JP2002121046A - ガラス母材研削装置及びガラス母材製造方法 - Google Patents

ガラス母材研削装置及びガラス母材製造方法

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JP2002121046A JP2001235445A JP2001235445A JP2002121046A JP 2002121046 A JP2002121046 A JP 2002121046A JP 2001235445 A JP2001235445 A JP 2001235445A JP 2001235445 A JP2001235445 A JP 2001235445A JP 2002121046 A JP2002121046 A JP 2002121046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】堆積比分布が均一のガラス母材を製造するこ
と。 【解決手段】光ファイバの原材料として使用されるガラ
ス母材を製造する装置であって、ガラス母材の出発母材
の長手方向に沿って出発母材の全体の長さに対して一部
の区間を往復しながら出発母材にガラス微粒子を堆積す
ることによってガラス母材の母材となる堆積体を形成す
る、出発母材の長手方向に沿って一列に所定の間隔で配
列された複数のバーナと、複数のバーナのそれぞれに少
なくとも1つが接続された、ガラス微粒子の原料ガスを
バーナへ供給する流量を調節する流量調節器と、複数の
流量調節器のそれぞれに接続された、複数の流量調節器
のそれぞれを個別に制御する制御部とを更に備えたこと
を特徴とするガラス母材製造装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス母材製造装
置及びガラス母材製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のガラス母材製造装置の構
成を示す。ガラス母材製造装置は、チャック12と、バ
ーナ22A〜22Dとを有する。チャック12は、出発
母材2の両端を把持する。更に、チャック12は、出発
母材2の軸を中心にして出発母材2を回転する。バーナ
22A〜22Dは、出発母材2の長手方向に沿って一列
に等間隔に配置される。原料ガス、燃料ガス、及び助燃
ガスが、バーナ22A〜22Dに供給される。バーナ2
2A〜22Dは、出発母材2の長手方向に沿って往復移
動しながら供給された原料ガスを加水分解して出発母材
2に対してガラス微粒子を噴出する。バーナ22A〜2
2Dによって出発母材2の周囲にガラス微粒子が堆積さ
れることにより堆積体10が形成される。
【0003】出発母材2の周囲に堆積されたガラス微粒
子を、熱処理して透明ガラス化することにより光ファイ
バの原材料として使用されるガラス母材が製造される。
ガラス母材を線引きに適した形状に延伸及び縮径するこ
とにより光ファイバプリフォームが得られ、プリフォー
ムを線引きすることにより光ファイバが製造される。
【0004】図2は、全域トラバース法によるバーナ2
2A〜22Dのガラス微粒子の堆積量を示す。全域トラ
バース法の場合、全てのバーナ22A〜22Dが、ガラ
ス母材製品として有効に使用できる有効部を越えて、ガ
ラス微粒子を堆積する領域の一方の端から他方の端まで
往復移動する。更に、有効部の範囲内においては、それ
ぞれのバーナ22A〜22Dが固有の堆積量で均一の厚
さに堆積する。そのため、各バーナ22A〜22Dのガ
ラス微粒子の堆積量がそれぞれ異なっている場合におい
ても、堆積されたガラス微粒子の全体の厚さは、バーナ
22A〜22Dの移動方向に沿ってほぼ均一となる。
【0005】図3は、部分トラバース法によるバーナ2
2A〜22Fのガラス微粒子の堆積量を示す。部分トラ
バース法の場合、バーナ22A〜22Fは、出発母材2
の全体の長さに対して一部の区間を往復移動しながら出
発母材2にガラス微粒子を堆積する。例えば、バーナ2
2A〜22Fの往復移動の開始位置を順次部分的に移動
して出発母材2にガラス微粒子を堆積する(特開平3−
228845号公報参照)。
【0006】部分トラバース法は、図2に示した全域ト
ラバース法と比較して、ガラス母材製品として使用でき
ない不要部を増加せずにバーナの本数を増加できるの
で、ガラス微粒子を堆積する速度を飛躍的に増加するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、部分ト
ラバース法では、それぞれのバーナ22A〜22Fが、
有効部全体の長さに対して一部分の区間を往復移動す
る。そのため、図3に示すように、それぞれのバーナの
ガラス微粒子堆積量が異なる場合、堆積されたガラス微
粒子の全体の厚さが、有効部の長手方向に沿って不均一
となる。
【0008】出発母材2の長手方向におけるガラス微粒
子の堆積量が不均一であると、堆積体10を透明ガラス
化して生成したガラス母材は、コアの周囲に積層された
クラッドの厚さが変動する。そのため、クラッドの厚さ
が不均一なガラス母材を延伸縮径してプリフォームを製
造し、そのプリフォームを線引きして最終製品の光ファ
イバを製造すると、光ファイバのコア径が変動する。光
はコア内を伝播するので、コア径が変動すると光ファイ
バに必要な所定の特性を得ることができない。したがっ
て、有効部の長手方向に沿ってガラス微粒子の堆積量が
不均一である場合、堆積量の厚みの大きい箇所を削って
一様な厚さとする工程が必要となり、製造コストが増加
する。
【0009】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるガラス母材製造装置及びガラス母材製造方法
を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範
囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成
される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規
