JP2002118813A - 情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

情報処理方法および情報処理装置

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JP2002118813A
JP2002118813A JP2000310911A JP2000310911A JP2002118813A JP 2002118813 A JP2002118813 A JP 2002118813A JP 2000310911 A JP2000310911 A JP 2000310911A JP 2000310911 A JP2000310911 A JP 2000310911A JP 2002118813 A JP2002118813 A JP 2002118813A
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JP2000310911A
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English (en)
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Keiichi Ayusawa
慶一 鮎澤
Fumitaka Endo
文孝 遠藤
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リストメニューを照合して、ないものを転送保
存できるようにする。 【解決手段】子機の接続が確認されたとき、この子機に
対してリストメニューの転送要求を行い、自機のリスト
との照合結果、自機には存在しないリストが確認された
ときには、当該リストに係る情報を上記自機に転送して
保存する。親機と子機のリスト情報を個別に確認して、
子機側のみが持っているリスト情報を抜粋して親機側に
移し替える作業工程を大幅に簡略化できる。リスト情報
の照合は完全電子化であるため、照合の間違いによって
同じリスト情報を重複して持ったり、リスト情報の一部
が欠けてしまったりするミスを確実に防止できる。子機
側に存在するリストの全てを親機側で保有できるので、
リストの一元管理が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理方法お
よび情報処理装置に関する。詳しくは、外部との通信を
行って、外部機器の記録リストを参照できるようにする
と共に、自機には存在しない情報が存在するときには、
その情報の転送要求を行ってその情報を自機側に保存で
きるようにすることで、リストの確認および転送処理を
容易にした情報処理方法および情報処理装置に関する。
また、外部機器には存在しない情報が確認されたときに
はその情報を外部機器側に転送できるようにした情報処
理方法および情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の記録手段の大容量化と小型化に伴
って、ハードディスクを使用したものでは数10Gバイ
ト以上の記録媒体が出現している。このような大容量化
に伴って据え置き型の記録再生装置に対し、この記録再
生装置に記録された情報の一部を携帯型の再生装置にダ
ウンロードし、屋外でその情報を利用できるようにした
システムが開発されつつある。
【0003】このようにシステムでは例えば図9に示す
ように、据え置き型の記録再生装置を親機10とし、携
帯型の再生装置を子機20として使用することが考えら
れる。その場合、親機10は子機20を管理する立場と
なると共に、親機10側に設けられた記録媒体、この例
ではハードディスク装置HDD16の記録容量は少なく
とも子機20側に設けられたハードディスク装置HDD
26の記録容量と同じかそれよりも大きくすることがで
きる。
【0004】これに対して、記録再生装置に記録された
親機10側の情報の一部を、子機20である記録再生装
置にダウンロードできる構成とすることで、子機20に
備える記録媒体の容量をある程度抑えることができるか
ら、子機20をより小型に構成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、子機20は
どのような形態の記録再生装置からでも情報をダウンロ
ードできる構成となされるのが普通であるから、親機と
しての記録再生装置と子機としての記録再生装置とにそ
れぞれ記録されている情報のリストが一部相違してしま
うことが考えられる。このような場合、親機10側の記
録手段には、これに接続可能な子機20側の全てのリス
トデータ(ファイルデータのような情報そのもの)が保
存されていることが望ましい。
【0006】例えば図10に示すように、親機10に保
存されているリストメニューがトータル7個(A,B,
C,D,G,H,I)であるのに対し、子機20に保存
されているリストメニューが、A,B,E,Fの4個で
あるときには、子機20側には親機10にはない2つの
リストE,Fが存在することになる。
【0007】親機10としては子機20を管理する関係
で、子機20のリストの全てが親機10側に存在するこ
