JP2002132864A - 塗料関連業務支援システム - Google Patents

塗料関連業務支援システム

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JP2002132864A
JP2002132864A JP2000330275A JP2000330275A JP2002132864A JP 2002132864 A JP2002132864 A JP 2002132864A JP 2000330275 A JP2000330275 A JP 2000330275A JP 2000330275 A JP2000330275 A JP 2000330275A JP 2002132864 A JP2002132864 A JP 2002132864A
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Atsushi Kobayashi
淳 小林
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装のトラブルに関するクレームに対する対
応等の塗料関連業務の効率化を図る。 【解決手段】 塗料関連業務支援システムは、通信回線
3により接続された携帯端末1と、オペレーションセン
タシステム2の処理端末21とを備える。携帯端末1は
現場での営業担当者と顧客の会話を含む第1の音声情報
と、現場の動画映像である画像情報とを処理端末21に
送信する。処理端末21は第1の音声情報を出力し、画
像情報を表示すると共に、技術者や管理者からの音声に
よる指示を第2の音声情報として携帯端末1へ送信す
る。携帯端末1は、処理端末21から受信した第2の音
声情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の内装や外
装に施した塗装のトラブルに関する顧客からのクレーム
に対する対応や、塗料の新規受注商談等の塗料に関連し
たサービス業務、管理業務、営業活動等を支援する、塗
料関連業務支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の内装や外装に施した塗装
にトラブルが発生した場合、塗料製造会社は以下のよう
な対応を採っていた。
【0003】まず、塗装を行った施工店等を介して顧客
からクレームを受けた塗料製造会社は、顧客対応担当者
(営業担当者)を建築物がある現場に派遣する。営業担
当者は、トラブルの種類、トラブルが発生した部位、塗
料名、及び塗装仕様等を現場で確認し、これらに関する
必要な情報を収集した後、いったん塗料製造会社の事業
所に戻る。次に、事業所内で、技術者や管理担当者が上
記営業担当者の収集した情報を分析し、トラブルが発生
した原因の推定、トラブルに対する対策の立案等を行
う。
【0004】しかし、営業担当者のみで原因推定、対策
立案等を行うために必要十分な情報を収集するのは困難
である。また、顧客は、営業担当者だけでなく、塗料に
関する技術の専門家である技術者が実際に現場に出向
き、状況確認を行うことを望む場合が多い。
【0005】そのため、営業担当者は技術者を伴って再
度現場に出向き、技術者が必要な情報の収集を行う。そ
して、収集した情報に基づいて、技術者及び管理者が再
度、原因推定や対策立案を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の塗装に関す
るクレームに対する対応には、以下の問題がある。ま
ず、営業担当者や技術者による現場での状況確認及び情
報収集と、技術者及び管理者による情報分析とを同時に
行うことができないため、トラブル発生の連絡を顧客よ
り受けてから原因推定及び対策立案が完了するまでに長
期間を要し、非効率的である。
【0007】また、営業担当者に関連して以下の問題が
ある。第1に、種々の見地からの意見や管理上の判断が
必要となった場合には、営業担当者が現場で即時に対応
することができない。第2に、個々の営業担当者により
現場での状況確認の程度に差があるため、収集される情
報の質及び量にばらつきがある。第3に、営業担当者は
1件のトラブルについて何回も現場に出向く必要がある
一方、営業担当者が1日に出向くことができる現場は1
〜2件程度である。そのため、出張費用が増大すると共
に、他の営業活動の機会を損失することになる。
【0008】更に、技術者の立場からすると、現場へ出
向く時間を確保するために、技術者本来の業務である研
究、開発等の創造性を要する業務に費やすべき時間が侵
食されることになる。
【0009】一方、上記塗装のトラブルに関するクレー
ムへの対応を含む従来の塗料関連業務では、情報の有効
活用がなされていないという問題がある。すなわち、従
来、上記トラブルに対する対応や、新規受注の商談等の
際に収集される顧客に関する情報、トラブルの内容や対
策等の塗料関連業務に関する有益な情報が、十分に整
理、活用されておらず、個々の営業担当者や技術者の経
験に頼る部分が大きい。
【0010】上記従来の塗料関連業務における問題に鑑
み、本発明は、塗装のトラブルに関するクレームに対す
る対応等の塗料関連業務の効率化を図ることを課題とし
ている。また、本発明は、塗料関連業務に関する情報の
有効かつ効果的な活用を図ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、塗装を施した建築物のある現場又は客先
に営業担当者が持参する携帯端末と、この携帯端末と通
信回線により接続され、技術者及び/又は管理者により
操作されるオペレーションセンタシステムとを備え、上
記携帯端末は、撮影装置と、第1の音声収集装置と、第
1の音声出力装置とを備え、上記オペレーションセンタ
システムは、画像表示装置と、第2の音声収集装置と、
第2の音声出力装置とを有する処理端末を備え、上記携
帯端末は、上記第1の音声収集装置で収集した現場又は
客先での会話を含む第1の音声情報と、上記撮影装置で
撮影した現場又は客先の動画映像である画像情報とを上
記通信回線を介して上記処理端末に送信し、上記処理端
末は、上記携帯端末から受信した第1の音声情報を上記
第2の音声出力装置で出力し、上記携帯端末から受信し
た画像情報を上記画像表示装置で表示すると共に、上記
第2の音声収集装置で収集した技術者及び/又は管理者
から営業担当者への音声による指示を第2の音声情報と
して上記通信回線を介して上記携帯端末へ送信し、か
つ、上記携帯端末は、上記処理端末から受信した第2の
音声情報を上記第1の音声出力装置で出力するようにし
ている塗料関連業務支援システムを提供するものであ
る。
【0012】本発明の塗料関連業務支援システムでは、
現場や客先での会話が第1の音声情報として携帯端末か
らオペレーションセンタシステムの処理端末に送信され
て、第2の音声出力装置により出力され、かつ、現場や
客先の動画映像が画像情報として携帯端末からオペレー
ションセンタシステムに送信され、画像表示装置により
表示される。また、処理端末を操作する技術者及び/又
は管理者の指示は、第2の音声情報としてオペレーショ
ンセンタシステムの処理端末から携帯端末に送信され、
携帯端末において第1の音声出力装置から出力され、現
場又は客先にいる営業担当者に伝達される。
【0013】従って、現場や客先が外国等の遠隔地であ
るか否かに関わらず、実際に現場や客先に出向いている
営業担当者による状況確認や情報収集と、現場や客先に
出向くことなく処理端末を操作している技術者及び/又
は管理者による情報分析とを、同時に進行することがで
きる。また、技術者及び/又は管理者は、現場や客先の
営業担当者に直ちに指示を伝達することができるため、
状況を正確に把握し、質的にも量的にも十分な情報を確
実に収集することができる。よって、現場や客先での対
応を適切かつ効率的に行うことができる。
