JP2002121807A - 便器用標的 - Google Patents

便器用標的

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JP2002121807A
JP2002121807A JP2000318468A JP2000318468A JP2002121807A JP 2002121807 A JP2002121807 A JP 2002121807A JP 2000318468 A JP2000318468 A JP 2000318468A JP 2000318468 A JP2000318468 A JP 2000318468A JP 2002121807 A JP2002121807 A JP 2002121807A
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toilet
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sheet
urination
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JP2000318468A
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Hideo Suzuki
英夫 鈴木
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Mitsubishi Materials Corp
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】男子小用時に、放尿位置が適切に定まらず、尿
が周囲に飛散するのを防止することを目的とする。 【解決手段】水溶性材料からなり、便器内壁に貼着可能
で、かつ水流によって便器内壁から剥離可能である便器
用標的シート30、およびこの便器用標的シート30を
複数枚収容するマガジンと、便器用標的シート30を保
持する吸盤32を有し吸盤32に保持された便器用標的
シート30を便器内壁の放尿標的位置Tに運んで該位置
Tに貼着する伸縮アーム31と、伸縮アーム31を駆動
させる駆動手段と、マガジン内の便器用標的シート30
を1枚だけ吸盤32に保持させる取り出し手段とを備え
た便器用標的シート貼着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、男子小用時の放尿
標的位置に貼着する便器用標的に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的な男子用小便器の例を示
した斜視図である。図中符号1は陶器製の小便器本体で
ある。小便器本体1は断面略し字状のボウル型に形成さ
れており、上部には洗浄水の吐出口が設けられ、底部に
は排水口が設けられている。吐出から吐出された洗浄水
は小便器本体1の内壁(以下、便器本体ということもあ
る)に沿って流下して排水口から排水される。このよう
な男子用小便器は、便器内壁の正面下方よりの位置Tに
向かって放尿すれば、尿が小便器本体1の外部へ飛散し
ないように設計されている。本明細書ではこのような位
置Tを放尿標的位置という。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は放尿位置が前記放尿標的位置Tに定まらず、尿が周囲
に飛散してしまうことが多かった。本発明は前記事情に
鑑みてなされたもので、男子小用時に、放尿位置が適切
に定まらず、尿が周囲に飛散するのを防止することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、水溶性材料からなり、便器内壁に貼着可能
で、かつ水流によって便器内壁から剥離可能である便器
用標的を提供する。本発明の便器用標的は、便器内壁に
貼着可能であるので、放尿標的位置Tにこれを貼着する
ことにより、男子小用時の放尿標的位置Tをわかり易く
表示できるので、放尿位置が適切に定まり易くなり、尿
の周囲への飛散が防止される。また本発明の便器用標的
は、水流によって剥離可能であり、かつ水溶性材料から
なるので、使用後は手を触れずに剥離除去することがで
き、洗浄水に溶解させて容易に廃棄処理することができ
る。本発明の便器用標的を、尿検査用試薬からなる試薬
部を有する構成とすれば、放尿時に簡便に尿検査を行う
ことができる。本発明の便器用標的を、尿と接触すると
視覚的変化を呈するように構成すれば面白みが増し、よ
り一層、使用者の興味を惹くことができる。
【0005】また本発明は、本発明の便器用標的を複数
収容するマガジンと、前記便器用標的を保持する保持手
段を有し該保持手段に保持された便器用標的を便器内壁
の放尿標的位置に運んで該位置に貼着するアームと、該
アームを駆動させる駆動手段と、前記マガジン内の便器
用標的を1つだけ前記保持手段に保持させる取り出し手
