JP2002119924A - 選別機 - Google Patents

選別機

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JP2002119924A
JP2002119924A JP2000311222A JP2000311222A JP2002119924A JP 2002119924 A JP2002119924 A JP 2002119924A JP 2000311222 A JP2000311222 A JP 2000311222A JP 2000311222 A JP2000311222 A JP 2000311222A JP 2002119924 A JP2002119924 A JP 2002119924A
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真康 木村
Takashi Matsuda
俊 松田
Yoshikazu Akaizawa
義和 赤井澤
Norihiko Ono
典彦 小野
Taketoshi Shiraishi
武利 白石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選別対象物を正確に仕分けて回収することが
できる選別機を提供することを目的とする。 【解決手段】 多数の通気部7が、前後のノズル20、
内側のノズル22の仕分け範囲aを通過するラインL上
に配列されている。この結果、選別対象物4が通気部7
を介してベルト2の定められたラインL上に吸着される
ので、選別対象物4が重なり合ったり近接したりし難く
なる。このために、異なった材質の選別対象物4が重な
り合ったり近接したりすることによる不具合がない。こ
れにより、選別対象物4を正確に仕分けて回収すること
ができることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、選別対象物を識
別装置の識別結果に基づいて仕分けて回収する選別機で
あって、たとえば、トレイやフィルムなどのプラスチッ
ク製の廃棄物である選別対象物を材質別に仕分けて回収
する選別機にかかるものである。特に、この発明は、選
別対象物を正確に仕分けて回収することができる選別機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の選別機としては、たとえば、特
許公報2000−108126号公報に記載のものがあ
る。以下、この選別機を図13および図14を参照して
説明する。この例は、選別対象物がトレイやフィルムな
どのプラスチック製の廃棄物である場合の例について説
明する。
【0003】図において、1は搬送装置としてのベルト
コンベア装置である。このベルトコンベア装置1の搬送
体としてのベルト2には、多数の通気部としての通気孔
3が、マトリクス状にかつベルト2全体に亘って配置配
列されて設けられている。このベルトコンベア装置1に
より、トレイやフィルムなどのプラスチック製の廃棄物
である選別対象物4は、供給部から回収部に実線矢印方
向に搬送される。なお、前記供給部は、ベルトコンベア
装置1の上流端側(テールプーリー側)上面、すなわ
ち、図13中の白抜き矢印が施されている近傍部に位置
する。また、回収部は、ベルトコンベア装置1の下流端
側(ヘッドプーリー側)もしくは下面側に配置されてい
る。
【0004】前記ベルトコンベア装置1の下流端側に
は、エア吸引口5が設けられている。このエア吸引口5
には、吸引装置としてのバキューム装置(図示せず)が
接続されている。前記バキューム装置を駆動させること
により、前記ベルトコンベア装置1の供給部から下流端
側までの部分(図13中、格子が施されている部分)に
おいて、エアが図13中の破線矢印に示すように、多数
の通気孔3を介してベルト2の外側から内側に吸引され
る。この結果、前記選別対象物4は、前記ベルト2に吸
引された状態で前記供給部から前記回収部まで搬送され
ることとなる。
【0005】前記回収部よりも上流側であって、前記ベ
ルトコンベア装置1の下流端側上面には、識別装置6が
設置されている。この識別装置6は、近赤外線を選別対
象物4に照射し、その選別対象物4からの反射光に基づ
いて、選別対象物4の材質を識別する、いわゆる、近赤
外線反射式ものである。
【0006】前記回収部には、仕分け装置(図示せず)
が配置されている。この仕分け装置は、たとえば、スク
レーパ、または、前記吸引を遮断する手段からなり、前
記識別装置6の識別結果に基づいて、選別対象物4を前
記回収部において、所定の識別条件下、この例では材質
