JP2002131006A - 内側測定器 - Google Patents

内側測定器

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JP2002131006A
JP2002131006A JP2000327530A JP2000327530A JP2002131006A JP 2002131006 A JP2002131006 A JP 2002131006A JP 2000327530 A JP2000327530 A JP 2000327530A JP 2000327530 A JP2000327530 A JP 2000327530A JP 2002131006 A JP2002131006 A JP 2002131006A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 深孔などにも容易に対応でき、しかも、高
精度化を達成できる内側測定器を提供すること。 【解決手段】長さ寸法を可変できる棒状の本体2と、こ
の本体2の一端側に本体2の長手方向に対して直交する
方向へ移動可能に設けられ被測定物の測定部位に当接さ
れる一対の測定子3と、測定子3の移動変位量を電気信
号として検出する検出手段4と、検出手段4からの電気
信号をデジタル表示するデジタル表示器5と、本体2の
内部に配設され、かつこの電気信号をデジタル表示器5
へ送信するケーブル7と、本体2の他端側とデジタル表
示器5との間に設けられた回動機構6と、を備えて構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内側測定器に関す
る。詳しくは、被測定物の孔径や溝幅などを測定するた
めの内側測定器に関する。
【0002】
【背景技術】被測定物の孔径や溝幅などを測定するため
の内側測定器として、シリンダゲージが知られている。
従来のシリンダゲージは、図5に示すように、棒状の本
体101と、この本体101の一端側に少なくとも一方
が本体101の長手方向に対して直交する方向へ移動可
能に設けられ被測定物200の測定部位に当接される一
対の測定子102A,102Bと、前記本体101の他
端側に設けられ前記測定子102Aの移動変位量に基づ
く測定部位間の寸法を表示する表示手段104とを備え
ている。ここで、測定子102Aの移動変位量を表示手
段104に伝達する伝達機構は、図6に示すように、本
体101の一端内部に回動可能に支持されたカム110
と、前記本体101内に収納され前記測定子102Aの
移動変位量を前記カム110を介して前記表示手段10
4に伝達するロッド111とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造のシリンダ
ゲージは、測定子の移動変位量をロッドの移動、つま
り、直角方向に変換するカムが必要である。カムがスム
ーズに揺動するためには、カムの揺動軸とそれを支持す
る本体側との間に微小のクリアランスが必要になるが、
このクリアランスが変換時の誤差要因になっていた。も
とより、クリアランスが少なすぎると、揺動がスムーズ
に行えず、作動不良を引き起こす。しかも、カムの回転
中心から、測定子およびロッドが当接する部位までの距
離が同じでないと、誤差の原因になる。
【0004】また、シリンダゲージは、エクステンショ
ンロッド(継ぎ足しロッド)をつなげ、測定深さを変え
られることが特徴の一つである。しかし、上述した構造
の場合、本体を手で握って測定を行うため、手の熱や周
囲温度によって本体内部に収納されたロッドが伸縮し、
誤差を生じさせる。また、長いエクステンションロッド
をつないだ場合、本体の撓みによる誤差が考えられる。
【0005】本発明の目的は、このような課題を解消
し、深孔などにも容易に対応でき、しかも、高精度化を
達成できる内側測定器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の内側測定器は、
長さ寸法を可変できる棒状の本体と、この本体の一端側
に本体の長手方向に対して直交する方向へ移動可能に設
けられ被測定物の測定部位に当接される少なくとも一対
の測定子と、前記本体の他端側に設けられ前記測定子の
移動変位量に基づく測定部位間の寸法を表示する表示手
段とを備えた内側測定器において、前記表示手段は、デ
ジタル表示器によって構成され、前記本体の一端側に
は、前記測定子の移動変位量を電気信号として検出する
検出手段が設けられ、この検出手段からの信号を前記デ
ジタル表示器へ送るケーブルが前記本体内に配設されて
