JP2002128245A - 仕分けシステム - Google Patents

仕分けシステム

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JP2002128245A
JP2002128245A JP2000320870A JP2000320870A JP2002128245A JP 2002128245 A JP2002128245 A JP 2002128245A JP 2000320870 A JP2000320870 A JP 2000320870A JP 2000320870 A JP2000320870 A JP 2000320870A JP 2002128245 A JP2002128245 A JP 2002128245A
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JP2000320870A
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Tomohiko Ota
與彦 太田
Motoyuki Hasegawa
基行 長谷川
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を抑制することが可能な仕分けシス
テムを提供する。 【解決手段】 仕分けシステム1Aは、仕分け作業に関
する作業指示を発光表示する複数の表示器2と、人体検
知センサ3と、各表示器2の点灯動作等を制御する制御
部5とを備えている。作業者の作業位置は、人体検知セ
ンサ3を用いて特定され、制御部5は、複数の表示器の
うち、特定された作業位置の近傍に存在する表示器を点
灯し、その他の表示器を消灯する。なお、制御部5は、
複数の表示器のうち、作業位置の近傍に存在する表示器
を比較的大きな輝度で点灯し、その他の表示器を比較的
小さな輝度で点灯するようにしても良い。また、発光期
間と非発光期間とを順次に繰り返すことによってその点
灯状態を表現する表示器において、発光期間が非発光期
間よりも短くなるように点灯させるようにすることもで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピッキングシステ
ムなどの仕分けシステムに関し、特にはその表示器にお
ける消費電力を抑制することが可能な仕分けシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】商品を分配または集品する仕分けシステ
ムとして、たとえば、商品を集品するピッキングシステ
ムが存在する。このようなピッキングシステムにおいて
は、そのピッキング作業の指示内容を表示するため、そ
のピッキング数の個数等を発光表示する表示器が設けら
れており、所定の輝度(最高輝度)によって各種の情報
が表示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の仕分
けシステムにおいては、一連の作業指示を表示する表示
器を全て一斉に点灯させることが行われている。
【0004】しかしながら、この場合、消費電力が大き
くなるという問題を有している。消費電力の低減は、ラ
ンニングコストの低減などの観点からも要請される技術
課題であり、また、エネルギー問題に対する意識の高揚
等により、消費電力の低減は大きな技術課題となってい
る。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、消費
電力を抑制することが可能な仕分けシステムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、仕分けシステムであっ
て、所定の発光部を用いて仕分け作業に関する作業指示
を発光表示する複数の表示器と、作業者の作業位置を特
定する位置特定手段と、前記複数の表示器の中で、残存
する作業指示を発光表示するために点灯すべき表示器の
うち、前記位置特定手段により特定された作業位置の近
傍に存在する表示器を点灯し、その他の表示器を消灯す
る制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の仕分けシステムにおいて、前記位置特定手段は、前記
作業者の存在を検知する人体検知センサであることを特
徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の仕分けシステムにおいて、前記位置特定手段は、前記
作業者がその作業位置近傍に配置されたボタンを押下す
ることに応じて、当該押下されたボタンの位置を前記作
業者の作業位置として特定することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の仕分けシステムにおいて、
前記複数の表示器は、複数のゾーンに区分されており、
前記制御手段は、前記作業位置の近傍に存在する少なく
とも1つのゾーンに区分されている表示器を、前記作業
位置の近傍に存在する表示器として点灯することを特徴
とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の仕分けシステムにおいて、
前記制御手段は、前記作業位置の近傍に存在し次以降の
作業を示す少なくとも1つの表示器を、前記作業位置の
近傍に存在する表示器として点灯することを特徴とす
る。
【0011】請求項6に記載の発明は、仕分けシステム
であって、仕分け作業に関する作業指示を表示する複数
の表示器と、前記複数の表示器のそれぞれの輝度を制御
する制御手段と、作業者の作業位置を特定する位置特定
手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記複数の表
示器のうち、前記特定された作業位置の近傍に存在する
