JP3687521B2 - 電源接続装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タップ、ACアダプタ、充電器などであって主として可搬型の情報機器を負荷機器とする電源接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDAや携帯型の電話機のような携帯情報端末、あるいはノート型のパーソナルコンピュータなど、可搬型の情報機器を使用する機会が増加してきている。この種の可搬型の情報機器は、一般には二次電池を内蔵しており、商用電源にはACアダプタを用いて接続することが多い。したがって、商用電源を得られる場合には二次電池の消耗を抑制したり二次電池を充電したりするために商用電源に接続し、商用電源が得られない場合や商用電源に接続できない情報機器である場合には二次電池を電源に用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、可搬型の情報機器を持ち歩いくときには現場において確保可能な電源を使用することになる。ここで、商用電源が確保できる場合であっても他の負荷機器がコンセントにすでに接続されている場合や複数台の情報機器(たとえば、コンピュータとプリンタ)を同時に使用する場合などもあるから、このような場合に備えて情報機器とともにタップを携帯するのが望ましいが、携帯性を考慮したタップは提供されていないのが現状である。また、内蔵された二次電池を電源とする場合には、二次電池が消耗すると情報機器を使用することができず不都合を生じるから緊急用の電源を確保することが必要になることがある。あるいはまた、自動車ではバッテリが搭載されているから、バッテリを情報機器の電源に利用することが考えられるが自動車のバッテリから情報機器の電源を確保するために汎用化された電源接続装置は提供されていないのが現状である。さらに、最近では会議にパーソナルコンピュータを持ち込み、互いのパーソナルコンピュータをコンピュータネットワークに接続することによって、紙資料の配付を少なくし議事録の記録を容易にすることが実現されており、このような場合にはパーソナルコンピュータをコンピュータネットワークに接続するだけではなく電源を確保することも重要である。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、可搬型の負荷機器とともに用いる際の利便性を図った電源接続装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、電源と負荷機器との間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受ばねと、器体と一体であって栓刃差込口を開閉する蓋部材とを備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻き付け可能であって、蓋部材は器体に一体に取り付けられ器体の外周に沿って延長された押さえ片の一端に栓刃差込口を開閉する蓋片を備える弾性材料からなるカバーであって、本体に巻き付けた電源コードがカバーの押さえ片と本体との間で保持されるものである。
【0006】
請求項2の発明は、電源と負荷機器との間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受ばねと、器体と一体であって栓刃差込口を開閉する蓋部材とを備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻き付け可能であって、前記器体は折り畳み自在に連結された複数個の分割器体からなるとともに、少なくとも1つの分割器体に刃受ばねが収納され、分割器体を折り畳んだときには刃受ばねを収納した分割器体に開口する栓刃差込口が当該分割器体に対して蓋部材として機能する他の分割器体により覆われるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本実施形態は、図1ないし図4に示すように、電源コード11を備えるタップであって、負荷機器に設けたプラグを差し込むための栓刃差込口12が器体10の一面に3組並設されたものである。電源コード11の一端には商用電源に接続されるプラグ11aが設けられている。すなわち、電源コード11とプラグ11aとにより電源に接続するための電源接続部が構成される。
【0008】
器体10は、断面長円状に形成された本体10aの両端にそれぞれ外周形状が矩形状である鍔部10bを設けた形状を有する。すなわち、本体10aは筒状であって、鍔部10bは本体10aの両端面に本体10aから外側に突出する形で一体に設けられる。上述した栓刃差込口12は本体10aの一面において本体10aの長手方向(図4の左右方向)に沿って並設される。
【0009】
ところで、本体10aには栓刃差込口12を通して本体10a内に挿入されるプラグの栓刃に弾接する板ばねよりなる刃受ばね13が負荷接続部として収納されている。本実施形態では3組の栓刃差込口12が設けられ、栓刃差込口12は2個1組であるから、3個の刃受ばね13が1枚の接続板14に一体に設けられるとともに、2枚の接続板14が本体10aに収納される。また、各接続板14に設けた刃受ばね13は本体10aの長手方向に配列される。電源コード11は2組の芯線11bを有し、各芯線11bが各接続板14にそれぞれ接続される。ここに、電源コード11は芯線11bが本体10aの口軸方向(図4(a)の上下方向)に並ぶ形で本体10aから引き出される。つまり、電源コード11は断面形状において縦横の寸法が異なるから、寸法の小さいほうを本体10aの口軸方向に直交させることによって、電源コード11が本体10aの口軸方向に直交する面内で容易に曲がるようにしてある。上述のように本体10aには刃受ばね13を備えた接続板14が収納されるのであって、接続板14は電源接続部と負荷接続部との間の電路の一部であるから、電源接続部と負荷接続部との間の電路の一部が器体10に収納されていることになる。
【0010】
