JP2002119256A - 海苔の加熱処理方法及びその装置 - Google Patents

海苔の加熱処理方法及びその装置

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JP2002119256A
JP2002119256A JP2001211514A JP2001211514A JP2002119256A JP 2002119256 A JP2002119256 A JP 2002119256A JP 2001211514 A JP2001211514 A JP 2001211514A JP 2001211514 A JP2001211514 A JP 2001211514A JP 2002119256 A JP2002119256 A JP 2002119256A
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laver
microwave
hot air
heating chamber
heat treatment
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Tokujiro Yamamoto
徳治郎 山本
Yoshiaki Kawamura
吉章 河村
Masakazu Toyoshima
雅和 豊島
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Toshiba Corp
Shibaura Mechatronics Corp
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YAMAMOTO NORITEN KK
Toshiba Corp
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 常温または冷凍保管された水分含有量が2%
〜9%程度の乾海苔を、短時間で水分含有量を2%以下
にし、かつ所定の処理が行える生産性の高い海苔の加熱
処理方法及びその装置の提供。 【解決手段】 ホルダー52をチェーンコンベア51に
等間隔で配設し、加熱室102内にプレス機構P及びホ
ルダー回転機構65を設け、加熱室102の上方は、マ
イクロ波発振機110及び熱風源108を設け、マイク
ロ波及び熱風が加熱室102内に導入されるように加熱
処理装置100を構成する。入口63の上流で海苔束1
7を投入されたホルダー52はプレス機構Pによる海苔
束17のプレス後、ホルダー52が回転しながら移動
し、また90°回転機構53bで90°回転され、加熱
室102内を通過する間に、マイクロ波と熱風とを同時
に照射されて乾燥及び焼き処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海苔の加熱処理に
関し、特に乾海苔の処理に好適な海苔の加熱処理方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水産物としての海苔は、豊富なタンパク
質や炭水化物及び多くのビタミン類とカルシウム、鉄、
リン等の無機物を含み、栄養的に見ても食品価値の高い
食物として、特に我が国では古くから食されている。そ
して、例えば味付海苔は、焼き上げた海苔に、メーカー
独自の調味液を機械的に塗り、乾燥させて製造される。
【0003】ところで、海苔は図14に示すような処理
工程を経て生産される。即ち、海苔の摘み採り工程25
において採集した海苔は、一次乾燥後乾海苔工程26に
おいて全自動乾燥機を用いて水分含有量を8%〜9%に
脱水され、薄い板状の乾海苔に加工された後に、冷凍保
管工程27において−20℃〜−25℃で冷凍保管され
る(冷凍保管に代えて常温保管されることもある。)。
【0004】次に、冷凍保管された乾海苔は二次乾燥後
乾海苔工程28で焙炉に入れ、60℃〜80℃の温度で
約2時間半加熱して腐敗防止をすると共に、水分含有量
が2%〜3%に減少された後に、焼海苔工程29におい
て焼海苔機(例えばマイクロ波加熱による)で加熱し、
水分含有量を2%以下にした焼海苔とされる。
【0005】そして、このような海苔の加熱処理にはマ
イクロ波を応用することがあり、図15は昭和44年に
本出願人が開発したマイクロ波加熱装置の断面図であ
る。
【0006】このマイクロ波加熱装置は、加熱室31の
上蓋32に導波管33が設けられ、この導波管33の閉
止端部にはマグネトロン34、その他端部は加熱室31