とが理想的であり、上述の場合には親機10にはリスト
EおよびFも保存されているのが好ましい。そうすれ
ば、親機10を一元管理するだけで、いつでも親機10
側の情報を検索するだけで必要な情報の有無を始めとし
て、必要な情報を子機20にダウンロードできるように
なるからである。
【0008】例えば、親機10を家庭内の据え置き型記
録再生装置として位置付け、子機20をその構成家族が
所有する専用機として使用する場合、構成家族が欲する
情報を親機10側で全て管理し、必要な情報のみを子機
20側にダウンロードするような使用の仕方が考えられ
る。管理される情報としては放送された地上波や衛星波
からの番組情報、特定の媒体から録画した情報、音楽番
組などが考えられる。
【0009】このように親機10側で情報の一元管理を
行うには、親機10のリストメニューおよび子機20側
のリストメニューをそれぞれ検索し、必要な情報を親機
10側にIEEE1394などの通信インタフェース用
ケーブルや無線(ブルートースなどの転送ソフト)を利
用して転送するような処理が必要である。この転送処理
は手軽にできることが望ましい。
【0010】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、特にリストメニューを検索
し、親機10側に存在しないリストに関する情報を自動
転送できるようにした記録再生装置を提案するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係る情報処理方法で
は、子機の接続が確認されたとき、この子機に対してリ
ストメニューの転送要求を行い、自機のリストとの照合
結果、自機には存在しないリストが確認されたときに
は、当該リストに係る情報を上記自機に転送して保存す
るようにしたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載したこの発明に係る
情報処理方法では、親機との接続が確認されたとき、こ
の親機に対してリストメニューの転送要求を行い、自機
のリストとの照合結果、親機には存在しないリストが確
認されたときには、当該リストに係る情報を、保存要求
と共に上記親機に転送するようにしたことを特徴とす
る。
【0013】また請求項3に記載したこの発明に係る情
報処理装置では、情報を記録する記録手段と、情報を圧
縮・伸長処理する情報処理部と、この情報処理部に接続
され、外部との通信を行うインタフェース部と、上記情
報処理部を制御する制御部と、リストの照合処理プログ
ラムが格納されたメモリ手段とを有し、上記記録手段に
保存されていないリストに係る外部情報が、上記インタ
フェース部を介して転送され、この外部情報が上記記録
手段に記録されるようになされたことを特徴とする。
【0014】この発明では、自機に接続された同様な情
報処理装置であるこの例では情報記録再生装置を子機と
して、自機である親機とこの子機の双方のリストメニュ
ーを検索し、親機にないリストが存在するときには、子
機側からそのうちの全部若しくは一部を自動転送する。
【0015】こうすれば親機側若しくは子機側でリスト
メニューの検索照合処理、照合結果不一致のリストメニ
ューが存在するときにはそのリスト情報の全部若しくは
指定した情報を転送する転送処理を行う。これによっ
て、親機側では子機側のリストの全て若しくはその大部
分を保有することになり、親機側での情報の一元管理が
容易になる。
【0016】リストメニューの検索要求は、親機側から
行うこともできれば(請求項1記載の発明)、子機側か
ら行うこともできる(請求項4記載の発明)。リストメ
ニューの検索要求を親機側で行うときには、親機側のメ
モリ手段には、子機の接続が確認されたとき、この子機
に対してリストメニューの転送要求を行い、自機のリス
トとの照合結果、自機には存在しないリストが確認され
たときには、当該リストに係る情報を上記自機に転送し
て保存する一連の実行手順を処理するプログラムが格納
されている。
【0017】子機側でリストメニューの検索要求を行う
ときは、子機側のメモリ手段には、親機の接続が確認さ
れたとき、この親機に対してリストメニューの転送要求
を行い、自機のリストとの照合結果、親機には存在しな
いリストが確認されたときには、当該リストに係る情報
を上記親機に保存要求を含めて転送する一連の実行手順
を処理するプログラムが格納されている。
【0018】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る情報処理
方法および情報処理装置の一実施形態を図面を参照して
詳細に説明する。実施の形態ではこの情報処理装置をハ
ードディスク装置HDDを内蔵したビデオレコーダに適
用した場合である。
【0019】図1はこの発明の使用形態の一例を示すも
ので、情報記録再生装置として使用される記録再生装置
(HDDビデオレコーダ)10を親機として使用し、同
様に構成された記録再生装置(再生装置でも可)20を
子機として使用して使用すると共に、子機20側の記録
情報リストを親機10側で参照し、親機10側に保存さ
れていない情報があったときには、その情報を親機10