いることを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、測定子の移動変
位量を電気信号として検出する検出手段を備えているか
ら、従来のカムを用いた構造に比べ、高精度化を達成で
きる。つまり、カムと本体とのクリアランスや、カムの
回転中心から、測定子およびロッドが当接する部位まで
の距離に基づく誤差も発生しないから、高精度化を達成
できる。また、その検出手段からの信号をケーブルを介
してデジタル表示器に送るようにしたので、従来のロッ
ドを介して測定子の変位を表示手段へ伝達する構造に比
べ、温度や撓みによる誤差もないから、高精度化が実現
できる。もとより、本体は長さ寸法が可変できる棒状で
あるから、深孔などにも容易に対応できる。
【0008】また、前記検出手段は、前記測定子の移動
方向に対して略直角にかつ互いに平行に配置され基端側
が前記本体に固定された一対の板ばねと、この一対の板
ばねの先端側間に固定され前記測定子に当接された可動
片と、この可動片および前記本体のいずれか一方に可動
片の可動方向と平行に配置されたメインスケールと、前
記可動片および前記本体のいずれか他方に前記メインス
ケールに対して所定の隙間を隔てて対向配置された検出
ヘッドとを含むことが好ましい。
【0009】このような構成によれば、測定子が、被測
定物への当接により変位すると、可動片が一対の板ばね
を介して平行に変位するので、この変位がメインスケー
ルおよび検出ヘッドによって直接検出される。従って、
従来のカムを用いた変位検出に比べて、伝達ロスがなく
高精度を確保して測定できる。
【0010】さらに、前記本体は、前記測定子が取り付
けられる第1の筒部と、前記表示手段が取り付けられる
第2の筒部と、この第1の筒部および第2の筒部の間に
選択的に挿入されこれらと結合される第3の筒部とを含
んで構成されていることが好ましい。このような構成に
よれば、第1の筒部と第2の筒部との間に、深孔の深さ
に対応する長さの第3の筒部と、その第3の筒部の長さ
に対応するケーブルを選択して接続するだけで、深孔な
どに簡単に対応して測定できる。
【0011】また、前記ケーブルは、前記第1の筒部内
に配置され他端側にコネクタを有する第1のケーブル部
と、第2の筒部内に配置され一端側にコネクタを有する
第2のケーブル部と、前記第3の筒部内に配置され両端
側に前記第1および第2のケーブル部のコネクタと接続
可能なコネクタを備えた第3のケーブル部とを含んで構
成されていることが好ましい。このような構成によれ
ば、第3の筒部を長さの異なるものに取り替える際に、
第1および第2のケーブル部のコネクタから第3のケー
ブル部のコネクタを外し、長さの異なる別の第3の筒部
に対応するコネクタを第1および第2のケーブル部のコ
ネクタに取り付けるだけで、深さが異なる孔等にも簡単
に対応でき、ひいては測定作業の負担を軽減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態のデジタル式
シリンダゲージ1を示す正面図である。図1に示すよう
に、本実施形態のデジタル式シリンダゲージ1は、長さ
寸法を可変できる棒状の本体2と、この本体2の一端側
に本体2の長手方向に対して直交する方向へ移動可能に
設けられ被測定物の測定部位に当接される一対の測定子
3と、測定子3の移動変位量を電気信号として検出する
検出手段4と、検出手段4からの電気信号をデジタル表
示する表示手段としてのデジタル表示器5と、本体2の
内部に配設され、かつこの電気信号をデジタル表示器5
へ送信するケーブル7と、本体2の他端側とデジタル表
示器5との間に設けられた回動機構6と、を備えて構成
される。
【0013】本体2は、第1筒体21と、第2筒体22
と、第3筒体23と、を備えて構成される。第1筒体2
1は、他端側(図1の上端側)に設けられかつ第3筒体
23を固定可能に保持する接続ナット211と、一端側
に設けられたガイド機構212とを備える。ガイド機構
212は、その基端が第1筒体21の中間部に回動可能
に取り付けられたフレーム212Aと、フレーム212
Aの先端の測定子3に近接した位置に設置されるローラ
212Bとを備える。
【0014】第2筒体22は、握り部221と、第3筒
体23に接続される接続部222と、回転ナット223
とを備える。回転ナット223は、第2筒体22の径方
向に対して、接続部222を回転可能、かつ固定可能に
保持している。
【0015】第3筒体23の他端側には接続部222を
固定可能に保持する接続ナット231を備え、第3筒体
23の一端側は接続ナット211を介して第1筒体21
