JPH0274286A - ミシンの自動下糸案内装置 - Google Patents

ミシンの自動下糸案内装置

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JPH0274286A
JPH0274286A JP63227975A JP22797588A JPH0274286A JP H0274286 A JPH0274286 A JP H0274286A JP 63227975 A JP63227975 A JP 63227975A JP 22797588 A JP22797588 A JP 22797588A JP H0274286 A JPH0274286 A JP H0274286A
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JP
Japan
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thread
bobbin
bobbin thread
needle
holding member
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JP63227975A
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Inventor
Osamu Kamiya
修 神谷
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Priority to DE3930476A priority patent/DE3930476A1/de
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B73/00Casings
    • D05B73/04Lower casings
    • D05B73/12Slides; Needle plates

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はミシンの自動下糸案内装置に関し、特に滑り板
の閉作動に連動させて下糸ボビンの下糸を下糸調子バネ
機構に自動的に係合させるようにしたものに関する。
〔従来技術〕
一般に、機械駆動式ジグザグミシンや最近の電子制御式
ジグザグミシンなどでは、所望の糸で縫製をするのに先
だって、糸駒からの上糸を天秤の糸保持部などを経て縫
針の目孔に至る糸道経路に沿って上糸掛けする必要があ
ると共に、下糸ボビンの下糸を下糸掛け操作する必要が
ある。
近年、下糸ボビンを収容するボビンケースが簡単化し得
る水平釜を採用したミシンが多く用いられつつあるが、
この水平釜を備えたミシンでは、縫製の準備作業として
、下糸ボビンを内釜の下糸案内スリットから導出して糸
調子バネ機構に係合させる係合操作と、手動で縫針を上
下に1往復させて上糸に交絡した下糸の糸端を針孔から
針板の上方へ繰り出す繰出し操作とを含む一連の下糸掛
は操作を手動で行なわなければならない。
ところで、下糸掛は操作を簡略化させる下糸掛は機構は
種々提案され実用化されているけれども、下糸掛は操作
を簡略化するような下糸掛は機構は未だ提案されていな
い。これは、水平釜タイプのミシンでは、針板と水平釜
間のスペースが狭く、この狭いスペースに下糸掛は機構
を設けることが困難なためであると考えられる。
尚、実開昭55−11103号公報には、縫製運転時の
騒音を低減させ且つ上糸による内釜の摩耗を防止するよ
うにした水平釜の内釜の構造が記載されており、また実
開昭55−58173号公報には、下糸調子機構を構成
する下糸調子板と下糸調子バネとの間に下糸外れ防止バ
ネを介在させることにより、下糸調子板の糸係合部から
外れた下糸を縫製中に糸係合部へ自動復帰させるように
した水平釜の構造が記載されている。
しかし、これらは下糸掛は操作を簡略化することを目的
とするものではない。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように、下糸掛は操作を行なう場合、下糸の糸端
を指先で摘みその下糸を内釜の下糸案内スリットへ導入
してから下糸を左方へ移動させて糸調子バネ機構に係合
