JP2002120972A - エレベーターの群管理制御装置 - Google Patents

エレベーターの群管理制御装置

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JP2002120972A
JP2002120972A JP2000315171A JP2000315171A JP2002120972A JP 2002120972 A JP2002120972 A JP 2002120972A JP 2000315171 A JP2000315171 A JP 2000315171A JP 2000315171 A JP2000315171 A JP 2000315171A JP 2002120972 A JP2002120972 A JP 2002120972A
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Japan
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forecast
hall
car
period
hall call
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JP2000315171A
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Inventor
Susumu Sakurai
進 桜井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在のエレベーター交通状況を判断し、乗場
呼び発生から予報表示までの期間をこの交通状況に応じ
て適切に設定することにより、乗場での待ち客に対し最
小限の予報遅延時間で予報外れを低減したエレベーター
の群管理制御装置を提供する。 【解決手段】 乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段1
1と、前記乗場呼びに割当てるかごの候補を選択する割
当候補選択手段12と、前記乗場呼び発生から所定の遅
延時間が経過したか否かを判定する予報表示出力判定手
段13と、前記割当て候補を予報表示する予報表示手段
14と、予報外れとなった乗場呼びの数を検出する予報
外れ検出手段15と、所定期間の乗場呼びの数と予報外
れとなった乗場呼びの数から予報外れ率を算出する予報
外れ率統計手段16と、前記予報外れ率に基づき所定の
条件に従って乗場呼び発生から予報報知するまでの遅延
時間を決定する予報報知遅延期間決定手段17と、予報
外れ率に対する予報報知遅延時間の基準値を設定する判
定条件入力手段18とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
運行状況に応じて正確な割当てかごを乗場の待ち客にい
ち早く報知するエレベーターの群管理制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターの群管理制御装置
は、複数のエレベーターが一つのグループとして設置さ
れた場合、乗場にて利用客が乗場釦を押すと乗場呼びが
登録され、群管理制御装置がグループ内のエレベーター
の中から一台のかごを選択し、選択されたかごが乗場呼
びに割当てられて応答する。このとき、乗場にかご位置
を示すインジケーターが設置されていないエレベーター
については、その代わりとしてホールランタンと呼ばれ
る灯が設置されており、乗場呼びに応答し停止するかご
のホールランタンが点灯することにより、乗場での待ち
客に対してどのかごが割当てられたのかをかごの到着す
る前に予め知らせている。
【0003】ここで、このホールランタンを点灯するこ
とにより割当てかごを知らせる方法として、利用客が乗
場釦を押すと直ちに応答号機のホールランタンを点灯し
て予報表示する即時予報方式と、乗場釦を押した時点で
はまだ報知せず、ある期間が経過した時点で応答号機の
ホールランタンを点灯して予報表示する非即時予報方式
がある。
【0004】ところで、乗場で待っている利用客にとっ
ては即時予報方式の方が早く応答号機を報知されるため
安心感を与える点では優れている。しかしながら、この
ような予報方式においては必ずしも予報したかごが先着
するとは限らず、予報しなかったかごが先着する場合が
ある。これを予報外れと称し予報外れが多発すると乗場
での待ち客に対し逆に不信感を募らせる結果となる。
【0005】そのため、予報する時間を遅らせてその間
に応答すべき号機の選択を見直してかごの再割当てを行
い、その後待ち客に対して再割当てした号機を報知す
る、非即時予報を行う方式を採用しているエレベーター
もある。非即時予報方式は予報外れを低減させるために
は効果があるが、待ち客にとってはどの号機が応答する
のか直ぐには分からず、待ち客の安心感に対する効果は
逆に低下する。そのため、予報外れを低減させる目的と
は言えども、予報を遅らせる期間を単純に長くしただけ
では別のマイナス要因が増大するため、総合的なサービ
スの向上には繋がらない。
【0006】例えば、特開平2−231377号公報に
掲載された技術では、図7に示すように、乗場呼びに対
して先ず割当かご(サービスかご)を決定し、その時点
で予報表示は行わず、所定時間後に再度割当かごを見直
し再決定した後予報表示を行っている。また、特公平7
−106840号公報に掲載された技術では、乗場呼び
