JP2003087444A - 画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置 - Google Patents

画像伝送方式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置

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JP2003087444A
JP2003087444A JP2001269901A JP2001269901A JP2003087444A JP 2003087444 A JP2003087444 A JP 2003087444A JP 2001269901 A JP2001269901 A JP 2001269901A JP 2001269901 A JP2001269901 A JP 2001269901A JP 2003087444 A JP2003087444 A JP 2003087444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続した外部画像入力装置からの画像のう
ち、所望の画像を選択して、送信データに添付して容易
に伝送することを可能とする。 【解決手段】 公衆回線網10を介してデータ送信せん
とした際に、外部画像入力装置がビデオインタフェース
部26a又はPCMCIAインタフェース部26bを介
して接続され、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な
状態にあり、かつ、既に画像が記憶あるいは画像原稿が
読取待機の状態にあって、該外部画像入力装置から画像
を読取可能な状態に設定されていることが、外部画像情
報読取部27dにより検出された場合、該外部画像入力
装置から自動的に読み取られた画像のサムネイル画像
を、サムネイル画像表示選択部27eにより一覧表示し
て、選択された画像を、画像変換処理部27gにより送
信に好適な画像形式に自動的に編集して、画像添付部2
7hにより送信データに添付して、データ送信部27a
により送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像伝送方式及び
該画像伝送方式を用いた情報端末装置に関する。特に、
ネットワークを介して送信するデータに対して外部画像
入力装置からの画像を添付することができる画像伝送方
式及び該画像伝送方式を用いた情報端末装置に関する。
また、本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置
としては、外部から読み取った画像を添付してデータ伝
送することができる送信手段を有するものであればいか
なる機器であっても良く、例えば、ファクシミリ装置な
どの通信装置であっても良く、あるいは、パーソナルコ
ンピュータのごとき情報処理装置であっても良い。ま
た、外部画像入力装置としては、撮影されたデジタル画
像データを、直接接続して又はメモリカードを介して、
当該情報端末装置に読取可能なものであればいかなるも
のであっても良く、例えば、デジタルカメラであって
も、スキャナであっても良い。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータにおい
て、ネットワークを介して、文章や画像等を伝送する方
法としては、電子メールにより伝送が行なわれ、更に、
文章や画像を添付ファイルとして、本文に添付させて、
伝送する方法が、多く用いられている。一方、ファクシ
ミリ装置の場合にあっても、通常のスキャナからの画像
に加えて、デジタルカメラ等の外部画像入力装置からカ
ラー画像を取り込み、取り込んだ複数の画像の中から、
特定の画像を選択、編集して伝送することを可能とする
ような融通性のあるファクシミリ装置に進化する方向に
ある。
【0003】ここで、外部画像入力装置がデジタルカメ
ラである場合、通常、カラー画像は輝度信号Yと色差信
号Cr,Cbとのカラー空間座標により表現された状態
で、JPEG方式により圧縮されて、記憶あるいは出力
され、更には、アプリケーション領域であることを示す
APP1マーカ(アプリケーション1マーカセグメン
ト)に、各画像に関するサムネイル画像が添付されて、
記憶あるいは出力されてくる。また、外部画像入力装置
がカラースキャナである場合、通常、カラー画像はR,
G,Bのカラー空間座標により表現され、圧縮はされず
に記憶あるいは出力される。
【0004】一方、カラーファクシミリ装置の場合にあ
っては、ファクシミリ方式により、ネットワークを介し
て伝送する場合には、JPEG方式により圧縮される
が、カラー表現にはL*,a*,b*のカラー空間座標が
用いられる。従って、外部画像入力装置として、デジタ
ルカメラやカラースキャナを用いて取り込んだ画像をフ
ァクシミリ方式により伝送する場合、カラー空間座標を
Y,Cr,CbやR,G,BからL*,a*,b*のカラ
ー空間座標に変換することが必要となったり、あるい
は、JPEG方式により圧縮したりすることが必要とな
る。一般に、画像を伝送したり保存したりする従来から
の代表的な技術に関しては、以下のごとき技術が挙げら
れる。
【0005】特開平8−237490号公報「画像デー
タ伝送システムおよび画像データ伝送方式」において
は、受信側装置にデータ伸長機能がない場合であって
も、メモリカードに記録された画像データを受信側装置
に伝送する際に、その検索を簡単かつ短時間に行なうこ
とが可能な方式が記載されている。即ち、送信側装置と
受信側装置との間の通信プロトコルを設定する際に、受
信側装置に伸長機能があるか否かを判別して、伸長機能
がある場合には、メモリカードに記録された画像の縮小
画像であるサムネイルデータを読み出した後、該サムネ
イルデータを圧縮して送信し、一方、伸長機能がない場
合には、伝送路の伝送速度に応じて、該サムネイルデー
タを更に間引き等により縮小して伝送する。
【0006】而して、かかるサムネイルデータを受信し
た受信側装置にて送信側装置における画像データの内容
を把握することができる。受信側装置では、その中から
所望の画像を選択して、選択信号を送信側装置に送信す
る。該選択信号に応じて選択された画像データがメモリ
カードから読み出されて、送信側装置から受信側装置の
機能に応じて圧縮又は非圧縮の画像データとして送信さ
れる。
【0007】また、特開平11−134266号公報
「文書伝送方法及び該方法を実現する文書処理装置」に
おいては、電子メールやWebページ等の受信文書をフ
ォーマットが異なる他の装置へ自動的に転送する伝送方
法が記載されている。即ち、予め転送先の受信条件(例
えば、件名やページ数など)に対応して転送のための指
示を記憶させておき、転送すべき電子メールやWebペ
ージが受信された場合に、少なくとも受信文書から受信
条件を解析して抽出し、該抽出された受信条件と予め記
憶されている転送先の受信条件とを比較して、両方の受
信条件が一致した場合には、対応して記憶されている指
示に基づいて、受信文書を転送先に対応するフォーマッ
トに変換して、該転送先に対応するプロトコル(即ち、
該転送先から要求されているプロトコル)を用いて転送
する。
【0008】また、特開平11−224228号公報
「ネットワークフォトサービスシステム」においては、
電子メールによる画像のやり取りを時間やコストをかけ
ずに、より手軽に行なうことができる技術が記載されて
いる。即ち、サービス提供者のセンタシステムのデータ
ベースに保管された画像ファイルを低解像度データ(即
ち、サムネイル画像)としてネットワーク上で公開し
て、公開された該低解像度データを閲覧したユーザがセ
ンタシステムに対して入力した各種情報に基づいて、画
像ファイルが保管されているデータベースから該当する
画像ファイルを読み出し、該画像ファイルを添付書類形
式に変換して、画像添付ファイルを生成して、前記各種
情報により送付先として指定された宛先に、画像添付フ
ァイルとして送信するものである。
【0009】また、特開2000−83191号公報
「ディジタル画像編集装置」においては、電源がONさ
