JP2002123865A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2002123865A
JP2002123865A JP2000316706A JP2000316706A JP2002123865A JP 2002123865 A JP2002123865 A JP 2002123865A JP 2000316706 A JP2000316706 A JP 2000316706A JP 2000316706 A JP2000316706 A JP 2000316706A JP 2002123865 A JP2002123865 A JP 2002123865A
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column
latch
cylindrical
discharge
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JP2000316706A
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Hiromi Fujii
裕巳 藤井
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】角形のペットボトルのような断面が角形の筒状
商品を販売するときであってもその詰りを防止して常に
円滑に排出させることができる自動販売機を提供する。 【解決手段】投入レールを断面角形のペットボトルに対
応する位置に移動し、この投入レールを介してコラム内
にペットボトルが投入されて収納されたときには、その
投入レールに連動して可動レール26が排出器ユニット
24に向かって斜め下方に傾斜する状態に動作し、コラ
ムからペットボトルが排出路27内に導入されたとき
に、その傾斜する可動レール26でペットボトルがその
側辺が水平と垂直の方向を向く正位の姿勢に整えられ、
このペットボトルがラッチ29の上に落下したときにこ
れがラッチ29の水平部29aで支持されてその正位の
姿勢が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ジュースやコー
ヒー等の飲料入りの缶、瓶、ペットボトル等の筒状商品
を順次1個ずつ排出して販売する自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】缶、瓶、ペットボトル等の筒状商品を販
売する自動販売機においては、その筐体内に商品収納装
置として例えばサーペンタイン形のコラムが前後左右に
配列するように設けられ、こられコラム内に所定の筒状
商品が積層して収納されている。
【0003】そして各コラムの下部に商品排出機構が設
けられ、これら商品排出機構により各コラム内の筒状商
品がその最下層のものから順次1個ずつ排出されるよう
になっている。
【0004】筐体内にはコラムが前後方向に複数列に配
列されているが、その最前列のコラムより奥方側に配列
するコラムに対しては、筐体内の上部にそれぞれ商品投
入機構として投入レールが設けられ、これら投入レール
を介して筐体の前方側からその奥方側の各コラムに対し
て筒状商品を投入する。
【0005】投入レールは移動可能に設けられ、コラム
内に収納する筒状商品の外径の大きさや形状に応じてそ
の位置を変換させるようになっている。投入レールは連
動機構を介してコラムの下部の商品排出機構と連結され
ており、投入レールの位置を変換したときには、これに
応じてコラムの下部の商品排出機構がその筒状商品に適
応する形態に変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コラム内に収納して販
売する筒状商品は、断面が円形の太径や細径の缶、ある
いはペットボトルであり、このような断面が円形の筒状
商品にあっては、商品排出機構を円滑に通過させて排出
させることができるが、近年においては、断面が円形の
ペットボトルに加え、断面が角形のペットボトルが出現
しており、このような角形のペットボトルの場合、その
断面の向きによっては商品排出機構内に引っ掛かって詰
まってしまうことがある。
【0007】商品排出機構内に商品が詰まったときに
は、自動販売機のサービスマンが筐体内の奥方に手を差
し込み、手探りでその商品の姿勢を変えたり取り出さな
ければならず、またその取り出しが困難なときには、筐
体内のコラムを分解しなければならなくなる。
【0008】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、断面が角形の筒状
商品を販売するときであってもその詰りを防止して常に
