JP2002124039A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

Info

Publication number
JP2002124039A
JP2002124039A JP2000314148A JP2000314148A JP2002124039A JP 2002124039 A JP2002124039 A JP 2002124039A JP 2000314148 A JP2000314148 A JP 2000314148A JP 2000314148 A JP2000314148 A JP 2000314148A JP 2002124039 A JP2002124039 A JP 2002124039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
history information
error history
area
tape device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000314148A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Onishi
伸博 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000314148A priority Critical patent/JP2002124039A/ja
Publication of JP2002124039A publication Critical patent/JP2002124039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープ媒体の品質状況を好適に管理する
ことができ、またユーザデータの損失を防止することの
できる磁気テープ装置を提供する。 【解決手段】 制御コード領域と、ユーザデータ領域と
からなる磁気テープ媒体にデータの記録再生を行う磁気
テープ装置において、前記制御コード領域に前記磁気テ
ープ媒体への情報データの記録再生時に発生したエラー
履歴情報を記録する手段と、前記コード領域に既に記録
されているエラー履歴情報の記録位置を検出するエラー
履歴記録位置検出手段と、前回のエラー履歴情報を消去
して前回のエラー履歴情報の記録位置と異なる位置に新
たにエラー履歴情報を記録するエラー履歴情報記録位置
制御手段と、を備えるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ装置に
関し、特に、磁気テープ媒体のデンシティID(ide
ntifier)領域に磁気テープ媒体の記録再生時に
発生したエラーの履歴情報を記録しておくことにより、
磁気テープ媒体の品質状況を管理することのできる磁気
テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気テープ装置において、1/2
インチ幅の18トラック、36トラックの磁気テープ媒
体への記録フォーマットは、ISO(Internat
ional Standard Organizati
on)により規格化されている。しかしながら、この規
格では磁気テープ媒体の品質を確認するためのデータを
保存する部分がなく、磁気テープ媒体の品質低下による
データの損失を防止するためには、定期的に磁気テープ
媒体を交換する必要がある。
【0003】しかし、磁気テープ媒体固有のバラツキ、
あるいは磁気テープ媒体の保管環境、使用される設置環
境などにより、品質維持の期間に大きな差があるため、
磁気テープ媒体の妥当な交換周期を画一的に決定するこ
とは困難である。このため、定期的に磁気テープ媒体を
交換するようにしても、ユーザデータの損失を完全にな
くすことは困難である。
【0004】そこで、上記欠点を解決すべく、磁気テー
プ媒体のエラー情報を磁気テープ媒体の特定領域に書き
込み、磁気テープ媒体の劣化を管理する技術が、特開平
5−128736号公報に記載されている。この公報で
は、磁気テープ媒体上のユーザデータ領域内のヘッダと
呼ばれる媒体管理情報の位置を、当該ヘッダの前に書き
込むダミーブロックを増やしていくことにより移動さ
せ、磁気テープ媒体の劣化を防止するようにしている。
【0005】また、本願出願人は、特願2000−54
56公報において、磁気テープ媒体上のデンシティID
領域の一部に、エラー発生数と比例した長さを持つオー
ル0パターンを記録することにより、ユーザデータ領域
を侵食することなく磁気テープ媒体の品質状況を管理す
る技術を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−128736号公報に開示された技術では、ユーザ
データ領域内においてダミーブロックが増加するため、
