JP2002129059A - 顔料用添加剤及びアゾレーキ顔料組成物 - Google Patents

顔料用添加剤及びアゾレーキ顔料組成物

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JP2002129059A
JP2002129059A JP2000325380A JP2000325380A JP2002129059A JP 2002129059 A JP2002129059 A JP 2002129059A JP 2000325380 A JP2000325380 A JP 2000325380A JP 2000325380 A JP2000325380 A JP 2000325380A JP 2002129059 A JP2002129059 A JP 2002129059A
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acid
lake pigment
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Akira Kimura
亮 木村
Takashi Sato
隆 佐藤
Nagatoshi Kobayashi
永年 小林
Akihiro Ogata
晃洋 緒方
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性に優れ、色相が青味化しない赤色アゾ
レーキ顔料を提供する。 【解決手段】 酸基または酸金属塩からなる基を含有す
る、4,4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1−
イルアゾ)ビフェニル構造を含有するジスアゾ化合物
(A)からなる赤色アゾレーキ顔料(B)用添加剤。赤
色アゾレーキ顔料(B)と、添加剤として前記ジスアゾ
化合物(A)を含むアゾレーキ顔料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の用途、特に
印刷インキの着色に有用なアゾレーキ顔料、その製造方
法及び該顔料を用いた顔料分散体に関する。
【0002】
【従来の技術】4−アミノトルエン−3−スルホン酸を
ジアゾ成分とし、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、2
−ヒドロキシナフタレン等をカップラー成分としてカッ
プリング反応させた後、レーキ化して得られたアゾ顔料
は、有用な着色剤として知られており、様々な用途で広
く使用されている。このようにして得られた顔料の粒子
径や粒子形は、該顔料を使用した分散体の様々な適性に
影響を与えており、例えば印刷インキにおいては、鮮明
性、透明性、着色力、色相、流動性等と密接に関連して
いる。特に、印刷インキとしては多色の重ね刷りを行う
ために、透明性に優れた印刷インキが要求されている。
【0003】従来、粒子径を制御することによる、透明
性等の向上には顔料のロジン処理が一般的であったが、
その処理量が多すぎるため印刷時に版汚れ等の印刷適性
の低下が問題であった。そこでロジン処理量を顔料に対
し10%以下に減らし、且つ粒子径を制御する方法が検
討されている。
【0004】粒子径を制御する方法の一つとして、ジア
ゾ成分の一部を他の成分に代える方法が公知である。例
えば、透明性、鮮明性及び着色力等の向上に関して、特
開昭63−6060号公報には、アミノ基に対しメタ位
またはパラ位にカルボン酸基もしくはスルホン酸基を有
するベンゼン系アミンに代える方法、特開平1−193
364号公報には、ジアルキルアミノアルキレンアミノ
スルホニル基を有するアニリン誘導体に代える方法、特
開平3−97762号公報にはジアゾ成分の一部を電子
吸引性基を含有し可溶性基を有しないベンゼン系アミン
に代える方法等が知られている。透明性等の向上及びイ
ンキ化工程中のフラッシュ廃水の着色に悪影響を及ぼさ
ないことを特徴とする、特開平9−302253号公報
にはハロゲンを含有するアニリン誘導体に代える方法、
特開平9−302254号公報にはジアゾ成分の一部を
スルホン酸基を2個以上有するアニリン誘導体に代える
方法、特開平9−302255号公報にはジアゾ成分の
一部をカルボン酸基を2個以上有するアニリン誘導体に
代える方法等がそれぞれ知られている。
【0005】しかし、上記の方法で透明性向上の効果を
十分に得るためには、ジアゾ成分の比較的多く(例えば
5mol%以上)を他の化合物に代える必要があり、そ
の結果、原料コストの増大、色相及びインキ化工程中の
フラッシュ廃水等に悪影響を及ぼす欠点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】有機顔料に求められる
用途適性として、鮮明性、透明性、着色力が挙げられる
