JP2008010254A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、かつ簡単な操作で配光調整を行うことができる照明器具を提供する。
【解決手段】器具本体21と;筒体の一端に形成された支持部12に筒体軸線方向に段状をなして形成された配光調整部13を有する反射鏡10と;反射鏡の配光調整部に係止して反射鏡を器具本体に支持する支持部材22と;反射鏡の筒体軸線方向に沿い配置されるランプ23と;を具備する照明器具20を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、配光調整が可能な反射鏡を用いた照明器具に関する。
この種の照明器具、例えば、スポット照明、斜天井照明、ウォールウォッシャー照明等に用いられるダウンライト形の照明器具は、ランプと回転軸対称形状をなす反射鏡を用いて照明を行っている。
これら照明器具は、店舗、ホール等の照明に使用され、商品のレイアウトや売り場の状況等に応じて、各種仕様の照明器具を予め選択して設置することが一般的に行われている。
しかし、用途に合わせた照明器具の選定は難しく、例えば、改修やレイアウト変更等によって明るさや照明色が合わないケースも生じる。このため、照明器具を改めて選定し、設置し直すことが行われる。
また、例えば、季節に応じた明るさや照明色を得るため、さらには省エネ等の観点から明るい窓際は低ワットのランプを設置したり、特定の展示品等に対しては発光色が異なるランプに交換したい場合が生じる。
しかし、一般的に照明器具はランプに合わせて設計された専用の器具として構成されており、ランプのみを交換するとランプセンターと反射鏡の位置がずれて配光が変わり、ケースによっては光の中抜けによる色むらなどの不具合が発生する。
一方この種の照明器具において、配光調整機能を設けた照明器具がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−110225号公報
特許文献1に示される照明器具は、反射鏡の位置や角度を調整して、1機種の埋込型照明器具で一般照明からスポット照明、ウォールウォッシャー照明、傾斜天井用照明等の用途に対応できるようにしている。
さらに、ソケットホルダーの位置を調整して、「狭角、中角、広角」の配光を1機種の埋込型照明器具で行えるようにしたものである。
これらは、いずれも設置現場等におけるランプ交換に合わせて、ランプセンターと反射鏡の位置を合わせ配光を調整するものではない。
また、具体的な構成においても、反射鏡を2枚設け、さらに位置や角度を調整するための複雑な回転機構等が必要となる。
また、ソケットホルダーの位置調整は、器具本体の壁面に長溝を形成し、長溝からソケットホルダーに対して調整ネジを差込み、調整ネジを「狭角、中角、広角」の各目盛に合わせてスライドし、ランプと反射鏡の位置を変えている。
このため、構造が複雑となり部品点数が増え、コストが上昇する問題が生じる。
また、仮に、このソケットホルダーの移動でランプ交換による位置調整を行おうとしても、すでに照明器具は天井に設置され、ソケットホルダーは天井の裏側に位置した状態となっており、天井裏に潜り込んで調整を行わなければならず困難な作業となる。
本発明は、上述した従来の問題、課題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、かつ簡単な操作で配光調整を行うことができる照明器具を提供しようとするものである。
請求項1に記載の照明器具の発明は、器具本体と;筒体の一端に形成された支持部に筒体軸線方向に段状をなして形成された配光調整部を有する反射鏡と;反射鏡の配光調整部に係止して反射鏡を器具本体に支持する支持部材と;反射鏡の筒体軸線方向に沿い配置されるランプと;を具備することを特徴とする。
本発明によれば、筒体の一端に形成された支持部に筒体軸線方向に段状をなして形成された配光調整部を有する反射鏡により、簡単な構成で、かつ簡単な操作で配光調整を行うことができる照明器具が構成される。