内に開口部35が設けられ、マイクロ波が上蓋32に設
置されたスターラファン36によって加工する海苔に一
様に照射される。
【0007】加熱室31の側面には扉37が設けられ、
加熱室31内にはポリウレタン樹脂等からなる容器38
に複数の板海苔39が入れられ、その上にはポリウレタ
ン樹脂板41を被着したフッ素樹脂ポリ四フッ化エチレ
ンからなる加圧板40が載置され、照射されるマイクロ
波は容器38及び加圧板40等を透過して海苔39に吸
収され、海苔39を加熱処理するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たマイクロ波加熱装置は、放熱による焼不足や使用する
乾海苔(以下、海苔と称することがある。)の水分含有
不足及び密閉押圧された状態でのマイクロ波照射によ
り、次の〜のような問題が生じることがある。
【0009】即ち、 、水分が閉じ込められることにより、焼きむらが生じ
易い。 、焼き上がりの味が一方では焦げ臭く、他方では生臭
さが残るなどの不都合が生じ易い。 、押圧されることにより、海苔の厚みが無くなる。 などの欠点が生じ易い。
【0010】そこで本発明の目的は、常温または冷凍保
管された高水分含有の海苔を短時間で低水分含有状態に
し、かつ所定の処理が行える生産性の高い海苔の加熱処
理方法及びその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、加熱処
理されるべき海苔に対し、マイクロ波照射と熱風照射と
を同時に行う、海苔の加熱処理方法(以下、本発明の第
1の処理方法と称する。)に係るものである。
【0012】本発明の第1の処理方法によれば、海苔に
対してマイクロ波照射と熱風照射が同時に行われるの
で、マイクロ波によって海苔が内部から加熱される一方
で、熱風によって海苔が外部から加熱され、照射される
熱風の熱エネルギーが海苔の内部へも浸透するため、海
苔の水分が拡散されながら、この水分の蒸発が促進され
る。従って、マイクロ波照射と熱風照射との相乗効果に
より、海苔内の生菌が減菌されると共に、海苔を短時間
で均一に乾燥させて焼き上げることができるため、処理
工程を簡略して工数を削減し、更に生産性を高めること
ができる。
【0013】また、本発明は、マイクロ波照射部と、熱
風照射部と、加熱されるべき海苔を支持する支持手段と
を有する、海苔の加熱処理装置(以下、本発明の第1の
処理装置と称する。)に係るものである。
【0014】本発明の第1の処理装置によれば、支持手
段で支持した海苔に対して、マイクロ波照射と熱風照射
とを同時に行うことにより、上記した処理方法と同様に
相乗効果を発揮することができ、再現性の良い処理装置
を提供することができる。
【0015】また、本発明は、加熱処理されるべき海苔
に対し、前記海苔を加圧後に回転させながら、マイクロ
波照射と熱風照射とを同時に行う、海苔の加熱処理方法
(以下、本発明の第2の処理方法と称する。)に係るも
のである。
【0016】本発明の第2の処理方法によれば、海苔を
加圧後に回転させながら、マイクロ波照射と熱風照射と
を同時に行うので、上記した第1の処理方法による効果
を更に高めることができる。
【0017】また、本発明は、マイクロ波照射部と、熱
風照射部と、加熱されるべき海苔を支持する支持手段
と、前記海苔を支持させた状態で加圧する加圧手段と、
この加圧後に前記支持手段を回転させる回転手段と、を
有する、海苔の加熱処理装置(以下、本発明の第2の処
理装置と称する。)に係るものである。
【0018】本発明の第2の処理装置によれば、上記し
た第1の処理装置に加えて、海苔を支持させた状態で加
圧する加圧手段と、加圧後に支持手段を回転させる回転
手段とを有するので、第1の処理装置による効果が更に
高められる再現性の良い処理装置を提供することができ
る。
【0019】ここにおいて、「加熱処理」とは、海苔を
乾燥状態及び焙焼状態にするための処理を意味する概念
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
の形態1〜実施の形態5に分けて詳細に説明する。
【0021】実施の形態1 本実施の形態は第2の処理方法及びその装置に関し、図
1はその加熱処理装置を示す断面図、図2はその概略平
面図である。
【0022】この加熱処理装置100では、チェーンコ
ンベア(メッシュ型ベルトコンベアでもよい。)51に
配設された回転可能なホルダー52に収容された海苔束
(以下、単に海苔と称することがある。)17が、加熱
