JP2002131341A - 非接触電圧センサ - Google Patents

非接触電圧センサ

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JP2002131341A
JP2002131341A JP2000321516A JP2000321516A JP2002131341A JP 2002131341 A JP2002131341 A JP 2002131341A JP 2000321516 A JP2000321516 A JP 2000321516A JP 2000321516 A JP2000321516 A JP 2000321516A JP 2002131341 A JP2002131341 A JP 2002131341A
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contact
conductive wire
voltage sensor
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JP2000321516A
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Yuji Nakai
裕二 中井
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電圧の計測を非接触で可能にする。 【解決手段】 非接触電圧センサ271では、周囲絶縁
体172に内蔵される導電体2はチューブ状であり、内
部に導電線を貫通させることができる。導電線の芯線
と、導電体とは、導電線の周囲の絶縁被覆や周囲絶縁体
172の内側部分の誘電体を介するコンデンサの電極と
して機能する。導電線に印加されている交流電圧は、非
接触で導電体2に取出すことができる。非接触電圧セン
サ261,281,291も同様な構成で、導電体2に
交流電圧を取出すことができる。各非接触電圧センサ2
61,271,281,291は、軸線を含む平面を境
界として、半分に分割することができるので、導電線へ
の取付を簡易なものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触で交流電圧
を測定するための非接触電圧センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電力を取扱う配電設備や電力
消費設備では、電圧計測が広く行われている。電圧計測
は、電力の送配電線や需要家構内の配電線などの配電設
備や、電力消費設備を構成する電力機器内部などで、電
圧計測装置を常時接続した状態で継続的に行われる。さ
らに、設備等の維持や補修の必要や、不具合発生時の必
要に応じて、電圧計測は随時行われる。
【0003】従来の電圧計測は、電圧計測用配線を計測
対象の電線などの導体露出部に直接接続したり、または
計測用端子台を増設して、計測対象と計測器との間の電
気的接続を行っている。導体露出部としては、計測対象
の電線を電力機器などに接続する接続端子や、電力供給
経路に挿入される遮断機の端子などを利用することがで
きる。
【0004】従来から、交流電流の計測には、非接触式
のセンサとして、Current Transformer からCTと略称
される変流器が用いられている。しかしながら、交流電
圧の計測では、計器用変圧器を用いて、計測器と計測対
象とを電気的に絶縁することはあっても、計器用変圧器
の一次側は計測対象に直接接続しなければならない。
【0005】本件出願人は、直接接続しないでも、交流
電圧を測定可能な非接触式電圧測定の原理を、特願20
00−240763号で提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来からのように電圧
計測を行うため、電圧計測用電線を計測対象の電線に接
続するためには、配電設備や電力消費設備などの工事も
しくは改造が必要になる。これには、多大な労力と費用
とを必要とする。また、通電状態で行う接続作業には感
電などの危険が伴うので、電力供給系統の上位側の遮断
機を開放し、停電状態として接続作業を進める必要があ
る。
【0007】また、電圧計測に用いる計測器が故障した
り、計測用に接続している電線に短絡などが発生する場
合を想定すると、直接接続している限り、計測対象の電
線や該電線に接続されている電力消費設備などにも影響
が及ぼされることになり、場合によっては停電などが発
生する要因となる。
【0008】特願2000−240763号で提案して
いるとような原理を用いれば、交流電圧を非接触で計測
することができ、工事等を行う際に停電を生じたり、計
測器故障や接続電線短絡などの影響を計測対象側にあた
えたりすることを防ぐことができる。
【0009】本発明の目的は、交流電圧を非接触で計測
