JP2002129734A - 床板及び床板の接合構造 - Google Patents

床板及び床板の接合構造

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JP2002129734A
JP2002129734A JP2000320752A JP2000320752A JP2002129734A JP 2002129734 A JP2002129734 A JP 2002129734A JP 2000320752 A JP2000320752 A JP 2000320752A JP 2000320752 A JP2000320752 A JP 2000320752A JP 2002129734 A JP2002129734 A JP 2002129734A
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floor plate
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Takao Inoue
貴雄 井上
Kazuhiro Yamada
一宏 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実部が切除された床板を敷設する場合であって
も、実接合されていない隣接する床板との間に段差が生
じない床板及び床板の接合構造を提供する。 【解決手段】実部が切除された床板1aとこれに隣接す
る床板1との接合構造であって、隣接して敷設された2
枚の床板1、1aにおける接合端部の対応する位置に
は、双方の床板1、1aを形成している基材11の裏面
側に凹部12が形成されており、双方の床板1、1aに
形成された凹部12、12に接合部材40が接着固定さ
れている。従って、実部が切除された床板1aに隣接し
ている床板1が上方側から押圧されると、押圧された床
板1のクッション材16が圧縮されるだけでなく、床板
1aの敷設領域に貼着されたクッション材16aが、接
合部材40を介して床板1に接合された床板1aに押圧
されて圧縮されるので、床板1a、1の双方が同様に沈
み込むことになり、実接合されていない床板1、1a間
に段差が生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床板及び床板の
接合構造、特に、基材と床下地材との間にクッション材
が挟み込まれた遮音フロアを施工する際に適した床板及
び床板の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】フロア
を施工するために使用される床板は、図12に示すよう
に、通常、3プライ合板や5プライ合板等からなる基材
51の表面に突板等の表面化粧材52が貼着されてお
り、基材51の接合端部には雄実部53または雌実部5
4が形成されている。
【0003】そして、こういった床板50を用いてフロ
アを施工する場合、1枚目の床板50を床下地材の上に
敷設した後、この床板50の接合端部に形成された雄実
部53または雌実部54に、次の床板50の雌実部54
または雄実部53を嵌合させるようにして順次敷設して
いくことになる。
【0004】このようにして施工されたフロアを構成し
ている多数の床板50のうち、いずれか1枚の床板50
が損傷を受けたような場合は、以下に示す方法によっ
て、損傷を受けた床板50の貼り替えが行われる。ま
ず、図13(a)に示すように、損傷を受けた床板50
を縦横に切断することで、その切目Sによって囲われた
中央部分(同図に一点差線で示す部分)caを取り除い
た後、同図(b)に示すように、切目Sによって複数に
分割された周縁部分baを切除された中央部側に移動さ
せながら順次取り外していく。そして、図14(a)、
(b)に示すように、少なくとも3辺に形成されている
雄実部53及び雌実部54を構成している下顎部54a
が切除された新たな床板50aを、損傷を受けた床板5
0が取り除かれた敷設領域に嵌め込むようにして敷設す
ると、床板50の貼り替えが完了する。
【0005】ところで、施工されたフロアが通常のフロ
アの場合は、上述した方法によって床板の貼り替えを行
っても特に問題は生じないが、基材の裏面側にクッショ
ン材が予め貼着された床板を敷設したり、床下地材の上