に着脱可能に接続される。第3筒体23は、シリンダ等
の被測定物の深さ等に応じて、長さの異なるものに選択
的に交換される。
【0016】なお、第1筒体21と第2筒体22の接続
部222とは、接続ナット211を介して接続可能に構
成される、また、第3筒体23は、接続ナット211,
231を介して第1筒体21および第2筒体22に着脱
可能に構成される。
【0017】第1筒体21の内側には、第1ケーブル7
1が配設される。第1ケーブル71は、その一端側が検
出手段4に接続され、他端側にはコネクタ71Aが設け
られる。第2筒体22の内側には、第2ケーブル72が
配設される。第2ケーブル72は、その他端側がデジタ
ル表示器5に接続され、一端側にはコネクタ72Bが設
けられる。
【0018】第3筒体23の内側には、第3ケーブル7
3が配設される。第3ケーブル73の一端側にはコネク
タ72Bに接続可能なコネクタ73Bが、他端側にはコ
ネクタ71Aに接続可能なコネクタ73Aが取り付けら
れる。なお、コネクタ71Aとコネクタ72Bとは、接
続可能に構成されている。
【0019】ケーブル7は、FPC(フレキシブルプリ
ント配線板)等の所定の配線からなり、これらの第1ケ
ーブル71、第2ケーブル72および第3ケーブル73
を本体2の内部に備え、デジタル表示器5と検出手段4
との電気信号のやりとりができるように構成されてい
る。
【0020】図2は、デジタル式シリンダゲージ1の先
端部分を示す部分断面図である。図2に示すように、一
対の測定子3は、第1筒体21の一端側にホルダ213
を介して第1筒体21軸線に対して直交方向へ移動可能
に設けられた測定ロッド31と、測定ロッド31と同軸
上で、かつホルダ215および袋ナット216を介して
固定された替えロッド32と、を備えて構成される。測
定ロッド31の後端部とホルダ213後端側との間が弾
性体からなる蛇腹状のキャップ214で覆われている。
これにより、第1筒体21内部へのゴミ等の異物の浸入
が防止されている。替えロッド32は、シリンダ等の被
測定物の大きさに応じて、長さの異なるものが選択的に
使用される。
【0021】検出手段4は、第1筒体21に固定された
固定部材45と、測定ロッド31の移動方向に対して略
直角にかつ互いに平行に配置され基端側が固定部材45
に固定された一対の板ばね42と、この一対の板ばね4
2の先端側間に固定され測定ロッド31に当接された可
動片41と、第1筒体21に可動片41の可動方向と平
行に配置されたメインスケール44と、可動片41にメ
インスケール44に対して所定の間隔を隔てて対向配置
された検出ヘッド43と、を備える。
【0022】一対の板ばね42には、屈曲部分を除く部
分に厚い板が両面から張られており、屈曲部分以外での
屈曲を防止して、測定精度を向上している。ホルダ21
5と可動片41との間には、スプリング217があり、
これにより可動片41が測定ロッド31に当接されてい
る。検出ヘッド43によって検出された可動片41の変
位量、つまり測定ロッド31の変位量は、図示しないケ
ーブル7によって、デジタル表示器5に出力されてい
る。
【0023】図1〜図4に示すように、デジタル表示器
5は、断面円形状に形成されるとともに、その一端に回
動機構6内に収納されるとともに、本体2に対する角度
が0度〜90度まで回動可能な回動部50が形成されて
いる。また、デジタル表示器5は、所定の電子回路等か
らなり、検出手段4の検出ヘッド43で検出された結果
である測定値を表示する表示画面51と、測定の開始や
表示される測定値の変更等の各種操作を行う操作ボタン
52と、を備えて構成される。さらに、デジタル表示器
5の表示面は、従来から利用されている所定の技術によ
り回転可能に構成されている。
【0024】図3は、回動機構6を示す部分断面図であ
る。図3に示すように、回動機構6は、クランプ軸61
と、一対の押圧片62と、スプリング63と、節度機構
64と、第2筒体22の凹部220と、回動部50と、
を含んで構成される。クランプ軸61は、その一部に形
成されたねじ部612と、第2筒体22の外側に形成さ
れたクランプ部611と、このクランプ軸61を抜け止
めするボルト613と、を有するとともに、凹部220
および回動部50を貫通する。
【0025】一対の押圧片62は、凹部220内に対向
して収納される第1押圧片621と第2押圧片622と
を備えて構成される。第1押圧片621は、クランプ軸
61のねじ部612に螺合され、クランプ部611との
間にデジタル表示器5の回動部50および凹部220の
側壁を挟持可能に構成される。一方、第2押圧片622
