JP2002125089A - ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の制御方法及び記憶媒体

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JP2002125089A
JP2002125089A JP2000313468A JP2000313468A JP2002125089A JP 2002125089 A JP2002125089 A JP 2002125089A JP 2000313468 A JP2000313468 A JP 2000313468A JP 2000313468 A JP2000313468 A JP 2000313468A JP 2002125089 A JP2002125089 A JP 2002125089A
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Akihiro Yoshitani
明洋 吉谷
Michihiro Izumi
通博 泉
Nobuya Kogure
伸弥 小暮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体から着脱可能な入力手段(ハンドス
キャナ等)によりMH圧縮方式等で符号化し送出された
画像データも装置本体側でTIFFファイル形式に変換
することを可能としたファクシミリ装置及びファクシミ
リ装置の制御方法及び制御プログラムが記憶された記憶
媒体を提供する。 【解決手段】 ハンドスキャナ102が、MH圧縮され
た画像データと共に、副走査ライン長をファクシミリ装
置101へ送出し、ファクシミリ装置101本体ではN
H圧縮された画像データをTIFFファイルに変換する
ことにより、ファクシミリ装置101側ではTIFFフ
ァイルの生成に必要なヘッダ情報を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体から着脱
可能な入力手段を有するファクシミリ装置及びファクシ
ミリ装置の制御方法及び制御プログラムを提供する記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置において、読み
取った画像データをファイル化してEメール(電子メー
ル)添付形式でインターネットに送信する方法が提案さ
れてきている。たとえば、特開平9-325924公報に開示の
技術においては、ファクシミリ装置で読み取ったイメー
ジデータをTIFF形式にしてEメールとして送信する
提案がなされている。
【0003】従来のファクシミリ装置を使ったEメール
送信の方法を以下に説明する。まず、利用者は送信する
原稿を送信台にセットし、利用者自身が登録されたユー
ザ名を選択するためのパスワードを入力する。次に、送
信する相手先を相手先テーブルから選択し、短縮番号に
続いてスタートキーを押すか、ワンタッチキーを押す。
【0004】通信端末装置は、原稿台の原稿を1枚ずつ
読み取り、一旦全頁を、符号化復号化部においてMH方
式で符号化してG3形式のイメージデータとして、イメ
ージメモリに蓄積する 。短縮番号もしくはワンタッチ
ダイヤルで指定された相手先を、相手先テーブルから読
み出す。相手先テーブルのインターネットEメールアド
レスが登録されていなければ、G3またはG4のファク
シミリ送信を行う。インターネットEメールアドレスが
登録されていれば、Eメールと送信するための処理を行
う。
【0005】Eメールとしてイメージデータを送信する
にあたっては、G3形式のイメージデータをTIFF変
換して送信する。TIFF変換処理においては、G3形
式のイメージデータの先頭にTIFF Class Fの
ヘッダ情報を付加し、TIFFイメージデータを作成す
る。TIFFイメージデータはバイナリデータであるの
で、これをさらにテキストデータに変換する。さらに、
メール編集部は、テキストデータに変換されたTIFF
イメージデータにEメールのヘッダを付加する。
【0006】Eメール形式のデータが完成すると、イン
ターネットへダイヤルアップ接続する。プロバイダとの
電話回線が設定されると、PAP手順に従ってログイン
し、SMTPによりEメールを送信する。送信完了後、
ログオフし、電話回線を開放する。
【0007】また、従来のG3ファックスの中には、コ
ードレスハンドスキャナ付きファクシミリがあり、スキ
ャナ部をハンドスキャナとすることにより、ファクシミ
リ装置本体から着脱可能とし、手動により原稿画像を走
査して原稿画像を読み取ることができる。
【0008】ハンドスキャナは、MH圧縮機能及びメモ
リ送信機能を有しており、画像の送信を行う際は、読み
取った画像をMH圧縮形式に符号化し、一時的に内蔵メ
モリに格納し、MH圧縮形式イメージデータのみをハン
ドスキャナからファクシミリ本体へ送っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この様なコードレスハ
ンドスキャナ付きファクシミリ装置において、上述した
Eメール機能を実現するために、TIFFファイル変換
機能を本体側を設けた場合、ハンドスキャナ側から送ら
れたMHデータを本体側でTIFFファイルにしてEメ
ール添付送信を行うことになる。
【0010】しかしながら、この場合、本体側に送られ
てきたMHデータには副走査長のデータがないため、画
像の縦横の画素数を格納するTIFFヘッダを作成する
ことができず、MHデータをTIFFファイルに変換す
ることができないという問題が生じてしまう。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
のものであり、装置本体から着脱可能な入力手段(ハン
ドスキャナ等)が、符号化処理された画像データと共
に、画像データをTIFFファイル形式に変換する際に
必要となるヘッダ情報を装置本体へ送出し、装置本体で
は画像データをTIFFファイルに変換することによ
り、装置本体側では画像の副走査ライン長等の必要なヘ
ッダ情報を得ることができるので、装置本体から着脱可
能な入力手段(ハンドスキャナ等)によりMH圧縮方式
等で符号化し送出された画像データも装置本体側でTI
FFファイル形式に変換することを可能としたファクシ
ミリ装置及びファクシミリ装置の制御方法及び制御プロ
グラムが記憶された記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のファクシミリ装置では、第1の画像データ
を入力し、入力した第1の画像データに符号化処理を行
い、符号化処理された第2の画像データを装置本体へ送
出する、装置本体から着脱可能な入力手段を有するファ
クシミリ装置であって、前記第2の画像データをTIF
Fファイルに変換する変換手段と、前記変換手段により
変換したTIFFファイルをEメール添付形式により所
定の相手先に送信する送信手段とを有し、前記入力手段
は、前記変換手段が前記第2画像データをTIFFファ
イル形式に変換する際に必要となるヘッダ情報を装置本
体へ送出することを特徴とする。
【0013】また、本発明のファクシミリ装置の制御方
法では、第1の画像データを入力し、入力した第1の画
像データに符号化処理を行い、符号化処理された第2の
画像データを装置本体へ送出する、装置本体から着脱可
能な入力手段を有するファクシミリ装置の制御方法であ
って、前記第2の画像データをTIFFファイルに変換
する変換工程と、前記変換工程により変換したTIFF
ファイルをEメール添付形式により所定の相手先に送信
する送信工程とを有し、前記入力手段が、前記変換工程
により前記第2画像データをTIFFファイル形式に変
換する際に必要となるヘッダ情報を装置本体へ送出する
ように制御することを特徴とする。
【0014】本発明の記憶媒体では、第1の画像データ
を入力し、入力した第1の画像データに符号化処理を行
い、符号化処理された第2の画像データを装置本体へ送
出する、装置本体から着脱可能な入力手段を有するファ
クシミリ装置の制御方法を実行するための制御プログラ
ムを提供する記憶媒体であって、前記第2の画像データ
をTIFFファイルに変換する変換コードと、前記変換
工程により変換したTIFFファイルをEメール添付形
式により所定の相手先に送信する送信コードとを有し、
前記入力手段が、前記変換コードにより前記第2画像デ
ータをTIFFファイル形式に変換する際に必要となる
ヘッダ情報を装置本体へ送出するように制御することを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0016】なお、本発明の実施の形態においては、本
発明をコードレスハンドスキャナ付きファクシミリ装置
に適用した場合で説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は第1の実施の
形態におけるコードレスハンドスキャナ付きファクシミ
リ装置の概略構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、101は本実施の形態のフ
ァクシミリ装置、102はファクシミリ装置101に接
続されるハンドスキャナ、103はディジタルカメラ、
104はISDN(Integrated Servi
ces Digital Network)などの通信ネ
ットワーク、105は通信相手のファクシミリ装置(F
AX)、106はインターネットサービスプロバイダ
(ISP)、および、107は通信相手のコンピュータ
(PC)である。
【0019】なお、ハンドスキャナ102とディジタル
カメラ103との間は、コンパクトフラッシュ(登録商