が、顔料の粒子径が微細なほど、これらの適性が向上す
る傾向にある。例えば、3−ヒドロキシ−4−[(4−
メチル−2−スルフォフェニル)アゾ]−2−ナフタレ
ンカルボン酸カルシウム塩(カーミン6B)等の紅顔料
では、一般に粒子径が細かくなるほど色相の黄味化が生
じるが、ジアゾ成分の一部を他の成分に代えて粒子径を
細かくした場合、色相の青味化が起こるとともに鮮明性
が低下することがある。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、添加成
分の使用量を抑え、色相の鮮明性、透明性、着色力の改
良に効果があり、色相が青味化しないアゾレーキ顔料組
成物およびその分散体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、酸基または酸金属塩からなる基を含有す
る、4,4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1−
イルアゾ)ビフェニル構造を含有するジスアゾ化合物
(A)からなる赤色アゾレーキ顔料用添加剤及び同化合
物(A)と、赤色アゾレーキ顔料(B)とを含有してな
るアゾレーキ顔料組成物を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における化合物(A)は顔
料用添加剤である、この化合物(A)の酸基または酸金
属塩からなる基は、化合物(A)中に含まれる芳香環の
任意の水素原子と置換していても良いが、ビフェニルの
二つの芳香環上の水素原子と置換していることが好まし
い。この様な酸基または酸金属塩からなる基としては、
例えばカルボキシル基、スルホン酸基等の酸基、または
カルボン酸ナトリウム塩、同カリウム塩、同カルシウム
塩、同ストロンチウム塩、同バリウム塩、同アルミニウ
ム塩、スルホン酸ナトリウム塩、同カリウム塩、同カル
シウム塩、同ストロンチウム塩、同バリウム塩、同アル
ミニウム塩等の酸金属塩からなる基が挙げられる。これ
らの基の中でも、スルホン酸基またはスルホン酸金属塩
からなる基が好ましく、中でもスルホン酸の二価または
三価の金属塩からなる基は添加剤の耐水性が向上する点
で好ましい。酸基または酸金属塩からなる基は、また化
合物(A)中に、酸基または酸金属塩からなる基の総数
は、少なくとも2、中でも3〜6であることが好まし
い。
【0010】また、4,4’−ビス(2−ヒドロキシナ
フタレン−1−イルアゾ)ビフェニル構造としては、例
えば、4,4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1
−イルアゾ)ビフェニルや、4,4’−ビス(2−ヒド
ロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1−イルア
ゾ)ビフェニル、4,4’−ビス−3,3’−ジメチル
(2−ヒドロキシナフタレン−1−イルアゾ)ビフェニ
ルや、4,4’−ビス−3,3’−ジメチル(2−ヒド
ロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1−イルア
ゾ)ビフェニル、4,4’−ビス−3,3’−(2−ヒ
ドロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1−イルア
ゾ)ジクロロビフェニル、4,4’−ビス−3−メチル
(2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1
−イルアゾ)ビフェニル等が挙げられる。
【0011】この様な化合物(A)としては、例えば以
下のものが挙げられる。(A−1) 4,4’−ビス
(2−ヒドロキシナフタレン−1−イルアゾ)ビフェニ
ル−2−カルボン酸、(A−2) 4,4’−ビス(2
−ヒドロキシナフタレン−1−イルアゾ)ビフェニル−
2−スルホン酸、(A−3) 4,4’−ビス(2−ヒ
ドロキシナフタレン−1−イルアゾ)ビフェニル−2,
6’−ジカルボン酸、(A−4) 4,4’−ビス(2
−ヒドロキシナフタレン−1−イルアゾ)ビフェニル−
2,6’−ジスルホン酸、(A−5) 4,4’−ビス
(2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1
−イルアゾ)ビフェニル−2,6’−ジカルボン酸、
(A−6) 4,4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレ
ン−3−カルボキシラト−1−イルアゾ)ビフェニル−
2,6’−ジスルホン酸、(A−7) ジソジウム4,
4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1−イルア
ゾ)ビフェニル−2,6’−ジスルホネート(C.I.
