JP2002121516A - 水性接着剤組成物 - Google Patents

水性接着剤組成物

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JP2002121516A
JP2002121516A JP2000310153A JP2000310153A JP2002121516A JP 2002121516 A JP2002121516 A JP 2002121516A JP 2000310153 A JP2000310153 A JP 2000310153A JP 2000310153 A JP2000310153 A JP 2000310153A JP 2002121516 A JP2002121516 A JP 2002121516A
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Katsuhiro Horiuchi
克博 堀内
Masami Hasegawa
雅巳 長谷川
Tsutomu Yanagihara
勉 柳原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレーガンを用いて吹付ける際に、霧状
(ミスト)となって周辺に飛散することがなく、作業環
境を良好に保持しながら、塗装効率を向上させることの
できる水性接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 クロロプレンラテックスにポリエチレン
オキサイド、ポリN−ビニルアセトアミド又はポリアク
リル酸を添加して水性接着剤組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用内装材
など各種の被着体、特にウレタンフォームなどの多孔質
体からなる被着体に使用するための水性接着剤組成物に
関するもので、より詳しくは、スプレーガンなどで被着
体に吹付け塗布するのに適した水性接着剤組成物に関す
るものであって、接着剤技術に属するものである。
【0002】
【従来の技術】ウレタンフォームなどの多孔質体の接着
に、ポリクロロプレンを代表とするゴムを主成分とする
溶液型接着剤を用いることは従来から、広く行われてい
るが、溶液型接着剤は、人体に有害な有機溶剤を含有す
るため、作業環境や自然環境を悪化し、公害発生の原因
とも成りかねないものであるので、溶液型接着剤を用い
ている業界から有機溶剤を使用しない水性接着剤への円
滑な移行が強く求められている。
【0003】かゝる現状において、ウレタンフォームな
どの多孔質体の接着に適するとした水性接着剤、例え
ば、クロロプレンラテックス、SBRラテックス、アク
リルエマルションの一種とカルボキシルナトリウム塩を
有するpH7.0以上のポリマー水溶液を併用した水性
接着剤(特開平5−320600号公報)、ガラス転移
点が−50〜0℃のアクリルエマルションとテトラヒド
ロフラン溶解率が80重量%以下で、立ち上がり硬度が
70以上のポリクロロプレンラテックスを併用した水性
接着剤(特開平10−195406号公報)、ゴムラテ
ックスと両性化合物又は吸着性物質を併用した水性接着
剤(特開平11−286668号公報)などが提案され
ている。
【0004】しかしながら、前記公報において提案され
ている水性接着剤は、塗布方法として利便性が高く、幅
広く採用されているスプレーガンを用いた吹付け塗布に
おける問題点を完全に解消するものではなく、また前記
のようにかなり特殊な材料を使用しなければならないも
のである。
【0005】すなわち、水性接着剤のスプレーガンを用
いた吹付け塗布においては、水性接着剤中の分散質が微
細粒子であるがために、スプレーガンを用いて噴霧する
際に、微細粒子が霧状(ミスト)となって、周辺に飛散
するため、作業環境の悪化、製品の汚染を生じさせる。
【0006】この製品に対する汚染は、被着体の被塗布
面の周辺を、テープなどでマスキング処理を行うことに
よって一応防止が可能であるが、その作業はきわめて煩
わしいものである上、それにより作業環境の悪化は防止
できるわけではなく、飛散する樹脂の損失も無視できな
い。
【0007】この問題をスプレーガンの構造を改良して
解決する方法もあるが、スプレーガン自体も高価となる
うえ、塗装設備自体の変更も必要で、接着剤側での改良
が強く望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、公知の
水性接着剤のように特定されたポリマーの使用という限
定されたものではなく、種々の用途で幅広く使用されて
いるポリマーの中に、吹付け塗布に適したものを見出す
べく鋭意検討の結果、種々知られている増粘用のポリマ
ーの内、特定のポリマー、さらには一定の特性を有し
た、特定のポリマーを、クロロプレンラテックスに添加
することにより、得られる水性接着剤組成物は各種の被