標)(CF)カードやスマートメディアなどの記憶媒体
を介して、画像データの受け渡しが行われることを想定
している。
【0020】図2は、ファクシミリ装置101、及びハ
ンドスキャナ102の構成例をそれぞれ示すブロック図
である。
【0021】まず、ファクシミリ装置101の構成を説
明する。ファクシミリ装置101おいて、第1の制御部
であるCPU201は、データおよびアドレスバスを含
むシステムバス202を介してROM203に格納され
たプログラムを読み込み、そのプログラムに従い、SR
AM204をワークメモリに利用して、後述する制御を
含む各種制御を実行する。
【0022】また、第2の制御部であるCPU205
は、データおよびアドレスバスを含むシステムバス20
6を介してROM207に格納されたプログラムを読み
込み、そのプログラムに従い、RAM208をワークメ
モリに利用して、ミドルウェアによるディジタル画像デ
ータのJPEG圧縮・伸長処理をはじめとする各種処理
を実行する。
【0023】システムバス202によって相互に接続さ
れるCPU201側のシステムと、システムバス206
によって相互に接続されるCPU205側のシステムと
は、両者の間に接続された共有レジスタ209を介して
データのやり取りを実行する。同様に、CPU205側
のシステムとハンドスキャナ102とは、両者の間に接
続された共有レジスタ210を介してデータのやり取り
を実行する。
【0024】システムバス206に接続されたオペレー
ションパネル213は、LCDなどのディスプレイ、テ
ンキーおよび各種キーが備わっており、ファクシミリ装
置101をユーザが操作したり、ファクシミリ装置10
1の動作状態を表示するためのものである。
【0025】FAXモデム214は、システムバス20
6を介してCPU205に制御されるとともに、クロス
ポイントスイッチ217に接続されている。クロスポイ
ントスイッチ217には、ハンドセット215およびス
ピーカ216も接続されている。従って、クロスポイン
トスイッチ217を経由して、通信回線から入力される
音声やファクシミリのアナログデータをハンドセット2
15、スピーカ216およびFAXモデム214へ供給
し、ハンドセット215やFAXモデム214から出力
される音声やアナログデータを通信回線へ出力すること
ができる。
【0026】ISDN回線(U点)218に接続された
DSU(Digital Service Unit)2
19は、局交換機との間でやり取りされるデータをTT
Lレベルの信号に変換する。ISDNインタフェイス2
20は、ISDNのレイヤ1から3までの制御を行い、
ISDNのBチャネルのデータの入出力機能を有してい
る。HDLCコントローラ221は、ISDNのHDL
C(Highlevel Data Link Cont
rol procedure)フォーマットのデータを
組み立て、分解する処理を行う。PIAFS( PHS
Internet Access Forum Stan
dard)コントローラ222は、無線データ通信プロ
トコルフォーマットのフレームを組み立て、分解する処
理を行う無線データ通信プロトコル処理部である。
【0027】PHS処理部223は、CPU224によ
ってPHS(Personal Handy−phon
e System)無線通信のプロトコル処理を行い、
TDMA(Time Division Multipl
e Access)処理部225によって4スロットの
時分割多重化により送受信されるフレームを組み立て、
分解する処理を行う。PHS処理部223に接続された
1.9GHz高周波部226は、1.9GHz帯の電波
の送受信を行う。なお、PHS処理部223を用いるこ
とで、内線にディジタルコードレス電話機を収容するこ
とが可能になる。
【0028】PCMCODEC227および228は、
アナログ信号とPCM(PulseCode Modu
lation)符号データの変換を行う。PCM/AD
PCM変換部229および230は、PHSの無線回線
で伝送されるADPCM(Adaptive Diff
erential Pulse Code Modula
tion)符号データをPCM符号データに変換する。
【0029】パス切り替スイッチ231および232
は、ISDN回線218で伝送するデータとして、ファ
クシミリ信号などのアナログ信号を選択するか、PHS
処理部223を経由してディジタルコードレス電話機か
ら送られてくる音声信号を選択するかを、CPU201
の制御により切り替えるためのスイッチである。
【0030】次に、主要信号線について説明する。23
3は、CPU201と205との間で制御信号をやり取
りするためのシリアル通信線である。234から236
は、ISDNインタフェイス220に入出力されるシリ
アル信号線である。ISDNインタフェイス220は、
これらの信号線うちの二本を選択して、ISDN回線2
18のB1およびB2チャネルに接続する。237およ
び238はFAXモデム214およびハンドセット21
5に入出力するアナログ信号用の信号線である。239
および240はディジタルコードレス電話機に入出力す
るADPCM符号化された音声データ用の信号線であ
る。
【0031】次に、ハンドスキャナ102の構成を説明
する。ハンドスキャナ102おいて、ワンチップマイク
ロプロセッサなどであるCPU241は、内蔵ROMな
どに格納されたプログラムを読み込み、そのプログラム
に従い、データおよびアドレスバスを含むシステムバス
254を介して、RAM242をワークメモリに利用し
て、後述する処理を含む各種処理を実行する。
【0032】画像を読み取るためのCIS(Conta
ct Image Sensor)243は、赤(R)、
緑(G)および青(B)のLEDアレイおよびラインC
CDを内蔵している。CIS243は、読取タイミング
信号が入力されると、読取タイミング信号に同期して、
読み取った画像のビデオ信号を出力する。
【0033】A/D変換部244は、CIS243から
出力されるビデオ信号をA/D(Analog to D
igital)変換する。シェーディング補正部245
は、A/D変換部244から出力されるRGB画像デー
タに公知のシェーディング補正を施す。
【0034】色変換選択部246は、RGB画像データ
の入力元および出力先をCPU241の制御により切り
替える。入力元はシェーディング補正部245またはR
AM242のどちらかから選択され、出力先はγ変換部
A249またはγ変換部B251またはRAM242の
どれかから選択される。
【0035】カラーファクシミリ通信を行う際は入力さ
れるRGB画像データをγ変換部A249へ出力し、そ
の処理結果はRGB→LAB色空間変換部247へ出力
される。この結果、RGB画像データはCIELAB色
空間の画像データに変換される。一方、カラー画像をE
メールに添付して送信する際は、入力されるRGB画像
データをγ変換部B251へ出力し、その処理結果はR
GB→YCbCr色空間変換部248へ出力される。こ
の結果、RGB画像データはYCbCr色空間の画像デ
ータに変換される。なお、γ変換部A249とγ変換部
B251では、同様のγ変換処理が行われるが、γ変換
部A249とγ変換部B251とではγの値が異なる。
これは、印刷を目的とするカラーファクシミリと、ディ
スプレイへの表示を目的とするEメールとでは、γ変換
のパラメータが異なるためである。一般にカラーファク
シミリではγ=1.0、ディスプレイではγ=1.8、
2.2程度である。
【0036】JPEG圧縮伸長部250は、入力される
LABあるいはYCbCr色空間の画像データに対しD
CT(Discrete Cosine Transfo
rm)変換を行ったあと量子化・ハフマン符号化してJ
PEG画像データを出力し、また、入力されるJPEG
データを伸長してRGB無圧縮画像データを出力する。
DCT変換および量子化・ハフマン符号化のアルゴリズ
ムについては一般のJPEG圧縮処理で使われるものと
同じである。
【0037】二値化処理部255は、RGB色空間の画
像データを印刷用のCMYK二値データに変換するか、
またはグレースケールの画像データを印刷用モノクロ二
値データに変換する。CFカードインタフェイス253
はディジタルカメラなどにより撮影されCF(Comp
actFlash)カードなどに記録されたJPEG画
像データを読み込むためのインタフェイスである。解像
度変換部252はRGB画像データの解像度変換の処理
を行う。
【0038】RGB→YCbCr変換部248では、γ
(=1.0)変換処理後の256階調RGBデータを2
56階調のYCbCrデータに変換する。各画素のRG
Bの値に対して以下の処理を行うことで各画素のYCb
Crの値を得る。
【0039】 Y = 0.29900R + 0.58700G + 0.11400B - 0x80 Cb = -0.16874R - 0.33126G - 0.500000B Cr = 0.50000R - 0.41869G - 0.08131B また、RGB→LAB変換部247では、γ(=1.8
or2.2)変換処理後の256階調RGBデータを2
56階調のLABデータに変換する。各画素のRGBの
値に対して以下の処理を行うことで各画素のLABの値
を得る。
【0040】x = ( 8164 * R + 6004 * G + 2281 * B
) / ( 2^22 ) ; y = ( 3666 * R + 12872 * G - 90 * B ) / ( 2^22
) ; z = ( 302 * R - 887 * G + 17027 * B ) / ( 2^22
