JP2002131662A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2002131662A JP2000319587A JP2000319587A JP2002131662A JP 2002131662 A JP2002131662 A JP 2002131662A JP 2000319587 A JP2000319587 A JP 2000319587A JP 2000319587 A JP2000319587 A JP 2000319587A JP 2002131662 A JP2002131662 A JP 2002131662A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した同期信号を得ることができる光走査
装置を得ると共に、高精度に光量制御を行うことができ
る光走査装置を得る。 【解決手段】 2次元状に配置された複数の面発光型半
導体レーザ(VCSEL)を有する光源を用いて光走査
する光走査装置において、被走査面上に形成されるビー
ムスポットの光走査方向(主走査方向)位置が略等しい
複数のVCSELを点灯させた状態で光センサを走査
し、該走査に応じた光センサからの出力に応じて走査開
始信号(SOS信号)を生成する。ここで、上記「光走
査方向位置が略等しい複数のVCSEL」は、当該VC
SELを全て点灯した場合に、光走査方向に対する光セ
ンサ上での合計露光エネルギープロファイルと、SOS
信号生成の際の検知しきい値に相当するエネルギーレベ
ルとが2点のみで交差するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に係
り、より詳しくは、2次元に配置された複数の発光素子
を有する光源を用いて光走査する光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、複数の半導体レーザを2次元状に配置したレーザア
レイを光源とした光走査装置が考案されている(例え
ば、特開平5−294005号公報)。
【0003】一般的な光走査装置に用いられる単一の半
導体レーザとしては、図15に示すように、n側電極2
00、基板202、活性層206、クラッド層204、
p側電極208が層状に積み重ねられて構成された端面
発光型半導体レーザが広く用いられているが、図16に
示すように、n側電極210、基板212、半導体多層
膜214、絶縁膜216、p側電極218によって構成
された面発光型半導体レーザ(Vertical Cavity Surfac
e Emitting diode Laser:所謂VCSEL)を用いるこ
とによって、多数の半導体レーザ(VCSEL)を基板
上に自由に2次元配置することができるため、複数本の
レーザビームを射出可能な光源を低コストで得ることが
できる。なお、光走査装置では、微少なビームスポット
を得るために、シングルモード発振(単一波長での発
振)が一般に要求されるが、VCSELでは発光出力が
小さい傾向がある。
【0004】ところで、光走査装置では一般に、主走査
開始の際のレーザ光が入射されるように配置された光検
出器によって走査ビーム(レーザビーム)を検知し、該
検知のタイミングに応じて走査開始信号(以下、「SO
S信号」という)を生成しており、生成したSOS信号
を基準として主走査を行っている。
【0005】ここで、上記光検出器としては、図17に
示すように、入射光量に応じた電流を流すフォトダイオ
ードPD、入力された電流を増幅してI(電流)/V
(電圧)変換する増幅器OP、しきい値を示す電圧を発
生するしきい値電源SP、及び増幅器OPとしきい値電
源SPの各出力電圧を比較する比較器CPによって構成
されたものが広く用いられている。この光検出器では、
図18に示すように、増幅器OPの出力電圧がしきい値
電圧以上になったときにSOS信号がハイレベルとな
る。
【0006】このような光検出器をSOS信号の生成手
段として適用すると共に、複数のVCSELが2次元配
置されて構成された光源を用いた光走査装置では、レー
ザビームの2次元配置が近接している場合に、全レーザ
ビームを点灯させたままで光検出器を走査すると、図1
9に示すように、各ビーム間における増幅器OPの出力
電圧が下がりきらず、しきい値電圧近傍の電圧になって
しまうと、SOS信号は、同図におけるSOS信号1の
ように単一の矩形波状となったり、SOS信号2のよう
にレーザビーム毎に立ち下がる矩形波状となったりし
て、安定したSOS信号を得ることができない、という
問題があった。
【0007】この問題は、しきい値電圧を上げるか、又
は下げることで理論的には対策が可能であるが、この場
合には、しきい値電圧を上げ過ぎても下げ過ぎてもノイ
ズの影響が大きくなり、誤作動が発生し易くなる、とい
う新たな問題が発生する。
【0008】これに対し、VCSELを1つのみ点灯さ
せて光検出器を走査する方法も考えられるが、VCSE
Lは前述のように光量が比較的小さいため、増幅器OP
の出力電圧がしきい値電圧を超えないことがあり、SO
S信号が出力されない可能性がある。
【0009】また、この場合、しきい値電圧を下げれば
SOS信号の生成は可能となるものの、この場合は電気
ノイズの影響を受け易くなり、誤作動が発生し易くな
る、という新たな問題が発生する。
【0010】ところで、通常、半導体レーザを光源とし
た光走査装置を用いて画像を形成する画像形成装置で
は、画像の濃度を所定レベルとするために、レーザビー
ムの光量が所定量となるように光量制御(Auto Power C
ontrol:所謂APC)を行っている。
【0011】ここで、画像形成速度の高速化を目的とし
て複数の半導体レーザがアレイ状に配置されて構成され
た光源によって光走査を行う光走査装置を適用した場
合、各半導体レーザ毎にAPCする必要があるため、A
PCに要する時間が著しく長くなる、という問題があっ
た。
【0012】この問題を解決するために、本発明の出願
人によって提案された特開平8−264873号公報に
記載の技術では、制御対象とする全ての半導体レーザを
同時点灯させた状態で全体光量(総光量)を光量検出手
段によって検出し、該検出によって得られた全体光量が
所定量となるようにフィードバック制御することによっ
て、制御対象とする全ての半導体レーザの射出光量が一
定光量となるように一括して制御していた。なお、この
技術では、光源を構成する各半導体レーザの発光特性に
応じて予め各半導体レーザの発光強度をバランスさせる
光強度バランス調整手段が備えられており、該光強度バ
ランス調整手段によって予め各半導体レーザの発光強度
のばらつきがなくなるように調整している。
【0013】しかしながら、上記特開平8−26487
3号公報に記載の技術では、2次元配置の光源により、
感光体上に形成される複数のビームスポットの間隔が、
光走査線の方向に対して離れている場合に、上記光量検
出手段の検出部において各半導体レーザによるビームス
ポットが重ならない場合があり、この場合には上記光量
検出手段によって検出される光量が制御対象とする半導
体レーザの全体光量とはならず、この結果として高精度
な光量制御を行うことができない、という問題があっ
た。
【0014】この問題を回避するためには、検出部の面
積が大きな光量検出手段を適用する方法もあるが、この
場合には光量検出手段にかかるコストが高くなると共
に、装置サイズが大きくなる、という新たな問題が発生
する。
【0015】一方、特開平9−230259号公報に
は、1つの受光センサによる光検出結果に基づいて、S
OS信号の生成及びAPCの双方を行う技術が記載され
ている。
【0016】この技術では、半導体レーザ光源の複数の
発光点から射出したレーザ光を、コリメータレンズ、シ
リンドリカルレンズを透過させた後にポリゴンミラーに
よって反射偏向し、走査レンズを透過させた後に感光体
ドラムに照射する。また、この技術では、上記走査レン
ズと上記感光体ドラムとの間のレーザ光が走査開始する
位置に同期検知用ミラーを配置すると共に、該同期検知
用ミラーの光反射方向に受光センサを配置しており、受
光センサによってレーザ光が受光された際に当該受光セ
ンサから出力される電気出力を利用して、複数の発光点
から射出したレーザ光の各々について、SOS信号の生
成とAPCの双方を順次行っていた。
【0017】しかしながら、この技術における半導体レ
ーザ光源をVCSELによって構成した場合には、前述
のようにVCSELは光量が低いため、受光センサによ
る1ビームのみの受光結果に基づくAPCでは、高精度
なAPCを行うことができない、という問題があった。
【0018】本発明は上記各問題を解消するために成さ
れたものであり、安定した走査開始信号等の同期信号を
得ることができる光走査装置を提供することを第1の目
