JPH11296599A - 合意文書作成システム、合意文書作成方法およびプログラムを保存した記録媒体 - Google Patents

合意文書作成システム、合意文書作成方法およびプログラムを保存した記録媒体

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JPH11296599A
JPH11296599A JP10093792A JP9379298A JPH11296599A JP H11296599 A JPH11296599 A JP H11296599A JP 10093792 A JP10093792 A JP 10093792A JP 9379298 A JP9379298 A JP 9379298A JP H11296599 A JPH11296599 A JP H11296599A
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JP
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computer systems
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JP10093792A
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English (en)
Inventor
Junichi Inoue
純一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nomura Research Institute Ltd
Original Assignee
Nomura Research Institute Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 契約書、合意文書などを、ネットワーク化さ
れた複数のコンピュータシステムを用いることによっ
て、電子化し、手続簡素化を図る。 【構成】 当事者に属する一のコンピュータシステム
(S1)においては、合意文書(C1)の作成のための入力操作
情報(D11)を入力するための入力手段(S11)と、その入力
手段(S11による入力操作情報(D11)を送信するための送
信手段(S12)と、他の全てのコンピュータシステム(S2)
から送信されてくる情報(例えば入力操作情報D21)を受
信するための受信手段(S13)と、合意文書(C1)を保存す
るための保存ファイル(S14)と、受信手段(S12)が受信し
ている間は入力手段(S11)を操作できないように制御す
るための制御手段(S15)とを備える。他の当事者に属す
るコンピュータシステム(S2)についても、同様の構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来、紙媒体を使
用して作成および保存されていた契約書、合意文書など
を、コンピュータシステムを用いることによって、ペー
パーレス化を図ることを目的としたものである。
【0002】
【背景技術】従来から現在に至るまで、契約書など当事
者の合意文書の作成および保存は、紙媒体を用いて行わ
れてきている。その理由は、契約書において重要とされ
る三大機能、すなわち、当事者の意思の確認、保存およ
び文書内容の改ざん防止という機能を実現する上で、紙
媒体が最も適していると考えられているからである。
【0003】一方、近年においては電子取引(EDI=
Electronic Data Interchange)やカード決済という商
慣習が一般化しつつあり、コンピュータを用いた商取引
に対しては信頼性が高まりつつある。とはいえ、電子取
引において、契約や合意文書などの電子的に書面を作成
するという段階には到っていない。その理由を以下に記
す。
【0004】まず、当事者の意思の確認をする上では当
事者の署名のみならず双方当事者が保有する印鑑を紙面
上に残すことで最終意思確認とする、という習慣があ
り、その一方で印鑑を電子化する技術が遅延しているか
らである。また、文書内容の改ざんと言う観点から、法
廷での証拠能力が紙媒体に劣るという点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在のところ、電子的
に作成する文書よりも優位にある紙媒体による文書であ
るが、以下に示すような欠点も存在している。第一の欠
点としては、合意文書の作成に際して、合意に到るまで
に消費される紙面が極めて多いことである。例えば、当
事者の一方から契約案文の提示がなされ、他方の当事者
がその契約案文に対する修正案文を提示する、という繰
り返しが何度かなされて合意に到るのであるが、交渉の
都度、多数の紙面が行き来することとなっていた。
【0006】第二の欠点としては、最終文書の合意に際
しては、合意文書に対して押印が行われるが、印鑑は1
カ所に保管されているのが普通であり、しかも押印のた
めの社内手続などに大変な労力が掛かる。第三の欠点と
しては、文書保管の安全性のためには、保管スペースを
確保する必要がある。保管すべき文書の物理的な量が増
えると、その保管スペースの確保および管理は、経済的
に大変なものとなる。更に、保管している文書の検索の
必要性が生じた場合には、多くの人手を要することとな
る。
【0007】上記してきた欠点は、コンピュータシステ
ムを用いることで解決が可能となる。すなわち、コンピ
ュータシステムを用いることができれば、ペーパーレス
化が図れるので、第一の欠点が解する。コンピュータシ
ステムにおける通信手段の活用と印鑑に代わる電子手段
とができれば、手続の簡素化が図れるので、第二の欠点
が解消する。コンピュータシステムにおけるバックアッ
プと検索システムの構築とができれば、物理的な保管ス
ペースをゼロに近づけることと検索の容易化とが可能と
なるので、第三の欠点が解消する。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、コンピ