) ; if( x > 1.0 ) x = 1.0 ; if( x < 0.0 ) x = 0.0 ; if( y > 1.0 ) y = 1.0 ; if( y < 0.0 ) y = 0.0 ; if( z > 1.0 ) z = 1.0 ; if( z < 0.0 ) z = 0.0 ; if ( x < 0.008856 ){ x = 7.787 * x + 16 / 116 ; }
else x = x ^ ( 1/3 ); if ( y < 0.008856 ){ y = 7.787 * y + 16 / 116 ; }
else y = y ^ ( 1/3 ); if ( z < 0.008856 ){ z = 7.787 * z + 16 / 116 ; }
else z = z ^ ( 1/3 ); l1 = 116 * y - 16 ; a 1= 500 * ( x - y ) ; b 1= 200 * ( y - z ) ; L = l1 * 2.56 ; if ( L < 0 ) L = 0 ; if ( L > 255
) L = 255 ; a = ( a1 * 255 / 170 ) + 128 ; if ( a < 0 ) a = 0
; if ( a > 255 ) a =255 ; b = ( b1 * 255 / 200 ) + 96 ; if ( b < 0 ) b = 0 ;
if ( b > 255 ) b =255 ; 次に、本実施の形態のファクシミリ装置における初期設
定について説明する。本ファクシミリ装置では、ファク
シミリ送信やEメール送信を簡単な操作で行うことがで
きるように、あらかじめ送信先やEメール関連情報を設
定する機能を持っている。
【0041】ファクシミリや電話の宛先は電話帳に登録
することができる。登録手順は以下のとおりである。ユ
ーザはオペレーションパネル213のテンキーから数
字、アルファベット、平仮名、片仮名、漢字、記号を用
いて相手の名前を入力し、続いて電話番号を入力する。
その他の付加情報があるときは、続いて各項目も入力す
る。各情報は一件分の電話番号データとなる。登録され
た電話番号データは、登録された名前を指定することに
より選択され、通信時に使用される。なお、この情報は
仮名文字や漢字を使用することが多いので、標準では仮
名文字および漢字を入力できるものとし、特定のキー操
作によって英文字を入力できるように切り替える。
【0042】次に、Eメール関係では、以下の項目の設
定を行う。Eメールを送信するためには、ISP(In
ternet Service Provider)へ接
続するための情報、送信先を指定するための情報が必要
である。
【0043】ISPへ接続するためには、ISPのアク
セス電話番号、あらかじめISPより与えられたログイ
ン名とパスワード、ISPのプライマリネームサーバア
ドレス、セカンダリネームサーバアドレス、SMTPサ
ーバ名が必要である。これらの情報は、オペレーション
パネル213のテンキーから数字、アルファベット、平
仮名、片仮名、漢字、記号を用いて入力される。その他
の付加情報があるときは、続いて各項目も入力する。こ
の情報は英数字のみの入力で十分であるので、これらを
入力する時には自動的に英数字の入力モードとなる。
【0044】また、ISPへ接続するための情報を複数
組持つために、これらのデータの集合にユーザ名を付け
て管理する。ユーザ名は、オペレーションパネル213
のテンキーから数字、アルファベット、平仮名、片仮
名、漢字、記号を用いて入力される。ただし、仮名文
字、漢字を入力モードを優先的に選択することは、先の
電話宛先入力の際と同様である。各情報は一件分の接続
データとなる。登録された接続データは、ユーザ名を指
定することにより選択され、通信時に使用される。
【0045】また、宛先を指定するためには、相手先E
メールアドレスが必要である。宛先は、オペレーション
パネル213のテンキーから数字、アルファベット、平
仮名、片仮名、漢字、記号を用いて、相手の名前と相手
先Eメールアドレスを入力することで登録される。相手
の名前を入力する時には仮名文字や漢字を入力するモー
ドとなり、Eメールアドレスを入力する時には英数字を
入力するモードに自動的に切り替わる。
【0046】その他の付加情報があるときは、続いて各
項目も入力する。各情報は一件分の宛先データとなる。
登録された宛先データは、登録された名前を指定するこ
とにより選択され、通信時に使用される。宛先データ
は、電話番号データとともに電話帳に登録されると同時
に、電話帳と独立な宛先データのみを持つEメール帳に
も登録される。
【0047】さらに、必須ではないが、Eメールは件名
を付属して送信することもできる。件名は、オペレーシ
ョンパネル213のテンキーから数字、アルファベッ
ト、平仮名、片仮名、漢字、記号を用いて入力される。
【0048】Eメールデータを登録可能である電話帳
は、以下のように構成されている。電話番号リストと宛
先リストをRAM208上に持つ。Eメールフラグと名
前情報を持つ構造体から、Eメールフラグの値で、電話
番号リストか宛先リストのいずれかにポインタを張る。
構造体の集合は、名前情報でソートされた配列としてR
AM208上に格納している。電話帳にEメールの宛先
が登録される場合、Eメールフラグとともに格納され、
電話帳上でマークを付けて表示される。
【0049】なお、電話/ファクシミリ使用時は、Eメ
ール宛先を電話帳から選択することはできず、Eメール
使用時は、電話番号を電話帳から選択することはできな
いようにすることで、誤操作を防いでいる。
【0050】次に、Eメールボタンを押下した場合のオ
ペレーションについて説明する。Eメールに添付して送
信することのできる画像としては、ハンドスキャナで読
み取った画像、ハンドスキャナ102をファクシミリ装
置101に装着してのシート読み画像、外部メモリカー
ドを使ってのディジタルカメラなどの画像の3種類が考
えられる。
【0051】そこで、Eメールボタンが押下されると、
まず表示部には“スキャナ ゲンコウ カード”と表示
する。オペレーションパネル213のキーを用いて、3
つの中のいずれかを選択することにより、それぞれの画
像入力動作を開始する。
【0052】“スキャナ”が選択された場合(後述の
「ハンドスキャナ単体での読取の場合」)にはハンド
スキャナ102に格納されている画像をファクシミリ装
置101に転送する処理が行われる。“ゲンコウ”が選
択された場合(後述の「シート読取動作の場合」)に
は原稿の読取動作を開始する。“カード”が選択された
場合(後述の「外部から画像を入力する場合」)には
ハンドスキャナ102内のCFカードインターフェイス
部253を通して、メモリカードから画像データを転送
する処理が行われる。
【0053】なお、スキャナや外部メモリカードに格納
された画像については、ハンドスキャナをファクシミリ
装置に装着した時にオペレーションパネルを操作するこ
とで、Eメール送信することも可能である。
【0054】本実施の形態におけるファクシミリ装置で
は、読み取った画像に対して、印刷(コピー)、FAX
送信、Eメール送信のいずれかの動作を行うことができ
る。これらの動作は、オペレーションパネル213を使
って行う。次に、上述した3つの入力動作をコピー、F
AX送信、Eメール送信、それぞれの場合で詳細に説明
する。
【0055】まず、ハンドスキャナ単体での読取の場
合についての画像の印刷(コピー)、FAX送信、Eメ
ール送信動作を図3、4に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0056】ハンドスキャナ102をファクシミリ装置
101から取り外して、まずユーザは原稿読み取り前に
ハンドスキャナにカラーで読み取るかモノクロで読み取
るかを指示する(S301)。ハンドスキャナ102の
スタートキーを押すと(S302)、画像の読み取りが
開始される(S303)。ここで、ステップS301で
カラー、あるいはモノクロでのどちらで読取指示を出し
たかに応じて、異なる処理を行う。
【0057】カラー読み取りが指示されている場合は、
ハンドスキャナ102によるカラー画像の読み取りが開
始されると、CIS243からビデオ信号が出力され、
出力されたビデオ信号はA/D変換され(S304)、
シェーディング補正される(S305)。シェーディン
グ補正された画像データはRGB各色8ビットの無圧縮
画像データとしてRAM242に格納される(S30
6)。
【0058】モノクロ読み取りが指示されている場合に
は、まず、ハンドスキャナ102のローラー部(図示せ
ず)に設けられているセンサを用いて副走査方向のライ
ン数の検出を開始する(S307)。そして、ハンドス
キャナ102のCIS243で原稿をグレースケールで
読み取り、A/D変換部244でA/D変換(S30
8)し、シェーディング補正部245で公知のシェーデ
ィング補正を施し(S309)、得たグレースケール画
像データに対し、二値化処理部255で二値化(S31
0)して、CPU241でMH圧縮(S311)して得
られたMH画像データをRAM242に格納する(S3
12)。この際、読み取った画像のライン数を画像デー
タとは別に格納しておく(S313)。
【0059】なお、副走査方向のライン数の検出に関し
ては、本実施の形態ではローラー部でのセンサによる検
知を行ったが、これに限るものではなく、画像の読み取
りを終了後、MH圧縮する前の画像データの画素数をカ
ウントすることにより検出してもよい。
【0060】読取が終了してハンドスキャナ102がフ
ァクシミリ装置101に装着されると、ファクシミリ装
置101のオペレーションパネル表示部に“コピー?