的とし、高精度に光量制御を行うことができる光走査装
置を提供することを第2の目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の光走査装置は、2次元に配置
された複数の発光素子を有する光源と、前記光源から射
出され被走査面上を走査するように偏向手段によって偏
向された光ビームを、前記光ビームの走査範囲内の特定
の位置で検知可能とされた光センサと、前記光センサの
受光エネルギー量に応じて信号レベルが変化する同期信
号を生成する生成手段と、前記同期信号の生成に用いる
発光素子として予め選択された、射出した光ビームによ
って前記被走査面上に形成される光スポットの走査方向
に沿った位置が互いに略等しい複数の発光素子を、該複
数の発光素子から射出された光ビームが前記光センサの
受光面を横切る期間に各々点灯させる制御手段と、を含
んでいる。
【0020】請求項1記載の光走査装置によれば、2次
元に配置された複数の発光素子を有する光源から射出さ
れ被走査面上を走査するように偏向手段によって偏向さ
れた光ビームが、光ビームの走査範囲内の特定の位置で
光センサによって検知され、該光センサの受光エネルギ
ー量に応じて信号レベルが変化する同期信号が生成手段
によって生成される。
【0021】なお、上記発光素子には、VCSEL、端
面発光型半導体レーザ等の半導体レーザや、発光ダイオ
ード等が含まれる。また、上記偏向手段には、ポリゴン
ミラーやガルバノメータミラー等の機械式光偏向器や、
音響光学偏向器、電気光学偏向器等が含まれる。また、
上記光センサには、フォトダイオード、フォトトランジ
スタ等の全ての光電変換素子が含まれる。更に、上記同
期信号には、走査開始信号や走査終了信号等の、走査の
同期をとるために用いられる全ての信号が含まれる。
【0022】ここで、請求項1に記載の光走査装置で
は、上記同期信号の生成に用いる発光素子として予め選
択された、射出した光ビームによって被走査面上に形成
される光スポットの走査方向に沿った位置が互いに略等
しい複数の発光素子が、該複数の発光素子から射出され
た光ビームが光センサの受光面を横切る期間に制御手段
によって各々点灯される。これによって、光センサの受
光面には、上記複数の発光素子の各々から射出された光
ビームが略同時に重ね合わされた状態で入射されること
になり、発光素子が単独で点灯された状態で光ビームが
入射される場合に比較して、光センサの受光エネルギー
量を大きくすることができる。
【0023】このように、請求項1に記載の光走査装置
によれば、同期信号の生成に用いる発光素子として予め
選択された、射出した光ビームによって被走査面上に形
成される光スポットの走査方向に沿った位置が互いに略
等しい複数の発光素子を、該複数の発光素子から射出さ
れた光ビームが光センサの受光面を横切る期間に各々点
灯させているので、光センサの受光エネルギー量を大き
くすることができ、この結果として安定した同期信号を
得ることができる。
【0024】また、請求項2記載の光走査装置は、請求
項1記載の発明において、前記生成手段は、前記同期信
号として、前記光センサの受光エネルギー量が所定レベ
ル以上の期間と該所定レベル未満の期間とで信号レベル
が相違する信号を生成し、前記複数の発光素子は、該複
数の発光素子を全て点灯させたときの前記光センサの受
光面上での複数本の光ビームの合成エネルギー分布が、
前記走査方向に沿った個々の光ビームのビーム中心の間
に相当する箇所に前記所定レベル未満となる部分を生じ
ない分布となるように選択されていることを特徴とする
ものである。
【0025】請求項2記載の光走査装置によれば、生成
手段により、請求項1記載の同期信号として、光センサ
の受光エネルギー量が所定レベル以上の期間と該所定レ
ベル未満の期間とで信号レベルが相違する信号が生成さ
れる。
【0026】ここで、請求項2記載の光走査装置では、
請求項1記載の発明における複数の発光素子が、該複数
の発光素子を全て点灯させたときの光センサの受光面上
での複数本の光ビームの合成エネルギー分布が、走査方
向に沿った個々の光ビームのビーム中心の間に相当する
箇所に上記所定レベル未満となる部分を生じない分布と
なるように選択されている。
【0027】従って、選択された複数の発光素子から光
センサの受光面に入射される光ビームの合成エネルギー
分布を、走査方向に沿った個々の光ビームのビーム中心
の間に相当する箇所では、確実に上記所定レベル以上と
することができるので、個々の光ビームのビーム中心の
間に相当する期間内においては同期信号の信号レベルが
変化しないようにすることができる。
【0028】このように、請求項2に記載の光走査装置
によれば、同期信号として、光センサの受光エネルギー
量が所定レベル以上の期間と該所定レベル未満の期間と
で信号レベルが相違する信号を生成すると共に、請求項
1記載の発明の複数の発光素子を、該複数の発光素子を
全て点灯させたときの光センサの受光面上での複数本の
光ビームの合成エネルギー分布が、走査方向に沿った個
々の光ビームのビーム中心の間に相当する箇所に上記所
定レベル未満となる部分を生じない分布となるように選
択されているものとしているので、個々の光ビームのビ
ーム中心の間に相当する期間内においては同期信号の信
号レベルが変化しないようにすることができ、この結果
として安定した同期信号を得ることができる。
【0029】また、請求項3記載の光走査装置は、請求
項1記載の発明において、前記生成手段は、前記同期信
号として、前記光センサの受光エネルギー量が所定レベ
ル以上の期間と該所定レベル未満の期間とで信号レベル
が相違する信号を生成し、任意の1つの発光素子群を構
成する全ての発光素子を点灯させたときの前記光センサ
の受光面上での各光ビームの合成エネルギー分布が、前
記走査方向に沿った個々の光ビームのビーム中心の間に
相当する箇所に前記所定レベル未満となる部分を生じな
い分布となり、かつ、任意の2つの発光素子群を構成す
る全ての発光素子を点灯させたときの前記光センサの受
光面上での各光ビームの合成エネルギー分布が、一方の
発光素子群に属する光ビーム群の前記走査方向に沿った
中心と、他方の発光素子群に属する光ビーム群の前記走
査方向に沿った中心と、の間に相当する箇所に前記所定
レベル未満となる部分が生じる分布となるように、前記
光源の発光素子が複数の発光素子群にグループ分けされ
ており、前記制御手段は、前記同期信号の生成に用いる
発光素子として個々の発光素子群毎に予め選択された複
数の発光素子を、該複数の発光素子から射出された光ビ
ームが前記光センサの受光面を横切る期間に各々点灯さ
せることを特徴とするものである。
【0030】請求項3記載の光走査装置によれば、生成
手段により、請求項1記載の同期信号として、光センサ
の受光エネルギー量が所定レベル以上の期間と該所定レ
ベル未満の期間とで信号レベルが相違する信号が生成さ
れる。
【0031】ここで、請求項3記載の光走査装置では、
任意の1つの発光素子群を構成する全ての発光素子を点
灯させたときの光センサの受光面上での各光ビームの合
成エネルギー分布が、走査方向に沿った個々の光ビーム
のビーム中心の間に相当する箇所に所定レベル未満とな
る部分を生じない分布となり、かつ、任意の2つの発光
素子群を構成する全ての発光素子を点灯させたときの光
センサの受光面上での各光ビームの合成エネルギー分布
が、一方の発光素子群に属する光ビーム群の走査方向に
沿った中心と、他方の発光素子群に属する光ビーム群の
走査方向に沿った中心と、の間に相当する箇所に上記所
定レベル未満となる部分が生じる分布となるように、光
源の発光素子が複数の発光素子群にグループ分けされて
いる。
【0032】更に、請求項3に記載の光走査装置では、
制御手段により、同期信号の生成に用いる発光素子とし
て個々の発光素子群毎に予め選択された複数の発光素子
が、該複数の発光素子から射出された光ビームが光セン
サの受光面を横切る期間に各々点灯される。
【0033】この制御手段の作用によって生成手段によ
り生成される同期信号は、各発光素子群に属する発光素
子から射出された個々の光ビームの走査方向に沿ったビ
ーム中心の間に相当する期間内においては、請求項2記
載の発明と同様に信号レベルが変化しないようにするこ
とができると共に、各発光素子群毎に分離された状態と
することができるので、各発光素子群毎に安定した同期
信号を得ることができる。
【0034】このように、請求項3に記載の光走査装置
によれば、同期信号として、光センサの受光エネルギー
量が所定レベル以上の期間と該所定レベル未満の期間と
で信号レベルが相違する信号を生成すると共に、任意の
1つの発光素子群を構成する全ての発光素子を点灯させ
たときの光センサの受光面上での各光ビームの合成エネ
ルギー分布が、走査方向に沿った個々の光ビームのビー
ム中心の間に相当する箇所に上記所定レベル未満となる
