JP2002123764A - 契約支援サービス方法、契約支援システム、管理サーバおよびプログラム - Google Patents

契約支援サービス方法、契約支援システム、管理サーバおよびプログラム

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JP2002123764A
JP2002123764A JP2001243786A JP2001243786A JP2002123764A JP 2002123764 A JP2002123764 A JP 2002123764A JP 2001243786 A JP2001243786 A JP 2001243786A JP 2001243786 A JP2001243786 A JP 2001243786A JP 2002123764 A JP2002123764 A JP 2002123764A
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義信 尾形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 契約締結のための手続における契約書の不正
な改竄を防止すると共に、契約の交渉過程を確実に証明
可能とし、契約業務を適切に支援する。 【解決手段】 各契約当事者が契約条項を示す情報に署
名情報を付加するごとに、契約条項を示す情報を記録す
る。また、各契約当事者に契約条項を提示する時点で、
契約条項を示す情報を記録する。契約条項の合意/未合
意や重要度、留意事項、契約当事者に与える不利益の度
合い、などに応じて識別可能な態様で条項を表示する。
一部の契約条項について合意が成立した時点で覚書を作
成し、合意が成立した内容について他の条項に先行して
契約を有効とする。契約条項が変更された場合に、変更
後の条文または変更箇所を、変更前および変更確定後で
それぞれ関連付けて保存する。契約条項の保留が指示さ
れた場合に、各条項ごとの保留期限を決定する。契約内
容などを第三者により証明可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、契約内容の合意
や変更、署名の付加といった、契約に関する手続を電子
的に履行させるための契約支援サービス方法、契約支援
システムに係り、特に、契約業務を適切に支援すること
ができる契約支援サービス方法、契約支援システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、契約を締結するための業務過程で
は、契約内容を記載した契約書面が各契約当事者に提示
され、その内容について個別に説明がなされる場合があ
る。この場合、説明の経過を画一的に証明する方法はな
く、通常では、当事者双方の信頼関係に任されていた。
また、当事者双方がその説明経過を示す文献をコピーし
て保存することにより、説明の経過を証明することもあ
った。特に、重要な契約やその内容修正の協議では、第
三者が立ち会うことにより、経過の証明をより確実なも
のにしようとしていた。
【0003】こうした契約業務における交渉過程では、
契約当事者が契約条項の詳細な部分について変更を加え
るなどしたのち、契約内容に合意する。契約内容の合意
が成立すると、署名捺印が完了していない文書を契約当
事者間で持ち回り、順番に契約書に署名して捺印するこ
とで、契約の締結手続が完了する。例えば、2人の当事
者間で契約を締結する場合、契約書を2通作成し、第1
の署名者(契約当事者)が2通の契約書に署名して捺印
する。こののち、2通の契約書は、第2の署名者(契約
当事者)に郵送等で送付される。契約書の送付を受けた
第2の署名者は、2通の契約書に署名して捺印すると共
に、2通の契約書のうちの1通を、第1の署名者に返送
する。残った1通の契約書は、第2の署名者側で保管さ
れる。
【0004】また、例えばソフトウェアの使用許諾など
を電子的に行う手続が知られている。この手続では、ソ
フトウェアの使用者に対して許諾条項を段階的に説明す
るため、手続をいくつかのステップに分け、最終のステ
ップが完了したことをもって、ひとつの手続を終了させ
て、許諾内容についての合意を成立させるようにしてい
た。
【0005】また、ネットワークを介して電子的に契約
を締結するためのシステムでは、セキュリティ保護の観
点から、暗号技術や認証技術を用いて不正な改竄等を防
止するものが実現されており、新たな提案もなされてい
る。こうしたシステムでは、契約業務において締結が完
了した契約内容を示す契約書の情報や、契約書に記載さ
れる本人の署名となる情報等が、セキュリティ保護の対
象とされ、暗号化やアクセス制限が施されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
契約を締結するための交渉過程における説明の経過等を
証明することが困難であり、留意すべき事項に関する説
明が欠落したり、不十分であったりするために、契約当
事者間で契約内容の解釈に齟齬が生じたり、誤解を招く
ことがあった。また、従来では、締結手続が完了したの
ちの契約書のみが保存されるため、未署名の状態の契約
書や、契約当事者の一部のみが署名した契約書といっ
た、中間の状態にある契約書を保管するには、当事者が
別途にコピーを作成するなどの手間が掛かっていた。
【0007】契約を締結するための手続を電子的に履行
させる場合には、契約条項のうちで同意できない部分に
ついて変更を加えたり、一部の条項についてのみ部分的
な合意を成立させることはできなかった。また、こうし
た手続を電子的に履行する場合、未署名の状態の契約書
や、契約当事者の一部のみが署名した状態の契約書とい
った、中間の状態にある契約書は、セキュリティ保護の
対象となっておらず、適切に保管することができなかっ
た。
【0008】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、契約締結のための手続における不正な改竄を
防止すると共に、契約の交渉過程を確実に証明可能と
し、契約業務を適切に支援することができる契約支援サ
ービス方法、および契約支援システムを、提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る契約支援サービス方法
は、契約支援サービスを提供するサーバが、契約内容を
提示するための画面を端末に表示させ、契約当事者が契
約を締結するための手続を電子的に履行させる方法にお
いて、各契約当事者に対応して設けられた前記端末に対
して、順番に契約内容を提示する画面を表示させ、契約
の合意または署名を実施する旨の指令が入力されるごと
に、署名の実施前と実施後の契約条項を示す情報を、実
施日時と実施者とを特定可能として記憶手段に保存する
ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、署名の実施前と実施後
の契約条項を示す情報を、実施日時と実施者とを特定可
能として記録する。これにより、契約締結のための手続
における契約書の不正な改竄を防止すると共に、契約の
交渉過程を確実に証明することができる。
【0011】また、契約手続中の任意のステップあるい
は時刻で、前記端末における表示内容または契約内容ま
たは合意が成立した契約条項に関する情報を、前記端末
にて指令が入力されたことに応答して、記憶手段に保存
してもよい。
【0012】契約内容を提示するための画面は、各契約
条項または複数の契約条項を単位として合意の有無を表
示する領域を有し、かつ、既に合意された条項のみを表
示もしくは非表示とし、または合意された条項を未合意
の条項とは識別可能な態様で表示することが望ましい。
これにより、契約手続の進行状況をわかりやすく表示す
ることができ、契約業務を適切に支援することができ
る。
【0013】既に合意された条項のみを表示もしくは非
表示とし、または、合意された条項を未合意の条項とは
識別可能な態様で表示するためのデータを構成してもよ
い。
【0014】前記端末に対して、未合意条項の有無もし
くは合意/未合意の条項数、またはそれらの一覧表、お
よび/または契約成立の有無を、契約当事者別に表示さ
せてもよい。
【0015】契約当事者が複数の契約条項を単位とした
合意を可能とする区切りを設定可能とし、また、全ての
契約条項を一括して合意するための設定を可能としても
よい。
【0016】契約手続中の表示内容を示す情報、および
/または契約内容を示す情報、および/または合意が成
立した契約条項を示す情報を、第三者機関により証明可
能として記憶手段に保存することが望ましい。これによ
り、不正な改竄を防止し、契約の交渉過程をより確実に
証明することができる。
【0017】契約内容を提示するための画面は、契約当
事者にとって留意すべき条文、および/または不利益な
条文、および/または重要事項について、契約当事者に
注意を喚起する態様で表示し、かつ、注意を喚起した事
実を示す情報、および/または契約当事者が認諾した事
実を示す情報を、記憶手段に保存してもよい。これによ
り、契約内容について当事者間で齟齬や誤解が生じるこ
とを防止すると共に、契約の交渉過程を確実に証明する
ことができる。
【0018】前記端末にて契約条項を変更する旨の指令
が入力されると、変更した条文または変更箇所を示す情
報を、変更前と変更後で関連付けて記憶手段に保存して
もよい。これにより、契約の交渉過程を確実に証明可能
とし、契約業務を統合的に支援することができる。
【0019】一部の契約条項について先に合意を成立さ
せ、残りの契約条項についての合意を後日成立させるこ
とにより、契約全体を成立させてもよい。また、一部の
契約条項について先に合意が成立した場合に、契約全体
を後に成立させることと、合意内容については有効であ
ることとを記載した覚書を示す情報を作成し、記憶手段
に保存すると共に、覚書の発行を可能としてもよい。こ
れにより、契約業務を適切に支援することができる。
【0020】契約条項ごとに、同じ保留期間、または異
なる保留期間を設定し、前記端末にて入力された契約条
項を保留する旨の指令に応答して、各契約条項を保留可
能としてもよい。
【0021】契約条項に設定された保留期限を経過した
場合に、各契約条項の取扱を予め設定可能とし、各契約
条項の取扱には、契約の自動成立と、契約無効と、契約
条項の差し戻しとが含まれてもよい。
【0022】保留可能な契約条項の数、および/または
保留期間を、契約当事者の信頼度、および/または契約
当事者の実績に基づいて決定してもよい。
【0023】契約条項を保留可能な期間の総合計を予め
設定し、前記端末にて入力された契約条項を保留する旨
の指令に応答して、保留可能な期間の総合計の範囲内
で、契約条項ごとの保留期限を設定可能としてもよい。
【0024】この発明の第2の観点に係る契約支援シス
テムは、契約条項を示す情報を記録する条項記録手段
と、契約当事者が契約を締結するための手続を電子的に
履行させるための管理制御手段と、契約内容を提示する
画面を表示する端末とを備え、前記管理制御手段は、各
契約当事者に対応して設けられた前記端末に対して、順
番に契約内容を提示する画面を表示させ、前記端末にて
契約の合意または署名を実施する旨の指令が入力される
ごとに、署名の実施前と実施後の契約条項を示す情報
を、実施日時と実施者とを特定可能として前記条項記録
手段に記録することを特徴とする。