定する。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、光ファイバの原材料として使用されるガラ
ス母材を製造する装置であって、ガラス母材の出発母材
の長手方向に沿って出発母材の全体の長さに対して一部
の区間を往復しながら出発母材にガラス微粒子を堆積す
ることによってガラス母材の母材となる堆積体を形成す
る、出発母材の長手方向に沿って一列に所定の間隔で配
列された複数のバーナと、複数のバーナのそれぞれに少
なくとも1つが接続された、ガラス微粒子の原料ガスを
バーナへ供給する流量を調節する流量調節器と、複数の
流量調節器のそれぞれに接続された、複数の流量調節器
のそれぞれを個別に制御する制御部とを備える。
【0011】制御部は、基本の流量の原料ガスを、複数
のバーナに供給するように複数の流量調節器を制御する
第1の制御手段と、基本の流量に対して複数のバーナの
それぞれについて算出されたバーナに供給される原料ガ
スの流量の補正値に応じて複数の流量調節器のそれぞれ
を制御する第2の制御手段とを有することが好ましい。
更に、第2の制御手段は、複数のバーナによって実際に
堆積された堆積体を透明ガラス化したガラス母材の堆積
比に基づいて複数の流量調節器のそれぞれについて前期
補正値を算出することが好ましい。
【0012】更に、第2の制御手段が、複数のバーナの
それぞれの位置に対応する、第1の制御手段を用いて流
量調節器を制御することによって形成した堆積体を透明
ガラス化した第1のガラス母材の堆積比と、第1の制御
手段及び第2の制御手段を用いて流量調節器を制御する
ことによって形成した堆積体を透明ガラス化した第2の
ガラス母材の堆積比との比率に応じて複数の流量調節器
のそれぞれについて補正値を調整することが好ましい。
【0013】また、制御部が、ガラス母材の外径及びコ
ア径を測定するプリフォームアナライザに接続されても
よい。第2の制御手段は、基本の流量の50%以下とな
るように補正値を算出することが好ましい。バーナへ供
給する原料ガスの量が時間の経過に伴って変化するよう
に第1の制御手段が、流量調節器を制御してもよい。ま
た、1つのバーナに対して複数の流量調節器が接続され
てもよい。更に、複数の流量調節器が、異なった種類の
原料ガスの流量をそれぞれ制御してもよい。ガラス母材
製造装置は、出発母材の長手方向に沿って複数のバーナ
を第1の周期で往復させる第1の移動機構と、第1の移
動機構を第1の周期より長い第2の周期で往復させる第
2の移動機構とを更に備えることが好ましい。
【0014】本発明の第2の形態による光ファイバの原
材料として使用されるガラス母材を製造する方法は、ガ
ラス母材の出発母材の長手方向に沿って複数のバーナ
を、出発母材の全体の長さに対して一部の区間を往復さ
せながら複数のバーナからガラス微粒子を出発母材に噴
出することで出発母材にガラス微粒子を堆積する堆積ス
テップと、ガラス微粒子の原料ガスを複数のバーナへ供
給する流量を、複数のバーナのそれぞれについて個別に
制御する流量制御ステップとを備えることが好ましい。
【0015】ガラス母材製造方法は、堆積ステップにお
いて堆積されたガラス微粒子の堆積体を透明ガラス化す
ることによりガラス母材を生成するガラス化ステップを
更に備え、流量制御ステップが、ガラス化ステップにお
いて生成されたガラス母材の堆積比に基づいて原料ガス
の流量を複数のバーナのそれぞれについて個別に制御す
ることが好ましい。
【0016】更に、堆積ステップが、基本の流量の原料
ガスを、複数のバーナに供給することによりガラス微粒
子を出発母材に堆積して第1バッチの堆積体を生成する
第1バッチの堆積ステップを有し、ガラス化ステップ
が、第1バッチの堆積体を透明ガラス化して第1バッチ
のガラス母材を生成する第1バッチのガラス化ステップ
を有し、第1バッチのガラス化ステップによって生成さ
れた第1バッチのガラス母材の堆積比に基づいて基本の
流量に対するバーナに供給する原料ガスの流量の補正値
を、複数のバーナのそれぞれについて算出する補正値算
出ステップを更に備えることが好ましい。
【0017】更に、堆積ステップは、前記補正置算出ス
テップにおいて算出された前記補正値を前記基本の流量
に対して補正した値に従って、原料ガスを複数のバーナ
にそれぞれ供給することによりガラス微粒子を出発母材
に堆積して第2バッチの堆積体を生成する第2バッチの
堆積ステップを更に有することが好ましい。更に、流量
制御ステップは、第1バッチの堆積ステップにおいて基
本の流量の原料ガスを、複数のバーナに供給するように
原料ガスの流量を制御する第1バッチの制御ステップ
と、第2バッチの堆積ステップにおいて基本の流量に対
して補正値を補正した値に従って複数のバーナのそれぞ
れに供給する原料ガスの流量を、それぞれ個別に制御す
る第2バッチの制御ステップとを有することが好まし
い。また、補正値算出ステップは、第1バッチのガラス
化ステップにより生成された第1のガラス母材の堆積比
に基づいて複数のバーナのそれぞれについて前期補正値
を算出することが好ましい。
【0018】更に、ガラス母材製造方法において、ガラ
ス化ステップが、第2バッチの堆積ステップにより生成
された第2バッチの堆積体を透明ガラス化して第2バッ
チのガラス母材を生成する第2バッチのガラス化ステッ
プを更に有し、複数のバーナのそれぞれの位置に対応す
る、第1バッチのガラス化ステップにおいて生成された
第1バッチのガラス母材の堆積比と、第2バッチのガラ
ス化ステップにおいて生成された第2バッチのガラス母
材の堆積比との比率に基づいて複数のバーナのそれぞれ
について補正値を算出する補正値算出ステップを更に備
えることが好ましい。
【0019】更に、ガラス母材製造方法において、堆積
ステップが、補正値算出ステップにおいて算出された補
正値を基本の流量に対して補正した値に基づいて、原料
ガスを複数のバーナにそれぞれ供給することによりガラ
ス微粒子を出発母材に堆積して第3バッチの堆積体を生
成する第3バッチの堆積ステップを更に有し、流量制御
ステップが、算出された補正値を基本の流量に対して補
