JP2002121151A - 層状化して冷凍貯蔵したワクチン、それらを調製するための方法 - Google Patents

層状化して冷凍貯蔵したワクチン、それらを調製するための方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明の主題は、少なくとも一つの抗原性媒質、およ
び少なくとも一つのアジュバントから成る組成物であっ
て、前記組成物が固体状の場合、アジュバント相とは異
なる前記抗原性媒質を構成する相、およびその温度が4
℃以上である場合には、前記組成物が液体状であること
によって特徴づけられる組成物、皮下注射によって、筋
肉内注射によって、または静脈内注射によって、ヒトま
たは動物の体を治療する方法を実行するための前記組成
物、並びにワクチン組成物を保存するための新規方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、少なくとも一つの抗原、特にウ
イルス、細菌、または寄生虫起源の抗原を含む新しいワ
クチン製剤、およびそれを調製するための方法に関す
る。
【0002】現在、慣習的ワクチンは、それらがオイル
ベース、または水性であるかどうかにかかわらず、貯蔵
期間は4℃において18〜24月を上回らない。
【0003】英国の動物健康研究所(IAH)において
行われた試験では、−20℃、および−70℃で凍結さ
せたオイル−ベースのワクチンは、その活性を失うこと
が示された。したがって、この国では、商用のワクチン
には、「凍らせないように」のラベルがつけられてい
る。
【0004】抗原は、濃縮物の形で、ごく低温において
最高15年の長期間貯蔵することができるであろう。こ
の場合、ワクチンが緊急に必要とされるときに、時間の
損失を避けるために、それらの貯蔵地域の近くにワクチ
ンを製造するための手段を有することが必須である。
【0005】これらの事情により、数年間貯蔵すること
ができ、かつ解凍後にすぐに使用できるるワクチンの開
発を目的とする研究を支持する気を出願人におこさせ
た。
【0006】第一の側面に従って、本発明の主題は少な
くとも一つの抗原性媒質、および少なくとも一つのアジ
ュバントから成る組成物であって、(a)前記組成物が
固体状のとき、前記抗原性媒質、前記アジュバント相と
は異なった相を構成することと、(b)前記組成物の温
度が4℃より高いか、または同じとき、前記組成物が液
状であること、とによって特徴づけられる組成物であ
る。
【0007】本発明の主題である組成物においては、前
記「異なった相」の表現は、前記相が固体状のときに、
他の相に含まれないか、溶解されないか、エマルジョン
にされないか、または拡散されないことをいう。
【0008】本発明の第1の特定の側面に従って、固体
状の組成物を構成する多様な相は、多くとも二つの異な
った相と隣接している:それらは、特に前記組成物にお
いて層状に配置され、および好ましくはもう一方の上段
に重ねられたものである。
【0009】本発明に関して、前記「抗原性媒質」の表
現は、前記濃縮物が、適当な液状担体によって稀釈され
ていないか、または稀釈されたかどうかにかかわらず、
抗原性物質の濃縮液、または抗原性物質の濃縮液の混合
液を意味すると理解される。前記抗原性媒質は、以下に
おいて「抗原性相」と呼ぶこととする。
【0010】抗原性媒質の表現は、抗原、抗原の混合
液、アミノ酸配列を含むインビボにおける化合物のジェ
ネレーター、アミノ酸配列を含む化合物のインビボジェ
ネレーターの混合液、またはあるいはアミノ酸配列を含
む化合物の一以上のインビボジェネレーターと一以上の
抗原の混合液を示す。
【0011】「抗原または少なくとも一つの、アミノ酸
配列を含む化合物のインビボジェネレーター」の表現
は、殺された微生物(例えばウイルス、バクテリア、ま
たは寄生虫)、またはこれらの微生物の精製画分、また
は病原性の威力が弱められた生きた微生物を示す。
【0012】本発明による抗原を構成し得るウイルスを
通じて、狂犬病ウイルス、仮性狂犬病ウイルスなどのヘ
ルペスウイルス、インフルエンザウイルスなどのオルト
ミクソウイルス、口蹄病ウイルスなどのピコルナウイル
ス、またはHIVなどのレトロウイルスについて述べら
れてもよい。
【0013】本発明による抗原を構成し得る細菌型の微
生物としては、大腸菌、およびパスツレラ、フルンケ
ル、ビブリオ、ブドウ球菌、および連鎖球菌に属するも
のについて述べることができる。
【0014】寄生虫としては、トリパノゾーマ、プラス
モディウム、およびリーシュマニアに属するものについ
て述べることができる。
【0015】また、組換え型ウイルス、特にアデノウイ
ルス、ワクシニアウイルス、カナリア痘ウイルス、ヘル
ペスウイルス、またはかん状ウイルスなどのエンベロー
プ化されていないウイルスベクターについても述べるこ
とができる。
【0016】エンベロープ化されていない生きた組換え
ウイルスについても述べることができる。このウイルス
のゲノムには、上述されたエンベロープ化されたウイル
ス、または病原性微生物に対する抗体の合成および/ま
たは保護効果を誘発する抗原性サブユニットをコードし
ている配列を含む(好ましくは、この配列が対応するエ
ンベロープ化されたウイルスの複製に必須ではない部分
に挿入される):この種の抗原性サブユニットは、例え
ばタンパク質、グリコプロテイン、ペプチド、またはペ
プチド画分、および/または生きた微生物(例えば外膜
ウイルス、バクテリア、または寄生虫)の感染に対する
保護薬となる画分である。前記微生物に挿入される外来
遺伝子は、例えば、アウエスキーウイルス、またはHI
Vウイルスに由来する。
【0017】特に、微生物から、または病原ウイルスか
ら得られる外来性ヌクレオチド配列が挿入されたヌクレ
オチド配列からなる組換えプラスミドについて述べるこ
とができる。そして、後者のヌクレオチド配列の役割
は、アミノ酸配列を含む化合物の発現を可能にすること
である。その役割は、宿主生物において免疫反応を誘導
することである。
【0018】アミノ酸配列を含む化合物の「インビボ」
ジェネレーターの表現は、前記インビボジェネレーター
が導入されている宿主生物内において、前記化合物を発
現することが可能な生物産物を意味する。前記アミノ酸
配列を含む化合物は、タンパク質、ペプチド、またはグ
リコプロテインであってもよい。これらのインビボジェ
ネレーターは、一般に、遺伝子操作に由来する方法によ
って得られる。より詳しくは、それらは生きた微生物
(一般にヌクレオチド配列(特に外来遺伝子)が挿入さ
れた組換えベクターとして作用するウイルス)から成る
であろう。これらの化合物は、本質的に公知であり、特
に組換え型サブユニット・ワクチンとして使用される。
この点に関しては、M. ELOITらによる論文、J
ournal of Virology(1990)7
1、2925−2431、並びにWO−A−91/00
107、およびWO−A−94/16681番として発
行された国際特許出願が、参照文献となるであろう。
【0019】また、本発明によるインビボジェネレータ
ーは、宿主生物において、アミノ酸配列を含む化合物を
発現することが可能な外来ヌクレオチド配列を含有する
組換えプラスミドから成るであろう。
【0020】この種の組換えプラスミド、およびそれら
の宿主生物への投与方法は、1990年のLINらによ
るCirculation 82:22 17,222
1;COXらのJ.of. Virol. Sept.