FAX送信? Eメール送信?”と表示され、ユーザに
選択を促す(図4:S401)。
【0061】ステップS401において、“コピー”が
選択された場合には、ハンドスキャナ内の画像データの
印刷処理を開始する。次に、読み取り時にカラー読み取
りを指定されたか、モノクロ読み取りを指定されたかを
判断する(S402)。
【0062】読み取り時にカラー読み取りを指定された
場合、ハンドスキャナ102のRAM242に格納され
たRGB無圧縮画像データは、解像度変換部252でプ
リンタ出力する解像度に変換(S403)された後、二
値化処理部255でRGB→CMYK変換(S404)
されて印刷データとなり、RAM242に一旦格納され
る。RAM242に格納された印刷データは、共有レジ
スタ210を経由して、カラープリンタ212に送られ
てカラー画像が印刷される(S405)。
【0063】同じくモノクロMH画像データは、画像処
理を施されることなく上記と同じルートで本体に転送さ
れ、本体側のCPUがMHデータを伸張(S406)し
てプリンタ212へ出力することで、モノクロ画像が印
刷される(S407)。
【0064】ステップS401において、“FAX送
信”が選択された場合には、ハンドスキャナ内の画像デ
ータのFAX送信処理を開始する。ユーザはまずFAX
宛先を電話帳から選択する(S410)。
【0065】ISDN発信処理に関しては、カラーとモ
ノクロの場合で異なる処理を行う(S411)。ユーザ
がカラーモードを指定してスキャンして得たカラー画像
を送信する場合は、選択された電話番号宛てにISDN
発信処理が行われる。そして、ISDN回線218から
応答があると、RAM242に格納されたRGB無圧縮
画像データは、解像度変換部252で送信する解像度
(200dpi)に変換されたあと(S412)、色変
換選択部246に入力され、そこからγ変換部A249
(S413)、RGB→LAB変換部247(S41
4)を経由してLAB画像データに変換され、JPEG
圧縮部でLAB−JPEG画像データに変換される(S
415)。本件では、LAB画像データをJPEG圧縮
して得られたJPEG画像データをLAB−JPEG画
像データと呼ぶこととし、同様にYCbCr画像データ
をJPEG圧縮して得られたJPEG画像データをYC
bCr−JPEG画像データと呼ぶこととする。得られ
たLAB−JPEG画像データは、いったんRAM24
2に格納される。
【0066】ユーザがモノクロモードを指定してスキャ
ンして得たモノクロMH画像を送信する場合は、上記の
ような画像変換を行わなず、MHデータをそのまま本体
へ転送し、RAM242に格納される(S416)。
【0067】RAM242に格納されたLAB−JPE
G画像データまたはMH画像データは、共有レジスタ2
10を経由してFAXモデム214に転送される。FA
Xモデム214は、画像データに基づきアナログ信号を
変調し(S417)、変調されたアナログ信号はPCM
CODEC237によりPCM符号に変換されて(S4
18)、ISDN回線218へ送信される(S41
9)。カラー画像を送信した場合は、通信相手のファク
シミリ装置(図1のFAX105)がカラーファクシミ
リ機能を持っていれば、ISDN回線218を介して受
信されるJPEGデータを伸長して画像を印刷すること
ができる。
【0068】ステップS401において、“Eメール送
信”が選択された場合には、ハンドスキャナ内の画像デ
ータのEメール送信処理を開始する。
【0069】インターネットのEメールには所定のヘッ
ダ情報を付加することが規定されているため、送信する
JPEGデータの前に所定のヘッダ情報である「To:」
(宛先)、「From:」(差出人)、「Subject:」(件
名)、「Cc:」(複写配布)および「Date:」(日付)な
どの情報を追加する必要がある。そこで、まず、オペレ
ーションパネル213から、あらかじめ登録されている
複数の送信元から一つを選択する(S430)。この処
理は登録されている送信元が一つである場合は省略する
ことが可能である。送信元は、ユーザ名、Eメールアド
レス、ログイン名、パスワード、アクセス電話番号、プ
ライマリネームサーバアドレス、セカンダリネームサー
バアドレス、SMTPサーバ名からなり、既に説明した
初期登録手順によって登録されるものである。
【0070】次に宛先を選択する(S431)。宛先は
あらかじめ登録された電話帳、もしくはEメール帳から
選択するか、テンキーから数字、アルファベット、記号
を入力して指定する。Eメール帳は、宛先だけを表示す
るものであり、電話帳と独立である。テンキーから入力
された情報は、電話帳、もしくはEメール帳に登録する
ことが可能である。
【0071】さらに件名を指定する(S432)。件名
はあらかじめ登録された件名帳から選択するか、テンキ
ーから数字、アルファベット、平仮名、片仮名、漢字、
記号を入力して指定する。テンキーから入力された情報
は、件名帳に登録することが可能である。ここで、さら
に読み取り時にカラー読み取りを指定したか、またはモ
ノクロを指定したかに応じて異なる処理を行う。
【0072】読み取り時にカラー読み取りを指定した場
合、カラーJPEG画像をEメール添付ファイルとして
送信する。ハンドスキャナ102のRAM242に格納
されたRGB無圧縮画像データはファイルサイズが大き
いため、圧縮処理を行いPCで使用されるYCbCr色
空間のJPEG画像データに変換する必要がある。そこ
で、RAM242に格納されたRGB無圧縮画像データ
を解像度変換部252により送信解像度(たとえば20
0dpi)に変換(S433)し、色変換選択部24
6、γ変換部B251(S434)、RGB→YCbC
r変換部248(S435)を経由してYCbCr色空
間の画像データに変換したあと、JPEG圧縮伸張部2
52(S436)によりYCbCr−JPEGデータに
圧縮し、RAM242にいったん格納する。さらに、Y
CbCr−JPEGデータはファクシミリ装置101の
RAM208に移され(S437)、JPEGファイル
としてSRAM204に格納される。
【0073】読み取り時にモノクロ読み取りを指定した
場合、モノクロTIFF画像をEメール添付ファイルと
して送信する。ハンドスキャナ102のRAM242に
格納されたMHデータはファクシミリ装置101のRA
M208に移され(S440)、SRAM204に格納
される。
【0074】ここで、MHデータをPCで扱えるTIF
Fファイルに変換する。MHデータにTIFFヘッダを
つければTIFF形式画像データになるが、TIFFヘ
ッダに格納する画像の縦(副走査方向)ライン数のデー
タが別に必要になる。このため、ハンドスキャナのCP
U241はスキャン時にあらかじめRAM242に格納
しておいたその画像の縦ライン数のデータを、MHデー
タを本体へ送った(S441)後に、共有レジスタ21
0経由で本体へ送る。本体はその縦ライン数データなど
を含めてTIFFヘッダを作成(S442)し、前記M
H画像データにそれを付加することでTIFFファイル
を作成(S443)する。
【0075】TIFFヘッダに入れる添付画像ファイル
名については、キーにより入力することは煩雑である。
そこで、入力された件名を使ってファイル名を生成す
る。複数ページの原稿を添付して送信する場合には、ペ
ージ数をカウントして、件名の末尾にページ番号を付加
した名称をつけるものとする。たとえば、件名が「ゲン
コウ」であれば、ファイル名は「ゲンコウ1」、「ゲン
コウ2」・・・というように生成される。
【0076】以上の処理により得られたJPEG/TI
FFファイルに対し、base64やuuencode
などの既知のテキスト化処理が行われ、Eメールヘッダ
を付加してEメールデータが作成される(S444)。
【0077】Eメールデータが完成すると、指定したプ
ロバイダ106宛てにISDN発信処理を行う。ISD
N回線218から応答があると、通信パスが接続され、
プロバイダとの通信回線が設定される。続いて、PAP
に従ってプロバイダのサーバにログインし、SMTPプ
ロトコルによりSRAM204に格納されたEメールデ
ータが送信される。具体的には、Eメールデータは、S
RAM204からHDLCコントローラ221に転送さ
れてHDLCフレームに組み立てられた上、ISDNイ
ンタフェイス220を経由してプロバイダ宛に送信され
る(S445)。
【0078】Eメールの宛先のPC107がインターネ
ット経由でEメールデータを受信すると、そのユーザ
