの接続とともに情報機
器への電源の確保も可能になり、この種の用途において
利便性が高くなる。しかも、分岐線は器体に収納可能で
あるから不要時には分岐線を器体に収納することによっ
て、配線類が溢れるのを防止することができる。
【0074】請求項12の発明は、電源と負荷機器との
間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接
続装置であって、負荷機器のプラグが差し込まれる複数
組の栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器
体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に
収納された刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されて
いて電源が供給されるコンセントに接続される栓刃と、
コンセントに接続される栓刃を保持するとともに該栓刃
を器体から突出させる位置と器体に設けた収納切欠に収
納する位置との間で器体に対して回転する可動枠とを備
え、前記器体がコ字状に形成され、前記可動枠が器体の
中央片に沿う方向の回転軸の回りで360度の範囲で回
転可能とされているものであり、旅行などに際して負荷
機器とともに電源を分岐するタップも必要になるような
場合に、器体に設けた収納切欠に栓刃を収納することに
よって矩形状の外観になり突出部分が形成されないから
携帯が容易になる。しかも、器体に収納切欠を設けて栓
刃を保持する可動枠を器体に対して360度の範囲で回
転可能としているから、栓刃の幅程度の厚みの器体を用
いることができ、器体が薄型化されて携帯が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】同上のカバーを閉じた状態の斜視図である。
【図3】(a)は同上の背面図、(b)は同上の平面
図、(c)は同上の正面図、(d)は同上の側面図であ
る。
【図4】(a)は図3(b)のA−A線断面図、(b)
は図3(d)のB−B線断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図6】(a)は同上の背面図、(b)は同上の平面
図、(c)は同上の正面図、(d)は同上の側面図であ
る。
【図7】同上の下面図である。
【図8】(a)は同上の水平断面図、(b)は同上の縦
断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示し、(a)は器
体を閉じた状態の斜視図、(b)は器体を開いた状態の
斜視図である。
【図10】同上の器体を閉じた状態を示し、(a)は背
面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は左側
面図、(e)は右側面図である。
【図11】同上の器体を開いた状態を示し、(a)は背
面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は左側
面図、(e)は右側面図である。
【図12】(a)は図10(b)のA−A線断面図、
(b)は図10(e)のB−B線断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図14】(a)は同上の上面図、(b)は同上の正面
図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の側面図、
(e)は同上の背面図である。
【図15】(a)は図14(b)のA−A線断面図、
(b)は図14(d)のB−B線断面図である。
【図16】同上に用いるバッテリ装置を示し、(a)は
同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の
下面図、(d)は同上の側面図、(e)は同上の背面図
である。
【図17】同上の縦断面図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態を示し、(a)は
栓刃を突出させた状態の斜視図、(b)は栓刃を収納し
た状態の斜視図である。
【図19】(a)は同上の上面図、(b)は同上の正面
図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の左側面図、
(e)は同上の右側面図、(f)は同上の背面図であ
る。
【図20】(a)は図19(b)のA−A線断面図、
(b)は図19(e)のB−B線断面図、(c)は同上
においてコネクタを突出させた状態における図10
(b)のA−A線断面に相当する断面図である。
【図21】本発明の第6の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図22】本発明の第7の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図23】本発明の第8の実施の形態を示し、(a)は
同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の
下面図、(d)は同上の左側面図、(e)は同上の右側
面図である。
【図24】(a)は図23(b)のA−A線断面図、
(b)は図23(e)のB−B線断面図である。
【図25】同上の要部断面図である。
【図26】本発明の第9の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図27】(a)は同上の上面図、(b)は同上の正面
図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の右側面図、
(e)は同上の背面図である。
【図28】(a)は図27(b)のA−A線断面図、
(b)は図27(b)のB−B線断面図、(c)は図2
7(b)のC−C線断面図である。
【図29】本発明の第10の実施の形態を示し、(a)
は分岐線を器体に収納した状態の斜視図、(b)は分岐
線を器体から引き出した状態の斜視図である。
【図30】(a)は同上の背面図、(b)は同上の平面
図、(c)は同上の正面図、(d)は同上の下面図、
(e)は同上の左側面図、(f)は同上の右側面図であ
る。
【図31】同上の水平断面図である。
【図32】本発明の第11の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図33】(a)は同上の上面図、(b)は同上の正面
図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の側面図、
(e)は同上の背面図である。
【図34】(a)は図33(b)のA−A線断面図、
(b)は図33(d)のB−B線断面図である。
【符号の説明】
