JPH085631A - 尿検査用便器およびその便器を用いた尿成分データの検出装置 - Google Patents

尿検査用便器およびその便器を用いた尿成分データの検出装置

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JPH085631A
JPH085631A JP16061794A JP16061794A JPH085631A JP H085631 A JPH085631 A JP H085631A JP 16061794 A JP16061794 A JP 16061794A JP 16061794 A JP16061794 A JP 16061794A JP H085631 A JPH085631 A JP H085631A
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urine
test paper
urine test
toilet bowl
detecting
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JP16061794A
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Hidetoshi Wakamatsu
秀俊 若松
Kiyoshi Matsuno
清 松野
Kimitaka Kubota
公孝 久保田
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NIPPON PULSE GIJUTSU KENKYUSHO
NIPPON PULSE GIJUTSU KENKYUSHO KK
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NIPPON PULSE GIJUTSU KENKYUSHO
NIPPON PULSE GIJUTSU KENKYUSHO KK
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 尿検査紙に浸尿できる尿検査用便器を用いて
自動的に尿成分を検出して被検者の個人データとして記
録するようにした尿成分データの検出装置を得ることを
目的とする。 【構成】 個人識別装置10と、尿検査用便器16と、
尿成分の色情報検出装置11と、演算制御装置12とか
らなる装置であって、被検者15は、トイレ内の個人識
別装置10により、指紋などで個人識別信号を得る。尿
検査用便器16の前に立つと、尿検査紙供給装置18か
ら尿検査紙23の一部が便器内に突出するようにセット
される。尿で浸されると、照明灯35が点灯し、ビデオ
カメラ34により瞬時に撮像される。このデータからp
H、ウロビリノーゲン、潜血、ブドウ糖、蛋白質、ビリ
ルビン、ケトン体、亜硝酸塩などが分析される。水洗時
に尿検査紙23が用済み検査紙回収箱32へ廃棄回収さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排尿毎に尿成分尿検査
紙を用いてpH、ウロビリノーゲン、潜血、ブドウ糖、
蛋白質、ビリルビン、ケトン体、亜硝酸塩などの尿成分
を検査するための尿検査用便器およびその便器を用いて
自動的に尿成分を検出して記録するようにした尿成分デ
ータの検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、尿成分を検査する方法の1つとし
て、排尿毎に容器に尿の一部を採取し、この採取した尿
に、尿成分尿検査紙を浸し、その尿検査紙の変色結果を
医師や専門の検査技師が判定して、個人毎の健康管理デ
ータとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、大病
院、保健所などのように、医師、臨床検査技師、衛生検
査技師、検査設備などの整っている所でないと検査デー
タを収集したり、判定したりすることができないという
問題があった。また、従来の方法では、被検者が多い場
合、人数に見合った検査設備が必要になる。さらに、排
尿は1日に何回もあるので、何日間にもわたって連続し
た検査データを収集するには、従来方法では極めて困難
