JPH026151A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、例えば伝票等に印字する印字装置のうち、
特にドツトインパクト式プリンタの印字へラドビンの異
常を検知して印字ヘッドの印字圧力を一定に制御する印
字装置に関する。

（従来の技術） 従来、各種のＯ／１！器等のプリンタにドツトインパク
ト式プリンタが用いられている。このドツトインパクト
式プリンタは、印字ヘッドに複数、例えば２４個のヘッ
トビンを備えてこの２４個のへラドビンをドツトマトリ
ックス状に文字を形成して打ち付けることにより伝票用
紙に文字を印字する。上記伝票用紙に印字される文字の
鮮明度等は、印字ヘッドのへラドビンが伝票用紙に打ち
付ける印字圧力により決まる。この印字圧力はヘッドビ
ンの長さに影響するため、伝票用紙に鮮明に印字するに
は当該ヘッドピンの長さが一定の長さであることが条件
になる。上記ドツトインパクト式プリンタを使用し続け
ると伝票用紙に印字するヘッドビンの摩耗または破損が
生じるため、ヘッドビンの交換が必要になる。従来、ヘ
ッドビンの摩耗または破損を監視するのは、係員の肉眼
によりヘッドビンの摩耗等を監視するものであった。

しかし、係員の監視だけではへラドビンの摩耗等を十分
に監視することが容易でなかった。

（発明が解決しようとする課題） 従来の装置は、ヘッドビンの摩耗等を係員の肉眼により
監視するのであるが、ヘッドビン自体の長さが短かいた
め、ヘッドビンの摩耗等の度合を判別するのが難しかっ
た。このため、上記へラドビンの摩耗により伝票用紙に
印字濃度の薄い文字が印字されたり、又はヘッドビンの
破損により伝票用紙に顧客の読めない文字が印字される
おそれがあった。更に、上記装置が、例えば銀行の自動
取引装置等に用いられるならば装置に対する信頼性の低
下および顧客へのサービスの低下を招来するおそれがあ
った。

この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目
的としては、印字ヘッドの印字圧力を一定に制御するこ
とにより、印字ヘッドによる文字を鮮明に印字する印字
装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、この発明は、ドツトインパク
ト式の印字ヘッドにより所望位置に印字する当該印字ヘ
ッドの印字圧力を検知する圧力検知手段と、この圧力検
知手段により検知した印字圧力が所定の印字圧力より高
いとき前記印字ヘッドへの印加時間を短かくし、検知し
た印字圧力が所定の印字圧力より低いとき当該印字ヘッ
ドへの印加時間を艮くする制御手段と、を有することを
要旨とする。

（作用） 上記構成を備えた印字装置においては、ドツトインパク
ト式の印字ヘッドにより所望位置に印字する当該ヘッド
の印字圧力を検知する。検知した印字圧力が所定の印字
圧力より高いとき前記印字ヘッドへの印加時間を短かく
し、一方、検知した印字圧力が所定の印字圧力より低い
とき当該印字ヘッドへの印加時間を長くするので、印字
ヘッドにより文字を鮮明に印字できる。

（実施例） 以下実施例により本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例たる印字装置を示す概略正面
図である。１は伝票用紙８を折畳んで収容した収容部で
あり、２は伝票用紙８の縁部に形成されたスプロケット
孔に係合して伝票用紙８を搬送する搬送手段たるスプロ
ケットであり、３は基台９の間に伝票用紙８を挾んで押
圧移動させることにより伝票用紙８の整形を行うエンボ
ス部である。４はその下部に印字ヘッド４ａを取付け、
支点７を介して図示矢印方向に回動して開閉可能に設け
られた印字部であり、印字台４ｂと印字ヘッド４ａの先
端部との間に搬送されてくる伝票用紙８を位置させて印
字を行うようになっている。なお、印字部４の図中左下
端には印字部４を矢印方向に駆動するときの支点７が設
けられている。５は印字が行われて伝票として作成され
た伝票をロール状に巻き取って保管する保管部である。

そして、前記印字台４ｂには、印字圧を検知する圧力検
知素子６が取付けられている。この圧力検知素子６は、
電極に印加すると印加電圧に比例する起電力が生じるピ
エゾ効果を利用した感圧素子で周知のものである。

尚、前記印字部４は伝票用紙８の取替えの際に図示矢印
上方に回動されて開状態となり、伝票用紙８のセット終
了後、図示矢印下方に回動されて開状態となるように位
置決めされる。また、印字ヘッド４ａ内には複数の印字
ビンが設けられていて、この印字ビンが伝票用紙８の置
かれた印字台４ｂに衝撃を与えながら印字動作が行われ
るようになっている。更に、印字ヘッド４ａは伝票用紙
上を移動して、所定の位置に印字を行うようになってお
り、このような位置移動と前記印字動作を行う印字機構
が第２図に示す様に設けられている。

