JP2002124120A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2002124120A
JP2002124120A JP2000318926A JP2000318926A JP2002124120A JP 2002124120 A JP2002124120 A JP 2002124120A JP 2000318926 A JP2000318926 A JP 2000318926A JP 2000318926 A JP2000318926 A JP 2000318926A JP 2002124120 A JP2002124120 A JP 2002124120A
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socket
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照明器具を取付面に取付けた状態でランプを装
着するソケット部を可動させることが可能な構造とし、
かつ最適配光となるランプ位置を正確に決めることが可
能な構造とした照明器具を提供する。 【解決手段】器具本体1と、この器具本体1に可動に設
けられるランプソケット2と、このランプソケット2に
装着される片口金ランプ6の周りを囲い片口金ランプ6
の軸方向に対し略一致する軸方向を有して器具本体1に
固定された反射鏡3と、ランプソケット2に装着された
片口金ランプ6を反射鏡3に対して移動可能に操作する
操作部7を有して片口金ランプ6を反射鏡3に対して位
置制御する位置制御手段4とを備え、操作部7を反射鏡
3の反射面側から操作可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダウンライト等
の照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18に示すように、反射鏡100に対
しランプ(図示せず)を装着するソケット部101をソ
ケット台104に取付け、反射鏡100の軸方向に沿っ
て移動させるダウンライトは知られている(図18)。
この照明器具は、反射鏡100とランプを装着するソケ
ット部101との相対位置を反射鏡100の軸方向に変
えることにより、照射角度および配光を変化させるもの
で、施工前に、ランプを装着するソケット部101と反
射鏡100との位置関係を反射鏡100の軸方向に移動
させてから、反射鏡100のスリット103を通して器
具の外方からねじ102によりねじ止め固定した後、取
付面に器具を取付けるものである。
【0003】しかし、器具が取付面に取付けられた状態
では器具内面より固定手段を解除することができないた
めに、ランプを装着するソケット部101を器具施工後
に、可動させることはできなかった。また器具内面部は
空間が制限されており、可動部分を簡単に換作する手段
を従来例の延長線上に設定することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の欠点は以下の点
が上げられる。
【0005】ランプを装着するソケット部101と反
射鏡100との位置関係を設定した後、取付面に取付け
た後において、取付面に取付けた状態で器具内部より操
作することによって、ランプを装着するソケット部を可
動させることができない。
【0006】片口金ランプのワット数が異なることに
よるランプ長さが異なった数種類のランプに対して、長
さが異なってもランプの先端位置が変わらないように、
見かかり上のランプの先端位置を正確に設定することが
できない。
【0007】以上の欠点を解決するために、本発明の目
的は、照明器具を取付面に取付けた状態でランプを装着
するソケット部を可動させることが可能な構造とし、か
つ最適配光となるランプ位置を正確に決めることが可能
な構造とした照明器具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明器具
は、器具本体と、この器具本体に可動に設けられるラン
プソケットと、このランプソケットに装着される片口金
ランプの周りを囲い前記片口金ランプの軸方向に対し略
一致する軸方向を有して前記器具本体に固定された反射
鏡と、前記ランプソケットに装着された前記片口金ラン
プを前記反射鏡に対して移動可能に操作する操作部を有
して前記片口金ランプを前記反射鏡に対して位置制御す