であるという問題があった。
【0004】以上のような問題点を解決するため、本発
明の発明者等は、基本的にはつぎのような方法によるこ
とが望ましいと考えた。尿を採取するのは、トイレであ
るから、排尿毎にトイレで尿成分尿検査紙を使用できれ
ばよい。しかし、トイレは、個人住宅内であれ、病院内
であれ、大勢の人が使用するので、被検者がそのトイレ
を使用する度毎に、尿成分尿検査紙を便器内に自動的に
設置し、使用後に自動的に回収すればよい。
【0005】トイレは、一人で1日に何回も使用するの
で、何日間も連続して検査するには、その度毎に、尿成
分尿検査紙を尿に浸してそれを回収し、医師や検査技師
の判定を受けなければならず、極めて困難である。そこ
で、尿に浸した尿検査紙をその場でビデオカメラなどに
より撮影して、尿検査紙の色変化を色画像データとして
コンピュータに取り込めば、医師や検査技師と同一の判
定結果が得られる。トイレは、大勢の人が使用するの
で、データの個性化を行なうのに、被検者の個人識別を
行ない、特定された被検者の尿成分検査データとして色
画像データをコンピュータで分析して記憶、保存すれば
よい。
【0006】本発明は、上記点に鑑みなされたもので、
尿を採取しなくとも尿検査紙に浸尿できる尿検査用便器
を得るとともに、この便器を用いて自動的に尿成分を検
出して被検者の個人データとして記録するようにした尿
成分データの検出装置を得ることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検者15を
識別するための個人識別装置10と、尿検査用便器16
と、この尿検査用便器16に設けられ、尿成分を検出す
る尿成分の色情報検出装置11と、この尿成分の色情報
検出装置11による検出データの表示およびメモリを行
なうとともに、前記尿成分の色情報検出装置11を制御
する演算制御装置12とからなり、前記個人識別装置1
0は、手形と手相、声紋、指紋、顔画像の情報のうち少
なくともいずれか1つを検知する個人情報センサ13
と、この個人情報センサ13のデータから個人の識別信
号を出力する認識ユニット14とからなり、前記尿検査
用便器16は、便器本体の尿により直接浸される位置に
尿検査紙供給装置18を設置し、かつこの尿検査紙供給
装置18に対峙して撮像装置19を設け、前記尿検査紙
供給装置18から突出した尿検査紙23の下方に用済み
検査紙回収箱32を設けてなることを特徴とする尿成分
データの検出装置である。
【0008】
【作用】被検者15は、トイレ内の個人識別装置10に
より、手形と手相、声紋、指紋、顔画像の情報のうち少
なくともいずれか1つを検知して、個人識別信号を演算
制御装置12に出力する。被検者15が尿検査用便器1
6の前に立つと、人物検知センサ17で検出し、演算制
御装置12からの指令により、尿検査紙供給装置18か
ら尿検査紙23の一部が便器内に突出するようにセット
される。被検者15が排尿して尿検査紙23の突出部分
を尿で浸されると、水洗前のミリ秒単位の間に照明灯3
5が点灯し、ビデオカメラ34により瞬時に撮像する。
このデータからpH、ウロビリノーゲン、潜血、ブドウ
糖、蛋白質、ビリルビン、ケトン体、亜硝酸塩などが分
析される。演算制御装置12では、メモリやプリント、
上位コンピュータ46への伝送などが行なわれる。水洗
時に尿検査紙23が用済み検査紙回収箱32へ廃棄回収
される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1において、本発明による尿成分データの検出装
置は、被検者15を識別するための個人識別装置10
と、自動的に尿成分を検出する尿成分の色情報検出装置
11と、これらを制御する演算制御装置12とからな
る。
【0010】トイレは、被検者15のみならず、被検者
15以外の人も大勢入ることを前提とする。そのため、
前記個人識別装置10は、トイレに入る度毎に被検者1
5の個人的な情報を検出する個人情報センサ13と、予
め多数の被検者15の情報を記憶して個人情報センサ1
3からのデータと比較し、特定の個人を判別する認識ユ
ニット14とで構成する。具体的には、前記個人識別装
置10は、図2(a)(b)(c)(d)に示されるよ
うなものがある。