発生後応答かごの割当を見直す動作を繰り返し、応答す
るかごが停止動作を開始する直前になって乗場に報知し
ている。なお、この技術ではビル管理者の要望により応
答かごを見直している期間を、予め具体値を設定するこ
とにより変更させることが可能である。さらに、特公昭
56−43988号公報に掲載された技術では、乗場呼
び登録後割当てかごの到着予想時間とかご内負荷を演算
して、予め定められた条件が成立した後予報表示を行っ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの群管理制御装置においては、乗場呼びが発
生してから予報表示を行うまでの期間を予め人為的に設
定した所定時間として定めている。そのため、必要以上
に割当てかごの変更を行ったり、割当かごを変更するた
めの再割当てを十分に評価せずに予報表示することもあ
り、ビル内の交通状態に応じた適切なタイミングで正確
な予報を表示できないことがある。そのため、乗場での
待ち客に対して適切なタイミングで正確な予報報知サー
ビスを提供できないという問題がある。
【0008】また、所定条件が満足された場合に予報表
示を行う場合においても、所定条件の設定は人為的に行
われるものであり、かご内負荷や登録かご呼び状況など
の設定因子であるため、設定因子と効果との関係が感覚
として捉えづらく、設定者の経験に頼るところが大きい
という問題もある。
【0009】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、現在のエレベーター交通状況を判断し、
乗場呼び発生から予報表示までの期間をこの交通状況に
応じて適切に設定することにより、乗場での待ち客に対
し最小限の予報遅延期間を設定することで予報外れを低
減できるエレベーターの群管理制御装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの群管理制御装置は、乗場呼びが登録されると複数
のエレベーターの中からかごを割当て、この割当てかご
を前記乗場呼びが登録された乗場の到着予報装置に予報
表示するエレベーターの群管理制御装置において、前記
乗場呼びが登録されてから割当てかごを乗場に報知する
までの期間を、前記エレベーターの予報外れの発生状況
に応じて予め定められた期間遅延する予報報知遅延手段
と、前記乗場呼びをかごに割当てるとともに、割当てた
かごを予め定められた遅延期間が経過した後に乗場に報
知するかご割当手段とを備えたものである。
【0011】また、予報報知遅延手段は、予報外れとな
った乗場呼びの数を検出する予報外れ検出手段と、所定
期間の乗場呼びの数と予報外れとなった乗場呼びの数か
ら予報外れ率を算出する予報外れ率統計手段と、前記予
報外れ率に基づき予め定められた条件に従って乗場呼び
発生から予報報知するまでの遅延期間を決定する予報報
知遅延期間決定手段とを備えたものである。
【0012】また、予報報知遅延手段は、予報外れ率に
対応して予報報知遅延期間を決定するための判定条件を
入力する判定条件入力手段を備えたものである。
【0013】また、かご割当手段は、乗場呼びを登録す
る乗場呼び登録手段と、前記乗場呼びに割当てるかごの
候補を選択する割当候補選択手段と、前記乗場呼び発生
から予め定められた遅延期間が経過したか否かを判定す
る予報表示出力判定手段と、前記割当て候補を割当てか
ごとして予報表示する予報表示手段とを備えたものであ
る。
【0014】また、予報外れの状況を現在までの所定期
間の間に統計された予報外れ率から判断する予報報知遅
延手段を備えたものである。
【0015】また、予報外れの状況を現在と同じ時間帯
における過去の予報外れ率の統計値から判断する予報報
知遅延手段を備えたものである。
【0016】また、予報外れ率が予め定められた目標値
となるように報知までの遅延期間を変更する予報報知遅
延手段を備えたものである。
【0017】また、予報外れ率の目標値を直前のエレベ
ーターの予報外れ率に応じて予め定められた設定値に変
更する予報報知遅延手段を備えたものである。
【0018】また、乗場呼びが登録されると複数のエレ
ベーターの中からかごを割当て、前記乗場呼びが登録さ
れてから割当てかごを乗場に報知するまでの期間を、前
記エレベーターの予報外れの発生状況に応じて予め定め
られた時間遅延して予報表示するエレベーターの群管理
制御装置において、予報外れとなった乗場呼びの数を検
出する予報外れ検出手段と、所定期間の乗場呼びの数と
予報外れとなった乗場呼びの数から予報外れ率を算出す
る予報外れ率統計手段と、前記予報外れ率に基づき予め
定められた条件に従って乗場呼び発生から予報報知する
までの遅延期間を決定する予報報知遅延期間決定手段
と、予報外れ率に対応して予報報知遅延期間を決定する
ための判定条件を入力する判定条件入力手段と、乗場呼
びを登録する乗場呼び登録手段と、前記乗場呼びに割当
てるかごの候補を選択する割当候補選択手段と、前記乗
場呼び発生から予め定められた遅延期間が経過したか否
かを判定する予報表示出力判定手段と、前記割当て候補
を予報表示する予報表示手段とを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
よる実施の形態1を示すエレベーターの群管理制御装置
の機能構成図である。図において、11は各階床のエレ
ベーター乗場で乗場呼釦(図示せず)が押された時に発
