JP2002129957A - ディーゼル発電装置 - Google Patents

ディーゼル発電装置

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JP2002129957A
JP2002129957A JP2000318935A JP2000318935A JP2002129957A JP 2002129957 A JP2002129957 A JP 2002129957A JP 2000318935 A JP2000318935 A JP 2000318935A JP 2000318935 A JP2000318935 A JP 2000318935A JP 2002129957 A JP2002129957 A JP 2002129957A
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JP
Japan
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cooling water
heater
oil
tank
engine
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JP2000318935A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Kamura
和俊 加村
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン冷却水及び潤滑オイルを加熱保温す
る2ケのヒータを1ケとする。 【解決手段】 ディーゼルエンジンの近傍に2槽構造の
タンク40を別置し、上側槽41とエンジン冷却水回路
11とを配管43a,43bで接続すると共に、下側槽
42とオイルパンとを配管44a,44bで接続し、下
側槽42に冷却水と潤滑オイルを所望の温度に加熱保温
可能な容量のオイルヒータ32′を設ける。オイルヒー
タ32′に通電すると下側槽のオイル及び上側槽内の冷
却水温度が上昇する。下側槽内で加熱されたオイルは下
側槽とオイルパンの間を循環しながらオイルパン内のオ
イルを加熱保温する。同時に上側槽の加熱された冷却水
は冷却水回路に流れて循環し冷却水を加熱保温する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディーゼル発電装置
のエンジン始動補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自家発電装置の始動性能は、認定基準に
より普通形、長時間形:40秒以内、即時普通形、即時
長時間形:10秒以内と規定(社団法人日本内燃力発電
設備協会「自家発電に関する認定技術基準」)されてお
り、緊急時に確実に起動することが要求されている。
【0003】従来、ディーゼル発電装置のエンジン始動
補助装置は、低温時ディーゼルエンジンの冷却系統、潤
滑油系統および吸気系統をヒータで保温し、上記始動性
能が得られるようにしている。
【0004】従来ディーゼルエンジンの始動補助装置の
一例を図5について説明する。10はディーゼルエンジ
ンのシリンダブロック、20はシリンダヘッド、30は
オイルパンで、シリンダブロック10の冷却水回路11
に冷却水を加熱し保温するための冷却水ヒータ16を、
またシリンダヘッド20の吸気マニホルド21と吸気サ
イレンサ22との間に吸気を加熱し保温するための吸気
ヒータ23を、さらにオイルパン30に潤滑オイルを加
熱し保温するためのオイルヒータ32を設けている。
【0005】この冷却水ヒータ16,吸気ヒータ23,
オイルヒータ32は図6に示すように直列に接続され、
低温時オンする水温検出スイッチ53のオンにより動作
するリレーRYの接点Ry,電源スイッチSW,ヒュー
ズFを介して交流電源200Vに接続され、エンジンの
冷却水、吸気および潤滑オイルを加熱し、エンジンが始
動しやすいように保温している。
【0006】なお、図中、12はシリンダブロック10
の冷却水回路11に設けられた冷却水循環用の冷却水ポ
ンプ、13は冷却水回路11に設けられた温度調節弁
で、温度調節弁は冷却水が高温になったときラジエータ
14を通るように冷却水路を切り替えてシリンダブロッ
ク10を冷却させるように動作する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記エンジン始動補助
装置は、冷却水ヒータ、吸気ヒータ、オイルヒータの容
量比は、各系統の所要熱量の比率から、略3:0.0
5:1となっており、熱量の大きい冷却水ヒータとオイ
ルヒータを冷却水回路およびオイルパンに使用している
