JP2002123625A - データサービス装置 - Google Patents

データサービス装置

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JP2002123625A
JP2002123625A JP2000315048A JP2000315048A JP2002123625A JP 2002123625 A JP2002123625 A JP 2002123625A JP 2000315048 A JP2000315048 A JP 2000315048A JP 2000315048 A JP2000315048 A JP 2000315048A JP 2002123625 A JP2002123625 A JP 2002123625A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いろんなデータを総合的に取り扱うデータサ
ービスステーションとしての機能を備えたデータサービ
ス装置を提供する。 【解決手段】 各種のデータを受け渡しするためのデー
タサービス装置であって、携帯型電話機Pと接続可能な
コネクタ6と、任意の相手先と通信可能な専用PHS3
0と、被写体を撮影して撮影画像に応じた画像データを
出力するカメラ4と、カメラ4から出力された画像デー
タを、コネクタ6を介して携帯型電話機Pへと配信する
か、または、専用PHS30を介して相手先へと配信す
るかを、ユーザの所望とする選択に応じて制御するCP
U21とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、たとえば、携帯
型電話機やインターネットを介した相手先との間で、ま
たはその場に居るユーザとの間で、あるいはユーザとサ
ーバとの間において、各種のデータを受け渡しするため
のデータサービス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHS(Personal Hand
yphone System)などの携帯型電話機が著しく普及してい
る。この携帯型電話機では、着信したときの着信音をた
とえばヒット曲のメロディにして音声出力することがで
きる。携帯型電話機には、着信音としてヒット曲などの
メロディが携帯型電話機の供給会社によって予め登録さ
れている。
【0003】また、ユーザが所望のメロディを入力でき
る携帯型電話機も提供されている。すなわち、ユーザが
所有する携帯型電話機にメロディのリズムや音譜を所定
のキー操作により入力し、ユーザが作曲したオリジナル
のメロディや、予め供給会社によって登録されたメロデ
ィ以外のメロディ、たとえば、最新ヒット曲のメロディ
を登録することができる。そして、最近では、最新ヒッ
ト曲のメロディなどを登録するために、それらのリズム
や音譜、およびその入力の仕方が機種別に記載された書
籍も多数出版されている。
【0004】これにより、ユーザは、その携帯型電話機
に予め登録されている着信音に飽きてくれば、任意にそ
の着信音を変更入力することができ、楽しみを増やすこ
とができる。
【0005】しかしながら、着信音としての曲データの
入力では、数百個にも及ぶ音譜をひとつひとつキー入力
しなければならない場合があり、手間と時間とを要する
といった問題点がある。また、曲データの入力手順は、
携帯型電話機の機種により異なり、入力ミスがあれば、
そのための再入力を行わなければならず、煩わしさを伴
うものである。
【0006】一方、ユーザが自分の顔を写した画像デー
タなどを記憶できるとともに、送受信できる携帯型電話
機も提供されている。この種の携帯型電話機には、ユー
ザが所望とする画像を画面上に表示できる機能がある。
ところが、予め携帯型電話機に登録されていない所望の
画像を表示させたり送信したりするために、画像データ
を携帯型電話機に入力するに際しては、パーソナルコン
ピュータなどを用いて所定の操作を行なわなければなら
ず、操作に専門的な知識を要していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、本出願人
は、上記の問題点を改善すべく、携帯型電話機に対して
曲データや画像データなどを容易かつ正確に供給できる
データ供給装置を開発し、すでにそれを稼動させて実績
をあげている。このデータ供給装置は、ゲームセンター
やショッピングセンターのゲームコーナーなどに設置さ
れ、主に携帯型電話機を接続して使用される。このデー
タ供給装置によれば、携帯型電話機に対して曲データや
画像データなどを供給する機能が実現されている。
【0008】このような機能を備えたデータ供給装置に
対して最近の携帯型電話機は、着信メロディや画像の出
力機能に加え、通信機能が充実しつつある。たとえばP
HSのある機種では、インターネットに接続されたパソ
コンや他の携帯型電話機などとメールを交換する際、基
本的にメールサーバを経由してメールをやり取りできる
が、同種の機種や対応機種との間では、メールサーバを
経由することなく直接メールを送受信できる機能を備え
る。この場合、着信メロディや画像などをメールに添付
して送信することができる。
【0009】ところが、上記データ供給装置では、上記
したPHSの通信機能を有効に活用することができず、
その点から改良が求められていた。また、データ供給装
置では、携帯型電話機に曲データや画像データを供給す
るのみならず、いろんなデータを総合的に取り扱うデー
タサービスステーションとしての機能が求められてい
た。つまり、以下に列挙する諸問題に対処すべきことが
要請されていた。
【0010】たとえば、ユーザの顔などをカメラにより
撮影して得られた画像データを、データ供給装置に対し
てケーブル接続された携帯型電話機に配信するのか、ま
たは相手先のパソコンや携帯型電話機にメール形式で配
信するのかをユーザの選択に委ねるだけでは、画像デー
タを受信する端末にさまざまな通信機能があることか
ら、受信端末に応じた適切な配信方式を選択することが
できなかった。
【0011】さらに言えば、画像データに限らず曲デー
タに関しても同様であり、特に相手先に対してメール形
式で配信する場合、相手先の端末によっては、メールサ
ーバ経由でメールの受信が可能な場合もあれば、直接メ
ールを受信可能な場合もあり、相手先端末の受信方式に
応じて適切な配信方式を選択することができなかった。
【0012】一方、データサービスステーションの一機
能として、自動的にオリジナル曲データを作成し、これ
を着信メロディとして携帯型電話機に配信できれば便利
とされるが、そのような機能は実現されていなかった。
そのため、たとえばユーザの顔などをカメラにより撮影
できる場合であっても、そうして得られた画像データや
オリジナル曲データを携帯型電話機に転送して楽しませ
ることができなかった。
【0013】また、データサービスステーションの一機
能として、その場で商品を発注して決済できる機能があ
れば便利とされるが、インターネットショッピングのク
レジットカード決済(電子決済)などとは異なり、その
場でユーザが商品代金の支払いを済ませて後日商品が配
達されるようにするには、何らかの工夫が必要であり、
現にそのような機能を有する装置はなかった。
【0014】さらに、データサービスステーションの一
機能として、各種企業などの宣伝広告を表示できる機能
があれば便利とされるが、インターネットのホームペー
ジ上に掲載されるバナー広告や、TV番組の合間に流れ
るスポットコマーシャルなどとは異なり、装置の設置場
所などに応じて高い宣伝広告効果が期待できるにもかか
わらず、現にそのような機能を有する装置はなかった。
【0015】さらに、データサービスステーションの一
機能として、ユーザの顔などをカメラにより撮影できる
以外に、ユーザの手持ち物品として、たとえば写真など
の平面的表現物や置物などの立体的形状物を読み取り、
それに応じて得られた画像データを携帯型電話機に配信
したり、相手先に対してメール形式で配信したりするこ
とができれば便利とされる。ところが、現段階のデータ
供給装置には、立体的形状物を含む手持ち物品まで読み
取る機能が設けられておらず、現にそのような機能を有
する装置はなかった。
【0016】さらに、データサービスステーションの一
機能として、その場でコンサートなどのチケットを購入
できる機能があれば便利とされるが、インターネットを
介した電子決済によるチケット予約などとは異なり、そ
の場でユーザがチケット代金の支払いを済ませて正真正
銘のチケットを受け取ることができるためには、何らか
の工夫が必要であり、現にそのような機能を有する装置
はなかった。
【0017】さらに、データサービスステーションの一
機能として、タレントなどのブロマイドをその場で印刷
して購入できれば便利とされるが、インターネットのホ
ームページなどから画像ファイルをダウンロードして取
り込む方法とは異なり、その場でユーザがブロマイド印
刷に伴う代金の支払いを済ませてブロマイドを受け取る
ことができるためには、何らかの工夫が必要であり、現
にそのような機能を有する装置はなかった。
【0018】
【発明の開示】本願発明は、上記した事情のもとで考え
出されたものであって、データサービスステーションと
して便利な各種機能を実現することができるデータサー
ビス装置を提供することを、その課題とする。
【0019】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0020】すなわち、本願発明の第1の側面により提
供されるデータサービス装置によれば、各種のデータを
受け渡しするためのデータサービス装置であって、携帯
型電話機と接続可能な接続手段と、任意の相手先と通信
可能な通信手段と、被写体を撮影して撮影画像に応じた
画像データを出力する撮影手段と、撮影手段から出力さ
れた画像データを、接続手段を介して携帯型電話機へと
配信するか、または、通信手段を介して相手先へと配信
するかを、ユーザの所望とする選択に応じて制御するデ
ータ通信制御手段とを有することを特徴とする、データ
サービス装置が提供される。
【0021】好ましい実施の形態によれば、データ通信
制御手段は、通信手段を介して相手先へと画像データを
配信する場合、その相手先の受信方式に応じた配信方式
となるように通信手段を制御する。
【0022】他の好ましい実施の形態によれば、通信手
段は、配信方式の各態様として、相手先を代理するサー
バに対して画像データをアップロードするほか、相手先
に対して画像データを直接送り届ける。
【0023】本願発明の第1の側面によれば、たとえば
ユーザの顔などを撮影して得られた画像データを、接続
手段を介して携帯型電話機に配信するのか、または通信
手段を介して相手先に配信するのかをユーザが選択する
だけで配信方式が制御されるので、受信端末に応じた適
切な配信方式を自動的に選んで画像データを配信するこ
とができる。
【0024】本願発明の第2の側面により提供されるデ
ータサービス装置によれば、各種のデータを受け渡しす
るためのデータサービス装置であって、任意の相手先と
通信可能な通信手段と、各種のデータを記憶する記憶手
段と、記憶手段によって記憶されたデータを、通信手段
を介して相手先へと配信する際、その相手先の受信方式
に応じた配信方式となるように通信手段を制御するデー
タ通信制御手段とを有することを特徴とする、データサ
ービス装置が提供される。
【0025】好ましい実施の形態によれば、記憶手段に
よって記憶されたデータは、相手先で再現可能な曲デー
タおよび/または画像データを含む。
【0026】他の好ましい実施の形態によれば、通信手
段は、配信方式の各態様として、相手先を代理するサー
バに対してデータをアップロードするほか、相手先に対
してデータを直接送り届ける。
【0027】本願発明の第2の側面によれば、たとえば
相手先に対して画像データを配信する場合に限らず、曲
データをメール形式で配信する場合、メールサーバ経由
でメールの受信が可能な相手先や、直接メールを受信可
能な相手先に応じて配信方式が制御されるので、相手先
端末の受信方式に応じた適切な配信方式を自動的に選ん
で画像データや曲データを配信することができる。
【0028】本願発明の第3の側面により提供されるデ
ータサービス装置によれば、各種のデータを受け渡しす
るためのデータサービス装置であって、携帯型電話機と
接続可能な接続手段と、ユーザ自身あるいは他人の個人
情報を入力するための入力操作手段と、入力操作手段を
介して入力された個人情報を参考にして、オリジナル曲
データを作成する作曲手段と、作曲手段によって作成さ
れたオリジナル曲データを、接続手段を介して携帯型電
話機へと配信するデータ通信制御手段とを有することを
特徴とする、データサービス装置が提供される。
【0029】好ましい実施の形態によれば、被写体を撮
影して撮影画像に応じた画像データを出力する撮影手段
を有し、データ通信制御手段は、撮影手段を介して得ら
れた画像データとオリジナル曲データとを、接続手段を
介して携帯型電話機へと配信する。
【0030】他の好ましい実施の形態によれば、接続手
段とは別に、任意の相手先と通信可能な通信手段を有
し、データ通信制御手段は、オリジナル曲データおよび
/または画像データを、接続手段を介して携帯型電話機
へと配信するか、または、通信手段を介して相手先へと
配信するかを、ユーザの所望とする選択に応じて制御す
る。
【0031】他の好ましい実施の形態によれば、データ
通信制御手段は、オリジナル曲データおよび/または画
像データを、通信手段を介して相手先へと配信する場