生する乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段であり、1
2は乗場呼び登録手段11が登録した乗場呼びに割当て
るかごの候補を選択する割当候補選択手段である。
【0020】また、13は乗場呼びが登録されてから割
当てかごを乗場に報知するまでの期間を、エレベーター
の予報外れの発生状況に応じて予め定められた時間遅延
するために、乗場呼び発生から予め定められた遅延期間
が経過したか否かを判定する予報表示出力判定手段であ
り、14は割当候補選択手段12が選択した割当て候補
を予報表示する予報表示手段である。
【0021】そして、15は予報外れとなった乗場呼び
の数を検出する予報外れ検出手段であり、16は所定期
間の乗場呼びの数と、予報外れ検出手段15が検出した
予報外れとなった所定期間の乗場呼びの数から、単位期
間の予報外れ率を算出する予報外れ率統計手段である。
さらに、17は予報外れ率統計手段16が算出した予報
外れ率に基づき、予め定められた条件に従って乗場呼び
発生から予報報知するまでの遅延期間を決定する予報報
知遅延期間決定手段であり、18は予報報知遅延期間決
定手段17が遅延期間を決定する場合に、予報外れ率に
対応して予報報知遅延期間を決定するための判定条件を
入力する判定条件入力手段である。
【0022】以上のように構成することにより、各階の
エレベーター乗場にて乗場呼び釦が押されるなどして乗
場びが発生すると、乗場呼び登録手段11により乗場呼
びが登録される。登録された乗場呼び情報は割当候補選
択手段12へ伝送され、複数台のエレベーターの中から
乗場呼びに応答すべき号機が選択される。
【0023】その後、選択された割当て号機の情報が予
報表示出力判定手段13へ伝送されて、予報表示出力判
定手段13により、乗場呼びが登録されてから割当てか
ごを乗場に報知するまでの期間を、エレベーターの予報
外れの発生状況に応じて予め定められた時間遅延するた
めに、乗場呼び発生から予め定められた遅延期間が経過
したか否かを判定される。
【0024】すなわち、乗場呼び登録手段11で登録さ
れた乗場呼びが発生した時点から現在に至る予報報知遅
延期間を算出し、予め定められた遅延期間を経過してい
れば、予報表示手段14が割当候補選択手段12により
選択された割当て号機の乗場予報表示装置に予報案内を
出力する。
【0025】一方、予報外れ検出手段15は予報外れと
なった乗場呼びを検出するとともに予め定められたデー
タベースに記録する。また、予報外れ統計手段16は、
予報外れ検出手段15が検出した予報外れの乗場呼び
と、乗場呼び登録手段11が登録した乗場呼びとを記録
したデータベースを基に、所定期間の乗場呼びの数と予
報外れとなった乗場呼びの数から予報外れ率を算出す
る。
【0026】そして、予報報知遅延期間決定手段17
は、予報外れ統計手段16が算出した予報外れ率に基づ
き、予め定められた条件に従って乗場呼び発生から予報
報知するまでの遅延期間を決定することができる。この
場合、条件入力手段18により入力された、予報外れ率
に対する予報報知遅延期間の設定値から遅延期間を求め
る方法もある。
【0027】次に動作について述べる。図2はこの発明
による実施の形態1を示す動作フローチャートである。
これは実施の形態1の動作を表したものであり、乗場呼
びが発生して号機が割当てられ、乗場呼びの発生した階
の乗場に設置されている乗場予報報知装置に割当かご情
報が表示されるまでのプロセスである。なお、この動作
フローチャートは群管理制御装置のマイクロプロセッサ
ーで実行されるソフトウエアプログラムとして実装する
ものである。
【0028】まず、ステップS201で、乗場呼び登録
手段11により登録された乗場呼びを検出する、次にス
テップS202へ進み、割当候補選択手段12により割
当評価を行い複数の割当候補かごの中から1台の割当か
ごを選択して乗場呼びに仮割当てする。その後ステップ
S203へ進み、予報報知遅延期間決定手段17により
後述する条件に従って予報報知するまでの遅延期間を決
定する。次にステップS204へ進むと、予報表示出力
判定手段13により乗場呼びが発生してから現在までの
経過時間を検出し、ステップS203で決定した予報報
知するまでの遅延期間を経過したか否かを判断する。
【0029】そして、予報報知するまでの遅延期間を経
過していない場合にはステップS205へ進み、割当候
補選択手段12により割当号機の見直しを行う。ここ
で、既に割当てられているかごよりも割当評価の高いか
ご、もしくは乗場呼びが発生している階により早く到着
可能なかごが存在している場合には、そのかごを割当候
補かごとして選択し前回仮割当てした割当候補かごを変
更する。
【0030】その後ステップS204へと進み、前述と
同様の処理をステップS203にて決定した予報報知遅
延期間が経過するまで繰り返し行う。尚、この割当号機
見直し処理は、予報報知遅延期間経過前に本フロー実行
毎に行う必要は無く、ある間隔を空けるなどの条件が成
立した場合に実行することにしても良い。
【0031】一方ステップS204で、ステップS20
3で決定した予報報知遅延期間が経過した場合はステッ
プS206へと進む。ここで、これまでの処理において
割当の変更が行われなかった場合には、ステップS20
2で最初に選択した割当号機を正式な割当かごとして決
定し、割当の見直しが行われて割当かごが変更された場
