JP2002123629A - ネットワークを使用した保守管理システム - Google Patents
ネットワークを使用した保守管理システムInfo
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- JP2002123629A JP2002123629A JP2000312056A JP2000312056A JP2002123629A JP 2002123629 A JP2002123629 A JP 2002123629A JP 2000312056 A JP2000312056 A JP 2000312056A JP 2000312056 A JP2000312056 A JP 2000312056A JP 2002123629 A JP2002123629 A JP 2002123629A
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Landscapes
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】本発明は、保守員が、製品の設置場所に適切な
時期に派遣され、そして適切な保守作業を実行すること
ができるネットワークを使用した保守管理システムを提
供する。 【解決手段】 本発明によるネットワークを使用した保
守管理システムは、監視対象製品1において稼働中に蓄
積されたメンテナンスデータ12aを、監視対象製品1
にネットワーク2を介して結合されたデータセンタ3で
回収し、データセンタ3に回収されたメンテナンスデー
タ12aを参照して、監視対象製品1に対する保守作業
の実行内容と、保守作業に必要な部品と、保守作業の実
行タイミングが決定され、実行タイミングに合わせて、
監視対象製品1の保守作業を実行する保守員が監視対象
製品1が設置された設置個所に派遣される。
時期に派遣され、そして適切な保守作業を実行すること
ができるネットワークを使用した保守管理システムを提
供する。 【解決手段】 本発明によるネットワークを使用した保
守管理システムは、監視対象製品1において稼働中に蓄
積されたメンテナンスデータ12aを、監視対象製品1
にネットワーク2を介して結合されたデータセンタ3で
回収し、データセンタ3に回収されたメンテナンスデー
タ12aを参照して、監視対象製品1に対する保守作業
の実行内容と、保守作業に必要な部品と、保守作業の実
行タイミングが決定され、実行タイミングに合わせて、
監視対象製品1の保守作業を実行する保守員が監視対象
製品1が設置された設置個所に派遣される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稼働中の製品の稼
働状況をネットワークを介して遠隔監視し、監視結果に
基づいて、製品の保守を実行する保守員を効率的に派遣
することができるネットワークを使用した保守管理シス
テムに関する。
働状況をネットワークを介して遠隔監視し、監視結果に
基づいて、製品の保守を実行する保守員を効率的に派遣
することができるネットワークを使用した保守管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】医療機器、複写機、そしてコンピュータ
等の製品が安定的に稼働するためには、定期的な保守作
業が不可欠である。保守作業とは、消耗部品の交換、消
耗品の補充、そして調整個所の調整等を意味する。
等の製品が安定的に稼働するためには、定期的な保守作
業が不可欠である。保守作業とは、消耗部品の交換、消
耗品の補充、そして調整個所の調整等を意味する。
【0003】一般に、製品の保守は、簡単な内容の者
は、ユーザが実行する。ユーザが対応出来ない保守は、
保守会社(ディーラ)又は製造会社(メーカ)から派遣
される保守員により実行される。ユーザは、例えば保守
員による保守を定期的に実行させたい製品について、保
守契約を締結することができる。保守契約が締結された
製品に対しては、製品の稼働状況に関わらず、例えば月
に一度等の頻度で、保守員が製品の設置場所に出向い
て、製品の保守を実行する。
は、ユーザが実行する。ユーザが対応出来ない保守は、
保守会社(ディーラ)又は製造会社(メーカ)から派遣
される保守員により実行される。ユーザは、例えば保守
員による保守を定期的に実行させたい製品について、保
守契約を締結することができる。保守契約が締結された
製品に対しては、製品の稼働状況に関わらず、例えば月
に一度等の頻度で、保守員が製品の設置場所に出向い
て、製品の保守を実行する。
【0004】この保守作業の内容は、保守員による現場
における判断で設定することができる。また、その保守
作業の内容は、予め作業マニュアルを作成して規格化す
ることもできる。
における判断で設定することができる。また、その保守
作業の内容は、予め作業マニュアルを作成して規格化す
ることもできる。
【0005】保守作業の経験が深い保守員は、製品の設
置場所に出向いた場合、自らの経験に基づいて、動作検
査、分解検査、劣化状況の診断、部品交換、そして清掃
等の保守作業の必要性を判断し、適切な保守作業を実行
することができる。
置場所に出向いた場合、自らの経験に基づいて、動作検
査、分解検査、劣化状況の診断、部品交換、そして清掃
等の保守作業の必要性を判断し、適切な保守作業を実行
することができる。
【0006】一方、保守作業の経験が浅い保守員は、自
らの判断で適切な保守作業を実行することが困難であ
る。このため、経験の浅い保守員は、予め設定された作
業マニュアルを参照して、画一的な作業を実行してしま
う恐れがある。
らの判断で適切な保守作業を実行することが困難であ
