JP2002131154A - ホットスタンプ装置及びホットスタンプ装置のスタンプ加圧力制御方法 - Google Patents

ホットスタンプ装置及びホットスタンプ装置のスタンプ加圧力制御方法

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JP2002131154A
JP2002131154A JP2000325206A JP2000325206A JP2002131154A JP 2002131154 A JP2002131154 A JP 2002131154A JP 2000325206 A JP2000325206 A JP 2000325206A JP 2000325206 A JP2000325206 A JP 2000325206A JP 2002131154 A JP2002131154 A JP 2002131154A
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JP2000325206A
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Mitsuo Yokozawa
満雄 横沢
Kiyotsugu Takazawa
清継 高沢
Yukio Kuroiwa
幸生 黒岩
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Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/02Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by lever mechanism
    • B30B1/06Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by lever mechanism operated by cams, eccentrics, or cranks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適な圧力で均一なホットスタンプを行な
う。 【解決手段】 一端を自由端とするスタンプアーム2
と、該自由端に配置され付加価値媒体12にホットスタ
ンプ箔14を転写するスタンプ部3と、スタンプアーム
2に当接しスタンプ部3に押圧荷重をかける加圧機構4
と、加圧機構4を駆動する駆動部5とを有するホットス
タンプ装置1において、スタンプアーム2に歪検出手段
6を取り付けて、歪検出手段6の出力からホットスタン
プ転写時におけるスタンプ部3のスタンプ圧力を計測
し、スタンプ圧力と予め定めた目標圧力とを比較し必要
加圧量を求め、必要加圧量をスタンプ部3に加えるよう
に駆動部5を制御するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書等の付加価値
媒体にホログラム箔等のホットスタンプ箔を加圧転写す
るホットスタンプ装置に関する。さらに詳述すると、本
発明は、最適な圧力でホットスタンプ箔を加圧転写する
ためのホットスタンプ装置及びホットスタンプ装置のス
タンプ加圧力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示す従来のホットスタンプ装置1
01は、チケットやカード類または公文書類等の付加価
値媒体102にホログラム箔等のホットスタンプ箔10
3を加圧転写する装置であり、駆動用モータ105を駆
動してカム106を回転させ、スタンプ部104にホッ
トスタンプに必要な荷重を作用させて、付加価値媒体1
02にホットスタンプ箔103を転写する。また、ホッ
トスタンプ装置101では、スタンプ部104に作用さ
せる荷重は所定の一定荷重として、均一なホットスタン
プを行なうようにしている。ホットスタンプ装置101
は、スタンプ部104が付加価値媒体102とホットス
タンプ箔103とを介して押し当て部材107に当接し