結果としてユーザデータ領域を減らしてしまうことにな
る。このため、磁気テープ媒体に記録することのできる
ユーザデータの量を減らすことになってしまう。
【0007】一方、特願2000−5456公報に開示
された技術では、固定された特定の位置にエラー履歴情
報を書き込むこととしているが、磁気テープ媒体の劣化
を考慮すると、同じ位置に何度も書き込むよりも、その
書き込み位置を移動させるほうがより好ましい。
【0008】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
のであって、ユーザデータ領域以外の部分にエラー履歴
情報を書き込むことによって、ユーザデータ領域に影響
を与えないようにすると共に、その書き込み位置を書き
込みを行うごとに移動させることによって、磁気テープ
媒体の劣化を好適に防ぐようにして、磁気テープ媒体の
品質状況を好適に管理できるようにした磁気テープ装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープ装置
は、制御コード領域と、ユーザデータ領域とからなる磁
気テープ媒体にデータの記録再生を行う磁気テープ装置
において、前記制御コード領域に前記磁気テープ媒体へ
の情報データの記録再生時に発生したエラー履歴情報を
記録する手段と、前記コード領域に既に記録されている
エラー履歴情報の記録位置を検出するエラー履歴情報記
録位置検出手段と、前回のエラー履歴情報を消去して前
回のエラー履歴情報の記録位置と異なる位置に新たにエ
ラー履歴情報を記録するエラー履歴情報記録位置制御手
段と、を備えることを特徴とする。
【0010】このように構成することによって、エラー
履歴情報を記録する位置を記録時ごとに移動させること
ができるので、磁気テープ媒体の特定箇所が劣化するこ
とを防止することができる。また、制御コード領域内に
エラー履歴情報を記録しておくので、ユーザデータ領域
を侵食することはない。また記録されたエラー履歴情報
によって、磁気テープ媒体の品質状況を好適に管理する
ことができ、引いてはユーザデータの損失を防止するこ
とができる。
【0011】また本発明の磁気テープ装置は、前記エラ
ー履歴情報をブランク領域として記録することを特徴と
する。
【0012】また本発明の磁気テープ装置は、前記ブラ
ンク領域に記録したエラーパターンの長さが前記磁気テ
ープ媒体への情報データの記録再生時に発生したエラー
数に対応することを特徴とする。
【0013】また本発明の磁気テープ装置は、前記ブラ
ンク領域に記録したエラーパターンの数が前記磁気テー
プ媒体への情報データの記録再生時に発生したエラー数
に対応することを特徴とする。
【0014】また本発明の磁気テープ装置は、前記コー
ド領域がデンシティID領域と、前記エラー履歴情報と
してのブランク領域と、IDセパレータとからなり、前
記エラー履歴情報を前記デンシティID領域で前記ブラ
ンク領域を上書きすることで消去することを特徴とす
る。
【0015】また本発明の磁気テープ装置は、前記エラ
ー履歴情報記録位置制御手段が、前記エラー履歴情報記
録位置検出手段の検出した記録位置を保持するレジスタ
と、前記デンシティID領域によるエラー履歴情報の上
書き開始位置を前記レジスタの値から決定する第1逆算
カウンタと、所定のエラー履歴情報記録開始位置を決定
する複数の第2逆算カウンタと、前記レジスタの値に基
づいて前回のエラー履歴情報記録位置と異なるエラー履
歴情報記録位置を前記第2逆算カウンタの出力を選択す
ることによって決定するセレクタと、を備えることを特
徴とする。
【0016】また本発明の磁気テープ装置は、当該磁気
テープ装置の各動作を制御するマイクロプロセッサを備
え、前記エラー履歴情報記録位置制御手段における前記
エラー履歴情報記録開始位置の決定を前記マイクロプロ
セッサによって行うことを特徴とする。
【0017】また本発明の磁気テープ装置は、前記エラ
ーパターンがオール0パターンであることを特徴とす
る。
【0018】また本発明の磁気テープ装置は、前記デン
シティID領域が、トーンパターンを記録したトラック
と、オール0パターンを記録したトラックを含むことを
特徴とする。
【0019】また本発明の磁気テープ装置は、前記磁気
テープ媒体が1/2インチ幅の媒体であり、当該媒体が
18トラックまたは36トラックを含むことを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して説明する。図1は本発明に係る第1の
実施形態の磁気テープ装置10の構成を示すブロック図
であり、図2は磁気テープ媒体9の始端のテープフォー
マットを示す図であり、図3はオール0パターンの書き
込み開始位置を示す図である。
【0021】図1に示すように、本発明の磁気テープ装
置10は、磁気テープ媒体9へデータの読み書きを行う
テープドライブ7と、テープドライブ7から送られてき
