JP2002118715A - 画像読取り装置およびその搬送速度制御方法 - Google Patents

画像読取り装置およびその搬送速度制御方法

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JP2002118715A
JP2002118715A JP2000306317A JP2000306317A JP2002118715A JP 2002118715 A JP2002118715 A JP 2002118715A JP 2000306317 A JP2000306317 A JP 2000306317A JP 2000306317 A JP2000306317 A JP 2000306317A JP 2002118715 A JP2002118715 A JP 2002118715A
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JP2000306317A
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Taketo Ochiai
健人 落合
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Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者にとって使い勝手の良い画像読取り装
置、その搬送速度制御方法を提供する。 【解決手段】 シート状の原稿を搬送させてその原稿に
記録された画像情報部分を読み取り、ホストコンピュー
タに転送する画像読取り装置において、その操作部30
に、前記画像情報部分をイメージセンサで読み込むモー
ドを選択するスキャナ選択スイッチ33と、前記画像情
報部分を撮影手段でマイクロフィルムに撮影するモード
を選択するフィルマ選択スイッチ34とを設け、それぞ
れのモードを画像読取り装置において個別に選択できる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の原稿を
搬送させて、イメージセンサで画像情報を読み込む画像
読取り装置に関し、特にそのモードの選択,搬送速度の
制御にに関するものである。
【0002】
【関連の技術】本発明に関係のあるシートスルー型スキ
ャナSOの断面図を図8に示す(このスキャナは検討中
のものであり公知ではない)。このシートスルー型スキ
ャナSOは、不図示のホストコンピュータ(ホストとも
いう)のような外部機器あるいは、不図示の操作パネル
から読取り開始指示が行われると、原稿台5に置かれた
原稿6が、給紙ローラ1によって引き込まれ、送りロー
ラ2,搬送ローラ3,搬送ローラ12によって搬送さ
れ、分離ローラ13によって他の原稿と分離され、表画
像用イメージセンサ4から1ライン分の画像データが図
9に示す処理装置540中の画像処理部49を通って、
ラインメモリ50に書き込まれる。CPU51はライン
メモリ50に書き込まれた1ライン分の画像データを、
イメージメモリ55に図10に示す書込み開始位置X1
を指定して書き込む。1ライン分の画像データは原稿6
が搬送されることにより所定のピッチで所定の回数(n
回)送られてくることで、次々とイメージメモリ55に
書き込み位置XをCPU51が変えながら図10のよう
にイメージメモリ55に書き込まれる。同時に、裏画像
用イメージセンサ9から1ライン分の画像データが処理
装置540中の画像処理部49を通って、ラインメモリ
50に書き込まれる。CPU51はラインメモリ50に
書き込まれた1ライン分の画像データを、イメージメモ
リ55に図10に示す書込み開始位置Xを指定して書き
込まれる。1ライン分の画像データは原稿が搬送される
ことにより所定のピッチで所定の回数(n回)送られて
くることで、次々とイメージメモリ55に書込み位置X
をCPU51が変えながら図10のようにイメージメモ
リ55に書き込まれる。なお、イメージメモリ55は原
稿6の画像情報に対し十分な容量を有し、ホストコンピ
ュータ57への転送とは非同期的に原稿6の搬送及び画
像読取りが行えるよう、複数の原稿6に対する画像情報
を蓄えることができるものである。その後、2つの照明