る位置制御手段とを備え、前記操作部を前記反射鏡の反
射面側から換作可能に設けたものである。
【0009】請求項1記載の照明器具によれば、片口金
ランプを移動させる操作部を反射鏡の内側に設けたこと
により、照明器具を取付面に取付けた状態で光源を移動
させることが可能となり、ランプ位置を移動させる操作
性を大幅に向上することができる。
【0010】請求項2記載の照明器具は、請求項1にお
いて、前記位置制御手段が、前記ランプソケットに装着
された前記片口金ランプを、その軸方向に略沿って移動
可能とするものである。
【0011】請求項2記載の照明器具によれば、請求項
1と同様な効果のほか、光源の軸方向における長さ(大
きさ)の違いに対応して、照明器具を取付けた状態でグ
レアカット角を一定にすることができる。また同一光源
において、光源位置を移動させることにより照明器具を
取付けた状態でグレアカット角を変えることができる。
さらに同一光源において光源位置を移動させることによ
り、照明器具を取付けた状態で照射面の明るさを変える
ことができる。光源の位置を下に移動させることにより
照明器具を取付けた状態で同一光源で器具効率の向上を
図ることができる。
【0012】請求項3記載の照明器具は、請求項2にお
いて、前記位置制御手段が、前記器具本体に取付けられ
た固定支持部と、前記ランプソケットを設け前記固定支
持部に移動可能に取付けられた可動部とを有し、前記操
作部は前記可動部を移動可能に操作するものである。
【0013】請求項3記載の照明器具によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0014】請求項4記載の照明器具は、請求項3にお
いて、前記可動部と前記固定支持部とは凹凸係合または
磁石により着脱可能に固定されるものである。
【0015】請求項4記載の照明器具によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0016】請求項5記載の照明器具は、請求項3にお
いて、前記可動部と前記操作部がねじの螺合により噛合
するものである。
【0017】請求項5記載の照明器具によれば、請求項
3と同様な効果のほか、可動部を支持するための機溝が
歯車状で、噛み合っている部分が複数あるため可動部の
支持が確実にでき、可動部の重量が重い場合において対
応が容易である。
【0018】請求項6記載の照明器具は、請求項5にお
いて、前記操作部が前記可動部および前記固定支持部の
一方に設けられたピニオンであり、前記可動部および前
記固定支持部の他方が前記ピニオンと噛み合うラックで
ある。
【0019】請求項6記載の照明器具によれば、請求項
5と同様な効果がある。
【0020】請求項7記載の照明器具は、請求項3にお
いて、前記可動部と前記操作部とは反射板と協働する補
助反射板を構成しているものである。
【0021】請求項7記載の照明器具によれば、請求項
3と同様な効果のほか、可動部が補助反射鏡も兼ねてい
るので、光源根元部の光を照射方向に反射することによ
り、効率を上げることができる。
【0022】請求項8記載の照明器具は、請求項7にお
いて、前記補助反射板が反射板の内側に納装されている
ものである。
【0023】請求項8記載の照明器具によれば、請求項
7と同様な効果がある。
【0024】請求項9記載の照明器具は、請求項7にお
いて、前記補助反射板が反射板の外方を覆うものであ
る。
【0025】請求項9記載の照明器具によれば、請求項
7と同様な効果のほか、補助反射板を反射鏡の内側に設
けるものよりも面積を大きくとることができるため、補
助反射板で補う光の量を多く設定することができる。
【0026】請求項10記載の照明器具は、請求項1に
おいて、前記ランプソケットに装着された前記片口金ラ
ンプが、前記反射板の軸方向に略直交する方向へ移動す
るものである。
【0027】請求項10記載の照明器具によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0028】請求項11記載の照明器具は、請求項1に
おいて、前記ランプソケットに装着された前記片口金ラ
ンプが、前記反射板の軸方向と斜めに交差する方向に首
振り移動するものである。
【0029】請求項11記載の照明器具によれば、請求
項1と同様な効果のほか、ランプ位置を反射板の軸に対
し、略直交方向へ移動させることができるために、器具
を天井に取付て、壁面方向に光を反射するようなウォー