てモータ軸108がロックすると、モータ105に流れ
る電流が増加したことを検出して、モータ105に流れ
る電流を加減する。
【0003】ところで、ホットスタンプ装置ではない
が、特開平5−21529号に開示されたボンディング
装置では、ロードセルを用いて加圧部の加圧値を測定
し、この加圧値と所定の加圧値とを比較して、夫々の加
圧値が一致するように、加圧部を動作させるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ホットスタンプ箔(例
えばホログラム箔等)の転写に必要な加圧力はホットス
タンプ箔の種類によって異なり、また、スタンプ対象と
なる付加価値媒体(例えばチケット紙片やプラスチック
のカード等)の種類によって許容される加圧力は異な
る。即ち、良好にホットスタンプ箔を転写でき、また付
加価値媒体を損傷することがない最適な加圧力は、ホッ
トスタンプ箔や付加価値媒体の種類によって異なる。
【0005】しかしながら、従来のホットスタンプ装置
には、ホットスタンプ箔の種類や付加価値媒体の種類に
応じて、適切にスタンプ加圧力を制御するものがない。
図3に示すホットスタンプ装置101では、モータ10
5の電流値とスタンプ部104に作用する荷重との関係
が未知であるため、正確なスタンプ加圧力の制御は不可
能である。
【0006】そこで、特開平5−21529号に開示さ
れたボンディング装置のように、ロードセルを用いてス
タンプ部の押圧荷重を測定し、この押圧荷重と必要な所
定荷重とを比較して、押圧荷重が所定荷重と一致するよ
うに、スタンプ部を動作させることが考えられるが、ホ
ットスタンプ装置に当該制御をそのまま適用すると、次
のような問題点がある。
【0007】即ち、同一のホットスタンプ装置で用いる
スタンプ部が何種類もあり夫々サイズが異なる又はスタ
ンプ面に彫刻が施してある場合等は、スタンプ部のうち
ホットスタンプ時に付加価値媒体に接触する部分の面積
(以下、本明細書では、スタンプ面積と呼ぶ。)が夫々
異なる。このため、所定荷重を作用させても、ホットス
タンプ時にスタンプ部に発生する単位面積あたりの荷
重、即ち圧力(以下、本明細書では、スタンプ圧力と呼
ぶ。)は一定とならない。即ち、所定荷重を作用させて
いても、スタンプ面積が大きいスタンプ部ではスタンプ
圧力が小さく、スタンプ面積が小さいスタンプ部ではス
タンプ圧力が大きくなり、均一なホットスタンプが行な
えない。このため、スタンプ圧力が弱くてホットスタン
プ箔が良好に転写されない、または、スタンプ圧力が強
すぎて付加価値媒体やスタンプ部を破損してしまうおそ
れがある。
【0008】そこで本発明は、スタンプ部のサイズの大
小またはスタンプ面の形状等によらず、最適なスタンプ
圧力で均一なホットスタンプを行なうことができるホッ
トスタンプ装置及びホットスタンプ装置のスタンプ加圧
力制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、一端を自由端とするスタン
プアームと、該自由端に配置され付加価値媒体にホット
スタンプ箔を転写するスタンプ部と、スタンプアームに
当接しスタンプ部に押圧荷重をかける加圧機構と、加圧
機構を駆動する駆動部とを有するホットスタンプ装置に
おいて、スタンプアームに歪検出手段を取り付け、歪検
出手段の出力からホットスタンプ転写時におけるスタン
プ部のスタンプ圧力を計測し、スタンプ圧力と予め定め
た目標圧力とを比較し必要加圧量を求め、必要加圧量を
スタンプ部に加えるように駆動部を制御するようにして
いる。
【0010】したがって、歪検出手段よりスタンプアー
ムの歪量を検出し、当該歪量に対応したスタンプ部に発
生する荷重の大きさを求めて、当該荷重をスタンプ面積
で除算すれば、スタンプ部に発生する単位面積あたりの
荷重であるスタンプ圧力が計測できる。スタンプ圧力を
計測し、スタンプ圧力が予め求めておいたホットスタン
プ箔及び付加価値媒体に応じた最適な圧力である目標圧
力に一致する又は目標圧力を基準とした一定範囲内に収
