JP2002130659A - 空燃比比例制御手段を備えたガス燃焼装置 - Google Patents

空燃比比例制御手段を備えたガス燃焼装置

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JP2002130659A JP2000327283A JP2000327283A JP2002130659A JP 2002130659 A JP2002130659 A JP 2002130659A JP 2000327283 A JP2000327283 A JP 2000327283A JP 2000327283 A JP2000327283 A JP 2000327283A JP 2002130659 A JP2002130659 A JP 2002130659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧ガスで使用するガス燃焼装置において、
空燃比比例制御方式として均圧弁方式を採用する場合で
あっても、高いターンダウン比をとることができるガス
燃焼装置を提供する。 【解決手段】 空気流量調整手段を備えた空燃比比例制
御手段を備えたガス燃焼装置において、流量調整弁2
(空気流量調整手段)よりも下流に、空気ラインと均圧
弁を設けた燃料ラインとによる空燃比比例制御手段50
a,50bを並列に2組備える。各空燃比比例制御手段
の空気ラインAa,Abには流量調整弁2を通過した空
気を分配して供給する。低負荷時には、一方の空燃比比
例制御手段50bへの燃料ガスの供給を空気の供給を停
止するなどにより遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空燃比比例制御手段
を備えたガス燃焼装置に関し、特に、均圧弁方式による
空燃比比例制御手段を備えたガス燃焼装置において、安
定した燃焼状態を維持しつつ高いターンダウン比がとれ
るようにしたガス燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス燃焼装置において、インプットが変
動しても、燃焼用空気量の燃料ガス量に対する割合
(比)を一定に保つ(制御する)ことは、燃焼の安全性
や排気損失の消滅の上から必要であり、そのために、図
4に示すような空燃比比例制御方式がガス燃焼装置にお
いて用いられている。
【0003】図4aは均圧弁方式であり、空気ブロア1
からの加圧空気をバーナに供給する空気ラインAと、燃
料ガスをバーナに供給する燃料ラインBとを備え、空気
ラインAには空気流量調整手段として機能するマイコン
制御される流量調整弁2とその下流に空気比設定弁3が
設けられ、燃料ラインBには均圧弁4とその下流に空気
比設定弁5が設けられる。そして、空気ラインAにおけ
る流量調整弁2と空気比設定弁3との間の空気圧が均圧
弁4のダイヤフラム上面側にかけるようになっており、
流量調整弁2を調節して空気ラインAを流れる空気量を
変化させることにより、均圧弁4のダイヤフラム上面側
にかかる圧が変動し、その変動量に比例して燃料ガスの
供給量も変動する。それにより、燃焼負荷に関わらず、
空気ラインAに配置した空気比設定弁3と燃料ラインB
に配置した空気比設定弁5とで予め設定された空燃比の
予混合ガスが、常時バーナに供給される。
【0004】図4bはリンケージ方式といわれるもので
あり、空気ラインAにはマイコン制御される空気流量調
整手段として機能する流量調整弁2が、燃料ラインBに
はバタフライ弁6が設けられ、両者はメカ的なリンケー
ジにより連結している。この場合にも、空気ラインAに
設けた流量調整弁2を調節すると、その調節量はリンケ
ージを介して、燃料ラインB側のバタフライ弁6に伝達
されるので、燃焼負荷に関わらず、予めリンケージで設
定した空燃比の予混合ガスが、常時バーナに供給され
る。
【0005】図4cはマイコン制御方式といわれるもの
であり、空気ラインA及び燃料ラインBの双方に空気流
量調整手段として機能するマイコン制御される流量調整
弁2a、2bが設けられている。この場合には、個々の
流量調整弁2a、2bを独立的に制御して空気量と燃料
ガス量との調整が可能であり、制御プログラムを所要に
設定することにより、燃焼負荷に関わらず、予め設定し