させなければならず、また下糸が下糸調子バネ機構に確
実に係合しているか否かを確認する必要があるので、下
糸掛は操作はかなり複雑な作業である。更に、この下糸
掛は操作は、下糸を交換する毎に、また下糸を補充した
後必ず行なわなければならず、特に初心者にとって面倒
な操作である。
本発明の目的は、滑り板の動作に連動して自動的に下糸
掛けを行ない得るようなミシンの自動下糸案内装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段] 本発明に係るミシンの自動下糸案内装置は、ヘッド部に
付設された針板と、針板の開口部を前後方向のスライド
により開閉する滑り板と、開口部の略中央の直下に下糸
ボビンを回転可能に収容するとともに下糸ボビンからの
下糸に糸調子ハネで張力を付与する糸調子バネ機構を有
する内釜と内釜を収容し回転駆動される外釜とからなる
水平釜とを備えたミシンにおいて、水平釜と滑り板の間
に配設され、下糸ボビンから導出された下糸の糸端を係
合保持する糸保持部を有し、滑り板の後端部に作動的に
連結されて滑り板とともに前後移動する糸保持部材と、
滑り板が開位置から閉位置に移動するときに、糸保持部
が内釜の糸調子バネ機構の上方の前方近傍位置から下糸
を糸調子バネ機構に係合させる方向へ移動してから内釜
の外周の外側の所定位置まで移動するように糸保持部材
を案内する下糸掛は案内機構とを備えたものである。
〔作用〕
本発明に係るミシンの自動下糸案内装置においては、滑
り板を開位置に開いて糸保持部材の糸保持部を糸調子バ
ネ機構の1方の前方近傍位置に位置させた状態で、下糸
ボビンを内釜に装着し、下糸ボビンから導出され下糸ボ
ビンから糸調子バネ機構の下糸案内スリットを経て繰り
出した下糸の糸端を糸保持部材の糸保持部に係合保持さ
せる。
次に、滑り板を開位置から針板の開口部を閉じる閉位置
へ移動させていくと、この糸保持部材は滑り板の後端部
に作動的に連結されているので、糸保持部材は下糸掛は
案内機構により案内され、糸保持部で挟持されている下
糸は、先づ内釜の糸調子バネ機構の上方の前方近傍位置
から糸調子バネ機構に係合する方向へ移動され、更に内
釜の外周の外側の所定位置へ移動される。即ち、滑り板
を開位置から後方へスライドさせて閉位置へ移動操作す
るだけで、下糸は自動的に糸調子バネ機構に確実に係合
する。更に、縫製運転を開始したときには縫針の下降に
より上糸の上糸輪は外釜の剣先に係合した状態で内釜の
周りを周回するときにその下糸に確実に交絡するので、
第1針目から通常の縫目を形成することができる。
〔発明の効果〕
本発明に係るミシンの自動下糸案内装置によれば、以上
説明したように、滑り板の開位置から閉位置への移動に
連動して係合操作と繰出し操作とを含む一連の下糸掛は
操作を自動化させることが可能となり、下糸掛けを確実
に且つ簡単化することができる。
〔実施例) 以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する0
本実施例は水平釜を備えた電子制御式ジグザグミシンに
本発明を適用した場合のものである。
ミシンのアーム部内には、針棒2を上下動させる針棒上
下駆動装置と、その針棒2を横方向に揺動させる針棒揺
動駆動装置及び天秤駆動装置とが組込まれ、ベツド部4
内には加工布を布送りする送り歯の上下動のための上下
送り駆動装置と送り歯の前後動のための前後送り駆動装
置とが組込まれており、針棒2は針棒揺動駆動装置を介
して針揺動制御モータ(図示路)で駆動され送り歯は前
後送り駆動装置を介して送り制御モータ(図示路)で駆
動され、また針棒上下駆動装置と天秤駆動装置及び上下
送り駆動装置とは図示外のミシンモータで駆動される。
第2図に示すように、前記針棒2の下端には縫針6が取
付けられ、針棒2の直ぐ後方に配設された押え棒8の下
端部には押え足10が着脱可能に取付けられている。
第1図〜第2図・第6図〜第7図に示すように、前記ア
ーム部の頭部の下方のベツド部4上面には、針板12が
付設されビス14で取付けられている。
この針板12の開口部16には透明な合成樹脂製でこの
開口部16の形状と略同形状の滑り板1日が配設されて
いる。そして、滑り板18の左右両端部にはその前後方