本発明において、反射鏡は、例えば、略回転放物面、略回転楕円面、略回転球面、さらにはパラボラ型等の回転軸対称形状をなす筒体に構成することが好ましいが、これらの形状には限定されず、目的とする照明を行うための筒体をなす全ての反射鏡が許容される。
反射鏡は、アルミニウムやステンレス等の金属、さらには合成樹脂やガラス等で構成し、筒体の少なくとも内面を反射面となすように、鏡面加工や、白色、銀色等の塗装、さらには銀色梨地、金色梨地等の半鏡面仕上げにしたり、ファセット加工等を施したものが許容される。
反射鏡の支持部に筒体軸線方向に段状をなして形成された配光調整部は、例えば、支持部の筒体に筒体軸線方向に段状をなす穴を形成することにより構成してもよい。
さらに、段状をなす凸部で構成してもよく、例えば、支持部の開口部に形成された鍔部に、筒体軸線方向に段部を一体に形成してもよい。
段部および段状をなす穴の段数は、配光を調整する範囲により設計上の問題として選択すればよく、2段または複数段あることが好ましいが、少なくとも1段の段部を形成して、2段階の調整ができるものであればよい。
反射鏡の段状をなす配光調整部に係止して反射鏡を器具本体に支持する支持部材は、器具本体に設けられたバネ材を段状をなす配光調整部に係止して、反射鏡を器具本体に支持するようにしても、さらにはネジ等の固定具により支持するようにしてもよく、特定の支持手段には限定されない。
ランプは、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀灯などの高圧放電ランプ等、発光管が比較的短く、ランプセンターとなる発光部が長手方向の略中心部にある形式のランプが好適である。
請求項2に記載の照明器具の発明は、器具本体と;筒体の一端に形成された支持部に筒体軸線方向に段状をなす穴をなして形成された配光調整部を有する反射鏡と;反射鏡の段状をなす穴に係止して反射鏡を器具本体に支持するバネ材からなる支持部材と;反射鏡の筒体軸線方向に沿い配置されるランプと;を具備することを特徴とする。
段状をなす穴は、貫通する穴でも、または貫通しない穴、換言すれば凹部で構成してもよい。
バネ材からなる支持部材は、「く」字状をなす短冊、板状のスプリングで構成しても、線状のスプリングで構成しても、さらにはボールと組み合わせたコイルスプリング等で構成してもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の照明器具において、前記配光調整部は、反射鏡の回転方向の移動を阻止するストッパー部材を具備することを特徴とする。
ストッパー部材、配光調整部の段状をなす穴の形成時に支持部に一体に形成しても、別体の部材により構成してもよい。さらにはバネ材からなる支持部材にストッパー部材を形成するように構成してもよく、配光調整部と支持部材により反射鏡の回転方向の移動を阻止する全ての手段が許容される。
請求項1の発明によれば、筒体の一端に形成された支持部に筒体軸線方向に段状をなして形成された配光調整部を有する反射鏡により、反射鏡に単に加工を施す簡単な構成で、かつ反射鏡を単に移動させる簡単な操作で配光調整を行うことが可能な照明器具を提供することができる。
請求項2の発明によれば、反射鏡に段状をなす穴を形成し、バネ材からなる支持部材を形成する簡単な構成で、かつ反射鏡を単に移動させる簡単な操作で配光調整を行うことが可能な照明器具を提供することができる。
請求項3の発明によれば、配光調整部は、反射鏡の回転方向の移動を阻止するストッパー部材を具備することにより、反射鏡を確実に器具本体に支持することが可能な照明器具を提供することができる。
以下、本発明に係る照明器具の実施形態について説明する。
本実施例は、ダウンライト形照明器具で、まず反射鏡の構成を図1に従い説明する。
反射鏡10は、筒体をなす本体11、本体の一端に一体に形成された支持部12、支持部に形成された配光調整部13、本体の他端に一体に形成された開口部14で構成する。
