JP2002124410A - 超電導磁石装置の冷却装置 - Google Patents

超電導磁石装置の冷却装置

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JP2002124410A
JP2002124410A JP2000316132A JP2000316132A JP2002124410A JP 2002124410 A JP2002124410 A JP 2002124410A JP 2000316132 A JP2000316132 A JP 2000316132A JP 2000316132 A JP2000316132 A JP 2000316132A JP 2002124410 A JP2002124410 A JP 2002124410A
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Ryoichi Hirose
量一 広瀬
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JAPAN MAGNET TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な超電導磁石装置の冷却装置を提供す
る。 【解決手段】 真空断熱容器(1)内に、超電導磁石
(2)を内蔵した液体ヘリウム槽(3)と、これを囲繞
する様に配置された液体窒素槽(8)とを有する超電導
磁石装置の冷却装置であって、前記液体ヘリウム槽又は
液体窒素槽の蒸発ガス放出管(5,10)の少なくとも
1つの管内に、細管(25)又は二重管(29)を挿入
配置すると共に、その上端部をパルス管冷凍装置の低温
生成部(20)のコールドヘッド(21)によって冷却
される再凝縮室(24)内に開口させ、前記液体ヘリウ
ム槽又は液体窒素槽からの蒸発ガスを、前記細管又は二
重管の外管内を経て再凝縮室内に導入し、再凝縮させた
後、前記細管又は二重管の内管を通して還流させる様に
なすと共に、前記低温生成部(20),前記コールドヘ
ッド(21),再凝縮室(24)及び前記細管(25)
又は二重管(29)とを一体構造の再凝縮部(A)とな
し、該再凝縮部(A)を、前記真空断熱容器(1)に取
付部材(26)を介して着脱自在に取り付けてなるもの

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、核磁気共鳴装置
(NMR)等、液体ヘリウム及び液体窒素を冷却源とし
て使用している超電導磁石装置の冷却装置に関するもの
で、特に、外部からの熱侵入を補償するために配置され
た冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、NMR等の超電導磁石装置に
おいては、この超電導磁石の冷却のための冷媒として液
体ヘリウムが使用され、更に、該液体ヘリウムへの外部
からの熱侵入を低減し、液体ヘリウムの蒸発を抑制する
ために液体窒素槽を液体ヘリウム槽の外周部に、これを
囲繞する様に配置した構造が一般的である。
【0003】係る超電導磁石装置では、液体ヘリウムの
消費量よりも液体窒素の消費量の方が格段に多くなるの
で、液体窒素槽内で蒸発した窒素ガスを冷却液化して再
度液体窒素槽に帰還させる方式が種々提案されている
(特開平8−327171号,特開平10−28220
0号及び特開平11−63766号等)。特に、これら
に共通する点は、小型で軽便な「パルス管冷凍装置」を
用いるものであり、液体窒素槽内で蒸発した窒素ガス
を、該パルス管冷凍装置の低温生成部の低温端(コール
ドヘッド)で冷却して再度液化して液体窒素槽に還流さ
せる方式である。
【0004】このパルス管冷凍装置を用いる代表的な方
式を、特開平10−282200号公報に開示されてい
る内容に従って以下に説明する。即ち、同公報に開示さ
れている装置は、図5に示している様に、液体ヘリウム
4が充填された液体ヘリウム槽3内に超電導磁石2を配
置し、該液体ヘリウム槽3を囲繞する様に、液体窒素9
が充填された液体窒素槽8が配置され、これらが真空断
