JP2002119783A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2002119783A
JP2002119783A JP2000316883A JP2000316883A JP2002119783A JP 2002119783 A JP2002119783 A JP 2002119783A JP 2000316883 A JP2000316883 A JP 2000316883A JP 2000316883 A JP2000316883 A JP 2000316883A JP 2002119783 A JP2002119783 A JP 2002119783A
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JP
Japan
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bobbin
thread
sewing machine
slit
shaft
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JP2000316883A
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English (en)
Inventor
Junro Yamaoka
淳郎 山岡
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下糸巻装置を有するミシンにおいて、下糸
を切断するカッターが外部に露呈されないようにするこ
と。 【解決手段】 下糸巻装置20の糸巻軸22に、上方開
放のスリット50を該糸巻軸22の軸方向に沿って設
け、このスリット50内にカッター52を内蔵させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンに関し、特
に、下糸をボビンに巻回するための下糸巻装置に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ミシンの下糸巻時における操
作手順を簡略化する方策が施されており、例えば、特開
平9−28964号公報にもそのための手段が開示され
ている。しかして、この公報に開示されたミシンの下糸
巻装置においては、ボビン押えに下糸切断手段としての
カッターが併設されており、下糸巻きの開始時及び終了
時の下糸の切断を、このカッターを用いて行なえるよう
になっており、下糸の切断のためにわざわざハサミを手
にする必要がないように配慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たカッターは外部に常時露呈されているので、不使用時
にはこのカッターを覆うようにカバーをする必要がある
が、毎回使用時にカバーをとったり、使用後ににカバー
をするのは煩わしく、作業性が良好とはいえない。
【0004】従って、本発明は、上記した不具合が惹起
されない下糸巻装置を有するミシンを提供せんことを、
その技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るためになされた請求項1の発明は、ミシンアーム上に
立設された糸巻軸及び該糸巻軸に着脱自在かつ一体回転
可能に装架されるボビンを備える下糸巻装置を有するミ
シンにおいて、前記糸巻軸に上方開放のスリットを該糸
巻軸の軸方向に沿って設け、該スリット内に糸切断手段
を内蔵させたことを特徴とするミシンとすることであ
る。
【0006】また、請求項2の発明は、前記スリット内
に糸を係止する糸係止手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項3の発明は、前記糸係止手段
として、前記スリット内に形成された凹部と、該凹部に
装着された弾性体とを備えて構成することを特徴として
いる。
【0008】また、請求項4の発明は、前記糸係止手段
として、前記スリット内に設けられた植毛体で構成する
ことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本例に係るミシンの正面図、図2
は平面図(上面図)である。図において、ミシン10の
ミシンアーム12上の図1において右側部分には、糸巻
軸22及びこの糸巻軸22に着脱自在且つ一体回転可能
に装架されるボビン24を備える下糸巻装置20が設け
られている。しかして、ミシン10の縫製作業の前に、
下糸巻装置20を作動させて、糸巻軸22上に装着され
たボビン24に糸80を所定量、巻回するようになって
おり、糸80は、糸立て棒14上の糸駒16から、ミシ
ンアーム12の先端部(あご部)の上に形成された糸案
内18を経て、ボビン24に導かれる。また、下糸巻装
置20の図1において右側には、ボビン押え70がミシ
