JP2002122653A - 分散型gps受信システム用端末器 - Google Patents

分散型gps受信システム用端末器

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JP2002122653A
JP2002122653A JP2000313983A JP2000313983A JP2002122653A JP 2002122653 A JP2002122653 A JP 2002122653A JP 2000313983 A JP2000313983 A JP 2000313983A JP 2000313983 A JP2000313983 A JP 2000313983A JP 2002122653 A JP2002122653 A JP 2002122653A
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terminal
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Kazuhiro Matsumoto
一弘 松本
Takashi Saeki
隆 佐伯
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 妨害波を検知して再度GPS信号の受信を行
うGPS受信システム用端末器を提供する。 【解決手段】 GPS携帯端末11の電源をオンにする
と、公衆網と接続して、GPSサーバーから時刻情報を
取得し、GPS受信部2の電源を数十msec間オンに
する。GPS受信部2では、受信したGPS信号を数M
Hzのベースバンド信号Aに周波数変換して制御部3に
出力する。そして、妨害波検知手段6が妨害波を検知す
ると、制御部3は、再度GPS受信部2の電源を数十m
sec間オンにしてGPS信号を受信し、妨害波検知手
段6は、妨害波の有無を再度判定する。妨害波を検知し
なければ、制御部3は、ベースバンド信号AをGPSデ
ータに変換して、データ通信送信部4とデータ通信用ア
ンテナ5とを介してGPSサーバーに送信し、GPS携
帯端末11の電源をオフにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型GPS受信
システム用端末器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に、GPS信号の取り込みと、現
在位置の演算,算出,表示とを同一の装置で行う単独G
PS測位システムのブロック構成図を示す。単独GPS
測位システムは、GPSアンテナ1と、GPS受信部2
と、GPS信号処理部9と、測位演算部10とから構成
される。GPS受信部2では、GPSアンテナ1を介し
て受信したスペクトラム拡散変調されたGPS信号(1
575.42MHz)を数MHzのベースバンド信号A
に周波数変換してGPS信号処理部9に出力する。GP
S信号処理部9は、ベースバンド信号Aに逆スペクトル
拡散信号処理を施すことによってGPS信号の復調処理
を行い、測位演算部10に復調したGPS信号を出力す
る。測位演算部10は、復調したGPS信号に基づいて
緯度、経度、高度などの位置、および時刻を演算する。
【0003】図11は、分散型のGPS受信システムの
構成を示し、GPS信号の取り込みを行うGPS受信シ
ステム用端末器であるGPS携帯端末11と、現在位置
の演算,算出,表示などを行うGPSサーバー12とか
ら構成される。
【0004】図12には、分散型のGPS受信システム
のGPS携帯端末11とGPSサーバー12との各ブロ
ック構成図を示す。GPS携帯端末11は、GPSアン
テナ1と、GPS受信部2と、制御部3と、データ通信
送信部4と、データ通信用アンテナ5とから構成され
る。GPSサーバー12は、データ通信用アンテナ7
と、データ通信受信部8と、GPS信号処理部9と、測
位演算部10とから構成される。
【0005】次に、図12に示す分散型のGPS受信シ
ステムの動作について説明する。制御部3は、省電力化
のために、位置測位を行う場合に1回のみGPS受信部
2の電源を数十msec間オンにして、GPSアンテナ
1を介してスペクトラム拡散変調されたGPS信号(1
575.42MHz)を受信する。GPS受信部2で
は、受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号
Aに周波数変換して制御部3に出力する。制御部3は、
ベースバンド信号Aをデータ通信用のデータフォーマッ
トに対応したGPSデータに変換して、データ通信送信
部4とデータ通信用アンテナ5とを介してGPSサーバ
ー12に送信する。そして、GPSサーバー12は、デ
ータ通信用アンテナ7を介してGPSデータを受信す
る。データ通信受信部8では、受信したGPSデータか
らGPS信号を抽出して、GPS信号処理部9に出力す
る。GPS信号処理部9は、抽出したGPS信号に逆ス
ペクトル拡散信号処理を施して復調処理を行い、測位演
算部10に出力する。測位演算部10は、復調したGP
S信号に基づいて緯度、経度、高度などの位置、および
時刻を演算する。
【0006】このように分散型のGPS受信システムで
は、GPS携帯端末11にてスペクトラム拡散変調され
たGPS信号を受信し、GPSサーバー12にて逆スペ
クトル拡散信号処理を行うため、従来のシステムにおい
ては、GPS携帯端末11で受信したスペクトラム拡散
変調されたGPS信号が測位に使用できる信号か否か
を、GPS携帯端末11で判別することはできなかっ
た。例えば、GPS携帯端末11がGPS信号と妨害波
とを同時に受信して、測位演算できないGPS受信デー
