JP2002127134A - 集塵装置、加工装置及び集塵方法 - Google Patents

集塵装置、加工装置及び集塵方法

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JP2002127134A
JP2002127134A JP2000328959A JP2000328959A JP2002127134A JP 2002127134 A JP2002127134 A JP 2002127134A JP 2000328959 A JP2000328959 A JP 2000328959A JP 2000328959 A JP2000328959 A JP 2000328959A JP 2002127134 A JP2002127134 A JP 2002127134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の切断、切削等の作業スペースを十分に
確保し、これら作業を円滑に行うことができる集塵装
置、加工装置及び集塵方法を提供する。 【解決手段】 集塵装置Aは、材料の切断、切削等の加
工屑を排出する加工を行うとともに、移動自在な加工手
段1と、該加工手段1と一体に移動するように設けられ
るとともに、加工屑の飛散を防止する防塵カバー3とを
備えた加工装置Bから加工屑を集塵する。集塵装置A
は、防塵カバー3に接続されて該防塵カバー3と一体に
往復するように周回移動可能な無端ベルト4bを有する
ベルトコンベア状の周回ベルト部4を備え、前記無端ベ
ルト4bの前記防塵カバー3に接続された部分に、該防
塵カバー3内の加工屑を前記無端ベルト4bに囲まれた
周回ベルト部4の内部に移動させるように防塵カバー3
内に連通される連通孔4cが形成され、前記周回ベルト
部4内から加工屑を吸引して集塵する吸引手段5を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料の切断、切削
等の際に用いられる集塵装置、加工装置及び集塵方法に
関する。
【0002】
【背景の技術】一般に、切断装置や切削装置等の加工装
置により被加工物を切断或いは切削した際には、被加工
物の加工屑が大量に発生し、飛散する。この加工屑によ
り作業者が影響を受けるのを防止するためや、加工装置
の周辺が加工屑により汚れるのを防止するために、加工
装置に集塵機構が設けられている。また、加工装置によ
って被加工物を切断或いは切削する際には、加工装置の
加工刃に対して被加工物を移動させるか、逆に被加工物
を固定して加工刃を移動させることになる。
【0003】加工刃が移動しない場合には、固定的に集
塵機構を設ければよいが、加工刃が長い距離を移動する
場合には、加工屑を吸引して集塵する際に、加工刃側に
フレキシブルホース等を接続することになる。この場合
に、加工刃の移動に伴い、フレキシブルホースが動くこ
とになり作業の邪魔になったり、加工装置の占有スペー
スが広くなって、スペース効率を悪化させる。そこで、
例えば、加工装置の集塵機構においては、移動自在な切
断機の切断刃の真上に切断粉集塵用フードを配し、この
集塵用フードと工場の集塵機に連結している固定配管と
の間をフレキシブルホースで接続し、かつ、フレキシブ
ルホースを、集塵用フードの移動に備えて、その中央部
近辺を高く吊り上げておくものがあった。これにより、
床上でフレキシブルホースが動き回ることがなくなる
が、切断機の上方でたるんだ状態のフレキシブルホース
が動くことにより、切断機の上方で大きなスペースが必
要となるといった問題があった。
【0004】これを解決するため、例えば、特開平11
−268024号公報に開示されているALC(軽量気
泡コンクリート)パネルの加工装置に設けられている集
塵機構は、集塵用フードと集塵機に連結された固定配管
との間を、水平方向に伸縮可能に懸吊された蛇腹ホース
で接続し、かつ、加工刃の移動方向に沿って蛇腹ホース
を配置するものとしている。これによれば、加工刃の移
動範囲を蛇腹ホースが伸縮移動するだけなので、実質的
に必要なスペースは、縮んだ状態の蛇腹ホースのスペー
スとなり、スペース効率が高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比較的