合には、ステップS205で最後に選択された割当て号
機を正式な割当かごとして決定する。その後ステップS
207へ進み、ステップS206にて決定した割当かご
を乗場の予報報知装置に予報案内を出力する。
【0032】実施の形態2.図3はこの発明による実施
の形態2を示す動作フローチャートである。これは図2
の動作フローチャートにおけるステップS203の予報
報知遅延期間決定処理の詳細を表したものである。図に
おいて、Yは所定期間の予報外れ呼び数を乗場呼び数で
除算して算出する予報外れ率、T1は予報外れ率と予報
報知遅延期間のテーブルから求める予報遅延期間、TT
は割当てた候補かごの到着予想時間、TRは予報遅延期
間T1と到着予想時間TRとを比較して決定する予報遅
延期間を示す。
【0033】まず、ステップS301では現時刻までの
直前10分間の予報外れ率を算出する。ここで、予報外
れ検出手段15により記録したデータベース302に最
新10分間の乗場呼び数及び予報外れ呼び数が蓄積され
ている。例えば、実施の形態2では1分毎の各統計デー
タを10分間分保持している。これら1分毎の統計デー
タ10分間分を全て加算し、予報外れ呼び数を乗場呼び
数で除算したものを予報外れ率Yとして算出する。
【0034】勿論、この10分間という期間はあくまで
も一例であって、5分にしたり15分にするなど任意に
設定しても構わない。また、1分毎に予報外れ個数を取
得する方法を、10分毎に10分間分のデータを取得す
る方法としても良い。
【0035】次に、予報外れ率が求まるとステップS3
03へ進み、予報外れ率に対する予報報知遅延期間を取
得する。例えば、データベース304に示すような予報
外れ率と予報報知遅延期間のテーブルに従って予報報知
遅延期間T1を求めている。すなわち、ステップS30
1で算出した予報外れ率Yに対応する予報報知遅延期間
T1をデータベース304から取出す。
【0036】また、データベース304に示すような予
報外れ率に対応する予報報知遅延期間のテーブルは、条
件入力手段18により予め入力し設定しておく。ここ
で、データベース304に示す方法は一例であり、他の
方法として計算式を設定し、入力値である予報外れ率に
対して線形的に予報報知遅延期間T1を出力させること
も考えられる。
【0037】続いてステップS305では割当てた候補
かごの到着予想時間TTを算出する。そしてステップS
306へ進み、ステップS303で求めた予報報知遅延
期間T1とステップS305で算出した到着予想時間T
Tとを比較し、どちらか小さい方を取る。つまり、ステ
ップS303で決定した予報報知遅延期間T1が経過す
るよりも先に割当かごが到着することを防ぐためであ
る。しかし到着予想時間TTまで予報報知を遅らせる
と、予報表示と到着表示が同時刻になってしまうため、
実際の到着予想時間TTに対して若干短めに設定する必
要がある。
【0038】次に、ステップS307へ進むと、ステッ
プS306にて決定した値TRを予報報知遅延期間とし
て採用する。尚、本実施の形態2では対象となる予報外
れ呼び及び乗場登録呼びを、バンク内の階床全ての合計
として扱ったが、これを階床毎に分けて実施しても良
い。その場合、予報外れの多発する階床では予報報知ま
での期間を長く取り、逆に予報外れの少ない階床では前
述の期間を短く取ることで、予報外れの少ない階床では
早く予報ができることにより利用客の安心感を低下させ
ることなく運行できるため、更に利用者に対するサービ
スの向上が期待出来る。
【0039】実施の形態3.図4はこの発明による実施
の形態3を示す動作フローチャートである。これは図2
の動作フローチャートにおけるステップS203の予報
報知遅延期間決定処理の詳細を表したもので、実施の形
態2とは異なる方法で予報報知遅延期間を決定する処理
を示すものである。なお、図4において図3と同一の符
号は実施の形態2と同様であり説明を省略する。
【0040】まず、ステップS401では現在時刻と同
一時間帯の過去の予報外れ率Yをデータベース402よ
り取出している。ここでは例えば前日の時間帯別予報外
れ率をデータベース402へ蓄積したものである。前日
が休日等でビルの交通状況が平常日とは著しく異なる場
合についてはその日を特異日と判定して、取得した1日
分のデータは破棄し、平常日と同等の最近の統計結果を
用いる。そして現在時刻と、データベースに統計されて
いる時間帯を照合し、現在時刻が含まれている時間帯に
対応した予報外れ率Yを取得する。
【0041】ここでのデータベース構築方法は一例であ
り、時間帯の幅を10分として扱っているが、例えばそ
の時間帯の幅を5分にしたり15分にしたり必要に応じ
て設定することとしても良い。また、統計を取る期間も
この限りでない。本例では前日の統計結果を用いている
が、これを複数日の統計結果の平均を取ったりしても良
い。また、現在から遠ざかるほど重み付けを軽くして複
数日の統計結果を出したりする方法も考えられる。例え
ば5日間の統計結果を基に、前日の結果には0.4の重
みを掛け、前々日の結果には0.3、それ以前の結果に
はそれぞれ0.1といった具合である。ここで得られた
予報外れ率Yを基にステップS403へと進む。
【0042】次のステップS403では予報外れ率Yに
対する予報報知遅延期間T1を取得する。実施の形態3
では、条件入力手段によって予めデータベース404に
示すような予報外れ率と予報報知遅延期間との関係を設