【0025】前記管理制御手段は、契約手続中の任意の
ステップあるいは時刻で、前記端末にて入力された指令
に応答して、前記端末における表示内容または契約内容
または合意が成立した契約条項に関する情報を、前記条
項記録手段に記録してもよい。
【0026】前記端末は、各契約条項または複数の契約
条項を単位として合意の有無を表示する領域を有する画
面を表示してもよい。
【0027】前記端末は、既に合意された条項のみを表
示もしくは非表示とし、または合意された条項を未合意
の条項とは識別可能な態様で表示してもよい。
【0028】前記管理制御手段は、既に合意された条項
のみを前記端末に表示もしくは非表示とし、または、合
意された条項を未合意の条項とは識別可能な態様で前記
端末に表示させるためのデータを構成してもよい。
【0029】前記端末は、未合意条項の有無もしくは合
意/未合意の条項数、またはそれらの一覧表、および/
または契約成立の有無を、契約当事者別に表示してもよ
い。
【0030】前記管理制御手段は、複数の契約条項を単
位とした合意を可能とする区切りを設定するための情報
と、全ての契約条項を一括して合意するための設定を示
す情報とを記録し、記録している情報に基づいて前記端
末に表示させる画面を規定することにより、複数の契約
条項を単位とする合意、あるいは契約条項全体の一括合
意を可能としてもよい。
【0031】前記管理制御手段は、契約手続中の表示内
容を示す情報、および/または契約内容を示す情報、お
よび/または合意が成立した契約条項を示す情報を、第
三者機関により証明可能として前記条項記録手段に記録
してもよい。
【0032】前記端末は、契約当事者にとって留意すべ
き条文、および/または不利益な条文、および/または
重要事項について、契約当事者に注意を喚起する態様で
表示してもよい。
【0033】前記管理制御手段は、前記端末により契約
当事者の注意を喚起した事実を示す情報、および/また
は契約当事者が認諾した事実を示す情報を、前記条項記
録手段に記録してもよい。
【0034】前記管理制御手段は、前記端末により契約
条項を変更する旨の指令が入力されると、変更した条文
または変更箇所を示す情報を、変更前と変更後で関連付
けて前記条項記録手段に記録してもよい。
【0035】前記管理制御手段は、前記端末から一部の
契約条項について合意が成立した旨の通知を受けると、
契約全体を後に成立させることと、合意内容については
有効であることとを記載した覚書を示す情報を作成し、
前記条項記録手段に記録すると共に、覚書の発行を可能
としてもよい。
【0036】前記管理制御手段は、契約条項ごとに、同
じ保留期間、または異なる保留期間を設定し、前記端末
により入力された契約条項を保留する旨の指令に応答し
て、各契約条項を保留可能としてもよい。
【0037】前記管理制御手段は、各契約条項に設定さ
れた保留期間を経過した場合の取扱を、前記端末により
入力された指令に応じて、契約の自動成立と、契約無効
と、契約条項の差し戻しとのうちから選択して設定して
もよい。
【0038】前記管理制御手段は、保留可能な契約条項
の数、および/または保留期間を、契約当事者の信頼
度、および/または契約当事者の実績に基づいて決定し
てもよい。
【0039】前記管理制御手段は、契約条項を保留可能
な期間の総合計を予め設定し、前記端末により入力され
た契約条項を保留する旨の指令に応答して、保留可能な
期間の総合計の範囲内で、契約条項ごとに任意の保留期
限を設定してもよい。
【0040】この発明の第3の観点に係る管理サーバ
は、各契約当事者に対応して設けられた端末に対して順
番に契約内容を提示する画面を表示させ、契約の合意ま
たは署名を実施する旨の指令が入力されるごとに、署名
の実施前と実施後の契約条項を示す情報を、実施日時と
実施者とを特定可能として記憶手段に保存することを特
徴とする。
【0041】この発明の第4の観点に係るプログラム
は、管理サーバとして機能するコンピュータに、各契約
当事者に対応して設けられた端末に対して、順番に契約
内容を提示する画面を表示させ、契約の合意または署名
を実施する旨の指令が入力されるごとに、署名の実施前
と実施後の契約条項を示す情報を、実施日時と実施者と
を特定可能として記憶手段に保存する処理を実行させ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る契約支援システムについて詳細に
説明する。
【0043】図1は、この発明の実施の形態に係る契約
支援システムの構成を示す図である。図示するように、
この契約支援システムは、ネットワーク3を介して相互
に接続された管理サーバ1と、端末装置2〜2(n
は任意の自然数)とを備えて構成される。
【0044】管理サーバ1は、例えばファイルサーバや
メインフレーム等から構成されるコンピュータであり、
契約の実施や修正、確認のための処理を実行することに
より、契約支援統合サービスを提供するためのものであ
る。図1に示すように、管理サーバ1は、ネットワーク
接続部10と、処理制御部11と、データベース制御部
12と、データベース13とを備えている。
【0045】ネットワーク接続部10は、ネットワーク
3に接続されたコンピュータとの間で通信するためのも
のであり、例えば、各端末装置2〜2から送られた
各種の要求や情報を受け取り、各端末装置2〜2
対して各種の情報を送信する。
【0046】処理制御部11は、例えばメモリを備えて
構成されたマイクロプロセッサ等から構成され、磁気デ
ィスク記録装置等の記録媒体に記録されている動作プロ
グラムを読み出して実行することにより、管理サーバ1
の動作を制御するためのものである。例えば、処理制御
部11は、動作プログラムを実行するなどして構成され
る日時情報作成部14と、メッセージ認証情報作成部1
5と、保留期限特定処理部16とを備えている。
【0047】日時情報作成部14は、契約条項の変更や
合意、保留等が指示された場合の設定日時や、各端末装
置2〜2に合意成立後の契約条項を表示させて提示
した場合の提示日時、各端末装置2〜2にて契約条
項に署名情報が付加された場合の署名日時等を特定する
ための日時情報を作成するためのものである。
【0048】メッセージ認証情報作成部15は、例えば
暗号手法および電子署名の手法により、合意成立後の契
約条項を示す情報等からメッセージ認証情報を作成する
ためのものである。
【0049】保留期限特定処理部16は、契約条項につ
いての保留が指示された場合に、保留期限を特定するた
めのものである。
【0050】データベース制御部12は、データベース
13に含まれる各種のデータを読み出す処理や更新する
処理を実行するためのものである。
【0051】データベース13は、例えば磁気ディスク
記録装置に記録された行列形式のデータからなり、契約
管理テーブル17を含んでいる。
【0052】契約管理テーブル17は、契約当事者間で
交渉中の契約に関する情報や、締結された契約に関する
情報を格納して管理するためのものである。例えば、契
約管理テーブル17は、図2に示すように、契約案件ご
とに付された整理番号と対応づけて、当事者テーブル2
0と、条項テーブル21と、保管管理テーブル22と、
保留期間テーブル23とを設けることにより、契約に関
する各種の情報を格納する。
【0053】当事者テーブル20は、契約管理テーブル
17に登録されている契約案件ごとの当事者に関する情
報を記録するテーブルである。図3は、当事者テーブル
20に記録される情報の一例を示す図である。当事者テ
ーブル20は、図3に示すように、例えば氏名情報と、
所属情報と、連絡先情報と、実績情報と、信頼度情報
と、ID情報と、パスワード情報と、検査用鍵情報と
を、各契約当事者に対応づけて記録する。なお、図3
は、”A”〜”C”の3人の契約当事者がいる場合にお
ける当事者テーブル20の構成を示している。ここで、
氏名情報は、契約当事者の氏名を示す情報である。所属
情報は、契約当事者の所属部署等を示す情報である。連
絡先情報は、契約当事者の連絡先(例えば、電子メール
アドレスや電話番号、FAX番号等)を示す情報であ
る。実績情報は、契約当事者の業務実績を数値等により
示す情報である。信頼度情報は、契約当事者に対する信
頼度を数値等により示す情報である。ID情報は、契約
当事者が各端末装置2〜2により管理サーバ1にア
クセスする際のIDを示す情報である。パスワード情報
は、契約当事者が各端末装置2〜2により管理サー
バ1にアクセスする際のパスワードを示す情報である。
検査用鍵情報は、電子署名により作成された署名情報を
検査する際の検査用鍵(公開鍵)を示す情報である。
【0054】条項テーブル21は、契約内容の合意が成
立するまでの各契約条項を管理するため、各種の情報を
記録する。図4は、条項テーブル21に記録される情報
の一例を示す図である。条項テーブル21には、図4に
示すように、例えば各契約条項に対応するレコードが設
けられており、契約条項が変更されるごとに、変更され
た契約条項の条文を示す情報が記録される。さらに、条
項テーブル21は、作成者情報、変更者情報、設定日時
情報、状態情報、保留期限情報、設定情報、重要度情
報、留意識別情報等を、各契約条項に対応づけて記録す
る。ここで、作成者情報は、契約条項の作成者(入力
者)を示す情報である。変更者情報は、契約条項の変更
を指示した契約当事者等を示す情報である。設定日時情
報は、契約条項の作成や変更、保留、合意などの設定が
なされた日時を示す情報である。状態情報は、保留状態
や合意状態など、各契約条項についての業務の進行状況
を識別するための情報である。保留期限情報は、契約条
項が保留状態にある場合の保留期限を示す情報である。
設定情報は、各契約条項に対して割り当てられた保留期
限を経過した場合に、当該条項について自動的に合意を
成立させるか、契約当事者に差し戻すか、無効とするか
といった、各契約条項の取扱を示す情報である。重要度
情報は、各契約条項の重要度を示す情報である。留意識
別情報は、契約当事者が留意すべき条項であるか否かを
識別するための情報である。
【0055】保管管理テーブル22は、契約内容の合意
が成立したのち、契約が締結されるまでの契約条項等を
管理するための情報を記録するテーブルである。図5
は、保管管理テーブル22に記録される情報の一例を示
す図である。保管管理テーブル22には、図5に示すよ
うに、例えば契約内容についての合意が成立したのちに
各契約当事者が契約条項に署名情報を付加する際に、端
末装置2〜2のいずれかに表示して提示する時点で
の契約条項の条文を示す情報が記録される。また、保管
管理テーブル22には、各契約当事者が署名するごと
に、署名後の契約条項の条文を示す情報が記録される。
こうした契約条項の条文を示す情報と共に、条文を示す
情報が改変されていないことを証明するためのメッセー
ジ認証情報が記録されるようにしてもよい。さらに、保
管管理テーブル22は、提示日時情報、署名日時情報、
署名情報等を、各契約条項および契約当事者に対応づけ
て記録する。ここで、提示日時情報は、合意成立後、各
契約当事者が署名情報を付加するために、各契約条項を
端末装置2〜2に表示して提示した日時を示す情報
である。署名日時情報は、各契約当事者が端末装置2
〜2により電子署名の作成を指示して署名情報を付加
した日時を示す情報である。署名情報は、例えば各端末
装置2〜2にて合意後の各契約条項を示す情報に対