向に延びるガイド部80が夫々形成され、これらのガイ
ド部80は、針板12の下面に配設された内釜押え板4
6に前後方向向きに形成された一対のガイド溝81に前
後移動可能に夫々嵌入されている。尚、符号20は送り
歯の上下動を可能にするために針板12に形成されたの
スリットであり、符号22は針孔である。
前記滑り板18を閉じた状態において、滑り板1日の略
中央の直ぐ下方のベツド部4内には水平釜24が設けら
れており、この水平釜24は、内釜26とその内釜26
を収容し且つミシンモータにより回転駆動される外釜2
日とから構成されている。前記内釜26は、下糸ボビン
30を収納するためのボビン孔32を有すると共にその
ボビン孔32の周面の略前半部分の上段に下糸ボビン3
0に巻装した下糸34に張力を付与する下糸調子バネ機
構36を備えている。尚、符号29は外釜28の剣先で
ある。
下糸調子バネ機構36は、第4図に示すように、平面視
円弧状の下糸調子板38と、その下糸調子板38に外側
よりビス42で取付けられた下糸調子バネ40とからな
っている。下糸調子板38の中央部には下糸34を案内
する下糸案内スリット38aが形成されると共に下糸3
4を係合し得るように段落ちした凹部38bが設けられ
ている。
そして、下糸ボビン30から導出される下糸34は下糸
案内スリン)38aを内側から外側へ挿通して凹部38
bを通過する。このとき、下糸案内スリット38aから
凹部38bに至る下糸34には下糸調子バネ40の弾性
力により張力が付与される。
次に、下糸ボビン30から導出される下糸34を下糸調
子バネ機構36に係合させる下糸案内装置43について
、第1図〜第3図に基いて説明する。
下糸案内装置43は、保持具62と保持板バネ64とか
らなり下糸34の糸端を挟持する糸保持部70を有する
糸保持部材68と、糸保持部材6日を後方へ移動させて
下糸34を下糸調子バネ機構36に係合させるために内
釜押え板46に形成された第1カム溝52及び第2カム
溝54と糸掛は案内腕56と滑り板18の下面の後端側
部分に形成された第3カム溝78とからなる下糸掛は案
内機構44と、下糸34を切断するためのナイフ部材8
2とから構成されている。
前記開口部16及びその近傍の針板12の下面には内釜
押え板46が配設され、その4箇所においてビス48で
針板12に下方から固着されている。内釜押え板46の
略中央部には下糸ボビン30の挿通を許容するボビン挿
通孔50が形成され、左端部には略く字状の第1カム溝
52が下面側から凹設されると共に、ボビン挿通孔50
の直ぐ左方には前後方向に延びる略く字状の第2カム溝
54が貫通状に形成されている。ピン58はその上端部
が第1カム溝52に下方から係合すると共にその下端部
は糸掛は案内腕56の左端部に固着されている。第2カ
ム溝54を挿通するピン60の下端部は糸掛は案内腕5
6の右端部に固着され、その上端部は保持具62の左端
部と保持板バネ64の左端部とワッシャ66とを夫々挿
通すると共にそれらを上下方向に密着した状態でそれら
に固着されている。前記保持具62の右端近傍部には、
下糸34を案内し易いように後方拡大の略■字状の開口
部62aが形成されると共に、この開口部62aに連続
して左右方向に長い切欠部62bが形成されている。保
持板バネ64の右端部は開口部62aの形状に沿い且つ
下糸34を切欠部62bへ挿入させるために三角状に形
成されている。
尚、糸掛は案内腕56と保持具62との開角は約140
°である。
保持具62とその上面に配設された保持板バネ64とで
糸保持部材68が構成され、第3図・第5図に示ずよう
に下糸ボビン30からの下糸34を開口部62aからこ
の切欠部62bに導入して保持具62と保持板バネ64
との間に挿通させたときに下糸34を挟持する保持具6
2の支持側糸保持部70aと保持板バネ64の押え側糸
保持部70bとで糸保持部70が構成され、保持板バネ
64のバネ力により下糸34はこの糸保持部70で弾性
的に係合挟持される。前記開口部62aは下糸案内スリ
7)38aの上端の上方の右斜め前方近傍に位置してお
り、糸保持部70は前記切欠部62bの左端の前方近傍
部に位置している。
保持板バネ64の長さ方向の略中央部には挟持解除ピン
72の上端部が固着され、この挾持解除ピン72は保持
