JP2002121155A - 有機ハロゲン化合物の分解処理方法 - Google Patents

有機ハロゲン化合物の分解処理方法

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JP2002121155A JP2000339322A JP2000339322A JP2002121155A JP 2002121155 A JP2002121155 A JP 2002121155A JP 2000339322 A JP2000339322 A JP 2000339322A JP 2000339322 A JP2000339322 A JP 2000339322A JP 2002121155 A JP2002121155 A JP 2002121155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気絶縁油、熱媒体、有機性排液等に含有さ
れているポリ塩化ビフェニル等の有機ハロゲン化合物を
脱ハロゲン化して分解処理する有機ハロゲン化合物の分
解処理方法に関し、大量の排水を発生させることがな
く、従って生物処理や活性炭吸着処理等の排水処理が不
要であり、後処理等のコストを大幅に低減させることを
課題とする。 【解決手段】 有機ハロゲン化合物にアルカリ金属又は
アルカリ土類金属を反応させて脱ハロゲン化処理を行う
有機ハロゲン化合物の分解処理方法において、脱ハロゲ
ン化処理後に残存するアルカリ金属の残存量1.0モル
に対して1.0〜1.2モルの水を添加し、又はアルカ
リ土類金属の残存量1.0モルに対して2.0〜2.4
モルの水を添加し、残存するアルカリ金属又はアルカリ
土類金属を水酸化物にして処理することを特徴とする。
また、他の特徴は、水を添加して得られた処理物を油水
分離した後、油水分離により得られた水層からアルコー
ルや水分を回収するとともに、回収したアルコールや水
分を再利用することである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機ハロゲン化合
物の分解処理方法、更に詳しくは、電気絶縁油、熱媒
体、有機性排液等に含有されているポリ塩化ビフェニル
等の有機ハロゲン化合物を脱ハロゲン化して分解処理す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】周知の
ように、ポリ塩化ビフェニルは非常に安定で分解され難
く、しかも絶縁性(電気抵抗)が高いことから、従前に
おいては変圧器やコンデンサー等の絶縁材料や熱媒体あ
るいはカーボンレス複写紙等に用いられていたが、現在
では環境上の理由から使用が禁止されている。
【0003】しかし、従前から用いられて、また材料そ
のもののほかに現在でも有機性排液及び排水中等に微量
成分として残存している場合があり、これらをどのよう
に分解、処理するかが重要な課題となっている。
【0004】このようなポリ塩化ビフェニルの分解、処
理の手段として、焼却手段による処理方法があるが、こ
の焼却によれば、ダイオキシン等の別の有害物質を生じ
させるおそれもあり、環境破壊や安全性の観点からは必
ずしも十分ではなく、現在のところ、この化合物が含有
される材料や廃棄物の処理は行われていない。
【0005】そこで、これを解決するほかの手段とし
て、例えばポリ塩化ビフェニルを含む絶縁油中に金属ナ
トリウムと水を添加することによって処理する方法等が
開発されている。
【0006】この方法は、図6に示すように、反応槽内
にポリ塩化ビフェニルを含む絶縁油を供給し、その反応
槽へ、金属ナトリウムを添加した後、水等の反応促進剤
を添加し、また反応終了後に残存した金属ナトリウムの
中和のために水と炭酸ガスを注入し、その後、有機ハロ
ゲン化合物と金属ナトリウムとの反応によって生成した
反応生成物である塩化ナトリウム等を水に溶解させて無
害化された絶縁油と分離して抽出する方法である。
【0007】しかし、従来のこの方法によると、油層と
水層とをその比重差により分離して分離操作を行いやす
いようにするために、水層の容積を大きくする必要があ
った。したがって、金属ナトリウムに対して大量の水が
添加されるため、処理油にくわえて大量の排水が発生
し、排水中の塩類の除去、有機物の処理等を行うための