段とを備えてなる便器用標的貼着装置を提供する。マガ
ジンに収容されている便器用標的は、取り出し手段によ
って1つだけ取り出され、アームに設けられている保持
手段に保持される。アームの保持手段に保持された便器
用標的は、アームの駆動により便器内壁の放尿標的位置
へと運ばれ該位置に貼着される。
【0006】また本発明は、本発明の便器用標的からな
る長尺物をロール状にしたものを回転可能に保持する保
持手段と、該保持手段から前記便器用標的を送り出して
便器上部から便器内に垂下させる送出手段と、前記便器
用標的を便器上部で切断するカッターとを備えてなる便
器用標的貼着装置を提供する。保持手段によって保持さ
れているロール状の便器用標的は、前記送出手段によっ
て送り出されて便器上部から便器内に垂下し、便器用標
的が放尿標的位置に達すると、便器上部で便器用標的が
切断され、放尿標的位置に便器用標的が貼着される。
【0007】また本発明は、本発明の便器用標的貼着装
置を有する便器を提供する。本発明の便器によれば、便
器用標的が便器内壁の適切な放尿標的位置に、自動的に
かつ再現性良く貼着されるので、男子小用時に、放尿位
置が適切に定まらずに尿が周囲に飛散するのが防止され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図2は本発明の便器用標的の第1の実施例を示した平面
図である。本実施例の便器用標的はシート状に形成され
たものであるので、以下、便器用標的シートという。本
実施例の便器用標的シート10は任意形状の水溶性シー
ト11と、その一方の面上の一端部に帯状に設けられた
粘着層12とからなる。水溶性シート11は、便器の洗
浄水に溶解する性質を有する材料で構成される。このよ
うな材料としては、例えばポリビニルアルコール等の熱
可塑性樹脂、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の
セルロース誘導体、アラビアゴム、グアーガム、ゼラチ
ン、トラガントガム、ローカストビーンガム、カードラ
ン、プルラン、アルギン酸ナトリウム等の多糖類、ポリ
ビニルピロリドン等の複素環状系有機物等が挙げられ
る。これらは混合して用いることも可能である。また互
いに異種の材料からなる複数の層を積層して水溶性シー
ト11を形成してもよい。水溶性シート11は、その材
質および厚さによって溶解速度が異なるので、水溶性シ
ート11の材質に応じて適切な溶解速度が得られるよう
に厚さを設定するのが好ましい。具体的には、水溶性シ
ート11は薄いほど水に溶解し易いが、少なくとも、便
器用標的シート10が便器内壁に貼着されてから放尿す
るまでの間に水と接触しても、その間は溶解しないで形
状を保つことができる程度に厚くする必要がある。また
水溶性シート11が厚すぎると、放尿後に便器内に洗浄
水が流されたときに溶け残ってしまうので、このような
不都合が生じない程度に薄くする必要がある。また、水
溶性シート11を積層体構造とし、便器内壁と接する層
をそれ以外の層よりも溶解速度が遅い材料で構成する
と、濡れている便器内壁に便器用標的シート10が貼着
された場合にも便器用標的シート10の形状が保たれ易
い。
【0009】粘着層12は、粘着性を有するとともに、
便器の洗浄水に溶解する性質を有する粘着性水溶性樹脂
で構成される。このような粘着性水溶性樹脂の例として
は、イタコン酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル
酸、またはこれらの誘導体などのカルボン酸、またその
カルボン酸塩やエステルを有するモノマーを重合して得
られるポリマー、あるいはアクリル系ポリマーなどが挙
げられる。またこれらのポリマーに、ビニル炭酸やその
高重合体、アミロース、デキストリン、ポリビニルアル
コール、またはニカワ等がブレンドされてもよい。粘着
層12は、これらの粘着性水溶性樹脂を水溶性シート1
1の一端部上に、ナイフコーター法、ローラーコート
法、スプレー法などで塗布するか、あるいは押出ラミネ
ート法で積層することによって形成することができる。
粘着層12の粘着力は、少なくとも、乾いた状態の便器
内面に便器用標的シート10を貼着できる程度は必要で
ある。
【0010】本実施例の便器用標的シート10には、適
宜着色を施しても良く、模様や文字を印刷等によって描
いてもよい。この場合、水溶性シート11の洗浄水への
溶解性を損なわないようにする。また、複数枚の便器用
標的シート10を積層状態で保管してもよく、あるいは
多数の便器用標的シート10を連続して形成した長尺物
をロール状としてもよい。便器用標的シート10を積層
する場合またはロール状とする場合には、粘着層12が
他の便器用標的シート10に接着するのを防止するため
に、水溶性シート11の粘着層12が設けられていない
面に、周知の手法により非接着処理を施してもよい。た