別に仕分けるものである。
【0007】つぎに、前記選別機の作用について説明す
る。まず、ベルトコンベア装置1の供給部に選別対象物
4を白抜き矢印に示すように供給する。すると、選別対
象物4は、ベルトコンベア装置1により、供給部から回
収部に実線矢印方向に搬送される。その選別対象物4が
格子が施された吸着部に達すると、吸引装置の吸引作用
により、ベルト2に吸着される。このベルト2に吸着さ
れた選別対象物4は、識別装置6を通過することによ
り、その選別対象物4の材質が識別される。この材質が
識別された選別対象物4は、回収部において、仕分け装
置により、材質別に仕分けられて回収される。たとえ
ば、スクレーパの場合は、スクレーパにより選別対象物
4をベルト2から掻き取って回収し、または、吸引遮断
手段の場合は、前記吸引を一旦遮断して選別対象物4を
ベルト2から自重落下させて回収する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
選別機は、通気孔3がベルト2全体に亘って設けられて
いるので、選別対象物4がベルト2のどの部分にでも吸
着することとなる。このために、図14に示すように、
選別対象物4が重なり合ったり(実線円で囲まれた部分
を参照)、近接したり(破線円で囲まれた部分を参照)
し易い。
【0009】前記従来の選別機においては、異なった材
質の選別対象物4が重なり合ったり、近接したりする
と、前記仕分け装置(スクレーパ、吸引遮断手段)によ
り、識別された材質の回収部にその材質と異なった材質
の選別対象物4を仕分けて回収してしまう場合がある。
このために、前記従来の選別機では、選別対象物4を正
確に仕分けて回収することが困難である。
【0010】この発明は、選別対象物を正確に仕分けて
回収することができる選別機を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、多数の通気部が、仕分
け装置の仕分け範囲を通過するライン上に配列されてい
る、ことを特徴とする。
【0012】この結果、請求項1にかかる発明は、選別
対象物が通気部を介して搬送体の定められたライン上に
吸着されるので、選別対象物が重なり合ったり近接した
りし難くなる。このために、異なった材質の選別対象物
が重なり合ったり近接したりすることによる不具合がな
い。これにより、選別対象物を正確に仕分けて回収する
ことができることとなる。
【0013】また、請求項2にかかる発明は、ラインが
複数本あり、通気部が複数本のライン上において断続的
にかつ互い違いに配列されている、ことを特徴とする。
【0014】この結果、請求項2にかかる発明は、通気
部が複数本のライン上に断続的にかつ互い違いに配列さ
れているので、仕分け装置により選別対象物を仕分ける
際に、隣のラインの選別対象物に対する影響が少ない。
すなわち、隣のラインの選別対象物を誤って回収するよ
うな虞が少ない。
【0015】また、請求項3にかかる発明は、通気部の
近傍に、選別対象物が搬送体に密着するのを防止する手
段が、設けられている、ことを特徴とする。
【0016】この結果、請求項3にかかる発明は、密着
防止手段により、選別対象物が通気部を介して搬送体に
密着することが防止されるので、仕分け装置の作用で選
別対象物を搬送体から確実に離すことができる。これに
より、さらに正確に選別対象物を仕分けて回収すること
ができる。
【0017】また、請求項4にかかる発明は、通気部が
搬送方向に沿って長く設けられた1本の長穴である、こ
とを特徴とする。
【0018】この結果、請求項4にかかる発明は、1本
の長穴により、選別対象物が1本の長穴全体に亘って搬
送体に吸着されるので、選別対象物の搬送体への吸着が
確実となる。これにより、選別対象物を搬送装置の下面
側の回収部に搬送する際に、選別対象物が自重で搬送体
から落下するのを防止することができる。このために、
さらに正確に選別対象物を仕分けて回収することができ
る。
【0019】また、請求項5にかかる発明は、仕分け装
置が、搬送体の外側にライン上で相互に対向して設けら
れ、選別対象物の前後にエアを噴射させてその選別対象
物を搬送体から離して回収部に回収させる前後のノズル
である、ことを特徴とする。
【0020】この結果、請求項5にかかる発明は、前後
のノズルからのエア噴射により、選別対象物を搬送体か
ら離して回収部に回収させるので、スクレーパの掻き取
りによる回収や吸引の遮断による回収と比較して、応答
性が速い。これにより、高速処理が可能となる。
【0021】また、請求項6にかかる発明は、仕分け装
置が、搬送体の内側にラインと対向して設けられ、長穴