【0011】図2(a)は、手の大きさ、手形、手相が
各個人毎に異なることを利用したもので、被検者15が
トイレに入ったとき検知板からなる個人情報センサ13
に手を開いて軽く触れるか、近くに手をかざすと、この
個人情報センサ13で手形と手相とを検知し、認識ユニ
ット14にて予め記憶された多数の手形と手相とのパタ
ーンと比較照合し、特定の個人を識別した後、個人識別
信号として演算制御装置12に出力するものである。
【0012】図2(b)は、同じ言葉でも周波数、母音
の高低などの声のパターン、声紋が各個人毎に異なるこ
とを利用したもので、被検者15がトイレに入ったと
き、マイクロホンからなる個人情報センサ13に向かっ
て定められた言葉を発声すると、この個人情報センサ1
3で検知し、認識ユニット14にて予め記憶された多数
の声紋と比較照合し、特定の個人を識別した後、個人識
別信号として演算制御装置12に出力するものである。
【0013】図2(c)は、指紋が各個人毎に異なるこ
とを利用したもので、被検者15がトイレに入ったとき
検知板からなる個人情報センサ13に指を軽く触れる
と、この個人情報センサ13で指紋を検知し、認識ユニ
ット14にて予め記憶された多数の指紋と比較照合し、
特定の個人を識別した後、個人識別信号として演算制御
装置12に出力するものである。
【0014】図2(d)は、顔には特徴があり、各個人
毎に異なることを利用したもので、被検者15がトイレ
に入ったとき、ビデオカメラからなる個人情報センサ1
3で撮影検知し、認識ユニット14にて予め記憶された
多数の顔パターンと比較照合し、特定の個人を識別した
後、個人識別信号として演算制御装置12に出力するも
のである。なお、より精度の高い識別をするには、前記
図2(a)(b)(c)(d)のいずれか2以上を組み
合わせるようにしてもよい。
【0015】前記尿成分の色情報検出装置11の具体的
例を説明する。図1において、16は尿検査用便器で、
この尿検査用便器16には、被検者15が尿検査用便器
16に近づいたことを検知する人物検知センサ17が、
壁面などに取付けられ、この人物検知センサ17の信号
ラインが前記演算制御装置12に接続されている。前記
尿検査用便器16には、前部と後部に、それぞれ尿検査
紙供給装置18と撮像装置19が1組ずつ取付けられて
いる。撮像装置19は画像データ処理装置20を介して
前記演算制御装置12に接続されている。
【0016】前記尿検査用便器16には、洋式、和式、
男子小用などがあるので、まず、洋式の場合を説明す
る。図3において、尿検査用便器16の前部と後部にそ
れぞれ尿検査紙供給装置18と撮像装置19とが1組ず
つ取付けられるとともに、便座21の開閉を検知する便
座スイッチ22が取付けられている。尿検査紙供給装置
18の先端部から後述するような方法で尿検査紙23が
突出するが、この突出部分は尿により直接浸される位置
とし、また、対峙する撮像装置19は、ビデオカメラ3
4と照明灯35を具備するとともに、ビデオカメラ34
には画像データ処理装置20が接続されている。尿検査
紙23の突出部分の下方には、用済み検査紙回収箱32
が設けられている。
【0017】男子小用の尿検査用便器16の場合は、図
4に示すように、中間部よりやや下方で、尿により直接
浸される位置の両側に尿検査紙供給装置18と撮像装置
19を設置し、尿検査紙23の突出部分の下方には、用
済み検査紙回収箱32が設けられている。この男子小用
の尿検査用便器16の上部に位置して人物検知センサ1
7と、水洗釦36が設けられている。
【0018】前記尿検査紙供給装置18は、尿検査紙2
3が予め所定の長さにカットされたカット紙方式の場合
と、尿検査紙23がロール状に巻かれていて使用毎に所
定の長さにカットするロール紙方式が考えられる。ま
ず、カット紙方式の場合を説明する。図5において、ガ
ラス、磁器、ステンレススチールなどの耐腐食性のある
材料からなるハウジング30が、尿検査用便器16の外
部側に取付けられ、このハウジング30と一体の検査紙
ガイド部31の先端部が尿検査用便器16の内部の尿に
より直接浸される位置に臨ませて設けられている。前記
ハウジング30の内部には、カット紙からなる尿検査紙
23を多数枚積み重ねたカートリッジ24が着脱自在に