に保存できるようにした使用形態を示す。つまり、親機
10側からリストメニューの検索要求を行うようにした
場合である。
【0020】したがって親機10は据え置き型として構
成されたものを使用することができ、HDD16として
は数10GB(ギガバイト)から100GB以上の記録
容量を有したものが搭載されているものとする。これに
対して子機20は携帯性を高めるため、内蔵されるHD
D26は数GB〜数10GBのものが使用される。親機
10も子機20も共に記録再生処理できるような回路系
を持っている。
【0021】親機10にはテレビモニタ30などが接続
され、アナログ形態若しくはデジタル形態の映像情報と
音声情報がケーブル31、32を介して供給される。ま
たこのテレビモニタ30との間にはIEEE1394な
どの通信ケーブル33によって相互が接続され、双方向
の通信ができるようになっている。親機10と子機20
との間にもこの例ではIEEE1394用の通信ケーブ
ル18が接続されて、相互に通信できるように接続され
る。
【0022】親機10はリモートコントローラ19によ
って、記録再生その他の処理を遠隔操作できるようにな
っている。子機20もそのように構成することができ
る。
【0023】図2は親機10の実施の形態を示す。親機
10には所定の記録容量の磁気ディスク61を有した固
定ディスク駆動装置(HDD)16を備え、デジタル情
報D1を記録再生する。デジタル情報内容D1はデジタ
ル放送番組や、データ放送から得られるMPEG−2方
式等により符号化圧縮された映像や音声情報である。デ
ジタル情報D1は磁気ディスク61に記録することによ
りファイル化される。
【0024】HDD16は記憶容量100〜500ギガ
バイト(GB)程度の磁気ディスク61を有している。
500GBのHDD16を使用したときには最長300
時間、最大1000タイトルの録画ができるようになさ
れる。記録モードに関しては、約200時間の長時間
(LP)モード、約100時間の標準(SP)モード、
約50時間の高画質(HQ)モードの3つの記録モード
を採用している。
【0025】親機10にはチューナーが内蔵されていな
いが、チューナーを内蔵する構成であってもよい。親機
10には親機10本体5に内蔵されたHDD16の他
に、操作部21及び表示部22を有している。
【0026】親機10本体5はスクランブル解除部5
1、アナログ・デジタル(以下でA/Dという)変換器
52、中央演算装置(CPU)53、MPEGエンジン
部54、メモリ部55,56、デジタル・アナログ変換
器(D/A変換器)57を有している。
【0027】スクランブル解除部(デインタリーブ)5
1では、テレビモニタ30からIEEE1394通信ケ
ーブル31により伝送されてきたデジタル情報D1のス
クランブル状態がCPU53の制御の下に解除される。
例えばMPEG圧縮符号化されたデジタル情報D1がデ
インタリーブ処理され、輝度信号とカラー信号とが正し
く並び替えられる。
【0028】他方、A/D変換器52ではテレビモニタ
30からA&V入力ケーブル32より伝送されてきた音
声&映像信号SINがアナログ・デジタル変換されて音声
&映像情報D0になされる。地上波のアナログ放送に対
処するためである。
【0029】スクランブル解除部51及びA/D変換器
52にはMPEGエンジン部54が接続されている。M
PEGエンジン部54は図示しないMPEGデコーダ、
JPEGデコーダ&エンコーダ及びMPEGエンコーダ
を有している。MPEGエンジン部54にはDSP(D
igital Signal Processor)が使用される。
【0030】このMPEGエンジン部54ではスクラン
ブル解除された後のデジタル情報D1が所定の圧縮レー
トでHDD16に記録される。A/D変換後の映像情報
D0はMPEGエンコーダによりMPEG圧縮符号化さ
れた後に、所定の圧縮レートでHDD16に記録され
る。A/D変換後の音声情報はJPEGエンコーダによ
りJPEG圧縮符号化された後に、HDD16に記録さ
れる。この例ではMPEG−2の圧縮率をリアルタイム
に可変するバリアブルビットレート(VBR)制御方式
を導入している。この方式では、録画時に映像の特性や
複雑さをDSPが自動的に判断してリアルタイムに適切
な圧縮率を選択してデジタル情報D1をHDD16に記
録するようになされる。
【0031】更に、MPEGエンジン部54では再生時
にHDD16から読み出したデジタル情報D1や、音声
&映像情報D0がMPEGエンコーダにより復号化され
て伸長される。MPEGエンジン部54にはD/A変換
器57が接続され、復号化後のデジタル情報D1や音声
&映像情報D0がデジタル・アナログ変換される。変換
後のデジタル情報D1や音声&映像信号SOUTはA&V
出力ケーブル33によりテレビモニタ30に伝送され
る。
【0032】また、MPEGエンジン部54およびCP
U53にはインタフェース部、この例ではIEEEイン
タフェース部58が接続され、MPEGエンジン部54
より出力されたデジタル情報D1や音声および映像信号
D0などと、CPU53からのリストメニュー転送要求
を行ったりするための相互通信信号などはこのIEEE