まるように、駆動部を調整することで、スタンプ面積の
大小によらず、最適なスタンプ圧力で均一なホットスタ
ンプを行なうことができる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のホットスタンプ装置において、スタンプ部のスタン
プ面積を記憶する記憶手段を備えるようにしている。し
たがって、ホットスタンプの処理に際して利用者がスタ
ンプ面積をわざわざ入力しなくても、スタンプ部に発生
する単位面積あたりの荷重であるスタンプ圧力を計測す
ることができる。また、ホットスタンプ箔及び付加価値
媒体に応じた最適な圧力である目標圧力にスタンプ面積
を乗ずれば、ホットスタンプ部に作用させるべき目標荷
重を求めることができる。
【0012】また、請求項3記載のホットスタンプ装置
のスタンプ加圧力制御方法は、一端を自由端とするスタ
ンプアームと、該自由端に配置され付加価値媒体にホッ
トスタンプ箔を転写するスタンプ部と、スタンプアーム
に当接しスタンプ部に押圧荷重をかける加圧機構と、加
圧機構を駆動する駆動部とを有するホットスタンプ装置
において、スタンプアームに歪検出手段を取り付け、歪
検出手段の出力からホットスタンプ転写時におけるスタ
ンプ部のスタンプ荷重を計測し、予め定めた目標圧力に
スタンプ部のスタンプ面積を乗じて目標荷重とし、スタ
ンプ荷重と目標荷重とを比較し必要荷重を求め、必要荷
重をスタンプ部に加えるように駆動部を制御する。
【0013】したがって、歪検出手段よりスタンプアー
ムの歪量を検出し、当該歪量に対応したスタンプ部に発
生するスタンプ荷重を計測して、スタンプ荷重が目標荷
重と一致する又は目標荷重を基準とした一定範囲内に収
まるように、駆動部を調整することで、スタンプ面積の
大小によらず、最適なスタンプ圧力で均一なホットスタ
ンプを行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1及び図2に本発明のホットスタンプ装
置の実施の一形態を示す。このホットスタンプ装置1
は、一端を自由端とするスタンプアーム2と、該自由端
に配置され付加価値媒体12にホットスタンプ箔14を
転写するスタンプ部3と、スタンプアーム2に当接しス
タンプ部3に押圧荷重をかける加圧機構としてのカム4
と、カム4を駆動する駆動部5とを有する装置であり、
スタンプアーム2に歪検出手段6を取り付けて、歪検出
手段6の出力からホットスタンプ転写時におけるスタン
プ部3のスタンプ圧力Psを計測し、スタンプ圧力Ps
と予め定めた目標圧力Ptとを比較し必要加圧量を求
め、必要加圧量をスタンプ部3に加えるように駆動部5
を制御するようにしている。
【0016】歪検出手段6は、例えば歪を電気抵抗の変
化として検出する歪ゲージである。歪ゲージ6は、図1
に示すように例えば本実施形態では、ホットスタンプ時
に圧縮の曲げ応力を受けるスタンプアーム2の図中上面
側で、スタンプ部3が配置される端と回転軸13との略
中間に、貼り付けられる。即ち、ホットスタンプ時にス
タンプアーム2が最大曲げ応力を受ける位置に歪ゲージ
6を貼り付けるようにして、スタンプアーム2の歪を精
度良く検出するようにしている。ただし、歪ゲージ6を
取り付ける位置は、本実施形態に示す位置に限定される
ものではなく、例えば、ホットスタンプ時に引張の曲げ
応力を受けるスタンプアーム2の図中下面側に取り付け
るようにしても良い。
【0017】歪ゲージ6の出力は、ホイートストン・ブ
リッジ回路・増幅器・A/D変換回路等で構成される歪
量検出回路7によって増幅され電圧変換されA/D変換
されて、CPU(中央演算処理装置)で構成される制御
部8に入力される。制御部8は歪ゲージ6の出力値を計
測する。
【0018】駆動部5は例えばDCモータで構成され
る。モータ5はドライバ9を介して制御部8に接続さ
れ、制御部8より制御される。制御部8は、例えばPW
M(PulseWidth Modulation)方式でモータ5を制御す
る。
【0019】モータ5が回転すると、当該回転はスタン
