JP2002119196A - パンのケービング防止剤及びパンの製造法 - Google Patents

パンのケービング防止剤及びパンの製造法

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JP2002119196A
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Kazuyoshi Toyama
一吉 外山
Kenji Mizuguchi
建治 水口
Akira Komuro
昭 小室
Nobuo Ichihashi
信夫 市橋
Tetsuo Nomura
哲夫 野村
Hisakatsu Iizumi
壽勝 飯住
Noriko Kadoma
紀子 門間
Kenji Nishi
賢司 西
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケービングや腰折れ等の見られない外観が良
好なパンのケービング防止剤及びパンの製造法を提供す
る。 【解決手段】 ホエー蛋白質濃縮物及びカルシウムから
なるケービング防止剤、並びに、パンを製造するに際
し、原料にホエー蛋白質濃縮物及びカルシウムを添加す
るパンの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンのケービング
防止剤及びパンの製造法に関する。更に詳しくは、原料
にホエー蛋白質濃縮物及びカルシウムを混合することに
より、ケービングや腰折れ等が見られない外観が良好な
パンを得られるケービング防止剤、及びパンの製造法に
関する。本明細書において百分率は、特に断りのない限
り重量による表示である。
【0002】
【従来の技術】わが国の食文化の欧米化が進む中、パン
の消費は年々増加してきている。消費者は、パンのよう
に既に成形された食品を購入する際、食べて美味しいと
感じるものを選択すると同時に、食品の外観が優れてい
ることも購入条件として必須になってきている。
【0003】しかし、市販のパンの外観については、ケ
ービング、腰折れ、及び皺などがみられ、パンの外観が
消費者の購買意欲に影響を与えている。
【0004】パンのケービングとは、高温で焼き上がっ
てきたパンが室温レベルにまで冷却される間に、パンの
内部に充満している水蒸気がクラストを通して外部に放
散して、パンのクラストが湿ってしまい、これが軟化し
てパンの外壁部が変形し易くなる現象である。
【0005】パンのケービングは、商品価値を損なうの
みならず、サンドイッチを作る際には切断した断面形状
が臼状となり、パンの耳を切る際、作業性が悪く、ロス
も多くなるなどの問題点が生じていた。結果として不良
品扱いにされるなど、パンの製造現場では是非とも避け
なければならない事項である。
【0006】上記の問題に対して、パン生地の調製法、
焼成方法や焼成後の冷却の条件など、様々な面から検討
されているが、未だ十分に満足できる技術には至ってい
ない。
【0007】特開昭49−117639号公報では、品
質の改善されたパンの製法として、L−アスコルビン
酸、ステアリル乳酸カルシウム、及びグリシンの3者の
共存下で製パン工程を実施することにより、ケービング
が防止されることが開示されている(以下、従来技術1
と記載する。)。
【0008】ところで、ホエー蛋白質濃縮物(whey pro
tein concentrate:以下、WPCと略記することがあ
る。)は、ホエー中の乳糖と一部のミネラル分が限外濾
過法によって除かれ、比較的に蛋白質濃度が高く、殆ど
熱変性のない濃縮物であり、一般に固形中に含まれる蛋
白質が25%以上あるものの総称であり、用途に応じて
25%から80%程度までの製品がある。用途として
は、溶解性、起泡性、乳化性などに優れているので、健
康強化食品、飲料、アイスクリームなどの乳製品、及び
製菓などに添加し、栄養強化や機能性向上のために使わ
れている(ミルク総合事典、山内邦男,横山健吉編、朝
倉書店、第356乃至357頁、1992年)。
【0009】一般的に、パンの原料には風味の向上や老
化抑制のために、脱脂粉乳が使われているが、これに代
わってホエー蛋白質濃縮物が製パンの原料として現在注
目されている。ホエー蛋白質濃縮物は、多くの成分に栄
養・生理活性上の価値があり、パンの焼色、風味の改
良、及び脱脂粉乳と比較してコストが掛からない点で優
れている(乳技協資料、第36巻、第3号、第3乃至4
頁、1986年。以下、従来技術2と記載する。)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1では、原料に添加するL−アスコルビン酸、ステア
リル乳酸カルシウム、及びグリシンの3者の配合率が複
雑であり、それに伴って混捏工程も細かく条件を設定す
る必要があるという問題点を有していた。
【0011】また、従来技術2では、パンの膨らみ具合
