JP2002122577A - ダイオキシン類の濃度測定における前処理方法およびこの前処理において使用する採取装置並びに精製装置 - Google Patents

ダイオキシン類の濃度測定における前処理方法およびこの前処理において使用する採取装置並びに精製装置

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JP2002122577A
JP2002122577A JP2000316096A JP2000316096A JP2002122577A JP 2002122577 A JP2002122577 A JP 2002122577A JP 2000316096 A JP2000316096 A JP 2000316096A JP 2000316096 A JP2000316096 A JP 2000316096A JP 2002122577 A JP2002122577 A JP 2002122577A
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dioxins
activated carbon
silica gel
sampling
purification
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Application number
JP2000316096A
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English (en)
Inventor
Katsuhisa Honda
克久 本田
Muneshiro Ouchi
宗城 大内
典明 ▲浜▼田
Noriaki Hamada
Masazumi Yamashita
正純 山下
Soichi Matsuda
壮一 松田
Yasushi Nakamura
裕史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオキシン類の抽出,精製操作が簡単であ
り、ダイオキシン類の分析を行うための前処理を簡単に
する方法を提供する。また、採取および精製の操作を連
続して行うことが可能な採取装置並びに精製装置を提供
する。 【解決手段】 排ガス等の被測定物から主としてダイオ
キシン類を特定採取する採取工程と、前記採取物からダ
イオキシン類を選択的に抽出する抽出工程とを前記被測
定物の採取場所において行うことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイオキシン類
(平成11年法律第105号「ダイオキシン類対策特別
措置法」第2条に規定された「ダイオキシン類」のこと
であり、「ポリ塩化ジベンゾフラン,ポリ塩化ジベンゾ
−パラ−ジオキシン,コプラナ−ポリ塩化ビフェニル」
を総称する表現として使用する。以下同じ)の濃度測定
における前処理方法およびこの前処理において使用され
る採取装置並びに精製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイオキシン類の濃度を測定する
方法として、インピンジャーを使用する方法がある。こ
のインピンジャーを使用した方法は、まずサンプリング
を行う。このサンプリングを行うことにより低沸点化合
物から高沸点化合物のすべてのガス成分を捕捉する。つ
まり、サンプリングの時点でダイオキシン類だけでなく
多くの不純物(炭化水素等)も同時に捕捉される。そこ
で、サンプリングした採取物からダイオキシン類を抽出
する作業を行う。このインピンジャーを使用した場合、
不純物の種類が多いことおよび抽出が困難であること等
の理由により、ベンゼン環を持つ化合物に対して溶解度
の高いトルエンを用いて16時間以上かけてソックスレ
ー抽出等を行い抽出液を得る。このとき、ダイオキシン
類のみならず分析に不要な不純物も同時に抽出してしま
うため、さらに不純物を除去することが必要になる。す
なわち、前記抽出液からトルエンを除去した後、へキサ
ンに転容し、硫酸処理等を行った後、この抽出液を二種
類以上のシリカゲルカラムおよびアルミナカラム等へ添
加し、クロマトグラフィ法によりへキサンを用いての展
開,溶出またはへキサンで不純物を除去した後、50%