プアーム2に当接しているカム4に伝達される。カム4
が回転し、カム4の輪郭形状に応じてスタンプアーム2
が長手方向ほぼ中間位置にある回転軸13を中心に回動
する。これにより、スタンプ部3がホットスタンプ箔1
4を介して付加価値媒体12に当接するように移動す
る。さらにモータ5が回転すると、ホットスタンプ箔1
4が付加価値媒体12に転写されるようにスタンプ部3
に押圧荷重がかかる。ホットスタンプ箔14は例えばホ
ログラム箔である。ホットスタンプの対象となる付加価
値媒体12は、偽造等の不正行為から保護すべき価値を
有する媒体またはホットスタンプ箔が付されることで一
定価値を有することが保証・証明される媒体であり、特
に媒体の種類及び形態が限定されるものではない。かか
る付加価値媒体12としては、例えば、チケット・商品
券等の有価証券、クレジットカード等のカード類、証明
書・機密文書・公文書等の文書類などがある。なお、駆
動部5、スタンプアーム2、カム4の形状や構成は、図
1に示すものに限定されるものではない。例えば、スタ
ンプアーム2は長手方向ほぼ中間位置を回転支点とする
ものに限定されない。また、例えばスタンプ部3の移動
用と押圧用とに用途を分けて複数のカム4や駆動部5を
用いるようにしても良い。
【0020】さらに、本実施形態のホットスタンプ装置
1では、スタンプ部3のうちホットスタンプ時に付加価
値媒体12に接触する部分の面積即ちスタンプ面積Aを
記憶する記憶手段10を有するものとしている。記憶手
段10は、例えば書き換え可能な不揮発性メモリである
EEPROM(Electrically Erasable ProgrammableRe
ad Only Memory)を用いる。ただし、これに限らず、場
合によっては、RAM(Random Access Memory)等その
他のメモリを用いるものとしても良い。記憶手段10
(以下、本実施形態ではメモリ10と呼ぶ。)は制御部
8に接続される。制御部8は、メモリ10に記憶されて
いる情報を読み込むことができ又必要な情報をメモリ1
0に書き込むことができる。なお、ホットスタンプ装置
1は複数種類のスタンプ部3を適宜取り付け交換可能と
し、当該複数種類のスタンプ部3に応じた複数のスタン
プ面積Aをメモリ10に記憶するようにしても良い。例
えば、利用者が図示しない入力装置によりスタンプ部3
のタイプやサイズを入力すると、当該入力に対応したス
タンプ面積Aが選択されるようにする。
【0021】また、本実施形態では、ホットスタンプ時
にスタンプ部3に発生する荷重(以下、本明細書では、
スタンプ荷重Fsと呼ぶ。)とスタンプアーム2の歪と
の相関関係を予め求めておく。例えばロードセルを用い
てスタンプ荷重Fsを計測し、当該計測時における歪ゲ
ージ6の出力から、スタンプ荷重Fsと歪ゲージ6の出
力との相関関係式を求める。当該求めた相関関係式は、
例えばメモリ10に記憶して、制御部8が歪ゲージ6の
出力からスタンプ荷重Fsを計算できるようにする。制
御部8は当該スタンプ荷重Fsをメモリ10に記憶され
るスタンプ面積Aで除算することで、単位面積あたりの
スタンプ荷重、即ちスタンプ部3に発生するスタンプ圧
力Psを求めることが可能である。
【0022】ホットスタンプに必要なスタンプ圧力Ps
は、ホットスタンプ箔14(例えばホログラム箔)の種
類によって異なる。また、付加価値媒体12(例えばチ
ケット紙片やプラスチックのカード等)の種類によっ
て、付加価値媒体12を破損しないように許容されるス
タンプ圧力Psは異なる。そこで、本実施形態では、用
いるホットスタンプ箔14の種類及びホットスタンプ対
象となる付加価値媒体12の種類に応じた最適なスタン
プ圧力(以下、本明細書では、目標圧力Ptと呼ぶ。)
を、例えば当該ホットスタンプ箔14及び当該付加価値
媒体12を用いてスタンプ試験を行なって、予め得てお
くようにする。当該目標圧力Ptは、例えばメモリ10
に記憶しておく。
【0023】なお、複数種類のホットスタンプ箔14や
複数種類の付加価値媒体12に応じた複数の目標圧力P