ためコストアップとなっている。
【0008】この発明は、このような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、冷却水およ
び潤滑オイルを一台のヒータで保温するディーゼル発電
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のディーゼル発
電装置は、ディーゼルエンジンの近傍に上下2槽構造の
タンクを設け、このタンクの一方の槽とディーゼルエン
ジンの冷却水回路との間を冷却水が循環しうるように接
続すると共に、前記タンクの他方の槽とディーゼルエン
ジンのオイルパンとを潤滑オイルが循環しうるように接
続し、前記タンクの下側槽に保温用のヒータを設けたエ
ンジン始動補助装置によって1台のヒータで冷却水と潤
滑オイルとを保温することを特徴とする。
【0010】または、ディーゼルエンジンの冷却回路の
一部を同エンジンのオイルパンの中に通し、冷却回路に
保温用のヒータを設け、1台のヒータで冷却水と潤滑オ
イルとを保温することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1 この発明の実施の形態1にかかるディーゼル発電装置の
エンジン始動補助装置を図1,図2を用いて説明する。
図1はエンジン始動補助装置が適用されたディーゼルエ
ンジンの構造を、図2はエンジン始動補助装置のヒータ
制御回路を示す。
【0012】図1について、10はディーゼルエンジン
シリンダーブロック、20はシリンダーへッド、30は
オイルパンである。シリンダーブロック10の冷却水回
路11(11a〜11d)には、冷却水を循環させる冷
却水ポンプ12と温度調節弁13が設けられている。エ
ンジン前方にはラジエータ14が設置されており、ラジ
エータ14は配管15a、15bにより温度調節弁13
と冷却水ポンプ12の入口側に接続されている。温度調
節弁13は冷却水が高温のとき冷却水路11cをラジエ
ータ12の配管15aに連通させ、低温のとき冷却水路
11cを11dに連通させ冷却する。
【0013】シリンダブロック10の下側に設けられて
いるオイルパン30の後方に冷却水及び潤滑オイルを加
熱保温するための上下2槽構造のタンク40が別置され
ており、その上側槽41とシリンダブロック10の冷却
水回路11の冷却水路11bとが配管43a,43bに
より並列に接続され、冷却水の一部が上側槽41に分流
しうるようにしてある。 また、タンク40の下側槽4
2とオイルパン30との間は配管44a,44bで潤滑
オイルが循環しうるように接続されており、下側槽42
内にオイルヒータ32′が設けられている。
【0014】また、シリンダヘッド20の吸気マニホル
ド21と吸気サイレンサ22との間には吸気ヒータ23
が設けられている。この吸気ヒータ23と上記オイルヒ
ータ32′は図2に示すように直列に接続され、低温時
オンする水温検出スイッチ53により付勢されるリレー
RYの接点Ryと電源スイッチSW,ヒューズFを介し
て交流200V電源に接続されている。
【0015】水温検出スイッチ53は例えば冷却水温度
10℃以下でオン、15℃以上でオフするように設定さ
れており、リレーRYと直列にバッテリー電源Bに接続
されている。また、上記オイルヒータ32′は、吸気ヒ
ータ23と共に通電されたとき従来図5の冷却水ヒータ
16+オイルヒータ32と同等の熱量を発生する抵抗値
を有するものとなっている。
【0016】上記実施の形態1の動作について説明す
る。エンジン始動補助装置を動作させる時ディーゼル発
電装置が設置されている室の温度は10℃以下で、冷却
水路11cと11dが連通している状態にある。また、
水温検出スイッチ53はオン、リレーRYの接点Ryは
オンしている。
【0017】この状態において、電源スイッチSWをオ
ンすると、吸気ヒータ23およびオイルヒータ32′に
通電される。吸気ヒータ23の通電により吸気マニホー
ルド21が加熱され吸気が保温される。また、オイルヒ
ータ32′の通電によりタンク下側槽42内のオイル及
び上側槽41内の冷却水が加熱される。
【0018】下側槽42内のオイルは加熱されているこ
とにより下側槽42→配管44a→オイルパン30→配
管44b→下側槽42の径路で循環し、オイルパン30
内の潤滑オイル31の温度が上昇し保温される。
【0019】また、上側槽42内の冷却水は加熱されて
いることにより上側槽41→配管43a→冷却水路11
b→配管43b→上側槽41の径路と、上側槽41→配
管43a→冷却水路11c→11d→11a→配管43
bの径路で循環し、冷却水の温度が上昇し保温される。
【0020】オイルヒータ32′は従来の冷却水ヒータ
+オイルヒータの容量を有し、また温度検出スイッチ4