にクッション材を貼着した状態で床板を敷設したりする
場合のように、床板の基材と床下地材との間にクッショ
ン材を挟み込むことによって遮音性を高めた遮音フロア
を施工した場合は、上述したような方法によって床板の
貼り替えを行うと、以下のような問題が発生する。
【0006】即ち、上述したように、貼り替え用の新た
な床板50aは、少なくとも3辺の実部が切除されてい
るので、貼り替えを行った状態では、図15(a)に示
すように、実部が切除された3辺に隣接する床板50と
は実接合されておらず、貼り替えた床板50aに実接合
されていない床板50を上方側から押圧すると、同図
(b)に示すように、押圧された床板50は、そのクッ
ション材55が圧縮されて沈み込むことになるが、新た
に貼り替えた床板50aはクッション材55が圧縮され
ないので、貼り替えた床板50aが沈み込むことはな
く、これによって、隣接する両床板50、50a間に段
差が生じるといった問題が発生する。
【0007】また、こういった問題は、リフォームによ
って、遮音性能を有する温水式の床暖房フロアを施工す
る場合にも同様に発生する。温水式の床暖房フロアとし
ては、例えば、図17(b)に示すように、主として放
熱パイプ81を収容するためのパイプ収容溝61が基材
の裏面側に形成された放熱用の本体床板60と、床暖房
室Rに敷設された本体床板60のパイプ収容溝61に収
容された放熱パイプ81に接続された連結パイプ82を
床暖房室Rの外部へ導くために床暖房室Rの周辺部分に
本体床板60に隣接して敷設される配管床板70とから
構成されるものがあり、配管床板70には、連結パイプ
82をある程度の自由度で配管することができるよう
に、その基材の裏面にその長手方向や短手方向等に延び
る多数のパイプ収容溝71が形成されている。
【0008】こういった本体床板60及び配管床板70
からなる床暖房用の床板を用いて、建築物を新築する段
階で同時に温水式の床暖房フロアを施工する場合は、図
16(a)に示すように、床暖房室Rにおける連結パイ
プ82の引出部の反対側から、連結パイプ82の引出部
の手前まで本体床板60を順次敷設した後、同図(b)
に示すように、連結パイプ82の引出部の手前側から本
体床板60に形成されたパイプ収容溝61に放熱パイプ
81を収容する。続いて、図17(a)に示すように、
本体床板60から突出した放熱パイプ81の端部に連結
パイプ82を接続し、この連結パイプ82を引出部まで
配管した後、同図(b)に示すように、本体床板60に
実接合しながら床暖房室Rの周辺部分に配管床板70を
敷設することで、連結パイプ82を配管床板70のパイ
プ収容溝71に収容すると、床暖房フロアが完成する。
【0009】しかしながら、リフォーム等によって温水
式の床暖房フロアを施工する場合は、既存の熱源機から
の温水の供給位置、即ち、床暖房室Rにおける連結パイ
プ82の引出位置が制限されるため、図18に示すよう
に、必ずしも、本体床板60の貼り終わり側で連結パイ
プ82を床暖房室Rから引き出すことができず、本体床
板60の敷設方向(同図に矢印で示す方向)に直交する
方向に連結パイプ82を引き出さなければならない場合
があり、そういった場合は、本体床板60を敷設する
際、本体床板60の敷設方向に直交する方向に連結パイ
プ82が引き出される部分に使用される配管床板70a
を取り外し可能に仮敷設しておき、放熱パイプ81を本
体床板60のパイプ収容溝61に収容した後、仮敷設さ
れた配管床板70aを取り外して連結パイプ82を配管
し、再度配管床板70aを本敷設しなければならない。
【0010】従って、仮敷設した後に取り外さなければ
ならない配管床板70aは、上述した貼り替え用の新た
な床板50aと同様に、少なくとも2辺に形成された実
部が切除されることになり、本敷設された状態で隣接す
る本体床板60と実接合されない状態となるので、上述
したように、床板50aを貼り替えた通常の遮音フロア
の場合と同様に、実接合されていない本体床板60と配
管床板70との間に段差が生じるといった問題が発生す
る。
【0011】そこで、この発明の課題は、実部が切除さ
れた床板を敷設する場合であっても、実接合されていな
い隣接する床板との間に段差が生じない床板及び床板の
接合構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1に係る発明は、接合端部に
