JP2002125293A - スピーカーフレーム - Google Patents
スピーカーフレームInfo
- Publication number
- JP2002125293A JP2002125293A JP2000314598A JP2000314598A JP2002125293A JP 2002125293 A JP2002125293 A JP 2002125293A JP 2000314598 A JP2000314598 A JP 2000314598A JP 2000314598 A JP2000314598 A JP 2000314598A JP 2002125293 A JP2002125293 A JP 2002125293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker frame
- dimples
- frame
- magnetic circuit
- dimple
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量でかつ優れた強度を有するスピーカーフ
レームを提供すること。 【解決手段】 本発明のスピーカーユニットは、アルミ
またはアルミ合金板から構成され、振動板の周縁部を固
着する振動板固着部と、磁気回路を結合する磁気回路結
合部と、該振動板固着部および該磁気回路接合部を接合
するように設けられたブリッジ部とを有する。ブリッジ
部の少なくとも一部には、複数のディンプルを含むディ
ンプル部が設けられている。
レームを提供すること。 【解決手段】 本発明のスピーカーユニットは、アルミ
またはアルミ合金板から構成され、振動板の周縁部を固
着する振動板固着部と、磁気回路を結合する磁気回路結
合部と、該振動板固着部および該磁気回路接合部を接合
するように設けられたブリッジ部とを有する。ブリッジ
部の少なくとも一部には、複数のディンプルを含むディ
ンプル部が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカーフレー
ムに関する。より詳細には、本発明は、軽量でかつ優れ
た強度を有するスピーカーフレームに関する。
ムに関する。より詳細には、本発明は、軽量でかつ優れ
た強度を有するスピーカーフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題を考慮して、自動車の軽
量化およびリサイクルの促進が推し進められている。従
って、車載用スピーカーについても、軽量化が求められ
ている。
量化およびリサイクルの促進が推し進められている。従
って、車載用スピーカーについても、軽量化が求められ
ている。
【0003】従来、スピーカーフレームとしては、通
常、冷延鋼板(SPCC:JIS G3141標準調質)をプレ
ス(深絞り)成形したものが用いられており、車載用ス
ピーカーとしての圧縮強度を確保するためには約0.8
mmの厚みが必要である。軽量化のためには厚みを小さ
くするのが一般的であるが、圧縮強度は厚みの減少比率
にほぼ比例して減少してしまうので、厚みを約0.8m
m以下にすることは実用上困難である。
常、冷延鋼板(SPCC:JIS G3141標準調質)をプレ
ス(深絞り)成形したものが用いられており、車載用ス
ピーカーとしての圧縮強度を確保するためには約0.8
mmの厚みが必要である。軽量化のためには厚みを小さ
くするのが一般的であるが、圧縮強度は厚みの減少比率
にほぼ比例して減少してしまうので、厚みを約0.8m
m以下にすることは実用上困難である。
【0004】このような問題点を解決するために、低密
度材料を用いてスピーカーフレームを形成する技術が提
案されている。例えば、アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポ
リフェニレンオキサイド(PPO)、ポリアミド(P
A)などの熱可塑性樹脂を射出成形したフレームが提案
されている。しかし、これらの樹脂は、鋼板と同程度の
厚みでは鋼板に比べて強度が不十分であるので、実用上
の強度を確保しようとすれば鋼板の2〜3倍の厚みが必
要とされる。さらに、これらの樹脂は耐熱性も鋼板に比
べて不十分であるので、ガラス繊維等の充填材を大量に
加える必要がある。結局、実用上耐え得る樹脂フレーム
の重量は、鋼板フレームと同程度になってしまい、軽量
化は困難である。
度材料を用いてスピーカーフレームを形成する技術が提
案されている。例えば、アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポ
リフェニレンオキサイド(PPO)、ポリアミド(P
A)などの熱可塑性樹脂を射出成形したフレームが提案
