JP2002121172A - プラバスタチン又はその薬理上許容される塩の精製方法 - Google Patents

プラバスタチン又はその薬理上許容される塩の精製方法

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伸弼 杉尾
Toshiuji Kojima
俊氏 小島
Mutsuo Suzuki
睦夫 鈴木
Kiyoshi Hamano
潔 浜野
Yasuyuki Takamatsu
安行 高松
Minoru Hagisawa
稔 萩澤
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    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/62Carboxylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C67/52Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C67/60Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2602/00Systems containing two condensed rings
    • C07C2602/02Systems containing two condensed rings the rings having only two atoms in common
    • C07C2602/14All rings being cycloaliphatic
    • C07C2602/26All rings being cycloaliphatic the ring system containing ten carbon atoms
    • C07C2602/28Hydrogenated naphthalenes

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、塩析により、プラバスタチン又はそ
の薬理上許容される塩を精製する方法に関する。 【解決手段】塩析により、プラバスタチン又はその薬理
上許容される塩を精製する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩析により、プラ
バスタチン又はその薬理上許容される塩を精製する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラバスタチンは、特開昭57−224
0号公報(USP4346227)にHMG-CoAリ
ダクターゼ阻害剤として開示されている化合物であり、
式(I)
【0003】
【化1】 を有し、現在、プラバスタチンナトリウムが高脂血症治
療剤として発売されている。
【0004】一方、プラバスタチンも含まれるHMG-
CoAリダクターゼ阻害剤の精製方法としては、以下の
ものが知られている。 (1)WO92/16276号公報(特表平6‐506
210号公報)は、「高性能液体クロマトグラフィーを
使用することを特徴とするHMG-CoAリダクターゼ
阻害剤の精製方法」に関し、具体的に記載されているH
MG-CoAリダクターゼ阻害剤は、ラクトン体を最終
生成物とするために、脂溶性のロバスタチン及びシンバ
スタチンであり、そもそも、ナトリウム塩を最終生成物
とするプラバスタチンとは相違する。一方、WO00/
17182号公報は、「置換クロマトグラフィーを使用
することを特徴とするHMG-CoAリダクターゼ阻害
剤の精製方法」に関する。しかしながら、所詮、工業的
生産を考慮すれば、高性能液体クロマトグラフィーや置
換クロマトグラフィーのようなクロマトグラフィーを使
用して精製することは、煩雑で、実用的ではない。 (2)WO99/42601号公報 本公報は、「HMG-CoAリダクターゼ阻害剤の培養
濃縮液を、酸でpH4.5乃至7.5に調節した後、酢
酸エチルでHMG-CoAリダクターゼ阻害剤を抽出
し、所望によりラクトン化させた後結晶化することによ
り、99.6%以上の純度を有するHMG-CoAリダ
クターゼ阻害剤を得る単離・精製方法」に関する。
【0005】本公報の実施例3には、プラバスタチンの
単離・精製方法が記載されているものの、本実施例で
は、酢酸エチルで抽出されたプラバスタチンの純度が7
0.3%足らずに留まっており、結局のところ、その
後、クロマトグラフィーを用いて精製する記載があり、
しかも、最終的に得られたプラバスタチンの純度につい
ては全く記載されておらず、最終的に高純度のプラバス
タチンが得られているのか否かはそもそも不明である。
【0006】また、本公報の実施例において、99.6
%以上の高純度で得られるとされているロバスタチンで
