JP2002119972A - 固液分離装置及びそれを用いた水中分解式有機廃棄物処理システム - Google Patents
固液分離装置及びそれを用いた水中分解式有機廃棄物処理システムInfo
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Abstract
る。 【解決手段】 固液分離装置1はイオン化した物質がと
け込んだ液体中からその異物を濃縮して分離する装置で
ある。上記液体中に電界をかけて異物を沈殿させる電界
印加手段3を備えた。水中分解式有機廃棄物処理システ
ム11は、反応槽内の水中で微生物を利用して有機廃棄
物を分解するシステムである。この水中分解式有機廃棄
物処理システム11に固液分離装置1を用いた。
Description
だ異物を濃縮して分離する固液分離装置及びそれを用い
た水中分解式有機廃棄物処理システムに関する。
固液分離装置としては、濾過や蒸発を利用したものがあ
る。濾過の場合は、液体をフィルターに通して異物を濾
し取る。蒸発の場合は、異物のとけ込んだ液体を蒸発さ
せることで水分を除去して、異物のみを取り出す。
固液分離装置では、液体に溶け込んだ異物が小さい場合
フィルターを通り抜けてしまうことがある。蒸発の場合
は、水分を蒸発させてしまうまでに膨大な時間とエネル
ギーが必要となる。また、イオン化した物質を槽に戻す
と、イオン化物質が濃縮していくという問題が発生す
る。
になり、ランニングコストが嵩張るという問題点があ
る。
たもので、固液分離処理の効率化とランニングコストの
低減を図った固液分離装置及びそれを用いた水中分解式
有機廃棄物処理システムを提供することを目的とする。
離装置は、異物がとけ込んだ液体中からその異物を濃縮
して分離する固液分離装置において、上記異物がとけ込
んだ液体中に電界をかけて異物を沈殿させる電界印加手
段を備えたことを特徴とする。
した物質、電界を掛けられることでイオン化したり帯電
したりする物質等の、電界の影響を受ける物質をいう。
体中に電界がかけられると、帯電した異物が電界によっ
て引かれる。さらに、異物から自由電子が飛び出して活
発に動き回る。この活発に動き回る自由電子は周囲の異
物(分子)に入り込んだりその異物内の電子をはじき飛
ばしたりする。自由電子が飛び出した後のホールも分子
内で活発に動く。さらに、イオン化した異物は、陰極同
士や陽極同士で反発して離れ、陰極と陽極で互いに引き
合って接近する。これらの現象により、異物が活性化さ
れる。
囲の異物とぶつかることが多くなる。これにより、異物
同士で接触する機会が増え、次第に異物同士で結合して
大きくなっていく。繊維状に長く成長する場合もある。
大きな固まりとなった異物は底部に沈殿する。この状態
で上澄みを取り除けば、異物が濃縮された高濃度の液体
になり、この液体を乾燥させたり、固化したりして処理
する。
発明に係る固液分離装置において、上記電界印加手段
が、上記異物のとけ込んだ液体を貯留する貯留槽を挟ん
で底部と上部に配設された一対の電極と、この電極に電
圧を印加する電源とを備えて構成されたことを特徴とす
る。
設された一対の電極により、貯留槽内に電場が形成され
る。このとき、電界は貯留槽内で上下方向に形成され
て、液体中の帯電した異物を活性化させる。電源として
は、異物の種類に応じて直流電源と交流電源を適宜選択
する。直流電源を用いる場合において、異物が正電荷を
帯びているものであるときは、陰極を貯留槽の底部に、
陽極を上部に配設し、異物を電界で大きく成長させなが
ら、底部に引いて沈殿させる。これにより、固液分離処
理の効率化を図ることができる。異物が負電荷を帯びて
いるものであるときは、上記の場合と逆にする。異物を
激しく移動させたい場合は交流電源を用いる。直流電源
を断続的に供給するようにしてもよい。交流電源を供給
する場合や、直流電源を断続的に供給する場合は、一定
時間経過して異物が大きく成長した後に、直流電源を連
続的に供給して異物を底部に引いて沈殿させるようにし
てもよい。
発明に係る固液分離装置において、上記一対の電極のう
ち陽極が上記貯留槽の底部に、陰極が上部に配設された
ことを特徴とする。
効率的に沈殿させることができる。
は第3の発明に係る固液分離装置において、上記一対の
電極のうち陰極側が、平板を陽極側に向けて突出するよ
うに湾曲して形成されたことを特徴とする。
集中するので、陰極側電極を突出させることで、この陰