表示器の輝度とその他の表示器の輝度とを異なる輝度に
制御することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の仕分けシステムにおいて、前記制御手段は、点灯すべ
き表示器の数に応じて、当該点灯すべき表示器の輝度を
変更することを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の仕分けシステムにおいて、各表示器の輝度に関する設
定値をあらかじめ設定する輝度設定手段、をさらに備
え、前記各表示器の輝度は、当該輝度設定手段を用いて
設定された前記設定値に基づいて制御されることを特徴
とする。
【0014】請求項9に記載の発明は、仕分けシステム
であって、仕分け作業に関する作業指示を表示する表示
器であって、発光期間と非発光期間とを順次に繰り返す
ことによってその点灯状態を表現する少なくとも1つの
表示器と、前記少なくとも1つの表示器のうち点灯すべ
き表示器を、前記点灯状態における前記発光期間が前記
点灯状態における前記非発光期間よりも短くなるように
点灯させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の仕分けシステムにおいて、前記制御手段は、点灯す
べき表示器が複数存在する場合において、その点灯すべ
き複数の表示器のうち少なくとも2つ以上の表示器の前
記発光期間が互いに重ならないように当該複数の表示器
を点灯させることを特徴とする。
【0016】
【用語の定義】この明細書においては、表示器の「点
灯」は、表示器内の所定の発光部が常に発光している状
態に加えて、「発光期間」と「非発光期間」とが順次に
繰り返される状態をも含む概念として規定する。また、
表示器は、「非発光期間」の長さ等に応じて、(1)人
間の目に連続点灯して見える場合と、(2)人間の目に
はいわゆる点滅状態として見える場合とが存在するが、
この明細書においては、表示器の「点灯」を、この両者
を包含する概念として規定する。すなわち、表示器の
「点灯」を、(1)非発光期間がゼロまたは非常に微小
であるために残像現象によって連続的に光っているよう
に見える「連続点灯」と、(2)非発光期間がそれより
は長いために間欠的に光っているように見える「間欠点
灯」(いわゆる「点滅」)との両方を包含する概念とし
て定義する。
【0017】
【発明の実施の形態】<A.第1実施形態> <A1.構成>図1は、本発明の第1実施形態に係る仕
分けシステム1Aの概要を表す立面図であり、また、図
2は、この仕分けシステム1Aの上面図である。この仕
分けシステム1Aは、商品を分配または集品するシステ
ムである。以下では、この仕分けシステム1Aを、商品
を集品するピッキングシステムとして用いる場合につい
て説明するが、商品を分配するソーティングシステムと
して用いることも可能である。
【0018】図1の立面図においては、作業用通路4
(図2参照)に沿って、垂直方向および水平方向に(端
的にはマトリックス状に)複数の商品収容部6が設けら
れている様子が示されている。この仕分けシステム1A
においてピッキング対象となる様々な商品Mは、種類毎
に分類されて、それぞれの商品収容部6において収容さ
れている。なお、ここでは商品収容部6として、商品M
を載置する棚(「商品載置棚」とも称する)を設ける場
合が示されているが、これに限定されず、商品Mを収容
する容器である「商品収容容器」などを商品収容部6と
して設けてもよい。
【0019】また、この仕分けシステム1Aは、複数の
表示器2を備えており、それぞれの表示器2は、各表示
器2に対応する各商品収容部6の所定位置(ここでは商
品載置棚の直上位置)に設けられている。
【0020】図2の上面図においては、このような表示
器2および商品収容部6が、作業用通路4の両側におい
て設けられる場合が示されている。なお、図2において
は、簡略化のため、垂直方向に複数段にわたって配置さ
れる複数の表示器2のうち、最上段に配置された表示器
2のみが示されている。また、ここでは表示器2および
商品収容部6を作業用通路4の両側に設ける場合を示し
ているが、作業用通路4の片側にのみ設けてもよい。
【0021】ここで、仕分けシステム1A内の複数の表
示器2は、複数のゾーンZi(i=1,2,3,4)ご
とに区分されている。具体的には、作業者9の進行方向
に沿って、位置C1,C2,C3に存在する表示器2は
ゾーンZ1に属し、位置C4,C5,C6に存在する表
示器2はゾーンZ2に属し、位置C7,C8,C9に存
在する表示器2はゾーンZ3に属し、位置C10,C1
1,C12に存在する表示器2はゾーンZ4に属するよ
うに、複数の表示器2が区分されている。この実施形態
においては、後述するように、各表示器2の点灯制御を
各ゾーンZi単位で行う場合について主に説明する。
【0022】また、図2に示すように、この仕分けシス
テム1Aは、人体検知センサ3と、制御部5とをさらに
備えている。
【0023】人体検知センサ3は、所定の範囲内に人間
(作業者)が存在するか否かを検知するセンサーであ
る。ここでは、複数の人体検知センサ3が、複数のゾー
ンZi(i=1,2,...)のそれぞれに応じた位置
(たとえば作業用通路4の直上位置)に設けられてお
り、各ゾーンZi内に存在する作業者を検知する。そし
て、各ゾーンZiに対応して設けられた複数の人体検知
センサ3のうちのいずれの位置の人体検知センサ3が反
応するかによって、作業用通路4内における作業者9の
作業位置を特定することができる。
【0024】また、制御部5は、各表示器2に関する点
灯制御を行う制御部である。この実施形態においては、
後述するように、複数の表示器のうち、人体検知センサ
3を用いて特定された作業者9の作業位置の近傍に存在
する表示器を点灯し、その他の表示器を消灯する制御を
行う場合について説明する。