た空燃比の予混合ガスが、常時バーナに供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したマイコン制御
方式による空燃比比例制御は、低圧ガスから中間圧ガス
までの広い範囲で精度の高い空燃比制御が可能となる
が、高いコストを必要とする。リンケージ方式も低圧ガ
スから中間圧ガスまで適用できるが、リンケージの機構
が複雑となり、またメカ的なリンクであることからリン
クのゆるみなどに起因して制御の精度が低下する恐れが
ある。
【0007】一方、均圧弁方式の空燃比比例制御方式
は、構造が比較的簡単であり安価である利点がある一方
において、空気比設定弁及び均圧弁の構造上、高い制御
精度を維持するためには、ある程度高い差圧が維持でき
ることが必要であり、そのために、中間圧ガスで使用さ
れるガス燃焼装置においては格別の支障は生じないが、
低圧ガスで使用されるガス燃焼装置にこの制御方式を採
用する場合には、ターンダウン比が大きくとれないとい
う不都合が生じる。
【0008】本発明の目的は、均圧弁方式の空燃比比例
制御方式の持つ上記の不都合を解消することにあり、よ
り具体的には、低圧ガスで使用するガス燃焼装置におい
て、空燃比比例制御方式として均圧弁方式を採用する場
合であっても、高いターンダウン比をとることができる
ガス燃焼装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるガス燃焼
装置は、空気流量調整手段を通過した空気をバーナに供
給する空気ラインと、バーナに燃料ガスを供給する燃料
ラインとを備え、燃料ラインには均圧弁が設けてあり、
該均圧弁に空気ラインにおける空気流量調整手段より下
流の空気圧をかけることにより、空燃比が一定に比例制
御された予混合ガスをバーナに供給するようにされた空
燃比比例制御手段を備えたガス燃焼装置において、空気
流量調整手段よりも下流において、前記空気ラインと均
圧弁を設けた燃料ラインとによる空燃比比例制御手段が
並列に2組以上備えられており、各空燃比比例制御手段
の空気ラインには空気流量調整手段を通過した空気が分
配されるようになっており、かつ、各空燃比比例制御手
段の燃料ラインには個々に燃料ガスの供給及び遮断が可
能とされていることを特徴とする。
【0010】上記のように、本発明によるガス燃焼装置
では、従来知られた形式の均圧弁方式の空燃比比例制御
手段が、実質的に複数組、例えば第1と第2の2組が並
列に配置されている形態をとる。従って、制御上の制約
からターンダウン比1:3が限度である均圧弁方式の空
燃比比例制御手段を2組同時に燃焼させておき、燃焼限
界まで負荷が下がったときに(そのときの各空燃比比例
制御手段を流れる燃料ガス量をq,空気量をQとする
と、バーナには燃料ガス2qと空気2Qが供給されてい
る。q/Qは予め定めた空燃比Zである)、第2の空燃
比比例制御手段への燃料ガスの供給を停止させ、停止と
同時に、流量調整弁を調整するなど適宜の手段により、
燃焼を継続している第1の空燃比比例制御手段の空気ラ
インへの空気供給量を2Qに増やす。
【0011】それにより、燃焼を継続している第1の空
燃比比例制御手段の燃料ラインには2qの燃料ガスが流
れることとなり、燃焼量の低減率に変化を生じさせるこ
となく、かつ、空燃比Zを維持した状態で、さらに安定
した燃焼が継続する。その状態は、第1の空燃比比例制
御手段の燃料ラインへの燃料ガスの供給量がqに低減す
るまで継続する。結果として、本発明によれば、ガス燃
焼装置としては、ターンダウン比1:6程度までの燃焼
が可能となり、低圧ガスでガス燃焼装置を使用する場合
でも高いターンダウン比が保証される。また、空気及び
燃料ガスは分配して流れるので、各空燃比比例制御手段
に備える均圧弁も小型のもので所要の目的を果たしう
る。
【0012】本発明によるガス燃焼装置において、前記
空気流量調整手段は、ブロアからの空気供給ラインに配
置した流量調整弁であってもよく、インバータでファン
回転数を制御可能としたブロアそのものであってもよ
い。後者の場合にはブロアからの空気供給ラインに流量
調整弁を配置することは不要である。さらに、本発明に
よるガス燃焼装置において、バーナは予混合燃焼形式の
バーナであることを条件に特に制限はないが、発熱面と
して平面バーナプレートを備えることが好ましい。平面
バーナプレートとは、セラミック、金属繊維、積層状の
金属板などのような耐熱性多孔質材料からなるプレート