さえ、最終生成物のHPLCのチャート(Fig.4)を見
る限り、純度が99.6%以上のロバスタチンが得られ
ているとは考えにくく、信憑性がない。
【0007】いずれにせよ、プラバスタチンの精製のた
めには、煩雑なクロマトグラフィーを使用せねばならな
いことは変わりがない。
【0008】ところで、本発明の精製方法は、塩析を用
いることを特徴とするが、塩析は、水溶液に無機塩類等
を加え、先に溶解している物質を析出させる方法をい
う。
【0009】通常、塩析は、タンパク質やアミノ酸のよ
うな高分子化合物を不純物から精製するために用いられ
る。例えば、タンパク質の水溶液に多量の塩を加えるこ
とにより、タンパク質分子と水分子相互作用を塩類イオ
ンが妨げるため、タンパク質が析出してくるのである。
【0010】一方、低分子化合物の水溶液に無機塩類等
を加えた場合も、塩結晶が析出する場合がある。これ
は、上記高分子化合物に塩析を用いる場合とは異なる。
塩類が水に加えられることによって、塩類の水和力でま
わりの水分子を水和水として固定されるので、溶質が溶
解可能な水分子量が減少し、溶質が析出してくるのであ
る。しかしながら、低分子化合物であって、しかも、極
めて化学構造の近似した類縁物質が、溶質として、多
数、水溶液に解けている場合、選択的にある特定の化合
物のみを高純度で析出させることは困難であると考えら
れていた。このため、プラバスタチンのみならず、いか
なるHMG-CoAリダクターゼ阻害剤についても、塩
析により精製することは、記載も示唆もなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】HMG-CoAリダク
ターゼ阻害剤として、プラバスタチンの他に多くの化合
物が知られているが、例えば、アトロバスタチン、フル
バスタチン、イタバスタチン等は、全て合成により製造
される化合物である。
【0012】一方、ロバスタチン及びシンバスタチン
は、プラバスタチンと同様に発酵により製造されるもの
の、一段階の発酵により生成され、この点、プラバスタ
チンの二段階発酵と相違する。すなわち、プラバスタチ
ンナトリウムは、下記式に示すとおり、二段階にわたっ
て菌により変換培養することにより生成されるものであ
る。
【0013】
【化2】 そもそも、菌を発酵させた場合、化学反応で合成を行う
よりも、予想し得ない多くの不純物が生成してしまう
が、各工程毎に精製を行ったとしても不純物を除去しき
れるものではなく、特に工業的生産を目的とした大量培
養における、各工程の生成物についてはなおさらであ
る。
【0014】そして、一方では、「安全で有効な医薬を
製造するための重要な因子の一つが、高純度の生成物を
得ることである。化学物質は、原料物質から化学合成、
生物により生産された当該物質を単離・精製する又は遺
伝子組換え細胞等を利用した生産で生成された当該物質
を単離・精製する等の製法により取得される。一般的
に、遺伝子組換法を含めいかなる製法を採用しようが、
原料の純度、反応の不完全性、単離・精製過程での分解
等により、製造される化学物質は100%の純度のもの
を得ることは困難なことが多い。また、医薬の分野にお
いて、診断薬、治療薬は、不純物を含むと診断や治療に
好ましくない影響を及ぼす可能性を否定することができ
ないのは、本願発明の属する技術分野における技術常識
に属することは明らかであり、できる限り高純度の生成
物を得る事が重要とされている。」(東京高裁平成9年
(行ケ)第302号事件(12年2月17日判決))の
である。
【0015】特に、HMG-CoAリダクターゼ阻害剤
は、血中コレステロールを有効に低下させるために、投
与期間が長期にわたるような薬剤であるため、特に高純
度であることが必要とされるのである。
【0016】上記のとおり、二段階発酵により生成され
るプラバスタチン類は、一段階発酵により生成されるシ
ンバスタチン及びロバスタチンに比べて、不純物もより
多く生成されるため、精製工程が特に重要である。
【0017】従って、クロマトグラフィーのような煩雑
なものではなく、工程生産性を損なわず、しかもクロマ
トグラフィーで精製される程度の高純度で、プラバスタ
チン又はその薬理上許容される塩を単離・精製する方法
が望まれていた。
【0018】そこで、本発明者らは、永年に亘りこのよ
うな単離・精製する方法を検討した結果、低分子化合物
であるプラバスタチンに塩析を用いることにより、選択
的に高純度のプラバスタチンが析出することを見出し、
本発明を完成した。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の、プラバスタチ
ン又はその薬理上許容される塩の新規な精製方法は、塩
析により、プラバスタチン又はその薬理上許容される塩
を精製する方法であり、好適には、塩析に用いられる塩
が、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニ
ウム塩である上記方法であり、より好適には、塩析に用
いられる塩が、アルカリ金属塩又はアンモニウム塩であ
る上記方法であり、更に好適には、塩析に用いられる塩
が、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニ
ウム又は硝酸アンモニウムである上記方法であり、最も
好適には、塩析に用いられる塩が、塩化ナトリウムであ
る上記方法である。
【0020】本発明の、プラバスタチン又はその薬理上
許容される塩の、新規な更なる精製方法は、上記方法に
加えて、更に、不純物を無機塩基で分解する工程を行
う、又は/及び、更に、不純物を無機酸で分解する工程
を行うことによる、プラバスタチン又はその薬理上許容
される塩の精製方法である。
【0021】不純物を無機酸で分解する工程を行う、プ
ラバスタチン又はその薬理上許容される塩の精製方法の
場合に、好適には、無機酸が、リン酸又は硫酸である方
法であり、及び/又は無機酸を用いて分解する工程のp
Hが、2乃至5であることを特徴とする方法である。
【0022】本発明において、塩析に用いられる「アル
カリ金属塩」とは、例えば、塩化リチウム、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム、酢酸リチウム、酢酸カリウム、酢
酸ナトリウム、ギ酸リチウム、ギ酸カリウム、ギ酸ナト
リウム、硝酸リチウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウ
ム、硫酸リチウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウムのよ
うなアルカリ金属を含有する塩をいう。
【0023】塩析に用いられる「アルカリ土類金属塩」
とは、例えば、塩化マグネシウム、酢酸マグネシウム、
ギ酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウ
ムのようなアルカリ土類金属を含有する塩をいう。
【0024】塩析に用いられる「アンモニウム塩」と
は、例えば、塩化アンモニウム、酢酸アンモニウム、ギ
酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム
のようなアンモニウム塩をいう。
【0025】なお、塩析に用いられる塩としては、通
常、塩として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又
はアンモニウム塩であり、更に好適には、アルカリ金属
塩又はアンモニウム塩であり、より好適には、塩化ナト
リウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム又は硝酸
アンモニウムであり、最も好適には、塩化ナトリウムで
ある。
【0026】「プラバスタチン又はその薬理上許容され
る塩」の「薬理上許容される塩」とは、薬理学的に副作
用を起こさず、通常、塩として使用されるものであれば
特に限定はないが、好適には、ナトリウム塩、カリウム
塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アル
ミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバル
ト塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩を挙げ
ることができる。
【0027】不純物の無機塩基分解で使用される「無機
塩基」とは、通常の反応において塩基として使用される
無機物質であれば特に限定はないが、例えば、炭酸リチ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ
金属炭酸塩類;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩
類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化リチウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;リチウムメトキシド、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド
のようなアルカリ金属アルコキシド類を挙げることがで
き、好適には、アルカリ金属水酸化物類であり、最も好
適には、水酸化ナトリウムである。
【0028】不純物の無機酸分解で使用される「無機
酸」とは、通常、酸として用いられる無機物質であれば
特に限定はないが、例えば、臭化水素酸、塩酸、硫酸、
過塩素酸、リン酸、硝酸のような無機酸を挙げることが
でき、好適には、リン酸又は硫酸である。
【0029】本発明の精製方法は、以下に記載する方法