【0025】図3は、表示器2の拡大正面図である。各
表示器2は、この図3に示されるように、ランプ21
と、数値表示部22と、ボタン23とを有している。
【0026】ランプ21は、電球あるいはLED等など
を用いた発光部として構成されており、その発光部を発
光させることによって、そのランプ21の位置に対応づ
けられる商品収容部6に関するピッキング作業が存在す
ることを知らせるものである。これにより、作業者は、
ピッキング作業の対象となる商品が格納されている商品
収容部6の位置を容易に知得することができる。すなわ
ち、このランプ21は、いわゆる呼び込み用のランプで
あり、仕分け作業に関する作業指示(具体的には、ピッ
キング作業の存在位置に関する指示)を行う機能を有し
ている。
【0027】数値表示部22は、デジタル値を発光表示
する発光部として構成されており、ピッキング作業にお
けるピッキング数などの数値、より具体的には、各店舗
からの各商品に対する受注個数に応じて決定される各商
品収容部6でのピッキング数などの数値を表示すること
ができる。このように、数値表示部22は、仕分け作業
に関する作業指示(具体的には、ピッキング作業におけ
るピッキング数に関する指示)を行う機能を有してい
る。なお、この数値表示部22においては、商品収容部
6における残数(在庫数)などを表示することも可能で
ある。
【0028】このように、表示器2は、上記のようなラ
ンプ21および/または数値表示部22などの所定の発
光部を用いて仕分け作業に関する作業指示を発光表示す
る表示器として機能する。なお、この表示器2は、ラン
プ21および数値表示部22の両方を有することが好ま
しいが、ランプ21および数値表示部22の一方のみを
有するものであってもよい。
【0029】ボタン23は、数値表示部22において表
示されるピッキング数に応じたピッキング作業の完了を
制御部5に対して通知するためのボタンであり、対応す
る商品Mについてのピッキング作業の完了等に応じて、
作業者9によって押下される。制御部5は、このボタン
23の押下により、対応する商品についてのピッキング
作業が完了したことを認識することができる。
【0030】なお、各表示器としては、図3に示すもの
の他、たとえば図4に示すようなものを用いてもよい。
図4の表示器2bは、数値表示部22と、ランプ付きボ
タン24とを有している。このランプ付きボタン24
は、図3におけるランプ21およびボタン23の両方の
機能を果たすものである。したがって、図4の表示器2
bは、図3の表示器2と同様の機能を果たすことができ
る。
【0031】<A2.動作>つぎに、図5および図6を
参照しながら、表示器に関する点灯制御について、複数
の表示器のうち、作業位置の近傍に存在する表示器を点
灯し、その他の表示器を消灯する場合について説明す
る。ここでは、仕分け作業に関する作業指示を発光表示
する表示器2に関する点灯制御の一例として、数値表示
部22の点灯制御を行う場合について説明する。
【0032】図5(a)から図5(d)においては、或
る作業者9がピッキング作業の進行に応じてその作業位
置を次第に図の右側へ進めていく様子が示されている。
なお、図5においては、複数の表示器2のうち点灯状態
の表示器2を斜線付きの丸印で示しており、消灯状態の
表示器2を単なる白丸で示している。
【0033】また、図6は、一連のピッキング動作にお
いていずれかの時点で点灯すべき数値表示部22を示す
図であり、これらの位置の表示器2においてピッキング
作業が存在することを意味している。
【0034】この仕分けシステム1Aにおいては、各ゾ
ーンZiに対応して設けられている各人体検知センサ3
によって、作業者9の作業位置が特定され、この作業者
9の作業位置に応じて、複数の点灯すべき表示器2のう
ち実際に点灯させる表示器2が決定される。
【0035】具体的には、まず、作業者9が図5(a)
に示す初期位置に到達した場合において、ゾーンZ1に
対応する人体検知センサ3が作業者9の存在を検知する
ことにより制御部5に対して検知信号を送出する。これ
により、ゾーンZ1に作業者9が存在することが検知さ
れる。そして、制御部5は、この検知信号に応答して、
残存する作業指示を発光表示するために点灯すべき表示
器2のうち、ゾーンZ1に存在する表示器2を点灯し、
ゾーンZ1以外のゾーン(すなわちゾーンZ2,Z
3,...)の表示器2を消灯する。具体的には、ゾーン
Z1に存在する点灯すべき表示器2の数値表示部22を
点灯して、各表示器2に対応する各商品収容部でのピッ
キング数を表示する一方で、その他のゾーンZ2,Z
3,...に存在する各表示器2の数値表示部22を消灯
する。
【0036】作業者9は、各表示器2に点灯表示されて
いる作業指示に基づいてピッキング作業を行う。具体的
には、作業者9は、各表示器2の数値表示部22(図
3)に表示されるピッキング数などの指示内容に従っ
て、指示された数の商品をその表示器2に対応する位置
の商品収容部6(図1)からピッキングし、手押し台車
などを用いて携行する集品用容器(図示せず)に集品し
ていく。また、各表示器2によって指示された各作業の
完了に応じて、ボタン23(図3)を押下することによ
り、制御部5にその作業の完了を通知する。作業者9
は、このような各表示器2に示されるピッキング作業を
行いつつ、その位置を次第に前方(図の右側)に進めて
いく。
【0037】そして、図5(b)に示すように、作業者
9がゾーンZ1内のピッキング作業を完了して次のゾー
ンZ2に到達すると、ゾーンZ2に配置された人体検知
センサ3はこのゾーンZ2に作業者9が存在することを
検知し、制御部5に対して検知信号を送出する。そし
て、制御部5は、この検知信号に応答して、残存する作
業指示を発光表示するために点灯すべき表示器2のう
ち、ゾーンZ2の表示器2を点灯し、ゾーンZ2以外の