ジクロロメタンを用いての展開,溶出等の操作により、
ダイオキシン類の測定に妨害となる化合物を完全に除去
した抽出液を得ている。そして、前記ダイオキシン類の
測定に妨害となる化合物を完全に除去した抽出液を得た
後に、GC/MS測定方法等で測定することによりダイ
オキシン類の濃度を測定している。
【0003】この一連の方法を用いると、ダイオキシン
類の濃度測定までに操作が煩雑でかなりの時間を必要と
する。また、インピンジャーを用いたサンプリングで
は、ジエチレングリコール洗液,採取管洗液,円筒ろ
紙,XAD−2樹脂のそれぞれからダイオキシン類を抽
出するため、かなりの手間を必要としていた。さらに、
インピンジャーは、再利用するために洗浄を必要とする
が、ダイオキシン類を完全に除去しなければ、濃度測定
を正確に行うことができず、またガラス製であるため、
取扱いおよび輸送等にも細心の注意を必要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記課題
に鑑み、ダイオキシン類の抽出,精製操作が簡単であ
り、ダイオキシン類の分析を行うための前処理を簡単に
する方法を提供することを目的としている。また、採取
および精製の操作を連続して行うことが可能な採取装置
並びに精製装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、排ガス等の被測定物から主としてダイオキシ
ン類を特定採取する採取工程と、前記採取物からダイオ
キシン類を選択的に抽出する抽出工程とを前記被測定物
の採取場所において行うことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記抽出工程に
おいて抽出した抽出液から不純物を除去する精製工程を
前記採取場所において行うことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の採取工程において用いる採取装置であって、切換可能
な吸着材カートリッジを複数個備えていることを特徴と
している。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の精製工程において用いる精製装置であって、切換可能
な多層シリカゲルカラムを複数個備えていることを特徴
としている。
【0009】さらに、請求項5において、前記精製装置
が、さらに切換可能な活性炭カラムを複数個備えている
ことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、排ガス中のダイオキシン
類の濃度測定に好適に実施することができる。この発明
は、排ガス等の被測定物から、主としてダイオキシン類
を特定採取する採取工程と、前記採取物からダイオキシ
ン類を選択的に抽出する抽出工程とを前記被測定物の採
取場所において行うダイオキシン類の濃度測定における
前処理方法である。
【0011】この前処理方法は、まず採取場所において
主としてダイオキシン類を特定採取することにより行わ
れる。この特定採取は、主としてダイオキシン類を特定
採取する採取装置を用いることで好適に実施することが
できる。この採取装置は、インピンジャーを用いる方法
とは異なり、低沸点化合物から高沸点化合物の全てのガ
ス成分を捕捉するのではなく、主としてダイオキシン類
を捕捉し、とくに低沸点の炭化水素等の不純物は、捕捉
しないようにする。ここで用いる採取装置としては、無
機吸着材により適宜成形された切換可能な成型体カート
リッジを複数個備えた採取装置が好ましい。つまり、切
換可能な成型体カートリッジを複数個備えることによ
り、採取工程を連続して行うことができる。そして、無
機吸着材としては、アルミナ材が好ましい。より好まし
くは、γ−アルミナ材または活性アルミナ材である。
【0012】つぎに、前記採取物からダイオキシン類を
選択的に抽出する抽出工程について説明する。この抽出
工程は、前記採取物中に含まれるダイオキシン類を選択
的に抽出するために行う。また、この抽出工程における
抽出装置としては、抽出溶媒をポンプ等で前記成型体カ
ートリッジへ供給し、ダイオキシン類を選択的に抽出す
る装置である。また、切換可能な成型体カートリッジ
は、複数個備えているため、前記抽出工程を連続して行