極側の突出部分と平板状の陽極側との間で膨らんだ円錐
に近い形状の電場が形成される。これにより、固液分離
処理の効率化を図ることができる。
は第3の発明に係る固液分離装置において、上記一対の
電極のうち陰極側の表面積を小さくして電束密度を絞っ
たことを特徴とする。
小さくしたことで、平板状の陽極側との間で膨らんだ円
錐に近い形状の電場が形成される。これにより、固液分
離処理の効率化を図ることができる。
は第3の発明に係る固液分離装置において、上記一対の
電極のうち陰極側を針状にして電束密度を絞ったことを
特徴とする。
たことで、平板状の陽極側との間で膨らんだ円錐に近い
形状の電場が形成される。これにより、固液分離処理の
効率化を図ることができる。
は第3の発明に係る固液分離装置において、上記一対の
電極のうち陰極側に複数の針を設けると共にその針の設
置密度を、中央部で密に、周囲に行くに従って次第に疎
らにしたことを特徴とする。
ことで、貯留槽内における電束密度を適宜調整すること
ができる。これにより、電束密度を部分的に高くした
り、全体に均一にしたり、自由に調整することができ
る。
理システムは、反応槽内の水中で微生物を利用して有機
廃棄物を分解する水中分解式有機廃棄物処理システムに
おいて、微生物及び残留物質を濃縮して分離する第1な
いし第7のいずれかの発明に係る固液分離装置を備えた
ことを特徴とする。
質(未分解の有機物、無機物、カルシウムイオン、マグ
ネシウムイオン等の残留物質)は、液体と共に貯留槽に
移されて、電界印加手段で電界がかけられる。これによ
り、微生物及び残留物質に運動エネルギーが与えられ、
次第に大きな固まりとなって貯留槽の底部に沈殿する。
これにより、固液分離処理の効率化を図ることができ
る。次いで、上澄みを取り除いて異物が濃縮された高濃
度の液体にして、乾燥させたり、固化したりして処理す
る。
理システムは、第8の発明に係る水中分解式有機廃棄物
処理システムにおいて、微生物及び残留物質を上記固液
分離装置で沈殿させた後の上澄みを、この中のイオン化
した物質を除去した後に上記反応槽内に戻して蒸発又は
浄化して排水する後処理部を備えたことを特徴とする。
によってイオン化した物質を除去した後に反応槽内に戻
されたり、浄化された上で排水されたりする。この処理
によって残った、沈殿物を含む高濃度の液体は、乾燥や
固化等の処理が施される。
及びそれを用いた水中分解式有機廃棄物処理システムに
ついて、添付図面を参照しながら説明する。
固液分離装置について説明する。この固液分離装置は、
異物がとけ込んだ液体中からその異物を濃縮して分離す
るための装置である。ここで異物とは、上述のように、
イオン化した物質、帯電した物質、電界を掛けられるこ
とでイオン化したり帯電したりする物質等の、電界の影
響を受ける物質をいう。
そこに電界をかけると、電界によって異物が活性化さ
れ、次第に大きな固まりとなって沈殿する。本実施形態
に係る固液分離装置は、この特性を利用したものであ
る。
る。固液分離装置1は主に、貯留槽2と、電界印加手段
3とから構成されている。
留する容器である。貯留槽2は、電界印加手段3により
電界を形成しやすいように、合成樹脂等の不導体で構成
されている。また、貯留槽2の大きさは、要求される処
理能力や用途に応じて適宜設定される。
に電界をかけて異物を沈殿させるための装置である。こ
の電界印加手段3は、貯留槽2を挟んで底部と上部に配
設された一対の電極4,5と、この電極4,5に電圧を
印加する電源6とを備えて構成されている。一対の電極
4,5のうち陽極4は貯留槽2の底部に、陰極5は貯留
槽2の上部にそれぞれ配設されている。陽極4は、平板
状に形成され、貯留槽2の底部に張り付けられている。
陰極5は、平板を陽極4側に向けて突出するように湾曲
して球面状に形成されている。なお、陰極5を上部に設
けるのは、異物が負電荷を帯びていることが多いためで
ある。従って、異物が正電荷を帯びている場合は、電極
4,5の配設位置を逆にする。
陰極5にそれぞれ接続されている。さらに、電源6は電
圧の調整ができるようになっており、貯留槽2内に形成
される電界の強さを異物の種類や濃度等に合わせて適宜
調整できるようになっている。
装置1は次のように作用する。
電圧がかけられると、各電極4,5の間、即ち貯留槽2
内に電場が形成される。このとき、陰極5は陽極4側に
向けて突出するように湾曲して球面状に形成されている
ため、電束線はこの突出した部分に集中し、この陰極5