は、基材の裏面側に接合部材を装着するための凹部が形
成されている床板を提供するものである。
【0013】以上のように構成された床板は、接合端部
における基材の裏面側に接合部材を装着するための凹部
が形成されているので、この床板を用いて施工されたフ
ロアを構成している床板の1枚が損傷を受けたために貼
り替えなければならないような場合、損傷を受けた床板
を取り外した状態で、実部が切除された貼り替え用の新
たな床板を敷設する敷設領域に張り出すように、その敷
設領域に隣接する床板に形成された凹部に接合部材を接
着固定した後、貼り替え用の床板を敷設する際に、その
敷設領域に張り出した接合部材を、貼り替え用の床板に
形成された凹部に接着固定すると、隣接して敷設された
2枚の床板における接合端部の対応する位置において双
方の床板の基材の裏面側に形成された前記凹部に接合部
材が接着固定されている請求項3に係る床板の接合構造
が実現され、実接合されていない隣接する床板同士が接
合部材によって相互に接合された状態となる。
【0014】従って、この床板の接合構造では、遮音性
能を高めるために基材の裏面側にクッション材を貼着し
た状態でこの床板を敷設した場合やクッション材を介し
てこの床板を敷設した場合において、実接合されていな
い隣接する床板のいずれか一方を上方側から押圧する
と、押圧された床板だけでなく、他方の床板も同様に沈
み込むことになるので、両床板間に段差が生じることが
ない。
【0015】また、請求項2に係る発明のように、床暖
房用の温水パイプを収容するパイプ収容溝を前記基材の
裏面側に形成すると、温水式の床暖房用の床板として使
用することができ、基材の裏面側に温水パイプを収容す
るパイプ収容溝が形成された床暖房用の本体床板と、こ
の本体床板の前記パイプ収容溝に収容された前記温水パ
イプを床暖房室の外部へ導くためのパイプ収容溝が基材
の裏面側に形成されると共に仮敷設した状態では取り外
すことができるように前記本体床板に形成された実部に
嵌合する実部が切除された、前記本体床板に隣接するよ
うに前記床暖房室の周辺部分に敷設される床暖房用の配
管床板との接合構造であって、隣接して敷設された前記
本体床板及び前記配管床板における接合端部の対応する
位置には、双方の前記床板を形成している前記基材の裏
面側に凹部が形成されており、双方の前記床板に形成さ
れた前記凹部に接合部材が接着固定されている請求項4
に係る床板の接合構造を実現することができる。
【0016】以上のように構成された床板の接合構造で
は、本敷設状態で実接合されていない配管床板における
実部が切除された端部とこの端部に隣接する本体床板の
端部とが接合部材を介して相互に接合された状態となる
ので、請求項3に係る床板の接合構造と同様に、遮音性
能を高めるために基材の裏面側にクッション材を貼着し
た状態で本体床板を敷設した場合やクッション材を介し
て本体床板及び配管床板を敷設した場合において、実接
合されていない隣接する本体床板または配管床板のいず
れか一方を上方側から押圧すると、押圧された床板だけ
でなく、他方の床板も同様に沈み込むことになるので、
両床板間に段差が生じることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1(a)、(b)及び図2に示す
ように、この床板1は、5プライ合板や3プライ合板等
の木質板から形成された基材11と、この基材11の表
面側に貼着された突板等からなる表面化粧材15と、基
材11の裏面側に貼着された不織布等からなるクッショ
ン材16とから構成されており、基材11の裏面には、
周縁部に後述する接合部材40が装着される複数の凹部
12が形成されていると共に、基材11の端部には、実
接合するための雄実部13及び雌実部14が形成されて
いる。なお、上述した凹部12は、図4に示すように、
この床板1を交互にずらしながら順次敷設した状態で、
隣接する床板1の凹部12同士が相互に対応する位置に
くるように形成されている。
【0018】以上のように構成された床板1を相互に実
接合しながら床下地材の上に敷設していくと、図3
(a)に示すようなフロアが出来上がる。このようにし
て施工されたフロアにおいて、1枚の床板が損傷を受け
たために貼り替えなければならない場合は、従来の技術