生物処理や活性炭吸着処理等の排水処理も必要で、しか
もこの排水はCOD、BOD等が非常に高く、したがっ
て後処理のコストが高くなり、そのコストを低減するこ
とが必要であった。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、大量の排水を発生させることがな
く、したがって生物処理や活性炭吸着処理等の排水処理
が不要であり、後処理等のコストを大幅に低減させるこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その課題を解決す
るための手段は、有機ハロゲン化合物にアルカリ金属を
反応させて脱ハロゲン化処理を行う有機ハロゲン化合物
の分解処理方法において、脱ハロゲン化処理後に残存す
るアルカリ金属の残存量1.0モルに対して1.0〜
1.2モルの水を添加し、残存するアルカリ金属を水酸
化物にして処理することにある。
【0010】また他の手段は、有機ハロゲン化合物にア
ルカリ土類金属を反応させて脱ハロゲン化処理を行う有
機ハロゲン化合物の分解処理方法において、脱ハロゲン
化処理後に残存するアルカリ土類金属の残存量1.0モ
ルに対して2.0〜2.4モルの水を添加し、残存する
アルカリ土類金属を水酸化物にして処理することにあ
る。
【0011】更に他の手段は、有機ハロゲン化合物にア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属を反応させて脱ハロゲ
ン化処理を行う有機ハロゲン化合物の分解処理方法にお
いて、脱ハロゲン化処理後に水を添加し、つぎに、水を
添加して得られた処理物を油水分離した後、油水分離に
より得られた水層を加熱し水分を蒸発させるとともに、
加熱によって蒸発した水を再利用することにある。
【0012】また、他の手段は、有機ハロゲン化合物に
アルカリ金属又はアルカリ土類金属を反応させて、アル
コールの存在下で脱ハロゲン化処理を行う有機ハロゲン
化合物の分解処理方法において、脱ハロゲン化処理後に
水を添加し、つぎに、水を添加して得られた処理物を油
水分離した後、油水分離により得られた水層からアルコ
ールを回収するとともに、回収したアルコールを再利用
することにある。かかるアルコールとしては、例えばイ
ソプロピルアルコールが用いられる。また、油水分離に
より得られた水層からアルコールを回収する手段は、特
には限定されないが、例えば、加熱蒸発回収法、減圧蒸
留法、浸透気化法(ペーパーレーション)、超臨界二酸
化炭素脱水法、蒸留後薬剤で脱水する方法などが挙げら
れる。更に、他の手段は、回収したアルコールを、再利
用の前に脱水処理することにある。かかる脱水処理とし
ては、例えば無機塩の添加が行われる。また、水層から
アルコールを回収した後、更に加熱し水分を蒸発させる
とともに、加熱によって蒸発した水を再利用することに
ある。
【0013】アルカリ金属としては、例えば金属ナトリ
ウム、金属リチウムが用いられ、アルカリ土類金属とし
ては、例えば金属マグネシウムや金属カルシウムが用い
られる。
【0014】前記のように、アルカリ金属やアルカリ土
類金属に対して過剰の水を添加せずに、脱ハロゲン化処
理後に残存するアルカリ金属の残存量1.0モルに対し
て1.0〜1.2モルの水を添加して残存するアルカリ
金属を水酸化物にし、あるいは脱ハロゲン化処理後に残
存するアルカリ土類金属の残存量1.0モルに対して
2.0〜2.4モルの水を添加して残存するアルカリ土
類金属を水酸化物にして処理するため、大量の排水が発
生することがない。
【0015】更に、水を添加して得られた処理物を油水
分離した後、油水分離により得られた水層を加熱し水分
を蒸発させるとともに、加熱によって蒸発した水を再利
用する場合には、水の添加量が過剰であったとしても、
蒸発した水が再利用されるので、この場合も大量の排水
が発生することがない。
【0016】また、水を添加して得られた処理物を油水
分離した後、油水分離により得られた水層からイソプロ
ピルアルコールなどのアルコールを回収するとともに、
回収したアルコールを再利用する場合には、とりわけ、
このアルコールから無機塩などの添加によって脱水する
場合には、処理等のコストを低減させることができる。
更に、水層から回収したアルコールを再利用するのと併
