JPH10143015A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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Publication number
JPH10143015A
JPH10143015A JP8293839A JP29383996A JPH10143015A JP H10143015 A JPH10143015 A JP H10143015A JP 8293839 A JP8293839 A JP 8293839A JP 29383996 A JP29383996 A JP 29383996A JP H10143015 A JPH10143015 A JP H10143015A
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JP
Japan
Prior art keywords
copying
job
ohp
sheet
cpu
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8293839A
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English (en)
Inventor
Takeshi Morikawa
武 森川
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写の予約を行なうことができる複写機にお
いて、効率的な処理を行なう。 【解決手段】 実行中のコピー動作のN部目が終了した
ときに(♯205でYES)、特定の給紙口を用いる複
写動作が未処理ジョブとして登録されているか判定され
る(♯209、♯211)。このようなジョブがメモリ
中に存在すれば、そのジョブを優先して処理する(♯2
21〜♯225)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写装置に関し、
特に画像メモリを有し、複数のジョブを連続して処理す
ることのできるマルチジョブ複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりたとえば特開平5−75772
号公報に開示される、登録されたジョブの登録順にプリ
ントを実行する複写装置や、特開平5−136918号
公報に開示される、複数のアプリケーションに対応し、
アプリケーションごとにプリントの優先順位を設定でき
る複写装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手差し給紙
口を有する複写機が従来より存在する。ユーザは、手差
し給紙口にOHP用紙、はがきその他非定型サイズの特
殊な用紙をセットし、それらに対し画像の複写を行なう
ことができる。このような複写機において、登録された
ジョブの順番ごとに複写を行なう技術を適用すると、以
下のような問題が生じる。
【0004】手差し給紙口を用いたジョブをユーザが登
録するときに、ユーザは手差し給紙口に特殊な用紙をセ
ットする。通常、ジョブは原稿画像を読取った順番に実
行される。したがって、複数のジョブが存在する場合手
差し給紙口に特殊な用紙がセットされたまま、長い時間
が経過することがある。この長い時間の間、ユーザはO
HP用紙、非定形サイズの用紙を手差し給紙口にセット
できないため、ユーザは手差し給紙口を用いたジョブを
登録することができない。
【0005】なお、ジョブの優先順位をアプリケーショ
ンごとに変更できるようにした複写機があるが、このよ
うな複写機でもコピー、ファックスなどのアプリケーシ
ョン単位での変更を行なうことしかできない。そのた
め、このような複写機においても、手差し給紙口に特殊
な用紙がセットされたまま、長い時間が経過することに
なる。また、ユーザの操作によりジョブの優先順位を変
更することは煩雑であり好ましくない。
【0006】そこで、この発明は、複写の予約を行なう
ことができる複写装置において、効率的な処理を行なう
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のある局面に従うと、複写装置は、複写動
作の予約を行なう予約部と、予約された複写動作のうち
特定の給紙口を使用する複写動作を優先して処理する処
理部とを備える。
【0008】この発明の他の局面に従うと、複写装置は
さらに、予約部にOHP合紙マルチモードの複写動作の
予約を入力する入力部を備え、OHP合紙マルチモード