具62に形成されたピン孔74を挿通すると共に半球形
状のその下端が保持具62の下面から僅かに下方に突出
している。
保持具62の張出部62cには駆動ピン76の下端が固
着され、この駆動ピン76の上端部は、滑り板18の後
端側部分の左端近傍部に左右に細長く形成された第3カ
ム溝78に下方から係合している。
この第3カム溝78は滑り板18の下面に突設された長
円形状リブ78aの内側に下面開放状に形成されている
前記滑り板18の下面の第3カム溝78の周りのリプ7
8aにナイフ部材82の取付部82bを外嵌させて滑り
板18に接着することによりナイフ部材82が取付けら
れており、このナイフ部材82の刃82aは、滑り板1
8の後端部の左側部分に第3カム溝78の直ぐ右方に形
成された略台形状の切欠部83に突出している。また、
滑り板18が開位置にあるときには刃82aの右端は保
持板バネ64の先端よりやや左方に位置し、刃82aは
その右端近傍部において滑り板18の後端のエツジ83
aと鋭角状に交差しているので、刃82aとこのエツジ
83aとの間に下糸34を導入して左方へ引張ることに
より、下糸34を刃82aで切断することが出来る。
滑り板18は第1図に示す開位置から第6図に示す閉位
置に亙って移動可能であり、この滑り板18の移動に連
動して糸保持部材68が前後方向に移動可能である。更
に、滑り板18が開位置のとき及び閉位置のときに、挟
持解除ピン72の下方に対応する内釜押え板46の上面
にはこの上面から上方へ僅かに突出した突出部84・8
5が夫々形成されており、この突出部84・85で挟持
解除ピン72の下端部を上方へ押し上げることにより、
保持板バネ64が僅かに上方へ押し上げられて保持具6
2と保持板バネ64との間に隙間ができ、この隙間によ
り糸保持部70における下糸34の挟持が僅かに解除さ
れ、下糸34を導入し易くする。また、突出部85の直
ぐ後方の内釜押え板46の上面には薄いスポンジ86が
貼着されており、突出部85により下糸34の挟持が解
除されてもこのスポンジ86と保持具62の下面とで下
糸34を弾性的に挟持するようになっている。
次に、下糸案内装置43で下糸34を下糸調子バネ機構
36に係合させる作用について説明する。
先づ、第1図に示すように滑り板18を開位置へ移動さ
せ、下糸34を指で挟持した状態で下糸34が反時計方
向に導出される向きに下糸ボビン30を内釜26のボビ
ン孔32に装着する。このとき、突出部84により挟持
解除ピン72が上方へ押し上げられて保持具62と保持
板バネ64との間に隙間ができており、下糸ボビン30
から繰り出された下糸34は下糸ボビン30と下糸調子
板38との間から上方に延びており、開口部62aは下
糸案内スリン)38aの上端の上方の右斜め前方に位置
している。次に、指先で摘んでいる下糸34を前方へ移
動して下糸34を開口部62aを経て切欠部62bに導
入させる。そして、下糸34を左方へ移動させることに
より、第1図・第3図に示すように下糸ボビン30から
繰り出された下糸34は、下糸案内スリン)38aの上
端からこのスリット38a内へ導入され、下糸案内スリ
ット38aと切欠部62bと保持具62及び保持板バネ
64の隙間とを経て糸保持部70へ移動したときに、刃
82aとエツジ83aとにより切断される。従って、こ
のとき下糸ボビン30から繰り出された下糸34は、下
糸案内スリット38aの途中部と下糸調子板38及び下
糸調子バネ40の間と切欠部62bとを経由し糸保持部
70にその糸端が僅かに挟持されている。
そして、第6図に示すように滑り板18を開位置18(
PS)から第1移動位置18(PI)・第2移動位置1
8 (P2) ・・閉位置18 (PR)まで順次移動
させたとき、第3カム溝78に係合する駆動ビン76の
後方への押動により糸保持部材68が後方へ移動する。
このとき、第2カム溝54に係合するビン60が移動開
始位?I60 (ps) 、第1移動位置60(PI)
、第2移動位置60(P2)・・移動終了位置60(P
E)へ順次移動するのに伴い、第1カム溝52に係合す
るピン58は糸掛は案内腕56を介して移動開始位置5
 B (PS)、第1移動位置58 (PL) 、第2
移動位置5B(P2)・・移動終了位置5B(PE)へ
順次移動するので、糸保持部材68は、ピン60の移動
