JP2002124796A - 部品実装機及び部品実装方法 - Google Patents

部品実装機及び部品実装方法

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JP2002124796A
JP2002124796A JP2000313479A JP2000313479A JP2002124796A JP 2002124796 A JP2002124796 A JP 2002124796A JP 2000313479 A JP2000313479 A JP 2000313479A JP 2000313479 A JP2000313479 A JP 2000313479A JP 2002124796 A JP2002124796 A JP 2002124796A
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仁 中村
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賢二 鎌倉
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茂樹 今福
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の品種でありながら各々の電気的特性が
異なる電子部品を含む回路の電気的特性を均一にするよ
うに補償する補償部品を実装する部品実装機及び部品実
装方法を提供する。 【解決手段】 同一の品種でありながら各々の電気的特
性が異なる基幹部品520に対して、各々電気的特性が
異なる複数個の補償部品520の中から、上記基幹部品
520を含む回路の電気的特性を均一にするように補償
する上記補償部品540を選択し、選択された上記補償
部品540を実装するように制御する制御装置800を
備えた部品実装機100にて実装を行う。よって、上記
補償部品540の選択作業が自動で行えるようになり、
電気的特性が均一な複数個の回路を形成することができ
るようになる。よって、厳密な電気的特性が要求される
電子機器に対して電気的特性が均一な上記回路を提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の電気的
特性にばらつきが存在する場合、上記各電子部品を含む
回路の電気的特性を均一にするように補償する補償部品
の選択を行い、選択された補償部品を上記回路を形成す
る基板上に実装する部品実装機及び部品実装方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器等に用いられる回路は、1個の
電子部品、或いは複数個の電子部品の組み合わせで形成
される。複数個の電子部品を組み合わせることで回路を
形成する場合、電子部品を基板等へ実装し、回路を形成
する部品実装機において、制御装置による実装すべき電
子部品の選択が行われる。従来から電子部品の選択に
は、実装すべき電子部品の順番が予め与えられるNCプ
ログラムによる選択が用いられている。以下、NCプロ
グラムを用いた電子部品の実装方法について図を参照し
ながら説明する。図8は、従来から用いられる部品実装
機10の斜視図である。本図では左下方向を前方、右上
方向を後方とする。又、図9は、上記部品実装機10内
における、各装置の位置関係を示した説明図である。図
8より、上記部品実装機10は、部品保持装置30と、
部品供給装置400と、XYテーブル60と、制御装置
80とを備える。又、上記部品保持装置30は、上記部
品実装機10の中央部に配置され、上記部品供給装置4
00は、上記部品実装機10の後方部に配置される。
又、上記XYテーブル60は、上記部品実装機10の前
方部に配置される。
【0003】上記部品実装機10は、高速な部品の実装
を行うロータリータイプのものである。よって、電子部
品420の保持、保持した電子部品420の搬送、及び
基板上への上記電子部品420の実装を行う上記部品保
持装置30は、インデックス装置31と、ロータリーヘ
ッド32と、複数個の実装ヘッド33とを備える。又、
各実装ヘッド33は、同軸の吸着ノズル34が取り付け
られており、上記吸着ノズル34は、真空吸着により電
子部品420の保持を行う。上記ロータリーヘッド32
は、インデックス装置31による時計回り方向への間欠
回転を行う。よって、上記ロータリーヘッド32に取り
付けられた各実装ヘッド33は、上記間欠回転により、
図9に示す円環状の移動経路35上に存在する吸着ステ
ーション351、及び実装ステーション352上におい
て停止する。上記吸着ステーション351、及び上記実
装ステーション352は、それぞれ定位置であり、かつ
上記吸着ステーション351は上記部品供給装置40
0、及び上記実装ステーション352は上記XYテーブ
ル60の上方に存在する。
【0004】次に、上記部品保持装置30へ電子部品4
20を供給する、上記部品供給装置400について説明
する。上記部品供給装置400は、図8に示すように、
本例では4台のパーツカセット450と、上記パーツカ
セット450が取り付けられる部品供給テーブル470
とを備える。各パーツカセット450は、左端より第1
パーツカセット451、第2パーツカセット452、第
3パーツカセット453、第4パーツカセット454と
する。又、第1パーツカセット451には第1リール4
11、第2パーツカセット452には第2リール41
2、第3パーツカセット453には第3リール413、
第4パーツカセット454には第4リール414が取り
付けられている。又、図9に示すように第1リール41
1には第1部品421、第2リール412には第2部品
422、第3リール413には第3部品423、第4リ
ール414には第4部品424が収納されている。第1
部品421、第2部品422、第3部品423、及び第
4部品424は、各々品種が異なる電子部品420であ
る。
【0005】図8に示すように上記部品供給テーブル4
70は、正逆回転駆動が可能な部品供給テーブル移動用
駆動モータ471により、X軸方向における往復移動を
する。よって、上記部品供給テーブル470がX軸方向
へ往復移動するに伴い、上記部品供給テーブル470に
取り付けられた各パーツカセット450も又、X軸方向
へ往復移動する。したがって、上記制御装置80は、上
記部品供給テーブル移動用駆動モータ471を駆動し、
実装すべき電子部品420を供給するパーツカセット4
10を図9に示す吸着ステーション351に対応させて
配置することで、実装すべき電子部品420を選択す
る。
【0006】次に、上記部品実装機10における実装方
法について、図10を参照しながら説明する。上記部品
実装機10において形成される基板は、上記第1部品4
21と、上記第2部品422と、上記第3部品423
と、上記第4部品424との4個の部品により形成され
るものとする。又、図2に示す上記制御装置80に備え
られる記憶部81にて記憶されるNCプログラムによ
り、本例では、電子部品420は、上記第1部品42
1、上記第2部品422、上記第3部品423、上記第
4部品424の順番で基板上に実装されるものとする。
【0007】図10に示すようにステップ(図内では
「S」にて示す)1において、まず、上記部品保持装置
30に上記第1部品421を供給する為、上記第1パー
ツカセット451は、図8に示す上記制御装置80によ
って部品供給テーブル移動用駆動モータ471を駆動さ
せ、図9に示す吸着ステーション351に対応するよう
に配置される。そして、図1に示すインデックス装置3
1による間欠回転により、上記吸着ステーション351
に配置された上記実装ヘッド33は、上記第1パーツカ
セット451から上記第1部品421を吸着保持する。
【0008】次に、ステップ2において、上記制御装置
80内によるNCプログラムの読み出し作業が行われ
る。そして、上記制御装置80は、NCプログラムに従
って部品供給テーブル用モータ471を駆動させ、上記
第2パーツカセット452を上記吸着ステーション35
1に対応するよう配置する。そして、上記第2パーツカ
セット452の配置作業が完了した後、上記インデック
ス装置31の間欠回転によって、次に上記吸着ステーシ