tをメモリ10に記憶しておくようにしても良い。例え
ば、利用者が図示しない入力装置によりホットスタンプ
箔14の種類や付加価値媒体12の種類を入力すること
により、メモリ10に記憶された複数の目標圧力Ptか
ら当該入力に対応した目標圧力Ptが選択されるように
しても良い。また、付加価値媒体12の厚さと目標圧力
Ptとの相関関係式をメモリ10に記憶しておくように
しても良い。例えば、利用者が図示しない入力装置によ
り付加価値媒体12の厚さを入力することにより、メモ
リ10に記憶された目標圧力Ptを基に当該付加価値媒
体12の厚さに対応した目標圧力Ptが計算されるよう
にしても良い。または、利用者がキー入力により、直接
目標圧力Ptの値を入力できるようにしても良く、また
目標圧力Ptの値を段階的に加減調整できるようにして
も良い。
【0024】次に、以上のように構成されるホットスタ
ンプ装置1のスタンプ加圧力制御方法の一例を、図2に
示すフローチャートに従って説明する。
【0025】付加価値媒体12が所定スタンプ位置にセ
ットされ、図示しないスタンプ開始ボタンが押される
と、制御部8は、メモリ10に記憶されている所定の目
標圧力Ptを読み込み(ステップ1)、メモリ10に記
憶されているスタンプ面積Aを読み込む(ステップ
2)。そして、目標圧力Ptにスタンプ面積Aを乗じて
目標荷重Ftとする(ステップ3)。そして、歪ゲージ
6の出力よりスタンプ荷重Fsを計測しながら、スタン
プ荷重Fsが目標荷重Ftと一致するまでモータ5を駆
動する(ステップ4〜ステップ7)。
【0026】即ち、制御部8は、所定時間毎に歪ゲージ
6の出力からスタンプ荷重Fsを計測し(ステップ
4)、計測されるスタンプ荷重Fsと目標荷重Ftとを
比較して(ステップ5)、一致しなければ(ステップ
5;No)、スタンプ荷重Fsが目標荷重Ftと一致す
るための必要荷重即ち目標荷重Ftとスタンプ荷重Fs
との差分を求めて(ステップ6)、当該必要荷重をスタ
ンプ部3に加えるように、必要荷重に応じた電力をモー
タ5に入力する(ステップ7)。即ち、制御部8は、必
要荷重をスタンプ部3に加えるようにモータ5をフィー
ドバック制御する。
【0027】スタンプ荷重Fsが目標荷重Ftに達した
ら(ステップ5;Yes)、制御部8は、ホットスタン
プ箔14の転写に必要な所定時間が経過するまで(ステ
ップ8;No)、スタンプ荷重Fsが目標荷重Ftの例
えば100〜110%の範囲内に収まっているようにP
WM方式でモータ5を制御する(ステップ9)。そし
て、所定時間経過後(ステップ8;Yes)に、制御部
8は、モータ5を反転させスタンプ部3を付加価値媒体
12から退避させて、ホットスタンプ処理を終了する。
【0028】なお、上述の処理では、予め定めた目標圧
力Ptにスタンプ面積Aを乗じて目標荷重Ftとし、計
測したスタンプ荷重Fsと目標荷重Ftとを比較して必
要荷重を求め、当該必要荷重をスタンプ部3に加えるよ
うにモータ5をフィードバック制御しているが、例え
ば、次のように処理しても良い。
【0029】即ち、所定時間毎に歪ゲージ6の出力から
スタンプ荷重Fsを計測した後に、当該スタンプ荷重F
sをメモリ10に記憶されているスタンプ面積Aで除算
してスタンプ圧力Psを得るようにする。そして、計測
されるスタンプ圧力Psとメモリ10に記憶されている
目標圧力Ptとを比較し、必要な加圧量(例えばスタン
プ圧力Psが目標圧力Ptと一致する或いはスタンプ圧
力Psが目標圧力Ptの例えば100〜110%の範囲
内にあるために必要な加圧量)を求め、当該必要加圧量
がスタンプ部3に加わるように、モータ5をフィードバ
ック制御する。このような処理の場合も、本発明による
効果は同様である。
【0030】以上のように、本発明のホットスタンプ装
置1及びホットスタンプ装置1のスタンプ加圧力制御方
法によれば、スタンプ面積Aの大小によらず、予め設定
した最適なスタンプ圧力即ち目標圧力Ptでホットスタ
ンプを行なうことができる。即ち、スタンプ部3のサイ