室102内を通過する間に加圧され、加圧された状態で
回転しながら、マイクロ波と熱風とを同時に照射され、
乾燥室142では乾燥処理、焙焼室143では焼処理が
行われる。
【0023】チェーンコンベア51は、例えば3.6m
/分の速度で駆動し、1送りピッチ約305mm毎に1
分間停止し、この間欠動作を繰り返すようになってい
る。そして、チェーンコンベア51の外面に位置してチ
ェーンコンベア51に対して垂直に立設され、コンベア
の長さ方向に等間隔(約305mm)で配設されたホル
ダー52は、ホルダーの支軸58を回転軸として回転可
能であり、チェーンコンベア51の駆動に伴って周回し
ながら加熱室102内を通る。
【0024】加熱室102の入口63近傍の上流部にお
いて、作業者によってホルダー52に海苔束17が投入
された後、ホルダー52は、入口63に設けられた90
°回転機構(図示省略)53aによって90°回転さ
れ、その後は回転された状態で進行し、乾燥室142領
域の初めに設けられたプレス機構Pにおいて、二つ折り
にされていた板状海苔の折り目部を伸ばすために、ホル
ダー52内に収容された海苔束17が両側方からプレス
される。このプレス動作が上記した1分間の停止中に行
われ、プレスが終れば、チェーンコンベア51が1送り
ピッチ(305mm)を約5秒で駆動して停止し、この
停止中に次のホルダー52に収容された海苔束17に対
して同様なプレスが行われ、このような動作が繰返され
る。
【0025】プレス機構Pの下流側には、焙焼室(焼オ
ーブン)143を含む領域にホルダー回転機構(図示省
略)65が設けられており、プレス終了後のホルダー5
2は10rpmの回転速度で、図1に示すように回転し
ながら進行する。
【0026】焙焼室143を通過後のホルダー52は、
回転が停止し回転前の状態に戻って進行する。そして加
熱室102の出口64において、そこに設けられた90
°回転機構53bによって90°回転され、この回転に
より、入口63の90°回転機構53aによって90°
回転される前の状態に戻される。そして、チェーンコン
ベア51の駆動に伴いホルダー52が下向きになる直前
に、ホルダー52内の海苔束17が自然落下して放出さ
れる。
【0027】上記したプレス機構P及びホルダー回転機
構の概略図を図3〜図5に示す。そして、各図ともチェ
ーンコンベア51の進行方向に直交する断面を示してい
る。
【0028】プレス機構Pの位置には、プレス機構Pの
押圧部P1、P2が加熱室102の側壁内方に位置して設
置されている。ホルダー52の支軸58は、加熱室10
2の長さ方向で床部中央に形成されたスリット60の隙
間に位置し、下部にローラ59が固定され、このローラ
59がホルダー回転機構65(図5参照)に接すること
によってホルダー52が回転する。ホルダー52は断面
がL型の当て板52aと、このほぼ四隅に立設したガイ
ドピン54と、ガイドピン54に貫通され当て板52a
に対向配置された押圧板55と、ガイドピン54に外嵌
したコイルスプリング(押し型)57とを有し、押圧板
55は、コイルスプリング57に付勢されてガイドピン
54の先端に設けたストッパー56に押つけられてい
る。
【0029】従って、押圧板55と当て板52aとが常
に離れ、この両者間が空き状態のホルダー52に海苔束
17が投入され、このホルダー52がプレス機構Pの位
置に来た時(即ち図3(a))、1分間の停止時間中に
次の動作が行われる。
【0030】まず、図3(b)に示すように、プレス機
構Pの一方(当て板52a側)の押圧部P1が作動して
当て板52aの背面に当接し、続いて図3(c)に示す
ように、押圧板55側の押圧部P2が押圧板55に当接
し、コイルスプリング57の反発力を制して押圧板55
を押し込み、ホルダー52内の海苔束17をプレスす
る。
【0031】プレス終了後はプレス機構Pの双方の押圧
部P1、P2が離れ、図4に示すように、押圧板55はコ
イルスプリング57によってストッパー55の位置に戻
る。これらの動作がチェーンコンベア51の停止中(1
分間)に行われ、再び1送りピッチ移動する。
【0032】図5は、プレス終了後にホルダー回転機構
65の位置へ移動したホルダー52を示す。図示の如
く、この位置にはホルダー回転機構65として、Vベル
ト62を係合したプーリ61がチェーンコンベア51に
沿って平行に設けられ、Vベルト62の外側面がホルダ
ー52の支軸に固定されたローラ59に接触しているた
め、チェーンコンベア51とは別の駆動源で駆動され、