ルウォッシャタイプの器具などにおいて、反射板の軸と
直交する方向への光の量を調整することが、器具取付後
において可能である。
【0030】請求項12記載の照明器具は、請求項3に
おいて、前記操作部が前記ランプソケットの両側に位置
し、前記操作部を前記ランプソケットに接近する方向に
操作することにより前記可動部を移動可能とするもので
あり、前記操作部に前記ランプソケットに向かって突出
する突起部を形成したものである。
【0031】請求項12記載の照明器具によれば、請求
項3と同様な効果のほか、突起部がソケットに当たるこ
とにより、過度の応力を加えられても換作部が必要以上
に曲がることを防止するとともに、操作部根元からの破
損を防止するこが可能となり、ソケット移動操作に対す
る耐久性を向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1から図3により説明する。すなわち、この照明器具
は、器具本体1と、ランプソケット2と、反射鏡3と、
位置制御手段4を有する。
【0033】器具本体1は、ダウンライト用であり、平
板により形成され、その一端部に点灯装置5を設けてい
る。
【0034】ランプソケット2は、器具本体1に可動に
設けられるもので、片口金ランプ6を装着している。実
施の形態ではソケット取付台を兼ねた後述の可動部9に
取付けられている。
【0035】反射鏡3は、ランプソケット2に装着され
る片口金ランプ6の周りを囲い、片口金ランプ6の軸方
向に対し略一致する軸方向を有して配光制御するもので
あって、器具本体1に対して位置固定して設けている。
10は天井取付具である。
【0036】位置制御手段4は、片口金ランプ6を反射
鏡3に対して移動させかつ位置決め固定するように位置
制御するもので、ランプソケット2に装着された片口金
ランプ6を反射鏡3に対して位置移動させる操作部7
を、反射鏡3の反射面側から換作可能に設けている。こ
の場合、ランプソケット2に装着された片口金ランプ6
が、片口金ランプ6の軸方向に略沿って位置移動可能と
している。この位置制御手段4は、器具本体1に取付け
られた固定支持部8と、ランプソケット2を設け固定支
持部8に移動可能に取付けられた可動部9とを有し、操
作部7は可動部9に設けられ、可動部9と固定支持部8
とは凹凸係止により係脱可能に固定される構成である。
【0037】詳しく説明すると、固定支持部8は図3
(a)に示すように逆U字形をなし、上端部が器具本体
1に取付けられており、両側片15の所定位置に複数の
係止孔12〜14を形成している。ランプソケット2を
装着したソケット取付台を兼ねた可動部9が固定支持部
8に設けられる。このき可動部9は固定支持部8の内側
に移動可能に配置される逆U字形をなしてその両側片を
操作部7とし、両肩部に固定支持部8の両側片15に摺
動自在に嵌合する嵌合部11を設け、操作部7が固定支
持部8の内側に沿い、かつ複数の係止孔12〜14に選
択的に整合可能な位置に突起16を設けており、この突
起16が固定支持部8に設けられている係止孔12〜1
4のいずれかに嵌まることにより、可動部9がそれぞれ
で位置決め係止される。可動部9はプラスチックにより
形成され、操作部7は樹脂弾性により内方に弾性変形す
ることができ、この一対の操作部7を内側に摘むことに
より、この突起16が固定支持部8の係止孔12〜14
のいずれかから解除され、そのまま操作部7を動かすこ
とにより、可動部9がランプ軸方向に移動可能となる。
このように突起16を係止孔12〜14のいずれかから
抜き差しでき、突起16部を係止孔12〜14のいずれ
かから外した状態で可動部9を移動させ別の係止孔12
〜14に係止することができる。突起16は図3(d)
に示すように操作部7に外側からねじ込んでねじ18の
頭部としている。
【0038】一方片口金ランプ6を装着するランプソケ
ット2を可動させるために、可動部9の操作部7を内側
につまむ操作に対して過度の応力を加えられた際、換作
部7が必要以上に曲げられないようストッパーとなる構
造とし、かつ破損を防止することが必要である。このた
め、図3(d)に示すように操作部7に設けたねじ18
の先端を操作部7の内方に突出させて突起部20とし、
操作部7を摘む動作において過度の応力を加えられた
際、ねじ18の先端がランプソケット2に当たり操作部
7がそれ以上撓むのを規制している。このように突起部
20を、ねじ18などの金属部材で形成することにより