る。このため、経験の浅い保守員は、予め設定された作
業マニュアルを参照して、画一的な作業を実行してしま
う恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】正常に稼働する製品に
対しては、無用な保守作業の実行を回避することが望ま
しい。このような製品に対しては、保守作業の実行が故
障原因になる恐れがある。さらに、このような無用な保
守作業の実行は、使用可能な部品を交換する事態を招く
恐れがあり、部品の有効利用を妨げていた。また、無用
な保守作業の実行に伴ない、保守員の無用な派遣及び作
業時間の冗長化を招いていた。また、交換する必要の無
用部品の搬送に伴なう搬送コストの上昇を招いていた。
この搬送コストの問題は、例えば交換という概念ではな
く、補充という概念の場合、補充量を事前に掌握できな
い場合、過大搬送又は過小搬送の実行を招き、やはり適
当な搬送コストの搬送を実行することができない。
対しては、無用な保守作業の実行を回避することが望ま
しい。このような製品に対しては、保守作業の実行が故
障原因になる恐れがある。さらに、このような無用な保
守作業の実行は、使用可能な部品を交換する事態を招く
恐れがあり、部品の有効利用を妨げていた。また、無用
な保守作業の実行に伴ない、保守員の無用な派遣及び作
業時間の冗長化を招いていた。また、交換する必要の無
用部品の搬送に伴なう搬送コストの上昇を招いていた。
この搬送コストの問題は、例えば交換という概念ではな
く、補充という概念の場合、補充量を事前に掌握できな
い場合、過大搬送又は過小搬送の実行を招き、やはり適
当な搬送コストの搬送を実行することができない。
【0008】更には、無用部品の他、突発的な故障に対
応するために種々の部品を在庫として取り揃え無ければ
ならず、在庫を保管管理する保管管理コストの上昇も招
いていた。
応するために種々の部品を在庫として取り揃え無ければ
ならず、在庫を保管管理する保管管理コストの上昇も招
いていた。
【0009】本発明は、保守員が、製品の設置場所に適
切な時期に派遣され、そして適切な保守作業を実行する
ことができるネットワークを使用した保守管理システム
を提供する。本発明は更に、交換及び補充を適切な時期
に実行することができ、搬送コストを適当な状態に保つ
ことができるネットワークを使用した保守管理システム
を提供する。本発明は更に、交換及び補充対象の部品を
事前に予測して、適切な在庫量を維持することができる
ネットワークを使用した保守管理システムを提供する。
切な時期に派遣され、そして適切な保守作業を実行する
ことができるネットワークを使用した保守管理システム
を提供する。本発明は更に、交換及び補充を適切な時期
に実行することができ、搬送コストを適当な状態に保つ
ことができるネットワークを使用した保守管理システム
を提供する。本発明は更に、交換及び補充対象の部品を
事前に予測して、適切な在庫量を維持することができる
ネットワークを使用した保守管理システムを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0011】本発明によるネットワークを使用した保守
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品(1)に対する保守作業の実行内容と、保守作
業に必要な部品と、保守作業の実行タイミングが決定さ
れ、実行タイミングに合わせて、監視対象製品(1)の
保守作業を実行する保守員が監視対象製品(1)が設置
された設置個所に派遣される。
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品(1)に対する保守作業の実行内容と、保守作
業に必要な部品と、保守作業の実行タイミングが決定さ
れ、実行タイミングに合わせて、監視対象製品(1)の
保守作業を実行する保守員が監視対象製品(1)が設置
された設置個所に派遣される。
【0012】本発明によるネットワークを使用した保守
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品に対する保守作業の実行内容と、補充すべき物
品と、保守作業の実行タイミングが決定され、実行タイ
ミングに合わせて、監視対象製品(1)の保守作業を実
行する保守員は、監視対象製品(1)が設置された設置
個所に派遣される。
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品に対する保守作業の実行内容と、補充すべき物
品と、保守作業の実行タイミングが決定され、実行タイ
ミングに合わせて、監視対象製品(1)の保守作業を実
行する保守員は、監視対象製品(1)が設置された設置
個所に派遣される。
【0013】本発明によるネットワークを使用した保守
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品(1)に対する保守作業の実行内容と、保守作
業に必要な部品と、保守作業の実行タイミングが決定さ
れ、実行タイミングに合わせて、監視対象製品(1)を
監視対象製品(1)が設置された設置個所から回収され
且つ監視対象製品(1)に対する保守作業が実行され
る。
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品(1)に対する保守作業の実行内容と、保守作
業に必要な部品と、保守作業の実行タイミングが決定さ
れ、実行タイミングに合わせて、監視対象製品(1)を
監視対象製品(1)が設置された設置個所から回収され
且つ監視対象製品(1)に対する保守作業が実行され
る。