熱容器(クライオスタット)1内に内蔵されている。
又、パルス管冷凍装置は、バルブユニット22と圧縮機
ユニット23と低温生成部20と該低温生成部20と前
記バルブユニット22とを連通する可撓性配管16とで
構成され、その機能は、同公報に詳述されている様に、
圧縮機ユニット23の高圧ガスをバルブユニット22に
よって短周期で切り換え、前記低温生成部20内におい
て高圧と低圧とを交互に生起させる事により、該低温生
成部20内で高圧ガスを段熱膨張させて低温を発生させ
るものであり、この寒冷を、該低温生成部20の先端部
である低温端(コールドヘッド)21を通して被冷却物
を冷却するものであり、同公報の方式では、該コールド
ヘッド21は、前記液体窒素槽8のガス相内に挿入配置
されている。これにより、液体窒素槽8内で外部からの
熱侵入により蒸発した窒素ガスを、同槽内の前記コール
ドヘッド21と接触させて液化され、液体窒素として槽
内の液体窒素部9に落下する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
10−282200号公報に記載されている方式では、
コールドヘッド21を液体窒素槽8内に挿入する方式で
あるため、既設の超電導磁石装置の真空断熱容器1に設
置する場合には、液体窒素槽8を含めて真空断熱容器1
の大幅な改造工事が必要となり、容易に改造を行う事が
できないという問題があった。
【0006】又、停電やパルス管冷凍装置の故障或いは
メンテナンス等により、パルス管冷凍装置の運転が停止
した場合には、液体窒素槽8内にコールドヘッド21が
存在し且つ該コールドヘッドが昇温するため、液体窒素
9の蒸発量が急激に増加して槽外に排出されると共に、
液体ヘリウム4の蒸発量も増加して大量に外部に放出さ
れる事になる。この状態が継続すると、液体ヘリウム槽
3の温度も上昇し、遂には、超電導磁石自体の超電導状
態が破壊される状態に至る問題があった。
【0007】又、パルス管冷凍装置が故障し、低温生成
部20の修理や部品交換が必要となった場合には、超電
導磁石2を消磁昇温して真空断熱容器1を分解しなけれ
ばならない事になる。
【0008】そこで、既設の超電導磁石装置において
も、真空断熱容器の大幅な改造を行う事なく、容易且つ
安価にパルス管冷凍装置の付設できる方式であって、該
パルス管冷凍装置の部品交換等も容易で且つ停電やパル
ス管冷凍装置の故障の際にも、外部からの熱侵入が極力
抑えられ、液体窒素や液体ヘリウムの蒸発量も少ない方
式が望まれている。
【0009】本発明は、係る現状に鑑み、既設の超電導
磁石装置においても、真空断熱容器の改造を殆ど行う事
なく容易且つ安価にパルス管冷凍装置が付設でき、又、
停電やパルス管冷凍装置の故障等による冷凍装置の停止
の際にも、外部からの熱侵入が極力抑えられ、液体窒素
や液体ヘリウムの蒸発量の蒸発損失も少なく且つパルス
管冷凍装置の部品交換も容易な方式を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために成されたものであって、その特徴とすると
ころは、前記真空断熱容器に付設されている蒸発ガス放
出管の頂部に再凝縮部を形成し、該再凝縮部でパルス管
冷凍装置のコールドヘッドによって蒸発ガスを冷却液化
させて液体窒素槽や液体ヘリウム槽に還流させると共
に、該再凝縮部を前記真空断熱容器に対して着脱自在に
取り付けてなる点にある。
【0011】具体的には、真空断熱容器内に、液体ヘリ
ウムを充填した環状の液体ヘリウム槽と、該液体ヘリウ
ム槽の外周側に、これを囲繞する様に配置され且つ液体
窒素を充填した液体窒素槽とを有し、前記液体ヘリウム
槽内に超電導磁石を配置してなる超電導磁石装置の冷却
装置において、前記液体ヘリウム槽及び前記液体窒素槽
の夫々に、前記真空断熱容器を貫通して外部に突出する
蒸発ガス放出管を設置し、これら蒸発ガス放出管の内の
少なくとも1つの蒸発ガス放出管内に、両端が開口した
細管を、その上端が該蒸発ガス放出管の先端部よりも突
出する様に挿入配置すると共に、該細管の上端部を、パ