タをGPSサーバー12に送信した場合には、GPSサ
ーバー12は測位演算を行うことはできない。前記従来
のように測位演算を行うことができない場合には、公衆
網で使用している基地局がカバーする地域を位置情報と
して使用する、もしくはGPSサーバー12からGPS
携帯端末11に再度測位演算を行うよう要求するしか方
法はなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】GPS携帯端末11が
測位演算できないGPS受信データをGPSサーバー1
2に送信して、GPSサーバー12が測位演算を行うこ
とができない場合、公衆網で使用している基地局がカバ
ーする地域を位置情報として使用すると、位置精度が悪
くなるという問題がある。また、GPSサーバー12か
らGPS携帯端末11に再度測位演算を行うよう要求す
る方法は、GPSサーバー12からGPS携帯端末11
にGPS信号を数十秒かけて公衆網で再度送信するため
に、その間GPS携帯端末11のGPS受信部2の電源
をオンにしなければならず、GPS受信部2の消費電流
が増加するという問題がある。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、妨害波を検知して再度GPS信号
の受信を行うGPS受信システム用端末器を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スペ
クトラム拡散変調されたGPS信号をGPSアンテナを
介して受信し、前記受信したGPS信号をベースバンド
信号に変換するGPS受信部を具備し、前記ベースバン
ド信号を通信用データに変換してGPSサーバーに送信
する分散型GPS受信システム用端末器において、妨害
波を検知する妨害波検知手段と、前記妨害波検知手段か
らの信号によって前記GPS信号の受信を制御する制御
部とを有することを特徴とし、妨害波を検知することに
よって測位不可能なGPS信号であるか否かを判定し、
妨害波を検知したときには再度GPS信号の受信動作を
行うことができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPSアンテナから出力される
GPS信号を検波する検波部と、前記検波部の出力電圧
のレベルにより妨害波の有無を判定する検波レベル判定
部とからなり、制御部は、前記検波レベル判定部の判定
結果に応じてGPS信号の受信を制御することを特徴と
し、GPS信号を検波したレベルによって妨害波を検知
し、妨害波を検知したときには再度GPS信号の受信動
作を行うことができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の周波数スペクトルを得るためにベース
バンド信号を周波数軸に変換するFFT部と、前記FF
T部の出力信号のレベルにより妨害波の有無を判定する
FFTレベル判定部とからなり、制御部は、前記FFT
レベル判定部の判定結果に応じてGPS信号の受信を制
御することを特徴とし、GPS信号の周波数スペクトル
によって妨害波を検知し、妨害波を検知したときには再
度GPS信号の受信動作を行うことができる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の自己相関を取る自己相関回路部と、前
記自己相関回路部の出力信号のレベルにより妨害波の有
無を判定する自己相関レベル判定部とからなり、制御部
は、前記自己相関レベル判定部の判定結果に応じてGP
S信号の受信を制御することを特徴とし、GPS信号の
自己相関レベルによって妨害波を検知し、妨害波を検知
したときには再度GPS信号の受信動作を行うことがで
きる。
【0013】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の電力を一定にして出力するAGC部
と、前記AGC部の出力の振幅に対して振幅分布演算を
行い、前記振幅分布演算の結果により妨害波の有無を判
定する振幅分布判定部とからなり、制御部は、前記振幅
分布判定部の判定結果に応じてGPS信号の受信を制御
することを特徴とし、GPS信号の振幅分布によって妨
害波を検知し、妨害波を検知したときには再度GPS信
号の受信動作を行うことができる。
【0014】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の電力を一定にして出力するAGC部
と、前記AGC部を制御するAGC制御電圧を生成する
AGC制御電圧生成部と、前記AGC制御電圧により妨
害波の有無を判定する判定部とからなり、制御部は、前
記判定部の判定結果に応じてGPS信号の受信を制御す
ることを特徴とし、GPS信号を入力したAGC回路の
AGC制御電圧を観測することで妨害波を検知し、妨害
波を検知したときには再度GPS信号の受信動作を行う
ことができる。
【0015】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベー
スバンド信号の振幅を飽和させるリミッタ部と、前記飽
和させたベースバンド信号のデューティ分布により妨害
波の有無を判定するデューティ分布判定部とからなり、
制御部は、前記デューティ分布判定部の判定結果に応じ
てGPS信号の受信を制御することを特徴とし、ベース
バンド信号の振幅を飽和させた0,1からなる信号のデ
ューティ分布によって妨害波を検知し、妨害波を検知し
たときには再度GPS信号の受信動作を行うことができ
る。
【0016】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、連続測位用相関器と、前記連続
測位用相関器の測位状態により妨害波の有無を判定する