チェーンコンベア51の速度よりも速い速度で回転駆動
するVベルト62によって、ホルダー52が回転する。
【0033】加熱室102の上方には、マイクロ波発振
機110が加熱室102の入口63及び出口64側に設
けられている。入口63側のマイクロ波発振機110か
ら発せられるマイクロ波は、アイソレータ112を経由
後に分配管113にて分配され、乾燥室142の天井面
に形成された分配管113の先端の開口部114から乾
燥室142内へ導入される。
【0034】他方、出口64側のマイクロ波発振機11
0もアイソレータ112を経由後、分配管113によっ
て分配され、入口側と同様な構成で焙焼室143内に導
入される。なお、これらのマイクロ波出力は海苔17の
含水率、処理温度及び重量等の条件によって設定する。
【0035】また、加熱室102の上方には熱風源10
8が入口63及び出口64側に設けられ、熱風が導入管
109を介して、入口63側の熱風源108からは乾燥
室142内へ導入され、出口64側の熱風源108から
は焙焼室143内へ導入される。
【0036】そして、乾燥室142及び焙焼室143の
天井部にはスターラファン106が設けられ、マイクロ
波及び熱風がそれぞれの室内全部に拡散され、海苔束1
7を均一に加熱する。また、加熱効率を高めるために、
ホルダー52はメッシュ状ガラス繊維にテフロンを含浸
した複合材で形成されている。このため、ホルダー52
は通気性があり、焼きむらが生じない。
【0037】このように乾燥室142及び焙焼室143
へはマイクロ波Mが照射されるため、入口63側には電
波漏洩防止用としてマイクロ波トラップ111a、出口
64側にはマイクロ波トラップ111bが設けられてい
る。そして、各部の動作は入口側に設けた操作盤115
の操作によって、作動及び制御することができる。
【0038】上記の如く構成された本実施の形態の加熱
処理装置100は、乾燥室(例えば長さ1833mm、
幅450mm、高さ500mm)142及び焙焼室(例
えば長さ917mm、幅450mm、高さ500mm)
143へマイクロ波が周波数2.45GHz、出力0.
1〜1.5kWで可変的に照射されると同時に、容量1
0kW、最大風量約7.2m3/minのヒータで加熱
された熱風が照射され、乾燥室142の内部雰囲気温度
は60〜65℃に保持され、焙焼室143の内部雰囲気
温度は140〜150℃に保持することができる。
【0039】これにより、ホルダー52に収容された海
苔束17が加熱室102を通過する間に、乾燥室142
においては、複数枚(例えば50枚)重ね合せた海苔束
17を、内部雰囲気温度を60〜65℃に保持した室内
を通過させて、海苔を含水率約9%から約5%に乾燥処
理する。この工程の所要時間は搬送、停止を含め約6.
5分であり、この場合のPD値(海苔単位枚数当りの投
入マイクロ波電力量)は約250W/50枚である。
【0040】焙焼室143においては、内部雰囲気温度
を140〜150℃に保持した室内を通過させて海苔の
焼き処理を行い、含水率2%程度に乾燥する。この工程
の所要時間は搬送、停止を含めて約3.5分、PD値は
約750W/50枚である。
【0041】本実施の形態によれば、海苔が加熱室10
2を通過する間に、プレスされた後に回転しながら、マ
イクロ波と熱風とを同時に照射されて、乾燥処理及び焼
き処理が行われるので、高生産性下で、均一な薄い板状
に形成された海苔が、万べんなく焼きあげられ、これに
より、従来のマイクロ波加熱処理装置における問題を解
消することができる。
【0042】なお、この加熱処理装置100により、マ
イクロ波照射前の7.8×104CFU/gの生菌数
を、少なくとも3.9×102CFU/g以下に減菌す
ることができる。
【0043】実施の形態2 本実施の形態は第1の処理方法及びその装置(以下の実
施の形態も同様。)に関し、図6は、実施の形態2の加
熱処理装置を示す断面図である。即ち、例えばコンベア
49はベルト48の外面に多数のバケット47を一定間
隔で配して構成し、コンベア49の前後端部が露出する
以外は加熱室2Aの中に位置している。
【0044】加熱室2Aの内部は、乾燥室42と焙焼室
43として仕切り板44によって仕切られ、それぞれの
上部には、マイクロ波源4及び導波管5からなるマイク
ロ波照射器とスターラファン6とを有するマイクロ波照
射部3が設けられ、そのマイクロ波源4から連設された
導波管5が室内に位置し、その先端近傍にスターラファ
ン6が設けられている。また、加熱室2Aの前後端の側