だし、水溶性シート11の洗浄水への溶解性を損なわな
いようにする。あるいは便器用標的シート10に非接着
処理を施さずに、重なり合う便器用標的シート10の間
に剥離紙を介在させてもよい。
【0011】本実施例の便器用標的シート10は、放尿
前に、粘着層12が設けられている面を便器内壁の放尿
標的位置Tに接着させて使用する。ここで、本発明にお
ける便器は、男子小用に使用されるものであればよく、
便器の形状は特に限定されない。本実施例の便器用標的
シート10を便器内壁に貼着するタイミングは、前回使
用後に洗浄水を流した後から次に放尿される前までの間
であればよく、貼着時に便器内壁が濡れている状態であ
っても、また乾いている状態であっても構わない。本実
施例の便器用標的シート10は、その粘着層12が設け
られている面を、便器内壁の放尿標的位置Tに軽く押し
付けることにより、便器内壁が乾いている場合には粘着
層10表面の粘着力により該位置に貼着される。また便
器内壁が濡れている場合には、粘着層12の粘着力は低
下するが、便器内壁に付着している水の表面張力により
便器用標的シート10が便器内壁に付着した状態となる
とともに、水溶性シート11の材質によっては水溶性シ
ート11が吸水すると粘着性を発現するので、これらの
作用により便器用標的シート10が放尿標的位置Tに貼
着される。また、本実施例の便器用標的シート10を便
器内壁に貼着する際には、粘着層12が設けられている
一端部を下方とすることが好ましい。このようにすれ
ば、便器内壁に貼着されている便器用標的シート10に
おいては、下部より上部の方が粘着力が小さいので、上
方から流下する洗浄水によって剥離され易い。そして、
便器内壁に貼着された便器用標的シート10を標的とし
て放尿した後、便器上方の吐出口から洗浄水を流して便
器内を洗浄する時に、便器用標的シート10は水流によ
って剥離され、洗浄水に溶解されて、底部の排水口から
排出される。なお、便器用標的シート10は、必ずしも
放尿が終わるまで便器内壁に貼着されている必要はな
く、放尿中に剥離しても差し支えないものとする。
【0012】便器用標的シート10の平面形状は図示し
た例に限らず、任意の形状とすることができる。また本
実施例では水溶性シート11の一端部に帯状の粘着部1
2を設けたが、粘着部12は乾いている状態の便器内壁
に便器用標的シート10を貼着できる程度の粘着力を有
していればよく、その形状や設ける位置は任意に変更可
能である。水溶性シート11の一面上の複数箇所に粘着
部12を設けてもよい。また、便器用標的シート10の
使用条件により、便器用標的シート10を貼着する時は
いつでも便器内壁が乾いている場合には水溶性シート1
1の一面全面に粘着層を設けてもよいが、便器用標的シ
ート10を貼着する時に便器内壁が乾いている場合と濡
れている場合の両方があり得る場合には、水流によって
確実に剥離できるよう粘着層12の総面積を水溶性シー
ト11の総面積の1/2以下としることが好ましく、よ
り好ましくは1/3以下とする。また便器用標的シート
10を貼着する時はいつでも便器内壁が濡れているとい
う場合には、粘着層12を設けない構成としてもよい。
【0013】本実施例の便器用標的シート10は、これ
を便器内壁の放尿標的位置Tに貼着させることにより、
男子小用時の放尿標的位置Tがわかり易く表示されると
ともに、使用者の興味を惹き、好んでこの便器用標的シ
ート10に向かって放尿するという心理的効果も得られ
る。したがって、放尿時に尿が周囲へ飛散するのを効果
的に防止することができ、便器の周囲を清潔に保つのに
有効である。また男子幼児の小用の躾に利用すれば、遊
びながら小用時のマナーが身に付くという利点もある。
また本実施例の便器用標的シート10は、洗浄水を流す
ことにより容易に剥離され、洗浄水に溶解されるので、
使用後は手を触れずに簡単に処理することができる。
【0014】図3は本発明の便器用標的の第2の実施例
を示した平面図である。本実施例の便器用標的シート2
0の表面には尿検査用試薬からなる試薬部13が設けら
れており、その他は前記第1の実施例と同様に構成され
ている。すなわち、図示していないが、この便器用標的
シート20の裏面には前記第1の実施例と同様に粘着部
12が設けられている。本実施例において、試薬部13
は糖尿病検査用の尿検査試薬からなるものであり、尿中
の糖濃度の高低に応じて所定の色に着色する糖尿病検査
用試薬を、水溶性シート11に塗布、含浸、または貼着
して形成される。本実施例では、尿中の糖濃度が平常の
範囲内である場合に黄色を呈する第1の試薬部13a
と、尿中の糖濃度がやや高い範囲である場合に淡緑色を
呈する第2の試薬部13bと、尿中の糖濃度が高い範囲
である場合に濃緑色を呈する第3の試薬部13cが設け
られている。
【0015】本実施例の便器用標的シート20は、前記
第1の実施例と同様にして、放尿前に便器内壁の放尿標
的位置Tに貼着して使用する。このとき便器用標的シー