の複写動作は、特定の第1給紙口および前記第1給紙口
とは異なる第2給紙口を交互に使用する第1の複写動
作、ならびに第2給紙口を使用する第2の複写動作を含
み、処理部は第1の複写動作を優先して処理する。
【0009】このような発明に従うと、予約された複写
動作のうち、特定の給紙口を用いる複写動作が優先して
処理されるため、効率的な複写処理が実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の1
つにおける複写機1の全体構成を示す断面図である。
【0011】複写機1は、大きくはイメージリーダIR
と、ページプリンタPRTとから構成されるディジタル
複写機である。
【0012】イメージリーダIRの本体は、原稿台ガラ
ス18上に載置された原稿を画素に分解して読取る走査
系10、走査系10が出力する光電変換信号の量子化と
種々の画像形成モードに応じた信号処理とを行なう画像
処理部20、および原稿に対応した画像データを記憶す
るメモリユニット部30から構成されている。そして、
この本体の上部に原稿カバーを兼ねた付加装置である自
動原稿送り装置(ADFR)500が、その後端部を支
点に開閉可能に組み付けられている。
【0013】走査系10は、ライン走査方式の画像読取
機構であって、原稿照明用ランプ11と、ミラー12と
を有したスキャナ19、固定ミラー13a,13b、集
光レンズ14、CCDアレイからなるイメージセンサ1
6、およびスキャナ19を駆動するスキャンモータM2
から構成されている。画像信号処理部20およびメモリ
ユニット部30については後述する。
【0014】ADFR500は、原稿スタッカ510上
にセットされた原稿を、給紙ローラ501、捌きローラ
502、捌きパッド503、中間ローラ504、レジス
トローラ505および搬送ベルト506によって原稿台
ガラス18上に搬送し、読取り後の原稿を排紙ローラ5
09によって原稿排出トレイ511上に排出する。AD
FR500には、原稿スケール512、原稿の有無を検
出する原稿センサSE50、原稿サイズセンサSE5
1、および排出センサSE52が設けられている。
【0015】たとえば、複数枚の原稿のコピーに際し
て、オペレータは、原稿スタッカ510上に原稿をその
表面を上側に向けて重ねてセットする。原稿スタッカ5
10上の各原稿は、最下部の原稿から1枚ずつ引き出さ
れ、表面を下側に向けて原稿台ガラス18上の読取り位
置に正確にセットされる。そして、片面原稿モードの場
合には、読取り終了後、原稿は図の左方向に搬送され、
上面が表面となるように原稿排出トレイ511上に排出
される。また、両面原稿モードの場合には、表面読取り
終了後に左方向に送られた原稿は、反転ローラ507に
よって表裏が反転されて原稿台ガラス18上の読取り位
置に戻され、裏面の読取り終了後に再び左方向に送られ
て原稿排出トレイ511上に排出される。
【0016】ページプリンタPRTは、露光制御信号を
出力する印字処理部40、半導体レーザ62を光源とす
るプリントヘッド60、感光体ドラム71とその周辺装
置からなる現像・転写系70A、定着ローラ対84およ
び排出ローラ85などを有した定着・排出系70B、お
よび再給紙ユニット600を含む循環式の用紙搬送系7
0Cなどから構成され、イメージリーダIRから転送さ
れた画像データに基づいて電子写真プロセスによって複
写画像をプリントする。ページプリンタPRTの下部に
は、数百枚程度の用紙を収納できる2つの用紙カセット
80a,80b、用紙サイズ検出センサSE11,1
2、OHP用紙、はがき、その他非定型サイズの用紙を
収納できる手差し給紙口80c、手差し用紙サイズ検出
センサSE13、および給紙用ローラ群が設けられてい
る。
【0017】半導体レーザ62から射出されたレーザビ
ームは、ポリゴンミラー65で主走査方向に偏向され、
主レンズ69および各種のミラー67a,68,67c
を経て感光体ドラム71の露光位置に導かれる。
【0018】感光体ドラム71の表面は帯電チャージャ
ー72によって一様に帯電される。露光により形成され
た潜像は、現像器73を経てトナー像となり、そのトナ
ー像は転写位置(複写位置)で転写チャージャー75に
より給紙された用紙上に転写される。そして、トナー像
が転写された用紙は感光体ドラム71から分離され、搬
送ベルト83によって定着ローラ対84へ送られ、画像
形成面(トナー面)を上側にして排出される。
【0019】再給紙ユニット600は、両面コピーを自
動化するための付加装置としてページプリンタPRTの
側面に組み付けられており、排出ローラ85によりペー
ジプリンタ本体から排出された用紙を一旦収納し、スイ