せて、更に加熱し水分を蒸発させ、加熱によって蒸発し
た水を再利用する場合には、処理等のコストをより以上
に低減させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面にしたがって説明する。 (実施形態1)図1は、一実施形態としての有機ハロゲ
ン化合物の分解処理方法を実施するための分解処理装置
の概略ブロック図を示す。図1において、1は、有機ハ
ロゲン化合物の一例としてのポリ塩化ビフェニルを含有
する絶縁油を供給し、その中に金属ナトリウムの粉末を
分散させたナトリウム分散剤を添加し、攪拌することに
よってポリ塩化ビフェニルと金属ナトリウムを反応させ
るための反応槽で、この反応槽1には、更に反応促進物
質であるイソプロピルアルコールが添加される。
【0018】2は、ポリ塩化ビフェニルと金属ナトリウ
ムとの反応によって生成した、塩化ナトリウム等の反応
生成物を、添加した水や絶縁油と分離するための分離装
置で、この分離装置2による分離は、静置分離により行
われる。
【0019】3は、分離装置2によって分離された水を
蒸発させるための蒸発装置を示す。
【0020】つぎに、前記のような有機ハロゲン化合物
の分解処理装置で、有機ハロゲン化合物の一例としての
ポリ塩化ビフェニルを分解する分解処理方法について図
1及び図2にしたがって説明する。
【0021】まず、処理対象物であるポリ塩化ビフェニ
ルを含有する絶縁油を、反応槽1へ供給する。
【0022】この反応槽1へは、更にナトリウム分散剤
が添加される。
【0023】この反応槽1へは、後述のポリ塩化ビフェ
ニルと金属ナトリウムとの反応を促進させるためのイソ
プロピルアルコールが添加される。
【0024】反応槽1内では絶縁油中のポリ塩化ビフェ
ニルと、金属ナトリウムとが反応し、ポリ塩化ビフェニ
ルが脱塩素化されることとなる。
【0025】このポリ塩化ビフェニルとナトリウムとの
反応によって、ビフェニル等の有機副生成物と塩化ナト
リウムが生成されることとなる。
【0026】脱塩素化処理後、反応槽1内に残存する金
属ナトリウムの残存量1.0モルに対して水が1.1モ
ル添加される。この場合、金属ナトリウムの残存量は、
反応槽1内に添加されるナトリウム分散剤中の金属ナト
リウムの量や、ポリ塩化ビフェニルと反応する金属ナト
リウムの量等に基づいて算出して求めることができる。
したがって、実際には、理論的に算出された金属ナトリ
ウムの残存量に対応する量の水が添加されることとな
る。
【0027】反応槽1で生成されたビフェニル等の有機
副生成物と塩化ナトリウムとを含む被処理液は、分離装
置2へ供給される。
【0028】この分離装置2においては、静置分離によ
って塩化ナトリウム、水酸化ナトリウムとを含む高粘度
のスラリーと、絶縁油とに分離される。
【0029】分離された高粘度のスラリーは、蒸発装置
3へ供給され、その蒸発装置3で水が蒸発され、反応槽
1へ返送されて再利用される。
【0030】一方、蒸発後の濃縮物は、廃棄処理され
る。
【0031】(実施形態2)本実施形態は、有機ハロゲ
ン化合物の分解処理方法のほかの実施形態であり、図3
は、その分解処理方法を実施するための分解処理装置の
概略ブロック図を示す。
【0032】本実施形態の分解処理装置も、反応槽1及
び分離装置2を具備しており、この点で前記実施形態1
と共通する。
【0033】しかし、本実施形態では、前記実施形態1
の蒸発装置3に代えて蒸発乾固装置4を具備しており、
この点で該実施形態1と相違する。
【0034】この蒸発乾固装置4としては、例えば有機
ハロゲン化合物を分解するための方法であるいわゆるハ
ーゲンマイヤー法を利用した装置が用いられる。
【0035】この蒸発乾固装置4は、図5に示すよう
に、該蒸発乾固装置4へ供給された液を加熱するための
加熱器5と、該加熱器5で蒸発される水と分離して得ら
れる塩の固形物を冷却するための冷却器6と、前記加熱
器5で蒸発された水及び排ガスを触媒と接触させる触媒
反応器7とを具備して構成されている。
【0036】そして、このような分解処理装置で、有機
ハロゲン化合物の一例としてのポリ塩化ビフェニルを分
解する本実施形態の分解処理方法について図3及び図4
にしたがって説明する。
【0037】まず、実施形態1と同様に、ポリ塩化ビフ