器体10を構成する一方の鍔部10bには絶縁性を有しかつ可撓性を有していて軟質であるゴムのような材料からなるカバー15に設けた固定片15aが重複する形で固着される。カバー15は、固定片15aの一辺に連続して設けられ器体10の側面を覆う押さえ片15bと、押さえ片15bの一辺に連続して設けられ器体10において栓刃差込口12を設けた面に重複する蓋片15cとを備える。また、蓋片15cの一面には栓刃差込口12に挿入されて器体10に係止される係止片15dが突設される。固定片15aと押さえ片15bとの連結部位および押さえ片15bと蓋片15cとの連結部位はそれぞれヒンジ状であって折曲自在になっている。また、図3(b)のように、器体10において蓋片15cが重複された状態で蓋片15cの先端側となる部位には凹み部10cが形成され、蓋片15cを開放させる際に指などを凹み部10cに入れることができるようにしてある。また、蓋片15cには器体10の長手方向(図3(b)の左右方向)に沿った溝部15eが形成され、蓋片15cが器体10の長手方向には曲がりにくく幅方向(図3(b)の上下方向)には曲がりやすくなるようにしてある。このような構成により、蓋片15cを開放する操作が容易になっている。
【0011】
しかして、蓋片15cに突設した係止片15dを栓刃差込口12に挿入すれば、蓋片15cによって栓刃差込口12が覆われることで不使用時に栓刃差込口12に異物が侵入するのを防止することができる。一方、栓刃差込口12にプラグを差し込んで使用するときには、蓋片15cを開いてカバー15を開放するのである。ここに、カバー15を開放した状態では、両鍔部10bの間で本体10aの外周側の部位には電源コード11を巻き付けることができ、不使用時にはカバー15を開放して電源コード11を器体10に巻き付けた後にカバー15を閉じる(係止片15dを栓刃差込口12に挿入する)ことによって、電線コード11が器体10に保持されることになり持ち運びが容易になる。なお、電源コード11の長さは本体10に電源コード11を巻き付けてカバー15を閉じたときにプラグ11aがカバー15によって押さえられる程度に設定しておくのが望ましい。上述の説明から明らかなように、器体10において両鍔部10bの間であって本体10aの外周側は、電源コード11を巻き取って収納する収納部16となり付加機能部として機能することになる。
【0012】
本実施形態の電源接続装置は、ホテルなどにおいて負荷機器としてノート型のパーソナルコンピュータのような可搬型の情報機器の電源を確保する際に、延長コードとして用いたり、電源を分岐するテーブルタップとして用いたりすることができる。また携帯時には電源コード11を器体10に巻き付け、かつカバー15により栓刃差込口12を覆うから、情報機器とともにバッグに収納して携行するのに便利である。
【0013】
(参考例1)
本例では、図5ないし図8に示すように、商用電源のコンセントに接続する電源接続部としての一対の栓刃21を器体20に設け、負荷機器のプラグが接続される負荷接続部としての栓刃差込口22を器体20の2側面にそれぞれ1組ずつ設けたタップを示す。
【0014】
器体20は一面を正方形状とした立方体状であって、正方形状である一面(以下では、この面を器体20の後面と呼ぶ)の一側部(図7の上部)には矩形状に開放された収納凹所20aが形成される。器体20の後面と後面に隣り合う面(図7の上面)とに跨る部位には栓刃21を保持する回転台23を収納する切欠部20bが収納凹所20aに連続する形で形成されている。回転台23は絶縁材料からなり両端にそれぞれ栓刃21を保持したものであって、回転台23の両端に設けた軸部23aによって、器体20から栓刃21を突出させる位置と、栓刃21を収納凹所20aに収納する位置との間で回動するように器体20に軸着されている。ここにおいて、回転台23の回動範囲は、図8(b)に示すように、栓刃21が収納凹所20aに収納される位置と、この位置に対して栓刃21が180度回転する位置との範囲に規制されている。したがって、栓刃21を器体20の後面に直交する方向に突出させたり、栓刃21を器体20の後面に沿って突出させたりすることが可能であり、栓刃21を差し込むコンセントの配置に応じて器体20を適宜の向きに向けることが可能になる。
【0015】
ところで、器体20には各栓刃21とそれぞれ電気的に接続される2枚の接続板24が収納され、各接続板24には刃受ばね25が一体に設けられる。刃受ばね25は栓刃差込口22から挿入されるプラグの栓刃に弾接する。すなわち、接続板24は電源接続部である栓刃21と負荷接続部である刃受ばね25との間の電路を形成し、この電路が器体20に収納されることになる。
【0016】
器体20の前面には上述した収納凹所20aとは反対側の側部(図8の下部)に矩形状に開放された凹所26が形成されている。また、器体20には凹所26を含めて器体10の前面を覆うカバー27が枢着されている。カバー27は器体20の前面を覆う位置と器体20の前面を開放する位置との間で回動自在となるように器体20に軸着されている。すなわち、凹所26の下縁には切欠溝20cが形成され、カバー27の一部には切欠溝20cに挿入されるヒンジ部27aが形成されるとともに切欠溝20cに設けた軸部20dによってヒンジ部27aが回動自在に軸着されている。カバー27においてヒンジ部27aとは反対側の端部には係止爪27bが突設され、器体20に設けた係止溝20eに係止爪27bを係止させることによって、カバー27を閉じた状態に保つことができるようにしてある。また、カバー27には閉じた状態から開く際に用いるつまみ27cが設けられている。
【0017】
上述した凹所26の寸法を、可搬型オーディオ機器や携帯電話に用いるACアダプタのような小物を収納可能な程度に設計しておけば、凹所26にこの種の小物を収納してカバー27を閉じることにより、器体20を小物入れとして用いることが可能になる。凹所26に収納する小物はアクセサリや薬などでもよいが、電源回りの小物を収納するために用いるようにすれば、その種の小物の紛失を防止することができ利便性が高くなる。すなわち、凹所26およびカバー27が付加機能部として機能する。
【0018】
なお、本例に用いる器体20は、凹所26を備えるとともに接続板24を収納する本体28aと、接続板24を収納した部位を覆い、この部位に収納凹所20aを形成する裏蓋28bとの2部材を結合して形成される。また、凹所26と収納凹所20aとの位置を図8における上下にずらしていることによって、凹所26や収納凹所20aの深さ寸法を確保しながらも器体20の厚み寸法の増加を抑制することができる。