本体11は、アルミニウム板を絞り加工することにより、一端から他端に向け順次径が大となるように、筒体の軸線x−x上に設計上焦点fを有する回転軸対称形状の円筒体をなすように構成する。
筒体の回転軸対称形状をなす内面は、鏡面に形成して反射面11aを形成する。
支持部12は、本体の一端に、本体と一体に円筒体をなすように形成し、円筒体の周面に配光調整部13を構成する段状の貫通する穴12aを形成する。
穴12aは、円筒体の周面に、円筒の直径方向に対向した位置に対をなすように同じ形状の穴を2個形成する。
穴12aは、穴上面に2個の段部を形成して3段階の支持段部12b1、12b2、12b3を構成する段状の穴として形成し、各支持段部が、本体の軸線x−x方向に順次階段状をなすように形成する。
図中12cは、本発明のストッパー部材を構成する半円形状の凸部で、支持段部の内、中段の段部12b2および下段の段部12b3の一端部(図中右端部)に、穴12aを形成する時に、支持部12に一体に形成する。
各凸部12c、12cは、後述する器具本体21のスプリング22aと係合して反射鏡10の回転方向の移動を阻止すものである。
図中12dは、円筒体の周面に、2個の穴12a、12aの間に形成された貫通孔からなる放熱孔である。
開口部14は、反射面11aで反射した光を外部に放射するための透光部を構成するもので、円筒体をなす本体11の他端を開口することにより形成され、開口端部に外方に突出する鍔部14aを一体に形成する。
開口部14は、透明または半透明のガラス板または合成樹脂板等で閉塞されていてもよい。
次に、上記に構成された反射鏡を用いたダウンライト形照明器具の構成を、図2〜図4に従い説明する。
ダウンライト形照明器具20は、器具本体21、上述の反射鏡10、反射鏡を器具本体に支持する支持部材22、反射鏡の本体内に配置されるランプ23で構成する。
器具本体21は、鋼板を折り曲げて天板21aおよび天板の両端に支持脚21b、21bを一体に形成して略逆U字の枠体をなすように構成する。
天板21aの中央部に貫通する取付孔が形成され、取付孔にソケット24を挿入して固定する。これにより、ソケット24の軸線が器具本体21の中心線y−y上に位置するようにして取り付けられる。
天板21aには、ソケット24の外周に位置し、かつ対向して2個の支持孔が形成され、この支持孔に短冊、板状をなすスプリング22aの鉤状に折り曲げられた一端部22bが挿入されネジ等により固定される。
スプリング22aは、反射鏡10を器具本体21に支持するための支持部材22を構成するもので、ソケット24の外周に位置し、ソケット24の直径方向に対向して対をなすように2本設けられる。
2本のスプリングの他端は凸部22cを有するように「く」字状をなすように折り曲げられ、凸部22cがそれぞれ内側に向かって対向するように位置させる。
図中25、25は、支持脚21b、21bに上下方向にスライドができるように設けられた公知の取付金具である。
26は、リング状をなし、リングの断面がL字状をなす合成樹脂製の化粧枠で、支持脚21b、21bの下端部に固定され、L字の垂直内面が反射鏡10の鍔部14aを当接させてスライドするガイド部26aの役目をなしている。
27は、天板の上面に支持された端子台で、別途に設けられた安定器(図示せず)とソケット24を電気的に接続する。安定器は、各種の高圧放電ランプに適合する安定器として構成する。
反射鏡10は、リング状をなす化粧枠26の下方から支持部12を上方にして器具本体21内に挿入し、支持部12の上端部を2本のスプリング22a、22aの凸部22c、22cに当接し、スプリングの弾力に抗してさらに挿入し、支持部12の円筒体内にソケット24の下端部を収納する。
これにより、2本のスプリングの凸部22c、22cが、弾性により支持部12の穴12a、12a内に、それぞれが落とし込まれて係止する。
この際、各スプリングの凸部22cの上面が、3段階の支持段部の内、中段に位置する支持段部12b2の下面に係止する。