壁部には熱風導入部10Aが設けられ、その熱風源8A
から連設された導入管9Aの吹き出し口9aがそれぞれ
の室内に設けられている。そして、加熱室2Aの前端と
後端のコンベア49の出入口14にはマイクロ波トラッ
プ46が形成される。
【0045】仕切り板44の下部にはセンサーにより作
動し、仮想線で示すように上下動可能なシャッター50
を備えた開閉口45が設けられ、この開閉のタイミング
は次のようにされる。即ち、コンベア49は例えば一定
距離(バケット間隔)ごとに断続的に回転し、バケット
間の空スペースが仕切り板44の位置に到達するごとに
一旦停止して、開閉口45がシャッター50により一定
時間閉じられ、再び開く。この動作の繰返しによりそれ
ぞれの雰囲気温度を維持すると共に、開閉口45近傍の
温度のばらつきが防止でき、連続処理することができ
る。
【0046】しかし、この加熱処理装置は、バッチ方式
で行うことも可能である。即ち、乾燥室42又は焙焼室
43領域のバケット47に収容した海苔17を1ロット
とし、ロット単位で乾燥及び焙焼し、ロット単位での断
続回転をするようにしてもよい。
【0047】そして、乾燥室42と焙焼室43とは仕切
り板44で隔離されているため、各々の雰囲気温度は熱
風導入部10Aより送り込まれる熱風Hにより、乾燥室
42は80℃位、焙焼室43は150℃〜200℃位に
常時維持される。このように、まず低温な乾燥室42で
所定の乾燥後に、高温な焙焼室43で加熱処理すること
により、海苔17の縮みを防止することができる。
【0048】上記した如く、この加熱処理装置1Aは、
バケット47に入れた、例えば冷凍保管後の一次乾燥乾
海苔17が加熱室2Aを通過する間に、乾燥室42にお
いては乾燥され、焙焼室43においては焙焼され、この
加熱処理がマイクロ波照射部3によるマイクロ波照射と
熱風導入部10Aによる熱風照射によって行われる。
【0049】更に具体的には、常温又は冷凍保管された
水分含有量8%〜9%程度の海苔17を例えば50枚
(又は100枚)ずつの束にして、テフロン(登録商
標)又はポリプロピレンなどのマイクロ波損失係数の小
さい誘電体からなるバケット47に差しこみ、加熱室2
A内に搬送する。
【0050】加熱室2Aへ搬入された海苔17は、マイ
クロ波照射部3により、例えば周波数2450MHz、
出力1500Wで可変的に照射され、まず、乾燥室42
において海苔17は、搬送中に熱風H及びマイクロ波M
により加熱されて水分含有量が2%程度に二次乾燥され
る。なお、マイクロ波出力は海苔17の含水率、処理温
度及び重量などの条件により設定する。後述する他の実
施の形態も同様。
【0051】更に、乾燥された海苔17は開閉口45を
通過して焙焼室43に搬送され、1500Wのマイクロ
波Mを照射されて海苔17が焙焼される。このとき、海
苔17の表層部は室内の雰囲気温度が熱風Hにより20
0℃程度に保たれることにより、放熱することなく、万
べんなく焼きあがる。
【0052】この加熱処理装置1Aにより、マイクロ波
照射前の7.8×104CFU/gの生菌数を、少なく
とも3.9×102CFU/g以下に減菌することがで
きる。
【0053】なお、加熱処理装置1Aのコンベアの出入
口からはマイクロ波が漏れるため、コンベア49の出入
口には、マイクロ波の漏洩を防止するためのマイクロ波
トラップ46を具備することは必要である。
【0054】この実施の形態2の加熱室2Aは例えば全
長が4mであり、海苔17が常時48束収容され、投入
マイクロ波電力を5〜20kWとし、毎分速度50cm
で搬送される。これにより1分当たり6束(300
枚)、1時間当たり18000枚の焼海苔生産が可能と
なり、従来の4倍〜5倍の生産能力を発揮することがで
きる。
【0055】実施の形態3 上記した加熱処理装置は、例えば図7に示すように構成
することもできる。即ち、図7は実施の形態3の加熱処
理装置1Bの正面図である。
【0056】図示の如く、本実施の形態の加熱処理装置
1Bは、コンベア49のラインが左右2列に配されてい
る。従って、加熱室2Bも上記した実施の形態2に比べ
て拡幅され、加熱室2Bの外に設置した熱風源8B及び
導入管9Bも大型に形成される。その他は実施の形態2
と同様に構成される。これにより、実施の形態2に比べ
て、更に2倍の生産性向上も可能になる。この場合、所
要マイクロ波エネルギーは約2倍になることは言うまで
もない。
【0057】上記した実施の形態2及び実施の形態3に
よれば、次の〜のような顕著な効果が得られる。