ョン351に配置された上記実装ヘッド33により、第
2部品422が、上記第2パーツカセット452から取
り出される。
【0009】そしてステップ3では、NCプログラムに
従い、第3パーツカセット453が、ステップ2で行わ
れた吸着作業と同様の方法で、上記吸着ステーション3
51に対応するように配置される。そして、上記インデ
ックス装置31による間欠回転により、次に上記吸着ス
テーション351に配置された実装ヘッド33によっ
て、第3部品423が、上記第3パーツカセット453
から取り出される。次に、ステップ4においてもステッ
プ3の場合と同様に、NCプログラムに従い、第4パー
ツカセットが、上記吸着ステーション351に対応する
ように配置される。そして、次に上記吸着ステーション
351に配置された実装ヘッド33によって、第4部品
424が、上記第4パーツカセット454から取り出さ
れる。
【0010】上述する各実装ヘッド33に吸着保持され
た第1部品421、第2部品422、第3部品423、
及び第4部品424は、図10に示すステップ5に示す
ように、図9に示す実装ステーション352において1
枚の基板上に実装される。よって、1組の回路が形成さ
れる。上記部品実装機10は、上記第1部品421、上
記第2部品422、上記第3部品423、及び上記第4
部品の4個の電子部品から形成される回路の大量生産を
行う。よって、ステップ1からステップ5まで行われる
一連の作業は、ステップ6に示すようにパーツカセット
420から供給される全ての電子部品420の実装が完
了するまで繰り返される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記部品実装機10を
用いて実装を行う場合、各パーツカセット410から取
り出される各電子部品420の電気的特性が、各パーツ
カセット410同士では異なるが、単一のパーツカセッ
ト410内において均一ならば、形成される回路も又、
電気的特性が常に均一となる。一方、パーツカセット4
10から取り出される電子部品420の電気的特性が、
水晶発振子等のように均一でない場合がある。このと
き、形成される回路の電気的特性を均一にする為には、
上記回路を形成する電子部品420の他に、上記回路の
電気的特性を均一にするように補償する為の補償部品5
40を実装する必要がある。しかしながら、従来のよう
にNCプログラムのみを用いて電子部品の選択作業を行
う場合、NCプログラムにて指定された順番に従って部
品を実装する為、部品の電気的特性を考慮することなく
実装作業が行われる。よって、従来の部品実装機10で
は、携帯電話やテレビジョンのデジタル放送受信用チュ
ーナー等の厳密な電気的特性が要求される電子機器、或
いはオシロスコープ等の測定機器の生産を行うことはで
きない。本発明は、上述した問題点を解決する為になさ
れたものであり、同一の品種でありながら各々電気的特
性が異なる電子部品を含む回路の電気的特性を均一にす
るように補償する補償部品を実装することができる部品
実装機及び部品実装方法を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様である
部品実装機は、同一の品種でありながら各々の電気的特
性が異なる基幹部品を含む回路の電気的特性を均一にす
るように補償する補償部品とを基板上に実装する部品実
装機において、各々電気的特性の異なる複数個の上記補
償部品の中から、上記基幹部品の電気的特性に対して上
記回路を補償する上記補償部品の選択を行い、選択され
た上記補償部品を上記基幹部品と組み合わせて実装する
ように制御する制御装置、を備えたことを特徴とする。
上記構成を用いることにより、上記補償部品を自動的に
選択し、上記基幹部品と選択された上記補償部品とを実
装することで複数個の電気的特性が均一な回路を形成す
ることができ、厳密な電気的特性が要求される電子機器
に対して上記回路を提供できる効果を奏す。
【0013】上記基幹部品を複数個収納し、かつ、上記
基幹部品の取り出される順番が予め決められている基幹
部品収納部材と、 同一の電気的特性の上記補償部品を夫々収納した複数個
の補償部品収納部材と、 上記基幹部品収納部材から取り出される上記基幹部品の
順番を示すシーケンス番号と、上記シーケンス番号にて
夫々示される上記基幹部品を含む回路の電気的特性を均
一にするように補償する上記補償部品を収納した補償部
品収納部材を識別する識別情報とを関連付けて記憶し、
かつ、上記制御装置接続される記憶部とを更に備え、 上記制御装置は、上記記憶部から、電子部品の保持及び
基板上への搬送を行う保持部材にて保持された上記基幹
部品を示す上記シーケンス番号と、上記シーケンス番号
に関連する上記補償部品が収納される上記補償部品収納
部材の上記識別情報とを読み取り、 読み取られた上記識別情報の上記補償部品収納部材から
上記補償部品を取り出すことにより上記補償部品の選択
を行い、選択された上記補償部品を上記基幹部品と組み
合わせるように実装することもできる。
【0014】上記基幹部品収納部材は、上記基幹部品を
収納する複数個の収納部と、上記基幹部品を収納しない
空収納部とを設けるとともに、 上記記憶部には、上記シーケンス番号に対応し、かつ、
上記収納部では基幹部品有り及び上記空収納部では基幹
部品無しの基幹部品有無情報を更に記憶し、 上記制御装置は、上記収納部の基幹部品有無情報を読み
取って基幹部品有りの情報を得る場合で、かつ、上記基
幹部品収納部材の上記収納部での上記保持部材による上
記基幹部品の保持動作を行わせて上記保持部材にて上記
基幹部品が保持されない場合には、保持エラーと判断
し、 上記空収納部の基幹部品有無情報を読み取って基幹部品
無しの情報を得る場合で、かつ、上記機関部品収納部材
の上記空収納部での上記保持部材による上記基幹部材の
保持動作を行わせて上記保持部材にて上記基幹部品が保
持された場合には、情報エラーと判断することもでき
る。
【0015】本発明の第2態様である部品実装方法は、
同一の品種でありながら各々の電気的特性が異なる基幹
部品を含む回路の電気的特性を均一にするように補償す
る補償部品とを基板上に実装する部品実装方法におい
て、 各々電気的特性の異なる複数個の上記補償部品の中か
ら、上記基幹部品の電気的特性に対して上記回路を補償
する上記補償部品の選択を行い、選択された上記補償部
品を上記基幹部品と組み合わせて実装することを特徴と
する。上記方法を用いることにより、電気的特性が均一
な回路を形成でき、厳密な電気的特性が要求される電子
機器に対して上記回路を供給できる効果を奏す。
【0016】予め決められている上記基幹部品の実装さ
れる順番を示すシーケンス番号と、同一の電気的特性毎
に上記補償部品を収納した複数の補償部品収納部材から
上記シーケンス番号にて夫々示される上記基幹部品を含
む回路の電気的特性を均一にするように補償する上記補
償部品を取り出すように上記補償部品収納部材を識別す
る識別情報とを読み出し、 読み出された上記シーケンス番号と、読み出された上記
シーケンス番号に関連する上記補償部品が収納されてい
る上記補償部品収納部材の上記識別情報とに基き、上記
補償部品収納部材から上記補償部品を取り出すことによ
り上記補償部品の選択を行い、選択された上記補償部品
を、上記基幹部品と組み合わせるように実装することも
できる。
【0017】上記基幹部品は、上記基幹部品を収納する
複数個の収納部と上記基幹部品を収納しない空収納部と
を有する基幹部品収納部材から保持部材により取り出さ
れて上記基板に実装されるとともに、 上記シーケンス番号に対応し、かつ、上記基幹部品収納
部材の上記収納部では基幹部品有り及び上記基幹部品収
納部材の上記空収納部では基幹部品無しの基幹部品有無
情報を読み出し、 上記収納部の上記基幹部品有無情報を読み取って基幹部
品有りの情報を得る場合で、かつ、上記基幹部品収納部
材の上記収納部での電子部品の保持及び上記基板上への
搬送を行う保持部材による上記基幹部品の保持動作を行
わせて上記保持部材にて上記基幹部品が保持されない場
合には、保持エラーと判断し、 上記空収納部の上記基幹部品収納部材有無情報を読み取
って、基幹部品有りの情報を得る場合で、かつ、上記基
幹部品収納部材の上記空収納部での上記保持部材による