1993,67,9,5664−5667に、およびW
O 95/25542として発行された国際出願に記載
されている。前記インビボジェネレーターに含まれるヌ
クレオチド配列の性質に依存して、宿主生物において発
現される、アミノ酸配列を含む化合物は: (i)抗原であって、かつ免疫反応を引き起こすできる
ことが可能であろう (ii)疾患(宿主生物によって引き起こされる本質的
な機能性の疾患)を治癒する作用を有するであろう。こ
の場合、前記インビボジェネレーターは、宿主において
遺伝子治療型の治療を可能にする。この種の治癒的な作
用は、例えば、インビボジェネレーターによってインタ
ーロイキン(特にインターロイキン2)などのサイトカ
インが合成されることからなる。これらは、癌細胞を選
択的に除去することを目的とした免疫反応を引き起こす
こと、または増強することを可能にする。
【0021】本発明による組成物は、この抗原の性質、
および治療される患者の性質に依存した抗原の濃度を含
む。適切な抗原の濃度は、当業者によって、従来の方法
で決定されるであろう。通常、この用量は、0.1μg
/cm〜1g/cmの桁であり、より一般的には.
1μg/cm〜100mg/cmの間の液状組成物
である。
【0022】ここで再び、本発明による組成物中の前記
インビボジェネレーターの濃度は、特に前記ジェネレー
ターの性質に、およびそれが投与される宿主に依存す
る。この濃度は、ルーチンの実験に基づいて、当業者が
容易に決定することができる。しかし、ガイドとして、
インビボジェネレーターが組換え微生物である場合、本
発明による組成物中におけるその濃度は、10〜10
15微生物/cmの間で、好ましくは10〜10
12微生物/cmの間の液状組成物であり得ること
が、明記されるであろう。
【0023】前記インビボジェネレーターが組換えプラ
スミドである場合、本発明による組成物中のその濃度
は、一般に0.01g/dm〜100g/dmの間
の液状組成物である。
【0024】前記抗原濃縮物の形態は、生物から、また
はそれらを含んでいる分子から抗原を抽出した方法に、
およびそれらの性質に本質的に依存する。前記抗原濃縮
物は、本質的に本発明の主題ではない。それらは、抗原
性物質の上清、もしくは抗原性物質の上清の濃縮物など
の液体状、またはあるいは凍結乾燥物などの固体状とし
て提供されてもよい。
【0025】本発明の主題である組成物は、一以上の抗
原および一以上の抗原性の相を含んでいてもよい。
【0026】本発明の第一の特定の態様にしたがって、
その主題は、上記記載の通りの組成物であって、前記抗
原性媒質が抗原性物質の凍結乾燥物から成ることを特徴
とする。
【0027】本発明の第二の特定の態様にしたがって、
その主題は、上記記載の通りの組成物であって、前記抗
原性媒質が抗原性物質の水性、または水性−アルコール
性の相であることによって特徴づけられる。
【0028】例えば、前記抗原性の相を構成している溶
媒は、水、PBS緩衝液、TRIS緩衝液、またはその
混合液である。
【0029】本発明において、前記「アジュバント」の
用語は、ウイルス、細菌、寄生虫、または合成を起源と
するかどうかに関わらず、それらが抗原性物質の存在下
において投与された場合に、免疫系の反応を増加する産
物をいう。それらによって、接種部位に塊状のマクロフ
ァージの出現を引き起こし、次に、リンパ結節、および
特異的免疫グロブリン、抗体生産を増加することによっ
て、免疫防衛機構に関係している多数の細胞を刺激す
る。
【0030】これらのアジュバントの性質は、変化す
る。それらは、水に可溶または不溶である無機塩、また
は塩の水性もしくは水性―アルコール性溶液、有機化合
物、オイル、またはこれらの様々なタイプのアジュバン
トの混合液であってもよい。前記一以上のアジュバント
を含む相は、以下においてアジュバント相と呼ぶことと
する。
【0031】塩の形態の通常のアジュバントとして、金
属塩(例えば、水酸化アルミニウム、硝酸セリウム、硫
化亜鉛、コロイド状の水酸化鉄、または塩化カルシウ
ム)もある。これらの中で、水酸化アルミニウムは最も
一般的に使用される。Rajesh K Guptaら
による論文、「アジュバント、毒性とアジュバント活性
の間のバランス」、Vaccine、第11巻、発行
3、ページ993−306に、これらのアジュバントが
記載されている。
【0032】水溶性の塩の例として、グリセロリン酸、
酢酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、ピルビン
酸、グルコン酸、グルクロン酸、フルクトヘプトン酸、
グルコノヘプトン酸、またはグルコヘプトン酸、グルタ
ミン酸、およびアスパラギン酸、またはメチオニンの塩
など、少なくとも一つのリン酸基または一つのカルボキ
シル基を有している金属陽イオンの、および有機酸の塩
がある。これらの金属陽イオンの塩は、さらに詳細に
は、マンガン、アルミニウム、カルシウムまたは亜鉛の
塩(例えば、グルコン酸マンガン、グルコン酸カルシウ
ム、亜鉛グルコナート、フルクトヘプトン酸カルシウ
ム、グリセロリン酸カルシウム、酢酸アルミニウム、お
よびサリチル酸アルミニウムなど)から選択される。
【0033】これらのアジュバントのいくつかは、WO
96/32964およびWO 98/17311番と
して発行された国際特許出願に記載されている。
【0034】本発明の主題である組成物中に水溶性の塩
が存在する場合、それら全体の濃度は、0.02mg/
cm〜3000mg/cm、好ましくは0.1mg
/cm〜1000mg/cm、およびさらに詳細に
は0.1mg/cm〜150mg/cmまでの間の
液状の前記組成物である。
【0035】他アジュバントとしては、5〜15の間の
全体のHLB数有する界面活性剤、または界面活性剤の
混合液もある。本発明のためのHLB数は、式HLB=
20(1−I/I)により算出される。Iは、前
記界面活性剤に対するまたは界面活性剤の前記混合液に
対するけん化価、およびIは酸価を示す。これらの2
つの値(けん化価および酸価)は、European
Pharmacopoeiaに記載されている方法によ
って決定される。
【0036】この種の界面活性剤の例として、6〜14
の間の全体のHLB数を有する修飾された脂肪性物質が
ある。前記修飾された脂肪性物質は、無機物、植物、ま
たは動物起源であってもよい。無機物起源の修飾された
脂肪性物質の例として、石油に由来する修飾されたオイ
ルがある。植物起源の修飾された脂肪性物質としては、
植物油(例えば修飾された落花生類、オリーブ、ゴマ、
大豆、コムギ胚芽、グレープ種子、ヒマワリ、キャス
タ、亜麻仁、トウモロコシ、コプラ、掌、堅果、ハシバ
ミまたはなたね油など)がある。動物起源の修飾された
脂肪性物質としては、例えば、修飾された動物蝋オイ
ル、または修飾された獣脂油がある。
【0037】前記「修飾された脂肪性物質」の表現は、
一般にアルコキシル化された脂肪性物質誘導体、および
詳細には前記アルコキシル化された誘導体のオイル、ま
たは前記アルコキシル化された誘導体のアルキルエステ
ルのオイル、およびより詳細にはエトキシル化および/
またはプロポキシル化された誘導体のオイル、または前
記エトキシル化および/またはプロポキシル化された誘
導体のメチル、エチル、プロピル、もしくは線形のもし
くは枝分れしたブチル、前記オイルの線形もしくは枝分
れしたエステルをいう。本発明の主題は、より詳しくは
上記記載の組成物であって、前記アジュバントが、修飾
された脂肪性物質、または修飾された脂肪性物質の混合
液である場合、後者は、1〜60の間のEO数を有する
前記エトキシル化された誘導体から、およびより詳細に
は、10〜14の間の全体のHLB数を有するとうもろ
こし油(とうもろこし油のアルコキシル化された誘導体
の混合液)、または7〜10の間の全体のHLB数を有
するひまし油、もしくはひまし油のアルコキシル化され
た誘導体からから選択される。