【0058】即ち、 、常温または冷凍保管された水分含有量8%〜9%程
度の海苔17を、マイクロ波照射することにより一気に
水分含有量を2%以下に落とし、かつ焼き上げることが
できる。 、マイクロ波照射と同時に熱風を送り込むことによ
り、加熱室内の雰囲気温度を高め、海苔17の表層部の
放熱を防ぎ、全体を万べんに焼くことができる。 、また、加熱室は乾燥室42と焙焼室43を仕切り板
44で隔離し、それぞれの雰囲気温度を維持することに
より、海苔17の焼き縮みを防ぐことができる。 、また、海苔17の搬送は、コンベア49に設置した
縦入れ方式で、マイクロ波を容易に透過させるテフロン
又はポリプロピレンなどの低損失係数の誘電体からなる
バケット47で支持して行うことにより、押圧を避け、
焼き上がり後の海苔17が薄平たくなることなく仕上げ
ることができる。 、さらにマイクロ波照射により、一次乾燥状態におけ
る一般生菌数を短時間で減菌することができ、かつ、5
0枚あるいは100枚単位での束に対する照射でも、全
ての海苔に減菌効果を発揮することができる。
【0059】これにより、既述した従来のマイクロ波加
熱装置における問題点を解消することができる。
【0060】実施の形態4 図8は、実施の形態4の加熱処理装置1Cを示す断面図
である。即ち、例えば図8に示すように、下段のベルト
コンベア15の上に上段のベルトコンベア12が所定の
間隔をおいて配され、回転方向を異ならせている。
【0061】そして、上段のベルトコンベア12は、そ
の両端部が露出する以外は加熱室2Cの内部2aに位置
し、そのベルト13は加熱室2Cの壁部に設けたスリッ
ト7及びマイクロ波トラップ11の出入口14を通って
移動する。図10(図8のX−X線断面図)参照。そし
て、このマイクロ波トラップ11によりマイクロ波の漏
洩が防止されると共に、加熱室2C内の雰囲気温度を維
持することができる。またこの際、上段のベルトコンベ
ア12のベルト13は通気性、好ましくはメッシュベル
トで形成されている方が良い。これにより熱風Hによる
加熱効率を高めることができる。
【0062】また、上段のベルトコンベア12の両側方
には、図9(図8のIX−IX線断面図)に示すように、マ
イクロ波照射部3が複数配され、加熱室2Cの上方に配
したマイクロ波源4の導波管5は、その先端が加熱室の
内部2aに位置し、その先端近傍にスターラファン6が
設けられ、更に加熱室2Cの両側には熱風導入部10C
が配され、その熱風源8Cから連設された導入管9Cの
吹き出し口9aが両側から加熱室2Cに熱風を導入する
ようになっている。
【0063】従って、図9に示すように、所定の間隔を
形成した上段のベルトコンベア12と下段のベルトコン
ベア15との間に、上記した乾海苔17を重ねた束を挟
み込んで搬送させ、これが加熱室2Cを通過する間に、
マイクロ波照射部3によるマイクロ波Mの照射と、熱風
導入部10Cの熱風Hとによって乾海苔17が連続して
加熱処理される。
【0064】更に具体的には、常温又は冷凍保管した水
分含有量8%〜9%程度の海苔17を例えば50枚(又
は100枚)重ねの束にして、上下のベルトコンベア1
2と15に挟んで加熱室2Cに送り込む。この際海苔1
7が上下2段のベルトコンベア12と15によって挟持
されるため、位置ずれすることなく搬送できる。そし
て、マイクロ波照射部3の導波管5から、例えば周波数
2450MHzのマイクロ波Mが投入され、このマイク
ロ波Mはスターラファン6により、反射散乱し、内部2
aにマイクロ波Mを一様に照射することができる。これ
により、照射されたマイクロ波Mにより海苔17は海苔
1g当たり11Wの電力が付加され焙焼される。
【0065】従って、海苔17は上下のベルトコンベア
12、15に挟持されて搬送され、押圧されることがな
いため、焼き上がり後の海苔17が量感を損ねるような
薄さになることを避けることができる。
【0066】また、加熱室2Cに搬送されてくる海苔1
7は熱風Hにより焼きむらや味むらが防止され、かつ加
熱室2C内部2aの温度を常時150℃〜200℃前後
に保つことにより、海苔17の表層部からの放熱を防ぐ
ことができる。
【0067】また、加熱室2Cにおいて高水分含有状態
の海苔17が1分間搬送される間に、出力10kW、周
波数2450MHzのマイクロ波Mが照射されることに
より、例えば50枚束にした全ての海苔17に対して、
照射前7.8×104CFU/gの生菌数を少なくとも
3.9×102CFU/g以下に滅菌することができ
る。
【0068】なお、加熱室2Cへのベルト13の出入口