合、その相手先の受信方式に応じた配信方式となるよう
に通信手段を制御する。
【0032】他の好ましい実施の形態によれば、通信手
段は、配信方式の各態様として、相手先を代理するサー
バに対してオリジナル曲データおよび/または画像デー
タをアップロードするほか、相手先に対してオリジナル
曲データおよび/または画像データを直接送り届ける。
【0033】本願発明の第3の側面によれば、たとえば
性別や年齢などといった個人情報に基づいて様々なオリ
ジナル曲データを作成することができるので、このオリ
ジナル曲データをユーザなどの携帯型電話機に配信する
ことができる。また、オリジナル曲データと画像データ
とが配信された携帯型電話機では、オリジナル曲データ
を着信メロディとして再生する一方、たとえばユーザの
顔などを撮影して得られた画像データを表示することが
でき、画像データやオリジナル曲データを携帯型電話機
に提供して楽しませることができる。
【0034】本願発明の第4の側面により提供されるデ
ータサービス装置によれば、各種のデータを受け渡しす
るためのデータサービス装置であって、商品の注文に対
応するサーバと通信可能な通信手段と、商品の注文に関
する各種情報を表示する表示手段と、ユーザが商品の発
注に関する各種情報を入力するための入力操作手段と、
ユーザから商品代金を徴収するための代金徴収手段と、
入力操作手段を介してユーザにより入力された商品の発
注に関する各種情報、および代金徴収手段によって徴収
された商品代金に関する情報を、通信手段を介してサー
バへと配信する一方、そのサーバから商品の受注に応じ
た情報を通信手段を介して受信するデータ通信制御手段
と、データ通信制御手段によってサーバから商品の受注
に応じた情報を受信した場合、ユーザに対してレシート
を発行する印刷手段とを有することを特徴とする、デー
タサービス装置が提供される。
【0035】好ましい実施の形態によれば、入力操作手
段を介してユーザにより入力される商品の発注に関する
各種情報には、商品の配送先情報や配送指定日情報のほ
か、購入商品情報が含まれ、データ通信制御手段は、通
信手段を介してサーバから購入商品情報に応じた在庫確
認情報を受信する。
【0036】本願発明の第4の側面によれば、商品の発
注に伴う商品代金の支払いに応じてレシートが発行され
るので、ユーザは、その場で商品を発注して決済するこ
とができ、後日レシートの内容に応じて商品を受け取る
ことができる。
【0037】本願発明の第5の側面により提供されるデ
ータサービス装置によれば、各種のデータを受け渡しす
るためのデータサービス装置であって、広告に関する各
種情報を配信するサーバと通信可能な通信手段と、広告
を表示するための広告表示手段と、通信手段を介してサ
ーバから広告に関する各種情報を受信するデータ通信制
御手段と、データ通信制御手段により受信された広告に
関する各種情報に基づいて、広告表示手段に広告を表示
させる広告表示制御手段とを有することを特徴とする、
データサービス装置が提供される。
【0038】好ましい実施の形態によれば、通信手段を
介してサーバから受信した広告に関する各種情報には、
広告内容そのもののほか、広告時間情報が含まれ、広告
表示制御手段は、広告時間情報に応じた時間内に限って
それに対応する広告を広告表示手段に表示させる。
【0039】他の好ましい実施の形態によれば、各種情
報の表示に応じてユーザが各種情報を入力するためのタ
ッチパネルを有し、広告表示制御手段は、タッチパネル
を用いたユーザの入力操作に応じて、広告表示手段に表
示中の広告を切り換える。
【0040】他の好ましい実施の形態によれば、広告に
関連した情報を印刷する印刷手段と、タッチパネルを用
いたユーザの入力操作に応じて、広告に関連した情報を
印刷手段に印刷させる印刷制御手段とを有する。
【0041】本願発明の第5の側面によれば、たとえば
各種企業などの宣伝広告がサーバからの情報に応じて表
示されるので、装置の設置場所などに応じて高い宣伝広
告効果が期待できるだけでなく、サーバからの要求に応
じて表示すべき広告内容を適当に制御することができ
る。
【0042】本願発明の第6の側面により提供されるデ
ータサービス装置によれば、各種のデータを受け渡しす
るためのデータサービス装置であって、携帯型電話機と
接続可能な接続手段と、任意の相手先と通信可能な通信
手段と、ユーザにより所定箇所に差し入れられた物品を
読み取り、読み取り画像に応じた画像データを出力する
画像読み取り手段と、画像読み取り手段から出力された
画像データを、接続手段を介して携帯型電話機へと配信
するか、または、通信手段を介して相手先へと配信する
かを、ユーザの所望とする選択に応じて制御するデータ
通信制御手段とを有することを特徴とする、データサー
ビス装置が提供される。
【0043】好ましい実施の形態によれば、データ通信
制御手段は、通信手段を介して相手先へと画像データを
配信する場合、その相手先の受信方式に応じた配信方式
となるように通信手段を制御する。
【0044】他の好ましい実施の形態によれば、通信手
段は、配信方式の各態様として、相手先を代理するサー
バに対して画像データをアップロードするほか、相手先
に対して画像データを直接送り届ける。
【0045】本願発明の第6の側面によれば、たとえば
ユーザの手持ち物品として、写真などの平面的表現物や
置物などの立体的形状物を読み取って得られた画像デー
タを、接続手段を介して携帯型電話機に配信するのか、
または通信手段を介して相手先に配信するのかをユーザ
が選択するだけで配信方式が制御されるので、受信端末
に応じた適切な配信方式を自動的に選んで物品を写した
画像データを配信することができる。
【0046】本願発明の第7の側面により提供されるデ
ータサービス装置によれば、各種のデータを受け渡しす
るためのデータサービス装置であって、チケットの販売
に対応するサーバと通信可能な通信手段と、チケットに
関する各種情報を表示する表示手段と、ユーザがチケッ
トの購入に伴う各種情報を入力するための入力操作手段
と、ユーザからチケット代金を徴収するための代金徴収
手段と、入力操作手段を介してユーザにより入力された
チケットの購入に伴う各種情報、および代金徴収手段に
よって徴収されたチケット代金に関する情報を、通信手
段を介してサーバへと配信する一方、そのサーバからチ
ケットの販売に応じた情報を通信手段を介して受信する
データ通信制御手段と、データ通信制御手段によってサ
ーバからチケットの販売に応じた情報を受信した場合、
ユーザに対してチケットを発行する印刷手段とを有する
ことを特徴とする、データサービス装置が提供される。
【0047】好ましい実施の形態によれば、入力操作手
段を介してユーザにより入力されるチケットの購入に伴
う各種情報には、ユーザが購入を求めるチケットに関す
る購入チケット情報が含まれ、データ通信制御手段は、
通信手段を介してサーバから購入チケット情報に応じた
チケット予約確認情報を受信する。
【0048】本願発明の第7の側面によれば、チケット
の購入に伴うチケット代金の支払いに応じてチケットが
発行されるので、ユーザは、その場でチケット予約を行
うとともに、正真正銘のチケットを受け取って決済する
ことができる。
【0049】本願発明の第8の側面により提供されるデ
ータサービス装置によれば、各種のデータを受け渡しす
るためのデータサービス装置であって、各種の肖像に関
する情報を記憶する記憶手段と、記憶手段によって記憶
された各種の肖像に関する情報を表示する表示手段と、
ユーザが所望とする肖像を指定するための入力操作手段
と、肖像の出力可能な印刷手段と、ユーザから肖像の出
力代金を徴収するための代金徴収手段と、入力操作手段
を介してユーザにより所望とする肖像が指定され、か
つ、代金徴収手段によって肖像の出力代金が徴収された
場合、記憶手段からユーザの指定に応じた肖像に関する
情報を読み出し、その情報に応じた肖像を印刷手段に印
刷させる印刷制御手段とを有することを特徴とする、デ
ータサービス装置が提供される。
【0050】好ましい実施の形態によれば、第1〜8の
側面のうち、いずれか複数の側面に記載の事項を具備す
る。
【0051】本願発明の第8の側面によれば、たとえば
タレントなどの肖像画であるブロマイドを任意に選んで
印刷できるので、ユーザは、その場でブロマイドを受け
取って決済することができる。
【0052】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う発明の実施の形態の説明に
よって、より明らかになるであろう。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0054】図1は、本願発明の一実施形態におけるデ
ータサービス装置の外観斜視図である。このデータサー
ビス装置M1は、ゲームセンターやショッピングセンタ
ーのゲームコーナーなどに設置され、ユーザが所持する
携帯電話やPHSなど(以下、総称して「携帯型電話
機」という)との間で、あるいはインターネットを介し
た相手先との間で、またはその場に居るユーザとの間
で、さらにはユーザとサーバとの間において各種のデー
タを受け渡しするためのものである。なお、相手先と
は、移動体通信網や公衆電話回線などの通信ネットワー
クに接続される携帯型電話機あるいはパーソナルコンピ
ュータなどを意味する。
【0055】データサービス装置M1は、本体1と、本
体1の上部に配され、データを受け渡しする際に各種の
情報を表示したりユーザが入力操作するためのタッチパ
ネル部2と、タッチパネル部2のさらに上方に配され、
主として広告などを表示するための液晶パネル部3と、
液晶パネル部3の下方に配され、ユーザの顔などを撮影
する撮影手段としてのカメラ4と、カメラ4による撮影
時にライトとして使用される撮影用光源部4aと、音声
を外部に出力するための2つのスピーカ5と、タッチパ
ネル部2の下方に配され、携帯型電話機Pと接続するた
めのコネクタ6およびケーブル6aと、本体1の前面上
部に配されたコイン投入口7および紙幣挿入口8と、紙
幣挿入口8の隣りに配され、ユーザが読み取り対象とな
る物品を差し入れて置くための物品挿入部9と、後述す
るレシートや広告に関する情報などを印刷するためのモ
ノクロプリンタ部10と、後述するチケットやブロマイ
ドなどを印刷するためのカラープリンタ部11と、コイ
ンを返却するためのコイン返却口12とを備えている。
【0056】コネクタ6およびそれに接続されたケーブ
ル6aは、前面の間口を幅広く開けて形成された凹部6
A内に配され、携帯型電話機Pを接続するとき、携帯型
電話機Pを凹部6A内に載置することができる。また、
この凹部6Aの周囲には、接続した携帯型電話機Pをデ
ータの転送中にユーザが誤って外さない様に注意を促す
ための発光ダイオードが設けられてもよい。なお、コネ
クタ6およびケーブル6aは、図中1組しか示さない
が、もちろん複数組であっても良く、たとえば携帯電話
用およびPHS用のそれぞれに応じたコネクタタイプが
用意されていても良い。その場合、携帯電話用のコネク
タは、携帯電話の下側面に形成された外部接続端子に接
続され、PHS用のコネクタは、PHSの側面に形成さ
れた接続端子に接続される。もちろん、携帯電話は、そ
の外部接続端子が下側面以外の面に形成されたものを使
用してもよい。同様に、PHSは、その接続端子が側面
以外の面に形成されたものを使用してもよい。また、図
1には示していないが、データサービス装置M1には、
ユーザが着信メロディを試聴するためのヘッドホンが設
けられていてもよい。
【0057】図2は、データサービス装置M1の回路ブ
ロック図である。データサービス装置M1は、CPU2
1、それにバスラインを通じて接続されたROM22、
RAM23、EEPROM24、およびインターフェー
ス25を備えている。CPU21には、インターフェー
ス25を介してタッチパネル部2、液晶パネル部3、モ
ノクロプリンタ部10、カラープリンタ部11、カメラ
画像入力部14、音声出力部15、データ通信部16、
コイン検出器17、紙幣識別器18、スキャナ画像入力
部19、釣銭返却機構26、および接続検出器27がそ
れぞれ接続されている。
【0058】ROM22には、実行用のプログラムが記
憶され、CPU21は、このプログラムに基づいて各種
のデータ処理を行う。
【0059】ROM22は、実行用プログラム以外に、
タッチパネル部2に表示させる各種の案内などの表示デ
ータや、音声出力部15からスピーカ5を通して出力さ
れる効果音などの音響データが記憶されている。これら
の表示データおよび音響データは、CPU21の指令に
より随時、タッチパネル部2および音声出力部15に出
力される。
【0060】RAM23は、プログラム実行中における
変数データなどを一時記憶するものであり、CPU21
にワーキングエリアを提供する。
【0061】EEPROM24には、多種類の画像デー
タおよび曲データが記憶されている。画像データとして
は、次のような種類がある。たとえば、待ち受け時や着
信時に携帯型電話機の表示画面に表示されるアニメキャ
ラクタやタレントなど、さらにはスクリーンセーバなど
といった動画を含む表示用画像データや、後述するモノ
クロプリンタ部10やカラープリンタ部11で印刷する
ための印刷用画像データがある。また、後述するタッチ
パネル部2に商品やチケットなどの購入に際して各種情
報を提示するための提示用画像データや、後述する液晶
パネル部3で広告を表示するための広告用画像データな
どといった種類もある。一方、曲データとしては、携帯
型電話機の着信メロディなどに用いられる、たとえば定
番ソング、新曲、ナツメロ、季節に応じた歌、ドラマ、