【0014】また、複数の現場や客先をオペレーション
センタシステムにより一元的に管理することができる。
【0015】更に、処理端末を複数の技術者及び/又は
管理者が操作することにより、複数の技術者及び/又は
管理者間で情報を共有し認識の統一を図ることができ
る。
【0016】さらにまた、営業担当者は現場又は客先で
迅速かつ適切な対応を採ることが可能となり、顧客から
の信頼度を高めることができる。例えば、営業担当者
は、技術者及び/又は管理者からの指示を受けることに
より、顧客からの質問に対して適切な回答を即座に行う
ことができる。
【0017】また、営業担当者がトラブルへの対応等の
ために現場や客先に出向く回数を大幅に低減することが
できるため、出張費用等の経費を節約できると共に、営
業活動の機会損失を防止できる。
【0018】更に、技術者がトラブルへの対応等のため
に現場に出向く必要を殆どなくすことができるため、技
術者は研究、開発等の技術者本来の業務に十分な時間を
費やすことが確保できる。
【0019】上記オペレーションセンタシステムは、上
記携帯端末から受信した画像情報及び第1の音声情報に
基づいて上記処理端末から入力される情報を保存するデ
ータベースを更に備えることが好ましい。
【0020】オペレーションセンタシステムがこのデー
タベースを備えることにより、携帯端末から処理端末に
送信される第1の音声情報及び画像情報に基づいて得ら
れる塗料関連業務に関する有益な情報を漏れなく収集及
び保存し、かつ、これらの情報を整理し、統計的に処理
することができる。
【0021】また、データベースを利用することによ
り、塗料関連業務に関する情報の有効かつ効果的な活用
が可能となる。例えば、営業担当者が現場や客先に出向
く前に、データベースに保存されている顧客や物件に関
する情報を事前に確認しておくことにより、顧客に対し
て効率的な対応を採ることができる。また、データベー
スに保存された情報を利用することにより、効果的な営
業活動の企画立案が可能となる。
【0022】具体的には、上記処理端末は、塗装に関す
るトラブルが発生している建築物のある現場から上記携
帯端末により送信される上記第1の音声情報及び画像情
報に基づいて、トラブルの種類に関する情報、塗装部位
に関する情報及び塗装仕様に関する情報を含む情報をデ
ータベースに保存し、かつ、データベースに保存されて
いる情報に基づいてトラブルの原因を推定するクレーム
対応モードを実行可能である。
【0023】また、上記処理端末は、新規商談を行って
いる客先から上記携帯端末により送信される上記第1の
音声情報及び画像情報に基づいて、顧客に関する情報、
塗装部位に関する情報及び塗装仕様に関する情報を含む
情報をデータベースに保存する新規商談モードを実行可
能である。
【0024】更に、上記処理端末は、少なくとも上記デ
ータベースに記憶された情報の検索を含むデータベース
に保存された情報の処理を行うデータベースモードを実
行可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
詳細に説明する。図1に示すように、本発明の塗料関連
業務支援システムは、塗装を施した建築物のある現場や
客先に塗料製造会社の個々の営業担当者が持参する携帯
端末1と、塗料製造会社の事業所(通常は本社)に設置
され、技術者や管理者により操作されるオペレーション
センタシステム2とを備えている。携帯端末1とオペレ
ーションセンタシステム2とは通信回線3(本実施携帯
では電話回線)により接続されている。
【0026】図2に示すように、上記携帯端末1はカメ
ラ11(撮影装置)、マイク12(第1の音声収集装
置)、イヤホン13(第1の音声出力装置)、音声情報
や画像情報の圧縮及び解凍を行う圧縮・解凍器14、及
び通信回線3にアクセスするための無線通信機器15
(本実施形態ではPHS)を備えている。カメラ11、
マイク12及びイヤホン13は、いわゆるハンズフリー
タイプの一体型の機器として構成されており、営業担当
者が頭部に装着できるようになっている。カメラ11は
CCDカメラであってもよいし、動画像を撮影可能であ
れば他の種類のカメラであってもよい。
【0027】上記マイク12で収集される現場又は客先
における営業担当者と顧客等との会話及び営業担当者の
声は、圧縮・解凍器14を経て無線通信機器15により
第1の音声情報として通信回線3を経てオペレーション
センタシステム2に送信される。同様に、上記カメラ1
1で撮影される現場又は客先の動画映像は、圧縮・解凍
器14を経て無線通信機器15により画像情報として通
信回線3を介してオペレーションセンタシステム2に送
信される。また、携帯端末1は、上記オペレーションセ
ンタシステム2から通信回線3を経て送信される技術者
や管理者の音声である第2の音声情報を受信する。この
第2の音声情報は、無線通信機器15及び圧縮・解凍器
14を経てイヤホン13により音声として出力される。
【0028】上記オペレーションセンタシステム2は、
デスクトップ型のパーソナルコンピュータからなる複数
の処理端末21と、各処理端末21が通信回線3を介し
て携帯端末1との情報の送受信を行うための通信サーバ
22とを備えている。また、オペレーションセンタシス
テム2はデータベース23を備え、各処理端末21はデ
ータベースサーバ24を介してデータベース23にアク
セスできるようになっている。
【0029】上記処理端末21は、演算処理装置及び記
憶装置等を備える本体26、キーボード、マウス等の入
力装置27、ディスプレイ28(画像表示装置)、マイ
ク29(第2の音声収集装置)及びスピーカ30(第2
の音声出力装置)を備えている。
【0030】処理端末21は、通信サーバ22を介して
携帯端末1から送信される第1の音声信号を受信し、ス
ピーカ30で音声として出力する。また、処理端末21
は、通信サーバ22を介して携帯端末1から送信される
画像情報を受信し、ディスプレイ28で動画映像として
表示する。更に、処理端末21は、マイク29で収集さ
れる技術者や管理者の音声による指示を、第2の音声情
報として通信サーバ22及び通信回線3を介して携帯端
末1へ送信する。
【0031】上記データベース23には、各処理端末2
1から入力された塗料関連業務に関する情報が保存され
ている。
【0032】各処理端末21は本体26に格納されたア
プリケーションプログラムにより、携帯端末1との間の
情報の送受信及びデータベース23への情報の入力等を
行うリモートモードと、データベース23に保存された
情報を処理するためのデータベースモードとを実行可能
である。
【0033】上記リモートモードには、新規モードと継
続モードとがある。このうち、新規モードには、新規ク
レーム対応モードと新規商談モードとがある。同様に、
継続モードには継続クレーム対応モードと継続商談モー
ドとがある。従って、リモートモードには合計4つのモ
ードがある。
【0034】これらのうち、上記新規クレーム対応モー
ドと継続クレーム対応モードは、塗装のトラブルが発生
した建築物がある現場に持参された携帯端末1と、オペ
レーションセンタシステム2の処理端末21との間で通
信を行うことにより、トラブルの種類に関する情報、塗
装部位に関する情報及び塗装仕様に関する情報を含む情
報をデータベース23に保存し、かつ、データベース2
3に保存されている情報に基づいてトラブルの原因推定
等を行うモードである。ただし、新規クレーム対応モー
ドは、トラブル発生後初め営業担当者が上記現場に出向
いた際に実行されるモードであるのに対して、継続クレ
ーム対応モードはその現場に出向くのが2回目以降であ
る際に実行されるモードである。
【0035】一方、上記新規商談モードと継続商談モー
ドは、商談を行っている客先に持参された携帯端末1
と、オペレーションセンタシステム2の処理端末21と