側の突出部分と平板状の陽極4側との間で膨らんだ円錐
に近い形状の電場が形成される。これにより、貯留槽2
の外部に漏れる電束線がほとんどなくなり、貯留槽2内
の液体に効率的に電界をかけることができる。
物が電界によって揺さぶられる。具体的には、電界によ
り異物から自由電子が飛び出して活発に動き回る。この
活発に動き回る自由電子は周囲の異物(分子)に入り込
んだりその異物内の電子をはじき飛ばしたりする。自由
電子が飛び出した後のホールも分子内で活発に動く。さ
らに、イオン化した異物は、陰極同士や陽極同士で反発
して離れ、陰極と陽極で互いに引き合って接近する。こ
れらの現象により、異物が活性化される。
囲の異物とぶつかることが多くなる。これにより、異物
同士で接触する機会が増え、次第に異物同士で結合して
大きくなっていく。繊維状に長く成長する場合もある。
大きな固まりとなった異物は底部に沈殿する(図1中の
Aの状態)。この現象は、電界をかけない場合に比べて
極めて短時間で起きる。実験例では、電界をかけないと
き50時間以上かかった上記現象が、電界をかけると2
時間程度で上記現象が起きた。
い。このため、それに合わせて陰極5を貯留槽2の上部
に配設している。大きな固まりとなった異物は陽極4に
引かれて、貯留槽2の底部に沈殿する。
縮された高濃度の液体になり、この液体を乾燥させた
り、固化したりして処理する。
液体に電界をかけることで、異物を短時間のうちに大き
な固まりにして沈殿させることができ、時間をかけずに
容易に異物を濃縮された高濃度の液体にしてとりだすこ
とができる。この結果、固液分離処理の大幅な効率化を
図ることができる。
態について図2を基に説明する。本実施形態の特徴は陰
極7にある。他の構成は上記第1実施形態の異固液分離
装置1とほぼ同様であるため、同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
球面状に形成することで、貯留槽2内での電束密度を絞
ったが、陰極側の表面積を小さくして電束密度を絞るよ
うにしてもよい。
し、その中央部に突起7Aを設ける。
さくしたことで、平板状の陽極4側との間で膨らんだ円
錐に近い形状の電場が形成される。これにより、上記第
1実施形態と同様に、固液分離処理の効率化を図ること
ができる。
態について図3を基に説明する。本実施形態の特徴は陰
極8にある。他の構成は上記第1実施形態の異固液分離
装置1とほぼ同様であるため、同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
球面状に形成することで貯留槽2内での電束密度を絞っ
たが、陰極側を針状にして電束密度を絞るようにしても
よい。
し、その中央部に針8Aを設ける。
けてその表面積を小さくしたことで、平板状の陽極4側
との間で膨らんだ円錐に近い形状の電場が形成される。
これにより、上記第1実施形態と同様に、固液分離処理
の効率化を図ることができる。
態について図4を基に説明する。本実施形態の特徴は陰
極9にある。他の構成は上記第1実施形態の異固液分離
装置1とほぼ同様であるため、同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
球面状に形成することで貯留槽2内での電束密度を絞っ
たが、陰極側に複数の針を設けて電束密度を調整するよ
うにしてもよい。
し、複数本の針9Aを設ける。各針9Aの設置密度は、
陰極9の中央部で密に、周囲に行くに従って次第に疎ら
になるように設ける。
部で密に、周囲に行くに従って次第に疎らになる複数の
針9Aを設けたことで、電束密度を貯留槽2内の中央で
密に、周囲で粗にすることができる。
で、貯留槽2内における電束密度を適宜調整することが
できる。これにより、電束密度を部分的に高くしたり、
全体に均一にしたり、自由に調整することができる。
液分離処理の効率化を図ることができる。
態について説明する。図5は本実施形態に係る水中分解
式有機廃棄物処理システム11を示す構成図である。
主に、反応槽12、固液分離装置1、乾燥装置13、制
御盤(図示せず)等から構成されている。
機廃棄物を分解するための槽である。反応槽12には、
撹拌装置15、酸素供給装置16、排気装置17等が設
けられている。
ための装置であ。この撹拌装置15は具体的には、駆動
モータ20と、この駆動モータ20から反応槽12内へ
垂下して設けられた撹拌翼21とから構成されている。