して付加された電子署名となる情報である。
【0056】保留期間テーブル23は、各契約条項につ
いて保留が指示された場合に保留期限を決定するための
情報を記録するテーブルである。図6は、保留期間テー
ブル23の記録内容の一例を示す図である。保留期間テ
ーブル23は、図6に示すように、例えば保留が指示さ
れた場合に割り当てる保留日数(時間)を示す情報を、
契約条項ごとに記録する。
【0057】図1に示す端末装置2〜2は、例えば
契約当事者となる利用者ごとに設けられたパーソナルコ
ンピュータ等から構成され、契約に関する各種の情報を
処理して、管理サーバ1との間で送受信するためのもの
である。
【0058】各端末装置2〜2は、いずれも図7に
示す端末装置2と同等の構成を有している。図7に示す
ように、端末装置2は、ネットワーク接続部24と、処
理制御部25と、入力部26と、表示部27と、記憶部
28とを備えている。
【0059】ネットワーク接続部24は、ネットワーク
3を介して管理サーバ1との間で通信するためのもので
ある。
【0060】処理制御部25は、例えばRAM(Random
Access Memory)やROM(Read Only Memory)を備え
たCPU(Central Processing Unit)等のマイクロプ
ロセッサから構成され、端末装置2全体の動作を制御す
るためのものである。例えば、処理制御部25は、電子
的な署名を可能とするため、図8に示すような鍵情報保
持部30と、ダイジェスト作成部31と、署名情報作成
部32と、署名情報付加部33とを構成する。こうした
構成は、例えば処理制御部25が記憶部28に記憶され
ている動作プログラムを実行することにより実現され
る。
【0061】鍵情報保持部30は、端末装置2で電子署
名を行うための鍵(秘密鍵)となる情報を記憶して保持
するためのものである。ここで、鍵となる情報は、例え
ば所定の認証局で発行されて記録媒体に格納され、当該
記録媒体を郵送するなどして、安全に配布される。
【0062】ダイジェスト作成部31は、一例として図
9に示すような構成を有する契約書情報40から、メッ
セージダイジェストを作成するためのものである。ここ
で、契約書情報40は、例えば、付加情報41と、固定
情報42と、変動情報43とを含んでいる。付加情報4
1は、契約案件ごとに付与される整理番号等を示す情報
である。固定情報42は、例えば合意成立後の契約条項
を示す情報といった、原則的に変更されることのない固
定部分の情報である。変動情報43は、例えば契約条項
を提示した日時や署名情報を付加するための処理を実行
した日時を示す日時情報、あるいは他の端末装置にて付
加された署名情報といった、合意成立後の業務過程にお
いて追記可能な変動部分の情報である。
【0063】署名情報作成部32は、ダイジェスト作成
部31が作成したメッセージダイジェストを、鍵情報保
持部30に保持されている鍵となる情報を用いて暗号化
するなどして、電子的な署名となる署名情報を作成する
ためのものである。
【0064】署名情報付加部33は、契約書情報40に
含まれる変動情報43に、署名情報作成部32により作
成された署名情報を追記するなどして、契約書情報40
に署名情報を付加するためのものである。
【0065】図7に示す入力部26は、例えばキーボー
ドやマウス等から構成され、各種の情報や指令を入力す
るためのものである。
【0066】表示部27は、例えばCRT(Cathode Ra
y Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Displ
ay)等から構成され、各種の情報を入力するための画面
や、契約条項を示す画像等を表示するためのものであ
る。
【0067】記憶部28は、例えば磁気ディスク記録装
置や半導体メモリ等から構成され、処理制御部25が実
行する動作プログラムや各種のデータを記憶するための
ものである。
【0068】以下に、この発明の実施の形態に係る契約
支援システムの動作を説明する。この契約支援システム
は、契約条項を示す情報等を管理するため、まず、端末
装置2〜2のうちのいずれかにより契約案件の登録
を受け付ける。なお、契約案件の登録は、ネットワーク
3に接続されて端末装置2と同等の構成を有し、管理サ
ーバ1にアクセス可能な任意のコンピュータにより受け
付けてもよい。
【0069】管理サーバ1は、ネットワーク3を介して
端末装置2〜2などのコンピュータから、契約案件
を登録する旨の指令を受けると、当該指令を発信したコ
ンピュータに、契約案件に関する情報を入力するための
制御情報を送る。契約案件に関する情報を入力するため
の制御情報を受けたコンピュータは、処理制御部25
が、表示部27を制御して管理サーバ1から送られた制
御情報に従った画像を表示すると共に、入力部26から
の契約案件に関する情報の入力を受け付ける。例えば、
処理制御部25は、入力部26から、契約案件の責任者
を特定するための情報や、契約条項の条文数を示す情
報、契約当事者の人数を示す情報、契約の締結期限を示
す情報等といった、契約案件に関する基礎情報の入力を
受け付ける。処理制御部25は、ネットワーク接続部2
4を制御することにより、入力された情報を、ネットワ
ーク3を介して管理サーバ1に送る。こうして契約案件
に関する情報が入力されると、管理サーバ1は、例えば
処理制御部11が契約案件を登録するための処理を実行
し、登録が指示された契約案件に整理番号を付与する。
【0070】こののち、管理サーバ1は、契約当事者に
関する情報を入力するための制御情報を、案件を登録す
る旨の指令を発信したコンピュータに送る。契約当事者
に関する情報を入力するための制御情報を受けたコンピ
ュータは、例えば処理制御部25が、図10に一例を示
すような当事者設定画面を表示部27に表示させるなど
して、各契約当事者に関する情報を入力可能とする。図
10に示す当事者設定画面では、契約当事者の氏名や所
属、連絡先等を入力するための入力欄が、契約当事者の
人数に合わせて表示される。
【0071】処理制御部25は、入力部26からの指令
に応じて入力欄に契約当事者を特定するための情報を表
示させ、完了ボタン50を押下する旨の指令等に応答し
て、入力された契約当事者に関する情報を、管理サーバ
1に送る。管理サーバ1は、処理制御部11がデータベ
ース制御部12に指令を送り、契約当事者に関する情報
を記録するための当事者テーブル20を作成させて、契
約案件に付与された整理番号と対応づけて契約管理テー
ブル17に格納する。このようにして、契約当事者に関
する情報は、当事者テーブル20に記録され、データベ
ース13に保存される。
【0072】次に、管理サーバ1は、契約条項に関する
情報を入力するための制御情報を、案件を登録する旨の
指令を発信したコンピュータに送る。契約条項に関する
情報を入力するための制御情報を受けたコンピュータ
は、図11に一例を示すような条項設定画面を、表示部
27に表示させるなどして、契約条項に関する情報を入
力可能とする。図11に示す条項設定画面では、例え
ば、各契約条項についての設定を行うための個別設定領
域が設けられ、条文入力欄51と、保留期間入力欄52
と、重要度入力欄53と、留意設定欄54と、取扱設定
ボタン55と、区切り設定欄56とが、契約条項の条文
数に合わせて表示される。ここで、条文入力欄51は、
各契約条項の条文を入力するための入力欄である。保留
期間入力欄52は、各契約条項に対して割り当てる保留
日数を入力するための入力欄である。重要度入力欄53
は、各契約条項の重要度を入力するための入力欄であ
る。留意設定欄54は、契約当事者が留意すべき契約条
項を設定するためのチェックボックスであり、契約当事
者が留意すべき条項である場合にチェックが付される。
取扱設定ボタン55は、保留期間を経過した場合におけ
る各契約条項の取扱を設定するためのボタンである。区
切り設定欄56は、各契約条項ごと、あるいは、複数の
契約条項を単位とした、提示(表示)や合意、署名等の
手続を可能とする区切り位置を設定するためのチェック
ボックスである。
【0073】また、この条項設定画面では、区切り設定
欄56の全てを選択して契約条項ごとに区切りを入れる
ための全選択ボタン57と、区切り設定欄56の選択を
クリアするためのクリアボタン58とが表示される。入
力部26から入力された全選択ボタン57を押下する旨
の指令に応答して、全ての区切り設定欄56を選択する
ことにより、契約条項ごとに区切りを入れ、各契約条項
単位で個別に合意や署名を行うことができる。また、入
力部26から入力されたクリアボタン58を押下する旨
の指令に応答して、区切り設定欄56の選択をクリアす
ることができる。区切り設定欄56の選択をクリアした
場合は、区切りがないものとして扱われる。
【0074】さらに、この条項設定画面には、区切り位
置を設定せずに全ての契約条項を一括して合意や署名な
どをする場合の設定が可能な一括設定領域が設けられて
いる。
【0075】処理制御部25は、入力部26からの指令
に応じて、契約条項に関する情報を各入力欄に表示さ
せ、完了ボタン59を押下する旨の指令等に応答して、
入力された契約条項に関する情報を、管理サーバ1に送
る。管理サーバ1は、処理制御部11がデータベース制
御部12に指令を送り、条項テーブル21や保留期間テ
ーブル23を作成させて、契約案件に付与された整理番
号と対応づけて契約管理テーブル17に格納する。
【0076】この際、例えば、図11に示す条項設定画
面の条文入力欄51に入力された条文を示す情報を記録
するためのレコードが、条項テーブル21に追加され
る。また、図11に示す条項設定画面の保留期間入力欄
52に入力された保留期間を示す情報は、契約条項の番
号と対応づけられて保留期間テーブル23に記録され
る。図11に示す条項設定画面の重要度入力欄53に入
力された情報は、各契約条項の重要度を示す重要度情報
として、契約条項と対応づけられて条項テーブル21に
記録される。また、管理サーバ1は、図11に示す条項
設定画面の留意設定欄54における設定に対応して、契
約当事者が留意すべき条項であるか否かを示す留意識別
情報を作成し、契約条項と対応づけて条項テーブル21
に記録する。
【0077】さらに、管理サーバ1は、図11に示す条
項設定画面の取扱設定ボタン55における設定に対応す
る設定情報を作成して、契約条項と対応づけて条項テー
ブル21に記録する。例えば、『自動合意』に対応した
取扱設定ボタン55がオン(選択)されている場合、
『A』を示す設定情報が作成され、条項テーブル21に
記録される。『差し戻し』に対応した取扱設定ボタン5
5がオン(選択)されている場合、『B』を示す設定情
報が作成され、条項テーブル21に記録される。『無
効』に対応した取扱設定ボタン55がオン(選択)され
ている場合、『C』を示す設定情報が作成され、条項テ
ーブル21に記録される。なお、設定情報の形式は任意
であるが、ここでは、一例として、『A』は自動合意を
示す設定情報であり、『B』は差し戻しを示す設定情報
であり、『C』は無効を示す設定情報であるものとして
いる。
【0078】この際、区切り設定欄56の選択により設
定された区切り位置を示す区切位置情報が作成され、条
項テーブル21に記録される。こうして、契約条項に関
する情報は、条項テーブル21および保留期間テーブル
23に記録されて、データベース13に保存される。
【0079】このようにして入力された各種の情報に基