ッチバック搬送を行なってページプリンタ本体に送り返
す機能を有している。
【0020】片面コピーモードにおいて、用紙は再給紙
ユニット600を素通りして排紙トレイ621上に排出
される。これに対して、両面コピーモードにおいては、
図示しないソレノイドにより切換爪601の左端部が上
方へ移動し、排出ローラ85から排出された用紙は、搬
送ローラ602を通って正反転ローラ603に達する。
【0021】用紙後端が用紙センサSE61に達する
と、正反転ローラ603が反転する。これによって、用
紙はページプリンタ本体に戻される。戻された用紙は、
水平搬送ローラ86a,86b,86cを通ってタイミ
ングローラ82へ送られて待機する。ここで、複数枚の
用紙が連続給紙された場合には、各用紙は互いに重なら
ないように所定の用紙間隔を設けて次々に搬送されて再
給紙ユニット600に送り込まれる。用紙の搬送経路長
は一定であるので、再給紙ユニット600および水平搬
送ローラ86a〜86cによる一循環の用紙枚数(最多
循環枚数)Nは、用紙サイズに依存することになる。
【0022】図2は図1の複写機が有する操作パネルの
平面図である。操作パネルは、動作の開始を指示するス
タートキー301と、コピー枚数などの数字の入力を行
なうテンキー302と、入力した数字のクリアおよび画
像記憶部30の画像データを消去するためのクリアキー
303と、動作の停止を指示するストップキー304
と、設定されているモードおよびジョブの破棄を行なう
パネルリセットキー305と、各種モードの表示を行な
うLCD306とから構成される。LCD306の表面
にはタッチパネルが取付けてあり、表示内容に従ってオ
ペレータは各種の設定を行なうことができる。
【0023】LCD306内には、予約設定キー306
aが含まれる。このキーをオペレータが押下することに
より、予約用のジョブの設定を行なうことができる。
【0024】図3および図4は複写機1の有する制御部
100の構成を示すブロック図である。図3および図4
は図中のシリアルI/Oの部分で連結される。
【0025】制御部100は、8個のCPU101〜1
08を中心に構成される。これら各CPU101〜10
8には、それぞれプログラムを格納したROM111〜
118と、RAM121〜128とが設けられている。
なお、CPU106はメモリユニット部30内に設けら
れている。
【0026】CPU101は、I/Oを介して操作パネ
ルOPの各種操作キーからの信号入力や表示の制御を行
なう。CPU102は、画像信号処理部20の各部の制
御を行なう。CPU103は、走査系10の駆動制御を
行なう。CPU104は、印字処理部40を含むページ
プリンタPRTの制御を行なう。
【0027】CPU105は、制御部100の全体的な
タイミング調整、および動作モードの設定のための処理
を行なう。そのため、CPU105は、他のCPUとの
シリアル通信を行なって、制御に必要なコマンドやレポ
ートなどの送受を行なう。
【0028】CPU106は、画像情報の記憶および読
出の制御を行なう。CPU107は、ADFR500に
よる原稿搬送の制御を行なう。そして、CPU108
は、再給紙ユニット600の制御を行なう。
【0029】図5はメモリユニット部30の構成を示す
ブロック図である。読込み時には、IRで読込まれた画
像データD2が、まず入力ページメモリ301に転送さ
れる。また入力ページメモリに転送された画像は圧縮器
302によってページ単位で圧縮され、符号メモリ30
3へ転送される。
【0030】プリント時には、符号メモリ303の圧縮
された画像が伸張器304によって伸張される。また画
像回転が必要な場合には、伸張時にページ単位で回転器
により回転処理が行なわれ、回転処理と伸張処理とは同
時に行なわれる。伸張された画像データは出力ページメ
モリ305に転送される。
【0031】画像出力時には、出力ページメモリ305
から印字処理部へ画像データD3が転送される。図中の
矢印のデータ転送は、コピー速度の向上のために互いに
独立してかつ並行に動作できるようにされている。デー
タはそれぞれ図示されないDMA(ダイレクトメモリア
クセス)コントローラによりDMA転送されるようにな
っている。
【0032】また、メモリユニット部30は、ROM1
16に格納されているプログラムに従い、CPU106
により制御される。プログラムを動作させるときに必要
なパラメータなどはシステムRAM126に格納され
る。
【0033】原稿画像の一時的な記憶に際しては、符号
メモリ303はRAM126内に設けられた管理テーブ
ルによって管理される。