【0038】5〜15の間の全体のHLB数を有する界
面活性剤、または界面活性剤の混合液が、本発明の主題
である組成物中に存在する場合、それらの全体の濃度
は、0.2mg/cm〜500のmg/cmの間で
あり、より詳しくはアジュバントが2mg/cm〜5
00mg/cmの間であり、および好ましくは、液状
の前記組成物が50mg/cm〜200のmg/cm
の間である。
【0039】他アジュバントとしては、脂肪酸およびポ
リオールのエステルのアルコキシル化された誘導体、ま
たは脂肪族アルコールおよびポリオールのエーテルのア
ルコキシル化された誘導体、並びに、より詳細には、ア
ルコキシル化された脂肪酸のトリグリセライド、ポリグ
リセリンおよび脂肪酸のアルコキシル化されたエステ
ル、例えばソルビトールまたはマンニトールなどのヘキ
ソールを有する脂肪酸のアルコキシル化されたエステ
ル、またはソルビタンもしくはマンニタンなどのヘキソ
ール無水物を有する脂肪酸のアルコキシル化されたエス
テルがある。
【0040】特に、これらの修飾されたエステルを調製
するために適切である脂肪酸として、12〜22個の炭
素原子を含むものがある。例えば16〜18の炭素原子
(例えばオレイン酸リシノール酸、またはイソステアリ
ン酸など)を含む20℃において液体である脂肪酸が都
合がよい。これらの誘導体の例としては、5〜15、お
よび好ましくは7〜11の間のEO数を有するマンニタ
ンオレアートのエトキシルかされた誘導体がある。
【0041】アジュバントの他の例としては、サポニ
ン、レシチン、または以下の化合物を含む組成物があ
る: a)式(I)の化合物、または式(I)の化合物の混合
物: R−O−(G)−H (I) Rは、飽和したかまたは不飽和の、1〜30の炭素原
子を含む線状または枝分れ炭化水素基を示し、Gはサッ
カライド残基を示し、およびxは1〜5の間の十進数を
表し、および必要に応じて b)式(II)の化合物、または式(II)の化合物の
混合物: R−OH (II) Rは、Rとは独立して、飽和したかまたは不飽和
の、8〜30の炭素原子を含む線状または枝分れ炭化水
素基を示す。
【0042】前記「サッカライドの残基」の表現は、糖
分子上の一方では、その水酸基の一つから水素原子を、
および他方ではアノマー水酸基を除去することによって
生じる二価の置換基をGとして表す。前記「サッカライ
ド」の用語は、特にグルコース、またはデキストロー
ス、フラクトース、マンノース、ガラクトース、アルト
ロース、イドース、アラビノース、キシロース、リボー
ス、グロース、リキソース、マルトース、マルトトリオ
ース、ラクトース、セロビオース、デキストラン、タロ
ース、アロース、ラフィノース、レボグルカン(lev
oglucan)、セルロースまたはデンプンを表す。
前記オリゴマー構造(G)xは、これが光学異性体、幾
何異性体、または位置異性体を含むかどうかにかかわら
ず、いかなる種類の異性体の形態として存在してもよ
い;また、それは、異性体の混合液を表していてもよ
い。
【0043】前記式(I)において、サッカライドの平
均重合度を示す数xは、I〜3の間、特に1.05〜
2.5間、より詳しくは1.1〜2.0間であり、かつ
好ましくは1.5以下である。
【0044】Gは、より詳細にはグルコース残基、また
はキシロース残基を表す。
【0045】前記R基は、特に、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナ
デシル、エイコシル、ウンエイコシル、ドコシル、ヘプ
タデセニル、エイコセニル、ウンエイコセニル、ドコシ
ニル、ヘプタデカジエニル、またはデセニル基から選択
される5〜22の炭素原子を含む置換基を表し、前記置
換基は、線状かまたは分岐している。Rは、好ましく
は置換基が8〜20の炭素原子を含む置換基を示し、前
記置換基は、線状かまたは分岐している。
【0046】Rは、より詳細にはオクチル、ノニル、
デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデ
シル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オ
クタデシル、ノナデシル、エイコシル、ウンエイコシ
ル、ヘプタデセニル、エイコセニル、ウンエイコセニ
ル、ドコシニル、ヘプタデカジエニル、またはデセニル
基から選択される8〜22の炭素原子を含む置換基を表
し、前記置換基は、線状かまたは分岐している。
【0047】前記混合液は上記記載の通り、少なくとも
一つの式(I)の化合物、および少なくとも一つの式
(Il)の化合物を含む場合、式(1)の化合物/式
(II)の化合物の重量比は、一般に特に10/90〜
90/10の間であり、より詳細には10/90〜60
/40の間である。
【0048】他のアジュバントとしては、ミネラルオイ
ル、合成オイル、植物オイルまたは動物オイルであるか
どうかに関わらず、オイル、および特にその低い毒性が
既知であるオイルがある。
【0049】ミネラルオイルの例としては、MARCO
TM 52などのFDA 21のCFR 172.8
78およびCFR 178.3620(a)規制に適合
したホワイトミネラルオイルがある。このオイルは、フ
ランスのCODEXまたはDRAKEOLTM6VRの
流動パラフィンの定義に対応する商用のオイルである。
【0050】合成オイルの例としては、ポリイソプレ
ン、ポリイソブテン、PARLEAM−POLYSYN
IANEの名称で市場に出されており、Michel
andIrene Ash, Thesaurus o
f Chemical Products, Chem
ical Publishing Co, Inc.1
986, Volume 1, page 211
(ISBN 07131 3603 0)において引用
されている水素化されたポリイソブテン、PHYTOS
QUALANの名称で市場に出されており、Chemi
cal Abstracts by the numb
er RN = 111−01−3;において識別され
るスクアランがあり;それは、80%重量以上の2,
6,10,15,19,25−ヘキサメチルテトラコサ
ンを含む炭化水素の混合液である。また、スクアレン、
Chemical Abstracts by the
number RN =93685−80−4におい
て識別されるイソヘキサデカン(それは少なくとも97
%のC16イソパラフィンを含んでいるC12
、およびC20イソパラフィン類(それらの中で
主要な成分が2,2,4,4,6,8,8−ヘプタメチ
ルノナン(RN=4390−04−9)である)の混合
液である);イソドデカンもある。
【0051】合成による非ミネラルオイルの他の例とし
ては、アルコールのエステル、および脂肪酸(例えばオ
レイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン
酸オレイル、脂肪酸エステルの、またはプロピレングリ
コールのモノ、ジ−、またはトリグリセライド)があ
る。
【0052】ベジタブル起源のオイルの例としては、落
花生類、オリーブ、ゴマ、ダイズ、コムギ胚芽、グレー
プ種子、ヒマワリ、キャスタ、亜麻仁、トウモロコシ、
コプラ、掌、堅果、ハシバミ、またはなたねのオイルが
ある。
【0053】油性アジュバントの例としては、フロイン
トアジュバントが非常に効果的である;それらは、ミネ
ラルオイルと、マンニトール・エステル含有物、または
あるいは殺されたマイコバクテリウムの併用によって生
じる。
【0054】動物起源のオイルの例としては、スクアラ
ン、スクアレン、または動物蝋油がある。
【0055】本発明の主題である組成物が、液状、エマ
ルジョンである場合、前記オイルは、一般に好ましくは
薬学的に許容される一以上の非イオン性界面活性剤と併
用される。
【0056】特に、それらはフリーの金属、または重金
属であるべきであり、および非常に低い酸性であるか、
または過酸化物価を有するべきである。それらがS.