収納されるとともに、錘兼用蓋33が被せられ、このカ
ートリッジ24の下方部には、モータ25、繰り出しロ
ーラ26、送りローラ27が配置され、この送りローラ
27から検査紙ガイド部31にかけて尿検査紙セットス
イッチ28が設けられ、さらに、先端部に一対の浸尿検
知電極29が設けられている。
【0019】ロール紙方式は、図6に示すように、尿検
査用便器16の外部側に取付けられたハウジング30内
に、ロール紙からなる尿検査紙23のカートリッジ24
が着脱自在に収納され、また、尿検査紙セットスイッチ
28と浸尿検知電極29との間には、カッタ47が設け
られている。その他の構成はカット紙方式と略同様であ
る。
【0020】前記撮像装置19と画像データ処理装置2
0は、基本的には、従来から知られている尿自動分析装
置と同様の構成とする。すなわち、従来の尿自動分析装
置は、尿に浸されて呈色した専用の尿検査紙23を、1
枚ずつセットし、光源により照射し、その反射光をフォ
トダイオードなどの光検出器で光の強弱を検出し、この
アナログの信号をディジタル信号に変換した後、データ
処理回路で各種のデータを得るものである。しかるに、
本発明では、図7に示すように、尿検査用便器16に尿
検査紙23がセットされたままの状態でハロゲンランプ
などの照明灯35で照射し、このときの尿に浸されて呈
色状態をビデオカメラ34で撮像し、この撮像信号から
光の強弱や彩色状態の信号として検出するものである。
【0021】被検者15によるトイレの使用の終了を検
知するため、男子小用の尿検査用便器16の場合には、
図8(a)のように、水洗釦36にプッシュ検知スイッ
チ37を設け、水洗釦36を押したかどうかをプッシュ
検知スイッチ37のオン、オフにより検出する。また、
洋式の尿検査用便器16の場合には、図8(b)のよう
に、水洗レバー38と一体に反射板39を設け、この反
射板39に対抗させて投光器40と受光器41を設け、
水洗レバー38を回したかどうかを反射板39による反
射光の有無で検出する。
【0022】前記演算制御装置12は、図9に示すよう
に、演算制御部42、表示部43、記録部44などから
なり、また通信回線45により上位コンピュータ46に
接続される。前記演算制御部42には、認識ユニット1
4、人物検知センサ17、尿検査紙供給装置18、撮像
装置19、画像データ処理装置20、便座スイッチ2
2、モータ25、尿検査紙セットスイッチ28、浸尿検
知電極29、ビデオカメラ34、照明灯35、プッシュ
検知スイッチ37、投光器40、受光器41などに接続
されて、データのやりとり、各種の制御、指令などが行
なわれる。また、尿成分の色情報検出装置11からのデ
ータを標準のデータと比較分析したり、個人識別装置1
0からの個人識別信号をID情報として、尿成分の色情
報検出装置11からのデータとともに記録し、保存す
る。
【0023】以上のような構成による作用を図10に示
すフローチャートにより説明する。 (1)トイレの前に立つ、ドアに手を掛けるなどトイレ
入室の準備をする。 (2)被検者15は、個人識別装置10の個人情報セン
サ13により、手形と手相、声紋、指紋、顔画像の情報
のうち少なくともいずれか1つを検知して、個人識別を
してID信号を演算制御装置12に出力する。なお、被
検者15以外の人がトイレに入った場合には、演算制御
装置12にID信号を出力しないので、尿検査紙供給装
置18が作動したりすることなく、トイレは、通常のま
まで使用される。
【0024】(3)被検者15がトイレに入る。 (4)尿検査用便器16の選択をする。
【0025】(5)男子小用の尿検査用便器16を選択
したものとする。 (6)男子小用の尿検査用便器16の前に立つと、人物
検知センサ17で尿検査用便器16の使用者が現われた
ことを検出し、演算制御装置12に出力する。 (7)演算制御装置12からの指令により、男子小用の
尿検査用便器16の尿検査紙供給装置18に信号が送ら
れ、モータ25が駆動して繰り出しローラ26、送りロ
ーラ27により、尿検査紙23が検査紙ガイド部31の
所定位置、すなわち、検査紙ガイド部31から尿検査紙
23の一部が突出するように送られてセットされる。
【0026】(8)洋式の尿検査用便器16を選択した
ものとする。 (9)洋式の尿検査用便器16の前に立つと、人物検知