ゾーン(すなわちゾーンZ1およびZ3以降)の表示器
2を消灯する。具体的には、ゾーンZ2に存在する点灯
すべき表示器2の数値表示部22を点灯して、各表示器
2に対応する各商品収容部でのピッキング数を表示する
一方で、その他のゾーンZ1,Z3,...に存在する各
表示器2の数値表示部22を消灯する。なお、ゾーンZ
1においては、既にピッキング作業が完了しているの
で、ゾーンZ1内には点灯すべき表示器2は存在しない
ため、ゾーンZ1内のいずれの表示器2も点灯されるこ
とがない。また、同様の理由により、作業者9がゾーン
Z1内の位置に後戻りしても、ゾーンZ1内の表示器2
はいずれも点灯されない。
【0038】同様にして、図5(c)に示すように、作
業者9がゾーンZ2内のピッキング作業を完了して次の
ゾーンZ3に到達すると、ゾーンZ3に配置された人体
検知センサ3がこのゾーンZ3に作業者9が存在するこ
とを検知し、これに応じて、残存する作業指示を発光表
示するために点灯すべき表示器2のうち、ゾーンZ3の
表示器2を点灯し、ゾーンZ3以外のゾーン(すなわち
ゾーンZ1,Z2およびZ4)の表示器2を消灯する。
【0039】さらに、図5(d)に示すように、ゾーン
Z3内のピッキング作業を完了し、次のゾーンZ4に作
業者9が到達すると、ゾーンZ4に配置された人体検知
センサ3がこのゾーンZ4に作業者9が存在することを
検知し、これに応じて、残存する作業指示を発光表示す
るために点灯すべき表示器2のうち、ゾーンZ3の表示
器2を点灯し、ゾーンZ4以外のゾーン(すなわちゾー
ンZ1,Z2,およびZ3)の表示器2を消灯する。そ
して、このゾーンZ4におけるピッキング作業が完了す
ると、一連のピッキング作業が完了する。
【0040】ここにおいて、上記の図5(a)〜(d)
に示す各段階において、一連の仕分け作業(ここではピ
ッキング作業)に関して残存する作業指示を発光表示す
べき複数の表示器のうち、作業者9の近傍に存在しない
表示器2が消灯されるので、仕分けシステム1Aにおけ
る消費電力を抑制することができる。また、作業者9の
近傍に存在する表示器2が点灯されており、その数値表
示部22においてピッキング数が表示されているので、
ピッキング作業の障害となることもない。
【0041】<A3.その他>なお、本発明の表示器に
関する点灯制御については、表示器の全ての発光部につ
いて上記のような点灯制御を行う必要はなく、表示器内
の所定の発光部について上記のような点灯制御を行えば
良い。たとえば、上記のように、ランプ21および数値
表示部22を有する表示器2のうち数値表示部22につ
いて本発明を適用しても良く、この場合、表示器2にお
ける数値表示部22以外の要素(たとえば、ランプ2
1)については点灯消灯のいずれであってもよい。具体
的には、ピッキング作業が存在する商品収容部6(図6
参照)に対応するランプ21を初期状態において全て点
灯させておき、ピッキング作業の完了に伴う各表示器2
のボタン23の押下に応じて、その表示器2のランプ2
1を消灯していくようにしても良い。この場合であって
も、数値表示部22における消費電力の抑制という効果
を得ることができる。また、逆にランプ21においての
み上記の点灯動作を適用しても良い。この場合にはラン
プ21における消費電力の抑制という効果を得ることが
できる。さらに、これに限定されず、上記の点灯動作を
ランプ21と数値表示部22との両方についての点灯動
作に対して適用しても良い。この場合には、ランプ21
および数値表示部22の両方の表示に要する消費電力の
抑制を図ることが可能である。
【0042】このように、本発明は、表示器に関する
「点灯」動作として、表示器2内の所定の発光部(たと
えば、ランプ21および数値表示部22の少なくとも一
方)の点灯動作について適用することができる。
【0043】また、上記においては、人体検知センサ3
は積極的に作業者9の位置を検知するので、複数の作業
者9が存在する場合であっても、各作業者9の位置を確
実に特定することができる。したがって、複数の作業者
によって作業が行われる場合であっても、各作業者に対
してその存在位置近傍の表示器2を的確に点灯させるこ
とができるので、ピッキング順序に拘束されることなく
柔軟なピッキング作業が可能になる。
【0044】さらに、上記においては、人体検知センサ
3の反応領域が各ゾーンに対応するものとして説明した
が、これに限定されず、人体検知センサ3の反応領域が
各ゾーンよりも小さな領域であってもよい。具体的に
は、それぞれが各ゾーンよりも小さな反応領域を有する
多数の人体検知センサ3を作業者9の進行方向に沿って
配置し、各人体検知センサの検知信号に応じて作業者9
の存在位置をさらに詳細に検知するようにしてもよい。
【0045】また、上記においては、それぞれの人体検
知センサ3が所定の範囲における作業者の有無のみを判
定する場合について示しているが、これに限定されず、
人体検知センサ3自体が上記所定範囲内におけるさらに
詳細な位置を特定することが可能なものであってもよ
い。この場合には、より少ない数の人体検知センサ3に
よって、詳細な作業位置の特定が可能になる。
【0046】さらに、上記実施形態においては、人体検
知センサ3を用いて、作業者の作業位置を特定している
が、その他の手段を用いて作業者の作業位置を特定して
もよい。具体的には、各商品収容部6における各ピッキ
ング作業の完了に伴い、その商品収容部6に対応する表
示器2のボタン23が作業者によって押下されることに
応じて、その押下されたボタン23の位置を作業者の作
業位置として特定することができる。このように、作業
者がその作業位置近傍に配置されたボタンを押下するこ
とに応じて、当該押下されたボタンの位置を前記作業者
の作業位置として特定するようにしてもよい。この場