この撹拌翼21が回転することにより、反応槽12内の
水が全体に撹拌されるようになっている。
を供給するための装置である。この酸素供給装置16
は、空気を送り込むエアレーションブロワ23と、この
エアレーションブロワ23に接続されて反応槽12内ま
で配設されたエア供給配管24と、このエア供給配管2
4の先端に接続された散気管25とから構成されてい
る。散気管25は、撹拌装置15の撹拌翼21の直下の
位置に設けられている。
応槽12内で発生したガス及び反応槽12内に吹き込ま
れた空気を外部に排出するための装置である。この排気
装置17は、ガス導出管27、排気ファン28等から構
成されている。
べた装置である。この固液分離装置1を反応槽12に接
続する。固液分離装置1と反応槽12との間には、反応
槽12内で微生物による分解後に残る微生物及び残留物
質がとけ込んだ液体を固液分離装置1内に取り込むため
の配管30と、固液分離装置1内で分離された後の上澄
みを反応槽12内に戻すための配管31がそれぞれ接続
されている。各配管30,31にはバルブ32,33及
びポンプ34,35がそれぞれ設けられ、使用に応じて
バルブ32,33が開閉され、ポンプ34,35が作動
される。さらに、配管31にはイオン分離装置36が設
けられ、固液分離装置1で処理された後の液体からイオ
ンが除去されて反応槽12に戻されるようになってい
る。また、固液分離装置1と乾燥装置13との間には、
固液分離装置1で濃縮された後の液体を乾燥装置13内
に取り込むための配管37が設けられている。
れた高濃度の液体を乾燥させるための装置である。熱に
より液体から水分を蒸発させて乾燥させ、排気ファン
(図示せず)で蒸気を外部に排出する。
を供給する。この制御盤によって水中分解式有機廃棄物
処理システム11全体が制御されている。
式有機廃棄物処理システム11は、制御盤に制御されて
次のように動作する。
廃棄物と、この有機廃棄物を分解する微生物が投入され
る。次いで、撹拌装置15、酸素供給装置16、排気装
置17等が作動されて、反応槽12内で有機廃棄物が微
生物によって分解される。分解後に残る微生物及び残留
物質を含む液体は、配管30を介して固液分離装置1内
に取り込まれる。固液分離装置1内では、上記第1実施
形態と同様の作用により、主に微生物と未分解の有機
物、無機物からなる異物が貯留槽2内の底部に沈殿され
る。この状態で、上澄みの部分がポンプ35でイオン分
離装置36に送られ、イオンが除去されて反応槽12に
戻される。
体となり、この液体は配管37で乾燥装置13に送られ
て乾燥される。
された後の液体を、乾燥させる前に固液分離装置1で濃
縮させるので、短時間で効率的に乾燥させることができ
る。
テム11のランニングコストを大幅に低減することがで
きる。
電源を用いたが、交流電源を用いてもよい。特に異物を
強力に活性化させたい場合は、電界の方向を周期的に反
転させた方が効率的に活性化させることができる。この
とき、電極は両方とも同じ形状にする。即ち、直流電源
では陰極のみを種々の形状にしたが、交流電源では、両
極とも湾曲させたり、針等を設けたりする。この場合、
一定時間経過後に、直流電源に切り替えて、大きく成長
した異物を底部に引くようにしてもよい。
効果を奏することができる。
流電源を連続的に供給したが、断続的に供給するように
してもよい。これにより、電力消費量を抑えて効率的に
異物を活性化させることができる。
効果を奏することができる。
留槽2は円形に限らず、四角形等の他の形状でもよい。
この場合、貯留槽2の形状に合わせて、陰極5、針8A
等の形状や針8A等の配置を適宜変更する。
突出するように湾曲して球面状に形成したが、球面に限
らず、円錐状や角錐状等でもよい。陽極4側へ突出した
形状であれば、上記実施形態同様の作用、効果を奏する
ことができる。
極4を貯留槽2の底部に、陰極5を上部に設けたが、異
物が正電荷を帯びるものであるときは、陰極を貯留槽の
底部に、陽極を上部に配設する。処理する異物の性質に
応じて適宜設定する。
装置1内で分離された後の上澄みを反応槽12内に戻す
ための配管31を設けたが、この上澄みを電解質膜等に
通して浄化し、外部に排水するようにしてもよい。
次のような効果を奏する。
え、この電界印加手段で異物のとけ込んだ液体に電界を
かけるようにしたので、異物を短時間のうちに大きな固
まりにして沈殿させることができるようになる。この結