この際、スプリングの凸部22cの右側面が中段の凸部12cに係合して、支持段部12b2にスプリングの凸部22cが確実に係止され、反射鏡10の回転方向の移動が阻止され、反射鏡10が不用意に外れることなく確実に器具本体21に支持される。
この状態で、反射鏡10の軸線x−xが、器具本体21の中心線y−yおよびソケット24の軸線と一致し、反射鏡10が器具本体21の中心部に垂下した状態で支持固定される。
この状態で、反射鏡10の鍔部14aは、化粧枠26のガイド部26aの略中間に位置して設置される。
さらに、器具本体21の中心線y−y上に位置するソケット24に対してランプ23をネジ込んで装着し、ランプを反射鏡10の本体11内に、反射鏡の軸線x−x方向に沿って配置する。
本実施例のランプは、定格ランプ電力400Wのセラミックメタルハライドランプを使用している。
ランプ23は、この状態でセラミックメタルハライドランプのランプセンターcが、反射鏡10の焦点fと一致するように装着され、ダウンライト形照明器具20が構成される。
上記のように構成されたダウンライト形照明器具20は、店舗等の天井Xに設置される。
すなわち、図2に示すように、天井面Xの所定の位置に形成された取付孔30に、ダウンライト形照明器具20を天板21aを上方にして挿入する。
化粧枠26が天井の下面に当接した状態で、取付金具25、25を下方にスライドさせ、金具の先端を天井Xの上面に係止して固定する。
天井裏に別途に設置された安定器と端子台27を接続しランプ23に電源を供給して点灯させる。
ランプを点灯すると、ランプから放射される光が反射鏡10の回転軸対称形状をなす反射面11aによって反射され、開口部14から放射され、下方床面を主として照らす照明が行われる。
次に、設置現場において、店舗の窓側が明るく、定格ランプ電力の小さい、250Wのセラミックメタルハライドランプに交換して省エネを行う場合には、すでに装着されている400Wのセラミックメタルハライドランプに変えて、250Wのセラミックメタルハライドランプ23´等をソケット24に装着する。(図3)
ランプを交換すると、個々のランプはそれぞれ固有のランプセンターを有しており、図3(a)に示すように反射鏡10の焦点fとランプセンターcが若干ずれて配光が異なってしまう。
このため、このままで点灯すると照射面に中抜けが生じ、色むら等が生じる場合がある。
このような状態が設置現場で発生した場合には、ランプを交換しても配光が極力変わらないように配光調整部13により配光を調整する。
すなわち、図3(a)(b)(c)の状態から(d)(e)(f)に示すように、反射鏡10をスプリング22aの弾力に抗して少し上方に押し込んでスプリング22aの凸部22cと中段の支持段部12b2および中段の凸部12cとの係止状態を解除する。
さらに、図中右方向に少し回転してスプリングの凸部22cの上面を、半円形状の下段の凸部12cを乗り越えさせて下段の支持段部12b3の下面に係止して固定する。
この際、スプリングの凸部22cの右側面が下段の凸部12cに係合して、支持段部12b3にスプリングの凸部22cが確実に係止され、反射鏡10の回転方向の移動が阻止され、不用意に外れることなく、下段の支持段部12b3に確実に支持される。
この際、反射鏡10の鍔部14aは、化粧枠26のガイド部26aにガイドされて移動し、ガイド部の上方に位置して設置される。
これにより、反射鏡10が上方に若干移動して反射鏡の焦点fとランプセンターcが略一致した状態となり、ランプ交換前の配光特性に戻すことができ、照射面に中抜け等が発生しないようになる。
また、設置現場で、例えば、店舗のコーナーに展示した商品のみに白熱電球の色に近い照明を行いたい場合には、400Wのセラミックメタルハライドランプに変えて、定格電力200Wの白熱色蛍光水銀ランプ23´´等に交換すればよい。
この場合も、図4に示すように反射鏡10の焦点fとランプセンターcが若干ずれて配光が異なってしまい、中抜けが生じた場合には、次のように調整する。