によって達成される。
【0030】本発明の塩析方法は、プラバスタチンの薬
理上許容される塩が、溶解又は懸濁している水溶液に無
機塩を加えた後、冷却し、次いで、プラバスタチン種結
晶を添加し、再度冷却することにより、プラバスタチン
の塩を析出させることにより行なわれる。
【0031】塩析に用いられる塩は、プラバスタチンの
薬理上許容される塩と同じカチオンを有していてもいな
くてもよい。
【0032】プラバスタチンの薬理上許容される塩が溶
解又は懸濁した水溶液に加える無機塩の量は、好適に
は、水溶液中のプラバスタチンの量に対して、5%乃至
40%であり、最も好適には、15%乃至35%であ
る。
【0033】プラバスタチンの薬理上許容される塩が溶
解又は懸濁した水溶液に無機塩を加え、加熱する際の温
度は、使用される無機塩の種類により異なるが、通常、
20℃乃至60℃であり、好適には、30℃乃至45℃
である。
【0034】本発明の、プラバスタチン又はその薬理上
許容される塩の、新規な更なる精製方法は、塩析に加え
て、更に、不純物を無機塩基で分解する工程を行うか、
又は/及び、更に、不純物を無機酸で分解する工程を行
うが、各工程については、以下の方法により行なわれ
る。
【0035】プラバスタチン又はその薬理上許容される
塩の不純物を無機塩基で分解する工程は、不活性溶媒の
存在下又は非存在下(好適には、存在下)に、プラバス
タチン又はその薬理上許容される塩を、pH10〜pH
14を付与する条件(好適には、pH11〜pH13)
で行われる。
【0036】反応温度及び反応時間は、pH値にも依存
するが、基本的には、反応温度が低ければ反応時間は長
くする必要があり、反応温度が高ければ反応時間は短く
する必要があるが、例えば、−10℃〜110℃(好適
には、0℃〜100℃)にて、15分乃至60時間(好
適には、30分間乃至72時間)、処理することにより
行なわれ、より好適には、0℃付近で、30時間前後で
ある。
【0037】上記反応において使用される不活性溶媒と
しては、本反応に不活性なもので、通常、溶媒として使
用されるものであれば特に限定はないが、例えば、メタ
ノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ
−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−
ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グ
リセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチル
セロソルブのようなアルコ−ル類;水;水と上記有機溶
媒との混合溶媒;であり、好適には、水又は水と上記有
機溶媒との混合溶媒であり、最も好適には、水又は水と
エタノ−ルとの混合溶媒である。
【0038】反応終了後、目的化合物であるプラバスタ
チンは常法に従って、上記反応液から採取される。例え
ば、硫酸水溶液のような酸を加え、酢酸エチルのような
水と混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機
層を分離し、水等で洗浄して、溶剤を留去することによ
って得られる。更に必要ならば、活性炭を加えて脱色
し、ろ過して活性炭を除去した後、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、水酸化ナトリウムのような
塩を形成する試薬を加え、ロータリエバポレーター等に
より減圧下濃縮して、プラバスタチンの塩を得ることが
できる。
【0039】プラバスタチン又はその薬理上許容される
塩の不純物を無機酸により分解する工程は、不活性溶媒
の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、プラバス
タチン又はその薬理上許容される塩を、pH2乃至5を
付与する条件(好適にはpH3乃至4)で行われる。
【0040】反応温度及び反応時間は、pH値にも依存
するが、基本的には、反応温度が低ければ反応時間は長
くする必要があり、反応温度が高ければ反応時間は短く
する必要があるが、例えば、20℃〜80℃(好適に
は、40℃〜60℃)にて、1分間乃至6時間(好適に
は、5分間乃至20分間)、処理することにより行なわ
れる。
【0041】上記反応において使用される不活性溶媒と
しては、本反応に不活性なものであれば特に限定はない
が、上記無機塩基を用いて不純物を分解する工程におい
て使用される不活性溶媒と同様のものを挙げることがで
きる。
【0042】反応終了後、目的化合物であるプラバスタ
チンは常法に従って、上記反応液から採取される。例え
ば、酢酸エチルのような水と混和しない有機溶媒を加
え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄し