の間で通信を行うことにより、顧客に関する情報、塗装
部位に関する情報及び塗装仕様に関する情報を含む情報
をデータベース23に保存するモードである。ただし、
新規商談モードは、営業担当者がその商談のために客先
に初めて出向いた際に実行されるモードであるのに対し
て、継続商談モードは2回目以降の商談のためにその客
先に出向いた際に実行されるモードである。
【0036】上記データベースモードには、検索モー
ド、塗り替え管理モード及び分析モードがある。このう
ち、検索モードは、データベース23に保存された情報
の検索を実行するモードである。また、塗り替え管理モ
ードは、データベース23に保存された情報に基づい
て、塗り替え予定時期が近付いている物件のリストアッ
プを実行するモードである。更に、分析モードは、デー
タベース23に保存されている情報に基づいて、各種分
析を実行するモードである。
【0037】以下、図3から図12に示すフローチャー
ト及び図13から図34に示す処理端末21のディスプ
レイ28に表示される画面表示の推移を参照して、本実
施形態の塗料関連業務支援システムの動作を各モード毎
に説明する。なお、以下の説明において、ディスプレイ
28に表示される画面の各種ボタン、アイコン、リンク
等に関して「選択する」とは、クリック等の操作により当
該ボタン、アイコン、リンク等の機能をアクティブにす
ることを意味している。
【0038】まず、図3のステップS301において、
処理端末21のディスプレイ28に図13に示すモード
選択画面が表示される。このモード選択画面は、リモー
トモードとデータベースモードのいずれかを選択するた
めのラジオボタン41、パスワードの入力領域42及び
ログインボタン43を備えている。ステップS302に
おいていずれかのモードを選択し、ステップS303に
おいて入力領域42にパスワードを入力した後、ステッ
プS304においてログインボタン43を選択すると、
ステップS305のリモートモード又はステップS30
6のデータベースモードに移行する。
【0039】まず、リモートモードについて説明する。
図4のステップS401において、いずれかの携帯端末
1からの応答要求を処理端末21を受信すると、ステッ
プS402において図14に示す応答選択画面が表示さ
れる。この応答選択画面は、応答要求を発信した携帯端
末1を所持している営業担当者の氏名及び電話番号、
「応答する」と表示されたボタン(応答ボタン44)、及
び「応答しない」と表示されたボタン(応答拒否ボタン4
5)を備えている。
【0040】ステップS403において応答ボタン44
を選択すると、ステップS404において携帯端末1と
処理端末21との通信が開始され、ステップS405に
おいて図15に示す特定情報入力画面が表示される。こ
の特定情報入力画面は、カメラ11で現在撮影中の現場
又は客先の映像である動画映像46を含んでおり、処理
端末21を操作する技術者や管理者は現場や客先の状況
を視覚的に確認することが可能となる。また、通信が開
始されると、携帯端末1のマイク12で収集された現場
又は客先での会話が処理端末21のスピーカ30から出
力され、技術者や管理者は現場や客先での営業担当者と
顧客等の会話を聴くことが可能となる。更に、処理端末
21のマイク29で収集された技術者や管理者での音声
による指示が携帯端末1のイヤホン13から出力され、
現場や客先の営業担当者は、技術者や管理者からの口頭
での指示を受けることが可能となる。さらにまた、マイ
ク12,29、イヤホン13及びスピーカ30により、
営業担当者と技術者や管理者が会話を行うことも可能と
なる。
【0041】上記図15に示す特定情報入力画面は、顧
客名、物件名、住所、塗料名、物件番号(物件毎に割り
当てられる番号)、クレーム番号(クレーム毎に割り当
てられる番号)及び商談番号(商談毎に割り当てられる
番号)を入力するための入力領域42を備えている。ま
た、特定情報入力画面は、「入力」と表示されたボタン
(入力ボタン47)及び「取消」と表示されたボタン(取
消ボタン48)を備えている。
【0042】上記入力領域42のいずれかに該当する事
項を入力した後、ステップS406において入力ボタン
47を選択すると、ステップS407において、図16
及び図17に示す詳細情報画面が表示される。この詳細
情報画面には、データベース23に既に保存されている
その物件に関する情報が、物件情報、クレーム履歴情
報、塗り替え予定情報、顧客情報及び競合情報として表
示されている。図16は継続しているクレーム対応がな
い場合の詳細情報画面の一例であり、図17は継続して
いるクレーム対応がある場合の詳細情報画面の一例であ
る。なお、上記図15の特定情報入力画面で入力領域4
2に入力した事項に該当する物件が複数ある場合(例え
ば、顧客名に対応する物件が複数有る場合や、同一名の
物件が複数ある場合)には、該当する物件が表の形式で
表示され、この表において各物件毎に設定されたリンク
を選択すると上記詳細情報画面が表示される。
【0043】上記物件情報には、物件名、物件番号、顧
客の名称及び住所等、顧客番号(個々の顧客に対して割
り振られた番号)、施工店や塗料店の名所及び住所等、
素地の材質、並びに塗料名等が含まれている。また、上
記クレーム履歴情報には、塗装に関するトラブルでその
物件について顧客からクレームを受けた時期、トラブル
の種類及びクレームに対応した営業担当者の氏名等が含
まれる。また、クレーム履歴情報にはリンクが設定され
ており、特定のクレームを選択すると重要な契約や補償
等の更に詳細な情報が表示されるようになっている。更
に、上記塗り替え予定情報には、当該物件の塗り替え予
定時期、顧客等に奨励した塗料名、顧客等に提示済みの
価格や塗装仕様、並びに採用の時期及びその方法等が含
まれる。さらにまた、上記顧客情報には、顧客側の担当
者の氏名、顧客側の重要人物(キーパーソン)の氏名、
ゼネコンの担当者の氏名、ゼネコンのキーパーソン、並
びにこれの人物の所属部署、役職、住所、電話番号、家
族構成、趣味、学歴及び社歴等の個人情報が含まれる。
また、上記競合情報は、当該物件の塗り替えについて競
合する他の塗料製造会社がある場合に表示され、当該競
合他社の社名、塗料名、価格及び値引きに関する情報、
並びに競合他社の担当者の氏名及び個人情報等が含まれ
る。
【0044】また、上記詳細情報画面には、現場の動画
映像46の他、既にデータベース23に保存されている
当該物件に関連する静止画像50が含まれている。これ
らの静止画像50としては、例えば、その物件の塗装を
行った施工業者等の関係者の顔写真、建築物の画像、以
前に塗装に関するトラブルが発生した部位及びその部位
の拡大画像等がある。
【0045】更に、上記詳細情報画面は、ディスプレイ
28の表示を次の画面に進めるためのボタン(進むボタ
ン51)と、ディスプレイ28の表示を一つ前の画面に
戻すためのボタン(戻るボタン52)とを備えている。
処理端末21を操作する技術者や管理者は、上記詳細情
報表示画面に表示された情報や静止画像50を参照し
て、マイク12により現場の営業担当者に対して口頭で
指示を与えることができる。
【0046】更にまた、上記詳細情報画面には、新規ク
レーム対応モード、新規商談モード、継続クレーム対応
モード及び継続商談モードを選択するためのラジオボタ
ン41を備えている。
【0047】ステップS408において4つのモードの
いずれかを選択した後、ステップS409において進む
ボタン51を選択すると、新規クレーム対応モード(ス
テップS410)、新規商談モード(ステップS41
1)、継続クレーム対応モード(ステップS414)又
は継続商談モード(ステップS415)のいずれかに移
行する。
【0048】なお、上記ステップS403で応答ボタン
44を選択しない場合(応答拒否ボタン45を選択した
場合)は、携帯端末1と処理端末21の通信を開始する