ランプ18,20が平板ガラス19,21の隙間を通る
原稿6の表と裏を同時に照らしだし、反射ミラー8,1
1及び画像光路14,15を通り、フィルム撮影部17
に原稿のイメージを表裏同時に結び、レンズ16によっ
て縮小され、フィルム面にスリット露光される。フィル
ムFはフィルム撮影制御部52によって矢印の方向に搬
送制御されている。その後、原稿6は排紙ローラ7を通
って排紙台10に排出される。
【0003】なお、給紙ローラ1,送りローラ2,搬送
ローラ3,12、分離ローラ13,排紙ローラ7は不図
示のモータで駆動され回転している。また、画像光路1
4,15は搬送路の外側に配置されており、不図示の複
数の反射ミラー等で、イメージをフィルム撮影部17に
結ぶよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
シートスルー型スキャナSOは、ホストコンピュータ5
7に画像を転送することを目的としており、全ての動作
がホストコンピュータの指示によってコントロールされ
ている。つまり、画像情報をイメージセンサで読み込む
モードと、同一画像情報をマイクロフィルムに撮影する
モードをそれぞれ個別に選択するのはホストコンピュー
タ57であり、スキャナSO本体からは選択できない構
成となっている。よって、画像情報をマイクロフィルム
のみに撮影するモードを選択したいときであっても、ホ
ストコンピュータ57からの指示が必要である。
【0005】また、スキャナSOが原稿の搬送のみを行
い原稿の枚数を数えるモード(以下、カウントオンリモ
ード)を有している場合、通常、不図示の操作パネル上
にカウントオンリモード選択スイッチが存在し、カウン
トオンリモードが選択された場合、ホストコンピュータ
57からの画像読取り指示が行われたとしても、イメー
ジセンサによる画像読取りが行われないため、ホストコ
ンピュータ57に送出するべく画像が存在しない。よっ
て、ホストコンピュータ57からの画像読取り指示に対
して、カウントオンリモードで有るが故に画像情報をイ
メージセンサで読み込むことができない旨をホストコン
ピュータ57に伝達している。
【0006】ここで、ホストコンピュータ57から、画
像情報をマイクロフィルムのみに撮影するモードが選択
された場合、ホストコンピュータ57からの画像読取り
指示が行われたとしても、イメージセンサによる画像読
取りが行われないため、ホストコンピュータ57に送出
するべく画像が存在しない。しかし、ホストコンピュー
タ57からの画像読取り指示がなされた場合、ホストコ
ンピュータ57からの画像読取り指示に対して、フィル
ムのみ撮影するモードで有るが故に画像情報をイメージ
センサで読み込むモードで無い旨をホストコンピュータ
57に伝達している。つまり、ホストコンピュータ57
から、マイクロフィルムのみを撮影するモードを選択し
て画像読取り指示を行ったにも関わらず、イメージセン
サによる画像読取りが行えない状態が発生する。
【0007】それ故に、スキャナSOは、画像情報をイ
メージセンサでのみ読み込むモード、フィルムにのみ撮
影するモード、イメージセンサで読み込み、かつ、フィ
ルムに撮影するモード、カウントオンリモード、それぞ
れに対する画像送出シーケンス、および、ホストコンピ
ュータ57は画像受取りシーケンスを持たなければなら
ず、処理が複雑化するだけでなく、使用者にとって、操
作パネル上ではカウントオンリモードが無効になってい
るが、ホストコンピュータ57から使用者自身で指示し
たモードで画像読取りが開始できないため、使用者の操
作における混乱を招く状況となる。
【0008】さらに、通常、マイクロフィルムに露光す
るために要する時間よりも、イメージセンサでの読取り
に要する時間の方が大きいため、画像情報をイメージセ
ンサで読み込むモードが選択されていると、たとえマイ
クロフィルムに撮影するモードが選択されていても、画
像情報をイメージセンサで読み込むモードで使用する搬
送速度で搬送しなければならない。
【0009】つまり前述のスキャナSOにおいては、画
像情報をイメージセンサで読み込むモードに対応した1
種類の搬送速度しか対応しておらず、画像情報をマイク
ロフィルムのみに撮影するモードが選択された場合も、