することが容易な非接触電圧センサを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気絶縁被覆
が施されている導電線が挿入可能な、チューブ状の導電
体を備え、該導電体と該導電線とで形成されるコンデン
サを流れる電流を電圧に換算して、該導電線に印加され
ている電圧を測定可能であることを特徴とする非接触電
圧センサである。
【0011】本発明に従えば、チューブ状の導電体に
は、電気絶縁が施されている導電線が挿入可能である。
チューブ状の導電体に導電線を挿入すると、導電線には
電気絶縁が施されているので、導電線と導電体とは直接
接続されることはなく、電気的には絶縁状態となる。し
かしながら、導電線と導電体とは等価的にコンデンサを
形成し、電流計測器を接続すれば、その入力インピーダ
ンス等やコンデンサのインピーダンスを合成したインピ
ーダンスと、交流電圧とに対応した電流が流れる。電流
計測器の目盛を電圧に対応するように予め較正しておい
たり、電流計測値からの演算処理で、容易に交流電圧を
計測することができる。
【0012】また本発明で、前記導電体は、軸線を含む
平面を境界として、分割可能であることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、導電体を軸線を含む平面
を境界として分割することができるので、分割した状態
で計測対象の導電線を挟み、導電体に計測対象の導電線
を挿入した状態を容易に実現することができる。
【0014】また本発明は、前記導電体の外周に組合わ
され、電流計測を行うための変流器をさらに含むことを
特徴とする。
【0015】本発明に従えば、導電体の外周に、電流計
測を行うための変流器が組合わされているので、非接触
で電圧および電流の計測を行うことができる。1回の装
着作業で電圧および電流の計測が可能となるので、計測
のための作業時間を短縮し、計測機器全体の小型化も図
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理的構成を示
す。図1(a)は非接触で交流電圧を計測する基本的な
形態を示し、図1(b)は基本形態の電気的な等価回路
を示す。(a)に示すように、非接触電圧センサ1は、
チューブ状の導電体2を有する。導電体2の内側の空洞
部には、導電線3が挿入される。導電線3では、金属の
芯線4の周囲を絶縁被覆5で覆って電気絶縁が施されて
いる。導電体2と接地6との間には、計測器7が挿入さ
れ、電圧の計測を行う。(b)に示すように、導電体2
と芯線4との間には、誘電体としての絶縁被覆5が介在
し、静電要領Cを有するコンデンサが形成される。また
計測器7の入力インピーダンスをZとし、導電体2の設
置状況や周囲環境、浮遊容量などによって定るインピー
ダンスをZ1とすると、芯線4と接地6との間には、静
電容量Cのコンデンサ、インピーダンスZ1、およびイ
ンピーダンスZが直列に接続されていると考えることが
できる。
【0017】いったん非接触電圧センサ1を導電線3に
装着すれば、静電容量CやインピーダンスZ1,Zは一
定となるので、直列回路を流れる電流は、導電線3に印
加される交流電圧に対応する。予め直列回路のインピー
ダンスを求めておいて、計測器7で計測される電流値を
インピーダンス値に乗算すれば、計測器7で導電線3に
印加されている交流電圧を、乗算結果として計測するこ
とができる。
【0018】また、導電線3に沿ういずれかの場所で、
導電線3に直接接続される電圧計測器を用いて計測器7
の目盛を較正しておけば、導電線3に沿う任意の場所に
非接触電圧センサ1および計測器7を移動して、非接触
で電圧計測を行うことができる。さらに、計測器7の目
盛の較正は、導電線3とは別に、同一規格の導電線を用
いて任意の場所で行うこともできる。
【0019】すなわち、本発明ではチューブ状の導電体
2を非接触電圧センサ1として利用している。非接触電
圧センサ1に絶縁被覆5が施されているケーブルなどの
導電線3を挿入することによって、芯線4と導電体2と
を電極とし、絶縁被覆5を誘電体とするコンデンサが形
成されることになる。なお、後述するように、導電体を
分割型として、導電線3を挟み込むようにすることもで
きる。コンデンサを流れる電流を計測することによっ
て、導電線3に印加されている電圧を逆算することが可
能になる。
【0020】以下、図2〜図15で本発明の実施の各形
態について説明する。説明の便宜上、基本的な機能が対
応する部分には、形状等に相違があっても、同一の参照
符号を付し、重複する説明は省略する。また、導電体や
絶縁体の形状は、円柱状として説明するけれども、角柱
状にすることもできる。各図では、(1a)などのよう
に「a」を付した図で簡略化して斜視した状態を示し、
(1b)などのように「b」を付した図で、軸線を含む