円滑に排出させることができる自動販売機を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、コラム内の筒状商
品を1個ずつ排出させる商品排出機構を具備し、この商
品排出機構は、側面に突没可能な商品支持用のラッチを
有する排出器ユニットと、この排出器ユニットの側面と
対向し、その対向間で商品排出路を構成する排出幅調整
板と、この調整板の上方に隣接して設けられた可動レー
ルとを備え、前記排出器ユニットのラッチは商品の支持
時に水平に配置する水平部を有し、コラム内に断面角形
の筒状商品が収納されたときには前記可動レールが排出
器ユニットに向かって斜め下方に傾斜する状態に動作
し、コラムから角形の筒状商品が排出路内に導入された
ときに、その傾斜する可動レールで角形の筒状商品の隣
接する側辺が水平と垂直の方向を向く正位の姿勢に整え
られ、この筒状商品が前記ラッチの上に落下したときに
これがラッチの水平部で支持されてその正位の姿勢が保
持されることを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、缶、瓶、
ペットボトル等の筒状商品を収納するコラムと、このコ
ラム内への筒状商品の投入案内用であってその筒状商品
の種別に応じて移動操作される商品投入機構と、コラム
の下部に設けられ、そのコラム内の筒状商品を1個ずつ
排出させる商品排出機構とを具備し、前記商品排出機構
は、側面に突没可能な商品支持用のラッチを有する排出
器ユニットと、この排出器ユニットの側面と対向し、そ
の対向間で商品排出路を構成する排出幅調整板と、この
調整板の上方に隣接して設けられた可動レールとを備
え、前記排出器ユニットのラッチは商品の支持時に水平
に配置する水平部を有し、前記排出幅調整板および可動
レールは前記商品投入機構に連動して動作し、商品投入
機構を介してコラム内に細径の筒状商品が投入されて収
納されたときには、その商品投入機構に連動して排出幅
調整板が排出器ユニットに接近する方向に移動して排出
幅調整板と排出器ユニットとの間の商品排出路の幅が細
径の筒状商品に対応する幅に調整されると共に、その商
品排出路内にコラムから筒状商品が導入され、その最下
層の商品が前記ラッチにより支持され、商品投入機構を
介してコラム内に太径の筒状商品が投入されて収納され
たときには、その商品投入機構に連動して排出幅調整板
が排出器ユニットから離間する方向に移動して排出幅調
整板と排出器ユニットとの間の商品排出路の幅が太径の
筒状商品に対応する幅に調整されると共に、その商品排
出路内にコラムから筒状商品が導入され、その最下層の
商品が前記ラッチにより支持され、商品投入機構を介し
てコラム内に断面角形の筒状商品が投入されて収納され
たときには、その商品投入機構に連動して可動レールが
排出器ユニットに向かって斜め下方に傾斜する状態に動
作し、コラムから角形の筒状商品が排出路内に導入され
たときに、その傾斜する可動レールで角形の筒状商品の
隣接する側辺が水平と垂直の方向を向く正位の姿勢に整
えられ、この筒状商品が前記ラッチの上に落下したとき
にこれがラッチの水平部で支持されてその正位の姿勢が
保持されることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0012】図1には自動販売機の正面図を示してあ
り、この自動販売機は前面が開口した筐体1と、この筐
体1の前面に設けられた開閉扉2とを備え、開閉扉2の
下部に販売口3が形成されている。
【0013】筐体1内には、図2に示すように、商品収
納用の例えばサーペンタイン形のコラム5がその前後方
向に複数列に設けられている。図2には、その最後列の
コラム5aに対する商品投入機構6およびこれに連動す
る商品排出機構7の構成を示してある。
【0014】コラム5,5aは筐体1の左右側に相対向
して配置された一対の側板10間に設けられ、その一対
の側板10間の上部に商品投入機構6として筐体1の前
方から後方に向かって斜め下方に緩やかに傾斜する投入
レール11が設けられ、この投入レール11を介して筐
体1の前面側から奥方のコラム5a内に筒状商品を投入
して収納することができるようになっている。
【0015】この投入レール11は前端縁および中間部
にそれぞれピン12,13を有し、中間部のピン13が
側板10に形成された斜めに傾斜するガイド溝14内に
挿入され、前端縁のピン12が側板10に形成された切
換用三段溝15内に挿入されている。
【0016】切換用三段溝15は筐体1の前後方向に並
ぶ第1、第2、第3の3つの溝部15a,15b,15
cを有し、ピン12を第1の溝部15a内に位置させた
ときには、投入レール11が筐体1の最も奥方側に配置