ズが大きい場合であっても小さい場合であっても、また
スタンプ面に彫刻が施してありスタンプ面積Aが小さく
なっている場合であっても、常に最適な圧力で均一なホ
ットスタンプを行なうことができる。したがって、スタ
ンプ圧力Psが弱くてホットスタンプ箔14が良好に転
写されない、または、スタンプ圧力Psが強すぎて付加
価値媒体12やスタンプ部3を破損してしまうといった
問題はない。
【0031】また、本発明のホットスタンプ装置1及び
ホットスタンプ装置1のスタンプ加圧力制御方法では、
スタンプ面積Aに応じた目標荷重Ftを発生させるの
で、スタンプ面積Aは一定のものに限定されず、サイズ
の大小や彫刻の有無などスタンプ部3の自由な選択が可
能である。
【0032】また、小さなサイズのスタンプ部3に過大
な荷重が加わることを防ぐことができるので、小さなサ
イズのスタンプ部3の破損を防止し、またスタンプ部3
の寿命を延ばすことにもつながる。
【0033】また、用いるホットスタンプ箔14及びス
タンプ対象となる付加価値媒体12に対応した共通の目
標圧力Ptをホットスタンプ装置1に設定することで、
複数のホットスタンプ装置1間での加圧力のばらつきを
小さくできる。
【0034】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0035】例えば、歪ゲージ6を取り付ける位置は、
ホットスタンプ時に圧縮の曲げ応力を受けるスタンプア
ーム2の図1中上面側に限定されず、ホットスタンプ時
に引張の曲げ応力を受けるスタンプアーム2の図1中下
面側に取り付けるようにしても良い。または、複数の歪
ゲージ6をスタンプアーム2に取り付けて、複数の出力
を得るようにし、スタンプ荷重Fs及びスタンプ圧力P
sの計測の精度を高めるようにしても良い。また、加圧
機構4はカム機構に限定されるものではなく、ねじ機
構、リンク機構などでも良い。
【0036】また、例えば、ホットスタンプ時に付加価
値媒体12を受け支えるプラテン11に、ロードセルを
組み込んで、当該ロードセルによりスタンプ荷重Fsを
求めるようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のホットスタンプ装置では、スタンプアームに歪
検出手段を取り付け、歪検出手段の出力からホットスタ
ンプ転写時におけるスタンプ部のスタンプ圧力を計測
し、スタンプ圧力と予め定めた目標圧力とを比較し必要
加圧量を求め、必要加圧量をスタンプ部に加えるように
駆動部を制御するようにしているので、スタンプ面積の
大小によらず、即ちスタンプ部のサイズが大きい場合で
あっても小さい場合であっても、またスタンプ面に彫刻
が施してありスタンプ面積が小さくなっている場合であ
っても、常に最適なスタンプ圧力で均一なホットスタン
プを行なうことができる。したがって、スタンプ圧力が
弱くてホットスタンプ箔が良好に転写されない、また
は、スタンプ圧力が強すぎて付加価値媒体やスタンプ部
を破損してしまうといった問題はない。また、小さなサ
イズのスタンプ部に過大な荷重が加わることを防ぐこと
ができることから、スタンプ部の寿命を延ばすことにも
つながる。
【0038】また、スタンプ部は、スタンプ面積が一定
のものに限定されないため、サイズの大小や彫刻の有無
など種々のスタンプ部の自由な選択が可能となる。
【0039】また、用いるホットスタンプ箔及びスタン
プ対象となる付加価値媒体に対応した共通の目標圧力を
ホットスタンプ装置に設定するので、複数のホットスタ
ンプ装置間での加圧力のばらつきを小さくできる。
【0040】さらに、請求項2記載のホットスタンプ装
置は、スタンプ部のスタンプ面積を記憶する記憶手段を
備えているので、ホットスタンプの処理に際して利用者
がスタンプ面積をわざわざ入力する必要は無く、最適な
スタンプ圧力で均一なホットスタンプを行なうホットス
タンプ処理を自動化できる。
【0041】また、請求項3記載のホットスタンプ装置
のスタンプ加圧力制御方法は、スタンプアームに歪検出