を介して選別対象物にエアを噴射させてその選別対象物
を搬送体から離して回収部に回収させる内側のノズルで
ある、ことを特徴とする。
【0022】この結果、請求項6にかかる発明は、長穴
を介して搬送体の外側に吸着されている選別対象物に、
搬送体の内側からノズルよりエアを、長穴を介して噴射
させることにより、その選別対象物のみを仕分けて回収
することができ、他の選別対象物に対して何ら影響を与
えない。すなわち、他の選別対象物を誤って仕分けて回
収するような虞がない。また、請求項5にかかる発明と
同様に、ノズルからのエア噴射により、選別対象物を搬
送体から離して回収部に回収させるので、スクレーパの
掻き取りによる回収や吸引の遮断による回収と比較し
て、応答性が速い。これにより、高速処理が可能とな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる選別機の
実施の形態の2例を図1〜図12を参照して説明する。
なお、この実施の形態によりこの選別機が限定されるも
のではない。
【0024】(実施の形態1の構成の説明)図1〜図7
は、この発明にかかる選別機の実施の形態1を示す。こ
の例は、選別対象物がトレイやフィルムなどのプラスチ
ック製の廃棄物である場合の例について説明する。図
中、図13および図14と同符号は、同一のものを示
す。
【0025】図において、Lは後記仕分け装置20の仕
分け範囲aのほぼ中心を通過するラインである。このラ
インLは、ベルトコンベア装置1の搬送方向(図中、実
線矢印方向)とほぼ平行である。また、このラインL
は、識別装置6の識別可能範囲bのほぼ中心を通過する
ラインでもある。
【0026】そして、図4(A)および(B)に示すよ
うに、多数の通気部7(図4中二点鎖線により四角囲ま
れた部分)は、前記4本のラインL上に断続的にかつ互
い違い(千鳥状)に配列されている。
【0027】前記通気部7は、図5に示すように、多数
個のたとえば小円形の通気孔8、すなわち、通気孔8群
が互い違い(千鳥状)に設けられてなる。この通気孔8
の直径は、約10mmである。また、この通気孔8間の
ピッチcは、約50mmである。
【0028】ベルトコンベア装置1の供給部側には、選
別対象物4がベルト2の前記ラインLの所定幅(この例
では、約75mmである)以外の部分に接触防止手段9
が、設けられている。この接触防止手段9は、幅が約1
25mm、厚さが約10mmの帯状の、たとえば、塩ビ
シートから構成されている。前記3枚の接触防止手段9
の一端は、ベルトコンベア装置1の上流端側において、
固定バー10に固定されている。また、前記3枚の接触
防止手段9は、ベルト2の選別対象物4が吸着される搬
送面(ベルト面)上に載置されている。
【0029】前記ベルトコンベア装置1のうち、識別装
置6の上流側には、エアの噴射により、前記通気部7を
介してベルト2に吸着されていない選別対象物4を上流
側に戻すエア噴射手段としてのノズル11が、設けられ
ている。なお、この3本のノズル11は、エア供給路
(図示せず)を介してエア供給源(図示せず)に接続さ
れている。
【0030】前記ベルトコンベア装置1の下流端側およ
び下面側には、回収部が配置されている。この回収部
は、たとえば、ベルト2に吸着されていない選別対象物
4を回収する第1回収箱12と、材質がPS(ポリスチ
レン)の選別対象物4を回収する第2回収箱13と、材
質がPVC(ポリ塩化ビニール)の選別対象物4を回収
する第3回収箱14と、その他のプラスチック製の廃棄
物の選別対象物4を回収する第4回収箱15と、選別対
象物4以外の物(仕分けて回収の対象物以外の物)を回
収する第5回収箱16とからなる。なお、この仕分けて
回収の種類は、ニーズに応じて、2〜6種類のうちから
任意に選択できる。
【0031】前記ベルトコンベア装置1の下面側のう
ち、前記第2回収箱13、第3回収箱14、第4回収箱
15に対応する箇所には、仕分け装置20がそれぞれ位
置されている。この仕分け装置20は、ベルト2の外側
に4本のラインL上で相互に対向して設けられた前後の
ノズルからなる。
【0032】前記前後のノズル20は、選別対象物4の
前後にエアを噴射させてその選別対象物4をベルト2か
ら離して回収箱13、14、15に回収させるものであ
る。なお、この前後のノズル20は、エア供給路(図示
せず)を介してエア供給源(図示せず)に接続されてい
る。また、この前後のノズル20は、前記識別装置6に
接続されている。
【0033】前記ベルト2の搬送面であって、通気部7
の近傍には、選別対象物4がベルト2に密着防止手段2
1が、設けられている。この密着防止手段21は、前記