の欄で説明した方法によって、まず、損傷を受けた床板
1を取り外す(同図(b)参照)。
【0019】次に、同図(c)に示すように、損傷を受
けた床板1が取り外された領域にクッション材16aを
貼着した後、同図(d)に示すように、上面に接着剤が
塗布された接合部材40を、その一端側が貼り替え用の
床板の敷設領域側に張り出すように、敷設領域の周囲に
位置している床板1の凹部12に挿入し、接合部材40
の他端側を凹部12に接着固定する。
【0020】そして、同図(d)に示すように、少なく
とも3辺の実部(雄実部13及び雌実部14の下顎部1
4a)が切除された、基材11の裏面側にクッション材
16が貼着されていない貼り替え用の新たな床板1a
を、その敷設領域に嵌め込むようにして敷設すると、同
図(e)に示すように、敷設領域側に張り出した接合部
材40の一端側が貼り替え用の床板1aに形成された凹
部12に嵌り込んで凹部12に接着固定される。なお、
同図(d)に示す段階では、図4に示すように、貼り替
え用の床板1aにおける実部が切除された3辺に隣接す
る床板1に形成された凹部12に接合部材40を挿入す
ればよく、貼り替え用の床板1aと実接合される床板1
に形成された凹部12には接合部材40を挿入する必要
はない。
【0021】以上のようにして貼り替えられた床板1a
は、上述したように、少なくとも3辺の実部が切除され
ているので、実部が切除された接合端部は隣接する床板
1に実接合されていない状態となるが、図3(e)及び
図4に示すように、双方の床板1a、1に形成された凹
部12に接着固定された接合部材40によって、実接合
されていない床板1a、1の接合端部同士が相互に接合
された状態となる。
【0022】従って、図5に示すように、貼り替えた床
板1aに隣接している床板1が上方側から押圧される
と、押圧された床板1のクッション材16が圧縮される
だけでなく、貼り替えた床板1aの敷設領域に貼着され
たクッション材16aが、接合部材40を介して床板1
に接合された貼り替え用の床板1aに押圧されて圧縮さ
れるので、床板1a、1の双方が同様に沈み込むことに
なり、貼り替えた床板1aとこれに隣接する床板1との
間に段差が生じることがない。
【0023】図6ないし図9は、温水式の床暖房フロア
を施工する際に使用される本体床板2及び配管床板3を
示している。この配管床板3は、従来技術の欄で説明し
た配管床板70a(図18参照)に相当するものであ
り、本体床板2は、配管床板70aに隣接して敷設され
る3枚の本体床板60に相当するものである。
【0024】前記本体床板2は、図6(a)、(b)及
び図7(a)、(b)に示すように、5プライ合板や3
プライ合板等の木質板によって形成された基材21と、
この基材21の表面側に貼着された突板等からなる表面
化粧材25と、基材21の裏面側に貼着された不織布等
からなるクッション材26とから構成されており、基材
21の端部には、実接合するための雄実部23及び雌実
部24が形成されている。
【0025】また、基材21の裏面には、図6(b)に
示すように、放熱パイプや配管パイプを収容する短手方
向に延びる8本のパイプ収容溝22aが一定間隔で形成
されていると共に、接合端部となる周縁部に、接合部材
40が装着される複数の凹部22bが形成されている。
なお、この凹部22bは、上述した床板1の場合と同様
に、本体床板2及び配管床板3を交互にずらしながら順
次敷設した状態で、図11に示すように、隣接する本体
床板2や配管床板3の凹部22b、32b同士が相互に
対応する位置にくるように形成されている。
【0026】前記配管床板3は、図8(a)、(b)及
び図9(a)、(b)に示すように、5プライ合板や3
プライ合板等の木質板によって形成された基材31と、
この基材31の表面側に貼着された突板等からなる表面
化粧材35とから構成されており、基材31の裏面側に
は、連結パイプを収容するために短手方向や長手方向に
延びる直線状のパイプ収容溝や放熱パイプのUターン部
分を収容するU字状のパイプ収容溝からなる多数のパイ
プ収容溝32aが形成されていると共に、接合端部とな
る周縁部に、接合部材40が装着される複数の凹部32
bが形成されている。
【0027】この配管床板3は、1尺×3尺の配管床板
を長手方向の中央部で切断したものであり、接合端部と