れてから僅かな時間で外部記録媒体に記録された画像を
表示することができ、簡単な操作で画像の編集や保存を
行なうことができる技術が記載されている。即ち、テレ
ビジョンを接続可能なデジタル画像編集装置において、
テレビジョンの接続が検出されている状態にあって、デ
ジタルカメラやメモリカードの装着が検出された時に
は、外部からの指令を受けることなしに、各々に記憶さ
れている画像データを自動的にテレビジョンに表示を行
ない、パーソナルコンピュータを用いることなく、デジ
タル画像編集装置の画像編集ソフトウェアを用いて画像
の編集を可能とするものである。
【0010】また、特開2000−201247号公報
「データファイルや画像の送受信方法」においては、特
別のパーソナルコンピュータの教育なしでも、ファクシ
ミリの送受信を行なうと同じように、簡単に画像やデー
タファイルを送受信することができる技術が記載されて
いる。即ち、送信側と受信側との間で画像やデータファ
イルを伝送する際に、サムネイル表示される送信書類フ
ァイル等の中から選択したファイルに基づいて、添付フ
ァイルの有無を判断するステップを経て、送信ファイル
を作成して、自動的に送信するものである。
【0011】また、特開2001−24822号公報
「画像読取装置」においては、クライアントの指示に応
じて抽出した画像データのサムネイルデータをクライア
ントに送信し、クライアントにおいてサムネイルデータ
を確認することにより、紙原稿に表紙やコメントを簡単
に附加させ、また、送信データの確認及び編集が簡単に
行なうことができ、ファクシミリ送信や電子メール送信
を簡単に行なうことができる技術が記載されている。
【0012】即ち、スキャナなどの画像読取装置におい
て、読み取った画像をユーザIDと対応付けして記憶し
ておき、クライアントからネットワークを介して送信さ
れてくるユーザIDに基づいて、対応する画像を抽出し
て、サムネイルデータを作成し、作成したサムネイルデ
ータをクライアントに送信して、クライアントに確認さ
せると共に、クライアント側から送信されてくる該画像
の送付先情報と表紙やコメントを、該画像に附加し、フ
ァクシミリや電子メールの送信情報にデータ変換して、
指定された送付先に送信するものである。
【0013】また、特開2001−36791号公報
「デジタルカメラ及びその設定方法」においては、簡単
な構造で、デジタルカメラで撮影した画像データを電子
メールに添付してパーソナルコンピュータに送信するこ
とを可能とするデジタルカメラに関する技術が記載され
ている。即ち、パーソナルコンピュータ等からネットワ
ーク接続設定やアドレス帳処理ができるようにして、撮
影した画像データを電子メールに添付してパーソナルコ
ンピュータに送信することができるデジタルカメラにお
いて、撮影した画像データをサムネイル表示することに
より、送信する画像の選択と送信先とを表示部上で簡単
に選択設定することができるようにしたものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述の各実施例に示す
ように、従来の画像データに関する技術としては、メモ
リカードやデジタルカメラの装着を検出して、装着され
た機器からの画像に関するサムネイルデータの中から添
付して送信する画像を指定する技術、カメラで撮影した
画像のサムネイルデータを見て簡単にファクシミリや電
子メールに添付して送信したりする技術について記載さ
れている。しかしながら、従来の技術にあっては、送信
するデータに、例えば、デジタルカメラなどの外部画像
入力装置の画像を添付せんとする場合の手順が複雑であ
り、簡単には送信できない状況にある。
【0015】例えば、パーソナルコンピュータの場合を
例にとると、画像を添付して、電子メールを送付する場
合にあっては、電子メールソフト即ちメーラの起動前
に、パーソナルコンピュータにデジタルカメラから画像
を読み取り、該画像の中から送信データに添付する画像
を選択して、ファイル名を付して一旦メモリに記憶させ
た後、電子メールソフト即ちメーラを起動して、電子メ
ールソフトの起動画面に表示されているツールバーの添
付表示をクリックして、先にメモリに記憶されているフ
ァイル名を用いて添付の指示をすることが必要である。
従って、画像を電子メールに添付せんとする場合の手順
は複雑であり、また、画像にファイル名を付して、予め
記憶させることも負担になっている。
【0016】また、ファクシミリ装置の場合であって
も、通常、標準として装備されている一体化されたスキ
ャナからの、あるいは、画像記憶装置からの画像の伝送
を行なうデータ伝送モードに入った後、外部に接続され
たデジタルカメラ等の外部画像入力装置からの画像を添
付して伝送したりする場合には、操作キーの指示によ
り、添付モードに設定して、該添付モードに基づいて、
はじめてデジタルカメラ等の外部画像入力装置からの画
像を読み取り、改めて、画像の選択、編集等の添付モー
ドの処理にかかる必要があり、手順が煩雑である。
【0017】即ち、データ送信のためのデータ伝送モー
ドに入った以降において、デジタルカメラ等の外部画像
入力装置の装着状態や動作可能状態や画像の記憶あるい
は画像原稿の待機状態を自動的に確認して、当該外部画
像入力装置から画像を読取可能な状態にあるか否かに基
づいて、かかる外部画像入力装置からの画像を送信する
画像として選択して、送信データに添付するような画像
添付モードに入る方式については、何ら、記載されてい
ない。
【0018】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、パーソナルコンピュータやファクシミリ装置
などの情報端末装置が、データ伝送モードに入った際
に、デジタルカメラ等の画像を入力する外部画像入力装
置の状態をチェックして、かかる外部画像入力装置が接
続されて、電源投入等の稼動状態(即ち、動作可能な状
態)にあり、かつ、読み取るべき撮影済みの画像が既に
記憶されている状態、あるいは、画像原稿が読取待機状
態にあって、画像を読取可能な状態にある場合には、直
ちに、かつ、自動的に、画像添付モードに設定し、当該
外部画像入力装置から読み込んだ画像をサムネイル画像
として、表示装置に一覧表示することにより、ユーザ
が、容易に、送信するデータに添付する画像を、添付画
像ファイルとして選択可能にせんとするものである。
【0019】ここで、当該外部画像入力装置が、読み込
まれる対象の画像に関するサムネイル画像を有していな
く、当該外部画像入力装置からサムネイル画像を入手で
きない場合にあっては、該画像に関するサムネイル画像
を作成する機能も有している情報端末装置を提供せんと
するものである。而して、かかる技術を用いることによ
り、複雑な手順を経ることなく、容易に、外部画像入力
装置からの画像のうち、所望の画像を選択して、送信デ
ータに添付して伝送することを可能にせんとするもので
ある。本発明は、より詳細には、以下のごとき目的から
なっているものである。
【0020】即ち、第1の目的は、接続されている外部
画像入力装置が、画像情報を有していて、かつ読取可能
な状態にある場合、データを送信するデータ伝送モード
に設定した際に、自動的に、直ちに画像添付モードに設
定されることにより、当該外部画像入力装置からの画像
を読み取り、送信するデータに添付して送信することを
可能ならしめることにある。
【0021】第2の目的は、前記画像添付モードに設定
された際には、前記外部画像入力装置から読み取った画
像に関するサムネイル画像の一覧表示の中から、送信デ
ータに添付すべき画像のサムネイル画像を選択する操作
のみを行なうことにより、極めて簡単に、所望の画像を
添付画像ファイルとして、送信データと共に送信するこ
とを可能とすることにある。
【0022】第3の目的は、画像を入力する前記外部画
像入力装置が、各画像に関するサムネイル画像を有して
いない場合にあっては、当該情報端末装置に備えられた
サムネイル作成手段を用いて、前記外部画像入力装置か
ら読み取られた画像に関するサムネイル画像を自動的に
作成することにより、サムネイル画像を自動的に一覧表
示することができ、ユーザは、極めて簡単に、添付画像