すなわち、図4(a)(b)(c)の状態から(d)(e)(f)に示すように、反射鏡10をプリング22aの弾力に抗して図中左方向に少し回転して半円形状の中段の凸部12cを乗り越えさせ、スプリング22aの凸部22cと中段の支持段部12b2および中段の凸部12cとの係止状態を解除する。
さらに少し下方に引き出してスプリングの凸部22cの上面を上段の支持段部12b1の下面に係止して固定する。
この際、スプリングの凸部22cの両側面が上段の支持段部12b1に係合して、支持段部12b2にスプリングの凸部22cが確実に係止され、反射鏡10の回転方向の移動が阻止され、不用意に外れることなく下段の支持段部12b3に確実に支持される。
この際、反射鏡10の鍔部14aは、化粧枠26のガイド部26aにガイドされて移動し、ガイド部の下方に位置して設置される。
これにより、反射鏡10の焦点fとランプセンターcとが略一致した状態となり、照射面に中抜け等が発生しないようになる。
なお、反射鏡10の焦点fと交換するランプのセンターcとのずれを調整する範囲は、5〜50mm程度の範囲で調整できるように設定するが、本実施例のダウンライト形照明器具20の場合には、ランプおよび反射鏡の寸法等を考慮して、20〜30mm程度の範囲で調整することが好ましい。
以上、本実施例によれば、照明器具の設置現場で、照明の状況や状態等を確認しながら、各種のランプに交換することができる。
さらに、ランプ交換を行っても、配光調整部により交換したランプに合わせた配光調整を容易かつ確実に行うことができ、光の中抜けによる色むらが生じない照明環境を提供することができる。
反射鏡に段状をなす穴を単に形成し、器具本体には穴に係止して反射鏡を器具本体に支持するスプリングを設けるだけの簡単な構成で配光調整を行うことができ、コスト的に有利な反射鏡および照明器具を提供することができる。
段状をなす穴は、貫通する穴で構成したので、反射鏡の放熱孔の機能も発揮させることが可能となる。
また、配光調整は、単に反射鏡を少し上または下に移動し、左または右に回動を行う簡単な操作で確実に行うことができる。
さらに、配光調整は反射鏡を移動すればよく、すでに天井に設置された照明器具に対して、従来のように天井裏に潜り込むなどの困難な作業が不要となる。
反射鏡は、スプリングを単に段状をなす穴に係止する操作で確実に所望の位置に容易かつ確実に支持することができる。
スプリングが凸部12cに係合して、反射鏡10の回転方向の移動が阻止され、反射鏡が不用意な回転操作や振動等により容易に外れることなく確実に器具本体に支持される。同時に反射鏡はランプ交換に伴う配光調整を行った位置に確実に支持され、目的とする確実な配光調整を行うことができる。
本実施例において、工場出荷時には、スプリング22aの凸部22cを3段階の支持段部の内、中段に位置する支持段部12b2に係止した状態にセットし、設置現場で上段または下段の支持段部を選択して係止し、配光の調整を行うようにしたが、工場出荷時には上段または下段の支持段部に係止した状態にセットして、交換するランプの長さに合わせて、上段→中段→下段、若しくは下段→中段→上段の各支持段部を選択して係止し、配光調整を行うようにしてもよい。
配光調整部13を構成する段状の穴12aを貫通する穴で構成したが、貫通しない穴、すなわち底のある凹部で構成してもよい。
穴12aは、2個の段部を形成して3段の支持段部12b1、12b2、12b3を構成したが、1個の段部で2段の支持段部を構成して、2段階の調整が行えるように構成してもよい。
さらに、2段、3段、さらには4段等、各種の穴を形成した反射鏡を予め用意しておき、設置現場でのランプ交換に合わせて選択ができるようにしてもよい。この場合も、器具本体の構成は何ら変更することなく、反射鏡の交換のみで対応することができる。