て、溶剤を留去することによって得られる。更に必要な
らば、活性炭を加えて脱色し、ろ過して活性炭を除去し
た後、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシドのような塩を形成する試薬を加え、ロ
ータリエバポレーター等により減圧下濃縮して、プラバ
スタチンの塩を得ることができる。
【0043】なお、所望により、プラバスタチン又はそ
の薬理上許容される塩を、上記により精製した後、結晶
化することもでき、一般に有機合成化学の技術において
周知の方法、例えば、Ullmann's, Encyclopedia of Ind
ustrial Chemistry" Vol. A24, 5th edition (1993), p
p. 437-505に記載の方法により以下のように行うことが
できる。
【0044】結晶化の方法としては、例えば、精製され
たプラバスタチン又はその薬理上許容される塩に、有機
溶媒及び水を加え、加温溶解し、接種することにより、
プラバスタチン又はその薬理上許容される塩の結晶を得
ることができる。
【0045】結晶化に使用される有機溶媒としては、例
えば、ヘキサン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素類;
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジ
エチルのようなエステル類;酢酸のような有機酸類;メ
タノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパ
ノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ
−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、
グリセリン、オクタノールのようなアルコ−ル類;アセ
トン、メチルエチルケトンのようなケトン類;ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルのようなエ−テル類;ホルムアミ
ド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチ
ルスルホキシドのようなスルホキシド類;水と1種類以
上の上記溶媒との混合溶媒;であり、更に好適には、水
と、アルコ−ル類、エステル類及びケトン類から選択さ
れる1種類以上の有機溶媒との混合溶媒であり、最も好
適には、水、アルコール類及びエステル類の混合溶媒で
ある。
【0046】なお、本発明の精製度の分析は、高性能液
体クロマトグラフィー(HPLC)を介して行うことが
できる。HPLCの測定条件は、 A:移動相:メタノール:水:酢酸(100):トリエチル
アミン混液(600:400:1:1); 検出波長:UV238nm; カラム:エルマ光学製カラムERC‐ODS‐1262 φ6mm×1
0cm; カラム温度:30℃; 流量:1ml/min B:移動相:メタノール:水:酢酸(100):トリエチル
アミン混液(450:550:1:1); 検出波長:UV238nm; カラム:BECKMAN社製カラムULTRASPHE
RE ODS φ4.6mm×15cm 5μm; カラム温度:25℃; 流量:1.3ml/min C:移動相:20%アセトニトリル、30%メタノール、50%T
EAP緩衝液(0.3%Triethylamine-H3PO4(pH3.2)); 検出波長:UV238nm; カラム:Waters社製逆相カラムSymmetry C18 3.5μm,
4.6mm×15cm; 流量:1ml/min である。
【0047】以下に、参考例及び実施例を示し、本発明
を更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定
されるものではない。
【0048】
【参考例】プラバスタチンの培養濃縮液200ml(プ
ラバスタチンナトリウムの含有量:21g)に酢酸エチ
ル264mlを加え、室温で攪拌しながら20%硫酸水
溶液でpH5.4に調整した。室温にて抽出後、酢酸エ
チル層と水層に分離した。
【0049】水層に酢酸エチル264mlを加え、抽
出分液し、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層と酢
酸エチル層を合わせて、水100mlを加え、室温で
攪拌しながら、48%水酸化ナトリウム水溶液でpH
8.7に調整した。室温にて抽出分液した後、酢酸エチ
ル層と水層に分離した。水層をナスフラスコ(5
00ml)に仕込み、エバポレーターで約2/5量まで
減圧濃縮し、逆抽出水層濃縮液88ml(プラバスタチ
ンナトリウムの含有量:19.3g)を得た。
【0050】
【実施例】
【0051】