されている。しかし、これらの樹脂は、鋼板と同程度の
厚みでは鋼板に比べて強度が不十分であるので、実用上
の強度を確保しようとすれば鋼板の2〜3倍の厚みが必
要とされる。さらに、これらの樹脂は耐熱性も鋼板に比
べて不十分であるので、ガラス繊維等の充填材を大量に
加える必要がある。結局、実用上耐え得る樹脂フレーム
の重量は、鋼板フレームと同程度になってしまい、軽量
化は困難である。
【0005】さらに、アルミ合金板を用いたスピーカー
フレームが提案されているが(特開平4-119799号公
報)、アルミ合金もまた鋼板に比べて強度(特に、曲げ
強度)が不十分であるので厚みを大きくする必要があ
り、軽量化は困難である。
フレームが提案されているが(特開平4-119799号公
報)、アルミ合金もまた鋼板に比べて強度(特に、曲げ
強度)が不十分であるので厚みを大きくする必要があ
り、軽量化は困難である。
【0006】以上のように、軽量でかつ優れた強度を有
するスピーカーフレームが強く望まれている。
するスピーカーフレームが強く望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、軽量でかつ優れた強度を有するスピーカ
ーフレームを提供することにある。
課題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、軽量でかつ優れた強度を有するスピーカ
ーフレームを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカーフレ
ームは、アルミまたはアルミ合金板から構成され、振動
板の周縁部を固着する振動板固着部と、磁気回路を結合
する磁気回路結合部と、該振動板固着部および該磁気回
路接合部を接合するように設けられたブリッジ部とを有
し、該ブリッジ部の少なくとも一部に、複数のディンプ
ルを含むディンプル部が設けられている。
ームは、アルミまたはアルミ合金板から構成され、振動
板の周縁部を固着する振動板固着部と、磁気回路を結合
する磁気回路結合部と、該振動板固着部および該磁気回
路接合部を接合するように設けられたブリッジ部とを有
し、該ブリッジ部の少なくとも一部に、複数のディンプ
ルを含むディンプル部が設けられている。
【0009】好ましい実施態様においては、上記ディン
プルは、各ディンプルを平面視したときの中心を結ぶ線
が正三角形を規定するように配列されている。
プルは、各ディンプルを平面視したときの中心を結ぶ線
が正三角形を規定するように配列されている。
【0010】好ましい実施態様においては、上記ディン
プルは、上記中心間の距離をL、各ディンプルを平面視
したときの半径をrとしたときに、r/Lが0.25〜
0.45の範囲となるように配列されている。
プルは、上記中心間の距離をL、各ディンプルを平面視
したときの半径をrとしたときに、r/Lが0.25〜
0.45の範囲となるように配列されている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の好ましい実施態
様によるスピーカーフレームを説明するための概略図で
ある。本発明のスピーカーフレーム1は、振動板の周縁
部を固着する振動板固着部2と、磁気回路を結合する磁
気回路結合部3と、該振動板固着部2および磁気回路結
合部3を接合するように設けられたブリッジ部4と、各
ブリッジ部の間に形成されたスピーカー背圧用の窓穴6
とを有する。目的に応じて任意の適切な数のブリッジ部
4が設けられるが、代表的には3〜6個のブリッジ部が
設けられる。強度を維持し、かつ、軽量化を図ることが
可能になるからである。
様によるスピーカーフレームを説明するための概略図で
ある。本発明のスピーカーフレーム1は、振動板の周縁
部を固着する振動板固着部2と、磁気回路を結合する磁
気回路結合部3と、該振動板固着部2および磁気回路結
合部3を接合するように設けられたブリッジ部4と、各
ブリッジ部の間に形成されたスピーカー背圧用の窓穴6
とを有する。目的に応じて任意の適切な数のブリッジ部
4が設けられるが、代表的には3〜6個のブリッジ部が
設けられる。強度を維持し、かつ、軽量化を図ることが
可能になるからである。
【0012】本発明のスピーカーフレームは、アルミま
たはアルミ合金板から構成される。後述する特定形状の
ディンプルを特定の規則性でアルミフレームに形成する
ことにより、冷延鋼板等から形成される鉄製フレームで
は困難であった薄型化(軽量化)と強度維持との両立を
達成できるからである。理論的に完全には明らかではな
いが、アルミニウムが鉄に比べて容易に加工硬化し得る
性質を有するということが、原因の1つであると考えら
れる。本発明によれば、ディンプルを形成することによ
り、強度を維持しつつ、フレームの厚みを0.3〜0.
