JPS6112953Y2 - - Google Patents
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- JPS6112953Y2 JPS6112953Y2 JP7410783U JP7410783U JPS6112953Y2 JP S6112953 Y2 JPS6112953 Y2 JP S6112953Y2 JP 7410783 U JP7410783 U JP 7410783U JP 7410783 U JP7410783 U JP 7410783U JP S6112953 Y2 JPS6112953 Y2 JP S6112953Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- looper
- thread
- thread hole
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はミシンにおけるルーパーの糸通し装
置に関する。
置に関する。
従来より、特願昭57−81065号に示したような
ルーパーの糸通し装置がある。この糸通し装置は
ルーパーの糸の糸穴の一側へ導いたルーパー糸を
先端にフツク状の掛止部を有する鉤針によりルー
パーの糸穴の他側へ引き込んでルーパー糸をルー
パーの糸穴へ通すものである。
ルーパーの糸通し装置がある。この糸通し装置は
ルーパーの糸の糸穴の一側へ導いたルーパー糸を
先端にフツク状の掛止部を有する鉤針によりルー
パーの糸穴の他側へ引き込んでルーパー糸をルー
パーの糸穴へ通すものである。
しかしながら、この装置は誤つて糸通し装置の
操作中にミシンを始動させてしまつた場合にはル
ーパーも作動するため糸通し装置が破損するとい
う欠点があつた。
操作中にミシンを始動させてしまつた場合にはル
ーパーも作動するため糸通し装置が破損するとい
う欠点があつた。
また、ルーパーを糸通し位置に保持する手段が
なくルーパーの糸穴の位置と鉤針の位置合せに手
間がかかるという欠点があつた。
なくルーパーの糸穴の位置と鉤針の位置合せに手
間がかかるという欠点があつた。
この考案の目的はこのような欠点を解消するこ
とのできるミシンにおけるルーパーの糸通し装置
を提供するにある。
とのできるミシンにおけるルーパーの糸通し装置
を提供するにある。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
図において、1は針板下方において主軸28に
連動して揺動するように基端を一固定軸線を中心
に揺動可能に機枠に支持したルーパー腕(第2、
第3図参照)、2はルーパー腕1の先端に基端を
固定支持した下ルーパーで、その基端と自由端に
は下ルーパー2の一側2aから他側2bへ向けて
第2糸穴2A、第1糸穴2Bが開口してある。
連動して揺動するように基端を一固定軸線を中心
に揺動可能に機枠に支持したルーパー腕(第2、
第3図参照)、2はルーパー腕1の先端に基端を
固定支持した下ルーパーで、その基端と自由端に
は下ルーパー2の一側2aから他側2bへ向けて
第2糸穴2A、第1糸穴2Bが開口してある。
3は下ルーパー2の第1糸穴2Bの中心線方向
に平行して軸方向移動可能且つ回動可能に機枠に
支持した移動軸である。4は移動軸3の外周に遊
嵌した筒状管である。
に平行して軸方向移動可能且つ回動可能に機枠に
支持した移動軸である。4は移動軸3の外周に遊
嵌した筒状管である。
5は基端を移動軸3に対して回動可能となるよ
う筒状管4に固定し自由端を下ルーパー2の長手
方向に平行して配置した可動板である。
う筒状管4に固定し自由端を下ルーパー2の長手
方向に平行して配置した可動板である。
6は移動軸3の端部に固定した回動腕、7は可
動板5に固定したピン8上に摺動可能に支持した
カム腕で、半円板状のカム9が設けてある。10
はカム腕7と回動腕6とを連結する連結杆であ
る。11は中間をピン12により可動板5に回動
可能に支持し、基端をカム腕に回動可能に支持し
て自由端にピン13を固定した作動腕である。第
2図、第3図において14は作動腕11に基端を
ピン15により回動可能に支持し中間にカム9の
カム面9A上を摺動するカムピン16、自由端に
支持ピン17を固定支持した駆動腕である。
動板5に固定したピン8上に摺動可能に支持した
カム腕で、半円板状のカム9が設けてある。10