上記基幹部品の保持動作を行わせて上記保持部材にて上
記基幹部品が保持された場合には、情報エラーと判断す
ることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である部品実装
機、及び部品実装方法について、図を参照しながら説明
する。尚、本実施形態では、1本の吸着ノズルを備えた
同軸ノズル型の実装ヘッドを複数台備える、ロータリー
タイプの部品実装機を例に取る。又、本実施形態で形成
される回路は、実装方法の説明を簡略化する為、同一の
品種でありながら各々の電気的特性が異なる電子部品
と、上記電子部品の電気的特性を補償するための補償部
品との2個の電子部品で形成されるものとする。
【0019】図1は、本発明の1実施形態である部品実
装機100を示す斜視図である。本図では左下方向を前
方、右上方向を後方とする。又、図2は上記部品実装機
100内における、各装置の位置関係を示した説明図で
ある。図1に示すように上記部品実装機100は、部品
保持装置30と、部品供給装置500と、XYテーブル
60と、制御装置800とを備える。又、上記部品保持
装置30は、上記部品実装機100の中央部に配置さ
れ、上記部品供給装置500は、上記部品実装機100
の後方部に配置される。又、上記XYテーブル60は、
上記部品実装機100の前方部に配置される。上記部品
保持装置30は、電子部品の保持、保持した電子部品の
搬送、及び基板への実装を行うものである。又、上記部
品供給装置500は、上記部品保持装置30に電子部品
を供給するものである。又、上記XYテーブル60は、
保持する基板をXY平面上において自在に移動させるこ
とが可能である。
【0020】上記部品保持装置30は、インデックス装
置31と、ロータリーヘッド32と、保持部材として複
数台の実装ヘッド33とを備える。各実装ヘッド33
は、上記ロータリーヘッド32の外周部において等間隔
に取り付けられている。又、各実装ヘッド33は、同軸
ノズル型である為、各々1本の吸着ノズル34を備え
る。又、上記ロータリーヘッド32は、上記インデック
ス装置31による時計回り方向への間欠回転が可能であ
る。よって、各実装ヘッド33は、上記間欠回転によ
り、図2に示す円環状の移動経路35上に存在する吸着
ステーション351、及び実装ステーション352上に
おいて停止する。図2に示すように上記吸着ステーショ
ン351、及び上記実装ステーション352は、各々定
位置であり、かつ上記吸着ステーション351は上記部
品供給装置500、及び上記実装ステーション352は
XYテーブル60の上方に存在する。
【0021】上記部品供給装置500は、部品供給テー
ブル570と、4台のパーツカセット580とを備え
る。上記部品供給テーブル570は、図1に示す部品供
給テーブル移動用駆動モータ571が正逆回転駆動をす
ることにより、図1に示すX軸方向への往復移動を行
う。又、図2に示すように各パーツカセット580は、
上記部品供給テーブル570に取り付けられている為、
上記部品供給テーブル570に伴い、X軸方向における
往復移動を行う。
【0022】本実施形態における上記部品実装機100
は、回路を形成するときから実装される予定の電子部品
であり、同一の品種でありながら各々電気的特性が異な
る基幹部品520と、上記基幹部品520を含む回路の
電気的特性を均一にするように補償する補償部品540
の2個の電子部品で1組の回路を形成する。又、本実施
形態では、上記補償部品540として、品種は同一であ
るが各々電気的特性が異なる第1補償部品541、第2
補償部品542、及び第3補償部品543の3種類の補
償部品540が用意されている。よって、上記パーツカ
セット580として、図1に示すように収納した上記基
幹部品520を供給する基幹部品収納部材の一例である
1台の基幹部品用パーツカセット550と、上記第1補
償部品541を供給する為の第1補償部品用パーツカセ
ット561、上記第2補償部品542を供給する為の第
2補償部品用パーツカセット562、及び上記第3補償
部品543を供給する為の第3補償部品用パーツカセッ
ト563からなる、3台の収納した上記補償部品540
を供給する補償部品収納部材の一例である補償部品用パ
ーツカセット560とが用意される。
【0023】図1において上記基幹部品用パーツカセッ
ト550は、図1に示すパーツカセット580の内、左
端のものを指す。又、上記補償部品用パーツカセット5
60の内、図1に示すように上記基幹部品用パーツカセ
ット550の右側に隣接するものを第1補償部品用パー
ツカセット561とし、上記第1補償部品用パーツカセ
ット561の右側に隣接するものを第2補償部品用パー
ツカセット562、右端に存在するものを第3補償部品
用パーツカセット563として配置している。
【0024】図1に示すように上記基幹部品用パーツカ
セット550は、基幹部品用リール510を備える。そ
して、上記基幹部品用リール510には、図2に示す上
記基幹部品520を複数個テーピングしたテープが巻き
取られている。上記基幹部品用リール510に収納され
る各基幹部品520は、同一品種ながら各々電気的特性
が微妙に異なる。但し、本実施形態において各基幹部品
520は、電気的特性が近いもの同士をグループ化する
ことにより、第1基幹部品521、第2基幹部品52
2、及び第3基幹部品523の3組のグループに分類で
きる。尚、上記基幹部品用リール510において上記基
幹部品520がテーピングされる順番は、図2に示すよ
うに規則性がなく、上記第1基幹部品521、上記第2
基幹部品522、及び上記第3基幹部品523がランダ
ムに収納されているものとする。
【0025】又、上記基幹部品用パーツカセット550
と同様に、図1に示すように第1補償部品用パーツカセ
ット561は、図2に示す上記第1補償部品541が複
数個テーピングされたテープが巻き取られた第1補償部
品用リール531を備える。又、第2補償部品用パーツ
カセット562は、図2に示す上記第2補償部品542
が複数個テーピングされたテープが巻き取られた第2補
償部品用リール532を備え、第3補償部品用パーツカ
セット563は、図2に示す上記第3補償部品543が
複数個テーピングされたテープが巻き取られた第3補償
部品用リール533を備える。上記第1補償部品用リー
ル531にて収納される全ての第1補償部品541は、
上記第1補償部品用リール531内において均一な電気
的特性を有する。又、上記第2補償部品用リール532
にて収納される全ての第2補償部品542、及び上記第
3補償部品用リール533にて収納される第3補償部品
543も同様に、各々上記第2補償部品用リール53
2、及び上記第3補償部品用リール533内にて均一な
電気的特性を有する。上述した構成により、吸着ミス等
で再度上記補償部品540を取り出す必要がある場合、
同一の補償部品用パーツカセット560から吸着に失敗
した補償部品540と同一の電気的特性を持つ補償部品
540を再度取り出して実装することで、常に形成され
る回路の補償が可能となる。
【0026】又、電気的特性を予め調べることにより上
記第1補償部品531は、上記第1基幹部品521と組
み合わせることで、電気的特性が均一な1組の回路を形
成可能であることがわかっているものとする。又、上記
第2補償部品532は、上記第2基幹部品522と組み
合わせることで、電気的特性が均一な1組の回路を形成
可能であることがわかっているものとし、上記第3補償
部品533は、上記第3基幹部品523と組み合わせる
ことで、上記回路と電気的特性が均一な1組の回路を形
成可能であることがわかっているものとする。
【0027】次に、上記制御装置800について説明す
る。上記制御装置800は、図2に示すように記憶部と
して、第1記憶部810と、第2記憶部820とを備え
る。又、上記制御装置800は、基板上における電子部
品の実装位置の決定、及び実装する電子部品の順番の決
定等についての制御が可能である。上述した制御を行う
為、上記制御装置800は、基板上における電子部品の
実装位置、上記実装位置に対応する電子部品の品種、及
び上記基幹部品520の実装すべき順番に関するデータ
をまとめたNCプログラムを上記第1記憶部810に記