うことができる。
【0013】そして、抽出工程後のダイオキシン類の濃
度を測定する濃度測定について説明する。この濃度測定
には、前記抽出工程で選択的に抽出した抽出液を用い
て、ダイオキシン類の濃度を測定する。このダイオキシ
ン類の濃度測定は、ダイオキシン類の濃度測定を行う分
析機器等が完備した場所のみではなく、実際の採取場所
において測定する場合も実施に応じて好適である。この
ダイオキシン類の濃度測定に用いる装置としては、GC
/MS/MSを用いる。このGC/MS/MSを用いる
と、精製工程を必要とせず、前記抽出液から直接ダイオ
キシン類の濃度を測定することができる。
【0014】つぎに、前記抽出液から不純物を除去する
精製工程について説明する。この精製工程は、前記抽出
液に含まれる不純物を除去するために行う。また、この
不純物を除去する装置としては、シリカゲル,硫酸シリ
カゲル,硝酸銀シリカゲル等の修飾シリカゲル,すなわ
ち多層シリカゲルカラムを用いる。そして、これらを切
換可能に複数個備えることにより、連続して精製工程を
行うことができる。つまり、硫酸処理工程の省略や二種
類以上のカラムクロマトグラフィでの精製工程を省略で
きる等の不純物除去操作の簡素化ができるだけでなく、
切換可能に複数個備えているため、連続して精製工程を
行うことができる。
【0015】また、多層シリカゲルカラムを用いて精製
した精製液を用いて濃度を測定する場合には、GC/H
RMSを用いることが一般的である。使用方法として
は、前記精製液を濃縮し、GC/HRMSを用いて濃縮
液中のダイオキシン類の濃度を測定する。このGC/H
RMSは、測定感度が良く多少の不純物が存在してもダ
イオキシン類の濃度を測定することができる。
【0016】そして、前記精製装置は、さらに切換可能
な活性炭カラムを複数個備えることにより、より精製さ
れた精製液を連続的に生成することができる。つまり、
多層シリカゲルカラムの後段にさらに活性炭カラムを備
えることにより、より精製された精製液を得ることがで
きる。これにより、ダイオキシン類の濃度を測定する場
合には、GC/LRMSを用いることが一般的である。
使用方法としては、前記抽出液を濃縮し、GC/LRM
Sを用いて濃縮液中のダイオキシン類の濃度を測定す
る。このGC/LRMSは、不純物が存在した場合、そ
の不純物もダイオキシン類の濃度として感知してしま
い、正確な測定が困難になる。したがって、この場合
は、活性炭カラムでさらに精製した精製液の場合のみダ
イオキシン類の濃度を測定することができる。
【0017】以上のように、この発明は、前記採取装置
の吸着材カートリッジおよび前記精製装置の多層シリカ
ゲルカラム,活性炭カラム等をそれぞれ切換可能に複数
個備えることにより、採取からダイオキシン類の濃度測
定における前処理までの一連の操作を採取場所において
連続して行うことができる。
【0018】
【実施例】つぎに、この発明の具体的実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、この発明の第一実施例
としての前処理システムを概略的に示す説明図である。
【0019】図1において、この発明のダイオキシン類
の前処理システムとしては、基本構成として、採取装置
1と抽出装置2とを備えている。
【0020】まず、前記採取装置1は、焼却炉等の煙道
3から採取した排ガスを吸着材装着体4へ移送する移送
管5を備えている。この吸着材装着体4には、内部に主
としてダイオキシン類を特定採取する吸着材カートリッ
ジ6を複数個備えている。また、前記移送管5には、加
温または冷却する温度調整装置7を設けており、前記吸
着材カートリッジ6へ供給する排ガスの温度が100℃
〜120℃になるように調節している。この温度を検知
する手段として、前記吸着材装着体4の後段に温度セン
サー8を設けており、この温度センサー8の測定値に基
づき温度調整装置7を制御している。また、前記煙道3
から採取した排ガスを前記移送管5から安定して前記吸
着材カートリッジ6へ移送するために第一ポンプ9を備
えており、この第一ポンプ9の前段には、前記吸着材カ
ートリッジ6を通過した排ガスを捕集するドレントラッ
プ10を設けている。さらに、採取後の前記移送管5内