ト20の粘着部12が設けられている裏面側を便器内壁
と接触させて、試薬部13が設けられている表面を使用
者に対向させる。そして、この便器用標的シート20に
向かって放尿し、便器用標的シート20表面に尿が接触
すると、尿中の糖濃度に応じて黄色(第1の試薬部13
a)、淡緑色(第2の試薬部13b)、あるいは濃緑色
(第3の試薬部13c)のいずれかが呈色するので、こ
れによって検査結果を知ることができる。したがって、
本実施例の便器用標的シート20によれば、前記第1の
実施例と同様の効果が得られる他に、排尿時に糖尿病に
関する尿検査を簡便に行うことができる。
【0016】なお、本実施例では、試薬部13を糖尿病
検査用試薬で形成したが、これ以外の尿検査用試薬を使
用してもよく、尿中の成分によって検査可能な各種の検
査を行うことができる。例えば、尿中の蛋白や潜血等の
検査用試薬を用いてこれらの項目についての検査を行う
こともでき、2種以上の検査を同時に行うことも可能で
ある。試薬部13の形状、大きさ、および設ける位置
は、所定の検査を行える範囲で任意に設定することがで
きる。また本実施例では、検査結果に応じて変色する試
薬部13a、13b、13cを3つ設けたが、1つの試
薬部が検査結果に応じて異なる色調に変化するように構
成してもよい。あるいは変色の有無によって検査結果が
示されるように構成することもでき、変色部分を文字に
しておけば、検査結果が色文字として描出されるように
構成することもできる。
【0017】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。本発明の便器用標的の第3の実施例は、第1の実施
例における水溶性シート11の粘着部12が設けられて
いない側の表面が、尿と接触すると視覚的変化を呈する
ように構成したものである。例えば、水溶性シート11
の粘着部12が設けられていない側の表面に、尿中に必
ず含まれている尿素やナトリウム等の成分によって呈色
する試薬で図柄を描いておくことによって、放尿時に便
器用標的シートに図柄を描出させることができる。ある
いは予め便器用標的シートに描かれた図柄が、放尿によ
って変化するように構成してもよい。本実施例の便器用
標的シートによれば、前記第1の実施例と同様の効果が
得られる他、放尿時に便器用標的シートに尿が接触する
と視覚的変化が生じるので、面白みが増し、好んでこの
便器用標的シートに向かって放尿するという心理的効果
がより大きくなる。
【0018】尚、以上の実施例ではシート状に形成した
便器用標的を例に挙げたが、本発明の便器用標的はシー
ト状に限らず、便器内壁に貼着可能であり、水流によっ
て剥離可能であり、かつ洗浄水に速やかに溶解するもの
であれば、任意の形状に形成することが可能である。特
に、シート状の便器用標的は、放尿標的位置Tに向かっ
て放尿すれば尿が小便器本体1の外部へ飛散しないよう
に設計されている便器内壁に沿い易いので、便器内壁の
形状を有効に生かして尿の飛散を防止するのにより好適
である。
【0019】本発明の便器用標的は、使用者の手で便器
内壁の放尿標的位置Tに貼着してもよく、例えばピンセ
ット状の治具等を用いれば、便器用標的や便器に直接手
を触れずに貼着できる。あるいは、本発明の便器用標的
を複数収容するマガジンと、前記便器用標的を保持する
保持手段を有し該保持手段に保持された便器用標的を便
器内壁の放尿標的位置に運んで該位置に貼着するアーム
と、該アームを駆動させる駆動手段と、前記マガジン内
の便器用標的を1つだけ前記保持手段に保持させる取り
出し手段とを備えた便器用標的貼着装置を用いることに
より、便器用標的が便器内壁の所定の放尿標的位置に、
自動的にかつ再現性良く貼着されるように構成すること
ができる。
【0020】図4ないし図7は本発明の便器用標的貼着
装置の第1の実施例を示したものであり、図4は本実施
例の装置を取り付けた便器の全体斜視図、図5は装置の
横断面図であり、図6は装置の縦断面図であり、図7は
装置の動作を説明する図である。尚、これらの図におい
ては、説明をわかりやすくするために、設置位置が1つ
に特定されない部材について変更可能な範囲で位置を変
えて示した箇所があり、また部材を一部省略して示した
箇所もある。本実施例の便器用標的貼着装置はシート状
の便器用標的(便器用標的シート30)を便器内壁に貼
着するものであるので、以下便器用標的シート貼着装置
という。本実施例の便器用標的シート貼着装置は、小便
器本体1の周囲の壁に固定可能な収容箱36の中に、積
層状態の便器用標的シート30を収容するためのマガジ
ン35、マガジン35を駆動させる手段37、伸縮アー
ム31、および伸縮アーム31を駆動させる手段38が
設けられて概略構成されている。
【0021】伸縮アーム31は、円弧型の筒状をなす基
端アーム31a、2つの中間アーム31b、31c、お
よび先端アーム31dを多段に組み合わせて構成されて
おり、略半円形の軌跡を描きながら伸縮する。先端アー