してコラム5a内に細径の缶を投入するのに適合する細
缶設定状態となり、ピン12を第1の溝部15aから第
2の溝部15b内に移行させたときには、投入レール1
1が筐体1の前方側にやや移動してコラム5a内に太径
の缶を投入するのに適合する太缶設定状態となり、ピン
12を第3の溝部15c内に移行させたときには、投入
レール11がさらに筐体1の前方側に移動し、かつその
傾斜角度がより大きくなってコラム5a内に角形のペッ
トボトルを投入するのに適合する角ペット設定状態とな
るように構成されている。
【0017】側板10の上部奥方には回動板18がピン
19を介して回動自在に取り付けられ、この回動板18
と前記投入レール11の中間部のピン13との間に連動
杆20が架設されている。この連動杆20の一端部は前
記ピン13に回動自在に結合され、他端部は前記回動板
18にピン21を介して回動自在に結合され、投入レー
ル11が筐体1の前後方向に移動したときに、これに連
動して回動板18がピン19を支点に回動するようにな
っている。
【0018】コラム5aの下部に設けられた商品排出機
構7は、排出器ユニット24と、この排出器ユニット2
4の側面に対向して設けられた排出幅調整板25と、こ
の調整板25の上方に設けられた可動レール26とで構
成され、排出器ユニット24と排出幅調整板25との対
向間が商品の排出路27となっている。
【0019】排出器ユニット24は側面に上下に位置し
て一対の商品支持用のラッチ28,29を有し、これら
ラッチ28,29が排出器ユニット24の側面に対して
交互に突没するようになっている。そして下側のラッチ
29は排出器ユニット24の側面から突出して商品を支
持するときに水平に配置する水平部29aを有してい
る。
【0020】排出幅調整板25は上部および下部にそれ
ぞれピン32,33を有し、これらピン32,33が側
板10に形成されたクランク状のガイド溝34,35内
に挿入されている。
【0021】クランク状のガイド溝34,35は、図3
に示すように、ほぼ垂直に延びる第1の溝部34a,3
5aと、この第1の溝部34a,35aの上部から排出
器ユニット24の反対側の上方に傾斜して延びる第2の
溝部34b,35bと、この第2の溝部34b,35b
の上部からその上方にほぼ垂直に延びる第3の溝部34
c,35cとで構成されている。
【0022】可動レール26は、上端部にピン37を有
し、このピン37が側板10に挿入され、このピン37
を介してほぼ垂直に垂下するように側板10に対して回
動自在に支持されている。
【0023】排出幅調整板25と前記回動板18は連結
杆38により連結されている。この連結杆38の一端部
は調整板25に設けられたピン32に回動自在に結合さ
れ、他端部は回動板18に設けられたピン39に回動自
在に結合されている。そして回動板18の回動に応じて
排出幅調整板25がカイド溝34,35に沿って移動す
るようになっている。
【0024】筐体1の前面には、図4に示すように、開
閉扉2の内側に位置して断熱材からなる内扉42が設け
られ、この内扉42の下部に開閉扉2の販売口3と対向
して排出口43が形成され、これら排出口43に第1お
よび第2の内扉フラッパー44,45が設けられてい
る。
【0025】これら内扉フラッパー44,45は、その
上端縁に設けられたピン46を介して筐体1の前後方向
に回動自在に取り付けられてほぼ垂直に垂下するように
支持されている。
【0026】第1の内扉フラッパー44はその下端縁が
排出口43の下部に形成された段部43aに当接し、こ
の当接で前方への回動のみが許容され内扉42の奥方側
への回動が阻止されている。
【0027】また、第1の内扉フラッパー44の後部側
に設けられた第2の内扉フラッパー45はその前後方向
への回動が許容されている。そして図5に示すように、
第2の内扉フラッパー45の両側縁および下端縁と排出
口43の両側縁および下端縁との間の隙間a,bはごく
小さな寸法となっている。
【0028】各コラム5,5aの下方には、排出口43
に向かって斜め下方に傾斜するシュート48が設けら
れ、コラム5,5aから排出された筒状商品がこのシュ
ート48を介して排出口43に向かって送り出されるよ
うになっている。
【0029】次に、この自動販売機の作用について説明
する。
【0030】コラム5a内に筒状商品として細径の缶を
収納して販売するときには、投入レール11のピン12
を三段溝15の第1の溝部15a内に配置させる。この
ときには、図3(A)に示すように、排出幅調整板25
のピン32,33はクランク状のガイド溝34,35の
第1の溝部34a,35a内に配置し、調整板25と排
出器ユニット24の側面との間の排出路27の幅が細径