平面で半分に分割した状態を示す。
【0021】図2は、(1a),(1b);(2a),
(2b);(3a),(3b);(4a),(4b)
で、本発明の実施の第1形態、第2形態、第3形態およ
び第4形態としての非接触電圧センサの構成をそれぞれ
示す。
【0022】図2(1a),(1b)に示す実施の第1
形態としての非接触電圧センサ1は、図1(a)に示す
構造であり、チューブ状の導電体2のみからなる。導電
体2の空洞部に、絶縁被覆5が施されている導電線3を
挿入して使用する。
【0023】図2(2a),(2b)に示す実施の第2
形態としての非接触電圧センサ11は、チューブ状の導
電体2の内側に絶縁体12を設け、絶縁性を高めること
ができる。導電体2の空洞部には、絶縁被覆5が施され
ている導電線3を挿入して使用することができるばかり
ではなく、絶縁被覆5が施されていない導電線を挿入し
ても使用が可能となる。
【0024】図2(3a),(3b)に示す実施の第3
形態としての非接触電圧センサ21は、チューブ状の導
電体2の外側に絶縁体22を設け、絶縁性を高めて非接
触電圧センサ21の保護を図ることができる。導電体2
の空洞部には、絶縁被覆5が施されている導電線3を挿
入して使用する。
【0025】図2(4a),(4b)に示す実施の第4
形態としての非接触電圧センサ31は、チューブ状の導
電体2の内側に絶縁体12を設けて絶縁性を高めるとと
もに、外側に絶縁体22を設けて、非接触電圧センサ3
1の保護を図ることができる。導電体2の空洞部には、
絶縁被覆5が施されている導電線3を挿入して使用する
ことができるばかりではなく、絶縁被覆5が施されてい
ない導電線を挿入しても使用が可能となる。
【0026】図3は、(1a),(1b);(2a),
(2b);(3a),(3b);(4a),(4b)
で、本発明の実施の第5形態、第6形態、第7形態およ
び第8形態としての非接触電圧センサの構成をそれぞれ
示す。
【0027】図3(1a),(1b)に示す実施の第5
形態としての非接触電圧センサ41は、図2(3a),
(3b)に示す構造の外側に導電体42を設け、チュー
ブ状の導電体2のみからなる。導電体2の空洞部に、絶
縁被覆5が施されている導電線3を挿入して使用する。
外側の導電体42によって、電磁シールドとしての役割
を担わせ、ノイズ低減の対策としての効果を高めること
ができる。なお、図2(4a),(4b)に示す実施形
態の外側に導電体42を設けても、同様の効果を奏する
ことができる。
【0028】図3(2a),(2b)に示す実施の第6
形態としての非接触電圧センサ51は、図3(1a),
(1b)に示す実施形態の内側に絶縁体12を設け、絶
縁性を高めることができる。導電体2の空洞部には、絶
縁被覆5が施されている導電線3を挿入して使用するこ
とができるばかりではなく、絶縁被覆5が施されていな
い導電線を挿入しても使用が可能となる。
【0029】図3(3a),(3b)に示す実施の第7
形態としての非接触電圧センサ61は、図3(1a),
(1b)に示す実施形態の導電体2の外側に絶縁体22
を設け、非接触電圧センサ21の保護を図っている。導
電体2の空洞部には、絶縁被覆5が施されている導電線
3を挿入して使用する。
【0030】図3(4a),(4b)に示す実施の第8
形態としての非接触電圧センサ71は、図3(1a),
(1b)に示す実施形態としての導電体2の内側に絶縁
体12を設けて絶縁性を高めるとともに、導電体42の
外側に絶縁体62を設けて、非接触電圧センサ61の保
護を図ることができる。導電体2の空洞部には、絶縁被
覆5が施されている導電線3を挿入して使用することが
できるばかりではなく、絶縁被覆5が施されていない導
電線を挿入しても使用が可能となる。本実施形態は、図
3(2a),(2b)に示す実施形態としての導電体4
2の外側に絶縁体62を設けていると考えることもでき
る。また、図3(3a),(3b)に示す実施形態とし
ての導電体2の内側に絶縁体12を設けていると考える
こともできる。
【0031】なお、実施の第2形態から第8形態として
示した非接触電圧センサ11〜71では、導電体2や導
電体42は、絶縁体12,22や絶縁体62に覆われる
形状でもよく、また絶縁体12,22;62と同程度の
長さであってもよい。また、電磁シールドとしての役割
を担う導電体42は、電圧センサとなる導電体2と平行
に設置することもでき、また導電体2を覆うような形状
にすることもできる。実施の第2形態〜第8形態の非接
触電圧センサ11〜71も、実施の第1形態と同様に、
センサ部分となる導電体2には、計測器9に接続するた
めの測定用の配線が接続可能、または既に接続されてい
るものとする。
【0032】図4は、(1a),(1b);(2a),
(2b);(3a),(3b);(4a),(4b)
で、本発明の実施の第9形態、第10形態、第11形態
および第12形態としての非接触電圧センサ81,9