Acid Red 97)、(A−8) カルシウム4,
4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1−イルア
ゾ)ビフェニル−2,6’−ジカルボキシレート、(A
−9) カルシウム4,4’−ビス(2−ヒドロキシナ
フタレン−1−イルアゾ)ビフェニル−2,6’−ジス
ルホネート、(A−10)テトラソジウム4,4’−ビ
ス(2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボキシラト−
1−イルアゾ)ビフェニル−2,6’−ジスルホネー
ト、(A−11) ジカルシウム4,4’−ビス(2−
ヒドロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1−イル
アゾ)ビフェニル−2,6’−ジスルホネート、(A−
12) カルシウム4,4’−ビス−3,3’−ジメチ
ル(2−ヒドロキシナフタレン−1−イルアゾ)ビフェ
ニル−2,6’−ジスルホネート、(A−13) ジカ
ルシウム4,4’−ビス−3,3’−ジメチル(2−ヒ
ドロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1−イルア
ゾ)ビフェニル−2,6’−ジスルホネート、(A−1
4) ジカルシウム4,4’−ビス−3,3’−ジエチ
ル(2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボキシラト−
1−イルアゾ)ビフェニル−2,6’−ジスルホネー
ト、(A−15) ジカルシウム4,4’−ビス−3,
3’−ジメトキシ(2−ヒドロキシナフタレン−3−カ
ルボキシラト−1−イルアゾ)ビフェニル−2,6’−
ジスルホネート、(A−16) ジカルシウム4,4’
−ビス−3,3’−ジエトキシ(2−ヒドロキシナフタ
レン−3−カルボキシラト−1−イルアゾ)ビフェニル
−2,6’−ジスルホネート、(A−17) ジカルシ
ウム4,4’−ビス−3,3’−ジクロロ(2−ヒドロ
キシナフタレン−3−カルボキシラト−1−イルアゾ)
ビフェニル−2,6’−ジスルホネート、(A−18)
アルミニウム4,4’−ビス−3−メチル(2−ヒド
ロキシナフタレン−3−カルボキシラト−1−イルア
ゾ)ビフェニル−2−スルホネート、
【0012】この様な化合物(A)は、酸基または酸金
属塩からなる基を含有するベンジジン化合物のテトラゾ
化物と、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸又は2−ヒド
ロキシナフタレンとをカップリング反応させて得られる
アゾ染料(a1)、前記アゾ染料(a1)をレーキ化し
て成るアゾレーキ顔料(a2)である。カップリング反
応やレーキ化は、公知慣用の条件から適宜選択すれば良
い。例えば後述した条件が採用できる。
【0013】化合物(A)は、例えば、核磁気共鳴スペ
クトル(NMR)、赤外線吸収スペクトル(IR)等で
その化学構造を特定することが出来る。アゾ染料(a
1)やアゾレーキ顔料(a2)を含む前記化合物(A)
からなる本発明の添加剤は、それ自体が赤色〜褐色を呈
しており、赤色アゾレーキ顔料(B)の鮮明性、透明
性、着色力の向上に効果を有する。よって前記化合物
(A)と赤色アゾレーキ顔料(B)とを含有する本発明
の顔料組成物は鮮明性、透明性、着色力が優れたものと
なる。
【0014】本発明において使用することができる酸基
または酸金属塩からなる基を含有するベンジジン化合物
としては、例えば、2,2’−ベンジジンジスルホン
酸、3,3’−ベンジジンジスルホン酸、3,3’−ジ
メチル−4,4’−ジアミノビフェニル−6,6’−ジ
スルホン酸、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノ
ビフェニル−6,6’−ジスルホン酸、3,3’−ジエ
チル−4,4’−ジアミノビフェニル−6,6’−ジス
ルホン酸、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノ
ビフェニル−6,6’−ジスルホン酸、3,3’−ジエ
トキシ−4,4’−ジアミノビフェニル−6,6’−ジ
スルホン酸等が挙げられ、これらを単独もしくは混合し
て用いても良い。これらは、変異原性試験はすべて陰性
であり衛生上の問題のない化合物である。ジアゾ成分の
15モル%以内であれば、上記成分の異性体や誘導体が
含まれていても良い。
【0015】カップラー成分は、2−ヒドロキシナフタ
レン構造を有する化合物がいずれも使用できるが、例え
ば2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸または2−ヒドロキ
シナフタレンあるいはそれらの混合物が挙げられるが、
カップラー成分の15モル%以内であれば、上記成分の
異性体や誘導体が含まれていても良い。
【0016】本発明のアゾレーキ顔料組成物の製造方法
は、例えば、まず従来公知のアゾレーキ顔料の製造方法
に準じて、酸基または酸金属塩からなる基を含有するベ
ンジジン化合物をテトラゾ化し、これと2−ヒドロキシ
−3−ナフトエ酸又は2−ヒドロキシナフタレンとをカ
ップリングすることによりアゾ染料(a1)とすること
が出来る。必要ならば、アゾ染料(a1)を得るカップ
リングと同時あるいはカップリング後にレーキ化するこ
とでアゾレーキ顔料(a2)を得ることが出来る。
【0017】テトラゾ化は、種々の方法で行うことが出
来るが、テトラゾ成分と鉱酸水溶液のスラリーに亜硝酸
塩を加える方法、テトラゾ成分を水酸化ナトリウム又は
水酸化カリウム水溶液に加えて溶解後に鉱酸と亜硝酸塩
を順に加える方法、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウ
ム水溶液にテトラゾ成分と亜硝酸塩とを加えて、溶解後
に鉱酸を注入する方法等が、工業的に有利である。
【0018】カップリングは、弱酸性からアルカリ性で
行うことが出来る。レーキ化はカップリング後の反応液
もしくは反応懸濁液に顔料レーキ化金属を加える方法、
もしくはテトラゾ化後のテトラゾ成分に顔料レーキ化金
属塩を添加し、カップリングと同時にレーキ化する方法
等がある。このとき顔料レーキ化用金属としては、例え
ば、バリウム、カルシウム、ストロンチウム、アルミニ
ウム等が挙げられる。このレーキ化に用いる化合物とし
ては、塩化カルシウム、塩化バリウム、塩化ストロンチ
ウム、塩化アルミニウム等が例示される。
【0019】また、化合物(A)の製造中、化合物
(A)粒子の凝集を防ぐために、ロジン等の樹脂酸を添
加しても良く、その添加量や添加時期は制限されない。
さらに、該化合物(A)スラリーまたはウエットケーキ
を、必要に応じて、脂肪酸、スルホ琥珀酸ジアルキルエ
ステル等のアニオン系界面活性剤または市販の各種ノニ
オン系界面活性剤を用いて処理することもできる。
【0020】本発明の顔料組成物を調製するのに用いる
赤色アゾレーキ顔料(B)としては、公知慣用のものが
いずれも使用できる。化合物(A)が酸基または酸金属
塩からなる基を含有しているので、赤色アゾレーキ顔料
(B)としても、同様に、酸基または酸金属塩からなる
基を含有した赤色アゾレーキ顔料を用いる様にすると最
も効果的である。
【0021】この様な赤色アゾレーキ顔料(B)として
は、例えば、C.I.Pigment Red 48:
1、同48:2、48:3、同48:4、同50:1、
同52:1、53:1、同57:1、同58:2、同5
8:4、同63:1、同63:2、同64:1、同70
等が挙げられるが、C.I.Pigment Red7
0及び/又は同57:1が好ましい。
【0022】赤色アゾレーキ顔料(B)は公知慣用の方
法が採用でき、化合物(A)を得る際の上記テトラゾ
化、カップリング、レーキ化の各手法に準じて行うこと
が出来る。
【0023】本発明の顔料組成物は、例えば、前記アゾ
レーキ顔料(B)と前記ジスアゾ化合物(A)とをそれ
ぞれを別々に製造して両者を混合することにより製造す
ることが出来る。アゾレーキ顔料(B):ジスアゾ化合
物(A)の割合が、モル比で(B):(A)=99.