映画、アニメーションの主題歌、コマーシャルソング、
ゲームに用いられている歌などといった既成曲データが
ある。その他、曲データには、後述するオリジナル曲デ
ータの作成などに用いられるものや、音声データなども
含まれる。これらのデータのうち、特に表示用画像デー
タと曲データとは、コネクタ6を介して接続された携帯
型電話機P、あるいはデータサービス装置M1に搭載さ
れた後述の専用PHS30を介して相手先のパソコンや
携帯型電話機へと配信される。また、画像データおよび
曲データは、後述するサーバの制御に応じて適当な時に
書き換えられる。なお、EEPROM24の代わりに、
フラッシュメモリやハードディスク装置などを用いても
よい。
【0062】タッチパネル部2は、各種の案内や画像な
どを表示するためのものであり、液晶ディスプレイ、C
RT、あるいはプラズマディスプレイなどが適用され
る。タッチパネル自体は、ディスプレイ本体にはめ込み
式で固定されるほか、ディスプレイ本体に内蔵されたも
のでも良く、タッチパネルの種類や形式を問わない。タ
ッチパネル部2は、インターフェース25を介して送ら
れるROM12からの表示データを表示するとともに、
EEPROM24からの各種の画像データを表示する。
また、タッチパネル部2の前面においては、表示されて
いる画面の所定箇所をユーザが指などで押下することに
より、その入力操作が検出される。ユーザによってこの
タッチパネル部2が押下されると、その操作信号がCP
U21に送られる。なお、ユーザがタッチパネル部2に
文字や図形を手書き入力するためのタッチペンを備え、
手書き入力信号がCPU21に送られるとしても良い。
【0063】液晶パネル部3は、主として各種企業など
の宣伝広告や画像などを表示するためのものであって、
インターフェース25を介して送られるEEPROM2
4からの広告用画像データを表示する。この液晶パネル
部3は、基本的にはCPU21により制御されるが、具
体的表示内容やタイムスケジュールなどについては、後
述するサーバによって管理されている。なお、液晶パネ
ル部3も、タッチパネル式として入力操作を検出するこ
とができる。また、液晶パネル部3は、液晶に限らず、
CRTあるいはプラズマディスプレイなどであっても良
い。
【0064】モノクロプリンタ部10は、レシートや各
種情報を印刷するためのものであって、たとえば感熱式
のプリンタが適用される。このモノクロプリンタ部10
に供給される印刷データは、基本的にCPU21によっ
て与えられるが、レシートを印刷する場合には、後述す
るサーバによって間接的に与えられる。なお、印刷用紙
としては、1つあるいは複数種類のサイズが図示しない
給紙部に予め用意される。
【0065】カラープリンタ部11は、カラーで表現す
べき印刷物、たとえばチケットやブロマイドなどを印刷
するためのものであって、たとえば昇華型のプリンタが
適用される。このカラープリンタ部11に供給される印
刷データは、基本的にCPU21によって与えられる
が、チケットを印刷する場合には、後述するサーバによ
って間接的に与えられる。なお、チケットやブロマイド
の印刷用紙としては、1つあるいは複数種類のサイズを
図示しない給紙部に予め用意してもよいし、チケット用
とブロマイド用とをそれぞれ別に用意してもよい。
【0066】カメラ画像入力部14は、カメラ4でユー
ザの顔などを捉えた撮影画像を画像データに変換し、そ
の画像データをCPU21の制御に応じてRAM23な
どに転送する。カメラ4は、たとえばCCD(Charge C
oupled Device )を備えており、ユーザの身体の少なく
とも一部を撮影する。もちろん、カメラ4として、CM
OS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor )タ
イプの撮像素子を用いたカメラを用いてもよい。なお、
カメラ4の左右両側には、図1に示すように、被写体を
照らすための撮影用光源部4aが設けられており、カメ
ラ4による撮影の際には、この撮影用光源部4aに内蔵
されたたとえば蛍光灯などがCPU21の制御に応じて
点灯状態とされる。
【0067】音声出力部15は、CPU21の指示によ
りROM22から送られた音響データや、EEPROM
24からの曲データを音声信号に変換し、その音声信号
をスピーカ5に供給して音声を出力させる。
【0068】データ通信部16は、画像データや曲デー
タなどをコネクタ6を介して携帯型電話機Pに出力する
一方、インターネットに接続可能な専用PHS30を介
して、画像データや曲データなどのほか、各種の情報を
相手先との間で交換するための回路である。専用PHS
30は、PHSネットワークと無線基地局を介して通信
するために用いられるが、公衆電話回線に接続された親
機と近距離通信可能なコードレス子機として用いても良
い。この専用PHS30によれば、基本的には後述のデ
ータセンターを経由してインターネットに接続され、相
手先のパソコンや携帯型電話機などとサーバを介してメ
ールを交換できる。一方、同種のPHSや対応機種との
間では、サーバを経由することなく直接メールを交換す
ることも可能である。このような専用PHS30および
コネクタ6を接続インターフェースとしたデータ通信部
16は、画像データや曲データの配信先となる相手先や
携帯型電話機Pに応じて、CPU21の制御によりデー
タ形式を変換する。また、データ通信部16は、専用P
HS30を介して相手先を代理するサーバにデータをア
ップロードする場合と、同じく専用PHS30を介して
相手先に直接データを送信する場合とで、CPU21の
制御により配信方式が切り換えられる。
【0069】コイン検出器17は、コイン投入口7とコ
インを収納しておくための図示しないコイン収納箱とを
接続する通路の途中に設けられ、コイン投入口7から投
入されたコインを検出し、投入されたコイン数をカウン
トする機能を有している。コイン検出器17によって検
出された検出信号は、インターフェース25を介してC
PU21に与えられる。
【0070】紙幣識別器18は、紙幣挿入口8と紙幣を
収納しておくための図示しない紙幣収納箱とを接続する
通路の途中に設けられ、紙幣挿入口8に挿入された紙幣
を自動的に引き込んで検出し、紙幣の種類を識別する機
能を有している。紙幣識別器18によって識別された識
別信号は、インターフェース25を介してCPU21に
与えられる。また、紙幣識別器18は、挿入された紙幣
を検出できないときや、紙幣の種類を正しく識別できな
いとき、紙幣を紙幣挿入口8へと送り返す機能を有す
る。
【0071】スキャナ画像入力部19は、物品挿入部9
に差し入れて置かれたユーザの手持ち物品、たとえば写
真などの平面的表現物や置物などの立体的形状物を読み
取る機能を有し、たとえばイメージスキャナが適用され
る。このスキャナ画像入力部19は、物品を平面的に捉
えたイメージ画像を画像データに変換し、その画像デー
タをCPU21の制御に応じてRAM23などに転送す
る。
【0072】釣銭返却機構26は、図示しない先述のコ
イン収納箱などとコイン返却口12とを接続する通路の
途中に設けられ、コイン収納箱に収容されたコインを釣
銭として取り出す機能を有する。釣銭返却機構26は、
CPU21からの指令に応じてコインをコイン返却口1
2へと導く。なお、コイン収納箱では、コインが額面表
示額ごとに分別され、釣銭返却機構26は、釣銭として
の総額に応じたコインを適当に選んでコイン返却口12
へと導く。
【0073】接続検出器27は、コネクタ6と携帯型電
話機Pの外部接続端子との接触状態を検出するものであ
り、携帯型電話機Pがコネクタ6に接続されたとき、携
帯型電話機Pを電気的に検出する。この検出信号はCP
U21に送られ、CPU21では、携帯型電話機Pに支
障なくデータを出力できる状態にあるか否かを判別す
る。
【0074】図3は、コネクタ6に接続される携帯型電
話機Pの一例を示す概略外観図である。携帯型電話機P
は、片手に収まる位の携帯可能な筐体31を有し、他の
電話機を使用するユーザと通話を行うことができる。携
帯型電話機Pは、通話を行うための複数の操作ボタンを
有する操作部32と、動作の状況や操作部32による操
作の内容を表示する表示部33と、スリット34を介し
て内蔵された図示しない受話器と、小孔35を介して内
蔵された図示しない送話器とを備えている。なお、この
携帯型電話機Pをデータ供給装置M1に接続する場合、
同図に示すように、筐体31の下側面に開閉自在に設け
られた蓋36を開いて、外部接続端子37を露出させて
行う。なお、図中、38はアンテナを示す。
【0075】図4は、携帯型電話機Pの概略回路ブロッ
ク図である。携帯型電話機Pは、制御中枢となるプロセ
サを有する制御部41を備えている。制御部41には、
画像データや曲データなどを記憶する、データの書き換
えが可能なメモリ部42、操作部32、表示部33、デ
ータサービス装置M1から配信される画像データや曲デ
ータを外部接続端子37を介して受信するための通信部
43、およびアンテナ38を介して他の電話機を使用す
るユーザと通話を行うための通話部44がそれぞれ接続
されている。通話部44には、受話器45および送話器
46がそれぞれ接続されている。メモリ部42として
は、EEPROMあるいはフラッシュメモリなどを用い
ることができる。
【0076】携帯型電話機Pでは、データサービス装置
M1からの画像データや曲データなどを外部接続端子3
7および通信部43を介して受信すると、画像データや
曲データなどをメモリ部42に記憶する。そして、たと
えば携帯型電話機Pにおいて着信があれば、画像データ
や曲データをメモリ部42から読み出し、表示部33に
画像を表示する一方、受話器45を介して音声出力す
る。また、メールやデータの送受信が可能な携帯型電話
機Pでは、通話部44およびアンテナ38を介してメー
ルやデータを転送することができる。メールの内容やデ
ータは、所定の操作により表示部33を通じて表示され
るが、そのメールに画像データや曲データなどが添付さ
れている場合、画像データに応じた画像を表示部33に
表示できる一方、受話器45を介して曲データに応じた
音声を出力することができる。さらに、携帯型電話機P
は、後述するPHSネットワークを経由して相手先のコ
ンピュータなどと各種のデータや情報の送受信にも用い
ることができる。なお、データサービス装置M1の専用
PHS30、あるいは後述する相手先のPHS端末とし
ては、携帯型電話機Pと同種のものを適用できるが、特
に専用PHS30は、ユーザなどによって直接操作され
るものではないことから、操作部32、表示部33、通
話部44などのマンマシン・インターフェースを必ずし
も備える必要はない。
【0077】図5は、データサービス装置M1がデータ
をやり取りする通信システム全体を説明するための説明
図である。データサービス装置M1は、バックボーンと
してのPHSネットワークNに無線基地局CS1を介し
て随時あるいは常時接続されている。PHSネットワー
クNには、無線基地局CS2を介して相手先のPHS端
末Tが接続可能とされる一方、データサービス装置M1
との間で各種のデータや情報をやり取りするためのデー
タ管理サーバMSが接続されている。PHS端末Tは、
一例としてデータサービス装置M1の専用PHS30と
同種のサービスを受けることが可能な機種であって、た
とえばメールや各種のデータを送受信することができ
る。データ管理サーバMSは、データサービス装置M1
との間で画像データや曲データに関するバージョンアッ
プ情報や、売上情報、著作権情報、その他の各種情報を
やり取りする一方、メールサーバとしての機能も有す
る。さらに、PHSネットワークNは、図示しない他の
ネットワークやインターネットにも接続されており、イ
ンターネットでは、図示しないメールサーバを介して相
手先との間でメールをやり取りすることができる。基本
的にPHSネットワークNでは、データセンターDSを
経由して各種のデータがやり取りされる。
【0078】次に、データサービス装置M1の制御動作
を、主要な機能ごとに分けて図面に基づき説明する。
【0079】図6〜図11は、データ配信機能に基づく
データの処理手順を示すフローチャートである。なお、
これらの図のうち、図6および図7は、カメラ4により
ユーザの顔などを撮影して得られた画像データを配信す
る機能(これを以下、「待ちキャラショット機能」とい
う)、図8および図9は、データサービス装置M1に予
め用意された画像データを配信する機能(これを以下、
「オリジナルキャラクタ機能」という)、図10および
図11は、着信メロディとしての曲データを配信する機
能(これを以下、「着メロコレクション機能」という)
を中心とした各処理手順を示す。また、図12〜図16
は、待ちキャラショット機能に基づきタッチパネル部2
に表示される案内画面例を説明するための説明図であ
る。
【0080】まず、データサービス装置M1では、音声
出力部15およびスピーカ5を通じて着信メロディとし
ての曲データがデモ再生され、その際、タッチパネル部
2には、たとえば5〜10秒程度カメラ4で捉えた画像
がデモ表示される(図12の(a)参照)。デモ表示か
ら一転してタッチパネル部2には、着信メロディとして
の曲データを配信する着メロコレクション機能、または
待ちキャラショット機能やオリジナルキャラクタ機能を
総括して呼ぶ待ちキャラギャラリーズ機能のいずれかを
ユーザに選択させるための案内操作画面も表示される
(図12の(b)参照)。
【0081】ユーザがタッチパネル部2を操作して待ち
キャラギャラリーズを選択すると(S1:YES)、C