【0014】本発明によるネットワークを使用した保守
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品(1)の稼働時間及び/又は稼働内容が検出さ
れ、稼動時間及び/又は稼働内容を参照して、稼働時間
及び/又は稼働内容に対応した監視対象製品(1)の使
用料金が算出され且つ使用料金の精算が実行される。
管理システムは、監視対象製品(1)において稼働中に
蓄積されたメンテナンスデータ(12a)を、監視対象
製品(1)にネットワーク(2)を介して結合されたデ
ータセンタ(3)で回収し、データセンタ(3)に回収
されたメンテナンスデータ(12a)を参照して、監視
対象製品(1)の稼働時間及び/又は稼働内容が検出さ
れ、稼動時間及び/又は稼働内容を参照して、稼働時間
及び/又は稼働内容に対応した監視対象製品(1)の使
用料金が算出され且つ使用料金の精算が実行される。
【0015】本発明によるネットワークを使用した保守
管理システムは、稼働中に稼働内容を表すメンテナンス
データ(12a)を記憶する記憶装置(12)と、メン
テナンスデータ(12a)をネットワーク(2)に送出
する通信装置(13)を備えた監視対象製品(1)と、
ネットワーク(2)を介してメンテナンスデータ(12
a)を回収するデータ回収装置(31)と、メンテナン
スデータ(12a)の分析結果をネットワーク(2)に
送出する通信装置(33)を備えたデータセンタ(3)
と、ネットワーク(2)を介して入力する分析結果に基
づいて、監視対象製品(1)に対する保守作業の内容
と、保守作業に必要な部品と、保守作業の実行タイミン
グを決定し、実行タイミングに合わせて保守作業を実行
する保守員を手配する拠点(4,5)とを備える。
管理システムは、稼働中に稼働内容を表すメンテナンス
データ(12a)を記憶する記憶装置(12)と、メン
テナンスデータ(12a)をネットワーク(2)に送出
する通信装置(13)を備えた監視対象製品(1)と、
ネットワーク(2)を介してメンテナンスデータ(12
a)を回収するデータ回収装置(31)と、メンテナン
スデータ(12a)の分析結果をネットワーク(2)に
送出する通信装置(33)を備えたデータセンタ(3)
と、ネットワーク(2)を介して入力する分析結果に基
づいて、監視対象製品(1)に対する保守作業の内容
と、保守作業に必要な部品と、保守作業の実行タイミン
グを決定し、実行タイミングに合わせて保守作業を実行
する保守員を手配する拠点(4,5)とを備える。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るネットワー
クを使用した保守管理システムの概念図である。図に示
された保守管理システム10の構成は、監視対象製品1
と、ネットワーク2と、データセンタ3と、メーカ拠点
4と、ディーラ拠点5を備える。
クを使用した保守管理システムの概念図である。図に示
された保守管理システム10の構成は、監視対象製品1
と、ネットワーク2と、データセンタ3と、メーカ拠点
4と、ディーラ拠点5を備える。
【0017】監視対象製品1と、データセンタ3と、メ
ーカ拠点4と、ディーラ拠点5は、ネットワーク2を介
して結合される。
ーカ拠点4と、ディーラ拠点5は、ネットワーク2を介
して結合される。
【0018】ネットワーク2は、インターネット網、公
衆電話回線、そして携帯電話回線等からなる。
衆電話回線、そして携帯電話回線等からなる。
【0019】監視対象製品1は、ユーザに管理される拠
点に設置され、そして稼働するハードウェア及びソフト
ウェアを備える。監視対象製品1は、例えば医療機器、
自動販売機、複写機、電気メータ、ガスメータ、水道メ
ータ、そして現金自動取引装置である。
点に設置され、そして稼働するハードウェア及びソフト
ウェアを備える。監視対象製品1は、例えば医療機器、
自動販売機、複写機、電気メータ、ガスメータ、水道メ
ータ、そして現金自動取引装置である。
【0020】監視対象製品1は、制御装置11と、記憶
装置12と、通信装置13を備える。制御装置11は、
監視対象製品1の動作制御及び監視制御を実行するプロ
セッサである。この動作制御は、監視対象製品1に設定
された機能、例えば医療行為補助機能、入出金機能、そ
して物品搬送機能等の制御を意味する。監視制御とは、
ユーザによる操作記録、操作時間、そして各部に設けら
れたセンサ出力信号を収集する制御を意味する。記憶装
置12は、制御装置11による監視の結果を記憶する、
例えばフラッシュメモリである。この記憶装置12に
は、監視結果としてメンテナンスデータ12aが書き込
まれる。このメンテナンスデータ12aは、制御装置1
1の制御に基づいて、書き込み及び読み取り、更には消
去が実行される。メンテナンスデータ12aは、通信時
の通信量を削減するため、一つの意味を持つデータが所
定のビット長(例えば8ビット)で表され、そしてこれ
らのデータの組み合わせからなる固定長のシリアルデー
タ(ブロックデータ)に加工されることが望ましい。通
信装置13は、監視対象製品1をネットワーク2に接続
する、例えばモデム及びPHS等の通信機器を備える。
装置12と、通信装置13を備える。制御装置11は、
監視対象製品1の動作制御及び監視制御を実行するプロ
セッサである。この動作制御は、監視対象製品1に設定
された機能、例えば医療行為補助機能、入出金機能、そ
して物品搬送機能等の制御を意味する。監視制御とは、
ユーザによる操作記録、操作時間、そして各部に設けら
れたセンサ出力信号を収集する制御を意味する。記憶装
置12は、制御装置11による監視の結果を記憶する、
例えばフラッシュメモリである。この記憶装置12に