ことなく、処理が終了する。また、上記図15のキーワ
ード入力画面において取消ボタン48を選択すると、入
力領域42に記入した文字が消去され、再入力が可能と
なる。
【0049】(新規クレーム対応モード)上記新規クレ
ーム対応モードについて説明すると、図5のステップS
500において新規のクレーム番号が自動的に割り当て
られた後、ステップS503において図18に示すトラ
ブル種類・塗料名入力画面が表示される。このトラブル
種類・塗料名入力画面には、塗料名の入力領域42と共
に、4種類のトラブル(塗料に関するトラブル、塗面に
関するトラブル、乾燥中のトラブル及び塗膜に関するト
ラブル)が番号を付して表示され、その下方に番号の記
入領域53が設けられている。また、この記入領域53
に番号を記入すると、そのトラブルの詳細な分類が番号
を付して表示され、その下方に番号の記入領域53が表
示される。
【0050】例えば、上記塗料に関するトラブルとして
は、ゲル化、分離(顔料と樹脂の分離)及びあわ等があ
る。
【0051】また、上記塗面及び乾燥中のトラブルとし
ては、しま(塗膜にできるしま模様)、透け(下地が透
けて見える現象)、あわ(塗膜にできたあわ)、色むら
(塗膜の色が部分的に不均等となる現象)、吸込み(塗
ったときに、生地の塗料が過度に吸収される現象)、へ
こみ(塗面にできる噴火口状・わん形のくぼみ)、まだ
ら(塗面が部分的に、つやが無かったり、ぼかしになっ
たり、不規則な模様になったりする現象)、もどり(一
度乾燥した塗面に、再び粘着性が現れる現象)、目やせ
(生地面や下地面の高低や組織の不均等によって、仕上
げ塗面に細かなくぼみができる現象)、たるみ(垂直の
面に塗ったとき、乾燥までの間に、塗料の層が部分的に
下方に流れて厚さの不均等な所ができて、半円状、つら
ら状、波状等となる現象)、シルキング(塗面にできる
絹糸状の外観の極めて細かい平行のすじのあと)、しみ
(塗面に他の大部分と違った色が小部分となって発生す
る現象)、かぶり(塗料の乾燥過程で起こる塗膜の白化
現象)、くぼみ(塗ったときに塗膜にできた小さなへこ
み)、針穴(塗膜にできた極めて小さい穴)、起こし
(他の塗料を塗り付けたために、下層の塗膜が軟化して
しわができる現象)、浮き色(塗料が乾燥する過程で、
顔料同士の分布が上層と下層とで不均一となり、できた
塗膜の色が上層で密となった顔料の色で強められる現
象)、浮きまだら(塗料が乾燥する過程で、顔料同士の
分布が不均一になり、塗膜の色がまだらに見える現
象)、しわ(塗料の乾燥過程で、塗膜にできる波状ので
こぼこ)、はじき(塗料を塗って間もなく、塗料が剥が
れて下地面に付着しなくなり、塗膜に点状の不連続部分
ができる現象)、及びはけ目(塗料をはけで塗ったとき
に、はけの運行の後に塗膜にできる高低の線)等があ
る。
【0052】上記塗膜に関するトラブルとしては、剥が
れ(塗膜が付着性を失って下層から部分的に剥がれる現
象)、膨れ(塗膜にできる膨れ)、にじみ(一つの塗膜
に他の色の塗料を塗り重ねたとき、下層の塗膜の成分の
一部が上層の塗料に移行して、上層塗膜の本来の色と違
った色となる現象)、割れ(老化の結果、塗膜に現れる
部分的な切断)、汗かき(塗膜の内部から液状物質がに
じみでる現象)、あな(塗面にできた肉眼で見分けられ
る程度の小さい穴)、あわ(塗膜の内部にできたあ
わ)、ゆず膚(ゆずの実の表皮のような小さなくぼみの
ある塗膜の外観)、いろ、退色(塗膜の色が、彩度が小
さくなり、あるいは更に明度が大きくなる現象)、む
ら、しま(塗膜にできるしま模様)、つや、はっか、黄
変(塗膜の色が黄色を帯びる現象)、曇り(塗膜のつや
がなくなる現象)、つやむら(つや無し、又は半つやの
状態の塗面に部分的につやが現れたり、光沢塗面に部分
的に光沢不足が起こったりする現象)、汚れ、及びかび
等がある。
【0053】図18では、塗膜に関するトラブルに割り
当てられた「4」を、対応する記入領域53に記入してい
るため、上記剥がれ、膨れ、にじみ等の塗膜に関するト
ラブルの詳細な分類が番号と共に表示されている。
【0054】処理端末21を操作する技術者や管理者
は、マイク29により現場の営業担当者に口頭で指示や
質問を行い、その指示や質問に対する営業者の返答をス
ピーカ30で聴くことができる。また、技術者や管理者
は動画映像46により視覚的に状況を確認することがで
きる。技術者や管理者は、これら現場から送信される音
声及び動画映像に基づいてトラブルの種類と塗料名を確
認し、記入領域53に該当する番号を記入し、入力領域
42に塗料名を入力する。
【0055】ステップS504において上記記入領域5
3へトラブルの種類及び塗料名を入力し、ステップS5
05において進むボタン51を選択すると、ステップS
506のトラブル詳細入力処理に移行する。このトラブ
ル詳細入力処理は、上記図18に示すトラブル種類・塗
料名入力画面で記入した事項に応じて、トラブルの詳細
に関する情報を入力する処理であり、トラブルの種類に
よってディスプレイ28に表示される画面の内容は異な
る。以下、塗膜に関するトラブルである剥がれの場合を
例に、トラブル詳細入力処理を説明する。
【0056】まず、ディスプレイ28に図19に示す画
面が表示される。この画面には、剥がれの方向性の有
無、剥がれの面積、剥がれの深さ及び剥がれの長さの各
項目と、これらに関する選択肢が番号を付して表示され
る。また、各項目の下方に該当する番号を記入するため
の記入領域53が設けられている。各記入領域53に番
号を記入した後に進むボタン51を選択すると、図20
に示す画面が表示される。
【0057】この図20に示す画面には、塗装が施され
ている部位の素地に関する選択肢(コンクリート、木、
セラミック、鉄、アルミ、樹脂、石膏、プラスタースレ
ート、クロス、紙、漆喰等)が番号を付して表示され、
その下方に該当する番号を記入するための記入領域53
が設けられている。記入領域53に番号を記入した後に
進むボタン51を選択すると、図21に示す画面が表示
される。なお、この例では、コンクリートに対応する
「1」を記入領域53に記入している。
【0058】図21に示す画面には、コンクリートのp
H値に関する選択肢が番号を付して表示され、この下方
に該当する番号を記入するための記入領域53が設けら
れている。この記入領域53に番号を記入した後に進む
ボタン51を選択すると、図22に示す画面が表示され
る。
【0059】図22に示す画面には、塗装が施されてい
る部位(内装、外装)、塗装が施されている部位が向い
ている方角(東西南北、東南、東南東等)、塗装が施さ
れている部位の最低及び最高表面温度、並びに下地処理
に関する選択肢が番号を付して表示され、これらの下方
に該当する番号を記入するための記入領域53が設けら
れている。
【0060】上記塗装の部位については、内装であるの
か外装であるのかに応じて更に詳細な選択肢が表示され
る。内装の場合の選択肢としては、壁、天井、床、水周
り、ドア、手すり等がある。外装の場合の選択肢として
は、壁、屋根、軒下、土台、露天床、配管、樋、塀、
門、ドア、窓枠、手すり、パラペット等がある。また、
上記下地処理に関する選択としては、水洗い、溶剤、酸
化部除去、乾燥時間、目荒し等がある。
【0061】図22の画面に表示されている以外に、塗
料準備、塗装方法、乾燥時間、施工時の天候に関する選
択肢がある。このうち塗料準備に関する選択肢として
は、撹拌時間、添加剤の種類、添加剤添加から塗装まで
の時間等がある。また、上記塗装方法に関する選択肢と
しては、はけ、ローラ、スプレー、エアレス、こて、た
んぽ等がある。
【0062】図22の画面で、各記入領域53に番号を
記入した後に進むボタン51を選択すると、トラブル詳
細入力処理が終了する。そして、ここまでの処理で入力
されたトラブルの種類、塗料名及トラブルの詳細等の情
報が、既にデータベース23に保存される情報と比較対