判定部とからなり、制御部は、前記判定部の判定結果に
応じてGPS信号の受信を制御することを特徴とし、連
続測位用相関器の測位状態によって妨害波を検知し、妨
害波を検知したときには再度GPS信号の受信動作を行
うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】(実施形態1)本実施形態1の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図1に示す。分散型のGPS受信システ
ムの構成、およびGPSサーバー12のブロック構成は
前記従来の技術を示す図11、および図12と同様なの
で説明は省略し、GPS携帯端末11についてのみ説明
する。
【0019】本実施形態1において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、制御部
3と、データ通信送信部4と、データ通信用アンテナ5
と、妨害波検知手段6とから構成される。
【0020】次に、本実施形態1のGPS携帯端末11
の動作について、図2のフローチャートを用いて説明す
る。図2(a)は、図12にブロック構成を示す従来例
の動作フローチャートを示し、図2(b)は、図1にブ
ロック構成を示す本実施形態1の動作フローチャートを
示す。
【0021】まず、図2(a)に示す従来の動作フロー
チャートについて説明する。ステップS1において、G
PS携帯端末11の電源をオンにすると、ステップS2
において、GPSサーバー12と通信を行うために公衆
網と接続する。次に、ステップS3において、GPSサ
ーバー12から時刻情報を取得し、ステップS4におい
て、制御部3はGPS受信部2の電源を数十msec間
オンにして、GPS受信部2は、GPS信号(157
5.42MHz)を受信し、受信したGPS信号を数M
Hzのベースバンド信号Aに周波数変換して制御部3に
出力する。そして、ステップS5において、制御部3
は、ベースバンド信号Aをデータ通信用のデータフォー
マットに対応したGPSデータに変換して、データ通信
送信部4とデータ通信用アンテナ5とを介してGPSサ
ーバー12に送信し、ステップS7において、GPS携
帯端末11の電源をオフにする。この従来例において
は、GPS携帯端末11がGPS信号と妨害波とを同時
に受信して、測位演算できないGPSデータをGPSサ
ーバー12に送信した場合、GPSサーバー12は測位
演算を行うことはできない。
【0022】次に、図2(b)に示す本実施形態1の動
作フローチャートについて説明する。ステップS11に
おいて、GPS携帯端末11の電源をオンにすると、ス
テップS12において、GPSサーバー12と通信を行
うために公衆網と接続する。次に、ステップS13にお
いて、GPSサーバー12から時刻情報を取得し、ステ
ップS14において、制御部3は、GPS受信部2の電
源を数十msec間オンにして、GPS受信部2は、G
PS信号(1575.42MHz)を受信し、受信した
GPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに周波数変
換して制御部3に出力する。そして、ステップS15に
おいて妨害波検知手段6が妨害波を検知すると、ステッ
プS14に戻って、制御部3は、再度GPS受信部2の
電源を数十msec間オンにしてGPS信号を受信し、
ステップS15にて、妨害波検知手段6は、妨害波の有
無を再度判定する。妨害波検知手段6が妨害波を検知し
なければステップS16において、制御部3は、ベース
バンド信号Aをデータ通信用のデータフォーマットに対
応したGPSデータに変換して、データ通信送信部4と
データ通信用アンテナ5とを介してGPSサーバー12
に送信し、ステップS17において、GPS携帯端末1
1の電源をオフにする。このように、本実施形態1によ
ると、GPS携帯端末11で妨害波を検知することによ
って測位不可能なGPS信号であるか否かを判定し、妨
害波を検知したときには再度GPS信号の受信動作を行
うので、GPSサーバー12に測位可能なGPS信号を
送信することができる。
【0023】(実施形態2)本実施形態2の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図3に示す。前記実施形態1を示す図1
と略同様であり、同一の要素には同一の符号を付して説
明は省略する。また、分散型のGPS受信システムの構
成、およびGPSサーバー12のブロック構成は前記従
来の技術を示す図11、および図12と同様なので説明
は省略する。
【0024】本実施形態2において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、制御部
3と、データ通信送信部4と、データ通信用アンテナ5
と、検波部6aと、検波レベル判定部6bとから構成さ
れ、検波部6aと検波レベル判定部6bとは、前記実施
形態1における妨害波検知手段6を構成する。
【0025】次に本実施形態2の動作について説明す
る。制御部3は、位置測位を行う場合にGPS受信部2
の電源を数十msec間オンにして、スペクトラム拡散
変調されたGPS信号(1575.42MHz)を、G
PSアンテナ1を介して受信する。GPS受信部2は、
受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに
周波数変換して、制御部3に出力する。また、検波部6
aは、GPSアンテナ1で受信したGPS信号のRF
(Radio Frequency)の電力レベルを検
波し、検波レベル判定部6bは、その検波した電力レベ
ルが検波レベル6bの有する増幅器が飽和するレベルで
あるかどうかを判定する。妨害波のない正常なGPS信