なる3辺のうち隣接する2辺は、図8(a)、(b)及
び図9(a)、(b)に示すように、その雄実部33及
び雌実部34を構成している下顎部34aが切除され、
残りの1辺にのみ雌実部34が形成されている。従っ
て、この配管床板3を敷設した状態では、雄実部33及
び雌実部34の下顎部34aが切除されている2辺に隣
接する本体床板2とは実接合されないようになってお
り、これによって、この配管床板3を仮敷設した状態で
取り外すことが可能となる。
【0028】温水式の床暖房フロアを施工する場合は、
まず、配管床板3を仮敷設しながら本体床板2等を本敷
設した後(図10(a)参照)、本体床板2のパイプ収
容溝22aに放熱パイプを収容する。そして、同図
(b)に示すように、仮敷設された配管床板3を一旦取
り外した状態で、放熱パイプの端部に接続した連結パイ
プを床暖房室の外部へ導くように、クッション材36a
上に配管する。
【0029】次に、同図(c)に示すように、上面に接
着剤が塗布された接合部材40を、その一端側が配管床
板3の敷設領域側に張り出すように、本敷設された本体
床板2の凹部22bに挿入し、接合部材40の他端側を
凹部22bに接着固定する。
【0030】最後に、隣接する2辺の実部(雄実部33
及び雌実部34の下顎部34a)が切除された配管床板
3を、その敷設領域に嵌め込むようにして本敷設する
と、同図(d)に示すように、敷設領域側に張り出した
接合部材40の一端側が配管床板3に形成された凹部3
2bに嵌り込んで凹部32bに接着固定されると共に連
結パイプが配管床板3に形成されたパイプ収容溝32a
に収容され、床暖房フロアが完成する。
【0031】なお、同図(c)に示す段階では、図11
に示すように、配管床板3における実部が切除された2
辺に隣接する本体床板2に形成された凹部22bに接合
部材40を挿入すればよく、配管床板3と実接合される
本体床板2に形成された凹部22bには接合部材40を
挿入する必要はない。
【0032】以上のようにして本敷設された配管床板3
は、上述したように、2辺の実部が切除されているの
で、実部が切除された接合端部は隣接する本体床板2に
実接合されていない状態となるが、図10(d)及び図
11に示すように、隣接する本体床板2及び配管床板3
に形成された双方の凹部12に接着固定された接合部材
40によって、実接合されていない本体床板2及び配管
床板3の接合端部同士が相互に接合された状態となる。
【0033】従って、上述した貼り替え用の床板1aの
場合と同様に、配管床板3に実接合されていない、隣接
する本体床板2が上方側から押圧されると、押圧された
本体床板2のクッション材26が圧縮されるだけでな
く、配管床板3の敷設領域に貼着されたクッション材3
6aが、接合部材40を介して本体床板2に接合された
配管床板3に押圧されて圧縮されるので、本体床板2及
び配管床板3の双方が同様に沈み込むことになり、配管
床板3とこれに隣接する本体床板2との間に段差が生じ
ることがない。
【0034】なお、この実施形態では、配管床板3に隣
接する3枚の本体床板2にのみ、接合部材40が装着さ
れる凹部32bを形成しているが、全ての本体床板2に
接合部材40を装着するための凹部を形成しておいても
よい。
【0035】また、上述した各実施形態では、下顎部が
張り出した顎出し形状の雌実部を有する床板及びその接
合構造について説明したが、これに限定されるものでは
なく、本発明は、通常の雌実部を有する床板及びその接
合構造についても適用することができることはいうまで
もない。
【0036】また、上述した各実施形態では、クッショ
ン材16、26が基材11、21の裏面に貼着された床
板1、本体床板2を使用する場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、上述した配管床板3の
ように、クッション材が基材の裏面に貼着されていない
床板や本体床板を使用する場合についても、本発明の接
合構造を適用することができる。ただし、その場合は、
床下地材の上に予めクッション材を貼着しておく必要が
あることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる床板の一実施形態を
示す平面図、(b)は同上の床板におけるクッション材
を外した状態を示す裏面図である。