手段を取り付け、歪検出手段の出力からホットスタンプ
転写時におけるスタンプ部のスタンプ荷重を計測し、予
め定めた目標圧力にスタンプ部のスタンプ面積を乗じて
目標荷重とし、スタンプ荷重と目標荷重とを比較し必要
荷重を求め、必要荷重をスタンプ部に加えるように駆動
部を制御するので、スタンプ面積の大小によらず、即ち
スタンプ部のサイズが大きい場合であっても小さい場合
であっても、またスタンプ面に彫刻が施してありスタン
プ面積が小さくなっている場合であっても、常に最適な
スタンプ圧力で均一なホットスタンプを行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットスタンプ装置の一実施形態を示
す概略構成図である。
【図2】本発明のホットスタンプ装置のスタンプ加圧力
制御方法を適用した処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図3】従来のホットスタンプ装置の一例を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1 ホットスタンプ装置 2 スタンプアーム 3 スタンプ部 4 カム(加圧機構) 5 モータ(駆動部) 6 歪ゲージ(歪検出手段) 10 メモリ(記憶手段) 12 付加価値媒体 14 ホットスタンプ箔、ホログラム箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒岩 幸生 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 2F051 AA15 AB09 AC07 BA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を自由端とするスタンプアームと、
    該自由端に配置され付加価値媒体にホットスタンプ箔を
    転写するスタンプ部と、前記スタンプアームに当接し前
    記スタンプ部に押圧荷重をかける加圧機構と、前記加圧
    機構を駆動する駆動部とを有するホットスタンプ装置に
    おいて、前記スタンプアームに歪検出手段を取り付け、
    前記歪検出手段の出力からホットスタンプ転写時におけ
    る前記スタンプ部のスタンプ圧力を計測し、前記スタン
    プ圧力と予め定めた目標圧力とを比較し必要加圧量を求
    め、前記必要加圧量を前記スタンプ部に加えるように前
    記駆動部を制御することを特徴とするホットスタンプ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スタンプ部のスタンプ面積を記憶す
    る記憶手段を備えることを特徴とする請求項1記載のホ
    ットスタンプ装置。
  3. 【請求項3】 一端を自由端とするスタンプアームと、
    該自由端に配置され付加価値媒体にホットスタンプ箔を
    転写するスタンプ部と、前記スタンプアームに当接し前
    記スタンプ部に押圧荷重をかける加圧機構と、前記加圧
    機構を駆動する駆動部とを有するホットスタンプ装置に
    おいて、スタンプアームに歪検出手段を取り付け、前記
    歪検出手段の出力からホットスタンプ転写時における前
    記スタンプ部のスタンプ荷重を計測し、予め定めた目標
    圧力に前記スタンプ部のスタンプ面積を乗じて目標荷重
    とし、前記スタンプ荷重と前記目標荷重とを比較し必要
    荷重を求め、前記必要荷重を前記スタンプ部に加えるよ
    うに前記駆動部を制御することを特徴とするホットスタ
    ンプ装置のスタンプ加圧力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012247473A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成方法、画像形成装置

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