5mmまで薄型化(軽量化)することができる。これ
は、単位重量当たりの強度に換算すると、冷延鋼板の5
倍以上の強度となることを意味する。
たはアルミ合金板から構成される。後述する特定形状の
ディンプルを特定の規則性でアルミフレームに形成する
ことにより、冷延鋼板等から形成される鉄製フレームで
は困難であった薄型化(軽量化)と強度維持との両立を
達成できるからである。理論的に完全には明らかではな
いが、アルミニウムが鉄に比べて容易に加工硬化し得る
性質を有するということが、原因の1つであると考えら
れる。本発明によれば、ディンプルを形成することによ
り、強度を維持しつつ、フレームの厚みを0.3〜0.
5mmまで薄型化(軽量化)することができる。これ
は、単位重量当たりの強度に換算すると、冷延鋼板の5
倍以上の強度となることを意味する。
【0013】ブリッジ部4のうちの少なくとも1つに、
ディンプル部7が設けられる。好ましくは、ディンプル
部7は、すべてのブリッジ部4に設けられる。強度の不
均一が防止されるからである。好ましくは、ディンプル
部7は、磁気回路固着部3の側に集中して設けられる。
さらに好ましくは、ディンプル部7は、ブリッジ部4の
全体の長さに対して、磁気回路固着部3の側から3分の
1程度の範囲内に設けられる。この部位に荷重が集中す
るので、曲げ強度が最も必要とされるからである。
ディンプル部7が設けられる。好ましくは、ディンプル
部7は、すべてのブリッジ部4に設けられる。強度の不
均一が防止されるからである。好ましくは、ディンプル
部7は、磁気回路固着部3の側に集中して設けられる。
さらに好ましくは、ディンプル部7は、ブリッジ部4の
全体の長さに対して、磁気回路固着部3の側から3分の
1程度の範囲内に設けられる。この部位に荷重が集中す
るので、曲げ強度が最も必要とされるからである。
【0014】ディンプル部7は、多数のディンプルを含
む。本明細書においては、ディンプルとは、振動板の側
から見て凹部が形成されていることを意味する(逆に、
突起とは、振動板の側から見て凸部が形成されているこ
とを意味する)。好ましくは、ディンプルの形状は、深
さDが0.8〜1.2mm、曲率半径Rが10〜15m
mである(図2参照)。絞り率が大きく、アルミフレー
ムの加工硬化が促進されるからである。さらに、ディン
プルの方が突起に比べてはるかに優れた強度改善効果を
有することが確認された。この理由は、磁気回路固着部
3から振動板固着部2の方向に力が加わった際にブリッ
ジ部4は外側から曲がろうとするが、この場合には突起
よりもディンプルの方が抵抗が大きいためであると考え
られる。
む。本明細書においては、ディンプルとは、振動板の側
から見て凹部が形成されていることを意味する(逆に、
突起とは、振動板の側から見て凸部が形成されているこ
とを意味する)。好ましくは、ディンプルの形状は、深
さDが0.8〜1.2mm、曲率半径Rが10〜15m
mである(図2参照)。絞り率が大きく、アルミフレー
ムの加工硬化が促進されるからである。さらに、ディン
プルの方が突起に比べてはるかに優れた強度改善効果を
有することが確認された。この理由は、磁気回路固着部
3から振動板固着部2の方向に力が加わった際にブリッ
ジ部4は外側から曲がろうとするが、この場合には突起
よりもディンプルの方が抵抗が大きいためであると考え
られる。
【0015】好ましくは、ディンプルは規則的に配列さ
れる。より詳細には、図3に示すように、各ディンプル
を平面視したときの中心を結ぶ線が正三角形を規定する
ように配列される。ここで、中心間距離(正三角形の一
辺の長さに対応する)をL、ディンプルを平面視したと
きの半径をrとすると、r/Lは、好ましくは0.25
〜0.45の範囲である。r/Lが0.25未満では、
強度の改善が不十分である場合が多い。r/Lが0.4
5を超えると、成形が困難になる場合が多い。なお、r
/Lの上限は必然的に0.5となる(すなわち、ディン
プルが最密に配列された場合にr/Lが0.5とな
る)。
れる。より詳細には、図3に示すように、各ディンプル
を平面視したときの中心を結ぶ線が正三角形を規定する
ように配列される。ここで、中心間距離(正三角形の一
辺の長さに対応する)をL、ディンプルを平面視したと
きの半径をrとすると、r/Lは、好ましくは0.25
〜0.45の範囲である。r/Lが0.25未満では、
強度の改善が不十分である場合が多い。r/Lが0.4
5を超えると、成形が困難になる場合が多い。なお、r
/Lの上限は必然的に0.5となる(すなわち、ディン
プルが最密に配列された場合にr/Lが0.5とな