づいて、管理サーバ1は、各端末装置2〜2から送
られた要求に応じて、契約条項の閲覧を可能とし、契約
内容の合意を成立させたり、契約を締結するための処理
を実行する。この際、管理サーバ1は、例えば、各端末
装置2〜2からのアクセスに応答して所定のログイ
ン処理を実行することなどにより、各端末装置2〜2
を利用する契約当事者を識別可能とする。
【0080】例えば、管理サーバ1は、各端末装置2
〜2から契約条項の閲覧を要求されると、要求を発信
した端末装置に制御情報を送り、図12に示すような操
作画面を表示部27に表示させる。図12に示すよう
に、この操作画面は、契約条項を表示するための表示領
域60のほか、領域61〜63を有し、契約条項の閲覧
や変更、保留、合意、署名情報の付加といった、契約当
事者に契約を締結するための手続を履行させるための情
報を表示する。
【0081】図13(a)は、領域61に表示される情
報の一例を示す図である。領域61には、区切位置情報
により指定された位置で区切られた複数の契約条項ご
と、あるいは、個々の契約条項ごとに、合意、保留、変
更等の手続の履行を指示するための情報が表示される。
図13(a)に示す一例では、表示領域60に表示中の
契約条項を特定するための三角図形64と、区切位置情
報により特定される複数の(または、個々の)契約条項
ごとに合意、保留、変更を指示するためのボタン65〜
70とが表示されている。
【0082】図13(b)は、領域62に表示される情
報の一例を示す図である。図示するように、領域62に
は、前回説明があった日時や今回の手続(合意、保留、
変更など)の日時、署名者、説明済み項目数(了解済項
目数、説明中/保留中の項目数)などといった、契約手
続の進行状況に関する情報が、契約当事者別に表示され
る。
【0083】図14は、領域63に表示される情報の一
例を示す図である。図示するように、領域63には、個
別の契約条項ごとに閲覧や合意、署名等を行うための情
報が表示される。例えば、領域63には、メインメニュ
ーボタン71と、保存ボタン72と、署名捺印ボタン7
3と、合意ボタン74と、スクロールボタン75と、保
留ボタン76とが表示される。また、領域63には、各
種の情報を表示する表示領域77が設けられている。
【0084】ここで、メインメニューボタン71は、所
定のメインメニューを示す画面に戻る旨を指令するため
のボタンである。保存ボタン72は、表示領域60に表
示されている契約条項等の保存を指令するためのボタン
である。署名捺印ボタン73は、表示領域60に表示さ
れている契約条項等に対する署名情報の付加を指令する
ためのボタンである。合意ボタン74は、表示領域60
に表示されている契約条項についての合意が成立したこ
とを通知するためのボタンである。スクロールボタン7
5は、表示領域60に表示されている契約条項のスクロ
ール表示を指示するためのボタンである。保留ボタン7
6は、表示領域60に表示されている契約条項等の保留
を指令するためのボタンである。
【0085】管理サーバ1は、端末装置2〜2のう
ちのいずれかにて、領域63に表示した保存ボタン72
の押下が指示されると、表示領域60に表示させている
契約条項を示す情報を、保存を指令するための操作を行
った契約当事者を特定する情報や、指令を受けた日時を
示す情報等と共に、保管管理テーブル22等に記録す
る。これにより、契約行為中の任意のステップあるいは
時刻で、契約当事者による指示があったことに応答し
て、表示内容や契約内容、契約合意内容の状態等を保存
することができる。なお、保存ボタン72の押下が指示
された際に記録する情報は、表示領域60に表示させて
いるものに限られず、契約内容を示す情報や、合意が成
立している契約条項に関する情報などであってもよい。
【0086】また、管理サーバ1は、各端末装置2
から契約条項の閲覧が要求されると、条項テーブル
21に記録されている情報に基づいて、契約条項の表示
態様に変化を持たせるための制御情報を作成する。
【0087】例えば、管理サーバ1は、条項テーブル2
1に記録されている設定情報に基づき、各契約条項につ
いての合意成立の有無に対応して表示態様を変化させる
ための制御情報を作成し、閲覧を要求した端末装置に提
供する。すなわち、管理サーバ1は、例えば処理制御部
11がデータベース制御部12に指令を送り、閲覧が要
求された契約条項の条文を示す情報を、対応する状態情
報と共に抽出する。処理制御部11は、抽出した状態情
報に基づいて、閲覧が要求された各契約条項についての
合意が成立しているか否かを判別する。処理制御部11
は、判別結果に対応した態様で条文を表示するための制
御情報を作成し、閲覧を要求された端末装置に送る。こ
れにより、例えば図15に示すように、合意が成立して
いる契約条項(図15では、第11条)については淡階
調表示とし、合意が成立していない契約条項(図15で
は、第10条)については強調表示(図15では、太字
で示す)とした画像が、表示領域60に表示される。な
お、表示態様を変化させる方式は任意であり、例えば、
合意が成立している契約条項を非表示とし、合意が成立
していない契約条項のみを表示するようにしてもよい
し、この逆であってもよい。あるいは、合意が成立して
いる契約条項をグレースケールで表示し、合意が成立し
ていない契約条項をカラーで表示するなど、既に合意さ
れた条項と未合意の条項とを区別できるように表示すれ
ばよい。このように、合意が成立しているか否かに対応
した態様で契約条項を表示させることで、契約手続の進
行状況をわかりやすく提示することができる。また、各
契約条項について合意が成立しているか否かを判別可能
とする状態情報は、契約条項と対応づけて条項テーブル
21に記録されている。このようなデータを構成するこ
とで、既に合意された条項と未合意の条項とを区別した
表示を可能とする。
【0088】また、例えば、管理サーバ1は、条項テー
ブル21に記録されている契約条項の条文を示す情報に
基づいて、各契約条項の変更部分を識別可能に表示させ
るための制御情報を作成し、閲覧を要求した端末装置に
提供する。すなわち、管理サーバ1は、例えば処理制御
部11がデータベース制御部12に指令を送り、閲覧が
要求された契約条項の条文を示す情報を、作成時の情報
と変更後の情報とを含めて抽出する。処理制御部11
は、作成時の条文と変更後の条文を比較するなどして、
契約条項の変更部分を特定する。処理制御部11は、特
定した変更部分を他の部分とは異なる態様で表示するた
めの制御情報を作成し、閲覧を要求した端末装置に送
る。これにより、例えば図16に示すように、契約条項
の変更部分には下線が付されて表示され、変更が加えら
れていない部分と容易に区別して、変更箇所を特定する
ことができる。なお、表示態様を変更させる方式は任意
であり、例えば、変更部分を太字で表示したり、他の部
分とは異なる色の文字を表示させるようにしてもよい。
このように、変更された部分を識別可能な態様で契約条
項を表示させることで、契約交渉の過程をわかりやすく
提示することができる。なお、管理サーバ1は、各端末
装置2〜2から送られた要求の種別に応じて、変更
前の契約条項の条文を表示させるための制御情報を作成
して、閲覧を要求した端末装置に提供するようにしても
よい。
【0089】また、例えば、管理サーバ1は、条項テー
ブル21に記録されている重要度情報に基づき、各契約
条項についての重要度に対応して表示態様を変化させる
ための制御情報を作成し、閲覧を要求した端末装置に提
供する。すなわち、管理サーバ1は、例えば処理制御部
11がデータベース制御部12に指令を送り、閲覧が要
求された契約条項の条文を示す情報と共に、当該契約条
項に対応づけて条項テーブル21に記録されている重要
度情報を抽出する。処理制御部11は、重要度情報が示
す重要度に対応した態様で契約条項を表示させるための
制御情報を作成し、閲覧を要求した端末装置に送る。こ
れにより、例えば図17に示すように、重要度が比較的
に高く重要事項である契約条項(図17では、第1条)
を太字表示とし、重要度が比較的に低く重要事項ではな
い契約条項(図17では、第2条)を通常表示とした画
像が、表示領域60に表示される。なお、表示態様を変
化させる方式は任意であり、例えば、重要度に対応する
表示色を予め設定しておき、各契約条項を、その条項の
重要度に対応した表示色で表示するようにしてもよい。
あるいは、重要度が比較的に高い契約条項を立体表示し
たり、下線を付したり、文字の大きさに変化を付けるな
どしてもよい。このように、重要度に対応した表示態様
で契約条項を表示させることで、契約当事者に注意を喚
起して、契約手続における誤認等を防止することができ
る。
【0090】また、例えば、管理サーバ1は、条項テー
ブル21に記録されている留意識別情報に基づき、各契
約条項について契約当事者が留意すべき条項であるか否
かに対応して表示態様を変化させるための制御情報を作
成し、閲覧を要求した端末装置に提供する。これによ
り、例えば図18に示すように、契約当事者が留意すべ
き契約条項(図18では、第10条)については網掛け
表示とし、その他の契約条項(図18では、第11条)
については通常表示とした画像が、表示領域60に表示
される。なお、表示態様を変化させる方式は任意であ
る。このように、当事者が留意すべき契約条項を容易に
特定できるように表示することで、契約当事者の注意を
喚起することができる。なお、留意識別情報として各契
約当事者にとって不利益な契約条項であるか否かを識別
するための情報を設定することで、契約当事者にとって
不利益な契約条項を容易に特定できるようにして表示
し、契約当事者に注意を促すことができる。
【0091】この際、管理サーバ1は、各契約条項につ
いて説明を受けたことを認諾する旨の通知を各端末装置
〜2から受けるなどして、契約当事者ごとに、説
明がなされた契約条項を識別するための情報を作成し、
契約案件の整理番号と対応づけて契約管理テーブル17
に格納するようにしてもよい。また、管理サーバ1は、
契約当事者の注意を喚起するため、各端末装置2〜2
に対して態様に変化をつけて各契約条項を表示させた
時点で、各契約条項および契約当事者に対応づけられた
所定のフラグを成立させるなどして、条項テーブル21
等に記録するようにしてもよい。これにより、契約当事
者に注意を喚起した事実を保存することができ、契約交
渉の過程を確実に証明することができる。
【0092】また、管理サーバ1は、各端末装置2
から契約条項の閲覧が要求されると、条項テーブル
21に記録されている区切位置情報により区切られる複
数の契約条項、あるいは、各契約条項を単位として、図
12に示す表示領域60に表示するための制御情報を作
成する。これにより、区切り位置に応じて、複数の契約
条項、あるいは、各契約条項ごとに、合意を成立させる
ことができ、一部の条項を先に合意し、残りの条項を後
日合意して、契約全体を成立させることができる。
【0093】ここで、一部の条項について先に合意が成
立した場合、当該条項に相当する一部の契約内容を有効
とする旨の覚書を、契約当事者間で取り交わすことが考
えられる。そこで、合意が成立した契約内容に沿った覚
書を自動生成して、契約当事者間で締結するための機能
を設けるようにしてもよい。この場合、例えば図19
(a)に示すように、管理サーバ1は、覚書作成情報
を、予め契約管理テーブル17に契約案件の整理番号と