部分を生じない分布となり、かつ、任意の2つの発光素
子群を構成する全ての発光素子を点灯させたときの光セ
ンサの受光面上での各光ビームの合成エネルギー分布
が、一方の発光素子群に属する光ビーム群の走査方向に
沿った中心と、他方の発光素子群に属する光ビーム群の
走査方向に沿った中心と、の間に相当する箇所に所定レ
ベル未満となる部分が生じる分布となるように、光源の
発光素子が複数の発光素子群にグループ分けされてお
り、かつ同期信号の生成に用いる発光素子として個々の
発光素子群毎に予め選択された複数の発光素子を、該複
数の発光素子から射出された光ビームが光センサの受光
面を横切る期間に各々点灯させているので、各発光素子
群毎に安定した同期信号を得ることができる。
【0035】一方、上記第2の目的を達成するために、
請求項4記載の光走査装置は、2次元に配置された複数
の発光素子を有する光源と、前記光源から射出された光
ビームの光量を検出する光センサと、前記光センサによ
って検出された光量が所定値となるように、前記光源か
ら射出される光ビームの光量を制御する光量制御手段
と、前記光量制御手段によって光量制御が行われる際
に、光量検出に用いる発光素子として予め選択された、
射出し被走査面上を走査するように偏向手段によって偏
向された光ビームによって被走査面上に形成される光ス
ポットの走査方向に沿った位置が互いに略等しい複数の
発光素子を各々点灯させる制御手段と、を含んでいる。
【0036】請求項4に記載の光走査装置によれば、2
次元に配置された複数の発光素子を有する光源から射出
された光ビームの光量が光センサによって検出され、該
検出された光量が所定値となるように、光量制御手段に
よって光源から射出される光ビームの光量が制御され
る。
【0037】なお、上記発光素子には、VCSEL、端
面発光型半導体レーザ等の半導体レーザや、発光ダイオ
ード等が含まれる。また、上記光センサには、フォトダ
イオード、フォトトランジスタ等の全ての光電変換素子
が含まれる。
【0038】ここで、請求項4に記載の光走査装置で
は、上記光量制御手段によって光量制御が行われる際
に、光量検出に用いる発光素子として予め選択された、
射出し被走査面上を走査するように偏向手段によって偏
向された光ビームによって被走査面上に形成される光ス
ポットの走査方向に沿った位置が互いに略等しい複数の
発光素子が各々制御手段によって点灯される。これによ
って、光センサの受光面には、上記複数の発光素子の各
々から射出された光ビームが略同時に重ね合わされた状
態で入射されることになり、発光素子が単独で点灯され
た状態で光ビームが入射される場合に比較して、光セン
サからの出力信号レベルを大きくすることができる。な
お、上記偏向手段には、ポリゴンミラーやガルバノメー
タミラー等の機械式光偏向器や、音響光学偏向器、電気
光学偏向器等が含まれる。
【0039】このように、請求項4に記載の光走査装置
によれば、2次元に配置された複数の発光素子を有する
光源から射出された光ビームの光量を光センサによって
検出し、検出された光量が所定値となるように、光源か
ら射出される光ビームの光量を制御する際に、光量検出
に用いる発光素子として予め選択された、射出し被走査
面上を走査するように偏向された光ビームによって被走
査面上に形成される光スポットの走査方向に沿った位置
が互いに略等しい複数の発光素子を各々点灯させている
ので、光センサからの出力信号レベルを大きくすること
ができ、この結果として高精度に光量制御を行うことが
できる。
【0040】また、請求項5記載の光走査装置は、請求
項4記載の発明において、前記光センサは、前記光源か
ら射出され前記被走査面上を走査するように偏向手段に
よって偏向された光ビームの光量を、前記光ビームの走
査範囲内の特定の位置で検出するように配置されてお
り、前記制御手段は、前記複数の発光素子を、該複数の
発光素子から射出された光ビームが前記光センサの受光
面を横切る期間に各々点灯させることを特徴とするもの
である。
【0041】請求項5記載の光走査装置によれば、請求
項4記載の発明において、光源から射出され被走査面上
を走査するように偏向手段によって偏向された光ビーム
の光量が、光センサによって当該光ビームの走査範囲内
の特定の位置で検出され、制御手段により、上記複数の
発光素子が、該複数の発光素子から射出された光ビーム
が光センサの受光面を横切る期間に各々点灯される。
【0042】すなわち、請求項5記載の発明では、光量
制御のための光量検知を行う光センサを、偏向手段より
光ビームの進行方向下流側に配置すると共に、複数の発
光素子から射出された光ビームが光センサの受光面を横
切る期間には当該複数の発光素子を点灯するようにして
いる。
【0043】光センサを偏向手段の上流側に配置する場
合には、光源から射出された光ビームを分岐するための
ハーフミラー等の部材を光ビームの経路上に配置する必
要があり、コストが高くなると共に、装置が大型化して
しまうのに対して、請求項5記載の発明では上述のよう
に光センサを偏向手段の下流側に配置しているので、光
ビームを分岐するための部材を設ける必要がなく、低コ
スト化及び小型化が可能である。
【0044】また、請求項5記載の発明では光センサ
を、請求項1記載の発明における光センサと同一の配置
位置とすることが可能であるので、請求項1記載の発明
における光センサと兼用することができ、この点におい
てもコスト面及び装置サイズの面で有利である。
【0045】このように、請求項5に記載の光走査装置
によれば、請求項4記載の発明と同様の効果を奏するこ
とができると共に、請求項4記載の発明の光センサを、
光源から射出され被走査面上を走査するように偏向手段
によって偏向された光ビームの光量を、光ビームの走査
範囲内の特定の位置で検出するように配置すると共に、
請求項4記載の発明の複数の発光素子を、該複数の発光
素子から射出された光ビームが光センサの受光面を横切
る期間に各々点灯させるようにしているので、装置を低
コスト化及び小型化することができる。
【0046】また、請求項6記載の光走査装置は、請求
項5記載の発明において、前記複数の発光素子は、個々
の発光素子を単独で点灯させたときに前記光センサの受
光量に応じて該光センサから出力される信号のレベルが
略最大となる期間の少なくとも一部が、前記複数の発光
素子を各々点灯させたときに互いに重なるように選択さ
れていることを特徴とするものである。
【0047】請求項6記載の光走査装置によれば、請求
項5記載の複数の発光素子を、個々の発光素子を単独で
点灯させたときに光センサの受光量に応じて該光センサ
から出力される信号のレベルが略最大となる期間の少な
くとも一部が、当該複数の発光素子を各々点灯させたと
きに互いに重なるように選択している。
【0048】これによって、光センサによって検出され
る光量を上記複数の発光素子の各々から射出された光ビ
ームの光量の総和に略等しくすることができ、高精度に
光量制御を行うことができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る光走査装置の実施の形態について詳細に説明する。
【0050】〔第1実施形態〕まず、図1を参照して、
本第1実施形態に係る光走査装置10の構成について説
明する。同図に示すように、本第1実施形態に係る光走
査装置10は、複数のVCSEL16Aが2次元状に配
置されたVCSELアレイ16を備えており、VCSE
Lアレイ16の光射出側には、コリメータレンズ36、
シリンドリカルレンズ38、ポリゴンミラー40が順に
配置されており、更に、ポリゴンミラー40の光偏向側
には、fθレンズ44、及び感光体46が順に配置され
ている。
【0051】VCSELアレイ16から射出されたレー
ザ光は、コリメータレンズ36によって略平行光とさ
れ、シリンドリカルレンズ38によって副走査方向に集
束されてポリゴンミラー40の反射面へ結像される。そ
して、ポリゴンミラー40の回転によって偏向されて、
fθレンズ44を介して感光体46上に結像される。な
お、ポリゴンミラー40の矢印A方向への回転によって
主走査が行われ、感光体46の矢印B方向への回転によ
って副走査が行われる。
【0052】一方、感光体46の近傍で、かつレーザ光
による主走査開始位置には反射ミラー48が設けられ、
更に該反射ミラー48の反射方向にはフォトダイオード
によって構成されたSOS検知用光センサ50が設けら
れており、主走査開始の際のレーザ光がSOS検知用光
センサ50に入射されるようになっている。そして、レ
ーザ光のSOS検知用光センサ50への入射に応じて、
後述するSOS信号検知用光検知器52(図3も参照)
によりSOS信号が生成される構成である。
【0053】なお、本実施の形態におけるSOS信号検
知用光検知器52は、図17に示した光検出器と同様の
構成とされたものである。ここで、図17におけるフォ