ム31dの先端には、便器用標的シート保持手段とし
て、吸盤32が設けられている。吸盤32としては、便
器用標的シート30を保持するときの吸着力が、便器用
標的シート30と便器内壁との粘着力よりも弱いものが
用いられる。伸縮アーム31は、円盤状の回転継手33
を介して、収容箱36の内壁に設けられた基台34に固
定されており、基台34の内部には、伸縮アーム31を
駆動するための手段38として、ワイヤー45、巻き取
り器46、およびモーター47が設けられている。ワイ
ヤー45は伸縮アーム31の内部に挿通されており、ワ
イヤー45の一端は先端アーム31aに固定され、他端
は巻き取り器46に固定されている。モーター47で巻
き取り器46を正方向または逆方向に回転させてワイヤ
ー45を巻き取りまたは送り出すことによって、伸縮ア
ーム31が伸縮する。したがって、このワイヤー45に
は、送り出されたときに先端アーム31aを押しながら
伸縮アーム31を引き延ばすだけの強度が必要である。
【0022】収容箱36は、図4に示すように、基台3
4が設けられている側の面が壁と密着するように、小便
器本体1の周囲の壁上に取り付けられ、伸縮アーム31
が最長に伸びた状態で、先端の吸盤32が、便器内壁の
放尿標的位置Tに押し付けられるように位置決めされ
る。本実施例では、伸縮アーム31の軸方向を水平と
し、伸縮アーム31の基端が放尿標的位置Tの真横とな
るように位置決めされており、したがって伸縮アーム3
1は水平方向に略半円形の軌跡を描きながら伸縮する。
また収容箱36は、図5に示すように、最も縮んだ状態
の伸縮アーム31を収容できるように形成されており、
伸縮アーム31が伸縮する際の軌道と交わる部位には開
口部36aが設けられている。
【0023】図6に示すように、伸縮アーム31の基端
アーム31aは回転継手33に同軸に固定されており、
回転継手33は、モータ41およびギア42a、42b
によって所定の角度だけ回動するように構成されてい
る。これによって伸縮アーム31の基端が該基端におけ
る伸縮アーム31の軸を中心として所定の角度だけ回動
する。本実施例では、回転継手33が90°の角度で正
逆方向に交互に回動するように構成されており、これに
伴って伸縮アーム31が、軸方向が水平となる第1の位
置Aと、軸方向が垂直でかつ先端が下向きとなる第2の
位置Bとを往復する。
【0024】マガジン35は、収容箱36の内壁に固定
されているマガジン本体51と、深さ方向に進退可能な
収容部52とからなる。収容部52は、底板52aと、
底板52aの周縁部から突出している複数の爪52cを
有し、これらの爪52cで囲まれた部分に便器用標的シ
ート30を深さ方向に積層した状態で収容する。複数の
爪52cの先端で囲まれる部位が便器用標的シート30
の取り出し口となっている。収容部52の底板52a上
には外方に向かって付勢するバネ52bを介して可動板
(図示略)が設けられており、この可動板上に、便器用
標的シート30が収容されている。これにより収容部5
2内の便器用標的シート30は、常に取り出し口方向へ
押し付けられている。マガジン本体51の底板51aと
収容部52の底板52aとの間には、内方に向かって付
勢するバネ51bが設けられており、かつ収容部52を
その取り出し口に向かう方向へ前進させる駆動手段37
が設けられている。この駆動手段37としては油圧シリ
ンダー、空圧シリンダー、またはソレノイド等を用いる
ことができる。収容部52は、駆動手段37がONのと
き、取り出し口に向かう方向へ前進し、駆動手段37が
OFFになるとバネ51bの弾性力により元の位置に戻
る。
【0025】マガジン35は、図6に示すように、伸縮
アーム31が最も縮んだ状態で第2の位置Bに位置する
ときに、先端アーム31dの先端の吸盤32が、収容部
52の取り出し口に近接して対向するように位置決めさ
れている。そして、駆動手段37により収容部52が前
進すると取り出し口内の便器用標的シート30が伸縮ア
ーム31の先端の吸盤32に押し付けられ、吸盤32と
便器用標的シート30の間に陰圧の閉空間が形成されて
吸盤32に便器用標的シート30が吸着される。この
後、収容部52が後退すると、吸盤32に吸着された便
器用標的シート30が1枚だけ取り出される。また、図
示していないが、収容箱36外面の適宜の位置に、小便
器本体1への人の接近を感知するセンサーが設けられて
おり、このセンサーと、伸縮アーム31の駆動手段38
と、モーター41と、マガジンの駆動手段37とは、所
定のタイミングで連動するように構成されている。
【0026】次に、本発明の装置の動作を図7を参照し
ながら説明する。本実施例の装置を使用して便器用標的
シート30を便器内壁に貼着するには、予め、マガジン
35の収容部52内に多数枚の便器用標的シート30を
積層させたものをセットしておく。通電前の初期状態に
おいて、伸縮アーム31は最も縮んだ状態で第1の位置