【0019】
第2の実施の形態)
本実施形態は、図9ないし図12に示すように、電源コード35を備えるタップであって、器体30を折り畳み可能としたものである。すなわち、本実施形態に用いる器体30は、2個の分割器体31a,31bからなり、各分割器体31a,31bの平面形状は、それぞれ矩形の一辺に四分の一円を一体に結合した形になっている。分割器体31a,31bの一端部であって四分の一円の弧の一端部には軸部32が設けられ、両分割器体31a,31bを突き合わせて閉じる位置と、両分割器体31a,31bを左右に開く位置との間で折り畳み自在となるように両分割器体31a,31bを軸着している。両分割器体31a,31bを突き合わせて閉じた状態では、各分割器体31a,31bにおける四分の一円の部位が半円をなす。軸部32は各分割器体31a、31bの厚み方向(図9の上下方向)における両端部にそれぞれ設けられており、厚み方向の中間部は開放されている。
【0020】
ところで、各分割器体31a,31bには半円柱状に形成された本体30aと、本体30aの両端に連続し上記平面形状に形成された一対の鍔部30bとを有する形状に形成されている。本体30aにおける平面部30cは分割器体31a,31bを突き合わせたときに互いに接触する面に一致しており、両分割器体31a,31bを突き合わせた状態では、本体30aにおける平面部30cが突き合わされて、両本体30aを合わせた外周形状が断面円形になる(図12参照)。各本体30aにおける平面部30cには負荷機器に設けたプラグを差し込むための栓刃差込口38が1組ずつ開口し、各本体30aには栓刃差込口38を通して本体30a内に挿入されるプラグの栓刃に弾接する板ばねよりなる刃受ばね33が負荷接続部として収納されている。各刃受ばね33は本体30aに収納された接続板34を介して電源コード35に接続される。ここにおいて、電源コード35は一方の分割器体31aにおける本体30aから引き出されており、他方の分割器体31bに設けた接続板34との電気的接続は、上述した軸部32を通して行われる。電源コード35の一端には商用電源に接続されるプラグ36が設けられている。すなわち、電源コード35とプラグ36とにより電源に接続するための電源接続部が構成される。
【0021】
電源コード35は2組の芯線35aを有し、各芯線35aが接続板34にそれぞれ接続される。ここに、電源コード35は芯線35aが本体30aの口軸方向(図10(a)の上下方向)に並ぶ形で本体30aから引き出される。つまり、電源コード35は断面形状において縦横の寸法が異なるから、寸法の小さいほうを本体30aの口軸方向に直交させることによって、電源コード35が本体30aの口軸方向に直交する面内で容易に曲がるようにしてある。上述のように本体30aには刃受ばね33を備えた接続板34が収納され、接続板34は電源接続部と負荷接続部との間の電路の一部であるから、電源接続部と負荷接続部との間の電路の一部が器体30に収納されていることになる。
【0022】
しかして、本実施形態では図9(a)のように分割器体31a,31bを閉じた状態では、器体30において両鍔部30bの間であって本体30aの外周側となる部位に電源コード35を巻き付けて収納することができ、この部位を電源コード35の収納部37として用いることができる。一方、タップとして負荷機器を接続する場合には、図9(b)のように電源コード35を巻解いて分割器体31a,31bを開いた状態とし、この状態で電線差込口38を露出させて負荷機器のプラグを接続することができる。本実施形態では、電源コード35を巻いた状態では負荷機器を接続することができないから、電源コード35を巻いたままで通電することによって電源コード35が発熱することがなく、不使用時における収納性や可搬性を向上させながらも、使用時おける安全性を高めることができる。
【0023】
参考例2
本例では、タップと併せて用いられ携帯電話のような携帯電気機器に電源を供給可能なバッテリ装置を例示する。図13ないし図15に示すように、本例のバッテリ装置41はタップ42と併せて用いるものであって、バッテリ装置41の器体40とタップ42の器体42aとはともに偏平形状であって統一された意匠を呈する。タップ42は器体42aの長手方向の一端部(図13の上端部)から電源コード42bが引き出されており、電源コード42bの一端には商用電源に接続される図示しないプラグが設けられる。タップ42の器体42aの両側面にはそれぞれ2組の栓刃差込口42cが開口し、各栓刃差込口42cに対応するように器体42aの内部には刃受ばね42dが収納される。刃受ばね42dは負荷機器に設けたプラグの栓刃が栓刃差込口42cを通して挿入されると栓刃に弾接する。また、刃受ばね42dは器体42aに収納された接続板42eを介して電源コード42bに電気的に接続されている。図示していないが、本例におけるタップ42にはバッテリ装置41に内蔵した二次電池を充電するための充電器も設けられている。この充電器の出力は器体42aの長手方向の他端部(図13の下端部)に設けたコネクタ42fから外部に取り出される。
【0024】
一方、バッテリ装置41は図16および図17に示すように、二次電池を収納した器体40の長手方向の一端部にタップ42のコネクタ42fと結合可能なコネクタ43を備える。コネクタ43は器体40の長手方向の一端面から突出する位置と、器体40の一面に設けた収納凹所44に収納される位置との間で回動可能となるように器体40に軸着されている。器体40には器体42aあるいは携帯電気機器に結合したときに、脱落を防止するためのロック手段(図示せず)が設けられており、器体40を器体42aなどから引き離すように外力を作用させても容易には分離できないようにしてある。そこで、ロック手段による結合状態を解除するために、器体40において収納凹所44の背面側には解除釦45が配置されている。この解除釦45を器体40に押し込むことによって、ロック手段による結合状態が解除され、器体40を容易に分離することができる。
【0025】