片口金ランプ6からの発熱および紫外線による劣化に対
し耐久性を向上させることができる。また図3(e)に
示すように突起部20を突起16とともに樹脂で可動部
9に一体形成すると、部品点数を削減できる。
【0039】第1の実施の形態によれば、片口金ランプ
6を移動させる操作部7を反射鏡3の内側に設けたこと
により、照明器具を取付面に取付けた状態で光源を移動
させることが可能となり、ランプ位置を移動させる操作
性を大幅に向上することができる。
【0040】位置制御手段4が、ランプソケット2に装
着された片口金ランプ6を、その軸方向に略沿って移動
可能とするため、片口金ランプ6の軸方向における長さ
(大きさ)の違いに対応して、照明器具を取付けた状態
でグレアカット角を一定にすることができる。また同一
光源において、光源位置を移動させることにより照明器
具を取付けた状態でグレアカット角を変えることができ
る。さらに同一光源において光源位置を移動させること
により、照明器具を取付けた状態で照射面の明るさを変
えることができる。また光源の位置を下に移動させるこ
とにより照明器具を取付けた状態で同一光源で器具効率
の向上を図ることができる。
【0041】この発明の第2の実施の形態を図4により
説明する。すなわち、第1の実施の形態との違いは、固
定支持部8とソケット取付台を兼ねた可動部9との間に
圧縮コイルばね状の弾性部材25を圧縮介在している。
これにより可動部8が弾性部材25により下方に付勢さ
れているので、可動部8をランプ軸方向の下方に移動す
る操作性を向上させることができる。その他は、第1の
実施の形態と同様である。
【0042】この発明の第3の実施の形態を図5により
説明する。すなわち、第1の実施の形態との違いは、可
動部9の側面に設けられた突起16を、固定支持部8に
設けられた例えば略E字形のレール状のスリット穴26
に沿って動かすようにしている。これにより可動部9の
突起16をスリット穴26の3箇所の端部の落ち込み部
26aのいずれかに落とし込むことにより係止し、縦ス
リット部26bを通ることにより落ち込み部26a間を
移動でき、可動部9ががランプ軸方向に移動可能で位置
決め係止が可能となる。この場合、操作部7を内方に撓
ませる必要はない。また突起16の横方向移動は操作部
7の弾性を利用することができ、あるいは嵌合部11を
固定支持部8に対して横方向に移動可能にしてもよい
し、突起16を操作部7に対して横方向に移動可能にし
てもよい。また突起16は棒状部材が操作部7を貫通す
ることにより形成され、棒状部材により突起部20も形
成している。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0043】この発明の第4の実施の形態を図6により
説明する。第1の実施の形成との違いは、固定支持部と
可動部との位置決め・係止のための突起16としてつま
み付きねじ18′を用いている。すなわち、つまみ付き
ねじ18′を操作部7の内側から操作部7に形成したね
じ孔に螺通し、その貫通した先端を突起16としてい
る。ねじ18′を緩めることにより固定支持部8からね
じ山部の先端が抜けることにより、ソケット取付台を兼
ねた可動部8が移動可能となる。この場合、操作部7を
内方に撓ませる必要はない。またつまみの先端ガ突起部
20を兼ねる。その他は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0044】この発明の第5の実施の形態を図7により
説明する。すなわち、第1の実施の形成との違いは、固
定支持部8と操作部7には、凹凸状の溝27が設けられ
ており、この溝27が噛み合うことによる摩擦抵抗によ
り位置決め・係止される。次にこの可動部9の先端の操
作部7を内側に摘むことにより、この凹凸のカミ合わせ
が解除され、そのまま操作部7を動かすことにより、操
作部7がランプ軸方向に移動可能となる。その他は第1
の実施の形態と同様である。
【0045】この発明の第6の実施の形態を図8により
説明する。すなわち、第1の実施の形成との違いは、固
定支持部8の側面に所定数の磁石29が所定位置に設け
られ、操作部7の側面に磁石28が設けられており、こ
の磁石28といずれかの磁石29が吸着し合うことによ
り位置決め・係止される.次にこの可動部9の先端の操
作部7を内側に摘むことにより、この磁石28、29の
吸着が解除され、そのまま操作部7を動かすことによ