正した値に基づいて複数のバーナのそれぞれに供給する
原料ガスの流量をそれぞれ個別に制御する第3バッチの
制御ステップを更に有し、ガラス化ステップが、第3バ
ッチの堆積ステップにより生成された第3バッチの堆積
体を透明ガラス化して第3バッチのガラス母材を生成す
る第3バッチのガラス化ステップを更に有することが好
ましい。
【0020】また、補正値算出ステップは、基本の流量
の50%以下となるように補正値を算出することが好ま
しい。第1バッチの制御ステップは、バーナへ供給する
原料ガスの流量が時間の経過に伴って変化するように制
御してもよい。第1バッチの堆積ステップ及び第2バッ
チの堆積ステップが、1つのバーナに対して複数の種類
の原料ガスを供給し、第1バッチの制御ステップ及び第
2バッチの制御ステップが、複数の種類の原料ガスのそ
れぞれの流量を個別に制御してもよい。
【0021】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を通じて本
発明を説明するが、実施形態はクレームにかかる発明を
限定するものではなく、また実施形態の中で説明されて
いる特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須で
あるとは限らない。
【0023】図4は、本発明のガラス母材製造装置20
0の一実施形態を示す。ガラス母材製造装置200は、
チャック12と、モータ14、20、及び118と、バ
ーナ22A〜22Kと、ガス流量制御部52A〜52K
と、原料ガス供給源88A〜88Gと、制御部102
と、第1の移動機構48と、第2の移動機構50と、反
応容器210とを有する。
【0024】チャック12は、出発母材2を把持する。
モータ14は、出発母材2の軸を中心としてチャック1
2を回転することにより出発母材2を回転する。
【0025】バーナ22A〜22Kは、台15上に出発
母材2の長手方向に沿って一列に所定の間隔で配置され
る。バーナ22A〜22Kは、出発母材2の長手方向に
沿って折り返し位置を移動しつつ出発母材2の全体の長
さに対して一部の区間を往復移動する。すなわち、本実
施形態のバーナ22A〜22Kは、部分トラバース法に
よって往復移動する。バーナ22A〜22Kは、出発母
材2にガラス微粒子を堆積することにより堆積体10を
形成する。
【0026】第1の移動機構48は、出発母材2の長手
方向に平行に配置された第1の移動軸16を有する。第
1の移動軸16をモータ118によって回転することに
より、第1の移動機構48は、出発母材の長手方向に平
行に台15を第1の周期で往復させる。ここでいう周期
とは、バーナ22A〜22Kを一往復するのに要する時
間間隔をいう。第2の移動機構50は、第1の移動機構
48の下部に設けられ、第1の移動機構48を往復移動
する。第2の移動機構50は、第1の移動軸16の長手
方向に対して平行に配置された第2の移動軸18を有す
る。
【0027】第2の移動軸18を、モータ20を用いて
回転することにより、第2の移動機構50は、第1の周
期より長い第2の周期で第1の移動機構48を往復移動
させる。したがって、第1の移動機構48は、速い速度
でバーナ22A〜22Eを往復移動させ、第2の移動機
構50は、第1の移動機構よりも遅い速度で第1の移動
機構48を往復移動させる。
【0028】ガス流量制御部52A〜52Kは、対応す
るバーナ22A〜22Kにそれぞれ接続され、原料ガス
をバーナ22A〜22Kへそれぞれ供給する。原料ガス
として、ガラス微粒子の原料となるガス、燃焼ガス、及
び支燃ガスがバーナに供給される。原料ガス供給源88
A〜88Gは、それぞれ異なった7種類の原料ガスをガ
ス流量制御部52A〜52Kのそれぞれに供給する。図
4に示すように原料ガス供給源88A〜88Gは、全て
のガス流量制御部52A〜52Kにそれぞれ接続される
ので、全てのガス流量制御部52A〜52Kに対して異
なった7種類の原料ガスをそれぞれ供給する。
【0029】ガス流量制御部52A〜52Kは、それぞ
れ複数の流量調節器74、76、78、80、82、8
4、及び86を有する。例えば、ガス流量制御部52A
は、流量調節器74A、76A、78A、80A、82
A、84A、及び86Aを有する。流量調整器74A、
76A、78A、80A、82A、84A、及び86A
は、対応する原料ガス供給源88A〜88Gにそれぞれ
接続される。そのため、流量調整器74A、76A、7
8A、80A、82A、84A、及び86Aは、対応す
る原料ガス供給源88A〜88Gから供給された、異な
った種類の原料ガスの流量をそれぞれ制御する。
【0030】流量がそれぞれ流量調整器74A、76
A、78A、80A、82A、84A、及び86Aによ
って制御された、原料ガス供給源88A〜88Gから供
給された原料ガスの一部が合流してバーナ22Aへ供給
される。燃料ガス及び支燃ガス等の合流しない原料ガス
は、バーナ22Aが有する複数のノズルのそれぞれに供
給される。図4に示す例では、流量調整器82A、84
A、及び86Aから供給された原料ガスが合流してバー
ナ22Aのノズルに供給され、流量調整器74A、76
A、78A、及び80Aから供給された各原料ガスが、
合流せずにバーナ22Aの対応するノズルのそれぞれに
供給される。原料ガスをバーナ22に供給する形態は、
図4に示す例に限られず他の形態を用いてもよい。
【0031】ガス流量制御部52B〜52Kは、それぞ
れガス流量制御部52Aと同様の構成を有するので、説
明を省略する。また、図4において、ガス流量制御部5
2B〜52Kの内部構成は、ガス流量制御部52Aと同
様であるので図示しない。
【0032】なお、各バーナ22A〜22Kに供給する
原料ガスの量を、図4に示すような流量調節器74、7
6、78、80、82、84、及び86を用いずに、他
の手段を用いて制御してもよい。例えば、原料ガスの供
給配管上に分配器を配置し、更に分配器を介して各バー
ナ22A〜22Kに至るまでの配管上に調整可能なバル
ブ又はオリフィスを配置し、バルブ又はオリフィスの圧
力損失を増減させることにより、原料ガスの各バーナ2