9:0.1〜70:30、なかでも99.9:0.1〜
80:20、特に99.9:0.1〜90:10の範囲
となる様にするのが透明性等への効果の点から好まし
い。さらに、アゾレーキ顔料組成物から得られるインキ
の流動性を考慮すると、それらのモル比率は(B):
(A)=99.9:0.1〜95:5の範囲が特に好ま
しい。
【0024】化合物(A)及び赤色アゾレーキ顔料
(B)とは、乾燥した粉末状態で両者を混合する方法、
アゾ染料(a1)水溶液またはアゾ顔料(a2)水懸濁
液と、赤色アゾレーキ顔料(B)水懸濁液とを混合する
方法がある。
【0025】着色剤としての鮮明性、透明性、着色力等
の効果は、アゾレーキ顔料(B)の粒子の近傍にジスア
ゾ化合物(A)を配置することにより達成される。両者
が近傍であればある程、より優れた効果を達成する。ア
ゾレーキ顔料(B)の粒子の近傍にジスアゾ化合物
(A)を配置する最も効果な方法は、化合物(A)の存
在下にてアゾレーキ顔料(B)を生成させる方法、また
は、化合物(A)とアゾレーキ顔料(B)と同時生成さ
せる方法である。最も好ましいのは、前記アゾ染料(a
1)と、アゾレーキ顔料(B)の前駆体アゾ染料との混
合物をレーキ化する方法である。
【0026】赤色アゾレーキ顔料(B)を得る際の酸基
または酸金属塩からなる基を含有する芳香族モノアミン
としては、例えば、4−アミノトルエン−3−スルホン
酸、4−アミノベンゼン−3−スルホン酸、2−アミノ
−4−クロロ−5−メチルベンゼンスルホン酸、2−ア
ミノ−4−クロル−5−ベンゼンスルホン酸、3−アミ
ノ−6−クロロトルエン−4−スルホン酸、3−アミノ
−6−クロロ−5−ベンゼンスルホン酸等が挙げられ
る。
【0027】本発明のアゾレーキ顔料組成物は、例え
ば、前記芳香族モノアミンのジアゾ化物と2−ヒドロキ
シ−3−ナフトエ酸とをカップリング反応させて得られ
るモノアゾ染料を、(2)酸基または酸金属塩からなる
基を含有するベンジジン化合物のテトラゾ化物と2−ヒ
ドロキシ−3−ナフトエ酸とをカップリング反応させて
得られるアゾ染料(a1)存在下に、レーキ化する方法
によって、製造することができる。尚、レーキ化は、上
記カップリングの後であっても、カップリングと同時で
あっても良い。
【0028】C.I.Pigment Red 57:
1(カーミン6B)と上記化合物(A−11)とを含む
本発明のアゾレーキ顔料組成物は、例えば、(1)4−
アミノトルエン−3−スルホン酸のジアゾ化物と2−ヒ
ドロキシ−3−ナフトエ酸とをカップリング反応させて
得られるモノアゾ染料を(2)2,2’−ベンジジンジ
スルホン酸をテトラゾ化した後、2−ヒドロキシ−3−
ナフトエ酸とをカップリング反応させて得られるアゾ染
料存在下にレーキ化する方法によって、製造することが
できる。同様に、C.I.Pigment Red 7
0と上記化合物(A−9)とを含む本発明のアゾレーキ
顔料組成物は、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸に代え
て2−ヒドロキシナフタレンを上記と同様に用いれば得
ることが出来る。
【0029】アゾレーキ顔料(a2)と赤色アゾレーキ
顔料(B)とを同時に生成させる本発明の顔料組成物の
好ましい製造方法においては、上記したジアゾ化、テト
ラゾ化、カップリング、レーキ化の条件に準じて行うこ
と出来る。
【0030】本発明の好ましいアゾレーキ顔料組成物
は、上記の製造方法においては、透明性等の観点から、
例えば、ジアゾ成分とテトラゾ成分中の(1)ジアゾ化
物と(2)テトラゾ化物との割合をモル比で、(1):
(2)=99.9:0.1〜70:30、なかでもより
好ましくは99.9:0.1〜80:20、特に好まし
くは99.9:0.1〜90:10の範囲とすることに
よって得られる。インキとしての流動性の観点をも考慮
すると、(1):(2)=99.9:0.1〜95:5
の範囲が、特に好ましい。
【0031】アゾレーキ顔料(a2)と赤色アゾレーキ
顔料(B)とを含む水懸濁液は、そのままで使用に供す