の缶に対応する狭い幅に保持されている。
【0031】この状態のもとで、筐体1の前面側から投
入レール11を介してコラム5a内に順次細径の缶を投
入して収納する。コラム5a内に投入された最下層の缶
はコラム5aから商品排出機構6の排出路27内に導入
され、下側のラッチ29により支持される。そして最下
層の次の缶は上側のラッチ28により支持され、この缶
の上に後続の缶が積層される。
【0032】この状態のもとで、所定の販売信号が投入
されると、下側のラッチ29が排出器ユニット24の内
側に没入し、この没入で最下層の缶がその下方に自重で
落下して排出され、この後、下側のラッチ29が突出す
るとともに、上側のラッチ28が没入し、このラッチ2
8の没入で次層の缶が下方に移動して下側のラッチ29
に係止される。次層の缶が下方に移動したのちには上側
のラッチ28が突出し、このラッチ28の突出で次層の
缶が係止される。
【0033】このように、ラッチ28,29が交互に突
没することにより、コラム5a内の細径の缶が順次1個
ずつ排出される。この際、排出器ユニット24と調整板
25との間の間隔は細径の缶に対応する幅に設定されて
おり、したがってその細径の缶を円滑に排出させること
ができる。
【0034】コラム5a内に筒状商品として太径の缶を
収納して販売するときには、投入レール11を前方側に
移動してピン12を三段溝15の第2の溝部15b内に
配置させる。投入レール11を前方側に移動させると、
この動作が連動杆20を介して回動板18に伝わり、回
動板18がピン19を支点に図中反時計方向に回動す
る。
【0035】そして回動板18の半時計方向の回動で連
結杆38を介して排出幅調整板25が上方に引き上げら
れ、図3(B)に示すように、調整板25と一体のピン
32,33がクランク状のガイド溝34,35の第1の
溝部34a,35aから傾斜状の第2の溝部34b,3
5bの上部に移行し、調整板25が排出器ユニット24
から離間する方向に平行移動し、排出器ユニット24と
調整板25との間の排出路27の幅が太径の缶に対応す
る広い幅に保持される。
【0036】この状態のもとで、筐体1の前面側から投
入レール11を介してコラム5a内に順次太径の缶を投
入して収納する。コラム5a内に投入された最下層の缶
はコラムから商品排出機構6の排出路27内に導入さ
れ、下側のラッチ29により支持される。そして最下層
の次の缶は上側のラッチ28により支持され、この缶の
上に後続の缶が積層される。
【0037】この状態のもとで、所定の販売信号が投入
されると、下側のラッチ29が排出器ユニット24の内
側に没入し、この没入で最下層の缶がその下方に自重で
落下して排出され、この後、下側のラッチ29が突出す
るとともに、上側のラッチ28が没入し、このラッチ2
8の没入で次層の缶が下方に移動して下側のラッチ29
に係止される。次層の缶が下方に移動したのちには上側
のラッチ28が突出し、このラッチ28の突出で次層の
缶が係止される。
【0038】このように、ラッチ28,29が交互に突
没することにより、コラム5a内の太径の缶が順次1個
ずつ排出される。この際、排出器ユニット24と調整板
25との間の間隔は太径の缶に対応する幅に設定されて
おり、したがってその太径の缶を円滑に排出させること
ができる。
【0039】コラム5a内に筒状商品として角形のペッ
トボトルを収納して販売するときには、投入レール11
をさらに前方側に移動してピン12を三段溝15の第3
の溝部15c内に配置させる。ピン12を第3の溝部1
5c内に配置させたときには、投入レール11が細径や
太径の缶の場合よりも大きな角度で傾斜し、これにより
角形のペットボトルであってもコラム5aに向けて的確
に送り込むことができる。
【0040】ピン12を第3の溝部15c内に移行させ
て投入レール11を前方側に移動させたときには、回動
板18がピン19を支点に図中反時計方向にさらに回動
し、この動作で図3(C)に示すように排出幅調整板2
5のピン32,33が調整板25と一体にガイド溝3
4,35の第3の溝部34c,35cに沿って上昇す
る。
【0041】そして調整板25の上昇に伴ってこの調整
板25が可動レール26の外側に入り込み、この動作で
可動レール26がピン37を支点に内側つまり排出器ユ
ニットの配置側に回動して傾斜する。
【0042】この状態のもとで、筐体1の前面側から投
入レール11を介してコラム5a内に順次角形のペット
ボトルを投入して収納する。コラム5a内に投入された
最下層のペットボトルはコラム5aから排出路27内に
導入され、ラッチ29により支持される。そして最下層
の次のペットボトルがラッチ28により支持され、この
ペットボトルの上に後続のペットボトルが積層される。