トダイオードPDが本実施の形態のSOS検知用光セン
サ50に対応している。
【0054】本第1実施形態に係る光走査装置10で
は、一例として図2に示すように、感光体46上に形成
されるビームスポットの光走査方向(主走査方向)位置
が略等しいレーザビームを射出するVCSEL群(以
下、「SOS検知グループ」という)を点灯させた状態
で、SOS検知用光センサ50を走査し、該走査に応じ
たSOS検知用光センサ50からの出力に応じてSOS
信号を生成する。なお、本実施形態における上記「光走
査方向位置が略等しいレーザビームを射出するSOS検
知グループ」の定義は次の通りである。
【0055】当該SOS検知グループを構成するVCS
EL16Aを全て点灯した場合に、光走査方向に対する
SOS検知用光センサ50上での合計露光エネルギープ
ロファイルと、SOS信号検知用光検知器52の検知し
きい値(図17におけるしきい値電源SPの電圧が示す
しきい値)に相当するエネルギーレベルとが2点のみで
交差する。
【0056】これによって、SOS検知グループに属す
るVCSELを全て点灯させたときのSOS検知用光セ
ンサ50の受光面上での各光ビームの合成エネルギー分
布を、光走査方向に沿った個々の光ビームのビーム中心
の間に相当する箇所に上記検知しきい値に相当するエネ
ルギーレベル未満となる部分が生じない分布とすること
ができる。
【0057】このとき、図2(A)に示すように、各ビ
ームの光走査方向位置が完全には揃っていなくても、図
2(B)に示すように、上記の定義を満たすグループで
あればSOS検知グループとして構わない。
【0058】ここで、感光体46上におけるビームスポ
ットの位置ずれの要因として、VCSELアレイ16上
の発光点間隔誤差と、光走査装置10の光学部材の特性
誤差及び取付位置誤差が考えられる。
【0059】しかしながら、VCSELアレイ16は半
導体プロセスによって作成するため、VCSELアレイ
16上の発光点間隔誤差はサブμm以下となり、問題と
はならない。また、光走査装置10の光学部材の特性誤
差及び取付位置誤差についても、各光学部材の適正な設
計及び製造を行ったうえで、取付位置を調整するための
機構を設けていれば、ある程度の位置ずれはあるもの
の、ほぼ計算通りのビームスポット位置を得ることがで
きる。
【0060】このため、図2(A)に示すような1グル
ープ(G1グループ)のみをSOS検知グループとして
SOS信号の生成を行う場合には、当該SOS検知グル
ープとは主走査方向にオフセットしている他のグループ
(ここでは、G2グループ及びG3グループ)のレーザ
ビームの点灯タイミングを、生成したSOS信号を基準
として導出したタイミングに対して設計上のビーム位置
オフセットを補正するように、次の(1)式で求められ
るタイミング補正時間HTを加算又は減算したタイミン
グとすることによって、本光走査装置10を画像形成装
置に適用した場合において、十分な品質の画像を得るこ
とができる。
【0061】 HT=OD/SS ・・・(1) 但し、ODは感光体46上のビームスポットオフセット
距離であり、SSは感光体46上のビームスポット走査
速度である。
【0062】図3には、本第1実施形態に係る光走査装
置10における露光制御部90の構成が示されている。
なお、ここでは、VCSELアレイ16におけるVCS
ELの構成が、図2(A)に示すビームスポットに対応
する構成、すなわち、主走査方向に直交する副走査方向
に沿った直線上に略等間隔で3つのVCSELが配置さ
れて構成された3つのVCSEL群が、主走査方向に沿
って、各VCSELの副走査方向位置が互いにずれるよ
うに配置された構成とされると共に、各VCSEL群を
G1グループ、G2グループ、G3グループとし、G1
グループのみのVCSEL群からのレーザビームによっ
てSOS信号を生成する場合について説明する。
【0063】図3に示すように、本第1実施形態に係る
露光制御部90は、SOS信号検知用光検知器52、ビ
デオ信号出力回路60及びVCSEL駆動回路70を含
んで構成されている。
【0064】SOS信号検知用光検知器52は、前述の
ように、図17に示した光検出器と同様の構成とされた
ものである。
【0065】また、ビデオ信号出力回路60は、発振器
62、クロック位相同期回路64、カウンタ回路66、
タイミング回路68、複数のビデオメモリMG1−1〜
MG3−3、及びSOS検知グループ点灯制御回路69
を含んで構成されている。なお、ビデオメモリMG1−
1〜MG1−3がG1グループに属する各VCSELに
対応するものであり、ビデオメモリMG2−1〜MG2
−3がG2グループに属する各VCSELに対応するも
のであり、ビデオメモリMG3−1〜MG3−3がG3
グループに属する各VCSELに対応するものである。
【0066】SOS検知グループ点灯制御回路69は、
反射ミラー48にレーザビームが入射できる時間帯に渡
って、VCSEL駆動回路70に対してSOS検知グル
ープ(本実施形態ではG1グループ)に属する全てのV
CSELを点灯させることができる信号を出力する。こ
れによって、SOS検知用光センサ50にSOS検知グ
ループに属するVCSELから射出された複数のレーザ
ビームが入射され、該複数のレーザビームの光量レベル
に応じたSOS信号(図4も参照)がSOS信号検知用
光検知器52によって生成される。
【0067】また、ビデオ信号出力回路60では、SO
S信号検知用光検知器52によって生成されたSOS信
号と、発振器62によって生成されたクロック信号がク
ロック位相同期回路64に入力され、SOS信号の立ち
上りタイミングに同期したビデオクロック信号が出力さ
れる。
【0068】カウンタ回路66にはSOS信号とビデオ
クロック信号が入力され、カウンタ回路66ではSOS
信号の立ち上りからの経過時間としてビデオクロックの
数がカウントされ、カウント値を示すカウント信号がタ
イミング回路68に出力される。
【0069】タイミング回路68では、カウンタ回路6
6から入力されているカウント信号に基づいて、図4に
示す時間T0が経過した時点でハイレベルとなり、予め
定められたビデオ信号読み出し許可時間の経過後にロー
レベルとなるLS1信号を生成して出力する。
【0070】ビデオメモリMG1−1〜MG3−3は各
々FIFO(First-In First-Out)メモリで構成されて
おり、画像データを基に、図示しないビデオ信号処理装
置によって変換されたVCSEL各ビーム点灯用のビデ
オ信号を記憶しておく。
【0071】LS1信号がハイレベルになると、図2
(A)に示されるG1グループのVCSELに対応する
ビデオメモリMG1−1〜MG1−3に読み出し許可信
号として入力され、ビデオメモリMG1−1〜MG1−
3からビデオクロック信号に同期してG1グループに属
するVCSELに対するビデオ信号SG1−1〜SG1
−3が出力され、各ビデオ信号がオンのときは、VCS
EL駆動回路70が対応するVCSELを点灯させる。
【0072】ここで、図2(A)におけるG2グループ
及びG3グループに属するVCSELの点灯タイミング
は、G1グループに属するVCSELの点灯タイミング
に対し、各々図2(A)に示されるオフセットOF1及
びオフセットOF2の分だけ遅延させる必要がある。
【0073】ここで、各々の遅延時間は、図4に示すよ
うに、次の(2)式及び(3)式で求められる。
【0074】 G2グループの遅延時間T1=OF1/走査速度 ・・・(2) G3グループの遅延時間T2=OF2/走査速度 ・・・(3) よって、所定の位置にG2グループ及びG3グループの
各グループに属するVCSELのビームによって露光を
行うために、LS1信号を遅延時間T1だけ遅延させた
LS2信号と、LS1信号を遅延時間T2だけ遅延させ
たLS3信号をタイミング回路68から出力し、各信号
を‘G2グループのビデオメモリ読み出し許可信号’
と、‘G3グループのビデオメモリ読み出し許可信号’
として適用する。
【0075】そして、G1グループに属するVCSEL
の点灯手順と同様に、各ビデオ信号に対応したVCSE
Lを点灯させる。
【0076】VCSELアレイ16が本発明の光源に、
VCSEL16Aが本発明の発光素子に、SOS検知用
光センサ50が本発明の光センサに、SOS信号検知用
光検知器52が本発明の生成手段に、SOS検知グルー
プ点灯制御回路69が本発明の制御手段に、各々相当す
る。
【0077】以上詳細に説明したように、本第1実施形
態に係る光走査装置では、SOS信号の生成に用いるV
CSELとして予め選択された、射出した光ビームによ
って被走査面上に形成されるビームスポットの走査方向
に沿った位置が互いに略等しい複数のVCSELを、該
複数のVCSELから射出された光ビームがSOS検知
用光センサの受光面を横切る期間に各々点灯させている