ベルト2の搬送面上に搬送方向にエンドレスに一体に突
設された桟である。この桟21は、1本のラインLに対
して両側にそれぞれ設けられている。この2本1組の桟
21は、前記通気部7の小円形の通気孔8の間に設けら
れている。
【0034】図3に示すように、前記2本1組の桟21
の間には、前記接触防止手段9がそれぞれ配置されてい
る。また、図7に示すように、前記桟21は断面台形を
なす。この桟21の高さおよび幅は、約5.5mmおよ
び約10mm前後であって、ベルトコンベア装置1のプ
ーリー(トッププーリーおよびテールプーリー)との巻
き込みに不具合がない幅および高さである。
【0035】(実施の形態1の作用の説明)この実施の
形態1における選別機は、以上の如き構成からなり、以
下、その作用について説明する。
【0036】まず、ベルトコンベア装置1の供給部に選
別対象物4を白抜き矢印に示すように供給する。する
と、接触防止手段9上に載った選別対象物4は、搬送さ
れずにそのまま、接触防止手段9上に残る。一方、ベル
ト2上に載った選別対象物4は、ベルトコンベア装置1
により、供給部から回収部に実線矢印方向に搬送され
る。
【0037】ベルト2上に載った選別対象物4は、格子
が施された吸着部に達すると、吸引装置の吸引作用によ
り、通気部7を介してベルト2のラインL上に、断続的
にかつ互い違いに吸着される。
【0038】ここで、ベルト2のラインLより外れてベ
ルト2に吸着されていない選別対象物4があると、その
ベルト2に吸着されていない選別対象物4は、ノズル1
1から噴射されたエアにより、上流側(実線矢印と反対
方向側)に戻される。
【0039】そして、ベルト2に吸着された選別対象物
4は、識別装置6を通過することにより、その選別対象
物4の材質が識別される。この材質が識別された選別対
象物4は、回収部において、仕分け装置の前後のノズル
20により、第2回収箱13、第3回収箱14、第4回
収箱15にそれぞれ材質別に仕分けられて回収される。
【0040】なお、前記仕分け作用において、ベルト2
に吸着されていない選別対象物4があると、そのベルト
2に吸着されていない選別対象物4は、ベルトコンベア
装置1の下流端側の折り返し点において、自重により、
第1回収箱12中に回収される。また、選別対象物4以
外の物は、ベルトコンベア装置1の下面側の非吸着部
(格子が施されている吸着部以外の部)において、自重
により、第5回収箱16中に回収される。
【0041】(実施の形態1の効果の説明)このよう
に、この実施の形態1における選別機は、選別対象物4
が通気部7を介してベルト2の定められたラインL上に
吸着されるので、選別対象物4が重なり合ったり近接し
たりし難くなる。
【0042】これにより、この実施の形態1における選
別機は、異なった材質の選別対象物4が重なり合ったり
近接したりすることによる不具合がない。この結果、選
別対象物4を正確に仕分けて回収することができること
となる。
【0043】特に、この実施の形態1における選別機
は、通気部7が4本のライン上に断続的にかつ互い違い
に配列されているので、前後のノズル20からエアを選
別対象物4に噴射して仕分ける際に、隣のラインLの選
別対象物4に対する影響が少ない。すなわち、隣のライ
ンLの選別対象物4を誤って回収するような虞が少な
い。
【0044】また、この実施の形態1における選別機
は、通気部7の近傍に密着防止手段の桟21が設けられ
ているので、選別対象物4が通気部7を介してベルト2
に密着することが防止される。この結果、図6および図
7に示すように、仕分け装置の前後のノズル20のエア
噴射により、選別対象物4をベルト2から確実に離すこ
とができるので、さらに正確に選別対象物を仕分けて回
収することができる。
【0045】さらに、この実施の形態1における選別機
は、前後のノズル20からのエア噴射により、選別対象
物4をベルト2から離して回収するものであるから、ス
クレーパの掻き取りによる回収や吸引の遮断による回収
と比較して、応答性が速い。これにより、高速処理が可
能となる。
【0046】特に、この実施の形態1における選別機
は、前後のノズル20(仕分け装置)の仕分け範囲aの
ほぼ中心を通過するラインLは、識別装置6の識別可能
範囲bのほぼ中心を通過するラインでもある。この結
果、前述のように、異なった材質の選別対象物4が重な
り合うことによる不具合、また、異なった材質の選別対
象物4が識別可能範囲aと識別不可能範囲とにベルト2
の幅方向に並んで位置することによる不具合がない。こ
れにより、正確な識別結果が得られ、かつ、選別対象物