号であれば、その検波した電力レベルは増幅器が飽和す
るレベルにまで達しないが、妨害波が存在する場合には
その電力レベルは妨害波の分だけ大きくなり、増幅器が
飽和するレベルにまで達する。検波レベル判定部6b
が、妨害波があると判定した場合には、制御部3は、再
度GPS受信部2の電源を数十msec間オンにして、
GPS信号を受信し、検波レベル判定部6bは、妨害波
の有無を再度判定する。また、検波レベル判定部6b
が、妨害波がないと判定した場合には、制御部3は、ベ
ースバンド信号Aをデータ通信用のデータフォーマット
に対応したGPSデータに変換して、データ通信送信部
4とデータ通信用アンテナ5とを介してGPSサーバー
12に送信する。このように、本実施形態2によると、
GPS携帯端末11でGPS信号の電力レベルを検波す
ることによって妨害波を検知し、妨害波を検知したとき
には再度GPS信号の受信動作を行うので、GPSサー
バー12に測位可能なGPS信号を送信することができ
る。
【0026】(実施形態3)本実施形態3の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図4に示す。前記実施形態1を示す図1
と略同様であり、同一の要素には同一の符号を付して説
明は省略する。また、分散型のGPS受信システムの構
成、およびGPSサーバー12のブロック構成は前記従
来の技術を示す図11、および図12と同様なので説明
は省略する。
【0027】本実施形態3において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、制御部
3と、データ通信送信部4と、データ通信用アンテナ5
と、FFT部6cと、FFTレベル判定部6dとから構
成され、FFT部6cとFFTレベル判定部6dとは、
前記実施形態1における妨害波検知手段6を構成する。
【0028】次に本実施形態3の動作について説明す
る。制御部3は、位置測位を行う場合にGPS受信部2
の電源を数十msec間オンにして、スペクトラム拡散
変調されたGPS信号(1575.42MHz)を、G
PSアンテナ1を介して受信する。GPS受信部2は、
受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに
周波数変換して、FFT部6cと制御部3とに出力す
る。FFT部6cは、GPS受信部2から出力されたベ
ースバンド信号Aの周波数スペクトルを得るためにベー
スバンド信号Aを周波数軸に変換する。このとき、妨害
波のない正常なベースバンド信号Aであれば、ベースバ
ンド信号AにおけるGPS信号はスペクトラム拡散変調
されて熱雑音より小さい電力になるので、ベースバンド
信号Aの周波数特性は、雑音と同様に平坦な周波数スペ
クトルとなるが、妨害波が存在する場合にはベースバン
ド信号Aの周波数特性は、平坦な周波数スペクトルとは
ならない。そこで、FFTレベル判定部6dが、FFT
部6cでベースバンド信号Aを周波数軸に変換した結果
を観測して、周波数スペクトルが平坦ではないと判定し
た場合には、制御部3は、再度GPS受信部2の電源を
数十msec間オンにして、GPS信号を受信し、FF
Tレベル判定部6dにて妨害波の有無を再度判定する。
また、FFT部6cでベースバンド信号Aを周波数軸に
変換した結果に対して周波数スペクトルが平坦であると
判定した場合には、制御部3は、ベースバンド信号Aを
データ通信用のデータフォーマットに対応したGPSデ
ータに変換して、データ通信送信部4とデータ通信用ア
ンテナ5とを介してGPSサーバー12に送信する。
【0029】このように、本実施形態3によると、GP
S携帯端末11でGPS信号の周波数スペクトルによっ
て妨害波を検知し、妨害波を検知したときには再度GP
S信号の受信動作を行うので、GPSサーバー12に測
位可能なGPS信号を送信することができる。
【0030】(実施形態4)本実施形態4の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図5に示す。前記実施形態1を示す図1
と略同様であり、同一の要素には同一の符号を付して説
明は省略する。また、分散型のGPS受信システムの構
成、およびGPSサーバー12のブロック構成は前記従
来の技術を示す図11、および図12と同様なので説明
は省略する。
【0031】本実施形態4において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、制御部
3と、データ通信送信部4と、データ通信用アンテナ5
と、自己相関回路部6eと、自己相関レベル判定部6f
とから構成され、自己相関回路部6eと自己相関レベル
判定部6fとは、前記実施形態1における妨害波検知手
段6を構成する。
【0032】次に本実施形態4の動作について説明す
る。制御部3は、位置測位を行う場合にGPS受信部2
の電源を数十msec間オンにして、スペクトラム拡散
変調されたGPS信号(1575.42MHz)を、G
PSアンテナ1を介して受信する。GPS受信部2は、
受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに
周波数変換して、自己相関回路部6eと制御部3とに出
力する。自己相関回路部6eは、GPS受信部2から出
力されたベースバンド信号Aの自己相関を取る。このと
き、妨害波のない正常なベースバンド信号Aであれば、
ベースバンド信号AにおけるGPS信号はスペクトラム
拡散変調されて熱雑音より小さい電力になるので、ベー
スバンド信号Aの自己相関レベルはピークを持たない
が、妨害波が存在する場合には、ベースバンド信号Aの