を洗浄するための窒素ガスを溜めたパージ用ボンベ11
と前記移送管5とを接続するパージ用ライン12に第一
逆止弁13を設けている。
【0021】ここで、前記吸着材装着体4の作動を図2
に基づいて詳細に説明する。前記吸着材装着体4とし
て、レボルバー方式の場合について説明する。前記吸着
材装着体4は、前記吸着材カートリッジ6を装填するた
めの収容部14,14,・・・を複数個備えている。そし
て、この各収容部14へ前記吸着材カートリッジ6を一
つおきに装填している。したがって、前記吸着材カート
リッジ6を装填していない収容部14は、前記吸着材装
着体4を貫通(図1の左右方向に貫通)した状態となっ
ている。すなわち、図2の実施例にあっては、前記吸着
体装着体4に4つの収容部14が形成されており、一つ
おきに第一吸着材カートリッジAと第二吸着材カートリ
ッジBの2つが装填されている。さて、最初の採取時
は、前記第一吸着材カートリッジAを前記移送管5と連
通するように位置させた状態で前記第一ポンプ9を作動
させ、前記煙道3から採取した排ガスを前記第一吸着材
カートリッジA内へ導入して通過させる。この通過時、
排ガスから主としてダイオキシン類を特定採取する。す
なわち、図2の「最初の採取時」の状態でダイオキシン
類を特定採取する。ここにおける特定採取は、所定時間
に亘って行うもので、具体的には、前記焼却炉等におい
て、焼却する被焼却物の種類によってあらかじめ定めた
時間に亘って行われる。
【0022】つぎに、前記特定採取が終了すると,すな
わち前記所定時間に達すると、前記第一ポンプ9を停止
し、前記吸着材装着体4を回転させて洗浄操作に移行す
る。この洗浄操作は、前記移送管5内を洗浄するもの
で、まず前記吸着材カートリッジ6が装填されていない
前記収容部14(以下、「空の収容部」と云う)を前記
移送管5と連通するように位置させ,すなわち前記吸着
材装着体4を貫通した状態で行う。この状態で、前記パ
ージ用ボンベ11のバルブ(図示省略)を開くと、前記
パージ用ボンベ11からの窒素ガスは、前記パージ用ラ
イン12を介して前記吸着材装着体4内へ入り、前記空
の収容部14を通過して前記移送管5内へ流入する。そ
して、この通過時、前記移送管5内の洗浄を行い、その
後前記煙道3内へ流入する。すなわち、図2の「洗浄
時」の状態で前記移送管5内を洗浄する。ここにおける
洗浄操作は、前記温度調整装置7を用いて、300〜4
00℃に加熱しながら、窒素ガスを吹き付ける操作,す
なわち還元性雰囲気下で行うことで、1時間程度で完全
に洗浄することができる。
【0023】そして、前記洗浄操作が終了すると、つぎ
の採取・抽出工程へ移行する。この採取・抽出工程は、
前記吸着材装着体4を回転させ、前記第一吸着材カート
リッジAを前記抽出装置2と接続するような位置とする
とともに、前記第二吸着材カートリッジBを前記移送管
5と連通するような位置とする。この状態で前記第一カ
ートリッジAの抽出操作と前記第二吸着材カートリッジ
Bの特定採取とを同時に行う。
【0024】そこで、まず前記第一吸着材カートリッジ
Aの抽出操作について説明すると、前記第一吸着材カー
トリッジAに前記抽出装置2から供給される抽出溶媒を
通過させることにより、前記第一吸着材カートリッジA
に吸着しているダイオキシン類を抽出溶媒へ抽出させ
る。これにより、前記第一吸着材カートリッジAは、ダ
イオキシン類を抽出除去したものとすることができる。
すなわち、次回の特定採取に使用することが可能な状態
にすることができる。
【0025】つぎに、前記第二吸着材カートリッジBの
特定採取について説明すると、前記第二吸着材カートリ
ッジBは、前記「最初の抽出時」と同様の操作が行われ
る。ここにおいて、前記第一吸着材カートリッジAの抽
出操作は、前記第二吸着材カートリッジBの特定採取よ
りも同時または早く終了するため、前記吸着材装着体4
の回転時期は、前記特定採取における前記所定時間に合
わせて行われる。
【0026】さらに、前記採取・抽出工程が終了する
と、前記洗浄工程へ移行し、前記洗浄操作を行う。すな
わち、前記「最初の採取時」から始まり、その後は、前
記「洗浄時」,前記「採取・抽出時」を繰り返し行うこ
とで、連続的に採取工程および抽出工程を行う。
【0027】つぎに、前記抽出装置2は、抽出溶媒タン