ので、SOS検知用光センサの受光エネルギー量を大き
くすることができ、この結果として安定したSOS信号
を得ることができる。
【0078】また、本第1実施形態に係る光走査装置で
は、SOS信号として、SOS検知用光センサの受光エ
ネルギー量が検知しきい値に相当するエネルギーレベル
以上の期間と該エネルギーレベル未満の期間とで信号レ
ベルが相違する信号を生成すると共に、SOS検知グル
ープに属するVCSEL群を、該VCSEL群を全て点
灯させたときのSOS検知用光センサの受光面上でのレ
ーザビームの合成エネルギー分布が、走査方向に沿った
個々のレーザビームのビーム中心の間に相当する箇所に
上記検知しきい値に相当するエネルギーレベル未満とな
る部分を生じない分布となるように選択しているので、
個々のレーザビームのビーム中心の間に相当する期間内
においてはSOS信号の信号レベルが変化しないように
することができ、この結果として安定したSOS信号を
得ることができる。
【0079】なお、本第1実施形態では、SOS検知グ
ループを最も早いタイミングで光検知器を走査するグル
ープとした場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他のグループとしても、タイミ
ング回路68の設定を適正化すれば問題はない。
【0080】また、本第1実施形態では、タイミング回
路68によるビデオメモリ読み出し許可信号の遅延をビ
デオクロック信号単位で行う場合について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、アナログ素子
やロジックゲートによる遅延を利用した微調整機構を備
えることによって、より高精度にG2グループ及びG3
グループに属するVCSELのビームスポット位置を制
御することができる。
【0081】また、本第1実施形態では、G2グループ
及びG3グループに対するG1グループとのビーム位置
オフセットの補正を設計値に応じて行う場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、測
定値に応じて行う形態とすることができることはいうま
でもない。
【0082】なお、図2(B)に示すように、G1グル
ープ、G2グループ、G3グループと各々を構成する複
数のVCSELの間でもオフセットがある場合、各ビー
ム単位でタイミング調整を行う構成とすることによっ
て、同様の対策が可能である。
【0083】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
1つのグループに属するVCSEL群のみのレーザビー
ムに基づいてSOS信号の生成を行い、各グループ間の
位置ずれを、設計又は測定タイミング値に応じて補正す
る場合の一形態について説明したが、更に高精度にビー
ムスポット位置を制御するためには、各グループで独立
してSOS信号の生成を行い、ビデオ信号の同期を取る
必要がある。本第2実施形態では、この場合の一形態に
ついて説明する。なお、本第2実施形態に係る光走査装
置の全体構成は、上記第1実施形態に係る光走査装置1
0(図1も参照)と同様であるので、ここでの説明は省
略する。
【0084】本第2実施形態に係る光走査装置10で
は、図5に示すように、感光体46上に形成されるビー
ムスポットの配置位置に基づき複数のVCSELによっ
て構成されるSOS検知グループを、次の条件を満足す
るように決定することによって、各SOS検知グループ
毎に独立してSOS信号を生成することができるように
している。
【0085】すなわち、複数のSOS検知グループのな
かの任意の1グループを構成する全てのVCSELを点
灯した場合に、図2に示す状態と同様に、光走査方向
(主走査方向)に対するSOS検知用光センサ50上で
の合計露光エネルギープロファイルと、SOS信号検知
用光検知器52の検知しきい値に相当するエネルギーレ
ベルとが2点のみで交差する。
【0086】更に、図5に示すように、複数のSOS検
知グループのなかの任意の2グループ(同図ではG1グ
ループ及びG2グループ)を構成する全てのVCSEL
を点灯した場合に、上記合計露光エネルギープロファイ
ルとSOS信号検知用光検知器52の検知しきい値に相
当するエネルギーレベルとが4点のみで交差し、かつ一
方のグループの光走査方向中心と、他方のグループの光
走査方向中心との間で、合計露光エネルギープロファイ
ルと上記検知しきい値に相当するエネルギーレベルとが
2点のみで交差する。
【0087】これによって、任意の1つのSOS検知グ
ループに属する全てのVCSELを点灯させたときのS
OS検知用光センサ50の受光面上での各レーザビーム
の合成エネルギー分布を、走査方向に沿った個々のレー
ザビームのビーム中心の間に相当する箇所に上記検知し
きい値に相当するエネルギーレベル未満となる部分を生
じない分布とすることができ、かつ、任意の2つのSO
S検知グループに属する全てのVCSELを点灯させた
ときのSOS検知用光センサ50の受光面上での各レー
ザビームの合成エネルギー分布を、一方のSOS検知グ
ループに属するレーザビーム群の走査方向に沿った中心
と、他方のSOS検知グループに属するレーザビーム群
の走査方向に沿った中心と、の間に相当する箇所に上記
検知しきい値に相当するエネルギーレベル未満となる部
分が生じる分布とすることができる。
【0088】このとき、各グループの主走査方向距離が
接近していると、図6に示すように任意の2グループ
(同図では、G1グループとG2グループ)に属するV
CSELを点灯させた場合に、合計露光エネルギープロ
ファイルとSOS信号検知用光検知器52の検知しきい
値が前述の条件を満たさないため、1走査中で各グルー
プ毎に独立したSOS信号を検知することができない。
この場合、VCSELアレイ16における主走査方向に
対する各VCSELの間隔を広くする、光学部材によっ
て感光体46上のビームスポット間隔を広くする等の対
策が必要である。
【0089】なお、このように1走査中で各グループ毎
に独立したSOS信号を検知できなくても、前述の条件
を満足するグループのみでSOS信号を得て、得られた
SOS信号のタイミングから所定タイミングだけずらす
ことによってSOS信号を検知できないグループのSO
S信号を作成することも可能である。しかしながら、こ
の場合には、本第2実施形態の本来の目的である、高精
度に各グループのビームスポット位置を制御することは
できなくなる。
【0090】図7には、本第2実施形態に係る光走査装
置10の露光制御部90’の構成が示されている。な
お、図7の図3と同様の部分については図3と同一の符
号を付して、その説明を省略する。
【0091】同図におけるビデオ信号出力回路60’の
SOS検知グループ点灯制御回路69’は、反射ミラー
48にレーザビームが入射できる時間帯に渡って、VC
SEL駆動回路70に対してSOS検知グループ(本実
施形態ではG1〜G3グループ)に属する全てのVCS
ELを点灯させることができる信号を出力する。これに
よって、SOS検知用光センサ50に各SOS検知グル
ープに属するVCSELから射出された複数のレーザビ
ームが入射され、該複数のレーザビームの光量レベルに
応じた各SOS検知グループに対応するSOS信号がS
OS信号検知用光検知器52によって生成される。
【0092】すなわち、複数グループによりSOS信号
の検知を行う場合には、全VCSELを同時、又は時系
列に点灯させてSOS信号の検知を行うために、図8に
示すようにSOS信号がグループ数と同数だけ生成され
る。そして、これらの複数のSOS信号を、G1グルー
プ、G2グループ及びG3グループの各グループに対応
するSOS1信号、SOS2信号及びSOS3信号に分
離する必要がある。
【0093】このため、本第2実施形態に係る光走査装
置10の露光制御部90’におけるビデオ信号出力回路
60’では、上記第1実施形態におけるビデオ信号出力
回路60の構成に加えて、SOSカウント回路61及び
SOS分離回路63を備えている。
【0094】SOSカウント回路61は、SOS信号検
知用光検知器52からSOS信号が入力されると所定タ
イミングの経過後に‘0’→‘1’→‘2’と順にカウ
ントし、3番目のSOS信号が入力されたとき、又は初
期状態では‘0’となる。
【0095】SOS分離回路63は、SOSカウント回
路61によるカウント値が‘0’でかつSOS信号が入
力されたとき、所定時間だけSOS1信号をハイレベル
にし、上記カウント値が‘1’でかつSOS信号が入力
されたとき、所定時間だけSOS2信号をハイレベルに
し、更に、上記カウント値が‘2’でかつSOS信号が
入力されたとき、所定時間だけSOS3信号をハイレベ
ルにする。
【0096】また、本第2実施形態のクロック位相同期
回路64’では、SOS1信号、SOS2信号、及びS
OS3信号に各々同期したビデオクロック1信号、ビデ