は、監視結果としてメンテナンスデータ12aが書き込
まれる。このメンテナンスデータ12aは、制御装置1
1の制御に基づいて、書き込み及び読み取り、更には消
去が実行される。メンテナンスデータ12aは、通信時
の通信量を削減するため、一つの意味を持つデータが所
定のビット長(例えば8ビット)で表され、そしてこれ
らのデータの組み合わせからなる固定長のシリアルデー
タ(ブロックデータ)に加工されることが望ましい。通
信装置13は、監視対象製品1をネットワーク2に接続
する、例えばモデム及びPHS等の通信機器を備える。
【0021】データセンタ3は、ネットワーク2を介し
て監視対象製品1の稼働状況を監視し、監視結果をメー
カ拠点4及びディーラ拠点5へ通知するハードウェア及
びソフトウェアを備える。データセンタ3は、例えば機
器監視会社の拠点に設置され、そして稼働する。
て監視対象製品1の稼働状況を監視し、監視結果をメー
カ拠点4及びディーラ拠点5へ通知するハードウェア及
びソフトウェアを備える。データセンタ3は、例えば機
器監視会社の拠点に設置され、そして稼働する。
【0022】データセンタ3は、データ回収装置31
と、対応制御装置32と、通信装置33を備える。デー
タ回収装置31は、所定の周期で、又はデータセンタ3
の係員の指示に基づいて監視対象製品1からメンテナン
スデータ12aを回収し、そして対応制御装置32に通
知する。対応制御装置32は、データ回収装置31から
通知されたメンテナンスデータ12aの内容を分析し、
分析結果をメーカ拠点そして監視対象製品1に対する保
守作業の必要性判断及び適切な監視周期の設定を実行す
る。通信装置33は、ネットワーク2を介して、監視対
象製品1、メーカ拠点4、そしてディーラ拠点5との通
信を実行するモデム及びPHS等の通信機器を備える。
と、対応制御装置32と、通信装置33を備える。デー
タ回収装置31は、所定の周期で、又はデータセンタ3
の係員の指示に基づいて監視対象製品1からメンテナン
スデータ12aを回収し、そして対応制御装置32に通
知する。対応制御装置32は、データ回収装置31から
通知されたメンテナンスデータ12aの内容を分析し、
分析結果をメーカ拠点そして監視対象製品1に対する保
守作業の必要性判断及び適切な監視周期の設定を実行す
る。通信装置33は、ネットワーク2を介して、監視対
象製品1、メーカ拠点4、そしてディーラ拠点5との通
信を実行するモデム及びPHS等の通信機器を備える。
【0023】メーカ拠点4は、監視対象製品1の設計製
造及び保守を実行する拠点である。このメーカ拠点4
は、ネットワーク2を介してデータセンタ3及びディー
ラ拠点5、そして必要に応じて監視対象製品1と通信を
実行することができるネットワーク端末を備える。この
ネットワーク端末は、メンテナンスデータ12aの分析
結果に基づいて、監視対象製品1に対する保守作業の実
行判断、保守内容の決定、そして遠隔保守を実行するこ
とができる。
造及び保守を実行する拠点である。このメーカ拠点4
は、ネットワーク2を介してデータセンタ3及びディー
ラ拠点5、そして必要に応じて監視対象製品1と通信を
実行することができるネットワーク端末を備える。この
ネットワーク端末は、メンテナンスデータ12aの分析
結果に基づいて、監視対象製品1に対する保守作業の実
行判断、保守内容の決定、そして遠隔保守を実行するこ
とができる。
【0024】ディーラ拠点5は、監視対象製品1の販売
を実行する拠点である。ディーラ拠点5は、ネットワー
ク2を介してデータセンタ3及びメーカ拠点4、そして
必要に応じて監視対象製品1と通信を実行することがで
きるネットワーク端末を備える。監視対象製品1がリー
ス又はレンタル契約に基づいてユーザ拠点に設置された
場合、ディーラ拠点5に設置されたネットワーク端末
は、メンテナンスデータ12aの分析結果に基づいて、
監視対象製品1の利用代金の回収を実行することができ
る。
を実行する拠点である。ディーラ拠点5は、ネットワー
ク2を介してデータセンタ3及びメーカ拠点4、そして
必要に応じて監視対象製品1と通信を実行することがで
きるネットワーク端末を備える。監視対象製品1がリー
ス又はレンタル契約に基づいてユーザ拠点に設置された
場合、ディーラ拠点5に設置されたネットワーク端末
は、メンテナンスデータ12aの分析結果に基づいて、
監視対象製品1の利用代金の回収を実行することができ
る。
【0025】ここで、図2〜図5を参照して、本発明に
係るネットワークを使用した保守管理システム10の動
作を説明する。
係るネットワークを使用した保守管理システム10の動
作を説明する。
【0026】図2は、本発明に係るデータの流れを示す
説明図である。図において、保守対象製品1には、製品
1の稼働に伴ない、保守に必要なデータ(メンテナンス
データ12a)が蓄積(1a)される。蓄積されたデー
タは、データセンタ3の制御により、定期的に取得され
る(3a)。データセンタ3は、メンテナンスデータ1
2aの分析を実行する。分析の結果は、メーカ拠点4及
びディーラ拠点5に定期的に送信される(3b)。メー
カ拠点4は、分析結果を参照して、必要に応じて、製品
1に対する保守作業(メンテナンス)を実行する(4
a)。ディーラ拠点5は、分析結果を参照して、料金を
回収する(5a)。
説明図である。図において、保守対象製品1には、製品
1の稼働に伴ない、保守に必要なデータ(メンテナンス
データ12a)が蓄積(1a)される。蓄積されたデー
タは、データセンタ3の制御により、定期的に取得され
る(3a)。データセンタ3は、メンテナンスデータ1
2aの分析を実行する。分析の結果は、メーカ拠点4及
びディーラ拠点5に定期的に送信される(3b)。メー