ェニルを含有する絶縁油を反応槽1へ供給するととも
に、反応槽1へナトリウム分散剤を添加し、更にイソプ
ロピルアルコールを添加する。
【0038】反応槽1内では、実施形態1と同様に、ポ
リ塩化ビフェニルが脱塩素化されるとともに、ビフェニ
ル等の有機副生成物と塩化ナトリウムが生成される。
【0039】このような脱塩素化処理後、反応槽1内に
水を添加する。本実施形態では、実施形態1とは異な
り、反応槽1内に残存する金属ナトリウムの残存量に対
して過剰の水が添加される。
【0040】つぎに、中和のために炭酸ガスを反応槽1
に注入する。
【0041】その後、中和された被処理液は、分離装置
2へ供給される。
【0042】この分離装置2において、塩化ナトリウ
ム、水酸化ナトリウムとを含む液と、絶縁油とに分離さ
れる。
【0043】分離された液は、蒸発乾固装置4へ供給さ
れる。
【0044】供給された液は、まず蒸発乾固装置4内の
加熱器5へ供給される。加熱器5において、供給された
液を加熱し、まず水分を蒸発させ、濃縮物を得る。
【0045】水分がほとんど蒸発した濃縮物は、この加
熱器5において、窒素ガスの雰囲気下で約300〜45
0℃の温度で加熱される。このとき、加熱器5へは、窒
素ガスが供給される。
【0046】窒素ガスの雰囲気下、及び約300〜45
0℃という条件下での加熱により、仮に供給された液に
微量のポリ塩化ビフェニルが含有されていたとしても、
そのポリ塩化ビフェニルは、かかる条件下での加熱によ
って速やかに分解されることとなるのである。
【0047】また、このような加熱によって、液中の水
が蒸発し、その水蒸気は加熱器5で分離されて蒸発乾固
装置4の外部に排出され、反応槽1へ返送され、再利用
される。
【0048】この場合、蒸発乾固装置4内の水蒸気の流
路には、触媒反応器7が設けられており、仮に水蒸気中
に微量のポリ塩化ビフェニルが含有されていたとして
も、触媒反応器7での接触反応によって分解されること
となる。
【0049】したがって、反応槽1へ返送される水は、
ポリ塩化ビフェニルを含有しないものである。
【0050】一方、蒸発後の固形物は、加熱器5で分離
されて冷却器6へ供給され、冷却固化される。このよう
にして固化された固形廃棄物は、廃棄処理される。
【0051】本実施形態においては、蒸発乾固装置4に
よって、蒸発後に残存する残渣はスラリー状のものでは
なく、固形廃棄物であるため、蒸発乾固後の廃棄物の廃
棄処理を容易に行うことが可能となる。
【0052】また、蒸発乾固装置4で蒸発させた水は、
反応槽1へ返送されて再利用されるので、反応槽1内に
残存する金属ナトリウムの残存量に対して前記のように
過剰の水が添加されても、水が系外に排出されることが
ないので、大量の排水が発生することもない。
【0053】また、ハーゲンマイヤー法を利用した蒸発
乾固装置4を使用して蒸発乾固を行うため、仮に蒸発乾
固装置4へ供給される液に微量のポリ塩化ビフェニルが
含有されていたとしても、この蒸発乾固装置4内でポリ
塩化ビフェニルは分解されることになるので、系外に排
出されることがない。
【0054】(実施形態3)本実施形態は、有機ハロゲ
ン化合物の分解処理方法のほかの実施形態であり、図7
は、その分解処理方法を実施するための分解処理装置の
概略ブロック図を示す。以下、前記実施形態と重複する
部分を除いて、実施形態3について説明する。また、本
実施形態においては、アルコールの回収手段に関して、
主に沸点の差異を利用する手段である加熱蒸発回収法を
例にとって説明する。
【0055】本実施形態は、脱塩素化処理後、水の添
加、炭酸ガスの注入、塩化ナトリウムや水酸化ナトリウ
ムとを含む液と絶縁油との分離、蒸発乾固装置4へ供給
までは前記実施形態2と同様である。
【0056】本実施形態では、蒸発乾固装置4へ供給さ
れた液は、まず蒸発乾固装置4内の加熱器5へ供給され
る。そして、加熱器5において供給された液を加熱し、
まずイソプロピルアルコールを蒸発させる。
【0057】そして、蒸発によって得られたイソプロピ
ルアルコールは、必要に応じてゼオライトや炭酸ナトリ
ウムや硫酸ナトリウムなどの無機塩を加えることによっ
て脱水処理される。この脱水処理を施すことによって、
蒸発したイソプロピルアルコールに共沸などが原因で含
まれる水を取り除くことができる。