画像情報をイメージセンサで読み込むモードで使用する
搬送速度で搬送しなければならない。そのため、マイク
ロフィルムに露光するために要する時間を最大限に生か
したスループットを得ることができない。
【0010】本発明は、このような状態のもとでなされ
たもので、使用者にとって使い勝手の良い画像読取り装
置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、画像読取り装置を次の(1)ないし
(6)のとおりに構成し、画像読取り装置の搬送速度制
御方法を次の(7)のとおりに構成する。
【0012】(1)シート状の原稿を搬送させてその原
稿に記録された画像情報部分を読み取る画像読取り装置
であって、前記原稿に記録された画像情報部分を読み込
むイメージセンサと、前記原稿に記録された画像情報部
分をフィルムに撮影する撮影手段と、前記イメージセン
サで読み込まれた画像情報をホストコンピュータに転送
する転送手段と、前記画像情報部分を前記イメージセン
サで読み込むモードと前記画像情報部分を前記撮影手段
で撮影するモードとをそれぞれ個別に選択するモード選
択手段とを備えた画像読取り装置。
【0013】(2)前記(1)記載の画像読取り装置に
おいて、前記モード選択手段は、前記イメージセンサで
読み込むモードと前記撮影手段で撮影するモードのいず
れのモードも選択されないとき、前記原稿の搬送のみを
行うモードを選択するものである画像読取り装置。
【0014】(3)前記(1)記載の画像読取り装置に
おいて、前記ホストコンピュータが接続されていないと
きは、前記選択手段により、前記イメージセンサで読み
込むモードを選択できない画像読取り装置。
【0015】(4)前記(2)記載の画像読取り装置に
おいて、前記選択手段により、前記撮影手段で撮影する
モードのみが選択されたとき、ホストコンピュータに対
して、前記原稿の搬送のみを行うモードと同一の状態を
伝達する画像読取り装置。
【0016】(5)前記(2)記載の画像読取り装置に
おいて、前記モード選択手段で選択されたモードに応じ
て前記原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段を備
え、この搬送速度制御手段は、前記イメージセンサで読
み込むモードが選択されたとき前記原稿の搬送速度を第
1の搬送速度に制御し、前記モード選択手段により前記
撮影手段で撮影するモードのみが選択されたときまたは
前記原稿の搬送のみを行うモードが選択されたとき前記
原稿の搬送速度を前記第1の搬送速度より速い第2の搬
送速度に制御する画像読取り装置。
【0017】(6)前記(5)記載の画像読取り装置に
おいて、前記第2の搬送速度は前記画像読取り装置が有
する最大の搬送速度である画像読取り装置。
【0018】(7)シート状の原稿を搬送させてその原
稿に記録された画像情報部分を読み取る画像読取り装置
における搬送速度制御方法であって、カウントオンリモ
ードであるか判断するステップAと、このステップAに
おいてカウントオンリモードで無いと判断したときにス
キャナモードであるか判断するステップBと、前記ステ
ップAでカウントオンリモードと判断したときおよび前
記ステップBにおいてスキャナモードで無いと判断した
ときにホストコンピュータにカウントオンリモードであ
ることを伝達するとともに、前記原稿の搬送速度を最高
速度に制御するステップCと、前記ステップBでスキャ
ナモードであると判断したときに前記原稿の搬送速度を
所定の速度に制御するステップDとを備えた画像読取り
装置における搬送速度制御方法。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態をシート
スルー型スキャナの実施例により詳しく説明する。なお
本発明は、装置の形に限らず、実施例の説明に裏付けら
れて方法の形で実施することもできる。また、実施例は
反射原稿を読み取る例であるが、本発明はこれに限ら
ず、読取りのための光学系を適宜変更し、透過原稿を読
み取る形で実施することができる。
【0020】
【実施例】図1は実施例である“シートスルー型スキャ
ナ”の断面図である。図1において、Sはスキャナ本
体、1は給紙ローラ、2は送りローラ、3は搬送ロー