対応づけて記録しておく。ここで、覚書作成情報は、覚
書を作成する対象となる最小限の契約条項や、覚書のフ
ォーマット等を示す情報である。管理サーバ1は、覚書
を発行するため、例えば図19(b)のフローチャート
に示す処理を実行する。以下に、図19(b)を参照し
て、管理サーバ1が覚書を発行するために実行する処理
について説明する。
【0094】管理サーバ1は、各端末装置2〜2
ら一部の条項についての合意が成立した旨の通知を受け
ると(ステップS1)、覚書作成情報を読み取り、覚書
を作成する対象となる最小限の契約条項についての合意
が成立したか否かを判別し、判別結果に基づいて、覚書
を作成する条件が成立したことを検出する(ステップS
2)。こののち、管理サーバ1は、覚書作成情報に示さ
れた覚書のフォーマットに従って、覚書を取り交わす契
約当事者に関する情報を当事者テーブル20から取得
し、合意が成立した契約条項となる情報を条項テーブル
21から取得するなどして(ステップS3)、覚書を示
す情報を作成する(ステップS4)。この際作成される
覚書には、例えば、合意が成立した条項および契約内容
を元に、後日残りの条項について合意を形成して契約全
体を成立させることや、合意した内容については有効で
あることなどが記載される。管理サーバ1は、こうして
作成した覚書を示す情報を、契約案件の整理番号と対応
づけて契約管理テーブル17に格納すると共に、契約当
事者が使用する端末装置2〜2に転送して発行する
ようにしてもよい。また、管理サーバ1は、各端末装置
〜2にて覚書を作成する旨の指令が入力部26な
どにより入力された時点で、合意が成立した契約条項に
ついての覚書を作成するようにしてもよい。
【0095】図12に示すような操作画面を表示部27
に表示した各端末装置2〜2にて、契約当事者によ
る入力部26の操作に応答して、契約条項を保留する旨
の指令や合意する旨の指令が入力されたとする。この場
合、処理制御部25は、ネットワーク接続部24を制御
して、保留や合意が指示された契約条項を示す情報を、
管理サーバ1に送る。
【0096】管理サーバ1は、端末装置2〜2から
保留や合意の指令を受けると、処理制御部11が日時情
報作成部14により取得した現在の日時を示す日時情報
を、設定日時情報として契約条項と対応づけて条項テー
ブル21に記録する。また、管理サーバ1は、受信した
指令に対応する状態情報を作成し、契約条項と対応づけ
て条項テーブル21に記録する。例えば、合意が指示さ
れた場合、『1』を示す状態情報が作成され、合意され
た契約条項と対応づけて条項テーブル21に記録され
る。保留が指示された場合、『2』を示す状態情報が作
成され、保留された契約条項と対応づけて条項テーブル
21に記録される。なお、状態情報の形式は任意である
が、ここでは、一例として、『1』は合意状態を示す状
態情報であり、『2』は保留状態を示す状態情報である
ものとしている。
【0097】また、保留が指示された場合、処理制御部
11は、保留期限特定処理部16により、保留が指示さ
れた契約条項の保留期限を決定する。以下に、図20を
参照して、保留期限特定処理部16が保留期限を決定す
る処理について説明する。
【0098】保留期限特定処理部16は、契約条項につ
いて保留する旨の指令を受けると、保留期間テーブル2
3を読み取り、保留が指示された契約条項に割り当てら
れている保留期間(日数など)を特定する(L1)。ま
た、保留期限特定処理部16は、日時情報作成部14か
ら取得した日時情報により、現在の日時を特定する(L
2)。保留期限特定処理部16は、現在の日時に保留期
間(日数)を加算するなどして、保留期限を決定し(L
3)、保留が指示された契約条項と対応づけて条項テー
ブル21に記録する(L4)。これにより、契約条項ご
とに異なる保留期限を設定して保留することが可能とな
る。なお、全ての契約条項が一括されて保留期限が割り
当てられている場合には、各契約条項に同一の保留期限
を設定して保留することが可能となる。
【0099】図21は、具体例として、契約条項の第1
条について保留され、第2条について合意が成立した場
合の条項テーブル21に記録される情報を示している。
ここで、第1条については、K回の変更がなされたの
ち、2000年9月1日付けで、9月15日を期限とし
た保留がなされている。また、第2条については、変更
が加えられておらず、2000年8月1日付けで合意さ
れている。
【0100】こののち、管理サーバ1は、状態情報が
『2』である契約条項に対応づけて条項テーブル21に
記録されている保留期限情報を定期的にチェックするな
どして、保留期限を経過したものを検出する。この際、
管理サーバ1は、保留期限を経過した契約条項を検出す
ると、当該契約条項に対応づけて条項テーブル21に記
録されている設定情報に対応して、契約条項ごとに、契
約の自動合意や差し戻し、無効といった手続のための処
理を実行する。例えば、保留期限を経過した契約条項の
設定情報が『A』である場合、管理サーバ1は、当該契
約条項についての合意が自動的に成立したとして、契約
当事者が電子署名を施すための処理を実行する。設定情
報が『B』である場合、管理サーバ1は、当該契約条項
を契約責任者に差し戻すための処理を実行する。設定情
報が『C』である場合、管理サーバ1は、当該契約条項
を破棄するなど、契約条項を無効とするための処理を実
行する。これにより、契約条項に設定された保留期限を
経過した場合に、予め設定情報により指定した自動合意
や差し戻し、無効といった手続のための処理を実行する
ことができ、契約業務を適切に支援することができる。
【0101】また、図12に示す操作画面を表示部27
に表示した各端末装置2〜2にて、例えば図13
(a)に示すボタン65、68が選択されるなどして、
契約条項を変更する旨の指令が入力されたとする。この
場合、例えば処理制御部25が表示部27に契約条項の
変更部分を入力するための入力欄を表示するなどして、
変更後の契約条項を入力可能とする。処理制御部25
は、ネットワーク接続部24を制御して、入力部26か
ら入力された変更後の契約条項を示す情報を、管理サー
バ1に送る。
【0102】管理サーバ1は、端末装置2〜2から
変更された契約条項を示す情報を受けると、契約条項を
変更した当事者を示す変更者情報と共に、変更後の契約
条項を示す情報を、条項テーブル21に記録する。な
お、管理サーバ1は、変更後の契約条項を示す情報とし
て、変更後の条文全体を示す情報を記録してもよいし、
変更箇所のみを示す情報を記録してもよい。また、この
際、管理サーバ1は、例えば処理制御部11が日時情報
作成部14により取得した現在の日時を示す日時情報を
用いて、変更日時を示す設定日時情報を作成し、変更さ
れた契約条項と対応づけて条項テーブル21に記録す
る。このようにして、契約条項が変更された場合に、変
更後の条文または変更箇所を、変更前および変更確定後
でそれぞれ関連付けて保存することで、契約の交渉過程
を証明することができる。
【0103】こうして各端末装置2〜2にて入力さ
れた指令により、契約条項について契約当事者全員の合
意が成立すると、管理サーバ1は、各契約当事者が契約
書に電子署名を施すための処理を実行する。まず、管理
サーバ1は、合意が成立した契約条項を表示するための
制御情報を作成して各端末装置2〜2に提供するこ
とにより、合意成立後の契約条項を契約当事者に提示可
能とする。
【0104】例えば、管理サーバ1は、合意成立後の契
約条項を固定情報42として含み、図9に示すような構
成を有する契約書情報40を作成して、各端末装置2
〜2 に送る。この際、管理サーバ1は、例えば処理制
御部11が日時情報作成部14により取得した日時情報
を変動情報43とし、契約案件の整理番号を示す情報等
を付加情報41として、契約書情報40を作成する。
【0105】各端末装置2〜2は、処理制御部25
が表示部27を制御して、管理サーバ1から送られた制
御情報に従って、合意成立後の契約条項を、図12に示
す表示領域60に表示させる。この際、各端末装置2
〜2にて、図14に示すような領域63に表示された
署名捺印ボタン73を押下する旨の指令が入力部26に
より入力されたことなどに応答して、処理制御部25が
署名情報を作成するための処理を実行する。
【0106】すなわち、処理制御部25は、例えばダイ
ジェスト作成部31が所定のハッシュ関数を用いて契約
書情報40のメッセージダイジェストを作成し、署名情
報作成部32に送る。署名情報作成部32は、ダイジェ
スト作成部31から受けたメッセージダイジェストを、
鍵情報保持部30に保持されている鍵(秘密鍵)となる
情報を用いて暗号化するなどして、署名情報を作成す
る。署名情報作成部32は、作成した署名情報を署名情
報付加部33に送る。署名情報付加部33は、契約書情
報40に含まれる変動情報43に署名情報作成部32か
ら受けた署名情報を追記するなどして、契約書情報40
に署名情報を付加する。署名情報付加部33は、署名情
報を付加した契約書情報40を、管理サーバ1に送る。
【0107】管理サーバ1は、各端末装置2〜2
て署名情報が付加された契約書情報40を受けるごと
に、署名後の契約条項を示す情報を、保管管理テーブル
22に記録する。すなわち、処理制御部11は、各端末
装置2〜2から送られた契約書情報40を受ける
と、データベース制御部12に指令を送り、署名情報を
付加した契約当事者と対応させて、固定情報42のうち
で契約条項を示す情報を、署名時の条文を示す情報とし
て保管管理テーブル22に記録する。この際、契約条項
を示す情報は、条項番号と対応づけられて保管管理テー
ブル22に記録される。また、処理制御部11は、日時
情報作成部14により取得した日時情報を、署名日時情
報として保管管理テーブル22に記録してもよい。これ
により、各契約当事者が署名情報を付加した日時(ある
いは、それに近い日時)を記録することができる。この
ようにして署名情報が付加されるごとに署名後の契約条
項を示す情報を記録することで、契約締結のための手続
における契約書の不正な改竄を防止し、契約の交渉過程
を適切に証明することができる。また、中間の状態にあ
る契約書を簡単に保存でき、契約業務における当事者等
の負担を軽減することができる。
【0108】さらに、処理制御部11は、メッセージ認
証情報作成部15により作成した契約書情報40のメッ
セージ認証情報を、保管管理テーブル22に記録しても
よい。例えば、メッセージ認証情報作成部15は、各端
末装置2〜2から送られた契約書情報40に含まれ
る固定情報42を、所定の関数を用いて符号化するなど
して、メッセージ認証情報を作成する。作成されたメッ
セージ認証情報は、契約条項を示す情報と関連付けられ
て保管管理テーブル22に記録される。なお、実際に
は、メッセージ認証情報作成部15は、固定情報42と
変動情報43とを合わせた情報からメッセージ認証情報
を作成してもよい。これにより、契約業務の過程を示す
情報に対するメッセージ認証情報を保管することがで
き、情報の正当性を検証することができる。このように
してメッセージ認証情報を記録することで、契約締結の
ための手続における契約書の不正な改竄をより確実に防
止できると共に、契約の交渉過程を適切に証明すること
ができる。
【0109】具体例として、端末装置2を利用して署
名情報を付加する第1の署名者から、端末装置2を利
用して署名情報を付加する第nの署名者までの順番で、