【0043】この状態のもとで、所定の販売信号が投入
されると、下側のラッチ29が排出器ユニット24の内
側に没入し、この没入で最下層のペットボトルがその下
方に自重で落下して排出され、この後、下側のラッチ2
9が突出するとともに、上側のラッチ28が没入し、こ
のラッチ28の没入で次層のペットボトルが下方に移動
して下側のラッチ29に係止される。次層のペットボト
ルが下方に移動したのちには上側のラッチ28が突出
し、このラッチ28の突出で次層のペットボトルが係止
される。
【0044】コラム5aからペットボトルが排出路27
内に導入される際には、可動レール37によりペットボ
トルの姿勢が整えられる。すなわち、可動レール26は
排出器ユニット24と対向してその下端側を排出器ユニ
ット24に漸次接近させるように傾斜しており、このた
めコラム5aから導出されたペットボトルが、図3
(C)に鎖線aで示すように、その角形の断面の一方
の対角線を水平方向に向ける姿勢(以下、ひし形姿勢と
いう)のときに、その角部が可動レール26に当たって
ペットボトルが軸回り方向に回動し、鎖線aで示すよ
うに断面の互いに隣接する側辺を水平と垂直の方向に向
ける姿勢(以下、正位姿勢という)に変る。
【0045】この正位姿勢でペットボトルはラッチ28
により支持される。そしてこのラッチ28が没入したと
きには、ペットボトルが正位姿勢のまま下方に落下して
下側のラッチ29により支持される。ここで、下側のラ
ッチ29は水平に延びる水平部29aを有しており、こ
のため落下したペットボトルは実線aで示すようにそ
の水平部29aにより正位姿勢を保ったまま支持され
る。
【0046】ペットボトルが落下して下側のラッチ29
で支持されるときに、そのペットボトルがひし形姿勢で
支持されると、調整板25と排出器ユニット24との間
にそのペットボトルが挟まれて詰まってしまうが、この
発明においては、下側のラッチ29に水平部29aが設
けられ、この水平部29aを介してペットボトルが正位
姿勢の状態で支持され、したがってその詰りが防止され
る。そして下側のラッチ29が没入したときにそのペッ
トボトルが円滑にその下方に排出される。
【0047】各コラム5,5aから排出された筒状商品
は図4に示すシュート48の上に落下し、このシュート
48から排出口43を通して販売口2内に送り出され
る。筒状商品が排出口43を通過する際には、第1およ
び第2の内扉フラッパー44,45がその筒状商品に押
されてそれぞれ前方側に回動し、これにより筒状商品の
通過が可能となる。そして販売口2内に送り出された筒
状商品をその販売口2の前面側から自動販売機の利用者
が手を差込んで取り出す。
【0048】ところで、販売口2内に不正に手を差し込
み、排出口43から筐体1内にまで腕を延ばしてコラム
5内の筒状商品を盗み取るようないたずらが行なわれる
ことがある。
【0049】しかしながらこの実施形態の自動販売機に
おいては、販売口2内に手を差し込み、第1の内扉フラ
ッパー44を手前側に回動し、第2の内扉フラッパー4
5を奥方側に押し込んで回動し、筐体1内の筒状商品を
不正に抜き取ろうとしたときに、その奥方側に押し込ん
で回動させた第2の内扉フラッパー45がコラム2の下
面を覆い塞ぐかたちとなり、このためコラム5から筒状
商品を抜き取ることが困難となり、その盗み取りを防止
することができる。
【0050】また、第1の内扉フラッパー44を手前側
に回動し、さらに第2の内側フラッパー45も手前側に
回動しようとしたときには、その第2の内扉フラッパー
45の両側縁および下端縁と排出口43の両側縁および
下端縁との間の隙間が狭く、このためその隙間に指先を
差し込んで第2の内扉フラッパー45を手前側に回動し
ようとしてもそれが困難で筐体1内へ腕を差し込むこと
ができず、したがってコラム5内の筒状商品の盗み取り
を防止することができる。
【0051】また、商品排出機構7の排出路27内に導
入されている最下層の筒状商品はラッチ29の水平部2
9aの上に配置しており、つまり筒状商品の下側にラッ
チ29の水平部29aが延び出ており、このためその筒
状商品を下方に引き抜くことができず、より一層その盗
み取りを確実に防止することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
角形ペットボトルのような断面が角形の筒状商品を販売
するときであってもその詰りを防止して常に円滑に排出
させることができ、したがって筐体内の奥方に手を差し
込んで手探りで商品の姿勢を変えたり取り出すような作
業が不要となってその管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る自動販売機の正面
図。