ファイルとして、送信データと共に送信する画像を選択
することを可能にすることにある。
【0023】第4の目的は、画像添付モードに自動的に
設定されたとしても、送信データに画像を添付する必要
がない場合にあっては、あるいは、送信データに添付す
べき画像が存在していなく、かつ、添付画像が必須では
ないと判断される場合にあっては、画像の添付を行なわ
ない通常のデータ送信を行なう通常伝送モードに設定す
ることも可能とし、簡単な操作により、画像を添付する
か否かを選択することができ、融通性に富むデータ伝送
モードを選択指定することを可能とすることにある。
【0024】第5の目的は、前記外部画像入力装置から
読み込まれたカラー画像を、添付画像として送信する際
には、自動的に送信に適した画像形式(例えば、カラー
画像空間)に、必要に応じて、当該カラー画像の画像形
式(例えば、カラー空間座標)を変換せんとするもので
あり、例えば、デジタルカメラのごとく、前記外部画像
入力装置から読み込まれたY,Cr,Cbのカラー空間
座標により表現されているカラー画像を、L*,a*,b
*のカラー空間座標によりカラー画像が表現されるファ
クシミリ機能によるデータ送信に添付する場合にあって
は、自動的に、当該カラー画像をY,Cr,Cbのカラ
ー空間座標表現からL*,a*,b*のカラー空間座標表
現に変換することにより、極めて簡単に、前記外部画像
入力装置から読み込まれたカラー画像を、データに添付
して送信することを可能にすることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】第1の技術手段は、画像
を入力する1乃至複数種類の外部画像入力装置を接続す
ることができる外部接続インタフェースを有し、かつ、
ネットワークを介してデータを他の装置に送信すること
ができる送信手段を有する情報端末装置が画像の伝送を
行なう画像伝送方式において、前記送信手段によりネッ
トワークを介してデータを送信するためのデータ伝送モ
ードが設定された際に、前記外部接続インタフェースに
前記外部画像入力装置が接続された状態にあり、かつ、
該外部画像入力装置が動作可能な状態にあり、かつ、該
外部画像入力装置からの画像が記憶されている状態ある
いは画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入
力装置から画像を読取可能な状態に設定されていること
が検出された場合、該外部画像入力装置から読み取られ
た画像を選択及び編集して、送信するデータに添付する
ことが可能な画像添付モードに前記データ伝送モードが
設定される画像伝送方式とすることを特徴とするもので
ある。
【0026】第2の技術手段は、前記第1の技術手段に
記載の画像伝送方式において、前記データ伝送モードが
前記画像添付モードに設定された場合、前記外部画像入
力装置から読み取られた画像に関するサムネイル画像を
表示装置に一覧表示し、一覧表示された該サムネイル画
像の中から、送信するデータに添付させる画像に関する
サムネイル画像が選択されることを可能とする画像伝送
方式とすることを特徴とするものである。
【0027】第3の技術手段は、前記第1又は第2の技
術手段に記載の画像伝送方式において、前記外部画像入
力装置が、画像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状
態にある画像に関するサムネイル画像を有していない場
合、前記外部画像入力装置から画像を読み取った前記情
報端末装置において、読み取った画像に関するサムネイ
ル画像が作成される画像伝送方式とすることを特徴とす
るものである。
【0028】第4の技術手段は、前記第1乃至第3の技
術手段のいずれかに記載の画像伝送方式において、前記
データ伝送モードに設定された際に、前記外部接続イン
タフェースに前記外部画像入力装置が接続された状態に
あり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状態にあ
り、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶あるい
は画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入力
装置から画像が読取可能な状態に設定されていることが
検出された場合に、前記データ伝送モードを、前記画像
添付モードに設定するか、あるいは、該外部画像入力装
置からの画像の添付を行なわない通常の通常伝送モード
に設定するかを選択して指定することができる画像伝送
方式とすることを特徴とするものである。
【0029】第5の技術手段は、前記第1乃至第4の技
術手段のいずれかに記載の画像伝送方式において、前記
データ伝送モードを前記画像添付モードに設定して、前
記外部画像入力装置から読み取られた画像を選択・編集
する際に、送信するデータに添付させる画像として選択
された画像がカラー画像であった場合、添付すべきカラ
ー画像として選択されたカラー画像の画像形式が、送信
に適した画像形式に合致していない場合にあっては、送
信に適した画像形式に自動的に変換して、送信するデー
タに添付させることができる画像伝送方式とすることを
特徴とするものである。
【0030】第6の技術手段は、前記第1乃至第5の技
術手段のいずれかに記載の画像伝送方式を用いている情
報端末装置であることを特徴とするものである。
【0031】第7の技術手段は、前記第6の技術手段に
記載の情報端末装置において、当該情報端末装置が、パ
ーソナルコンピュータであり、ネットワークを介してデ
ータを送信する前記送信手段が、電子メールにより実現
されている情報端末装置とすることを特徴とするもので
ある。
【0032】第8の技術手段は、前記第6の技術手段に
記載の情報端末装置において、当該情報端末装置が、フ
ァクシミリ装置であり、ネットワークを介してデータを
送信する前記送信手段が、ファクシミリ伝送手段により
実現されている情報端末装置とすることを特徴とするも
のである。
【0033】第9の技術手段は、前記第6乃至第8の技
術手段のいずれかに記載の情報端末装置において、前記
外部画像入力装置として、デジタルカメラを用いている
情報端末装置とすることを特徴とするものである。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像伝送方式及び該
画像伝送方式を用いた情報端末装置に関する実施形態の
一例について、以下に図面を参照しながら説明する。こ
こに、本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装置
としては、ファクシミリ装置やパーソナルコンピュータ
をはじめ、画像を伝送することが可能なあらゆる通信装
置や情報処理装置に適用されることが可能であるが、以
下に示す実施形態の説明に当たっては、カラーファクシ
ミリ装置の場合を例にとって説明することとする。
【0035】図1は、本発明に係る画像伝送方式を用い
た情報端末装置の一例として適用されるカラーファクシ
ミリ装置の回路ブロックの構成を示す回路ブロック構成
図である。図1に示すように、公衆回線網10とカラー
ファクシミリ装置20とは、網制御装置21を介して、
電話回線で接続されており、公衆回線網10を通じて、
文字列などからなる文書のみではなく、カラー画像,単
色画像のいずれの画像でも、送信するデータに埋め込む
形式あるいはデータに添付する形式で伝送することがで
きる。
【0036】網制御装置21は、公衆回線網10の状況
を監視すると共に、公衆回線網10と接続されている電
話回線を、ハンドセット21a又はコードレス用制御回
路21bとモデム22側とのいずれかに切り替え接続す
る機能を有している。モデム22は、画像データに関す
るデジタル信号を、公衆回線網10に適したアナログ信
号に変調すると共に、公衆回線網10から受信される画
像データに関するアナログ信号を印刷用に適するデジタ
ル信号に復調する機能を有している。
【0037】また、本カラーファクシミリ装置20の子
機として動作する携帯型のコードレス端末子機との間の
接続を制御し、通信を行なうために、コードレス用制御