インタフェース部58を介して外部に転送できる構成と
なされている。これによってIEEE1394用の通信
ケーブル18を介して子機20と相互に通信することが
できる。さらにインタフェース部58を介して入力した
情報(音声情報、映像情報、記録情報のリストなどのデ
ータ情報など)の取り込みができるようになり、そして
必要な情報はリストと共にHDD16に記録できる。
【0033】メモリ部(メモリ手段)55はRAMやE
EPROMなどの半導体メモリなどが使用される。メモ
リ部55には、子機20に対してリストメニューの検索
要求処理を行い、親機10側には保存されていない情報
の全て若しくは選択した情報をHDD16に保存する処
理を行うためのプログラムなどが内蔵されている。
【0034】したがって、リストメニューの検索要求を
親機10側で行うときには、親機10側のメモリ部55
には、子機の接続が確認されたとき、この子機に対して
リストメニューの転送要求を行い、自機のリストとの照
合結果、自機には存在しないリストが確認されたときに
は、当該リストに係る情報を上記自機に転送して保存す
る一連の実行手順を処理する転送処理プログラムが格納
されている。
【0035】一方、子機20側でリストメニューの検索
要求を行うときは、子機20側のメモリ部(図示はしな
い)には、親機10の接続が確認されたとき、この親機
10に対してリストメニューの転送要求を行い、自機の
リストとの照合結果、親機10には存在しないリストが
確認されたときには、当該リストに係る情報を親機10
に保存要求を含めて転送する一連の実行手順を処理する
転送処理プログラムが格納されている。
【0036】図3は親機10と子機20のそれぞれに保
存されているリストメニューを示すもので、このように
リストメニューは親機10の方が圧倒的に多いのが普通
である。これは親機10に保存されているリストのうち
必要なリストの情報だけ子機20にダウンロードして使
用するのが一般的であるからである。
【0037】図3の例では親機10に記録されていない
子機20側のリストとしてメニューEとFがあることを
示している。このように親機10に保存されたリストメ
ニュー以外のリストが子機20側に保存されているとき
には、親機10でのメニューの一元管理を行うため、リ
ストEおよびFの情報を親機10側に転送して保存する
処理が行われる。これによって親機10には子機20の
リストの全てを保有することになる。
【0038】このようなリストメニューの転送要求を行
う処理について図4以下を参照して詳細に説明する。そ
の前提条件をまず説明する。まず不特定な記録再生装置
の電源が立ち上がっている状態のとき、装置内部の上述
した処理プログラムによってこの記録再生装置に、他の
記録再生装置や再生装置が接続されているかどうかが監
視され、後から他の記録再生装置や再生装置が接続され
たときには、最初に電源が立ち上げられた記録再生装置
が親機10として機能するように、親子の関係がソフト
的に設定される。
【0039】したがって図1のように、親機10として
機能する記録再生装置10に、他の記録再生装置(又は
再生装置)20がケーブル18によって接続され、記録
再生装置20の電源が立ち上げられると、双方向通信に
よって、他の記録再生装置20は子機として動作するよ
うな環境設定が自動的に行われる。
【0040】これによって、記録再生装置10側は親機
10として動作し、通信ケーブル18によって接続され
た他の装置20は子機として動作することになる。した
がって親子の関係は逆転することも考えられるが、一般
的には記録再生装置20などは後から接続される場合が
多いので、記録再生装置10が親機10となる確率の方
が遙かに高い。そして、この実施の形態では、親機10
として動作する側がリストメニューの検索要求を行う。
【0041】このような親子関係にあるとき、リストデ
ータの転送処理プログラムが選択されたときの処理例を
図4以下を参照して説明する。図4は親機10側での処
理を、図5は子機20側での処理を示す。また、リスト
データとは、上述したようにリストメニューに表示され
たリスト(タイトルなど)の実データのことであり、し
たがって映像データや、音声データ(音楽データ)を指
す。
【0042】図4は親機10におけるリストデータ転送
処理例を示すフローチャートであって、オペレータがメ
ニューより転送処理のための処理プログラムを選択する
と、つまりリストデータ転送処理メニューを選択する
(ステップ41)。リストデータ転送処理メニューが選
択されると、子機20の接続状況を確認し、子機20が
接続されていると判断されたときには(ステップ4
2)、子機20側のリストメニューの転送要求を行う
(ステップ43)。
【0043】子機20側から転送されたリストメニュー
を受信し、ストアする(ステップ44)。そして親機1
0側のリストメニューと、受信した子機20側のリスト
メニューをそれぞれモニタ22(図2)上に表示すると
共に、その照合処理を行う(ステップ45)。次に、2
つのリストメニューを照合し、親機10にはない子機2
0側のリストメニューを選択し、そのリストデータの転
送要求を行う(ステップ46)。
【0044】リストメニューの選択およびリストデータ