は、第2筒体22に当接している。
【0026】スプリング63は、クランプ軸61の周囲
に配置され、第1押圧片621と第2押圧片622の間
に挿入され、第1押圧片621および第2押圧片622
を第2筒体22側(外側)に押圧する。
【0027】節度機構64は、凹部220の側壁に形成
された孔22Aに挿入されるボール641およびスプリ
ング642と、回動部50にクランプ軸61を中心とす
る同一円周上の所定角度毎に形成されるとともにボール
641と係合する図示しない7つの凹みと、を備えて構
成される。ボール641は、第2筒体22とボール64
1との間に設けられたスプリング642によって回動部
50側に付勢され、回動部50が回動されると、7つの
凹みに段階的に係合して、7段階に回動部50を係止す
る。
【0028】このような構成のデジタル式シリンダゲー
ジ1を用いて、図示しない深孔の被測定物と浅孔の被測
定物の内径を測定する際の動作について説明する。 (a)まず、深孔の被測定物の孔内にデジタル式シリン
ダゲージ1を挿入し、測定部位に一対の測定子3を位置
させる。 (b)このとき、測定ロッド31、替えロッド32およ
びガイド機構212は、被測定物の内壁に当接される。
【0029】(c)測定ロッド31は、被測定物の内壁
に当接された際に、一対の板ばね42によって、可動片
41とともに平行に変位するので、検出ヘッド43もこ
れに応じて平行に変位する。 (d)すると、検出ヘッド43の変位量が検出され、そ
の検出結果である測定値の電気信号がケーブル7を介し
てデジタル表示器5に出力される。
【0030】(e)デジタル表示器5は、検出手段4か
ら入力された測定値の電気信号を表示画面51にデジタ
ル表示する。 (f)クランプ部611を回動して、第1押圧片621
と凹部220の側壁との間のクランプを緩めると、デジ
タル表示器5の回動部50が回動できる状態となる。
【0031】(g)デジタル表示器5を回動させると、
ボール641が7つの凹みに段階的に係合し、デジタル
表示器5の表示画面51を測定者に正対する向きまで回
動する。この際、クランプ部611を緩めたままデジタ
ル表示器5から手を離しても、スプリング63が第1押
圧片621および第2押圧片622を押圧し、第1押圧
片621が第2筒体22側に回動部50を押圧している
から、デジタル表示器5が倒れない。 (h)クランプ部611を締めて、クランプ軸61を回
転させると、第1押圧片621がねじ部612に沿って
軸方向へ移動されるので、第1押圧片621と第2筒体
22との間に回動部50が挟持固定される。以上のよう
にして、測定者は深孔を有する被測定物の内径を測定
し、表示画面51でその測定値を確認する。
【0032】(i)次に、接続ナット211,231を
緩め、コネクタ72Bからコネクタ73Bを外し、コネ
クタ71Aからコネクタ73Aを外して、第1筒体21
および第2筒体22から第3筒体23を外す。 (j)コネクタ71Aとコネクタ72Bとを接続し、第
1筒体21と第2筒体22、即ち接続部222とを接続
ナット211を介して接続し固定する。以上のようにし
て、デジタル式シリンダゲージ1の本体2の長さを短く
して、前述の(a)〜(h)までと同様の手順により、
浅孔の被測定物の内径を測定する。
【0033】以下、本実施形態の効果について説明す
る。 (1)測定ロッド31が移動すると可動片41が平行に
変位し、この変位量を検出ヘッド43で電気信号として
直読できるので、従来のカムを用いた構造に比べ、高精
度化を達成できる。つまり、カムと本体とのクリアラン
スや、カムの回転中心から、測定子およびロッドが当接
する部位までの距離に基づく誤差も発生しないから、高
精度化を達成できる。
【0034】(2)検出手段4からの信号をケーブル7
を介してデジタル表示器5に送るようにしたので、従来
のロッドを介して測定子の変位を表示手段へ伝達する構
造に比べ、温度や撓みによる誤差もないから、高精度化
が実現できる。
【0035】(3)接続ナット211,231により第
1筒体21および第2筒体22に対して第3筒体23を
着脱可能に構成したので、被測定物の深さに合わせて第
3筒体23を使用するかどうかを選択し、使用する場合
には、この第3筒体23の長さにあわせて第3ケーブル
73の長さを調整するだけで、深孔等に容易に対応でき
る、一方、使用しない場合には、第3ケーブル73を使
わずに浅孔等に容易に対応できる。 (4)第3筒体23は、異なる長さのものから選択して
使用可能なので、被測定物の深さに対して、より適した
長さのものを使用すれば、より一層確実に測定できる。