長い部材の切断或いは切削を行う際には、蛇腹ホースの
伸縮性にも限界があり、それに応じて蛇腹ホースも縮ん
だ状態で長いものを使用しなくてはならないので、占有
スペースを多くとる可能性がある。
【0006】そこで、本発明者は、材料の切断、切削等
の作業スペースを十分に確保し、これら作業を円滑に行
うことができる集塵装置、加工装置及び集塵方法を提供
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
例えば、図1〜3に示すように、材料の切断、切削等の
加工屑を排出する加工を行うとともに、移動自在な加工
手段1と、該加工手段1と一体に移動するように設けら
れるとともに、加工屑の飛散を防止する防塵部(防塵カ
バー)3とを備えた加工装置Bから加工屑を集塵する集
塵装置Aであって、前記防塵部3に接続されて該防塵部
3と一体に往復するように周回移動可能な無端ベルト4
bを有するベルトコンベア状の周回ベルト部4を備え、
前記無端ベルト4bの前記防塵部3に接続された部分
に、該防塵部3内の加工屑を前記無端ベルト4bに囲ま
れた周回ベルト部4の内部に移動させるように防塵部3
内に連通される連通孔4cが形成され、前記周回ベルト
部4内から加工屑を吸引して集塵する吸引手段5を備え
ることを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、防塵部3内
の加工屑が、防塵部3内に連通される連通孔4cを通っ
て周回ベルト部4の内部に移動し、周回ベルト部4内か
ら加工屑を吸引して集塵する。加工屑を集塵する際、吸
引手段5として、周回ベルト部4に吸引口5aを設け、
吸引用ホース5bを接続しても、この吸引用ホース5b
は加工手段1の移動に伴い、動いたりはしない。従っ
て、材料の切断、切削等のための加工刃1a付近に、前
述したフレキシブルホース、蛇腹ホース等を設ける必要
がないので、この付近での作業スペースが確保され、作
業の邪魔になることはない。さらに、周回ベルト部4
は、加工手段1の略移動範囲内に納めることができ、集
塵装置Aが作業の邪魔になることはない。これにより、
円滑な切断、切削等の加工作業を行うことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、例えば図1〜3に
示すように、請求項1記載の集塵装置Aにおいて、前記
周回ベルト部4は、前記無端ベルト4bの行き側と戻り
側が上下に配置され、該無端ベルト4bの上側となる部
分の上面側に前記防塵部3が接続され、該防塵部3内の
加工屑が前記無端ベルト4bの連通孔4cを通って前記
無端ベルト4bの下側となる部分の上面に落下するよう
になっていることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、防塵部3内
の加工屑が無端ベルト4bの連通孔4cを通って、無端
ベルト4bの下側となる部分の上面に落下し、吸引手段
5により吸引され、集塵される。この場合、常に吸引手
段5を作用させ、吸引しなくても、ある程度の加工屑が
周回ベルト部4内に蓄積してから吸引するようにしても
よいので、電気代等の作業コストの節減を図ることがで
きる。また、加工屑が無端ベルト4bの下側となる部分
の上面で往復運動することになり、吸引手段5の吸引口
5aが固定されていても、周回ベルト部4内部の加工屑
を確実に吸引できる。
【0011】請求項3記載の発明は、例えば図1〜3に
示すように、請求項1または2記載の集塵装置Aにおい
て、前記吸引手段5の吸引口5aが、前記周回ベルト部
4の内部の前後端部の少なくとも一方の端部に配置され
ていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、請求項2の
構成による無端ベルト4bの下側となる部分の上面に落
下した加工屑は、無端ベルト4bの往復運動により、最
終的には、周回ベルト部3の内部の前後端部を往復移動
するので、前後端部の少なくとも一方の端部に配置され
た吸引手段5の吸引口5aから確実に吸引できるので集
塵効率は向上する。
【0013】請求項4記載の発明は、例えば図1〜3に
示すように、請求項1〜3のいずれか一つに記載の集塵
装置Aにおいて、前記周回ベルト部4に、環状の無端ベ
ルト4bの左右の開口する部分をそれぞれ覆う閉塞部4