自己相関レベルは、ピークを有し、妨害波のない正常な
ベースバンド信号Aに比べて大きくなる。そこで、自己
相関レベル判定部6fが、自己相関回路部6eでベース
バンド信号Aの自己相関を取った結果を観測して、自己
相関レベルがピークを有し、大きいと判定した場合に
は、制御部3は、再度GPS受信部2の電源を数十ms
ec間オンにして、GPS信号を受信し、自己相関レベ
ル判定部6fにて妨害波の有無を再度判定する。また、
自己相関回路部6eでベースバンド信号Aの自己相関を
取った結果に対して自己相関レベルにはピークがないと
判定した場合には、制御部3は、ベースバンド信号Aを
データ通信用のデータフォーマットに対応したGPSデ
ータに変換して、データ通信送信部4とデータ通信用ア
ンテナ5とを介してGPSサーバー12に送信する。
【0033】このように、本実施形態4によると、GP
S携帯端末11でGPS信号の自己相関レベルによって
妨害波を検知し、妨害波を検知したときには再度GPS
信号の受信動作を行うので、GPSサーバー12に測位
可能なGPS信号を送信することができる。
【0034】(実施形態5)本実施形態5の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図6に示す。前記実施形態1を示す図1
と略同様であり、同一の要素には同一の符号を付して説
明は省略する。また、分散型のGPS受信システムの構
成、およびGPSサーバー12のブロック構成は前記従
来の技術を示す図11、および図12と同様なので説明
は省略する。
【0035】本実施形態5において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、制御部
3と、データ通信送信部4と、データ通信用アンテナ5
と、AGC部6gと、振幅分布判定部6hとから構成さ
れ、AGC部6gと振幅分布判定部6hとは、前記実施
形態1における妨害波検知手段6を構成する。
【0036】次に本実施形態5の動作について説明す
る。制御部3は、位置測位を行う場合にGPS受信部2
の電源を数十msec間オンにして、スペクトラム拡散
変調されたGPS信号(1575.42MHz)を、G
PSアンテナ1を介して受信する。GPS受信部2は、
受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに
周波数変換して、AGC部6gに出力する。AGC部6
gは、GPS受信部2から出力されたベースバンド信号
Aの電力を一定にする。このとき、妨害波のない正常な
ベースバンド信号Aであれば、ベースバンド信号Aにお
けるGPS信号はスペクトラム拡散変調されて熱雑音よ
り小さい電力になるので、ベースバンド信号Aの振幅分
布は、雑音と同様に正規分布となるが、妨害波が存在す
る場合にはベースバンド信号Aの振幅分布は、正規分布
とはならない。そこで、振幅分布判定部6hが、AGC
部6gの出力の振幅を観測して、振幅分布が正規分布か
ら外れていると判定した場合には、制御部3は、再度G
PS受信部2の電源を数十msec間オンにして、GP
S信号を受信し、振幅分布判定部6hにて妨害波の有無
を再度判定する。また、AGC部6gの出力分布は正規
分布であると判定した場合には、制御部3は、ベースバ
ンド信号Aをデータ通信用のデータフォーマットに対応
したGPSデータに変換して、データ通信送信部4とデ
ータ通信用アンテナ5とを介してGPSサーバー12に
送信する。
【0037】このように、本実施形態5によると、GP
S携帯端末11でGPS信号の振幅分布によって妨害波
を検知し、妨害波を検知したときには再度GPS信号の
受信動作を行うので、GPSサーバー12に測位可能な
GPS信号を送信することができる。
【0038】(実施形態6)本実施形態6の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図7に示す。前記実施形態1を示す図1
と略同様であり、同一の要素には同一の符号を付して説
明は省略する。また、分散型のGPS受信システムの構
成、およびGPSサーバー12のブロック構成は前記従
来の技術を示す図11、および図12と同様なので説明
は省略する。
【0039】本実施形態6において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、判定部
3aを含む制御部3と、データ通信送信部4と、データ
通信用アンテナ5と、AGC部6gと、検波部6aとか
ら構成され、AGC部6gと検波部6aと、判定部3a
とは、前記実施形態1における妨害波検知手段6を構成
する。また、検波部6aはAGC部6gを制御するAG
C制御電圧Bを生成するAGC制御電圧生成部を構成す
る。
【0040】次に本実施形態6の動作について説明す
る。制御部3は、位置測位を行う場合にGPS受信部2
の電源を数十msec間オンにして、スペクトラム拡散
変調されたGPS信号(1575.42MHz)を、G
PSアンテナ1を介して受信する。GPS受信部2は、
受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに
周波数変換して、AGC部6gを介して検波部6aと制
御部3とに出力する。検波部6aは、AGC部6gの出
力を検波し、その検波した出力の電力を一定とするAG
C制御電圧BをAGC部6gに出力する。AGC部6g
は、AGC制御電圧Bによってベースバンド信号Aの電
力を一定にして出力する。このとき、妨害波のない正常
なベースバンド信号Aであれば、AGC制御電圧Bは所
定の電圧となるが、妨害波が存在する場合にはAGC制
御電圧Bは、妨害波が存在しないときの所定の電圧から
変化する。そこで、判定部3aが、AGC制御電圧Bを