カ拠点4は、分析結果を参照して、必要に応じて、製品
1に対する保守作業(メンテナンス)を実行する(4
a)。ディーラ拠点5は、分析結果を参照して、料金を
回収する(5a)。
【0027】図3は、本発明に係る第1のフローチャー
トである。監視対象製品1が稼動すると(S1)、製品
1の制御装置11は、一定の周期及びユーザによる操作
が実行される度に、メンテナンスデータ12aの元とな
るデータを収集し、そして記憶装置12への記録を実行
する(S2)。その後、制御装置11は、データセンタ
3からのデータ回収指示を監視する(S3)。制御装置
11は、データ回収指示が存在しない場合、1サイクル
の処理を終了(エンドに移行)し、新たにステップS1
の処理を起動する。ステップS3において、データ回収
指示が検出された場合、制御装置11は、通信装置13
及びネットワーク2を介してメンテナンスデータ12a
をデータセンタ3に送信する。
トである。監視対象製品1が稼動すると(S1)、製品
1の制御装置11は、一定の周期及びユーザによる操作
が実行される度に、メンテナンスデータ12aの元とな
るデータを収集し、そして記憶装置12への記録を実行
する(S2)。その後、制御装置11は、データセンタ
3からのデータ回収指示を監視する(S3)。制御装置
11は、データ回収指示が存在しない場合、1サイクル
の処理を終了(エンドに移行)し、新たにステップS1
の処理を起動する。ステップS3において、データ回収
指示が検出された場合、制御装置11は、通信装置13
及びネットワーク2を介してメンテナンスデータ12a
をデータセンタ3に送信する。
【0028】データセンタ3のデータ回収装置31は、
ネットワーク2及び通信装置33を介してメンテナンス
データ12aを受信すると、メンテナンスデータ12a
を対応制御装置32に転送する。対応制御装置32は、
メンテナンスデータ12aの分析を実行する(S4)。
対応制御装置32は、分析結果として、メーカ端末4に
向けて送信される保守作業用分析結果と、ディーラ端末
5に向けて送信される料金回収用分析結果を生成する。
対応制御装置32は、メーカ拠点4及び/又はディーラ
拠点5への分析結果の報告を実行するか否か判断する
(S5)。
ネットワーク2及び通信装置33を介してメンテナンス
データ12aを受信すると、メンテナンスデータ12a
を対応制御装置32に転送する。対応制御装置32は、
メンテナンスデータ12aの分析を実行する(S4)。
対応制御装置32は、分析結果として、メーカ端末4に
向けて送信される保守作業用分析結果と、ディーラ端末
5に向けて送信される料金回収用分析結果を生成する。
対応制御装置32は、メーカ拠点4及び/又はディーラ
拠点5への分析結果の報告を実行するか否か判断する
(S5)。
【0029】ステップS6において、保守作業用分析結
果の報告は、例えば別途用意された基準データと保守作
業要分析結果の差が所定の閾値を超えた場合に実行され
る。料金回収用分析結果の報告は、例えば料金精算の締
め日に実行される。また、対応制御装置32は、保守作
業用分析結果と基準データの差が、所定の閾値に到る前
の或る許容範囲に到った場合、データ回収装置31にデ
ータ回収頻度の短縮(週に一度、日に一度、1時間に一
度等)を指示する。データ回収装置31は、新たなデー
タ回収頻度を設定して、監視対象製品1からのメンテナ
ンスデータ12aの回収を実行する。また、制御装置1
1の制御に基づくタイミングでメンテナンスデータ12
aがデータセンタ3に送信される場合、データ回収装置
31は、監視対象製品1に新たなデータ回収頻度、即ち
データ送信頻度を指示する。
果の報告は、例えば別途用意された基準データと保守作
業要分析結果の差が所定の閾値を超えた場合に実行され
る。料金回収用分析結果の報告は、例えば料金精算の締
め日に実行される。また、対応制御装置32は、保守作
業用分析結果と基準データの差が、所定の閾値に到る前
の或る許容範囲に到った場合、データ回収装置31にデ
ータ回収頻度の短縮(週に一度、日に一度、1時間に一
度等)を指示する。データ回収装置31は、新たなデー
タ回収頻度を設定して、監視対象製品1からのメンテナ
ンスデータ12aの回収を実行する。また、制御装置1
1の制御に基づくタイミングでメンテナンスデータ12
aがデータセンタ3に送信される場合、データ回収装置
31は、監視対象製品1に新たなデータ回収頻度、即ち
データ送信頻度を指示する。
【0030】次に図4を参照して本発明に係るネットワ
ークを使用した保守管理システムの動作を説明する。図
4は、本発明に係る第2のフローチャートである。メー
カ拠点4では、図3のステップS6において実行される
報告を監視する(S11)。メーカ拠点4では、報告を
受信すると、保守作業用分析結果の内容を解析し、監視
対象製品1に対する保守作業実行のタイミング及び作業
内容、更には必要な部品の手配を実行する(S12)。
ステップS12において、必要な手配が完了し、保守作
業実行のタイミングが到来すると、メーカ拠点4からユ
ーザ拠点に保守員を派遣し、監視対象製品1の保守作業
を実行する。また、保守員は、作業内容が回収作業を示
す場合、監視対象製品1を回収してメーカ拠点4におけ
る保守作業を実行する。
ークを使用した保守管理システムの動作を説明する。図
4は、本発明に係る第2のフローチャートである。メー
カ拠点4では、図3のステップS6において実行される
報告を監視する(S11)。メーカ拠点4では、報告を
受信すると、保守作業用分析結果の内容を解析し、監視
対象製品1に対する保守作業実行のタイミング及び作業
内容、更には必要な部品の手配を実行する(S12)。