dが設けられ、前記周回ベルト部4の内部が無端ベルト
4bと閉塞部4dとにより覆われた状態となっているこ
とを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、周回ベルト
部4に、環状の無端ベルト4bの左右の開口する部分を
それぞれ覆う閉塞部4dが設けられているので、周回ベ
ルト部4の内部の加工屑は、閉塞部4dにより、飛散し
たり、或いは無端ベルト4b下側の部分の上面の左右か
らこぼれ落ちたりすることがなく集塵効率が向上する。
【0015】請求項5記載の発明は、例えば図1〜3に
示すように、材料の切断、切削等の加工屑を排出する加
工を行うとともに、移動自在な加工手段1と、該加工手
段1と一体に移動するように設けられるとともに、加工
屑の飛散を防止する防塵部3とを備えた加工装置Bであ
って、前記防塵部3に接続されて該防塵部3と一体に往
復移動可能な無端ベルト4bを有するベルトコンベア状
の周回ベルト部4を備え、該無端ベルト4bの前記防塵
部3に接続された部分に、防塵部3内の加工屑を無端ベ
ルト4bに囲まれた周回ベルト部4の内部に移動させる
ように防塵部3内に連通される連通孔4cが形成され、
前記周回ベルト部4内から加工屑を吸引して集塵する吸
引手段5を備えることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、請求項1に
記載の集塵装置Aと同様の集塵効果を奏する加工装置B
を提供することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、例えば図1〜3に
示すように、請求項1〜4のいずれか一つに記載の集塵
装置Aもしくは請求項5記載の加工装置Bを用いた集塵
方法であって、材料加工時に前記加工手段1とともに前
記防塵部3が移動した際に、前記無端ベルト4bが前記
防塵部3とともに往復するように周回移動するととも
に、加工により生じた加工屑が前記防塵部3から前記無
端ベルト4bの連通孔4cを通って、周回ベルト部4の
内部に至り、吸引手段5に吸引されて集塵されることを
特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれか一つもしくは請求項5の発明と同様の効果
を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の集塵装置、加工装
置及び集塵方法に係る実施の形態について図面を参照し
て説明する。なお、建物の壁構造として、壁パネルのよ
うな壁材の外側にサイディングのような外装材が取り付
けられるが、本実施の形態に係る加工装置Bは、この外
装材を切断するとともに、切断側の側縁に実を形成する
切削加工を施すのに用いられる装置である。
【0020】まず、集塵装置A、加工装置Bの構成を説
明する。図1〜3に示すように、加工装置Bは、外装材
の切断、切削加工を行う加工手段1と、加工手段を移動
させる移動手段2と、加工屑の飛散を防止する防塵カバ
ー(集塵部)3と、を備えている。また、加工装置Bか
ら加工屑を集塵する集塵装置Aは、防塵カバー3に接続
されているベルトコンベア状の周回ベルト部4と、周回
ベルト部4から加工屑を集塵する吸引手段5と、を備え
ている。なお、図1においては、移動手段2と周回ベル
ト部4の後述する無端ベルト4bとの図示を省略してい
る。
【0021】加工手段1は、円盤状の加工刃1aと、こ
の加工刃1aをその中心軸の回りに回転させる電動モー
タ1bと、加工手段1の底面に設けられた四つの車輪1
cと、後述する移動手段に接続される棒状の接続部1d
と、からなるものである。加工刃1aは、加工手段1に
設けられた移動機構(図示略)により、上下に移動可能
となっている(図2参照)。外装材に切断及び切削加工
を施す際には、電動モータ1bを駆動させ、加工刃1a
を回転させるとともに、防塵カバー3の上方に突出する
ような状態とし、外装材の切断、切削加工を行わせる。
【0022】移動手段2は、図3に示すように、前述し
た加工手段1を支持する板状の支持台2aと、支持台2
aの上部に後述する周回ベルト部4と平行に配置される
二本の角状の支持棒2bとを備え、二本の支持棒2bの
上部には、案内レール2cがそれぞれ設けられている。