定しておいたテーブルから予報報知遅延期間T1を求め
ている。すなわち、ステップS401で取得した予報外
れ率Yに対応する予報報知遅延期間T1をデータベース
404のテーブルから取出す。ここでのデータベース4
04にある方法は一例であり、他の方法として計算式を
設定し、入力値である予報外れ率に対して線形的に予報
報知遅延期間を出力させることも考えられる。
【0043】続いてステップS405では割当てたかご
の到着予想時間TTを算出する。そしてステップS40
6へ進み、ステップS403で求めた予報報知遅延期間
T1とステップS405で算出した到着予想時間TTと
を比較し、どちらか小さい方を取る。つまり、ステップ
S403で決定した予報報知遅延期間T1が経過するよ
りも先に割当かごが到着することを防ぐためである。し
かし到着予想時間まで予報報知を遅らせると、予報表示
と到着表示が同時刻になってしまうため、実際の到着予
想時間TTに対して若干短めに設定する必要がある。
【0044】次に、ステップS407へ進むと、ステッ
プS406にて決定した値TRを予報報知遅延期間とし
て採用する。尚、本実施の形態3では対象となる予報外
れ呼び及び乗場登録呼びを、バンク内の階床全ての合計
として扱ったが、これを階床毎に分けて実施しても良
い。その場合、予報外れの多発する階床では予報報知ま
での期間を長く取り、逆に予報外れの少ない階床では前
述の期間を短く取ることで、予報外れの少ない階床では
利用客の安心感を低下させることなく運行できるため、
更に利用者に対するサービスの向上が期待できる。
【0045】実施の形態4.図5はこの発明による実施
の形態4を示す動作フローチャートである。これは予め
設定した予報外れ率の目標値に近づくように現在の予報
報知遅延期間を延長もしくは短縮する機能を持つもので
ある。図において、Yは所定期間の予報外れ呼び数を乗
場呼び数で除算して算出する予報外れ率、YKは予報外
れ率の目標値、TPは現在の予報報知遅延期間、aは予
め設定された係数、TRは予報外れ率が予め定められた
目標値となるように変更した予報報知遅延期間を示す。
【0046】まず、ステップS501では現在の直前1
0分間の予報外れ率Yを算出する。ここでは予報外れ検
出手段15によりデータベース502に最新10分間の
乗場呼び数及び予報外れ呼び数が蓄積されている。実施
の形態4では1分毎の各統計データを10分間分保持し
ている。これら1分毎の統計データ10分間分を全て加
算し、予報外れ呼び数を乗場呼び数で除算したものを予
報外れ率Yとして算出する。勿論、この10分間という
期間はあくまでも一例であって、5分にしたり15分に
するなど任意に設定しても構わない。また、1分毎に予
報外れ個数を取得する方法を、10分毎に10分間分の
データを取得する方法としても良い。
【0047】次に、予報外れ率Yが算出されるとステッ
プS503へと進む。ここでは予め条件入力手段18に
よって設定した予報外れ率目標値YKを取得する。ステ
ップS504へ進むと、現在適用されている予報報知遅
延期間TPを取出す。その後ステップS505へ進み、
ステップS501で取得した直前の予報外れ率Yと、ス
テップS503で取得した予報外れ率の目標値YKとの
大小を比較し、直前の予報外れ率Yが予報外れ率目標値
YK以上であればステップS506へ、それ以外の場合
であればステップS507へそれぞれ進む。
【0048】ステップS506では直前の予報外れ率Y
が目標値よりも大きいので予報報知延長期間TRを長く
する。ここにある数式は一例であり、延長する期間の長
さは直前の予報外れ率Yと目標値YKとの差を、予め設
定した係数aと掛け合わせることにより算出する。ただ
し、状況によっては大きな値が算出される場合も考えら
れる。予報外れ率を低減させるとは言え予報報知遅延期
間を余りにも大きく取り過ぎると反って乗場での待ち客
に対して不安感を募らせる結果になりかねない。そのた
め、予め上限値を設定し、その値を超えた場合には上限
値を設定値とすることにしても良い。
【0049】他方ステップS507では直前の予報外れ
率Yが目標値YKよりも小さいので予報報知延長期間T
Rを短くする。ここの数式もステップS506と同様に
一例であり、短縮する期間の長さは直前の予報外れ率Y
と目標値YKとの差を、予め設定した係数aと掛け合わ
せることにより算出する。次に、ステップS508へ進
み、ステップS506もしくはステップS507にて算
出された値を新たな予報報知遅延期間TRとして採用す
る。
【0050】なお、実施の形態4では処理の説明を省略
したが、図4のステップS405からステップS406
にある到着予想時間との照合作業を行う必要もある。ま
た、本実施の形態4では対象となる予報外れ呼び及び乗
場登録呼びを、バンク内の階床全ての合計として扱った
が、これを階床毎に分けて実施しても良い。その場合、
予報外れの多発する階床では予報報知までの期間を長く
取り、逆に予報外れの少ない階床では前述の期間を短く
取ることで、予報外れの少ない階床では利用客の安心感
を低下させることなく運行できるため、更に利用者に対
するサービスの向上が期待できる。
【0051】また、図4に示した実施の形態3のよう
に、予報外れ率Yを前日同時間帯の統計結果から得る方
法も考えられる。この場合、現在の予報報知遅延期間T
Pを現在でなく前日同時間帯の予報報知遅延期間を用い
ても良い。
【0052】実施の形態5.図6はこの発明による実施