PU21は、オリジナルキャラクタまたは待ちキャラシ
ョットのどちらかをユーザに選択させるためのキャラク
タ選択画面(図12の(c)参照)をタッチパネル部2
に表示させる(S2)。なお、オリジナルキャラクタ
は、予めEEPROM24に記憶された表示用画像デー
タを意味し、カメラ4によりユーザの顔などを捉えた待
ちキャラショットとしての画像データと区別される。
【0082】ユーザがタッチパネル部2を操作して待ち
キャラショットを選択すると(S3:YES)、次にC
PU21は、配信先に対応した通信サービス(キャリ
ア)をユーザに選択させるためのキャリア選択画面をタ
ッチパネル部2に表示させ(S4)、さらに、配信先の
携帯型電話機などの機種をユーザに選択させるための機
種選択画面をタッチパネル部2に表示させる(S5)。
これらキャリア選択画面や機種選択画面については後述
するが、選択確認画面では、通信サービス名やメーカ
名、機種名に加え、それらに対応する携帯型電話機の画
像が表示される(図13の(a)参照)。
【0083】ユーザがタッチパネル部2を操作してキャ
リアおよび機種が選択されると(S6:YES)、続い
てCPU21は、コネクタ6に接続された携帯型電話機
Pを配信先とするのか(これを以下、「シリアル配信」
という)、または専用PHS30を介して相手先を配信
先とするのか(これを以下、「エア配信」という)いず
れかをユーザに選択させるための配信形態選択画面をタ
ッチパネル部2に表示させる(S7)。
【0084】なお、選択されたキャリアおよび機種につ
いては、配信先に応じた通信方法およびデータ形式を決
定するための配信方式情報としてRAM23に一時記憶
される。配信先に対応したキャリアや、配信先の携帯型
電話機などの機種をユーザが知らずに特定できない場合
には、S4〜S6をスキップしてS7に進んでも良い。
また、キャリアや機種を自動的に判別する機能を有する
場合、S4〜S6を実行することなくそのままS7に進
んでも良い。さらに、配信形態選択画面に続いてタッチ
パネル部2には、待ちキャラショットのフレーム画像な
どをユーザに選択させるための画像選択画面を表示させ
ても良い(図13の(b)参照)。この際、配信先の携
帯型電話機などの機種に合わせてカラー、グレー、モノ
クロといった表示色によるフレーム画像が表示され、ユ
ーザは、配信先の機種に応じた表示色のフレーム画像を
選択することができる。
【0085】ユーザがタッチパネル部2を操作してシリ
アル配信を選択すると(S8:YES)、CPU21
は、コイン投入画面(図13の(c)参照)をタッチパ
ネル部2に表示させる(S9)。なお、シリアル配信の
場合には、接続検出器27を介して携帯型電話機Pの接
続状態を検出できることから、S7およびS8を実行す
ることなく、フレーム画像の選択などの後S9に進んで
も良い。
【0086】コイン投入画面に応じてユーザがデータ配
信料としてのコインを投入すると(S10:YES)、
CPU21は、ユーザの顔などを撮影可能とすべくカメ
ラ4を起動させる(S11)。カメラ4の起動時には、
タッチパネル部2に撮影準備画面が表示される(図14
の(a)参照)。なお、データ配信料としてのコイン
は、もちろん硬貨に限らず紙幣であっても良く、必要な
場合には釣銭としてのコインが返却される。
【0087】撮影準備画面に応じてユーザが撮影ボタン
を押下すると(S12:YES)、CPU21は、約3
秒後にカメラ4にユーザの顔などを撮影させ、そうして
得た画像データを一旦RAM23に展開する一方、その
画像データをタッチパネル部2にプレビュー表示させる
(S13)。撮影ボタンを押下してから撮影の瞬間まで
には、フレーム画像などとともにユーザの顔などがタッ
チパネル部2に大きく写し出され、画面による表示と音
声によりカウントダウンが行われる(図14の(b),
(c)参照)。撮影直後には、各機種に合わせてカラ
ー、グレー、モノクロといった表示色で約1〜2秒間隔
ごとに画像データが切り換えられ、その間に画像データ
に対して明るさ補正などが施される。プレビュー表示で
は、明るさ補正された複数の画像データが表示され、ユ
ーザは、その中から気に入ったプレビュー画像を選択す
ることができる(図15の(a),(b)参照)。な
お、ユーザは、タッチパネル部2のボタン操作により撮
影のキャンセルや撮り直しをすることができる。また、
明るさ補正などができない場合には、カメラ4に複数カ
ット撮影させても良い。
【0088】ユーザが気に入ったプレビュー画像を選択
して入力ボタンを押下すると(S14:YES)、CP
U21は、その選択された画像データを待ちキャラショ
ットとしてコネクタ6に接続された携帯型電話機Pに転
送し(S15)、この処理を終える。この際、画像デー
タは、S6:YESによりRAM23に記憶された配信
方式情報に基づいて、携帯型電話機Pに応じた配信方法
およびデータ形式とされ、これにより、待ちキャラショ
ットとしてユーザの顔などを捉えた画像データが確実に
携帯型電話機Pに取り込まれる。なお、ユーザが入力ボ
タンを押下する前には、タッチペンを用いて画像データ
に手書き文字などを書き込むこともできる(図16参
照)。
【0089】S14において、入力ボタンが押下される
ことなくキャンセルボタンが押下された場合(S14:
NO)、CPU21は、待ちキャラショットとしてRA
M23に取り込んだ画像データを転送することなく、そ
の画像データを破棄してS11に戻る。
【0090】S12において、撮影ボタンが押下されな
い場合(S12:NO)、CPU21は、撮影ボタンが
押下されるまでS11に戻って待機する。なお、一定時
間が経過しても撮影ボタンが押下されない場合には、こ
の処理を終えて投入されたコインを返却するとしても良
い。
【0091】S10において、データ配信料としてのコ
インが投入されない場合(S10:NO)、CPU21
は、コインが投入されるまでS9に戻って待機する。な
お、一定時間が経過してもコインが投入されない場合に
は、この処理を終えても良い。
【0092】S8において、シリアル配信が選択される
ことなく(S8:NO)、エア配信が選択された場合
(S16:YES)、CPU21は、図7に示すエア配
信処理を実行する。このエア配信処理については後述す
る。なお、エア配信も選択されない場合(S16:N
O)、CPU21は、いずれかの配信形態が選択される
までS7に戻って待機する。一定時間が経過しても配信
形態が選択されない場合には、この処理を終えても良
い。
【0093】S6において、キャリアおよび機種が選択
されない場合(S6:NO)、CPU21は、キャリア
および機種が選択されるまでS4またはS5に戻って待
機する。なお、一定時間が経過してもキャリアおよび機
種が選択されない場合には、この処理を終えても良い。
【0094】S3において、待ちキャラショットが選択
されることなく(S3:NO)、オリジナルキャラクタ
が選択された場合(S30:YES)、CPU21は、
図8のAに続くオリジナルキャラクタ機能に基づく配信
処理に移る。この配信処理のS31からS37までは、
先のS4からS10までと同様である。なお、オリジナ
ルキャラクタも選択されない場合(S30:NO)、C
PU21は、いずれかの機能が選択されるまでS2に戻
って待機する。一定時間が経過しても機能が選択されな
い場合には、この処理を終えても良い。
【0095】S37において、ユーザがデータ配信料と
してのコインを投入すると(S37:YES)、CPU
21は、EEPROM24からオリジナルキャラクタと
しての表示用画像データを読み出し、タッチパネル部2
にオリジナルキャラクタの一覧を表示させる(S3
8)。このオリジナルキャラクタの一覧表示は、1画像
ずつ表示するとしても良いし、所定数ごとにスクロール
表示するとしても良い。
【0096】オリジナルキャラクタが一覧表示された画
面からユーザが好みのキャラクタを指定すると(S3
9:YES)、CPU21は、その指定されたキャラク
タに応じた表示用画像データをコネクタ6に接続された
携帯型電話機Pに転送し(S40)、この処理を終え
る。この際、表示用画像データは、先のS6:YESに
よりRAM23に記憶された配信方式情報に基づいて、
携帯型電話機Pに応じた配信方法およびデータ形式とさ
れ、これにより、オリジナルキャラクタとしての表示用
画像データが確実に携帯型電話機Pに取り込まれる。な
お、この場合においても、ユーザが入力ボタンを押下す
る前には、タッチペンを用いて表示用画像データに手書
き文字などを書き込むことができる。
【0097】S39において、キャラクタが指定されな
い場合(S39:NO)、CPU21は、キャラクタが
指定されるまでS38に戻って待機する。なお、一定時
間が経過してもキャラクタが指定されない場合には、こ
の処理を終えても良い。この場合、データ配信料として
投入されたコインは、コイン返却口12を通じて返却さ
れる。
【0098】一方、S35において、シリアル配信が選
択されることなく(S35:NO)、エア配信が選択さ
れた場合(S41:YES)、CPU21は、図9のC
に続くエア配信処理を実行する。このエア配信処理につ
いては後述する。なお、エア配信も選択されない場合
(S41:NO)、CPU21は、いずれかの配信形態
が選択されるまでS34に戻って待機する。一定時間が
経過しても配信形態が選択されない場合には、この処理
を終えても良い。
【0099】再び図6を参照して説明を続けると、S1
において、待ちキャラギャラリーズが選択されることな
く(S1:NO)、着メロコレクションが選択された場
合(S53:YES)、CPU21は、図10のBに続
く着メロコレクション機能に基づく配信処理に移る。こ
の配信処理のS54からS60までは、先のS4からS
10までと同様である。なお、着メロコレクションも選
択されない場合(S53:NO)、CPU21は、いず
れかの機能が選択されるまで当初のデモ再生やデモ表示
を行う。
【0100】S60において、ユーザがデータ配信料と
してのコインを投入すると(S60:YES)、CPU
21は、EEPROM24から着信メロディとしての曲
データを読み出し、スピーカ5を通して各種の着信メロ
ディをサンプル出力させる(S61)。この際、タッチ
パネル部2には、曲名やアーティスト名などの一覧が入
力曲情報として表示される。
【0101】タッチパネル部2に表示された入力曲情報
からユーザが好みの曲やアーティストを指定することで
着信メロディを指定すると(S62:YES)、CPU
21は、その指定に応じた曲データをコネクタ6に接続
された携帯型電話機Pに転送し(S63)、この処理を
終える。この際、曲データは、先のS6:YESにより
RAM23に記憶された配信方式情報に基づいて、携帯
型電話機Pに応じた配信方法およびデータ形式とされ、
これにより、着信メロディとしての曲データが確実に携
帯型電話機Pに取り込まれる。
【0102】S62において、着信メロディが指定され
ない場合(S62:NO)、CPU21は、着信メロデ
ィが指定されるまでS61に戻って待機する。なお、一
定時間が経過しても着信メロディが指定されない場合に
は、この処理を終えても良い。この場合、データ配信料
として投入されたコインは、コイン返却口12を通じて
返却される。
【0103】一方、S58において、シリアル配信が選
択されることなく(S58:NO)、エア配信が選択さ
れた場合(S64:YES)、CPU21は、図11の
Dに続くエア配信処理を実行する。このエア配信処理に
ついては後述する。なお、エア配信も選択されない場合
(S64:NO)、CPU21は、いずれかの配信形態
が選択されるまでS57に戻って待機する。一定時間が
経過しても配信形態が選択されない場合には、この処理
を終えても良い。
【0104】次に、エア配信処理を図面に基づいて説明
する。
【0105】図17〜図20は、エア配信のためにタッ
チパネル部2に表示される案内画面例を説明するための
説明図である。なお、図17の(a)〜(c)は、キャ
リアや機種などを選択するためのキャリア選択画面、機
種選択画面を示し、これらの選択画面は、特にエア配信
により相手先の携帯型電話機の通信方法やデータ形式を
特定するために必要とされる。たとえば、専用PHS3
0と同じPHSネットワークNに接続可能なPHS端末
Tが相手先の場合には、その相手先のPHS端末Tにメ
ールの添付形式として画像データや曲データを直接送信
することができ、それに応じた通信方法によりデータが
処理される。一方、他の通信ネットワーク上の携帯電話
やパーソナルコンピュータが相手先の場合には、一旦相
手先を代理するメールサーバなどにデータがアップロー
ドされるため、それに応じた通信方法でデータが処理さ
れる。また、相手先の携帯型電話機の機種によっては、
画像データの表示色がカラー、グレー、モノクロに限定
され、それぞれに応じたデータ形式とする必要がある。
曲データでは、単音や3和音、4和音といったデータ形
式がある。したがって、相手先に応じた通信方法やデー
タ形式として画像データや曲データを配信するために、
キャリアや機種を選択する必要があるのである。
【0106】まず、図7を参照して待ちキャラショット
機能に基づくエア配信処理について説明すると、CPU
21は、ユーザによりエア配信が選択されると(S1
6:YES)、配信先アドレス入力画面(図18の
(a)参照)をタッチパネル部2に表示させる(S1
7)。この配信先アドレス入力画面は、先のS6:YE
SによりRAM23に記憶された配信方式情報に応じた
表示とされる。この図18の(a)に示す例では、専用