3は10℃以下でオン15℃以上でオフとなるように設
定されているので、冷却水および潤滑オイルは10℃〜
15℃に保温される。
【0021】冷却水ポンプ12が運転されると冷却水は
冷却水路11aから冷却水路11bと上側槽41に分流
し冷却水路11cで合流するように流れる。
【0022】なお、上記ではタンク40の上側槽41を冷
却水用、下側槽42を潤滑オイル用としているが、上側槽
を潤滑オイル用、下側槽を冷却水用とし、下側槽のヒー
タを冷却水ヒータとすることも可能である。
【0023】実施の形態2 この発明の実施の形態2にかかるエンジン始動補助装置
を図3,図4を用いて説明する。図3はエンジン始動補
助装置が適用されたディーゼルエンジンの構造を、図4
はエンジン始動補助装置のヒータ制御回路を示す。な
お、図中、従来図5,図6と同一構成部分は、同一符号
を付してその重複する説明を省略する。
【0024】図3に示すように、シリンダブロック10
における冷却水回路11の冷却水路11aの1部11
a′をオイルパン30の潤滑オイル31内を通るように
迂回させ、冷却水ヒータ16′を冷却水回路11の冷却
水路11b部分に設け、従来図5のオイルヒータ32を
省略している。
【0025】この冷却水ヒータ16′は従来図5の冷却
水ヒータ16+オイルヒータ32と同等の熱量を発生す
る抵抗値を有するものを使用し、吸気ヒータ23と直列
に接続して従来図6と同様に構成された図4に示す制御
回路を用いて低温時吸気ヒータ23および冷却水ヒータ
16′に通電する。吸気ヒータ23の通電により吸気は
保温される。
【0026】冷却水ヒータ16′は上記通電により冷却
水回路11の冷却水路11b部分を加熱する。この加熱
された冷却水は冷却水路11b→11c→11d→11
a→11a′→11bの径路で循環し、オイルパン30
内に迂回している冷却水路11a′を介してオイルパン
30内の潤滑オイル31を加熱する。
【0027】冷却水ヒータ16′は従来冷却水ヒータ+
オイルヒータの容量を有し、温度検出スイッチ53は1
0℃以下でオン15℃以上でオフするように設定されて
いるので、冷却水および潤滑オイルは10℃〜15℃に
保温される。
【0028】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るので、以下に記載する効果を奏する。 (1)従来冷却水回路およびオイルパンそれぞれ設けて
いた冷却水用およびオイル用のヒータを1台とすること
ができた。 (2)そのため装置を安価とすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかるエンジン始動補助装置を
適用したディーゼルエンジンの構造説明図。
【図2】同エンジン始動補助装置のヒータ制御回路図。
【図3】実施の形態1にかかるエンジン始動補助装置を
適用したディーゼルエンジンの構造説明図。
【図4】同エンジン始動補助装置のヒータ制御回路図。
【図5】従来例にかかるエンジン始動補助装置を適用し
たディーゼルエンジンの構造説明図。
【図6】同エンジン始動補助装置のヒータ制御回路図。
【符号の説明】 10…シリンダブロック 11…冷却水回路 12…冷却水ポンプ 13…温度調節弁 14…ラジエータ 16…冷却水ヒータ 20…シリンダヘッド 21…吸気マニホールド 22…吸気サイレンサ 23…吸気ヒータ 30…オイルパン 32…オイルヒータ 41…ヒータ制御回路 42…温度制御回路 43…水温検出スイッチ 50…二槽構造の別置タンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの近傍に上下2槽構
    造のタンクを設け、このタンクの一方の槽とディーゼル
    エンジンの冷却水回路との間を冷却水が循環しうるよう
    に接続すると共に、前記タンクの他方の槽とディーゼル
    エンジンのオイルパンとを潤滑オイルが循環しうるよう
    に接続し、 前記タンクの下側槽に保温用のヒータを設けたエンジン
    始動補助装置によって1台のヒータで冷却水と潤滑オイ
    ルとを保温することを特徴とするディーゼル発電装置。
  2. 【請求項2】 ディーゼルエンジンの冷却回路の一部を
    同エンジンのオイルパンの中に通し、 冷却回路に保温用のヒータを設け、 1台のヒータで冷却水と潤滑オイルとを保温することを
    特徴とするディーゼル発電装置。
JP2000318935A 2000-10-19 2000-10-19 ディーゼル発電装置 Pending JP2002129957A (ja)

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