オクロック2信号、及びビデオクロック3信号を生成す
る。
【0097】そして、ビデオクロック1信号、ビデオク
ロック2信号、及びビデオクロック3信号が各々入力さ
れたカウンタ回路66A、66B、及び66Cと、各々
対応するカウンタ回路66A、66B、及び66Cに接
続されたタイミング回路68A、68B、及び68Cで
は、各々図3に示されるカウンタ回路66とタイミング
回路68と同様にしてLS1信号、LS2信号、及びL
S3信号を生成する。
【0098】LS1信号、LS2信号、及びLS3信号
は、各々SOS1信号、SOS2信号、及びSOS3信
号から各々図8に示される時間T01、T02、及びT
03が経過した時点でハイレベルになり、予め定められ
たビデオ信号読み出し許可時間経過後にローレベルとな
って、これ以降は上記第1実施形態に係る図3に示した
構成と同様にVCSELアレイ16を点灯させる。
【0099】SOS検知グループ点灯制御回路69’が
請求項3記載の発明の制御手段に相当する。
【0100】なお、電源投入時等のように、所定時間以
上、光走査装置を停止した後に起動した場合、最初にS
OS信号を得るために、光偏向手段を起動し、光センサ
を露光してSOS信号を得る所定の複数レーザを所定光
量で発光させる。このとき、走査開始ビーム位置は一定
ではないので、得られたSOS信号の最初の立上がりが
図8のSOS1信号であるとは限らない。
【0101】本実施形態では、SOS信号が立上がった
ときに、前回のSOS信号立上がりからの経過時間を計
測し、該経過時間が所定時間以上であった場合のSOS
信号をSOS1信号であるものと判断する、図示しない
SOS信号特定手段を有している。
【0102】以上詳細に説明したように、本第2実施形
態に係る光走査装置では、SOS信号として、SOS検
知用光センサの受光エネルギー量が検知しきい値に相当
するエネルギーレベル以上の期間と該エネルギーレベル
未満の期間とで信号レベルが相違する信号を生成すると
共に、任意の1つのSOS検知グループに属する全ての
VCSELを点灯させたときのSOS検知用光センサの
受光面上での各レーザビームの合成エネルギー分布が、
走査方向に沿った個々のレーザビームのビーム中心の間
に相当する箇所に上記検知しきい値に相当するエネルギ
ーレベル未満となる部分を生じない分布となり、かつ、
任意の2つのSOS検知グループに属する全てのVCS
ELを点灯させたときのSOS検知用光センサの受光面
上での各レーザビームの合成エネルギー分布が、一方の
SOS検知グループに属するレーザビーム群の走査方向
に沿った中心と、他方のSOS検知グループに属するレ
ーザビーム群の走査方向に沿った中心と、の間に相当す
る箇所に上記検知しきい値に相当するエネルギーレベル
未満となる部分が生じる分布となるように、VCSEL
アレイ16のVCSELが複数のSOS検知グループに
グループ分けされており、かつSOS信号の生成に用い
るVCSELとして個々のSOS検知グループ毎に予め
選択された複数のVCSELを、該複数のVCSELか
ら射出された光ビームがSOS検知用光センサの受光面
を横切る期間に各々点灯させているので、各SOS検知
グループ毎に安定したSOS信号を得ることができる。
【0103】なお、上記第1、第2実施形態では、SO
S検知用光センサ50を1つのみのフォトダイオードで
構成した光走査装置に本発明を適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば特開平5−323220号公報記載の技術のよう
に、SOS検知用光センサ50を複数のフォトダイオー
ドで構成した光走査装置に本発明を適用する形態とする
こともできる。
【0104】図9及び図10には、特開平5−3232
20号公報に記載の技術における、2つのフォトダイオ
ードを有する光検知器の構成と該光検知器の要部信号の
タイミングチャートが示されている。
【0105】この技術では、図9(A)に示すように、
フォトダイオードPD1とフォトダイオードPD2の長方
形の受光面が光ビームの走査方向に沿って配置される。
そして、図9(B)に示すように、2つのフォトダイオ
ードPD1及びPD2の両方に光ビームが入射されないと
き、SOS信号VOの出力の状態が定まらないことがあ
るためにバイアス電圧Eを付加している。
【0106】実際には、フォトダイオードPD1及びP
2の出力光電流を各々アンプA1及びA2で増幅してI
(電流)/V(電圧)変換する。そして、一方の出力電
圧V2に一定のバイアス電圧Eを与え、出力電圧V1と電
圧V2−Eとを比較器で比較した結果を、SOS信号VO
として出力する。
【0107】なお、この光検知器は、図10(A)及び
図10(B)に示すように、バイアス電圧Eが大きいほ
どノイズによる誤動作を回避することができる反面、S
OS信号のタイミングが検知光量の大小に応じて大きく
変動してしまう、という特性を有するものである。
【0108】この構成では、フォトダイオードPD2
出力電圧がバイアス電圧Eよりも小さい場合は、SOS
信号VOが出力されない。
【0109】すなわち、この構成においては、バイアス
電圧Eが比較器のしきい値電圧となる。また、フォトダ
イオードPD2に対応する出力電圧V2の光の検知時と非
検知時との出力差が、バイアス電圧Eと等しくなるとき
のフォトダイオードPD2を露光する光ビームの出力
が、図2及び図5に示される検知しきい値エネルギーレ
ベルとなる。
【0110】〔第3実施形態〕本第3実施形態では、請
求項4〜請求項6に係る発明の形態例について説明す
る。まず、図11を参照して、本第3実施形態に係る光
走査装置10’の構成について説明する。なお、図11
における図1と同様の部分については図1と同一の符号
を付して、その説明を省略する。
【0111】同図に示すように、本第3実施形態に係る
光走査装置10’は、上記第1、第2実施形態に係る光
走査装置10のSOS検知用光センサ50に代えて、S
OS信号生成のためのレーザ光検知と、APCのための
レーザ光の光量検知の双方を行う役割を有するSOS光
量検知用光センサ50’を適用している点と、SOS光
量検知用光センサ50’によって検知された光量に応じ
てVCSELアレイ16による発光光量が所定光量で一
定となるようにAPCを行う光量制御部54が備えられ
ている点と、後述する光量検知グループに属するVCS
ELを所定期間に渡って強制的に点灯させるようにVC
SEL駆動回路70を制御する光量検知グループ点灯制
御回路56が備えられている点のみが、上記第1、第2
実施形態に係る光走査装置10と異なっている。
【0112】本第3実施形態に係る光走査装置10’で
は、感光体46上に形成されるビームスポットの光走査
方向位置が略等しいレーザビームを射出するVCSEL
群(以下、「光量検知グループ」という)を光量検知グ
ループ点灯制御回路56によって点灯させた状態で、S
OS光量検知用光センサ50’を走査し、該走査に応じ
たSOS光量検知用光センサ50’からの出力に応じて
光量制御部54によりAPCを行う。なお、本実施形態
における上記「光走査方向位置が略等しいレーザビーム
を射出する光量検知グループ」の定義は次の通りであ
る。
【0113】当該光量検知グループを構成するVCSE
L16Aのなかの任意の1つを点灯した場合に、SOS
光量検知用光センサ50’からの出力信号のタイミング
チャートにおける少なくとも1点でピーク値があり、当
該光量検知グループを構成するVCSEL16Aのなか
の任意の2つを点灯した場合に、当該2つのVCSEL
に対応する上記タイミングチャートにおける各々のピー
ク値が少なくとも1点で交わる。
【0114】これによって、光量検知グループに属する
VCSEL群を、個々のVCSELを単独で点灯させた
ときにSOS光量検知用光センサ50’の受光量に応じ
て該SOS光量検知用光センサ50’から出力される信
号のレベルが略最大となる期間の少なくとも一部が、上
記VCSEL群を各々点灯させたときに互いに重なるよ
うに選択することができる。
【0115】すなわち、VCSELアレイ16における
複数のVCSELを点灯させて合計光量を検知する場
合、一例として図12(A)に示すように、上記複数の
VCSELから射出されるレーザビームを走査方向に対
して比較的近接したビームA及びビームBとした場合に
は、何れか1ビームのみ点灯させてSOS光量検知用光
センサ50’を走査させたときのセンサ出力のタイミン
グチャートにおいてピーク値を有すると共に、ビームA
及びビームBの双方のピーク値が発生する時間の一部
(図12(A)における‘ピークの重複部’に相当)が
重複している。
【0116】このため、ビームA及びビームBの2ビー
ムを同時に点灯させてSOS光量検知用光センサ50’
を走査させたときのセンサ出力のタイミングチャートに
おけるピーク値が発生する時間は、前述の1ビームのみ