10 器体 10a 本体 10b 鍔部 11 電源コード 11a プラグ 12 栓刃差込口 13 刃受ばね 14 接続板 15 カバー 15b 押さえ片 15c 蓋片 20 器体 20a 収納凹所 21 栓刃 22 栓刃差込口 23 回転台 24 接続板 25 刃受ばね 26 凹所 27 カバー 30 器体 30a 本体 30b 鍔部 31a,31b 分割器体 32 軸部 33 刃受ばね 34 接続板 35 電源コード 38 栓刃差込口 40 器体(第2の器体) 41 バッテリ装置 42 タップ 42a 器体(第1の器体) 42b 電源コード 42c 栓刃差込口 42d 刃受ばね 42e 接続板 43 コネクタ 50 器体 51 栓刃 52 コネクタ 53 栓刃差込口 55 接続板 56 刃受ばね 60 器体 61 栓刃 62 栓刃差込口 63 ホルダ部 63d 透孔 64 充電器 64b コネクタ PP 携帯電話 70 器体 71 シガレットプラグ 72 電源接続線 73 タップ 74 負荷接続線 75 栓刃差込口 80 器体 81 栓刃 82 アダプタプラグ 90 器体 91a ジャック部 91b プラグ部 92b 分岐線 93 モジュラプラグ 95 電線挿通孔 96 刃受ばね 97 接続板 98 栓刃差込口 100 器体 101 収納切欠 102 可動枠 103 栓刃 105 刃受ばね 106 栓刃差込口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 克巳 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE02 EE07 FF02 FF06 HH01 LL28 LL29 LL33 QQ03 RR13 RR49

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電
    源に接続される電源接続部と、負荷機器が接続される負
    荷接続部と、電源接続部と負荷接続部との間の電路の少
    なくとも一部を収納した器体とを備え、可搬型の負荷機
    器とともに用いる際の利便性を向上させる付加機能部が
    器体の内外のいずれかに設けられていることを特徴とす
    る電源接続装置。
  2. 【請求項2】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電
    源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に
    設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が
    差し込まれる栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を
    通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するよう
    に器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受
    ばねと、器体に一体に取り付けられ器体の外周に沿って
    延長された押さえ片の一端に栓刃差込口を開閉する蓋片
    を備える弾性材料からなるカバーとを備え、前記器体が
    刃受ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有した
    形状に形成され、両鍔部の間で前記電源コードが本体に
    巻き付け可能であって、本体に巻き付けた電源コードが
    カバーの押さえ片と本体との間で保持されることを特徴
    とする電源接続装置。
  3. 【請求項3】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、負
    荷機器のプラグが差し込まれる複数組の栓刃差込口を有
    した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷
    機器の栓刃に弾接するように器体に収納された刃受ばね
    と、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が供給され
    るコンセントに接続される栓刃と、コンセントに接続さ
    れる栓刃を保持するとともに該栓刃を器体から突出させ
    る位置と器体に設けた収納凹所に収納する位置との間で
    器体に対して回動する回転台とを備え、前記器体には小
    物を収納可能な凹所が形成され、該凹所の開口を覆う位
    置と開放する位置との間で開閉自在となったカバーが器
    体に取り付けられていることを特徴とする電源接続装
    置。
  4. 【請求項4】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電
    源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に
    設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が
    差し込まれる栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を
    通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するよう
    に器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受
    ばねとを備え、前記器体が折り畳み自在に連結された複
    数個の分割器体からなり、少なくとも1つの分割器体に
    刃受ばねが収納され、分割器体を折り畳んだときには刃
    受ばねを収納した分割器体に開口する栓刃差込口が他の
    分割器体により覆われるとともに刃受ばねを収納する本
    体の両端にそれぞれ鍔部を有する形状となり、さらに両
    鍔部の間で前記電源コードが本体に巻き付け可能である
    ことを特徴とする電源接続装置。
  5. 【請求項5】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、負
    荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差込口を有した第1
    の器体と、栓刃差込口を通して第1の器体に挿入された
    負荷機器の栓刃に弾接するように第1の器体に収納され
    た刃受ばねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源
    が供給されるコンセントに接続される電源接続部と、第
    1の器体とは着脱可能に結合される第2の器体を有し二
    次電池が内蔵されているバッテリ装置とを備え、第2の