【0036】(5)第3筒体23を長さの異なるものに
取り替える際に、コネクタ71Aからコネクタ73Aを
外しコネクタ72Bからコネクタ73Bを外して、長さ
の異なる別の第3筒体に対応する第3ケーブルのコネク
タを第1ケーブルおよび第2ケーブルのコネクタに取り
付けるだけで、深さが異なる孔等にも簡単に対応でき、
ひいては測定作業の負担を軽減できる。
【0037】(6)測定値が表示された表示画面51の
向きを測定者に合わせて正対するように変更できるよう
にしたので、測定者は表示画面51を正面から眺めるこ
とができるから、表示された測定値を間違えることなく
確実に読みとることができる。 (7)測定者が表示画面51に合わせて正対する必要が
ないので、無理な姿勢をとらずに測定値が読みとれるか
ら、測定作業による負荷や疲労を抑えることができる。
【0038】(8)クランプ部611によって凹部22
0の側壁に対する回動部50の押圧を解除すれば、デジ
タル表示器5を0度〜90度の任意の角度まで回動させ
ることができる。 (9)クランプ部611によって凹部220側壁に回動
部50を押圧すれば、デジタル表示器5はその位置で固
定されるから、表示画面51を含むデジタル表示器5の
重量が比較的重い場合でも、その自重によってデジタル
表示器5が回動しないから、測定者は手などでデジタル
表示器5を支える必要がなく簡単かつ確実に固定して測
定できる。ひいては、測定作業による負荷や疲労をより
一層抑えることができる。
【0039】(10)クランプ部611の押圧を解除し
ても、スプリング63によって、回動部50と第2筒体
22との間に所定の摩擦力が働いているから、デジタル
表示器5が急激に回動することがなく、急動作による破
損等を防止できるとともに、測定者の手などへの衝突に
よる怪我等を防止して安全に測定できる。 (11)節度機構64によってデジタル表示器5が段階
的に係止されるので、デジタル表示器5を回動させて各
段階の中から所望の段階を選択するだけで、デジタル表
示器5を確実に係止できるから、簡単かつ確実にデジタ
ル表示器5の表示画面51を所望の向きに固定して測定
できる。
【0040】(12)回転ナット223を設けたので、
接続部222および接続部222に接続された第1筒体
21等を回動させることができるから、例えば測定スペ
ースが狭い場合などでも、簡単にデジタル表示器5の正
面に対する一対の測定子3の向きを変更して測定でき
る。ひいては、測定作業による負荷や疲労をより一層抑
えることができる。 (13)キャップ214は、第1筒体21の内部と外部
を区画するから、ゴミ等の異物の浸入を防止できる。
【0041】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
本発明の内側測定器は、前記実施形態のようなデジタル
式シリンダゲージ1に限らず、ボアゲージ等でもよく、
つまりは内径の測定ができるものであればよい。前記実
施形態では、メインスケール44を第1筒体21に取付
け、検出ヘッド43を可動片41に取付けたが、これと
逆に取付けてもよい。
【0042】前記実施形態では、測定子3を測定ロッド
31と替えロッド32の一対のものとしたが、例えば測
定ロッド31を2つにして、替えロッド32に対して2
対のものとしてもよく、その際測定子は少なくとも一対
あればよい。
【0043】前記実施形態では、本体2とデジタル表示
器5とを一直線上に配置したが、回動機構6をはさんで
本体2とデジタル表示器5とが対向するように配置され
てもよい。前記実施形態では、回動機構6および回転ナ
ット223を設けたが、特になくてもよい。
【0044】コネクタにより各ケーブルを接続したが、
コネクタを使用せずに直接ケーブル同士を接続してもよ
く、つまりは各ケーブルが接続できればよい。ケーブル
7をFPCによって配線すれば、FPCは可撓性をもつ
ので、回動機構6の回動に対しても容易に対応するか
ら、回動時の断線等の発生を抑えることができる。
【0045】前記実施形態では、回動機構6によりデジ
タル表示器5の表示画面51の向きを変更したが、本体
2からデジタル表示器5が外れて、そのデジタル表示器
5を本体2に対して異なる角度で差し替え可能に構成さ
れることにより、表示画面51の向きを変更してもよ
い。前記実施形態では、回動機構6によりその角度位置
が0度〜90度まで回動するようにしたが、例えば、そ
の角度位置が120度などの90度以上まで回動するよ
うにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、測定子の移動変位量を