果、異物がとけ込んだ液体を容易に濃縮することがで
き、固液分離処理の大幅な効率化を図ることができる。
を、乾燥させる前に固液分離装置で濃縮させるので、微
生物及び残留物質を短時間で効率的に乾燥させて取り出
すことができる。
まって、水中分解式有機廃棄物処理システムのランニン
グコストを大幅に低減することができる。
す全体構成図である。
極を示す正面図である。
極を示す正面図である。
極を示す正面図である。
棄物処理システムを示す全体構成図である。
4:陽極、5,7,8,9:陰極、6:電源、11:水
中分解式有機廃棄物処理システム、12:反応槽、1
3:乾燥機、15:撹拌装置、16:酸素供給装置、1
7:排気装置、20:駆動モータ、21:撹拌翼、2
6:エアレーションブロワ、23:エア供給配管、2
5:散気管。
Claims (9)
- 【請求項1】 異物がとけ込んだ液体中からその異物を
濃縮して分離する固液分離装置において、 上記異物がとけ込んだ液体中に電界をかけて異物を沈殿
させる電界印加手段を備えたことを特徴とする固液分離
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の固液分離装置におい
て、 上記電界印加手段が、 上記異物のとけ込んだ液体を貯留する貯留槽を挟んで底
部と上部に配設された一対の電極と、 この電極に電圧を印加する電源とを備えて構成されたこ
とを特徴とする固液分離装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の固液分離装置におい
て、 上記一対の電極のうち陽極が上記貯留槽の底部に、陰極
が上部に配設されたことを特徴とする固液分離装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載の固液分離装置に
おいて、 上記一対の電極のうち陰極側が、平板を陽極側に向けて
突出するように湾曲して形成されたことを特徴とする固
液分離装置。 - 【請求項5】 請求項2又は3に記載の固液分離装置に
おいて、 上記一対の電極のうち陰極側の表面積を小さくして電束
密度を絞ったことを特徴とする固液分離装置。 - 【請求項6】 請求項2又は3に記載の固液分離装置に
おいて、 上記一対の電極のうち陰極側を針状にして電束密度を絞
ったことを特徴とする固液分離装置。 - 【請求項7】 請求項2又は3に記載の固液分離装置に
おいて、 上記一対の電極のうち陰極側に複数の針を設けると共に
その針の設置密度を、中央部で密に、周囲に行くに従っ
て次第に疎らにしたことを特徴とする固液分離装置。 - 【請求項8】 反応槽内の水中で微生物を利用して有機
廃棄物を分解する水中分解式有機廃棄物処理システムに
おいて、 微生物及び残留物質を濃縮して分離する請求項1ないし
7のいずれか1項に記載の固液分離装置を備えたことを
特徴とする水中分解式有機廃棄物処理システム。 - 【請求項9】 請求項8に記載の水中分解式有機廃棄物
処理システムにおいて、 微生物及び残留物質を上記固液分離装置で沈殿させた後
の上澄みを、この中のイオン化した物質を除去した後に
上記反応槽内に戻して蒸発又は浄化して排水する後処理
部を備えたことを特徴とする水中分解式有機廃棄物処理
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000311841A JP4125473B2 (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 固液分離装置及びそれを用いた水中分解式有機廃棄物処理システム |
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JP2000311841A JP4125473B2 (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 固液分離装置及びそれを用いた水中分解式有機廃棄物処理システム |
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JP2002119972A true JP2002119972A (ja) | 2002-04-23 |
JP4125473B2 JP4125473B2 (ja) | 2008-07-30 |
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