観測して、AGC制御電圧Bが所定の電圧ではないと判
定した場合には、制御部3は、再度GPS受信部2の電
源を数十msec間オンにして、GPS信号を受信し、
制御部3にて妨害波の有無を再度判定する。また、AG
C制御電圧Bが所定の電圧であると判定した場合には、
制御部3は、ベースバンド信号Aをデータ通信用のデー
タフォーマットに対応したGPSデータに変換して、デ
ータ通信送信部4とデータ通信用アンテナ5とを介して
GPSサーバー12に送信する。
【0041】このように、本実施形態6によると、GP
S携帯端末11で、GPS信号を入力したAGC回路の
AGC制御電圧を観測することで妨害波を検知し、妨害
波を検知したときには再度GPS信号の受信動作を行う
ので、GPSサーバー12に測位可能なGPS信号を送
信することができる。
【0042】(実施形態7)本実施形態7の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図8に示す。前記実施形態1を示す図1
と略同様であり、同一の要素には同一の符号を付して説
明は省略する。また、分散型のGPS受信システムの構
成、およびGPSサーバー12のブロック構成は前記従
来の技術を示す図11、および図12と同様なので説明
は省略する。
【0043】本実施形態7において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、制御部
3と、データ通信送信部4と、データ通信用アンテナ5
と、リミッタ部6iと、デューティ分布判定部6jとか
ら構成され、リミッタ部6iとデューティ分布判定部6
jとは、前記実施形態1における妨害波検知手段6を構
成する。
【0044】次に本実施形態7の動作について説明す
る。制御部3は、位置測位を行う場合にGPS受信部2
の電源を数十msec間オンにして、スペクトラム拡散
変調されたGPS信号(1575.42MHz)を、G
PSアンテナ1を介して受信する。GPS受信部2は、
受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに
周波数変換して、リミッタ部6iに出力する。リミッタ
部6iは、ベースバンド信号Aの振幅を飽和させて、0
と1からなる信号に変換してデューティ分布判定部6j
に出力する。このとき、妨害波のない正常なベースバン
ド信号Aであれば、ベースバンド信号AにおけるGPS
信号はスペクトラム拡散変調されて熱雑音より小さい電
力になるので、ベースバンド信号Aの振幅を飽和させた
0と1からなる信号のデューティ分布は、雑音と同様に
ランダムとなるが、妨害波が存在する場合には、0と1
からなる信号のデューティ分布は規則性を有し、ランダ
ムとはならない。そこで、デューティ分布判定部6j
が、ベースバンド信号Aの振幅を飽和させた0と1から
なる信号を観測して、そのデューティ分布が規則性を有
し、ランダムではないと判定した場合には、制御部3
は、再度GPS受信部2の電源を数十msec間オンに
して、GPS信号を受信し、デューティ分布判定部6j
にて妨害波の有無を再度判定する。また、デューティ分
布がランダムであると判定した場合には、制御部3は、
デューティ分布判定部6jの出力をデータ通信用のデー
タフォーマットに対応したGPSデータに変換して、デ
ータ通信送信部4とデータ通信用アンテナ5とを介して
GPSサーバー12に送信する。
【0045】このように、本実施形態7によると、GP
S携帯端末11で、ベースバンド信号の振幅を飽和させ
た0,1からなる信号のデューティ分布によって妨害波
を検知し、妨害波を検知したときには再度GPS信号の
受信動作を行うので、GPSサーバー12に測位可能な
GPS信号を送信することができる。
【0046】(実施形態8)本実施形態8の分散型GP
S受信システム用端末器であるGPS携帯端末11のブ
ロック構成図を図9に示す。前記実施形態1を示す図1
と略同様であり、同一の要素には同一の符号を付して説
明は省略する。また、分散型のGPS受信システムの構
成、およびGPSサーバー12のブロック構成は前記従
来の技術を示す図11、および図12と同様なので説明
は省略する。
【0047】本実施形態8において、GPS携帯端末1
1は、GPSアンテナ1と、GPS受信部2と、判定部
3aを含む制御部3と、データ通信送信部4と、データ
通信用アンテナ5と、連続測位用相関器6kとから構成
され、連続測位用相関器6kと、判定部3aとは、前記
実施形態1における妨害波検知手段6を構成する。
【0048】次に本実施形態8の動作について説明す
る。制御部3は、位置測位を行う場合にGPS受信部2
の電源を数十msec間オンにして、スペクトラム拡散
変調されたGPS信号(1575.42MHz)を、G
PSアンテナ1を介して受信する。GPS受信部2は、
受信したGPS信号を数MHzのベースバンド信号Aに
周波数変換して、連続測位用相関器6kと制御部3とに
出力する。連続測位用相関器6kは、GPS受信部2か
ら出力されたベースバンド信号Aに基づいてGPS携帯
端末11を連続追尾状態とする。このとき、妨害波のな
い正常なベースバンド信号Aであれば、連続測位用相関
器6kは正常にGPS携帯端末11を連続追尾状態とす
ることができ、妨害波が存在する場合には、連続測位用
相関器6kはGPS携帯端末11を連続追尾状態とする
ことができない。そこで、判定部3aが、連続測位用相
関器6kの連続追尾状態を観測して、連続追尾状態でな
いと判定した場合には、制御部3は、再度GPS受信部
2の電源を数十msec間オンにして、GPS信号を受
信し、自己相関レベル判定部6fにて妨害波の有無を再
度判定する。また、連続追尾状態であると判定した場合