た磁気テープ媒体9のトラックごとのデータを入力し、
そのパターンを検出するパターン検出回路5と、各種パ
ターンをテープドライブ7へ出力するパターン書き込み
回路6と、パターン検出回路5の判別結果を受信してそ
れぞれのマーク検出フラグをレジスタ21へ出力するマ
ーク検出回路3と、磁気テープドライブ7の記録再生の
制御を行うマイクロプロセッサ2と、当該磁気テープ装
置10の記録再生時に発生したエラーの履歴情報を書き
込む位置を制御するエラー履歴情報位置制御回路8と、
で構成されている。
【0022】上位装置1は、磁気テープ装置10にユー
ザデータの記録再生の命令を与える。マイクロプロセッ
サ2は、マーク検出回路3からのマーク検出フラグとオ
ール0パターンの長さが通知されるレジスタ21と、演
算器22と、タイマ23と、プログラムと記録再生時の
エラー発生回数とを格納するメモリ24と、を備える。
またメモリ24は、レジスタ21、演算器22、タイマ
23及び磁気テープ装置10を制御するためのファーム
ウェアを格納している。
【0023】マーク検出回路3は、デンシティID領域
のパターンを検出した時、マーク検出フラグをレジスタ
21へ出力するデンシティID(Density−I
D)検出回路31と、インターブロックギャップ(IB
G)パターンを検出した時、マーク検出フラグをレジス
タ21へ出力するインターブロックギャップ検出回路3
2と、すべてのトラックでオール0(ALL0)パター
ンを検出した時、マーク検出フラグとオール0パターン
の長さをレジスタ21に出力する全トラックオール0検
出回路33と、を備える。尚、全トラックオール0検出
回路33は、オール0パターンの検出を行い、検出した
オール0パターンの長さをチェックする機能を有してい
る。
【0024】エラー履歴情報位置制御回路8は、磁気テ
ープ媒体9の始端から読み書きを開始すると同時に動作
を始める加算カウンタ81と、全トラックオール0検出
回路33から出力されるオール0検出信号をトリガとし
て読み取ったブランク領域の位置を記憶するレジスタ8
2と、現在書き込まれているエラー履歴情報をデンシテ
ィIDマークによって上書きするため、レジスタ82が
保持するブランク領域の位置を初期値とするDID逆算
カウンタ83と、磁気テープ媒体9の始端から読み書き
を開始すると同時に動作し、オール0パターンの書き込
み開始信号を出力する逆算カウンタa85、b86、c
87、d88と、レジスタ82の値から逆算カウンタa
85〜d88を適宜選択するセレクタ84と、で構成さ
れている。
【0025】図2に示すように、磁気テープ媒体9は制
御コード領域91とユーザデータ領域92とからなり、
1/2インチ幅の18トラックまたは36トラックの磁
気テープ媒体である。媒体にはテープの長手方向に沿っ
て18本又は36本のトラックが並行に並んでおり、各
トラックは”0”又は”1”の羅列で構成されている。
制御コード領域91は、磁気テープ媒体9の始端に位置
するデンシティID領域911と、このデンシティID
領域911の一部に設けられたブランク領域(オール0
領域)912と、IDセパレータ(ID−Separa
tor)913とで構成されている。デンシティID領
域911には、各トラックごとにトーン(TONE)パ
ターン”100000”、またはオール1パターン”1
11111”のどちらか一方が繰り返し記録されてお
り、これらの組み合わせによって、磁気テープ媒体9の
フォーマットが18トラックの規格であるのか、36ト
ラックの規格であるのかを識別する。また、ブランク領
域912には、ユーザデータの記録再生時に検出された
エラーデータに対応するオール0パターン”00000
0”が記録されている。一方、ユーザデータ領域92
は、インターブロックギャップ921と、ユーザデータ
922とで構成されている。
【0026】また、図3は、図2に示す磁気テープ媒体
9の制御コード領域91を詳細に示したものである。図
3に示すように、本実施形態では、磁気テープ媒体9の
ブランク領域912に、後述する逆算カウンタa85〜
d88の各初期値に対応したエラー履歴情報の書き込み
開始位置が4カ所設定されている。
【0027】上述したように、本発明の磁気テープ装置
10は、磁気テープ媒体9の記録再生時に発生したエラ
ー数に比例した長さのオール0パターンをブランク領域
として制御コード領域91に書き込むことで、エラー履
歴情報を記録することにしており、エラー履歴情報の書
き込み時ごとにエラー履歴情報の書き込み位置を移動さ
せることによって、磁気テープ媒体9の特定箇所の劣化
を防ぐようにしている。具体的な動作処理の流れは以下
の通りである。
【0028】本発明の磁気テープ装置10の動作につい
て、図1〜図3を参照して説明する。まず、テープドラ
イブ7に磁気テープ媒体9がセットされると、テープド
ライブ7が磁気テープ媒体9を始端から読み始める。読
み出された18トラックのトラックデータは、パターン