S.Berllin(AllergyのAnnals)
1962,20,473、に記載された通りのものなど
の安全性をテストするための基準、またはEurope
an Pharmacopoeia.により記載されて
いる異常な毒性をテストするための標準を満たすことが
望ましい。
【0057】同じアジュバント相においてオイルと併用
してもよい界面活性剤の例としては、先に記載した本質
的にアジュバント性状を有するものがある。より一般的
には、以下の化学ファミリーの非イオン性界面活性剤が
ある: −脂肪酸のおよび糖(例えばソルビトール、マンニトー
ル、シュークロースまたはグルコース)のエステルまた
はエーテル、; −脂肪酸のエステル、およびグリセリンまたはポリオー
ル; −グラフトアルコール、エーテル酸化物、カルボキシ
ル、アミン、またはアミド基から得られるそれらのエス
テル類の親水性誘導体、 −レシチン、 −エトキシル化されたおよび/またはプロポキシル化さ
れた脂肪族アルコールまたは脂肪酸; −8〜22の炭素原子を含むこれらの界面活性剤の脂肪
性連鎖。
【0058】−これらの界面活性剤において、好ましい
ものは、14〜20の炭素原子を含む脂肪性連鎖を有す
るもの、およびより詳細には、オレイン酸、レシノール
酸、およびケトステアリン酸、およびその誘導体、並び
に最も詳細には、オレイン酸マンニトール、および親水
性基(例えばアミド、アミン、アルコール、ポリオー
ル)、もしくはカルボキシル基、もしくはエトキシ、プ
ロポキシ、および/もしくはブトキシ基をグラフトする
ことによって得られたオレイン酸マンニトール誘導体、
またはオレイン酸マンニタン、またはその誘導体;それ
らは、マンニトールのポリヒドロキシル化された炭素連
鎖を脱水することによって得られる(1−4または2−
6位で環化される)。
【0059】−一般に、非イオン性界面活性剤、または
非イオン性界面活性剤の混合液が、そのエマルジョン化
特性を発揮させるためにオイルと併用してワクチン組成
物中に存在する場合、その濃度は0.01mg/ml〜
500mg/mlの間に、および好ましくは0.1mg
/ml〜200mg/mlの間である。
【0060】−非イオン性界面活性剤とオイルを併用し
た例としては、MONTANIDE(R)として市場に
出されている製品がある。この製品の特徴を以下の表に
示す:
【表1】 本発明の第三の特定の側面に従えば、本発明の主題であ
る組成物は、油性アジュバント相を含む。
【0061】この場合において、固体状態では、この油
性相は、前記組成物の特に底位の相を構成する。実際
に、単純に室温において手で攪拌することよって、この
配位のエマルションが、より容易に得られることが観測
された。
【0062】本発明による組成物は、Avridine
(R)、N,N−ジオクタデシル−N’、N’−ビス
(2−ヒドロキシメチル)プロパンジアミン、MDP
(ムラミルジペプチド)誘導体(特にスレオニル−MD
P)、ミコール酸誘導体、またはリピドA誘導体などの
免疫刺激試薬を含んでいてもよい。
【0063】前記アジュバントを含む相は、以下におい
てアジュバント相と呼ぶこととする。本発明の主題であ
る組成物は、一以上のアジュバント相を含んでいてもよ
い。
【0064】上記記載のような組成物は、さらに少なく
とも1つの抗原性相(その希釈液の特性は液状で発揮さ
れ、かつ前記組成物が固体状の場合、抗原性相およびア
ジュバント相とは異なっている)を一以上含んでいても
よい。
【0065】上記記載のような組成物は、さらに少なく
とも1つの抗原性相(その希釈液の特性は液状で発揮さ
れ、かつ前記組成物が固体状の場合、抗原性相およびア
ジュバント相とは異なっている)を一以上含んでいても
よい。
【0066】発明の第四の特定の側面に従って、上記記
載の組成物は、油性相を含んでいない。
【0067】発明の第五の特定の側面に従って、上記記
載の組成物は、抗原性相および油性アジュバント相から
成る。
【0068】発明の第六の特定の側面に従って、上記記
載の組成物は、抗原性相、油性アジュバント相、および
希釈液相から成る。
【0069】後者の二つの配置において、上記記載の組
成物中において固形状の場合、好ましくは、前記油性相
が最底相であり、かつ前記抗原性相が最上相である。
【0070】本発明の第二の側面に従って、その主題は
上記記載の通りの組成物を調製するための方法であっ
て、: a)−第一の固体相を形成するために、第一のアジュバ
ント、希釈液、または抗原性の相(それは室温で、液状
である)を、その凝固点以下の温度に持っていくこと
と、 b)−a)において、調製された固体相の上に、第二の
その他の抗原性、アジュバント、または希釈液の液状の
相を添加して、次に、前記新しい組合せを、該二相の凝
固点以下の温度に持っていき、二つの異なった相を組み
合わせた固体を形成させることと、 c)−適切であれば、新たな抗原性、アジュバント、ま
たは希釈液の液状相を、工程b)において調製した前記
組み合わせた固体の上に添加して、次に、前記新しい組
合せを、該三相の凝固点以下の温度に持っていき、三つ
の異なった相を組み合わせた固体を形成させることと、 d)適切であれば、−工程c)において実行された順番
の操作を、前記組成物を含む前記抗原性、アジュバン
ト、または希釈液の相の最後が凍結するまで繰り返され
る。
【0071】より具体的には、本方法において上記記載
の通り、抗原性相、油性アジュバント相、および任意に
抗原性相の希釈液相からなる組成物を調製するために、
工程a)において使用された相は、前記油性アジュバン
ト相であり、工程b)において使用された相は、前記組
成物が一つである場合には、前記希釈液相、または前記
抗原性相のいずれかであり、および場適切であれば、工
程c)において使用された相が、前記抗原性相である。
【0072】さらに、より詳しくは、抗原性性相、およ
び一以上のオイルと一以上の非イオン性界面活性剤の組
合せを含む油性相のワクチン・エマルジョンを調製する
ために、前記方法は以下の主要な工程を含む: (a) 前記油性相の必要とされる量を所望の一次容器
内に分注し、液体窒素の超低温気相内に静置して、急速
凍結することと; (b) 工程(a)で得られた凍結相を、低温環境から
直ちに取り除いて、必要量の分注したバッファーを、前
記凍結相の最上部に慎重に相状化して、二つの区別可能
な相を形成し相化し:これを直ちに超低温環境に戻し
て、前記分注バッファーを急速凍結させることと、 (c) 工程(b)から得られる相状化された組合せ
を、しばらくして、低温環境から除去して、次に、必要
な量の濃縮抗原を前記凍結相の最上部に慎重に相状化し
て、第三の区別可能な相を形成するか、または層化し:
これを直ちに超低温環境に戻して、前記抗原濃縮液を急
速凍結させることと、を含む工程。
【0073】本発明の第三の側面に従って、その主題は
上記記載の通り、皮下注射によって、筋肉内注射によっ
て、または静脈内注射によって、ヒトまたは動物の体を
治療する方法を実施するための組成物である。
【0074】より詳しくは、前記層状に、かつ低温で保
存された(SACS)ワクチンは、必要なときに、室温
で解凍して、単にかき混ぜることによって混合して、標
的宿主に投与される。
【0075】本発明による組成物は、予防薬、または治
療用の医薬として使うことができる。前記抗原またはイ
ンビボジェネレーターに依存して、本発明による組成物
は、魚、エビなどの甲殻類、鳥類、特にガチョウ、シチ
メンチョウ、ハト、およびニワトリに、イヌなどのイヌ
類に、ネコなどのネコ類に、ブタに、霊長類に、ウシな
どのウシ類に、ovidaeに、およびウマに投与して