【0058】そして、脱水処理された又はされていない
イソプロピルアルコールは、高純度のアルコールであ
り、回収して再利用される。
【0059】つづいて、イソプロピルアルコールが蒸発
した後に残された溶液を更に加熱し、水分を蒸発させ、
濃縮物を得る。その後は、実施形態2と同様にして、水
は再利用され、一方濃縮物である固形廃棄物は廃棄処理
される。
【0060】本実施形態では、前記実施形態2における
利点とともに、更に、イソプロピルアルコールなどのア
ルコールも再利用が可能であり、より分解処理のコスト
を低くすることが可能であるなどの効果を奏する。
【0061】(その他の実施形態)なお、前記実施形態
1では、処理後に残存する金属ナトリウムの残存量1.
0モルに対して1.1モルの水を添加したが、水の添加
量はこれに限定されるものではなく、要はアルカリ金属
の残存量1.0モルに対して1.0〜1.2モルの水が
添加されればよい。
【0062】水の添加量の下限が1.0モルであるの
は、残存するナトリウムを完全に反応させるには、ナト
リウムと等モルの水が最低限必要だからである。
【0063】一方、水の添加量の上限が1.2モルであ
るのは、後工程の分離装置2において固液分離を行うに
は、水の添加量を極力少なくする必要があり、反応槽1
内を攪拌することにより、ナトリウム1モルに対して、
1.2モルの少量の水を添加するだけで、残存するナト
リウムを十分に反応させることができるためである。
【0064】また、前記実施形態では、安価で入手しや
すいという利点を有することから金属ナトリウムを用い
たが、これに限らず、金属カリウム、金属リチウム、金
属セシウムあるいはこれらの合金を用いることも可能で
ある。
【0065】また、前記のようなアルカリ金属に代えて
マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属を使用
することも可能である。
【0066】要は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属
が用いられればよいのである。
【0067】ただし、アルカリ土類金属を使用する場合
は、実施形態1においては、そのアルカリ土類金属の残
存モル量に対して2.0〜2.4モルの水を添加するこ
とが必要である。
【0068】また、アルカリ金属の場合、親和性を向上
させ、アルカリ金属と有機ハロゲン化合物との反応をよ
り確実に行わしめるため、絶縁油等の分散媒に分散させ
ることも可能である。
【0069】更に、前記実施形態1では、中和のための
炭酸ガス等を注入する工程を設けていないが、油とスラ
リーを分離する前、あるいは蒸発処理の前に、第2実施
形態と同様に炭酸ガス等を注入する工程を設けることも
可能である。
【0070】このような炭酸ガス等を注入して中和する
工程を設けることで、装置の腐食を防止することができ
るとともに、固化物の剥離性を向上させることができ
る。
【0071】更に、前記実施形態2では、いわゆるハー
ゲンマイヤー法を利用した蒸発乾固装置4を用いたた
め、仮にポリ塩化ビフェニルが含有されていたとして
も、そのポリ塩化ビフェニルが蒸発乾固装置4内で分解
されるので、系外に排出されるおそれがないという好ま
しい効果が得られたが、このようなハーゲンマイヤー法
を利用した蒸発乾固装置4を用いることは本発明に必須
の条件ではなく、他の種類の蒸発乾固装置4を用いるこ
とも可能である。
【0072】また、前記実施形態2では、加熱器5のみ
で蒸発乾固を行ったが、別途蒸発装置を設け、蒸発装置
で水分をほとんど蒸発させた後に、加熱器5で乾固する
ことも可能である。
【0073】更に、前記実施形態では、ポリ塩化ビフェ
ニルを処理する場合について説明したが、処理すべき有
機ハロゲン化合物の種類も、前記実施例のポリ塩化ビフ
ェニルに限定されるものではなく、例えばダイオキシン
のようなものであってもよい。また、DDTやBHCや
CNP等の農薬類であってもよい。要は、処理すべき対
象物に有機ハロゲン化合物が含有されていればよいので
ある。
【0074】更に、前記実施形態では、絶縁油を分離す
る手段として静置分離による手段を用いたため、分離操
作や装置のメンテナンスが容易となる利点があるが、静
置分離以外に、例えば遠心分離、膜分離、電気泳動式の
