JP2002125596A - フラワーペースト類及びその製造法 - Google Patents

フラワーペースト類及びその製造法

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JP2002125596A
JP2002125596A JP2000330032A JP2000330032A JP2002125596A JP 2002125596 A JP2002125596 A JP 2002125596A JP 2000330032 A JP2000330032 A JP 2000330032A JP 2000330032 A JP2000330032 A JP 2000330032A JP 2002125596 A JP2002125596 A JP 2002125596A
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starch
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Junichi Noguchi
淳市 野口
Minoru Kimoto
実 木本
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Fuji Oil Co Ltd
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Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、保存料、日持ち向上剤を使用しなく
ても日持ちし、従来のもったりした口溶けの悪い食感を
無くし、且つ、爽やかでありながらコクがありカスター
ド味の風味付けも可能なフラワーペースト類を製造する
ことを目的とする。 【解決手段】本発明は、必須成分として澱粉、糖質、油
脂及び抗菌作用を有するフラワーペースト類であって、
当該フラワーペースト類全量に対し、油脂を15〜30
重量%、抗菌作用を有する乳酸発酵乳を20〜80重量
%を含むことを特徴とするフラワーペースト類、及び、
澱粉と糖質及び油脂を使用してフラワーペースト類を製
造するに際して、当該フラワーペースト類全量に対し油
脂を15〜30%、抗菌作用を有する乳酸発酵乳を20
〜80重量%使用する事を特徴とするフラワーペースト
類の製造法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラワーペースト類
及びその製造法に関し、詳細には澱粉、糖質、油脂をベ
ースとし、これに抗菌作用を有する乳酸発酵乳を混合乳
化する事により、保存料、日持ち向上剤を使用しなくて
も日持ちし、かつ食感が非常になめらかで、風味良好な
フラワーペースト類及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製菓・製パンで使用されるフラワ
ーペーストと言えば、小麦粉や澱粉を主要原料とし、こ
れに糖質、油脂、乳製品、卵、その他風味原料を加え、
加熱殺菌及び糊化して得られる、独特のボデイーを呈し
たペースト状物である。そのため、澱粉質特有の強い粘
りを呈し、口溶けや食感の重いものが多い。また、日持
ち付与のため、保存料あるいは日持ち向上剤が添加され
ていて、健康志向の点より、それら添加物を含まないフ
ラワーペーストが望まれている。
【0003】この様な状況下において、パン用のフィリ
ングとして、ナチュラルクリームチーズを主原料とし、
これにマーガリン、澱粉質材料、低甘味糖及び発酵乳を
加えたフラワーペースト類が提案されているが(特開昭
57−194748号公報)、かかるフラワーペースト
類はそこに使用される発酵乳の使用目的が最終製品のp
H4.8より上昇させないためのものであって使用量が
少なく、従って保存料あるいは日持ち向上剤の添加なし
では、日持ちが悪く、製品の風味も限定されたものであ
った。
【0004】また、ある種の乳酸菌が、有機酸に加えて
強い抗菌性を有するバクテリオシンを生成することは公
知である。しかしながら、保存料あるいは日持ち向上剤