しかして、本例では、常時はコネクタ43を器体40から突出させた状態としてタップ42のコネクタ42fに接続しておき(図13参照)、この状態ではバッテリ装置41に内蔵した二次電池が充電される。一方、携帯電話や他の携帯電気機器を携帯して外出するようなときには、解除釦45を操作してバッテリ装置41をタップ42から外し、図17に示すように、コネクタ43を回転させて収納凹所44に収納する。この状態ではバッテリ装置41には突出部分がなくコネクタ43は収納凹所44に収納されて保護されるから、バッテリ装置41の携帯が容易になる。ここで、携帯電話や他の携帯電気機器に内蔵されている二次電池が消耗したようなときには、コネクタ43を器体40から突出するように回転させバッテリ装置41を接続すると、バッテリ装置41に内蔵された二次電池の電力によって携帯電話や他の携帯電気器に内蔵されている二次電池を充電することが可能になる。このような充電時にもロック手段によってバッテリ装置41を相手装置に結合しておくのが望ましい。
【0026】
上述のように、本例のバッテリ装置41では、電源に接続される電源接続部と負荷機器に接続される負荷接続部とがコネクタ43によって兼用されており、器体40には二次電池とコネクタ43との間の電路が収納されていることになる。また、収納凹所44はコネクタ43を収納するための付加機能部として機能する。なお、上述の例ではタップ42に充電器を内蔵していたが、バッテリ装置41に充電器を内蔵する構成も可能である。ただし、充電器をバッテリ装置41に内蔵すると重量の増加につながり可搬性が低下するから、本例の構成が望ましいといえる。
【0027】
参考例3
本例は、参考例2におけるバッテリ装置41とタップ42との機能を1つの器体50に収納したものである。
【0028】
すなわち、図18ないし図20に示すように、器体50は偏平な直方体状に形成されており、長手方向の一端部には商用電源に接続される一対の栓刃51が設けられ、長手方向の他端部には携帯電話や他の携帯電気機器に設けた充電用のコネクタに接続可能なコネクタ52が設けられている。さらに、器体50の幅方向(図19(b)の左右方向)の両側面には1組ずつの栓刃差込口53が設けられる。
【0029】
器体50の一面(この面を器体50の前面と呼ぶ)の一側部(図19(b)の上部)には矩形状に開放された収納凹所50aが形成される。器体20の前面と器体20の長手方向の一端面(図19(b)の上面)とに跨る部位には栓刃51を保持する回転台54を収納する切欠部50bが収納凹所50aに連続する形で形成されている。回転台54は絶縁材料からなり両端にそれぞれ栓刃51を保持したものであって、回転台54の両端に設けた軸部54aによって、器体50から栓刃51を突出させる位置と、栓刃51を収納凹所50aに収納する位置との間で回動するように器体50に軸着されている。回転台54の回動範囲は、栓刃51が収納凹所50aに収納される位置と、この位置に対して栓刃51が180度回転する位置との範囲に規制されている。したがって、栓刃51を器体50の後面に直交する方向に突出させたり、栓刃51を器体50の後面に沿って突出させたりすることが可能であり、栓刃51を差し込むコンセントの配置に応じて器体50を適宜の向きに向けることが可能になる。
【0030】
ところで、器体50には各栓刃51とそれぞれ電気的に接続される2枚の接続板55が収納され、各接続板55には刃受ばね56が一体に設けられる。刃受ばね56は栓刃差込口53から挿入されるプラグの栓刃に弾接する。すなわち、接続板55は電源接続部である栓刃51と負荷接続部である刃受ばね56との間の電路を形成し、この電路が器体50に収納されることになる。
【0031】
器体50の長手方向の他端部の前面にはコネクタ52に一体に結合された操作ハンドル57が露出する。操作ハンドル57は器体50の長手方向に移動可能であって、操作ハンドル57を器体50の長手方向に移動させることによって、コネクタ52を器体50の長手方向の一端面(図19(b)の下面)から突出する位置と、器体50に収納される位置との間で進退させることができる。
【0032】
器体50には図示しない二次電池および二次電池を充電する充電器が内蔵されており、商用電源のコンセントに栓刃51を差し込んでいる状態では充電器を通して二次電池が充電されるようにしてある。また、コネクタ52は二次電池に接続されており、コネクタ52を通して二次電池の出力を取り出すことができるようになっている。
【0033】
しかして、本例では、栓刃51を商用電源のコンセントに挿入した状態では栓刃差込口53に負荷機器のプラグを差し込むことによってタップとして用いることができる。また、携帯電話や他の携帯電気機器であって二次電池を内蔵している電気機器を携行する際には、コンセントから抜いて栓刃51を収納凹所50aに収納するとともに、コネクタ52を器体50に収納した状態とすれば、器体50からの突出部分がなく、コネクタ52は器体50に収納されて保護されるから器体50の携帯が容易になる。つまり、収納凹所50aが栓刃51を収納するための付加機能部として機能し、器体50の一部にはコネクタ52を収納する収納部が設けられていることになる。ここで、電気機器に内蔵されている二次電池が消耗したようなときには、操作ハンドル57をスライドさせることによってコネクタ52を器体50から突出させ、コネクタ52を電気機器に接続して電気機器に内蔵された二次電池を器体50に内蔵された二次電池から充電することが可能になる。
【0034】
参考例4
本例は、図21に示すように、携帯電話やPHS電話のような携帯型の電話機(以下では、一括して「携帯電話」という)のホルダとして用いることができるタップであって、器体60の後面から商用電源のコンセントに接続される2個の栓刃61が突設される。また、器体60の側面には負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる2個1組の栓刃差込口62が開口する。器体60の内部には栓刃差込口62に対応する刃受ばねが収納されており、刃受ばねは栓刃61に電気的に接続されている。
【0035】