ステップS12において、必要な手配が完了し、保守作
業実行のタイミングが到来すると、メーカ拠点4からユ
ーザ拠点に保守員を派遣し、監視対象製品1の保守作業
を実行する。また、保守員は、作業内容が回収作業を示
す場合、監視対象製品1を回収してメーカ拠点4におけ
る保守作業を実行する。
【0031】メーカ拠点4では、ステップS12の終了
後、メーカ拠点4では、監視対象1に対する新たな指
示、即ちステップS12において複数の保守作業タイミ
ングが設定されたか否かを判断する(S13)。メーカ
拠点4では、タイミングの異なる複数の保守作業を検出
した場合、ステップS14において、新たな指示に基づ
く更なる保守作業を実行し、処理を終了する。
後、メーカ拠点4では、監視対象1に対する新たな指
示、即ちステップS12において複数の保守作業タイミ
ングが設定されたか否かを判断する(S13)。メーカ
拠点4では、タイミングの異なる複数の保守作業を検出
した場合、ステップS14において、新たな指示に基づ
く更なる保守作業を実行し、処理を終了する。
【0032】次に図5を参照して本発明に係るネットワ
ークを使用した保守管理システムの動作を説明する。図
5は、本発明に係る第3のフローチャートである。ディ
ーラ拠点5では、図3のステップS6において実行され
る報告(指示)を監視する(S15)。ディーラ拠点5
では、例えば保守作業にも対応できる場合、指示内容が
回収すべき代金の月次報告の受信であるか、保守作業用
分析結果であるかを解析する(S16)。ディーラ拠点
5は、回収料金に係る指示の場合、例えばユーザ毎に回
収料金の集計(算出)を実行し、例えば銀行口座からの
自動引き落としの手続きを実行する(S17)。その
後、所定の期日に料金回収が実行される(S18)。ス
テップS17及びS18の処理に基づいて、料金の精算
が実行される。料金回収の実行は、レンタル及びリース
の場合に限らず、監視対象製品1が電気メータ、ガスメ
ータ、そして水道メータの場合、検診員の派遣を省略で
き、更には、所定のセンサにより、漏電、ガス漏れ、水
漏れ等を検出することもできる。
ークを使用した保守管理システムの動作を説明する。図
5は、本発明に係る第3のフローチャートである。ディ
ーラ拠点5では、図3のステップS6において実行され
る報告(指示)を監視する(S15)。ディーラ拠点5
では、例えば保守作業にも対応できる場合、指示内容が
回収すべき代金の月次報告の受信であるか、保守作業用
分析結果であるかを解析する(S16)。ディーラ拠点
5は、回収料金に係る指示の場合、例えばユーザ毎に回
収料金の集計(算出)を実行し、例えば銀行口座からの
自動引き落としの手続きを実行する(S17)。その
後、所定の期日に料金回収が実行される(S18)。ス
テップS17及びS18の処理に基づいて、料金の精算
が実行される。料金回収の実行は、レンタル及びリース
の場合に限らず、監視対象製品1が電気メータ、ガスメ
ータ、そして水道メータの場合、検診員の派遣を省略で
き、更には、所定のセンサにより、漏電、ガス漏れ、水
漏れ等を検出することもできる。
【0033】以上説明の本発明に係る本発明に係るネッ
トワークを使用した保守管理システムにおける監視対象
製品1としては、例えば医療機器の場合、内視鏡洗浄装
置を挙げることができる。内視鏡洗浄装置としては、水
を過酸化水素水溶液に変化させた洗浄液が使用される形
式のものがある。このような装置においては、過酸化水
素水溶液を生成するための酸素と過酸化水素の濃度比
率、水道水を濾過するフィルタの使用時間等がメンテナ
ンスデータ12aとして収集される。さらにメンテナン
スデータ12aとしては、洗浄実行の累積時間、各バル
ブ、逆支弁、そしてミキサー等の位置情報及び駆動累積
時間等が収集される。
トワークを使用した保守管理システムにおける監視対象
製品1としては、例えば医療機器の場合、内視鏡洗浄装
置を挙げることができる。内視鏡洗浄装置としては、水
を過酸化水素水溶液に変化させた洗浄液が使用される形
式のものがある。このような装置においては、過酸化水
素水溶液を生成するための酸素と過酸化水素の濃度比
率、水道水を濾過するフィルタの使用時間等がメンテナ
ンスデータ12aとして収集される。さらにメンテナン
スデータ12aとしては、洗浄実行の累積時間、各バル
ブ、逆支弁、そしてミキサー等の位置情報及び駆動累積
時間等が収集される。
【0034】また、監視対象製品1としては、例えば飲
料自動販売機を挙げることができる。飲料自動販売機の
場合、メンテナンスデータ12aとしては、飲料の残量
及び温度、そしてつり銭の残高等が収集される。
料自動販売機を挙げることができる。飲料自動販売機の
場合、メンテナンスデータ12aとしては、飲料の残量
及び温度、そしてつり銭の残高等が収集される。
【0035】データセンタ3では、例えば、適当な保守
作業、即ち清掃、部品交換、そして物品補充(品物及び
つり銭等の補充)等が必要になるタイミングで保守作業
用分析結果をメーカ拠点4(ディーラ拠点5)に通知す
る。なお、保守作業用分析結果の通知は、逐次実行する
こともできる。この場合、メーカ拠点4(ディーラ拠点
5)では、保守作業用分析結果を参照して、保守作業の
実行タイミングを設定する。
作業、即ち清掃、部品交換、そして物品補充(品物及び
つり銭等の補充)等が必要になるタイミングで保守作業
用分析結果をメーカ拠点4(ディーラ拠点5)に通知す
る。なお、保守作業用分析結果の通知は、逐次実行する
こともできる。この場合、メーカ拠点4(ディーラ拠点
5)では、保守作業用分析結果を参照して、保守作業の
実行タイミングを設定する。
【0036】上述のタイミングは、予め設定された閾値