ュータシステムを導入することによって当事者の合意文
書の作成および保存に関する、ペーパーレス化、手続簡
素化、保管スペースゼロ化および検索の容易化を達成す
ることにある。請求項1および請求項5記載の発明の目
的は、当事者の合意文書の作成および保存に関する、ペ
ーパーレス化、手続簡素化、保管スペースゼロ化および
検索の容易化を達成できるシステムを提供することであ
る。
【0009】請求項2記載の発明の目的は、当事者によ
る合意文書の保存の信頼性を高められるシステムを提供
することである。請求項3および請求項6記載の発明の
目的は、当事者の合意文書の作成および保存に関する、
ペーパーレス化、手続簡素化、保管スペースゼロ化およ
び検索の容易化を達成できる方法を提供することであ
る。
【0010】請求項4および請求項7記載の発明の目的
は、当事者の合意文書の作成および保存に関する、ペー
パーレス化、手続簡素化、保管スペースゼロ化および検
索の容易化を達成できるプログラムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本出願人は、前記した請求項1ないし請求項7に
記載した発明を提供する。 (請求項1)請求項1記載の発明は、ネットワークで接
続された複数のコンピュータシステム(S1,S2)を用いて
複数の当事者間の合意文書(C1)を作成する合意文書作成
のためのコンピュータシステムである。
【0012】各々のコンピュータシステム(例えばS1)に
おいては、合意文書(C1)を作成するための入力操作情報
(D11)を入力するための入力手段(S11)と、その入力手段
(S11)による入力操作情報(D11)を送信するための送信手
段(S12)と、他の全てのコンピュータシステム(S2)から
送信されてくる情報(例えば入力操作情報D21)を受信す
るための受信手段(S13)と、合意文書(C1)を保存するた
めの保存ファイル(S14)と、受信手段(S12)が受信してい
る間は入力手段(S11)を操作できないように制御するた
めの制御手段(S15)とを備えている。
【0013】そして、入力手段(S11)は、合意文書(C1)
に対する変更の意思がない旨の承認信号(A1)を、他の全
てのコンピュータシステム(S2)へ送信手段(S12)を介し
て伝達し、受信手段(S13)は、他の全てのコンピュータ
システム(S2)から送信されてくる承認信号(A2)を受信す
る。また、制御手段(S15)は、他の全てのコンピュータ
システム(S2)から承認信号(A2)を受信した場合に合意文
書(C1)を保存ファイル(S14)に保存させるとともに、そ
の保存の際に他の全てのコンピュータシステム(S2)にお
ける合意文書(C1)の保存ファイル(S24)へ登録信号(F1)
を送信させる。
【0014】更に制御手段(S15)は、他の全てのコンピ
ュータシステム(S2)からの承認信号(A2)を受信する前に
新たな入力操作情報(D22)を受信した場合には、前記承
認信号(A1)をキャンセルするようにする。保存ファイル
(S16)に保存された合意文書(C1)は、当該コンピュータ
システム(S1)において閲覧および検索が可能であるとと
もに、他の全てのコンピュータシステム(S2)の登録信号
(F2)が揃わない場合には書き換えができないようにす
る。以上のような構成を備えた合意文書作成システムで
ある。
【0015】(用語説明)本願発明に用いられる「ネッ
トワーク」は、データの流出、不要データの混入などの
事故を防止するものであることが望まれる。例えば、専
用回線を用いたネットワークであることが望ましい。上
記した文書作成システム(S1)は、当事者ごとに備え、ネ
ットワークで接続することによって機能する。この当事
者は二人以上であり、三人でも四人以上でもよい。
【0016】「承認信号」については、合意文書を受信
してから所定時間が経過したら自動的に発進するような
ものでもよい。 (作用)説明の簡易化のため、当事者が二人の場合を想
定し、図1ないし図4を用いて説明する。
【0017】第一に、合意文書(C1)の完成までを説明す
る。コンピュータシステム(S1)において、入力手段(S1
1)を用いて合意文書(C1)の案文を作成する。案文の内容
は入力操作情報(D11)として、送信手段(S12)を介して他
のコンピュータシステム(S2)へ送られる。他のコンピュ
ータシステム(S2)において設けられている受信手段(S2
3)は、この入力操作情報(D11)を受信する。他のコンピ
ュータシステム(S2)を所有する当事者は、リアルタイム
で案文を見ることもできる。しかし、受信状態において
は制御手段(S25)が入力手段(S21)へ入力を制限するよう
に制御するので、案文に対して手を加えることはできな
い。案文を見て、修正を加えたい場合には、入力手段(S
21)を用いて修正案を作成する。
【0018】修正案の内容は入力操作情報(D21)とし
て、送信手段(S22)を介して一のコンピュータシステム
(S1)へ送られる。一のコンピュータシステム(S1)の受信
手段(S13)は、この入力操作情報(D21)を受信する。受信
状態においては、制御手段(S15)が入力手段(S11)へ入力
を制限するように制御するので、修正案に対して手を加
えることはできない。
【0019】以上のような手順の繰り返しによって合意
文書(C1)が完成したとする。このときまで、紙媒体によ
るやり取りは一切必要なく、ペーパーレス化が図られ
る。また、複数の当事者がリアルタイムで合意文書の作
成をすることができる。第二に、合意文書の保存につい
て説明する。一のコンピュータシステム(S1)を所有する
当事者が、その時点で作成された合意文書(C1)の内容に
合意する場合には、入力手段(S11)、送信手段(S12)を用
いて承認信号(A1)を他のコンピュータシステム(S2)へ送
信する。他のコンピュータシステム(S2)を所有する当事
者も合意する場合には、入力手段(S21)、送信手段(S22)
を用いて承認信号(A2)を一のコンピュータシステム(S1)