第２図は前記印字機構を示す概略図である。１０は印字
ヘッド４ａを移動させるのに用いるパルスモータ、１１
はその駆動力を伝達するタイミングベルトであり、印字
ヘッド４ａに固定されている。１２は移動する印字ヘッ
ド４ａを支えるためのシャフトであり、ベース１４に固
定されている。

１３ａ　、１３ｂ　、１３ｃはいわゆる光学検知素子で
周知のものであり、前記印字ヘッド４ａの遮光板により
印字ヘッドの位置を検出するものである。

また、印字台４ｂの右端には印字圧を検知するための前
記圧力検知素子６が取付けられており、印字ヘッド４ａ
の遮光板が光学検知素子１３Ｃの位置に移動したとき、
印字ヘッド４ａの印字圧力を検知できる。

第３図は印字ヘッド４ａのへラドビン１５の配置を示す
一例である。１ビンから２４ビンまでのヘッドビン１５
は後述の制御部１８からの電気信号により１ビンから２
４ビンが個々に駆動される。

この１ビンから２４ビンまでの駆動によりドツトマトリ
ックス状で表される文字は、印字ヘッド４ａの移動によ
り印字覆べき位置にヘッドビン１５により打ち付けられ
ることにより伝票用紙に印字される 第４図はこの発明の印字装置の制御を示すブロック図で
ある。

上記印字装置は増幅回路１６．Ａ／Ｄ変換回路１７を有
するものである。印字ヘッド４ａのへラドビン１５の全
ビンが印字圧力を検知する圧力検知素子６に打ち付けら
れると圧力検知素子６は、検知信号を増幅回路１６に出
力する。増幅回路１６は、圧力検知素子６から入力され
る検知信号を増幅させてアナログ信号をＡ／Ｄ変換回路
１７に出力するものである。Ａ／Ｄ変換回路１７は、入
力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するもので
ある。

また、印字装置は主制御部１８．駆動回路１９゜駆ａｌ
１機構２０を有するものである。

主制御部１８は、Ａ／Ｄ変換回路１７からデジタル信号
により印字ヘッド４ａのへラドビン１５の摩耗状況を検
知する。また、主制御部１８は、ヘッドビン１５の摩耗
状況に応答して印字ヘッド４ａに対する印加時間を制！
ＩＩ　するものである。

駆動回路１つは、主制御部１８から入力される駆動信号
により印字ヘッド４ａＪ５よびパルスモータ１０等の駆
動機構２０を駆動させる。なお、駆動機構２０は上記の
パルスモータ１０等を有する機構である。

以上の構成を備えた印字装置のへラドビン１５の印字圧
力の検知および印字圧力の制御を第５図（ａ）〜（Ｃ）
を用いて説明する。

（ａ　）は、印字ヘッド４ａのへラドビン１５の全ビン
が圧力検知素子６に打ち付けたときの増幅回路１６から
出力されるアナログ波形である。このアナログ波形は、
ヘッドビン１５の全ビンが打ち付けた電圧の値、所謂ピ
ーク値がヘッドビン１５の印字圧力である。基準値は伝
票用紙８に印字される文字が鮮明に印字される値であり
、基準値以上ならば印字される値が鮮明であり、基準値
以下ならば印字される文字が読みにくいか又は不鮮明で
あることを示す。

（ｂ　）は主制御部１８から印字ヘッド４ａを駆動させ
る駆動回路１９に出力するデジタル信号および印加時間
を示すものである。ここで、ｔはへラドビン１５のうち
１ビンを打ちつける１ドツトを印字する時間である。ま
た、ｔｌａは主制御部１８からヘッドビン１５に印加す
る印加時間であり、印加するとデジタル信号がハイレベ
ルになる。

主制御部１８は、（ａ　）のアナログ波形をデジタル信
号に変換されたピーク値であるデジタル信号が基準値以
上、かつ印字される文字の鮮明度を保持する範囲の許容
範囲を超えるならぼ印加時間を寥ａを短くする。

方、主制御部１８は、ヘッドビン１５の印字圧力である
ピーク値が基準値より低ければ（Ｃ）に示すデジタル信
号を駆動回路１つに出力して、印字ヘラＦ　４　ａに供
給する印加時間ｔ、ｂを長くする。印加時間ｔｌｂを長
くすると、ヘッドビン１５の各ビンは、伝票用紙８に接
解する時間が長くなり印字濃度を向上できる。

次にこの実施例の作用を第６図の処理フローチャートを
用いて説明する。

まず、装置に電源が投入されると主制御部１８４よ、各
機構部の初期化のため、例えば印字ヘッド４ａを光学検
知素子１３ａに移動せさる。移動が終了すると収容部１
の伝票用紙８が印字台４ｂにスプロケット２の駆動によ
り載置される（ステップ１００〜ｉｉｏ＞。