ところで、器体60の前面側には携帯電話PP(可搬型の電話機を意味し、PHS電話機なども含む)を保持するホルダ部63が形成される。ホルダ部63は携帯電話PPを載せる台座63aと、携帯電話PPの背面を受ける背部63bと、背部63bから携帯電話PPの前面側に延長されて携帯電話PPを抱える一対の腕部63cとを備え、台座63aには携帯電話PPの底面の一部を露出させる透孔63dが形成される。ここに、携帯電話PPの底面には内蔵した二次電池を充電するためのコネクタ(図示せず)が設けられており、本例では上述した透孔63dを通して台座63aの下面側にコネクタが露出するようにしてある。また、背部63bおよび腕部63cはクッションとなる弾性材料により形成されており、各種形状の携帯電話PPを保持できるようになっている。
【0036】
しかして、携帯電話PPの二次電池を充電するには、充電器64に設けた栓刃(図示せず)を栓刃差込口62に差し込むとともに、充電器64に接続線64aを介して接続されている出力用のコネクタ64bを台座63aに設けた透孔63dに通して携帯電話PPのコネクタに接続する。この状態で栓刃61を商用電源のコンセントに差し込んでおけば、携帯電話PPの二次電池を充電することができる。また、携帯電話PPに充電しないときであれば、携帯電話PPを立てかけておくホルダとして用いることができ、この場合には栓刃差込口62に別途の負荷機器を接続して用いることができる。つまり、電源接続部としての栓刃61と負荷接続部としての刃受ばねとの間の電路が器体60に収納されており、携帯電話PPを収納するための付加機能部としてのホルダ部63が器体60に設けられているのである。上述した構成によって、各種形状の携帯電話PPに対応することが可能になっている。
【0037】
参考例5
本例は、図22に示すように、参考例4と同様の外観を有する器体60を用いているが、携帯電話PPの充電器を器体60に内蔵したものである。すなわち、栓刃61からの電路を器体60の内部で刃受ばね(図示せず)と充電器(図示せず)とに分岐しており、充電器の出力側に設けたコネクタをホルダ部63の台座63aの上面に露出させているものである。したがって、携帯電話PPを台座63aに載せ、携帯電話PPのコネクタに台座63aのコネクタを結合した状態で、栓刃61を商用電源のコンセントに接続すれば、携帯電話PPの充電が可能になる。他の構成および機能は参考例4と同様である。
【0038】
参考例6
本例は自動車に搭載されているバッテリを電源として商用電源に接続される負荷機器を駆動する際に用いられるインバータ回路を付加機能部として内蔵した電源接続装置であって、図23ないし図25に示すように、インバータ回路(図示せず)を内蔵した偏平な直方体状の器体70を備え、器体70からは、自動車のシガーライタソケットに接続可能なシガレットプラグ71を一端に接続した電源接続線72と、商用電源に接続可能な負荷機器のプラグが接続されるタップ73を一端に接続した負荷接続線74とが引き出されている。また、インバータ回路はシガレットプラグ71を通して接続されるバッテリからの直流電源を商用電源と等価な交流電源に電力変換してタップ73から出力する。すなわち、電源接続線72とシガレットプラグ71とにより電源接続部が構成され、負荷接続線74とタップ73とにより負荷接続部が構成され、器体70にはインバータ回路を含めて電源接続部と負荷接続部との間の電路が収納される。器体70の一面にはインバータ回路からの放熱を行うために放熱孔70aが形成されている。
【0039】
シガレットプラグ71は円筒状に形成されており、長手方向の一端部にはシガーライタソケットに電気的に接続されるコンタクト部71aが設けられ、他端部には電源スイッチ71bが設けられる。電源スイッチ71bにはプッシュオンプッシュオフ型の押釦スイッチが用いられる。一方、タップ73のケース75の一面には負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる一対の栓刃差込口77が開口し、ケース75の内部には栓刃に弾接する刃受ばね76が栓刃差込口77に対応して配置されている。さらに、刃受ばね76と負荷接続線74との間は接続板77を介して電気的に接続されている。
【0040】
しかして、自動車内において商用電源用の負荷機器を用いようとするときには、本例の電源接続装置を用い、シガレットライタソケットにシガレットプラグ71を差し込んで電源スイッチ71bを投入すれば、バッテリから商用電源に相当する交流電源を生成することができ、負荷機器を動作させることができるのである。また、器体70とシガレットプラグ71との間が電源接続線72を介して接続され、器体70とタップ73との間が負荷接続線74を介して接続されているから、比較的大型である器体70は自動車のシートの下などに分離して収納しておき、シガレットプラグ71およびタップ73のみを引き出して用いることで、かさばる器体70を負荷機器に隣接して置く必要がなく、車内において負荷機器を置くためのスペースを確保しやすくなる。なお、本例は主としてPDAや携帯電話のような情報端末を負荷機器とし、これらの負荷機器を充電するために用いることを想定している。
【0041】
参考例7
本例は商用電源を直流電源に変換して負荷機器に直流電源を供給するACアダプタとしての機能を備えるとともに、二次電池が内蔵されていて商用電源によって二次電池を充電する機能を備えるものである。すなわち、直流電源を電源とする負荷機器に電源を供給するに際して、商用電源を電力変換した直流電源を負荷機器に供給する間に内蔵した二次電池を充電しておき、商用電源からの電力を受けていないときには内蔵した二次電池から負荷機器に直流電源を供給するようにしたものである。この構成によって、予備用の電池電源としての機能とACアダプタの機能とを併せ持つことになる。また、商用電源から電源が供給されないときに二次電池から電源を供給するから、商用電源の停電時における非常用電源として用いることも可能になる。
【0042】