回路21bとアンテナ21cとが備えられていても良
い。
【0038】また、制御装置23は、記憶装置27に格
納されているプログラムの動作とあいまって、操作キー
29aやダイヤルキー29bからの使用者の入力指示情
報や、公衆回線網10からの各種信号、あるいは、当該
カラーファクシミリ装置20の各ユニットからの状態を
示す信号、等の情報に基づいて、当該カラーファクシミ
リ装置20全体の動作を確定して、当該カラーファクシ
ミリ装置20の各ユニットに対して指令を送信したり、
公衆回線網10に対して必要な信号を送出したり、ある
いは、表示装置28に対して情報やガイダンスの表示の
指示を送出する。
【0039】更に、記憶装置27には、制御装置23に
より実行されることにより、当該カラーファクシミリ装
置20に前述の動作以外に各種の動作を実施させること
ができるプログラムが格納されている。例えば、かかる
プログラムとしては、ネットワークである公衆回線網1
0を介して、他の装置にデータを送信するデータ送信部
27aや、データ伝送する際の動作を規定するデータ伝
送モードとして、送信するデータに画像を添付する添付
画像モードか、あるいは、画像を添付しない通常のデー
タ伝送を実施させる通常伝送モードかのいずれかに、自
動的に、又は、手動により選択設定する伝送モード設定
部27bが備えられている。
【0040】また、前記データ伝送モードが画像添付モ
ードに自動的に設定された状態にあっても、前記データ
伝送モードを前記通常伝送モードに復帰させたり、設定
されている前記画像添付モードのままにしたり、いずれ
にでも、ユーザが、操作キー29a等を操作することに
より任意に選択して指定することができる選択指定部2
7cが備えられている。
【0041】而して、かかる選択指定部27cにより、
画像添付モードに自動的に設定されたとしても、送信デ
ータに画像を添付する必要がない場合にあっては、ある
いは、送信データに添付すべき画像が存在していなく
(即ち、添付すべき画像が直ちに入手可能な状態にな
く)、かつ、添付画像が必須ではないと判断される場合
にあっては、前記通常伝送モードに復帰設定することが
できる。
【0042】また、ビデオインタフェース部26aやP
CMCIA(Personal Computer M
emory Card International
Association)インタフェース部26bの外
部接続インタフェースに外部画像入力装置が接続された
状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状
態(即ち、電源が投入されて稼動している状態)にあ
り、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶あるい
は画像原稿が読取待機の状態にあって、該外部画像入力
装置から画像を読取可能な状態に設定されているか否か
を検出すると共に、読取可能な状態にあることを検出し
た場合には、自動的に、該外部画像入力装置からの画像
を読み取ることができる外部画像情報読取部27dも備
えられている。
【0043】該外部画像情報読取部27dは、前記外部
画像入力装置の画像のみでなく、該外部画像入力装置に
該画像に関するサムネイル画像も有している場合にあっ
ては、該サムネイル画像も読み取ることができる。
【0044】また、ビデオインタフェース部26aやP
CMCIAインタフェース部26bを介して、該外部画
像入力装置から読み取られた画像に関するサムネイル画
像を、データ送信部27aにより送信するデータに添付
させる画像の候補として、表示装置28に一覧表示し、
一覧表示された該サムネイル画像の中から、送信するデ
ータに添付させる画像に関するサムネイル画像を選択す
ることを可能とするサムネイル画像表示選択部27eも
備えられている。なお、該外部画像入力装置が、読み取
られた画像に関するサムネイル画像を有していない場合
に備えて、当該情報端末装置に、読み取られた画像に関
するサムネイル画像を作成するサムネイル画像作成部2
7fも備えられている。
【0045】即ち、制御装置23は、記憶装置27に格
納されているプログラムを動作させることにより、前述
のように、データ送信部27aによりデータ(画像情
報)を送受信したり(当該情報端末装置が、パーソナル
コンピュータの場合にあっては、電子メールの送受信を
行なったり)、外部画像情報読取部27dによりビデオ
インタフェース部26aやPCMCIAインタフェース
部26bの外部インタフェースに接続される複数種類の
各種外部画像入力装置から画像を読み取ったり、該画像
に関するサムネイル画像を更に読み取ったり、あるい
は、サムネイル画像作成部27eにより作成することに
より、サムネイル画像を取得したりすることが可能であ
る。
【0046】更には、外部画像入力装置から読み取られ
た画像を送信するデータに添付したり(図1に示す画像
添付部27hによる動作)、あるいは、伝送時間を短縮
するために、送信するデータや添付された画像を圧縮し
たり、逆に、圧縮された画像信号を元のピクセル列から
なるデータ(画像情報)や添付画像に復元させるために
伸長したりする画像変換処理動作(図1に示す画像変換
処理部27gによる動作)も実行している。
【0047】かかる画像情報の圧縮・伸長方式として
は、ファクシミリ伝送用として、MH(Modifie
d Huffman)方式、MR(Modified
READ)方式等の単色2値画像の圧縮・伸長方式と共
に、カラー画像用としてITU−T勧告に基づくJPE
G(Joint Photographic Expe
rts Group)方式の圧縮・伸長方式も適用され
る。
【0048】更に、カラースキャナからの画像読み取り
時に用いられる加色系の3原色であるR,G,Bのカラ
ー空間座標で表現されるカラー画像や、印刷装置への印
刷時に用いられる減色系の3原色であるC,M,Yのカ
ラー空間座標で表現されるカラー画像、あるいは、ファ
クシミリ伝送における送受信時に用いられるL*,a*
*のカラー空間座標で表現されるカラー画像などの各
カラー画像を相互に変換する機能も画像変換処理部27
gは有している。
【0049】更には、デジタルカメラのビデオ画像の場
合は、Y,Cr,Cbのカラー空間座標により表現され
るため、Y,Cr,Cbのカラー空間座標表現から、印
刷用のC,M,Yのカラー空間座標表現、ファクシミリ
伝送用のL*,a*,b*のカラー空間座標表現などへの
変換も行なわれる。
【0050】また、外部画像入力装置から読み取られた
画像を選択・編集する際に、データ送信のデータ伝送モ
ードを、画像添付モードに設定して、添付する画像とし
て選択された画像がカラー画像であった場合で、かつ、
選択されたカラー画像に関する画像形式(例えば、カラ
ー空間座標)が、送信に適した画像形式(例えば、カラ
ー空間座標)に合致していない場合にあっては、送信に
適した画像形式(例えば、カラー空間座標)に自動的に
変換する機能も備えられている。送信データに添付する
画像が変換されて生成された場合、生成された画像を添
付画像ファイルとして、送信データに添付させて(図1
に示す画像添付部27hにより実施されて)、公衆回線
網10を介して、送信先に送信することとなる。
【0051】かくのごときカラー画像を含む各種画像を
取り扱う符号化,復号化機能や、圧縮・伸長機能や、画
像の並べ替えや貼り付け機能や、画像のカラー空間座標
の変換機能、あるいは、画像に対するコメントの付与機
能は、制御装置23が記憶装置27に格納されているプ
ログラム(即ち、図1における画像変換処理部27g)
を動作させることにより実現することとなるが、かかる
場合にあって、制御装置23の負担が過大な場合には、
専用の別ユニットとして装備させることとしても良い。
【0052】また、入力用キーボードとしては、操作キ
ー29a及びダイヤルキー29bが装備されており、使
用者が、当該カラーファクシミリ装置20に対する情報
や指示を入力するために用いられる。
【0053】表示装置28は、当該カラーファクシミリ
装置20から使用者(ユーザ)に対して、各種情報を表
示したり、ガイダンスを行なったりするためのユニット
である。簡易型ファクシミリ装置においては、簡単なガ