【0034】図6は、その管理テーブルの概略を示す図
である。原稿を読取って圧縮する際には、画像情報をジ
ョブ単位で管理する必要があるため、ジョブ内で複数ペ
ージの情報が分割されて記憶される。そこで、テーブル
は分割されたページ単位の情報を記憶するテーブル(T
−2)と、ジョブ単位の情報を記憶するテーブル(T−
1)とを有している。
【0035】テーブル(T−1)に記録される情報をジ
ョブ単位情報、テーブル(T−2)に記録される情報を
ページ管理情報という。
【0036】ジョブ単位情報(T−1)は、ジョブID
と、ジョブの登録状態と、ページ管理情報がどこに記憶
されているかを示す情報と、指定枚数(部数)と、OH
P合紙コピーの設定の有無と、給紙口選択情報を示すコ
ピーモードなどとを記憶している。また、ページ管理情
報(T−2)では、圧縮画像データが符号メモリ303
のどこに記憶されているかが記録されている。
【0037】CPU106は、CPU105からの指示
により、入力ページメモリ301から画像データを読出
して圧縮する際に、管理テーブルの情報を作成しなが
ら、圧縮器302を制御して符号メモリ303に圧縮画
像データを格納していく。また、画像データを出力する
際には、それと逆の動作により符号メモリ303から圧
縮符号データを読出していく。管理テーブル内の情報
は、該当ページの情報が正常に読出され、オペレータの
指定した枚数(部数)Mのコピーが完了したときに消去
される。
【0038】次に、原稿読込みおよびプリントに関する
複写機の動作シーケンスについて各CPU101〜10
6の間でやり取りされる要求コマンド(Q)、レポート
(A)、またはデータの流れを中心に説明する。
【0039】図7は、原稿読込み動作の概略のシーケン
スを示す図である。原稿読込み動作では、画像信号処理
部20からメモリユニット部30へ画像データが転送さ
れる。
【0040】まず、全体のシーケンスを管理しているC
PU105が、CPU106に対してメモリの準備を要
求する。これを受けて、CPU106は内部ハードウェ
アに対し、画像信号処理部20からの画像データD2を
メモリユニット部30へ転送させるためのバス接続状態
の設定を行なう。
【0041】これらの設定が終了して準備が完了する
と、CPU106はCPU105に対してメモリ準備の
完了を通知する。CPU105がCPU106,102
に対して読取りを要求すると、CPU102がCPU1
03に対してスキャンを要求する。
【0042】CPU103によりスキャンが開始され、
スキャナ19が画像領域に達すると、CPU102によ
り設定された画像処理モードに応じて、読取りデータ
(画像データD2)が画像信号処理部20からメモリユ
ニット部30に転送される。
【0043】スキャンが終了しCPU102,106か
ら読取りの完了が通知されると、CPU105はCPU
106に対してデータ圧縮を要求する。これを受けて、
CPU106は、各部の起動を行なう。圧縮処理が行な
われ、符号データが符号メモリに格納される。
【0044】圧縮処理が完了すると、CPU106から
CPU105に圧縮の完了が通知される。
【0045】図8は、プリント動作の概略のシーケンス
を示す図である。プリント動作では、符号メモリ303
から画像データが読出され、その画像データに基づいて
用紙に複写画像がプリントされる。
【0046】CPU105はCPU106に対してデー
タ伸張を要求する。CPU106は各部の起動を行な
う。これによって伸張処理が行なわれ、画像データが出
力ページメモリ305に書込まれる。CPU106は伸
張完了レポートをCPU105へ出力する。
【0047】伸張処理が終了すると、CPU105はC
PU106に対して出力ページメモリ305から画像デ
ータを読出すためのメモリ準備要求を出力する。これを
受けて、CPU106は内部ハードウェアに対して、出
力ページメモリ305から印字処理部40へ画像データ
D3を出力するためのバス接続状態の設定、回転処理の
ための設定などの処理を行なう。
【0048】これらの設定が終わって準備が完了し、そ
の通知を受けると、CPU105はCPU106,10
4に対してプリントを要求する。CPU104からCP
U105に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが送
られ、その後入力ページメモリ305から読出された画
像データD3が印字処理部40に出力され、プリントが
実行される。
【0049】プリントが終了すると、CPU106,C
PU104がCPU105に対してプリント完了レポー
トおよびイジェクト完了レポートを送る。これらのレポ