2A〜22Kへの供給量を調整してもよい。
【0033】制御部102は、ガス流量制御部52A〜
52Kが有する流量調節器74、76、78、80、8
2、84、及び86のそれぞれに接続される。例えば、
ガス流量制御部52A内において、制御部102は、流
量調節器74A、76A、78A、80A、82A、8
4A、及び86Aのそれぞれに接続される。制御部10
2は、流量調節器74、76、78、80、82、8
4、及び86における流量をそれぞれ個別に制御する。
制御部102は、全ての流量調節器74、76、78、
80、82、84、及び86を制御しなくともよく、一
部の流量調節器を制御してもよい。
【0034】制御部102は、バーナ22A〜22Kに
供給する原料ガスの量が時間の経過に伴って変化するよ
うに、流量調節器74、76、78、80、82、8
4、及び86を制御してもよい。例えば、ガラス微粒子
の堆積の成長に合わせて、堆積初期、堆積中期、及び堆
積後期のそれぞれの段階において供給する原料ガスの流
量を変化させてもよい。制御部102は、更にモータ1
4、20、及び118に接続され、チャック12、第1
の移動軸16、及び第2の移動軸18の回転速度を制御
する。
【0035】反応容器210は、チャック12とバーナ
22A〜22Kとを収容する。反応容器210は、原料
ガスの反応時に発生する熱から第1の移動機構48、第
2の移動装置50、ガス流量制御部52A〜52K等の
ガラス母材製造装置200の構成要素を隔離することに
よってガラス母材製造装置200の構成要素を防護す
る。反応容器210は、上記の全ての構成を収容する必
要はなく、上記の構成のうち一部の構成を収容してもよ
い。
【0036】更に、ガラス母材製造装置200は、ガラ
ス母材の外径及びコア径を測定するプリフォームアナラ
イザ100に接続されてもよい。ガラス母材製造装置2
00によって製造された堆積体10は、ガラス母材製造
装置200とは、別体の焼結装置によって焼結されてガ
ラス母材へと形成される。ガラス母材は、ガラス母材製
造装置200とは別体のプリフォームアナライザ100
によって外径及びコア径が測定される。プリフォームア
ナライザ100を制御部102に接続することによって
プリフォームアナライザ100からガラス母材の外径及
びコア径に関するデータを制御部102に入力すること
ができる。プリフォームアナライザ100から入力した
ガラス母材の外径及びコア径に関するデータに基づいて
制御部102は、流量調節器74、76、78、80、
82、84、及び86のそれぞれの流量を制御してもよ
い。
【0037】図5は、バーナ22Aの往復移動による軌
跡を示す。図4に示すガラス母材製造装置200は、1
1本のバーナ22A〜22Kを有する。しかし、説明を
簡単にするため、1本のバーナ22Aの移動軌跡のみを
示す。縦軸は、時間の経過を示し、横軸は、バーナ22
Aの移動距離を示す。
【0038】第1の移動機構48は、バーナ22Aを実
線で示す第1の周期で往復させる。第1の移動周期によ
る移動幅は、出発母材2の全体の長さに対して一部の区
間である。第2の移動機構50は、第1の移動機構48
を破線で示す第2の周期で往復させる。第2の移動周期
による移動幅も、出発母材2の全体の長さに対して一部
の区間である。第1の移動機構48の移動幅及び第2の
移動機構50の移動幅の少なくとも一方は、バーナ設置
間隔の整数倍であることが好ましい。第2の移動周期の
移動幅は、バーナ22A〜22K同士の間隔の整数倍で
あることが好ましい。例えば、バーナ22A〜22K同
士の間隔の1〜2倍であってもよい。図5では、第1の
移動周期による移動幅が、第2の移動周期による移動幅
よりも小さいが、、第1の移動周期による移動幅が、第
2の移動周期による移動幅と等しくてもよい。バーナ2
2Aの移動の軌跡は、破線で示す第2の周期の軌跡上
に、実線で示す第1の周期の軌跡を重ねた軌跡となる。
したがって、本実施形態のガラス母材製造装置200
は、第1の移動機構48及び第2の移動機構50を有す
るのでバーナ22A〜22Kの往復移動の折り返し位置
を移動することができる。
【0039】図6は、図4に示したガラス母材製造装置
200を用いてガラス母材を製造する工程を示す。ま
ず、基本の流量の原料ガスを、バーナ22A〜22Kの
それぞれに供給することによりガラス微粒子を出発母材
に堆積して第1バッチの堆積体を生成する(S10)。
基本の流量とは、各バーナ22A〜22Kへ供給する原
料ガスの供給量を、バーナ22A〜22Kごとに異なる
圧力損失を無視して同一にした流量である。したがっ
て、バーナ22A〜22Kごとに圧力損失が異なる場合
であっても、制御部102は、各ガス流量制御部52A
〜52Kに対して同一の出力信号を与える。そのため、
各ガス流量制御部52A〜52Kからバーナ22A〜2
2Kに対して同一の流量の原料ガスが、それぞれ供給さ
れる。
【0040】次に、ガラス母材製造装置200とは別体
の不図示の焼結装置を用いて第1バッチの堆積(S1
0)によって生成された第1バッチの堆積体を熱処理し
て透明ガラス化することによって第1バッチのガラス母
材を生成する(S12)。
【0041】堆積体10の厚みと透明ガラス化された後
のガラス母材の厚みとの関係は、堆積体の嵩密度によっ
て変化する。したがって、堆積体10を透明ガラス化す
る前の段階において、堆積体10の堆積量が出発母材2
の長手方向に均一であるかどうかを判定することは困難
である。
【0042】更に、ガラス母材製造装置200とは別体
のプリフォームアナライザ100を用いてガラス母材へ
レーザ光等を透過させ、透過させた光の位置のずれを測
定することによりガラス母材内部の屈折率分布を求め
る。求められた屈折率分布からガラス母材の外径を求め
ることができる。そのため、プリフォームアナライザ1
00は、透明ガラス化される前の段階で白色の多孔質で
ある堆積体10に対しては、光が透過できないので利用
することができない。したがって、プリフォームアナラ
イザ100を用いて堆積体10の堆積量が出発母材2の
長手方向に均一であるかどうかを判定するためには、堆