を使用しなくても日持ちし、且つ食品として風味食感の
良好なフラワーペーストを得る方法については開示され
ていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保存料、日
持ち向上剤を使用しなくても日持ちし、従来のもったり
した口溶けの悪い食感を無くし、且つ、爽やかでありな
がらコクがありカスタード味の風味付けも可能なフラワ
ーペースト類を製造することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、以上の課題
に対して鋭意検討を行った結果、抗菌作用を有する乳酸
発酵乳と油脂を主成分としてフラワーペースト類を製造
したとき、従来のフラワーペーストと比較して、保存
料、日持ち向上剤を使用しなくても日持ちし、口溶けが
良好で且つ風味に優れたフラワーペースト類が製造でき
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち本発明は、必須成分として澱粉、糖質、油脂及び抗菌
作用を有するフラワーペースト類であって、当該フラワ
ーペースト類全量に対し、油脂を15〜30重量%、抗
菌作用を有する乳酸発酵乳を20〜80重量%を含むこ
とを特徴とするフラワーペースト類、及び、澱粉と糖質
及び油脂を使用してフラワーペースト類を製造するに際
して、当該フラワーペースト類全量に対し油脂を15〜
30%、抗菌作用を有する乳酸発酵乳を20〜80重量
%使用する事を特徴とするフラワーペースト類の製造法
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、抗菌作用を有す
る乳酸発酵乳はフラワーペースト類中に20〜80重量
%、好ましくは40〜70重量%含まれるのが良い。抗
菌作用を有する乳酸発酵乳の量が少なければ日持ちが悪
く、またフラワーペースト類の口溶けが悪くなり、なめ
らかさが無くなる。又、風味面でもコクが無くなり、水
臭い味となってしまう。逆に、多すぎると、発酵乳由来
の酸味が強くなり、また糖質の含量も減る為、甘味質が
少なくなる傾向を示す。
【0008】このような抗菌作用を有する乳酸発酵乳
は、天然の生クリームや牛乳、加工乳、あるいは脱脂
乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、酸カゼイン、レンネットカゼ
イン、若しくはカゼインナトリウム等のカゼイン類、ま
たは乳清蛋白質等に由来する乳蛋白、その他各種動物性
由来の蛋白と各種動植物性油脂および乳酸菌資化性糖類
を含んだクリームミックスを、通常、均質化、殺菌、お
よび、冷却の工程を経て、発酵させることによって調製
することができる。また、乳酸発酵に供する乳酸菌の種
類としては、代表的にはラクトコッカス属の単独菌、ラ
クトバチラス属の単独菌、ロイコノストック属の単独
菌、ストレプトコッカス属の単独菌、あるいは、それら
を数種組み合わせた混合菌が例示できるが、その他如何
なる抗菌作用を示す乳酸菌であっても良い。
【0009】乳酸発酵は、上記乳酸菌を乳酸菌スタータ
ーとして用い、15〜45℃で、pH5.0〜6.5好ま
しくはpH5.5〜6.0になるまで行うが、発酵後、有
機酸や、アルカリ性塩を用いpH調整することもでき
る。乳酸発酵乳が抗菌作用を有するか有しないかは、微
生物定量法(乳製品試験法・注解、改定第2版、金原出
版株式会社、1999.06.30, p309)に準じて乳酸発酵乳抽
出液を調製することにより測定した。
【0010】本発明において、澱粉は、フラワーペース
ト類全量に対して、3〜10重量%が好ましい。澱粉が
少なすぎると柔らかくなりフィリング材としてのボデイ
ー性が無くなり、パン等のフィリング材として使用し難
くなる傾向を示す。逆に、多すぎると硬くなってしまい
フィリング材としての充填適性が悪くなる。このような
澱粉としてはコーン、米、馬鈴薯、タピオカ、小麦、甘
蔗などから得られる澱粉類及びそれらのリン酸化澱粉、
α化澱粉などの加工澱粉類が例示できる。これらの澱粉
類は、その種類により、焼成後も良好な保形性を示す焼
成用に適したものがあり、例えばリン酸化架橋澱粉が例