センサ17で尿検査用便器16の使用者が現われたこと
を検出し、演算制御装置12に出力する。 (10)便座21が降ろされたか、開いたかを便座スイ
ッチ22で検出する。 (11)便座21が降ろされたときは、演算制御装置1
2から洋式の尿検査用便器16の前部の尿検査紙供給装
置18に信号が送られ、尿検査紙23の一部が突出する
ようにセットされる。 (12)便座21が開いたときは、演算制御装置12か
ら洋式の尿検査用便器16の後部の尿検査紙供給装置1
8に信号が送られ、尿検査紙23の一部が突出するよう
にセットされる。
【0027】(13)尿検査紙23が正しくセットされ
たかどうかを尿検査紙セットスイッチ28で検出し、そ
の出力を演算制御装置12に送る。 (14)被検者15が排尿して尿検査紙23の突出部分
を尿で浸す。 (15)尿検査紙23が尿で浸されると、浸尿検知電極
29でそれを検出し、演算制御装置12へ出力する。
【0028】(16)浸尿検知電極29により検出され
ると、つぎの操作に進む。なお、もし、被検者15が排
尿することなく立ち去った場合には、浸尿検知電極29
により検出されないこととなるので、人物検知センサ1
7の反転信号、すなわち、被検者15が退出したときの
信号が現われたときもつぎの操作に進む。 (17)水洗釦36や水洗レバー38が操作され、水洗
レバー38または受光器41から信号が現われると、演
算制御装置12からの信号により水洗前のミリ秒単位の
間に撮像装置19の照明灯35が点灯し、ビデオカメラ
34により瞬時に撮像する。 (18)このデータから画像データ処理装置20によっ
て、pH、ウロビリノーゲン、潜血、ブドウ糖、蛋白
質、ビリルビン、ケトン体、亜硝酸塩などが分析され、
演算制御装置12へ送られる。
【0029】(19)演算制御装置12では、表示部4
3での表示、記録部44でのメモリやプリント、通信回
線45を介しての上位コンピュータ46への伝送などが
行なわれる。 (20)ビデオカメラ34による撮像は瞬間的に行なわ
れるので、排尿後は水洗釦36や水洗レバー38により
水洗をする。 (21)このとき、水洗により使用済みの尿検査紙23
が用済み検査紙回収箱32へ廃棄回収される。
【0030】(22)被検者15がトイレから退出する
と、それを人物検知センサ17で検出して演算制御装置
12へ信号を送り、つぎの検査に待機する。
【0031】前記実施例では、個人識別装置10で個人
を識別し、尿検査紙供給装置18で尿検査紙23を自動
供給し、撮像装置19で自動撮像するようにしたが、こ
れに限られるものではない。尿検査用便器16は、尿検
査紙供給装置18だけを装備して、尿検査紙23が尿に
より浸されたら、これを取り出して、従来の自動分析装
置により分析するような場合に用いることもできる。
【0032】
【発明の効果】
(1)医師、臨床検査技師、衛生検査技師、検査設備な
どの整っていない所であっても、また被検者15が多く
ても、尿を採取しなくとも尿検査紙23に浸尿できる尿
検査用便器を使用することにより、簡単な装置で尿成分
の検査データを収集することができる。 (2)1日何回であっても、また何日間にわたってでも
連続した検査データを確実に収集することができる。
【0033】(3)個人識別装置10により個人の識別
ができるので、個人住宅内のトイレであれ、病院内のト
イレであれ、被検者15がそのトイレを使用する度毎
に、尿成分尿検査紙23を便器内に自動的に設置し、自
動的に回収できる。 (4)尿検査紙23を撮像装置19で撮像し、演算制御
装置12へ送るだけであるから、医師や検査技師の判定
を受けなくとも医師や検査技師と同一の判定結果が得ら
れる。
【0034】(5)データの個性化を行なうのに、被検
者15の個人識別を行ない、特定された被検者15の尿
成分検査データとして色画像データをコンピュータで分
析して記憶、保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による尿成分データの検出装置の一実施
例を示す説明図である。
【図2】本発明による個人識別装置10の複数実施例を
示す説明図で、図2(a)は、手の大きさ、手形、手相
が各個人毎に異なることを利用したもの、図2(b)