PHS30と同じPHSネットワークNに接続可能なP
HS端末Tをデータ配信先とするため、PHS端末Tの
メールアドレスのみを指定するための表示画面とされて
いる。この場合、待ちキャラショットしての画像データ
は、メールの添付形式としてPHS端末Tに直接送信さ
れる。なお、専用PHS30と異なる他の通信ネットワ
ーク上の携帯電話やパーソナルコンピュータなどにイン
ターネットを経由して画像データを配信する場合には、
配信先の電話番号を入力するための画面が表示され、待
ちキャラショットしての画像データは、インターネット
アクセス経路を記述したURL(Uniform Resource Loc
ator)に基づいて配信先を代理するメールサーバにアッ
プロードされる。
【0107】配信先アドレス入力画面に応じて配信先の
メールアドレスが入力されると(S18:YES)、ア
ドレス確認画面が表示され(図18の(b)参照)、さ
らにアドレス確認画面上でもメールアドレスが確認され
ると、CPU21は、配信日付指定画面をタッチパネル
部2に表示させる(S19)。この配信日付指定画面
は、メールの配信日を指定するといった、いわゆるメー
ルのグリーティング機能を利用するために表示される。
グリーティング機能では、配信日までメールをデータサ
ービス装置M1のRAM23に留めておくとしても良い
し、データセンターDSやデータ管理サーバMSに配信
日までメールを管理させるとしても良い。また、アドレ
ス確認画面では、画像データがメールの添付データとし
て届くことが注意文により強調される。
【0108】配信日が指定されると(S20:YE
S)、CPU21は、先のS9からS14までと同様
に、S21からS26までの処理を行う。そして、ユー
ザが気に入ったプレビュー画像を選択して入力ボタンを
押下すると(S26:YES)、CPU21は、先のS
18:YESにより入力された配信先のメールアドレス
を頼りにして、画像データを配信先に直接送信すること
が可能か否かを判断する(S27)。この図7に示す例
では、配信先のメールアドレスのみが入力されているた
め、CPU21により直接送信可能と判断されるが、S
17において配信先の電話番号を入力する画面が表示さ
れ、それに応じて配信先の電話番号が入力されている場
合には、CPU21により直接送信不可と判断される。
【0109】配信先に直接送信可能の場合(S27:Y
ES)、CPU21は、待ちキャラショットとしての画
像データをメールアドレスにより指定された配信先に対
して直接送信し(S28)、この処理を終える。この
際、待ちキャラショットとしての画像データは、データ
センターDSやデータ管理サーバMSを経由して相手先
のPHS端末Tに直接届けられるが、その間、データサ
ービス装置M1のタッチパネル部2には、図19の
(a)〜(c)に示すような画面が表示される。なお、
サーバやPHS端末Tとの交信に失敗した場合には、こ
の処理を終えて投入されたコインを返却するとしても良
い。また、画像データを送信する前、メールの本文に画
像データの種類などを記入するための配信内容記入画面
を表示させ、配信内容を示すメール本文とともに画像デ
ータを送信するとしても良い。さらに、送信後には、画
像データがメールの添付データとして届くことが注意文
により示されるとしても良い。
【0110】S27において、配信先に直接送信不可の
場合(S27:NO)、CPU21は、待ちキャラショ
ットとしての画像データを電話番号などにより指定され
た配信先に直接送信するのではなく、その配信先を代理
するメールサーバに画像データをアップロードし(S2
9)、この処理を終える。この際、待ちキャラショット
としての画像データは、データセンターDSやデータ管
理サーバMSを経由して相手先を代理するメールサーバ
に届けられ、相手先からの指示に応じてはじめてメール
サーバから相手先の携帯電話やパーソナルコンピュータ
に画像データがダウンロードされることとなる。
【0111】S20において、配信日が指定されない場
合(S20:NO)、CPU21は、配信日が指定され
るまでS19に戻って待機する。もちろん、ユーザが特
に配信日を指定しない場合には、S19,S20をスキ
ップしてS21に進んでも良い。また、一定時間が経過
しても配信日が指定されない場合には、この処理を終え
ても良い。
【0112】S18において、配信先のメールアドレス
が入力されない場合(S18:NO)、CPU21は、
メールアドレスが入力されるまでS17に戻って待機す
る。なお、一定時間が経過してもメールアドレスが入力
されない場合には、この処理を終えても良い。また、ユ
ーザが配信先のメールアドレスを知らないときには、メ
ールアドレスに代えて配信先の電話番号を入力できると
しても良い。
【0113】次に、図9に示すオリジナルキャラクタ機
能に基づくエア配信処理であるが、このエア配信処理
も、基本的には、先の待ちキャラショット機能に基づく
エア配信処理と同様であり、配信すべき画像データの出
所が異なるのに伴い、S38,S39と同様のS48,
S49を含む点のみが異なるだけである。
【0114】また、図11に示す着メロコレクション機
能に基づくエア配信処理も、基本的には、先の待ちキャ
ラショット機能に基づくエア配信処理と同様であり、配
信すべきデータが曲データとされるのに伴い、S61,
62と同様のS71,S72を含む点のみが異なるだけ
である。なお、曲データを配信する前には、メールの本
文に曲名やアーティスト名などを示すための配信内容記
入画面を表示させ、配信内容を示すメール本文とともに
曲データを配信するとしても良い(図20の(a)参
照)。さらに、送信後には、画像データがメールの添付
データとして届くことが注意文により示されるとしても
良い(図20の(b)参照)。
【0115】つまり、上記した一連の処理動作によれ
ば、ユーザの顔などをカメラ4により撮影して得られた
画像データあるいは曲データは、コネクタ6を介して携
帯型電話機Pに転送する場合、または専用PHS30を
介してエア配信により相手先に送信する場合に対応可能
とされ、ユーザが指定するキャリアや機種に応じて制御
されるので、配信先に応じた適切な配信方法およびデー
タ形式、たとえばメールの添付データや、メールサーバ
にアップロードするといった方式に自動的に対処して画
像データや曲データを配信することができる。
【0116】次に、上記曲データの変形例として、オリ
ジナル曲データの作成機能について説明する。
【0117】図21は、オリジナル曲データの作成機能
に基づくデータの処理手順を示すフローチャートであ
る。また、図22は、オリジナル曲データ作成機能に基
づきタッチパネル部2に表示される案内画面例を説明す
るための説明図である。なお、図21に示すフローは、
図10のS61,S62や、図11のS71,S72に
代わって実行される処理である。また、先述した内容と
重複するところについては、できる限り説明を省略す
る。
【0118】まず、CPU21は、ユーザの個人情報を
入力するための質問画面(図22の(a)参照)をタッ
チパネル部2に表示させる(S80)。ここで入力され
た個人情報は、RAM23に一時記憶される。なお、個
人情報を入力するための質問は、全てのユーザが共通し
て答えるべき問いとして複数用意されており、具体的に
は、ユーザの性別、年齢、血液型などを問うための質問
が用意されている。
【0119】個人情報が入力されると(S81:YE
S)、CPU21は、さらにユーザの嗜好や現在の感情
などといった不確定情報を入力するための質問画面(図
22の(b),(c)参照)をタッチパネル部2に表示
させる(S82)。ここで質問画面に応じて入力された
不確定情報も、RAM23に一時記憶される。なお、不
確定情報を入力するための質問は、個人情報を入力した
ユーザごとにランダムに決定される問いとして複数用意
されており、たとえば、心理テストなどに用いられる質
問が用意されている。
【0120】全問の解答を終えると(S83:YE
S)、CPU21は、ユーザの顔などを撮影可能とすべ
くカメラ4を起動させる(S84)。カメラ4の起動時
には、タッチパネル部2に撮影準備画面が表示される
(図22の(d)参照)。
【0121】撮影準備画面に応じてユーザが撮影ボタン
を押下すると(S85:YES)、CPU21は、約3
秒後にカメラ4を介してユーザの顔などを撮影させ、そ
うして得た画像データをRAM23に一時記憶させる一
方、すでに記憶されている個人情報および不確定情報を
参考にして、着信メロディとしてのオリジナル曲データ
を作曲する(S86)。オリジナル曲データとしては、
千差万別の個人情報や不確定情報に基づいて、いろんな
曲調のものが作成される。具体的に言うと、オリジナル
曲データのリソースとなるデータには、たとえばハウ
ス、ロック、バラード、オールディーズ、ワールド、演
歌、おまかせ、ジャズなどといった複数種類の楽曲ジャ
ンルデータが用意されており、各楽曲ジャンルデータご
とに、たとえば8種類のメインリズム、32種類の飾り
リズム、8種類のベースリズム、3種類の転調インデッ
クスなどといった曲調要素が用意されている。オリジナ
ル曲データは、質問に対して入力された個人情報や不確
定情報の組み合わせに応じて、上記の楽曲ジャンルデー
タや曲調要素を選択することで作成される。たとえば
1,2番目の質問に対する入力情報に基づいて楽曲ジャ
ンルデータを選択し、3,4番目の質問に対する入力情
報に基づいてメインリズムを選択し、5,6番目の質問
に対する入力情報に基づいて飾りリズムを選択し、7,
8番目の質問に対する入力情報に基づいてベースリズム
を選択し、9,10番目の質問に対する入力情報に基づ
いて転調インデックスを選択することにより、最終的に
オリジナル曲データが完成されるようにプログラミング
されている。なお、ユーザが顔などを撮影せずにオリジ
ナル曲データの作成のみを望む場合には、上記した撮影
に伴う動作をキャンセルできる。
【0122】こうしてオリジナル曲データを作成する
と、CPU21は、そのオリジナル曲データを着信メロ
ディとしてサンプル出力させるとともに、ユーザの顔な
どを捉えた画像データをタッチパネル部2にプレビュー
表示させる(S87)。
【0123】ユーザがオリジナル曲データおよび画像デ
ータを気に入って入力ボタンを押下すると(S88:Y
ES)、CPU21は、そのオリジナル曲データおよび
画像データを所定の配信形態に基づいて配信し(S8
9)、この処理を終える。なお、オリジナル曲データお
よび画像データの配信形態としては、先に説明したよう
に、エア配信によりメールの添付データとして直接相手
先のPHS端末Tに送信される場合もあれば、同じくエ
ア配信によりメールサーバにアップロードされる場合も
あり、さらにはシリアル配信によりコネクタ6に接続さ
れた携帯型電話機Pに対して転送される場合もある。も
ちろん、オリジナル曲データおよび画像データは、配信
先に応じた配信方法およびデータ形式とされる。
【0124】S88において、入力ボタンが押下される
ことなくキャンセルボタンが押下された場合(S88:
NO)、CPU21は、オリジナル曲データおよび画像
データを配信することなく、これらオリジナル曲データ
および画像データを破棄してS84に戻る。
【0125】S85において、撮影ボタンが押下されな
い場合(S85:NO)、CPU21は、撮影ボタンが
押下されるまでS84に戻って待機する。
【0126】S83において、全問の解答を終えていな
い場合(S83:NO)、CPU21は、全問の解答を
終えるまでS82に戻って待機する。
【0127】S81において、個人情報が入力されない
場合(S81:NO)、CPU21は、個人情報が入力
されるまでS80に戻って待機する。
【0128】つまり、上記した一連の処理動作によれ
ば、ユーザの個人情報などに基づいてオリジナル曲デー
タが作成される一方、そのオリジナル曲データとユーザ
の顔などを捉えた画像データとがユーザなどの携帯型電
話機Pや相手先のPHS端末Tなどに配信されるので、
携帯型電話機上で画像データを表示したり、オリジナル
曲データを着信メロディとして再生することができ、画
像データやオリジナル曲データを携帯型電話機に提供し
て楽しませることができる。
【0129】次に、データサービス装置M1を利用した
ショッピング機能について説明する。
【0130】図23は、ショッピング機能に基づくデー
タの処理手順を示すフローチャートである。また、図2
4〜図28は、ショッピング機能に基づきタッチパネル
部2に表示される案内画面例を説明するための説明図、
図29は、ショッピング機能に基づき発行されるレシー
トの内容を説明するための説明図である。なお、ショッ
ピング機能の前提として、データ管理サーバMSは、商
品在庫や物流を管理するコンピュータと相互に情報交換
可能とされる。
【0131】まず、CPU21は、ショッピング機能の
ほか、先述した各種の機能などを選択するためのトップ
メニュー画面(図24の(a)参照)をタッチパネル部
2に表示させる(S90)。
【0132】トップメニュー画面に応じてユーザにより
ショッピングが選択されると、CPU21は、商品リス
ト選択画面(図25の(a)参照)をタッチパネル部2
に表示させる(S91)。商品リスト選択画面では、商
品コード、商品画像、価格、商品名などが表示され、ユ
ーザが商品を指定すると、その外枠が強調されて次の商
品詳細情報画面に移る。また、商品リスト選択画面の上
段には、商品ジャンルを選択するためのタブが設けられ
ており、タブを押すと、そのタブが強調されて指定され
たジャンルの商品一覧が表示されるように構成されてい
る(図24の(b)参照)。