もよい。
【0076】本発明の最後の側面にしたがって、その主
題は、少なくとも一つの抗原性媒質、少なくとも一つの
アジュバント、および前記抗原性媒質のための、および
/または前記アジュバントのための任意の少なくとも一
つの希釈液を含む組成物を凍結して保存するための方法
であって、 a)−第一の固体相を形成するために、第一のアジュバ
ントの、希釈液の、または抗原性の相(それは室温で、
液状である)を、その凝固点以下の温度に持っていくこ
とと、 b)−a)において、調製された固体相の上に、第二の
他の抗原性の、アジュバントの、または希釈液の液状の
相を添加して、次に、前記二相の凝固点以下の温度に前
記新しい組合せを持っていき、該二つの異なった相を組
み合わせた固体を形成させることと、 c)−適切であれば、工程b)において調製された前記
組み合わせた固体の上に、新規の抗原性の、アジュバン
トの、または希釈液の液状の相を添加して、次に、前記
三相の凝固点以下の温度に前記新しい組合せを持ってい
き、該三つの異なった相を組み合わせた固体を形成させ
ることと、 d)−適切であれば、工程c)において実行された順番
の操作のを、前記組成物を含む前記抗原性の、アジュバ
ントの、または希釈液の相の最後が凍結するまで繰り返
すことと、および、 e)−このように凍結された組成物が、それを構成して
いる前記相の凝固点以下の温度で保存されることを特徴
とする方法である。
【0077】予想外に、オイル中水型(W/O)、水中
オイル型(O/W)、および水中オイル中水型(W/O
/W)エマルジョンの形態のワクチンでは、−20℃に
おいて7ヵ月間保存した後にそれらの活性が消失するす
るが、上記記載の方法によって貯蔵されたものは、温度
および期間が同じ条件下でも活性が残存することが観察
された。
【0078】より詳しくは、本方法において上記記載の
通り、抗原性相、油性アジュバント相、および任意に抗
原性相の希釈液相からなる組成物を調製するために、工
程a)において使用された相は、前記油性アジュバント
相であり、工程b)において使用された相は、前記組成
物が一つである場合には、前記希釈液相、または前記抗
原性相のいずれかであり、および場合適切であれば、工
程c)において使用された相が、前記抗原性相である。
【0079】以下の例は、本発明を例示するが、それに
限定しない。
【0080】
【実施例】1.第一番目の実施 A.本発明による組成物の調製 口蹄疫を治療するためのワクチンの5ミリリットル(m
l)用量を以下の方法で調製する: 1−約2.15mlの接種可能なミネラルオイルと、
0.35mlのオレイン酸マンニタンおよびPEG 5
00の混合液の組合せからなる2.5mlのMONTA
NIDE(R)ISA206を約−18℃において凍結
する; 2−凍結した後、前記サンプルをフリーザから取り出し
て、直ちに2.45mlのリン酸緩衝液(PBS)を補
充して凍結させる; 3−もう一度、前記サンプルをフリーザから取り出し
て、直ちに10mg/mlの口蹄疫抗原を含む0.05
mlの濃縮物を補充して、凍結してワクチン組成物A
を形成する。
【0081】B.従来技術による組成物の調製 羊の口蹄疫を治療するためのワクチンの5ml用量は、
2.5mlの油性アジュバント、約2.25mlの接種
可能なミネラルオイルと0.25mlのオレイン酸マン
ニタンの混合物の組合せからなるMONTANIDE
(R)ISA206(組み合わせた混合物は、国際公開
WO91/00106に記載されている方法に従ってエ
マルジョン化される)を、0.5mgの口蹄病抗原を含
む2.5mlのPBS溶液中で混合することによって調
製して、水−オイル−水エマルジョンの形態のワクチン
組成物を形成する(組成物B)。
【0082】C.ワクチンの効能の比較研究 本発明によるワクチンの効能は、2.5mlのMONT
ANIDE(R)ISA206、および2.5mlのP
BS緩衝液を含む5mlのプラセボ用量(組成物
)、および従来技術によるものの効能をそれらの効
能と比較して研究する。
【0083】試験1 組成物Aを使用して(接種直前にエマルジョンを形成
させるために、解凍して、任意にPBSで希釈して、手
で攪拌した後に直ちに使用する)、1mlのさまざまな
濃度の抗原を5匹のモルモットのグループに接種する。
同様の手順をプラセボ組成物において行った。
【0084】28日目にブースターを接種した後、体液
性免疫応答を測定するためにはIG1の、細胞性免疫応
答を測定するためにはIG2aのELISAアッセイに
よって前記ワクチンの活性を測定する。
【0085】モルモット5匹のそれぞれのグループにお
いて、最初のワクチン接種の90日後に保護された動物
の数を計測した。
【0086】前記結果は、保護された動物の%として表
し、以下の表に示した:
【表2】 試験2 −20℃において7月保存された組成物Aを使用して
(接種直前にエマルジョンを形成させるために、解凍し
て、任意にPBSで希釈して、手で攪拌した後に直ちに
使用する)、1mlのさまざまな濃度の抗原を5匹のモ
ルモットのグループに接種する。同様の手順を−20℃
において7月保存したプラセボ組成物P 、およびW/
O/Wエマルション(組成物B)において行った。
【0087】28日目にブースターを接種した後、体液
性免疫応答を測定するためにはIG1の、細胞性免疫応
答を測定するためにはIG2aのELISAアッセイに
よって前記ワクチンの活性を測定する。
【0088】モルモット5匹のそれぞれのグループにお
いて、最初のワクチン接種の90日後に保護された動物
の数を計測して、PD50指数(50%未満が保護され
ている希釈の程度を表す)を測定した。
【0089】前記結果は、保護された動物の%として表
し、以下の表に示した:
【表3】 組成物Aにおける推定から、前記組成物の約1/10
0希釈に一致するPD 50指数と等しい106.5が推
論され、かつ組成物Bにおける推定から、組成物の約
1/50希釈と一致するPD50指数と等しい46.7
1が推論される。
【0090】この試験は、−20℃において7月保存し
た後に使用した場合、互いに異なった(前記「異なっ
た」の用語は、本記載における定義がなされると理解さ
れる)抗原性相およびアジュバント相を含む固体状のワ
クチン組成物は、さまざまな相のエマルジョン(凍結さ
れた)形態中に同じ成分(しかし、同じ期間および同じ
温度で保存されている)を含むワクチン組成物より効果
的であることを示す。
【0091】試験3 本発明によるワクチン組成物(−20℃において7月保
存して、解凍して、+4℃(液状)において4月間(組
成物A)、または7月間(組成物A)保存し、かつ
様々な任意の小腔において、PBS中で使用した)を使
用して、1mlのさまざまな濃度の抗原を5匹のモルモ
ットのグループに接種する。同様の手順を−20℃にお
いて7月保存されたプラセボ組成物P、およびP
おいて行った。
【0092】28日目にブースターを接種した後、体液
性免疫応答を測定するためにはIG1の、細胞性免疫応
答を測定するためにはIG2aのELISAアッセイに
よって前記ワクチンの活性を測定する。
【0093】モルモット5匹のそれぞれのグループにお
いて、最初のワクチン接種の90日後に保護された動物
の数を計測して、PD50指数(50%未満が保護され
ている希釈の程度を表す)を測定した。
【0094】前記結果は、保護された動物の%として表
し、以下の表に示した:
【表4】 本試験において、前記凍結時間の場合では、その後の液
状ワクチン組成物の貯蔵に対して、有害な影響を及ぼさ
ないことが示された。