積体10を焼結して透明ガラス化する必要がある。
【0043】次に、第1バッチのガラス母材の外径及び
コア径を測定する(S14)。例えば、第1バッチのガ
ラス母材の外径と第1バッチの出発母材2の外径又はコ
ア径とをプリフォームアナライザ100を用いて測定す
る。この測定によって第1バッチのガラス母材の外径と
第1バッチの出発母材2の外径又はコア径との比の分
布、すなわち堆積比分布を測定する。測定された堆積比
分布を各バーナ22A〜22Kの堆積範囲に対応させる
ことによって、各バーナ22A〜22Kのガラス微粒子
の堆積特性を知ることができる。
【0044】堆積比分布は、以下の式に基づいて算出さ
れる。
【0045】(式1) コアロッド率=(出発母材外
径)/(ガラス母材外径) (式2) 堆積比=(1/測定位置のコアロッド率)/
(1/基準位置のコアロッド率) ここで、コアロッドとは、出発母材2のことをいう。
【0046】次に、算出された堆積比分布から得られた
各バーナ22A〜22Kの堆積特性に基づいて、基本の
流量に対するバーナ22A〜22Kに供給する原料ガス
の流量の補正値を、バーナ22A〜22Kのそれぞれに
ついて算出する(S16)。原料ガスの流量の補正値
は、出発母材2の長手方向に沿ってガラス微粒子の堆積
分布が均一となるように算出される。補正値算出ステッ
プ(S16)では、調整範囲が基本の流量の50%以下
となるように補正値を算出する。調整範囲が50%を超
えると、あるバーナと隣接するバーナとの間で原料ガス
の供給量が違う場合、ガラス母材を焼結する時に欠陥を
生じやすい。
【0047】次に、補正置算出ステップ(S16)にお
いて算出された補正値を基本の流量に対して補正した値
に従って、原料ガスをバーナ22A〜22Kにそれぞれ
供給することによりガラス微粒子を出発母材2に堆積し
て第2バッチの堆積体を生成する(S18)。ここで第
2バッチの堆積(S18)を実施している間、基本の流
量は、時間の経過に従って変化してもよい。しかし、第
2バッチの堆積(S18)を実施している間、各バーナ
へ供給する原料ガスの流量の補正値は、時間に対して変
化させない。すなわち、一旦補正値が、各流量調節器7
4、76、78、80、82、84、及び86に設定さ
れると、第2バッチの堆積(S18)が終了するまで補
正値は変更しない。
【0048】次に、第2バッチの堆積(S18)によっ
て生成された第2の堆積体を、焼結装置を用いて透明ガ
ラス化することによって第2バッチのガラス母材を生成
する(S20)。次に、第2バッチのガラス母材の直径
及びコア径を測定し、堆積比分布を計算する(S2
2)。
【0049】次に、バーナ22A〜22Kそれぞれの位
置に対応する第1バッチのガラス母材の堆積比と第2バ
ッチのガラス母材の堆積比との比率に基づいて補正値
を、バーナ22A〜22Kのそれぞれについて算出する
(S24)。まず、第1バッチのガラス母材の堆積比と
第2バッチのガラス母材の堆積比との比率が、バーナ2
2A〜22Kのそれぞれの位置において変化する率を算
出する。この堆積比の比率の変化率は、第1のガラス母
材におけるガラス微粒子堆積量と第2のガラス母材にお
けるガラス微粒子堆積量との比率が、バーナ22A〜2
2Kのそれぞれの位置において変化する率を示す。以下
にガラス微粒子堆積量の比率の変化率を算出する式を示
す。
【0050】(式3) 堆積比の変化率=(第2のガラ
ス母材の堆積比)/(第1のガラス母材の堆積比) 次に、算出した堆積比の変化率に基づいて、出発母材2
の長手方向に沿ってガラス微粒子の堆積分布が均一とな
るように、バーナ22A〜22Kに供給する原料ガスの
流量の補正値を調整する。
【0051】次に、補正値算出ステップ(S24)にお
いて算出された補正値を基本の流量に対して補正した値
に基づいて、原料ガスを複数のバーナにそれぞれ供給す
ることによりガラス微粒子を出発母材に堆積して第3バ
ッチの堆積体を生成する(S26)。ここで第3バッチ
の堆積(S26)を実施している間、基本の流量は、時
間の経過に従って変化してもよい。しかし、第3バッチ
の堆積(S26)を実施している間、各バーナへの原料
ガス供給量の補正値は、時間に対して変化させない。す
なわち、一旦補正値が、各流量調節器74、76、7
8、80、82、84、及び86に設定されると、第3
バッチの堆積(S26)が終了するまで補正値は変更し
ない。
【0052】次に、第3バッチの堆積(S26)によっ
て製造された第3バッチの堆積体を、焼結装置を用いて
透明ガラス化することによって第3バッチのガラス母材
を生成する(S28)。第3バッチの堆積(S26)、
第3バッチのガラス化(S28)、及び補正値算出(S
24)で説明した堆積焼結、補正値算出工程を複数バッ
チ繰り返すことによって、ガラス微粒子の堆積分布が均
一なガラス母材を製造することができる。また、第3バ
ッチの堆積(S26)、第3バッチのガラス化(S2
8)、補正値算出(S24)で説明した堆積、焼結、及
び補正値算出工程でなく、第2バッチの堆積(S1
8)、第2バッチのガラス化(S20)、及び補正値算
出(S16)工程で説明した堆積、焼結、及び補正値算
出工程を繰り返してもよい。
【0053】以上に述べたように、ガラス母材を実際に
数バッチ製造するたびに、出発母材2の長手方向に沿っ
てガラス微粒子の堆積分布が均一となる条件を推定し、
調整することで、ガラス微粒子の堆積分布が均一なガラ
ス母材を製造することができる。
【0054】(実施例1)図4に示すガラス母材製造装
置200を用いて堆積体10を製造した。ただし、用い
るバーナの本数を11本でなく、10本とした。バーナ
を、150mmの間隔に配置した。したがって、図4に
示すバーナ22A〜22Kのうち、バーナ22A〜22
Jを用いた。外径40mmの出発母材2にガラス微粒子
を堆積することにより外径が平均180mmの堆積体1
0を生成した。
【0055】各バーナ22A〜22Jへのガス供給量
を、堆積体10の外径の増加に合わせて変化した。例え
ば、堆積初期においては、H:50Nl/min、O
:30Nl/min、原料ガス(SiCl):3.