憶している。そして、上記NCプログラムに従い、実装
すべき電子部品を供給する上記基幹部品用パーツカセッ
ト550、上記第1補償部品用パーツカセット561、
上記第2補償部品用パーツカセット562、及び上記第
3補償部品用パーツカセット563を図2に示す吸着ス
テーション351に対応させて配置したり、基板上の実
装位置を図2に示す実装ステーション352に対応させ
て配置する為、図1に示すように上記制御装置800
は、上記部品供給装置500と、上記XYテーブル60
とに接続されている。
【0028】又、上記制御装置800は、緊急時におい
て上記部品実装機100を停止し、エラーメッセージを
表示する機能を有する。更に、上記制御装置800は、
上記実装ヘッド33に取り付けられた上記吸着ノズル3
4における電子部品の吸着状態を認識し、吸着エラーの
回数を図2に示す内部メモリ830に記録する機能も有
する。よって、上記制御装置800は、上記実装ヘッド
33を有し、電子部品の保持、電子部品の搬送、及び基
板上への実装を行う上記部品保持装置30にも接続され
ている。よって、上記制御装置800は、上記部品保持
装置30を制御することで、上記実装ヘッド33を上記
吸着ステーション351、及び上記実装ステーション3
52へ配置させることを可能としている。
【0029】又、上記制御装置800は、NCプログラ
ムによる基幹部品520の選択以外に上記第2記憶部8
20にて記憶されるシーケンスデータによる上記補償部
品540の選択を可能とする。基幹部品520が複数の
品種で用意されており、形成する回路の補償を行う必要
がない場合、上記制御装置800は、上記第1記憶部8
10にて記憶されるNCプログラムを読み出し、上記N
Cプログラムによって与えられる順番で基幹部品520
を選択し、基板上へ実装していく。本実施形態では、上
記NCプログラムに従って電子部品を吸着保持する実装
ヘッド33が、各々異なる電気的特性を有する基幹部品
520を複数個収納した基幹部品用パーツカセット55
0から基幹部品520を保持したとき、上記制御装置8
00は、上記第2記憶部820にて記憶されるシーケン
スデータを読み出し、上記基幹部品520の電気的特性
に対応する補償部品540を選択する。該選択方法につ
いては、下記の部品実装方法の説明で詳しく述べる。
尚、上気第1記憶部810、及び上記第2記憶部820
は、外部記憶装置として上記制御装置800に接続され
ていても良い。
【0030】次に、上記部品実装機100を用いた電子
部品の実装方法について、図を参照しながら、以下に説
明する。但し、実装作業を行う前に、上記第2記憶部8
20にて記憶されるシーケンスデータを用意する必要が
ある。図3は、シーケンスデータの作成方法を示すフロ
ーチャートである。図3に示すようにステップ(図内で
は「S」にて示す)11において、複数個用意されてい
る基幹部品520の中から1個取り出し、取り出された
上記基幹部品520単体の電気的特性を測定する。上記
基幹部品520が水晶発振子の場合、測定すべき電気的
特性は、周波数やインピーダンス等となる。
【0031】ステップ11において上記基幹部品520
の電気的特性を測定した後、ステップ12に示すように
シーケンスデータの製作者は、上記基幹部品520と組
み合わせることで、形成される回路の電気的特性が均一
となる電子部品の特性値を対応表等により求める。一例
として、上記基幹部品520が水晶発振子であり、所定
の周波数を出力する回路を考えてみる。この周波数出力
回路において、出力信号の周波数の値を所定の値に合わ
せるように、水晶発振子の周波数に対して補償する補償
部品540として、コンデンサを使用する。そして、上
記水晶発振子の周波数と組み合わせるコンデンサとして
は、上記周波数出力回路から出力される周波数の値が所
定の値となるようなコンデンサが対応表等により求めら
れる。
【0032】通常、上記周波数出力回路における出力信
号の周波数は、上記基幹部品520の一例である1個の
水晶発振子と、上記補償部品540の一例であり、か
つ、各々の温度特性が異なる2個のコンデンサによって
決定される。又、上記2個のコンデンサの内、1個のコ
ンデンサ即ち第1コンデンサは、温度が増加するに伴い
電気容量が増加するとともに周波数が減少する。残る1
個即ち第2コンデンサは、温度が増加するに伴い電気容
量が減少するとともに周波数が増加することとする。従
って、このような場合、所定の値の周波数を得るには、
上記第1及び第2コンデンサを組み合わせる必要があ
る。よって、上記第1コンデンサを上記第1補償部品5
41とし、上記第2コンデンサを上記第2補償部品54
2とすれば良い。又、上記周波数出力回路として、1個
の水晶発振子と、1個のコンデンサとにより構成し、上
記周波数出力回路の出力信号の周波数を所定の値にする
ことも可能である。そこで本実施形態では、説明を簡略
化する為、1個のコンデンサで上記周波数出力回路の出
力信号の周波数を所定の値にするように補償する場合に
ついて説明する。尚、上記水晶発振子は、基幹部品52
0として基幹部品用パーツカセット550から取り出さ
れる。又、上記1個のコンデンサは、上記水晶発振子の
周波数特性に応じて用意された3種類の周波数特性の異
なるコンデンサから選択されて使用される。これらの3
種類のコンデンサは、第1補償部品541、第2補償部
品542、第3補償部品543として、夫々第1補償部
品用パーツカセット561、第2補償部品用パーツカセ
ット562、第3補償部品用パーツカセット563の中
から選択されて取り出される。
【0033】続いてステップ13において、シーケンス
データの製作者は、上記部品実装機100に用意されて
いる補償部品540の中から、ステップ12にて求めた
電子部品の特性値に近似した特性値を持つ補償部品54
0を求める。そして、上記補償部品540が取り出され
る上記補償部品用パーツカセット560の識別情報とな
る配置番号を求める。例えば、上記基幹部品520が上
記第1基幹部品521のグループに分類される電気的特
性を持つとき、第1補償部品541を供給する第1補償
部品用パーツカセット561が導出される。
【0034】補償部品540を供給する補償部品用パー
ツカセット560の配置番号が求められた後、図3のス
テップ14に示すように、シーケンス番号、上記補償部
品540の識別番号、及び上記補償部品用パーツカセッ
ト560の配置番号が、シーケンスデータとして図2に
示す第2記憶部820にて記憶される。図4は、上述し
たシーケンスデータを記録した表である。本図におい
て、基幹部品520の特性グループを示す略号「A」、
「B」、「C」は、「A」が第1基幹部品521を示
し、「B」が第2基幹部品522を示し、「C」が第3
基幹部品523を示す。又、上記補償部品540におい
て、略号「1」、「2」、「3」は、「1」が第1補償
部品541を示し、「2」が第2補償部品542を示
し、「3」が第3補償部品543を示す。又、上記補償
部品540の場合と同様に、略号「10」、「20」、
「30」は、「10」が第1補償部品用パーツカセット
561を示し、「20」が第2補償部品用パーツカセッ
ト562を示し、「30」が第3補償部品用パーツカセ
ット563を示す。
【0035】尚、上述したように上記基幹部品520が
水晶発振子で、上記周波数出力回路の周波数を所定の値
にする為に2個のコンデンサが必要である場合には、図
4に示すシーケンスデータは、第1コンデンサに対応す
るものと、第2コンデンサに対応するものとの2種類の
シーケンスデータを用意する必要がある。
【0036】シーケンスデータとして上記シーケンス番
号及び上記補修部品用パーツカセット560を識別する
上記配置番号の記録が完了した上記基幹部品520は、
図3のステップ15に示すようにテーピングされる。上
述した方法で、上記基幹部品520単体における上記基
幹部品810の上記基幹部品用パーツカセット550か
ら取り出される順番を示す上記シーケンス番号と上記補
修部品用パーツカセット560の上記配置番号との関連
付け、及び上記基幹部品520のテーピング作業が完了
する。但し、本実施形態では上記部品実装機100にて
電気的特性が均一な回路を複数個生産する為、複数個の
基幹部品520をテーピングする必要がある。よって、