合、ボタン23は受動的なセンサとして機能するので、
人体検知センサ3を用いることなく、作業者の作業位置
を簡易に特定することが可能である。
【0047】また、上記実施形態においては、作業者の
作業位置の近傍に存在する1つのゾーンに区分されてい
る表示器2を、作業位置の近傍に存在する表示器として
点灯する場合について説明したが、これに限定されず、
作業位置近傍の2つ以上の所定数のゾーンに区分されて
いる表示器2を作業位置の近傍に存在する表示器として
点灯させ、それ以外のゾーンに区分されている表示器2
を消灯するようにしてもよい。
【0048】さらには、ゾーン単位で点灯および消灯を
制御する場合に限定されず、作業用通路4に沿って配置
される各商品収容部6単位で点灯および消灯を制御する
ようにしてもよい。具体的には、複数の表示器のうち、
作業位置の近傍に存在し次以降の作業を示す少なくとも
1つの表示器を、作業位置の近傍に存在する表示器とし
て点灯し、それ以外の表示器を消灯するように制御して
もよい。以下では、その一例として、作業位置の近傍に
存在し次の作業を示す表示器とその次の作業を示す表示
器とを、作業位置の近傍に存在する表示器として点灯
し、それ以外の表示器を消灯するように制御する場合に
ついて説明する。
【0049】図7は、そのような場合について説明する
図である。図7(a)から図7(d)においては、或る
作業者9がピッキング作業の進行に応じてその作業位置
を次第に図の右側へ進めていく様子が示されている。な
お、上述したように、人体検知センサ3あるいはボタン
23を用いることにより、作業者9の作業位置を特定す
ることが可能であるが、ここでは、ボタン23の押下に
応じて、作業位置を特定する場合について説明する。
【0050】まず、作業者9が図7(a)に示す初期位
置に到達した場合において、制御部5は、作業位置の近
傍に存在し次の作業を示す表示器とその次の作業を示す
表示器とを点灯し、それ以外の表示器を消灯する。具体
的には、位置C1,C2に存在する各表示器2を点灯し
て、各表示器2に対応する各商品収容部における作業指
示を表示する一方で、その他の(位置C3以降の)各表
示器2を消灯する。
【0051】作業者9が位置C1の表示器2に関するピ
ッキング作業を完了してそのボタン23を押下すると、
制御部5は、位置C1の表示器2を消灯する一方で、次
の作業を示す位置C2の表示器2に加えて、さらにその
次の作業を示す位置C4の表示器2を点灯させる(図7
(b))。
【0052】また、作業者9が位置C2の表示器2に関
するピッキング作業を完了してそのボタン23を押下す
ると、制御部5は、位置C2の表示器2を消灯する一方
で、次の作業を示す位置C4の表示器2に加えて、さら
にその次の作業を示す位置C5の表示器2を点灯させる
(図7(c))。
【0053】さらに、作業者9が位置C4の表示器2に
関するピッキング作業を完了してそのボタン23を押下
すると、制御部5は、位置C4の表示器2を消灯する一
方で、次の作業を示す位置C5の表示器2に加えて、さ
らにその次の作業を示す位置C6の表示器2を点灯させ
る(図7(d))。
【0054】以降、同様の動作を繰り返すことにより、
ピッキング作業を遂行することが可能になる。
【0055】<B.第2実施形態> <B1.構成および動作>上記の第1実施形態において
は、各表示器2についての点灯および消灯を制御するこ
とにより、消費電力の抑制を図る技術について説明した
が、この第2実施形態においては、各表示器2の点灯状
態における輝度を調整することにより、消費電力の抑制
を図る技術について説明する。
【0056】この第2実施形態の仕分けシステム1B
は、第1実施形態の仕分けシステム1Aと同様の構成を
有している。以下では、相違点を中心に説明する。
【0057】この仕分けシステム1Bにおいては、各ゾ
ーンZiに対応して設けられている各人体検知センサ3
によって、作業者9の位置が特定される。そして、特定
された作業者9の位置に応じて、複数の点灯すべき表示
器2のうち、作業者9の作業位置の近傍に存在する表示
器の輝度がその他の表示器の輝度よりも大きくなるよう
に制御される。
【0058】図8は、このような動作について説明する
図であり、図8(a)から図8(d)においては、或る
作業者9がピッキング作業の進行に応じてその作業位置
を次第に図の右側へ進めていく様子が示されている。な
お、図8においては、比較的大きな輝度で点灯されてい
る表示器2を斜線付きの丸印で示し、比較的小さな輝度
で点灯されている表示器2を横線付きの丸印で示してい
る。
【0059】具体的には、作業者9が図8(a)に示す
初期位置に到達した場合において、ゾーンZ1に対応す
る人体検知センサ3が作業者9の存在を検知することに
より制御部5に対して検知信号を送出し、これにより、
ゾーンZ1に作業者9が存在することが検知される。そ
して、制御部5は、この検知信号に応答して、残存する
作業指示を発光表示するために点灯すべき表示器2のう
ち、ゾーンZ1に存在する表示器2を、比較的大きな輝
度(たとえば100%の輝度)で点灯し、ゾーンZ1以
外のゾーン(すなわちゾーンZ2,Z3,...)に存在
する表示器2を、比較的小さな輝度(たとえば50%の
輝度)で点灯する。具体的には、ゾーンZ1に存在する
各表示器2の数値表示部22を比較的大きな輝度で点灯
して、各表示器2に対応する各商品収容部でのピッキン
グ数を表示する一方で、その他のゾーンZ2,Z
3,...に存在する各表示器2の数値表示部22を比較
的小さな輝度で点灯する。作業者9は、各表示器2の数
値表示部22において発光表示された作業指示に従っ
て、ピッキング作業を行う。なお、各表示器2の数値表
示部22は、対応するピッキング作業の完了に伴って順
次に消灯されていく。
【0060】そして、図8(b)に示すように、ゾーン