は、同じ言葉でも周波数、母音の高低などの声のパター
ン、声紋が各個人毎に異なることを利用したもの、図2
(c)は、指紋が各個人毎に異なることを利用したも
の、図2(d)は、顔には特徴があり、各個人毎に異な
ることを利用したものである。
【図3】本発明による尿成分データの検出装置を洋式尿
検査用便器16に応用した場合の実施例を示すもので、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】本発明による尿成分データの検出装置を男子小
用の尿検査用便器16に応用した場合の実施例を示す正
面図である。
【図5】本発明による尿成分データの検出装置に用いら
れた尿検査紙供給装置18の第1実施例を示す断面図で
ある。
【図6】本発明による尿成分データの検出装置に用いら
れた尿検査紙供給装置18の第2実施例を示す断面図で
ある。
【図7】本発明による尿成分データの検出装置に用いら
れた撮像装置19の一実施例を示す説明図である。
【図8】本発明による尿成分データの検出装置の水洗を
検知する例を示すもので、(a)は水洗釦36の場合の
側面図、(b)は水洗レバー38の場合の正面図であ
る。
【図9】本発明による尿成分データの検出装置に用いら
れた演算制御装置12の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明による尿成分データの検出装置のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…個人識別装置、11…尿成分の色情報検出装置、
12…演算制御装置、13…個人情報センサ、14…認
識ユニット、15…被検者、16…尿検査用便器、17
…人物検知センサ、18…尿検査紙供給装置、19…撮
像装置、20…画像データ処理装置、21…便座、22
…便座スイッチ、23…尿検査紙、24…カートリッ
ジ、25…モータ、26…繰り出しローラ、27…送り
ローラ、28…尿検査紙セットスイッチ、29…浸尿検
知電極、30…ハウジング、31…検査紙ガイド部、3
2…用済み検査紙回収箱、33…錘兼用蓋、34…ビデ
オカメラ、35…照明灯、36…水洗釦、37…プッシ
ュ検知スイッチ、38…水洗レバー、39…反射板、4
0…投光器、41…受光器、42…演算制御部、43…
表示部、44…記録部、45…通信回線、46…上位コ
ンピュータ、47…カッタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若松 秀俊 東京都江東区越中島1−3 越中島住宅17 −211 (72)発明者 松野 清 東京都杉並区高井戸東3丁目3番5号 (72)発明者 久保田 公孝 群馬県伊勢崎市稲荷町425−3

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体の尿により直接浸される位置に
    尿検査紙供給装置18を設置したことを特徴とする尿検
    査用便器。
  2. 【請求項2】 洋式便器本体の前部と後部であって、尿
    により直接浸される位置にそれぞれ尿検査紙供給装置1
    8を設置したことを特徴とする尿検査用便器。
  3. 【請求項3】 尿検査紙供給装置18は、ハウジング3
    0が便器本体の外部側に取付けられ、このハウジング3
    0と一体の検査紙ガイド部31の先端部が便器本体の内
    部の尿により直接浸される位置に臨ませて設けられ、前
    記ハウジング30の内部に、尿検査紙23のカートリッ
    ジ24が着脱自在に収納され、このカートリッジ24の
    下方部に、送りローラ27が配置され、この送りローラ
    27から検査紙ガイド部31にかけて尿検査紙セットス
    イッチ28が設けられてなる請求項1または2記載の尿
    検査用便器。
  4. 【請求項4】 被検者15を識別するための個人識別装
    置10と、尿検査用便器16と、この尿検査用便器16
    に設けられ、尿成分を検出する尿成分の色情報検出装置
    11と、この尿成分の色情報検出装置11による検出デ
    ータの表示およびメモリを行なうとともに、前記尿成分
    の色情報検出装置11を制御する演算制御装置12とか