の裏面に予混合ガスを吹きつけ、プレートを通過させて
表面で火炎を形成するものであり、コンパクトに高負荷
燃焼ができる利点がある。
【0013】本発明のさらに好ましい態様では、前記各
空燃比比例制御手段ごとにそれぞれ対応して平面バーナ
プレートが備えられており、各空燃比比例制御手段から
の予混合ガスは合体することなく個々に燃焼し、対応す
る平面バーナプレートを独立して加熱するようにされ
る。さらに好ましくは、各空燃比比例制御手段は全燃焼
負荷を所定比率で分担するようにされており、各平面バ
ーナプレートは分担する燃焼負荷に比例して分割された
面積比率を備えるようにされる。このようにすることに
より、該分担比率に応じたさらに高いターンダウン比で
の燃焼が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による空燃比比例制
御手段を備えたガス燃焼装置をいくつかの実施の形態に
基づき説明する。最初に、均圧弁方式を採用した空燃比
比例制御手段を持つ従来のガス燃焼装置における、前記
したターンダウン比の制御系の制約の具体例を、図1に
示すガス燃焼装置10を例として説明する。図1aに示
すガス燃焼装置10は、先に図4aに基づき説明した燃
焼装置10にバーナとして平面バーナプレート20を備
えた形式のものであり、同じ機能を奏する部材には同じ
符号を付している。
【0015】前記したように、このような均圧弁方式の
空燃比比例制御では、精度の高い空燃比一定制御を行う
ためには、空気比設定弁3、5及び均圧弁4にある程度
高い差圧が維持されることが必要であり、燃料ガスとし
て低圧ガスを用いる場合などのように、流量が少なくな
ると適正な差圧とることが困難となるような環境では、
ターンダウン比を大きくとることができない。図1cは
それを示しており、燃焼量(予混合ガス流量)がある程
度以下(この例では33%程度以下)となると空燃比一
定制御が不安定となり、それ以下の燃焼量での運転は行
われない。この場合に、限界ターンダウン比は1:3で
ある。
【0016】図2は本発明によるガス燃焼装置100の
一例であり、空気流量調整手段として機能する流量調整
弁2よりも下流に、第1の空燃比比例制御手段50aと
第2の空燃比比例制御手段50bとを並列に備える。各
空燃比比例制御手段50a、50bは、図1aに示した
ガス燃焼装置10の流量調整弁2よりも下流における均
圧弁4を備えた空燃比比例制御手段と同様な構成を有し
ており、同じ機能を奏する部材には、同じ符号の後に
a,bを付して示している。そして、このガス燃焼装置
100では、第2の空燃比比例制御手段50bの空気ラ
インAbに遮断弁Vaが備えられており、遮断弁Vaを
閉じることにより、第2の空燃比比例制御手段50bへ
の空気の供給は遮断される。また、各空燃比比例制御手
段50a、50bからの予混合ガスは一つにまとめら
れ、平面バーナプレート20に送られる。第1の空燃比
比例制御手段50aと第2の空燃比比例制御手段50b
による限界ターンダウン比(制御系の制約)は共に1:
3であり、また、第1の空燃比比例制御手段50aと第
2の空燃比比例制御手段50bの燃焼負荷比率は50:
50とする。
【0017】図2bは上記ガス燃焼装置100の燃焼負
荷履歴を示すグラフであり、100%負荷燃焼から流量
調整弁2を制御して次第に燃焼量を低下させていき、第
1及び第2の空燃比比例制御手段50a、50bの燃焼
量が33%(ターンダウン比は1:3)となった時点
で、遮断弁Vaを閉じ、第2の空燃比比例制御手段50
bへの空気供給を遮断する。それにより、第2の空燃比
比例制御手段50bへの燃料ガスの供給が停止すると同
時に、これまで流れていた流量調整弁2で制御される全
流量の空気が第1の空燃比比例制御手段50aの空気ラ
インAaに流入する。それにより、第1の空燃比比例制
御手段50aへ供給される燃料ガス量も比例して増量す
るので、第2の空燃比比例制御手段50bへの燃料ガス
の供給が停止しても、トータルとしての燃焼量にステッ
プ的な変化はなく、平面バーナプレート20での燃焼は
継続して進行する。
【0018】また、第1の空燃比比例制御手段50aへ
は増量された燃料ガスと空気が供給されることにより、
さらに流量調整弁2で空気量を絞っていっても、安定し
た空燃比比例制御を保った燃焼が継続し、図1aに示し