Z1内のピッキング作業を完了し、次のゾーンZ2に作
業者9が到達すると、ゾーンZ2に配置された人体検知
センサ3がこのゾーンZ2に作業者9が存在することを
検知し、制御部5に対して検知信号を送出する。そし
て、制御部5は、この検知信号に応答して、残存する作
業指示を発光表示するために点灯すべき表示器2のう
ち、ゾーンZ2の表示器2を比較的大きな輝度で点灯
し、ゾーンZ2以外のゾーン(すなわちゾーンZ1およ
びZ3以降)の表示器2を比較的小さな輝度で点灯す
る。
【0061】同様にして、図8(c)に示すように、ゾ
ーンZ2内のピッキング作業を完了し、次のゾーンZ3
に作業者9が到達すると、ゾーンZ3に配置された人体
検知センサ3がこのゾーンZ3に作業者9が存在するこ
とを検知し、これに応じて、残存する作業指示を発光表
示するために点灯すべき表示器2のうち、ゾーンZ3の
表示器2を比較的大きな輝度で点灯し、ゾーンZ3以外
のゾーン(すなわちゾーンZ1,Z2およびZ4)の表
示器2を比較的小さな輝度で点灯する。
【0062】さらに、図8(d)に示すように、ゾーン
Z3内のピッキング作業を完了し、次のゾーンZ4に作
業者9が到達すると、ゾーンZ4に配置された人体検知
センサ3がこのゾーンZ4に作業者9が存在することを
検知し、これに応じて、残存する作業指示を発光表示す
るために点灯すべき表示器2のうち、ゾーンZ3の表示
器2を比較的大きな輝度で点灯し、ゾーンZ4以外のゾ
ーン(すなわちゾーンZ1,Z2,およびZ3)の表示
器2を比較的小さな輝度で点灯する。そして、このゾー
ンZ4におけるピッキング作業が完了すると、一連のピ
ッキング作業が完了する。
【0063】ここにおいて、上記の図8(a)〜(d)
に示す各段階において、点灯すべき複数の表示器2のう
ち作業者9の近傍に存在する表示器2は比較的大きな輝
度で点灯され、一方、それ以外の表示器2は比較的小さ
な輝度で点灯されるので、仕分けシステム1Bにおける
消費電力を抑制することができる。また、作業者9の近
傍に存在する表示器2が比較的大きな輝度で点灯されて
おり、その数値表示部22においてピッキング数が表示
されているので、ピッキング作業の障害となることもな
い。
【0064】<B2.その他>また、さらに詳細な輝度
調整を行うことも可能である。たとえば、点灯すべき表
示器の数に応じて、各表示器の輝度を変更しても良い。
上記の図8(a)〜(d)の場合において、点灯すべき
表示器は、それぞれ、11個、7個、4個、2個である
が、各状況において点灯すべき表示器の数が所定の基準
(たとえば10個)を超えた場合には、各表示器2の輝
度を全体的に所定の割合(たとえば20%)だけ低減す
るように制御することもできる。具体的には、図8
(b)〜(d)の場合には、上記と同様に、各表示器の
輝度を制御する一方で、図8(a)の場合には、各表示
器の輝度を全体的に20%低減するように制御すること
ができる。より具体的には、図8(b)〜(d)の場合
には、複数の表示器のうち、作業位置の近傍に存在する
表示器を比較的大きな輝度(たとえば100%の輝度)
で点灯し、かつ、その他の表示器を比較的小さな輝度
(たとえば50%の輝度)で点灯するように制御し、一
方、図8(a)の場合には、ゾーンZ1の表示器2のう
ち点灯すべき表示器2をたとえば80%の輝度で点灯
し、ゾーンZ1以外のゾーン(すなわちゾーンZ2,Z
3,Z4)の表示器2を30%の輝度で点灯するように
制御してもよい。
【0065】さらには、各表示器の輝度に関する設定値
をあらかじめ設定する輝度設定手段を設けておき、その
設定値に基づいて各表示器の輝度を制御するようにして
もよい。図9は、輝度設定手段として輝度設定用ボタン
25,26を有する表示器2cを示す図である。この表
示器2cは、上記と同様のランプ21、数値表示部2
2、ボタン23に加えて、輝度設定用ボタン25,26
をも有している。この輝度設定用ボタン25,26は、
表示器2の輝度に関する設定値として、表示器2におけ
る最大輝度をあらかじめ設定するボタンである。より詳
細には、輝度設定用ボタン25は、最大輝度の設定値を
上昇させるボタンであり、輝度設定用ボタン26は、最
大輝度の設定値を下降させるボタンである。なお、この
最大輝度の設定値は、各輝度設定用ボタン25,26の
押下後、数値表示部22において所定時間(たとえば数
秒)だけ表示され、これにより設定値を確認することが
可能である。
【0066】この場合においても、各表示器2における
実際の表示輝度を、上記の設定値(最大輝度)に対する
割合で決定することにより、上記と同様の輝度制御を行
うことができる。この場合、各表示器2は、各表示器2
の個体差や各表示器2付近の明るさなどの各表示器2の
事情に応じて、その輝度を変更することができるので、
より柔軟な輝度制御が可能になる。
【0067】なお、この輝度設定手段は、上記の輝度設
定用ボタン25,26のように各表示器2に個別に設け
られる場合に限定されない。たとえば、仕分けシステム
1Aにおける複数の表示器2の輝度を集中的に管理する
輝度設定管理部(図示せず)として設けられてもよい。
【0068】<C.第3実施形態>この第3実施形態に
おいては、表示器2の所定の発光部の点灯状態における
発光期間と非発光期間との比率等を制御することによ
り、消費電力の抑制を図る技術について説明する。
【0069】この第3実施形態の仕分けシステム1C
は、第1実施形態の仕分けシステム1Aと同様の構成を
有している。以下では、相違点を中心に説明する。
【0070】図10のタイムチャートは、この仕分けシ
ステム1Cにおける表示器2の点灯状態を示しており、
より具体的には、4つの表示器2の各ランプ21(21
a〜21d)の点灯状態を示している。ここでは、或る
瞬間において、4つのランプ21a〜21dが点灯され
る場合を想定している。