へ送信する。
【0020】承認信号(A1)を送信した旨および承認信号
(A2)を受信した旨を認識した制御手段(S15)は、他のコ
ンピュータシステム(S2)の保存ファイル(S24)へ登録信
号(F1)を送信する。同じく、承認信号(A1)を受信した旨
および承認信号(A2)を送信した旨を認識した制御手段(S
25)は、一のコンピュータシステム(S1)の保存ファイル
(S14)へ登録信号(F2)を送信する。このとき、合意文書
(C1)が、各コンピュータシステム(S1,S2)の保存ファイ
ル(S14,S24)において、書き換え不能な状態で保存され
る。従って、一の当事者による改ざんは、行えない。
【0021】以上のやり取りでも、紙媒体が行き来する
はなく、合意に際して印鑑も不要である。更に、合意文
書(C1)は電子化された情報であるので、その保管に際
し、物理的なスペースはほとんど不要であり、検索も容
易である。第三に、一方が合意したにもかかわらず、他
方が合意しなかった場合について説明する。
【0022】一のコンピュータシステム(S1)を所有する
当事者が、承認信号(A1)を他のコンピュータシステム(S
2)へ送信したとする。ところが、他のコンピュータシス
テム(S2)を所有する当事者が承認せず、修正するために
新たな入力操作情報(D22)を送信したとする。すると、
承認信号(A1)を送信した旨および新たな入力操作情報(D
22)を受信した旨を認識した制御手段(S15)は、承認信号
(A1)をキャンセルする命令を出す。 (請求項2)請求項2記載の発明は、ネットワークで接
続された複数のコンピュータシステム(S1,S2)を用いて
複数の当事者間で作成した合意文書を保存するための保
存用システム(S4)であり、その保存用システム(S4)は、
当事者ごとに備えられるコンピュータシステム(S1,S2)
とは別に設けられるものである。そして、当事者ごとに
備えられるコンピュータシステム(S1,S2)から合意文書
(C1)を受信する受信手段と、その受信手段が受信した合
意文書(C1)を保存する保存手段とを備え、その保存手段
は、全ての当事者の合意がなければ書き換え不能である
ように合意文書(C1)を保存することとしたことを特徴と
するものである。
【0023】(用語説明)「全ての当事者の合意がなけ
れば書き換え不能」とするための手段としては、例え
ば、各当事者に暗証番号を設定してもらい、その暗証番
号が全て揃わない場合には保存状態のロックを解除でき
ないようにしたり、合意文書(C1)を保存する媒体として
CD−ROMなどの読み出し専用の媒体へ記録する、な
どの手段とする。
【0024】受信手段によって受信し保存手段によって
保存する合意文書(C1)としては、最終的に合意に達した
文書であるが、場合によりあるいは必要に応じて、合意
に到るまでの経緯となる案文の状態も全て保存すること
としてもよい。本発明に係る保存用システム(S4)の所有
者は、合意文書を取り交わす当事者とは無関係の第三者
とすると、争いが生じた場合に都合がよい。
【0025】(作用)請求項2記載の発明は、合意文書
を取り交わす当事者とは別の独立したシステムにおい
て、合意文書(C1)を保存する。また、保存した合意文書
(C1)は全ての当事者の合意がなければ書き換え不能であ
るように保存している。したがって、合意文書(C1)の保
存に関して信頼性が高く、当事者間に争いが生じた場合
に証拠能力が高い。 (請求項3)請求項3記載の発明は、ネットワークで接
続された複数のコンピュータシステム(S1,S2)を用いて
複数の当事者間の合意文書(C1)を作成する合意文書作成
方法である。
【0026】各々のコンピュータシステム(例えばS1)に
おいては、合意文書(C1)の作成のための入力操作情報(D
11)を入力する入力手順と、その入力手順による入力操
作情報(D11)を送信する送信手順と、他の全てのコンピ
ュータシステム(S2)から送信されてくる入力操作情報
(例えばD21)を受信する受信手順と、受信手段(S12)が受
信している間は入力手段(S11)を操作できないように制
御する入力制御手順と、合意文書(C1)に対する変更の意
思がない旨の承認信号(A1)を他の全てのコンピュータシ
ステム(S2)へ伝達する承認手順と、他の全てのコンピュ
ータシステム(S2)から送信されてくる承認信号(A2)を受
信する承認受信手順と、他の全てのコンピュータシステ
ム(S2)から承認信号(A2)を受信した場合に合意文書(C1)
を保存ファイル(S14)に保存させる保存手順と、その保
存手順の際に他の全てのコンピュータシステム(S2)にお
ける合意文書(C1)の保存ファイル(S24)へ登録信号(F1)
を送信する登録信号送信手順とを含む。
【0027】また、他のコンピュータシステム(S2)から
の承認信号(A2)を受信する前に新たな入力操作情報(D2
2)を受信した場合には、前記承認信号(A1)をキャンセル
するキャンセル手順を含む。更に、保存ファイル(S16)
に保存された合意文書(C1)は、当該コンピュータシステ
ム(S1)において閲覧および検索が可能であるとともに、
他の全てのコンピュータシステム(S2)の登録信号(F2)が
揃わない場合には書き換えができないようにしたことを
特徴とする。
【0028】(請求項4)請求項4記載の発明は、ネッ
トワークで接続された複数のコンピュータシステムを用
いて複数の当事者間の合意文書を作成する合意文書作成
方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に係るものである。そのプ
ログラムは、合意文書を作成するための入力操作情報を
入力する入力機能と、その入力機能による入力操作情報
を他の全てのコンピュータシステムへ送信する送信機能
と、他の全てのコンピュータシステムから送信されてく
る入力操作情報を受信する受信機能と、受信機能が受信
している間は入力手段を操作できないように制御する入
力制御機能と、合意文書に対する変更の意思がない旨の