ク15と加圧用窒素ガスボンベ16と第二ポンプ17を
備えている。前記抽出溶媒タンク15と前記加圧用窒素
ガスボンベ16とは第二逆止弁18を有する加圧ライン
19で接続されており、これにより、前記抽出溶媒タン
ク15内の圧力を一定に保っている。そして、前記抽出
溶媒タンク15中の抽出溶媒を前記第二ポンプ17を用
いて、抽出位置に位置している前記吸着材カートリッジ
6,すなわち図2の抽出時における前記第一吸着材カー
トリッジA内を通過させ、ダイオキシン類を選択的に抽
出する。
【0028】そして、前記抽出装置2で抽出した抽出液
を濃縮器20で濃縮した後、GC/MS/MS21を用
いてダイオキシン類の測定をする。ここにおいて、前記
濃縮器20および前記GC/MS/MS21は、ダイオ
キシン類の濃度測定を行う分析機器等が完備した場所で
行っても良いし、採取場所において行う場合も実施に応
じて好適である。
【0029】つぎに、この発明の第二実施例を図3に基
づいて詳細に説明する。この第二実施例を示す図3にお
いて、前記第一実施例を示す図1および図2において使
用した符号と同一の符号は、同一の部材名を表してお
り、その詳細な説明は省略する。
【0030】この第二実施例は、抽出工程において抽出
した不純物を除去する精製装置22を前記第一実施例の
システムにさらに追加した構成となっている。この精製
装置22は、切換可能な多層シリカゲルカラム23を複
数個装着した多層シリカゲルカラム装着体24を備えて
いる。
【0031】まず、前記精製装置22は、前記抽出装置
2から抽出したダイオキシン類を含有する抽出液を前記
多層シリカゲルカラム装着体24へ移送し、不純物を前
記抽出液から除去する装置である。この多層シリカゲル
カラム装着体24には、内部に主として抽出液から不純
物を除去する多層シリカゲルカラム23を複数個備えて
いる。
【0032】ここで、前記多層シリカゲルカラム装着体
24の作動を図4に基づいて詳細に説明する。前記多層
シリカゲルカラム装着体24として、レボルバー方式の
場合について説明する。前記多層シリカゲルカラム装着
体24は、前記多層シリカゲルカラム23を装填するた
めの多層シリカゲルカラム収容部25,25,・・・を複
数個備えている。そして、この各多層シリカゲルカラム
収容部25へ前記多層シリカゲルカラム23を装填して
いる。すなわち、図4の実施例にあっては、前記多層シ
リカゲルカラム装着体24に4つの多層シリカゲルカラ
ム収容部25が形成されており、第一多層シリカゲルカ
ラムC,第二多層シリカゲルカラムDおよび第三多層シ
リカゲルカラムEの3つが装填されている。
【0033】さて、精製時の作動について説明すると、
まず前記第一多層シリカゲルカラムCを前記抽出装置2
および前記吸着材カートリッジ6(すなわち、前記第一
吸着材カートリッジAまたは前記第二吸着材カートリッ
ジBのいずれか一方)と連通するように位置させた状態
で前記抽出装置2を作動させ、前記吸着材カートリッジ
6から抽出した抽出液を前記第一多層シリカゲルカラム
C内へ導入して通過させる。この通過時、抽出液から不
純物を吸着除去する。すなわち、図4の「精製位置」の
状態で不純物を吸着除去する。ここにおける不純物の吸
着除去は、前記抽出操作と連続して行うもので、具体的
には、前記吸着材カートリッジ6一個に対して前記多層
シリカゲルカラム23一個を使用し、前記抽出操作と同
時間に亘って行う。
【0034】つぎに、前記精製操作が終了すると,すな
わち前記吸着材カートリッジ6一個の抽出操作を終了す
ると、それに伴って前記精製操作も終了し、前記多層シ
リカゲルカラム装着体24を回転させて、次回の精製操
作のために待機する。ここにおいて、精製操作に使用し
た前記第一多層シリカゲルカラムCは、前記多層シリカ
ゲルカラム装着体24を回転させることにより、図4の
「取出し位置」へ移動し、この位置において取り出され
る。また、前記第二多層シリカゲルカラムDは、図4の
「精製位置」へと移動し、次回の精製操作のために待機
する。
【0035】そして、次回の前記抽出操作が開始する
と、前記第二多層シリカゲルカラムDを用いて精製操作
を行う。そして、前記第二多層シリカゲルカラムDの精
製操作が終了すると、前記多層シリカゲルカラム装着体