た形態での燃焼装置ではターンダウン比1:3に制約さ
れていたものが、本発明の形態をとることにより、結果
的に、ターンダウン比1:6まで安定した空燃比比例制
御による燃焼を継続する。従って、燃料ガスとして低圧
ガスを用いるような場合でも、広いターンダウン比での
運転が可能となる。また、高負荷燃焼時には、空気及び
燃料ガスは第1及び第2の空燃比比例制御手段50a、
50bへ分配して流れるので、各空燃比比例制御手段5
0a、50bに備える均圧弁4a,4bも小型のもので
所要の目的を果たすことができる。
【0019】図3は本発明によるガス燃焼装置の他の例
であり、空気流量調整手段として機能する流量調整弁2
よりも下流に第1の空燃比比例制御手段50a1と第2
の空燃比比例制御手段50b1を並列に備える点では、
図2の場合と同様であるが、ここでは、第1の空燃比比
例制御手段50a1と第2の空燃比比例制御手段50b
1を流れる予混合ガス(燃料ガス)の流量が1:2とな
るように常時制御されている。さらに、平面バーナプレ
ートは、第1の平面バーナプレート20aと第2の平面
バーナプレート20bとに面積比が1:2となるように
二分割されており、各空燃比比例制御手段50a1、5
0b1からの予混合ガスは一つにまとめられることな
く、第1の空燃比比例制御手段50a1からの予混合ガ
スは第1の平面バーナプレート20aに、第2の空燃比
比例制御手段50b1からの予混合ガスは第2の平面バ
ーナプレート20bに、分離して供給されるようになっ
ている。
【0020】さらに、第1の空燃比比例制御手段50a
1の空気ラインAaには第1のダンパーDaが設けら
れ、第2の空燃比比例制御手段50b1の空気ラインA
bには第2のダンパーDbが設けられる。また、第1の
空燃比比例制御手段50a1の燃料ラインBaには第1
のガス遮断弁GVaが設けられ、第2の空燃比比例制御
手段50b1の燃料ラインBaには第2のガス遮断弁G
Vbが設けられる。
【0021】図3bは上記ガス燃焼装置100の燃焼負
荷履歴を示すグラフであり、図2aに示した燃焼装置の
場合と同様、第1のダンパーDa及び第2のダンパーD
bの開度を等しい開度(例えば、50%)とした状態で
通常の運転が行われる。通常の燃焼状態では、100%
燃焼負荷のうちの1/3を第1の平面バーナプレート2
0a側が負担し、2/3を第2の平面バーナプレート2
0b側が負担した状態で、燃焼を継続している。
【0022】流量調整弁2を制御して次第に燃焼量を低
下させていき、第1及び第2の空燃比比例制御手段50
a1、50b1の燃焼量が33%(ターンダウン比は
1:3)となった時点で、第2のガス遮断弁GVbを閉
じると共に、第1のダンパーDaの開度をより大きく
し、第2のダンパーDbの開度をより小さくする。
【0023】それにより、第2の平面バーナプレート2
0bの燃焼は停止するが、少量の空気は第2の平面バー
ナプレート20bを流れると共に、第1のダンパーDa
の開度がステップ的に大きくなることにより、第1の空
燃比比例制御手段50a1の空気ラインAaに流入する
空気量はステップ的に増大し、第1の空燃比比例制御手
段50a1へ供給される燃料ガス量も比例して増量する
ので、第2の空燃比比例制御手段50b1への燃料ガス
の供給が停止しても、その量の燃料ガスは第1の平面バ
ーナプレート20a側に補給されることとなり、第1の
平面バーナプレート20aでの燃焼は、継続して進行す
る。
【0024】また、第1の空燃比比例制御手段50a1
へは増量された燃料ガスと空気が供給されることによ
り、さらに流量調整弁2で空気量を絞っていっても、安
定した空燃比比例制御を保った燃焼が継続する。そし
て、第1の空燃比比例制御手段50a1の制約からくる
ターンダウン比1:3、すなわち、第1の空燃比比例制
御手段50a1に流れる予混合ガス(燃料ガス)の流量
は双方の平面バーナプレート20a、20bでの高負荷
燃焼時において、全流量の1/3となるように制御され
ているので、燃焼装置全体としてみれば、ターンダウン
比1:9まで、さらに、広がることとなる。
【0025】図3cは本発明によるガス燃焼装置のさら
に他の例であり、ここでは、図3aに基づき説明したガ
ス燃焼装置における第1及び第2の空燃比比例制御手段
50a1、50b1の空気ラインAa、Abから第1及
び第2のダンパーDa、Dbを取り外している。このガ