着体、特にウレタンフォームなどの多孔質体にスプレー
ガンで吹付け塗布するのに好適であることを見出して、
この発明を完成したのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の発明は、ポリエチレンオキサイド、ポリN−ビニル
アセトアミド又はポリアクリル酸から選ばれる、ポリマ
ーを含有するクロロプレンラテックスからなることを特
徴とする水性接着剤組成物である。
【0010】また、この発明の請求項3に記載の発明
は、平均分子量が10万〜800万、好ましくは10万
〜300万のポリエチレンオキサイドを含有するクロロ
プレンラテックスからなることを特徴とする水性接着剤
組成物である。
【0011】また、この発明の請求項4に記載の発明
は、B型回転粘度計(ローターNo.3、濃度5質量
%、温度25℃)で測定した粘度が、500〜5000
0mPa・sであるポリN−ビニルアセトアミドを含有
するクロロプレンラテックスからなることを特徴とする
水性接着剤組成物である。
【0012】さらに、この発明の請求項5に記載の発明
は、B型回転粘度計(ローターNo.3、濃度5質量
%、温度25℃)で測定した粘度が、500〜5000
mPa・sであるポリアクリル酸を含有するクロロプレ
ンラテックスからなることを特徴とする水性接着剤組成
物である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の水性接着剤組成
物について詳細に説明する。
【0014】この発明において、水性接着剤組成物は、
ポリマーを含有するクロロプレンラテックス、より詳し
くは、特定の水溶性ポリマーからなること最大の特徴と
するもので、かかる水溶性ポリマーとしては、ポリエチ
レンオキサイド、ポリN−ビニルアセトアミド又はポリ
アクリル酸である。
【0015】クロロプレンラテックス この発明に用いられるクロロプレンラテックスとして
は、種々市販されているものが適用され、例えば、デン
カALX−300、ALX−310(いずれも電気化学
工業株式会社製)、ディスパコ−ルC−74、C−84
(いずれも住友バイエルウレタン株式会社製)、アクア
スティック2920(デュポンダウエラストマージャパ
ン製)などのクロロプレンラテックスが挙げられる。
【0016】これらのクロロプレンラテックスは、アニ
オン性の界面活性剤を用いて調製されたpHが8〜1
3、好ましくは8〜10の範囲にあるもので、ポリマー
の結晶化速度が早く、湿潤状態で貼りあわせる場合に
も、接着強度の発現が大きく、この発明にとり好ましい
ものである。
【0017】結晶化速度の遅いクロロプレンラテックス
は、貼り合わせ直後の凝集力が不足し、接着面で剥離が
生ずるおそれもあり、耐熱性も低下させるおそれがある
ため、この発明には必ずしも適したものとは云えないも
のである。
【0018】ポリマー この発明において、クロロプレンラテックスは、前記し
た特定の水溶性ポリマーの存在により、始めてこの発明
が目的とする効果が奏されるので、このポリマーにも、
種々の市販品があり、それら市販品がこの発明において
利用される。
【0019】水溶性ポリマーとしては、上記以外にもポ
リビニルアルコ−ル、ポリビニルピロリドン、カルボキ
シル化ビニルポリマー、ポリオキシエチレンエ−テル、
ポリエーテル変性アクリル、カルボキシル化SBコポリ
マー、ウレタン系ポリマー、特殊高分子型増粘剤などが
知られているが、湿潤状態での貼り合わせにおいて、接
着強度などが低下するため、この発明に用いることは不
適当である。
【0020】ポリエチレンオキサイド ポリエチレンオキサイドは、エチレンオキサイドを重合
して得られる水溶性ポリマーで、平均分子量が1000
万に近いものまでが市販されているので、この発明にお
いては、そのいずれも利用できるが、好ましいものは平
均分子量が10万〜800万のものであり、特に好まし
いものは10万〜300万のものであって、市販品とし
ては、住友精化株式会社製のペオ(PEO)1、3、
8、15、18及び27などが挙げられる。
【0021】ポリN−ビニルアセトアミド ポリN−ビニルアセトアミドは、N−ビニルアセトアミ
ドを主たる構成単量体とする親水性・親アルコ−ル性の
ポリマーであり、平均分子量が200万程度のものまで
が市販されているが、この発明にとり好ましいものは、
B型回転粘度計(ローターNo.3、濃度5質量%、温
度25℃)で測定した粘度が500〜50000mPa
・sであるポリN−ビニルアセトアミドであって、市販
品としては、昭和電工株式会社製のビアック(VIA
C)GE−191L及びGE−191LHなどが挙げら
れる。
【0022】ポリアクリル酸 ポリアクリル酸は、アクリル酸を主たる構成単量体とす
る水溶性のポリマーで、平均分子量が数千のものから数
1000万のものまで市販されているが、この発明にと
り好ましいものは、B型回転粘度計(ローターNo.