検出回路5にてトラックごとにそれぞれトーンパターン
/オール1パターン/オール0パターンに識別される。
識別された各トラックパターンはマーク検出回路3にて
各種マークとして認識され、各パターンに対応するマー
ク検出フラグがマイクロプロセッサ2に送られて、検出
したマークの組み合わせが規格通りのフォーマットであ
るか否かの検証が行われる。
【0029】この際、マーク検出回路3の全トラックオ
ール0検出回路33が、オール0領域を検出した場合
は、このオール0パターンの長さ情報を読み込んだエラ
ー履歴情報としてマイクロプロセッサ2内のメモリ24
に格納する。その後、ユーザデータ領域に通常の記録再
生処理が行われ、当該記録再生時に発生したエラーによ
ってメモリ24内のエラー履歴情報を更新する。すなわ
ち、前回の記録再生時に発生したエラーに関するカウン
ト情報をマイクロプロセッサ2内のメモリ24に格納し
ておき、今回の記録再生時に新たにエラーが発生した場
合に当該カウント情報を更新する。通常の記録再生処理
が終了すると、磁気テープ媒体9をイジェクトする前
に、メモリ24内のエラーカウント数を確認し、磁気テ
ープ媒体9のイジェクト時に、今回のエラーカウント数
に比例した長さの全トラックオール0パターンを制御コ
ード領域91に新たに書き込むようにする。
【0030】ここで、オール0パターンの書き込み開始
タイミングは、図3に示すように、エラー履歴情報位置
制御回路8内の逆算カウンタa85〜d88の初期値に
対応するように予め設定されており、セレクタ84にて
いずれかの逆算カウンタa85〜d88の出力を選択す
ることにより、書き込み開始位置が決定される。
【0031】オール0パターンの書き込み処理について
説明する。まず、パターン検出回路5にて前回のエラー
履歴情報が記録されているオール0領域を検出した時の
加算カウンタ81のカウンタ値を初期値としてレジスタ
82に記憶しておく。次いで、記憶されたレジスタ82
の内容に応じて、セレクタ84が、逆算カウンタa85
〜d88を選択して、次にエラー履歴情報の書き込み開
始位置を設定する。
【0032】セレクタ84が参照するレジスタ82に保
持されているカウンタ値は、逆算カウンタa85〜d8
8の初期値のいずれかに相当し、セレクタ84はレジス
タ82のカウント値に該当する逆算カウンタの隣のカウ
ンタを選択することになる。例えば、レジスタ82の値
が逆算カウンタa85に相当する場合、セレクタ84は
逆算カウンタb86を選択し、逆算カウンタb86に相
当する場合はc87、c87の場合はd88、d88に
相当する場合はa85というように、セレクタ84は、
レジスタ82の値、すなわち全トラックオール0パター
ンを検出した値に対応する逆算カウンタの隣の逆算カウ
ンタで設定されている領域にオール0パターンを書き込
むことになる。
【0033】磁気テープ媒体9のイジェクト時、パター
ン書き込み回路6は、まずDID逆算カウンタ83の有
するカウント値を参照して、前回書き込まれたオール0
領域をデンシティIDマークによって上書きし消去す
る。次いで、一旦磁気テープ媒体9の始端に戻り、セレ
クタ84から出力される書き込み開始信号のタイミン
グ、すなわちセレクタ84が選択したいずれかの逆算カ
ウンタの書き込み開始タイミングで、新たに更新された
エラー履歴情報をオール0領域として書き込む。これに
より、前回記録時のオール0領域はデンシティID領域
となり、今回新たに書き込まれるオール0領域は前回と
違う位置から書き込まれることになる。
【0034】本実施例の場合、逆算カウンタa85の書
き込み開始タイミングに相当するオール0領域の位置
は、磁気テープ媒体9の始端のデンシティID領域91
1のパターンが開始してから100mmの位置とするの
で、逆算カウンタa85の書き込み開始信号のタイミン
グは0.05s、次いでb86が0.06s、c87が
0.07s、d88が0.08sとして設定する(但
し、磁気テープ媒体9の走行速度を2m/sとする)。
また、この場合の各オール0領域書き込み開始位置間の
間隔は、20mmとする。
【0035】尚、検出されたエラー履歴情報、すなわち
オール0パターンの長さによって認識されるエラー発生
状況を、マイクロプロセッサ2で予め設定しているしき
い値と比較し、その比較結果によって当該磁気テープ媒
体の継続使用可能か否かの判断がなされる。尚、かかる
判断処理の流れについては、特願2000−5456公
報に詳述されているので、ここでの説明は割愛する。
【0036】上述したように、エラー履歴情報として書
き込むオール0パターンの書き込み位置は、セレクタ8
4の選択により、逆算カウンタa85〜d88に対応し
て順次移動を繰り返し、その結果同一領域への書き込み
頻度を下げることができるので、磁気テープ媒体の特定
領域の劣化を効果的に防止することができる。また、エ
ラー履歴情報の書き込みは制御コード領域91内で行わ