5Nl/minとなるようにガス供給量を制御し、堆積
終了時においては、ガス供給量が、H:100Nl/
min、O:50Nl/min、原料ガス(SiCl
):23Nl/minとなるように制御した。
【0056】バーナ22A〜22Jの移動速度は、第1
の移動機構48の移動速度が1、000mm/min、
第2の移動機構50の移動速度が20mm/minとな
るように設定した。また、第1の移動機構48及び第2
の移動機構50の移動幅を共に150mmに設定した。
ガラス微粒子を出発母材2に堆積している間、バーナ2
2A〜22Jと堆積体10との距離が一定となるように
設定した。
【0057】更に、ガス流量制御部52A〜52Jが有
する全ての流量調節器74〜86に対して、同一の信号
を出力することにより、全てのバーナ22A〜22Jに
対して同一の流量の原料ガスを供給した。
【0058】更に、出発母材2の回転数を堆積体10の
外径の増加に合わせて制御した。例えば、堆積開始時に
おいて回転数が110rpmとなるように制御し、堆積
終了時において回転数が30rpmとなるように制御し
た。
【0059】上記の設定条件に基づき、堆積体10を製
造し、製造した堆積体10を透明ガラス化することによ
りガラス母材を製造した。
【0060】(実施例2)実施例1の堆積比分布を、プ
リフォームアナライザ100を用いて測定した結果、図
7に示すように2本の矢印で示した左から3番目のバー
ナ22Cと7番目のバ−ナ22Gに対応する位置の堆積
比が、他の位置の堆積比より低いことが分かった。そこ
で、ガラス母材の長手方向に沿った堆積比分布が均一と
なるよう、バーナ22C及び22Gに対する原料ガスの
供給条件を以下のように調整した。
【0061】すなわち、10本のバーナ22A〜22J
のうち左から3番目のバーナ22Cと7番目のバ−ナ2
2Gが他のバーナのそれぞれ1.20倍及び1.10倍
となるように、各流量調節器74〜86をそれぞれ設定
した。ガラス微粒子を堆積している間、この流量比が一
定に保たれた。バーナ22C及び22Gに対する原料ガ
スの供給条件以外の条件については、全て実施例1と同
様の条件に設定した。
【0062】上記の設定条件に基づき、外径40mmの
出発母材2にガラス微粒子を堆積することにより外径が
平均180mmの堆積体10を製造した。更に、製造し
た堆積体10を透明ガラス化することによりガラス母材
を製造した。
【0063】(実施例3)実施例2の堆積比分布を測定
した結果、図7に示すように2本の矢印で示した左から
3番目のバーナ22Cと7番目のバ−ナ22Gに対応す
る位置を中心とした領域の堆積比が、他の位置の堆積比
より低いことが分かった。そこで、ガラス母材の長手方
向に沿った堆積比分布が均一となるようバーナ22A〜
22Jに対する原料ガスの供給条件を下記のように調整
した。
【0064】すなわち、バーナ22A〜22Jの供給条
件を、基本の供給量を1として、バーナ22Aが1.0
4倍、バーナ22Bが1.04倍、バーナ22Cが1.
08倍、バーナ22Dが0.97倍、バーナ22Eが
0.90倍、バーナ22Fが0.97倍、バーナ22G
が1.18倍、バーナ22Hが1.00倍、バーナ22
Iが0.93倍、バーナ22Jが0.90倍となるよう
に各バーナ22A〜22Jに対応する流量調節器をそれ
ぞれ調整した。ガラス微粒子を堆積している間、この流
量比が一定に保たれた。原料ガスの供給条件以外の条件
は、全て実施例2と同様の条件に設定した。
【0065】上記の設定条件に基づき、外径40mmの
出発母材2にガラス微粒子を堆積することにより外径が
平均180mmの堆積体10を製造した。更に、製造し
た堆積体10を透明ガラス化することによりガラス母材
を製造した。
【0066】図7は、実施例1及び実施例2の各堆積比
の変化を示す。図7のうち四角のポイントで示された線
は、実施例2で製造されたガラス母材をプリフォームア
ナライザ100で測定することにより得られた堆積比分
布を示す。一方、三角のポイントで示された線は、実施
例1で製造されたガラス母材をプリフォームアナライザ
100で測定することにより得られた堆積比分布を示
す。図中の矢印は、それぞれ左から3番目及び7番目の
バーナ22C及び22Gの位置に対応する。
【0067】図7に示すように実施例1では、矢印で示
した左から3番目のバーナ22C及び7番目のバーナ2
2Gの位置に対応する範囲の堆積比が低いので、ガラス
母材の長手方向に沿って、ガラス微粒子の堆積量が均一
でない。
【0068】そのため、実施例2では、ガス流量制御部
52C及び52Gが有する流量調整器74C〜86C及
び74G〜86Gを調整することにより、左から3番目
のバーナ22C及び7番目のバーナ22Gに対する原料
ガス供給量を増加した。そのため、矢印で示すバーナ2
2C及び22Gの位置において比較すると、実施例2の
堆積比が、実施例1の堆積比と比べて増加したことが分
かる。すなわち、バーナ22C及び22Gの位置に対応
する範囲では、実施例2のガラス微粒子の堆積量が、実
施例1のガラス微粒子の堆積量と比べて増加したことが
分かる。バーナ22C及び22Gのガラス微粒子の堆積
量が増加したので、実施例2の堆積比分布は、実施例1
の堆積比分布に比べガラス母材の長手方向に均一となっ
た。
【0069】図8は、実施例1の堆積比と実施例2の堆
積比との変化率を示す。すなわち、図8は、実施例2の
部分的な堆積比の増加が実施例1の堆積比に対してどの
程度増えたのかを示す。堆積比の変化率を得るために、
バーナ22A〜22Jのそれぞれの位置に対応させて実
施例2の堆積比が、実施例1の堆積比に対して変化した
比率を求めた。図8に示すように3番目のバーナ22C
及び7番目のバーナ22Gに対応する矢印で示した箇所
の変化率が高くなった。
【0070】図9は、実施例3及び実施例1の各堆積比
の変化を示す。図9のうち四角のポイントで示された線
は、実施例3で製造されたガラス母材をプリフォームア
ナライザ100で測定することにより得られた堆積比分
布を示す。一方、三角のポイントで示された線は、実施
例1で製造されたガラス母材をプリフォームアナライザ
100で測定することにより得られた堆積比分布を示
す。実施例3は、実施例2の結果に基づいて、各バーナ
22A〜22Gへの原料ガス供給量が調整された。その
ため、図9に示すように、実施例3の堆積比分布は、ガ
ラス母材の長手方向に対して実質的に均一となった。
【0071】図10は、実施例3の堆積比と実施例1の
堆積比との変化率を示す。すなわち、図10は、実施例
3の部分的な堆積比の増加が実施例1の堆積比に対して
どの程度増えたのかを示す。上記堆積比の変化率を得る
ために、バーナ22A〜22Jのそれぞれの位置に対応
させて実施例3の堆積比が、実施例1の堆積比に対して
変化した比率を求めた。図10に示すようにバーナ22
C及びバーナ22Gを中心として実施例3の各バーナ2
2A〜22Jの変化率が増加したことが分かる。
【0072】以上説明した実施例1、実施例2、及び実
施例3を、図6のフローチャートに対応させると、実施