承認信号を他の全てのコンピュータシステムへ伝達する
承認機能と、他の全てのコンピュータシステムから送信
されてくる承認信号を受信する承認受信機能と、他の全
てのコンピュータシステムから承認信号を受信した場合
に合意文書を保存ファイルに保存させる保存機能と、そ
の保存機能が作用する際に他の全てのコンピュータシス
テムにおける合意文書の保存ファイルへ登録信号を送信
する登録信号送信手順とをコンピュータに実行させ、且
つ、他のコンピュータシステムからの承認信号を受信す
る前に新たな入力操作情報を受信した場合には、前記承
認信号をキャンセルするキャンセル機能とを含み、保存
ファイルに保存された合意文書は、当該コンピュータシ
ステムにおいて閲覧および検索が可能であるとともに、
他の全てのコンピュータシステムの登録信号が揃わない
場合には書き換えができないようにする書き換え機能を
含むプログラムである。このプログラムを、各コンピュ
ータシステムに実行させる。
【0029】(請求項5)請求項5記載の発明は、ネッ
トワークで接続された複数のコンピュータシステムを用
いて複数の当事者間の合意文書を作成する合意文書作成
システムに係るものである。各々のコンピュータシステ
ムにおいては、合意文書を作成するための入力操作情報
を入力するための入力手段と、その入力手段による入力
操作情報を他の全てのコンピュータシステムへ送信する
ための送信手段と、他の全てのコンピュータシステムか
ら送信されてくる情報を受信するための受信手段と、送
信した合意文書および受信した合意文書を保存するため
の保存ファイルと、合意文書を送信した後は、全てのコ
ンピュータシステムにて送信した合意文書への新たな入
力ができないように制御するための制御手段とを備え、
入力手段は、送信されてきた合意文書を、新たな別名文
書とした場合に修正のための入力を行えるようにし、制
御手段は、他の全てのコンピュータシステムから承認信
号を受信した場合に合意文書を保存ファイルに保存させ
るとともに、その保存の際に他の全てのコンピュータシ
ステムにおける合意文書の保存ファイルへ登録信号を送
信させ、保存ファイルに保存された合意文書は、当該コ
ンピュータシステムにおいて閲覧および検索が可能であ
るとともに、他の全てのコンピュータシステムの登録信
号が揃わない場合には書き換えができないようにしたこ
とを特徴とする。
【0030】(請求項6)請求項6記載の発明は、ネッ
トワークで接続された複数のコンピュータシステムを用
いて複数の当事者間の合意文書を作成する合意文書作成
方法に係るものである。各々のコンピュータシステムに
おいては、合意文書を作成するための入力操作情報を入
力するための入力手順と、その入力手順による入力操作
情報を他の全てのコンピュータシステムへ送信するため
の送信手順と、他の全てのコンピュータシステムから送
信されてくる情報を受信するための受信手順と、合意文
書を保存するための保存手順と、合意文書を送信した後
は、全てのコンピュータシステムにて送信した合意文書
への新たな入力ができないように制御するための制御手
順とを備えるとともに、送信されてきた合意文書に合意
できない場合には、その合意文書を、新たな別名文書と
してから修正のための入力を行う修正手順と、送信され
てきた合意文書に対する変更の意思がない場合にはその
旨の承認信号を、他の全てのコンピュータシステムへ送
信手段を介して伝達する承認送信手順と、他の全てのコ
ンピュータシステムから送信されてくる承認信号を受信
する承認受信手順と、送信されてきた合意文書および受
信した合意文書を保存させる保存手順と、その保存の際
に他の全てのコンピュータシステムにおける合意文書の
保存ファイルへ登録信号を送信する登録送信手順とを備
えたことを特徴とする。
【0031】(請求項7)請求項7記載の発明は、ネッ
トワークで接続された複数のコンピュータシステムを用
いて複数の当事者間の合意文書を作成する合意文書作成
方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に係るものである。そのプ
ログラムは、合意文書を作成するための入力操作情報を
入力するための入力機能と、その入力機能による入力操
作情報を他の全てのコンピュータシステムへ送信するた
めの送信機能と、他の全てのコンピュータシステムから
送信されてくる情報を受信するための受信機能と、合意
文書を保存するための保存機能と、合意文書を送信した
後は、全てのコンピュータシステムにて送信した合意文
書への新たな入力ができないように制御するための制御
機能とを備える。また、送信されてきた合意文書に合意
できない場合には、その合意文書を、新たな別名文書と
してから修正のための入力を行えるようにする修正機能
と、送信されてきた合意文書に対する変更の意思がない
場合にはその旨の承認信号を、他の全てのコンピュータ
システムへ送信手段を介して伝達する承認送信機能と、
他の全てのコンピュータシステムから送信されてくる承
認信号を受信する承認受信機能と、送信されてきた合意
文書および受信した合意文書を保存させる保存機能と、
その保存機能が作用する際に他の全てのコンピュータシ
ステムにおける合意文書の保存ファイルへ登録信号を送
信する登録送信機能とを実行させるプログラムである。
このプログラムを、各コンピュータシステムに実行させ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】図1ないし図7を用いて、本発明
に係る実施の形態を説明する。図1は、合意文書を取り
交わす各当事者に属するコンピュータシステムによる情
報のやり取りを時間軸とともに示す概念図である。図2
は、合意文書が作成されるまでの間の各システムの情報
のやり取りを示す概念図である。図3は、合意文書を保
存する場合の各システムの情報のやり取りを示す概念図
である。図4は、一方の当事者が合意したものの他方の
当事者が合意しなかった場合の各システムの情報のやり
取りを示す概念図である。図5は、合意文書を取り交わ
す当事者が三者の場合を示す概念図である。図6は、合