ることができるが、濾過及び必要に応じて洗浄等を行っ
て適切な顔料濃度に調整した顔料水ペースト(含水顔
料)として使用することが出来る。顔料水ペーストは、
平版印刷用インキを調製する際に多用され、例えば、ア
ゾレーキ顔料(a2)と赤色アゾレーキ顔料(B)とを
含む固形分と水の合計を100重量%とした場合、前者
固形分が20〜60重量%、好ましくは30〜40重量
%となる様に調製される。
【0032】本発明の顔料組成物は、印刷インキ用ビヒ
クル、塗料用ビヒクル等に分散させることにより顔料分
散体を提供することが出来る。これら顔料分散体は、公
知の方法により、ロジン変性フェノール樹脂、石油樹
脂、アルキッド樹脂等のビヒクル、体質顔料、溶剤およ
びその他助剤等を使用して製造される。
【0033】平版印刷用インキは、公知慣用の乾性油、
樹脂、溶剤、添加剤等から平版インキ用ワニスを調製
し、これと上記顔料水ペーストを用いてフラッシングに
より製造することが出来る。本発明のアゾレーキ顔料組
成物は、前記フラッシング法により平版印刷用インキを
調製する際には、前記した効果に加えて、フラッシング
廃水の着色がより少なく、廃水処理の負荷をより軽減で
きるという効果も達成出来る。
【0034】
【実施例】以下、実施例、比較例および試験例を用い
て、本発明を更に詳細に説明する。なお、以下の例にお
いて、「部」および「%」は、特に断りのない限り、重
量基準である。
【0035】<実施例1>4−アミノトルエン−3−ス
ルホン酸19.25部および2,2’−ベンジジンジス
ルホン酸30%含水物2.60部(ジアゾ成分の5mo
l%)を水150部に分散させた後、35%塩酸13.
49部を加え、0℃以下に保ちながら、40%亜硝酸ナ
トリウム19.81部を添加して、ジアゾ成分(A)を
作製した。
【0036】次に、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸2
1.92部を水300部に分散させた後、25%水酸化
ナトリウム水溶液43.71部を加えて溶解させた後、
10℃に冷却して、カップラー成分(B)を得た。
【0037】このカップラー成分(B)を撹拌しなが
ら、ジアゾ成分(A)を添加してカップリング反応させ
た後、1時間攪拌した。次いで、pHを11.5に調節
し、ガムロジンの10%アルカリ水溶液30部(顔料に
対して7%)を加えた後、0℃に冷却した。35%塩化
カルシウム水溶液24.93部を加えてレーキ化し、そ
のまま1時間攪拌した。続いて60℃まで昇温し、同温
度で1時間撹拌した後、生成物を濾過し、濾取した残渣
を水洗して、顔料水ペースト(含水顔料)を得た(含水
率24%)。
【0038】<比較例1>4−アミノトルエン−3−ス
ルホン酸20.35部を水150部に分散させた後、3
5%塩酸12.85部を加え、5℃以下に保ちながら、
40%亜硝酸ナトリウム18.87部を添加しジアゾ成
分(C)を作製した。
【0039】次に、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸2
0.88部を水300部に分散させた後、25%水酸化
ナトリウム水溶液41.63部を加えて溶解させた後、
10℃に冷却して、カップラー成分(D)を得た。
【0040】このカップラー成分(D)を撹拌しなが
ら、ジアゾ成分(C)を添加してカップリング反応させ
た後、1時間攪拌した。次いで、pHを11.5に調節
し、ガムロジンの10%アルカリ水溶液30部(顔料に
対して7%)を加えた後、0℃に冷却した。35%塩化
カルシウム水溶液23.74部を加えてレーキ化し、そ
のまま1時間攪拌した。続いて60℃まで昇温し、同温
度で1時間撹拌した後、生成物を濾過し、濾取した残渣
を水洗して、顔料水ペースト(含水顔料)を得た(含水
率26%)。
【0041】<比較例2>特開昭63−6060号公報
を参考に、実施例1において2,2’−ベンジジンジス
ルホン酸30%水含有物に代えてメタニル酸0.93部
(ジアゾ成分の5mol%)を用いたこと以外は、実施