この二本の案内レール2cに、前述した加工手段1の4
つの車輪1cを載置させ、案内レール2cに沿わせて加
工手段1を前後に移動させるようになっている。
【0023】また、移動手段2の支持台2aの上部に
は、加工手段1を移動させるための電動モータ2dが備
えられており、この電動モータ2dには、二本の支持棒
2b間に設けられたチェーンベルト2eが図示しないス
プロケットを介してつながれている。ここで、チェーン
ベルト2eには、前述した加工手段1の接続部1dが接
続されている。従って、電動モータ2dを駆動させるこ
とによりチェーンベルト2eが周回するが、このチェー
ンベルト2eの周回に伴い、接続部1dによって移動手
段2に接続された加工手段1は、案内レール2cに沿っ
て前後に往復移動可能なように移動自在となる。
【0024】防塵カバー3は、前述した加工手段1と一
体になるように設けられるとともに、加工刃1aの上方
を除く部分を覆うように形成されており、加工刃1aに
よって、外装材が切断、切削された際の加工屑の飛散を
防止する。
【0025】周回ベルト部4は、前後に配置された回転
ローラ4a間に掛け渡された環状の無端ベルト4bを有
するベルトコンベア状のものであり、支持台2aの加工
刃1a側の側部に支持される細長い梯子状のフレーム部
4eと、このフレーム部4eの前後端部のそれぞれに回
転自在に支持される前記二つの回転ローラ4aと、これ
ら回転ローラ4aに掛け渡される前記無端ベルト4bと
を備えている。そして、前述した集塵カバー3が無端ベ
ルト4bに、皿状の受台6を介して接続されている。受
台6の防塵カバー3に接続された部分には貫通孔6aが
形成され、さらに、受台6下部に配置する無端ベルト4
bの上側となる部分にも、貫通孔6aと略同じ大きさ
で、かつ、防塵カバー3に連通される連通孔4cが形成
されている。すなわち、無端ベルト4bの上側となる部
分に受台6を介して防塵カバー3が接続され、防塵カバ
ー3内の加工屑は、受台6の貫通孔6aを通り、さらに
無端ベルト4bの上側となる部分に形成された連通孔4
cを通って、無端ベルト4bの下側となる部分の上面に
落下するようになっている。
【0026】さらに、周回ベルト部4のフレーム部4e
の左右側部には、無端ベルト4bの左右の開口する部分
をそれぞれ覆う閉塞部4dが設けられている。従って、
防塵カバー3から落下してきた加工屑は、周回ベルト部
4の内部で、上下の無端ベルト4bと左右の閉塞部4d
とにより覆われた状態となる。これにより、周回ベルト
部4内部の加工屑は、閉塞部4dにより、周回ベルト部
4内で飛散したり、無端ベルト4dの下側の上面の左右
からこぼれ落ちたりすることはなく、後述する吸引手段
5により効率良く集塵される。
【0027】吸引手段5の吸引口5aは、周回ベルト部
4の内部の前後端部の少なくとも一方の端部に配置され
ている。本実施の形態においては、図1または図2中に
示す閉塞部4dの左端に吸引口5aが設けられており、
吸引口5aには、加工屑を吸引するための吸引用ホース
5bが接続されている。従って、周回ベルト部4内の加
工屑は、この吸引口5aから吸引用ホース5bを通って
集塵されるようになっている。
【0028】次に、前述した集塵装置A、加工装置Bを
用いた集塵方法を説明する。まず、加工手段1の加工刃
1aの上方に、加工を施したい所望の位置に外装材が配
置するように、図示しない固定手段により外装材を正確
に固定する。そして、加工手段1の電動モータ1bを駆
動させ、加工刃1aを回転させるとともに、加工刃1a
を防塵カバー3の上方に突出する状態となるように加工
刃1aを上方に移動させ、外装材の切断、切削作業を開
始させる。また、外装材の切断、切削作業と略同時に移
動手段の電動モータ2dを駆動させ、加工手段1を前方
に移動させる。
【0029】加工手段1の移動に伴い、加工手段1と一
体に設けられている防塵カバー3も前方に移動する。こ
の場合、防塵カバー3に接続されている周回ベルト部4
の無端ベルト4bも防塵カバー3の移動に連動するよう
に、前後に配置された回転ローラ4aを二つの軸として
周回移動する。
【0030】加工刃1aの回転、及び加工手段1の移動
に伴い、固定されている外装材は切断されるとともに、
切断側の側縁に実を形成する切削加工が施され、加工屑
が発生し、この加工屑は防塵カバー3内に入っていく。