による形状等の製パン性には不十分な点が多く、脱脂粉
乳の代わりにホエー蛋白質濃縮物を製パンに使用するに
は、さらに技術の改良が必要であった。このために、ホ
エー蛋白質濃縮物をパンの焼成に利用することは注目さ
れていたものの、普及するまでには至っていない。
【0012】本発明者らは、前記従来技術に鑑みて、パ
ンのケービング防止法に関し、鋭意研究を重ねた結果、
パンの製造に際し、原料にホエイ蛋白質濃縮物とカルシ
ウムを添加することで、簡便にパンのケービングが防止
されることを見出し、更にホエー蛋白質濃縮物を脱脂粉
乳の代替物として問題なく使用することが可能であるこ
とを見出し、本発明を完成させた。
【0013】本発明の目的は、簡便にかつ効果的にケー
ビングを抑え、カルシウムが強化されたパンを製造する
ことができ、しかも脱脂粉乳を使用する場合と比較し
て、低コストでパンを製造することができ、ホエー蛋白
質濃縮物を使用するにもかかわらず製パン性を良好にで
きるケービング防止剤を提供することである。
【0014】また、本発明の他の目的は、効果的にケー
ビングを抑え、カルシウムが強化されたパンを製造で
き、しかも脱脂粉乳を使用する場合と比較して、コスト
が掛からず、ホエー蛋白質濃縮物を使用するにもかかわ
らず製パン性を良好にできるパンの製造法を提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第一の発明は、ホエー蛋白質濃縮物及びカルシウム
からなるケービング防止剤であり、カルシウムがミルク
カルシウムであること、及びホエー蛋白質濃縮液及び液
中に分散されたカルシウムを混合し、噴霧乾燥してなる
ことを望ましい態様としてもいる。
【0016】前記課題を解決する本発明の第二の発明
は、原料を配合し、混捏し、発酵し、及び焼成すること
からなるパンの製造工程において、焼成前にホエー蛋白
質濃縮物及びカルシウムを添加することを特徴とするパ
ンの製造法である。次に、本発明について具体的に説明
する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に使用するホエー蛋白質濃
縮物の蛋白質含量は、脱脂粉乳の蛋白質含量である34
〜35%に従って、その含量を含む30〜40%が好ま
しく、特に蛋白質34%含有のホエー蛋白質濃縮物(例
えば、ドモ社製、WPC−34)が望ましい。
【0018】本発明に使用するカルシウムは、パンの風
味が損なわれることを少なくするために、水に不溶解性
であることが望ましい。具体的には、公知の方法(例え
ば、米国特許第4143174号等)により製造された
ミルクカルシウム、市販の骨粉、卵殻粉の天然物、リン
酸カルシウム、炭酸カルシウム等であり、これらの1種
又は2種以上を組合わせて使用することができるが、特
に生体内への吸収性に優れているミルクカルシウムが最
も望ましい。
【0019】本発明に使用するケービング防止剤は、本
願発明者等が先に開示した発明による方法(特開200
0−50843号公報)によって製造することが可能で
あり、特に市販のホエー蛋白質濃縮物とカルシウムの混
合製剤をそのまま利用することが可能である。
【0020】本発明のパンの製造法は、公知の直捏法及
び中種法の両方に適用することができる。即ち、原料を
配合し、混捏し、発酵し、及び焼成する工程から成り、
これらの公知の工程において、焼成前に添加することが
望ましい。
【0021】なお、本発明のケービング剤の添加は、直
捏法においては、原料の配合時、中種法においては、本
捏生地ミキシング時にそれぞれ添加することが望まし
い。
【0022】本発明の製造方法は、プルマン型及びワン
ローフ型の成形食パン、並びに菓子パン等の製造に好適
に使用することができる。
【0023】次に試験例を示して本発明を詳細に説明す
る。 試験例1 この試験は、本発明のケービング防止剤のケービング防
止効果を確認するために行った。
【0024】(1)試料の調製 後記実施例2の原料配合で、オーブンの焼成温度を上火
200℃、下火210℃、及び焼成時間を22分に変更
した以外は実施例2に従って、プルマン型の食パンを製
造し、試料1とした。
【0025】また、この試料1の原料配合において、ホ
エー蛋白質濃縮物及びミルクカルシウムを添加する代わ
りに、実施例1のケービング防止剤を2ベーカーズ%添
加して、同様にプルマン型の食パンを製造し、試料2と
した。
【0026】これに対して、試料2の配合のうち、実施
例1のケービング防止剤2ベーカーズ%に代えて、等量
の脱脂粉乳を添加して、同様に製造したものを対照試料
1、更に、同様に実施例1のケービング防止剤2ベーカ
ーズ%に代えて、脱脂粉乳1.83ベーカーズ%、及び
ミルクカルシウム0.17ベーカーズ%を添加して、同
様に製造したものを対照試料2とした。
【0027】尚、パン原料の配合に使用されるベーカー
ズ%は、配合中の粉の重量を100%とし、その他の材