    器体には第1の器体に接続されたときには二次電池への
    充電電流の供給経路になるとともに第1の器体から外し
    たときには負荷機器への電源の供給経路になるコネクタ
    が設けられ、第2の器体を第1の器体から外した状態で
    は第2の器体からコネクタが出し入れ可能であることを
    特徴とする電源接続装置。
  6. 【請求項6】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、負
    荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差込口を有した器体
    と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓
    刃に弾接するように器体に収納された刃受ばねと、刃受
    ばねに電気的に接続されていて電源が供給されるコンセ
    ントに接続される電源接続部と、器体に内蔵された充電
    器および二次電池と、器体から出し入れ可能であって負
    荷機器への電源の供給経路になるコネクタとを備えるこ
    とを特徴とする電源接続装置。
  7. 【請求項7】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、負
    荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差込口を有した器体
    と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓
    刃に弾接するように器体に収納された刃受ばねと、刃受
    ばねに電気的に接続されていて電源が供給されるコンセ
    ントに差し込まれる栓刃とを備え、器体には二次電池を
    内蔵した携帯型の電話機を保持するホルダ部が形成され
    るとともに、栓刃差込口に負荷機器として接続される充
    電器の出力側に設けたコネクタをホルダ部に保持されて
    いる電話機に接続可能とする透孔がホルダ部に設けられ
    ていることを特徴とする電源接続装置。
  8. 【請求項8】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、負
    荷機器のプラグが差し込まれる栓刃差込口を有した器体
    と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓
    刃に弾接するように器体に収納された刃受ばねと、刃受
    ばねに電気的に接続されていて電源が供給されるコンセ
    ントに差し込まれる栓刃とを備え、器体には二次電池を
    内蔵した携帯型の電話機を保持するホルダ部が形成され
    るとともに、二次電池を充電する充電器が内蔵され、ホ
    ルダ部に保持されている電話機に接続されるコネクタが
    ホルダ部に設けられていることを特徴とする電源接続装
    置。
  9. 【請求項9】 電源と負荷機器との間に介在して電源か
    ら負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、バ
    ッテリに接続されたシガーライタソケットに接続される
    シガレットプラグと、負荷機器のプラグが差し込まれる
    タップと、シガレットプラグを通して供給される直流電
    源をタップから出力する交流電源に電力変換するインバ
    ータ回路を内蔵した器体と、シガレットプラグと器体と
    の間を接続する電源接続線と、タップと器体との間を接
    続する負荷接続線とを有することを特徴とする電源接続
    装置。
  10. 【請求項10】 電源と負荷機器との間に介在して電源
    から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、
    電源が供給されるコンセントに接続される電源接続部
    と、負荷機器に接続され負荷機器に直流電源を供給する
    負荷接続部と、電源接続部を通して供給される交流電源
    を負荷機器に供給する直流電源に電力変換するDC−D
    Cコンバータを収納した器体と、器体に内蔵され電源接
    続部がコンセントに接続されている間に充電されるとと
    もに電源接続部がコンセントから外されるとDC−DC
    コンバータに電源を供給する二次電池とを備え、DC−
    DCコンバータの出力電圧が可変であることを特徴とす
    る電源接続装置。
  11. 【請求項11】 電源と負荷機器との間に介在して電源
    から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、
    電源が供給されるコンセントに接続される電源接続部
    と、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる複数
    組の栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器
    体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に
    収納された複数組の刃受ばねと、コンピュータネットワ
    ークの伝送路に接続され各組の栓刃差込口に対応付けて
    設けられたモジュラプラグと、モジュラプラグを一端に
    備え前記伝送路から分岐されるとともに器体から出し入
    れ自在に引き出される分岐線とを備えることを特徴とす
    る電源接続装置。
  12. 【請求項12】 電源と負荷機器との間に介在して電源
    から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、
    負荷機器のプラグが差し込まれる複数組の栓刃差込口を
    有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負
    荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納された刃受ば
    ねと、刃受ばねに電気的に接続されていて電源が供給さ
    れるコンセントに接続される栓刃と、コンセントに接続
    される栓刃を保持するとともに該栓刃を器体から突出さ
    せる位置と器体に設けた収納切欠に収納する位置との間
    で器体に対して回転する可動枠とを備え、前記器体がコ
    字状に形成され、前記可動枠が器体の中央片に沿う方向
    の回転軸の回りで360度の範囲で回転可能とされてい
    ることを特徴とする電源接続装置。
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