本例は、図26ないし図28に示すように、薄箱状の器体80を備え、厚み方向の一面(以下では、器体80の後面という)には2個の収納凹所80a,80bが並設されている。一方の収納凹所80aと器体80の一端面(図26(a)の上面)との間には商用電源のコンセントに差し込まれる電源接続部としての2本の栓刃81がそれぞれ収納可能な2本の栓刃収納溝80cが形成され、他方の収納凹所80bには負荷機器に直流電源を供給するための負荷接続部としてのアダプタプラグ82が収納可能になっている。両栓刃81は収納凹所80aに収納された回転枠83に保持されており、回転枠83は器体80に対して回転軸84により軸着され、栓刃81を栓刃収納溝80cに収納した状態と、栓刃81を器体80の後面から突出させる状態との間で90度の範囲で回動自在になっている。
【0043】
一方、収納凹所80bに収納可能なアダプタプラグ82には、器体80に収納されたリール85aに巻回される接続線86の一端部が接続されている。リール85aは接続線86を巻き取る向きに付勢されており、接続線86を器体80から引き出しす際には引き出した長さでラッチされ、接続線86を収納する際には器体80の後面に配置したレバー85bをスライドさせるとラッチが解除されて接続線86がリール85aに自動的に巻き取られるようにしてある。すなわち、負荷接続部の一部である接続線86が器体80内のリール85aに巻き取られることによって器体80に収納されるのであって、器体80およびリール85aが接続線86を器体80に出し入れ可能とするための付加機能部として機能する。接続線86は器体80に内蔵した交流−直流変換回路の出力線であって、栓刃81を介して接続される商用電源から直流電源に電力変換することにより得られた出力をアダプタプラグ82から取出可能とする。一般に、この種の交流−直流変換回路はDC−DCコンバータを含んでおり、出力電圧が可変になっている。また、器体80には交流−直流変換回路のほかに二次電池も収納されており、商用電源に接続され負荷機器に給電している間に二次電池が充電されるようになっている。この二次電池は商用電源が供給されないときにDC−DCコンバータの電源になる。
【0044】
本例では、出力電圧を複数段階に切り換えることが可能であって、電圧を切り換えるために押釦式の切換スイッチ87を設けている。切換スイッチ87は器体80の前面中央部に露出しており、切換スイッチ87の近傍には液晶表示器からなる表示部88が配置される。表示部88には切換スイッチ87により選択した出力電圧と、二次電池の残量とが表示可能になっている。
【0045】
しかして、商用電源が得られる環境で負荷機器を使用する場合には栓刃81を商用電源のコンセントに接続し、アダプタプラグ82を負荷機器に接続した状態で負荷機器に商用電源からの電源を供給し、商用電源が利用できない場合には内蔵した二次電池から負荷機器に電源を供給することができるのである。このことによって、野外や自動車内での負荷機器の使用が可能になり、また停電時の非常用電源に用いることも可能になる。ここに、商用電源から給電されているか否かは器体80の前面の一端部(図26(b)における上部)に配設された発光ダイオードからなる動作確認灯89により視認可能になっている。
【0046】
なお、本例において用いるアダプタプラグ82は、負荷機器に接続されるコンタクト部82aの交換が可能であって、負荷機器に設けた接続部の形状に合わせてコンタクト部82aの選択が可能になっている。出力電圧が複数段階に選択可能であることとコンタクト部82aが交換可能であることによって、各種の負荷機器に共通に用いることができ、利便性が高くなる。また、器体80は、前面が開口するボディ80dの前面にカバー80eを覆着して形成されており、カバ−80eの前面にはメタリック塗装が施されている。
【0047】
参考例8
本例は、複数台のパーソナルコンピュータをコンピュータネットワークに接続する際に用いるハブとしての機能を備えるタップを例示する。図29ないし図31に示すように、器体90は偏平な直方体状に形成されており、長手方向の一端面にはコンピュータネットワーク(本例ではEtherネット)の伝送路に用いられるツイストペアケーブルに接続されたモジュラプラグが接続されるジャック部91aが配設され、他端面には別のモジュラジャックに接続されるプラグ部91bを一端に設けたツイストペアケーブルからなる送り線92aが引き出される。器体90においてジャック部91aを設けた面と隣り合う2側面からはジャック部91aとプラグ部91bとの間の伝送路から分岐したモジュラケーブルからなる分岐線92bがそれぞれ2本ずつ引き出される。各分岐線92bの一端には、パーソナルコンピュータにEtherネットポートとして設けたモジュラジャックに接続可能なモジュラプラグ93が設けられる。各分岐線92bはいずれもが器体90の内部に設けたリール(図示せず)によって巻き取り可能であって、分岐線92bが器体90から引き出されているときには、器体90の厚み方向の一面において各分岐線92bの引出部位の近傍に設けた巻き取り釦94を押操作すれば分岐線92bがリールに自動的に巻き取られて器体90に収納されるようにしてある。送り線92aは分岐線92bと同様に器体90に収納可能であるが、送り線92aには対応する巻き取り釦94を設けていない。この送り線92aは器体90から引き出した状態で引出方向に引っ張ると器体90の内部に設けたリール(図示せず)によって自動的に巻き取られる。この種の構成は周知の構成を利用することができる。
【0048】
ところで、器体90の長手方向の上記一端面(つまり、ジャック部91aを設けた一端面)には、商用電源に接続するための電源を引き出す電線挿通孔95が形成されている。電線挿通孔95には図示しない電源コードが挿入され、電源コードは器体90内部に配置した刃受ばね96に接続板97を介して接続される。刃受ばね96は器体90の両側面において分岐線92bの引出部位の近傍に形成された栓刃差込口98に対応するように配置され、負荷機器のプラグに設けた栓刃が栓刃差込口98を通して器体90に挿入されると、刃受ばね96が栓刃に弾接するようになっている。したがって、電源コードは電源接続部として機能し、栓刃差込口98および刃受ばね96が負荷接続部として機能し、器体90の内部には刃受ばね96を設けた接続板97が電源と負荷機器との間の電路の一部を形成するのである。
【0049】