及び糸掛は案内腕56の回動により、移動開始位置6B
(PS)から第1移動位置6B(PI)、第2移動位置
68(P2)・・を経て移動終了位置6B(PE)まで
左方へ移動しつつ回動しながら後方へ移動する。従って
、糸保持部70の軌跡は、糸保持部材68の移動開始位
置68(PS)から第2移動位置68(Pl)までは下
糸調子板38の形状に略沿う湾曲状となり、その後移動
終了位置68(PE)までは略直線となり、その移動終
了位置6B(PE)のときの糸保持部70はスポンジ8
6の略中央位置つまり内釜26の外周の外側の所定の位
置である。
前記滑り板18が開位置18(PS)から第1移動位置
1 B (PI)へ微小距離移動したとき、糸保持部材
68の第1移動位置68(Pi)への移動により挟持解
除ピン72の下端は突出部84から外れ、保持板バネ6
4はそのバネ力により元の位置に復帰するので下糸34
の糸端は糸保持部70で弾性的に挟持される。
更に、滑り板18が開位置18 (PS)から略第2移
動位置1B(P2)へ移動するのに応じて下糸34の糸
端は糸保持部70に挟持された状態で移動するので、第
6図に示すように下糸34は下糸ボビン30から繰り出
されながら下糸案内スリット38aの下端に移動し且つ
凹部38bに係合する。従って、下糸34は下糸調子機
構36に確実に係合され、下糸34には下糸調子バネ4
0による張力が付与される。
そして、第6図に示すようにその後滑り板18が閉位置
1B(PIりへ移動するのに応じて糸保持部材68が移
動するのに伴い、糸保持部70もスポンジ86の略中央
に対応する位置へ移動する。
このとき、突出部85により挟持解除ピン72が上方へ
押し上げられて保持具62と保持板バネ64との間に再
び隙間ができ、下糸34の糸端の挟持が僅かに解除され
る。しかし、このとき保持具62の下面に位置する下糸
34の部分がスポンジ86により弾性的に挟持されてい
る。
この状態で、スタート/ストップスイッチ(図示路)が
操作されて縫製が開始され、縫針6が針孔22を挿通し
て針板12より下方へ下降し、上糸が剣先29に係合し
て上糸輪が形成され、この上糸輪が内釜26の周りを周
回するときに、糸保持部70から凹部38bに至る下糸
34の部分と上糸輪とが確実に交絡して第1針目から正
常な縫製が行われる。ここで、糸保持部材68が移動終
了位置6B(PE)へ移動したときに、糸保持部70に
より下糸ボビン30から繰り出される下糸量は第1針目
の縫製に最適な糸量である。
前記内釜押え板46を用いないで、第8図に示すように
部分的に変更して下糸量は案内機構44Aを構成しても
よい。尚、下糸量は案内機構44と同様のものには同一
の符号を付しである。
滑り板18Aの後端部の左端近傍部に上端部が回転自在
に枢支されたピン90が下方へ延び、保持板バネ64の
左端部と保持具62の左端部と揺動板91の右端部とを
夫々挿通すると共にそれらを上下方向に密着した状態で
それらに固着されている。尚、揺動板91と糸保持部材
6日とは約130度の開角を有している。
揺動板91の左端部からその長さ方向の略中央部に亙っ
て長溝91aが形成されており、この長溝91aには針
板12の下面に上端部が固着され下方へ延びるピン92
が嵌入している。滑り板18Aが開位置のときには、保
持具62の開口部62aは下糸案内スリット38aの上
端の上方の右斜め前方に位置しており、糸保持部70は
下糸案内スリン)38aの上端の上方の略前方近傍に位
置している。ナイフ部材82Aは滑り板18Aの下面の
後側部に取付けられており、刃82cは滑り板18Aの
後端のエツジ18aと鋭角状に交差している。
次に、下糸案内装置43Aで下糸34を下糸調子機構3
6に係合させる作用について説明する。
先づ、前記実施例と同様に滑り板18Aを開位置18A
(PS)に移動させて下糸34が反時計方向に導出され
るように下糸ボビン30をボビン孔32に装着する。指
で摘んでいる下糸34を前方へ移動して下糸34を開口
部62aを経て切欠部62bに導入させる。そして、下
糸34を左方へ移動させることにより下糸ボビン30か
ら繰り出された下糸34は、下糸案内スリット38aの
上端からこのスリット内へ導入され、下糸案内スリット
38aと切欠部62bと保持具62及び保持板バネ64