る)。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例には限定されない。
るが、本発明はこれら実施例には限定されない。
【0017】(実施例1)厚み0.4mmのアルミ合金
板(5052-O;住友金属工業(株)社製)から口径16
cmのスピーカー用フレームを成形した。ここで、成形
は、絞り工程を予備絞りおよび本絞りの2段階とした。
さらに、本絞り工程の後に、図1〜図3に示すようなデ
ィンプル部をフレームのブリッジ部に形成するようにし
た。これ以外は、通常のフレーム成形工程と同様であっ
た。なお、ディンプルの形状は、深さDが1.0mm、
曲率半径Rが12mmであった。さらに、ディンプル
は、r/Lが0.45となるように配列した。
板(5052-O;住友金属工業(株)社製)から口径16
cmのスピーカー用フレームを成形した。ここで、成形
は、絞り工程を予備絞りおよび本絞りの2段階とした。
さらに、本絞り工程の後に、図1〜図3に示すようなデ
ィンプル部をフレームのブリッジ部に形成するようにし
た。これ以外は、通常のフレーム成形工程と同様であっ
た。なお、ディンプルの形状は、深さDが1.0mm、
曲率半径Rが12mmであった。さらに、ディンプル
は、r/Lが0.45となるように配列した。
【0018】得られたスピーカーフレームの圧縮強度を
測定した。具体的な手順は以下の通りである。磁気回路
結合部が上になるようにフレームを平坦な場所に配置
し、当該フレームを磁気回路結合部側からプレスし、フ
レームがひしゃげた時点でのプレス圧(最大値)を圧縮
強度とした。さらに、フレーム1gあたりの圧縮強度を
比強度とした。測定結果を後述の比較例1〜5の結果と
併せて下記の表1に示す。
測定した。具体的な手順は以下の通りである。磁気回路
結合部が上になるようにフレームを平坦な場所に配置
し、当該フレームを磁気回路結合部側からプレスし、フ
レームがひしゃげた時点でのプレス圧(最大値)を圧縮
強度とした。さらに、フレーム1gあたりの圧縮強度を
比強度とした。測定結果を後述の比較例1〜5の結果と
併せて下記の表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】(比較例1)厚み0.4mmの冷延鋼板を
用いたこと、および、絞り工程を1段階としたこと以外
は実施例1と同様にしてスピーカーフレームを作製し
た。得られたスピーカーフレームを実施例1と同様の評
価に供した。結果を上記表1に示す。
用いたこと、および、絞り工程を1段階としたこと以外
は実施例1と同様にしてスピーカーフレームを作製し
た。得られたスピーカーフレームを実施例1と同様の評
価に供した。結果を上記表1に示す。
【0021】(比較例2)ディンプル部を形成しなかっ
たこと以外は実施例1と同様にしてスピーカーフレーム
を作製した。得られたスピーカーフレームを実施例1と
同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
たこと以外は実施例1と同様にしてスピーカーフレーム
を作製した。得られたスピーカーフレームを実施例1と
同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
【0022】(比較例3)厚み0.8mmのアルミ合金
板を用いたこと以外は比較例2と同様にしてスピーカー
フレームを作製した。得られたスピーカーフレームを実
施例1と同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
板を用いたこと以外は比較例2と同様にしてスピーカー
フレームを作製した。得られたスピーカーフレームを実
施例1と同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
【0023】(比較例4)ディンプル部を形成しなかっ
たこと以外は比較例1と同様にしてスピーカーフレーム
を作製した。得られたスピーカーフレームを実施例1と
同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
たこと以外は比較例1と同様にしてスピーカーフレーム
を作製した。得られたスピーカーフレームを実施例1と
同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
【0024】(比較例5)厚み0.8mmの冷延鋼板を
用いたこと以外は比較例4と同様にしてスピーカーフレ
ームを作製した。得られたスピーカーフレームを実施例