ートを受取ったCPU105は、必要に応じてCPU1
06に対してメモリクリア要求を与える。
【0050】以下、フローチャートに基づいて本実施の
形態の複写機の特徴である制御を中心に、複写機1の動
作をさらに詳しく説明する。
【0051】図9は、複写機1の制御を統括するCPU
105のメインフローチャートである。
【0052】CPU105は、初期設定(♯51)を行
なった後、内部タイマのセット(♯52)、他のCPU
からの入力データをチェックする入力データ解析処理
(♯53)、操作内容に応じて動作モードを定めるモー
ド設定処理(♯54)、読込み処理(♯55)、プリン
ト処理(♯56)、コマンドを通信ポートに待機させる
出力データセット(♯57)、その他の処理(♯5
8)、および内部タイマのカウントアップ処理(♯5
9)のそれぞれの処理を繰返し実行する。
【0053】図10は、原稿読込み処理(♯55)のフ
ローチャートである。このルーチンでは、原稿読込みに
対するジョブの登録処理を行なう。
【0054】まず、原稿が存在するかどうかチェックし
(♯101)、原稿が存在していれば現在の読込みの状
態を判断する(♯103)。もし、読込み中でなけれ
ば、CPU101の操作パネルOPから読込みスタート
の要求を受信しているかどうか判断する(♯105)。
読込みスタート要求があれば、読込みジョブIDを更新
し(♯107)、読込み中のフラグをセットし(♯10
8)、読込みシーケンス制御を行なう(♯109)。読
込みシーケンス制御はCPU106、CPU102、C
PU103との間で前述のコマンドおよびレポートのや
り取りを行なうことにより、複数の原稿をページ単位で
圧縮し、前述の管理テーブルおよび符号メモリにデータ
を順次登録していく制御である。
【0055】原稿が存在しない場合には(♯101でN
O)、読込み中かどうか判断し(♯111)、読込み中
であれば、原稿読取り終了であることを示すので、ジョ
ブ登録の終了を前述の管理テーブルにセットし(♯11
3)、読込み中のフラグを解除する(♯115)。
【0056】図11はプリント処理(♯56)のフロー
チャートである。このルーチンでは、プリントに関する
ジョブの読出および優先ジョブの切換処理が行なわれ
る。図11に示されるフローチャートでは、大きくは、
ジョブ開始処理と、ジョブの全部数プリント終了におけ
る切換処理と、ジョブのN部目のプリント終了または手
差し給紙口を用いたプリント終了における切換処理とが
行なわれる。以下、それぞれの処理に分けて図11のフ
ローチャートでの処理を説明する。
【0057】[ジョブ開始処理]まず、プリント中かど
うか判断し(♯201)、プリント中でなければ、未処
理のプリントすべきジョブが存在するかどうか判断し
(♯241)、未処理のジョブが存在すれば、プリント
中のフラグをセットし(♯243)、現在プリント中の
ジョブIDを示すカレントジョブに未処理のジョブのI
Dを設定する(♯245)。
【0058】さらに、プリントシーケンス制御を行なう
(♯225)。以上の処理により新たなジョブのプリン
トが開始される。プリントシーケンス制御ではCPU1
06と、CPU104との間で前述のコマンドおよびレ
ポートのやり取りを行なうことにより、カレントジョブ
IDに対応する画像データをページ単位で前述の管理テ
ーブルおよび符号メモリから順次読出し、伸張処理を行
ない印字処理が行なわれる。
【0059】未処理ジョブがなければ(♯241でN
O)、プリント中を示すフラグを解除する(♯24
7)。
【0060】[ジョブの全部数のプリント終了における
切換処理]プリント中において(♯201でYES)、
カレントジョブが全部数プリントを終了すれば(♯20
3でYES)、待避ジョブが存在するかどうかをチェッ
クし(♯231)、存在しなければ前述のジョブ開始処
理と同様の処理(♯241からの処理)を行なう。
【0061】ここに、待避ジョブとは、優先すべきジョ
ブ(手差し給紙口を使用するジョブまたは、1つのジョ
ブの中の手差し給紙口を用いる部分)を実行するため
に、その実行が一時中止されているジョブをいう。
【0062】待避ジョブが存在すれば(♯231でYE
S)、待避ジョブバッファからIDを読出してカレント
ジョブのIDにセットする(♯233)。さらに、待避
ジョブと未処理のジョブが両方存在しない場合には、全
ジョブのプリントを終了として、プリント中を示すフラ
グをリセットする(♯247)。
【0063】[ジョブのN部目のプリント終了またはマ
ルチ手差し部プリント終了における切換処理]プリント
中であり(♯201でYES)、かつカレントジョブが