ステップ16に示すように用意された全ての基幹部品5
20がテーピングされるまで、ステップ11からステッ
プ15までの作業を繰り返す。このとき、各基幹部品5
20の電気的特性は各々異なる為、図4に示すようにテ
ーピングされる基幹部品520の順番は、上述したよう
に不規則となる。図3に示すフローチャートは、全ての
基幹部品520に対して、ステップ11からステップ1
5までの作業が完了し、ステップ17に示すシーケンス
データ、及び基幹部品用リール510が完成することで
終了する。
【0037】次に、上述した方法で作成したシーケンス
データを用い、上記部品実装機100にて基板上への実
装を行う。図5は、上記部品実装機100内にて行われ
る作業を示したフローチャートである。初めにステップ
21に示すように、図1に示す制御装置800は、図2
に示す第1記憶部810より基幹部品520を基板上へ
実装する順番を記録したNCプログラムを読み出す。そ
して、基幹部品520が供給される基幹部品用パーツカ
セット510を図2に示す吸着ステーション351に対
応させる為、上記制御装置800は、部品供給テーブル
移動用駆動モータ571を駆動する。次に、図1に示す
インデックス装置31による間欠回転により、実装ヘッ
ド33が、上記吸着ステーション351に配置される。
そして、上記実装ヘッド33に備えられる吸着ノズル3
4により、上記基幹部品520が、上記吸着ステーショ
ン351に対応させた上記基幹部品用パーツカセット5
10から吸着保持される。
【0038】次に図5に示すステップ22において、図
1に示す上記基幹部品用パーツカセット550から取り
出される基幹部品520の電気的特性に関する判別作業
が行われる。本実施形態では、基幹部品520を含む回
路の電気的特性の均一にするように補償する実装作業の
説明を簡単にする為、図1に示すように上記基幹部品用
パーツカセット550は、1台としている。又、上記基
幹部品用パーツカセット550から取り出される上記基
幹部品520は、図2に示すように各々異なる電気的特
性を有するとしている。従って、本実施形態では、上記
基幹部品用パーツカセット550は、電気的特性にばら
つきがあるものと判別され、図5に示すフローチャート
は、そのままステップ23へ移行する。又、ステップ2
2に示す判別作業を行う必要が無くなることから、図5
に示すフローチャートは、ステップ21から直接ステッ
プ23に移行しても良い。
【0039】通常、基幹部品用パーツカセット520は
1台とは限らず、ステップ21にて用いられるNCプロ
グラムは、複数台用意された基幹部品用パーツカセット
520を対象にしている。このとき、複数台用意される
上記基幹部品用パーツカセット550の内、基幹部品5
20の電気的特性にばらつきがある基幹部品用パーツカ
セット550と、基幹部品520の電気的特性にばらつ
きがない基幹部品用パーツカセット550とが共に存在
することがある。そして、上記NCプログラムにより、
上記制御装置800には、各基幹部品用パーツカセット
540に収納される基幹部品520における電気的特性
のばらつきの有無、、及び基幹部品520の電気的特性
にばらつきがある基幹部品用パーツカセット550を示
す配置番号等の情報が与えられる。従って、通常ステッ
プ22では、上記制御装置800により、上記基幹部品
用パーツカセット550の電気的特性にばらつきがある
と認識された場合は、図5に示すフローチャートのステ
ップ23へ、電気的特性にばらつきがないと認識された
場合は、ステップ26へ移行する。
【0040】図5に示すステップ22において上記基幹
部品用パーツカセット550から取り出される基幹部品
520が各々異なる電気的特性を有すると認識されたと
き、ステップ23に示すように、上記制御装置800
は、図2に示す第2記憶部820より、図3に示すフロ
ーチャートで作成されたシーケンスデータを読み出す。
本実施形態では、上述したように基幹部品用パーツカセ
ット550は1台であり、かつ、上記基幹部品用パーツ
カセットから供給される基幹部品520は、各々異なる
電気的特性を有する。よって、本実施形態において用意
されるシーケンスデータは、上記基幹部品用パーツカセ
ット550に対応するもののみとなる。又、上記基幹部
品520の吸着に失敗した場合は、上記基幹部品用パー
ツカセット550から次の基幹部品520を吸着し、シ
ーケンスデータは、次のシーケンス番号のものに進んで
読み出す。一般的に、上記基幹部品用パーツカセット5
50が複数台用意されている場合、用意されるシーケン
スデータの数は、供給される基幹部品520の電気的特
性にばらつきを持つ基幹部品用パーツカセット550の
台数分用意される。図5に示すフローチャートのよう
に、上記基幹部品520を吸着保持した後でシーケンス
データを読み出す理由は、上記制御装置800がNCプ
ログラム、シーケンスデータの両者を読み出すことによ
るCPUの負担を軽減すると共に、吸着ミス等によって
生じる、シーケンスデータにおけるシーケンス番号と、
上記基幹部品用パーツカセット550から取り出される
基幹部品520の順番とのズレを防止する為である。
又、吸着ミス等によって吸着に失敗した基幹部品520
の次の基幹部品520を吸着するとき、次の基幹部品5
20を吸着した後で次の基幹部品に対応するシーケンス
データに進めることで、吸着に失敗した基幹部品520
の為に1度読み込んだシーケンスデータを破棄するとい
う手間を抑える為でもある。
【0041】次に、ステップ24において上記制御装置
800は、上記シーケンスデータから上記基幹部品52
0を示すシーケンス番号を読み取り、上記シーケンス番
号に関連する補償部品540が取り出される補償部品用
パーツカセット560の配置番号を読み取る。本実施形
態では、補償すべき電気的特性の種類は、1種類のみと
しており、基幹部品の電気的特性は、3グループに分け
ることができるとしている。上記基幹部品用パーツカセ
ット550から取り出された基幹部品520が1個目で
ある場合、図4よりシーケンス番号は1となり、上記基
幹部品520の電気的特性は、第1基幹部品521のグ
ループに分類される電気的特性となる。よって、図4に
示すシーケンスデータにより、上記第1基幹部品521
を含む回路の電気的特性を均一にするように補償する第
1補償部品541を収納する、第1補償部品用パーツカ
セット561が導出される。但し、一般的に基幹部品用
パーツカセット550が複数台用意されており、補償す
べき電気的特性の種類が複数存在する場合、補償すべき
電気的特性の種類、及び基幹部品520の電気的特性を
グループ分けしたときのグループ数によって、用意すべ
き補償部品用パーツカセット560の台数が変化する。
【0042】次に図5に示すステップ25において、上
記シーケンスデータによって選択された補償部品用パー
ツカセット560から、補償部品540が取り出され
る。上記シーケンスデータに従い、上記制御装置800
は、図1に示す部品供給テーブル移動用駆動モータ57
1を駆動し、図2に示す吸着ステーション351に対応
するように補償部品用パーツカセット560を配置す
る。例えば、図5に示すステップ21にて上記実装ヘッ
ド33に保持された基幹部品520が本実施形態におけ
る第1基幹部品521の場合、第1補償部品541と組
み合わせることにより、均一な電気的特性を持つ回路が
形成される。よって上記第1補償部品が取り出される第
1補償部品用パーツカセット561が、上記制御装置8
00により選択され、図2に示す吸着ステーション35
1に対応するように配置される。そして、上記補償部品
540は、図1に示すインデックス装置31の間欠回転
によって、上記基幹部品520を吸着保持した実装ヘッ
ド33の次に上記吸着ステーション351に配置される
実装ヘッド33により吸着保持される。
【0043】次にステップ26において、ステップ21
にて実装ヘッド33に吸着保持された上記基幹部品52
0、及びステップ25にて実装ヘッド33に吸着保持さ
れた上記補償部品540は、図1に示すXYテーブル6
0にて保持される基板上に実装される。図1に示すイン
デックス装置31による間欠回転により、まず上記基幹
部品520を吸着保持した実装ヘッド33が、図2に示