Aにあり、吸盤32に便器用標的シート30は保持され
ていない。初期状態の装置に通電すると、まずモーター
41が作動して回転継手33が正方向へ回動し、図7
(a)に示すように伸縮アーム31が第2の位置Bへ移
動する。伸縮アーム31が第2の位置Bへ移動すると、
マガジン35の駆動手段37が作動し、収容部52が前
進し、次いで後退することによって、伸縮アーム31の
先端の吸盤32に便器用標的シート30が1枚だけ吸着
されて保持される。次いで図7(b)に示すように、収
容部52が後退したら、モーター41が作動して回転継
手33が逆方向へ回動し、便器用標的シート30を保持
した状態の伸縮アーム31が第1の位置Aへ戻り準備状
態となる。
【0027】準備状態のときに、センサーが小便器本体
1への人の接近を感知すると、図7(c)に示すよう
に、伸縮アーム31の駆動手段38が作動してワイヤー
45を送り出し、伸縮アーム31が伸びる。伸縮アーム
31が最長に伸びたときに、吸盤32に保持された便器
用標的シート30が便器内壁の放尿標的位置Tに押し付
けられ、便器用標的シート30の粘着力および/または
便器内壁に付着している水の表面張力により便器用標的
シート30が便器内壁の放尿標的位置Tに貼着される。
続いて図7(d)に示すように、伸縮アーム31が最長
に伸びたら、直ちに伸縮アーム31の駆動手段38が逆
向きに作動してワイヤー45を巻き取り、伸縮アーム3
1が縮められる。伸縮アーム31が最も縮んだ状態は前
記初期状態と同じであり、再びモーター41が作動して
回転継手33が正方向へ回動し、伸縮アーム31が第2
の位置Bへ移動して、初期状態から準備状態までの動作
と同じ一連の動作が繰り返されて準備状態となる。そし
てセンサーが人の接近を感知すると、伸縮アーム31が
伸縮して便器内壁の放尿標的位置Tに便器用標的シート
30を貼着した後、再び準備状態までの動作が繰り返さ
れる。
【0028】なお本実施例では、便器用標的シート30
の保持手段として吸盤32を用いたが、これに限らず、
便器用標的シート30を、マガジン35から取り出して
から便器内壁に貼着させるまでの間保持することができ
るものであればよく、例えば便器用標的シート30と便
器内壁との粘着力よりも弱い粘着力を有する粘着手段等
を用いることもできる。なお、アームは、便器用標的シ
ート30をマガジン35から貼着位置まで運ぶことがで
きればよく、本実施例では、略半円形の軌道を描く多段
式の伸縮アーム31を用いたが、この例に限らず各種構
成のアームを用いることができる。また本実施例では、
マガジン35内の便器用標的シート30を1枚だけ吸盤
32(保持手段)に保持させる取り出し手段として、伸
縮アーム31の基端を回動させるための回転継手33、
モーター41、およびギア42a、42bと、マガジン
35を進退させるためのバネ51aおよび駆動手段37
を設けたが、これに限らず、マガジン35から便器用標
的シート30を1枚だけ取り出す動作と、取り出した便
器用標的シート30を伸縮アーム31に保持させる動作
とを同時に又は連続して行うことができ、かつ便器用標
的シート30を放尿標的位置Tに貼着するためのアーム
の動作を妨げない構成であればよく、各種構成とするこ
とが可能である。また、本実施例では人の接近を感知す
るセンサーを設けたが、これを設けず、使用者がスイッ
チをONにすれば一連の動作が開始されるように構成し
てもよく、あるいは、使用条件によっては、洗浄水の流
下を感知し洗浄水の流下が終了する毎に一連の動作が行
われるように構成してもよい。
【0029】図8および図9は本発明の便器用標的貼着
装置の第2の実施例を示したものであり、図8は本実施
例の装置を取り付けた便器の全体斜視図、図9(a)は
本実施例の装置を正面から見た断面図であり、図9
(b)は該装置を側方から見た断面図である。前記第1
の実施例では、複数枚の便器用標的シート30を積層し
たものを用いたが、本実施例では、多数の便器用標的シ
ート60が連続している長尺物をロール状に巻いたもの
が用いられる。本実施例において用いられる便器用標的
シート60は、放尿標的位置Tに貼着される標的部60
aと所定の長さのテープ部60bとからなり、標的部6
0aとテープ部60bとが交互に連続して形成された長
尺物がロール状に巻かれている。また、本実施例におけ
る便器用標的シート60からなるロールは、便器用標的
シート60と剥離紙61とを重ね合わせて巻いた二重ロ
ール62となっている。
【0030】本実施例の便器用標的シート貼着装置は、
小便器本体1の上部に固定される収容箱70と、該収容
箱70内に設けられた、二重ロール62を回転自在に保
持する保持手段71と、該二重ロール62の便器用標的
シート60だけを送り出して収容箱70の下面に設けら
れた開口部72から垂下させる送出手段80と、開口部
72近傍で便器用標的シート60を切断するカッター8
2とから概略構成されている。送出手段80は、二重ロ
ール62から送り出される便器用標的シート60を下方