からマイクロ波が漏れるため、この場合もベルト13の
出入口14には、マイクロ波の漏洩を防止するためのマ
イクロ波トラップ11を具備することは必要である。
【0069】この実施の形態4の加熱処理装置1Cは、
加熱室2Cの全長は例えば180cmに形成され、海苔
17が常時6束収容され、毎分速度180cmで搬送さ
れる。従って、1分当たり6束(50枚重ね300
枚)、1時間当たり18000枚の焼海苔生産が可能と
なり、従来に比べて4倍〜5倍の生産能力を発揮するこ
とができる。
【0070】実施の形態5 また、上記した加熱処理装置は例えば図11に示すよう
に構成することもできる。即ち、図11は実施の形態5
の加熱処理装置1Dの断面図である。
【0071】図示の如く、本実施の形態の加熱処理装置
1Dは、マイクロ波照射部19が上段のベルトコンベア
12の上方に配され、一列に設けられている。また、照
射される熱風Hが上段のベルトコンベア12を通過し易
いように、そのベルト13がメッシュベルトで形成され
ている。これ以外は上記した実施の形態4と同様に形成
されている。
【0072】このような構成により、装置を簡素化する
ことができ、しかも実施の形態4と同等の性能を発揮す
ることができる。
【0073】上記した実施の形態4及び実施の形態5に
よれば、次の〜のような顕著な効果が得られる。
【0074】即ち、 、常温または冷凍保管された水分含有量8%〜9%程
度の海苔17を、マイクロ波照射することにより一気に
水分含有量を2%以下に落とし、かつ焼き上げることが
できる。 、また、マイクロ波照射と同時に熱風を送り込むこと
により、海苔の含有水分を 閉じ込めることなく拡散さ
せ、かつ万べんなく熱量を与え、焼きむらや味むら を
防ぐことができる。 、また、上下2台のコンベアにて狭持しながら搬送す
ることにより、押圧を避け、焼き上がり後の海苔が薄平
たくなることなく仕上げることができる。 、さらにマイクロ波照射により、一次乾燥状態におけ
る一般生菌数を短時間で滅菌することができ、かつ、例
えば50枚あるいは100枚単位での束に対する照射で
も、全ての海苔に滅菌効果を発揮することができる。
【0075】従って、これによっても、既述した如き従
来のマイクロ波加熱装置における問題点を解消すること
ができる。
【0076】以上の各実施の形態による処理装置によ
り、海苔の処理工程は、例えば図13に示すように簡素
化され、図14で既述した二次乾燥後乾海苔工程28と
焼海苔工程29との2工程が、上記した各加熱装置を用
いることにより、二次乾燥・焼海苔工程28Aとして一
工程で処理され、処理工程を簡略化することができる。
【0077】その結果、従来より海苔業界にて常識的に
行われている二次乾燥(焙炉)工程約2時間を省略で
き、焼海苔工程における生産能力を4倍〜5倍あるいは
8倍〜10倍に向上させることができる。
【0078】なお、上記した各実施の形態は本発明の技
術的思想に基づいて種々に変形することができる。
【0079】例えば、海苔の生菌の減菌方法はマイクロ
波照射以外の加熱方法で行うこともできる。
【0080】また、実施の形態2における加熱処理装置
1Aは、仕切り板44下部に開口のみを設け、シャッタ
ーは設けないでコンベア49を連続走行させてもよく、
これによっても実施の形態2とほぼ同等の処理が可能で
ある。
【0081】また、加熱処理装置の形状や構造及び構成
する各部材の種類等は、上記した実施の形態以外のもの
で適宣に実施することもできる。
【0082】また、加熱処理の対象は海の海苔に限ら
ず、岩海苔や川海苔、更にワカメ等の海藻類からなる製
品にも適用することができる。
【0083】
【発明の作用効果】上述した如く、本発明は、加熱処理
されるべき海苔に対し、マイクロ波照射と熱風照射とを
同時に行うので、マイクロ波によって海苔が内部から加
熱される一方で、熱風によって海苔が外部から加熱さ
れ、照射される熱風の熱エネルギーが海苔の内部へも浸
透するため、海苔の水分が拡散されながら、水分の蒸発
が促進される。従って、マイクロ波照射と熱風照射との
相乗効果により、海苔内の生菌が減菌されると共に、海
苔を短時間で均一に乾燥させて焼き上げることができる
ため、処理工程を簡略して工数を削減し、更に生産性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による加熱処理装置を示
す断面図である。
【図2】同、加熱処理装置の概略平面図である。
【図3】同、加熱処理装置のプレス機構を示す概略図で