ルス管冷凍装置の低温生成部におけるコールドヘッドに
よって冷却される再凝縮室内に開口させ、これにより、
前記液体ヘリウム槽又は前記液体窒素槽からの蒸発ガス
を、前記細管内を経て前記再凝縮室内に導入し、再凝縮
させた後、前記細管内を通して前記液体液体ヘリウム槽
又は前記液体窒素槽に還流させる様になすと共に、前記
低温生成部,前記コールドヘッド,再凝縮室及び前記細
管とを一体構造の再凝縮部となし、該再凝縮部を、前記
真空断熱容器に取付部材を介して着脱自在に取り付けて
なるものである。係る構成により、既設の超電導磁石装
置においても、既設の蒸発ガス放出管に僅かの改造を施
すだけで、容易に蒸発ガスの液化還流のための冷却装置
を付設する事が可能となる。
【0012】又、他の方式としては、上記細管を内側管
と外側管とからなる二重管となし、その上端部を、前記
パルス管冷凍装置の前記コールドヘッドによって冷却さ
れる再凝縮室内に開口させ、該二重管の内側管は、その
下端部が前記液体ヘリウム槽又は液体窒素槽内の液体冷
媒内に浸漬する程度の十分な長さとなし、且つその上端
部には、漏斗状の再凝縮液集合部が形成されており、こ
れにより、前記液体ヘリウム槽又は前記液体窒素槽から
の蒸発ガスを、前記二重管の外側管内を経て前記再凝縮
室内に導入し、再凝縮させた後、前記内側管内を通して
前記液体液体ヘリウム槽又は前記液体窒素槽に還流させ
る様にしたものである。これにより、上昇ガス流と下降
液流との通路を別々となし、凝縮液の円滑な還流を行え
る様にしている。
【0013】尚、前記再凝縮室と前記コールドヘッドと
の関係では、両者を熱伝導良好に接触させて再凝縮室自
体を冷却して内部の蒸発ガスを冷却液化させる方式と、
該コールドヘッド自体を再凝縮室内に露出させて直接蒸
発ガスを冷却液化させる方式がある。
【0014】又、前記再凝縮室の上部内側面或いはコー
ルドヘッド先端面の蒸発ガス液化面に、逆錐状の凝縮液
滴下部を形成し、凝縮液の落下を容易にする方式や、前
記コールドヘッド及び前記凝縮室を真空容器内に配置し
ておく事によりコールドヘッド部における熱侵入を抑制
する方式も好ましい方式である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施例に基づいて
図面を用いて説明する。図1は、本発明の第一実施例を
示す要部断面図であり、内部を真空に保持されている真
空断熱容器1内には、環状の超電導磁石2を内蔵した液
体ヘリウム槽3と、この外周部を囲繞する様に配置され
た環状の液体窒素槽8とが配置され、各槽には、夫々複
数の蒸発ガス放出管5,5’,10,10’が、前記真
空断熱容器1を貫通して容器外に突出する様に形成され
ている。これら蒸発ガス放出管5,10の頂部には、夫
々、後述するパルス管冷凍装置による蒸発ガスの再凝縮
部Aが配置され、他の蒸発ガス放出管5’及び10’の
先端部には、図示されていないが逆止弁が配置されて、
液体ヘリウム槽3又は液体窒素槽8内の蒸発ガスの圧力
が所定以上に達すると、該逆止弁が開いて内部のガスを
大気中に放出する様に構成されている。
【0016】次に、本発明のパルス管冷凍装置による蒸
発ガスの再凝縮部Aの構成について説明する。図では、
液体窒素槽8と液体ヘリウム槽3の蒸発ガス放出管1
0,5の両方に蒸発ガスの再凝縮部Aが形成されている
が、これは、必ずしも両方必要ではなく、いずれか一
方、好ましくは液体窒素槽8の窒素ガス放出管10に設
置されておればよいので、以下の説明では、窒素ガス放
出管10に設置した窒素ガス再凝縮部Aの構成について
説明するが、液体ヘリウム槽3の蒸発ガス放出管5に設
置した再凝縮部の構成も同一である。
【0017】この再凝縮部Aは、パルス管冷凍装置の低
温生成部20と、その下方に配置された真空容器13
と、該真空容器13内に前記低温生成部20本体より突
出して形成されたコールドヘッド21と、該コールドヘ
ッド21に熱伝導性が良好に接続された再凝縮室24
と、該再凝縮室24内に開口し且つ窒素ガス放出管10
内に挿入配置されている細管25とからなっている。
又、パルス管冷凍装置の低温生成部20は、前述の場合