料(砂糖、食塩、イースト、水など)をその粉に対する
割合で表わす方法である。
【0028】これらの配合を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】(2)試験方法 図1は、各試料のケービング状態を示す指標を説明する
ための説明図である。図1において、Aはプルマン成形
食パンを示し、Xはプルマン成形食パンのセンター幅を
示し、Yはプルマン成形食パンのサイド窪み幅を示す。
【0031】ケービングの防止効果を測定するために、
製造したプルマン成形食パンを室温で1日放置し、図1
に示すセンター幅X(mm)及びサイド窪み幅Y(m
m)をノギスを用いて測定した。
【0032】(3)試験結果 この試験の結果は、図2及び図3に示すとおりである。
図2は各試料のセンター幅の計測結果を示す図である。
図3は、各試料のサイド窪み幅の計測結果を示す図であ
る。
【0033】図2及び図3から明らかなとおり、原料に
ホエー蛋白質濃縮物及びカルシウムを使った試料1、及
び実施例1のケービング防止剤を使った試料2は、対照
試料1又は対照試料2に比して、センター幅の減少は抑
えられ、サイド窪み幅の増加はほとんど起きなかった。
【0034】この試験の結果、本発明のケービング防止
剤の添加によって、パンのケービングは効果的に防止さ
れることが明らかになった。
【0035】次に実施例を示して本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0036】
【実施例】実施例1 (1)ミルクカルシウム原料の調製 ミルクカルシウムは米国特許第4143174号の記載
と同一の方法により、次のとおり調製した。
【0037】チーズホエー500kgを1規定塩酸でp
H3.5に調整し、ウルトラフィルトレーション・メン
ブレンフィルターにより分画し、パーミエイト約475
kgを得た。このパーミエイトを1規定水酸化ナトリウ
ムでpH8.0に調整し、生じた沈殿を遠心分離し、再
び水に懸濁して遠心分離し、洗浄の後に噴霧乾燥し、粉
末状のミルクカルシウム約1.5kg(カルシウム25
%、乳糖3%、乳清蛋白質9%、乳脂肪1%、及びカル
シウムを除く灰分62%含有)を得た。
【0038】(2)本発明のケービング防止剤の調製 以上のように調製したミルクカルシウム原料1kgと、
34%ホエー蛋白質濃縮物(ドモ社製)10kgとを粉
体混合機(三功工業社製)により混合し、固形分当たり
乳糖43%、乳清蛋白質32%、及び不溶性カルシウム
3%を含有する原料約11kgを調製した。次いで、調
製した原料(固形分95%)10kgを水道水13.8
kgに、スパイクミル(井上製作所社製)を使用して分
散し、40%の固形分濃度の分散液約23kgを調製し
た。次いで、前記分散液を回転円盤式噴霧乾燥装置(N
iro社製)を使用して噴霧乾燥し、ケービング防止剤
7.6kgを得た。
【0039】得られたケービング防止剤を使用して、実
施例4の方法にてパンを製造したところ、パンのケービ
ングを抑止する効果が確認された。
【0040】実施例2 原料にホエー蛋白質濃縮物及びミルクカルシウムを用い
て、下記の配合に従って、直捏法でプルマン型食パンを
5kg仕込みで製造した。 強力粉 100(ベーカーズ%) 生イースト 2.5 イーストフード 0.1 上白糖 6 食塩 2 ホエー蛋白質濃縮物 1.77 ミルクカルシウム 0.23 バター 6 水 72 強力粉、生イースト、イーストフード、上白糖、食塩、
水、及びホエー蛋白質濃縮物及びミルクカルシウムをそ
れぞれミキサーに投入し、捏上温度26℃の条件で、低
速で2分間、中速で5分間ミキシングした。更に、バタ
ーを加え、低速で2分間、中速で4分間ミキシングし
た。次いで、温度26℃で90分間一次発酵を行った。
【0041】発酵生地を215g宛に分割して丸目を行
い、ベンチタイムを20分間取った後、成形モルダーを
用いて生地を成形して型に詰めた(4個詰め、2斤
型)。次いで、乾湿球式ホイロ(江戸川冷熱社製)を用
いて、温度38℃、湿度85%の状態で約40分間、型
の75%程度の膨張度になるように二次発酵させた。
【0042】二次発酵が終了した生地を、オーブン(S
ANKO社製、コンポオーブンNC−GG−13)に入
れ、上火を210℃、下火を220℃に設定して、30
分間焼成した結果、ケービングが抑制されたプルマン型
食パン10斤を得た。
【0043】実施例3 原料にホエー蛋白質濃縮物及びミルクカルシウムを用い
て、下記の配合に従って、中種法でプルマン型食パンを
5kg仕込みで製造した。 〔中種〕 強力粉 70(ベーカーズ%) 生イースト 2 イーストフード 0.1 水 40 〔本捏〕 強力粉 30 上白糖 6 食塩 2 ホエー蛋白質濃縮物 1.77 ミルクカルシウム 0.23 バター 6 水 30
【0044】(1)中種 中種の配合材料の全てをミキサーに投入し、捏上温度2