イダンスを行なう数行程度のLCD表示で充分である
が、当該カラーファクシミリ装置20にあっては、サム
ネイル画像が一覧表示されたり、カラー画像が表示され
ることが望ましく、表示面積が広く、ピクセル数が多い
カラーLCD表示装置を用いることが、より適切であ
る。
【0054】また、印刷装置25は、公衆回線網10を
介して受信された、あるいは、画像読取装置26から、
あるいは、外部画像入力装置からビデオインタフェース
部26a又はPCMCIAインタフェース部26bを介
して、読み取られたカラー画像を記録紙に印刷するユニ
ットであり、当該カラーファクシミリ装置20にあって
は、カラー画像を印刷する必要があり、カラーインクジ
ェットプリンタ、カラー静電式プリンタ、カラーサーマ
ル転写プリンタ等のカラー画像を印刷できる印刷メカニ
ズムを備えた印刷装置が利用される。
【0055】また、カラー画像を印刷する印刷メカニズ
ムとしては、写真の銀塩フィルム、昇華型サーマル転写
方式のように、各ピクセルの3原色が多段階の階調を有
する場合と、通常のインクジェット方式のように、各色
がドットの有無の2階調しか表現できない場合とがある
が、本発明にあっては、いずれのメカニズムであっても
構わない。後者の場合には、中間調のカラーを表現する
場合は、ディザ法,誤差拡散法等の擬似中間調技法が活
用される。
【0056】即ち、印刷装置のドット数が印刷対象の画
像のドット数よりも多い場合、まず、印刷対象の画像を
印刷装置の解像度に合わせて、内挿法により、印刷装置
の各ドットに対するC,M,Y3原色各色の濃度を決定
し、その後、印刷装置の解像度により、各原色毎に前記
擬似中間調技法のいずれかの技法を用いて、各印刷ドッ
ト毎に2値のうちいずれかを、即ち、印刷の有無を、決
定する。
【0057】画像読取装置26は、公衆回線網10を介
した送信や印刷装置25へのコピーのために、カラー画
像を読み取る機能を有しているものであり、3色の光源
例えばLED(Light Emitting Dio
de)や蛍光灯等を読み取りライン毎に順次点灯して、
1ライン毎読み取る方法や、3色の色フィルタをそれぞ
れ装備した3色分のCCD等の光電変換センサを用いて
読み取る方法等が採用される。
【0058】また、画像記憶装置24は、画像読取装置
26により、あるいは、外部画像入力装置からビデオイ
ンタフェース部26a又はPCMCIAインタフェース
部26bを介して、読み取られた画像や、公衆回線網1
0を介して受信された画像が蓄積記憶されるユニットで
ある。かかる画像記憶装置24を備えることにより、記
憶装置27に格納されている各種プログラムを制御装置
23により実行させることとあいまって、多くの複雑な
機能、例えば、受信した画像の転送,同報,用紙切れの
場合の代行受信,メモリ送信等の各種の高度な動作を実
現させることができる。
【0059】なお、当該カラーファクシミリ装置20の
場合にあっては、ファイル容量が大きくなるカラー画像
を蓄積記憶することが必要であり、かつ、画像の圧縮・
伸長,色空間座標表現間の変換等の画像処理を行なうた
めにも、画像情報を蓄積する記憶装置が必要であり、画
像記憶装置24は、カラーファクシミリ装置20に必須
の装置となっている。
【0060】また、デジタルカメラ等の1乃至複数の各
種外部画像入力装置からの画像の入力が可能となるよう
に、当該カラーファクシミリ装置20には、前述のごと
く、ビデオインタフェース部26a及びPCMCIA
(Personal Computer Memory
Card International Assoc
iation)インタフェース部26bとが備えられて
いる。即ち、例えば、外部画像入力装置としてデジタル
カメラを用いる場合にあっては、該デジタルカメラから
の画像は、通常、PCMCIAインタフェース部26b
を介して、カード読取装置に装着されたメモリカードか
ら入力される方法、あるいは、デジタルカメラが接続さ
れたビデオインタフェース部26aを介して、シリアル
画像信号として入力される方法のいずれかにより、入力
される。
【0061】従来のファクシミリ装置においては、画像
読取装置26から読み取られた画像や画像記憶装置24
に記憶されている画像をそのまま伝送したり、印刷した
り、あるいは、逆に、通信相手先から送付されてきた画
像をそのまま記憶したり、印刷したりすることが、標準
的な動作であり、送受信したり印刷したりする画像に対
して編集等を行なう画像処理機能は特に必要とはしなか
った。
【0062】しかしながら、近時、ファクシミリ装置の
高度化が進行してきており、各種の高度な画像処理機能
を有するファクシミリ装置も登場してきている。当該カ
ラーファクシミリ装置20にあっても、画像読取装置2
6のみではなく、ビデオインタフェース部26aやPC
MCIAインタフェース部26bを介して、各種の外部
画像入力装置から画像を入力することを可能としてお
り、画像入力手段が複数種類となることを可能としてい
る。而して、それぞれの画像入力手段により、画像1ペ
ージ当たりのピクセル数が異なったりするため、画像変
換処理部27gを備えることにより、各画像入力手段か
ら入力された画像に関して、選択,編集,拡大,縮小,
文章の添付等、複雑な画像編集機能を可能としている。
【0063】更には、カラー画像の表示装置28と操作
キー29aとダイヤルキー29bとを用いて、前述のご
とく、画像の編集を行ない、複数の画像の大きさを変更
して貼り付けたり、コメントを附加したり、送信するデ
ータに添付したり、送信に適したカラー空間座標表現形
式にカラー画像を変換したりする等、複雑な画像処理を
行なうことも、画像変換処理部27gにより可能として
いる。
【0064】次に、図2を用いて、図1に示す画像読取
装置26から読み込まれたカラー画像をJPEG方式に
より圧縮して伝送する場合の標準的な動作について説明
する。ここに、図2は、カラー画像をJPEG方式によ
り圧縮して伝送する場合の標準的な手順を示すフローチ
ャートである。
【0065】なお、読取られたカラー画像を伝送する場
合、画像入力手段(例えば、デジタルカメラやカラース
キャナなど)の種類や画像を送信する送信手段(例え
ば、カラーファクシミリ送信や電子メール送信など)の
種類により、多くの選択肢の組み合わせが存在している
が、全ての組み合わせについて言及することができない
ので、図2には、カラースキャナから読み込んだ画像の
画像形式のうち、R,G,Bのカラー空間座標表現によ
るカラー画像を、L*,a*,b*のカラー空間座標表現
のカラー画像に変換して、ファクシミリ送信する場合の
最も標準的な組み合わせに関する手順のみを示してい
る。但し、本発明は、図2に示していない多くの他の選
択肢に関する組み合わせに対しても全く同様に適用する
ことができるものであり、本発明の有効性に関しては変
わることはない。
【0066】以下に、図2に示すフローチャートについ
て説明する。まず、一般に、カラー画像が公衆回線網1
0を介して送信される場合、該カラー画像は、通常、2
00dpi(dot per inch)×200dp
iの解像度で、各色8ビット階調の中間調階調として、
画像読取装置26により読み取られて、画像記憶装置2
4に記憶される(ステップS1)。
【0067】記憶されたカラー画像は、通常、R,G,
Bのカラー空間座標により表現されているため、このま
までは、ファクシミリ伝送することができないので、伝
送用の標準カラー空間座標表現であるL*,a*,b*
カラー空間座標表現のカラー画像に、制御装置23によ
り、記憶装置27に格納されているプログラム(画像変
換処理部27g)の動作とあいまって、画像変換処理が
行なわれる(ステップS2)。
【0068】更に、明度成分であるL*成分は、そのま
まの解像度とするが、色差成分のa*,b*成分の解像度
は、主走査方向及び副走査方向共に半分ずつに圧縮され
る(ステップS3)。
【0069】変換圧縮された各色成分は、明度成分であ
るL*成分、色差成分のa*,b*成分を、各成分毎に、
主走査方向、副走査方向の8ビットずつにブロック化し
て切り出される(ステップS4)。即ち、8ドット×8
ドットの64画素がブロックとして切り出される。