1と同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
用いたこと以外は比較例4と同様にしてスピーカーフレ
ームを作製した。得られたスピーカーフレームを実施例
1と同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
【0025】実施例1と比較例4および5とを比較する
と明らかなように、本発明のスピーカーフレームは、デ
ィンプルを形成しない鉄製フレームと比較して5倍以上
の比強度を有する。さらに、実施例1と比較例1とを比
較すると明らかなように、本発明のスピーカーフレーム
は、同様にディンプルを形成しても、鉄製フレームと比
較して2倍以上の比強度を有する。すなわち、アルミフ
レームとディンプルとを組み合わせることにより、きわ
めて優れた相乗効果が得られ、その結果、従来は困難で
あった強度維持と軽量化の両立が達成されることがわか
る。
と明らかなように、本発明のスピーカーフレームは、デ
ィンプルを形成しない鉄製フレームと比較して5倍以上
の比強度を有する。さらに、実施例1と比較例1とを比
較すると明らかなように、本発明のスピーカーフレーム
は、同様にディンプルを形成しても、鉄製フレームと比
較して2倍以上の比強度を有する。すなわち、アルミフ
レームとディンプルとを組み合わせることにより、きわ
めて優れた相乗効果が得られ、その結果、従来は困難で
あった強度維持と軽量化の両立が達成されることがわか
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アルミ
フレームと当該アルミフレームに特定の規則で配列され
た特定形状のディンプルとを組み合わせて用いることに
より、軽量でかつ優れた強度を有するスピーカーフレー
ムを提供することができる。
フレームと当該アルミフレームに特定の規則で配列され
た特定形状のディンプルとを組み合わせて用いることに
より、軽量でかつ優れた強度を有するスピーカーフレー
ムを提供することができる。
【図1】本発明の好ましい実施態様によるスピーカーフ
レームを説明するための概略図である。
レームを説明するための概略図である。
【図2】本発明の好ましい実施態様によるディンプルの
形状を説明するための概略図である。
形状を説明するための概略図である。
【図3】本発明の好ましい実施態様によるディンプルの
配置を説明するための概略図である。
配置を説明するための概略図である。
1 スピーカーフレーム 2 振動板固着部 3 磁気回路結合部 4 ブリッジ部 6 背圧用の窓穴 7 ディンプル部
Claims (3)
- 【請求項1】 振動板の周縁部を固着する振動板固着部
と、磁気回路を結合する磁気回路結合部と、該振動板固
着部および該磁気回路接合部を接合するように設けられ
たブリッジ部とを有する、アルミまたはアルミ合金板か
ら構成されたスピーカーフレームであって、 該ブリッジ部の少なくとも一部に、複数のディンプルを
含むディンプル部が設けられている、スピーカーフレー
ム。 - 【請求項2】 前記ディンプルが、各ディンプルを平面
視したときの中心を結ぶ線が正三角形を規定するように
配列されている、請求項1に記載のスピーカーフレー
ム。 - 【請求項3】 前記ディンプルが、前記中心間の距離を
L、各ディンプルを平面視したときの半径をrとしたと
きに、r/Lが0.25〜0.45の範囲となるように
配列されている、請求項2に記載のスピーカーフレー
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314598A JP2002125293A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | スピーカーフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314598A JP2002125293A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | スピーカーフレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002125293A true JP2002125293A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18793823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000314598A Pending JP2002125293A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | スピーカーフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002125293A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008193371A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ |
KR100902895B1 (ko) * | 2006-06-29 | 2009-06-15 | 엘지전자 주식회사 | 스피커 |
US7720248B2 (en) | 2005-02-17 | 2010-05-18 | Pioneer Corporation | Frame for speaker device and speaker device |
US8811653B2 (en) | 2010-12-06 | 2014-08-19 | Fujitsu Ten Limited | Speaker unit |
-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000314598A patent/JP2002125293A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7720248B2 (en) | 2005-02-17 | 2010-05-18 | Pioneer Corporation | Frame for speaker device and speaker device |
KR100902895B1 (ko) * | 2006-06-29 | 2009-06-15 | 엘지전자 주식회사 | 스피커 |
JP2008193371A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ |
US8811653B2 (en) | 2010-12-06 | 2014-08-19 | Fujitsu Ten Limited | Speaker unit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10821638B2 (en) | Mobile phone middle plate having sectional outer frame | |
CN107734113A (zh) | 曲面盖板及其制备方法、移动终端 | |
CN101364360A (zh) | 平面显示器 | |
JP2002125293A (ja) | スピーカーフレーム | |
JP5533594B2 (ja) | 車両のピラー構造 | |
JPH06185596A (ja) | 樹脂プーリ | |
KR20100054775A (ko) | 밸런스 웨이트 제조방법 | |
JP2011161505A (ja) | ボス部を備えた物品の製造方法、及び物品 | |
TW201103660A (en) | Processing method of Mg-Li alloy components assembly | |
KR101467431B1 (ko) | 전자장치의 케이스 및 그 제조방법 | |
KR101619877B1 (ko) | 엠보싱 보강패널이 적용된 이종소재 서브프레임 | |
CN204870420U (zh) | 一种板簧u型螺栓垫块 | |
CN217842586U (zh) | 一种新型薄板施压皮带盘 | |
CN212708883U (zh) | 一种汽车用门框加强件结构 | |
CN206196046U (zh) | 扬声器模组 | |
CN210313030U (zh) | 一种电梯导轨压板结构 | |
CN213341826U (zh) | 一种电机外壳 | |
CN214304974U (zh) | 一种轻量化刹车片和采用该轻量化刹车片的车辆 | |
CN219467508U (zh) | 用于车辆天窗玻璃的支架结构及车辆 | |
CN219509038U (zh) | 一种快装组合墙板 | |
CN216256243U (zh) | 一种免焊接角的金属板件 | |
CN204526812U (zh) | 燃油箱支架及汽车 | |
CN210178826U (zh) | 一种汽车制动器底板 | |
CN110116682B (zh) | 汽车门护板与门内板的连接结构 | |
JP2017109263A (ja) | スパナのヘッド構造、スパナおよびヘッド構造の製造方法 |