の形態5を示す動作フローチャートである。これは図5
にて説明した機能の内、予報外れ率目標値YKを定数で
はなく状況に応じて可変となるようにしたものである。
実施の形態4で示した予報外れ率目標値は条件入力手段
18によって予め設定した固定値である。
【0053】この場合、予報外れ率が比較的大きいビル
もしくは階床にとっては目標値が高いハードルになる可
能性もある。また逆に予報外れ率が小さいビルもしくは
階床にとっては目標値が大きいためにほとんど即時予報
方式と同じ動作になるため本発明の機能が十分に活かさ
れないことも考えられる。そのため、現状の予報外れ率
に応じて目標値を制御する方法が実施の形態5である。
なお、図6において図5と同一の符号は実施の形態4と
同様であり説明を省略する。
【0054】まず、ステップS601では現在の直前1
0分間の予報外れ率Yを算出する。ここでは予報外れ検
出手段15によりデータベース602に最新10分間の
乗場呼び数及び予報外れ呼び数が蓄積されている。実施
の形態5では1分毎の各統計データを10分間分保持し
ている。これら1分毎の統計データ10分間分を全て加
算し、予報外れ呼び数を乗場呼び数で除算したものを予
報外れ率Yとして算出する。勿論、この10分間という
期間はあくまでも一例であって、5分にしたり15分に
するなど任意に設定しても構わない。また、1分毎に予
報外れ個数を取得する方法を、10分毎に10分間分の
データを取得する方法としても良い。
【0055】次に、予報外れ率Yが算出されるとステッ
プS603へと進む。ここでは予報外れ率目標値YKを
データベース604より取出す。データベース604は
予報外れ率に対する目標値の関係を示している。この例
では予め条件入力手段により定めた方法であるが、他の
例としてある関数式を予め設定しておき、入力値として
直前の予報外れ率を与えることにより予報外れ率の目標
値を出力値として得る方法を取っても良い。
【0056】次に、予報外れ率を算出した後ステップS
605へと進む。ここでは現在適用されている予報報知
遅延期間TPを取出す。その後ステップS606へ進
み、ステップS601で取得した現在に対する直前の予
報外れ率Yと、ステップS603で取得した予報外れ率
目標値YKとの大小を比較し、直前の予報外れ率Yが予
報外れ率目標値YK以上であればステップS607へ、
それ以外の場合であればステップS608へそれぞれ進
む。
【0057】また、ステップS607では直前の予報外
れ率Yが目標値YKよりも大きいので予報報知延長期間
TRを長くする。ここにある数式は一例であり、延長す
る期間の長さは直前の予報外れ率Yと目標値YKとの差
を、予め設定した係数aと掛け合わせることにより算出
する。ただし、状況によっては大きな値が算出される場
合も考えられる。予報外れ率を低減させるとは言え予報
報知遅延期間を余りにも大きく取り過ぎると反って乗場
での待ち客に対して不安感を募らせる結果になりかねな
い。そのため、予め上限値を設定し、その値を超えた場
合には上限値を設定値とすることにしても良い。
【0058】他方、ステップS608では直前の予報外
れ率Yが目標値YKよりも小さいので予報報知延長期間
TRを短くする。ここの数式もステップS607と同様
に一例であり、短縮する期間の長さは直前の予報外れ率
Yと目標値YKとの差を、予め設定した係数aと掛け合
わせることにより算出する。そして、ステップS609
へ進み、ステップS607もしくはステップS608に
て算出された値TRを新たな予報報知遅延期間として採
用する。
【0059】なお、本実施の形態5では処理の説明を省
略したが、図4のステップS405からステップS40
6にある到着予想時間との照合作業を行う必要もある。
また、本実施の形態5では対象となる予報外れ呼び及び
乗場登録呼びを、バンク内の階床全ての合計として扱っ
たが、これを階床毎に分けて実施しても良い。その場
合、予報外れの多発する階床では予報報知までの期間を
長く取り、逆に予報外れの少ない階床では前述の期間を
短く取ることで、予報外れの少ない階床では利用客の安
心感を低下させることなく運行できるため、更に利用者
に対するサービスの向上が期待できる。
【0060】また、図4に示した実施の形態3のよう
に、予報外れ率Yを前日同時間帯の統計結果から得る方
法も考えられる。この場合、現在の予報報知遅延期間T
Pを現在でなく前日同時間帯の予報報知遅延期間を用い
ても良い。
【0061】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果がある。
【0062】この発明に係るエレベーターの群管理制御
装置は、乗場呼びが登録されると複数のエレベーターの
中からかごを割当て、この割当てかごを前記乗場呼びが
登録された乗場の到着予報装置に予報表示するエレベー
ターの群管理制御装置において、前記乗場呼びが登録さ
れてから割当てかごを乗場に報知するまでの期間を、前
記エレベーターの予報外れの発生状況に応じて予め定め
られた期間遅延する予報報知遅延手段と、前記乗場呼び
をかごに割当てるとともに、割当てたかごを予め定めら
れた遅延期間が経過した後に乗場に報知するかご割当手
段とを備えたことにより、現在のエレベーター交通状況
を判断して乗場呼び発生から予報表示までの期間をこの
交通状況に応じて適切に設定し、乗場での待ち客に対し
正確な予報を最小限の予報遅延期間で予報表示するエレ
ベーターの群管理制御装置を提供できる。