【0070】次に、切り出された各ブロックを単位とし
て、DCT変換(DiscreteCosine Tr
ansform:離散コサイン変換)が施され、2次元
周波数分布マトリクスによる表現に変換される(ステッ
プS5)。
【0071】更に、該2次元周波数分布マトリクスは、
量子化テーブルにより除算されて、丸め処理が施される
(ステップS6)。前記量子化テーブルの値により、画
像の圧縮率が変化し、高い圧縮率を採用する場合は、高
速の画像伝送が可能となるが、画像の品質の劣化は大き
くなる。逆に、圧縮率を低くすれば、画像の劣化は少な
くなるが、画像伝送速度は低下する。
【0072】前記量子化テーブルにより除算されて、丸
め処理が施された画像の2次元周波数分布マトリクス
は、ハフマンテーブルにより符号化がなされ、圧縮され
た符号化データが生成される(ステップS7)。
【0073】生成された符号化データ(画像信号)は、
量子化テーブル及びハフマンテーブルと共に、公衆回線
網10を介して、相手先の受信側に、伝送される(ステ
ップS8)。ここで、ステップS2乃至S7のごとき画
像変換処理は、図1に示す制御装置23と記憶装置27
に格納されているプログラムである画像変換処理部27
gの動作により実行され、ステップS8の符号化データ
(画像信号)の伝送は、図1に示す制御装置23と記憶
装置27に格納されているプログラムであるデータ送信
部27aの動作により実行される。
【0074】受信側の通信機器などの情報端末装置にお
いては、図2に示す動作フローチャートを逆に進行させ
て、受信された量子化テーブル及びハフマンテーブルに
基づいて、受信された符号化データ(画像信号)から元
の原画像に復元する。更に、復元された原画像を、図1
に示す印刷装置25に印刷する場合においては、通常
は、印刷装置25の印刷に適したC,M,Yの減色系の
カラー空間座標表現に変換されて印刷される。なお、実
際には、C,M,Yの色を混色しても、黒色が充分に再
現できない場合が多く、C,M,Y3色にK(黒色)を
加えて印刷される場合が多い。
【0075】次に、図1に示すビデオインタフェース2
6aあるいはPCMCIAインタフェース部26bを介
して外部画像入力装置であるデジタルカメラから読み込
まれた画像を、公衆回線網10を介して、ファクシミリ
画像データとして伝送する場合の動作について、図3を
用いて説明する。ここに、図3は、外部画像入力装置で
あるデジタルカメラから画像を取り込んで、ファクシミ
リ画像として送信するまでの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0076】まず、デジタルカメラの画像を、ビデオイ
ンタフェース部26aを介してシリアル転送により、あ
るいは、PCMCIAインタフェース部26bに挿入さ
れたメモリカードを介して、読み込む(ステップS1
1)。
【0077】読み込まれた画像の中に含まれているデジ
タルカメラ用画像の制御コマンドを除去し、画像記憶装
置24に記憶させる。更に、読み込まれたハフマンテー
ブルと量子化テーブルとを画像記憶装置24に一旦記憶
させる(ステップS12)。取り込んで記憶させたハフ
マンテーブルを用いて、デジタルカメラから読み取った
画像を復号化し(ステップS13)、更に、取り込んで
記憶させた量子化テーブルを用いて、画像情報に逆量子
化させる(ステップS14)。
【0078】逆量子化された画像情報は、更に、逆DC
T変換が施され(ステップS15)、非圧縮の元の画像
データに復元される(ステップS16)。ここで、必要
に応じて、色補正が施され(ステップS17)、デジタ
ルカメラ用の画像として使用されているY,Cr,Cb
のカラー空間座標で表現されている画像をファクシミリ
伝送用のL*,a*,b*のカラー空間座標表現に変換さ
せる(ステップS18)。
【0079】ここで、L*,a*,b*のカラー空間座標
表現に変換された画像の色差成分a*,b*成分について
は、図2に示すステップS3の場合と同様に、サンプリ
ングにより、主走査方向及び副走査方向共に、解像度を
1/2に圧縮して、情報量を減少させる(ステップS1
9)。明度成分であるL*座標のデータと圧縮された色
差成分であるa*,b*座標のデータとに対して、DCT
変換を施し(ステップS20)、更に、量子化テーブル
により除算して、高周波数成分の情報量が圧縮化された
画像情報が得られる(ステップS21)。
【0080】更に、ハフマンテーブルに基づいて、圧縮
化された画像情報に対して、ハフマン符号化が施され
(ステップS22)、制御コードが附加されて、符号化
されたデータ(画像信号)が生成され(ステップS2
3)、相手側の情報端末装置などに、公衆回線網10を
介して、符号化されたデータ(画像信号)が、量子化テ
ーブル、ハフマンテーブルと共に伝送される(ステップ
S24)
【0081】ここで、画像情報(イメージ情報)を符号
化(コード化)する方法としては、各画像情報の先頭
に、画像情報の内容を示す2バイトのマーカコードと、
該マーカコードに属する画像情報の長さを示す2バイト
の長さ情報とが挿入され、該長さ情報に引き続いて、各
画像情報が挿入される形式からなる符号化画像情報を形
成させる方法が用いられる。
【0082】1つの符号化画像情報は、SOI(Sta
rt Of Image:イメージ(符号化画像情報)の
開始)とEOI(End Of Image:イメージ
(符号化画像情報)の終了)との各マーカに挟まれてお
り、更に、SOIに引き続いて、DHT(ハフマンテー
ブル)、DQT(量子化テーブル)、COM(コメン
ト)、APPn(アプリケーションのためのリザーブ
部)等のマーカにより定義された情報も有している。而
して、SOIに続いて、DHT,DQT,APPn、更
に、圧縮化された符号化画像情報が、それぞれのマーカ
で定義されて送信される。
【0083】また、一般に、デジタルカメラから入力さ
れる画像には、各画像に関するサムネイル画像が添付さ
れており、該サムネイル画像は、120画素×160画
素で、JPEG方式により圧縮されている。該サムネイ
ル画像は、マーカコードAPP1に附加されて記録され
ている。
【0084】従って、画像の選択は、通常、図1に示す
サムネイル画像表示選択部27eにより一覧表示される
サムネイル画像の中から選択指定して行なわれるが、デ
ジタルカメラからの画像の場合にあっては、デジタルカ
メラから読み取られるサムネイル画像を、画像の選択の
ために、そのまま使用することができる。デジタルカメ
ラ以外の他のカラー画像入力装置からの画像の場合は、
図1に示すサムネイル画像作成部27fにより、入力さ
れた画像を圧縮して、サムネイル画像を作成する必要が
ある。
【0085】次に、図4を用いて、外部画像入力装置か
らの画像を、送信データに添付して送信する場合の動作
について説明する。ここに、図4は、画像を添付して送
信することができる画像添付モードの動作を説明するた
めのフローチャートであり、デジタルカメラ等の外部画
像入力装置から入力された画像を添付して送信する場合
の動作を一例として示している。
【0086】なお、外部画像入力装置の種類としては、
当該情報端末装置に接続可能であり、該外部画像入力装
置の動作の可否を検出することができ、かつ、画像を読
取可能な状態にあるか否かが判定することができるもの
であれば、いかなるものであっても構わない。
【0087】まず、本発明に係る画像伝送方式を用いた
情報端末装置例えばカラーファクシミリ装置20を起動
すると、自動的に、あるいは、操作キー29aを用いて
送信モードの指示を行なうことにより、公衆回線網10
を介して、データを送信可能なデータ伝送モードに設定
される(ステップS31)。
【0088】次に、デジタルカメラ等の外部画像入力装
置が、ビデオインタフェース部26aあるいはPCMC
IAインタフェース部26bに接続されているかが識別
される(ステップS32)。デジタルカメラ等の外部画
像入力装置が接続されていることが識別された場合(ス
テップS32のYES)、次に、該外部画像入力装置の
電源等が投入されて稼動状態にあるかが確認される(ス
テップS33)。
【0089】該外部画像入力装置が稼動状態にあること