は、Eメールに添付されたJPEG/TIFFデータフ
ァイルを得ることができる。そして、PC107上で稼
動するJPEG/TIFFデータの表示機能をもつソフ
トウェア、例えばブラウザなどにより受信した画像を見
ることができる。
【0079】Eメール送信後、宛先はリダイヤルバッフ
ァ、もしくはEメール用リダイヤルバッファに保存され
る。リダイヤルバッファはかけた電話/送信したEメー
ルを使用開始時刻でソートし、最新のものから順に何件
かの電話番号/宛先を保存するもので、Eメール用リダ
イヤルバッファは、送信したEメールを使用開始時刻で
ソートし、最新のものから上位何件かの宛先を保存する
ものである。
【0080】なお、FAXやEメールの送信方法として
は、電話番号/Eメール宛先を選択してから送信するこ
とも可能である。これは、オペレーションパネル213
の電話帳キーを押すことで開始される。電話帳キーを押
すと、電話帳に登録された電話番号/Eメール宛先が表
示される。Eメール宛先は、末尾に「E」の文字が付加
されていることで示される。電話番号を選択すると電話
/ファクシミリ送信モードが自動的に選択され、Eメー
ル宛先を選択するとEメール送信モードが自動的に選択
される。
【0081】また、ハンドスキャナで読み取った画像の
Eメール送信方法としては、既述のEメールボタンを使
用する方法も用いることができる。Eメールボタンを押
下すると、“スキャナ ゲンコウ カード”と表示され
るので、ここで“スキャナ”を選択すると、ハンドスキ
ャナ内の画像を送信することができる。
【0082】次に、3つの入力動作の中のシート読取
動作の場合について図5に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0083】ハンドスキャナ102を本体に装着した状
態で、シートフィーダを用いてハンドスキャナ102か
ら画像を読み取ってコピー、FAX送信、Eメール送信
をする場合、ユーザはまず原稿をシートフィーダにセッ
ト(S500)し、コピー・FAX・Eメールいずれか
の処理を選択する。選択はそれぞれに対応したボタンを
ユーザが押下することによって行われる(S501)。
【0084】このステップS501の状態で、コピーボ
タンが押下されると、原稿がフィードされ、スキャナ1
02による画像の読み取りが開始される。CIS243
からビデオ信号が出力され、出力されたビデオ信号はA
/D変換され、シェーディング補正される(S50
2)。シェーディング補正された画像データはγ変換部
A249でγ変換され(S503)、解像度変換部25
2でプリンタ解像度に変換され(S504)、二値化処
理部255でプリント二値データに変換されて(S50
5)いったんRAM242に格納される。そこから共有
レジスタ210を経由してプリント二値データがプリン
タ212へ送られプリントアウトされる(S506)。
【0085】ステップS501において、ダイヤル操作
の後でFAX送信ボタンが押下された場合、または電話
帳に登録された送信先を選択した上でFAX送信ボタン
が押下された場合には、FAX送信処理を開始する。
【0086】電話帳から宛先を選択されると(S51
1)、選択された電話番号宛てにISDN発信処理が行
われる(S512)。そして、ISDN回線218から
応答があると、読取動作を開始する。
【0087】ハンドスキャナ102のCIS243で原
稿を読み取り、A/D変換部244でA/D変換し、シ
ェーディング補正部245でA/D変換部244から出
力されるRGB画像データに公知のシェーディング補正
を施す(S513)。続いて、γ変換部A249でγ補
正を施し(S514)、RGB→LAB色空間変換部2
48でLAB画像データに変換(S515)し、JPE
G圧縮/伸長部250で符号化(圧縮)(S516)し
てハンドスキャナ102のRAM242にJPEGデー
タを出力する。
【0088】このデータは共有レジスタ210を経由し
てFAXモデム214に転送される(S517)。FA
Xモデム214は、JPEGデータに基づきアナログ信
号を変調し(S518)、変調されたアナログ信号はP
CMCODEC237によりPCM符号に変換されて
(S519)、ISDN回線218へ送信される(S5
20)。通信相手のファクシミリ装置(図1のFAX1
05)がカラーファクシミリ機能、つまりLAB−JP
EG伸長機能をもっていれば、ISDN回線218を介
して受信されるJPEGデータを伸長して画像を印刷す
ることができる。
【0089】ステップS501において、Eメールボタ
ンが押下されてから“ゲンコウ”が選択された場合、ま
たは電話帳からEメール送信先が選択された場合には、
読み取ってEメール送信処理を開始する。
【0090】Eメールデータの作成開始に先立ち、「
ハンドスキャナで読み取った画像の送信」で説明したよ
うに、宛先や件名の指定を行う。これらの処理が終了す
ると、Eメールデータの作成が開始される(S53
0)。
【0091】カラー原稿をシートフィーダを用いてハン
ドスキャナ102から画像を読み取って送信する場合、
ハンドスキャナ102のCIS243で原稿を読み取
り、A/D変換部244でA/D(Analog to
Digital)変換し、シェーディング補正部245
でA/D変換部244から出力されるRGB画像データ
に公知のシェーディング補正を施し(S531)、γ変
換部B251でγ変換を施し(S532)、RGB→Y
CbCr色空間変換部248でYCbCr画像データに
変換し(S533)、JPEG圧縮伸長部250で符号
化(圧縮)(S534)してハンドスキャナ102のR
AM242にYCbCr−JPEGデータを出力する。
このデータはファクシミリ装置101のRAM208に
転送され(S535)、テキスト化され、Eメールヘッ
ダが付加されて(S536)Eメールデータとなる。
【0092】こうしてEメールデータの作成が終了する
と、指定したプロバイダ106宛てにISDN発信処理
を行う(S537)。以降の動作については、ハンドス
キャナで読み取った場合と同様である。
【0093】次に、3つの入力動作の中の外部から画
像を入力する場合について図6に示すフローチャートを
用いて説明する。
【0094】ハンドスキャナ102にはCFカードを接
続するCFカードインタフェイス部253を持ってい
る。そこで、ディジタルカメラなどで撮影して得たJP
EG形式の画像データをCFカードに格納しておけば、
CFカードをハンドスキャナ102に装着することによ
り、該画像データをプリントしたり、FAX送信を行っ
たり、やEメール送信を行ったりすることができる。
【0095】ディジタルカメラでCFカードに書かれた
JPEGファイルには、DCF(Design rul
e for Camera File system)規格
に従ってファイル名がつけられており、各ファイルは数
値3桁−数値4桁のファイルIDで表現可能である。
【0096】ハンドスキャナ102がファクシミリ装置
101に装着された時に、ハンドスキャナにCFカード
が装着されていることを認識すると、ファクシミリ装置
101のオペレーションパネル表示部に“コピー? F
AX送信? Eメール送信?”と表示され、ユーザにい
ずれかを選択するように促す(S601)。
【0097】コピー、FAX、Eメールのうちどれかが
選択されると、次に処理する画像のファイルIDをオペ
レーションパネル213で指定するか、あらかじめカメ
ラからDPOF(Digital Print Orde
r Format)などで指定されたものを処理するか
の選択を行う(S602)。前者の場合はオペレーショ
ンパネルから送信ファイルのIDを入力し(S60
3)、後者の場合はCFカード内のDPOFファイルを
解析して処理対象のファイルIDを得る(S604)。
その後、CFカードから該ファイルを読み込む(S60
5)。なお、DPOFとは、記録メディア内の画像ファ
イルをどう扱うか(たとえばプリントするか、特定相手
にEメール送信するか、など)をコマンドファイルとし
て記録メディア内に書いておき、そのCFカードを挿入
された機器(FAXなど)がそのコマンドファイルを認
識して自動的にプリントしたりEメール送信したりする
ための、コマンドファイル(DPOFファイル)の書式
の規格である。オペレーションパネルから指定する場
合、カーソルキーを用いてファイル一覧から選択する
か、テンキーで直接指定する。画像は複数選択可能であ
り、送信に用いるファイルIDの最初の値と最後の値を