に垂下させるためのガイドローラ81と、二重ロール6
2の剥離紙61だけを巻き取る巻取ローラ83と、巻取
ローラ83を回転駆動させるモータ(図示略)を備えて
いる。
【0031】ガイドローラ81は、本実施例の装置を小
便器本体1に取り付けた状態で、収容箱70の開口部7
2の上方に位置するように設けられている。ガイドロー
ラ81の回転軸は、保持手段71に保持された状態の二
重ロール62の回転軸と平行とされ、二重ロール62か
ら送り出されガイドローラ81を通過した便器用標的シ
ート60が、収容箱70の開口部72を通って下方に垂
下するように構成されている。カッター82は、固定板
82aと、この固定板82aに対して垂直に対向する可
動刃82bとからなり、可動刃82bは、図示しない駆
動手段により刃先を固定板82aに押し付ける方向へ進
退可能に構成されている。カッター82はガイドローラ
81と収容箱70の開口部72との間に設けられ、ガイ
ドローラ81から垂下された便器用標的シート60を切
断するように構成される。本実施例では、ガイドローラ
81から下方に垂下された便器用標的シート60のテー
プ部60bが固定板82aと可動刃82bとの間を通
り、かつテープ部60bのテープ面に対して可動刃82
bの進退方向が垂直となるように配置されている。
【0032】巻取ローラ83の回転軸は、保持手段71
に保持された状態の二重ロール62の回転軸、およびガ
イドローラ81の回転軸と平行とされる。巻取ローラ8
3は、ガイドローラ81よりも下方に設けられ、二重ロ
ール62から引き出されガイドローラ81を通過した剥
離紙61を巻き取る方向に回転可能に構成されている。
また、巻取ローラ83は剥離紙61の始端を保持する手
段を備えており、ここに剥離紙61の始端を保持させて
巻取ローラ83を回転駆動させると、剥離紙61が巻取
ローラ83に巻き取られ、二重ロール62の剥離紙61
が巻取ローラ83に引っ張られることにより二重ロール
62が回転し、これによって二重ロール62の便器用標
的シート60がガイドローラ81、開口部72を経て収
容箱70の外へ送り出されるように構成されている。
【0033】本実施例の装置には図示しないセンサーが
設けられており、このセンサーによって小便器本体1へ
の人の接近が感知されると巻取ローラ83が回転し始
め、巻取ローラ83の回転に伴って便器用標的シート6
0の標的部60aが収容箱70の外へ送り出され、これ
に続いてテープ部60bが送り出されて、次の標的部6
0aがカッター82よりも少し上方に位置したら停止す
るように制御されている。また巻取ローラ83が停止す
ると、カッター82の可動刃82bが前進し、続いて後
退して便器用標的シート60のテープ部60bを切断す
るように制御されている。収容箱70は小便器本体1の
上部に固定されているので、収容箱70の開口部72か
ら送り出されて便器内に垂下された便器用標的シート6
0は、便器内壁に接触すると、便器用標的シート60の
粘着力および/または便器内壁に付着している水の表面
張力により、便器内壁に貼着される。したがって、収容
箱70の開口部72から送り出される便器用標的シート
60の中心線が小便器本体1の中央に位置するように収
容箱70を設置するとともに、便器用標的シート60が
切断される位置から、下方に垂下している標的部60a
に至るまでのテープ部60bの長さを、小便器本体1の
上方に取り付けられた収容箱70内のカッター82によ
る切断位置から便器内壁の放尿標的位置Tまでの距離と
等しくしておくことによって、標的部60aが放尿標的
位置Tに再現性良く貼着される。
【0034】ここで、収容箱70を小便器本体1の上部
に固定した状態で、可動刃82bが小便器本体1正面に
向かって手前側となり、固定板82aが奥側となるよう
に配置するとともに、固定板82aと可動刃82bの間
に垂下している便器用標的シート60と、固定板82a
との間に間隙を設けておけば、便器用標的シート60の
送り出しが停止して可動刃82bが前進するときに、便
器用標的シート60が奥側へ押されるので、垂下してい
る便器用標的シート60が便器内壁に接触し易くなる。
あるいは、固定板82aの可動刃82bと対向している
側の面上に粘着部(図示せず)を設けておき、可動刃8
2bが前進したときに、切断されたテープ部60bの終
端が固定板82aに、水流で容易に剥離される程度に弱
く接着するように構成してもよい。また、カッター82
で便器用標的シート60を切断するタイミングは、巻取
ローラ83が停止して便器用標的シート60の送り出し
が停止した後から、放尿後洗浄水が流される前であれば
よく、送り出し停止直後であっても、放尿後であっても
よい。
【0035】なお、本実施例では便器用標的シート60
の送出手段80として、剥離紙の巻取ローラ83とガイ
ドローラ81を設けたが、剥離紙の巻取ローラ83を回
転駆動させることによって便器用標的シート60を送り