分離手段等で分離することも可能である。
【0075】更に、処理すべき被処理液の種類も、前記
のような有機ハロゲン化合物を含有する絶縁油に限定さ
れるものではなく、熱媒体等のものであってもよく、要
は有機ハロゲン化合物を含むものであればよい。
【0076】また、前記実施形態では、反応促進効果が
優れているという観点から、イソプロピルアルコールを
用いたが、これに限定されるものではなく、他のアルコ
ール種でもよい。
【0077】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)10ppmのポリ塩化ビフェニル含有油2
Lを90℃に加温し、ポリ塩化ビフェニルに対して約1
000倍モル比の金属ナトリウムを含む40%のナトリ
ウム鉱油分散剤(50mL)をくわえて、2時間攪拌
し、ポリ塩化ビフェニルの分解を行った。
【0078】反応終了後、室温まで冷却し、16mLの
蒸留水(残存ナトリウム量の約1.02モル倍)を添加
し、150rpmで30分間攪拌を行った。
【0079】その後、2時間静置して濾過により固液分
離を行った。
【0080】(実施例2)10ppmのポリ塩化ビフェ
ニル含有油2Lを90℃に加温し、ポリ塩化ビフェニル
に対して約1000倍モル比の金属ナトリウムを含む4
0%のナトリウム鉱油分散剤(50mL)をくわえて、
2時間攪拌し、ポリ塩化ビフェニルの分解を行った。
【0081】反応終了後、室温まで冷却し、16mLの
蒸留水(残存ナトリウム量の約1.02モル倍)を添加
し、300rpmで30分間攪拌を行った。
【0082】その後、2時間静置して濾過により固液分
離を行った。
【0083】(実施例3)10ppmのポリ塩化ビフェ
ニル含有油2Lを90℃に加温し、ポリ塩化ビフェニル
に対して約1000倍モル比の金属ナトリウムを含む4
0%のナトリウム鉱油分散剤(50mL)をくわえて、
2時間攪拌し、ポリ塩化ビフェニルの分解を行った。
【0084】反応終了後、室温まで冷却し、16mLの
蒸留水(残存ナトリウム量の約1.02モル倍)を添加
して2時間静置し、濾過により固液分離を行った。
【0085】(比較例1)10ppmのポリ塩化ビフェ
ニル含有油2Lを90℃に加温し、ポリ塩化ビフェニル
に対して約1000倍モル比の金属ナトリウムを含む4
0%のナトリウム鉱油分散剤(50mL)をくわえて、
2時間攪拌し、ポリ塩化ビフェニルの分解を行った。
【0086】200mLの蒸留水を添加して2時間静置
し、油−水分離を行った。
【0087】(比較例2)10ppmのポリ塩化ビフェ
ニル含有油2Lを90℃に加温し、ポリ塩化ビフェニル
に対して約1000倍モル比の金属ナトリウムを含む4
0%のナトリウム鉱油分散剤(50mL)をくわえて、
2時間攪拌し、ポリ塩化ビフェニルの分解を行った。
【0088】200mLの蒸留水を添加し、150rp
mで30分間攪拌を行う。
【0089】その後、2時間静置して、油−水分離を行
った。
【0090】(抽出水のpH測定試験)前記各実施例で
の処理後の処理油についてナトリウムの除去性能を評価
するために、抽出水のpH測定試験を行った。すなわ
ち、分離後の処理油にそれぞれ200mLの蒸留水をく
わえて150rpmで30分攪拌を行った。その後、2
時間静置して、油−水分離を行い、抽出水のpHを測定
した。
【0091】前記のような試験結果を、各実施例や比較
例の処理後の濃度、廃棄物の量等とともに表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】前記表1から、処理油中のPCB濃度(ポ
リ塩化ビフェニルの濃度)は、いずれも20ppb以下
まで低下した。実施例1ないし3は、残存するナトリウ
ムが、スラリー(固体状)として沈殿するため、沈殿し
たスラリーを固体状の廃棄物として固液分離することが
できた。また、廃棄物の量も少量であった。
【0094】これに対し、比較例1、2では、添加した
水量が過剰であるため、残存するナトリウムは水に溶解
又は分散し、固体状で分離することができない。また過
剰の水とともにナトリウムが廃棄されるため、廃棄物も
多量であった。
【0095】前記実施例1ないし3と比較例1、2の廃
棄物の量及び性状の結果から、添加する水量を残存ナト
リウムの1.02モル倍とすることで、固液分離が可能