【0063】また、予報報知遅延手段は、予報外れとな
った乗場呼びの数を検出する予報外れ検出手段と、所定
期間の乗場呼びの数と予報外れとなった乗場呼びの数か
ら予報外れ率を算出する予報外れ率統計手段と、前記予
報外れ率に基づき予め定められた条件に従って乗場呼び
発生から予報報知するまでの遅延期間を決定する予報報
知遅延期間決定手段とを備えたことにより、現在の予報
外れ率が高ければ予報報知遅延期間を長くして報知し、
逆に予報外れ率が低ければ予報報知遅延期間を短くして
報知したり、あるいは遅延期間なしの即時予報方式で報
知することによって乗場での待ち客への不安感を低減し
たエレベーターの群管理制御装置を提供できる。
【0064】また、予報報知遅延手段は、予報外れ率に
対応して予報報知遅延期間を決定するための判定条件を
入力する判定条件入力手段を備えたことにより、予報未
報知による乗場での待ち客に対する安心感の低下を極力
押さえて予報精度を向上したエレベーターの群管理制御
装置を提供できる。
【0065】また、かご割当手段は、乗場呼びを登録す
る乗場呼び登録手段と、前記乗場呼びに割当てるかごの
候補を選択する割当候補選択手段と、前記乗場呼び発生
から予め定められた遅延期間が経過したか否かを判定す
る予報表示出力判定手段と、前記割当て候補を割当てか
ごとして予報表示する予報表示手段とを備えたことによ
り、乗場での待ち客に対し割当てがごを正確に予報表示
するエレベーターの群管理制御装置を提供できる。
【0066】また、予報外れの状況を現在までの所定期
間の間に統計された予報外れ率から判断する予報報知遅
延手段を備えたことにより、直前の一定時間内の予報外
れ率を算出して現状の運行状況を把握し、適切な予報報
知遅延期間を設定するエレベーターの群管理制御装置を
提供できる。
【0067】また、予報外れの状況を現在と同じ時間帯
における過去の予報外れ率の統計値から判断する予報報
知遅延手段を備えたことにより、時間帯別に交通流の変
化が激しいビルなどでは、前日の同一時間帯に統計した
予報外れ率を適用して、利用状況に促した適切な予報報
知遅延期間を設定するエレベーターの群管理制御装置を
提供できる。
【0068】また、予報外れ率が予め定められた目標値
となるように報知までの遅延期間を変更する予報報知遅
延手段を備えたことにより、予め目標となる予報外れ率
を設定し、目標の予報外れ率となるように予報表示まで
の遅延期間を制御するエレベーターの群管理制御装置を
提供できる。
【0069】また、予報外れ率の目標値を直前のエレベ
ーターの予報外れ率に応じて予め定められた設定値に変
更する予報報知遅延手段を備えたことにより、予報外れ
率の目標値を直前のエレベーターの運行状況に応じて変
化して、混雑時には短い遅延期間で予報報知し、平常時
には遅延期間を長くしてより精度の高い予報を報知する
エレベーターの群管理制御装置を提供できる。
【0070】また、乗場呼びが登録されると複数のエレ
ベーターの中からかごを割当て、前記乗場呼びが登録さ
れてから割当てかごを乗場に報知するまでの期間を、前
記エレベーターの予報外れの発生状況に応じて予め定め
られた時間遅延して予報表示するエレベーターの群管理
制御装置において、予報外れとなった乗場呼びの数を検
出する予報外れ検出手段と、所定期間の乗場呼びの数と
予報外れとなった乗場呼びの数から予報外れ率を算出す
る予報外れ率統計手段と、前記予報外れ率に基づき予め
定められた条件に従って乗場呼び発生から予報報知する
までの遅延期間を決定する予報報知遅延期間決定手段
と、予報外れ率に対応して予報報知遅延期間を決定する
ための判定条件を入力する判定条件入力手段と、乗場呼
びを登録する乗場呼び登録手段と、前記乗場呼びに割当
てるかごの候補を選択する割当候補選択手段と、前記乗
場呼び発生から予め定められた遅延期間が経過したか否
かを判定する予報表示出力判定手段と、前記割当て候補
を予報表示する予報表示手段とを備えたことにより、現
在の予報外れ率が高ければ予報報知遅延期間を長くして
割当かごの見直しを行うことによって予報外れを削減
し、予報外れ率が低ければ予報報知遅延期間を短くする
か、あるいは遅延期間なしの即時予報方式を行うことに
よって乗場での待ち客への不安感を低減したエレベータ
ーの群管理制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1を示すエレベー
ターの群管理制御装置の機能構成図。
【図2】 この発明による実施の形態1を示す動作フロ
ーチャート。
【図3】 この発明による実施の形態2を示す動作フロ
ーチャート。
【図4】 この発明による実施の形態3を示す動作フロ
ーチャート。
【図5】 この発明による実施の形態4を示す動作フロ
ーチャート。
【図6】 この発明による実施の形態5を示す動作フロ
ーチャート。
【図7】 従来の予報報知を示す動作フローチャート。
【符号の説明】
11 乗場呼び登録手段、12 割当候補選択手段、1
3 予報表示出力判定手段、14 予報表示手段、15
予報外れ検出手段、16 予報外れ率統計手段、17
予報報知遅延期間決定手段、18 条件入力手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場呼びが登録されると複数のエレベー
    ターの中からかごを割当て、この割当てかごを前記乗場
    呼びが登録された乗場の到着予報装置に予報表示するエ