全部数終了していない(♯203でNO)とき、カレン
トジョブのN部目の印刷が終了したか否か判定される
(♯205)。
【0064】たとえば、m枚の原稿をn部コピーすると
きには、m枚を1部としたコピーがn回繰返されるわけ
であるが、このm枚のコピーが終了するごとのタイミン
グがステップ♯205で判断されるのである。コピー設
定枚数をn部とすると、ステップ♯205では、1から
(n−1)部までのそれぞれの部における複写の終了が
判定される。
【0065】N部目の終了が判定されたら(♯205で
YES)、カレントジョブに含まれる手差し給紙口を使
用する部分の処理が終了しているか否か判定される(♯
207)。
【0066】もしも、カレントジョブのすべてが、手差
し給紙口を使用するものであるときには、ステップ♯2
07でYESと判定されることは、カレントジョブのす
べての処理の終了であることを意味する。また、カレン
トジョブに手差し給紙口を用いる処理が含まれていない
場合には、常に♯207ではYESと判定される。カレ
ントジョブの一部が、手差し給紙口を使用するジョブと
は、たとえば後述するOHP合紙マルチモードにおいて
設定されたジョブである。
【0067】ステップ♯207でYESであれば、ジョ
ブの優先順位の切換制御が以下のように行なわれる。
【0068】上記条件(♯201〜♯207)が成立す
れば、カレントジョブの手差し給紙口を使用する部分は
プリントを終了し、かつN部目のプリントが終了したこ
とになる。このときに、本実施の形態における複写機の
特徴であるジョブの優先順位の切換が行なわれる。
【0069】まず、未処理のジョブが存在するか否かが
判定される(♯209)。存在する場合には、未処理の
ジョブの中に、手差し給紙口を使用するジョブであっ
て、かつ手差し給紙口を使用する処理が未だ終了してい
ないジョブが存在するか否か判定される(♯211)。
【0070】もしも、そのようなジョブが未処理ジョブ
の中にあれば、ジョブの優先順位を変更するために以下
の処理が行なわれる。
【0071】まず、待避ジョブバッファにカレントジョ
ブのIDを登録する(♯221)。この待避ジョブバッ
ファは、プリントを後回しにされたジョブのIDを記憶
するためのものである。このバッファはFIFOにより
構成される。さらに、カレントジョブIDに選択された
優先処理ジョブのIDがセットされる(♯223)。
【0072】前述のカレントジョブの全部数プリント終
了(♯203でYES)によるジョブ切換処理(♯23
3)において、この待避ジョブバッファの内容が読出さ
れ、待避されたジョブの(N+1)部目からのプリント
が再開されることになる。
【0073】このようにして、ジョブの中の手差し給紙
口を使用する部分のみが、優先してプリントされること
となる(♯225)。
【0074】なお本実施の形態における複写機において
は複写モードとして、オペレータは通常のコピーモード
以外にOHP合紙モードと、OHP合紙マルチモードと
を任意に選択することができる。そのそれぞれのモード
において行なわれる処理を以下に説明する。
【0075】[OHP合紙モード]OHP合紙モードの
設定は、操作パネルOPのタッチパネルにより行なわれ
る。OHP合紙モードにおいて、ユーザは手差し給紙口
80cに、OHP用紙をセットし、操作パネルのタッチ
パネルを介して、OHP合紙モードを設定し、ジョブの
登録を行なう。OHP合紙モードが設定されたジョブ
は、手差し給紙口を用いるものであるので、優先的に処
理されることとなる。
【0076】OHP合紙モードでは、OHP用紙とOH
P用紙との間に合紙(普通のコピー用紙)を挿入するた
め、排出トレイには、コピー済みのOHP用紙と、何も
印刷されていないコピー用紙とが交互に排出されること
になる。
【0077】なお、このとき合紙にはOHP用紙にプリ
ントされる画像と同じ画像をプリントするようにしても
よい。
【0078】[OHP合紙マルチモード]図12(A)
に示すように、3枚の原稿10a,10b,10cが複
写機にセットされ、N部のOHP合紙マルチモードによ
るコピーをオペレータが指示したときには、図12
(B)に示すように、合紙Pを挟んだ1部のOHP用紙
へのコピーと、(N−1)部の普通のコピー用紙へのコ
ピーが実行される。
【0079】なお、このとき合紙にはOHP用紙にプリ
ントされる画像と同じ画像をプリントするようにしても
よい。
【0080】これにより学会発表などにおいて、(N−
1)人の聴講者に、資料としてのコピーを配布し、講演
者が合紙に挟まれたOHP用紙および画像がプリントさ
れた合紙を用いて発表を行なうことができる。