の設定内容により適宜変更することができる。また、対
応制御装置32(各拠点)が、監視対象製品1から回収
した過去のデータ又は保守作業用分析結果に基づいて、
劣化及び消費速度等を解析できる場合、対応制御装置3
2(各拠点)は、自ら過去のデータ(保守作業用分析結
果)に基づいた解析結果により、上述のタイミングを設
定することができる。
の設定内容により適宜変更することができる。また、対
応制御装置32(各拠点)が、監視対象製品1から回収
した過去のデータ又は保守作業用分析結果に基づいて、
劣化及び消費速度等を解析できる場合、対応制御装置3
2(各拠点)は、自ら過去のデータ(保守作業用分析結
果)に基づいた解析結果により、上述のタイミングを設
定することができる。
【0037】なお、保守作業要分析結果に基づいて、適
切なタイミングで、適切な保守作業が実行されるため、
正常な使用状態の中で、突発的な故障が起こりにくくな
る。また、異常な使用状態も保守作業用分析結果に基づ
いて検出することができるため、保守員は、故障に到る
前に、適切な対応を取ることができる。
切なタイミングで、適切な保守作業が実行されるため、
正常な使用状態の中で、突発的な故障が起こりにくくな
る。また、異常な使用状態も保守作業用分析結果に基づ
いて検出することができるため、保守員は、故障に到る
前に、適切な対応を取ることができる。
【0038】メーカ拠点4又はディーラ拠点5に配置さ
れた保守員は、データセンタ3から通知される保守作業
用分析結果に基づいて、保守作業に出向き、そして予め
設定された保守作業を実行することができる。このた
め、不必要な部品交換、部品及び物品の搬送を実行する
必要が無い。さらに、メーカ拠点4及びディーラ拠点5
は、突発的な故障が減少するため、種々の交換部品を在
庫として取り揃える必要がなくなる。
れた保守員は、データセンタ3から通知される保守作業
用分析結果に基づいて、保守作業に出向き、そして予め
設定された保守作業を実行することができる。このた
め、不必要な部品交換、部品及び物品の搬送を実行する
必要が無い。さらに、メーカ拠点4及びディーラ拠点5
は、突発的な故障が減少するため、種々の交換部品を在
庫として取り揃える必要がなくなる。
【0039】
【発明の効果】本発明によるネットワークを使用した保
守管理システムは、保守員が、製品の設置場所に適切な
時期に派遣され、そして適切な保守作業を実行すること
ができる。更に、交換及び補充を適切な時期に実行する
ことができ、搬送コストを適当な状態に保つことができ
る。また、交換及び補充対象の部品を事前に予測できる
ため、種々の過剰在庫を取り揃える必要が無い。
守管理システムは、保守員が、製品の設置場所に適切な
時期に派遣され、そして適切な保守作業を実行すること
ができる。更に、交換及び補充を適切な時期に実行する
ことができ、搬送コストを適当な状態に保つことができ
る。また、交換及び補充対象の部品を事前に予測できる
ため、種々の過剰在庫を取り揃える必要が無い。
【図1】図は、本発明に係るネットワークを使用した保
守管理システムの概念図である。
守管理システムの概念図である。
【図2】図は、本発明に係るデータの流れを示す説明図
である。
である。
【図3】図は、本発明に係る第1のフローチャートであ
る。
る。
【図4】図は、本発明に係る第2のフローチャートであ
る。
る。
【図5】図は、本発明に係る第3のフローチャートであ
る。
る。
1:監視対象製品 2:ネットワーク 3:データセンタ 4:メーカ拠点 5:ディーラ拠点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 G05B 23/02 301 G05B 23/02 301V (72)発明者 神谷 宏明 愛知県春日井市花長町2−18−9 Fターム(参考) 5B049 BB00 BB07 BB41 CC34 CC36 DD01 EE02 EE56 EE59 FF03 FF04 GG04 GG07 GG09 5H223 AA20 DD07 EE06 FF08
Claims (5)
- 【請求項1】 監視対象製品において稼働中に蓄積され
たメンテナンスデータを、前記監視対象製品にネットワ
ークを介して結合されたデータセンタで回収し、 前記データセンタに回収された前記メンテナンスデータ
を参照して、前記監視対象製品に対する保守作業の実行
内容と、前記保守作業に必要な部品と、前記保守作業の
実行タイミングが決定され、 前記実行タイミングに合わせて、前記監視対象製品の保
守作業を実行する保守員が前記監視対象製品が設置され
た設置個所に派遣されるネットワークを使用した保守管
理システム。 - 【請求項2】 監視対象製品において稼働中に蓄積され
たメンテナンスデータを、前記監視対象製品にネットワ
ークを介して結合されたデータセンタで回収し、 前記データセンタに回収された前記メンテナンスデータ
を参照して、前記監視対象製品に対する保守作業の実行
内容と、補充すべき物品と、前記保守作業の実行タイミ
ングが決定され、 前記実行タイミングに合わせて、前記監視対象製品の保
守作業を実行する保守員が前記監視対象製品が設置され
た設置個所に派遣されるネットワークを使用した保守管
理システム。 - 【請求項3】 監視対象製品において稼働中に蓄積され
たメンテナンスデータを、前記監視対象製品にネットワ
ークを介して結合されたデータセンタで回収し、 前記データセンタに回収された前記メンテナンスデータ
を参照して、前記監視対象製品に対する保守作業の実行
内容と、前記保守作業に必要な部品と、前記保守作業の
実行タイミングが決定され、 前記実行タイミングに合わせて、前記監視対象製品は、
前記監視対象製品が設置された設置個所から回収され且