の転送要求は何れもオペレータがマニュアルで行うこと
になる。もちろん、プログラムの組み方によっては照合
結果、一致していないリストメニューが子機20側に存
在したときには、その全てを自動的に転送要求するよう
に構成することもできる。
【0045】子機20側にリストデータの転送要求を行
うと、次には要求したリストデータの全てを受信したか
どうかをチェックし(ステップ47)、全てのリストデ
ータを受信したときにはリストデータの転送終了を示す
表示を行ってリストデータの転送処理を終了する(ステ
ップ48)。
【0046】このように処理することで、子機20側の
リストデータを自動的に親機10側に転送、保存するこ
とができるから、これによって親機10での情報の一元
管理が可能になる。
【0047】図5は子機20側での処理例であって、親
機10側からのリストメニューの転送要求があったとき
には(ステップ51)、子機20側の全リストメニュー
を親機10側に転送する(ステップ52)。その後転送
要求待機状態となり、リストデータの転送要求があった
ときには(ステップ53)、要求されたリストデータを
親機10側に転送する(ステップ54)。要求された全
てのリストデータの転送が終了することでリストデータ
転送処理が終了する(ステップ55)。転送するリスト
データとしては、上述した実データの他に、リストつま
りタイトルや、その他の付属情報(録画時間など)など
である。
【0048】上述した図4および図5はそれぞれ親機1
0側からリストデータの転送要求を行った場合の処理例
であるが、上述とは逆に子機20側でリストメニューの
照合を行い、その結果に基づいてリストデータを親機1
0側に自動転送するように処理することも可能である。
【0049】その場合の実施の形態を図6および図7を
参照して説明する。この実施の形態は、子機20側の電
源が先に立ち上がっていて、その後から子機10の電源
が立ち上げられたようなときである。したがって本来な
らば、親子の関係は逆転するが、説明の都合上前の説明
(親子の関係)をそのまま踏襲する。
【0050】図6は子機20側の処理例であって、図4
の場合と同じくまずオペレータがメニューよりリストデ
ータ転送処理メニューを選択する(ステップ61)。リ
ストデータ転送処理メニューが選択されると、今度は親
機10側との接続状況を確認し、親機10が接続されて
いると判断されたときには(ステップ62)、親機10
側のリストメニューの転送要求を行う(ステップ6
3)。
【0051】親機10側から転送されたリストメニュー
を受信し、ストアする(ステップ64)。そして子機2
0側のリストメニューと、受信した親機10側のリスト
メニューをそれぞれモニタ上に表示すると共に、その照
合処理を行う(ステップ65)。次に、2つのリストメ
ニューを比較し、親機10にはない子機20側のリスト
メニューを選択し、選択したリストデータを親機10に
転送する(ステップ66)。リストメニューの選択およ
びリストデータの転送要求は何れもオペレータがマニュ
アルで行う。
【0052】子機20側がリストデータの自動転送処理
に遷移すると、次には選択したリストデータの全てを転
送したかどうかをチェックし(ステップ67)、全ての
リストデータを転送し終えたときにリストデータの転送
処理を終了することになる。
【0053】親機10側では図7のようなリストデータ
の保存処理が実行される。まず子機20側からのリスト
メニューの転送要求があったときには(ステップ7
1)、親機10側の全リストメニューを子機20側に転
送する(ステップ72)。その後データ保存待機状態と
なり、リストデータの保存要求があったときには(ステ
ップ73)、転送されたリストデータを親機10側に保
存する(ステップ74)。転送された全てのリストデー
タの保存が終了することでリストデータ保存処理が終了
する(ステップ75)。
【0054】図6のステップ64以下では、オペレータ
が親機10側と子機20側のリストメニューをマニュア
ルで検索し、親機10側にないリストメニューが存在し
たときで必要と思われるリストメニューを選択し、それ
に関連したリストデータを親機10側に転送するような
処理を行っている。
【0055】このようなマニュアル処理ではなく、自動
照合処理することもできる。図8はその実施の形態であ
って、図6と対応する処理ステップには同一符号を付し
その説明を省略するも、この実施の形態では特にステッ
プ68に示すように2つのリストメニューを自動的に照
合し、照合の結果、一致していないリストメニューが子
機20側に存在したときには、ステップ69に示すよう
に存在しない全てのリストデータを自動的に転送要求す
る。
【0056】この自動照合処理を行うと、オペレータに
よる照合ミスがなくなり、親機10側では情報の完全な
る一元管理が可能になる。上述した実施の形態では、親
機10として据え置き型の記録再生装置を、子機20と
して携帯性を重視した再生装置に適用したが、これはあ
くまでも一例に過ぎない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る情報
処理方法および情報処理装置では、自機に接続された相