はカム腕7と回動腕6とを連結する連結杆であ
る。11は中間をピン12により可動板5に回動
可能に支持し、基端をカム腕に回動可能に支持し
て自由端にピン13を固定した作動腕である。第
2図、第3図において14は作動腕11に基端を
ピン15により回動可能に支持し中間にカム9の
カム面9A上を摺動するカムピン16、自由端に
支持ピン17を固定支持した駆動腕である。
尚、Sは支持ピン17と作動腕11に介在し、
駆動腕14を反時計方向に回動するように作用す
るスプリングである。
駆動腕14を反時計方向に回動するように作用す
るスプリングである。
18は基端を支持ピン17に回動可能に支持
し、中間部に開口した長孔18Aをピン13に嵌
合し自由端に下ルーパー糸の掛止部18Bを形成
した糸掛止腕である。
し、中間部に開口した長孔18Aをピン13に嵌
合し自由端に下ルーパー糸の掛止部18Bを形成
した糸掛止腕である。
19は基端を支持ピン17に回動可能に支持
し、中間部に開口し下端に傾斜孔19aを一体に
形成した長孔19Aをピン13に嵌合し、自由端
を掛止部18B近くに延出した糸さばき体であ
る。
し、中間部に開口し下端に傾斜孔19aを一体に
形成した長孔19Aをピン13に嵌合し、自由端
を掛止部18B近くに延出した糸さばき体であ
る。
20は可動板5上方に固定した中空の案内部
材、21は案内部材20に摺動可能に遊嵌した鉤
針で先端には下ルーパー糸の導入口21a(第8
図、第9図参照)が開口した上向きのフツク21
Aが形成してある。
材、21は案内部材20に摺動可能に遊嵌した鉤
針で先端には下ルーパー糸の導入口21a(第8
図、第9図参照)が開口した上向きのフツク21
Aが形成してある。
23は機枠に支持したピン23aに基端を回動
可能に支持し先端を鉤針21の基端とピン23b
により回動可能に連結した規制部材としての案内
リンクである。
可能に支持し先端を鉤針21の基端とピン23b
により回動可能に連結した規制部材としての案内
リンクである。
尚、この案内リンク23に代えて第10図に示
すように機枠に案内溝24を形成し、この案内溝
24に鉤針20の基端に設けたピン25を嵌合し
鉤針20をこの案内溝24に沿つて移動するよう
に構成してもよい。そして、この鉤針20は移動
軸3の軸方向移動に連動して特定位置例えば最後
退位置に停止した下ルーパー2の第1糸穴2Bの
一側2aから離隔する位置から送り歯Fを回避し
て第1糸穴2Bの他側へ抜け出る位置との間を移
動する。
すように機枠に案内溝24を形成し、この案内溝
24に鉤針20の基端に設けたピン25を嵌合し
鉤針20をこの案内溝24に沿つて移動するよう
に構成してもよい。そして、この鉤針20は移動
軸3の軸方向移動に連動して特定位置例えば最後
退位置に停止した下ルーパー2の第1糸穴2Bの
一側2aから離隔する位置から送り歯Fを回避し
て第1糸穴2Bの他側へ抜け出る位置との間を移
動する。
25は基端を案内部材20に固定し自由端を下
ルーパー2の第1糸穴2Bの一側2aから離隔し
た位置にある鉤針21におけるフツク21Aのル
ーパー糸の導入口21aを被覆する位置に配置し
た被覆板である。尚被覆板25の自由端の先端に
弾性部材26を設けフツク21Aの先端部21b
を被覆する構成にすればルーパー糸がフツク21
Aから抜け出る際に先端部21bにルーパー糸が
引つかかるのを防止することができる。
ルーパー2の第1糸穴2Bの一側2aから離隔し
た位置にある鉤針21におけるフツク21Aのル
ーパー糸の導入口21aを被覆する位置に配置し
た被覆板である。尚被覆板25の自由端の先端に
弾性部材26を設けフツク21Aの先端部21b
を被覆する構成にすればルーパー糸がフツク21
Aから抜け出る際に先端部21bにルーパー糸が
引つかかるのを防止することができる。
又、この被覆板25は弾性部材26を自由端の
先端に設ける代わりに全体を第9図に示すように
筒状体25Aとしフツク20Aの先端部21bを
筒状体に挿入することにより先端部21bを被覆
する構成としてもよい。
先端に設ける代わりに全体を第9図に示すように
筒状体25Aとしフツク20Aの先端部21bを
筒状体に挿入することにより先端部21bを被覆
する構成としてもよい。
さらに被覆板25を案内部材20に固定する代
りに機枠と基端を固定してもよい。
りに機枠と基端を固定してもよい。
27は可動板5の自由端に基端を固定し先端を
可動板5と直交する下ルーパー腕1方向に延出し