【図2】その自動販売機内の構造を示す側面図。
【図3】その自動販売機の作用を説明するための側面
図。
【図4】その自動販売機の商品送り出し部分の側面構造
を示す断面図。
【図5】その商品送り出し部分の正面構造を示す正面
図。
【符号の説明】
1…筐体 5…コラム 6…商品投入機構 7…商品排出機構 15…切換用三段溝 18…回動板 20…連動杆 24…排出器ユニット 25…排出幅調整板 26…可動レール 27…排出路 29…ラッチ 29a…水平部 34,35…ガイド溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コラム内の筒状商品を1個ずつ排出させる
    商品排出機構を具備し、この商品排出機構は、側面に突
    没可能な商品支持用のラッチを有する排出器ユニット
    と、この排出器ユニットの側面と対向し、その対向間で
    商品排出路を構成する排出幅調整板と、この調整板の上
    方に隣接して設けられた可動レールとを備え、 前記排出器ユニットのラッチは商品の支持時に水平に配
    置する水平部を有し、コラム内に断面角形の筒状商品が
    収納されたときには前記可動レールが排出器ユニットに
    向かって斜め下方に傾斜する状態に動作し、コラムから
    角形の筒状商品が排出路内に導入されたときに、その傾
    斜する可動レールで角形の筒状商品の隣接する側辺が水
    平と垂直の方向を向く正位の姿勢に整えられ、この筒状
    商品が前記ラッチの上に落下したときにこれがラッチの
    水平部で支持されてその正位の姿勢が保持されることを
    特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】缶、瓶、ペットボトル等の筒状商品を収納
    するコラムと、このコラム内への筒状商品の投入案内用
    であってその筒状商品の種別に応じて移動操作される商
    品投入機構と、コラムの下部に設けられ、そのコラム内
    の筒状商品を1個ずつ排出させる商品排出機構とを具備
    し、 前記商品排出機構は、側面に突没可能な商品支持用のラ
    ッチを有する排出器ユニットと、この排出器ユニットの
    側面と対向し、その対向間で商品排出路を構成する排出
    幅調整板と、この調整板の上方に隣接して設けられた可
    動レールとを備え、 前記排出器ユニットのラッチは商品の支持時に水平に配
    置する水平部を有し、前記排出幅調整板および可動レー
    ルは前記商品投入機構に連動して動作し、商品投入機構
    を介してコラム内に細径の筒状商品が投入されて収納さ
    れたときには、その商品投入機構に連動して排出幅調整
    板が排出器ユニットに接近する方向に移動して排出幅調
    整板と排出器ユニットとの間の商品排出路の幅が細径の
    筒状商品に対応する幅に調整されると共に、その商品排
    出路内にコラムから筒状商品が導入され、その最下層の
    商品が前記ラッチにより支持され、商品投入機構を介し
    てコラム内に太径の筒状商品が投入されて収納されたと
    きには、その商品投入機構に連動して排出幅調整板が排
    出器ユニットから離間する方向に移動して排出幅調整板
    と排出器ユニットとの間の商品排出路の幅が太径の筒状
    商品に対応する幅に調整されると共に、その商品排出路
    内にコラムから筒状商品が導入され、その最下層の商品
    が前記ラッチにより支持され、商品投入機構を介してコ
    ラム内に断面角形の筒状商品が投入されて収納されたと
    きには、その商品投入機構に連動して可動レールが排出
    器ユニットに向かって斜め下方に傾斜する状態に動作
    し、コラムから角形の筒状商品が排出路内に導入された
    ときに、その傾斜する可動レールで角形の筒状商品の隣
    接する側辺が水平と垂直の方向を向く正位の姿勢に整え
    られ、この筒状商品が前記ラッチの上に落下したときに
    これがラッチの水平部で支持されてその正位の姿勢が保
    持されることを特徴とする自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015762A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Panasonic Corp 自動販売機
CN112330880A (zh) * 2020-11-09 2021-02-05 威海新北洋数码科技有限公司 货斗和自动售货机

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