つ監視対象製品に対する前記保守作業が実行されるネッ
トワークを使用した保守管理システム。 - 【請求項4】 監視対象製品において稼働中に蓄積され
たメンテナンスデータを、前記監視対象製品にネットワ
ークを介して結合されたデータセンタで回収し、 前記データセンタに回収された前記メンテナンスデータ
を参照して、前記監視対象製品の稼働時間及び/又は稼
働内容が検出され、前記稼動時間及び/又は稼働内容を
参照して、前記稼働時間及び/又は稼働内容に対応した
前記監視対象製品の使用料金が算出され、 前記使用料金の精算が実行されるネットワークを使用し
た保守管理システム。 - 【請求項5】 稼働中に稼働内容を表すメンテナンスデ
ータを記憶する記憶装置と、前記メンテナンスデータを
ネットワークに送出する通信装置を備えた監視対象製品
と、 前記ネットワークを介して前記メンテナンスデータを回
収するデータ回収装置と、前記メンテナンスデータの分
析結果を前記ネットワークに送出する通信装置を備えた
データセンタと、 前記ネットワークを介して入力する前記分析結果に基づ
いて、前記監視対象製品に対する保守作業の内容と、保
守作業に必要な部品と、前記保守作業の実行タイミング
を決定し、前記実行タイミングに合わせて前記保守作業
を実行する保守員を手配する拠点とを備えるネットワー
クを使用した保守管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000312056A JP2002123629A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | ネットワークを使用した保守管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000312056A JP2002123629A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | ネットワークを使用した保守管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002123629A true JP2002123629A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18791721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000312056A Pending JP2002123629A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | ネットワークを使用した保守管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002123629A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008003881A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Toshiba Corp | データ収集システム、及びサービス情報提供システム |
JP2018163408A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | コニカミノルタ株式会社 | 医療画像装置解析システム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05143816A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-06-11 | Hitachi Ltd | 部品の稼働管理方法 |
JPH0749712A (ja) * | 1993-08-05 | 1995-02-21 | Toshiba Corp | 設備保全管理装置 |
JPH09161116A (ja) * | 1995-12-07 | 1997-06-20 | Omron Corp | 遠隔監視制御システム |
JPH11224135A (ja) * | 1998-02-06 | 1999-08-17 | Canon Inc | 課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法および記憶媒体 |
JP2000121238A (ja) * | 1998-10-15 | 2000-04-28 | Matsushita Refrig Co Ltd | 家電機器の制御装置および冷蔵庫の制御装置 |
-
2000
- 2000-10-12 JP JP2000312056A patent/JP2002123629A/ja active Pending
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JP2018163408A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | コニカミノルタ株式会社 | 医療画像装置解析システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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|
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A02 | Decision of refusal |
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