り、可動部9がランプ軸方向に移動可能となる。なお、
磁石28、29の一方は磁性体でもよい。その他は第1
の実施の形態と同様である。
【0046】この発明の第7の実施の形態を図9により
説明する。すなわち、第1の実施の形態との違いは、可
動部9と操作部7がねじの螺合により動作すること、歯
が噛み合っている部分が複数あるため、ソケット取付台
の支持する機構が複数になっているという点で異なる。
ねじの螺合は相噛み合うラック30とピニオン31であ
り、ピニオン31は操作部7を兼ね可動部9および固定
支持部8の一方に設けられ、ラック30は可動部9およ
び固定支持部8の他方に設けられている。
【0047】実施の形態では、可動部9の側面にラック
30が設けられており、操作部7は操作ダイヤルであ
り、ラック30と操作ダイヤル(7)が噛み合うように
操作ダイアルが本体反射鏡3に回転可動するように取付
られていて、換作ダイアルを回転換作することによっ
て、ソケット取付台を兼ねた可動部9が反射鏡軸方向に
移動する。操作ダイアル32は図9(b)に示すように
大小2種類の歯車を組み合わせたような形状になってお
り、大きい方の歯車34はソケット取付台を兼ねた可動
部9の窓穴33より器具中心軸方向に貫通して飛び出す
ように設定されており、小さい歯車35が可動部9のラ
ック30と噛み合うように配置されている。大きい方の
歯車34を回すと、小さい方の歯車35がラック30を
動かし、可動部9を動かすようになっている。その他は
第1の実施の形態と同様である。
【0048】この発明の第8の実施の形態を図10によ
り説明する。すなわち、第1の実施の形態とは、歯が噛
み合っている部分が複数あるため、ソケット取付台の支
持する機構が複数になっているという点で異なる。この
実施の形態では、ソケット取付台を兼ねた可動部9の側
面にラック30′が設けられており、操作部7はそれと
噛み合う操作ねじであり、操作ねじ(7)が反射鏡3に
回転可能に取付られていて、操作ねじ(7)を回転換作
することによって、可動部9が反射鏡軸方向に移動す
る。操作ねじ(7)は図14に示すようにソケット取付
台を兼ねた可動部9のラック30の溝と噛み合うような
形状でねじ山がついており、操作ねじの先端のつまみ3
6を回転させると、ねじ山でラック30′の溝を動か
し、可動部9を動かすようになっている。その他は、第
1の実施の形態と同様である。
【0049】この発明の第9の実施の形態を図11およ
び図12により説明する。ソケット取付台を兼ねた可動
部9と操作部7とは反射鏡3と協働する補助反射板37
を設け、補助反射板37を反射鏡3の内側に納装してい
る。この補助反射板37はランプソケット2の直下に位
置し、片口金ランプの後面側の光を反射するわん形をな
している。第1の実施の形態と比較して、可動部9に補
助反射板37の機能が付加されていて、その補助反射板
37が反射鏡3の内側に位置している点で異なる。
【0050】この実施の形態では、ソケット取付台を兼
ねた可動部9の側面に設けられた突起40が固定支持部
8の一部を兼ねた反射鏡3側に設けられたガイド部41
の内面をスライドするようになっており、その突起40
に設けられた穴を通して、操作部7の先端43が突き出
していて、ガイド部41に設けられた複数の穴41aの
いずれかに嵌合し、可動部9の位置を固定する。補助反
射板37の突起40の両側には割りを入れて突起40に
弾性をもたせている。操作部7は線材を半円形状にわん
曲し両端43を外方に曲げたものであり、その両端43
は線材の弾性により突起40の穴を貫通して突出してい
る。また補助反射板37の突起40の内面に操作部移動
用傾斜突起部44を設け、操作部7の両端43の付根の
折曲部43aを操作部移動用傾斜突起部44の傾斜面に
摺接し、両端43を中心に操作部7を回転させて操作部
7の中央が図12の実線のように下向きになるようにす
ると、操作部移動用傾斜突起部44に沿って、折曲部4
3が直径方向の中心側に押されて次第に操作部7の先端
43が内側に移動するように、突起部44の傾斜面が設
定されており、ガイド部41の穴41aから操作部7の
先端43が外れて移動可能の状態になるようにしてい
る。また、可動部9の裏側と固定支持部8の天板の間に
第2の実施の形態に示した弾性部材を介在させることに
よって、スライド移動を滑らかにすることができる。
【0051】この実施の形態は、操作部7をソケット取
付台と独立させたため、ソケット取付台を支持している