指定することで、範囲を指定する。
【0098】次に、ステップS601でどの処理が選択
されたかを判断する(S606)。ステップS601で
“コピー”が選択されている場合は、CFカードから読
み出されたYCbCr−JPEGデータはJPEG圧縮
伸長部250で伸長されて無圧縮RGB画像データとな
り(S607)、解像度変換部でプリント解像度へ変換
され(S608)、2値化処理部255でCMYK二値
プリントデータに変換され(S609)、得られた印刷
データはRAM242に一旦格納される。RAM242
に格納されたプリントデータは、共有レジスタ210を
経由して、カラープリンタ212に送られて画像が印刷
される(S610)。
【0099】ステップS601で“FAX送信”が選択
されている場合は、CFカードから読み出されたJPE
GデータはJPEG圧縮伸長部250でいったん伸長さ
れて無圧縮RGBデータとなり(S620)、解像度変
換部252で送信解像度(200dpi)に変換され
(S621)て、いったんRAM242に格納される。
次に、そのRGB無圧縮データを色変換選択部246へ
入力して、γ変換部A251(S622)、RGB→L
AB変換部247(S623)を経由してLAB−JP
EGデータへと変換され(S624)再度RAM242
に格納される。
【0100】次に、電話帳で宛先が選択されると、選択
された電話番号宛てにISDN発信処理が行われる。そ
して、ISDN回線218から応答があると、RAM2
42に格納されたLAB−JPEGデータは、共有レジ
スタ210を経由してFAXモデム214に転送される
(S625)。FAXモデム214は、JPEGデータ
に基づきアナログ信号を変調し(S626)、変調され
たアナログ信号はPCMCODEC237によりPCM
符号に変換されて(S627)、ISDN回線218へ
送信される(S628)。
【0101】“Eメール送信”が選択されている場合
は、CFカードから読み出されたJPEGデータはPC
でそのままファイルとして見ることができるため、画像
処理は行わずそのまま添付ファイルとしてEメール送信
する。
【0102】ただし、ディジタルカメラ撮影時の画素数
設定が多い場合は、撮影して得たJPEG画像データの
ファイルサイズが大きくなりすぎてしまい、RAM24
2やRAM208に格納仕切れなかったり、あるいはテ
キスト化処理や送信処理に時間がかかりすぎたりしてし
まうため、本件においては送信するファイルのファイル
サイズが大きい場合はEメール添付送信を行わないこと
し、オペレーションパネルにその旨のメッセージを表示
する。データの転送に先立ち、ファクシミリ装置101
の第2の制御部であるCPU205は、ユーザが送信フ
ァイルを指定した後、ハンドスキャナのCPU241か
ら該当ファイルのファイルサイズを入手する(S63
0)。そして、入手したファイルサイズの値があるxバ
イトを上回るか否かを判断する(S631)。ファイル
サイズの値がxバイトを上回る場合(Yes)は、警告
を表示し送信を中止する(S632)。ここで、xの値
は一定値であってもよいし、RAM208の残容量によ
り可変的に設定してもよい。xバイトを下回る場合(N
o)は、指定JPEGファイルをRAM242へ読み出
す(S633)。
【0103】次に、Eメールの宛先のEメールアドレス
が電話帳で選択されると、Eメールに添付するデータを
作成するために、RAM242に格納されたJPEGデ
ータは共有レジスタ210および209を経由してSR
AM204に転送される。そして、前述したステップS
323と同様の処理によってEメールデータが作成され
送信される(S634)。
【0104】Eメールデータの送信処理の詳細について
は、既に説明した場合と同様である。なお、ディジタル
カメラで撮影した画像の場合には、画像に名称が付けら
れている。このような場合には、CFカードから画像名
称を受け取り、その画像名称を添付画像のファイル名に
そのまま利用する。画像に名称がつけられていない場合
には、ハンドスキャナで読み取った画像の場合と同じよ
うに、件名をそのままファイル名として使用する。
【0105】また、外部メモリカードに格納された画像
のEメール送信方法としては、既述のEメールボタンを
使用する方法も用いることができる。Eメールボタンを
押下すると、“スキャナ ゲンコウ カード”と表示さ
れるので、ここで“カード”を選択すると、ハンドスキ
ャナ内の画像を送信することができる。
【0106】以上説明してきたように、本実施の形態で
は、コードレスハンドスキャナ付きファクシミリにおい
て、ハンドスキャナで読み取った画像の副走査方向
(縦)のライン長を検出し、MH圧縮された画像データ
と共に副走査方向のライン長も本体側に送信し、本体側
では、受信された副走査ライン長に基づいてTIFFフ
ァイルのヘッダを生成することができるので、ハンドス
キャナにより読み取られた画像のEメール添付が可能に
なるという効果がある。
【0107】(第2の実施の形態)以下、本発明にかか
る第2の実施の形態のコードレスハンドスキャナ付きフ
ァクシミリ装置を説明する。なお、本実施の形態におい
て、第1の実施の形態と略同様の構成については、同一
符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0108】第1の実施の形態において、カラー読み取
りモードを指定してハンドスキャンを行う場合は、シェ
ーディング処理後のRGB無圧縮データをRAM242
に格納していた。しかし、A4原稿をたとえば200d
piで読み込む場合、このようにRGB無圧縮データと
してRAM242に格納しようとすると、データサイズ
が約12MBと大きくなり、これを格納できる容量のR
AMを装備すると装置のコストアップを招いてしまう。
【0109】したがって、読み取り時に何らかの圧縮方
法でRGBデータを圧縮してからRAM242に格納す
ることが望ましいが、たとえばYCbCr−JPEGデ
ータとして格納することとすると、カラーFAX送信時
にはそのデータをいったん伸張して無圧縮RGBデータ
にしてから再度LAB−JPEGデータに圧縮する必要
があるため、JPEG伸張と圧縮を繰り返すことによる
画像データの劣化が避けられない。一方、LAB−JP
EGデータとして格納することにしても、Eメール送信
時にはYCbCr−JPEGデータに変換する必要があ
るため同様の画像劣化が生じる。
【0110】そこで、本実施の形態では、ユーザがハン
ドスキャン時に指定する画像幅によって処理の分岐を行
うこととする。画像幅は写真/A4/B4の幅指定が可
能であり、各指定により処理内容を以下のように制限す
る。 (1)写真幅のとき:モノクロはスキャン時にMH圧縮
を行い、カラーは無圧縮でスキャンする。(2)A4幅
のとき:モノクロはスキャン時にMH圧縮を行い、カラ
ーはスキャンした画像をYCbCr−JPEG圧縮して
RAM242に書き込む。ただしこのJPEGデータは
送信対象とはせず、本体に装着してプリントアウトのみ
を行うことができる。(3)B4幅のとき:モノクロは
スキャン時にMH圧縮を行い、カラースキャンは行わな
い。
【0111】この様に、幅指定に応じて処理内容を制限
した場合のハンドスキャナ及びファクシミリ装置の動作
を図7、8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0112】まず、ハンドスキャナ102をファクシミ
リ装置101から取り外して、ユーザは原稿読み取り前
にハンドスキャナにカラーで読み取るかモノクロで読み
取るか、画像幅は写真幅かA4幅かB4幅かを指示する
(S701)。ハンドスキャナ102のスタートキーを
押すと(S702)、画像の読み取りが開始される(S
703)。ここでステップS601において、(1)写
真幅、(2)A4幅、(3)B4幅のどの画像幅で読取
指示を出したかに応じて、以降異なる処理を行う。
【0113】まず、(1)写真幅のカラースキャンを行
った場合の動作を説明する。スキャン時の処理は画像幅
が写真サイズであることを除いて図3におけるステップ
S303以降に示す第1の実施の形態と同様である。送
信時の処理に関しても第1の実施の形態とほぼ同様であ
るので、以下相違点のみを簡単に説明する。
【0114】読取が終了してハンドスキャナ102がフ
ァクシミリ装置101に装着されると、ファクシミリ装
置101のオペレーションパネル表示部に“コピー?
FAX送信? Eメール送信?”と表示されユーザに選