4を正確に仕分けて回収することができることとなる。
【0047】また、この実施の形態1における選別機
は、ベルトコンベア装置1の供給部側に接触防止手段9
が設けられているので、ベルト2のラインLの所定幅の
部分に接触した選別対象物4のみがベルト2に吸着され
ることとなる。これにより、ベルト2に吸着されている
選別対象物4のみが識別装置6に搬送されるので、さら
に正確な識別結果が得られ、かつ、選別対象物4を正確
に仕分けて回収することができる。
【0048】さらに、この実施の形態1における選別機
は、識別装置6の上流側にノズル11が設けられている
ので、このノズル11からの噴射エアにより、ベルト2
に吸着されていない選別対象物4が上流側に戻されるこ
ととなる。これにより、ベルト2に吸着されている選別
対象物4のみが確実に識別装置6に搬送されるので、さ
らに正確な識別結果が得られ、かつ、選別対象物4を正
確に仕分けて回収することができる。
【0049】なお、前記実施の形態1において、前記3
枚の接触防止手段9と前記3本のノズル11とは、4本
のラインLの間に設けられている。この発明において
は、外側のラインLとベルトコンベア装置1の側縁との
間に、図2中の二点鎖線にて示すように、接触防止手段
9とノズル11とを設けても良い。この場合には、外側
のラインLとベルトコンベア装置1の側縁との間におい
て、ベルト2に吸着されていない選別対象物4を排除で
きるので、さらに一段と、正確な識別結果が得られ、か
つ、選別対象物4を正確に仕分けて回収することができ
る。
【0050】(実施の形態2の説明)図8〜図12は実
施の形態2を示す。図中、図1〜図7、図13および図
14と同符号は、同一のものを示す。
【0051】この実施の形態2における選別機は、通気
部が搬送方向に沿って長く設けられた1本の長穴17で
ある。この長穴17は、4本のラインL上に断続的にか
つ互い違いに配列されている。また、この実施の形態2
における選別機は、仕分け装置としての内側のノズル2
2がベルト2の内側にラインと対向して設けられてい
る。
【0052】この実施の形態2における選別機は、1本
の長穴17により、選別対象物4が1本の長穴17全体
に亘ってベルト2に吸着されるので、選別対象物4のベ
ルト2への吸着が確実となる。これにより、選別対象物
4をベルトコンベア装置1の下面側の回収箱13、1
4、15、16に搬送する際に、選別対象物4が自重で
ベルト2から落下するのを防止することができる。この
ために、さらに正確に選別対象物を仕分けて回収するこ
とができる。
【0053】また、この実施の形態2における選別機
は、図11および図12に示すように、長穴17を介し
てベルト2の外側に吸着されている(破線矢印にて示す
エアの吸引で吸着されている)選別対象物4に、ベルト
2の内側からノズル22よりエア(実線矢印にて示す)
を、長穴17を介して噴射させることができる。これに
より、その選別対象物4のみを仕分けて回収することが
でき、他の選別対象物4に対して何ら影響を与えない。
すなわち、他の選別対象物4を誤って仕分けて回収する
ような虞がない。
【0054】さらに、この実施の形態2における選別機
は、前記実施の形態1における選別機と同様に、内側の
ノズル22からのエア噴射により、選別対象物4をベル
ト2から離して回収部に回収させるので、スクレーパの
掻き取りによる回収や吸引の遮断による回収と比較し
て、応答性が速い。これにより、高速処理が可能とな
る。
【0055】さらにまた、この実施の形態2における選
別機は、選別対象物4が1本の長穴17を介してベルト
2に確実に吸着されているので、識別装置6の上流側に
ノズル11を設けた場合においては、ベルト2に吸着さ
れている選別対象物4のみを確実に識別装置6に搬送す
ることができる。この結果、さらに正確な識別結果が得
られ、かつ、選別対象物を正確に仕分けて回収すること
ができる。
【0056】なお、この実施の形態2における選別機に
おいて、図10に示すように、ベルト2にたとえばタン
グステンからなる糸18を織り込んで、長穴17の短手
方向に複数本掛け渡しても良い。このように構成するこ
とにより、選別対象物4が長穴17中に引き込まれるの
を防止することができる。
【0057】(実施の形態以外の例)前記実施の形態に
おいては、識別装置6が4台の例について説明したが、
この発明においては、識別装置6は1〜3台、もしくは
5台以上であっても良い。また、前記実施の形態におい
ては、4台の識別装置6がベルト2の幅方向に1列に配
置されているが、この発明においては、互い違いに配置
しても良い。さらに、前記実施の形態においては、選別