器体90において巻き取り釦94の近傍には各栓刃差込口98に対応する部位で動作確認灯99aが配置され、また電線挿通孔95の近傍にも動作確認灯99bが配置される。これらの動作確認灯99a,99bはいずれも発光ダイオードよりなり、動作確認灯99bは商用電源からの電源供給を示し、動作確認灯99aは各栓刃差込口98に接続される負荷機器への給電中を示す。
【0050】
しかして、本例は、複数台のパーソナルコンピュータをコンピュータネットワークに接続する際に、各パーソナルコンピュータのEtherネットポートにモジュラプラグ93を接続するとともに、パーソナルコンピュータに設けたプラグの栓刃を栓刃差込口98に挿入すればよいのであって、電源供給とコンピュータネットワークへの接続との両方を可能としているのである。つまり、電源を分岐する機能のほかにコンピュータネットワークに接続するための付加機能部として分岐線92bやモジュラプラグ93を備える。したがって、複数台のパーソナルコンピュータ間での通信を行う際にパーソナルコンピュータの電源の確保も可能となり利便性の高いものである。
【0051】
参考例9
本例は、図32ないし図34に示すように、商用電源のコンセントに差し込んで使用され電源を3分岐するタップであって、器体100は、厚み方向における前後2個の半割器体100a,100bを結合することによって全体としてはコ字状に形成されている。すなわち、器体100は中央片の両端部からそれぞれ脚片が突設されたコ字状に形成され、中央片と両脚片とに囲まれた部位に収納切欠101が形成されている。収納切欠101の開口側には可動枠102が回転軸102aによって軸着されており、可動枠102には商用電源のコンセントに挿入可能な一対の栓刃103が保持される。各栓刃103は器体100の内部に収納された接続板104を介して刃受ばね105に接続される。器体100において中央片と各脚片との一面にはそれぞれ2個1組の栓刃差込口106が開口し、各栓刃差込口106に刃受ばね105がそれぞれ対応するように配置され、負荷機器に設けたプラグの栓刃が栓刃差込口106に差し込まれると、各栓刃に刃受ばね105が弾接するようにしてある。すなわち、栓刃103が電源接続部として機能し、刃受ばね105が負荷接続部として機能するとともに、刃受ばね105を備える接続板104が電源接続部と負荷接続部との間の電路として器体100に収納されているのである。また、収納切欠101および可動枠102により栓刃100を出し入れする付加機能部が構成される。
【0052】
ところで、回動枠102は器体100に対して360度回転可能であって、器体100の中央片には栓刃103が収納切欠101に収納されたときに栓刃103の先端部が挿入される挿入溝107が形成されている。したがって、不使用時には栓刃103を挿入溝107に収納することによって栓刃103の先端部が保護され、しかも器体100には突出部分が形成されないからパッケージに収納する際には小型のパッケージを用いることができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1の発明は、電源と負荷機器との間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体 と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受ばねと、器体と一体であって栓刃差込口を開閉する蓋部材とを備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻き付け可能であって、蓋部材は器体に一体に取り付けられ器体の外周に沿って延長された押さえ片の一端に栓刃差込口を開閉する蓋片を備える弾性材料からなるカバーであって、本体に巻き付けた電源コードがカバーの押さえ片と本体との間で保持されるものであり、負荷機器としてノート型のパーソナルコンピュータのような可搬型の情報機器とともに携行する際に、電源コードを器体に巻き付けカバーで電源コードを保持することができるから、情報機器とともにバッグに収納するのが容易になる。しかも、カバーによって栓刃差込口を覆うことができるから、携帯時に栓刃差込口に異物が入るのを防止することができ短絡の発生を防止して安全に使用することができる。
【0054】
請求項2の発明は、電源と負荷機器との間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受ばねと、器体と一体であって栓刃差込口を開閉する蓋部材とを備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻き付け可能であって、前記器体は折り畳み自在に連結された複数個の分割器体からなるとともに、少なくとも1つの分割器体に刃受ばねが収納され、分割器体を折り畳んだときには刃受ばねを収納した分割器体に開口する栓刃差込口が当該分割器体に対して蓋部材として機能する他の分割器体により覆われるものであり、可搬型の負荷機器とともに携行する際に、電源コードを器体に巻き付けカバーで電源コードを保持することができるから、負荷機器とともにバッグに収納するのが容易になる。しかも、分割器体を折り畳んだ状態では栓刃差込口が外部に露出しないから、携帯時に栓刃差込口に異物が入るのを防止することができ短絡の発生を防止して安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 同上のカバーを閉じた状態の斜視図である。
【図3】 (a)は同上の背面図、(b)は同上の平面図、(c)は同上の正面図、(d)は同上
の側面図である。
【図4】 (a)は図3(b)のA−A線断面図、(b)は図3(d)のB−B線断面図である。
【図5】 参考例1を示す斜視図である。
【図6】 (a)は同上の背面図、(b)は同上の平面図、(c)は同上の正面図、(d)は同上の側面である。
【図7】 同上の下面図である。
【図8】 (a)は同上の水平断面図、(b)は同上の縦断面図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は器体を閉じた状態の斜視図、(b)は器体を開いた状態の斜視図である。
【図10】 同上の器体を閉じた状態を示し、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。