す実装ステーション352に配置される。そして上記実
装ヘッド33により上記基幹部品520が基板上に実装
された後、次に上記補償部品540を保持した実装ヘッ
ド33が、上記インデックス装置31による間欠回転に
より、上記実装ステーション352に配置される。そし
て上記補償部品540は、上記実装ヘッド33によって
基板上に実装される。上述したステップ21からステッ
プ26までの作業を行うことにより、1個の上記基幹部
品520と、上記基幹部品520を含む回路の電気的特
性を均一にするように補償する1個の上記補償部品54
0からなる、1組の電気的特性が均一な回路が形成され
る。
【0044】本実施形態では、電気的特性が均一な回路
を複数個提供する為、図5に示すステップ27に示すよ
うに、ステップ21からステップ26までの作業は、上
記基幹部品用パーツカセット550に取り付けられた基
幹部品用リール510にて収納される基幹部品520が
全て実装されるまで繰り返される。
【0045】本実施形態である部品実装機100にて形
成される回路は、基幹部品520が1個、補償部品54
0が1個で形成される。但し、基板上に実装される基幹
部品520の品種は、上述したように複数種用意しても
良い。そして、異なる品種毎に基幹部品用パーツカセッ
ト550を用意した場合、基幹部品520の選択は、N
Cプログラムに従って行われる。又、複数台用意された
上記基幹部品用パーツカセット550の中の1台から取
り出される、基幹部品520の電気的特性が全て均一の
とき、上記基幹部品用パーツカセット550から取り出
される基幹部品520は、補償部品540と組み合わせ
て実装する必要がない為、図5に示すフローチャート
は、ステップ22からステップ26へと移行することが
できる。
【0046】尚、本実施形態では、基幹部品520と補
償部品540とを交互に1個ずつパーツカセット580
から取り出して基板上に実装したが、例えば図5に示す
ステップ21において基幹部品520を3個連続して基
幹部品用パーツカセット550から取り出した後、ステ
ップ23からステップ25までの作業により、取り出さ
れた各基幹部品520の電気的特性に各々対応する補償
部品540を1個ずつ補償部品用パーツカセット560
から取り出し、基板上へ実装しても良い。又、基幹部品
520を収納する基幹部品収納部材の一例として、本実
施形態では、基幹部品用パーツカセット550を用い
た。但し、基幹部品520は、基幹部品収納部材から取
り出される順番が決定していれば本実施形態を利用する
ことが可能である為、基幹部品収納部材としてスティッ
ク等を用いてもよい。本実施形態では、ロータリータイ
プの部品実装機100を用いている為、1個ずつしか実
装できず、基幹部品520を先に実装し、その後、補償
部品540を実装した。但し、実装する際の順序は、上
記基幹部品520と上記補償部品540とを同時に実装
しても良く、又、上記補償部品540を先に実装した後
で上記基幹部品520を実装しても良い。
【0047】図1に示す制御装置800を備えた部品実
装機100により、電気的特性が各々異なる基幹部品5
20に対して、上記制御装置800が上記基幹部品52
0の電気的特性に対応する補償部品540を自動的に選
択し、上記基幹部品520と選択された補償部品540
とを組み合わせて実装することが可能となった。又、上
記基幹部品520が取り出される順番を示すシーケンス
番号と、上記基幹部品520を含む回路の電気的特性を
均一にするように補償する補償部品を収納した補償部品
用パーツカセット560の識別情報としての配置番号と
を関連付けて上記制御装置800に与えて実装すること
で、上記基幹部品用パーツカセット550から取り出さ
れる順番に関係無く上記基幹部品520の電気的特性が
ばらついていても、上記補償部品540を選択して実装
できるようになった。そして、上記基幹部品520と上
記制御装置800によって選択された上記補償部品54
0とを組み合わせて実装することにより、電気的特性が
均一な回路を提供できるようになった。従って、具体的
な例である周波数出力回路においても、水晶発振子の周
波数特性にばらつきがある場合でも、水晶発振子の周波
数特性に応じて所定の周波数の値に補償することができ
るコンデンサを組み合わせることで、所定の周波数の値
を出力できる周波数出力回路を提供できるようになる。
【0048】図5に示す実装方法では、基幹部品520
の吸着ミス等による、シーケンスデータの読み出しエラ
ーを抑える為、基幹部品520を吸着した後でシーケン
スデータを読み出すようにした。しかし、シーケンスデ
ータそのものにエラーが存在する場合や、或いはテーピ
ング作業時における基幹部品520の収納ミス等によ
り、シーケンスデータに記録されたシーケンス番号と、
上記基幹部品520が基幹部品用パーツカセット550
から取り出される順番との間にズレが生じ、シーケンス
データの読み出しエラーが発生することもある。よっ
て、シーケンスデータの整合性を確認する為、以下に説
明する方法で電子部品の実装作業を行っても良い。
【0049】図6は、シーケンスデータを記録した表で
ある。上記シーケンスデータの作成方法は、図3に示す
フローチャートに従って基幹部品520をテーピング
し、1巻の基幹部品用リール510に仕上げるとき、例
えば、設定した個数毎、或いは上記基幹部品520の特
性グループが変化する度に、基幹部品520を収納する
キャリアテープ上に基幹部品520を入れない空収納部
を設ける。そして、図6に示すようにシーケンスデータ
として、上記キャリアテープ上で基幹部品520が収納
される収納部を示す基幹部品有り及び空収納部を示す基
幹部品無しの基幹部品有無情報が、上記シーケンス番号
と上記シーケンス番号に関連する補償部品540が収納
される補償部品用パーツカセット560の配置番号とに
関連付けて図2に示す第2記憶部820に記憶される。
設定した個数毎に空収納部を設ける場合は、例えば基幹
部品520を10個収納してから1個の周期で空収納部
を設けるように、修復可能な範囲で空収納部を設け、エ
ラーを検出したときに破棄すべき回路を上記範囲内の基
幹部品520を含む回路のみに抑えることで、不良な回
路を形成することによる生産コストの増加を抑えること
が望ましい。
【0050】次に、図6に示す上記シーケンスデータを
用いた電子部品の実装方法について、図7を参照しなが
ら説明する。図7は、上記シーケンスデータを用いたと
きにおけるフローチャートである。このとき、実装作業
は、図1に示す部品実装機100にて行われるものであ
り、部品供給装置500に用意されているパーツカセッ
ト580は、1台の基幹部品用パーツカセット550
と、3台の補償部品パーツカセット560の4台であ
る。そして、上記部品実装機100にて形成される回路
は、1個の基幹部品520と1個の補償部品540との
2個の電子部品から形成されるものとする。
【0051】まず始めに、図7に示すステップ31にお
いて、図5に示すステップ21と同様の方法で基幹部品
520の吸着作業が行われる。このとき、図2に示す第
1記憶部810にて記憶されたNCプログラムに従い、
図1に示す制御装置800は、図1に示す部品供給テー
ブル移動用駆動モータ571を駆動し、上記基幹部品用
パーツカセット550を図2に示す吸着ステーション3
51に対応するように配置する。そしてステップ32に
おいて、上記基幹部品520の吸着が成功した場合はス
テップ33へ、吸着に失敗した場合はステップ32Aに
進む。
【0052】ステップ32Aに進んだ場合、図6に示す
シーケンスデータを図2に示す第2記憶部820から読
み出し、基幹部品520の有無を確認する。上記シーケ
ンスデータにおいて上記基幹部品520を示すシーケン
ス番号に関連する基幹部品有無情報により基幹部品52
0の存在が確認された場合、図7に示すステップ32B
に進み、吸着エラーとして図2に示す上記制御装置80
0の内部メモリ830に保存される上記吸着エラーの発
生回数に加算される。そしてステップ32Cに示すよう
にシーケンスデータを次のシーケンス番号のものに進
め、ステップ31に戻る。又、上記シーケンスデータに
おいて上記シーケンス番号に関連する上記基幹部品有無
情報により基幹部品520の存在しないことが確認され