た係止片で、下ルーパー2の第1糸穴2Bが鉤針
21と合致する最後退位置に位置したときのみル
ーパー腕1の前側面16に係合可能となり鉤針2
1の第1糸穴2B方向への移動を可能とすると共
にルーパー腕1が揺動しないように保持する。し
たがつて下ルーパー2が最後退位置以外の時には
鉤針21が第1糸穴2B方向へ移動せず鉤針1の
折損を防ぐ。第11図において28はミシン主軸
でルーパー機構及び針棒駆動機構に連動してい
る。
可動板5と直交する下ルーパー腕1方向に延出し
た係止片で、下ルーパー2の第1糸穴2Bが鉤針
21と合致する最後退位置に位置したときのみル
ーパー腕1の前側面16に係合可能となり鉤針2
1の第1糸穴2B方向への移動を可能とすると共
にルーパー腕1が揺動しないように保持する。し
たがつて下ルーパー2が最後退位置以外の時には
鉤針21が第1糸穴2B方向へ移動せず鉤針1の
折損を防ぐ。第11図において28はミシン主軸
でルーパー機構及び針棒駆動機構に連動してい
る。
29は主軸28の一端に固定し機枠外に突出し
たプーリーで周面には係合部29Aが設けてあ
る。30は下ルーパー2の最後退位置に対応する
プーリ29の回転位置においてプーリー29の回
動を阻止するよう基連を機枠に回動可能に支持し
自由端に係合部29Aに入り込む係止ピン30A
を有する係止腕である。
たプーリーで周面には係合部29Aが設けてあ
る。30は下ルーパー2の最後退位置に対応する
プーリ29の回転位置においてプーリー29の回
動を阻止するよう基連を機枠に回動可能に支持し
自由端に係合部29Aに入り込む係止ピン30A
を有する係止腕である。
31は下ルーパー2の第1糸穴2Bの一側から
離隔した位置にある鉤針20のフツク20Aと下
ルーパー2の第1糸穴2Bとの間にかけ渡された
下ルーパー糸をすくうように下ルーパー糸と交叉
して揺動可能に機枠に支持し主軸28に連動する
上ルーパーである。
離隔した位置にある鉤針20のフツク20Aと下
ルーパー2の第1糸穴2Bとの間にかけ渡された
下ルーパー糸をすくうように下ルーパー糸と交叉
して揺動可能に機枠に支持し主軸28に連動する
上ルーパーである。
32は上ルーパー31によつてすくわれた下ル
ーパー糸の切断端が上ルーパー31によつてすく
われることによつて下ルーパー2の第1糸穴2B
から抜け出る長さとなる機枠上の位置に固定した
カツターである。(第1図参照) 尚、図中33は移動軸3に固定した操作レバ
ー、34は操作レバー33に固定支持し、移動軸
3の軸方向移動を保持する支持棒、34bは支持
棒34の挿入溝、35は筒状管4に巻回し且つ機
枠と可動板5の基端との間に介在したスプリング
で可動板5を常には下ルーパー2から離隔するよ
うに作用する。又、36は機枠に固定した皿ばね
で下ルーパー糸の糸端を挾止する。
ーパー糸の切断端が上ルーパー31によつてすく
われることによつて下ルーパー2の第1糸穴2B
から抜け出る長さとなる機枠上の位置に固定した
カツターである。(第1図参照) 尚、図中33は移動軸3に固定した操作レバ
ー、34は操作レバー33に固定支持し、移動軸
3の軸方向移動を保持する支持棒、34bは支持
棒34の挿入溝、35は筒状管4に巻回し且つ機
枠と可動板5の基端との間に介在したスプリング
で可動板5を常には下ルーパー2から離隔するよ
うに作用する。又、36は機枠に固定した皿ばね
で下ルーパー糸の糸端を挾止する。
次に、この考案の作用を説明する。
第2図は下ルーパー2が最後退位置にあり、糸
掛止腕18の掛止部18Bが最後退位置にある時
の操作レバー33及び他の機構の状態を示すもの
である。この状態において鉤針21は第4図に示
すように下ルーパー2の第1糸穴2Bの一側2a
から離隔する位置にある。そしてまず第4図に示
したように下ルーパー2の基端の第2糸穴2Aに
通した下ルーパー糸Lを糸掛止腕18の掛止部1
8Aに掛ける。その後、下ルーパー糸Lを第1図
のように糸穴内に挾止する。
掛止腕18の掛止部18Bが最後退位置にある時
の操作レバー33及び他の機構の状態を示すもの
である。この状態において鉤針21は第4図に示
すように下ルーパー2の第1糸穴2Bの一側2a
から離隔する位置にある。そしてまず第4図に示
したように下ルーパー2の基端の第2糸穴2Aに
通した下ルーパー糸Lを糸掛止腕18の掛止部1
8Aに掛ける。その後、下ルーパー糸Lを第1図
のように糸穴内に挾止する。