【図11】 同上の器体を開いた状態を示し、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。
【図12】 (a)は図10(b)のA−A線断面図、(b)は図10(e)のB−B線断面図である。
【図13】 本発明の参考例2を示す斜視図である。
【図14】 (a)は同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の側面図、(e)は同上の背面図である。
【図15】 (a)は図14(b)のA−A線断面図、(b)は図14(d)のB−B線断面図である。
【図16】 同上に用いるバッテリ装置を示し、(a)は同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の側面図、(e)は同上の背面図である。
【図17】 同上の縦断面図である。
【図18】 本発明の参考例3を示し、(a)は栓刃を突出させた状態の斜視図、(b)は栓刃を収納した状態の斜視図である。
【図19】 (a)は同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の左側面図、(e)は同上の右側面図、(f)は同上の背面図である。
【図20】 (a)は図19(b)のA−A線断面図、(b)は図19(e)のB−B線断面図、(c)は同上においてコネクタを突出させた状態における図10(b)のA−A線断面に相当する断面図である。
【図21】 本発明の参考例4を示す斜視図である。
【図22】 本発明の参考例5を示す斜視図である。
【図23】 本発明の参考例6を示し、(a)は同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の左側面図、(e)は同上の右側面図である。
【図24】 (a)は図23(b)のA−A線断面図、(b)は図23(d)のB−B線断面図である。
【図25】 同上の要部断面図である。
【図26】 本発明の参考例7を示す斜視図である。
【図27】 (a)は同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の右側面図、(e)は同上の背面図である。
【図28】 (a)は図27(a)のA−A線断面図、(b)は図27(a)のB−B線断面図、(c)は図27(a)のC−C線断面図である。
【図29】 本発明の参考例8を示し、(a)は分岐線を器体に収納した状態の斜視図、(b)は分岐線を器体から引き出した状態の斜視図である。
【図30】 (a)は同上の背面図、(b)は同上の平面図、(c)は同上の正面図、(d)は同上の下面図、(e)は同上の左側面図、(f)は同上の右側面図である。
【図31】 同上の水平断面図である。
【図32】 本発明の参考例9を示す斜視図である。
【図33】 (a)は同上の上面図、(b)は同上の正面図、(c)は同上の下面図、(d)は同上の側面図、(e)は同上の背面図である。
【図34】 (a)は図33(b)のA−A線断面図、(b)は図33(d)のB−B線断面図である。
【符号の説明】
10 器体
10a 本体
10b 鍔部
11 電源コード
11a プラグ
12 栓刃差込口
13 刃受ばね
14 接続板
15 カバー
15b 押さえ片
15c 蓋片
20 器体
20a 収納凹所
21 栓刃
22 栓刃差込口
23 回転台
24 接続板
25 刃受ばね
26 凹所
27 カバー
30 器体
30a 本体
30b 鍔部
31a,31b 分割器体
32 軸部
33 刃受ばね
34 接続板
35 電源コード
38 栓刃差込口
40 器体(第2の器体)
41 バッテリ装置
42 タップ
42a 器体(第1の器体)
42b 電源コード
42c 栓刃差込口
42d 刃受ばね
42e 接続板
43 コネクタ
50 器体
51 栓刃
52 コネクタ
53 栓刃差込口
55 接続板
56 刃受ばね
60 器体
61 栓刃
62 栓刃差込口
63 ホルダ部
63d 透孔
64 充電器
64b コネクタ
PP 携帯電話
70 器体
71 シガレットプラグ
72 電源接続線
73 タップ
74 負荷接続線
75 栓刃差込口
80 器体
81 栓刃
82 アダプタプラグ
90 器体
91a ジャック部
91b プラグ部
92b 分岐線
93 モジュラプラグ
95 電線挿通孔
96 刃受ばね
97 接続板
98 栓刃差込口
100 器体
101 収納切欠
102 可動枠
103 栓刃
105 刃受ばね
106 栓刃差込口

Claims (2)

  1. 電源と負荷機器との間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受ばねと、器体と一体であって栓刃差込口を開閉する蓋部材とを備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻き付け可能であって、蓋部材は器体に一体に取り付けられ器体の外周に沿って延長された押さえ片の一端に栓刃差込口を開閉する蓋片を備える弾性材料からなるカバーであって、本体に巻き付けた電源コードがカバーの押さえ片と本体との間で保持されることを特徴とする電源接続装置。
  2. 電源と負荷機器との間に介在して電源から負荷機器に電力を供給する電源接続装置であって、電源が供給されるコンセントに接続されるプラグを一端に設けた電源コードと、負荷機器に設けたプラグの栓刃が差し込まれる栓刃差込口を有した器体と、栓刃差込口を通して器体に挿入された負荷機器の栓刃に弾接するように器体に収納され電源コードと電気的に接続される刃受ばねと、器体と一体であって栓刃差込口を開閉する蓋部材とを備え、前記器体が刃受ばねを収納する本体の両端にそれぞれ鍔部を有した形状に形成され、両鍔部の間で前記電源コードが本体に巻き付け可能であって、前記器体は折り畳み自在に連結された複数個の分割器体からなるとともに、少なくとも1つの分割器体に刃受ばねが収納され、分割器体を折り畳んだときには刃受ばねを収納した分割器体に開口する栓刃差込口が当該分割器体に対して蓋部材として機能する他の分割器体により覆われることを特徴とする電源接続装置。
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