24を回転させ、前記第三多層シリカゲルカラムEを図
4の「精製位置」へ移動し、前記第二多層シリカゲルカ
ラムDは、図4の「取出し位置」へと移動し、さらに前
記第一多層シリカゲルカラムCを取り出した後の空の前
記多層シリカゲルカラム収容部25へ新たに第四多層シ
リカゲルカラム(図示省略)を装填し、精製操作を連続
的に行うことができるように準備する。
【0036】また、この第二実施例において、図4の
「取出し位置」および「装填位置」を別々に設けている
が、同一位置で前記多層シリカゲルカラム23を取出し
および装填を行うことも実施に応じて好適である。
【0037】そして、前記精製装置22で抽出した精製
液を前記濃縮器20で濃縮した後、GC/HRMS26
を用いてダイオキシン類の測定をする。ここにおいて、
前記濃縮器20および前記GC/HRMS26は、ダイ
オキシン類の濃度測定を行う分析機器等が完備した場所
で行っても良いし、採取場所において行う場合も実施に
応じて好適である。
【0038】つぎに、この発明の第三実施例を図5に基
づいて詳細に説明する。この第三実施例を示す図5にお
いて、前記第一実施例および前記第二実施例を示す図1
〜4において使用した符号と同一の符号は、同一の部材
名を表しており、その詳細な説明は省略する。
【0039】この第三実施例は、前記第二実施例の前記
精製装置22に活性炭カラム27をさらに追加した構成
となっている。つまり、この第三実施例における精製装
置22は、切換可能な多層シリカゲルカラム23を複数
個備えるとともに、切換可能な活性炭カラム27を複数
個備えている。
【0040】まず、前記精製装置22は、前記第二実施
例で用いた前記多層シリカゲルカラム装着体24とダイ
オキシン類と炭化水素等の前記多層シリカゲルカラム2
3では吸着されなかった不純物を含んでいる精製液から
ダイオキシン類を吸着する前記活性炭カラム27を複数
個備えた活性炭カラム装着体28とを備えている。前記
活性炭カラム装着体28は、コプラナーPCBを溶出す
るためのトルエンのへキサン溶液(以下、単に「T/H
溶液」と云う。)を貯留してあるT/H溶液タンク29
とコプラナーPCB溶出ライン30を介して接続されて
おり、さらにダイオキシン類を溶出するためのトルエン
溶液を貯留してあるトルエン溶液タンク31とダイオキ
シン類溶出ライン32を介して接続されている。また、
前記T/Hタンク29と前記トルエン溶液タンク31
は、第二加圧用窒素ガスボンベ33と第二加圧ライン3
4および第三加圧ライン35を介して接続されており、
この第二加圧ライン34および第三加圧ライン35には
前記逆止弁36,37がそれぞれ設けられている。前記
第二窒素ガスボンベ33は、前記T/H溶液タンク29
と前記トルエン溶液タンク31内の圧力を制御すること
で、安定して各溶液を前記活性炭カラム装着体28へそ
れぞれ供給するために用いられている。
【0041】また、前記多層シリカゲルカラム23を通
過した精製液には、ダイオキシン類と炭化水素等の前記
多層シリカゲルカラム23では吸着されなかった不純物
を含んでいる。そこで、前記活性炭カラム27は、ダイ
オキシン類を吸着するが、炭化水素等は吸着しないと云
う知見に基づいて、ダイオキシン類を前記活性炭カラム
27に吸着させてダイオキシン類のみを得るものであ
る。
【0042】ここで、前記活性炭カラム装着体28の作
動を図6に基づいて詳細に説明する。前記活性炭カラム
装着体28として、レボルバー方式の場合について説明
する。前記活性炭カラム装着体28は、前記活性炭カラ
ム27を装填するための活性炭カラム収容部38,3
8,・・・を複数個備えている。そして、この各活性炭カ
ラム収容部38へ前記活性炭カラム27を装填してい
る。すなわち、図6の実施例にあっては、前記活性炭カ
ラム装着体28に5つの活性炭カラム収容部38が形成
されており、精製操作開始時は、第一活性炭カラムFお
よび第二活性炭カラムGの2つが装填されている。
【0043】さて、この第三実施例における作動を説明
すると、まず前記精製工程までは前記第二実施例と同じ
ように、前記抽出工程および前記精製工程を行う。そし
て、前記第一活性炭カラムFを前記多層シリカゲルカラ
ム23(すなわち、前記第一多層シリカゲルカラムC)