出す機構に限らず、他の送出機構を用いることも可能で
ある。例えば、便器用標的シート60を駆動ローラと従
動ローラとで挟持し、駆動ローラを回転駆動させて便器
用標的シート60を引き出す機構でもよく、あるいはロ
ールの保持手段71を駆動させて便器用標的シート60
を送り出す機構でもよい。また、カッター82は便器用
標的シート60を所定のタイミングで切断できるもので
あればよく、可動刃82bを固定板82aに押し付ける
構成以外のものでもよい。さらに、本実施例では人の接
近を感知するセンサーを設けたが、これを設けず、使用
者がスイッチをONにすれば、巻取ローラ83が回転
し、一定長さの便器用標的シート60が送り出されて切
断されるまでの一連の動作が開始されるように構成して
もよく、あるいは、使用条件によっては、洗浄水の流下
を感知し洗浄水の流下が終了する毎に一連の動作が行わ
れるように構成してもよい。
【0036】また、本実施例における便器用標的は、標
的部60aとテープ部60bとからなる便器用標的シー
ト60にしたが、便器用標的の形状はロール状にできる
ものであれば特に限定されず、適宜変更可能である。ま
た剥離紙61は必ずしも必要ではなく、便器用標的が、
剥離紙61がなくてもロール状とすることができる形状
であれば便器用標的みからなるロールを用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の便器用標
的によれば、これを便器内壁の放尿標的位置に貼着する
ことにより、男子小用時の放尿標的位置をわかり易く表
示して、尿の便器周囲への飛散を防止することができ
る。また本発明の便器用標的貼着装置によれば、本発明
の便器用標的を、便器内壁の正確な放尿標的位置に自動
的にかつ再現性良く貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な男子用小便器の例を示した斜視図であ
る。
【図2】本発明の便器用標的の第1の実施例を示した平
面図である。
【図3】本発明の便器用標的の第2の実施例を示した平
面図である。
【図4】本発明の便器用標的貼着装置の実施例を示した
もので、装置を便器に取り付けた状態を示す全体斜視図
である。
【図5】第1の実施例の装置の横断面図である。
【図6】第1の実施例の装置の縦断面図である。
【図7】第1の実施例の装置の動作を説明する図であ
る。
【図8】本発明の便器用標的貼着装置の第2の実施例を
示したもので、装置を便器に取り付けた状態を示す全体
斜視図である。
【図9】(a)は第2の実施例の装置を正面から見た断
面図であり、(b)は該装置を側方から見た断面図であ
る。
【符号の説明】
1…小便器本体、10,20,30,60…便器用標的
シート、35…マガジン、31…伸縮アーム、32…吸
盤(保持手段)、33…回転継手、37…マガジンの駆
動手段、38…アームの駆動手段、41…モーター、4
2a,42b…ギア、51a…バネ、61…剥離紙、6
2…二重ロール、71…保持手段、80…送出手段、8
2…カッター、T…放尿標的位置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性材料からなり、便器内壁に貼着可能
    で、かつ水流によって便器内壁から剥離可能であること
    を特徴とする便器用標的。
  2. 【請求項2】尿検査用試薬からなる試薬部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の便器用標的。
  3. 【請求項3】尿と接触すると視覚的変化を呈することを
    特徴とする請求項1記載の便器用標的。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の便器用標
    的を複数収容するマガジンと、 前記便器用標的を保持する保持手段を有し該保持手段に
    保持された便器用標的を便器内壁の放尿標的位置に運ん
    で該位置に貼着するアームと、 該アームを駆動させる駆動手段と、 前記マガジン内の便器用標的を1つだけ前記保持手段に
    保持させる取り出し手段とを備えてなることを特徴とす
    る便器用標的貼着装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の便器用標
    的からなる長尺物をロール状にしたものを回転可能に保
    持する保持手段と、 該保持手段から前記便器用標的を送り出して便器上部か
    ら便器内に垂下させる送出手段と、 前記便器用標的を便器上部で切断するカッターとを備え
    てなることを特徴とする便器用標的貼着装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5のいずれかに記載の便器
    用標的貼着装置を有する便器。
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