示できる。
【0011】糖質は、フラワーペースト類自体のBRI
Xが30以上になるように使用するのが好ましく、BR
IXがそれより低いと、日持ちの点で問題となる。この
ような糖質としては、蔗糖、マルトース、ブドウ糖、ラ
クトース、ソルビトール、グルコース、転化糖、果糖等
の如何なる糖質であっても良い。
【0012】油脂は、フラワーペースト類中に15〜3
0重量%、好ましくは15〜25重量%含まれる様に使
用するのが良い。油脂分が少なすぎると、製品に適度な
ボデイー性を付与することが困難となり、食感のなめら
かさも低減する。逆に、多すぎると油脂分と乳酸発酵乳
に由来する蛋白質とのバランスが不均一になり、乳化状
態や耐熱性の点で好ましくない。このような油脂原料と
して例えば、ナタネ油、大豆油、ヒマワリ種子油、綿実
油、落花生油、米糠油、コーン油、サフラワー油、オリ
ーブ油、カポック油、胡麻油、月見草油、パーム油、シ
ア油、サル油、カカオ油、ヤシ油、パーム核油等の植物
性並びに乳脂、牛脂、豚脂、魚油、鯨油等の動物性油脂
が例示でき、上記油脂類の単独または混合油あるいはそ
れらの硬化、分別、エステル交換等を施した加工油脂
等、如何なる油脂であっても良く、また、バター、生ク
リーム等の乳製品を乳脂源として利用できる。なお、上
記油脂分としては乳酸発酵乳に由来する油脂分が含まれ
る。
【0013】水分は、主として乳酸発酵乳に由来し、フ
ラワーペースト類中に40〜70重量%含まれるのがよ
く、これより少なすぎると乳化状態が不安定となり、ま
た食感の水々しさが損なわれる傾向にある。逆に多すぎ
ると柔らかくなりすぎて、ボデイー性が無くなり、パン
等のフィリング材として使用し難くなる傾向を示す。な
お、乳酸発酵乳に由来する水分が不足する場合には別途
水分を補給する。
【0014】本発明において、安定剤は特に必要ではな
いが、フラワーペースト類中に0.1〜1重量%、好ま
しくは0.3〜0.5重量%添加することにより、フィリ
ング材としての使用に適するボデイー性を付与すること
ができるので好ましい。かかる安定剤としては、ローカ
ストビーンガム、グアーガム、キサンタンガム、アラビ
アガムのようなガム類、微細化セルロース誘導体等が例
示できる。
【0015】また、卵黄風味源も特に必要ではないが、
添加することによりフラワーペースト類に良好なカスタ
ード風味を付与することができるので好ましい。従っ
て、このような卵黄風味源の添加量はフラワーペースト
類全量に対し0〜10重量%、好ましくは2〜5重量%
が適当である。このような卵黄風味源としては、全卵、
卵黄、卵黄油、卵黄レシチン等が例示できる。
【0016】以上の各成分を使用してフラワーペースト
類を調製するのであるが、調製に際し、乳化剤を使用す
るのが好ましい。乳化剤としては特に限定されるもので
はなく、従来公知の乳化剤が使用でき、例えば、レシチ
ン、アルコール等による分画レシチン、酸またはアルカ
リあるいは酵素等による部分加水分解レシチン、ショ糖
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テルおよびポリグリセロール脂肪酸エステル、さらに酢
酸モノグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド等各種有機
酸モノグリセリドが例示出来、これらの1種または2種
以上の乳化剤を油脂に対し0.05〜5重量%、好まし
くは0.1〜2重量%使用するのが良い。以上の乳化剤
の他に、公知の添加剤、例えば、カルシウム塩、リン酸
塩を使用することもできる。
【0017】フラワーペースト類の製造工程としては、
各原料を混合し予備乳化した後、pHを5〜6.5、好
ましくはpHを5.5〜6.5に調整する。pHが低すぎ
ると酸味が強くなり過ぎ、逆に高すぎると保存性が悪化
する傾向を示す。次いで、均質化、殺菌(α化)、冷却
の工程を経る。予備乳化の調合温度としては40℃〜7
0℃、好ましくは50℃〜60℃が望ましく、均質化圧
力は0〜200kg/cm2、殺菌条件は80℃〜140
℃、10秒〜20分が適している。また、冷却は冷蔵庫