例1は、第1バッチの堆積(S10)及び第1バッチの
ガラス化(S12)によって第1バッチのガラス母材を
製造することに対応する。更に、実施例2は、第1バッ
チのガラス母材の外径及びコア径の測定(S14)、補
正値算出(S16)、第2バッチの堆積(S18)、及
び第2バッチのガラス化(S20)によって第2バッチ
のガラス母材を製造することに対応する。更に、実施例
3は、第2バッチのガラス母材の外径及びコア径測定
(S22)、補正値算出(S24)、第3バッチの堆積
(S26)、及び第3バッチのガラス化(S28)によ
って第3バッチのガラス母材を製造することに対応す
る。
【0073】したがって、実施例1、実施例2、及び実
施例3と補正値を調整するたびに図7及び図9に示すよ
うにガラス微粒子の堆積比分布がより均一となることが
分かる。したがって、図4から図6に示す本実施形態に
よって、堆積比分布が均一のガラス母材を製造すること
ができる。
【0074】以上、本発明を実施形態を用いて説明した
が、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に
は限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改
良を加えることができる。そのような変更または改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0075】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば堆積比分布が均一のガラス母材を製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガラス母材製造装置の構成を示す。
【図2】全域トラバース法によるバーナ22A〜22D
のガラス微粒子の堆積量を示す。
【図3】部分トラバース法によるバーナ22A〜22F
のガラス微粒子の堆積量を示す。
【図4】本発明のガラス母材製造装置200の一実施形
態を示す。
【図5】バーナ22A〜22Eの往復移動による軌跡を
示す。
【図6】図4に示したガラス母材製造装置200を用い
たガラス母材を製造する工程を示す。
【図7】実施例1及び実施例2の各堆積比の変化を示
す。
【図8】実施例1の堆積比と実施例2の堆積比との変化
率を示す。
【図9】実施例3及び実施例1の各堆積比の変化を示
す。
【図10】実施例3の堆積比と実施例1の堆積比との変
化率を示す。
【符号の説明】
2・・・出発母材、10・・・堆積体、12・・・チャ
ック、14、20、118・・・モータ、15・・・
台、16・・・第1の移動軸、18・・・第2の移動
軸、22・・・バーナ、48・・・第1の移動機構、5
0・・・第2の移動機構、52・・・ガス流量制御部、
74、76、78、80、82、84、86・・・流量
調節器、88・・・原料ガス供給源、100・・・プリ
フォームアナライザ 102・・・制御部、200・・・ガラス母材製造装
置、210・・・反応容器
フロントページの続き (72)発明者 平沢 秀夫 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内 Fターム(参考) 4G021 EA03 EB06 EB14

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの原材料として使用されるガ
    ラス母材を製造する装置であって、 前記ガラス母材の出発母材の長手方向に沿って前記出発
    母材の全体の長さに対して一部の区間を往復しながら前
    記出発母材にガラス微粒子を堆積することによって前記
    ガラス母材の母材となる堆積体を形成する、前記出発母
    材の長手方向に沿って一列に所定の間隔で配列された複
    数のバーナと、 前記複数のバーナのそれぞれに少なくとも1つが接続さ
    れた、前記ガラス微粒子の原料ガスを前記バーナへ供給
    する流量を調節する流量調節器と、 複数の前記流量調節器のそれぞれに接続された、前記複
    数の流量調節器のそれぞれを個別に制御する制御部とを
    備えたことを特徴とするガラス母材製造装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、 基本の流量の前記原料ガスを、前記複数のバーナに供給
    するように前記複数の流量調節器を制御する第1の制御
    手段と、 前記基本の流量に対して前記複数のバーナのそれぞれに
    ついて算出された前記バーナに供給される前記原料ガス
    の流量の補正値に応じて前記複数の流量調節器のそれぞ
    れを制御する第2の制御手段とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載のガラス母材製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御手段が、前記複数のバー
    ナによって実際に堆積された前記堆積体を透明ガラス化
    した前記ガラス母材の堆積比に基づいて前記複数の流量
    調節器のそれぞれについて前期補正値を算出することを
    特徴とする請求項2に記載のガラス母材製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御手段が、前記複数のバー
    ナのそれぞれの位置に対応する、前記第1の制御手段を
    用いて前記流量調節器を制御することによって形成した
    前記堆積体を透明ガラス化した第1のガラス母材の堆積
    比と、前記第1の制御手段及び前記第2の制御手段を用
    いて前記流量調節器を制御することによって形成した前
    記堆積体を透明ガラス化した第2のガラス母材の堆積比
    との比率に応じて前記複数の流量調節器のそれぞれにつ
    いて前記補正値を調整することを特徴とする請求項3に
    記載のガラス母材製造装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部が、前記ガラス母材の外径及
    びコア径を測定するプリフォームアナライザに接続され
    たことを特徴とする請求項3に記載のガラス母材製造装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御手段が、前記基本の流量
    の50%以下となるように前記補正値を算出することを
    特徴とする請求項2に記載のガラス母材製造装置。
  7. 【請求項7】 前記バーナへ供給する前記原料ガスの量
    が時間の経過に伴って変化するように前記第1の制御手
    段が、前記流量調節器を制御することを特徴とする請求
    項2に記載のガラス母材製造装置。
  8. 【請求項8】 1つの前記バーナに対して複数の前記流
    量調節器が接続されたことを特徴とする請求項1に記載