ラ、4は表画像用読み取りセンサ、5は原稿台、6は原
稿、7は排紙ローラ、8は表面用反射ミラー、9は裏画
像用読み取りセンサ、10は排紙台、11は裏面用反射
ミラー、12は搬送ローラ、13は分離ローラ、14は
表面用画像光路、15は裏面用画像光路、16はレン
ズ、17はフィルム撮影部、18は表面用照明ランプ、
19は表面側平板ガラス、20は裏面用照明ランプ、2
1は裏面側平板ガラス、Fはマイクロフィルムである。
【0021】本実施例のシートスルー型スキャナSは、
不図示のホストコンピュータのような外部機器あるい
は、操作パネルから読取り開始指示が行われると、原稿
台5に置かれた原稿6が、給紙ローラ1によって引き込
まれ、送りローラ2,搬送ローラ3,搬送ローラ12に
よって搬送され、分離ローラ13によって他の原稿から
分離され、原稿の先端が表画像用イメージセンサ4ある
いは裏画像用イメージセンサ9の位置に到達すると、1
ラインずつ画像が不図示のイメージメモリに読み込まれ
る。なお、到達判断手段は不図示のタイマ等による時間
計測や、不図示の原稿検知センサで行う。原稿6がイメ
ージセンサ4,9で読み込まれ、その後、2つの照明ラ
ンプ18,20が平板ガラス19,21の隙間を通る原
稿6の表と裏を同時に照らしだし、反射ミラー8,11
及び画像光路14,15を通り、フィルム撮影部17に
原稿のイメージを表裏同時に結び、レンズ16によって
縮小され、フィルム面にスリット露光される。フィルム
Fはフィルム撮影制御部52によって矢印の方向に搬送
制御されている。その後、原稿6は排紙ローラ7を通っ
て排紙台10に排出される。
【0022】図2は本実施例装置の制御系の構成を示す
ブロック図である。図2において、入力手段23あるい
はホスト57からスキャン指示が与えられるとスキャン
モードになり、所望の画像は表画像用イメージセンサ4
あるいは裏画像用イメージセンサ9から1ライン分の画
像データづつ処理装置54中の画像処理部49を通っ
て、ラインメモリ50に書き込まれる。CPU51はラ
インメモリ50に書き込まれた1ライン分の画像データ
を、イメージメモリ55に書き込み位置を指定して書き
込む。1ライン分の画像データは所定のピッチで所定の
回数(n回)送られてくることにより、次々とイメージ
メモリ55に書き込み位置をCPU51が変えながら書
き込まれ、イメージメモリ55に蓄えられた画像データ
はホスト57に送出部53を介して送出される。
【0023】また、フィルム撮影制御部52は、原稿6
が不図示のタイマ等による時間計測や、不図示の原稿検
知センサで撮影開始位置まで搬送されたと判断したと
き、2つの照明ランプ18,20で平板ガラス19,2
1の隙間を通る原稿6の表と裏を同時に照らしだし、反
射ミラー8,11及び画像光路14,15を通り、フィ
ルム撮影部17に原稿のイメージを表裏同時に結び、レ
ンズ16によって縮小され、原稿6の搬送速度をレンズ
16の縮率に応じて減速した速度でフィルムFを搬送駆
動し、フィルム面にスリット露光された画像をフィルム
上に形成するよう制御する。
【0024】図3は、搬送速度制御部95の構成を示す
ブロック図であり、原稿6の搬送速度は、イメージセン
サで画像読取りを行うモード設定部(搬送速度A)93
と、フィルムのみに撮影するモードあるいは、原稿の枚
数を計測するために搬送のみを行うモード設定部(搬送
速度B)94とがスイッチ99で切り替わり、搬送速度
制御部92で制御され、モータ駆動部91で搬送モータ
90の駆動が行われる構成になっている。
【0025】図4はイメージメモリ55への書き込み位
置を示す説明図である。CPU51は、ラインメモリ5
0に書き込まれた1ライン分の画像データを、イメージ
メモリ55に書き込み開始位置X1を指定して書き込
む。1ライン分の画像データは原稿が搬送されることに
より所定のピッチで所定の回数(n回)送られてくるこ
とで、次々とイメージメモリ55に書き込み位置XをC
PU51が変えながらイメージメモリ55に書き込まれ
る。
【0026】図5は本実施例における操作部のスイッチ
等の配置を示す図である。図5において、30は操作
部、31は原稿を搬送して読取りを開始させるためのス
タートスイッチ、32は読取り動作の停止スイッチ、3