となることがわかった。
【0096】また、実施例1、2と実施例3との比較か
ら、水を添加した後、攪拌を行うことで、処理油中の残
存ナトリウムの除去性能が向上することがわかった。
【0097】これを詳細に説明すると、前記抽出水のp
H測定試験のように、分離後の処理油中に含有されてい
るナトリウムを蒸留水で抽出すると、その蒸留水のpH
は含まれているナトリウム量に応じて、アルカリの値を
示すようになる。したがって、pHが7(中性)に近い
ほど、処理油中にナトリウムが残存していないことにな
り、これによって除去性能が向上していることが判断で
きるのである。
【0098】
【発明の効果】前記のように、本発明は、有機ハロゲン
化合物にアルカリ金属又はアルカリ土類金属を反応させ
て脱ハロゲン化処理を行う有機ハロゲン化合物の分解処
理方法において、脱ハロゲン化処理後に残存するアルカ
リ金属の残存量1.0モルに対して1.0〜1.2モル
の水を添加し、残存するアルカリ金属を水酸化物にして
処理し、又は脱ハロゲン化処理後に残存するアルカリ土
類金属の残存量1.0モルに対して2.0〜2.4モル
の水を添加し、残存するアルカリ土類金属を水酸化物に
して処理する方法であるため、従来のようにアルカリ金
属又はアルカリ土類金属に対して過剰の水が添加される
ことがなく、したがって、大量の排水が発生することが
ない。
【0099】よって、排水処理の操作が不要となり、後
処理のためのコストを従来に比べて大幅に低減すること
ができるという効果がある。
【0100】また、水を添加して得られた処理物を油水
分離した後、水分を蒸発させ、蒸発した水を再利用する
場合においても、再利用される水は系外に排出される必
要がないので、この場合も大量の排水が発生することが
ないという効果がある。
【0101】更に、蒸発した水を再利用することで、反
応促進剤としての水の有効利用を図ることができるとい
う効果がある。
【0102】更に、回収したアルコールを再利用するこ
とで、分解処理のコストを下げることができるという効
果がある。
【0103】更に、アルコールとしてイソプロピルアル
コールを用いることで、反応促進を図ることができる。
【0104】また、アルコールを再利用する前に脱水処
理することによって、アルコールの純度を高め、再利用
後の反応を適切に進めることができる。
【0105】更に、無機塩の添加によって、前記脱水処
理を行うことによって、アルコールの純度を更に高める
ことが可能となり、再利用後の反応を更に適切に進める
ことができる。
【0106】更に、蒸発乾固によって水と廃棄物とが分
離されるため、分離される廃棄物は固形廃棄物として得
られ、したがって廃棄物の廃棄処理が容易に行えるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としての有機ハロゲン化合物の分解
処理装置の概略ブロック図。
【図2】一実施形態としての有機ハロゲン化合物の分解
処理工程を示す概略ブロック図。
【図3】他実施形態としての有機ハロゲン化合物の分解
処理装置の概略ブロック図。
【図4】他実施形態としての有機ハロゲン化合物の分解
処理工程を示す概略ブロック図。
【図5】蒸発乾固装置の概略ブロック図。
【図6】従来の有機ハロゲン化合物の分解処理工程を示
す概略ブロック図。
【図7】他実施形態としての有機ハロゲン化合物の分解
処理工程を示す概略ブロック図。
【符号の説明】
1…反応槽 2…分離装置 3…蒸発装置 4…蒸発乾固装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 治 加古川市神野町石守467−1 C12−307 (72)発明者 西村 裕太 豊中市城山町1−5−10 212号 Fターム(参考) 2E191 BA12 BA13 BB00 BC01 BC05 BD11 BD13 4H006 AA05 AC13 BB14 BE21 BE60

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ハロゲン化合物にアルカリ金属を反
    応させて脱ハロゲン化処理を行う有機ハロゲン化合物の
    分解処理方法において、脱ハロゲン化処理後に残存する
    アルカリ金属の残存量1.0モルに対して1.0〜1.