れているため、ユーザデータ領域に影響を与えることな
い。また、エラー履歴情報によって磁気テープ媒体の品
質状況を好適に管理することができるので、ユーザデー
タの損失を防止できるという効果がある。
【0037】次に、本発明の第2の実施形態について図
4を参照して説明する。図4は、本発明に係る第2の実
施形態の磁気テープ装置10の構成を示すブロック図で
ある。図4に示すように、本実施形態の磁気テープ装置
10は、第1の実施形態における逆算カウンタa85〜
d88及びセレクタ84と同様の機能をマイクロプロセ
ッサ2により実行させるようにしたものである。上述し
たもの以外の構成は第1の実施形態のものと同様である
ので、図1の磁気テープ装置と同じ符号を付し、同様の
機能を有するものについてはその説明を省略する。
【0038】第1の実施形態においては、上述した逆算
カウンタa85〜d88及びセレクタ84により、オー
ル0領域を書き込む位置を選定していたが、本実施形態
においては、マイクロプロセッサ2内にあるタイマ23
を用いることによって、書き込み開始タイミングを設定
する。エラー履歴情報位置制御回路8は、加算カウンタ
81と、レジスタ82と、DID逆算カウンタ83を備
える構成である。尚、タイマ23に設定するタイマ値
は、第1の実施形態と同様、テープスピードを2m/s
とすると、最初の位置へは0.05s、2番目の位置へ
は0.06s、3番目の位置へは0.07s、4番目の
位置へは0.08sである。タイマ23からの指示でマ
イクロプロセッサ2は、書き込み開始位置の指示をパタ
ーン書き込み回路6へ出力する。
【0039】本実施形態における処理の流れは、第1の
実施形態とほぼ同様である。まず、テープドライブ7へ
磁気テープ媒体9がセットされると、まずパターン検出
回路5により検出したパターンは、マーク検出回路3に
て各種マークとして認識され、各パターンに対応するマ
ーク検出フラグがマイクロプロセッサ2に送られて、検
出したマークの組み合わせが規格通りのフォーマットで
あるか否かの検証が行われる。次いで、マーク検出回路
3にてデンシティIDを検出した後、オール0領域、す
なわちエラー履歴情報を認識する。
【0040】読み込んだエラー履歴情報はオール0パタ
ーンの長さ情報としてマイクロプロセッサ2内のメモリ
24に格納される。その後、通常の記録再生処理が行わ
れ、当該記録再生時に発生したエラー情報によってエラ
ー履歴情報を更新する。ここで更新されたエラー履歴情
報は、磁気テープ媒体9がイジェクトされる前に磁気テ
ープ媒体9に書き込まれる。
【0041】磁気テープ装置10は一方で、エラー履歴
情報が記録されているオール0領域を検出した時の加算
カウンタ81のカウンタ値を初期値としてレジスタ82
で記憶しておく。次いで、記憶されたレジスタ82の内
容により、タイマ23にセットしたタイマ値によって、
オール0パターンの書き込み開始タイミングを設定して
おく。例えば、1番目の位置にオール0領域が検出され
た場合は2番目の位置というように、書き込み時ごとに
書き込み位置をずらしていくようにする。
【0042】磁気テープ媒体9のイジェクト時、まずD
ID逆算カウンタ83のカウント値により、前回記録し
たオール0領域をデンシティIDマークによって上書き
し消去する。次いで、一旦磁気テープ媒体9の始端に戻
り、タイマ23から出力される書き込み開始信号のタイ
ミングで、更新されたエラー履歴情報をオール0領域と
して書き込む。尚、このオール0パターンの書き込み
は、第1の実施形態と同様、前回書き込み時のオール0
領域とは異なる位置に書き込まれることになる。
【0043】上述したように、逆算カウンタa85〜d
88、セレクタ84によってなされるオール0領域の書
き込み開始タイミングの設定を、マイクロプロセッサ2
によって処理することによっても、オール0領域の書き
込み位置を移動させることができる。従って、第1の実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0044】尚、上述した実施形態においてはオール0
領域を4カ所設けることとしているが、これに限定され
るものではない。また、本実施形態では、オール0パタ
ーンの長さを検出することとしているが、ある決まった
長さのオール0パターンの個数を検出する手段を設け、
その個数を検出するようにしても上記実施形態と同様の
効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の磁
気テープ装置によれば、エラー履歴情報として書き込む
オール0領域は、逆算カウンタに対応して順次移動を繰
り返し、その結果同一領域への書き込み頻度を下げるこ
とができるので、磁気テープ媒体の特定箇所の劣化を効
果的に防止することができる。また、エラー履歴情報の
書き込みは制御コード領域内で行われているため、ユー
ザデータ領域に影響を与えることはない。また、エラー