状態から解除してソケット取付台を反射板軸の方向に移
動させることが容易である。
【0052】その他は第1の実施の形態と同様である。
【0053】この発明の第10の実施の形態を図13に
より説明する。すなわち、第1の実施の形態とは、ソケ
ット取付台を兼ねた可動部7に補助反射板37の機能が
付加されていて、その補助反射板37が本体の反射鏡3
の内側に位置している点で異なり、第9の実施の形態と
は、反射鏡3のガイド部41の形状が異なっている。図
13(a)の実施の形態ではガイド部41が階段状に曲
がっており、縦方向のスライドの間に横方向のスライド
を設けてあるので、ソケット取付台の位置を目で確認せ
ずに、どこの位置にあるかを操作者に分からせることが
できる。
【0054】また、図13(b)の実施の形態では、反
射鏡3のガイド部41の形状が斜め方向に曲線を描きな
がら、形成されているので、操作部7を操作するときに
手の運動に合わせて自然な動きになるため、操作がやり
やすい。その他は、第1の実施の形態および第9の実施
の形態と同様である。
【0055】この発明の第11の実施の形態を図14に
より説明する。第1の実施の形態とは、ソケット取付台
に補助反射板37の機能が付加されていて、その補助反
射板37が反射鏡3の内側に位置している点で異なる。
また、第9の実施の形態とは、操作部7がソケット取付
台を兼ねた可動部9の補助反射板37と一体になってい
る点で異なっている。すなわち、補助反射板37の開口
縁部の外面の第9の突起部40の位置に突起16を設
け、突起16の両側に割り46を入れ、一対の割り46
の間の突起16を有する部分に弾性をもたせ、突起16
の近傍に操作部7を凹設している。操作部7を指で想像
線のように摘んで内側方向に移動させ、突起16を本体
のガイド部41の穴41aから外して、可動部9を反射
板軸方向に移動させることができる状態に、一回の操作
ですることができる。部品点数が少なくできる上に、構
造も簡単にできる。この実施の形態は、第9の実施の形
態等と比較して、ソケット取付台と一体になった補助反
射板37に操作部7を一体化しているため、部品点数を
少なくすることができる。
【0056】その他は第1の実施の形態および第9の実
施の形態と同様である。
【0057】この発明の第12の実施の形態を図15に
より説明する。第1の実施の形態とは、ソケット取付台
を兼ねた可動部9に補助反射板37の機能が付加され、
第9の実施の形態とは、補助反射板37が反射鏡3の外
方を覆うような構造になっている点で異なっており、補
助反射板37を大きく取ることができる。すなわち、器
具本体1の固定支持部8または反射鏡3に設けられた支
持部47がガイド部41と固定構造を兼ねるような構造
を取り、可動部9に突起16および操作部7を設け、突
起16を穴41aに嵌合することによって係止し、操作
部7の操作により突起16を穴41aから外して反射鏡
軸方向に移動させることによって、ランプ位置を移動さ
せ、かつ固定することができる。その他は、第1、第9
から第11の実施の形態と同様である。
【0058】この発明の第13の実施の形態を図16に
より説明する。第1の実施の形態とは、ランプソケット
に装着された片口金ランプは、反射鏡3の軸方向Lに略
直交する方向へ位置移動する点において異なる。すなわ
ち、器具本体1および固定支持部8を兼ねた反射鏡3の
上端部に相対向する軸受け孔50を形成し、軸受け孔5
0間にねじ棒51の両端部が回転自在に貫通し両端部に
設けた取付部52で抜止めされている。ねじ棒51の中
央にはねじ部53が形成され、その一端に操作部7がつ
まみ状に形成されている。ねじ部53にはランプソケッ
ト2を取付けるソケット取付台を兼ねた可動部9の雌ね
じ部が螺通している。
【0059】操作部7を回転させることによって、ねじ
部53が回転し、反射鏡3の軸Lと略直交する方向に可
動部9を移動させることができる。操作部7はねじ棒5
1を介して反射鏡3に取付られ、回動は自由にできる。
したがって、可動部9が反射鏡3の軸Lと略直交方向
(矢印)に移動することによって、ランプ位置を変更す
ることができ、器具配光の変化を器具取付後において、
行うことができる。その他は、第1の実施の形態と同様
である。
【0060】この発明の第14の実施の形態を図17に
より説明する。すなわち、第1の実施の形態とは、ソケ
ット取付台を兼ねた可動部9、並びに器具本体1および
固定支持部8を兼ねた反射鏡3の一方に軸部55を設