比され、その結果がステップS507において図23に
示す診断画面として表示される。この診断画面には、理
想の塗装系及び塗装条件、施工上の要点及び注意事項が
表示される。また、理想の塗装系及び塗装条件と実際の
塗装系及び塗装条件の相違点、推定されるトラブル発生
の原因、同一内容のクレームの前例、その物件の塗料が
品質保証期限内に使用されて否か等が表示される。処理
端末21を操作する技術者や管理者は、この診断画面に
表示された内容を参照して現場の営業担当者に口頭で指
示を与え又は連絡を行うことができる(ステップS50
8)。指示や連絡を受けた営業担当者は、顧客に対する
説明等の必要な対応を行うことができる。
【0063】ステップS509において進むボタン51
が選択されると、ステップS510において図24に示
す対応情報入力画面が表示される。この対応情報入力画
面は、クレーム名、仮説、検証、原因、処置、返品情報
及び対応事項の各項目毎に入力領域42が設けられてい
る。また、対応情報入力画面は、「継続」と表示された
ボタン(継続ボタン151)と、「終了」と表示された
ボタン(終了ボタン152)とを備えている。
【0064】上記項目のうち「クレーム名」に対応する
入力領域42には、上記診断画面に表示された情報や現
場から得られる音声情報及び画像情報に基づいて技術者
や管理者が断定したトラブルの種類を入力する。
【0065】上記「仮説」に対応する入力領域42に
は、診断画面に表示された情報や現場からの得られる音
声情報及び画像情報に基づいて技術者や管理者が推定し
たトラブルに関する仮説、すなわち技術者や管理者が推
定したトラブル発生の原因、トラブル発生までの過程、
トラブル発生のメカニズム等を入力する。
【0066】上記「検証」に対応する入力領域42に
は、上記トラブルに関する仮説を検証するために現場に
指示した処置の結果を入力する。例えば、トラブル発生
の原因が膜厚不足にあると推定した場合に、処理端末2
1を操作する技術者や管理者は現場の営業担当者に膜厚
計で塗装の膜厚を測定することを指示し、営業担当者か
ら報告された膜厚を、「検証」に対応する入力領域53
に入力する。
【0067】上記「原因」に対応する入力領域53に
は、上記仮説の検証により断定されるトラブル発生の原
因を入力する。
【0068】返品(いわゆる戻し入れ)があった場合に
は、上記「返品情報」に対応する入力領域42に、返品
された塗料の数量(缶数)、顧客に対する返金の要否や
額、再納品の要否、再納品が必要な場合には再納品する
塗料名、数量、時期等を入力する。
【0069】トラブルに対する処置の営業担当者が直ち
に行うことができず、後日改めて現場に出向いて対応を
行う必要がある場合には、「対応事項」の入力領域42
に必要な処置、処置の時期、処置に関する留意事項等を
記入する。
【0070】ステップS511において対応情報入力画
面に所定事項が入力され、ステップS512において継
続ボタン151又は終了ボタン152が選択されると、
ステップS513において携帯端末1との通信が終了す
る。また、ここまでの処理で入力されたトラブルの種
類、塗料名、トラブルの詳細に関する情報及び対応情報
等がデータベース23に保存される。なお、継続ボタン
151は、今回の営業担当者の処置でそのクレームに対
する対応が終了していない場合に選択される。一方、終
了ボタン152はそのクレームに対する対応が今回の営
業担当者の処置で完了した場合に選択される。
【0071】次に、ステップS514において、静止画
像保存処理に移行する。この静止画像保存処理では、携
帯端末1の通信中に受信した動画映像をディスプレイ2
8で再生し、再生中の動画映像から必要な静止画像を選
択し、必要な応じて編集を行った後データベース23に
保存する。この静止画像としては、例えば、その物件の
塗装を行った施工業者等の関係者の顔写真、塗装に関す
るトラブルが発生している建築物の全体画像、トラブル
が発生している部位及びその拡大画像がある。
【0072】次に、ステップS515において、会話記
録保存処理に移行する。この会話記録保存処理では、通
信中に携帯端末1から受信した音声(営業担当者と顧客
等との会話、技術者や管理者の指示や質問に対する営業
担当者からの応答)及び携帯端末1へ送信した音声(技
術者や管理者からの指示及び連絡)を文字情報に変換し
たものがディスプレイ28に表示され、これらの文字情
報から顧客との合意内容、確認済みの内容、競合情報、
価格情報等の必要な情報を選択及び編集し、データベー
ス23に保存する。なお、文字情報と共に又は文字情報
に代えて、会話記録を音声情報の形態でデータベース2
3に保存しても良い。
【0073】最後に、ステップS516において、今回
新たにデータベース23に保存された情報に基づいて更
新された詳細情報画面(図16参照)がディスプレイ2
8に表示され、新規クレーム対応モードが終了する。
【0074】なお、トラブルの種類が塗料に関するトラ
ブルの一種であるゲル化の場合に、上記トラブル詳細入
力処理(図5のステップS506)では、塗料製造後の
日数、塗料が収容されている缶の開封の有無、塗料の粘
度、保管時の温度及び湿度、塗料の配合、塗料の製造方
法、貯蔵開始後塗料が不安定になるまでの時期等を画面
の指示に従って入力することになる。また、トラブルの
種類が塗面に関するトラブルの一種であるたるみの場合
には、上記トラブル詳細入力処理では、塗料製造後の日
数、溶剤又は水による希釈率、粘度、塗装時の温度及び
湿度、塗装方法、塗着量(単位面積当たりの塗料量)、
塗料の配合、塗料の製造方法、貯蔵開始後塗料が不安定
になるまでの時期等を画面に指示に従って入力すること
になる。さらに、トラブルの種類が乾燥中のトラブルの
種類の一種である硬化不良の場合には、上記トラブル詳
細入力処理では、塗料製造後の日数、溶剤又は水による
希釈率、粘度、乾燥時の温度及び湿度、塗装方法、硬化
剤の量、各層の塗膜の厚み、塗料の配合、塗料の製造方
法、貯蔵開始後塗料が不安定になるまでの時期等を画面
に指示に従って入力することになる。
【0075】(新規商談モード)次に、新規商談モード
について説明する。まず、図6のステップS601にお
いて、物件番号及び商談番号が自動的に割り当てられ
る。次に、ステップS602の商談情報入力処理に移行
する。この商談情報入力処理における画面には、上記ク
レーム対応モードにおけるトラブル詳細入力処理(図5
のステップS506及び図19から図21参照)と同様
に、複数の項目と各項目毎の番号を付した選択肢が表示
され、各項目ごとに番号を記入する記入領域が設けられ
ている。これらの項目には、塗装面積、素地、工期、納
期、色目、販売店名、施工店名等が含まれる。処理端末
21を操作する技術者や管理者は、客先の営業担当者に
口頭で指示を与え、必要な情報を確認するように促する
ことができる。また、商談情報入力処理における画面に
は、客先の動画映像が表示されるため、技術者や管理者
は、上記項目を記入するために必要な情報を視覚的に得
ることもできる。
【0076】上記商談情報入力処理が終了すると、ステ
ップS603において、その物件に応じた塗装仕様と塗
料の在庫状況等がディスプレイ28に表示される。ま
た、塗料仕様及び塗料の在庫状況と同時に継続ボタン及
び終了ボタン(図24参照)が表示される。ステップS
604において継続ボタン及び終了ボタンを選択する
と、ステップS605において通信が終了する。なお、
継続ボタンは商談が未完了で後日改めて商談を継続する
場合に選択され、終了ボタンは商談が完了した場合に選
択される。
【0077】ステップS606における静止画像保存処
理、ステップS607における会話記録保存処理、及び
ステップS608における更新後の詳細情報画面の表示
は、上記新規クレーム対応モードの場合と同様であるの
で説明を省略する。