意文書を取り交わす二の当事者とは別に、合意文書を保
存するシステムがある場合を示す概念図である。図7も
また、合意文書が作成されるまでの間の各システムの情
報のやり取りを示す概念図である。
【0033】(各システムの構成)まず、合意文書を取
り交わすべき当事者が二人の場合について説明する。各
当事者は、それぞれコンピュータシステムS1,S2を
所有している。そしてそのシステムS1,S2は、専用
回線によるネットワークで結ばれている。一のコンピュ
ータシステムS1においては、合意文書C1の作成のた
めの入力操作情報D11を入力するための入力手段S1
1と、その入力手段S11による入力操作情報D11を
送信するための送信手段S12と、他のコンピュータシ
ステムS2から送信されてくる情報、例えば入力操作情
報D21を受信するための受信手段S13と、合意文書
C1を保存するための保存ファイルS14と、受信手段
S12が受信している間は入力手段S11を操作できな
いように制御するための制御手段(S15)とを備えてい
る。他のコンピュータシステムS2においても同様に、
入力手段S21、送信手段S21、受信手段S13、保
存ファイルS24および制御手段S25を備えている。
各構成手段についてはシステムS1,S2で同じである
ので、一のコンピュータシステムS1について説明す
る。
【0034】入力手段S11は、合意文書C1に対する
変更の意思がない旨を他のコンピュータシステムS2へ
伝達するための承認信号A1を入力する。一方、受信手
段S13は、他の全てのコンピュータシステムS2から
送信されてくる承認信号A2を受信する。また、制御手
段S15は、他のコンピュータシステムS2から承認信
号A2を受信した場合に合意文書C1を保存ファイルS
14に保存させるとともに、その保存の際に他の全ての
コンピュータシステムS2における合意文書C1の保存
ファイルS24へ登録信号F1を送信させる。更に制御
手段S15は、他のコンピュータシステムS2からの承
認信号A2を受信する前に新たな入力操作情報D22を
受信した場合には、前記承認信号A1をキャンセルする
ようにする。
【0035】保存ファイルS16に保存された合意文書
C1は、当該コンピュータシステムS1において閲覧お
よび検索が可能であるとともに、他の全てのコンピュー
タシステムS2の登録信号F2が揃わない場合には書き
換えができないようにする。以上、各システムS1,S
2の間の信号の授受については、図1に示す。また、合
意文書を取り交わす当事者が三者の場合については、図
5に示すような関係となる。
【0036】(作用)当事者が二人の場合を想定し、図
2ないし図4を用いて説明する。 (合意文書の完成)第一に、合意文書C1の完成まで
を、図2を用いて説明する。まず、コンピュータシステ
ムS1において、入力手段S11を用いて合意文書C1
の案文を作成する。このときの案文は、書き換え可能な
状態で保存ファイルS14へ保存される。
【0037】案文の内容は入力操作情報D11として、
送信手段S12を介して他のコンピュータシステムS2
へ送られる。当該他のコンピュータシステムS2におい
て設けられている受信手段S23は、この入力操作情報
D11を受信する。他のコンピュータシステムS2を所
有する当事者は、リアルタイムで案文を見ることもでき
る。しかし、受信状態においては制御手段S25が入力
手段S21へ入力を制限するように制御するので、案文
に対して手を加えることはできない。案文を見て、修正
を加えたい場合には、入力手段S21を用いて修正案を
作成する。このときの修正案も、書き換え可能な状態で
保存ファイルS24へ保存される。
【0038】修正案の内容は入力操作情報D21とし
て、送信手段S22を介して一のコンピュータシステム
S1へ送られる。一のコンピュータシステムS1の受信
手段S13は、この入力操作情報D21を受信する。受
信状態においては、制御手段S15が入力手段S11へ
入力を制限するように制御するので、修正案に対して手
を加えることはできない。
【0039】以上のような手順の繰り返しによって合意
文書C1が完成したとする。このときまで、紙媒体によ
るやり取りは一切必要なく、ペーパーレス化が図られ
る。 (合意文書の保存)第二に、合意文書の保存について、
図3を参照させながら説明する。一のコンピュータシス
テムS1を所有する当事者が、その時点で作成された合
意文書C1の内容に合意する場合には、入力手段S1
1、送信手段S12を用いて承認信号A1を他のコンピ
ュータシステムS2へ送信する。他のコンピュータシス
テムS2を所有する当事者も合意する場合には、入力手
段S21、送信手段S22を用いて承認信号A2を一の
コンピュータシステムS1へ送信する。
【0040】承認信号A1を送信した旨および承認信号
A2を受信した旨を認識した制御手段S15は、他のコ
ンピュータシステムS2の保存ファイルS24へ登録信
号F1を送信する。同じく、承認信号A1を受信した旨
および承認信号A2を送信した旨を認識した制御手段S
25は、一のコンピュータシステムS2の保存ファイル
S14へ登録信号F2を送信する。このとき、合意文書
C1が、各コンピュータシステムS1,S2の保存ファ
イルS14,S24において、書き換え不能な状態で保
存される。このとき、保存時刻も記録して保存する。
【0041】以上のやり取りでも、紙媒体が行き来する
はなく、合意に際して印鑑も不要である。更に、合意文
書C1は電子化された情報であるので、その保管に際
し、物理的なスペースはほとんど不要であり、検索も容
易である。 (一の当事者が合意しなかった場合)第三に、一方が合
意したにもかかわらず、他方が合意しなかった場合につ
いて、図4を参照させながら説明する。
【0042】一のコンピュータシステムS1を所有する
当事者が、承認信号A1を他のコンピュータシステムS
2へ送信したとする。ところが、他のコンピュータシス
テムS2を所有する当事者が承認せず、修正するために
新たな入力操作情報D22を送信したとする。すると、