け、他方に軸受け部56を設けて可動部9の移動方向が
反射鏡3の軸方向Lに対して斜めに交差する方向に首振
り移動する点において異なる。
【0061】反射鏡3と可動部9とは軸部55と軸受け
部56からなる回転軸部において取付られ、かつ回転軸
部を中心に回転移動させた場合にその位置に固定できる
ように軸等の支持力が働くよう設定されている。そして
操作部はランプソケット2に装着された片口金ランプ6
で兼用することができる。このとき可動部9を首振り移
動させると、片口金ランプ6の位置を器具取付後におい
ても移動させることができ、照明器具の配光特性を変化
させることができる。その他は第1の実施の形態と同様
である。
【0062】なお、各実施の形態は互いに独立実施でき
るが、複数組み合わせて、実施することも可能である。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の照明器具によれば、片口
金ランプを移動させる操作部を反射鏡の内側に設けたこ
とにより、照明器具を取付面に取付けた状態で光源を移
動させることが可能となり、ランプ位置を移動させる操
作性を大幅に向上することができる。
【0064】請求項2記載の照明器具によれば、請求項
1と同様な効果のほか、光源の軸方向における長さ(大
きさ)の違いに対応して、照明器具を取付けた状態でグ
レアカット角を一定にすることができる。また同一光源
において、光源位置を移動させることにより照明器具を
取付けた状態でグレアカット角を変えることができる。
さらに同一光源において光源位置を移動させることによ
り、照明器具を取付けた状態で照射面の明るさを変える
ことができる。光源の位置を下に移動させることにより
照明器具を取付けた状態で同一光源で器具効率の向上を
図ることができる。
【0065】請求項3記載の照明器具によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0066】請求項4記載の照明器具によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0067】請求項5記載の照明器具によれば、請求項
3と同様な効果のほか、可動部を支持するための機溝が
歯車状で、噛み合っている部分が複数あるため可動部の
支持が確実にでき、可動部の重量が重い場合において対
応が容易である。
【0068】請求項6記載の照明器具によれば、請求項
5と同様な効果がある。
【0069】請求項7記載の照明器具によれば、請求項
3と同様な効果のほか、可動部が補助反射鏡も兼ねてい
るので、光源根元部の光を照射方向に反射することによ
り、効率を上げることができる。
【0070】請求項8記載の照明器具によれば、請求項
7と同様な効果がある。
【0071】請求項9記載の照明器具によれば、請求項
7と同様な効果のほか、補助反射板を反射鏡の内側に設
けるものよりも面積を大きくとることができるため、補
助反射板で補う光の量を多く設定することができる。
【0072】請求項10記載の照明器具によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0073】請求項11記載の照明器具によれば、請求
項1と同様な効果のほか、ランプ位置を反射板の軸に対
し、略直交方向へ移動させることができるために、器具
を天井に取付て、壁面方向に光を反射するようなウォー
ルウォッシャタイプの器具などにおいて、反射板の軸と
直交する方向への光の量を調整することが、器具取付後
において可能である。
【0074】請求項12記載の照明器具によれば、請求
項3と同様な効果のほか、突起部がソケットに当たるこ
とにより、過度の応力を加えられても換作部が必要以上
に曲がることを防止するとともに、操作部根元からの破
損を防止するこが可能となり、ソケット移動操作に対す
る耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の照明器具の半断
面側面図である。
【図2】照明器具の斜視図である。
【図3】位置制御手段を示し、(a)は正面図、(b)
はその部分拡大図、(c)は側面図、(d)、(e)は
可動部の動作説明図である。
【図4】第2の実施の形態の位置制御手段の正面図であ
る。
【図5】第3の実施の形態の位置制御手段を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】第4の実施の形態の位置制御手段の正面図であ