3はイメージセンサから画像読取りを行うためのスキャ
ナ選択スイッチで、イメージセンサから読取りを行うか
どうかを選択し、イメージセンサから画像を読込むモー
ドの場合はLED38を点灯する。34はマイクロフィ
ルムに撮影するためのフィルマ選択スイッチで、マイク
ロフィルムに撮影するかどうかを選択し、マイクロフィ
ルムに撮影するモードの場合はLED39が点灯する。
なお、LED38とLED39が両者とも消灯している
ときは、原稿の搬送のみを行うモードであり、原稿の枚
数を数えるために使用できる。35は枚数カウンタで、
読み取り搬送した原稿の枚数確認、読取り枚数の設定、
エラー表示等に使用される。なお、枚数カウンタ35を
表示中は、停止スイッチ32によりクリアすることがで
きる。36,37は枚数カウンタ35の枚数設定などに
用いられるスイッチである。
【0027】前述の構成における処理を、図6のフロー
チャートに基づいて説明する。本実施例のシートスルー
型スキャナSは、ホスト57あるいは、入力手段23か
ら読取り開始指示が行われると、原稿台5に原稿6が置
かれているか否かを不図示の原稿検知センサで判断し、
原稿台5に原稿6が置かれているならば、原稿6が、給
紙ローラ1によって引き込まれ、送りローラ2,搬送ロ
ーラ3,搬送ローラ12によって搬送され、分離ローラ
13によって他の原稿と分離され(S1参照、以下同
様)、原稿の先端が表画像用イメージセンサ4あるいは
裏画像用イメージセンサ9の位置に到達すると、スキャ
ン開始前に設定してある画像読取り面情報に基づいて、
両面あるいは片面の判断(S2)、片面であるならば表
面あるいは裏面の判断(S3)が行われ、スキャンが開
始される。
【0028】表面スキャンの場合、原稿6は表画像用イ
メージセンサ4から1ライン分の画像データが図2に示
す処理装置54中の画像処理部49を通って、ラインメ
モリ50に書き込まれる。CPU51はラインメモリ5
0に書き込まれた1ライン分の画像データを、イメージ
メモリ55に図4に示す書込み開始位置X1を指定して
書き込む。1ライン分の画像データは原稿が搬送される
ことにより所定のピッチで所定の回数(n回)送られて
くることで、次々とイメージメモリ55に書込み位置X
をCPU51が変えながら図4のようにイメージメモリ
55に書き込まれる(S4)。裏面スキャンの場合、裏
画像用イメージセンサ9から1ライン分の画像データが
処理装置54中の画像処理部49を通って、ラインメモ
リ50に書き込まれる。CPU51はラインメモリ50
に書き込まれた1ライン分の画像データを、イメージメ
モリ55に図4に示す書込み開始位置X1(表面スキャ
ン時とは異なる位置)を指定して書き込む。1ライン分
の画像データは原稿が搬送されることにより所定のピッ
チで所定の回数(n回)送られてくることで、次々とイ
メージメモリ55に書き込み位置XをCPU51が変え
ながら図4のようにイメージメモリ55に書き込まれる
(S6)。両面スキャンの場合、前述した表面スキャン
と裏面スキャンを同時に行う(S8)。
【0029】また、フィルム撮影制御部52により、原
稿6が不図示のタイマ等による時間計測や、不図示の原
稿検知センサで撮影開始位置まで搬送されたと判断した
とき、表面撮影の場合、照明ランプ18で平板ガラス1
9,21の隙間を通る原稿6の表面を照らしだし、反射
ミラー8及び画像光路14を通り、フィルム撮影部17
に原稿のイメージを結び、レンズ16によって縮小さ
れ、原稿6の搬送速度をレンズ16の縮率に応じて減速
した速度でフィルムFを搬送駆動し、フィルム面にスリ
ット露光された画像をフィルム上に形成するよう制御さ
れる(S5)。裏面撮影の場合、照明ランプ20で平板
ガラス19,21の隙間を通る原稿6の裏面を照らしだ
し、反射ミラー11及び画像光路15を通り、フィルム
撮影部17に原稿のイメージを結び、レンズ16によっ
て縮小され、原稿6の搬送速度をレンズ16の縮率に応
じて減速した速度でフィルムFを搬送駆動し、フィルム
面にスリット露光された画像をフィルム上に形成するよ
う制御される(S7)。両面撮影の場合、前述した表面
撮影と裏面撮影を同時に行う(S9)。
【0030】なお、表裏個別に撮影制御できるよう前述