1,101,111の構成をそれぞれ示す。また図5
は、(1a),(1b);(2a),(2b);(3
a),(3b);(4a),(4b)で、本発明の実施
の第13形態、第14形態、第15形態および第16形
態としての非接触電圧センサ121,131,141,
151の構成をそれぞれ示す。実施の第9形態〜第16
形態は、それぞれ実施の第1形態〜第8形態を、導電体
2の軸線を含む平面を境界として分割可能にした構成を
有する。分割可能にすることによって、施工性を高める
ことがができる。また、導電線3で通電しながら電圧計
測の準備を行い、電圧を計測することができるので、計
測対象に停電などの影響を与えないようにすることがで
きる。
【0033】図6〜図11は、図2〜図5に示す各実施
形態で、導電体2よりも絶縁体や電磁シールド用の導電
体を長くした実施形態を示す。
【0034】図6は、(1a),(1b);(2a),
(2b);(3a),(3b);(4a),(4b)
で、本発明の実施の第17形態、第18形態、第19形
態および第20形態としての非接触電圧センサ161,
171,181,191の構成をそれぞれ示す。非接触
電圧センサ161,171,181,191は、それぞ
れ実施の第3形態、第4形態、第5形態および第6形態
の非接触電圧センサ21,31,41,51で、導電体
2の長さよりも絶縁体12,22や導電体42の長さを
長くして、絶縁体12,22や導電体42でセンサとな
る導電体2を覆うようにしている。(2a),(2
b);(4a),(4b)に示す非接触電圧センサ17
1,191では、内側の絶縁体12に相当する部分と、
外側の絶縁体22に相当する部分とが一体化され、周囲
絶縁体172を形成している。
【0035】図7は、(1a),(1b);(2a),
(2b);(3a),(3b)で、本発明の実施の第2
1形態、第22形態、および第23形態としての非接触
電圧センサ201,211,221の構成をそれぞれ示
す。非接触電圧センサ201,211,221は、それ
ぞれ実施の第7形態の非接触電圧センサ61で、導電体
2の長さよりも絶縁体22,62や導電体42の長さを
長くして、絶縁体22,62や導電体42でセンサとな
る導電体2を覆うようにしている。
【0036】図7(1a),(1b)に示す非接触電圧
センサ201では、導電体2のみが短い。図7(2
a),(2b)に示す非接触電圧センサ211では、導
電体2が最短で、導電体42は次に短い。図7(3
a),(3b)に示す非接触電圧センサ221では、導
電体2が最短で、導電体42は次に短い点では、図7
(2a),(2b)に示す非接触電圧センサ211と同
様であるけれども、導電体42の両端にシールド板22
2が追加されている。
【0037】図8は、(1a),(1b);(2a),
(2b);(3a),(3b)で、本発明の実施の第2
4形態、第25形態、および第26形態としての非接触
電圧センサ231,241,251の構成をそれぞれ示
す。非接触電圧センサ231,241,251は、それ
ぞれ実施の第8形態の非接触電圧センサ71で、導電体
2の長さよりも絶縁体12,22,62や導電体42の
長さを長くして、絶縁体12,22,62や導電体42
でセンサとなる導電体2を覆うようにしている。したが
って、図7(1a),(1b);(2a),(2b);
(3a),(3b)に示す実施の第21形態、第22形
態、および第23形態で、導電体2の内側の導電体12
を長くした構成と同等となる。
【0038】図9、図10および図11は、図6、図7
および図8に示す構成を、軸線を含む平面を境界として
分割可能とした実施形態をそれぞれ示す。すなわち、図
9は、(1a),(1b);(2a),(2b);(3
a),(3b);(4a),(4b)で、本発明の実施
の第27形態、第28形態、第29形態および第30形
態としての非接触電圧センサ261,271,281,
291の構成をそれぞれ示す。非接触電圧センサ26
1,271,281,291は、それぞれ実施の第17
形態、第18形態、第19形態および第20形態の非接
触電圧センサ161,171,181,191を分割し
た構成に相当する。図10は、(1a),(1b);
(2a),(2b);(3a),(3b)で、本発明の
実施の第31形態、第32形態、および第33形態とし
ての非接触電圧センサ301,311,321の構成を
それぞれ示す。非接触電圧センサ301,311,32
1は、それぞれ実施の第21形態、第22形態、および
第23形態の非接触電圧センサ201,211,221
を分割した構成に相当する。図11は、(1a),(1
b);(2a),(2b);(3a),(3b)で、本
発明の実施の第34形態、第35形態、および第36形
態としての非接触電圧センサ331,341,351の
構成をそれぞれ示す。非接触電圧センサ331,34