と同様に圧縮機ユニット23及びバルブユニット22に
可撓性配管16を介して接続されている。
【0018】前記細管25は、液体窒素槽8の窒素ガス
放出管10内に、下端が液体窒素9内に浸漬しない様な
位置となる様に挿入配置されている。この細管25と窒
素ガス放出管10との関係を、図2を用いて説明する
と、該窒素ガス放出管10の上端部14と前記細管25
との間には、該細管を摺動可能に保持し且つ両者間を気
密に保持するOリング等のシーリング材17が配置され
ている。又、窒素ガス放出管10の外周面は、真空断熱
容器1の外壁のいつ部となる外側管15が配置され、両
者は、その上端部で溶接18により気密に接合されてい
る。これにより、窒素ガス放出管10の外周面は真空に
保持され、断熱されている。一方、細管25の該窒素ガ
ス放出管10と前記真空容器13との間の大気中に露出
する部分の外周面は、適宜の断熱材32で被覆されてい
る。
【0019】これにより、液体窒素槽8内で蒸発した窒
素ガスは、該窒素ガス放出管10から大気中に放出され
る事なく、且つ、外部からの熱侵入による温度上昇を極
力抑制された状態で、全て細管25を通って前記再凝縮
室24内に流入する様になっている。該再凝縮室24
は、銅等の伝熱特性の優れた材料で形成され且つ前記パ
ルス管冷凍装置の低温生成部20のコールドヘッド21
と熱伝導性が良好に接続されている。従って、該再凝縮
室24内に流入した窒素ガスは、前記コールドヘッド2
1によって冷却された再凝縮室24の壁面に結露する如
く凝縮して液体窒素となり、この再凝縮した液体窒素
は、再度前記細管25を通って液体窒素槽8に還流する
事になる。
【0020】前記コールドヘッド21及び再凝縮室24
は、共に熱伝導の良好な材料で形成されているので、こ
れらは、真空容器13内に配置されて真空断熱されてい
る。尚、真空断熱に代えて、容器13内に断熱材を充填
する方式でもよいが、分解・点検等のメンテナンス性を
考慮すると、真空容器様式の方が好ましい。
【0021】又、この真空容器13は、図2に示してい
る様に、取付部材26によって前記窒素ガス放出管10
の外管15(真空断熱容器1の外壁の一部)に、ボルト
・ナット等の適宜の連結手段34によって着脱自在に取
り付けられている。即ち、取付部材26は、真空容器1
3側に固着された上側取付部材26aと、前記外管15
の外周面に配置された環状の取付座33に固着された下
側取付部材26a’とからなり、両者の接合部には、夫
々、フランジ26b,26b’が形成され、この両フラ
ンジ26b,26b’を、ボルト・ナット等の連結手段
34によって連結固着する様になっている。従って、こ
のフランジ部の連結手34を取り外す事により、前記パ
ルス管冷凍装置の低温生成部20と内部にコールドヘッ
ド21と再凝縮室24が配置された真空容器13及び前
記再凝縮室24に接続された細管25とからなる再凝縮
部Aが一体となって、前記窒素ガス放出管10から取り
外される構成となっている。この取り外された状態で
は、従来の先端が開放された窒素ガス放出管と同一の状
態となる。従って、パルス管冷凍装置の故障や停電或い
は点検,補修等の際には、前記取付部材26の部分で前
記再凝縮部Aを真空断熱容器1から取り外す事により、
該再凝縮部Aの温度が上昇しても、真空断熱容器1内の
液体窒素槽8や液体ヘリウム槽3に影響を与える事はな
い。又、装着する場合には、前記窒素ガス放出管10の
先端開口部から前記細管25を挿入し、前記フランジ部
の締結によって、再凝縮部Aの取り付けが行われる事に
なる。
【0022】又、前記両フランジ26b,26b’の間
には、弾性材で形成したクッション材19が介装されて
おり、前記パルス管冷凍装置の低温生成部20に生じる
微小振動が、真空断熱容器1を通して超電導磁石装置2
に極力伝達しない様な構造となている。特に、前記細管
25は、窒素ガス放出管10内にOリング等のシーリン
グ材17を介して摺動可能に挿入されているので、前記
再液化部Aに振動が生じても、前記フランジ部のクッシ
ョン材17と前記細管25の摺動とによって、該振動の