ンアーム12上に立設されている。
【0011】図3は、図1のX部、即ち下糸巻装置20
の近傍の内部透視図、図4は図3のA方向矢視図であ
る。図3及び図4に示すように、下糸巻装置20の糸巻
軸22の下部には、ミシンアーム12内において、Oリ
ングに近い態様のゴム輪26が固定的に装着されてい
る。また、図4からわかるように、糸巻軸22は、回動
レバー29の一端に接続されており、該回動レバー29
の他端はターンオーバスプリング36に接続されてい
る。この回動レバー29は、軸27に取付けられ、該軸
27を中心として回動可能となっている。
【0012】また、回動レバー29の略中央部分には、
操作レバー28が取付けられており、この操作レバー2
8を操作することにより、回動レバー29が軸27を中
心として回動し、回動レバー29の一端に接続された糸
巻軸22を休止位置(図4においてA位置)から作用位
置(図4においてB位置)に変位させると、ゴム輪26
がプーリ30の内面と係合する。プーリ30は、ベルト
32を介してモータ38に連結しているので、モータ3
8が駆動されるとプーリ30が回転し、このプーリ30
の回転により、糸巻軸22の下側のゴム輪26が回転
し、糸巻軸22が回転するようになっている。尚、糸巻
軸22の上記休止位置及び上記作用位置は、回動レバー
29の軸芯がA位置及びB位置である位置に夫々対応
し、各位置は、周知のようにターンオーバスプリング3
6の作用により保持される。
【0013】図5は、下糸巻装置20の部分断面図、図
6は下糸巻装置20に糸が巻かれる際の状態を示す図で
ある。図に示すように、糸巻軸22の頂部からは、上方
開放のスリット50が該糸巻軸の軸方向に沿って設けら
れている。このスリット50の内部には、糸切断手段と
してのカッター52が装架されており、その刃先54が
上に向いている。しかして、スリット50内において、
上方開放部分と刃先54との間で且つ刃先54に近接す
る位置には、凹部56が形成されており、この凹部56
にはゴム58が嵌着されている。そして、ゴム58と凹
部56との間に下糸が挟まれることにより、下糸が弾性
的に係止できるようになっており、この凹部56及びゴ
ム58で糸係止手段60が構成される。尚、糸係止手段
60としては、図示はしないが、例えば植毛体から構成
しても良い。
【0014】上記構成において、作業者が縫製を始める
前に、ボビン24に下糸80が巻回される手順を、以
下、説明する。
【0015】(1)まず、ボビン24が糸巻軸22上に
装填される。
【0016】(2)糸立て棒14上の糸駒16から糸8
0を繰り出して、糸案内18を通過せしめた後、糸80
にある程度の張力を付与し、ボビン24に2〜3回巻き
付ける(図6)。
【0017】(3)ボビン24に巻き付けた糸80の先
端をスリット50に持っていき、上方開放した部分から
糸80をスリット50内に導き、下方に移動して、ゴム
58と凹部56との間に糸80を引っかけ、この部分で
糸80を弾性的に係止する。これとともに、その先の部
分をカッター52で切断する。これにより、作業者が糸
80から手を離しても、糸80は糸係止手段60で係止
された状態を維持し得る。
【0018】(4)操作レバー28を操作して、回動レ
バー29の一端に接続された糸巻軸22を休止位置(回
動レバー29の軸が図4においてA位置)から作用位置
(回動レバー29の軸が図4においてB位置)に変位さ
せる。これにより、糸巻軸22がプーリ30側に移動せ
られ、プーリ30とゴム輪26が係合する。
【0019】(5)作業者がモータ38を回転させる
と、プーリ30が回転し、該プーリ30に係合している
ゴム輪26も回転する。このため、糸巻軸22及び該糸
巻軸22に装着されたボビン24が一体回転し、糸80
が巻回される。
【0020】(6)糸80がボビン24に巻かれていく
につれ、ボビン24における糸巻径が増加するが、この
糸巻径が所定の径以上となると、ボビン24の横に立設
しているボビン押え70に接触する。さらに糸巻径が増
加すると、ボビン24はボビン押え70に押されて図4
において左方向に移動する。この移動距離が所定量に達
すると、ターンオーバスプリング36の反転位置を乗り
越え、糸巻軸22が作用位置から休止位置に変位し、そ
の位置で固定される。これにより、プーリ30とゴム輪
26との係合が解除され、下糸巻装置20の回転が停止
する。
【0021】(7)作業者はモータ38を停止し、ボビ
ン24に導入される前の糸80を糸巻軸22のスリット
50に持っていき、下方に移動して、カッター52で糸
80を切断する。
【0022】(8)作業者は、下糸としての糸80が巻
回されたボビン24を糸巻軸22から取り外し、釜(図
示略)内に装填する。
【0023】上記(1)〜(8)の動作により、下糸巻
動作が完了する。
【0024】以上のように、本例によれば、ミシンアー
ム12上に立設された糸巻軸22及び該糸巻軸22に着