対象物4がトレイやフィルムなどのプラスチック製の廃
棄物であるが、この発明においては、前記プラスチック
製の廃棄物以外の選別対象物であっても、正確な識別結
果が得られ、かつ、選別対象物を正確に仕分けて回収す
ることができる。さらにまた、前記実施の形態において
は、所定の識別条件がプラスチックの材質であるが、こ
の発明においては、その他の識別条件、たとえば、大小
の大きさ、形状、色であっても良い。
【0058】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かる選別機(請求項1)は、多数の通気部が、仕分け装
置の仕分け範囲を通過するライン上に配列されているも
のであるから、選別対象物が通気部を介して搬送体の定
められたライン上に吸着されることとなる。この結果、
この発明にかかる選別機は、選別対象物が重なり合った
り近接したりし難くなるので、異なった材質の選別対象
物が重なり合ったり近接したりすることによる不具合が
ない。これにより、この発明にかかる選別機は、選別対
象物を正確に仕分けて回収することができることとな
る。
【0059】また、この発明にかかる選別機(請求項
2)は、ラインが複数本あり、通気部が複数本のライン
上において断続的にかつ互い違いに配列されているもの
であるから、仕分け装置により選別対象物を仕分ける際
に、隣のラインの選別対象物に対する影響が少ない。す
なわち、隣のラインの選別対象物を誤って回収するよう
な虞が少ない。
【0060】また、この発明にかかる選別機(請求項
3)は、通気部の近傍に、選別対象物が搬送体に密着す
るのを防止する手段が、設けられているものであるか
ら、この密着防止手段により、選別対象物が通気部を介
して搬送体に密着することが防止されるので、仕分け装
置の作用で選別対象物を搬送体から確実に離すことがで
きる。これにより、この発明にかかる選別機は、さらに
正確に選別対象物を仕分けて回収することができる。
【0061】また、この発明にかかる(請求項4)は、
通気部が搬送方向に沿って長く設けられた1本の長穴で
あるから、選別対象物が1本の長穴全体に亘って搬送体
に吸着されることとなる。この結果、この発明にかかる
選別機は、選別対象物の搬送体への吸着が確実となるの
で、選別対象物を搬送装置の下面側の回収部に搬送する
際に、選別対象物が自重で搬送体から落下するのを防止
することができる。これにより、この発明にかかる選別
機は、さらに正確に選別対象物を仕分けて回収すること
ができる。
【0062】また、この発明にかかる選別機(請求項
5)は、仕分け装置が搬送体の外側にライン上で相互に
対向して設けられ、選別対象物の前後にエアを噴射させ
てその選別対象物を搬送体から離して回収部に回収させ
る前後のノズルからなるものである。この結果、この発
明にかかる選別機は、前後のノズルからのエア噴射によ
り、選別対象物を搬送体から離して回収部に回収させる
ので、スクレーパの掻き取りによる回収や吸引の遮断に
よる回収と比較して、応答性が速く、高速処理が可能と
なる。
【0063】また、この発明にかかる選別機(請求項
6)は、仕分け装置が搬送体の内側にラインと対向して
設けられ、長穴を介して選別対象物にエアを噴射させて
その選別対象物を搬送体から離して回収部に回収させる
内側のノズルからなるものである。この結果、この発明
にかかる選別機は、長穴を介して搬送体の外側に吸着さ
れている選別対象物に、搬送体の内側からノズルよりエ
アを、長穴を介して噴射させることにより、その選別対
象物のみを仕分けて回収することができ、他の選別対象
物に対して何ら影響を与えない。すなわち、他の選別対
象物を誤って仕分けて回収するような虞がない。また、
この発明にかかる選別機は、内側のノズルからのエア噴
射により、選別対象物を搬送体から離して回収部に回収
させるので、スクレーパの掻き取りによる回収や吸引の
遮断による回収と比較して、応答性が速く、高速処理が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の選別機の実施の形態1を示す側面図
である。
【図2】図1におけるII矢視図(平面図)である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】(A)は通気部の配置例を示すベルトコンベア
装置の一部平面図、(B)は(A)におけるB部の拡大
平面図である。
【図5】通気孔の配置例を示す通気部の一部平面図であ
る。
【図6】図4(B)におけるVI−VI線断面図であ
る。
【図7】図4(B)におけるVII−VII線断面図で
ある。
【図8】この発明の選別機の実施の形態2を示すベルト