履歴情報により、磁気テープ媒体の品質状況を好適に管
理することができるので、ユーザデータの損失を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の磁気テープ装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】磁気テープ媒体の9始端のテープフォーマット
を示す図である。
【図3】オール0パターンの書き込み開始位置を示す図
である。
【図4】本発明に係る第2の実施形態の磁気テープ装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 上位装置 2 マイクロプロセッサ 21 レジスタ 22 演算器 23 タイマ 24 メモリ 3 マーク検出回路 31 デンシティID検出回路 32 インタブロックギャップ検出回路 33 全トラックオール0検出回路 5 パターン検出回路 6 パターン書き込み回路 7 テープドライブ 8 エラー履歴情報位置制御回路 81 加算カウンタ 82 レジスタ 83 DID逆算カウンタ 84 セレクタ 85 逆算カウンタa 86 逆算カウンタb 87 逆算カウンタc 88 逆算カウンタd 9 磁気テープ媒体 91 制御コード領域 92 ユーザデータ領域 911 デンシティID領域 912 ブランク領域 913 IDセパレータ 921 インターブロックギャップ 922 ユーザデータ 10 磁気テープ装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御コード領域と、ユーザデータ領域と
    からなる磁気テープ媒体にデータの記録再生を行う磁気
    テープ装置において、前記制御コード領域に前記磁気テ
    ープ媒体への情報データの記録再生時に発生したエラー
    履歴情報を記録する手段と、前記コード領域に既に記録
    されているエラー履歴情報の記録位置を検出するエラー
    履歴情報記録位置検出手段と、前回のエラー履歴情報を
    消去して前回のエラー履歴情報の記録位置と異なる位置
    に新たにエラー履歴情報を記録するエラー履歴情報記録
    位置制御手段と、を備えることを特徴とする磁気テープ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気テープ装置におい
    て、前記エラー履歴情報をブランク領域として記録する
    ことを特徴とする磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁気テープ装置におい
    て、前記ブランク領域に記録したエラーパターンの長さ
    が前記磁気テープ媒体への情報データの記録再生時に発
    生したエラー数に対応することを特徴とする磁気テープ
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の磁気テープ装置におい
    て、前記ブランク領域に記録したエラーパターンの数が
    前記磁気テープ媒体への情報データの記録再生時に発生
    したエラー数に対応することを特徴とする磁気テープ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の磁気
    テープ装置において、前記コード領域がデンシティID
    領域と、前記エラー履歴情報としてのブランク領域と、
    IDセパレータとからなり、前記エラー履歴情報を前記
    デンシティID領域で前記ブランク領域を上書きするこ
    とで消去することを特徴とする磁気テープ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の磁気
    テープ装置において、前記エラー履歴情報記録位置制御
    手段が、前記エラー履歴情報記録位置検出手段の検出し
    た記録位置を保持するレジスタと、前記デンシティID
    領域によるエラー履歴情報の上書き開始位置を前記レジ
    スタの値から決定する第1逆算カウンタと、所定のエラ
    ー履歴情報記録開始位置を決定する複数の第2逆算カウ
    ンタと、前記レジスタの値に基づいて前回のエラー履歴
    情報記録位置と異なるエラー履歴情報記録位置を前記第
    2逆算カウンタの出力を選択することによって決定する
    セレクタと、を備えることを特徴とする磁気テープ装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の磁気
    テープ装置において、当該磁気テープ装置の各動作を制
    御するマイクロプロセッサを備え、前記エラー履歴情報
    記録位置制御手段における前記エラー履歴情報記録開始
    位置の決定を前記マイクロプロセッサによって行うこと
    を特徴とする磁気テープ装置。
