JP2002121257A - エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents
エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物Info
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Abstract
れたエポキシ樹脂を提供すること。 【解決手段】式(1) 【化1】 (式(1)中、Rはそれぞれ独立して水素原子、アリル
基を、m及びkはそれぞれ独立して0〜3をそれぞれ示
し、m+k≧1を満たす。 Yはそれぞれ独立して水素
原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す。nは平均
値で0〜1を示す。)で表されるエポキシ樹脂。
Description
る。更に詳しくは、本発明は電気・電子部品絶縁材料
用、各種複合材料用、接着剤用、塗料用等に有用なエポ
キシ樹脂、これを含むエポキシ樹脂組成物及びその硬化
物に関するものである。
優れた電気特性、耐熱性、接着性、耐湿性(耐水性)等
により電気・電子部品、構造用材料、接着剤、塗料等の
分野で幅広く用いられている。
はその急速な技術進歩に伴い、高純度化を始め耐熱性、
耐湿性、密着性、フィラー高充填のための低粘度性、低
誘電性等の諸特性における一層の向上が求められてい
る。また、構造材としては航空宇宙材料、レジャー・ス
ポーツ器具用途等において軽量で機械特性の優れた材料
が求められている。これらの要求に対し種々のエポキシ
樹脂、及びそれらを含有するエポキシ樹脂組成物につい
て、多くの提案がなされているが、未だそれらの要望を
満たすに充分とはいえない。
において優れた耐熱性、耐湿性(耐水性)を示す電気・
電子部品用絶縁材料(高信頼性半導体封止材料など)及
び積層板(プリント配線板など)やCFRP(炭素繊維
強化プラスチック)を始めとする各種複合材料用、接着
剤用、塗料用等に有用なエポキシ樹脂、及びそれらを含
有するエポキシ樹脂組成物及びその硬化物を提供するこ
とを目的とする。
な特性を持つエポキシ樹脂を開発すべく鋭意研究の結
果、本発明を完成させた。即ち、本発明は、(1)式
(1)
原子又はアリル基を、m及びkはそれぞれ独立して0〜
3をそれぞれ示し、m+k≧1を満たす。 Yはそれぞ
れ独立して水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を
示す。nは平均値で0〜1を示す。)で表されるエポキ
シ樹脂、(2)前記(1)記載のエポキシ樹脂及び硬化
剤を含有してなるエポキシ樹脂組成物、(3)無機充填
剤を含有する前記(2)記載のエポキシ樹脂組成物、
(4)硬化促進剤を含有する前記(2)または(3)記
載のエポキシ樹脂組成物、(5)前記(2)〜(4)の
いずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化してな
る硬化物、に関する。
のエポキシ樹脂は、下記式(2)
(1)におけるのと同様な意味を有する。)で表される
ビフェノール類化合物とエピハロヒドリン類とを反応さ
せるグリシジル化反応により得ることができる。式
(2)の化合物は、例えば、2,2’−ビフェノール、
4,4’−ビフェノール等のビフェノール類に塩化アリ
ル、臭化アリル等のアリルハライドを反応させ、得られ
たアリルエーテル化物を加熱しクライゼン転位を行うこ
とにより得られる。また、それらのビフェノール類を単
独でアリル化した化合物だけでなく、2種以上を同一系
内でアリル化した化合物を用いても良いし、単独でアリ
ル化した化合物を2種以上混合して用いても良い。
ル化反応に使用されるエピハロヒドリンとしては、エピ
クロルヒドリン、エピブロムヒドリン、エピヨードヒド
リン、β−メチルエピクロルヒドリン等があるが、工業
的に入手し易く安価なエピクロルヒドリンが好ましい。
この反応は従来公知の方法に準じて行うことが出来る。
ハロヒドリンの混合物に水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物の固体を添加し、また
は添加しながら20〜120℃で0.5〜10時間反応
させる。この際アルカリ金属水酸化物は水溶液を使用し
てもよく、その場合は該アルカリ金属水酸化物を連続的
に添加すると共に反応混合物中から減圧下、または常圧
下、連続的に水及びエピクロルヒドリンを留出せしめ更
に分液し水は除去しエピクロルヒドリンは反応混合中に
連続的に戻す方法でもよい。
使用量はビフェノール類化合物の水酸基1当量に対して
通常0.5〜20モル、好ましくは0.7〜10モルで
ある。アルカリ金属水酸化物の使用量は本発明のナフト
ール樹脂中の水酸基1当量に対し通常0.5〜1.5モ
ル、好ましくは0.7〜1.2モルである。また、ジメ
チルスルホン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の
非プロトン溶媒を添加することにより下記に定義する加
水分解性ハロゲン量の低いエポキシ樹脂が得られ、この
エポキシ樹脂は電子材料封止用途において特に適する。
ヒドリンの重量に対し5〜200%、好ましくは10〜
100%である。上記の溶媒以外にもメタノール、エタ
ノールとのアルコール類を添加することによっても反応