が検出された場合(ステップS33のYES)、該画像
入力装置の撮影済み画像が記憶されて、読取り可能な状
態になっているか、あるいは、機種によっては、読取画
像用の原稿用紙がセットされて読取待機状態に設定され
ていて、読取り可能な状態になっているか否かが確認さ
れる(ステップS34)。読取り可能な状態になってい
ると判定された場合(ステップS34のYES)、該外
部画像入力装置の読取り準備がすべて整っている状態に
あると判断して、直ちに、前記データ伝送モードを、該
外部画像入力装置からの画像を選択して送信データに添
付して送信する画像添付モードに自動的に設定する(ス
テップS35)。
【0090】なお、かかる外部画像入力装置に関する読
取り可能状態の確認動作は、一般には、外部画像入力装
置の機種により異なるものである。前述した確認動作
は、外部画像入力装置としてデジタルカメラが、ビデオ
インタフェース部26aを介してシリアル接続されてい
る場合における確認動作を示しており、例えば、PCM
CIAインタフェース部26bに、撮影済みの画像が記
憶されているメモリカードを載置して読取り動作を行な
わんとする場合にあっては、該メモリカードがPCMC
IAインタフェース部26bに載置されているか、更に
は、該メモリカードに撮影済みの画像が記録されている
か等に関して、読取り可能状態の確認動作が判断される
ことになる。
【0091】一方、当該外部画像入力装置が、接続され
ていない状態にあったり(ステップS32のNO)、稼
動状態に設定されていなかったり(ステップS33のN
O)、あるいは、読取り可能な状態になっていなかった
りした場合にあっては(ステップS34のNO)、画像
の添付が不要な場合であるか、あるいは、当該外部画像
入力装置の読取り準備が整っていないものと判断して、
ステップS40に移行して、前記データ伝送モードとし
ては、画像添付モードに設定されることなく、当該外部
画像入力装置から画像を読み取って添付して送信する動
作を行なわずに、通常のデータ送信を行なう通常伝送モ
ードにより、公衆回線網10を介して、データ送信する
こととなる(ステップS40)。
【0092】一方、ステップS34において、読取り可
能な状態になっている旨が検出された場合にあっては
(ステップS34のYES)、読取り準備がすべて整っ
ている状態にあると判断されて、画像添付モードに設定
された(ステップS35)後、、当該外部画像入力装置
がデジタルカメラであれば、APP1に附加されている
サムネイル画像が読み取られて、あるいは、当該外部画
像入力装置からサムネイル画像が入力されない場合に
は、サムネイル画像作成部27fにより、サムネイル画
像が作成されて、表示装置28に一覧表示される(ステ
ップS36)。
【0093】ここで、一覧表示されたサムネイル画像の
中から、添付すべき画像を選択指示することになるが、
添付したい画像が存在していない場合には、添付を取り
止めることも可能である。ここに、添付すべき画像をサ
ムネイル画像の中から選択指示したり、選択しないこと
を指示する指示方法に関しては、特に規制することはし
ないが、例えば、操作キー29aやダイヤルキー29b
を用いて、図1に示す選択指示部27cにより簡単に実
現することができる。
【0094】一覧表示されたサムネイル画像をチェック
して、操作キー29aやダイヤルキー29b等を用い
て、添付すべき画像が指定されたか否かが確認され(ス
テップS37)、添付すべき画像が選択指示された場合
(ステップS37のYES)、選択指示されている画像
が、当該外部画像入力装置から読み出されて取り込まれ
る。
【0095】取り込まれた画像に対して、図1に示す画
像変換処理部27gを用いて、図2や図3の動作フロー
チャートに示すと同様に、カラー空間座標表現の変換処
理や、拡大・縮小等の処理、あるいは、並べ替え・貼り
付け、コメント追記等の各種画像処理を施すことによ
り、添付する画像を、送信データとして好適な画像形式
に編集して作成した後、送信データに添付する(ステッ
プS38)。かかる添付画像の編集が完了すれば、該添
付画像が添付されたデータを、ハフマンテーブルや量子
化テーブルと共に、公衆回線網10を介して、送信先の
情報端末装置に対して送信する(ステップS39)。
【0096】一方、ステップS37において、画像を添
付する必要がないデータ送信であった場合や、添付すべ
き画像が一覧表示されたサムネイル画像の中に存在して
いなく、かつ、添付画像が必須のデータ送信ではないと
判断された場合にあっては、添付すべき画像が選択指示
されず、添付しない旨を指示することも可能であり、か
かる画像添付を行なわない旨が指示された場合(ステッ
プS37のNO)、たとえ、ステップS35において、
一旦、画像添付モードに自動的に設定されていたとして
も、画像を添付せずに、通常のデータを送信する通常伝
送モードに復帰させて、公衆回線網10を介して、画像
添付なしのデータを送信させる(ステップS40)。
【0097】以上に記述したごとく、本発明に係る画像
伝送方式を用いた情報端末装置にあっては、データの送
信を行なわんとした際に、外部から画像を取得すること
が可能な外部画像入力装置が接続され、動作可能な状態
にあり、かつ、該外部画像入力装置に既に画像が記憶あ
るいは画像原稿が読取待機の状態にあって画像を読取可
能な状態に設定されているか否かが自動的に識別され、
画像の取得が可能な状態にあれば、かかる外部画像入力
装置からの画像を自動的に読み込んで、その中から選択
した画像を送信データに添付させる画像として送信に好
適な画像形式に自動的に変換して、送信データに添付し
て、自動的に送信されることとなる。
【0098】而して、画像の添付に伴う操作は、外部画
像入力装置を画像取得可能な状態に設定した後、添付画
像を選択指定するだけの極めて簡単な操作のみとなり、
画像の添付に関する操作ミスが大幅に低減可能となると
共に、データ送信にかかる作業時間も大幅に低減され
る。
【0099】更には、一旦、画像添付を行なうデータ伝
送モードに自動的に設定されてしまったとしても、煩雑
な操作をする必要もなく、簡単に、画像添付を行なわな
い通常のデータ送信に復帰させる手段も備えているの
で、操作の煩わしさから解放される。
【0100】
【発明の効果】情報端末装置として、パーソナルコンピ
ュータを使用する場合にあっては、従来技術の場合、外
部画像入力装置からの画像を添付して電子メールを送信
したい場合、添付すべき画像を読み込み、読み込んだ画
像にファイル名を付して一旦記憶させた後、該ファイル
名を用いて、電子メールに添付させるための操作を行な
うことが必要であり、画像が添付された電子メールを送
信するまでの手順が複雑であり、操作ミスが誘発されて
しまう場合が多い。
【0101】また、情報端末装置として、ファクシミリ
装置を使用する場合にあっても、従来技術の場合、外部
画像入力装置から画像を読み取り、操作キーにより画像
添付モードに設定した後、更に、添付すべき画像を選択
したり、選択した画像を送信用に編集したりするために
煩雑な手順が必要になり、送信する文書に画像を添付す
るまでの手順として、複雑な操作が必要となり、操作ミ
スが誘発されてしまう場合が多い。
【0102】本発明に係る画像伝送方式及び該画像伝送
方式を用いた情報端末装置によれば、パーソナルコンピ
ュータの場合であっても、ファクシミリ装置の場合であ
っても、データを送信する送信モードが設定された状態
にあっては、デジタルカメラ等の外部画像入力装置が接
続され、電源投入済み等の稼動状態にあり、かつ、撮影
済み画像が既に記憶されていて読取り可能な状態にある
か、あるいは、画像の原稿用紙が画像読取り待機状態に
設定されていて読取り可能な状態にある場合には、直ち
に、画像添付モードに自動的に設定されて、該外部画像
入力装置からの画像に関するサムネイル画像(該外部画
像入力装置からサムネイル画像を入手できない場合にあ
っては、該外部画像入力装置の画像に関するサムネイル
画像を自動的に作成して、作成された該サムネイル画
像)を一覧表示することを可能としている。
【0103】更には、一覧表示されたサムネイル画像の
中から、送信データに添付すべき画像を選択指示するこ