【0095】従って、緊急の処置の場合において、本発
明による凍結された組成物を、従来技術と同じ冷蔵条件
下(+4℃)で、それを使用する場所に輸送することが
できる。
【0096】2.第2番目の実験 A.ワクチンの調製 Montanide(R) ISA 206を有する水
中オイル中水型(W/O/W)エマルジョンとして、ま
たはMontanide(R) ISA 25を有する
水中オイル型(O/W)エマルジョンのいずれかとして
FMDV Oローザンヌ不活性化抗原を取り込んでい
るワクチン製剤は、従来のように(Barnett e
t al.. Vaccine 14 (13), p
ages1187−1198 ; 1996)、または
抗原濃縮物(国際ワクチンバンク(IVB)によって、
ウシ用量あたりのPD50値を41として液体窒素中に
維持されている)を使用する新規方法によって調製し
た。
【0097】前記製造されたワクチンは、2m1のウシ
用量につき5.62pgの146S抗原を含んだ。
【0098】前記新規製剤方法は、次のような4つの主
な行程を含んだ: 1.必要な体積の油性アジュバントMontanide
ISA 206、または25を所望の一次容器に分注
して、液体窒素の超低温気相に静置して、急速凍結し
た。
【0099】2.次に、しばらくして前記凍結されたオ
イルアジュバントを低温環境から取り除き、必要量の分
注したバッファーを前記凍結相の最上部に慎重に層状化
して、二つの区別可能な相を形成し層化する。これを直
ちに超低温環境に戻して、前記分注バッファーを急速凍
結させる。
【0100】3.しばらくして、凍結された油性アジュ
バントおよび分注バッファーを低温環境から除去して、
次に、必要な量の濃縮抗原を前記凍結相の最上部に慎重
に層状化する。これを直ちに超低温環境に戻して、前記
抗原濃縮液を急速凍結させる。
【0101】4.前記層状に、かつ低温で保存された
(SACS)ワクチンは、必要なときに、室温で解凍し
て、単にかき混ぜることによって混合して、標的宿主に
投与される。
【0102】比較する目的で、従来のように製造された
Montanide ISA 206および25をアジ
ュバントとして有するワクチンを、液体窒素の超低温気
相に静置することによって急速凍結した。
【0103】B.インビボにおける力価試験 メスのダンカン−ハートレイ・モルモット(ほぼ重量の
400−500のgm)で、ワクチン製剤のテストを行
った。
【0104】5匹の動物のそれぞれのグループに、1m
l、0.33ml、または0.11mlのいずれかの特
定量のワクチンを皮下投与した。
【0105】3×10ID50の相同モルモット適合
ウイルス(homologousguinea pig
adapted virus)でワクチン接種した
後、28日目に移植機を介した注射によって動物にチャ
レンジした。7−10日間、全ての動物を厳密にモニタ
ーして、前記ウイルスがチャレンジ部位を越えて一般化
できなかった場合に、免疫されたモルモットが保護され
たと見なした。
【0106】後の実験では、以前に記載した用量を減少
させる代わりに、ワクチンの希釈を取り入れた。前記抗
原は希釈されたけれども前記アジュバントは希釈されな
かったので、同様に製造された抗原成分を含まないワク
チンによって、本質的にワクチンが希釈された。使用し
た希釈範囲は、きっちりと三倍〜1/81までであっ
た。再び、3×10ID50の相同モルモット適合ウ
イルスでワクチン接種した後、28日目に移植機を介し
た注射によって動物にチャレンジした。7−10日間、
全ての動物を厳密にモニターし、上記したようにモニタ
ーした。
【0107】Karberの方法(Karber.(A
rch.)exp.Pathol.Pharmako
l、1931,162、480)によって、この希釈範
囲におけるワクチンの作用強度(PD50)を算出する
ことができた。
【0108】結果 第1の試験において、Montanide(R) IS
A 206またはMontanide(R) ISA
25のいずれかに基づくSACSワクチンにおいて、7
ヵ月以上の期間にわたり、超低温におけるそれらの安定
性を調査した。
【0109】分割用量療法を使用した結果では、ワクチ
ン作用強度にいかなる減少もない場合、前記方法がいず
れのアジュバント化された製剤に対しても有害ではない
ことを示し、助長していた(表1)。
【0110】
【表5】 第2の試験において、Morltanide(R) I
SA 206、またはISA 25に基づくSACSワ
クチンにおいて、同様に処理された抗原成分を含まない
ワクチンを希釈して従来のように製造したワクチンのP
50値と比較した(表2)。
【0111】
【表6】 さらなる研究において、二種のワクチンアジュバントを
使用したSACSワクチンのサンプルでは、解凍して、
混合して、その後に4℃において保存されたときでも、
7ヵ月後の作用強度が残存していた(表3)。これは、
同様のアジュバントを含む従来のように製造された緊急
ワクチンにおける以前の観測とよく一致している(Ba
rnettetほか、Vaccine 14(13)、
ページ1187−1198;1996)。
【0112】
【表7】 面白いことに、従来のように製造されたオイルエマルジ
ョンを急速凍結すると、異なった結果を生じ、および使
用したオイルアジュバントに依存していた。ISA 2
5で製造された従来のワクチンは、作用強度にかなりの
損失を示したが、Montanide(R) ISA2
06ベースのワクチンは、液体窒素気相中における急速
凍結の影響を受けないように見えた(表4)。これは、
−20℃および−70℃においてこの種のワクチンを貯
蔵した場合には、以前に観察されたものとは逆であり、
かつ前記相状化することによる新しい製造方法は、いく
つかの「容易に製造できる」オイルアジュバントにとっ
て、他のものよりも有益であることを示唆している。
【0113】
【表8】 さらにこれを検討するために、従来のように製造された
ISA 206ワクチン(急速凍結されている)の作用
強度を、急速凍結していないが+4℃で一晩放置した同
様のバッチと比較した(表6)。
【0114】これらの結果は、Montanide I
SA 206によって製造されたワクチンを急速凍結方
法によって、かつ非常に低温で提供して、凍結貯蔵でき
ることを示唆する。
【0115】
【表9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/22 A61P 31/22 33/02 33/02 (72)発明者 ポール・バーネット イギリス国、ジーユー24・オーエヌエフ、 ピアブライト・サリー、アッシュロード、 ピアブライト・ラボラトリー、インスティ テュート・フォー・アニマル・ヘルス (72)発明者 ビンセント・ガンヌ フランス国、94210 ラ・バレンヌ・サ ン・イレール、テール・アブニュ・ジャン ヌ・ダルク 7 (72)発明者 ジェローム・オコーテュリエ フランス国、92290 シャテナイ−マラブ リー、アブニュ・ジャン・ジョレース 26 Fターム(参考) 4C085 AA03 BA02 BA51 DD13 DD86 FF17

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの抗原性媒質、および少
    なくとも一つのアジュバントを含む組成物であって、
    (a)前記組成物が固体状のとき、前記抗原性媒質は、
    前記アジュバント相とは異なった相を構成することと、
    (b)前記組成物の温度が4℃より高いか、または同じ
    とき、前記組成物が液状であること、とによって特徴づ