3、濃度5質量%、温度25℃)で測定した粘度が、5
00〜5000mPa・sと非常に限定されたポリアク
リル酸で、例えば、日本純薬株式会社製のジュリマーA
C−10SH及びAC−10SHPなどが挙げられる。
【0023】これら水溶性ポリマーのクロロプレンラテ
ックスへの添加量は、クロロプレンラテックスの種類と
その特性、水溶性ポリマーの種類とその特性により異な
るが、通常、クロロプレンラテックスの固形分100質
量部に対し、0.001〜1質量部で、より詳細には、
ポリエチレンオキサイドは0.001〜0.015質量
部、ポリN−ビニルアセトアミド0.09〜0.90質
量部、ポリアクリル酸0.01〜0.30質量部であ
る。
【0024】この発明の水性接着剤組成物としては、ポ
リN−ビニルアセトアミドの場合を除いて、そのpHが
6〜7以上で、より好ましくは、8〜10の範囲にある
ものが、求める効果をよく発現するので、状況に応じて
pH調整剤を添加してpHを調整するのが望ましいが、
ポリN−ビニルアセトアミドはpHを調整しなくても、
この発明の効果を充分に発揮するため、この発明にとり
特に好ましい化合物である。
【0025】pH調整剤としては、酢酸などの酸、水酸
化亜鉛、水酸化スズなどの両性水酸化物、エチレンジア
ミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸などの両性電解質、
アラニン、ロイシン、グリシンなどのアミノ酸を含む両
性化合物、酸性の合成ゴムラテックスなどが挙げられ、
それらの添加量としては、クロロプレンラテックスの固
形分100質量部に対し、それぞれ0.001〜0.0
10質量部、1.0〜15.0質量部及び40〜80質
量部(いずれも固形分又は有効成分量)などであり、こ
れらの中では、両性化合物、特にはアミノ酸が好まし
い。
【0026】この発明の水性接着剤組成物は、クロロプ
レンラテックスに、ポリエチレンオキサイド、ポリN−
ビニルアセトアミド又はポリアクリル酸の適量を少量づ
つ添加し、5〜30分間攪拌することにより調製するこ
とができ、接着剤として用いる際に必要とされる特性、
例えば、接着性、耐熱性、耐水性などの向上、安定性の
付与のためなどを目的として、顔料、染料、充填剤、可
塑剤、粘着付与剤、消泡剤、安定剤、老化防止剤、防腐
剤、防黴剤などを添加することができる。
【0027】この発明の水性接着剤組成物は、ソファ
ー、ベット、椅子などの家具分野、縫いぐるみなどの玩
具品、自動車内装品などに幅広く使用されている、難燃
加工の施されたものも含むウレタンフォームの接着に特
に適しているものであるが、その他の多孔質体、例え
ば、ベニヤ、合板などの木質材料、羊毛、綿、アクリル
繊維などの布、クロス、グラスウール、ロックウールな
どからなる断熱材、ポリエチレンやポリクロロプレンな
どのウレタン以外の各種樹脂製発泡体の接着に有効なも
のである。
【0028】なお、接着に際し、被着体の両方が多孔質
体である必要はなく、多孔質体と非多孔質体の接着に
も、この発明の接着剤は有効であるが、特に、この発明
による接着剤が好ましく適用されるのは、ウレタンフォ
ーム相互、ウレタンフォームと綿、アクリルなどの繊維
製品、ウレタンフォームとウレタンチップ再生品、ウレ
タンフォームと樹脂綿、ウレタンフォームと木製品との
接着である。
【0029】
【作用】この発明における特定の水溶性ポリマーは、ク
ロロプレンラテックスの粘度を上げるだけでなく、クロ
ロプレンラテックス中の分散樹脂粒子の粒子径を大きく
する作用を有し、それにより、それらを含む組成物を吹
付けた際に、粒子の飛散を防止し、塗布効率を向上させ
るものと判断されるが、それらの作用は、増粘効果やチ
キソトロピー性などと直接的には関連がなく、正確な機
能・作用は現時点で明確ではない。
【0030】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げてこの発明
の水性接着剤組成物をさらに具体的に説明する。なお、
各例における成分配合の部は、全て質量部である。
【0031】実施例1 クロロプレンラテックス(ALX−300,pH11〜
13,不揮発分55%粘度43mPa.s、[B型粘度
計 #1ローター 30rpm])100部に、ポリNビ
ニルアセトアミド(昭和電工株式会社製 ビアックGE
−191L溶液;5%粘度15000mPa.s)0.