と連通するように位置させた状態で前記抽出装置2を作
動させ、前記吸着材カートリッジ6から抽出した抽出液
を前記多層シリカゲルカラム23内へ導入し、さらに前
記第一活性炭カラムFを通過させる。この通過時、前記
多層シリカゲルカラム23では、抽出液から不純物を吸
着除去し、前記第一活性炭カラムFでは、ダイオキシン
類を吸着する。すなわち、図6の「活性炭吸着位置」の
状態でダイオキシン類を吸着し、不純物を通過させる。
ここにおけるダイオキシン類の吸着は、前記抽出操作お
よび前記多層シリカゲルカラム23の精製操作と連続し
て行うもので、具体的には、前記多層シリカゲルカラム
23一個に対して前記活性炭カラム27一個を使用し、
前記抽出操作と同時間に亘って行う。
【0044】つぎに、前記第一活性炭カラムFの吸着操
作が終了すると,前記活性炭カラム装着体28を回転さ
せて、次回の吸着操作のために前記第二活性炭カラムG
を待機させる。ここにおいて、活性炭吸着操作に使用し
た前記第一活性炭カラムFは、前記活性炭カラム装着体
28を回転させることにより図6の「コプラナーPCB
溶出位置」へ移動し、コプラナーPCBの溶出操作が行
われる。また、前記第二活性炭カラムGは、図6の「活
性炭吸着位置」へと移動し、次回の吸着操作のために待
機する。さらに、図6の「装填位置」で第三活性炭カラ
ム(図示省略)を装填する。
【0045】ここで、前記コプラナーPCBの溶出操作
について説明する。この前記コプラナーPCBの溶出操
作は、図6の「コプラナーPCB溶出位置」へ移動した
前記第一活性炭カラムFへ前記T/H溶液タンク29か
ら前記コプラナーPCB溶出ライン30を介して前記T
/H溶液を供給することで行われる。この操作では、前
記T/H溶液のコプラナーPCBのみを溶出させる性質
を用いて、前記第一活性炭カラムFからコプラナーPC
Bを溶出させる。
【0046】つぎに、前記第二活性炭カラムGの吸着操
作が終了すると、前記活性炭カラム装着体28を回転さ
せて、次回の吸着操作のために前記第三活性炭カラムを
待機させる。ここにおいて、コプラナーPCBを溶出し
た前記第一活性炭カラムFは、前記活性炭カラム装着体
28を回転させることにより図6の「ダイオキシン類溶
出位置」へ移動し、ダイオキシン類の溶出操作が行わ
れ、活性炭の吸着操作に使用した前記第二活性炭カラム
Gは、図6の「コプラナーPCB溶出位置」へ移動し、
コプラナーPCBの溶出操作が行われる。また、前記第
三活性炭カラムは、図6の「活性炭吸着位置」へと移動
し、次回の吸着操作のために待機する。さらに、図6の
「装填位置」で第四活性炭カラム(図示省略)を装填す
る。
【0047】ここで、前記ダイオキシン類の溶出操作に
ついて説明する。このダイオキシン類の溶出操作は、図
6の「ダイオキシン類溶出位置」へ移動した前記第一活
性炭カラムFへトルエン溶液タンク31からダイオキシ
ン類溶出ライン32を介してトルエン溶液を逆方向(活
性炭の吸着操作の精製液の流れ方向と逆の方向)に供給
することで行われる。この操作では、トルエン溶液がダ
イオキシン類を溶出させる性質を用いて、前記第一活性
炭カラムFからダイオキシン類を溶出させる。
【0048】また、このダイオキシン類の溶出操作は、
活性炭の吸着操作およびコプラナーPCBの溶出操作よ
りも時間的に長くなるため、このダイオキシン類の溶出
操作が行われるようになった後の前記活性炭カラム装着
体28の回転させるタイミングは、このダイオキシン類
の溶出操作終了後に行う。
【0049】つぎに、前記第一活性炭カラムFのダイオ
キシン類の溶出操作が終了すると、前記活性炭カラム装
着体28を回転させて、次回の吸着操作のために前記第
四活性炭カラムを待機させる。ここにおいて、ダイオキ
シン類を溶出した前記第一活性炭カラムFは、前記活性
炭カラム装着体28を回転させることにより、図6の
「取出し位置」へ移動し、ここで前記第一活性炭カラム
Fを取り出し、コプラナーPCBを溶出した前記第二活
性炭カラムGは、図6の「ダイオキシン類溶出位置」へ
移動し、ダイオキシン類の溶出操作が行われ、活性炭の
吸着操作に使用した前記第三活性炭カラムは、図6の
「コプラナーPCB溶出位置」へ移動し、コプラナーP
CBの溶出操作が行われる。また、前記第四活性炭カラ