承認信号A1を送信した旨および新たな入力操作情報D
22を受信した旨を認識した制御手段S15は、承認信
号A1をキャンセルする命令を出す。
【0043】(保存システムを別に設ける場合)上記し
てきた実施の形態にあっては、保存ファイルをそれぞれ
のシステムにおいて有することとしてきたが、保存文書
の信頼性をより高めるため、合意文書を取り交わす当事
者のシステムとは別に、文書を保存するためのシステム
を設けることもできる。図6に基づいて説明する。
【0044】図6に示す保存用システムS4は、ネット
ワークで接続された複数のコンピュータシステムS1,
S2を用いて複数の当事者間で作成した合意文書を保存
するためのシステムであり、当事者ごとに備えられるコ
ンピュータシステムS1,S2とは別に設けられるもの
である。そして、少なくとも、コンピュータシステムS
1,S2からは、さまざまな信号を受信する受信手段
と、その受信手段が受信した合意文書C1を保存する保
存手段とを備える。
【0045】受信手段は、入力操作情報D11,D2
1、承認信号A1,A2、登録番号F1,F2などを受
信する。合意に到るまでの経緯となる案文の状態も全て
保存することとし、後の利用性を高めるためである。保
存手段は、全ての当事者の合意がなければ書き換え不能
であるように合意文書C1を保存する。したがって、合
意文書C1の保存に関して信頼性が高く、当事者間に争
いが生じた場合に証拠能力が高い。「全ての当事者の合
意がなければ書き換え不能」とするための手段として
は、例えば、各当事者に暗証番号を設定してもらい、そ
の暗証番号が全て揃わない場合には保存状態のロックを
解除できないようにしたり、合意文書C1を保存する媒
体としてCD−ROMなどの読み出し専用の媒体へ記録
する、などの手段とする。
【0046】この保存用システムS4に保存された合意
文書は、当事者ごとに備えられるコンピュータシステム
S1,S2によって、検索が行えるデータとして、デー
タベースに蓄えられるものとしている。検索が行えるよ
うにするための手段としては、例えば電話回線を用いた
オンライン検索システムである。上記の保存用システム
S4の所有者は、合意文書を取り交わす当事者とは無関
係の第三者とすると、争いが生じた場合に都合がよい。
【0047】(図7の場合)図7は、一のコンピュータ
システムS1にて作成した文書1を他のコンピュータシ
ステムS2へ送信した場合には、送信された当該他のコ
ンピュータシステムS2においては文書1を直接修正す
ることができないようにしている。すなわち、当該他の
コンピュータシステムS2においては、文書1修正をし
た場合には強制的に別の文書2として認識し、「別名で
保存」による保存しか行えず、文書1は参照できるのみ
であるように、プログラムされている。
【0048】なお、一のコンピュータシステムS1にお
いても、送信後は文書1の修正は行えないようにしても
よい。また、送信の時点で、電子的なスタンプ「送信」
を、文書データに添付し、時刻データも付随させる。コ
ンピュータシステムS2において文書2の作成が終了
し、コンピュータシステムS1へ文書1とともに送信す
ると、コンピュータシステムS1においては文書2を直
接修正することができないようにしている。修正するに
は、文書3としなければならない。なお、送信するのは
文書2のみとしてもよい。
【0049】文書3において、コンピュータシステムS
2側が文書内容に合意してもよいとなった場合、電子的
なスタンプ「承認」を文書3に添付し、「送信」スタン
プ、時刻データとともに送信する。「承認」のスタンプ
が添付された後は、コンピュータシステムS1において
もS2においても文書3を修正することも、「別名で保
存」による保存というメニューを選択しての新たな文書
作成もすることはできない。修正するには、全てのコン
ピュータシステムから修正をしてよいとの合意を得なけ
ればならない。その合意もまた、電子的なスタンプの送
信による。
【0050】上記のシステムによれば、合意文書が出来
上がるまでの修正の履歴を、各コンピュータシステムS
1,S2においてすべて残すことができる。そのため、
当事者の合意文書の作成および保存に関する、ペーパー
レス化、手続簡素化、保管スペースゼロ化および検索の
容易化を達成できる。なお、各コンピュータシステムが
送信する文書については、最初の文書1を除き、修正し
た個所のみ、すなわち差分データのみを、「送信」スタ
ンプや時刻データとともに送信することとして、送信す
るデータ量の節約を図り、受信した側が、差分データを
用いて修正した文書の全文を作成するようにしてもよ
い。
【0051】
【発明の効果】請求項1および請求項5記載の発明によ
れば、当事者の合意文書の作成および保存に関する、ペ
ーパーレス化、手続簡素化、保管スペースゼロ化および
検索の容易化を達成できるシステムを提供することがで
きた。請求項2記載の発明によれば、当事者による合意
文書の保存の信頼性を高められるシステムを提供するこ
とができた。
【0052】請求項3および請求項6記載の発明によれ
ば、当事者の合意文書の作成および保存に関する、ペー
パーレス化、手続簡素化、保管スペースゼロ化および検
索の容易化を達成できる方法を提供することができた。
請求項4および請求項7記載の発明によれば、当事者の
合意文書の作成および保存に関する、ペーパーレス化、
手続簡素化、保管スペースゼロ化および検索の容易化を
達成できるプログラムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】合意文書を取り交わす各当事者に属するコンピ
ュータシステムによる情報のやり取りを時間軸とともに
示す概念図である。
【図2】合意文書が作成されるまでの間の各システムの
情報のやり取りを示す概念図である。
【図3】合意文書を保存する場合の各システムの情報の
やり取りを示す概念図である。
【図4】一方の当事者が合意したものの他方の当事者が
合意しなかった場合の各システムの情報のやり取りを示