してあるが、フィルムへの撮影は、常に片面あるいは常
に両面であってもよく、画像読取り面情報に依存しなく
ても良い。このようなシーケンスで原稿台5に積載され
ている全原稿の読取りが終了すれば、この処理が終了す
る。
【0031】さて、図5で示すように、操作部30で、
イメージセンサで画像を読み取るモード(以下、スキャ
ナモード)と、フィルムに撮影するモード(以下、フィ
ルマモード)をそれぞれ、スキャナ選択スイッチ33と
フィルマ選択スイッチ34で個別に選択できるようにし
てある。
【0032】なお、本実施例においては、スキャナモー
ドを選択するスイッチ33とフィルマモードを選択する
スイッチ34を別々に設けたが、1つのスイッチで代用
しても良い。
【0033】ここで、図6のフローチャートに沿って搬
送速度の制御を説明する。まず、操作部30のスキャナ
選択スイッチ33が押されたかどうか判断し(S1
1)、押されているのであれば、現在スキャナモードで
あるかどうか判断する(S12)。現在スキャナモード
であれば、スキャナモードを無効にし(S13)、LE
D38を消灯する。現在スキャナモードでなければ、ス
キャナモードを有効にし(S14)、LED38を点灯
する。
【0034】次に、操作部30のフィルマ選択スイッチ
34が押されたかどうか判断し(S15)、押されてい
るのであれば、現在フィルマモードであるかどうか判断
する(S16)。現在フィルマモードであれば、フィル
マモードを無効にし(S17)、LED39を消灯す
る。現在フィルマモードでなければ、フィルマモードを
有効にし(S18)、LED39を点灯する。
【0035】スキャナモードが無効で、かつ、フィルマ
モードが無効である場合は、カウントオンリモードが選
択される(S21)。
【0036】ここで、本実施例のシートスルー型スキャ
ナSは、ホスト57あるいは、入力手段23から読取り
開始指示が行われたかどうかを判断し(S23)、読取
り開始指示が行われた場合、カウントオンリモード、ま
たはスキャナモードが無効である状態かどうかを判断
し、カウントオンリモード、またはスキャナモードが無
効である状態であるならば、ホスト57にカウントオン
リモードであることを伝達する(S26)。なお、本実
施例においては、カウントオンリモード、または、スキ
ャナモードが無効である状態であるならば、ホスト57
にカウントオンリモードであることを伝達するよう構成
しているが、ホスト57からの指示を受けたときのみ伝
達するような構成でも良い。
【0037】ここで、搬送速度制御部95によって、フ
ィルムのみに撮影するモードあるいは、原稿の枚数を計
測するために搬送のみを行うモード設定部(搬送速度
B)94にスイッチ99が切り替わり、スキャナSが有
する最大搬送スピードで搬送を開始する(S27)。
【0038】一方、スキャナモードが有効である場合に
は、ホスト57あるいは、入力手段23から指示された
搬送スピード、または、ホスト57あるいは、入力手段
23から設定された条件によって決められる搬送スピー
ドに、イメージセンサ4,9で画像読取りを行うモード
設定部(搬送速度A)93へスイッチ99が切り替わる
ことによって、前記搬送スピードが選択され、搬送を開
始する(S28)。
【0039】なお、本実施例においては、搬送速度の切
り替えをスイッチ99によって行ったが、電気的なスイ
ッチによる切り替えだけでなく、メカ的なクラッチによ
る切替えでも良い。
【0040】本実施例においては、カウントオンリモー
ド、またはスキャナモードが無効である状態であるなら
ば、スキャナSが有する最大搬送スピードで搬送を開始
するよう構成しているが、ホスト57あるいは、入力手
段23から指示された搬送スピード、または、ホスト5
7あるいは、入力手段23から設定された条件によって
決められる搬送スピードでの搬送と選択できる構成でも
良く、または、カウントオンリモード、またはスキャナ
モードが無効である状態専用の搬送スピードで搬送開始
しても良い。
【0041】また、原稿6の画像情報をマイクロフィル
ムに撮影するためにはレンズ16によって縮小されるた
め、フィルム撮影部17中におけるフィルムFは、原稿
6の搬送速度をレンズ16の縮率に応じて減速した速度