点灯させたときのピークの重複部に対応する時間であ
り、このとき、出力が光量に比例する光センサをSOS
光量検知用光センサ50’として使用していれば、複数
ビームの同時点灯時のピーク値は、複数ビームのなかの
各ビーム毎のピーク値の合計を示すものとなる。
【0117】従って、この場合の複数ビーム同時点灯時
のピーク値によって、複数ビームの合計光量を正確に検
知することが可能となり、この合計光量に基づいて、一
例として前述の特開平8−264873号公報に記載の
技術と同様にAPCを行うことによって、高精度にAP
Cを行うことができる。
【0118】これに対して、一例として図12(B)に
示すように、走査方向に対して比較的離れているビーム
BとビームCを同時点灯させて光量検知を行おうとして
も、どちらか1ビームのみ点灯させてSOS光量検知用
光センサ50’を走査させたときのセンサ出力のタイミ
ングチャートにおけるピーク値が発生する時間が重複し
ないため、2ビーム同時点灯したときの合計光量を検知
することはできない。従って、前述の条件を満たす複数
のVCSELを選択する必要がある。
【0119】本第3実施形態に係る光走査装置10’で
は、光量検知グループ点灯制御回路56により、反射ミ
ラー48にレーザビームが入射できる時間帯に渡って、
VCSEL駆動回路70に対して上記光量検知グループ
に属する全てのVCSELを点灯させることができる信
号を出力する。これによって、SOS光量検知用光セン
サ50’には、光量検知グループに属する全てのVCS
ELから射出された複数のレーザビームが入射され、該
複数のレーザビームの合計光量レベルに応じた出力信号
が当該SOS光量検知用光センサ50’から出力され
る。そして、光量制御部54では、SOS光量検知用光
センサ50’からの出力信号に応じて、VCSELアレ
イ16の射出光量が所定光量となるようにAPCを行
う。
【0120】ここで、光量制御部54では、ピークホー
ルド回路によってセンサ出力のピーク値を保持すること
により、走査単位で光量制御を行うことが可能になる。
【0121】また、複数ビーム同時点灯時の上記タイミ
ングチャートのピーク値の持続時間がある程度長けれ
ば、複数ビームの合計光量を、前述の特開平9−230
259号公報に記載の技術のように高速フィードバック
制御することも可能である。
【0122】ところで、本第3実施形態に係る光走査装
置10’では、光量検知グループが複数あり、かつ上記
第1、第2実施形態と同様にSOS検知グループによっ
てSOS信号の生成を行う際に、当該SOS検知グルー
プを上記複数の光量検知グループのうちの少なくとも1
グループであるものとしている。これによって、SOS
検知グループの合計光量が安定するため、SOS信号も
安定したタイミングで出力することができる。
【0123】なお、前述の特開平8−264873号公
報記載の技術のように、VCSELアレイ16の各VC
SELの発光特性に応じて予め各VCSELの発光強度
をバランスさせる光強度バランス調整手段を備えること
によって、各ビームの光量の補正精度を向上させること
が可能である。
【0124】ところで、本第3実施形態のように、SO
S検知グループが光量検知グループと兼用され、かつS
OS信号の生成とAPCとを単一の光センサからの出力
に基づいて行うと共に、複数のVCSEL群によるグル
ープの合計光量をフィードバック制御する場合において
は、全ビームを点灯させて光センサを走査すると、ある
グループの同期検知又は光量検知を行っている際に、他
のグループに属するVCSELのレーザビームが光セン
サに照射されてしまい、SOS信号又はAPCの精度が
低下することがある。
【0125】このような場合には、一例として図13に
示すように、複数のVCSELで構成される複数のSO
S検知グループから、光センサに同時に2グループ以上
のビームが照射されないような「複数グループによるグ
ループ(同時検知グループ)」を設定しておき、同時検
知グループを順次切り替えつつ、各同時検知グループ毎
にSOS信号の生成とAPCを行うことを全ての同時検
知グループに対して行うようにすればよい。
【0126】この際、検知を行わないグループにおいて
は、前回設定した光量で点灯させ、SOS信号は、他の
グループのSOS信号を基に、設計上のオフセット量を
補正するようなタイミングで変化するダミーSOS信号
で代用することによって、精度よくビーム光量及びビー
ムスポット位置を制御することが可能となる。
【0127】SOS光量検知用光センサ50’が請求項
3〜請求項6記載の発明の光センサに、光量制御部54
が請求項3〜請求項6記載の発明の光量制御手段に、光
量検知グループ点灯制御回路56が請求項3〜請求項6
記載の発明の制御手段に、各々相当する。
【0128】以上詳細に説明したように、本第3実施形
態に係る光走査装置では、2次元に配置された複数のV
CSELを有するVCSELアレイから射出されたレー
ザビームの光量をSOS光量検知用光センサによって検
出し、検出された光量が所定値となるように、VCSE
Lアレイから射出されるレーザビームの光量を制御する
際に、光量検出に用いるVCSELとして予め選択され
た、射出し被走査面上を走査するように偏向されたレー
ザビームによって被走査面上に形成されるビームスポッ
トの走査方向に沿った位置が互いに略等しい複数のVC
SELを各々点灯させているので、SOS光量検知用光
センサからの出力信号レベルを大きくすることができ、
この結果として高精度に光量制御を行うことができる。
【0129】また、本第3実施形態に係る光走査装置で
は、SOS光量検知用光センサをポリゴンミラーの下流
側に配置しているので、SOS光量検知用光センサをポ
リゴンミラーの上流側に配置する場合等のように、VC
SELアレイから射出されたレーザビームを分岐するた
めのハーフミラー等の部材をレーザビームの経路上に配
置する必要がなく、低コスト化及び小型化が可能であ
る。
【0130】また、本第3実施形態に係る光走査装置で
は、個々のVCSELを単独で点灯させたときにSOS
光量検知用光センサの受光量に応じて該SOS光量検知
用光センサから出力される信号のレベルが略最大となる
期間の少なくとも一部が、当該複数のVCSELを各々
点灯させたときに互いに重なるように選択しているの
で、SOS光量検知用光センサによって検出される光量
を上記複数のVCSELの各々から射出されたレーザビ
ームの光量の総和に略等しくすることができ、高精度に
光量制御を行うことができる。
【0131】更に、本第3実施形態に係る光走査装置で
は、光量検知用の光センサとSOS検知用の光センサと
をSOS光量検知用光センサで兼用しているので、装置
の構成を簡略化でき、低コスト化及び小型化ができる。
【0132】なお、上記各実施形態では、感光体上の走
査方向位置が略等しいレーザビームを射出するVCSE
Lの全てによってSOS検知グループないし光量検知グ
ループを構成した場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、各々に対応する「感光体
上の光走査方向位置が略等しい」という条件を満たして
いれば、例として図14に示すように、感光体上の光走
査方向位置が略等しいレーザビームを射出するVCSE
Lの一部のみでSOS検知グループないし光量検知グル
ープを構成しても構わない。この場合も、上記各実施形
態と同様の効果を奏することができる。
【0133】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に記載の光走査装
置によれば、同期信号の生成に用いる発光素子として予
め選択された、射出した光ビームによって被走査面上に
形成される光スポットの走査方向に沿った位置が互いに
略等しい複数の発光素子を、該複数の発光素子から射出
された光ビームが光センサの受光面を横切る期間に各々
点灯させているので、光センサの受光エネルギー量を大
きくすることができ、この結果として安定した同期信号
を得ることができる、という効果が得られる。
【0134】また、請求項4乃至請求項6に記載の光走
査装置によれば、2次元に配置された複数の発光素子を
有する光源から射出された光ビームの光量を光センサに
よって検出し、検出された光量が所定値となるように、
光源から射出される光ビームの光量を制御する際に、光
量検出に用いる発光素子として予め選択された、射出し
被走査面上を走査するように偏向された光ビームによっ
て被走査面上に形成される光スポットの走査方向に沿っ
た位置が互いに略等しい複数の発光素子を各々点灯させ
ているので、光センサからの出力信号レベルを大きくす
ることができ、この結果として高精度に光量制御を行う
ことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1、第2実施形態に係る光走査装置の全体