次に、第2図、第4図に示す状態から操作レバ
ー33を第1図に示す矢符Y方向へ手前に引く
と、移動軸3筒状体4も矢符Y方向へ移動し、こ
れに伴つて可動板5もY方向へ移動する。可動板
5の移動によつて案内部材20も移動しこれに摺
動可能に遊嵌した鉤針21は第4図から第5図に
示すように案内リンク23によつてその移動軌跡
が送り歯Fを回避する軌跡Xを描きながら下ルー
パー2の第1糸穴2Bに向つて移動し、第1糸穴
2Bの他側2bへフツク21Aが突き出た状態に
なる。そして、この時係止片27も移動しルーパ
ー腕1の前側面1bと係合しルーパー腕1が揺動
しないように保持し、下ルーパー2を定位置に固
定保持する。また更にこの時第11図に示すよう
に係止腕30をプーリー29の係合部29Aに挿
入しプーリー29の回転を阻止するようにする。
これによつて下ルーパー2は定位置である最後退
位置に更に固定保持されると共に誤つて作業者が
ミシンを始動してもミシンは始動を阻止されるの
で鉤針等、糸通し装置が下ルーパー等の駆動によ
つて破損することはなくなる。
ー33を第1図に示す矢符Y方向へ手前に引く
と、移動軸3筒状体4も矢符Y方向へ移動し、こ
れに伴つて可動板5もY方向へ移動する。可動板
5の移動によつて案内部材20も移動しこれに摺
動可能に遊嵌した鉤針21は第4図から第5図に
示すように案内リンク23によつてその移動軌跡
が送り歯Fを回避する軌跡Xを描きながら下ルー
パー2の第1糸穴2Bに向つて移動し、第1糸穴
2Bの他側2bへフツク21Aが突き出た状態に
なる。そして、この時係止片27も移動しルーパ
ー腕1の前側面1bと係合しルーパー腕1が揺動
しないように保持し、下ルーパー2を定位置に固
定保持する。また更にこの時第11図に示すよう
に係止腕30をプーリー29の係合部29Aに挿
入しプーリー29の回転を阻止するようにする。
これによつて下ルーパー2は定位置である最後退
位置に更に固定保持されると共に誤つて作業者が
ミシンを始動してもミシンは始動を阻止されるの
で鉤針等、糸通し装置が下ルーパー等の駆動によ
つて破損することはなくなる。
そして、操作レバー33を前述の状態に保持し
ながら今度は第1図、第3図に示すように操作レ
バー33を時計方向に回動すると移動軸3のみが
時計方向に回動すると共に支持棒34が機枠の側
面に当接するため移動軸3の軸方向への復帰が阻
止された状態で時計方向に回動する。
ながら今度は第1図、第3図に示すように操作レ
バー33を時計方向に回動すると移動軸3のみが
時計方向に回動すると共に支持棒34が機枠の側
面に当接するため移動軸3の軸方向への復帰が阻
止された状態で時計方向に回動する。
移動軸3の回動は連結杆10を介してカム腕7
を左方に移動させると共に作動腕11をピン12
を中心として時計方向に回動させる。カム腕7の
左方向移動によるカム9の移動によつてカム面9
Aが駆動腕14のカムピン16と接触し、駆動腕
14をピン15を中心として時計方向に回動す
る。これによつて糸掛止腕18及び糸さばき19
の長孔18A,19Aがピン13上を摺動し糸掛
止腕18の掛止部18B及び糸さばき体19の先
端を下ルーパー2の第1糸穴2Bから抜け出た鉤
針21のフツク21A上方に導く。そして更に回
動するとピン13が糸さばき体19の長孔19A
の傾斜孔19aに入り込み第6図に示すように糸
さばき体19だけがより進行して糸掛止腕18の
掛止部18Bに掛止している下ルーパー糸Lを第
1糸穴2Bの他側2bへ抜け出た鉤針21のフツ
ク21Aに掛け落す。
を左方に移動させると共に作動腕11をピン12
を中心として時計方向に回動させる。カム腕7の
左方向移動によるカム9の移動によつてカム面9
Aが駆動腕14のカムピン16と接触し、駆動腕
14をピン15を中心として時計方向に回動す
る。これによつて糸掛止腕18及び糸さばき19
の長孔18A,19Aがピン13上を摺動し糸掛
止腕18の掛止部18B及び糸さばき体19の先
端を下ルーパー2の第1糸穴2Bから抜け出た鉤
針21のフツク21A上方に導く。そして更に回
動するとピン13が糸さばき体19の長孔19A
の傾斜孔19aに入り込み第6図に示すように糸
さばき体19だけがより進行して糸掛止腕18の
掛止部18Bに掛止している下ルーパー糸Lを第
1糸穴2Bの他側2bへ抜け出た鉤針21のフツ
ク21Aに掛け落す。
次に、操作レバー33を反時計方向に回動し、
第2図に示したような元の位置に戻すと、鉤針2