超電導磁石装置2への伝達は、最小限に抑えられる事に
なる。
【0023】次に図3は、本発明の他の実施例を示す要
部断面図であり、前記細管の構造を二重管にした場合の
例を示している。同図において、内側管27と外側管2
8とからなる二重管29が、前述の図2に示した如く、
窒素ガス放出管10内に気密に挿入されている。又、パ
ルス管冷凍装置の低温生成部20,真空容器13,コー
ルドヘッド21,再凝縮室24及び前記二重管29とが
一体に構成された再凝縮部Aは、取付部材26を介し
て、前記窒素ガス放出管の外管15を形成している真空
断熱容器1の外壁部に、着脱自在に装着されている点
は、図2に詳細に図示したものと同様である。
【0024】尚、前記二重管29の内側管27と外側管
28の両方の上端部は、前記再凝縮室24内に開口し、
内側管27の上端部には漏斗状に上方に向かって広がっ
た形状の集液部30が形成されており、又、該内側管2
7は、その下端部が液体窒素9内に浸漬する程度の充分
な長さを有する様に形成されている。一方、外側管28
は、その上端部が、前記再凝縮室24内の低い位置で開
口し、下端部は、液体窒素9内に浸漬しない様な長さに
設定されている。又、前記再凝縮室24の内側上面(天
井面)には、逆円錐,逆角錐状の凝縮液滴下部31が形
成されている。この結果、図中矢印12で示した様に、
蒸発した窒素ガスは、前記外側管28と内側管27の間
の環状通路を通って二重管内を上昇して再凝縮室24内
に流入する。該再凝縮室24内では、主として前記コー
ルドヘッド21と熱的に緊密に接触して冷却されている
該再凝縮室24の天井面で窒素ガスの再凝縮が生じ、生
成した液体窒素は、矢印11で示した様に、前記逆錐状
の凝縮液滴下部31の表面に沿って流下し、その先端か
ら前記漏斗状の集液部30に滴下して前記内側管27内
を通って液体窒素槽8内の液体窒素9内に流入する。
【0025】以上の実施例では、再凝縮室24の外面に
前記コールドヘッド21を接触させて該再凝縮室24内
の窒素ガスを凝縮させる方式であるので、該コールドヘ
ッド21と該再凝縮室24との熱伝導は良好でなければ
ならないので、両者の接触は緊密であり、且つ、両者は
熱伝導性の良好な材料(例えば銅又は銅合金)で形成さ
れている。
【0026】尚、前記コールドヘッド21を直接窒素ガ
スと接触させて凝縮させる方式も可能であり、この場合
の例を図4によって説明する。図4は、再凝縮室24の
周囲の構造のみを示した要部断面図であり、同図に示し
ている様に、コールドヘッド21は、再凝縮室24内に
露出し、その先端面(下面)に、前記逆錐状の凝縮液滴
下部31が形成されている。この場合には、前記二重管
29の外側管28内を上昇して、矢印12で示す様に再
凝縮室24内に流入した窒素ガスは、前記コールドヘッ
ド21の表面部で直接冷却されて前記前記逆錐状の凝縮
液滴下部31の表面に沿って流下し、その先端部から図
中矢印11で示す様に前記内側管27の上端集液部30
内に滴下する。
【0027】係る構造の場合には、再凝縮室24には良
好な伝熱特性は要求されないばかりか、逆に、断熱性の
高い方が好ましい事になる。即ち、該再凝縮室24自体
は、前述の通り真空容器13内に配置されているので、
伝導或いは対流による直接的な外部入熱は該真空容器1
3が遮蔽していると言えるが、真空容器内面からの輻射
伝熱の遮蔽は不十分である。そこで、この場合には、再
凝縮室24の壁面の全てを断熱材で被覆するか、該再凝
縮室24自体を断熱材で構成する事により、輻射熱によ
る再凝縮室24への入熱を軽減する事ができる。
【0028】尚、以上の説明は、液体窒素槽8の窒素ガ
ス放出管10に、細管25或いは二重管29を装着した
場合の例について説明したが、これは、液体ヘリウム槽
3のヘリウムガス放出管5に装着する場合も同様であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、パ
ルス管冷凍装置の低温生成部20とそのコールドヘッド
21及び再凝縮室24並びに細管25又は二重管29と
からなる再凝縮部Aを一体構造となし、該再凝縮部Aの