る。
【図7】第5の実施の形態の位置制御手段の正面図であ
る。
【図8】第6の実施の形態の位置制御手段の正面図であ
る。
【図9】第7の実施の形態の位置制御手段を示し、
(a)は半断面側面図、(b)は可動部および操作ダイ
ヤルの斜視図である。
【図10】第8の実施の形態の位置制御手段を示し、
(a)は半断面側面図、(b)は可動部および操作ねじ
の斜視図である。
【図11】第9の実施の形態の照明器具の斜視図であ
る。
【図12】その補助反射板およびランプソケットを示す
斜視図である。
【図13】第10の実施の形態におけるガイド部の斜視
図である。
【図14】第11の実施の形態における補助反射板の斜
視図である。
【図15】第12の実施の形態の照明器具の斜視図であ
る。
【図16】第13の実施の形態の要部断面図である。
【図17】第14の実施の形態の要部断面図である。
【図18】(a)は従来例の部分断面図、(b)はその
止め部の斜視図である。
【符号の説明】
1 器具本体 2 ランプソケット 3 反射鏡 4 位置制御手段 6 片口金ランプ 7 操作部 8 固定支持部 9 可動部 11 嵌合部 12〜14 係止孔 16 突起 18 ねじ 18′ つまみ付ねじ 20 突起部 25 弾性部材 26 スリット穴 28 磁石 29 磁石 30 ラック 31 ピニオン 37 補助反射板 40 突起 41 ガイド部 41a 穴 43 両端

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体と、この器具本体に可動に設け
    られるランプソケットと、このランプソケットに装着さ
    れる片口金ランプの周りを囲い前記片口金ランプの軸方
    向に対し略一致する軸方向を有して前記器具本体に固定
    された反射鏡と、前記ランプソケットに装着された前記
    片口金ランプを前記反射鏡に対して移動可能に操作する
    操作部を有して前記片口金ランプを前記反射鏡に対して
    位置制御する位置制御手段とを備え、前記操作部を前記
    反射鏡の反射面側から操作可能に設けた照明器具。
  2. 【請求項2】 前記位置制御手段は、前記ランプソケッ
    トに装着された前記片口金ランプを、その軸方向に略沿
    って移動可能とする請求項1記載の照明器具。
  3. 【請求項3】 前記位置制御手段は、前記器具本体に取
    付けられた固定支持部と、前記ランプソケットを設け前
    記固定支持部に移動可能に取付けられた可動部とを有
    し、前記操作部は前記可動部を移動可能に操作する請求
    項2記載の照明器具。
  4. 【請求項4】 前記可動部と前記固定支持部とは凹凸係
    合または磁石により着脱可能に固定される請求項3記載
    の照明器具。
  5. 【請求項5】 前記可動部と前記操作部がねじの螺合に
    より噛合する請求項3記載の照明器具。
  6. 【請求項6】 前記操作部が前記可動部および前記固定
    支持部の一方に設けられたピニオンであり、前記可動部
    および前記固定支持部の他方が前記ピニオンと噛み合う
    ラックである請求項5記載の照明器具。
  7. 【請求項7】 前記可動部と前記操作部とは反射板と協
    働する補助反射板を構成している請求項3の照明器具。
  8. 【請求項8】 前記補助反射板は反射板の内側に納装さ
    れている請求項7の照明器具。
  9. 【請求項9】 前記補助反射板は反射板の外方を覆う請
    求項7の照明器具。
  10. 【請求項10】前記ランプソケットに装着された前記片
    口金ランプは、前記反射板の軸方向に略直交する方向へ
    移動する請求項1記載の照明器具。
  11. 【請求項11】前記ランプソケットに装着された前記片
    口金ランプは、前記反射板の軸方向と斜めに交差する方
    向に首振り移動する請求項1記載の照明器具。
  12. 【請求項12】前記操作部は前記ランプソケットの両側
    に位置し、前記操作部を前記ランプソケットに接近する
    方向に操作することにより前記可動部を移動可能とする
    ものであり、前記操作部に前記ランプソケットに向かっ
    て突出する突起部を形成した請求項3記載の照明器具。
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