1も下ルーパー糸Lを引つかけたまま下ルーパー
2の第1糸穴2Bの一側へ抜け出る。
第2図に示したような元の位置に戻すと、鉤針2
1も下ルーパー糸Lを引つかけたまま下ルーパー
2の第1糸穴2Bの一側へ抜け出る。
これによつて綺針21のフツク21Aが被覆板
25の下部に入り込んでフツク21Aのルーパー
糸導入口21aを被覆すると共にフツク21Aの
先端部21bが弾性部材26に入り込んで先端部
21bが弾性部材26によつて被覆され下ルーパ
ー糸Lのフツク21Aから抜けを防止すると共に
フツク21Aの先端部21bに下ルーパー糸Lが
引つ掛からないように保護する。その後第1図に
示す下ルーパー2の第1糸穴2Bと皿ばね36と
の間の下ルーパー糸Lをカツター32で切断す
る。そしてミシンを始動させると第7図に示す上
ルーパー31によつて鉤針21のフツク21Aと
下ルーパー2の第1糸穴2B間に掛け渡した下ル
ーパー糸Lがすくわれると下ルーパー糸Lの切断
端LCが第1糸穴2Bから抜け出る長さとなり下
ルーパー糸LがループR状のまま縫目が形成され
ることがなくなり、縫目づまりや鉤針が破損して
しまうというおそれなく美麗な縫目が形成され
る。
25の下部に入り込んでフツク21Aのルーパー
糸導入口21aを被覆すると共にフツク21Aの
先端部21bが弾性部材26に入り込んで先端部
21bが弾性部材26によつて被覆され下ルーパ
ー糸Lのフツク21Aから抜けを防止すると共に
フツク21Aの先端部21bに下ルーパー糸Lが
引つ掛からないように保護する。その後第1図に
示す下ルーパー2の第1糸穴2Bと皿ばね36と
の間の下ルーパー糸Lをカツター32で切断す
る。そしてミシンを始動させると第7図に示す上
ルーパー31によつて鉤針21のフツク21Aと
下ルーパー2の第1糸穴2B間に掛け渡した下ル
ーパー糸Lがすくわれると下ルーパー糸Lの切断
端LCが第1糸穴2Bから抜け出る長さとなり下
ルーパー糸LがループR状のまま縫目が形成され
ることがなくなり、縫目づまりや鉤針が破損して
しまうというおそれなく美麗な縫目が形成され
る。
以上述べたようにこの考案によればプーリーに
係合部を設け、下ルーパーの特定位置に対応する
プーリーの回転位置においてプーリーの回転を阻
止するようプーリーの係合部と係合離脱可能な係
止腕を機枠に設けたので下ルーパーを特定位置に
固定保持することができ、下ルーパーの位置合せ
が容易に行え鉤針が円滑に下ルーパーの第1糸穴
内に挿通することができ鉤針が破損したりするこ
とはなくなる。また誤つてミシンを始動しても下
ルーパーの駆動が阻止されるので糸通し装置が破
損するおそれを防止することができる。
係合部を設け、下ルーパーの特定位置に対応する
プーリーの回転位置においてプーリーの回転を阻
止するようプーリーの係合部と係合離脱可能な係
止腕を機枠に設けたので下ルーパーを特定位置に
固定保持することができ、下ルーパーの位置合せ
が容易に行え鉤針が円滑に下ルーパーの第1糸穴
内に挿通することができ鉤針が破損したりするこ
とはなくなる。また誤つてミシンを始動しても下
ルーパーの駆動が阻止されるので糸通し装置が破
損するおそれを防止することができる。
第1図はこの考案の一実施例装置の斜視図、第
2図〜第3図は第1図に示す装置の作動状態を示
す側面図、第4図〜第7図は下ルーパーヘルーパ
ー糸が挿通する状態を示す要部斜視図、第8図、
第9図は被覆板と鉤針の要部正面図、第10図は
規制部材の他の実施例を示す要部斜視図、第11
図はプーリーと係止腕との係合状態を示す要部斜
視図である。 1……ルーパー腕、2……下ルーパー、2A…
…第2糸穴、2B……第1糸穴、3……移動軸、
5……可動板、18……糸掛止腕、20……案内
部材、21……鉤針、21A……フツク、21a
……導入口、21b……先端部、23……規制部
材、25……被覆板、27……係止片、28……
主軸、29……プーリー、29A……係合部、3
0……係止腕、31……上ルーパー、32……カ
ツター。
2図〜第3図は第1図に示す装置の作動状態を示
す側面図、第4図〜第7図は下ルーパーヘルーパ
ー糸が挿通する状態を示す要部斜視図、第8図、
第9図は被覆板と鉤針の要部正面図、第10図は
規制部材の他の実施例を示す要部斜視図、第11
図はプーリーと係止腕との係合状態を示す要部斜
視図である。 1……ルーパー腕、2……下ルーパー、2A…
…第2糸穴、2B……第1糸穴、3……移動軸、