で搬送駆動されている。つまり、レンズ16の縮率によ
って、フィルムFの搬送速度は変わるため、レンズ16
の縮率によらず、常に、フィルム搬送部は同一速度で搬
送できるよう、レンズ16の縮率に応じた原稿6の搬送
速度を変化させても良い。
【0042】さらに、原稿の搬送途中にスキャナモード
が無効になった場合、前記、カウントオンリモード、ま
たはスキャナモードが無効である状態で搬送すべきスピ
ードに切り替わる構成にしても良い。
【0043】以上説明したように、本実施例によれば、
スキャナS本体から、画像情報をイメージセンサで読み
込むモードと、同一画像情報をマイクロフィルムに撮影
するモードをそれぞれ個別に選択できるため、画像情報
をマイクロフィルムのみに撮影するモードを選択したい
とき、ホストコンピュータを必要としない。よって、ホ
ストコンピュータから各種読取り設定等を変更したとき
に、同時に誤って、画像情報をイメージセンサで読み込
むモードと、同一画像情報をマイクロフィルムに撮影す
るモードが変更されることなく、使用者の誤操作を防ぐ
ことができる。
【0044】また、スキャナS本体から、ホストコンピ
ュータを必要としないスタンドアロンとして動作可能に
なる。このとき、イメージセンサによる画像読取りを行
っても、転送すべきホストコンピュータ57が存在しな
いため、イメージセンサによる画像読取りモードを該操
作部より選択できない構成にすることで、使用者がスタ
ンドアロンとして動作させたいとき無駄なモードが選択
できないため、作業効率を上げることができる。
【0045】つまり、前記モードが全てスキャナSの操
作部上のみで行えるため、使用者が、ホストコンピュー
タ57から使用者自身で指示したどのモードであっても
画像読取りが開始できる状態にし、また、該操作部よ
り、画像情報をマイクロフィルムに撮影するモードのみ
が選択された場合、カウントオンリモードと同一の状態
をホストコンピュータ57に伝達することで、使用者が
画像読取り開始を指示したにも関わらず、画像読取りが
行えない場合、操作部の状態を確認すれば良いため、使
用者の操作性を向上することができる。
【0046】さらに、画像情報をマイクロフィルムのみ
に撮影するモードが選択された場合、スキャナSが有す
る最大搬送スピードで搬送し、マイクロフィルムに露光
するために要する時間を最大限に生かしたスループット
を得ることができ、作業時間を短縮することができるた
め、作業効率を上げることができる。当然、カウントオ
ンリモードが選択されたときも、スキャナSが有する最
大搬送スピードで搬送することで、作業時間を短縮する
ことができ、作業効率を上げることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用者にとって使い勝手の良い画像読取り装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の構成を示す断面図
【図2】 実施例の制御系の構成を示すブロック図
【図3】 実施例における搬送速度制御部の構成を示す
ブロック図
【図4】 実施例におけるイメージメモリの書込みの説
明図
【図5】 実施例における操作部のスイッチ等の配置を
示す図
【図6】 実施例における画像読込み,撮影処理を示す
フローチャート
【図7】 実施例における搬送速度選択処理を示すフロ
ーチャート
【図8】 関連技術例の構成を示す断面図
【図9】 関連技術例の制御系の構成を示すブロック図
【図10】 関連技術例におけるイメージメモリの書込
みの説明図
【符号の説明】
4,9 イメージセンサ 6 原稿 17 フィルム撮影部 33 スキャナ選択スイッチ 34 フィルマ選択スイッチ 51 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/12 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の原稿を搬送させてその原稿に
    記録された画像情報部分を読み取る画像読取り装置であ
    って、前記原稿に記録された画像情報部分を読み込むイ
    メージセンサと、前記原稿に記録された画像情報部分を
    フィルムに撮影する撮影手段と、前記イメージセンサで