例1と同様にして顔料水ペースト(含水顔料)を得た
(含水率25%)。
【0042】<比較例3>特開昭63−6060号公報
を参考に、実施例1において2,2’−ベンジジンジス
ルホン酸30%水含有物に代えてスルファニル酸0.9
3部(ジアゾ成分の5mol%)を用いたこと以外は、
実施例1と同様にして顔料水ペースト(含水顔料)を得
た(含水率25%)。
【0043】<比較例4>特開平9−302253号公
報を参考に、実施例1において2,2’−ベンジジンジ
スルホン酸30%水含有物に代えて4−クロロ−2−メ
チルアニリンを0.75部(ジアゾ成分の5mol%)
を用いたこと以外は、実施例1と同様にして顔料水ペー
スト(含水顔料)を得た(含水率26%)。 <比較例5>特開平3−72574号公報を参考に、実
施例1において2,2’−ベンジジンジスルホン酸30
%水含有物に代えて1,5−ジスルホ−2−ナフチルア
ミンを2.65部(ジアゾ成分の5mol%)を用いた
こと以外は、実施例1と同様にして顔料水ペースト(含
水顔料)を得た(含水率26%)。
【0044】<実施例2>4−アミノトルエン−3−ス
ルホン酸132.24部および2,2’−ベンジジンジ
スルホン酸30%含水物3.44部(ジアゾ成分の1m
ol%)を水900部に分散させた後、35%塩酸8
5.53部を加え、氷1200gを加えて0℃以下にす
る。そこに40%亜硝酸ナトリウム125.62部を添
加して、ジアゾ成分(E)を作製した。
【0045】次に、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸1
38.99部を水1700部に分散させた後、25%水
酸化ナトリウム水溶液277.14部を加えて溶解させ
た後、10℃に冷却して、カップラー成分(F)を得
た。
【0046】このカップラー成分(F)を撹拌しなが
ら、ジアゾ成分(E)を添加してカップリング反応させ
た後、1時間攪拌した。次いで、pHを11.5に調節
してからガムロジンの10%アルカリ水溶液195部
(顔料に対し7%)を加えた後、0℃に冷却した。35
%塩化カルシウム水溶液158.04部を加えてレーキ
化し、そのまま1時間攪拌した。続いて60℃まで昇温
し、同温度で1時間撹拌した後、生成物を濾過し、濾取
した残渣を水洗して、顔料水ペースト(含水顔料)を得
た(含水率30%)。
【0047】<実施例3>2,2’−ベンジジンジスル
ホン酸の代わりに、3,3’−ジメチル−4,4’−ジ
アミノビフェニル−6,6’−ジスルホン酸13%含水
物3.08部(ジアゾ成分の1mol%)を用いた以外
は実施例3と同様にして顔料水ペースト(含水顔料)を
得た(含水率30%)。
【0048】《試験例》 <オフセットインキの調製>実施例および比較例で得た
各顔料水ペースト(含水顔料)を顔料重量で135部、
ロジン変性フェノール樹脂より成る平版インキ用ワニス
243部を、恒温槽を100℃に設定したフラッシャー
で混練した。分離してきた廃水をデカントすることで除
去し、フラッシュ廃水としてサンプリングした。続い
て、恒温槽を150℃に設定し、減圧下で脱水を行っ
た。その後、平版インキ用ワニス112部及び軽油29
部で希釈することで顔料分26%のベースインキを作製
した。このベースインキを3本ロールミルを使用して平
版インキ用ワニス及び軽油で希釈し、顔料分17%のオ
フセットインキを作製した。最終のインキ組成を以下に
示す。
【0049】 顔料 17部 平版インキ用ワニス 65部 軽油 18部
【0050】<白インキの調製>評価用の白インキとし
て、大日本インキ化学工業(株)製「ニューチャンピオン
(New Champion)AT 179白 インキ
を使用した。
【0051】《評価方法》インキ透明性は、オフセット
インキをアート紙に展色(ドローダウン)し、また、イ
ンキ着色力は、上記オフセットインキと白インキを1:
20の比で混合し、フーバーマーラーを用いて練肉した
淡色インキをアート紙に展色して評価した。比較例1で
得た顔料を用いた展色板を標準とした相対評価により、