中での冷却で十分である。
【0018】この様にして得られたフラワーペースト類
は、保存料あるいは日持ち向上剤を使用しなくても日持
ちし、なめらかな食感で適度なフィリング性を有するボ
デイーを示し、且つ、良好な風味を有している。
【0019】これらの製品の硬さはレオメーター測定値
として、50〜800g/7.065cm2、好ましくは
80〜600g/7.065cm2(但し、測定条件:品
温20℃、直径3cmプランジャー、テーブルスピード5
cm/分、不動工業(株)製)の範囲内にあるのがフィリ
ング材としての充填適性において好ましい。
【0020】また、本発明におけるフラワーペースト類
には、チョコレート、ココア、アーモンド、ピーナッ
ツ、胡麻、各種フルーツピューレ、フルーツ果汁、練
乳、コーヒー、紅茶、抹茶、合成甘味料等の各種風味源
を添加することでカスタード以外の風味を付与すること
ができる。その際の添加時期については、先述の製造工
程中の乳化混合時に添加を行うのが好ましい。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し本発明をより詳
細に説明するが、本発明の精神は以下の実施例に限定さ
れるものではない。なお、例中、%及び部は重量基準を
意味する。
【0022】実施例1 乳酸発酵乳45部と、油脂10部、砂糖15部、澱粉
(コーンスターチの化工澱粉)5部、卵黄1部、水24
部、レシチン0.01部、カスタードフレーバー及びミ
ルクフレーバーを合わせて0.1部を添加し、60℃で
10分間調合した後、混合液のPHが6.0になるように
炭酸Naにて調整を行い、さらに100kg/cm2の圧
力下に均質化した後、連続熱交換機に通して95〜10
0℃に加熱し、澱粉をα化して糊状とした。乳酸発酵乳
は乳脂20%の普通脂肪クリーム(四訂食品成分表に記
載の普通市販クリーム類で、油分20%、水分70%、
蛋白5.9%、糖質3.5%、灰分0.6%)を乳酸菌
(ラクトコッカス・ラクチス)で発酵させたものを使用
した。かくして得た、全脂肪分19%、水分55.5
%、BRIX38のフラワーペーストは、表1に示す様
に、保存料あるいは日持ち向上剤を使用しなくても日持
ちし、良好なコクのあるカスタード味で食感のなめらか
さに優れた良好なフィリング材となり、従来の市販フラ
ワーペーストに比べて口溶けが極めて良好であった。
【0023】実施例2 実施例1において、乳酸発酵乳45部のうち20部を、
未発酵の普通脂肪クリームで代替して使用し、水分29
部を使用した以外は実施例1に準じて行い、製造工程に
おいては、pHの調整を発酵乳の酸だけではなく、乳酸
を用い同じpHに調整して製造した。このようにして得
られたフラワーペーストは実施例1のフラワーペースト
に比べて若干滑らかさの点で劣るものの、日持ち、風
味、口溶けの良好なフラワーペーストであった。
【0024】実施例3 乳酸発酵乳75部と油脂4部を使用し、水分を使用しな
い以外は実施例1に準じて行い、pHについても同じく
炭酸Naを用いて調整した。このようにして得られたフ
ラワーペーストは実施例1のフラワーペーストに比べて
若干酸味が強く感じられたが、日持ち良好で食感は滑ら
かであり、良好なカスタード味を有するものであった。
【0025】実施例4 乳酸発酵乳60部と油脂16部、水3部を使用し、他は
実施例1に準じて行い、pHについても同じく炭酸Na
を用いて調整した。このようにして得られたフラワーペ
ーストは実施例1のフラワーペーストに比べて乳化状態
が若干不安定であり、また若干硬く感じられたが、日持
ち良好で食感はなめらかであり、カスタード味も良好
で、製品としては合格範囲内であった。
【0026】実施例5 乳酸発酵乳45部と油脂7部、水28部を使用し、他は
実施例1に準じて行い、pHについても同じく炭酸Na
を用いて調整した。このようにして得られたフラワーペ
ーストは実施例1のフラワーペーストに比べてボデイー
性が若干劣り、また食感のなめらかさも若干低減してい
たが、日持ち良好で製品としては合格範囲内であった。
【0027】実施例1〜実施例5のフラワーペーストの