【0078】(継続クレーム対応モード)この継続クレ
ーム対応モードの場合、上記図4のステップS407で
は図17に示すように詳細情報画面中に対応情報画面
(図5のステップS510及び図24参照)で入力した
事項が表示される。すなわち、図17の詳細情報画面で
は、クレーム番号と共に、クレーム名、仮説、検証、原
因、処置、再納品情報及び対応事項が表示される。従っ
て、処理端末21を操作する技術者や管理者は、そのク
レーム番号に対する前回のクレーム対応時になされた処
置や実施する必要のある処置を知ることができる。
【0079】図7に示す継続クレーム対応モードにおけ
るステップS503’〜S516’までの処理は、上記
新規クレーム対応モードの場合と同様である(図5のス
テップS503〜S516及び図18から図24参
照)。ただし、この継続クレーム対応モードでは、処理
端末21を操作する技術者や管理者は、ステップS50
3’〜S516’のすべての処理を逐一実行する必要は
なく、進むボタン51及び戻るボタン52等を適宜操作
して、必要な段階から処理を実行すればよい。例えば、
前回の対応でトラブル発生の原因が正確に特定されてお
り、図17に対応事項として表示された処置を実行する
だけでよい場合には、ステップS510’から処理を実
行すればよい。
【0080】なお、この継続クレーム対応モードでは、
すでにクレーム番号は割り当てられているので、クレー
ム番号の自動割り当て(図5のステップS500参照)
は実行されない。
【0081】(継続商談モード)次に、図8に示す継続
商談モードについて説明すると、ステップS602’〜
S608’の処理は、上記新規商談モードの場合と同様
である(図6のステップS602〜S608参照)。た
だし、この継続商談モードでは、処理端末21を操作す
る技術者や管理者は、ステップS602’〜S608’
のすべての処理を逐一実行する必要はなく、前回の商談
の進展の程度に応じて必要な段階から処理を実行すれば
よい。この継続商談モードでは、すでに物件番号及び商
談番号は割り当てられているので、物件番号及び商談番
号の自動割り当て(図6のステップS601)は実行さ
れない。
【0082】本実施形態の塗料関連業務支援システム
は、上記リモートモード(新規及び継続のクレーム対応
モード並びに新規及び継続の商談モード)を実行できる
ため、以下の利点を有する。まず、現場や客先が外国等
の遠隔地であるか否かに関わらず、携帯端末1を所持し
て実際に現場や客先に出向いている営業担当者による状
況確認や情報収集と、現場や客先に出向くことなくオペ
レーションセンタシステム2で処理端末21を操作して
いる技術者及び/又は管理者による情報分析とを、同時
に進行することができる。また、技術者及び/又は管理
者は、現場や客先の営業担当者に直ちに指示を伝達する
ことができるため、状況を正確に把握し、質的にも量的
にも十分な情報を確実に収集することができる。よっ
て、現場や客先での対応を適切かつ効率的に行うことが
できる。
【0083】また、複数の現場や客先をオペレーション
センタシステム2により一元的に管理することができ
る。
【0084】更に、処理端末21を複数の技術者及び/
又は管理者が操作することにより、複数の技術者及び/
又は管理者間で情報を共有し認識の統一を図ることがで
きる。
【0085】更にまた、営業担当者は現場又は客先で迅
速かつ適切な対応を採ることが可能となり、顧客からの
信頼度を高めることができる。例えば、営業担当者は、
技術者及び/又は管理者からの指示を受けることによ
り、顧客からの質問に対して適切な回答を即座に行うこ
とができる。
【0086】また、営業担当者がトラブルへの対応等の
ために現場や客先に出向く回数を大幅に低減することが
できるため、出張費用等の経費を節約できると共に、営
業活動の機会損失を防止できる。
【0087】更に、技術者がトラブルへの対応等のため
に現場に出向く必要を殆どなくすことができるため、技
術者は研究、開発等の技術者本来の業務に十分な時間を
費やすことが確保できる。
【0088】更に、携帯端末1から処理端末21に送信
される音声情報及び画像情報に基づいて得られる塗料関
連業務に関する有益な情報を、漏れなく収集してオペレ
ーションセンタシステム2のデータベース23に保存
し、これらの情報を整理し、統計的に処理することがで
きる。
【0089】(データベースモード)次に、データベー
スモードについて説明する。なお、このデータベースモ
ードでは、処理端末21を操作するのは必ずしも技術者
や管理者ではなく、営業担当者である場合もある。ま
ず、図9のステップS901において、図25に示すモ
ード選択画面が表示される。このモード選択画面は、検
索モード、塗り替え管理モード又は分析モードのいずれ
かを選択するためのラジオボタン41と、「決定」と表示
されたボタン(決定ボタン54)を備えている。ステッ
プS902においていずれかのモードを選択し、ステッ
プS903において決定ボタン54を選択すると、ステ
ップS904の検索モード、ステップS905の塗り替
え管理モード又はステップS906の分析モードのいず
れかに移行する。
【0090】上記検索モードについて説明すると、ま
ず、図10のステップS1001において図26に示す
検索メニュー画面が表示される。この検索メニュー画面
は、キーワード検索又はクレーム・塗料別検索のいずれ
かを選択するためのラジオボタン41と、決定ボタン5
4を備えている。ステップS1002においていずれか
の検索条件を選択し、ステップS803において決定ボ
タン54を選択すると、ステップS1004〜S100
7のキーワード検索又はステップS1008〜1011
のクレーム・塗料別検索に移行する。
【0091】上記キーワード検索について説明すると、
ステップS1004において図27に示すキーワード入
力画面が表示される。このキーワード入力画面は、顧
客、物件名、住所、塗料名及びコード番号の各項目につ
いてキーワードをするための入力領域42、「実行」と表
示されたボタン(実行ボタン55)及び取消ボタン48
を備えている。
【0092】ステップS1005において少なくともい
ずれか1つの入力領域42にキーワードを入力し、ステ
ップS1006において実行ボタン55を選択すると、
データベース23に保存されている情報から該当する情
報が抽出及び加工され、ステップS1007においてデ
ィスプレイ28に検索結果が表示される。この検索結果
の画面表示は、上記図16及び図17に示す詳細情報表
示画面と同様であり、物件に関する情報が、物件情報、
クレーム履歴情報、塗り替え予定情報、顧客情報及び競
合情報として表示されている。
【0093】一方、上記クレーム種類・塗料名別検索に
ついて説明すると、図10のステップS1008におい
て図28に示すクレーム種類・塗料名入力画面が表示さ
れる。このクレーム種類・塗料名入力画面は、クレーム
の種類及び塗料名の入力領域42と、実行ボタン55及
び取消ボタン48を備えている。
【0094】ステップS1009において、クレームの
種類と塗料名の少なくともいずれか一方を入力し、ステ
ップS1010において実行ボタン55を選択すると、
データベース23に保存されている情報から該当する情
報が抽出及び加工され、ステップS1011においてデ
ィスプレイに検索結果が表示される。図29は、上記ス
テップS1009においてクレームの種類のみを対応す
る入力領域に入力した場合の検索結果画面を示してい
る。この図29の検索結果画面には、該当するクレーム
の日付、塗料名、物件名及びコード番号が表の形式で表
示され、各クレーム毎にクレームが発生した部位及びそ
の部位を拡大した静止画像50が表示される。
【0095】次に、塗り替え管理モードについて説明す
る。まず、図11のステップS1101において、図3
0に示す地域名入力画面が表示される。この地域名入力