4℃の条件で低速で3分間、中速で2分間ミキシング
し、その後、27℃で4時間静置し、一次発酵を行っ
た。
【0045】(2)本捏 中種生地、及びバターを除く本捏材料の全てをミキサー
に投入し、捏上温度28℃の条件で低速で3分間、中速
で2分間ミキシングした。次いでバターを添加し、更
に、低速で2分間、中速で2分間、高速で3.5分間ミ
キシングした。その後、フロアータイムを15分間と
り、発酵生地を220g宛に分割して丸目を行った。
【0046】その後、ベンチタイムを15分間とり、生
地を成形モルダーで成形して型に詰めた(4個詰め、2
斤)。次いで、乾湿球式ホイロ(江戸川冷熱社製)に入
れ、温度38℃、湿度85%の条件で約40分間、型の
75%程度になるように二次発酵させた。
【0047】二次発酵が終了した生地を、オーブン(S
ANKO社製、コンポオーブンNC−GG−13)に入
れ、上火を210℃、下火を220℃に設定して、30
分間焼成した結果、ケービングが抑制されたプルマン型
食パン10斤を得た。
【0048】実施例4 実施例1のケービング防止剤を用いて、下記の配合に従
って、実施例3と同一の方法で、プルマン型食パンを5
kg仕込みで10斤製造した。 〔中種〕 強力粉 70(ベーカーズ%) 生イースト 2 イーストフード 0.1 水 40 〔本捏〕 強力粉 30 上白糖 6 食塩 2 実施例1のケービング防止剤 2 バター 6 水 30
【0049】
【発明の効果】以上記載したとおり、本発明はパンのケ
ービング防止剤及びパンの製造法に関するものであり、
本発明により奏される効果は次のとおりである。 1)本発明のケービング防止剤を添加することにより、
簡便にかつ効果的にケービングを抑え、カルシウムが強
化されたパンを製造することができる。 2)脱脂粉乳を使用する場合と比較して、低コストでパ
ンを製造することができる。 3)ホエー蛋白質濃縮物を使用するにもかかわらず、膨
らみ具合、形状等の製パン性が良好なパンを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、各試料のケービング状態を示す指標を
説明するための説明図である。
【図2】図2は、各試料のセンター幅の計測結果を示す
グラフである。
【図3】図3は、各試料のサイド窪み幅の計測結果を示
すグラフである。
【符号の説明】
A:プルマン成形食パン X:センター幅 Y:サイド窪み幅
フロントページの続き (72)発明者 小室 昭 東京都港区芝五丁目33番1号 森永乳業株 式会社内 (72)発明者 市橋 信夫 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社食品総合研究所内 (72)発明者 野村 哲夫 東京都港区芝五丁目33番1号 森永乳業株 式会社内 (72)発明者 飯住 壽勝 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社応用技術センター内 (72)発明者 門間 紀子 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社応用技術センター内 (72)発明者 西 賢司 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社食品総合研究所内 Fターム(参考) 4B032 DB01 DB02 DK01 DK21 DL20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホエー蛋白質濃縮物及びカルシウムから
    なるケービング防止剤。
  2. 【請求項2】 カルシウムがミルクカルシウムである請
    求項1に記載のケービング防止剤。
  3. 【請求項3】 ホエー蛋白質濃縮液及び液中に分散され
    たカルシウムを混合し、噴霧乾燥してなる請求項1又は
    2のケービング防止剤。
  4. 【請求項4】 原料を配合し、混捏し、発酵し、及び焼
    成することからなるパンの製造工程において、焼成前に
    ホエー蛋白質濃縮物及びカルシウムを添加することを特
    徴とするパンの製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036227A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Kaneka Corp 新規な製パン用原料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011036227A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Kaneka Corp 新規な製パン用原料

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