【0071】図10に示すように、各ランプ21a〜2
1dは、発光期間ETと非発光期間NTとを順次に繰り
返すことによってその点灯状態を表現する。なお、図1
0においては、発光期間ETが太い実線で示されてい
る。
【0072】そして、各ランプ21a〜21dは、この
点灯状態において、発光期間ETが非発光期間NTより
も短くなるように点灯される。
【0073】ここにおいて、各ランプ21a〜21dの
それぞれに着目すると、発光期間ETと非発光期間NT
とを順次に繰り返すことによって表現される点灯状態に
おいて、発光期間ETが非発光期間NTよりも短くなる
ように点灯されるので、消費電力をより好適に抑制する
ことができる。これにより、ランニングコストの低減を
図ることが可能である。
【0074】また、各ランプ21a〜21dは、各ラン
プ21a〜21dの発光期間ETが互いに重ならないよ
うに点灯されている。具体的には、4つのランプのう
ち、期間T1においてはランプ21aのみが点灯し、期
間T2においてはランプ21bのみが点灯し、期間T3
においてはランプ21cのみが点灯し、期間T4におい
てはランプ21dのみが点灯している。また、次の期間
T5〜T8についても同様である。
【0075】このように各期間Tiにおいては、4つの
ランプのうち単一のランプしか点灯していない。この場
合、任意の瞬間において4つのランプが同時に発光する
ことがなく、同時発光するランプの数(この場合は1
つ)が抑制されているので、ピーク電力を低減すること
ができる。したがって、電源設備の最大許容電力を低減
することが可能である。これにより、電源設備のコスト
ダウンを図ることが可能になるので、イニシャルコスト
を抑制することが可能である。
【0076】なお、ここでは、任意の瞬間において、点
灯すべき複数の表示器のうち単一の表示器しか点灯させ
ない場合、言い換えれば、点灯すべき複数の表示器のう
ち全ての表示器の発光期間が互いに重ならないようにこ
れら複数の表示器を表示させる場合について説明した
が、これに限定されず、点灯すべき複数の表示器のうち
少なくとも2つ以上の表示器の発光期間が互いに重なら
ないようにこれら複数の表示器を点灯させるようにして
も良い。
【0077】また、上記においては、4つのランプ21
a〜21dについて説明したが、ランプ21の個数は4
つに限定されるものではなく、たとえば、より多くの数
のランプ21について適用しても良い。また、仕分けシ
ステム1A内の複数のランプ21をいくつかのグループ
(ランプ群)に区分して、各グループごとにこの技術を
適用しても良い。
【0078】さらに、上記においては、ランプ21に対
して本発明を適用する場合について説明したが、数値表
示部22に対して本発明を適用しても良い。
【0079】<D.その他>上述したように、上記各実
施形態における表示器の「点灯」は、「非発光期間」の
長さ等に応じて、(1)残像現象によって連続的に光っ
ているように見える「連続点灯」と、(2)間欠的に光
っているように見える「間欠点灯」(いわゆる「点
滅」)との両方を包含する。すなわち、各実施形態にお
いては、各表示器の点灯状態として、「連続点灯」と
「間欠点灯(いわゆる点滅)」のいずれの点灯状態を採
用しても良い。
【0080】このように、ランプ21および数値表示部
22のいずれについても「連続点灯」と「間欠点灯」と
の両方を適用することが可能であるが、数値表示部22
に関しては、数値の「読み取り易さ」の観点から連続点
灯させることが好ましい。一方、ランプ21に関して
は、そのような制約がないので、間欠点灯させることに
より、消費電力の抑制に関してより大きな効果を得るこ
とができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項5
に記載の発明によれば、制御手段は、複数の表示器のう
ち、位置特定手段により特定された作業位置の近傍に存
在する表示器を点灯し、その他の表示器を消灯するの
で、消費電力を抑制することができる。
【0082】請求項6ないし請求項8に記載の発明によ
れば、制御手段は、複数の表示器のうち、特定された作
業位置の近傍に存在する表示器の輝度とその他の表示器
の輝度とを異なる輝度に制御するので、消費電力を抑制
することができる。
【0083】請求項9および請求項10に記載の発明に
よれば、発光期間と非発光期間とを順次に繰り返すこと
によってその点灯状態を表現する表示器は、灯状態にお
ける発光期間が点灯状態における非発光期間よりも短く
なるように点灯されるので、消費電力を抑制することが
できる。
【0084】特に、請求項2に記載の発明によれば、位
置特定手段は、作業者の存在を検知する人体検知センサ
であるので、作業者の作業位置をより確実に特定するこ
とができる。また、複数の作業者が存在する場合であっ
ても、作業者の作業位置を確実に特定することが可能で
ある。
【0085】また、請求項3に記載の発明によれば、位
置特定手段は、作業者がその作業位置近傍に配置された
ボタンを押下することに応じて、当該押下されたボタン
の位置を作業者の作業位置として特定するので、作業者
の作業位置を簡易に特定することができる。
【0086】さらに、請求項7に記載の発明によれば、
制御手段は、点灯すべき表示器の数に応じて、当該点灯
すべき表示器の輝度を変更するので、さらに消費電力を
抑制することができる。
【0087】また、請求項8に記載の発明によれば、各
表示器の輝度は、当該輝度設定手段によってあらかじめ
設定された各表示器の輝度に基づいて制御されることを
特徴とする仕分けシステム。
【0088】さらに、請求項10に記載の発明によれ
ば、制御手段は、点灯すべき表示器が複数存在する場合
において、その点灯すべき複数の表示器のうち少なくと
も2つ以上の表示器の発光期間が互いに重ならないよう
に複数の表示器を点灯させるので、ピーク電力を低減す