画面は、地域名の入力領域42、実行ボタン55及び取
消ボタン48を備えている。ステップS1102におい
て入力領域42に塗り替え管理情報を取得した地域名
(例えば都道府県名、市町村名)を入力し、ステップS
1103で実行ボタン55を選択すると、データベース
23から必要な情報が抽出及び加工され、ステップS1
104において図31に示す塗り替え管理画面が表示さ
れる。この塗り替え管理画面は、塗り替え予定時期が近
付いている物件の前回塗り替え時期、塗料名、物件名及
び物件番号が関連する静止画像50と共に表の形式で表
示される。なお、塗り替え管理モードに移行すると上記
地域とは無関係に塗り替え予定時期が近付いているすべ
ての物件について、物件の前回塗り替え時期、塗料名、
物件名及び物件番号を表の形式で表示するようにしても
よい。また、表の形式ではなく、カレンダーの形式で塗
り替え管理情報を表示してもよい。この場合、例えば、
カレンダーの該当する日付欄に個々の物件の塗り替え予
定日であることを表示し、この表示に設定されたリンク
を選択すると、その物件の詳細情報画面(図16参照)
が表示されるようにする。
【0096】次に、分析モードについて説明する。ま
ず、図12のステップS1201において、図32に示
すキーワード入力画面が表示される。このキーワード入
力画面には塗料名、トラブルの種類、物件名等のカテゴ
リー毎にキーワードの入力領域42が設けられている。
また、各入力領域42に対応するカテゴリーはプルダウ
ンメニューの形式で変更できるようになっている。
【0097】ステップS1202において2つ以上の入
力領域42にキーワードを入力し、ステップS1203
において実行ボタン55を選択すると、データベース2
3から必要な情報が抽出及び加工され、ステップS12
04において分析結果がディスプレイ28に表示され
る。この分析結果は、入力したキーワードの内容により
異なり、例えば、該当する物件、塗料名、数字等を含む
一覧表、数式、グラフ、該当する物件の所在位置が表示
され地図等の形式で表示される。また、トラブルが発生
した部位の画像及びその拡大画像等の静止画像50を含
んでいても良い。更に、関連する分析結果やレポートへ
のリンクを併せて表示しても良い。
【0098】本実施形態の塗料関連業務支援システム
は、上記データベースモード(検索モード、塗り替え管
理モード、及び分析モード)を実行できるため、塗料関
連業務に関する情報の有効かつ効果的な活用が可能とな
る。例えば、営業担当者が現場や客先に出向く前に、デ
ータベースに保存されている顧客や物件に関する情報を
事前に確認しておくことにより、顧客に対して効率的な
対応を採ることができる。また、データベースに保存さ
れた情報を利用することにより、効果的な営業活動の企
画立案が可能となる。
【0099】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々の変形が可能である。例えば、上記通信回線3は、電
話回線に限定されず、インターネット等の他の公衆回線
や、専用回線であっても良い。また、通信回線3の一部
又は全部が無線回線により構成されていても良い。
【0100】また、携帯端末1は、図2に示す構成に限
定されず、オペレーションセンタシステム2への音声及
び動画映像の送信と、オペレーションセンタシステム2
からの音声の受信が可能であれば良い。また、携帯端末
1からオペレーションセンタシステム2のデータベース
23にアクセスし、情報の入出力等を実行可能としても
良い。
【0101】更に、オペレーションセンタシステム2
は、オペレーションセンタシステム2が設置されている
事業所内のLAN、塗料製造会社の他の事業所に設置さ
れたサーバ、塗料販売店、施工店等の社外の業者等が所
有するサーバ等に接続されていても良い。
【0102】さらにまた、オペレーションセンタシステ
ム2を構成する処理端末21、通信サーバ22、データ
ベースサーバ24及びデータベース23は、これらの機
能を実現できれば、物理的に別個の機器から構成されて
いる必要はなく、一箇所にまとめて設置されている必要
もない。
【0103】また、上記クレーム対応モードにおけるト
ラブル詳細入力処理(図5のステップS506)では、
処理端末21を操作する技術者や管理者が携帯端末1か
ら送信される音声情報や画像情報に基づいて、トラブル
の詳細に関する情報を入力するようにしているが、この
処理の全部又は一部を自動化しても良い。例えば、塗装
のトラブルが剥がれである場合に、携帯端末1から送信
される剥がれの発生している部位の画像を処理端末21
が解析することにより、表面温度、剥がれの方向性、面
積、長さ及び深さ等を自動的に判別しても良い。
【0104】更に、携帯端末1と処理端末21との通信
中にデータベースモードを実行できるようにしても良
い。
【0105】更にまた、いったん入力した事項を処理端
末21でデータベース23にアクセスして修正乃至は変
更できるようにしてもよい。
【0106】携帯端末1は、圧縮・解凍器14に代えて
ノート型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)、携
帯情報端末(PDA)等を備えていてもよい。この場
合、携帯端末1でデータベース23にアクセスできるよ
うにすれば、現場や客先において又は現場や客先に出向
く前に、営業担当者が必要な情報を取得することができ
る。また、携帯端末1は全部又は一部の機器を一体型の
機器で構成してもよい。例えば、カメラ、マイク及びイ
ヤホンの機能を備えるノート型PCを使用することがで
きる。
【0107】処理端末21におけるグラフィックユーザ
インターフェースは、上記実施形態のものに限定されな
い。例えば、処理端末21における項目の選択は、ラジ
オボタン、番号入力、プルダウンメニュー等のいずれの
形式であってもよい。
【0108】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る塗料関連業務支援システムでは、現場や客先での
会話が第1の音声情報として携帯端末からオペレーショ
ンセンタシステムの処理端末に送信され、第2の音声出
力装置により出力され、かつ、現場や客先の動画映像が
画像情報として携帯端末から処理端末に送信され、画像
表示装置に表示される。また、処理端末を操作する技術
者及び/又は管理者の指示は、第2の音声情報としてオ
ペレーションセンタシステムの処理端末から携帯端末に
送信され、携帯端末において第1の音声出力装置から出
力され、現場又は客先にいる営業担当者に伝達される。
よって、本発明の塗料関連業務支援システムには、以下
の効果があり、塗料関連業務の大幅な効率化を図ること
ができる。
【0109】まず、現場や客先が外国等の遠隔地である
か否かに関わらず、実際に現場や客先に出向いている営
業担当者による状況確認や情報収集と、現場や客先に出
向くことなく処理端末を操作している技術者及び/又は
管理者による情報分析とを、同時に進行することができ
る。また、技術者及び/又は管理者は、現場や客先の営
業担当者に直ちに指示を伝達することができるため、状
況を正確に把握し、質的にも量的にも十分な情報を確実
に収集することができる。よって、現場や客先での対応
を適切かつ効率的に行うことができる。
【0110】また、複数の現場や客先をオペレーション
センタシステムにより一元的に管理することができる。
【0111】更に、処理端末を複数の技術者及び/又は
管理者が操作することにより、複数の技術者及び/又は
管理者間で情報を共有し認識の統一を図ることができ
る。
【0112】更にまた、営業担当者は現場又は客先で迅
速かつ適切な対応を採ることが可能となり、顧客からの
信頼度を高めることができる。例えば、営業担当者は、
技術者及び/又は管理者からの指示を受けることによ
り、顧客からの質問に対して適切な回答を即座に行うこ