とが可能であり、極めて簡単な操作により、画像を添付
した文書を送信することが可能となる。
【0104】更には、外部画像入力装置から読み込まれ
た画像の画像形式の如何によらず、その中から選択した
画像を送信データに添付させる画像として送信に好適な
画像形式に自動的に変換して、送信データに添付して送
信させることも可能である。
【0105】而して、画像を添付する際の操作ミスの発
生を抑止し、極めて簡単な操作で、迅速に、かつ、確実
に、所望の画像が添付されたデータを送信することが可
能となる。
【0106】また、一旦、自動的に、画像を添付する動
作モードに設定されたとしても、送信データに画像を添
付する必要がない場合にあっては、あるいは、送信デー
タに添付すべき画像が存在していなく、かつ、添付画像
が必須ではないと判断される場合にあっては、画像の添
付を行なわない通常のデータ送信を行なう通常伝送モー
ドに、煩雑な操作をする必要もなく、簡単に復帰させる
手段も備えているので、操作の煩わしさから解放され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像伝送方式を用いた情報端末装
置の一例として適用されるカラーファクシミリ装置の回
路ブロックの構成を示す回路ブロック構成図である。
【図2】カラー画像をJPEG方式により圧縮して伝送
する場合の標準的な手順を示すフローチャートである。
【図3】外部画像入力装置であるデジタルカメラから画
像を取り込んで、ファクシミリ画像として送付するまで
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】画像を添付して送付することができる画像添付
モードの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…公衆回線網、20…カラーファクシミリ装置、2
1…網制御装置、21a…ハンドセット、21b…コー
ドレス用制御回路、21c…アンテナ、22…モデム、
23…制御装置、24…画像記憶装置、25…印刷装
置、26…画像読取装置、26a…ビデオインタフェー
ス部、26b…PCMCIAインタフェース部、27…
記憶装置、27a…データ送信部、27b…伝送モード
設定部、27c…選択指定部、27d…外部画像情報読
取部、27e…サムネイル画像表示選択部、27f…サ
ムネイル画像作成部、27g…画像変換処理部、27h
…画像添付部、28…表示装置、29a…操作キー、2
9b…ダイヤルキー。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 GA02 GA08 GA09 GB06 GB08 GC03 GE08 5C053 FA06 FA07 FA27 GA11 GB36 KA03 LA11 LA15 5C062 AA02 AA05 AB20 AB23 AB38 AB42 AE01 BA00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力する1乃至複数種類の外部画
    像入力装置を接続することができる外部接続インタフェ
    ースを有し、かつ、ネットワークを介してデータを他の
    装置に送信することができる送信手段を有する情報端末
    装置が画像の伝送を行なう画像伝送方式において、前記
    送信手段によりネットワークを介してデータを送信する
    ためのデータ伝送モードが設定された際に、前記外部接
    続インタフェースに前記外部画像入力装置が接続された
    状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作可能な状
    態にあり、かつ、該外部画像入力装置からの画像が記憶
    されている状態あるいは画像原稿が読取待機の状態にあ
    って、該外部画像入力装置から画像を読取可能な状態に
    設定されていることが検出された場合、該外部画像入力
    装置から読み取られた画像を選択及び編集して、送信す
    るデータに添付することが可能な画像添付モードに前記
    データ伝送モードが設定されることを特徴とする画像伝
    送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像伝送方式におい
    て、前記データ伝送モードが前記画像添付モードに設定
    された場合、前記外部画像入力装置から読み取られた画
    像に関するサムネイル画像を表示装置に一覧表示し、一
    覧表示された該サムネイル画像の中から、送信するデー
    タに添付させる画像に関するサムネイル画像が選択され
    ることを可能とすることを特徴とする画像伝送方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像伝送方式に
    おいて、前記外部画像入力装置が、画像が記憶あるいは
    画像原稿が読取待機の状態にある画像に関するサムネイ
    ル画像を有していない場合、前記外部画像入力装置から
    画像を読み取った前記情報端末装置において、読み取っ
    た画像に関するサムネイル画像が作成されることを特徴
    とする画像伝送方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    伝送方式において、ネットワークを介してデータを送信
    するための前記データ伝送モードに設定された際に、前
    記外部接続インタフェースに前記外部画像入力装置が接
    続された状態にあり、かつ、該外部画像入力装置が動作
    可能な状態にあり、かつ、該外部画像入力装置からの画
    像が記憶あるいは画像原稿が読取待機の状態にあって、
    該外部画像入力装置から画像が読取可能な状態に設定さ
    れていることが検出された場合に、前記データ伝送モー
    ドを、前記画像添付モードに設定するか、あるいは、該
    外部画像入力装置からの画像の添付を行なわない通常の
    通常伝送モードに設定するかを選択して指定することが
    できることを特徴とする画像伝送方式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像
    伝送方式において、前記データ伝送モードを前記画像添
    付モードに設定して、前記外部画像入力装置から読み取
    られた画像を選択・編集する際に、送信するデータに添
    付させる画像として選択された画像がカラー画像であっ
    た場合、添付すべきカラー画像として選択されたカラー
    画像の画像形式が、送信に適した画像形式に合致してい
    ない場合にあっては、送信に適した画像形式に自動的に
    変換して、送信するデータに添付させることができるこ
    とを特徴とする画像伝送方式。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像
    伝送方式を用いていることを特徴とする情報端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の情報端末装置におい
    て、当該情報端末装置が、パーソナルコンピュータであ
    り、ネットワークを介してデータを送信する前記送信手
    段が、電子メールにより実現されていることを特徴とす
    る情報端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の情報端末装置におい
    て、当該情報端末装置が、ファクシミリ装置であり、ネ
    ットワークを介してデータを送信する前記送信手段が、
    ファクシミリ伝送手段により実現されていることを特徴
    とする情報端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれかに記載の情報
    端末装置において、前記外部画像入力装置として、デジ
    タルカメラを用いていることを特徴とする情報端末装
    置。
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