評価した結果を表1にまとめて示した。なお、透明性は
目視判定5段階〔1(透明性小)>>>5(透明性
大)〕で判定した。色相についても目視にて判定を行っ
た。また、インキ化工程中のフラッシュ廃水について、
着色度合いを目視判定5段階〔1(着色大)>>>5
(着色小)〕で判定した。
【0052】流動性については、一定量の各インキを傾
斜したガラス板上端に載せ、1時間後の流動長を比較例
1を標準として3段階〔1(短)>3(長)〕で評価し
た。その結果を表1にまとめた。
【0053】
【表1】表1
【0054】
【発明の効果】本発明の顔料用添加剤は、特定化学構造
のジスアゾ化合物からなっているので、赤色アゾレーキ
顔料に添加することにより、透明性と適切な色相とを兼
備した、赤色顔料として使用出来る顔料組成物を得るこ
とが出来るという格別顕著な効果を奏する。本発明の顔
料組成物は、例えば、平版印刷用インキの製造に用いる
と、色相を青味化させることなく、透明性、鮮明性およ
び着色力の向上できるという効果に加えて、インキ化工
程におけるフラッシュ時の廃水着色に悪影響を及ぼさな
いという効果も達成できる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸基または酸金属塩からなる基を含有す
    る、4,4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1−
    イルアゾ)ビフェニル構造を含有するジスアゾ化合物
    (A)からなる赤色アゾレーキ顔料(B)用添加剤。
  2. 【請求項2】 前記ジスアゾ化合物(A)が、スルホン
    酸基またはスルホン酸金属塩からなる基を含有する4,
    4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1−イルア
    ゾ)ビフェニル構造を含有するジスアゾ化合物である請
    求項1記載の添加剤。
  3. 【請求項3】 前記ジスアゾ化合物(A)が、スルホン
    酸基含有ベンジジン化合物のテトラゾ化物と、2−ヒド
    ロキシ−3−ナフトエ酸又は2−ヒドロキシナフタレン
    とをカップリング反応させて得られるアゾ染料(a1)
    及び/又は前記アゾ染料(a1)をレーキ化して成るア
    ゾレーキ顔料(a2)である請求項1または2記載の添
    加剤。
  4. 【請求項4】 赤色アゾレーキ顔料(B)と、添加剤と
    して、酸基または酸金属塩からなる基を含有する、4,
    4’−ビス(2−ヒドロキシナフタレン−1−イルア
    ゾ)ビフェニル構造を含有するジスアゾ化合物(A)を
    含有してなるアゾレーキ顔料組成物。
  5. 【請求項5】 赤色アゾレーキ顔料(B)が、C.I.
    Pigment Red 70及び/又はC.I.Pi
    gment Red 57:1である請求項4記載のア
    ゾレーキ顔料組成物。
  6. 【請求項6】 アゾレーキ顔料(B):ジスアゾ化合物
    (A)の割合が、モル比で(B):(A)=99.9:
    0.1〜70.0:30.0の範囲にある請求項4また
    は5記載のアゾレーキ顔料組成物。
  7. 【請求項7】 酸基または酸金属塩からなる基を含有す
    る芳香族モノアミンのジアゾ化物と酸基または酸金属塩
    からなる基を含有するベンジジン化合物のテトラゾ化物
    との混合物、及び、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸又
    は2−ヒドロキシナフタレンを用いてカップリング反応
    を行い、前記反応と同時または前記反応後にレーキ化反
    応を行った請求項5または6記載のアゾレーキ顔料組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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