とができる。
【0113】また、営業担当者がトラブルへの対応等の
ために現場や客先に出向く回数を大幅に低減することが
できるため、出張費用等の経費を節約できると共に、営
業活動の機会を損失することがない。
【0114】更に、技術者がトラブルへの対応等のため
に現場に出向く必要を殆どなくすことができるため、技
術者は研究、開発等の技術者本来の業務に十分な時間を
費やすことが確保できる。
【0115】オペレーションセンタシステムがデータベ
ースを備える場合には、塗料関連業務に関する有益な情
報を漏れなく収集及び保存し、かつ、これらの情報を整
理し、統計的に処理することができる。また、データベ
ースを利用することにより、塗料関連業務に関する情報
の有効かつ効果的な活用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る塗料関連業務支援シ
ステムを示す概略図である。
【図2】 携帯端末の構成を示す概略図である。
【図3】 オペレーションセンタシステムでの処理を説
明するためのフローチャートである。
【図4】 リモートモードを説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】 新規クレーム対応モードを説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】 新規商談モードを説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】 継続クレーム対応モードを説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】 継続商談モードを説明するためのフローチャ
ートである。
【図9】 データベースモードを説明するためのフロー
チャートである。
【図10】 検索モードを説明するためのフローチャー
トである。
【図11】 塗り替え管理モードを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図12】 分析モードを説明するためのフローチャー
トである。
【図13】 リモートモード又はデータベースモードを
選択するためのモード選択画面を示す概略図である。
【図14】 応答選択画面を示す概略図である。
【図15】 特定情報入力画面を示す概略図である。
【図16】 新規クレーム対応モードの場合の詳細情報
画面を示す概略図である。
【図17】 継続クレーム対応モードの場合の詳細情報
画面を示す概略図である。
【図18】 トラブル種類・塗料名入力画面を示す概略
図である。
【図19】 剥がれに関する詳細情報の入力画面を示す
概略図である。
【図20】 素地の種別の入力画面を示す概略図であ
る。
【図21】 素地に関する詳細情報の入力画面を示す概
略図である。
【図22】 トラブルに関する他の詳細情報の入力画面
を示す概略図である。
【図23】 診断画面を示す概略図である。
【図24】 対応情報入力画面を示す概略図である。
【図25】 検索モード、塗り替え管理モード又は分析
モードを選択するためのモード選択画面を示す概略図で
ある。
【図26】 検索メニュー画面を示す概略図である。
【図27】 キーワード入力画面を示す概略図である。
【図28】 クレーム種類・塗料名入力画面を示す概略
図である。
【図29】 検索結果画面を示す概略図である。
【図30】 塗料名入力画面を示す概略図である。
【図31】 塗り替え管理画面を示す概略図である。
【図32】 キーワード入力画面を示す概略図である。
【符号の説明】
1 携帯端末 2 オペレーションセンタシステム 3 通信回線 11 カメラ(撮影装置) 12 マイク(第1の音声収集装置) 13 イヤホン(第1の音声出力装置) 14 圧縮・解凍器 15 無線通信機器 21 処理端末 22 通信サーバ 23 データベース 24 データベースサーバ 26 本体 27 入力装置 28 ディスプレイ(画像表示装置) 29 マイク(第2の音声収集装置) 30 スピーカ(第2の音声出力装置) 41 ラジオボタン 42 入力領域 43 ログインボタン 44 応答ボタン 45 応答拒否ボタン 46 動画映像 47 入力ボタン 48 取消ボタン 50 静止画像 51 進むボタン 52 戻るボタン 53 記入領域 54 決定ボタン 55 実行ボタン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装を施した建築物のある現場又は客先
    に営業担当者が持参する携帯端末と、 この携帯端末と通信回線により接続され、技術者及び/
    又は管理者により操作されるオペレーションセンタシス
    テムとを備え、 上記携帯端末は、撮影装置と、第1の音声収集装置と、
    第1の音声出力装置とを備え、 上記オペレーションセンタシステムは、画像表示装置
    と、第2の音声収集装置と、第2の音声出力装置とを有
    する処理端末を備え、 上記携帯端末は、上記第1の音声収集装置で収集した現
    場又は客先での会話を含む第1の音声情報と、上記撮影
    装置で撮影した現場又は客先の動画映像である画像情報
    とを上記通信回線を介して上記処理端末に送信し、 上記処理端末は、上記携帯端末から受信した第1の音声
    情報を上記第2の音声出力装置で出力し、上記携帯端末
    から受信した画像情報を上記画像表示装置で表示すると
    共に、上記第2の音声収集装置で収集した技術者及び/
    又は管理者から営業担当者への音声による指示を第2の
    音声情報として上記通信回線を介して上記携帯端末へ送
    信し、かつ、 上記携帯端末は、上記処理端末から受信した第2の音声
    情報を上記第1の音声出力装置で出力するようにしてい
    る塗料関連業務支援システム。
  2. 【請求項2】 上記オペレーションセンタシステムは、
    上記携帯端末から受信した画像情報及び第1の音声情報
    に基づいて上記処理端末から入力される情報を保存する
    データベースを更に備える、請求項1に記載の塗料関連
    業務支援システム。
  3. 【請求項3】 上記処理端末は、塗装に関するトラブル
    が発生している建築物のある現場から上記携帯端末によ
    り送信される上記第1の音声情報及び画像情報に基づい
    て、トラブルの種類に関する情報、塗装部位に関する情
    報及び塗装仕様に関する情報を含む情報をデータベース
    に保存し、かつ、データベースに保存されている情報に
    基づいてトラブルの原因を推定するクレーム対応モード
    を実行可能である、請求項2に記載の塗料関連業務支援
    システム。
  4. 【請求項4】 上記処理端末は、新規商談を行っている
    客先から上記携帯端末により送信される上記第1の音声
    情報及び画像情報に基づいて、顧客に関する情報、塗装
    部位に関する情報及び塗装仕様に関する情報を含む情報
    をデータベースに保存する新規商談モードを実行可能で
    ある、請求項2又は請求項3に記載の塗料関連業務支援
    システム。
  5. 【請求項5】 上記処理端末は、少なくとも上記データ
    ベースに記憶された情報の検索を含むデータベースに保
    存された情報の処理を行うデータベースモードを実行可
    能である、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載
    の塗料関連業務支援システム。
JP2000330275A 2000-10-30 2000-10-30 塗料関連業務支援システム Pending JP2002132864A (ja)

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