配合及び評価を表1に纏めた。
【表1】
【0028】比較例1 実施例1において、乳酸発酵乳全量を発酵前の普通脂肪
クリームに代替し、その他の原料配合および工程は実施
例1に準じて実施し、pHについては50%乳酸にて同
じ範囲になるように調整を行った。こうして得られたも
のは、日持ちせず、澱粉の糊感が強く、非常に重たい口
溶けを有しており、風味も水臭い希薄なものであった。
【0029】比較例2 実施例1において、乳酸発酵乳45部のうち30部を、
発酵前に普通脂肪クリームに代替し、その他は実施例1
に準じて実施した。こうして得られたものは、日持ちせ
ず、発酵乳を使用することからくる風味のコク味に欠
け、希薄な風味となった。
【0030】比較例3 実施例1において、乳酸発酵乳の使用量を84部にまで
増加し、糖質10部を加え、水および油脂は加えず、他
は同様にして実施した。こうして得られたものは、日持
ち良好であるものの、酸味が若干強くて甘味に欠け、全
体に水臭く、風味的に好ましくないものであった。
【0031】比較例4 実施例1において、pH調整をすることなく、他は同様
にして実施した。こうして得られたものは、日持ち良好
であるものの、pHが4.8で酸味が強くて甘味に欠
け、フラワーペーストらしくなく、全体に水臭くて風味
的に好ましくないものであった。
【0032】比較例1〜比較例4のフラワーペーストの
配合及び評価を表2に纏めた。
【表2】
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明により、従来のフラ
ワーペースト類に比較して、保存料あるいは日持ち向上
剤を使用しなくても日持ちし、もったりとした口溶けの
悪い食感を無くし、且つ、爽やかでありながらコクのあ
るカスタード味の風味付けも可能なフラワーぺースト類
を提供することができるという効果を有する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】必須成分として澱粉、糖質、油脂及び抗菌
    作用を有する乳酸発酵乳を含むフラワーペースト類であ
    って、当該フラワーペースト類全量に対し、油脂を15
    〜30重量%、抗菌作用を有する乳酸発酵乳を20〜8
    0重量%含むことを特徴とするフラワーペースト類。
  2. 【請求項2】フラワーペースト類がpH5〜6.5であ
    る、請求項1記載のフラワーペースト類。
  3. 【請求項3】フラワーペースト類全量に対し、澱粉3〜
    10重量%含有する、請求項1又は請求項2記載のフラ
    ワーペースト類。
  4. 【請求項4】BRIXが30%以上になる量の糖質を含
    有する、請求項1ないし請求項3の何れかに記載のフラ
    ワーペースト類。
  5. 【請求項5】レオメーター測定値による硬さが、50〜
    800g/7.065cm 2(但し、測定条件:品温20
    ℃、直径3cmプランジャー、テーブルスピード5cm
    /分、不動工業(株)製)の範囲内にある、請求項1な
    いし請求項4の何れかに記載のフラワーペースト類。
  6. 【請求項6】澱粉と糖質及び油脂を使用してフラワーペ
    ースト類を製造するに際して、当該フラワーペースト類
    全量に対し油脂を15〜30重量%、抗菌作用を有する
    乳酸発酵乳を20〜80重量%使用することを特徴とす
    る、フラワーペースト類の製造法。
  7. 【請求項7】予備乳化物をpH5〜6.5に調整した
    後、均質化する、請求項6記載のフラワーペースト類の
    製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320269A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Fuji Oil Co Ltd ペースト状食品
JP7421680B1 (ja) 2023-06-01 2024-01-24 キユーピー株式会社 水中油型乳化食品

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