の間とを経て、糸保持部70へ移動したときに、刃82
aにより切断される。従って、このとき下糸ボビン30
の下糸34は下糸案内スリン)38aの途中部と下糸調
子板38及び下糸調子バネ40の間と切欠部62aとを
経由した後糸保持部70にその糸端が挟持されている。
そして、滑り板18Aを開位置18A(PS)から閉位
置18A(PR)へ移動させたときに、糸保持部材68
は実線で示す移動開始位置91 (PS)から想像線で
示す移動終了位置91 (PIりへ移動する。従って、
糸保持部材68の移動により、糸保持部70に挟持され
た下糸34は下糸調子機構36に確実に係合し、その後
糸保持部材70は内釜26の外周の外側の所定の位置へ
移動する。
この状態で、スタート/ストップスイッチを操作して縫
製を開始したときには、上糸輪が内釜26を周回すると
きに糸保持部70から凹部38bに至る下糸34の部分
と上糸輪とが確実に交絡して第1針目から正常な縫製が
行われる。
更に、第9図に示すように、前記下糸量は案内機構44
を部分的に変更して下糸量は案内機構44Bを構成して
もよい。尚、下糸量は案内機構44と同様のものには同
一の符号を付しである。
滑り板18Bの後端部の左端近傍部に上端部が回転自在
に枢支されたピン93が下方へ延び、保持板バネ64の
左端部と保持具62の左端部と扇形のセクタギヤ94の
中央部とを夫々挿通ずると共にそれらを上下方向に密着
した状態でそれらに固着されている。セクタギヤ94の
外周には所定角度α(例えば、α−82度)に亙ってギ
ヤ94aが形成されており、更にセクタギヤ94は引っ
張りバネ95により反時計方向に常に弾性付勢されてい
る。
一方、針板12の開口部16の左端縁にはギヤ94aと
噛み合い可能なギヤ12aが長さ2に亙って形成されて
いる。
滑り板18Bが開位置のときには、保持具62の開口部
62aは下糸案内スリット38aの上端の上方の右斜め
前方に位置しており、糸保持部70は下糸案内スリット
38aの上端の上方の略前方近傍に位置している。また
、このときにギヤ94aの左端の歯はギヤ12aの前端
の歯に噛み合っている。
ナイフ部材82Bは滑り板18Bの下面の後側部に取付
けられており、刃82cは滑り板18Bの後端のエツジ
18bと鋭角状に交差している。
滑り板18Bを後方へ移動させてギヤ94aの右端の歯
がギヤ12aの後端の歯から噛み合いが外れたとき、引
っ張りバネ95によるセクタギヤ940反時計方向への
回動を阻止するためのストッパ96は滑り板18Bの下
面に取付けられている。
次に、下糸案内装置43Bで下糸34を下糸調子機構3
6に係合させる作用について説明する。
先づ、前記実施例と同様に滑り板18Bを開位置18 
B (PS)に移動させて下糸34が反時計方向に導出
されるように下糸ボビン30をボビン孔32に装着する
。指で摘んでいる下糸34を前方へ移動して下糸34を
開口部62aを経て切欠部62bに導入させる。そして
、下糸34を左方へ移動させることにより下糸ボビン3
0から繰り出された下糸34は、下糸案内スリット38
aの上端からこのスリット38a内に導入され、下糸案
内スリット38aと切欠部62bと保持具62及び保持
板バネ64の間とを経て、糸保持部70へ移動したとき
に刃82aにより切断される。従って、このとき下糸ボ
ビン30の下糸34は下糸案内スリット38aの途中部
と下糸調子板38及び下糸調子バネ40の間と切欠部6
3bとを経由し糸保持部70にその糸端が挟持されてい
る。
そして、滑り板18Bを開位置18B(PS)から第1
移動位置18B(PL)へ移動させたときに、ギヤ94
aとギヤ12aとの噛み合いによりセクタギヤ94が反
時計方向へ回動するのに伴って、糸保持部材68は移動
開始位置6B(PS)から第1移動位置68(PI)へ
移動しつつ反時計方向へ回動する。このとき、ギヤ94
aの右端の歯がギヤ12aの後端の歯から噛み合いが外
れるが、ストッパ96がセクタギヤ94の左端面に当接
して引っ張りバネ95によるセクタギヤ94の反時計方
向への回動が阻止される。このときまでに、糸保持部6
8の移動により糸保持部70に挟持された下糸34は下
糸調子機構36に確実に係合している。そして、滑り板
18Bが閉位置18B(PE)へ移動するのに伴って、