手機のリストメニューの照合を行い、相手機のみに存在
するリストが存在していたときには、そのリストの情報
を自機側に転送して保存できるようにしたものである。
【0058】これによれば、親機と子機のリスト情報を
個別に確認して、子機側のみが持っているリスト情報を
抜粋して親機側に移し替える作業工程を大幅に簡略化で
きる特徴を有する。リスト情報の照合は完全電子化であ
るため、照合の間違いによって同じリスト情報を重複し
て持ったり、リスト情報の一部が欠けてしまったりする
ミスを確実に防止できる。
【0059】また、子機側に存在するリストの全てを親
機側で保有できるので、リストの一元管理が容易にな
り、据え置き型と携帯型の機能分けが完全なものとなる
から、据え置き型には容量の大きな記録媒体を搭載で
き、携帯型には必要な情報のみを保存できる比較的容量
の少ない記録媒体を搭載できるので、より形態に便利な
装置を提供できる実益を有する。
【0060】したがってこの発明は記録容量の異なるH
DDなどを使用した記録再生装置などに適用して極めて
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る情報処理装置を2台の記録再生
装置に適用したときの実施の形態を示す結線図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す記録再生装置の要
部の系統図である。
【図3】親子のリストメニューの関係を示す図である。
【図4】親機側からリストメニューの転送要求を出した
ときの転送処理例を示すフローチャートである。
【図5】図4の転送要求があったときの子機側の転送処
理例を示すフローチャートである。
【図6】子機側からリストメニューの転送要求を出した
ときの転送処理例を示すフローチャートである。
【図7】図6の転送要求があったときの親機側の転送処
理例を示すフローチャートである。
【図8】図6の他の実施の形態を示すフローチャートで
ある。
【図9】親機と子機の関係を示す図である。
【図10】親機と子機のリストメニューの関係を示す図
である。
【符号の説明】 10 親機(記録再生装置) 20 子機(再生装置) 16,26 HDD 55 メモリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B082 EA01 GA04 HA05 5D077 AA22 CA11 DE08 DE10 EA33 EA34 5D110 AA13 AA27 AA29 DA02 DA05 DA11 DB03 DC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 子機の接続が確認されたとき、この子機
    に対してリストメニューの転送要求を行い、 自機のリストとの照合結果、自機には存在しないリスト
    が確認されたときには、当該リストに係る情報を上記自
    機に転送して保存するようにしたことを特徴とする情報
    処理方法。
  2. 【請求項2】 親機との接続が確認されたとき、この親
    機に対してリストメニューの転送要求を行い、 自機のリストとの照合結果、親機には存在しないリスト
    が確認されたときには、当該リストに係る情報を、保存
    要求と共に上記親機に転送するようにしたことを特徴と
    する情報処理方法。
  3. 【請求項3】 情報を記録する記録手段と、 情報を圧縮・伸長処理する情報処理部と、 この情報処理部に接続され、外部との通信を行うインタ
    フェース部と、 上記情報処理部を制御する制御部と、 リストの照合処理プログラムが格納されたメモリ手段と
    を有し、 上記記録手段に保存されていないリストに係る外部情報
    が、上記インタフェース部を介して転送され、この外部
    情報が上記記録手段に記録されるようになされたことを
    特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記メモリ手段には、子機の接続が確認
    されたとき、この子機に対してリストメニューの転送要
    求を行い、自機のリストとの照合結果、自機には存在し
    ないリストが確認されたときには、当該リストに係る情
    報を上記自機に転送して保存する一連の実行手順を処理
    するプログラムが格納されていることを特徴とする請求
    項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記メモリ手段には、親機の接続が確認
    されたとき、この親機に対してリストメニューの転送要
    求を行い、自機のリストとの照合結果、親機には存在し
    ないリストが確認されたときには、当該リストに係る情
    報を上記親機に保存要求を含めて転送する一連の実行手
    順を処理するプログラムが格納されていることを特徴と
    する請求項3記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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