細管25又は二重管29を、真空断熱容器1の蒸発ガス
放出管内に挿入すると共に、取付部材26によって真空
断熱容器1に着脱自在に取り付ける構造となっているの
で、既設の超電導磁石装置の蒸発ガス放出管にも、大き
な改造を施す事なく、簡単に装着する事が可能となる。
従って、既設の真空断熱容器における液体窒素や液体ヘ
リウムの消費量を低減させて、運転コストの低減化に大
きく寄与する事が期待される。
【0030】又、前記再凝縮部Aを一体化して真空断熱
容器1に大して着脱自在としているので、停電時やパル
ス管冷凍装置の故障時或いは部品交換等のメンテナンス
時には、一体化されている該再凝縮部Aを真空断熱容器
1から取り外す事により、該再凝縮部Aの非稼働時にお
ける液体窒素槽8や液体ヘリウム槽3への蒸発ガス液化
還流装置からの入熱を防止して、液体窒素や液体ヘリウ
ムの不必要な蒸発放出を防止する事が可能となり、超電
導磁石装置の運転コスト及びメンテナンスコストの大幅
な低減が期待される。
【0031】又、蒸発ガスを再凝縮室24に導入する配
管を二重管となし、流下液と上昇ガスの流路を独立した
流路となす事により、凝縮液のフラッディング現象が防
止され、蒸発ガスの液化還流流路が安定化する効果があ
る。
【0032】又、前記再凝縮部Aを前記真空断熱容器1
に装着する取付部材26にクッション材19を介在さ
せ、且つ前記細管25又は二重管29を蒸発ガス放出管
に対して摺動自在に且つ気密に挿入していれば、前記パ
ルス管冷凍装置における低温生成部20において発生す
る微小振動も、これらによって吸収され、超電導磁石装
置本体部への影響を最小限に抑制する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超電導磁石装置の冷却装置の一実施例
を示す概略断面図である。
【図2】図1の再凝縮部の真空断熱容器への取付構造を
示す要部断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部概略断面図であ
る。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す要部概略断面図
である。
【図5】従来の超電導磁石装置の冷却装置の例を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1 真空断熱容器 2 超電導磁石 3 液体ヘリウム槽 4 液体ヘリウム 5 ヘリウムガス放出管 8 液体窒素槽 9 液体窒素 10 窒素ガス放出管 11 液体窒素の流れ 12 窒素ガスの流れ 13 真空容器 14 窒素ガス放出管上端部 15 外管 16 可撓性配管 17 シール部材 19 クッション材 20 パルス管冷凍装置の低温生成部 21 同低温生成部のコールドヘッド 22 バルブユニット 23 圧縮機 24 再凝縮室 25 細管 26 取付部材 27 二重管の内管 28 二重管の外管 29 二重管 30 漏斗状集液部 31 逆錐状再凝縮液滴下部 32 断熱材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空断熱容器(1)内に、液体ヘリウム
    (4)を充填した環状の液体ヘリウム槽(3)と、該液
    体ヘリウム槽(3)の外周側に、これを囲繞する様に配
    置され且つ液体窒素(9)を充填した液体窒素槽(8)
    とを有し、前記液体ヘリウム槽(3)内に超電導磁石
    (2)を配置してなる超電導磁石装置の冷却装置におい
    て、 前記液体ヘリウム槽(3)及び前記液体窒素槽(8)の
    夫々に、前記真空断熱容器(1)を貫通して外部に突出
    する蒸発ガス放出管(5,10)を設置し、 これら蒸発ガス放出管(5,10)の内の少なくとも1
    つの蒸発ガス放出管内に、両端が開口した細管(25)
    を、その上端が該蒸発ガス放出管の先端部よりも突出す
    る様に気密に挿入配置すると共に、 該細管(25)の上端部を、パルス管冷凍装置の低温生
    成部(20)におけるコールドヘッド(21)によって