  8. 【請求項8】 前記エラーパターンがオール0パターン
    であることを特徴とする請求項3又は4に記載の磁気テ
    ープ装置。
  9. 【請求項9】 前記デンシティID領域が、トーンパタ
    ーンを記録したトラックと、オール0パターンを記録し
    たトラックを含むことを特徴とする請求項8に記載の磁
    気テープ装置。
  10. 【請求項10】 前記磁気テープ媒体が1/2インチ幅
    の媒体であり、当該媒体が18トラックまたは36トラ
    ックを含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか
    に記載の磁気テープ装置。
JP2000314148A 2000-10-13 2000-10-13 磁気テープ装置 Pending JP2002124039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000314148A JP2002124039A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 磁気テープ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000314148A JP2002124039A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 磁気テープ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002124039A true JP2002124039A (ja) 2002-04-26

Family

ID=18793452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000314148A Pending JP2002124039A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 磁気テープ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002124039A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4148812B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2798327B2 (ja) データ処理装置を制御する方法
JP2004273060A (ja) 磁気ディスク装置
KR20040070169A (ko) 동기화된 데이터의 자기 테이프로의 기록
JP5172960B2 (ja) テープ媒体にデータを書き込む装置及び方法
JP2006244568A (ja) ライト電流制御チップ及び当該ライト電流制御チップを用いた磁気ディスク装置
KR100546404B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 데이터 기록 방법, 이에 적합한기록 장치 및 기록 매체
JP5065203B2 (ja) データのフォーマットを変換する装置及び方法
JP2009205753A (ja) 磁気ディスク装置及びデータ記憶方法
KR100603156B1 (ko) 테이프카세트를사용하는기록및재생장치
JP2755370B2 (ja) 周辺記憶システム及びデータ処理システムの制御方法
JP2006107720A (ja) データ記憶装置およびデータ記憶方法
KR100446296B1 (ko) 자기 저항 헤드의 독출 및 기록 오프셋에 대한 최적의독출 타이밍을 생성시키기 위한 방법 및 장치
JP2002124039A (ja) 磁気テープ装置
JP4016612B2 (ja) ディスク記録方法及びディスク装置
JP3272926B2 (ja) 情報蓄積制御装置
JP2001195841A (ja) 磁気テープ装置
JP2002042303A (ja) 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置のエラー処理方法
JPH09320207A (ja) 情報記録再生装置
JP2787839B2 (ja) ディジタル録音装置
JP2001014604A (ja) データ書込方式
JP3795539B2 (ja) 情報再生装置の情報再生方法
GB2419223A (en) Cleaning read/write heads of a magnetic tape recording system
JP2000163708A (ja) データ記録再生装置
JP2000285407A (ja) 磁気テープのギャップずれ補正方法及び補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040803