ある。
【図4】同、加熱処理装置におけるプレス終了状態を示
す概略図である。
【図5】同、加熱処理装置におけるホルダー回転機構を
示す概略図である。
【図6】同、実施の形態2による加熱処理装置を示す断
面図である。
【図7】同、実施の形態3による加熱処理装置を示す正
面図である。
【図8】同、実施の形態4による加熱処理装置の断面図
である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】同、実施の形態5による加熱処理装置を示す
断面図である。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【図13】本発明の実施の形態による海苔加工処理のフ
ロー図である。
【図14】従来例による海苔加工処理のフロー図であ
る。
【図15】同、マイクロ波加熱装置の断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、100・・・加熱処理装置 2A、2B、2C、102・・・加熱室 2a・・・内部 3、19・・・マイクロ波照射部 4、20・・・マイクロ波源 5、21・・・導波管 6、22、106・・・スターラファン 7、60・・・スリット 8A、8B、8C、108・・・熱風源 9A、9B、9C、109・・・導入管 9a・・・吹き出し口 10A、10B、10C・・・熱風導入部 11、46、111a、111b・・・マイクロ波トラ
ップ 12・・・上段のベルトコンベア 13、16、48・・・ベルト 14・・・出入口 15・・・下段のベルトコンベア 17・・・海苔束 25・・・摘み採り工程 26・・・一次乾燥後乾海苔工程 27・・・冷凍保管工程 28・・・二次乾燥後乾海苔工程 28A・・・二次乾燥・焼海苔工程 29・・・焼海苔工程 42、142・・・乾燥室(乾燥オーブン) 43、143・・・焙焼室(焼オーブン) 44・・・仕切り板 45・・・開閉口 47・・・バケット 49・・・コンベア 50・・・シャッター 51・・・チェーンコンベア 52・・・ホルダー 52a・・・当て板 53a、53b・・・90°回転機構 54・・・ガイドピン 55・・・押圧板 56・・・ストッパー 57・・・コイルスプリング 58・・・支軸 59・・・ローラ 61・・・プーリ 62・・・Vベルト 63・・・入口 64・・・出口 65・・・ホルダー回転機構 110・・・マイクロ波発振機 112・・・アイソレータ 113・・・分配管 114・・・開口部 115・・・操作盤 H・・・熱風 M・・・マイクロ波 P・・・プレス機構 P1、P2・・・押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/64 H05B 6/64 D (72)発明者 山本 徳治郎 東京都中央区日本橋室町1丁目6番3号 株式会社山本海苔店内 (72)発明者 河村 吉章 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝内 (72)発明者 豊島 雅和 神奈川県海老名市東柏ケ谷5丁目14番1号 芝浦メカトロニクス株式会社さがみ野事 業所内 Fターム(参考) 3K090 AA01 AB04 BA01 BA09 BB03 BB09 3L113 AA04 AB02 AC01 AC12 AC42 AC64 BA27 CA02 CA03 CA04 CB07 DA10 4B019 LP05 LP06 LP19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱処理されるべき海苔に対し、マイク
    ロ波照射と熱風照射とを同時に行う、海苔の加熱処理方
    法。
  2. 【請求項2】 マイクロ波照射部と、熱風照射部と、加
    熱されるべき海苔を支持する支持手段とを有する、海苔
    の加熱処理装置。
  3. 【請求項3】 加熱処理されるべき海苔に対し、前記海
    苔を加圧後に回転させながら、マイクロ波照射と熱風照
    射とを同時に行う、海苔の加熱処理方法。
  4. 【請求項4】 マイクロ波照射部と、熱風照射部と、加
    熱されるべき海苔を支持する支持手段と、前記海苔を支
    持させた状態で加圧する加圧手段と、この加圧後に前記
    支持手段を回転させる回転手段とを有する、海苔の加熱
    処理装置。
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