主制御部１８は、印字ヘッド４ａのヘッドピン１５の印
字圧力を検知するため印字ヘッド４ａを光学検知素子１
３Ｇに移動させる。移動後、主制御部１８は、駆動回路
１９に駆動信号を出力して印字ヘッド４ａが印字台４ｂ
に設けられている圧力検知素子６に印字ヘッド４ａのへ
ラドビン１５が打ら付けられる。ヘッドビン１５が打ち
付Ｇノられると圧力検知素子６は、打ち付けられた圧力
を電圧に変換して増幅回路１６に出力する。出力された
電圧は増幅回路１６により増幅されてＡ／Ｄ変換回路１
７に出力され、更にＡ／Ｄ変換回路１７によりデジタル
信号に変換される。デジタル信号に変換されると主制御
部１８は、変換されたデジタル信号が基準値より越えて
いるか否かのへラドビン１５の印字圧力のチエツクを行
う（ステップ１２０〜１３０）。

チエツクの結果、主制御部１８は、デジタル信号が基ｔ
！、値以上で、かつ、許容範囲以内ならばステップ１６
０に進む。一方、デジタル信号の値が基準値以下ならば
主制御部１８は、駆動回路１９に駆動信号を出力するこ
とにより印字ヘッド４ａのヘッドビン１５に対する印加
時間を長くする。

印加時間が長くなると伝票用紙８に印字される文字が鮮
明となりヘッドビン１５の摩耗による印字濃度の調整を
することができる。さらに、主制御部１８は、Ａ／Ｄ変
挽変格回路１７入力されるデジタル信号のピーク値が基
準値以上で、かつ、許容範囲を越える値ならば駆動回路
１９に駆動信号を出力することにより印字ヘッド４ａの
へラドビン１５の印加時間を短くする。印加時間が短く
なると印字濃度が濃すぎたのを薄くする調整が可能にな
り、伝票用紙８に対する印字濃度を一定に保持すること
ができる（ステップ１４０〜１５０）。

ステップ１６０に進むと印字ヘッド４ａは、印字台４ｂ
に載置されている伝票用紙８に対して、例えば入出金等
の取引き情報を印字する。印字が終了すると主制御部１
８は、更に印字する伝票用紙８があるならばステップ１
２０に戻る。一方、伝票用紙８が無くなれば主制御部１
８は、駆動回路１９等に対する駆動信号を停止して装置
の動作を終了する（ステップ１６０〜１８０）。

以上の動作により、印字ヘッド４ａのへラドビン１５が
摩耗又は破損により伝票用紙８に印字される不鮮明な文
字の印字を防止することができる。

本実施例は印字する機能を有する装置、例えば通帳に人
出金取引きの最新の取引情報を印字する自動取引装置の
通帳プリント部に設けることもできる。これにより、伝
票用紙８以外の紙葉類である通帳に印字する最新の取引
情報を鮮明に印字できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、ドツトインパ
クト式の印字ヘッドを検知して印字圧力が所定の印字圧
力より高いとき前記印字ヘッドへの印加時間を短かくし
、一方、検知した印字圧力が所定の印字圧力より低いと
き当該印字ヘッドへの印加時間を長くするので、印字ヘ
ッドの印字圧力を一定に制御することにより、印字ヘッ
ドによる文字を鮮明に印字できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の印字装置の要部構成を示した概略図
、第２図は第１図において示した印字機構を示す構成図
、第３図は印字ヘッドのへラドビンを示す配置図、第４
図は第１図の印字装置を駆動する制御を示すブロック図
、第５図は第４図に示したブロック図の各ブロック間の
動作タイミングを示す動作タイミングチャート図、第６
図はこの発明の動作を示すフローヂャートである。 ４ａ・・・印字ヘッド　　　　４ｂ・・・印字台６・・
・圧力検知素子　　　　８・・・伝票用紙１３ａ〜１３
ｃ・・・光学検知素子 １５・・・ヘッドビン　　　　１６・・・増幅回路１７
・・・Ａ／Ｄ変換回路　　１８・・・主制御部１つ・・
・駆動回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ドットインパクト式の印字ヘッドを備えて当該印字ヘッ
   ドにより所望位置に印字する印字装置であつて、 前記印字ヘッドにより所望位置に印字する当該印字ヘッ
   ドの印字圧力を検知する圧力検知手段と、この圧力検知
   手段により検知した印字圧力が所定の印字圧力より高い
   とき前記印字ヘツドへの印加時間を短かくし、検知した
   印字圧力が所定の印字圧力より低いとき当該印字ヘッド
   への印加時間を長くする制御手段と、 を有することを特徴する印字装置。