【0081】このようなコピーにおいて、本実施の形態
における複写機では、OHP用紙の1部のコピーのみが
優先して処理され、(N−1)部の通常のコピーは、後
にコピーされる(図11の♯207)。
【0082】このような設定はオペレータが操作パネル
に対して以下のような入力を行なうことにより設定され
る。
【0083】LCD内のタッチパネルにより、まずOH
P合紙モードを入力し、さらにコピー枚数をテンキー3
02により入力する。このとき、コピー枚数として2以
上の数を入力すると、OHP合紙マルチモードが設定さ
れる。
【0084】なお上記実施の形態において、優先すべき
複写動作の切換を、コピーのN部目のプリント終了時の
タイミングで行なうこととしたが、このタイミングは1
つのジョブの終了時のタイミングであっても、1枚ずつ
の用紙のプリントが終了したタイミングであっても本発
明を実施することができる。
【0085】また、優先的に処理する給紙口を手差し給
紙口であるとしたが、たとえばユニバーサルトレイを用
いた給紙口が用いられるジョブを優先するなどしてもよ
い。
【0086】さらに、1つのジョブの中に特定の給紙口
を用いる複写動作が含まれている場合に、その含まれて
いる複写動作のみを優先して処理させることとしたが、
1つのジョブの中に特定給紙口を用いる複写動作が含ま
れている場合には、そのジョブ全体を優先して処理する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける複写機の全
体構成を示す正面断面図である。
【図2】図1の複写機の操作パネルの平面図である。
【図3】図1の複写機の有する制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図3のブロック図に続くブロック図である。
【図5】メモリユニット部30の構成を示すブロック図
である。
【図6】1つのジョブと符号メモリとの関係を示す管理
テーブルを説明するための図である。
【図7】原稿読取り動作の概略シーケンスを示す図であ
る。
【図8】プリント動作の概略シーケンスを示す図であ
る。
【図9】CPU105のメインフローチャートである。
【図10】図9の読込み処理(♯55)のフローチャー
トである。
【図11】図9のプリント処理(♯56)のフローチャ
ートである。
【図12】OHP合紙マルチモードのコピーを説明する
ための図である。
【符号の説明】
30 メモリユニット部 101〜108 CPU 303 符号メモリ T−1 ジョブ単位情報 T−2 ページ管理情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写動作の予約を行なう予約手段と、 前記予約された複写動作のうち、特定の給紙口を使用す
    る複写動作を優先して処理する処理手段とを備えた、複
    写装置。
  2. 【請求項2】 前記予約手段にOHP合紙マルチモード
    の複写動作の予約を入力する入力手段をさらに備え、 前記OHP合紙マルチモードの複写動作は、前記特定の
    第1給紙口および前記第1給紙口とは異なる第2給紙口
    を交互に使用する第1の複写動作、ならびに前記第2給
    紙口を使用する第2の複写動作を含み、 前記処理手段は、前記第1の複写動作を優先して処理す
    る、請求項1に記載の複写装置。
JP8293839A 1996-11-06 1996-11-06 複写装置 Withdrawn JPH10143015A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6393231B2 (en) * 1999-12-09 2002-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Image formation apparatus capable of displaying plural setting screens corresponding to plural kinds of recording media
JP2007076250A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
JP2015079203A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 シャープ株式会社 画像形成装置、消耗品容器交換準備の通知表示方法及びプログラム

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