ス燃焼装置の運転に当たっては、100%負荷燃焼から
流量調整弁2を制御して次第に燃焼量を低下させてい
き、第1及び第2の空燃比比例制御手段50a1、50
b1の燃焼量が33%(ターンダウン比は1:3)とな
った時点で、第2のガス遮断弁GVbを閉じる。それに
より、第2の平面バーナプレート20bの燃焼は停止す
るが、第2の平面バーナプレート20bへの空気の供給
は継続する。一方、第1の平面バーナプレート20aは
燃焼を継続することとなるが、連続した燃焼負荷を継続
させるために、第1の空燃比比例制御手段50a1の空
気ラインAaに流入する空気量が3倍となるように、流
量調整弁2をステップ的に変化させる。それ以降の流量
調整弁2の調整は、図3aの燃焼装置の場合と同じであ
ってよく、同じ理由により、燃焼装置全体としてのター
ンダウン比は1:9まで広がることとなる。
【0026】
【発明の効果】上記のとおりであり、本発明による空燃
比比例制御手段を備えたガス燃焼装置では、均圧弁方式
を採用しながら、安定した燃焼状態を維持しつつ高いタ
ーンダウン比をとることが可能となり、燃料ガスとして
低圧ガスを用いる場合であっても、実用に十分耐えるだ
けの高いターンダウン比での運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】均圧弁方式を採用した空燃比比例制御手段を持
つガス燃焼装置における、ターンダウン比の制約を説明
するのに供される図。
【図2】本発明によるガス燃焼装置の一実施の形態とタ
ーンダウン比が改善される理由を説明するのに供される
図。
【図3】本発明によるガス燃焼装置の他の実施の形態と
ターンダウン比が改善される理由を説明するのに供され
る図。
【図4】ガス燃焼装置における空燃比比例制御手段を説
明するのに供される図。
【符号の説明】
100…空燃比比例制御手段を備えたガス燃焼装置、1
…空気ブロア、2…マイコン制御される流量調整弁(空
気流量調整手段)、50a、50b…第1、第2の空燃
比比例制御手段、Aa,Ab…空気ライン、Ba,Bb
…燃料ライン、3a,3b,5a,5b…空気比設定
弁、4a,4b…均圧弁、20,20a,20b…平面
バーナプレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流量調整手段を通過した空気をバー
    ナに供給する空気ラインと、バーナに燃料ガスを供給す
    る燃料ラインとを備え、燃料ラインには均圧弁が設けて
    あり、該均圧弁に空気ラインにおける空気流量調整手段
    より下流の空気圧をかけることにより、空燃比が一定に
    比例制御された予混合ガスをバーナに供給するようにさ
    れた空燃比比例制御手段を備えたガス燃焼装置におい
    て、 空気流量調整手段よりも下流において、前記空気ライン
    と均圧弁を設けた燃料ラインとによる空燃比比例制御手
    段が並列に2組以上備えられており、各空燃比比例制御
    手段の空気ラインには空気流量調整手段を通過した空気
    が分配されるようになっており、かつ、各空燃比比例制
    御手段の燃料ラインには個々に燃料ガスの供給及び遮断
    が可能とされていることを特徴とするガス燃焼装置。
  2. 【請求項2】 ガス燃焼装置は発熱面として平面バーナ
    プレートを備えることを特徴とする請求項1記載のガス
    燃焼装置。
  3. 【請求項3】 平面バーナプレートは一個であり、各空
    燃比比例制御手段からの予混合ガスは合体して燃焼し、
    平面バーナプレートを加熱することを特徴とする請求項
    2記載のガス燃焼装置。
  4. 【請求項4】 各空燃比比例制御手段に対応してそれぞ
    れ平面バーナプレートが備えられており、各空燃比比例
    制御手段からの予混合ガスは合体することなく燃焼し、
    対応する平面バーナプレートを個々に加熱するようにさ
    れている特徴とする請求項2記載のガス燃焼装置。
  5. 【請求項5】 各空燃比比例制御手段は全燃焼負荷を所
    定比率で分担するようにされており、各平面バーナプレ
    ートは分担する燃焼負荷に比例した面積比率に分割され
    ていることを特徴とする請求項4記載のガス燃焼装置。
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