択を促す。
【0115】“コピー”が選択された場合には、ハンド
スキャナ内の画像データの印刷処理を開始する。
【0116】“FAX送信”が選択された場合には、ハ
ンドスキャナ内の画像データのカラーFAX送信処理を
開始する。ただし、カラーFAXでは勧告で画像幅がA
4と決められているため、写真幅の画像の幅を補う必要
がある。
【0117】従って本実施の形態では、図4のステップ
S415で、スキャンして得たRGB無圧縮画像の左右
に白画素[(RGB)=(255,255,255)]を付
加してA4幅(200dpiで1728画素)になるよ
うにしてからLAB−JPEG圧縮処理を行い、得られ
たJPEGデータを第1の実施の形態と同様にして送信
する。
【0118】“Eメール送信”が選択された場合は、白
画素を付加する必要がないため、写真幅のままのRGB
無圧縮画像をYCbCr−JPEG圧縮して、得られた
JPEGデータを第1の実施の形態と同様にして添付フ
ァイルとして送信する。
【0119】次に、(2)A4幅のカラースキャンを行
った場合の動作を説明する。スキャン時は第1の実施の
形態と異なり、まず、ステップS704におけるカラー
/モノクロについての判断をカラーと判断し(S70
4)、A/D変換(S705)、シェーディング補正
(S706)をして得られたRGB画像データを、γ変
換部B251でγ変換し(S707)、RGB→YCb
Cr変換部251を経由させてYCbCr無圧縮画像デ
ータとし(S708)、さらにJPEG圧縮伸張部25
0で圧縮してYCbCr−JPEGデータとして(S7
09)からRAM242へ格納する(S710)。
【0120】この状態でハンドスキャナが本体に装着さ
れると、本体はA4幅と認識後(S801)、本体の表
示部には第1の実施の形態と同様に“コピー? FAX
送信? Eメール送信?”と表示されるが(S80
2)、FAXとEメールはユーザが選択しても警告表示
をして送信処理は行わない(S803)。コピーを選択
した場合は、カラーなので(S804)、RAM242
に入っているYCbCr−JPEGデータをJPEG圧
縮伸張部250で伸張していったんRGB無圧縮画像デ
ータとし(S805)、さらに解像度変換部252でプ
リント解像度に変換し(S806)、二値化処理部25
5でCMYK二値データに変換して(S807)、その
データを本体のプリンタへ送ってプリントする(S80
8)。
【0121】また、A4モノクロスキャンについてであ
るが、第1の実施の形態と同様の処理を行うので(図
7:S711〜S717、図8:S809〜S81
0)、ここでは説明を省略する。
【0122】最後に(3)B4幅カラースキャンである
が、上述したようにステップS703でB4幅と判断さ
れると、カラーかモノクロか判断し(S718)、カラ
ーであった場合は処理を終了する。また、ステップS7
18でモノクロと判断した場合、第1の実施の形態と同
様の処理図7:S711〜S717、図8:S809〜
S810)を行う。
【0123】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、ユーザがハンドスキャン時に指定する画像幅
(写真/A4/B4)によって処理の分岐を行うことに
より、画像劣化を生じさせることなく、少ないデータ量
でハンドスキャナ内に画像を蓄積することができるの
で、読み取り画像のデータ量に起因する装置のコストア
ップを抑制することができるという効果がある。
【0124】(第1、第2の実施の形態の変形例)上記
の各実施の形態においては、画像の送信は公衆回線を経
由したファクシミリ通信およびEメールを想定していた
が、Bluetooth、IrDAおよびPHSなどの
無線通信媒体によって、あるいは、USB(Unive
rsalSerial Bus)、およびIEEE13
94のような有線通信媒体によって、構内や近隣のコン
ピュータなどに画像を送信することも考えられる。図9
はそのようなシステム構成例を示すブロック図である。
【0125】図9において、108および109はファ
クシミリ装置101と同じ構内にあるコンピュータ(P
C)、110はBluetooth、IrDAまたはP
HSなどを利用した無線通信回線、111はUSBまた
はIEEE1394などを利用した有線通信回線であ
る。なお、図9に示すシステムの通信に使用される画像
データは、Eメールを利用した画像通信を行う場合と同
様に、YCbCr色空間の画像データをJPEG圧縮し
たものである。
【0126】前述の第1、第2の実施の形態で説明した
Eメールを利用した画像の送信と異なる点は、送信が指
示された際に、ISDN回線に対して発信する代わり
に、通信に利用する通信媒体の通信プロトコルに従って
通信リンクを確立することである。そして、確立された
通信回線上でJPEGデータを伝送することにより、J
PEG伸長機能を有するコンピュータ108や109な
どにおいて画像を見ることが可能になる。
【0127】また、上記の各実施の形態においては、処
理モードの選択は、例えば、メッセージ“コピー? F
AX送信? Eメール送信?”に従って選択する例を説
明した。つまり、処理モードだけでなく画像の送信モー
ドも選択していることになる。そこで、オペレーション
パネル213に“FAXキー”、“Eメールボタン”の
ような専用のキーを設けてもよい。
【0128】一方、画像を送信する場合には、選択され
た短縮番号がファクシミリ装置の電話番号に対応する
か、Eメールアドレスに対応するかを判断することで、
送信モードを自動判別することができる。このような判
別を行えば、メッセージは“コピー? 送信?”でよ
い。さらに、短縮番号(電話帳)に登録されているの
が、ファクシミリ装置の電話番号である場合はその名称
の横に“F”を表示し、登録されているのがEメールア
ドレスである場合はその名称の横に“E”を表示するこ
とで、ファクシミリ装置のユーザの識別を容易にするこ
とができる。
【0129】また、上述の各実施の形態においては、公
衆回線としてISDNを想定し、ファクシミリ送信の場
合はモデムにより変調されたアナログ信号をPCM符号
化し、Eメール送信の場合はHDLCフレームに組み立
てたデータをそのままISDNに送信していた。しか
し、公衆回線はアナログ回線(PSTN)でもよく、ア
ナログ回線を使用してファクシミリ送信する場合は、モ
デムにより変調されたアナログ信号をそのまま送信す
る。また、Eメールを送信する場合は、モデムによりE
メールデータに基づき変調したアナログ信号を送信す
る。
【0130】また、上記の各実施の形態においては、色
空間変換部をハンドスキャナ102に収容したが、色空
間変換部はファクシミリ装置101に収容してもよい。
また、色空間変換処理およびJPEG圧縮/伸長処理
は、ハードウェアで処理しても、ソフトウェアで処理し
ても同様の効果が得られる。
【0131】また、上記の各実施の形態においては、ハ
ンドスキャナ102をファクシミリ装置101から取り
外して画像を読み取ることを想定した。しかし、ハンド
スキャナ102がファクシミリ装置101に装着されて
いるか否かにかかわらず、同様の効果が得られる。
【0132】また符号化の方式としては、モノクロの場
合、上述のMH圧縮方式に限らず、MR圧縮方式等他の
圧縮方式の場合でも、本発明を適用可能であることは言
うまでもない。また、カラーの場合についても、DCT
を用いるJPEG圧縮方式に限らず、例えばウェーブレ
ット変換を用いたカラー圧縮方式等、他の符号化方式で
あってもよく、またDCT変換を行う前の画像データの
色空間もLAB、YCbCrに限らず、他の色空間を用
いてもよい。
【0133】また、添付ファイルの名称については件名
をそのまま使用しないで、任意の文字列を使用すること
も可能である。
【0134】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0135】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを
記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムある
いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピ
ュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出し実行することによって