には、制御部3は、ベースバンド信号Aをデータ通信用
のデータフォーマットに対応したGPSデータに変換し
て、データ通信送信部4とデータ通信用アンテナ5とを
介してGPSサーバー12に送信する。
【0049】このように、本実施形態8によると、GP
S携帯端末11で連続追尾可能か否かによって妨害波を
検知し、妨害波を検知したときには再度GPS信号の受
信動作を行うので、GPSサーバー12に測位可能なG
PS信号を送信することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、スペクトラム拡散変
調されたGPS信号をGPSアンテナを介して受信し、
前記受信したGPS信号をベースバンド信号に変換する
GPS受信部を具備し、前記ベースバンド信号を通信用
データに変換してGPSサーバーに送信する分散型GP
S受信システム用端末器において、妨害波を検知する妨
害波検知手段と、前記妨害波検知手段からの信号によっ
て前記GPS信号の受信を制御する制御部とを有するの
で、妨害波を検知することによって測位不可能なGPS
信号であるか否かを判定し、妨害波を検知したときには
再度GPS信号の受信動作を行うことができるという効
果がある。
【0051】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPSアンテナから出力される
GPS信号を検波する検波部と、前記検波部の出力電圧
のレベルにより妨害波の有無を判定する検波レベル判定
部とからなり、制御部は、前記検波レベル判定部の判定
結果に応じてGPS信号の受信を制御するので、GPS
信号を検波したレベルによって妨害波を検知し、妨害波
を検知したときには再度GPS信号の受信動作を行うこ
とができるという効果がある。
【0052】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の周波数スペクトルを得るためにベース
バンド信号を周波数軸に変換するFFT部と、前記FF
T部の出力信号のレベルにより妨害波の有無を判定する
FFTレベル判定部とからなり、制御部は、前記FFT
レベル判定部の判定結果に応じてGPS信号の受信を制
御するので、GPS信号の周波数スペクトルによって妨
害波を検知し、妨害波を検知したときには再度GPS信
号の受信動作を行うことができるという効果がある。
【0053】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の自己相関を取る自己相関回路部と、前
記自己相関回路部の出力信号のレベルにより妨害波の有
無を判定する自己相関レベル判定部とからなり、制御部
は、前記自己相関レベル判定部の判定結果に応じてGP
S信号の受信を制御するので、GPS信号の自己相関レ
ベルによって妨害波を検知し、妨害波を検知したときに
は再度GPS信号の受信動作を行うことができるという
効果がある。
【0054】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の電力を一定にして出力するAGC部
と、前記AGC部の出力の振幅に対して振幅分布演算を
行い、前記振幅分布演算の結果により妨害波の有無を判
定する振幅分布判定部とからなり、制御部は、前記振幅
分布判定部の判定結果に応じてGPS信号の受信を制御
するので、GPS信号の振幅分布によって妨害波を検知
し、妨害波を検知したときには再度GPS信号の受信動
作を行うことができるという効果がある。
【0055】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベ
ースバンド信号の電力を一定にして出力するAGC部
と、前記AGC部を制御するAGC制御電圧を生成する
AGC制御電圧生成部と、前記AGC制御電圧により妨
害波の有無を判定する判定部とからなり、制御部は、前
記判定部の判定結果に応じてGPS信号の受信を制御す
るので、GPS信号を入力したAGC回路のAGC制御
電圧を観測することで妨害波を検知し、妨害波を検知し
たときには再度GPS信号の受信動作を行うことができ
るという効果がある。
【0056】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て妨害波検知手段は、GPS受信部から出力されるベー
スバンド信号の振幅を飽和させるリミッタ部と、前記飽
和させたベースバンド信号のデューティ分布により妨害
波の有無を判定するデューティ分布判定部とからなり、
制御部は、前記デューティ分布判定部の判定結果に応じ
てGPS信号の受信を制御するので、ベースバンド信号
の振幅を飽和させた0,1からなる信号のデューティ分
布によって妨害波を検知し、妨害波を検知したときには
再度GPS信号の受信動作を行うことができるという効
果がある。
【0057】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、妨害波検知手段は、連続測位用相関器と、前記連続
測位用相関器の測位状態により妨害波の有無を判定する
判定部とからなり、制御部は、前記判定部の判定結果に
応じてGPS信号の受信を制御するので、連続測位用相
関器の測位状態によって妨害波を検知し、妨害波を検知
したときには再度GPS信号の受信動作を行うことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すブロック構成図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1を示す動作フローチャート
図である。
【図3】本発明の実施形態2を示すブロック構成図であ
る。
【図4】本発明の実施形態3を示すブロック構成図であ