    けられる組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物であって、固体
    状のときに前記組成物を構成する種々の相が、多くとも
    二つの異なる相と隣接することによって特徴づけられる
    組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の組成物であって、固体
    状のときに前記組成物を構成する種々の相が、前記組成
    物中で層状に配置され、および好ましくはもう一方の最
    上部に重ねられたものであることによって特徴づけられ
    る組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の組
    成物であって、前記抗原性媒質が、凍結乾燥された抗原
    性物質からなることによって特徴づけられる組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の組
    成物であって、前記抗原性媒質が、抗原性物質の水性、
    または水性−アルコール性の相であることによって特徴
    づけられる組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の組
    成物であって、前記抗原性媒質が、少なくとも一つのリ
    ン酸基または一つのカルボキシル基を有する金属陽イオ
    ンの、および有機酸の一以上の水溶性塩を含有する少な
    くとも一つの水性、または水性−アルコール性のアジュ
    バント相を含む組成物。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の組成物であって、前記
    金属陽イオンの水溶性塩がマンガン、アルミニウム、カ
    ルシウム、または亜鉛の塩から選択される組成物。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の組成物であっ
    て、前記金属陽イオンの水溶性塩が、グリセロリン酸、
    酢酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、ピルビン
    酸、グルコン酸、グルクロン酸、フルクトヘプトン酸、
    グルコノヘプトン酸、またはグルコヘプトン酸、グルタ
    ミン酸、およびアスパラギン酸、またはメチオニンの塩
    から選択される組成物。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の組成物であって、前記
    水溶性塩の金属陽イオンが、グルコン酸マンガン、グル
    コン酸カルシウム、亜鉛グルコナート、フルクトヘプト
    ン酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、酢酸アル
    ミニウム、およびサリチル酸アルミニウムから選択され
    る組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項に記載の
    組成物であって、5〜15の間の全体のHLB数を有す
    る界面活性剤、または界面活性剤の混合液を含有する少
    なくとも一つの水性、または水性−アルコール性のアジ
    ュバント相を含む組成物。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の組成物であって、
    前記界面活性剤または前記界面活性剤の混合液が、6〜
    14の間の全体のHLB数を有する修飾された脂肪性物
    質から選択される組成物。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の組成物であって、
    前記修飾された脂肪性物質が、1〜60の間のEO数を
    有する前記エトキシル化された誘導体から、およびより
    詳細には、10〜14の間の全体のHLB数を有すると
    うもろこし油(とうもろこし油のアルコキシル化された
    誘導体の混合液)、または7〜10の間の全体のHLB
    数を有するひまし油もしくはひまし油のアルコキシル化
    された誘導体から選択される組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一項に記載
    の組成物であって、脂肪酸およびポリオールのエステル
    のアルコキシル化された誘導体、または脂肪族アルコー
    ルおよびポリオールのエーテルのアルコキシル化された
    誘導体を含有する、少なくとも一つの水性、または水性
    −アルコール性のアジュバント相を含む組成物。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の組成物であって、
    前記脂肪酸およびポリオールのエステルのアルコキシル
    化された誘導体が、アルコキシル化された脂肪酸のトリ
    グリセライド、ポリグリセリンおよび脂肪酸のアルコキ
    シル化されたエステル、ヘキソールおよびより詳細には
    ソルビトールもしくはマンニトールを有する脂肪酸のア
    ルコキシル化されたエステル、またはヘキソール無水物
    およびより詳細にはソルビタンもしくはマンニタンを有
    する脂肪酸のアルコキシル化されたエステルから選択さ
    れる組成物。
  15. 【請求項15】 請求項13または14に記載の組成物
    であって、前記脂肪酸エステルのアシル基が、12〜2
    2個の炭素原子を含む、およびより詳細には16〜18
    の炭素原子を含む組成物。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の組成物であって、
    前記脂肪酸エステルのアシル基が、オレイン酸、リシノ
    ール酸、またはイソステアリン酸に由来する組成物。
  17. 【請求項17】 請求項13〜16のいずれか一項に記
    載の組成物であって、5〜15、および好ましくは7〜
    11の間のEO数を有するオレイン酸マンニタンのエト
    キシル化された誘導体を含有する少なくとも一つの水
    性、または水性−アルコール性のアジュバント相を含む
    組成物。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれか一項に記載
    の組成物であって、 a)式(I)の化合物、または式(I)の化合物の混合
    物: R−O−(G)−H (I) Rは、飽和したかまたは不飽和の、1〜30の炭素原
    子を含む線状または枝分れ炭化水素基を示し、Gはサッ
    カライド残基を示し、およびxは1〜5の間の十進数を
    表し、および必要に応じて、 b)式(II)の化合物、または式(II)の化合物の
    混合物: R−OH (II) Rは、Rとは独立して、飽和したかまたは不飽和
    の、8〜30の炭素原子を含む線状または枝分れ炭化水
    素基を示す、を含有する少なくとも一つの水性、または
    水性−アルコール性のアジュバント相を含む組成物。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の組成物であって、
    前記式(I)において、サッカライドの平均重合度を示
    す数xは、I〜3の間、特に1.05〜2.5間、より
    詳しくは1.1〜2.0間であり、かつ好ましくは1.