    のガラス母材製造装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の流量調節器が、異なった種類
    の前記原料ガスの流量をそれぞれ制御することを特徴と
    する請求項8に記載のガラス母材製造装置。
  10. 【請求項10】 前記出発母材の長手方向に沿って前記
    複数のバーナを第1の周期で往復させる第1の移動機構
    と、 前記第1の移動機構を前記第1の周期より長い第2の周
    期で往復させる第2の移動機構とを更に備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のガラス母材製造装置。
  11. 【請求項11】 光ファイバの原材料として使用される
    ガラス母材を製造する方法であって、 前記ガラス母材の出発母材の長手方向に沿って複数のバ
    ーナを、前記出発母材の全体の長さに対して一部の区間
    を往復させながら前記複数のバーナからガラス微粒子を
    前記出発母材に噴出することで前記出発母材に前記ガラ
    ス微粒子を堆積する堆積ステップと、 前記ガラス微粒子の原料ガスを前記複数のバーナへ供給
    する流量を、前記複数のバーナのそれぞれについて個別
    に制御する流量制御ステップとを備えたことを特徴とす
    るガラス母材製造方法。
  12. 【請求項12】 前記堆積ステップにおいて堆積された
    前記ガラス微粒子の堆積体を透明ガラス化することによ
    りガラス母材を生成するガラス化ステップを更に備え、 前記流量制御ステップが、前記ガラス化ステップにおい
    て生成された前記ガラス母材の堆積比に基づいて前記原
    料ガスの流量を前記複数のバーナのそれぞれについて個
    別に制御することを特徴とする請求項11に記載のガラ
    ス母材製造方法。
  13. 【請求項13】 前記堆積ステップが、基本の流量の前
    記原料ガスを、前記複数のバーナに供給することにより
    前記ガラス微粒子を前記出発母材に堆積して第1バッチ
    の堆積体を生成する第1バッチの堆積ステップを有し、 前記ガラス化ステップが、前記第1バッチの堆積体を透
    明ガラス化して第1バッチのガラス母材を生成する第1
    バッチのガラス化ステップを有し、 前記第1バッチのガラス化ステップによって生成された
    前記第1バッチのガラス母材の堆積比に基づいて前記基
    本の流量に対する前記バーナに供給する前記原料ガスの
    流量の補正値を、前記複数のバーナのそれぞれについて
    算出する補正値算出ステップを更に備えたことを特徴と
    する請求項12に記載のガラス母材製造方法。
  14. 【請求項14】 前記堆積ステップが、前記補正置算出
    ステップにおいて算出された前記補正値を前記基本の流
    量に対して補正した値に従って、前記原料ガスを前記複
    数のバーナにそれぞれ供給することにより前記ガラス微
    粒子を前記出発母材に堆積して第2バッチの堆積体を生
    成する第2バッチの堆積ステップを更に有することを特
    徴とする請求項13に記載のガラス母材製造方法。
  15. 【請求項15】 前記流量制御ステップが、 前記第1バッチの堆積ステップにおいて前記基本の流量
    の前記原料ガスを、前記複数のバーナに供給するように
    前記原料ガスの流量を制御する第1バッチの制御ステッ
    プと、 前記第2バッチの堆積ステップにおいて前記基本の流量
    に対して前記補正値を補正した値に従って前記複数のバ
    ーナのそれぞれに供給する前記原料ガスの流量を、それ
    ぞれ個別に制御する第2バッチの制御ステップとを有す
    ることを特徴とする請求項14に記載のガラス母材製造
    方法。
  16. 【請求項16】 前記補正値算出ステップが、前記第1
    バッチのガラス化ステップにより生成された前記第1の
    ガラス母材の堆積比に基づいて前記複数のバーナのそれ
    ぞれについて前期補正値を算出することを特徴とする請
    求項13に記載のガラス母材製造方法。
  17. 【請求項17】 前記ガラス化ステップが、前記第2バ
    ッチの堆積ステップにより生成された前記第2バッチの
    堆積体を透明ガラス化して第2バッチのガラス母材を生
    成する第2バッチのガラス化ステップを更に有し、 前記複数のバーナのそれぞれの位置に対応する、前記第
    1バッチのガラス化ステップにおいて生成された前記第
    1バッチのガラス母材の堆積比と、前記第2バッチのガ
    ラス化ステップにおいて生成された前記第2バッチのガ
    ラス母材の堆積比との比率に基づいて前記複数のバーナ
    のそれぞれについて前記補正値を算出する補正値算出ス
    テップを更に備えたことを特徴とする請求項14に記載
    のガラス母材製造方法。
  18. 【請求項18】 前記堆積ステップが、前記補正値算出
    ステップにおいて算出された前記補正値を前記基本の流
    量に対して補正した値に基づいて、前記原料ガスを前記
    複数のバーナにそれぞれ供給することにより前記ガラス
    微粒子を前記出発母材に堆積して第3バッチの堆積体を
    生成する第3バッチの堆積ステップを更に有し、 前記流量制御ステップが、前記算出された前記補正値を
    前記基本の流量に対して補正した値に基づいて前記複数
    のバーナのそれぞれに供給する前記原料ガスの流量をそ
    れぞれ個別に制御する第3バッチの制御ステップを更に
    有し、 前記ガラス化ステップが、前記第3バッチの堆積ステッ
    プにより生成された前記第3バッチの堆積体を透明ガラ
    ス化して第3バッチのガラス母材を生成する第3バッチ
    のガラス化ステップを更に有することを特徴とする請求
    項13に記載のガラス母材製造方法。
  19. 【請求項19】 前記補正値算出ステップが、前記基本
    の流量の50%以下となるように前記補正値を算出する
    ことを特徴とする請求項13に記載のガラス母材製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記第1バッチの制御ステップが、前
    記バーナへ供給する前記原料ガスの流量が時間の経過に
    伴って変化するように制御することを特徴とする請求項
    15に記載のガラス母材製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第1バッチの堆積ステップ及び前
    記第2バッチの堆積ステップが、1つの前記バーナに対
    して複数の種類の前記原料ガスを供給し、 前記第1バッチの制御ステップ及び前記第2バッチの制
    御ステップが、前記複数の種類の原料ガスのそれぞれの
    流量を個別に制御することを特徴とする請求項15に記
    載のガラス母材製造方法。
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