    冷却される再凝縮室(24)内に開口させ、 これにより、前記液体ヘリウム槽(3)又は前記液体窒
    素槽(8)からの蒸発ガスを、前記細管(25)内を経
    て前記再凝縮室(24)内に導入し、再凝縮させた後、
    再度前記細管(25)内を通して前記液体液体ヘリウム
    槽(3)又は前記液体窒素槽(8)に還流させる様にな
    すと共に、 前記低温生成部(20),前記コールドヘッド(2
    1),再凝縮室(24)及び前記細管(25)とを一体
    構造の再凝縮部(A)となし、該再凝縮部を、前記真空
    断熱容器(1)に取付部材(26)を介して着脱自在に
    取り付けてなる事を特徴とする超電導磁石装置の冷却装
  2. 【請求項2】 真空断熱容器(1)内に、液体ヘリウム
    (4)を充填した環状の液体ヘリウム槽(3)と、該液
    体ヘリウム槽(3)の外周側に、これを囲繞する様に配
    置され且つ液体窒素(9)を充填した液体窒素槽(8)
    とを有し、前記液体ヘリウム槽(3)内に超電導磁石
    (2)を配置してなる超電導磁石装置の冷却装置におい
    て、 前記液体ヘリウム槽(3)及び前記液体窒素槽(8)の
    夫々に、前記真空断熱容器(1)を貫通して外部に突出
    する蒸発ガス放出管(5,10)を設置し、 これら蒸発ガス放出管(5,10)の内の少なくとも1
    つの蒸発ガス放出管内に、両端が開口し、且つ内側管
    (27)と外側管(28)とからなる二重管(29)
    を、その上端が該蒸発ガス放出管の先端部よりも突出す
    る様に気密に挿入配置すると共に、 該二重管(29)の上端部を、パルス管冷凍装置の低温
    生成部(20)におけるコールドヘッド(21)によっ
    て冷却される再凝縮室(24)内に開口させ、前記内側
    管(27)は、その下端部が前記液体ヘリウム槽(3)
    又は液体窒素槽(8)内の液体冷媒内に浸漬する程度の
    十分な長さとなし、且つその上端部には、漏斗状の集液
    部(30)が形成されており、 これにより、前記液体ヘリウム槽(3)又は前記液体窒
    素槽(8)からの蒸発ガスを、前記二重管(29)の外
    側管(28)内を経て前記再凝縮室(24)内に導入
    し、再凝縮させた後、前記内側管(27)内を通して前
    記液体液体ヘリウム槽(3)又は前記液体窒素槽(8)
    に還流させる様になすと共に、 前記低温生成部(20),前記コールドヘッド(2
    1),再凝縮室(24)及び前記二重管(29)とを一
    体構造の再凝縮部(A)となし、該再凝縮部を、前記真
    空断熱容器(1)に取付部材(26)を介して着脱自在
    に取り付けてなる事を特徴とする超電導磁石装置の冷却
    装置
  3. 【請求項3】 前記再凝縮室(24)と前記コールドヘ
    ッド(21)とを熱伝導良好に接触させてなる請求項1
    又は2に記載の超電導磁石装置の冷却装置
  4. 【請求項4】 前記再凝縮室(24)の上部内側面に、
    逆錐状の凝縮液滴下部(31)を形成してなる請求項3
    に記載の超電導磁石装置の冷却装置
  5. 【請求項5】 前記コールドヘッド(21)を熱伝導性
    の良好な材料で形成して前記再凝縮室(24)内に露出
    させてなる請求項1又は2に記載の超電導磁石装置の冷
    却装置
  6. 【請求項6】 前記再凝縮室(24)を、熱伝導性の低
    い材料で形成してなる請求項5に記載の超電導磁石装置
    の冷却装置
  7. 【請求項7】 前記コールドヘッド(21)の下端面
    に、逆錐状の再凝縮液滴下部(31)を形成してなる請
    求項5又は6に記載の超電導磁石装置の冷却装置
  8. 【請求項8】 前記コールドヘッド(21)及び前記凝
    縮室(24)を真空容器(13)内に配置してなる請求
    項1乃至7のいずれかに記載の超電導磁石装置の冷却装
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