契約書情報40に署名情報を付加するものとする。図2
2は、第1の署名者から第nの署名者までの順番で署名
情報を付加する場合における契約支援システムの動作を
説明するためのフローチャートである。
【0110】管理サーバ1は、署名が施されていない最
初の契約書(契約条項)を示す情報を各端末装置2
に提供して、契約書の文面を表示させ(ステップS
11)、契約条項の変更や内容についての協議・精査を
可能とする。次に、管理サーバ1は、契約条項について
契約当事者全員の合意が成立すると(ステップS1
2)、合意が成立した契約条項を示す情報を保存する
(ステップS13)。こののち、管理サーバ1は、端末
装置2に合意成立後の契約条項を示す情報を提供する
ことにより、第1の署名者に契約条項を提示する。第1
の署名者が端末装置2 を用いて契約書情報40に署名
情報を付加すると(ステップS14)、管理サーバ1
は、端末装置2から送られた契約書情報40を受け取
り、署名後の契約条項を示す情報を保管管理テーブル2
2に記録して保存する(ステップS15)。この際、管
理サーバ1は、前述したように、署名後の契約条項を示
す情報と対応づけて、署名日時情報やメッセージ認証情
報を記録してもよい。また、管理サーバ1は、署名情報
を付加した契約当事者のIDや、契約条項に付加された
署名情報等を、署名後の契約条項と対応づけて記録して
もよい。以後同様にして、管理サーバ1は、第nの署名
者まで順番に、署名情報が付加された時点において、契
約条項を示す情報を保管管理テーブル22に記録する
(ステップS16〜S19)。こうして契約当事者全員
が署名情報を付加すると、契約が締結されたとして、管
理サーバ1は、契約書の控えを発行するなどの処理を実
行し(ステップS20)、各端末装置2〜2に提供
可能とする。これにより、稟議形式で署名情報が付加さ
れるごとに、各契約当事者が署名したのちの契約条項を
自動的に保存し、契約業務の進行に伴って発生する中間
状態の契約書を、簡単に保存することができる。
【0111】また、管理サーバ1は、各端末装置2
に合意成立後の契約条項を表示させる時点で、契約
条項の条文を示す情報を、保管管理テーブル22に記録
してもよい。すなわち、処理制御部11は、各端末装置
〜2に送る契約書情報40を作成すると、データ
ベース制御部12に指令を送り、契約書情報40の送付
先となる契約当事者と対応させて、固定情報42として
送付する情報を、提示時の条文を示す情報として保管管
理テーブル22に記録する。この際、固定情報42とし
て送付される情報は、条項番号と対応づけられて保管管
理テーブル22に記録される。また、処理制御部11
は、日時情報作成部14により取得した日時情報を、提
示日時情報として保管管理テーブル22に記録してもよ
い。これにより、各契約当事者が署名情報を付加するた
めに、各端末装置2〜2に契約条項を示す情報を表
示させた日時(あるいは、それに近い日時)を記録する
ことができる。さらに、処理制御部11は、メッセージ
認証情報作成部15により作成した契約書情報40のメ
ッセージ認証情報を、保管管理テーブル22に記録して
もよい。このようにして合意成立後の契約条項を表示さ
せる時点の契約条項を示す情報を記録することで、署名
前の契約条項を記録することができ、契約締結のための
手続における契約書の不正な改竄を防止すると共に、契
約の交渉過程を確実に証明することができる。
【0112】前述した具体例と同様に、端末装置2
利用して署名情報を付加する第1の署名者から、端末装
置2を利用して署名情報を付加する第nの署名者まで
の順番で、契約書情報40に署名情報を付加するものと
する。図23は、各署名者に契約書の文面を提示するご
とに契約条項を保存する場合における契約支援システム
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0113】管理サーバ1は、前述した具体例と同様に
して、契約条項について契約当事者全員の合意が成立す
ると、合意が成立した契約条項を示す情報を保存する
(ステップS21〜S23)。こののち、管理サーバ1
は、端末装置2に合意成立後の契約条項を示す情報を
提供することにより、第1の署名者に契約条項を提示す
る(ステップS24)。この際、管理サーバ1は、端末
装置2に送付する契約書情報40にて提示時の契約条
項を示す情報を、保管管理テーブル22に記録して保存
する(ステップS25)。次に、第1の署名者が端末装
置2を用いて契約書情報40に署名情報を付加すると
(ステップS26)、管理サーバ1は、端末装置2
ら送られた契約書情報40を受け取り、署名後の契約条
項を示す情報を保管管理テーブル22に記録して保存す
る(ステップS27)。以後同様にして、管理サーバ1
は、第nの署名者まで順番に、契約書の文面を提示する
時点、および、署名情報が付加された時点において、契
約条項を示す情報を保管管理テーブル22に記録する
(ステップS28〜S31)。こうして契約当事者全員
が署名情報を付加すると、契約が締結されたとして、管
理サーバ1は、契約書の控えを発行するなどの処理を実
行し(ステップS32)、各端末装置2〜2に提供
可能とする。
【0114】なお、各端末装置2〜2にて契約書情
報40に署名情報を付加する方式は任意であり、例え
ば、各端末装置2〜2にて契約書情報40に含まれ
る固定情報42を用いて署名情報を作成することで、署
名捺印を追加、連立していく方式であってもよい。ま
た、各端末装置2〜2にて契約書情報40に付加さ
れる署名情報は、各契約当事者が署名情報を付加する以
前に変動情報43に記されている署名情報を用いた多重
署名方式であってもよい。すなわち、例えば、各端末装
置2〜2にて受け取った契約書情報40の変動情報
43に含まれる署名情報から、次に署名する契約当事者
に対応した署名情報を作成することで、重畳して署名す
るようにしてもよい。
【0115】このようにして、契約条項が変更された時
点や合意が成立した時点、署名情報を付加するために提
示した時点、署名情報が付加された時点等において、契
約条項を示す情報を、条項テーブル21や保管管理テー
ブル22等に記録する。これにより、管理サーバ1に
は、中間状態の契約書を示す情報が保存され、改竄の防
止や契約業務過程のチェックに役立てることができる。
すなわち、データベース13には、例えば図24に示す
ように、変更前および変更後の契約条項80と、署名前
の最終合意が成立した時点での契約条項81と、第1か
ら第nの署名者それぞれが署名する前後の契約条項82
〜82と、締結が完了した契約条項83とが、契約
案件の整理番号と対応づけられて格納される。
【0116】また、この契約支援システムは、契約内容
を第三者機関(TTP:Trusted Third Party)により
証明できるようにしてもよい。この場合、管理サーバ1
は、図25に示すようにネットワーク3に接続された認
証用装置4にアクセスし、電子契約書の真正性等を証明
するための処理を依頼する。以下に、第三者機関により
契約内容を証明可能とした契約支援システムについて説
明する。
【0117】認証用装置4は、例えば第三者機関に設け
られて日時証明情報(タイムスタンプ)を発行するコン
ピュータである。図26(a)は、認証用装置4の構成
の一例を示す図である。図示するように、認証用装置4
は、例えばCPU等のマイクロプロセッサが所定の動作
プログラムを実行することにより構成されるダイジェス
ト作成部80と、日時情報作成部91と、署名情報作成
部92と、照会情報作成部93と、証明情報作成部94
と、証明情報記録部95とを備えている。
【0118】ダイジェスト作成部90は、管理サーバ1
から受けた日時証明の対象となる契約条項を示す情報か
ら、メッセージダイジェストを作成するためのものであ
る。日時情報作成部91は、証明する日時を示す日時情
報を作成するためのものである。署名情報作成部92
は、ダイジェスト作成部90が作成したメッセージダイ
ジェストと、日時情報作成部91が作成した日時情報と
に対して、暗号化を施すなどして、電子的な署名となる
署名情報を作成するためのものである。照会情報作成部
93は、署名情報作成部92が作成した署名情報の検索
や検証照会を可能とするため、検索番号等を示す署名照
会情報を作成するものである。証明情報作成部94は、
日時情報作成部91が作成した日時情報と、署名情報作
成部92が作成した署名情報と、照会情報作成部93が
作成した署名照会情報とから、図26(b)に示すよう
な日時証明情報を作成するためのものである。証明情報
記録部95は、証明情報作成部94が作成した日時証明
情報を記録するためのものである。次に、認証用装置4
の動作について説明する。
【0119】認証用装置4は、例えば管理サーバ1から
証明の対象となる契約条項を示す情報を受けると、ダイ
ジェスト作成部90が所定のハッシュ関数を用いて契約
条項のメッセージダイジェストを作成し、署名情報作成
部92に送る。また、日時情報作成部91は、契約条項
を示す情報を受け取った日時を示す日時情報を作成し、
署名情報作成部92と証明情報作成部94に送る。署名
情報作成部92は、ダイジェスト作成部90から受けた
メッセージダイジェストと、日時情報作成部91から受
けた日時情報とを、所定の鍵(秘密鍵)となる情報を用
いて暗号化するなどして、署名情報を作成する。署名情
報作成部92は、作成した署名情報を証明情報作成部9
4に送る。この際、照会情報作成部93は、署名照会情
報を作成して、証明情報作成部94に送る。証明情報作
成部94は、日時情報と、署名情報と、署名照会情報と
を結合して日時証明情報を作成し、証明情報記録部95
に記録すると共に、証明対象となる契約条項を発信した
管理サーバ1に送る。
【0120】管理サーバ1は、認証用装置4から受けた
日時証明情報を、契約条項を示す情報と対応づけて保管
管理テーブル22等に記録することにより、契約内容な
どを第三者により証明可能として、契約条項を保存する
ことができる。例えば、管理サーバ1は、図27のフロ
ーチャートに示すように、契約条項について契約当事者
全員の合意が成立して提示対象の契約条項が確定すると
(ステップS41)、当該契約条項を示す情報を、日時
証明の対象として認証用装置4へ送付する(ステップS
42)。こののち、管理サーバ1は、認証用装置4によ
り作成された日時証明情報を受けると、契約条項と対応
づけて保管管理テーブル22等に記録する(ステップS
43)。管理サーバ1は、日時証明情報に含まれる日時
情報と署名照会情報とを変動情報43に含んだ契約書情
報40を作成して端末装置2に提供するなどして、第
1の署名者等に契約条項と共に、日時情報、署名照会情
報を提示可能とする(ステップS44)。また、管理サ
ーバ1は、処理制御部11が構成する日時情報作成部1
4の代わりに、認証用装置4から日時情報を取得し、提
示日時情報や署名日時情報等として使用するようにして
もよい。このようにして契約内容などを第三者により証
明可能とすることで、不正な改竄を防止し、契約の交渉
過程をより確実に証明することができる。なお、証明の
対象となる情報は、合意が成立した契約条項を示す情報
に限定されず、未合意の契約条項も含んだ契約内容を示
す情報や、各端末装置2〜2の表示内容を示す情報
等であってもよい。
【0121】以上説明したように、この発明によれば、
各契約当事者が契約条項を示す情報に署名情報を付加す