【実施例1】参考例で得られた逆抽出水層濃縮液3ml
[HPLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウム
の純度:78.69%]を試験管に小分けし、約50℃
まで加温後、塩化ナトリウムを0.90g添加し、33
℃でプラバスタチンナトリウムを接種し、0℃まで冷却
後、ろ過した。結晶を冷水で洗浄し、プラバスタチンナ
トリウムの塩析結晶を得た。HPLC(条件A)による
プラバスタチンナトリウムの純度は、91.36%であ
った。
【0052】
【実施例2】参考例で得られた逆抽出水層濃縮液3ml
[HPLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウム
の純度:78.69%]を試験管に小分けし、約50℃
まで加温後、硫酸アンモニウムを0.83g添加し(オ
イル状物分液:上層、下層)、33℃でプラバスタチン
ナトリウムを接種し、0℃まで冷却し、ろ過した。結晶
を冷水で洗浄し、プラバスタチンナトリウムの塩析結晶
(結晶上層:褐色固体、結晶下層:白色スラリ状)を得
た。HPLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウ
ムの純度は、結晶上層83.82%、結晶下層91.7
4%であった。
【0053】
【実施例3】参考例で得られた逆抽出水層濃縮液3ml
[HPLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウム
の純度:78.69%]を試験管に小分けし、約50℃
まで加温した。酢酸アンモニウムを0.83g添加する
と、数分で結晶が析出した。0℃まで冷却し、冷水2m
lを加えてスラリ化した後、ろ過した。結晶を冷水で洗
浄し、プラバスタチンナトリウムの塩析結晶を得た。H
PLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウムの純
度は、90.10%であった。
【0054】
【実施例4】参考例で得られた逆抽出水層濃縮液3ml
[HPLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウム
の純度:78.69%]を試験管に小分けし、約50℃
まで加温した。酢酸アンモニウムを0.83g添加する
と、数分で結晶が析出した。水3mlを添加後、約50
℃まで加温し、結晶を溶解した後、33℃でプラバスタ
チンナトリウムを接種し、0℃まで冷却し、ろ過した。
結晶を冷水で洗浄し、プラバスタチンナトリウムの塩析
結晶を得た。HPLC(条件A)によるプラバスタチン
ナトリウムの純度は、93.22%であった。
【0055】
【実施例5】参考例で得られた逆抽出水層濃縮液3ml
[HPLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウム
の純度:78.69%]を試験管に小分けし、約50℃
まで加温後、硝酸アンモニウムを0.83g添加し、3
3℃でプラバスタチンナトリウムを接種し、0℃まで冷
却し、ろ過した。結晶を冷水で洗浄し、プラバスタチン
ナトリウムの塩析結晶を得た。HPLC(条件A)によ
るプラバスタチンナトリウムの純度は、93.18%で
あった。
【0056】
【実施例6】参考例で得られた逆抽出水層濃縮液3ml
[HPLC(条件A)によるプラバスタチンナトリウム
の純度:78.69%]を試験管に小分けし、約50℃
まで加温後、硝酸アンモニウムを0.83g添加し、3
8℃まで冷却すると結晶が析出した。53℃まで加温し
たが結晶は溶解せず、0℃まで冷却し、ろ過した。結晶
を冷水で洗浄し、プラバスタチンナトリウムの塩析結晶
を得た。HPLC(条件A)によるプラバスタチンナト
リウムの純度は、93.37%であった。
【0057】
【実施例7】(無機塩基分解)プラバスタチンの培養濃
縮液300ml(プラバスタチンナトリウムの含有量:
37g)を4つ口フラスコ(500ml)に仕込み、1
00℃まで加熱した後、2当量分の水酸化ナトリウムを
水溶液として添加した(pH11.5)。100℃で3
時間攪拌後冷却し、室温にて20%硫酸水溶液でpH
9.0に調整し、アルカリ処理液を得た(プラバスタチ
ンナトリウムの含有量:33g)。
【0058】このアルカリ処理液70ml(プラバスタ
チンナトリウムの含有量:5.3g)に酢酸エチル13
2mlを加え、室温で攪拌しながら20%硫酸水溶液
で、pH5.4に調整した。室温にて攪拌抽出後、酢酸
エチル層と水層に分離した。水層に酢酸エチル1
32mlを加え、抽出分液し、酢酸エチル層を得た。
一方、酢酸エチル層に水25mlを加え、抽出分液
し、酢酸エチル層及び水層を得た。また、酢酸エチ
ル層と水層を合わせて抽出分液し、酢酸エチル層
を得た。酢酸エチル層に水60mlを加え、室温で攪
拌しながら、48%水酸化ナトリウム水溶液でpH8.