も、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶
媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した
実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することに
なる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティン
グシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0136】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現
される場合も含まれることはいうまでもない。
【0137】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0138】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、装置本体から着脱可能な入力手段(ハンドスキャナ
等)が、符号化処理された画像データと共に、画像デー
タをTIFFファイル形式に変換する際に必要となるヘ
ッダ情報を装置本体へ送出し、装置本体では画像データ
をTIFFファイルに変換することにより、装置本体側
では画像の副走査ライン長等の必要なヘッダ情報を得る
ことができるので、装置本体から着脱可能な入力手段
(ハンドスキャナ等)によりMH圧縮方式等で符号化し
送出された画像データも装置本体側でTIFFファイル
形式に変換することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるコードレスハンドスキャ
ナ付きファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態におけるファクシミリ装置、及び
ハンドスキャナの構成例をそれぞれ示すブロック図であ
る。
【図3】ハンドスキャナ単体での読取動作を示すフロー
チャートである。
【図4】ハンドスキャナ単体での読取の場合についての
画像の印刷(コピー)、FAX送信、Eメール送信動作
を示すフローチャートである。
【図5】シート読取動作の場合についての動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】外部から画像を入力する場合についての動作を
示すフローチャートである。
【図7】幅指定に応じて処理内容を制限した場合のハン
ドスキャナの動作を示すフローチャートである。
【図8】幅指定に応じて処理内容を制限した場合のハン
ドスキャナ及びファクシミリ装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】構内や近隣のコンピュータなどに画像を送信す
る場合のシステム構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ファクシミリ装置 102 ハンドスキャナ 103 ディジタルカメラ 104 ISDN 105 相手FAX 106 ISP 107 相手PC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小暮 伸弥 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA03 CB12 5C062 AA02 AA14 AA34 AB27 AC25 AC29 AC59 AD05 AF00 BA00 5C078 AA01 AA09 BA23 CA01 DA01 5K101 KK01 KK02 LL03 TT06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像データを入力し、入力した第
    1の画像データに符号化処理を行い、符号化処理された
    第2の画像データを装置本体へ送出する、装置本体から
    着脱可能な入力手段を有するファクシミリ装置であっ
    て、 前記第2の画像データをTIFFファイルに変換する変
    換手段と、 前記変換手段により変換したTIFFファイルをEメー
    ル添付形式により所定の相手先に送信する送信手段とを
    有し、 前記入力手段は、前記変換手段が前記第2の画像データ
    をTIFFファイル形式に変換する際に必要となるヘッ
    ダ情報を装置本体へ送出することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段はスキャナであり、原稿画
    像を読み取ることにより得られた前記第1の画像データ
    を入力し、入力した前記第1の画像データをMH圧縮す
    ることにより、前記第2の画像データに符号化すること
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダ情報は、前記第1の画像デー
    タの副走査ライン長であることを特徴とする請求項2記
    載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、原稿画像を読み取る際
    に副走査ライン長を検出することを特徴とする請求項3
    記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 第1の画像データを入力し、入力した第
    1の画像データに符号化処理を行い、符号化処理された
    第2の画像データを装置本体へ送出する、装置本体から
    着脱可能な入力手段を有するファクシミリ装置の制御方
    法であって、 前記第2の画像データをTIFFファイルに変換する変
    換工程と、 前記変換工程により変換したTIFFファイルをEメー
    ル添付形式により所定の相手先に送信する送信工程とを
    有し、 前記入力手段が、前記変換工程により前記第2の画像デ
    ータをTIFFファイル形式に変換する際に必要となる
    ヘッダ情報を装置本体へ送出するように制御することを
    特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記入力手段はスキャナであり、原稿画
    像を読み取ることにより得られた前記第1の画像データ
    を入力し、入力した前記第1の画像データをMH圧縮す
    ることにより、前記第2の画像データに符号化すること
    を特徴とする請求項5記載のファクシミリ装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記ヘッダ情報は、前記第1の画像デー
    タの副走査ライン長であることを特徴とする請求項6記
    載のファクシミリ装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は、原稿画像を読み取る際
    に副走査ライン長を検出することを特徴とする請求項7
    記載のファクシミリ装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 第1の画像データを入力し、入力した第
    1の画像データに符号化処理を行い、符号化処理された
    第2の画像データを装置本体へ送出する、装置本体から
    着脱可能な入力手段を有するファクシミリ装置の制御方
    法を実行するための制御プログラムを提供する記憶媒体
    であって、 前記第2の画像データをTIFFファイルに変換する変
    換コードと、 前記変換コードにより変換したTIFFファイルをEメ
    ール添付形式により所定の相手先に送信する送信コード
    とを有し、 前記入力手段が、前記変換コードにより前記第2の画像
    データをTIFFファイル形式に変換する際に必要とな
    るヘッダ情報を装置本体へ送出するように制御すること
    を特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7375865B2 (en) 2002-10-15 2008-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus and facsimile communication method

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