るごとに、契約条項を示す情報を記録する。また、各契
約当事者に契約条項を提示する時点で、契約条項を示す
情報を記録する。これにより、署名前や署名後の契約書
を簡単に保存することができ、契約締結のための手続に
おける不正な改竄を防止すると共に、契約の交渉過程を
確実に証明可能とし、契約業務を適切に支援することが
できる。また、契約条項の変更が指示された場合に、変
更後の契約条項を変更前のものと対応づけて記録するこ
とができ、契約交渉の過程を証明することができる。
【0122】この発明によれば、契約条項の合意/未合
意や重要度、留意事項、契約当事者に与える不利益の度
合い、などに応じて識別可能な態様で条項を表示するこ
とができる。これにより、契約当事者に注意を喚起し
て、契約業務を適切に支援することができる。さらに、
契約条項の変更や保留、合意、署名の付加などの指令に
従って各種の処理が実行可能であり、契約業務を統合的
に支援することができる。
【0123】この発明によれば、一部の契約条項につい
て合意が成立した時点で覚書を作成し、合意が成立した
内容について他の条項に先行して契約を有効とすること
ができる。また、一部の契約条項について署名を施すた
めの処理を実行して、契約を締結するための手続を履行
可能とする。これにより、契約業務を適切に支援するこ
とができる。
【0124】また、この発明によれば、契約内容などを
第三者により証明することができ、不正な改竄を防止し
て、契約の交渉過程を確実に証明することができる。
【0125】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形および応用が可能である。例えば、上記
実施の形態では、データベース13が管理サーバ1に設
けられるものとして説明したが、これに限定されず、ネ
ットワーク3に接続された単一のコンピュータに集中し
て、又は、複数のコンピュータに分散して、設けるよう
にしてもよい。
【0126】また、端末装置2に設けられた処理制御部
25が、鍵情報保持部30、ダイジェスト作成部31、
署名情報作成部32、署名情報付加部33を構成し、電
子的な署名を作成するものとして説明したが、これに限
定されない。すなわち、例えば各契約当事者に対応した
署名情報を契約書情報40に付加するための動作プログ
ラムやデータを、管理サーバ1に記録しておき、各端末
装置2〜2からの指令に応答して、管理サーバ1が
各契約当事者に対応した署名を施すための処理を実行し
てもよい。また、例えば管理サーバ1とは別に、ネット
ワーク3に接続された署名処理用のコンピュータを設
け、各端末装置2〜2 からの指令に応答して、各契
約当事者に対応した署名情報を契約書情報40に付加す
るようにしてもよい。
【0127】上記実施の形態では、管理サーバ1に設け
られた処理制御部11が日時情報作成部14およびメッ
セージ認証情報作成部15を備えるものとして説明した
が、これに限定されず、ネットワーク3に接続された他
のコンピュータが備えるようにしてもよい。この場合、
管理サーバ1は、日時情報作成部14を備えるコンピュ
ータにアクセスすることで日時情報を取得し、メッセー
ジ認証情報作成部15を備えるコンピュータに契約書情
報40を送ってメッセージ認証情報を取得すればよい。
【0128】また、上記実施の形態では、保留の指示を
受けた場合に設定する保留期限を、保留期間テーブル2
3に各契約条項と対応づけて記録されている保留期間か
ら決定するものとして説明したが、これに限定されな
い。例えば、契約当事者の実績や信頼度も参考にして、
保留期限を決定するようにしてもよい。この場合、例え
ば、管理サーバ1は、契約当事者の実績や信頼度と保留
期間の補正値とを対応づけて記録する補正値テーブル1
00を、予め契約管理テーブル17に格納しておく。以
下に、図28を参照して、契約当事者の実績を参考にし
て保留期限を決定する処理について説明する。
【0129】例えば、保留期限特定処理部16は、契約
条項について保留する旨の指令を受けると、保留期間テ
ーブル23を読み取り、保留が指示された契約条項に割
り当てられている保留期間(日数など)を特定する(L
11)。また、保留期限特定処理部16は、保留を指示
した契約当事者の実績を、当事者テーブル20に記録さ
れている実績情報から特定する(L12)。保留期限特
定処理部16は、補正値テーブル100を読み取り、特
定した契約当事者の実績に対応する保留期間の補正値を
特定する(L13)。保留期限特定処理部16は、特定
した保留期間の補正値を、保留期間テーブル23から特
定した保留期間に加算するなどして、保留期間を補正す
る(L14)。また、保留期限特定処理部16は、日時
情報作成部14から取得した日時情報により、現在の日
時を特定する(L15)。保留期限特定処理部16は、
現在の日時に補正した保留期間を加算するなどして、保
留期限を決定し(L16)、保留が指示された契約条項
と対応づけて条項テーブル21に記録する(L17)。
これにより、保留を指示した契約当事者に対応して個別
に保留期限を設定することができる。同様にして、当事
者テーブル20に記録されている信頼度情報から契約当
事者の信頼度を特定することで、契約当事者の信頼度を
参考にして保留期限を決定することができる。
【0130】また、各契約条項に割当可能な保留期間の
総合計を各契約当事者ごとに与信として付与し、その合
計期間を超えない範囲で、各契約条項について保留期限
を決定するようにしてもよい。さらに、契約当事者の実
績や信頼度に対応して、保留できる条項の数を決定する
ようにしてもよい。
【0131】また、管理サーバ1は、各端末装置2
にて入力された指令に従った制御情報を作成し、指
令を発信した端末装置に対して、未合意条項の有無や、
合意/未合意の条項数を表示させるようにしてもよい。
この際、管理サーバ1は、未合意条項の有無や、合意/
未合意の条項数を、一覧表として、契約当事者別に表示
させてもよい。また、管理サーバ1は、契約成立の有無
を表示させてもよい。
【0132】
【発明の効果】この発明によれば、契約締結のための手
続における契約書の不正な改竄を防止すると共に、契約
の交渉過程を確実に証明可能とし、契約業務を統合的に
支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る契約支援システム
の構成を示す図である。
【図2】契約管理テーブルの構成を例示する図である。
【図3】当事者テーブルに記録される情報の一例を示す
図である。
【図4】条項テーブルに記録される情報の一例を示す図
である。
【図5】保管管理テーブルに記録される情報の一例を示
す図である。
【図6】保留期間テーブルに記録される情報の一例を示
す図である。
【図7】端末装置の構成を示す図である。
【図8】処理制御部の構成を例示する図である。
【図9】契約書情報の構成の一例を示す図である。
【図10】当事者設定画面の一例を示す図である。
【図11】条項設定画面の一例を示す図である。
【図12】操作画面を例示する図である。
【図13】操作画面が有する領域に表示される情報を例
示する図である。
【図14】操作画面が有する領域に表示される情報の一
例を示す図である。
【図15】契約条項の合意/未合意に応じて表示態様を
変化させた一例を示す図である。
【図16】変更の有無に応じて表示態様を変化させた一
例を示す図である。
【図17】重要事項であるか否かに応じて表示態様を変
化させた一例を示す図である。
【図18】契約当事者が留意すべき条項であるか否かに
応じて表示態様を変化させた一例を示す図である。
【図19】(a)は覚書を作成するための覚書作成情報
について説明するための図であり、(b)は管理サーバ
が覚書を発行するために実行する処理について説明する
ためのフローチャートである。
【図20】保留期限特定処理部が保留期限を決定する処
理について説明するための図である。
【図21】条項テーブルに記録される情報の具体例を示
す図である。
【図22】第1の署名者から第nの署名者までの順番で
署名情報を付加する場合における契約支援システムの動
作を説明するためのフローチャートである。
【図23】各署名者に契約書の文面を提示するごとに契
約条項を保存する場合における契約支援システムの動作
を説明するためのフローチャートである。
【図24】データベースに格納される契約条項について
説明するための図である。
【図25】第三者機関に設けられた認証用装置を利用す
る契約支援システムの構成を示す図である。
【図26】(a)は認証用装置の構成の一例を示す図で
あり、(b)は日時証明情報の構成を示す図である。
【図27】管理サーバが認証用装置から日時証明情報を
受け取る際の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図28】契約当事者の実績を参考にして保留期限を決
定する処理について説明するための図である。
【符号の説明】
1 管理サーバ 2、2〜2 端末装置 3 ネットワーク 4 認証用装置 10、24 ネットワーク接続部 11、25 処理制御部 12 データベース制御部 13 データベース 14、91 日時情報作成部 15 メッセージ認証情報作成部 16 保留期限特定処理部 26 入力部 27 表示部 28 記憶部 30 鍵情報保持部 31、90 ダイジェスト作成部 32、92 署名情報作成部 33 署名情報付加部 93 照会情報作成部 94 証明情報作成部 95 証明情報記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾形 義信 東京都中央区勝どき3−12−1フォアフロ ントタワー リコーシステム開発株式会社 内 (72)発明者 吉川 博晴 東京都中央区勝どき3−12−1フォアフロ ントタワー リコーシステム開発株式会社 内

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】契約支援サービスを提供するサーバが、契
    約内容を提示するための画面を端末に表示させ、契約当
    事者が契約を締結するための手続を電子的に履行させる
    方法において、 各契約当事者に対応して設けられた前記端末に対して、
    順番に契約内容を提示する画面を表示させ、契約の合意
    または署名を実施する旨の指令が入力されるごとに、署
    名の実施前と実施後の契約条項を示す情報を、実施日時
    と実施者とを特定可能として記憶手段に保存することを
    特徴とする契約支援サービス方法。
  2. 【請求項2】契約手続中の任意のステップあるいは時刻
    で、前記端末における表示内容または契約内容または合
    意が成立した契約条項に関する情報を、前記端末にて指
    令が入力されたことに応答して、記憶手段に保存するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の契約支援サービス方
    法。
  3. 【請求項3】契約内容を提示するための画面は、各契約
    条項または複数の契約条項を単位として合意の有無を表
    示する領域を有し、 かつ、既に合意された条項のみを表示もしくは非表示と
    し、または合意された条項を未合意の条項とは識別可能
    な態様で表示することを特徴とする請求項1または2に
    記載の契約支援サービス方法。
  4. 【請求項4】既に合意された条項のみを表示もしくは非