【0133】商品リスト選択画面に応じてユーザにより
商品が選択されると、CPU21は、商品詳細情報画面
(図25の(b)参照)をタッチパネル部2に表示させ
る(S92)。商品詳細情報画面では、商品名、商品コ
ード、価格などとともに、比較的大きな商品画像や商品
説明、購入ボタンなどが表示され、ユーザが購入ボタン
を押下すると、次の処理に移る。
【0134】購入ボタンが押下され、購入商品が決定さ
れると(S93:YES)、CPU21は、専用PHS
30を介して購入商品に関する情報をデータ管理サーバ
MSに送信し、データ管理サーバMSとの間で該当する
商品の在庫を確認する(S94)。ここで、データ管理
サーバMSにおいて在庫の無いことが確認された場合、
CPU21は、その旨をタッチパネル部2などに表示さ
せた後、改めて商品リスト選択画面などの表示に戻って
も良い。
【0135】データ管理サーバMSとの間で在庫の有る
ことが確認された場合、次にCPU21は、配送先選択
画面(図26の(a)参照)をタッチパネル部2に表示
させる(S95)。配送先選択画面では、購入商品の届
け先と依頼主とが同じか否かを選択することができる。
なお、以下の説明では、便宜上届け先と依頼主とを同じ
とするが、届け先と依頼主とが異なる場合、ユーザは、
後述する入力操作を繰り返し行えば良い。
【0136】配送先選択画面に応じてユーザにより届け
先と依頼主とが同じである場合が選択されると、CPU
21は、届け先および依頼主としてのなまえを入力する
画面(図26の(b)参照)をタッチパネル部2に表示
させ(S96)、なまえが入力されると、住所を入力す
る画面(図27の(a)参照)を表示させ(S97)、
さらに住所が入力されると、電話番号を入力する画面
(図27の(b)参照)を表示させる(S98)。
【0137】電話番号入力画面に応じてユーザにより電
話番号が入力されると、CPU21は、入力情報確認画
面(図28の(a)参照)をタッチパネル部2に表示さ
せる(S99)。入力情報確認画面では、それまでに入
力した届け先および依頼主としてのなまえ、住所、電話
番号に関する入力情報に加え、購入商品に関する情報も
表示され、表示内容に変更すべき点がある場合には、変
更ボタンを押下して変更することができる。なお、入力
情報には、上記に挙げた配送先に関する情報のほか、商
品の配送日をユーザが指定するといった配送指定日に関
する情報も含めることができる。
【0138】入力情報がユーザにより確認されると、C
PU21は、商品代金投入画面をタッチパネル部2に表
示させる(S100)。
【0139】商品代金投入画面に応じてユーザが購入商
品の代金を投入すると(S101:YES)、CPU2
1は、専用PHS30を介して入金情報をデータ管理サ
ーバMSに送信し、データ管理サーバMSとの間で購入
商品に関しての入金を確認する(S102)。この際、
データサービス装置M1とデータ管理サーバMSとは、
S94から引き続いて接続された状態であっても良く、
あるいはS94の後に一旦切断されてから再び接続され
ても良い。また、データ管理サーバMSに対しては、入
金情報に加え、届け先および依頼主としてのなまえ、住
所、電話番号に関する入力情報や、購入商品に関する情
報なども送信される。
【0140】購入商品の入金を確認すると、CPU21
は、最終的にモノクロプリンタ部10を介して購入商品
に関するレシートを発行し(S103)、この処理を終
える。この際、タッチパネル部2には、購入商品の受注
に応じた旨のメッセージが表示される(図28の(b)
参照)。また、レシートには、商品購入に使用されたデ
ータサービス装置M1のナンバー、購入日時、商品到着
予定日、届け先、依頼主、購入商品名、商品代金などと
いった情報が記される(図29参照)。
【0141】S101において、購入商品の代金が投入
されない場合(S101:NO)、CPU21は、代金
が投入されるまでS100に戻って待機する。
【0142】S93において、購入商品が決定されない
場合(S93:NO)、CPU21は、ユーザにより購
入商品が決定されるまでS92に戻って待機する。
【0143】つまり、上記した一連の処理動作によれ
ば、データサービス装置M1を介して商品を発注すると
ともに、それに伴い商品代金をデータサービス装置M1
自体が徴収してレシートを発行できるので、ユーザは、
その場で商品を発注して決済することができ、後日レシ
ートの内容に応じて商品を受け取ることができる。
【0144】次に、データサービス装置M1を利用した
広告機能について説明する。
【0145】図30は、広告機能に基づくデータの処理
手順を示すフローチャートである。また、図31は、広
告機能に基づき液晶パネル部3に表示される広告画面例
を説明するための説明図である。なお、広告機能の前提
として、データ管理サーバMSは、クライアントから広
告用画像データを入手し、その広告用画像データをデー
タサービス装置M1に配信するとともに、配信エリアや
広告表示のタイムスケジュールなどを管理する。つま
り、データサービス装置M1の液晶パネル部3に表示さ
れる広告用画像データは、データ管理サーバMSによっ
て随時更新され、広告用画像データの内容や表示時間な
どは、基本的にデータ管理サーバMSからの指示に応じ
て制御される。
【0146】まず、CPU21は、データ管理サーバM
Sからの指示に応じて定期的に広告用画像データに基づ
く広告画面(図31の(a)参照)を液晶パネル部3に
表示させる(S110)。この広告画面は、時間帯やデ
ータサービス装置M1の設置地域などに応じて切り換え
られる。また、たとえば広告画面内の情報ボタンをユー
ザが押下すると、CPU21は、表示中の広告に関連し
た各種情報をユーザに提示するためのメニュー選択画面
に切り換える(図31の(b)参照)。なお、広告表示
の指示は、データ管理サーバMSからその都度なされる
としても良いし、所定時間枠分をまとめてデータ管理サ
ーバMSから通知されるとしても良い。
【0147】そして、たとえば特典ボタンがユーザによ
り押下されると(S111:YES)、CPU21は、
その広告に関連する特典情報画面(図31の(c)参
照)を液晶パネル部3に表示させる(S112)。
【0148】さらに特典情報画面内の印刷ボタンがユー
ザにより押下されると(S113:YES)、CPU2
1は、モノクロプリンタ部10を介してサービスチケッ
トなどを印刷し(S114)、この処理を終える。この
ようにして印刷されたサービスチケットなどは、ユーザ
により受け取られて実際に使用できる。
【0149】S113において、印刷ボタンが押下され
ない場合(S113:NO)、CPU21は、S112
に戻って特典情報画面の表示を続ける。なお、一定時間
が経過しても印刷ボタンが押下されない場合には、S1
10の広告画面の表示に戻っても良い。
【0150】S111において、特典ボタンが押下され
ることなく(S111:NO)、たとえば地図ボタンが
押下された場合(S115:YES)、CPU21は、
その広告の主体となる店などの道順などを表した地図情
報画面(図31の(d)参照)を液晶パネル部3に表示
させる(S116)。
【0151】さらに地図情報画面内の印刷ボタンがユー
ザにより押下されると(S117:YES)、CPU2
1は、モノクロプリンタ部10を介して店までの道順を
表した地図を印刷し(S118)、この処理を終える。
このようにして印刷された地図などは、ユーザにより受
け取られて実際に利用できる。
【0152】S117において、印刷ボタンが押下され
ない場合(S117:NO)、CPU21は、S116
に戻って地図情報画面の表示を続ける。なお、一定時間
が経過しても印刷ボタンが押下されない場合には、S1
10の広告画面の表示に戻っても良い。
【0153】S115において、どのメニューボタンも
押下されない場合(S115:NO)、CPU21は、
S110の広告画面の表示に戻る。
【0154】つまり、上記した一連の処理動作によれ
ば、たとえば各種企業などの宣伝広告がデータ管理サー
バMSからの指示に応じて表示されるので、データサー
ビス装置M1の設置場所などに応じて高い宣伝広告効果
が期待できるだけでなく、サーバからの要求に応じて表
示すべき広告内容や時間帯を適当に制御することができ
る。また、単なる広告だけでなく、サービスチケットや
店までの道順などを表した地図などをその場でユーザに
提供することができる。
【0155】次に、ユーザの手持ち物品を読み取る機能
(これを以下、「待ちキャラスキャン機能」という)に
ついて説明する。なお、待ちキャラスキャン機能に基づ
くデータ処理の基本的な流れは、図6および図7に基づ
いて先述した待ちキャラショット機能に基づく処理手順
と同様であるため、フローチャートによる図示説明を省
略する。この待ちキャラスキャン機能は、スキャナ画像
入力部19によりたとえば写真や置物などを読み取る点
において、カメラ4によりユーザの顔などを撮影する待
ちキャラショット機能と異なる。
【0156】図32および図33は、待ちキャラスキャ
ン機能に基づきタッチパネル部2に表示される案内画面
例を説明するための説明図である。
【0157】ユーザがタッチパネル部2を操作して待ち
キャラギャラリーズを選択すると、CPU21は、オリ
ジナルキャラクタまたは待ちキャラショットに加え、待
ちキャラスキャンを選択するためのキャラクタ選択画面
をタッチパネル部2に表示させる(図32の(a)参
照)。
【0158】コイン投入画面に応じてユーザがデータ配
信料としてのコインを投入すると、CPU21は、ユー
ザの手持ち物品を読み取るためのスキャン準備画面をタ
ッチパネル部2に表示させる(図32の(b)参照)。
この際、物品挿入部9に置かれた手持ち物品は、スキャ
ナ画像入力部19を介して下読みされる。
【0159】下読みされた手持ち物品の画像は、タッチ
パネル部2に表示されるが、この際、ユーザが気に入ら
なければキャンセルボタンを操作して取り直しすること
もできる。また、右回転ボタンを押して画像を90度ず
つ右回りに回転した状態とすることができ、反転ボタン
を押して鏡像(反転画像)とすることもできる(図33
の(a)参照)。
【0160】ユーザが取込ボタンを押すと、各機種に合
わせてカラー、グレー、モノクロといった表示色で約1
〜2秒間隔ごとに画像が切り換えられ、その間に画像に
対して明るさ補正などが施される。プレビュー表示で
は、明るさ補正された複数の画像データが表示され、ユ
ーザは、その中から気に入ったプレビュー画像を選択す
ることができる(図33の(b)参照)。
【0161】ユーザが気に入ったプレビュー画像を選択
して入力ボタンを押下すると、CPU21は、その選択
された手持ち物品の画像を待ちキャラスキャンデータと
してコネクタ6に接続された携帯型電話機Pや、専用P
HS30を介して相手先のPHS端末Tなどに送信す
る。この際、ユーザが入力ボタンを押下する前には、タ
ッチペンを用いて手持ち物品の画像に手書き文字などを
書き込むこともできる(図33の(c)参照)。
【0162】つまり、上記した一連の処理動作によれ
ば、ユーザの顔などをカメラ4により撮影して得られた
画像データだけでなく、ユーザの手持ち物品などを読み
取って得たスキャニングデータをユーザの携帯型電話機
Pや相手先に対して配信することができる。
【0163】次に、データサービス装置M1を利用した
チケット販売機能について説明する。
【0164】図34は、チケット販売機能に基づくデー
タの処理手順を示すフローチャートである。また、図3
5〜図37は、チケット販売機能に基づきタッチパネル
部2に表示される案内画面例を説明するための説明図、
図38は、チケット販売機能に基づき発行されるチケッ
トを説明するための説明図である。なお、チケット販売
機能の前提として、データ管理サーバMSは、チケット
情報を管理するコンピュータと相互に情報交換可能とさ
れる。
【0165】まず、CPU21は、チケット販売機能の
ほか、先述した各種の機能などを選択するためのトップ
メニュー画面(図35の(a)参照)をタッチパネル部
2に表示させる(S120)。
【0166】トップメニュー画面に応じてユーザにより
チケット販売が選択されると、CPU21は、チケット
のジャンルを選択するための画面(図35の(b)参
照)をタッチパネル部2に表示させる(S121)。こ
のジャンル選択画面では、コンサートの種類や、演劇、
演芸、スポーツなどいった項目が表示され、ユーザが1
つの項目を指定すると、その外枠が強調されて次のチケ
ットリスト画面に移る。
【0167】ジャンル選択画面に応じてユーザによりジ
ャンルが選択されると、CPU21は、チケットリスト
画面(図36の(a)参照)をタッチパネル部2に表示
させる(S122)。チケットリスト画面では、選択さ
れたジャンルに該当するコンサートなどの日付、時間、
場所、およびチケット名などがリストアップ表示され、
ユーザが希望するリストを押下すると、次の処理に移
る。なお、チケットリスト画面内に全てをリストアップ
表示できない場合には、上下ボタンを操作してスクロー
ル表示させることもできる。
【0168】チケットリスト画面に応じてユーザにより
希望するリストが選択されると、CPU21は、チケッ
ト詳細画面(図36の(b)参照)をタッチパネル部2
に表示させる(S123)。チケット詳細画面では、選
択されたリストに該当するコンサートなどの日付、時
間、場所などとともに、座席の種類やチケット価格など
が表示される。この際、既に売り切れの座席などについ
ては、データ管理サーバMSから定期的に送られてくる
チケット情報などを通じてCPU21により確認され、