7に調整後、抽出分液し水層を得た。酢酸エチル層
と水層を合致し、室温で攪拌しながら48%水酸化ナ
トリウム水溶液でpH8.7に調整後、抽出分液し逆抽
出水層50ml(プラバスタチンナトリウムの含有量:
4.4g)を得た。HPLC(条件A)によるプラバス
タチンナトリウムの純度は、84.88%であった。 (塩析)この逆抽出水層を、エバポレーターで約1/2
量まで減圧濃縮し、48%水酸化ナトリウム水溶液でp
H12に調整後、塩化ナトリウムを用いて実施例1と同
様に塩析を行い、プラバスタチンナトリウムの塩析結晶
を得た。HPLC(条件A)によるプラバスタチンナト
リウムの純度は、99.54%であった。
【0059】この後、参考のために、常法に従って再結
晶し、洗浄した後、40℃で真空乾燥したところ、プラ
バスタチンナトリウムの結晶が、2.14g得られた。
HPLC(条件B)によるプラバスタチンナトリウムの
純度は、99.85%であった。
【0060】なお、培養濃縮液を上記条件で無機塩基分
解する代わりに、上記逆抽出水層を、約20%濃縮した
液60mlを、0℃まで冷却した後、4当量分の水酸化
ナトリウムを水溶液として添加し(pH14付近)、0
℃で30時間攪拌(無機塩基分解)したところ、上記よ
りも更に良好な純度のプラバスタチンナトリウムが得ら
れた。
【0061】
【実施例8】変換培養を終えたプラバスタチンの培養液
10LをカセイソーダでpH12とした後、50℃に加
温し、30分間撹拌した。培養液を室温に冷却後、ろ過
助剤として500gのセライト545(商標)(セライ
ト コーポレーション社製)を加えてろ過した。分離し
た菌体に、水を3L加え、再度懸濁させた後、ろ過し
た。得られた2つのろ液を合わせて、10Lの培養ろ液
を得た。このろ液を、25%硫酸で、pH5.7とした
後、5Lの酢酸プロピルを加えて撹拌し、プラバスタチ
ンを抽出した。
【0062】分離した水層を75%硫酸でpH5.7と
した後、5Lの酢酸プロピルを加えて撹拌し抽出した。
得られた2つの酢酸プロピル層を合わせて、これに2L
の飽和食塩水を加えて、撹拌して洗浄した。上層を分離
して得た8Lの抽出液に、1Lの水を加え、撹拌しなが
ら25%水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH9.5
とした後、水層を分離してプラバスタチンナトリウム水
溶液1Lを得た。
【0063】得られた水溶液に、350mlのエタノー
ルを加え、リン酸でpH3.0に調整した後、50℃で
10分間撹拌した。その後、25%水酸化ナトリウム水
溶液を加えてpH12とし、更に、50℃で30分撹拌
を続けた。溶液を減圧下ロータリーエバポレーターで8
00mlまで濃縮し、48%水酸化ナトリウム水溶液で
pH12に調整した後、塩化ナトリウムを用いて実施例
1と同様に塩析を行い、プラバスタチンナトリウムの塩
析結晶を得た(プラバスタチンナトリウムの含有量:6
0g)。HPLC(条件C)によるプラバスタチンナト
リウムの純度は、99.7%であった。
【0064】この後、参考のために、常法に従って再結
晶し、洗浄した後、40℃で真空乾燥したところ、プラ
バスタチンナトリウムの結晶が、55g得られた。HP
LC(条件C)よるプラバスタチンナトリウムの純度
は、99.85%であった。
【0065】
【発明の効果】本発明の精製方法は、カラムクロマトグ
ラフィーのような煩雑かつ生産性の低く、工業的生産に
向かない方法を使用することなく、従って、工程生産性
及びプラバスタチンの純度を損なうことなく、高純度の
プラバスタチン又はその薬理上許容される塩を得ること
ができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 睦夫 神奈川県平塚市中原上宿173 三共株式会 社内 (72)発明者 浜野 潔 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 高松 安行 福島県いわき市泉町下川字大剱389−4 三共株式会社内 (72)発明者 萩澤 稔 神奈川県平塚市中原上宿173 三共株式会 社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AD15 AD17 BC53 BE03 BE04 BE61 BE63 BJ30 BN10 BN20 BS10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩析により、プラバスタチン又はその薬理
    上許容される塩を精製する方法。
  2. 【請求項2】塩析に用いられる塩が、アルカリ金属塩、
    アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩である、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】塩析に用いられる塩が、アルカリ金属塩又
    はアンモニウム塩である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】塩析に用いられる塩が、塩化ナトリウム、
    硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム又は硝酸アンモニ
    ウムである、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】塩析に用いられる塩が、塩化ナトリウムで
    ある、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】更に、不純物を無機塩基で分解する工程を
    行う、請求項1乃至請求項5より選択されるいずれか一
    項に記載の方法。
  7. 【請求項7】更に、不純物を無機酸で分解する工程を行
    う、請求項1乃至請求項6より選択されるいずれか一項
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】無機酸が、リン酸又は硫酸である、請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】無機酸を用いて分解する工程のpHが、2
    乃至5であることを特徴とする請求項7又は請求項8記
    載の方法。
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