    表示とし、または、合意された条項を未合意の条項とは
    識別可能な態様で表示するためのデータを構成すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の契約支援サ
    ービス方法。
  5. 【請求項5】前記端末に対して、未合意条項の有無もし
    くは合意/未合意の条項数、またはそれらの一覧表、お
    よび/または契約成立の有無を、契約当事者別に表示さ
    せることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に
    記載の契約支援サービス方法。
  6. 【請求項6】契約当事者が複数の契約条項を単位とした
    合意を可能とする区切りを設定可能とし、また、全ての
    契約条項を一括して合意するための設定を可能としたこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の
    契約支援サービス方法。
  7. 【請求項7】契約手続中の表示内容を示す情報、および
    /または契約内容を示す情報、および/または合意が成
    立した契約条項を示す情報を、第三者機関により証明可
    能として記憶手段に保存することを特徴とする請求項1
    から6のいずれか1項に記載の契約支援サービス方法。
  8. 【請求項8】契約内容を提示するための画面は、契約当
    事者にとって留意すべき条文、および/または不利益な
    条文、および/または重要事項について、契約当事者に
    注意を喚起する態様で表示し、 かつ、注意を喚起した事実を示す情報、および/または
    契約当事者が認諾した事実を示す情報を、記憶手段に保
    存することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項
    に記載の契約支援サービス方法。
  9. 【請求項9】前記端末にて契約条項を変更する旨の指令
    が入力されると、変更した条文または変更箇所を示す情
    報を、変更前と変更後で関連付けて記憶手段に保存する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載
    の契約支援サービス方法。
  10. 【請求項10】一部の契約条項について先に合意を成立
    させ、残りの契約条項についての合意を後日成立させる
    ことにより、契約全体を成立させることを特徴とする請
    求項1から9のいずれか1項に記載の契約支援サービス
    方法。
  11. 【請求項11】一部の契約条項について先に合意が成立
    した場合に、契約全体を後に成立させることと、合意内
    容については有効であることとを記載した覚書を示す情
    報を作成し、記憶手段に保存すると共に、覚書の発行を
    可能とすることを特徴とする請求項1から10のいずれ
    か1項に記載の契約支援サービス方法。
  12. 【請求項12】契約条項ごとに、同じ保留期間、または
    異なる保留期間を設定し、前記端末にて入力された契約
    条項を保留する旨の指令に応答して、各契約条項を保留
    可能としたことを特徴とする請求項1から11のいずれ
    か1項に記載の契約支援サービス方法。
  13. 【請求項13】契約条項に設定された保留期限を経過し
    た場合に、各契約条項の取扱を予め設定可能とし、 各契約条項の取扱には、契約の自動成立と、契約無効
    と、契約条項の差し戻しとが含まれることを特徴とする
    請求項12に記載の契約支援サービス方法。
  14. 【請求項14】保留可能な契約条項の数、および/また
    は保留期間を、契約当事者の信頼度、および/または契
    約当事者の実績に基づいて決定することを特徴とする請
    求項12または13に記載の契約支援サービス方法。
  15. 【請求項15】契約条項を保留可能な期間の総合計を予
    め設定し、前記端末にて入力された契約条項を保留する
    旨の指令に応答して、保留可能な期間の総合計の範囲内
    で、契約条項ごとの保留期限を設定可能とすることを特
    徴とする請求項12または13に記載の契約支援サービ
    ス方法。
  16. 【請求項16】契約条項を示す情報を記録する条項記録
    手段と、 契約当事者が契約を締結するための手続を電子的に履行
    させるための管理制御手段と、 契約内容を提示する画面を表示する端末とを備え、 前記管理制御手段は、各契約当事者に対応して設けられ
    た前記端末に対して、順番に契約内容を提示する画面を
    表示させ、前記端末にて契約の合意または署名を実施す
    る旨の指令が入力されるごとに、署名の実施前と実施後
    の契約条項を示す情報を、実施日時と実施者とを特定可
    能として前記条項記録手段に記録することを特徴とする
    契約支援システム。
  17. 【請求項17】前記管理制御手段は、契約手続中の任意
    のステップあるいは時刻で、前記端末にて入力された指
    令に応答して、前記端末における表示内容または契約内
    容または合意が成立した契約条項に関する情報を、前記
    条項記録手段に記録することを特徴とする請求項16に
    記載の契約支援システム。
  18. 【請求項18】前記端末は、各契約条項または複数の契
    約条項を単位として合意の有無を表示する領域を有する
    画面を表示することを特徴とする請求項16または17
    に記載の契約支援システム。
  19. 【請求項19】前記端末は、既に合意された条項のみを
    表示もしくは非表示とし、または合意された条項を未合
    意の条項とは識別可能な態様で表示することを特徴とす
    る請求項16、17または18に記載の契約支援システ
    ム。
  20. 【請求項20】前記管理制御手段は、既に合意された条
    項のみを前記端末に表示もしくは非表示とし、または、
    合意された条項を未合意の条項とは識別可能な態様で前
    記端末に表示させるためのデータを構成することを特徴
    とする請求項16から19のいずれか1項に記載の契約
    支援システム。
  21. 【請求項21】前記端末は、未合意条項の有無もしくは
    合意/未合意の条項数、またはそれらの一覧表、および
    /または契約成立の有無を、契約当事者別に表示するこ
    とを特徴とする請求項16から20のいずれか1項に記
    載の契約支援システム。
  22. 【請求項22】前記管理制御手段は、複数の契約条項を
    単位とした合意を可能とする区切りを設定するための情
    報と、全ての契約条項を一括して合意するための設定を
    示す情報とを記録し、記録している情報に基づいて前記
    端末に表示させる画面を規定することにより、複数の契
    約条項を単位とする合意、あるいは契約条項全体の一括
    合意を可能とすることを特徴とする請求項16から21
    のいずれか1項に記載の契約支援システム。
  23. 【請求項23】前記管理制御手段は、契約手続中の表示
    内容を示す情報、および/または契約内容を示す情報、
    および/または合意が成立した契約条項を示す情報を、
    第三者機関により証明可能として前記条項記録手段に記
    録することを特徴とする請求項16から22のいずれか
    1項に記載の契約支援システム。
  24. 【請求項24】前記端末は、契約当事者にとって留意す
    べき条文、および/または不利益な条文、および/また
    は重要事項について、契約当事者に注意を喚起する態様
    で表示することを特徴とする請求項16から23のいず
    れか1項に記載の契約支援システム。
  25. 【請求項25】前記管理制御手段は、前記端末により契
    約当事者の注意を喚起した事実を示す情報、および/ま
    たは契約当事者が認諾した事実を示す情報を、前記条項
    記録手段に記録することを特徴とする請求項16から2
    4のいずれか1項に記載の契約支援システム。
  26. 【請求項26】前記管理制御手段は、前記端末により契
    約条項を変更する旨の指令が入力されると、変更した条
    文または変更箇所を示す情報を、変更前と変更後で関連
    付けて前記条項記録手段に記録することを特徴とする請
    求項16から25のいずれか1項に記載の契約支援シス
    テム。
  27. 【請求項27】前記管理制御手段は、前記端末から一部
    の契約条項について合意が成立した旨の通知を受ける
    と、契約全体を後に成立させることと、合意内容につい
    ては有効であることとを記載した覚書を示す情報を作成
    し、前記条項記録手段に記録すると共に、覚書の発行を
    可能とすることを特徴とする請求項16から26のいず
    れか1項に記載の契約支援システム。
  28. 【請求項28】前記管理制御手段は、契約条項ごとに、
    同じ保留期間、または異なる保留期間を設定し、前記端
    末により入力された契約条項を保留する旨の指令に応答
    して、各契約条項を保留可能とすることを特徴とする請
    求項16から27のいずれか1項に記載の契約支援シス
    テム。
  29. 【請求項29】前記管理制御手段は、各契約条項に設定
    された保留期間を経過した場合の取扱を、前記端末によ
    り入力された指令に応じて、契約の自動成立と、契約無
    効と、契約条項の差し戻しとのうちから選択して設定す
    ることを特徴とする請求項28に記載の契約支援システ
    ム。
  30. 【請求項30】前記管理制御手段は、保留可能な契約条
    項の数、および/または保留期間を、契約当事者の信頼
    度、および/または契約当事者の実績に基づいて決定す
    ることを特徴とする請求項28または29に記載の契約
    支援システム。
  31. 【請求項31】前記管理制御手段は、契約条項を保留可
    能な期間の総合計を予め設定し、前記端末により入力さ
    れた契約条項を保留する旨の指令に応答して、保留可能
    な期間の総合計の範囲内で、契約条項ごとに任意の保留
    期限を設定することを特徴とする請求項28または29
    に記載の契約支援システム。
  32. 【請求項32】各契約当事者に対応して設けられた端末
    に対して順番に契約内容を提示する画面を表示させ、契
    約の合意または署名を実施する旨の指令が入力されるご
    とに、署名の実施前と実施後の契約条項を示す情報を、
    実施日時と実施者とを特定可能として記憶手段に保存す
    ることを特徴とする管理サーバ。
  33. 【請求項33】管理サーバとして機能するコンピュータ
    に、 各契約当事者に対応して設けられた端末に対して、順番
    に契約内容を提示する画面を表示させ、契約の合意また
    は署名を実施する旨の指令が入力されるごとに、署名の
    実施前と実施後の契約条項を示す情報を、実施日時と実
    施者とを特定可能として記憶手段に保存する処理を実行
    させるためのプログラム。
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