    レベーターの群管理制御装置において、前記乗場呼びが
    登録されてから割当てかごを乗場に報知するまでの期間
    を、前記エレベーターの予報外れの発生状況に応じて予
    め定められた期間遅延する予報報知遅延手段と、前記乗
    場呼びをかごに割当てるとともに、割当てたかごを予め
    定められた遅延期間が経過した後に乗場に報知するかご
    割当手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの群
    管理制御装置。
  2. 【請求項2】 予報報知遅延手段は、予報外れとなった
    乗場呼びの数を検出する予報外れ検出手段と、所定期間
    の乗場呼びの数と予報外れとなった乗場呼びの数から予
    報外れ率を算出する予報外れ率統計手段と、前記予報外
    れ率に基づき予め定められた条件に従って乗場呼び発生
    から予報報知するまでの遅延期間を決定する予報報知遅
    延期間決定手段とを備えたことを特徴とする請求項1に
    記載のエレベーターの群管理制御装置。
  3. 【請求項3】 予報報知遅延手段は、予報外れ率に対応
    して予報報知遅延期間を決定するための判定条件を入力
    する判定条件入力手段を備えたことを特徴とする請求項
    2に記載のエレベーターの群管理制御装置。
  4. 【請求項4】 かご割当手段は、乗場呼びを登録する乗
    場呼び登録手段と、前記乗場呼びに割当てるかごの候補
    を選択する割当候補選択手段と、前記乗場呼び発生から
    予め定められた遅延期間が経過したか否かを判定する予
    報表示出力判定手段と、前記割当て候補を割当てかごと
    して予報表示する予報表示手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1に記載のエレベーターの群管理制御装置。
  5. 【請求項5】 予報報知遅延手段は、予報外れの状況を
    現在までの所定期間の間に統計された予報外れ率から判
    断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載のエレベーターの群管理制御装置。
  6. 【請求項6】 予報報知遅延手段は、予報外れの状況を
    現在と同じ時間帯における過去の予報外れ率の統計値か
    ら判断することを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれかに記載のエレベーターの群管理制御装置。
  7. 【請求項7】 予報報知遅延手段は、予報外れ率が予め
    定められた目標値となるように報知までの遅延期間を変
    更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載のエレベーターの群管理制御装置。
  8. 【請求項8】 予報報知遅延手段は、予報外れ率の目標
    値を直前のエレベーターの予報外れ率に応じて予め定め
    られた設定値に変更することを特徴とする請求項1から
    請求項4のいずれかに記載のエレベーターの群管理制御
    装置。
  9. 【請求項9】 乗場呼びが登録されると複数のエレベー
    ターの中からかごを割当て、前記乗場呼びが登録されて
    から割当てかごを乗場に報知するまでの期間を、前記エ
    レベーターの予報外れの発生状況に応じて予め定められ
    た時間遅延して予報表示するエレベーターの群管理制御
    装置において、予報外れとなった乗場呼びの数を検出す
    る予報外れ検出手段と、所定期間の乗場呼びの数と予報
    外れとなった乗場呼びの数から予報外れ率を算出する予
    報外れ率統計手段と、前記予報外れ率に基づき予め定め
    られた条件に従って乗場呼び発生から予報報知するまで
    の遅延期間を決定する予報報知遅延期間決定手段と、予
    報外れ率に対応して予報報知遅延期間を決定するための
    判定条件を入力する判定条件入力手段と、乗場呼びを登
    録する乗場呼び登録手段と、前記乗場呼びに割当てるか
    ごの候補を選択する割当候補選択手段と、前記乗場呼び
    発生から予め定められた遅延期間が経過したか否かを判
    定する予報表示出力判定手段と、前記割当て候補を予報
    表示する予報表示手段とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーターの群管理制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006143360A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Toshiba Corp エレベータ群管理方法及び装置
JP2007015788A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Toshiba Corp エレベータ群管理システム及びエレベータ群管理方法
JP2014005130A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Fujitec Co Ltd エレベータの群管理制御装置及び群管理制御方法

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