ることができる。したがって、電源設備のコストを抑制
することによりイニシャルコストを抑制することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る仕分けシステム1
Aの概要を表す立面図である。
【図2】仕分けシステム1Aの上面図である。
【図3】表示器2の拡大正面図である。
【図4】他の表示器の一例を示す図である。
【図5】ピッキング作業の進行に応じた各表示器2の点
灯状況を示す上面図である。
【図6】ピッキング作業が存在する位置を示す図であ
る。
【図7】変形例に係る各表示器2の点灯状況を示す図で
ある。
【図8】第2実施形態に係る仕分けシステム1Bの各表
示器2に関する点灯状況を示す図である。
【図9】輝度設定用ボタン25,26を有する表示器2
cを示す図である。
【図10】各ランプ21a〜21dの点灯状態を表す図
である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 仕分けシステム 2,2b,2c 表示器 21,21a〜21d ランプ 22 数値表示部 23,24 ボタン 25,26 輝度設定用ボタン 3 人体検知センサ 4 作業用通路 5 制御部 6 商品収容部 9 作業者 ET 発光期間 NT 非発光期間 Ti 期間 Zi ゾーン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分けシステムであって、 所定の発光部を用いて仕分け作業に関する作業指示を発
    光表示する複数の表示器と、 作業者の作業位置を特定する位置特定手段と、 前記複数の表示器の中で、残存する作業指示を発光表示
    するために点灯すべき表示器のうち、前記位置特定手段
    により特定された作業位置の近傍に存在する表示器を点
    灯し、その他の表示器を消灯する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする仕分けシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の仕分けシステムにおい
    て、 前記位置特定手段は、前記作業者の存在を検知する人体
    検知センサであることを特徴とする仕分けシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の仕分けシステムにおい
    て、 前記位置特定手段は、前記作業者がその作業位置近傍に
    配置されたボタンを押下することに応じて、当該押下さ
    れたボタンの位置を前記作業者の作業位置として特定す
    ることを特徴とする仕分けシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の仕分けシステムにおいて、 前記複数の表示器は、複数のゾーンに区分されており、 前記制御手段は、前記作業位置の近傍に存在する少なく
    とも1つのゾーンに区分されている表示器を、前記作業
    位置の近傍に存在する表示器として点灯することを特徴
    とする仕分けシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の仕分けシステムにおいて、 前記制御手段は、前記作業位置の近傍に存在し次以降の
    作業を示す少なくとも1つの表示器を、前記作業位置の
    近傍に存在する表示器として点灯することを特徴とする
    仕分けシステム。
  6. 【請求項6】 仕分けシステムであって、 仕分け作業に関する作業指示を表示する複数の表示器
    と、 前記複数の表示器のそれぞれの輝度を制御する制御手段
    と、 作業者の作業位置を特定する位置特定手段と、をさらに
    備え、 前記制御手段は、前記複数の表示器のうち、前記特定さ
    れた作業位置の近傍に存在する表示器の輝度とその他の
    表示器の輝度とを異なる輝度に制御することを特徴とす
    る仕分けシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の仕分けシステムにおい
    て、 前記制御手段は、点灯すべき表示器の数に応じて、当該
    点灯すべき表示器の輝度を変更することを特徴とする仕
    分けシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の仕分けシステムにおい
    て、 各表示器の輝度に関する設定値をあらかじめ設定する輝
    度設定手段、をさらに備え、 前記各表示器の輝度は、当該輝度設定手段を用いて設定
    された前記設定値に基づいて制御されることを特徴とす
    る仕分けシステム。
  9. 【請求項9】 仕分けシステムであって、 仕分け作業に関する作業指示を表示する表示器であっ
    て、発光期間と非発光期間とを順次に繰り返すことによ
    ってその点灯状態を表現する少なくとも1つの表示器
    と、 前記少なくとも1つの表示器のうち点灯すべき表示器
    を、前記点灯状態における前記発光期間が前記点灯状態
    における前記非発光期間よりも短くなるように点灯させ
    る制御手段と、を備えることを特徴とする仕分けシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の仕分けシステムにお
    いて、 前記制御手段は、点灯すべき表示器が複数存在する場合
    において、その点灯すべき複数の表示器のうち少なくと
    も2つ以上の表示器の前記発光期間が互いに重ならない
    ように当該複数の表示器を点灯させることを特徴とする
    仕分けシステム。
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