    らなることを特徴とする尿成分データの検出装置。
  5. 【請求項5】 被検者15を識別するための個人識別装
    置10と、尿検査用便器16と、この尿検査用便器16
    に設けられ、尿成分を検出する尿成分の色情報検出装置
    11と、この尿成分の色情報検出装置11による検出デ
    ータの表示およびメモリを行なうとともに、前記尿成分
    の色情報検出装置11を制御する演算制御装置12とか
    らなり、前記尿検査用便器16は、便器本体の尿により
    直接浸される位置に尿検査紙供給装置18を設置し、か
    つこの尿検査紙供給装置18に対峙して撮像装置19を
    設け、前記尿検査紙供給装置18から突出した尿検査紙
    23の下方に用済み検査紙回収箱32を設けてなること
    を特徴とする尿成分データの検出装置。
  6. 【請求項6】 被検者15を識別するための個人識別装
    置10と、尿検査用便器16と、この尿検査用便器16
    に設けられ、尿成分を検出する尿成分の色情報検出装置
    11と、この尿成分の色情報検出装置11による検出デ
    ータの表示およびメモリを行なうとともに、前記尿成分
    の色情報検出装置11を制御する演算制御装置12とか
    らなり、前記個人識別装置10は、手形と手相、声紋、
    指紋、顔画像の情報のうち少なくともいずれか1つを検
    知する個人情報センサ13と、この個人情報センサ13
    のデータから個人の識別信号を出力する認識ユニット1
    4とからなり、前記尿検査用便器16は、便器本体の尿
    により直接浸される位置に尿検査紙供給装置18を設置
    し、かつこの尿検査紙供給装置18に対峙して撮像装置
    19を設け、前記尿検査紙供給装置18から突出した尿
    検査紙23の下方に用済み検査紙回収箱32を設けてな
    ることを特徴とする尿成分データの検出装置。
  7. 【請求項7】 尿検査用便器16の近くに被検者15の
    有無を検出する人物検知センサ17を有することを特徴
    とする請求項4、5または6記載の尿成分データの検出
    装置。
  8. 【請求項8】 被検者15を識別するための個人識別装
    置10と、尿検査用便器16と、この尿検査用便器16
    に設けられ、尿成分を検出する尿成分の色情報検出装置
    11と、この尿成分の色情報検出装置11による検出デ
    ータの表示およびメモリを行なうとともに、前記尿成分
    の色情報検出装置11を制御する演算制御装置12とか
    らなり、前記個人識別装置10は、手形と手相、声紋、
    指紋、顔画像の情報のうち少なくともいずれか1つを検
    知する個人情報センサ13と、この個人情報センサ13
    のデータから個人の識別信号を出力する認識ユニット1
    4とからなり、前記尿検査用便器16は、便器本体の尿
    により直接浸される位置に尿検査紙供給装置18を設置
    し、かつこの尿検査紙供給装置18に対峙して撮像装置
    19を設け、前記尿検査紙供給装置18から突出した尿
    検査紙23の下方に用済み検査紙回収箱32を設け、前
    記尿検査紙供給装置18は、ハウジング30が便器本体
    の外部側に取付けられ、このハウジング30と一体の検
    査紙ガイド部31の先端部が便器本体の内部の尿により
    直接浸される位置に臨ませて設けられ、前記ハウジング
    30の内部に、尿検査紙23のカートリッジ24が着脱
    自在に収納され、このカートリッジ24の下方部に、送
    りローラ27が配置され、この送りローラ27から検査
    紙ガイド部31にかけて尿検査紙セットスイッチ28が
    設けられ、さらに検査紙ガイド部31の先端部に浸尿検
    知電極29を設け、前記尿検査用便器16の近くに被検
    者15の有無を検出する人物検知センサ17を設け、前
    記浸尿検知電極29の信号または人物検知センサ17の
    退出信号で撮像装置19を駆動するようにしたことを特
    徴とする尿成分データの検出装置。
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