1,351は、それぞれ実施の第24形態、第25形
態、および第26形態の非接触電圧センサ231,24
1,251を分割した構成に相当する。
【0039】図12は、本発明の実施の第37形態およ
び第38形態としての非接触電圧センサ361,371
の概略的な構成を示す。図12(1a),(1b);
(2a),(2b)は、図7(3a),(3b)および
図8(3a),(3b)の実施の第23形態または第2
6形態の非接触電圧センサ221,251で、電磁シー
ルドとなる導電体62の形状を球状に変化させた構成に
それぞれ相当する。電磁シールドとなる導電体62を球
状にすることによって、電磁波を反射しやすくなり、ノ
イズ抑制の効果を高めることができる。図13(1
a),(1b);(2a),(2b)は、図12(1
a),(1b);(2a),(2b)の非接触電圧セン
サ361,371を軸線を含む平面を境界として分割し
た構成に相当し、また、図10(3a),(3b)およ
び図11(3a),(3b)の実施の第33形態または
第36形態の非接触電圧センサ321,351で、電磁
シールドとなる導電体62の形状を球状に変化させた構
成にそれぞれ相当する。
【0040】図13は、本発明の実施の第39形態およ
び第40形態としての非接触電圧センサ381,391
の概略的な構成を示す。
【0041】図14は、本発明の実施の第41形態とし
ての非接触電圧センサ401の概略的な構成を示す。図
14(a)は全体の構成を示し、図14(b)は軸線を
含む平面で切断した状態を示す。本実施形態では、図2
(4a),(4b)に示す実施の第4形態の非接触電圧
センサ31の外周に、電流計測を行うための変流器40
2を組合せた構造を有する。内部の非接触電圧センサと
しては、図2(3a),(3b)に示す実施の第3形態
の非接触電圧センサ21や、図6(1a),(1b);
(2a),(2b)に示す実施の第17形態、第18形
態の非接触電圧センサ161,171などを用いること
ができる。
【0042】変流器402は、電流センサとなり、コア
403を貫く導電線に流れる交流電流に従ってにコアに
生じる磁束の変化で、コイル404に電流が流れる。非
接触電圧センサ401の全体は、合成樹脂や合成ゴムな
どの電気絶縁性の絶縁モールド405で覆われる。な
お、電圧センサ部の幅および長さは、電流センサ部の幅
および長さより短くてもよいし、長くてもよい。
【0043】図15は、本発明の実施の第41形態とし
ての非接触電圧センサ411の概略的な構成を示す。本
実施形態の非接触電圧センサ411は、図14に示す非
接触電圧センサ401を、軸線を含む平面を境界として
分割可能にした構成を有する。図15(a)は組合せた
状態、図15(b)は分割した一方をそれぞれ示す。内
部の非接触電圧センサは、図4(3a),(3b);
(4a),(4b)に示す実施の第11形態、第12形
態の非接触電圧センサ101,111や、図6(1
a),(1b);(2a),(2b)に示す実施の第1
7形態、第18形態の非接触電圧センサ161,171
を用いることができる。
【0044】電流センサ部分を分割可能にするために
は、分割部において、コイル404を組合せると巻線が
電気的に接続されて一体化されるような構造にしておく
必要がある。またコア403も、分割可能でありつつ充
分に連続した磁束を得るため、分割部は波型形状とする
ことが望ましい。
【0045】図14または図15の実施形態の非接触電
圧センサ401,411によれば、電圧と電流とを非接
触で一体的に計測することができる。電圧と電流とを同
時に計測することができるので、電圧と電流の積として
電力の計測も行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チューブ
状の導電体に電気絶縁が施されている導電線を挿入し
て、導電線と導電体との間に形成されるコンデンサを流
れる電流に基づいて、非接触で交流電圧を計測すること
ができる。計測対象の導電線にたいする直接の接続を行
う必要はないので、計測のための接続が容易となり、接
続工事等に伴う停電や、計測器故障時の影響などを生じ
ないようにすることができる。
【0047】また本発明によれば、導電体を分割して計
測対象の導電線を挟み、導電体に計測対象の導電線を挿
入した状態を容易に実現することができる。電圧計測が
必要になると、導電線に電圧を印加したままの状態で、
迅速に計測のための準備を行うことができる。
【0048】また本発明によれば、非接触で電圧および
電流の計測を行うことができる。1回の装着作業で電圧
および電流の計測が可能となるので、電力も非接触で計
測可能となり、計測のための作業時間を短縮し、計測機
器全体の小型化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示すブロック図および等
価回路である。