チケット価格に代えて「売り切れ」などと表示される。
なお、チケット詳細画面内に全てを表示できない場合に
は、上下ボタンを操作してスクロール表示させることも
できる。
【0169】チケット詳細画面に応じてユーザにより希
望するチケットの種類が選択されると、CPU21は、
チケット購入画面を(図37参照)をタッチパネル部2
に表示させる(S124)。チケット購入画面では、コ
ンサートなどの日付、時間、場所、座席の種類やチケッ
ト価格などとともに、購入ボタンやキャンセルボタンな
どが表示され、ユーザが購入ボタンを押下すると、次の
処理に移る。
【0170】購入ボタンが押下され、購入チケットが決
定されると(S125:YES)、CPU21は、専用
PHS30を介して購入チケットに関する情報をデータ
管理サーバMSに送信し、データ管理サーバMSとの間
で現時点におけるチケットの有無を確認する。該当する
チケットが未だ売れ残っていることが現時点で確認され
た場合、CPU21は、チケット代金投入画面をタッチ
パネル部2に表示させる(S126)。ここで、データ
管理サーバMSにおいてチケットの無いことが確認され
た場合、CPU21は、その旨をタッチパネル部2など
に表示させた後、改めてチケット詳細画面などの表示に
戻っても良い。
【0171】チケット代金投入画面に応じてユーザが購
入チケットの代金を投入すると(S127:YES)、
CPU21は、専用PHS30を介して入金情報をデー
タ管理サーバMSに送信し、データ管理サーバMSとの
間で購入チケットに関しての入金を確認する(S12
8)。この際、データサービス装置M1とデータ管理サ
ーバMSとは、S125:YESから引き続いて接続さ
れた状態が望ましい。
【0172】購入チケットの入金を確認すると、CPU
21は、最終的にカラープリンタ部11を介して購入さ
れたチケットと、その購入チケットに関するレシートと
を発行し(S129)、この処理を終える。この際、チ
ケットには、コンサート名、日付、時間、場所、座席の
種類、チケット価格などが記される(図38参照)。
【0173】S127において、購入チケットの代金が
投入されない場合(S127:NO)、CPU21は、
代金が投入されるまでS126に戻って待機する。
【0174】S125において、購入チケットが決定さ
れない場合(S125:NO)、CPU21は、ユーザ
により購入チケットが決定されるまでS124に戻って
待機する。
【0175】つまり、上記した一連の処理動作によれ
ば、チケットの購入に伴うチケット代金の支払いに応じ
て、実際のチケットがデータサービス装置M1により発
行されるので、ユーザは、その場で各種ジャンルのチケ
ット予約を行うとともに、正真正銘のチケットを受け取
って決済することができる。
【0176】次に、ブロマイドを印刷する機能について
説明する。
【0177】図39は、ブロマイド印刷機能に基づくデ
ータの処理手順を示すフローチャートである。また、図
40〜図42は、ブロマイド印刷機能に基づきタッチパ
ネル部2に表示される案内画面例を説明するための説明
図である。
【0178】まず、CPU21は、ブロマイド印刷機能
のほか、先述した各種の機能などを選択するためのトッ
プメニュー画面(図40の(a)参照)をタッチパネル
部2に表示させる(S130)。
【0179】トップメニュー画面に応じてユーザにより
ブロマイド印刷が選択されると、CPU21は、ブロマ
イドのジャンルを選択するための画面(図40の(b)
参照)をタッチパネル部2に表示させる(S131)。
このジャンル選択画面では、ブロマイドとして印刷した
い対象人物などの属するジャンル、たとえばアーティス
ト、ゲームキャラクター、アナウンサー、お笑い、声
優、俳優・女優、モデル、スポーツなどといった項目が
表示されるほか、50音順に検索するためのための項目
や、今月の特集といった項目も表示される。ユーザが1
つの項目を指定すると、その外枠が強調されて次の画面
に移る。
【0180】ジャンル選択画面に応じてユーザによりジ
ャンルが選択されると、CPU21は、ブロマイドリス
ト画面(図41の(a)参照)をタッチパネル部2に表
示させる(S132)。ブロマイドリスト画面では、選
択されたジャンルに該当する人物などのブロマイド画像
がリストアップ表示され、ユーザが希望するブロマイド
画像を押下すると、次の処理に移る。なお、一人の人物
でも多数のブロマイド画像が用意されており、ブロマイ
ドリスト画面においては、人物名の最初の文字から頭出
しすることもできる。
【0181】ブロマイドリスト画面に応じてユーザによ
り希望するブロマイド画像が選択されると、CPU21
は、ブロマイド詳細画面(図41の(b)参照)をタッ
チパネル部2に表示させる(S133)。ブロマイド詳
細画面では、選択されたブロマイド画像やプロフィール
などとともに、EEPROM24に着信メロディとして
登録されている曲データなどが表示される。また、購入
ボタンやキャンセルボタンなども表示され、ユーザが購
入ボタンを押下すると、次の処理に移る。
【0182】購入ボタンが押下され、購入ブロマイドが
決定されると(S134:YES)、CPU21は、ブ
ロマイド購入に伴う代金の投入を促す画面(図42の
(a)参照)をタッチパネル部2に表示させる(S13
5)。ブロマイド代金投入画面では、ブロマイド画像の
名称や料金が表示される。
【0183】ブロマイド購入の代金がユーザにより投入
されると(S136:YES)、CPU21は、ユーザ
により指定されたブロマイド画像をカラープリンタ部1
1に印刷させ(S137)、この処理を終える。このブ
ロマイド印刷中、タッチパネル部2には、ブロマイド画
像をプリント出力中である旨のメッセージや、プリント
アウトが完了するまでレベルインジケータによる表示が
行われ、そのほか、レシートやお釣りの受取忘れを注意
するメッセージなども表示される(図42の(b)参
照)。なお、レシートは、ブロマイドの印刷に続いてカ
ラープリンタ部11から出力されるとしても良いし、ブ
ロマイド印刷とは別にモノクロプリンタ部10から出力
されるとしても良い。
【0184】S136において、ブロマイド購入の代金
が投入されない場合(S136:NO)、CPU21
は、代金が投入されるまでS135に戻って待機する。
なお、一定時間が経過しても代金が投入されない場合に
は、この処理を終えても良い。
【0185】S134において、購入ブロマイドが決定
されない場合(S134:NO)、CPU21は、ユー
ザにより購入ブロマイドが決定されるまでS133に戻
って待機する。
【0186】つまり、上記した一連の処理動作によれ
ば、ブロマイドの購入に伴う代金の支払いに応じてブロ
マイドが印刷され、ユーザは、各種ジャンルの中から所
望とするアーティストなどのブロマイド画像を選択する
ことができるとともに、その場でブロマイドを受け取っ
て決済することができる。
【0187】なお、本願発明は、上記の実施形態に限定
されるものではない。
【0188】たとえば、タッチパネル部2と液晶パネル
部3とは、必ずしも別体とする必要はなく、これらのパ
ネル部2,3を一つに共通化しても良い。
【0189】モノクロプリンタ部10とカラープリンタ
部11も、同様に別体とする必要はなく、これらのプリ
ンタ部10,11を一つに共通化しても良い。
【0190】データサービス装置M1は、上記の機能を
全て備える必要はなく、各機能を独立して備えるもので
あっても良い。また、各機能の多様化、融合化を図り、
たとえば、カメラ4の撮影や、スキャナ画像入力部19
により取り込んだ画像データを、単にモノクロプリンタ
部10やカラープリンタ部11により印刷させても良
い。
【0191】また、たとえば物品挿入部9には、物品を
読み取るためのイメージスキャナなどを設けるだけでな
く、デジタルカメラなどによる撮影データを格納した記
憶メディアを挿入するスロットを設けても良い。このよ
うなスロットに記憶メディアが挿入されている場合に
は、その記憶メディアから撮影データを読み出してカラ
ープリンタ部11により印刷させるといったサービスを
提供することができる。
【0192】さらに、たとえば物品挿入部9には、曲デ
ータなどを格納するためのMD(Mini Disc )を挿入す
るスロットを設けても良い。このようなスロットにMD
が挿入されている場合には、データサービス装置M1に
あらかじめ登録されている曲データなどをそのMDにダ
ウンロードさせるといったサービスを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態におけるデータサービス
装置の外観斜視図である。
【図2】データサービス装置の回路ブロック図である。
【図3】コネクタに接続される携帯型電話機の一例を示
す概略外観図である。
【図4】携帯型電話機の概略回路ブロック図である。
【図5】データサービス装置がデータをやり取りする通
信システム全体を説明するための説明図である。
【図6】データ配信機能に基づくデータの処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】図6に続くエア配信処理を示すフローチャート
である。
【図8】図6のAに続くデータの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】図8のCに続くエア配信処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】図6のBに続くデータの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図10のDに続くエア配信処理を示すフロー
チャートである。
【図12】待ちキャラショット機能に基づきタッチパネ
ル部に表示される案内画面例を説明するための説明図で
ある。
【図13】待ちキャラショット機能に基づきタッチパネ
ル部に表示される案内画面例を説明するための説明図で
ある。
【図14】待ちキャラショット機能に基づきタッチパネ
ル部に表示される案内画面例を説明するための説明図で
ある。
【図15】待ちキャラショット機能に基づきタッチパネ
ル部に表示される案内画面例を説明するための説明図で
ある。
【図16】待ちキャラショット機能に基づきタッチパネ
ル部に表示される案内画面例を説明するための説明図で
ある。
【図17】エア配信のためにタッチパネル部に表示され
る案内画面例を説明するための説明図である。
【図18】エア配信のためにタッチパネル部に表示され
る案内画面例を説明するための説明図である。
【図19】エア配信のためにタッチパネル部に表示され
る案内画面例を説明するための説明図である。
【図20】エア配信のためにタッチパネル部に表示され
る案内画面例を説明するための説明図である。
【図21】オリジナル曲データの作成機能に基づくデー
タの処理手順を示すフローチャートである。
【図22】オリジナル曲データ作成機能に基づきタッチ
パネル部に表示される案内画面例を説明するための説明
図である。
【図23】ショッピング機能に基づくデータの処理手順
を示すフローチャートである。
【図24】ショッピング機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図25】ショッピング機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図26】ショッピング機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図27】ショッピング機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図28】ショッピング機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図29】ショッピング機能に基づき発行されるレシー
トの内容を説明するための説明図である。
【図30】広告機能に基づくデータの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図31】広告機能に基づき液晶パネル部に表示される
広告画面例を説明するための説明図である。
【図32】待ちキャラスキャン機能に基づきタッチパネ
ル部に表示される案内画面例を説明するための説明図で
ある。
【図33】待ちキャラスキャン機能に基づきタッチパネ
ル部に表示される案内画面例を説明するための説明図で
ある。
【図34】チケット販売機能に基づくデータの処理手順
を示すフローチャートである。
【図35】チケット販売機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図36】チケット販売機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図37】チケット販売機能に基づきタッチパネル部に
表示される案内画面例を説明するための説明図である。
【図38】チケット販売機能に基づき発行されるチケッ
トを説明するための説明図である。
【図39】ブロマイド印刷機能に基づくデータの処理手
順を示すフローチャートである。
【図40】ブロマイド印刷機能に基づきタッチパネル部
に表示される案内画面例を説明するための説明図であ
る。
【図41】ブロマイド印刷機能に基づきタッチパネル部
に表示される案内画面例を説明するための説明図であ
る。
【図42】ブロマイド印刷機能に基づきタッチパネル部
に表示される案内画面例を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