    2モルの水を添加し、残存するアルカリ金属を水酸化物
    にして処理することを特徴とする有機ハロゲン化合物の
    分解処理方法。
  2. 【請求項2】 有機ハロゲン化合物にアルカリ土類金属
    を反応させて脱ハロゲン化処理を行う有機ハロゲン化合
    物の分解処理方法において、脱ハロゲン化処理後に残存
    するアルカリ土類金属の残存量1.0モルに対して2.
    0〜2.4モルの水を添加し、残存するアルカリ土類金
    属を水酸化物にして処理することを特徴とする有機ハロ
    ゲン化合物の分解処理方法。
  3. 【請求項3】 有機ハロゲン化合物にアルカリ金属又は
    アルカリ土類金属を反応させて脱ハロゲン化処理を行う
    有機ハロゲン化合物の分解処理方法において、脱ハロゲ
    ン化処理後に水を添加し、つぎに、水を添加して得られ
    た処理物を油水分離した後、油水分離により得られた水
    層を加熱し水分を蒸発させるとともに、加熱によって蒸
    発した水を再利用することを特徴とする有機ハロゲン化
    合物の分解処理方法。
  4. 【請求項4】 有機ハロゲン化合物にアルカリ金属又は
    アルカリ土類金属を反応させて、アルコールの存在下で
    脱ハロゲン化処理を行う有機ハロゲン化合物の分解処理
    方法において、脱ハロゲン化処理後に水を添加し、つぎ
    に、水を添加して得られた処理物を油水分離した後、油
    水分離により得られた水層からアルコールを回収すると
    ともに、回収したアルコールを再利用することを特徴と
    する有機ハロゲン化合物の分解処理方法。
  5. 【請求項5】 アルコールがイソプロピルアルコールで
    ある請求項4に記載の有機ハロゲン化合物の分解処理方
    法。
  6. 【請求項6】 回収したアルコールを、再利用の前に脱
    水処理する請求項4又は5に記載の有機ハロゲン化合物
    の分解処理方法。
  7. 【請求項7】 脱水処理が、無機塩の添加である請求項
    6に記載の有機ハロゲン化合物の分解処理方法。
  8. 【請求項8】 水層からアルコールを回収した後、更に
    加熱し水分を蒸発させるとともに、加熱によって蒸発し
    た水を再利用する請求項4から7の何れかに記載の有機
    ハロゲン化合物の分解処理方法。
  9. 【請求項9】 油水分離により得られた水層を加熱した
    後、更に加熱し、固形廃棄物を得る請求項3から8の何
    れかに記載の有機ハロゲン化合物の分解処理方法。
  10. 【請求項10】 前記アルカリ金属がナトリウムである
    請求項1、又は請求項3から9の何れかに記載の有機ハ
    ロゲン化合物の分解処理方法。
  11. 【請求項11】 前記アルカリ土類金属がマグネシウム
    又はカルシウムである請求項2から9の何れかに記載の
    有機ハロゲン化合物の分解処理方法。
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