09部を加え、組成物のpHが9前後になるようにpH
調整剤を加えて攪拌し、この発明の水性接着剤組成物を
得た。得られた水性接着剤組成物のpHは9.27で、
B型回転粘度計で#3ローターで温度25℃で測定した
粘度は、200mPa.s以下(6rpm)、150m
Pa.s(12rpm)、136mPa.s(30rp
m)、130mPa.s(60rpm)、チキソトロピ
ー指数(T/I)は2.0以下であった。この水性接着
剤組成物について、接着剤としての評価を下記の試験方
法で行い、その結果を表1に示した。
【0032】評価試験方法 初期接着力I 25mm×25mm×50mmに裁断したウレタンフォ
ーム(22kg/m3の軟質ウレタンフォーム)の25
mm×50mmの面に、接着剤を200g/m2(we
t)塗布する。接着剤の塗布された試料は直角に折り曲
げた板の上に、接着剤塗布面を上にして載置し、塗布面
の真中を直径2mmのステンレス棒で押し込み、接着剤
塗布面を合わせて扇状に貼り合わせる。扇状に合わせら
れた貼り合わせ接着面が開かなくなる迄の時間を測定
し、三段階評価をおこなった。 ○:15秒以内に開かなくなるもの。 △:15秒から30秒の間で開かなくなるもの。 ×:30秒以上かかるもの。
【0033】初期接着力II 60mm×100mm×20mmに裁断したウレタンフ
ォーム(22kg/m3の軟質ウレタンフォーム)の6
0mm×100mmの面に接着剤を50g/m2(we
t)スプレー塗布する。各オープンタイム経過後、接着
剤塗布面を内側になる様にして折り曲げ、30gf/c
2の圧力で5秒間圧縮して貼り合わせる。折り曲げて
貼り合わせられた接着面が開かなくなる迄のオープンタ
イムを測定し、三段階評価をおこなった。 ○:15秒以内に開かなくなるもの。 △:15秒から30秒の間で開かなくなるもの。 ×:30秒以上かかるもの。
【0034】塗着効率 480mm先においた試料に10秒間スプレーと父子、
スプレーからの吐出量と試料に付着した量の比率で求
め、三段階評価をおこなった。 ○:65%以上。 △:55%以上65%未満。 ×:55%未満。
【0035】側面汚染状況 ブース内で正面に設置したA3用紙の中心点に、48c
mの距離より接着剤を吹付け、ブース側面に貼付したA
4用紙の汚染幅を測定し、三段階評価をおこなった。 ○:汚染幅100mm未満 △:汚染幅100mm以上210mm未満 ×:汚染幅210mm以上
【0036】耐熱性 60mm×100mm×20mmに裁断したウレタンフ
ォーム(22kg/m3の軟質ウレタンフォーム)の6
0mm×100mmの面に接着剤を50g/m2(we
t)スプレー塗布する。30秒後、接着剤塗布面を内側
になる様にして折り曲げ、30gf/cm2の圧力で5
秒間圧縮して貼り合わせる。温度25℃×60%RHで
24時間養生後、温度80℃に設定したオーブンに投入
し、接着面が剥離する迄の時間を測定し、三段階評価を
おこなった。 ○:24時間以上剥離せず △:3時間以上24時間未満で剥離 ×:3時間未満で剥離
【0037】スプレー塗布条件 上記評価試験で行ったスプレー塗布は、スプレーガン
「ワイダー77」(アネスト岩田製吸い上げ式カップガ
ン:ノズル口径2.5mm)を用い、エア圧力1.5k
gf/cm2、ニードル開度2.0回転、パターン開度
全閉という塗布条件で、塗布距離48cmで行った。
【0038】実施例2〜7、比較例1 表1に記載の組成の水性接着剤組成物を得、実施例1と
同様にして測定した接着力、塗着効率、側面汚染状況及
び耐熱性を測定し表1に示した。なお、使用した水溶性
ポリマーは以下のものを使用した。 ポリアクリル酸:日本純薬株式会社製 ジュリマーAC
−10SH 1%溶液5%粘度5500mPa.s、p
H=2.55 ポリエチレンオキサイド:住友精化株式会社製 ペオP
EO−8 0.5%溶液 0.5%粘度15mPa.
s、pH=6.58
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】この発明は、毒性や公害発生のおそれが
少なく、作業環境を良好にする水性接着に関するもの
で、スプレーガンなどで被着体に吹付け塗布しても接着
剤の飛散(巻き上がり) がなく、HVLPガンなどの
特殊のガンを用いることなく、水性接着剤を用いる現場
の作業環境を改善し、社会環境の悪化の原因を取り除く
とともに、塗着効率の向上による経済的なメリットを生
ずるなど、優れた効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳原 勉 神奈川県秦野市曾屋192 アロンエバーグ リップ・リミテッド神奈川工場内 Fターム(参考) 4J040 CA141 DF012 DH002 EE022 JA03 LA01 NA16 PB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンオキサイド、ポリN−ビニ
    ルアセトアミド又はポリアクリル酸から選ばれる、 ポリマーを含有するクロロプレンラテックスからなるこ
    とを特徴とする水性接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリマーを含有するクロロプレンラ
    テックスは、 そのpHが8〜13の範囲にあることを特徴とする請求
    項1に記載の水性接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリエチレンオキサイドは、 平均分子量が10万〜800万であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の水性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリN−ビニルアセトアミドは、 B型回転粘度計(ローターNo.3、濃度5質量%、温
    度25℃)で測定した粘度が500〜50000mPa
    ・sであることを特徴とする請求項1又は2に記載の水
    性接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポリアクリル酸は、 B型回転粘度計(ローターNo.3、濃度5質量%、温
    度25℃)で測定した粘度が500〜5000mPa・
    sであることを特徴とする請求項1又は2に記載の水性
    接着剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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