す概念図である。
【図5】合意文書を取り交わす当事者が三者の場合を示
す概念図である。
【図6】合意文書を取り交わす二の当事者とは別に、合
意文書を保存するシステムがある場合を示す概念図であ
る。
【図7】合意文書が作成されるまでの間の各システムの
情報のやり取りを示す概念図である。
【符号の説明】
S1 一のコンピュータシステム S11 入力手段 S12 送
信手段 S13 受信手段 S14 保
存ファイル S15 制御手段 S2 他の一のコンピュータシステム S21 入力手段 S22 送
信手段 S23 受信手段 S24 保
存ファイル S25 制御手段 S3 他のコンピュータシステム S4 保存用システム D11 最初の入力操作情報 D21 他システムからの入力操作情報 D22 新
たな入力操作情報 A1 承認信号 A2 承
認信号 F1 登録信号 F2 登
録信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークで接続された複数のコンピュ
    ータシステムを用いて複数の当事者間の合意文書を作成
    する合意文書作成システムであって、 各々のコンピュータシステムにおいては、合意文書を作
    成するための入力操作情報を入力するための入力手段
    と、その入力手段による入力操作情報を他の全てのコン
    ピュータシステムへ送信するための送信手段と、他の全
    てのコンピュータシステムから送信されてくる情報を受
    信するための受信手段と、合意文書を保存するための保
    存ファイルと、受信手段が受信している間は入力手段を
    操作できないように制御するための制御手段とを備え、
    入力手段は、合意文書に対する変更の意思がない旨の承
    認信号を、他の全てのコンピュータシステムへ送信手段
    を介して伝達し、受信手段は、他の全てのコンピュータ
    システムから送信されてくる承認信号を受信し、制御手
    段は、他の全てのコンピュータシステムから承認信号を
    受信した場合に合意文書を保存ファイルに保存させると
    ともに、その保存の際に他の全てのコンピュータシステ
    ムにおける合意文書の保存ファイルへ登録信号を送信さ
    せ、更に、他の全てのコンピュータシステムからの承認
    信号を受信する前に新たな入力操作情報を受信した場合
    には、前記承認信号をキャンセルするようにし、保存フ
    ァイルに保存された合意文書は、当該コンピュータシス
    テムにおいて閲覧および検索が可能であるとともに、他
    の全てのコンピュータシステムの登録信号が揃わない場
    合には書き換えができないようにしたことを特徴とする
    合意文書作成システム。
  2. 【請求項2】ネットワークで接続された複数のコンピュ
    ータシステムを用いて複数の当事者間で作成した合意文
    書を保存する保存用システムであって、その保存用シス
    テムは、当事者ごとに備えられるコンピュータシステム
    とは別に設けられ、当事者ごとに備えられるコンピュー
    タシステムから合意文書を受信する受信手段と、その受
    信手段が受信した合意文書を保存する保存手段とを備
    え、その保存手段は、全ての当事者の合意がなければ書
    き換え不能であるように合意文書を保存することとした
    ことを特徴とする合意文書保存用システム。
  3. 【請求項3】ネットワークで接続された複数のコンピュ
    ータシステムを用いて複数の当事者間の合意文書を作成
    する合意文書作成方法であって、 各々のコンピュータシステムにおいては、合意文書を作
    成するための入力操作情報を入力する入力手順と、その
    入力手順による入力操作情報を他の全てのコンピュータ
    システムへ送信する送信手順と、他の全てのコンピュー
    タシステムから送信されてくる入力操作情報を受信する
    受信手順と、受信手段が受信している間は入力手段を操
    作できないように制御する入力制御手順と、合意文書に
    対する変更の意思がない旨の承認信号を他の全てのコン
    ピュータシステムへ伝達する承認手順と、他の全てのコ
    ンピュータシステムから送信されてくる承認信号を受信
    する承認受信手順と、他の全てのコンピュータシステム
    から承認信号を受信した場合に合意文書を保存ファイル
    に保存させる保存手順と、その保存手順の際に他の全て
    のコンピュータシステムにおける合意文書の保存ファイ
    ルへ登録信号を送信する登録信号送信手順とを含み、他
    のコンピュータシステムからの承認信号を受信する前に
    新たな入力操作情報を受信した場合には、前記承認信号
    をキャンセルするキャンセル手順を含み、保存ファイル
    に保存された合意文書は、当該コンピュータシステムに
    おいて閲覧および検索が可能であるとともに、他の全て
    のコンピュータシステムの登録信号が揃わない場合には
    書き換えができないようにしたことを特徴とする合意文
    書作成方法。
  4. 【請求項4】ネットワークで接続された複数のコンピュ
    ータシステムを用いて複数の当事者間の合意文書を作成
    する合意文書作成方法を実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 そのプログラムは、合意文書を作成するための入力操作
    情報を入力する入力機能と、その入力機能による入力操
    作情報を他の全てのコンピュータシステムへ送信する送
    信機能と、他の全てのコンピュータシステムから送信さ
    れてくる入力操作情報を受信する受信機能と、受信機能
    が受信している間は入力手段を操作できないように制御
    する入力制御機能と、合意文書に対する変更の意思がな
    い旨の承認信号を他の全てのコンピュータシステムへ伝
    達する承認機能と、他の全てのコンピュータシステムか