構成を示す概略斜視図である。
【図2】 第1実施形態に係る光走査装置の動作の説明
に供する概略図であり、(A)はSOS検知グループに
属する各ビームの走査方向位置が完全に揃っている場合
のビームスポットの状態例及び合計露光エネルギープロ
ファイルと検知しきい値エネルギーレベルの状態例を示
す図であり、(B)はSOS検知グループに属する各ビ
ームの走査方向位置が完全には揃っていない場合のビー
ムスポットの状態例及び合計露光エネルギープロファイ
ルと検知しきい値エネルギーレベルの状態例を示す図で
ある。
【図3】 第1実施形態に係る露光制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図4】 図3に示す露光制御部の要部信号の状態を示
すタイミングチャートである。
【図5】 第2実施形態に係る光走査装置の動作の説明
に供する概略図であり、SOS検知グループの状態例及
び合計露光エネルギープロファイルと検知しきい値エネ
ルギーレベルの状態例を示す図である。
【図6】 第2実施形態に係る光走査装置において、1
走査中で各グループ毎に独立したSOS信号を検知する
ことができない場合のSOS検知グループの状態例及び
合計露光エネルギープロファイルと検知しきい値エネル
ギーレベルの状態例を示す図である。
【図7】 第2実施形態に係る露光制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図8】 図7に示す露光制御部の要部信号の状態を示
すタイミングチャートである。
【図9】 2つのフォトダイオードを有する場合の光検
知器の構成例を示す図であり、(A)はフォトダイオー
ドの配置を示す配置図で、(B)は光検知器の回路構成
を示す回路図である。
【図10】 図9に示される光検知器の要部信号のタイ
ミングチャートであり、(A)はバイアス電圧が大きい
場合のタイミングチャートで、(B)はバイアス電圧が
小さい場合のタイミングチャートである。
【図11】 第3実施形態に係る光走査装置の全体構成
を示す概略斜視図(一部ブロック図)である。
【図12】 第3実施形態に係る光走査装置の動作の説
明に供する概略図であり、(A)は光量検知グループを
走査方向に対して比較的近接したビームA及びビームB
を射出するVCSELとした場合の光センサ出力のタイ
ミングチャートで、(B)は光量検知グループを走査方
向に対して比較的離れたビームB及びビームCを射出す
るVCSELとした場合の光センサ出力のタイミングチ
ャートである。
【図13】 第3実施形態に係る光走査装置において、
あるグループのSOS検知又は光量検知を行っている際
に、他のグループに属するVCSELのレーザビームが
光センサに照射される場合の対策の説明に供する概略図
である。
【図14】 SOS検知グループ又は光量検知グループ
の他の形態例を示す概略図である。
【図15】 端面発光型半導体レーザの構成を示す概略
斜視図である。
【図16】 VCSELの構成を示す概略側面図であ
る。
【図17】 光検出器の回路構成例を示す回路図であ
る。
【図18】 図17に示す光検出器の要部信号の状態を
示すタイミングチャートである。
【図19】 従来技術の問題点の説明に供する概略図で
ある。
【符号の説明】
10、10’ 光走査装置 16 VCSELアレイ(光源) 16A VCSEL(発光素子) 50 SOS検知用光センサ(光センサ) 50’ SOS光量検知用光センサ(光センサ) 52 SOS信号検知用光検知器(生成手段) 54 光量制御部(光量制御手段) 56 光量検知グループ点灯制御回路(制御手段) 60、60’ ビデオ信号出力回路 69、69’ SOS検知グループ点灯制御回路(制
御手段) 70 VCSEL駆動回路 90、90’ 露光制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元に配置された複数の発光素子を有
    する光源と、 前記光源から射出され被走査面上を走査するように偏向
    手段によって偏向された光ビームを、前記光ビームの走
    査範囲内の特定の位置で検知可能とされた光センサと、 前記光センサの受光エネルギー量に応じて信号レベルが
    変化する同期信号を生成する生成手段と、 前記同期信号の生成に用いる発光素子として予め選択さ
    れた、射出した光ビームによって前記被走査面上に形成
    される光スポットの走査方向に沿った位置が互いに略等
    しい複数の発光素子を、該複数の発光素子から射出され
    た光ビームが前記光センサの受光面を横切る期間に各々
    点灯させる制御手段と、 を含む光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、前記同期信号として、
    前記光センサの受光エネルギー量が所定レベル以上の期
    間と該所定レベル未満の期間とで信号レベルが相違する
    信号を生成し、 前記複数の発光素子は、該複数の発光素子を全て点灯さ
    せたときの前記光センサの受光面上での複数本の光ビー
    ムの合成エネルギー分布が、前記走査方向に沿った個々
    の光ビームのビーム中心の間に相当する箇所に前記所定
    レベル未満となる部分を生じない分布となるように選択
    されていることを特徴とする請求項1記載の光走査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記同期信号として、
    前記光センサの受光エネルギー量が所定レベル以上の期
    間と該所定レベル未満の期間とで信号レベルが相違する
    信号を生成し、 任意の1つの発光素子群を構成する全ての発光素子を点
    灯させたときの前記光センサの受光面上での各光ビーム
    の合成エネルギー分布が、前記走査方向に沿った個々の
    光ビームのビーム中心の間に相当する箇所に前記所定レ
    ベル未満となる部分を生じない分布となり、かつ、任意
    の2つの発光素子群を構成する全ての発光素子を点灯さ
    せたときの前記光センサの受光面上での各光ビームの合
    成エネルギー分布が、一方の発光素子群に属する光ビー
    ム群の前記走査方向に沿った中心と、他方の発光素子群
    に属する光ビーム群の前記走査方向に沿った中心と、の
    間に相当する箇所に前記所定レベル未満となる部分が生
    じる分布となるように、前記光源の発光素子が複数の発
    光素子群にグループ分けされており、 前記制御手段は、前記同期信号の生成に用いる発光素子
    として個々の発光素子群毎に予め選択された複数の発光
    素子を、該複数の発光素子から射出された光ビームが前
    記光センサの受光面を横切る期間に各々点灯させること
    を特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 2次元に配置された複数の発光素子を有
    する光源と、 前記光源から射出された光ビームの光量を検出する光セ
    ンサと、 前記光センサによって検出された光量が所定値となるよ
    うに、前記光源から射出される光ビームの光量を制御す
    る光量制御手段と、 前記光量制御手段によって光量制御が行われる際に、光
    量検出に用いる発光素子として予め選択された、射出し
    被走査面上を走査するように偏向手段によって偏向され
    た光ビームによって被走査面上に形成される光スポット
    の走査方向に沿った位置が互いに略等しい複数の発光素
    子を各々点灯させる制御手段と、 を含む光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記光センサは、前記光源から射出され
    前記被走査面上を走査するように偏向手段によって偏向
    された光ビームの光量を、前記光ビームの走査範囲内の
    特定の位置で検出するように配置されており、 前記制御手段は、前記複数の発光素子を、該複数の発光
    素子から射出された光ビームが前記光センサの受光面を
    横切る期間に各々点灯させることを特徴とする請求項4
    記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の発光素子は、個々の発光素子
    を単独で点灯させたときに前記光センサの受光量に応じ
    て該光センサから出力される信号のレベルが略最大とな
    る期間の少なくとも一部が、前記複数の発光素子を各々
    点灯させたときに互いに重なるように選択されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の光走査装置。
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