る。
【図5】本発明の実施形態4を示すブロック構成図であ
る。
【図6】本発明の実施形態5を示すブロック構成図であ
る。
【図7】本発明の実施形態6を示すブロック構成図であ
る。
【図8】本発明の実施形態7を示すブロック構成図であ
る。
【図9】本発明の実施形態8を示すブロック構成図であ
る。
【図10】単独GPS測位システムを示すブロック構成
図である。
【図11】分散型GPS測位システムを示す構成図であ
る。
【図12】従来の分散型GPS測位システムを示すブロ
ック構成図である。
【符号の説明】
1 GPSアンテナ 2 GPS受信部 3 制御部 4 データ通信送信部 5 データ通信用アンテナ 6 妨害波検知手段 11 GPS携帯端末 A ベースバンド信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J062 AA08 AA09 BB05 CC07 DD11 DD12 DD14 DD23 5K067 AA43 BB36 CC10 DD20 DD44 EE02 EE10 JJ53 JJ56 LL11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散変調されたGPS信号
    をGPSアンテナを介して受信し、前記受信したGPS
    信号をベースバンド信号に変換するGPS受信部を具備
    し、前記ベースバンド信号を通信用データに変換してG
    PSサーバーに送信する分散型GPS受信システム用端
    末器において、妨害波を検知する妨害波検知手段と、前
    記妨害波検知手段からの信号によって前記GPS信号の
    受信を制御する制御部とを有することを特徴とする分散
    型GPS受信システム用端末器。
  2. 【請求項2】 妨害波検知手段は、GPSアンテナから
    出力されるGPS信号を検波する検波部と、前記検波部
    の出力電圧のレベルにより妨害波の有無を判定する検波
    レベル判定部とからなり、制御部は、前記検波レベル判
    定部の判定結果に応じてGPS信号の受信を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の分散型GPS受信システ
    ム用端末器。
  3. 【請求項3】 妨害波検知手段は、GPS受信部から出
    力されるベースバンド信号の周波数スペクトルを得るた
    めにベースバンド信号を周波数軸に変換するFFT部
    と、前記FFT部の出力信号のレベルにより妨害波の有
    無を判定するFFTレベル判定部とからなり、制御部
    は、前記FFTレベル判定部の判定結果に応じてGPS
    信号の受信を制御することを特徴とする請求項1記載の
    分散型GPS受信システム用端末器。
  4. 【請求項4】 妨害波検知手段は、GPS受信部から出
    力されるベースバンド信号の自己相関を取る自己相関回
    路部と、前記自己相関回路部の出力信号のレベルにより
    妨害波の有無を判定する自己相関レベル判定部とからな
    り、制御部は、前記自己相関レベル判定部の判定結果に
    応じてGPS信号の受信を制御することを特徴とする請
    求項1記載の分散型GPS受信システム用端末器。
  5. 【請求項5】 妨害波検知手段は、GPS受信部から出
    力されるベースバンド信号の電力を一定にして出力する
    AGC部と、前記AGC部の出力の振幅に対して振幅分
    布演算を行い、前記振幅分布演算の結果により妨害波の
    有無を判定する振幅分布判定部とからなり、制御部は、
    前記振幅分布判定部の判定結果に応じてGPS信号の受
    信を制御することを特徴とする請求項1記載の分散型G
    PS受信システム用端末器。
  6. 【請求項6】 妨害波検知手段は、GPS受信部から出
    力されるベースバンド信号の電力を一定にして出力する
    AGC部と、前記AGC部を制御するAGC制御電圧を
    生成するAGC制御電圧生成部と、前記AGC制御電圧
    により妨害波の有無を判定する判定部とからなり、制御
    部は、前記判定部の判定結果に応じてGPS信号の受信
    を制御することを特徴とする請求項1記載の分散型GP
    S受信システム用端末器。
  7. 【請求項7】 妨害波検知手段は、GPS受信部から出
    力されるベースバンド信号の振幅を飽和させるリミッタ
    部と、前記飽和させたベースバンド信号のデューティ分
    布により妨害波の有無を判定するデューティ分布判定部
    とからなり、制御部は、前記デューティ分布判定部の判
    定結果に応じてGPS信号の受信を制御することを特徴
    とする請求項1記載の分散型GPS受信システム用端末
    器。
  8. 【請求項8】 妨害波検知手段は、連続測位用相関器
    と、前記連続測位用相関器の測位状態により妨害波の有
    無を判定する判定部とからなり、制御部は、前記判定部
    の判定結果に応じてGPS信号の受信を制御することを
    特徴とする請求項1記載の分散型GPS受信システム用
    端末器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012042474A (ja) * 2004-12-01 2012-03-01 Qualcomm Inc ジャマー拒否に関するシステム、方法、および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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