そして、防塵カバー3内の加工屑は、防塵カバー3に接
続された受台6の貫通孔6a、及び周回ベルト部4に形
成された連通孔4cを通って、無端ベルト4bの下側と
なる部分の上面に落下していく。この場合、加工手段1
は前方に移動しているので、無端ベルト4bの下側とな
る部分は後方に移動するように周回している。従って、
落下してきた加工屑は、周回ベルト部4の内部の後方の
端部に寄せ集められるように移動する。
【0031】そして、この加工屑は、周回ベルト部4の
後方に設けられている吸引口5a付近に達すると、吸引
用ホース5bから集塵される。なお、無端ベルト4bの
下側となる部分の上面に落下した加工屑は、最終的に、
無端ベルト4bの正逆の周回移動に伴い、周回ベルト部
4の前後の端部を往復移動する。従って、常に吸引手段
を作用させ、この加工屑を吸引して集塵する必要はな
く、ある程度周回ベルト部4内に加工屑が蓄積してか
ら、吸引するようにしてもよい。これにより、吸引手段
5を作用させるための電気代等を節減することができ
る。また、吸引手段5の吸引口5aが固定されていて
も、加工屑は無端ベルト4bの周回移動により、この吸
引口5a付近に移動するので、確実に吸引することがで
きる。
【0032】切断、切削作業後においては、切断、切削
加工された外装材を取り外し、前方に移動した加工手段
1を後方に戻すように移動させる。そしてまた、前述し
たような切断、切削作業を繰り返して行うようになる。
なお、一度の切断、切削作業で集塵されなかった加工屑
は、周回ベルト部4内部で、無端ベルト4bの下側とな
る部分の上面で往復することになり、いずれにしても、
吸引口5a付近に移動するので確実に集塵される。
【0033】以上、本実施の形態に係る集塵装置A、加
工装置B及び集塵方法によれば、防塵カバー3内の加工
屑が、受台6の貫通孔6a、及び周回ベルト部4の連通
孔4cを通って周回ベルト部4の内部に移動し、周回ベ
ルト部4内から吸引手段5により加工屑を吸引して集塵
する。加工屑を集塵する際、吸引手段5として、周回ベ
ルト部4に吸引口5aを設け、吸引用ホース5bを接続
したが、この吸引用ホース5bは加工手段1の移動に伴
い、動いたりはしない。従って、外装材の切断、切削等
のための加工刃1a付近に、従来例に示した加工装置の
フレキシブルホース、蛇腹ホース等を設ける必要がない
ので、この付近での作業スペースが確保され、切断、切
削作業の邪魔になることはない。さらに、周回ベルト部
4は、加工手段1の略移動範囲内に納めることができ、
集塵装置Aが作業の邪魔になることはない。これによ
り、切断、切削作業を円滑に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、材料の切
断、切削等のための加工刃付近に、従来の切断機付近に
備えられていたフレキシブルホース、蛇腹ホース等を設
ける必要がないので、この付近での作業スペースが確保
され、作業の邪魔になることはない。さらに、周回ベル
ト部は、加工手段の略移動範囲内に納めることができ、
集塵装置が作業の邪魔になることもなく、円滑な切断、
切削等の加工作業を行うことができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、常に吸引手
段を作用させ、被加工物の加工屑を吸引しなくても、あ
る程度の加工屑が蓄積してから吸引するようにしてもよ
いので、電気代等の作業コストの節減を図ることができ
る。また、加工屑が無端ベルトの下側となる部分の上面
で往復運動することになり、吸引手段の吸引口が固定さ
れていても、周回ベルト部内部の加工屑を確実に吸引で
きる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、加工屑は、
周回ベルト部の内部の前後端部の少なくとも一方の端部
に配置された吸引手段の吸引口から確実に吸引できるの
で集塵効率は向上する。
【0037】請求項4記載の発明によれば、周回ベルト
部に、閉塞部が設けられているので、周回ベルト部の内
部の加工屑は、閉塞部により、飛散したり、或いは無端
ベルト下側の部分の上面の左右からこぼれ落ちたりする
ことがなく集塵効率が向上する。
【0038】請求項5記載の発明によれば、請求項1に
記載の集塵装置と同様の集塵効果を奏する加工装置を提
供することができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれか一つ、もしくは請求項5の発明と同様の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る集塵装置、加工装置を示す
平面図である。
【図2】前記集塵装置、加工装置を示す側面図である。
【図3】前記集塵装置、加工装置を示す正面図である。
【符号の説明】
A 集塵装置 B 加工装置 1 加工手段 3 防塵カバー(防塵部) 4 周回ベルト部 4b 無端ベルト 4c 連通孔 4d 閉塞部 5 吸引手段 5a 吸引口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料の切断、切削等の加工屑を排出する
    加工を行うとともに、移動自在な加工手段と、該加工手
    段と一体に移動するように設けられるとともに、加工屑
    の飛散を防止する防塵部とを備えた加工装置から加工屑
    を集塵する集塵装置であって、 前記防塵部に接続されて該防塵部と一体に往復するよう
    に周回移動可能な無端ベルトを有するベルトコンベア状
    の周回ベルト部を備え、 前記無端ベルトの前記防塵部に接続された部分に、該防
    塵部内の加工屑を前記無端ベルトに囲まれた周回ベルト
    部の内部に移動させるように防塵部内に連通される連通
    孔が形成され、 前記周回ベルト部内から加工屑を吸引して集塵する吸引
    手段を備えることを特徴とする集塵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集塵装置において、 前記周回ベルト部は、前記無端ベルトの行き側と戻り側
    が上下に配置され、該無端ベルトの上側となる部分の上
    面側に前記防塵部が接続され、該防塵部内の加工屑が前
    記無端ベルトの連通孔を通って前記無端ベルトの下側と
    なる部分の上面に落下するようになっていることを特徴
    とする集塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の集塵装置におい
    て、 前記吸引手段の吸引口が、前記周回ベルト部の内部の前
    後端部の少なくとも一方の端部に配置されていることを
    特徴とする集塵装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の集
    塵装置において、 前記周回ベルト部に、環状の無端ベルトの左右の開口す
    る部分をそれぞれ覆う閉塞部が設けられ、前記周回ベル
    ト部の内部が無端ベルトと閉塞部とにより覆われた状態
    となっていることを特徴とする集塵装置。
  5. 【請求項5】 材料の切断、切削等の加工屑を排出する
    加工を行うとともに、移動自在な加工手段と、該加工手
    段と一体に移動するようにに設けられるとともに、加工
    屑の飛散を防止する防塵部とを備えた加工装置であっ
    て、 前記防塵部に接続されて該防塵部と一体に往復移動可能
    な無端ベルト有するベルトコンベア状の周回ベルト部を
    備え、 該無端ベルトの前記防塵部に接続された部分に、防塵部
    内の加工屑を無端ベルトに囲まれた周回ベルト部の内部
    に移動させるように防塵部内に連通される連通孔が形成
    され、 前記周回ベルト部内から加工屑を吸引して集塵する吸引
    手段を備えることを特徴とする加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一つに記載の集
    塵装置もしくは請求項5記載の加工装置を用いた集塵方
    法であって、 材料加工時に前記加工手段とともに前記防塵部が移動し
    た際に、前記無端ベルトが前記防塵部とともに往復する
    ように周回移動するとともに、加工により生じた加工屑
    が前記防塵部から前記無端ベルトの連通孔を通って、周
    回ベルト部の内部に至り、吸引手段に吸引されて集塵さ
    れることを特徴とする集塵方法。
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