が進み易くなる。また、トルエン、キシレン等も使用す
ることができる。ここで加水分解性ハロゲン量とは、例
えばエポキシ樹脂をジオキサンに加え、数十分還流しな
がらKOH/エタノール溶液で滴定することにより測定
することができる。
ロヒドリンの混合物にテトラメチルアンモニウムクロラ
イド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、トリメチ
ルベンジルアンモニウムクロライドなどの第四級アンモ
ニウム塩を触媒として使用し、50〜150℃で1〜1
0時間反応させ、得られるビフェノール類化合物のハロ
ヒドリンエーテルに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
などのアルカリ金属水酸化物の固体または水溶液を加
え、再び20〜120℃で1〜10時間反応させてハロ
ヒドリンエーテルを閉環させて本発明のエポキシ樹脂を
得ることもできる。この場合の第四級アンモニウム塩の
使用量はフェノール混合物の水酸基1当量に対して通常
0.001〜0.2モル、好ましくは0.05〜0.1
モルである。アルカリ金属水酸化物の使用量はビフェノ
ール類化合物の水酸基1当量に対して通常0.8〜1.
5モル、好ましくは0.9〜1.1モルである。
水洗無しに加熱減圧下、過剰のエピハロヒドリン類や溶
媒等を除去した後、再びトルエン、メチルイソブチルケ
トン等の溶媒に溶解し、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液を加えて再び
反応を行うことにより加水分解性ハロゲン濃度の低い本
発明のエポキシ樹脂を得ることができる。この場合アル
カリ金属水酸化物の使用量はビフェノール類化合物の水
酸基1当量に対して通常0.01〜0.2モル、好まし
くは0.05〜0.1モルである。反応温度は通常50
〜120℃、反応時間は通常0.5〜2時間である。
により除去し、更に加熱減圧下、トルエン、メチルイソ
ブチルケトン等の溶媒を留去することにより加水分解性
ハロゲン濃度の低い本発明のエポキシ樹脂を得ることが
できる。
て説明する。本発明のエポキシ樹脂組成物においては前
記エポキシ樹脂を単独で、また前記エポキシ樹脂と他の
エポキシ樹脂を併用して使用する。他のエポキシ樹脂を
併用する場合、本発明のエポキシ樹脂の全エポキシ樹脂
中に占める割合は30重量%以上、特に40重量%以上
が好ましい。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールS、フルオレンビスフェノー
ル、テルペンジフェノール、4,4’−ビフェノール、
2,2’−ビフェノール、3,3’,5,5’−テトラ
メチル−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジオー
ル、ハイドロキノン、レゾルシン、ナフタレンジオー
ル、トリス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,
1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、フェノール類(フェノール、アルキル置換フェノ
ール、ナフトール、アルキル置換ナフトール、ジヒドロ
キシベンゼン、ジヒドロキシナフタレン等)とホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−
ヒドロキシベンズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、p−ヒドロキシアセトフェノン、o−ヒドロ
キシアセトフェノン、ジシクロペンタジエン、フルフラ
ール、4,4’−ビス(クロロメチル)−1,1’−ビ
フェニル、4,4’−ビス(メトキシメチル)−1,
1’−ビフェニル、1,4’−ビス(クロロメチル)ベ
ンゼン、1,4’−ビス(メトキシメチル)ベンゼン等
との重縮合物及びこれらの変性物、テトラブロモビスフ
ェノールA等のハロゲン化ビスフェノール類、アルコー
ル類から誘導されるグリシジルエーテル化物、脂環式エ
ポキシ樹脂、グリシジルアミン系エポキシ樹脂、グリシ
ジルエステル系エポキシ樹脂等の固形または液状エポキ
シ樹脂が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。これらは単独で用いてもよく、2種以上を用いても
よい。
しい実施態様においては硬化剤を含有する。硬化剤とし
ては、例えばアミン系化合物、酸無水物系化合物、アミ
ド系化合物、フェノール系化合物などが挙げられる。用
いうる硬化剤の具体例としては、ジアミノジフェニルメ
タン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、ジアミノジフェニルスルホン、イソホロンジアミ
ン、ジシアンジアミド、リノレン酸の2量体とエチレン
ジアミンより合成されるポリアミド樹脂、無水フタル
酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水マ
レイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ビ
スフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノール
S、フルオレンビスフェノール、テルペンジフェノー
ル、4,4’−ビフェノール、2,2’−ビフェノー
ル、3,3’,5,5’−テトラメチル−[1,1’−
ビフェニル]−4,4’−ジオール、ハイドロキノン、
レゾルシン、ナフタレンジオール、トリス−(4−ヒド
ロキシフェニル)メタン、1,1,2,2−テトラキス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、フェノール類(フ
ェノール、アルキル置換フェノール、ナフトール、アル
キル置換ナフトール、ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロ
キシナフタレン等)とホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデ
ヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキ
シアセトフェノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、ジ
シクロペンタジエン、フルフラール、4,4’−ビス
(クロロメチル)−1,1’−ビフェニル、4,4’−
ビス(メトキシメチル)−1,1’−ビフェニル、1,
4’−ビス(クロロメチル)ベンゼン、1,4’−ビス
(メトキシメチル)ベンゼン等との重縮合物及びこれら
の変性物、テトラブロモビスフェノールA等のハロゲン
化ビスフェノール類、イミダゾール、BF3-アミン錯
体、グアニジン誘導体などが挙げられるが、これらに限
定されるものではない。これらは単独で用いてもよく、
2種以上を用いてもよい。
剤の使用量は、エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対し
て0.5〜1.5当量が好ましく、0.6〜1.2当量
が特に好ましい。エポキシ基1当量に対して、0.5当
量に満たない場合、あるいは1.5当量を超える場合、
いずれも硬化が不完全になり良好な硬化物性が得られな
い恐れがある。
併用しても差し支えない。用いうる硬化促進剤の例とし
ては、例えば、2−メチルイミダゾール、2−エチルイ
ミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−エチル−
4−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、2−(ジ
メチルアミノメチル)フェノール、トリエチレンジアミ
ン、トリエタノールアミン、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7等の第3級アミン類、ト
リフェニルホスフィン、ジフェニルホスフィン、トリブ
チルホスフィン等の有機ホスフィン類、オクチル酸スズ
などの金属化合物、テトラフェニルホスホニウム・テト
ラフェニルボレート、テトラフェニルホスホニウム・エ
チルトリフェニルボレート等のテトラ置換ホスホニウム
・テトラ置換ボレート、2−エチル−4−メチルイミダ
ゾール・テトラフェニルボレート、N−メチルモルホリ
ン・テトラフェニルボレート等のテトラフェニルボロン
塩などが挙げられる。硬化促進剤を使用する場合の使用
量はエポキシ樹脂100重量部に対して0.01〜15
重量部が必要に応じて用いられる。
必要に応じて無機充填剤やシランカップリング材、離型
剤、顔料等の種々の配合剤、各種熱硬化性樹脂を添加す
ることができる。無機充填剤としては、結晶シリカ、溶
融シリカ、アルミナ、ジルコン、珪酸カルシウム、炭酸
カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素、ジ
ルコニア、フォステライト、ステアタイト、スピネル、
チタニア、タルク等の粉体またはこれらを球形化したビ
ーズ等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。これらは単独で用いてもよく、2種以上を用いても
よい。これらの充填剤は、エポキシ樹脂組成物の硬化物
の耐熱性、耐湿性、力学的性質などの面から、エポキシ
樹脂組成物中で50〜90重量%を占める割合で、必要
に応じて使用するのが好ましい。
分を均一に混合することにより得られる。そして、本発
明のエポキシ樹脂組成物は従来知られている方法と同様
の方法で容易にその硬化物とすることができる。例え
ば、本発明のエポキシ樹脂と硬化剤、並びに必要により
硬化促進剤及び無機充填剤、配合剤、各種熱硬化性樹脂
とを必要に応じて押出機、ニーダ、ロール等を用いて均
一になるまで充分に混合して本発明の変性エポキシ樹脂
組成物を得、そのエポキシ樹脂組成物を溶融注型法ある
いはトランスファー成型法やインジェクション成型法、
圧縮成型法などによって成型し、更に80〜200℃で
2〜10時間に加熱することにより本発明の硬化物を得
ることができる。
エン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メソ
イソブチルケトン等の溶剤に溶解させ、ガラス繊維、カ
ーボン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アル
ミナ繊維、紙などの基材に含浸させ加熱乾燥して得たプ
リプレグを熱プレス成形して硬化物を得ることもでき