5……可動板、18……糸掛止腕、20……案内
部材、21……鉤針、21A……フツク、21a
……導入口、21b……先端部、23……規制部
材、25……被覆板、27……係止片、28……
主軸、29……プーリー、29A……係合部、3
0……係止腕、31……上ルーパー、32……カ
ツター。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 針板下方において主軸に連動して揺動し基端と
自由端に第2糸穴と第1糸穴とを一側から他側へ
開口したルーパーと、 主軸に固定し機枠外に突出したプーリーと、 ルーパーの自由端に開口した第1糸穴の中心線
方向と平行して移動可能且つ回動可能に機枠に支
持した移動軸と、 移動軸の軸方向移動に連動して特定位置に停止
したルーパーの第1糸穴の一側から離隔する位置
からルーパーの第1糸穴を通つて糸穴の他側へ抜
け出る位置との間を移動する上向きのフツクを設
けた鉤針と、 ルーパーの基端に開口した第2糸穴に挿通した
ルーパー糸を係止する掛止部を先端に有し、移動
軸の回動に連動して掛止部が鉤針のフツクから離
れた位置と掛止部に係止したルーパー糸を鉤針の
フツクに案内掛止する鉤針のフツク上方位置との
間を移動可能とした糸掛止腕とを備えたルーパー
の糸通し装置において、 プーリーに設けた係合部と、 ルーパーの特定位置に対応するプーリーの回転
位置においてプーリーの回転を阻止するようにプ
ーリーの係合部と係合離脱可能な係止ピンを自由
端に有し基端を機枠に支持した係止腕とを備えた
ミシンにおけるルーパーの糸通し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7410783U JPS59178979U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | ミシンにおけるル−パ−の糸通し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7410783U JPS59178979U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | ミシンにおけるル−パ−の糸通し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59178979U JPS59178979U (ja) | 1984-11-29 |
JPS6112953Y2 true JPS6112953Y2 (ja) | 1986-04-22 |
Family
ID=30204206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7410783U Granted JPS59178979U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | ミシンにおけるル−パ−の糸通し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59178979U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112011103955B4 (de) * | 2010-11-29 | 2018-03-15 | Jaguar International Corporation | Einfädelvorrichtung für Nähmaschinen-Untergreifer |
-
1983
- 1983-05-18 JP JP7410783U patent/JPS59178979U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112011103955B4 (de) * | 2010-11-29 | 2018-03-15 | Jaguar International Corporation | Einfädelvorrichtung für Nähmaschinen-Untergreifer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59178979U (ja) | 1984-11-29 |
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