た場合、上記基幹部品用パーツカセット550から取り
出される上記基幹部品520の順番と上記シーケンスデ
ータとの整合性が確認される。よって、直接図7に示す
ステップ32Cへ移行し、その後ステップ31に戻る。
【0053】図7に示すステップ33に進んだ場合、図
6に示すシーケンスデータを読み出し、基幹部品520
の有無を確認する。上記シーケンスデータにおいて上記
シーケンス番号に関連する上記基幹部品有無情報により
基幹部品520の存在が確認された場合、図5に示す方
法と同様の方法でシーケンスデータから上記シーケンス
番号に関連する補償部品540が選択される。そして、
上記補償部品540が、上記基幹部品520を保持した
実装ヘッドの次の実装ヘッド33により上記補償部品5
40を収納する補償部品用パーツカセット560から吸
着保持される。そして、上記基幹部品520、及び選択
された上記補償部品540を基板上に実装することによ
り、1組の電気的特性が均一な回路が形成される。そし
て、ステップ36に示すように、全ての基幹部品が実装
し終えるまで、ステップ31からステップ35までの作
業を繰り返す。
【0054】又、上記シーケンスデータにおいて上記シ
ーケンス番号に関連する上記基幹部品有無情報により基
幹部品520の存在しないことが確認された場合、上記
基幹部品用リール510に収納されている上記基幹部品
520の順番と上記シーケンスデータとが整合しないこ
とを意味する。原因として上記基幹部品520のテーピ
ング時における収納ミス、上記制御装置800による上
記シーケンスデータの読み出しエラー、或いは上記シー
ケンスデータの作成ミスが考えられる。よって、図7に
示すステップ33Aに進み、上記制御装置800は、情
報エラーとして上記部品実装機100を停止させ、エラ
ーメッセージを表示する。
【0055】上述した方法を用いることにより、基幹部
品用パーツカセット550から取り出される基幹部品5
20の順番と、シーケンスデータとの整合性を確認でき
るようになった。更に、基幹部品用リール510に収納
されている基幹部品520の順番と、シーケンスデータ
との間に不整合が生じた場合、上記不整合の原因が、実
装作業中における吸着エラーによるものなのか、或いは
シーケンスデータの作成時における基幹部品520の収
納ミス、シーケンスデータの作成ミス、又は制御装置8
00による読み出しエラー等の情報エラーによるものな
のかといった判断を行うことも可能とした。又、上述し
た方法では、吸着エラーと認識したときには実装作業を
続け、情報エラーと認識したときは上記部品実装機10
0を停止したが、吸着エラーと認識したときでも上記部
品実装機100を停止しても良い。又、上述した方法で
も、基幹部品収納部材としてスティックを用いることが
可能である。但し、1個のスティックでは、空収納部を
設けることができない為、上述した方法を用いる場合、
基幹部品収納部材として複数のスティックを用意する必
要がある。複数のスティックを基幹部品収納部材として
用意することで、スティックを切り替える動作時に、最
初に使用していたスティック内の部品がなくなった状態
を空収納部としてみなすことができる。
【0056】本実施形態ではパーツカセット580を部
品収納部材とした、ロータリータイプの部品実装機10
0を用いたが、本発明は、上記実施形態以外の場合でも
利用できる。例えばXY平面上にて電子部品を自在に搬
送することが可能なXYロボットタイプの部品実装機の
場合、基幹部品520を収納する基幹部品収納部材は、
本実施形態で用いたような基幹部品用パーツカセット5
50やスティック、又はマトリックストレイ等となる。
マトリックストレイで基幹部品520が供給される場
合、各々の電気的特性が異なる基幹部品520におい
て、上記マトリックストレイから取り出される順番が決
定されているならば、本発明を用いることにより、電気
的特性が均一な回路を形成することが可能となる。又、
上記XYロボットタイプの部品実装機で、吸着ノズル3
4を複数本備えたヘッド部にて複数個の電子部品の搬送
が可能な場合、基幹部品520と補償部品540とを同
時に保持することが可能である。よって、上述したよう
にXYロボットタイプの部品実装機では、上記基幹部品
520と上記補償部品540とを同時に実装したり、上
記補償部品を先に実装した後で上記基幹部品を実装する
ことが可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明の第1態様である部品実装機は、
同一品種でありながら各々の電気的特性が異なる基幹部
品を含む回路の電気的特性を均一にするように補償する
補償部品を、各々電気的特性が異なる複数個の補償部品
の中から選択し、選択された上記補償部品を実装するよ
うに制御する制御装置を備える。従って、上記制御装置
の動作により、上記基幹部品における電気的特性のばら
つきに対応した上記補償部品を自動的に選択し、選択さ
れた上記補償部品を実装することができ、電気的特性を
均一にした複数個の回路を形成することができる。よっ
て、従来の部品実装機では考慮されなかった複数個の回
路における電気的特性のばらつきの補償を行うことがで
き、携帯電話やテレビジョンのデジタル放送受信用チュ
ーナー等の厳密な電気的特性が要求される電子機器、或
いはオシロスコープ等の測定機器に対して電気的特性が
均一な上記回路を提供できる。更に、上記部品実装機
は、上記基幹部品を複数個収納し、かつ、上記基幹部品
の取り出される順番が予め決定している基幹部品収納部
材と、同一の電気的特性の上記補償部品を夫々収納した
複数個の補償部品収納部材と、上記基幹部品収納部材か
ら取り出される上記基幹部品の順番を示すシーケンス番
号と上記シーケンス番号にて夫々示される上記基幹部品
の電気的特性を均一にするように補償する上記補償部品
を収納した上記補償部品収納部材を識別する識別情報と
を関連付けて記憶し、上記制御装置に接続される記憶部
とを備える。従って、上記制御装置は、上記記憶部から
上記シーケンス番号と上記シーケンス番号に関連付けさ
れた上記補償部品を収納した上記補償部品収納部材を識
別する識別情報とを読み取ることで、上記シーケンス番
号に対応する上記補償部品を選択することができ、選択
された上記補償部品を上記シーケンス番号が示す上記基
幹部品を含む上記回路に実装させることができる。よっ
て、上記基幹部品収納部材から取り出される順番に関係
無く上記基幹部品の電気的特性にばらつきがあっても、
上記補償部品を選択し、選択された上記補償部品を実装
できる。又、上記基幹部品収納部材には、上記基幹部品
を収納する複数個の収納部と、上記基幹部品を収納しな
い空収納部とを設けるとともに、上記記憶部には、上記
シーケンス番号に対応し、かつ、上記収納部では基幹部
品有り及び上記空収納部では基幹部品無しの基幹部品有
無情報を更に記憶する。従って、上記制御装置は、上記
基幹部品の保持動作と上記基幹部品有無情報の読み取り
動作とを行い、上記基幹部品有無情報と保持状態とを比
較することで保持エラー、或いは情報エラーと区別して
判断することができる。そして、エラーの種類を判別で
きるとともに、夫々のエラーに対応した処理を行うこと
ができる。例えば保持エラーと判断した場合では、実装
作業を続けながら上記保持エラーの修復を行うことが可
能であると判断して次の基幹部品の保持動作を行い、次
のシーケンス番号に進んで上記基幹部品有無情報の読み
取り動作を行うことで実装作業を続けることができる。
又、例えば情報エラーと判断した場合では、上記情報エ
ラーにより形成される電気的特性が均一でない回路の増
加を抑える必要があると判断して、上記部品実装機を停
止させ、上記情報エラーの修復作業を行うことができ
る。又、本発明の第2態様である部品実装方法により、
同一品種でありながら各々の電気的特性が異なる基幹部
品を含む回路の電気的特性を均一にするように補償する
補償部品を選択し、上記基幹部品を含む上記回路に選択
された補償部品を実装することで、均一な電気的特性を
持つ回路を形成することが可能となり、厳密な電気的特
性が要求される電子機器に対して電気的特性が均一な上
記回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における部品実装機の構成