る。この際用いる希釈溶剤の使用量は本発明のエポキシ
樹脂組成物と該希釈溶剤の合計重量に対し通常10〜7
0重量%、好ましくは15〜65重量%である。
成物は優れた耐熱性、耐湿性、耐水性及び耐衝撃性を有
する硬化物を与える。
するが、本発明がこれら実施例に限定されるものではな
い。以下の実施例、比較例において、部は重量部を意味
する。なお、エポキシ当量、軟化点、溶融粘度は以下の
条件で測定した。 ・エポキシ当量 JIS K−7236に準じた方法で測定し、単位はg
/eqである。 ・軟化点 JIS K−7234に準じた方法で測定
リン149部、ジメチルスルホキシド37部を加えて溶
解後、45℃に加熱し、フレーク状水酸化ナトリウム
(純度99%)14部を90分かけて添加し、その後、
さらに45℃で2時間、70℃で1時間反応させた。つ
いで水洗を繰り返し中性に戻した後、油層から加熱減圧
下、過剰のエピクロルヒドリンを留去し、残留物に18
3部のMIBKを添加し溶解した。さらにこのMIBK
溶液を70℃に加熱し30重量%の水酸化ナトリウム水
溶液4部を添加し、1時間反応させた後、水洗を繰り返
し中性とした。ついで油層から加熱減圧下、MIBKを
留去することにより本発明のエポキシ樹脂(E1)56
部を得た。エポキシ当量は202g/eq、軟化点は5
3℃であった。また、得られたエポキシ樹脂(E1)の
1H−NMRスペクトル(CDCL3,300MHz)を図1に示
す。
(E1)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェ
ルエポキシ(株)製、エピコート828)、硬化剤とし
て無水メチルナジック酸(日本化薬(株)製、カヤハー
ドMCD)、硬化促進剤として2−エチル−4−メチル
イミダゾール(略号 2E4MZ)を表1に示す割合
(重量部)で配合して、各エポキシ樹脂組成物を得た。
樹脂組成物について注型法により樹脂成形体を調製し、
120℃で2時間、更に150℃で6時間で硬化させ
た。
定した結果を表2に示す。尚、物性値の測定は以下の方
法で行った。 ・ガラス転移温度(TMA):真空理工(株)製 TM
−7000昇温速度 2℃/min. ・吸水率:直径5cm×厚み4mmの円盤状の試験片を
100℃の水中で72時間煮沸した後の重量増加率
(%) ・アイゾット衝撃試験:JIS K7710に準拠して
測定した。
用されているビスフェノールA型エポキシ樹脂に比して
耐熱性の点では同等であるが(それらのガラス転移温度
より判断)、耐湿性に優れ(吸水率が低いことより判
断)、耐衝撃性に優れる(アイゾット衝撃試験値より判
断)ことが明らかである。
シ樹脂組成物はその硬化物において優れた耐湿性、耐衝
撃性を有している。従って、電気・電子部品用絶縁材料
及び積層板(プリント配線板など)やCFRPを始めと
する各種複合材料、接着剤、塗料等に使用する場合に極
めて有用である。
H−NMRスペクトル。第1図において縦軸は吸収の強
さを、横軸はPPMをそれぞれ表す。
Claims (5)
- 【請求項1】式(1) 【化1】 (式(1)中、Rはそれぞれ独立して水素原子又はアリ
ル基を、m及びkはそれぞれ独立して0〜3をそれぞれ
示し、m+k≧1を満たす。Yはそれぞれ独立して水素
原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す。nは平均
値で0〜1を示す。)で表されるエポキシ樹脂。 - 【請求項2】請求項1記載のエポキシ樹脂及び硬化剤を
含有してなるエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項3】無機充填剤を含有する請求項2記載のエポ
キシ樹脂組成物。 - 【請求項4】硬化促進剤を含有する請求項2又は請求項
3記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項5】請求項2〜4のいずれか1項に記載のエポ
キシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000313495A JP2002121257A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH03116953A (ja) * | 1989-09-29 | 1991-05-17 | Nitto Denko Corp | 半導体装置 |
JPH0794641A (ja) * | 1993-07-30 | 1995-04-07 | Nitto Denko Corp | 半導体装置 |
JPH07278415A (ja) * | 1994-04-13 | 1995-10-24 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体封止用樹脂組成物及び半導体装置 |
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2000
- 2000-10-13 JP JP2000313495A patent/JP2002121257A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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