穴12aは、図5(a)に示すように、斜めに傾斜し貫通した対をなすスリット30で構成し、スリットに所定の間隔を有して切欠部31を形成し、この切欠部にスプリング22aの凸部22cを適宜係止させるようにしてもよい。この場合、スプリングは線状のバネ材で構成するとよい。
支持部12の円筒体の周面に段状の貫通する穴12aを形成して配光調整部13を構成したが、図5(b)に示すように支持部12の開口部に鍔部32を一体に形成し、鍔部に本体の軸線x−x方向に順次階段状をなす段部33を形成するようにしてもよい。
また、段部33を形成した鍔部は、図5(c)に示すように、支持部12とは別体に構成したリング状の部材34で構成し、支持部12の開口部に対して着脱ができるように構成し、アダプターとして用いるように構成してもよい。
反射鏡10の内面側、例えば、鍔部14aの下面に摘み部を形成し、この摘み部を摘んで反射鏡を移動させるように構成してもよい。
支持部12の円筒体の周面に、段状の貫通する穴12aに対応して、交換するランプの種類名称、定格電力の数値等を表示し、ランプ交換時にその表示に合わせて反射鏡を移動できるように構成し、より一層簡単な操作で確実に配光調整が行えるようにしてもよい。
本実施例の配光調整部を、照明器具における「狭角」「中角」「広角」等の配光調整に用いてもよい。
本実施例は、ダウンライト形照明器具を構成したが、屋内および屋外を照明する各種の照明器具を構成してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
本発明の第一の実施形態である照明器具の反射鏡を示し、(a)は断面図、(b)は(a)におけるB矢視から見た図、(c)は(a)におけるC矢視から見た図。 同じく第一の実施形態である照明器具を示し、(a)は断面図、(b)は(a)におけるB矢視から見た図、(c)は(a)におけるC矢視から見た図。 同じく照明器具を示す図で、(a)はランプを交換した状態を示す断面図、(b)は(a)におけるB矢視から見た図、(c)は(a)におけるC矢視から見た図、(d)は反射鏡を上方に移動させた状態を示す断面図、(e)は(d)におけるE矢視から見た図、(f)は(d)におけるF矢視から見た図。 同じく照明器具を示す図で、(a)はさらに他のランプを交換した状態を示す断面図、(b)は(a)におけるB矢視から見た図、(c)は(a)におけるC矢視から見た図、(d)は反射鏡を下方に移動させた状態を示す断面図、(e)は(d)におけるE矢視から見た図、(f)は(d)におけるF矢視から見た図。 同じく照明器具の反射鏡の変形例を示し、(a)は第一の変形例を一部を切り欠いて示す正面図、(b)は第二の変形例を一部を切り欠いて示す正面図、(c)は第三の変形例を一部を切り欠いて示す斜視図。
符号の説明
10 反射鏡
12 支持部
13 配光調整部
20 照明器具
21 器具本体
22 支持部材
23 ランプ

Claims (3)

  1. 器具本体と;
    筒体の一端に形成された支持部に筒体軸線方向に段状をなして形成された配光調整部を有する反射鏡と;
    反射鏡の配光調整部に係止して反射鏡を器具本体に支持する支持部材と;
    反射鏡の筒体軸線方向に沿い配置されるランプと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
  2. 器具本体と;
    筒体の一端に形成された支持部に筒体軸線方向に段状をなす穴をなして形成された配光調整部を有する反射鏡と;
    反射鏡の段状をなす穴に係止して反射鏡を器具本体に支持するバネ材からなる支持部材と;
    反射鏡の筒体軸線方向に沿い配置されるランプと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
  3. 前記配光調整部は、反射鏡の回転方向の移動を阻止するストッパー部材を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
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