    ら送信されてくる承認信号を受信する承認受信機能と、
    他の全てのコンピュータシステムから承認信号を受信し
    た場合に合意文書を保存ファイルに保存させる保存機能
    と、その保存機能が作用する際に他の全てのコンピュー
    タシステムにおける合意文書の保存ファイルへ登録信号
    を送信する登録信号送信手順とをコンピュータに実行さ
    せ、且つ、他のコンピュータシステムからの承認信号を
    受信する前に新たな入力操作情報を受信した場合には、
    前記承認信号をキャンセルするキャンセル機能とを含
    み、保存ファイルに保存された合意文書は、当該コンピ
    ュータシステムにおいて閲覧および検索が可能であると
    ともに、他の全てのコンピュータシステムの登録信号が
    揃わない場合には書き換えができないようにする書き換
    え機能とを、各コンピュータシステムに実行させるプロ
    グラムであることを特徴とした記録媒体。
  5. 【請求項5】ネットワークで接続された複数のコンピュ
    ータシステムを用いて複数の当事者間の合意文書を作成
    する合意文書作成システムであって、 各々のコンピュータシステムにおいては、合意文書を作
    成するための入力操作情報を入力するための入力手段
    と、その入力手段による入力操作情報を他の全てのコン
    ピュータシステムへ送信するための送信手段と、他の全
    てのコンピュータシステムから送信されてくる情報を受
    信するための受信手段と、送信した合意文書および受信
    した合意文書を保存するための保存ファイルと、合意文
    書を送信した後は、全てのコンピュータシステムにて送
    信した合意文書への新たな入力ができないように制御す
    るための制御手段とを備え、入力手段は、送信されてき
    た合意文書を、新たな別名文書とした場合に修正のため
    の入力を行えるようにし、制御手段は、他の全てのコン
    ピュータシステムから承認信号を受信した場合に合意文
    書を保存ファイルに保存させるとともに、その保存の際
    に他の全てのコンピュータシステムにおける合意文書の
    保存ファイルへ登録信号を送信させ、保存ファイルに保
    存された合意文書は、当該コンピュータシステムにおい
    て閲覧および検索が可能であるとともに、他の全てのコ
    ンピュータシステムの登録信号が揃わない場合には書き
    換えができないようにしたことを特徴とする合意文書作
    成システム。
  6. 【請求項6】ネットワークで接続された複数のコンピュ
    ータシステムを用いて複数の当事者間の合意文書を作成
    する合意文書作成方法であって、 各々のコンピュータシステムにおいては、合意文書を作
    成するための入力操作情報を入力するための入力手順
    と、その入力手順による入力操作情報を他の全てのコン
    ピュータシステムへ送信するための送信手順と、他の全
    てのコンピュータシステムから送信されてくる情報を受
    信するための受信手順と、合意文書を保存するための保
    存手順と、合意文書を送信した後は、全てのコンピュー
    タシステムにて送信した合意文書への新たな入力ができ
    ないように制御するための制御手順とを備えるととも
    に、 送信されてきた合意文書に合意できない場合には、その
    合意文書を、新たな別名文書としてから修正のための入
    力を行う修正手順と、送信されてきた合意文書に対する
    変更の意思がない場合にはその旨の承認信号を、他の全
    てのコンピュータシステムへ送信手段を介して伝達する
    承認送信手順と、他の全てのコンピュータシステムから
    送信されてくる承認信号を受信する承認受信手順と、送
    信されてきた合意文書および受信した合意文書を保存さ
    せる保存手順と、その保存の際に他の全てのコンピュー
    タシステムにおける合意文書の保存ファイルへ登録信号
    を送信する登録送信手順とを備えたことを特徴とする合
    意文書作成方法。
  7. 【請求項7】ネットワークで接続された複数のコンピュ
    ータシステムを用いて複数の当事者間の合意文書を作成
    する合意文書作成方法を実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 そのプログラムは、合意文書を作成するための入力操作
    情報を入力するための入力機能と、その入力機能による
    入力操作情報を他の全てのコンピュータシステムへ送信
    するための送信機能と、他の全てのコンピュータシステ
    ムから送信されてくる情報を受信するための受信機能
    と、合意文書を保存するための保存機能と、合意文書を
    送信した後は、全てのコンピュータシステムにて送信し
    た合意文書への新たな入力ができないように制御するた
    めの制御機能とを備えるとともに、 送信されてきた合意文書に合意できない場合には、その
    合意文書を、新たな別名文書としてから修正のための入
    力を行えるようにする修正機能と、送信されてきた合意
    文書に対する変更の意思がない場合にはその旨の承認信
    号を、他の全てのコンピュータシステムへ送信手段を介
    して伝達する承認送信機能と、他の全てのコンピュータ
    システムから送信されてくる承認信号を受信する承認受
    信機能と、送信されてきた合意文書および受信した合意
    文書を保存させる保存機能と、その保存機能が作用する
    際に他の全てのコンピュータシステムにおける合意文書
    の保存ファイルへ登録信号を送信する登録送信機能と
    を、各コンピュータシステムに実行させるプログラムで
    あることを特徴とする記録媒体。
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