コンベア装置の一部平面図である。
【図9】長穴を示す一部平面図である。
【図10】長穴の変形例を示す一部平面図である。
【図11】図8におけるXI−XI線断面図である。
【図12】図8におけるXII−XII線断面図であ
る。
【図13】従来の選別機を示す側面図である。
【図14】同じく、一部平面図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア装置(搬送装置) 2 ベルト(搬送体) 4 選別対象物 5 エア吸引口 6 識別装置 7 通気部 8 小円形の通気孔 9 接触防止手段 10 固定バー 11 ノズル(エア噴射手段) 12 第1回収箱 13 第2回収箱 14 第3回収箱 15 第4回収箱 16 第5回収箱 17 長穴 18 糸 20 前後のノズル(仕分け装置) 21 桟(密着防止手段) 22 内側のノズル(仕分け装置) a 仕分け装置の仕分け範囲 b 識別装置の識別可能範囲 c 小円形の通気孔のピッチ L ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤井澤 義和 横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重 工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 小野 典彦 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 (72)発明者 白石 武利 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 Fターム(参考) 3F079 AB00 BA09 CA31 CB25 CB31 CB35 CC03 DA12 EA09 3F081 AA51 BA02 BA08 BC04 BD16 BF15 CC17 CE11 DA02 EA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の通気部が設けられている搬送体に
    より、選別対象物を供給部から下面側の回収部に搬送す
    る搬送装置と、 前記通気部を介してエアを吸引することにより、前記供
    給部で供給された選別対象物を前記搬送体に吸着させる
    吸引装置と、 前記搬送体に吸引された状態で搬送された選別対象物を
    識別する識別装置と、 前記識別装置の識別結果に基づいて、選別対象物を前記
    回収部で所定の識別条件下で仕分ける仕分け装置と、 を備えた選別機において、 前記多数の通気部は、前記仕分け装置の仕分け範囲を通
    過するライン上に配列されている、ことを特徴とする選
    別機。
  2. 【請求項2】 前記ラインは、複数本あり、前記通気部
    は、前記複数本のライン上において、断続的にかつ互い
    違いに配列されている、ことを特徴とする請求項1に記
    載の選別機。
  3. 【請求項3】 前記通気部の近傍には、前記選別対象物
    が前記搬送体に密着するのを防止する手段が、設けられ
    ている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の選
    別機。
  4. 【請求項4】 前記通気部は、搬送方向に沿って長く設
    けられた1本の長穴である、ことを特徴とする請求項1
    または2または3に記載の選別機。
  5. 【請求項5】 前記仕分け装置は、前記搬送体の外側に
    前記ライン上で相互に対向して設けられ、前記選別対象
    物の前後にエアを噴射させてその選別対象物を前記搬送
    体から離して前記回収部に回収させる前後のノズルであ
    る、ことを特徴とする請求項1または2または3または
    4に記載の選別機。
  6. 【請求項6】 前記仕分け装置は、前記搬送体の内側に
    前記ラインと対向して設けられ、前記長穴を介して前記
    選別対象物にエアを噴射させてその選別対象物を前記搬
    送体から離して前記回収部に回収させる内側のノズルで
    ある、ことを特徴とする請求項4に記載の選別機。
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JP2020151637A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社タイヨー製作所 選別装置

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