【図2】図1(a)のX−X線に沿った断面図である。
【図3】(a)〜(e)は同上の床板を用いて施工され
たフロアにおける床板の貼替作業を示す工程図である。
【図4】同上のフロアの床板の貼替部分におけるクッシ
ョン材を外した状態を示す裏面図である。
【図5】同上のフロアにおける貼り替えた床板に隣接す
る床板を押圧した状態を示す断面図である。
【図6】(a)はこの発明にかかる床板の他の実施形態
である、床暖房フロアを施工する際に使用される本体床
板を示す平面図、(b)は同上の本体床板におけるクッ
ション材を外した状態を示す裏面図である。
【図7】(a)は図6(a)のY−Y線に沿った断面
図、(b)は図6(a)のZ−Z線に沿った断面図であ
る。
【図8】(a)は同上の床暖房フロアを施工する際に使
用される配管床板を示す平面図、(b)は同上の配管床
板を示す裏面図である。
【図9】(a)は図8(a)のV−V線に沿った断面
図、(b)は図8(a)のW−W線に沿った断面図であ
る。
【図10】(a)〜(d)は同上の床暖房フロアの施工
方法を示す工程図である。
【図11】同上の床暖房フロアの配管床板の周辺部分に
おけるクッション材を外した状態を示す裏面図である。
【図12】一般的な床板を示す断面図である。
【図13】(a)、(b)は同上の床板を用いて施工さ
れたフロアにおける床板の貼替作業を示す工程図であ
る。
【図14】(a)、(b)は同上の床板を用いて施工さ
れたフロアにおける床板の貼替作業を示す工程図であ
る。
【図15】(a)は従来の遮音フロアにおける床板の貼
り替え後の状態を示す断面図、(b)は同上の貼り替え
後の遮音フロアにおける貼り替えた床板に隣接する床板
を押圧した状態を示す断面図である。
【図16】(a)、(b)は温水式の床暖房フロアの施
工方法を示す平面図である。
【図17】(a)、(b)は温水式の床暖房フロアの施
工方法を示す平面図である。
【図18】リフォームの際に施工された温水式の床暖房
フロアを示す平面図である。
【符号の説明】 1、1a 床板 2 本体床板 3 配管床板 11、21、31 基材 12、22b、32b 凹部 13、23、33 雄実部 14、24、34 雌実部 14a、34a 下顎部 16、16a、26、36a クッション材 22a、32a パイプ収容溝 40 接合部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合端部には、基材の裏面側に接合部材
    を装着するための凹部が形成されている床板。
  2. 【請求項2】 床暖房用の温水パイプを収容するパイプ
    収容溝が前記基材の裏面側に形成された請求項1に記載
    の床板。
  3. 【請求項3】 隣接して敷設された2枚の床板における
    接合端部の対応する位置には、双方の前記床板を形成し
    ている基材の裏面側に凹部が形成されており、双方の前
    記床板に形成された前記凹部に接合部材が接着固定され
    ている床板の接合構造。
  4. 【請求項4】 基材の裏面側に温水パイプを収容するパ
    イプ収容溝が形成された床暖房用の本体床板と、この本
    体床板の前記パイプ収容溝に収容された前記温水パイプ
    を床暖房室の外部へ導くためのパイプ収容溝が基材の裏
    面側に形成されると共に仮敷設した状態では取り外すこ
    とができるように前記本体床板に形成された実部に嵌合
    する実部が切除された、前記本体床板に隣接するように
    前記床暖房室の周辺部分に敷設される床暖房用の配管床
    板との接合構造であって、 隣接して敷設された前記本体床板及び前記配管床板にお
    ける接合端部の対応する位置には、双方の前記床板を形
    成している前記基材の裏面側に凹部が形成されており、
    双方の前記床板に形成された前記凹部に接合部材が接着
    固定されている床板の接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217032A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Tsuka Kanamono Kk 床パネル配設施工方法

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