M1 データサービス装置 2 タッチパネル部 3 液晶パネル部 4 カメラ 5 スピーカ 6 コネクタ 7 コイン投入口 8 紙幣挿入口 9 物品挿入部 10 モノクロプリンタ部 11 カラープリンタ部 12 コイン返却口 14 カメラ画像入力部 15 音声出力部 16 データ通信部 17 コイン検出器 18 紙幣識別器 19 スキャナ画像入力部 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 EEPROM 25 インターフェース 26 釣銭返却機構 27 接続検出器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 506 506 G10K 15/02 G10K 15/02 H04M 1/00 H04M 1/00 U 11/08 11/08 H04N 7/173 630 H04N 7/173 630 640 640Z Fターム(参考) 5B049 AA02 AA06 BB11 CC05 CC10 FF01 GG06 HH01 5C064 AA04 AA06 BA04 BA07 BB07 BC01 BC07 BD02 BD04 BD08 5K027 AA11 AA12 FF22 FF25 HH26 HH29 5K101 KK18 LL12 LL14 MM07 NN06 NN17 NN19 NN21 NN48

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のデータを受け渡しするためのデー
    タサービス装置であって、 携帯型電話機と接続可能な接続手段と、 任意の相手先と通信可能な通信手段と、 被写体を撮影して撮影画像に応じた画像データを出力す
    る撮影手段と、 上記撮影手段から出力された画像データを、上記接続手
    段を介して上記携帯型電話機へと配信するか、または、
    上記通信手段を介して上記相手先へと配信するかを、ユ
    ーザの所望とする選択に応じて制御するデータ通信制御
    手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  2. 【請求項2】 上記データ通信制御手段は、上記通信手
    段を介して上記相手先へと上記画像データを配信する場
    合、その相手先の受信方式に応じた配信方式となるよう
    に上記通信手段を制御する、請求項1に記載のデータサ
    ービス装置。
  3. 【請求項3】 上記通信手段は、上記配信方式の各態様
    として、上記相手先を代理するサーバに対して上記画像
    データをアップロードするほか、上記相手先に対して上
    記画像データを直接送り届ける、請求項2に記載のデー
    タサービス装置。
  4. 【請求項4】 各種のデータを受け渡しするためのデー
    タサービス装置であって、 任意の相手先と通信可能な通信手段と、 上記各種のデータを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段によって記憶されたデータを、上記通信手
    段を介して上記相手先へと配信する際、その相手先の受
    信方式に応じた配信方式となるように上記通信手段を制
    御するデータ通信制御手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  5. 【請求項5】 上記記憶手段によって記憶されたデータ
    は、上記相手先で再現可能な曲データおよび/または画
    像データを含む、請求項4に記載のデータサービス装
    置。
  6. 【請求項6】 上記通信手段は、上記配信方式の各態様
    として、上記相手先を代理するサーバに対して上記デー
    タをアップロードするほか、上記相手先に対して上記デ
    ータを直接送り届ける、請求項4または5に記載のデー
    タサービス装置。
  7. 【請求項7】 各種のデータを受け渡しするためのデー
    タサービス装置であって、 携帯型電話機と接続可能な接続手段と、 ユーザ自身あるいは他人の個人情報を入力するための入
    力操作手段と、 上記入力操作手段を介して入力された個人情報を参考に
    して、オリジナル曲データを作成する作曲手段と、 上記作曲手段によって作成されたオリジナル曲データ
    を、上記接続手段を介して上記携帯型電話機へと配信す
    るデータ通信制御手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  8. 【請求項8】 被写体を撮影して撮影画像に応じた画像
    データを出力する撮影手段を有し、 上記データ通信制御手段は、上記撮影手段を介して得ら
    れた上記画像データと上記オリジナル曲データとを、上
    記接続手段を介して上記携帯型電話機へと配信する、請
    求項7に記載のデータサービス装置。
  9. 【請求項9】 上記接続手段とは別に、任意の相手先と
    通信可能な通信手段を有し、 上記データ通信制御手段は、上記オリジナル曲データお
    よび/または上記画像データを、上記接続手段を介して
    上記携帯型電話機へと配信するか、または、上記通信手
    段を介して上記相手先へと配信するかを、ユーザの所望
    とする選択に応じて制御する、請求項7または8に記載
    のデータサービス装置。
  10. 【請求項10】 上記データ通信制御手段は、上記オリ
    ジナル曲データおよび/または上記画像データを、上記
    通信手段を介して上記相手先へと配信する場合、その相
    手先の受信方式に応じた配信方式となるように上記通信
    手段を制御する、請求項9に記載のデータサービス装
    置。
  11. 【請求項11】 上記通信手段は、上記配信方式の各態
    様として、上記相手先を代理するサーバに対して上記オ
    リジナル曲データおよび/または上記画像データをアッ
    プロードするほか、上記相手先に対して上記オリジナル
    曲データおよび/または上記画像データを直接送り届け
    る、請求項10に記載のデータサービス装置。
  12. 【請求項12】 各種のデータを受け渡しするためのデ
    ータサービス装置であって、 商品の注文に対応するサーバと通信可能な通信手段と、 上記商品の注文に関する各種情報を表示する表示手段
    と、 ユーザが上記商品の発注に関する各種情報を入力するた
    めの入力操作手段と、 ユーザから商品代金を徴収するための代金徴収手段と、 上記入力操作手段を介してユーザにより入力された上記
    商品の発注に関する各種情報、および上記代金徴収手段
    によって徴収された上記商品代金に関する情報を、上記
    通信手段を介して上記サーバへと配信する一方、そのサ
    ーバから上記商品の受注に応じた情報を上記通信手段を
    介して受信するデータ通信制御手段と、 上記データ通信制御手段によって上記サーバから上記商
    品の受注に応じた情報を受信した場合、ユーザに対して
    レシートを発行する印刷手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  13. 【請求項13】 上記入力操作手段を介してユーザによ
    り入力される上記商品の発注に関する各種情報には、商
    品の配送先情報や配送指定日情報のほか、購入商品情報
    が含まれ、上記データ通信制御手段は、上記通信手段を
    介して上記サーバから上記購入商品情報に応じた在庫確
    認情報を受信する、請求項12に記載のデータサービス
    装置。
  14. 【請求項14】 各種のデータを受け渡しするためのデ
    ータサービス装置であって、 広告に関する各種情報を配信するサーバと通信可能な通
    信手段と、 上記広告を表示するための広告表示手段と、 上記通信手段を介して上記サーバから上記広告に関する
    各種情報を受信するデータ通信制御手段と、 上記データ通信制御手段により受信された上記広告に関
    する各種情報に基づいて、上記広告表示手段に広告を表
    示させる広告表示制御手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  15. 【請求項15】 上記通信手段を介して上記サーバから
    受信した上記広告に関する各種情報には、広告内容その
    もののほか、広告時間情報が含まれ、上記広告表示制御
    手段は、上記広告時間情報に応じた時間内に限ってそれ
    に対応する広告を上記広告表示手段に表示させる、請求
    項14に記載のデータサービス装置。
  16. 【請求項16】 各種情報の表示に応じてユーザが各種
    情報を入力するためのタッチパネルを有し、 上記広告表示制御手段は、上記タッチパネルを用いたユ
    ーザの入力操作に応じて、上記広告表示手段に表示中の
    広告を切り換える、請求項14または15に記載のデー
    タサービス装置。
  17. 【請求項17】 上記広告に関連した情報を印刷する印
    刷手段と、 上記タッチパネルを用いたユーザの入力操作に応じて、
    上記広告に関連した情報を上記印刷手段に印刷させる印
    刷制御手段とを有する、請求項16に記載のデータサー
    ビス装置。
  18. 【請求項18】 各種のデータを受け渡しするためのデ
    ータサービス装置であって、 携帯型電話機と接続可能な接続手段と、 任意の相手先と通信可能な通信手段と、 ユーザにより所定箇所に差し入れられた物品を読み取
    り、読み取り画像に応じた画像データを出力する画像読
    み取り手段と、 上記画像読み取り手段から出力された画像データを、上
    記接続手段を介して上記携帯型電話機へと配信するか、
    または、上記通信手段を介して上記相手先へと配信する
    かを、ユーザの所望とする選択に応じて制御するデータ
    通信制御手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  19. 【請求項19】 上記データ通信制御手段は、上記通信
    手段を介して上記相手先へと上記画像データを配信する
    場合、その相手先の受信方式に応じた配信方式となるよ
    うに上記通信手段を制御する、請求項18に記載のデー
    タサービス装置。
  20. 【請求項20】 上記通信手段は、上記配信方式の各態
    様として、上記相手先を代理するサーバに対して上記画
    像データをアップロードするほか、上記相手先に対して
    上記画像データを直接送り届ける、請求項19に記載の
    データサービス装置。
  21. 【請求項21】 各種のデータを受け渡しするためのデ
    ータサービス装置であって、 チケットの販売に対応するサーバと通信可能な通信手段
    と、 上記チケットに関する各種情報を表示する表示手段と、 ユーザが上記チケットの購入に伴う各種情報を入力する
    ための入力操作手段と、 ユーザからチケット代金を徴収するための代金徴収手段
    と、 上記入力操作手段を介してユーザにより入力された上記
    チケットの購入に伴う各種情報、および上記代金徴収手
    段によって徴収された上記チケット代金に関する情報
    を、上記通信手段を介して上記サーバへと配信する一
    方、そのサーバから上記チケットの販売に応じた情報を
    上記通信手段を介して受信するデータ通信制御手段と、 上記データ通信制御手段によって上記サーバから上記チ
    ケットの販売に応じた情報を受信した場合、ユーザに対
    して上記チケットを発行する印刷手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  22. 【請求項22】 上記入力操作手段を介してユーザによ
    り入力される上記チケットの購入に伴う各種情報には、
    ユーザが購入を求めるチケットに関する購入チケット情
    報が含まれ、上記データ通信制御手段は、上記通信手段
    を介して上記サーバから上記購入チケット情報に応じた
    チケット予約確認情報を受信する、請求項21に記載の
    データサービス装置。
  23. 【請求項23】 各種のデータを受け渡しするためのデ
    ータサービス装置であって、 各種の肖像に関する情報を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段によって記憶された上記各種の肖像に関す
    る情報を表示する表示手段と、 ユーザが所望とする上記肖像を指定するための入力操作
    手段と、 上記肖像の出力可能な印刷手段と、 ユーザから上記肖像の出力代金を徴収するための代金徴
    収手段と、 上記入力操作手段を介してユーザにより所望とする上記
    肖像が指定され、かつ、上記代金徴収手段によって上記
    肖像の出力代金が徴収された場合、上記記憶手段からユ
    ーザの指定に応じた肖像に関する情報を読み出し、その
    情報に応じた肖像を上記印刷手段に印刷させる印刷制御
    手段と、 を有することを特徴とする、データサービス装置。
  24. 【請求項24】 請求項1,4,7,12,14,1
    8,21,23のうち、いずれか複数の請求項に記載の
    事項を具備する、請求項1ないし23のいずれかに記載
    のデータサービス装置。
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