を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す部品実装機における吸着ステーシ
ョン、及び実装ステーションの位置関係を示す説明図で
ある。
【図3】 図1に示す部品実装機に備えられる制御装置
に与えられるシーケンスデータの作成方法を示すフロー
チャートである。
【図4】 図3に示すフローチャートにて作成されたシ
ーケンスデータを示す表である。
【図5】 図1に示す部品実装機にて行われる実装作業
を示すフローチャートである。
【図6】 図3に示すフローチャートに従ってシーケン
スデータを作成したときに部品抜けの部分を設けたシー
ケンスデータを示す表である。
【図7】 図6に示すシーケンスデータを用いた場合に
おける部品実装方法を示すフローチャートである。
【図8】 従来における部品実装機の構成を示す斜視図
である。
【図9】 図8に示す部品実装機における吸着ステーシ
ョン、及び実装ステーションの位置関係を示す説明図で
ある。
【図10】 図8に示す部品実装機にて行われる実装作
業を示すフローチャートである。
【符号の説明】
33…保持部材、100…部品実装機、520…基幹部
品、540…補償部品、550…基幹部品収納部材、5
60…補償部品収納部材、800…制御装置、820…
第2記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今福 茂樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 CC04 CD06 DD08 DD15 DD41 DD49 EE02 EE03 EE24 FF24 FF29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の品種でありながら各々の電気的特
    性が異なる基幹部品(520)を含む回路の電気的特性
    を均一にするように補償する補償部品(540)を基板
    上に実装する部品実装機(100)において、 各々電気的特性の異なる複数個の上記補償部品の中か
    ら、上記基幹部品の電気的特性に対して上記回路を補償
    する上記補償部品の選択を行い、選択された上記補償部
    品を実装するように制御する制御装置(800)、を備
    えることを特徴とする、部品実装機。
  2. 【請求項2】 上記基幹部品を複数個収納し、かつ、上
    記基幹部品の取り出される順番が予め決められている基
    幹部品収納部材(550)と、 同一の電気的特性の上記補償部品を夫々収納した複数個
    の補償部品収納部材(560)と、 上記基幹部品収納部材から取り出される上記基幹部品の
    順番を示すシーケンス番号と、上記シーケンス番号にて
    夫々示される上記基幹部品を含む上記回路の電気的特性
    を均一にするように補償する上記補償部品を収納した補
    償部品収納部材(560)を識別する識別情報とを関連
    付けて記憶し、かつ、上記制御装置に接続される記憶部
    (820)とを更に備え、 上記制御装置は、上記記憶部から、電子部品の保持及び
    基板上への搬送を行う保持部材(33)にて保持された
    上記基幹部品を示す上記シーケンス番号と、上記シーケ
    ンス番号に関連する上記補償部品が収納される上記補償
    部品収納部材の上記識別情報とを読み取り、 読み取られた上記識別情報の上記補償部品収納部材から
    上記補償部品を取り出すことにより上記補償部品の選択
    を行い、選択された上記補償部品を上記基幹部品と組み
    合わせるように実装する、請求項1記載の部品実装機。
  3. 【請求項3】 上記基幹部品収納部材は、上記基幹部品
    を収納する複数個の収納部と、上記基幹部品を収納しな
    い空収納部とを設けるとともに、 上記記憶部には、上記シーケンス番号に対応し、かつ、
    上記収納部では基幹部品有り及び上記空収納部では基幹
    部品無しの基幹部品有無情報を更に記憶し、 上記制御装置は、上記収納部の基幹部品有無情報を読み
    取って基幹部品有りの情報を得る場合で、かつ、上記基
    幹部品収納部材の上記収納部での上記保持部材による上
    記基幹部品の保持動作を行わせて上記保持部材にて上記
    基幹部品が保持されない場合には、保持エラーと判断
    し、 上記空収納部の基幹部品有無情報を読み取って基幹部品
    無しの情報を得る場合で、かつ、上記機関部品収納部材
    の上記空収納部での上記保持部材による上記基幹部材の
    保持動作を行わせて上記保持部材にて上記基幹部品が保
    持された場合には、情報エラーと判断する、請求項2記
    載の部品実装機。
  4. 【請求項4】 同一の品種でありながら各々の電気的特
    性が異なる基幹部品(520)を含む回路の電気的特性
    を均一にするように補償する補償部品(540)とを基
    板上に実装する部品実装方法において、 各々電気的特性の異なる複数個の上記補償部品の中か
    ら、上記基幹部品の電気的特性に対して上記回路を補償
    する上記補償部品の選択を行い、選択された上記補償部
    品を実装することを特徴とする、部品実装方法。
  5. 【請求項5】 予め決められている上記基幹部品の実装
    される順番を示すシーケンス番号と、同一の電気的特性
    毎に上記補償部品を収納した複数の補償部品収納部材
    (560)から上記シーケンス番号にて夫々示される上
    記基幹部品を含む上記回路の電気的特性を均一にするよ
    うに補償する上記補償部品を取り出すように上記補償部
    品収納部材を識別する識別情報とを読み出し、 読み出された上記シーケンス番号と、読み出された上記
    シーケンス番号に関連する上記補償部品が収納されてい
    る上記補償部品収納部材の上記識別情報とに基き、上記
    補償部品収納部材から上記補償部品を取り出すことによ
    り上記補償部品の選択を行い、選択された上記補償部品
    を、上記基幹部品と組み合わせるように実装する、請求
    項4記載の部品実装方法。
  6. 【請求項6】 上記基幹部品は、上記基幹部品を収納す
    る複数個の収納部と上記基幹部品を収納しない空収納部
    とを有する基幹部品収納部材から保持部材により取り出
    されて上記基板に実装されるとともに、 上記シーケンス番号に対応し、かつ、上記基幹部品収納
    部材の上記収納部では基幹部品有り及び上記基幹部品収
    納部材の上記空収納部では基幹部品無しの基幹部品有無
    情報を読み出し、 上記収納部の上記基幹部品有無情報を読み取って基幹部
    品有りの情報を得る場合で、かつ、上記基幹部品収納部
    材の上記収納部での電子部品の保持及び上記基板上への
    搬送を行う保持部材(33)による上記基幹部品の保持
    動作を行わせて上記保持部材にて上記基幹部品が保持さ
    れない場合には、保持エラーと判断し、 上記空収納部の上記基幹部品収納部材有無情報を読み取
    って、基幹部品有りの情報を得る場合で、かつ、上記基
    幹部品収納部材の上記空収納部での上記保持部材による
    上記基幹部品の保持動作を行わせて上記保持部材にて上
    記基幹部品が保持された場合には、情報エラーと判断す
    る、請求項5記載の部品実装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011134814A (ja) * 2009-12-23 2011-07-07 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品の装着方法
JP2015041715A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 富士機械製造株式会社 フィーダ部品照合システム
JP2017163155A (ja) * 2017-05-18 2017-09-14 富士機械製造株式会社 フィーダ部品照合方法

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