    読み込まれた画像情報をホストコンピュータに転送する
    転送手段と、前記画像情報部分を前記イメージセンサで
    読み込むモードと前記画像情報部分を前記撮影手段で撮
    影するモードとをそれぞれ個別に選択するモード選択手
    段とを備えたことを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取り装置におい
    て、前記モード選択手段は、前記イメージセンサで読み
    込むモードと前記撮影手段で撮影するモードのいずれの
    モードも選択されないとき、前記原稿の搬送のみを行う
    モードを選択するものであることを特徴とする画像読取
    り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像読取り装置におい
    て、前記ホストコンピュータが接続されていないとき
    は、前記選択手段により、前記イメージセンサで読み込
    むモードを選択できないことを特徴とする画像読取り装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像読取り装置におい
    て、前記選択手段により、前記撮影手段で撮影するモー
    ドのみが選択されたとき、ホストコンピュータに対し
    て、前記原稿の搬送のみを行うモードと同一の状態を伝
    達することを特徴とする画像読取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の画像読取り装置におい
    て、前記モード選択手段で選択されたモードに応じて前
    記原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段を備え、
    この搬送速度制御手段は、前記イメージセンサで読み込
    むモードが選択されたとき前記原稿の搬送速度を第1の
    搬送速度に制御し、前記モード選択手段により前記撮影
    手段で撮影するモードのみが選択されたときまたは前記
    原稿の搬送のみを行うモードが選択されたとき前記原稿
    の搬送速度を前記第1の搬送速度より速い第2の搬送速
    度に制御することを特徴とする画像読取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像読取り装置におい
    て、前記第2の搬送速度は前記画像読取り装置が有する
    最大の搬送速度であることを特徴とする画像読取り装
    置。
  7. 【請求項7】 シート状の原稿を搬送させてその原稿に
    記録された画像情報部分を読み取る画像読取り装置にお
    ける搬送速度制御方法であって、カウントオンリモード
    であるか判断するステップAと、このステップAにおい
    てカウントオンリモードで無いと判断したときにスキャ
    ナモードであるか判断するステップBと、前記ステップ
    Aでカウントオンリモードと判断したときおよび前記ス
    テップBにおいてスキャナモードで無いと判断したとき
    にホストコンピュータにカウントオンリモードであるこ
    とを伝達するとともに、前記原稿の搬送速度を最高速度
    に制御するステップCと、前記ステップBでスキャナモ
    ードであると判断したときに前記原稿の搬送速度を所定
    の速度に制御するステップDとを備えたことを特徴とす
    る画像読取り装置における搬送速度制御方法。
JP2000306317A 2000-10-05 2000-10-05 画像読取り装置およびその搬送速度制御方法 Withdrawn JP2002118715A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188582A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Kyocera Mita Corp 拡張操作パネル付画像形成装置及びその原稿スキャン方法並びに画像形成システム

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