【図2】本発明の実施の第1形態、第2、第3および第
4形態の非接触電圧センサ1,11,21,31の概略
的な構成を示す全体的な斜視図および分割状態を示す斜
視図である。
【図3】本発明の実施の第5形態、第6、第7および第
8形態の非接触電圧センサ41,51,61,71の概
略的な構成を示す全体的な斜視図および分割状態を示す
斜視図である。
【図4】本発明の実施の第9形態、第10、第11およ
び第12形態の非接触電圧センサ81,91,101,
111の概略的な構成を示す全体的な斜視図および分割
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の第13形態、第14、第15お
よび第16形態の非接触電圧センサ121,131,1
41,151の概略的な構成を示す全体的な斜視図およ
び分割状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の第17形態、第18、第19お
よび第20形態の非接触電圧センサ161,171,1
81,191の概略的な構成を示す全体的な斜視図およ
び分割状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の第21形態、第22、および第
23形態の非接触電圧センサ201,211,221の
概略的な構成を示す全体的な斜視図および分割状態を示
す斜視図である。
【図8】本発明の実施の第24形態、第25、および第
26形態の非接触電圧センサ231,241,251の
概略的な構成を示す全体的な斜視図および分割状態を示
す斜視図である。
【図9】本発明の実施の第27形態、第28、第29お
よび第30形態の非接触電圧センサ261,271,2
81,291の概略的な構成を示す全体的な斜視図およ
び分割状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の第31形態、第32、および
第33形態の非接触電圧センサ301,311,321
の概略的な構成を示す全体的な斜視図および分割状態を
示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の第34形態、第35、および
第36形態の非接触電圧センサ331,341,351
の概略的な構成を示す全体的な斜視図および分割状態を
示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の第37形態および第38形態
の非接触電圧センサ361,371の概略的な構成を示
す全体的な斜視図および分割状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の第39形態および第40形態
の非接触電圧センサ381,391の概略的な構成を示
す全体的な斜視図および分割状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の第41形態の非接触電圧セン
サ401の概略的な構成を示す全体的な斜視図および分
割状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の第42形態の非接触電圧セン
サ411の概略的な構成を示す全体的な斜視図および分
割状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71,8
1,91,101,111,121,131,141,
151,161,171,181,191,201,2
11,221,231,241,251,261,27
1,281,291,301,311,321,33
1,341,351,361,371,381,39
1,401,411 非接触電圧センサ 2,42 導電体 3 導電線 4 芯線 5 絶縁被覆 6 接地 7 計測器 12,22,62 絶縁体 172 周囲絶縁体 222 シールド板 402 変流器 403 コア 404 コイル 405 絶縁モールド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁被覆が施されている導電線が挿
    入可能な、チューブ状の導電体を備え、 該導電体と該導電線とで形成されるコンデンサを流れる
    電流を電圧に換算して、該導電線に印加されている電圧
    を測定可能であることを特徴とする非接触電圧センサ。
  2. 【請求項2】 前記導電体は、軸線を含む平面を境界と
    して、分割可能であることを特徴とする請求項1記載の
    非接触電圧センサ。
  3. 【請求項3】 前記導電体の外周に組合わされ、電流計
    測を行うための変流器をさらに含むことを特徴とする請
    求項1または2記載の非接触電圧センサ。
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