脱自在かつ一体回転可能に装架されるボビン24を備え
る下糸巻装置20を有するミシン10において、糸巻軸
22に上方開放のスリット50を該糸巻軸22の軸方向
に沿って設け、該スリット50内に糸切断手段としての
カッター52を内蔵させた構成としたので、従来のよう
にカッターにカバーをかけたり、使用時にカバーをはず
したりすることを要せず、作業性を向上させることがで
きる。
【0025】また、スリット50内に糸を係止する糸係
止手段60を設けてあるので、糸巻作業の際に作業者が
糸の一端を保持しておく必要がなく、自動的に糸巻を行
うことができるので、より作業性が向上する。
【0026】また、糸係止手段60として、スリット5
0内に形成された凹部56と、該凹部56に装着された
弾性体58とを備えて構成したので、簡単な構成で糸を
係止することができる。この場合、糸係止手段60をカ
ッター52の近傍に配置すれば、糸の係止とほぼ同時に
余分な糸を余すことなく切断できることになり、一度に
糸の係止及び切断が達成され、より作業性が向上する。
【0027】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定される意図は
なく、本発明の趣旨に沿った形態の構成であれば、どの
ようなものでも良い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
糸をボビンに巻回する前後で糸を切断するための切断手
段を糸巻軸に設けたスリットの内部に設けたので、切断
手段にカバーをかけたりはずしたりする必要がなく、作
業性を向上させることができる。しかして、切断手段を
糸巻軸に内蔵することは、糸巻軸のインサート成形と同
時に行なえるが、このインサート成形は、コストの増加
も殆ど伴わずに至極簡単に行なえるので、実用上、多大
な効果を奏する。特に、本発明は、従来の下糸巻装置の
糸巻軸のみに改変を加えるだけで確立できるので、実用
上、裨益するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における、下糸巻装置を備
えるミシンの正面図である。
【図2】本発明の実施の形態における。下糸巻装置を備
えるミシンの平面図(上面図)である。
【図3】図1のX部の内部透視図である。
【図4】図3のA方向矢視図である。
【図5】本発明の実施の形態における、下糸巻装置の部
分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態における、下糸巻装置に糸
が巻かれる際の状態を示す図である。
【符号の説明】
10:ミシン 12:ミシンアーム 20:下糸巻装置 22:糸巻軸 24:ボビン 50:スリット 52:カッター(糸切断手段) 56:凹部 58:弾性体 60:糸係止手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンアーム上に立設された糸巻軸及び
    該糸巻軸に着脱自在かつ一体回転可能に装架されるボビ
    ンを備える下糸巻装置を有するミシンにおいて、 前記糸巻軸に上方開放のスリットを該糸巻軸の軸方向に
    沿って設け、該スリット内に糸切断手段を内蔵させたこ
    とを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記スリット内に糸を係止する糸係止手
    段を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のミシ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記糸係止手段は、前記スリット内に形
    成された凹部と、該凹部に装着された弾性体とを備えて
    構成されることを特徴とする、請求項2に記載のミシ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記糸係止手段は、前記スリット内に設
    けられた植毛体からなることを特徴とする、請求項2に
    記載のミシン。
JP2000316883A 2000-10-17 2000-10-17 ミシン Withdrawn JP2002119783A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102953237A (zh) * 2012-08-15 2013-03-06 宁波宇杰电子科技有限公司 一种新型工缝绕线器梭芯柱

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Effective date: 20070919

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

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