    5以下である組成物。
  20. 【請求項20】 請求項18または19に記載の組成物
    であって、前記式(I)において、Gは、より詳細には
    グルコース残基、またはキシロース残基を表す組成物。
  21. 【請求項21】 請求項18または19に記載の組成物
    であって、前記式(I)において、前記R基は、ペン
    チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
    ル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
    ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オク
    タデシル、ノナデシル、エイコシル、ウンエイコシル、
    ドコシル、ヘプタデセニル、エイコセニル、ウンエイコ
    セニル、ドコシニル、ヘプタデカジエニル、またはデセ
    ニル基から選択される5〜22の炭素原子を含む置換基
    を表し、前記置換基が線状かまたは分岐している組成
    物。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の組成物であって、
    前記式(I)において、Rは、好ましくは置換基が8
    〜20の炭素原子を含む置換基を示し、前記置換基が線
    状か、または枝分れしている組成物。
  23. 【請求項23】 請求項18〜22のいずれか一項に記
    載の組成物であって、前記式(Il)において、R
    は、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
    ル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサ
    デシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エ
    イコシル、ウンエイコシル、ドコシル、ヘプタデセニ
    ル、エイコセニル、ウンエイコセニル、ドコシニル、ヘ
    プタデカジエニル、またはデセニル基から選択される8
    〜22の炭素原子を含む置換基を表し、前記置換基が線
    状か、または枝分れしている組成物。
  24. 【請求項24】 請求項18〜23に記載の組成物であ
    って、前記アジュバント相が、少なくとも一つの式
    (I)の化合物、およびの少なくとも一つの式(Il)
    の化合物を含む場合、式(1)の化合物/式(II)の
    化合物の重量比は、一般に特に10/90〜90/10
    の間であり、より詳細には10/90〜60/40の間
    である組成物。
  25. 【請求項25】 組成物が少なくとも一つの油性アジュ
    バント相を含むことによって特徴づけられる請求項1〜
    24のいずれか一項に記載の組成物であって、抗原性媒
    質が、一以上の抗原性を含む凍結乾燥物からなる場合、
    前記抗原性媒質が、少なくとも一つのリン酸基もしくは
    一つのカルボキシル基を有する金属陽イオンの、および
    有機酸の一以上の水溶性塩を含有する少なくとも一つの
    水性、もしくは水性−アルコール性のアジュバント相を
    含むか、または前記抗原性媒質の希釈液相のいずれかを
    含むことがわかっていることによって特徴づけられる組
    成物。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の組成物であって、
    前記油性アジュバント相が、ミネラルオイル、合成オイ
    ル、植物オイルまたは動物オイルであることによって特
    徴づけられる組成物。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の組成物であって、
    前記オイル相を構成する前記オイルまたは前記オイルの
    混合物は、非イオン性界面活性剤、または非イオン性界
    面活性剤の混合液と併用されることによって特徴づけら
    れる組成物。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の組成物であって、
    前記オイルまたは前記オイルと併用される非イオン性界
    面活性剤の一つが、オレイン酸、レシノール酸、および
    ケトステアリン酸、およびその誘導体、並びに最も詳細
    には、オレイン酸マンニトール、および親水性官能基
    (例えばアミド、アミン、アルコール、ポリオール)、
    もしくはカルボキシル基、もしくはエトキシ、プロポキ
    シ、および/もしくはブトキシ基をグラフトすることに
    よって得られたオレイン酸マンニトール誘導体、または
    オレイン酸マンニタン、またはその誘導体から選択され
    ることによって特徴づけられる組成物。
  29. 【請求項29】 請求項25〜28に記載の組成物であ
    って、それが単に油性アジュバント相を含むことによっ
    て特徴づけられる組成物。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の組成物であって、
    固体状態では、前記油性相が、前記組成物の底位の相を
    構成することによって特徴づけられる組成物。
  31. 【請求項31】 請求項1〜30のいずれか一項に記載
    の組成物であって、さらに少なくとも1つの抗原性相の
    稀釈相(前記組成物が小腔中の場合に、その希釈液の特
    性が発揮され、かつ前記組成物が固体状の場合には、抗
    原性相およびアジュバント相とは異なっている)を一以
    上含んでいることによって特徴づけられる組成物。
  32. 【請求項32】 請求項1〜31のいずれか一項に記載
    の組成物であって、さらに少なくとも1つの抗原性相の
    稀釈相(前記組成物が小腔中の場合に、その希釈液の特
    性が発揮され、かつ前記組成物が固体状の場合には、抗
    原性相およびアジュバント相とは異なっている)を一以
    上含んでいることによって特徴づけられる組成物。
  33. 【請求項33】 請求項1〜26のいずれか一項に記載
    の組成物であって、それが油性相を含まないことによっ
    て特徴づけられる組成物。
  34. 【請求項34】 請求項25〜29のいずれか一項に記
    載の組成物であって、それが抗原性相、および油性アジ
    ュバント相からなることによって特徴づけられる組成
    物。
  35. 【請求項35】 請求項25〜29のいずれか一項に記
    載の組成物であって、それが抗原性相、油性アジュバン
    ト相、および前記抗原性相の希釈液相からなることによ
    って特徴づけられる組成物。
  36. 【請求項36】 請求項34および35に記載の組成物
    であって、前記油性相は、固形状の場合、前記油性相が
    最底相であり、かつ前記抗原性相が最上相であることに
    よって特徴づけられる組成物。
  37. 【請求項37】 請求項1〜30のいずれか一項に記載
    の組成物を調製するための方法であって、 a)−第一の固体相を形成するために、第一のアジュバ
    ント、希釈液、または抗原性の相(それは室温で、液状
    である)を、その凝固点以下の温度に持っていくこと
    と、 b)−a)において、調製された固体相の上に、第二の
    その他の抗原性、アジュバント、または希釈液の液状の
    相を添加して、次に、前記新しい組合せを、該二相の凝
    固点以下の温度に持っていき、二つの異なった相を組み
    合わせた固体を形成させることと、 c)−適切であれば、新たな抗原性、アジュバント、ま
    たは希釈液の液状相を、工程b)において調製した前記
    組み合わせた固体の上に添加して、次に、前記新しい組
    合せを、該三相の凝固点以下の温度に持っていき、三つ
    の異なった相を組み合わせた固体を形成させることと、 d)適切であれば、−工程c)において実行された順番
    の操作を、前記組成物を含む前記抗原性、アジュバン
    ト、または希釈液の相の最後が凍結するまで繰り返され
    ること、 とによって特徴づけられる方法。
  38. 【請求項38】 抗原性相、油性アジュバント相、およ
    び任意に抗原性相の希釈液相からなる組成物を調製する
    ための請求項37に記載の方法であって、前記工程a)
    において使用された相は、前記油性アジュバント相であ
    り、前記工程b)において使用された相は、前記組成物
    が一つである場合には、前記希釈液相、または前記抗原
    性相のいずれかであり、および適切であれば、前記工程
    c)において使用された相が、前記抗原性相である方
    法。
  39. 【請求項39】 請求項1〜36にのいずれか一項に記
    載の組成物であって、腹膜内注射によって、より詳細に
    は皮下注射によって、筋肉内注射によって、または静脈
    内注射によって、ヒトまたは動物の体を治療する方法を
    実施するための組成物。
  40. 【請求項40】 少なくとも一つの抗原性媒質、少なく
    とも一つのアジュバント、および前記抗原性媒質のため
    の、および/または前記アジュバントのための任意の少
    なくとも一つの希釈液を含む組成物を凍結して保存する
    ための方法であって、 a)−第一の固体相を形成するために、第一のアジュバ
    ントの、希釈液の、または抗原性の相(それは室温で、
    液状である)を、その凝固点以下の温度に持っていくこ
    とと、 b)−a)において、調製された固体相の上に、第二の
    他の抗原性の、アジュバントの、または希釈液の液状の
    相を添加して、次に、前記二相の凝固点以下の温度に前
    記新しい組合せを持っていき、該二つの異なった相を組
    み合わせた固体を形成させることと、 c)−適切であれば、工程b)において調製された前記
    組み合わせた固体の上に、新規の抗原性の、アジュバン
    トの、または希釈液の液状の相を添加して、次に、前記
    三相の凝固点以下の温度に前記新しい組合せを持ってい
    き、該三つの異なった相を組み合わせた固体を形成させ
    ることと、 d)−適切であれば、工程c)において実行された順番
    の操作のを、前記組成物を含む前記抗原性の、アジュバ
    ントの、または希釈液の相の最後が凍結するまで繰り返
    すこと、 とによって特徴づけられる方法。
  41. 【請求項41】 抗原性相、油性アジュバント相、およ
    び任意に抗原性相の希釈液相からなる組成物を調製する
    ための請求項40に記載の方法であって、前記工程a)
    において使用された相は、前記油性アジュバント相であ
    り、前記工程b)において使用された相は、前記組成物
    が一つである場合には、前記希釈液相、または前記抗原
    性相のいずれかであり、および適切であれば、工程c)
    において使用された相は、前記抗原性相である方法。
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