糸保持部材68はこの状態で移動終了位置68(PE)
まで平行移動する。このとき、糸保持部70は内釜26
の外周の外側の所定の位置へ移動している0、。
この状態で、スタート/ストップスイッチを操作して縫
製を開始したときには、上糸輪が内釜26を周回すると
きに糸保持部70から凹部38bに至る下糸34の部分
と上糸輪とが確実に交絡して第1針目から正常な縫製が
行われる。
以上説明したように、滑り板18・18A・18Bを開
位置18・18A・18B(PS)から閉位xis・1
8A・18 B (PR)へ移動するときに、下糸34
の糸端を挟持している糸保持部材68の糸保持部70の
移動或いは回動により、下糸34が下糸調子機構36に
確実に係合した後、その糸端は内釜26の外周の外側の
所定の位置へ移動する。
この状態で、縫製を開始したとき、上糸輪と下糸34と
が確実に交絡して第1針目から正常に縫製することがで
きるので、簡単な機構で下糸掛は操作を自動化させるこ
とが可能となり、下糸掛けを確実に且つ極端に簡単化す
ることができる。
尚、糸保持部材68を保持具68だけで構成すると共に
、切欠部62bを非常に細いスリットで構成し、下糸調
子バネ機構36を経た下糸34をこの細いスリットで係
合挟持するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はベツド部
の部分平面図、第2図は第1図■−■線断面図、第3図
は下糸案内装置の分解斜視図、第4図は下糸調子機構の
分解斜視図、第5図は水平釜及び糸保持部材の部分拡大
平面図、第6図は滑り板を開位置から閉位置へ移動させ
たときの糸保持部材の主要な移動位置を説明する第1図
相当図、第7図は滑り板を閉位置に位置させた状態で縫
製を開始するときの第1図相当図、第8図及び第9図は
変形例に係る下糸案内装置を示す第1図相当図である。 12・・針板、 18・18A・18B・・滑り板、 
24・・水平釜、 26・・内釜、 28・・外釜、 
30・・下糸ボビン、 36・・下糸調子バネ機構、3
日・・下糸調子板、 38a・・下糸案内スリット、 
40・・下糸調子バネ、44・44A・44B・・下糸
掛け案内機構、46・・内釜押え板、 56・・糸掛は
案内腕、62・・保持具、 64・・保持板バネ、 6
8・・糸保持部材、 70・・糸保持部、 91・・揺
動板、 94・・セクタギヤ、 43・43A・43B
・・下糸案内装置。 特許出願人  ブラザー工業株式会社 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベッド部に付設された針板と、針板の開口部を前
    後方向のスライドにより開閉する滑り板と、開口部の略
    中央の直下に下糸ボビンを回転可能に収容するとともに
    下糸ボビンからの下糸に糸調子バネで張力を付与する糸
    調子バネ機構を有する内釜と内釜を収容し回転駆動され
    る外釜とからなる水平釜とを備えたミシンにおいて、 前記水平釜と滑り板の間に配設され、下糸ボビンから導
    出された下糸の糸端を係合保持する糸保持部を有し、滑
    り板の後端部に作動的に連結されて滑り板とともに前後
    移動する糸保持部材と、滑り板が開位置から閉位置に移
    動するときに、糸保持部が内釜の糸調子バネ機構の上方
    の前方近傍位置から下糸を糸調子バネ機構に係合させる
    方向へ移動してから内釜の外周の外側の所定位置まで移
    動するように糸保持部材を案内する下糸掛け案内機構と
    を備えたことを特徴とするミシンの自動下糸案内装置。
JP63227975A 1988-09-12 1988-09-12 ミシンの自動下糸案内装置 Pending JPH0274286A (ja)

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GB8920645D0 (en) 1989-10-25
DE3930476A1 (de) 1990-03-15
GB2222605A (en) 1990-03-14
US5025737A (en) 1991-06-25
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