電気信号として検出する検出手段を備えているから、従
来のカムを用いた構造に比べ、高精度化を達成できる。
つまり、カムと本体とのクリアランスや、カムの回転中
心から、測定子およびロッドが当接する部位までの距離
に基づく誤差も発生しないから、高精度化を達成でき
る。また、その検出手段からの信号をケーブルを介して
デジタル表示器に送るようにしたので、従来のロッドを
介して測定子の変位を表示手段へ伝達する構造に比べ、
温度や撓みによる誤差もないから、高精度化が実現でき
る。もとより、本体は長さ寸法が可変できる棒状である
から、深孔などにも容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の内側測定器を示す正面図で
ある。
【図2】前記実施形態の先端部分を示す部分断面図であ
る。
【図3】前記実施形態の回動機構を示す部分断面図であ
る。
【図4】前記実施形態の回動状況を示す概略側面図であ
る。
【図5】従来の内側測定器を示す正面図である。
【図6】従来の内側測定器の先端部分を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
1 デジタル式シリンダゲージ 2 本体 3 測定子 4 検出手段 5 表示手段であるデジタル表示器 7 ケーブル 21 第1筒体 22 第2筒体 23 第3筒体 41 可動片 42 一対の板ばね 43 検出ヘッド 44 メインスケール 71 第1ケーブル 72 第2ケーブル 73 第3ケーブル 71A,72B,73A,73B コネクタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F062 AA34 AA36 BB04 CC03 CC20 CC22 CC24 CC30 EE63 GG37 GG61 GG71 HH05 HH13 HH33 HH34 KK06 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ寸法を可変できる棒状の本体と、こ
    の本体の一端側に本体の長手方向に対して直交する方向
    へ移動可能に設けられ被測定物の測定部位に当接される
    少なくとも一対の測定子と、前記本体の他端側に設けら
    れ前記測定子の移動変位量に基づく測定部位間の寸法を
    表示する表示手段とを備えた内側測定器において、 前記表示手段は、デジタル表示器によって構成され、 前記本体の一端側には、前記測定子の移動変位量を電気
    信号として検出する検出手段が設けられ、 この検出手段からの信号を前記デジタル表示器へ送るケ
    ーブルが前記本体内に配設されていることを特徴とする
    内側測定器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内側測定器において、 前記検出手段は、前記測定子の移動方向に対して略直角
    にかつ互いに平行に配置され基端側が前記本体に固定さ
    れた一対の板ばねと、この一対の板ばねの先端側間に固
    定され前記測定子に当接された可動片と、この可動片お
    よび前記本体のいずれか一方に可動片の可動方向と平行
    に配置されたメインスケールと、前記可動片および前記
    本体のいずれか他方に前記メインスケールに対して所定
    の隙間を隔てて対向配置された検出ヘッドとを含むこと
    を特徴とする内側測定器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の内側測
    定器において、 前記本体は、前記測定子が取り付けられる第1の筒部
    と、前記表示手段が取り付けられる第2の筒部と、この
    第1の筒部および第2の筒部の間に選択的に挿入されこ
    れらと結合される第3の筒部とを含んで構成されている
    ことを特徴とする内側測定器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の内側測定器において、 前記ケーブルは、前記第1の筒部内に配置され他端側に
    コネクタを有する第1のケーブル部と、第2の筒部内に
    配置され一端側にコネクタを有する第2のケーブル部
    と、前記第3の筒部内に配置され両端側に前記第1およ
    び第2のケーブル部のコネクタと接続可能なコネクタを
    備えた第3のケーブル部とを含んで構成されていること
    を特徴とする内側測定器。
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