ムは、図6の「活性炭吸着位置」へと移動し、次回の吸
着操作のために待機する。さらに、図6の「装填位置」
で第五活性炭カラム(図示省略)を装填する。
【0050】また、この第三実施例において、図6の
「取出し位置」および「装填位置」を別々に設けている
が、同一位置で前記活性炭カラム27を取出しおよび装
填を行うことも実施に応じて好適である。
【0051】そして、前記精製装置22で抽出した精製
液を前記濃縮器20で濃縮した後、GC/LRMS39
を用いてダイオキシン類およびコプラナーPCBの測定
をする。ここにおいて、前記濃縮器20および前記GC
/LRMS39は、ダイオキシン類およびコプラナーP
CBの濃度測定を行う分析機器等が完備した場所で行っ
ても良いし、採取場所において行う場合も実施に応じて
好適である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ダイ
オキシン類の抽出,精製操作が簡単であり、ダイオキシ
ン類の分析を行うための前処理を簡単にすることができ
る。また、採取および精製の操作を連続して行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例としての前処理システム
を概略的に示す説明図である。
【図2】この発明の吸着材装着体のレボルバー構造を概
略的に示す説明図である。
【図3】この発明の第二実施例としての前処理システム
を概略的に示す説明図である。
【図4】この発明の多層シリカゲルカラム装着体のレボ
ルバー構造を概略的に示す説明図である。
【図5】この発明の第三実施例としての前処理システム
を概略的に示す説明図である。
【図6】この発明の活性炭カラム装着体のレボルバー構
造を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 採取装置 4 吸着材カートリッジ 22 精製装置 23 多層シリカゲルカラム 27 活性炭カラム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/00 G01N 33/00 D (72)発明者 山下 正純 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 松田 壮一 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 中村 裕史 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 Fターム(参考) 4D017 BA04 CA01 CA03 DA01 DB02 EB01 4D056 AB19 BA11 CA17 CA28 CA31 CA36 CA39 CA40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス等の被測定物から主としてダイオ
    キシン類を特定採取する採取工程と、前記採取物からダ
    イオキシン類を選択的に抽出する抽出工程とを前記被測
    定物の採取場所において行うことを特徴とするダイオキ
    シン類の濃度測定における前処理方法。
  2. 【請求項2】 前記抽出工程において抽出した抽出液か
    ら不純物を除去する精製工程を前記採取場所において行
    うことを特徴とする請求項1に記載のダイオキシン類の
    濃度測定における前処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の採取工程において用い
    る採取装置1であって、切換可能な吸着材カートリッジ
    6を複数個備えていることを特徴とする採取装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の精製工程において用い
    る精製装置22であって、切換可能な多層シリカゲルカ
    ラム23を複数個備えていることを特徴とする精製装
    置。
  5. 【請求項5】 前記精製装置22が、さらに切換可能な
    活性炭カラム27を複数個備えていることを特徴とする
    請求項4に記載の精製装置。
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