JPH1165371A - 排紙切換装置を有する画像形成装置 - Google Patents

排紙切換装置を有する画像形成装置

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JPH1165371A
JPH1165371A JP9223966A JP22396697A JPH1165371A JP H1165371 A JPH1165371 A JP H1165371A JP 9223966 A JP9223966 A JP 9223966A JP 22396697 A JP22396697 A JP 22396697A JP H1165371 A JPH1165371 A JP H1165371A
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JP9223966A
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Inventor
Takeshi Morikawa
武 森川
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Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置本体の画像の取込み状態に応じ
てプリントに係る全体の生産性を高め得る排紙切換装置
を有する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像読み取り手段IRと、画像記憶手段
30と、後処理ユニット600を有するディジタル複写
機1に関して、原稿取込み状態に応じてフェイスアップ
排出とフェイスダウン排出の切り換えを自動的に実行で
きる制御手段105を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に係
り、特に排紙切換装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、形成すべき画像を取込んで記憶す
るメモリを備えたディジタル複写機と呼ばれる画像形成
装置がある。ディジタル複写機は、複写機のみならずプ
リンターとしても使用することが可能な構成で、供給さ
れた原稿の画像(以下、原稿画像ともいう)を頁ごとに
順番に取込んでメモリに記憶すると共に、外部のパソコ
ンからコントローラを介して順次送られる原稿画像も同
様に記憶しておいて、必要に応じてメモリから読み出
し、用紙に印字(プリント)するものである。
【0003】複写機として使用されるディジタル複写機
の多くが、排紙切換装置である後処理装置を備えてい
る。後処理装置には、画像を形成する画像形成装置本体
から印字が終了した用紙(プリント原稿)が内部に排出
される。後処理装置は、排出されたプリント原稿を後処
理装置の排出トレイまで搬送して排出し、また必要に応
じてプリント原稿の裏表を搬送路で切り換えて、排出ト
レイに裏表いずれの向きにも排出することが可能であ
る。
【0004】このプリント原稿の裏表の切換は、例えば
特開平5−208770に示されている。
【0005】以下に、プリント原稿の裏表の切換を、用
紙の一方の面にのみ印字を行う片面モードと用紙の両面
に印字を行う両面モードとについてそれぞれ説明する。
【0006】1.片面モード 画像形成装置では、原稿画像が形成されている原稿(以
下、画像原稿ともいう)を、先頭頁から順に最終頁ま
で、または最終頁から順に先頭頁までの順番でプリント
するようになっている。
【0007】画像原稿のプリントの順番の切換に応じ
て、プリント原稿の排出も印字面を下向きにして排出す
るフェイスダウン排出と、印字面を上向きにして排出す
るフェイスアップ排出とのいずれかに切換えられる。
【0008】このような処理は、ユーザーが原稿を揃え
直す必要を無くして画像形成装置の使い勝手を高めるた
めのものである。
【0009】すなわち、画像原稿を先頭頁からプリント
する場合にはプリント原稿をフェイスダウン排出し、プ
リントの順番にしたがって重ねていけば先頭頁から最終
頁までが順番に並び、すべてのプリント原稿が排出され
た後にこれをまとめて表裏反転させると、先頭頁から最
終頁までが全て順番に印字面を上にして重ねられたプリ
ント原稿が完成する。
【0010】また、画像原稿を最終頁からプリントする
場合にはプリント原稿をフェイスアップ排出し、プリン
トの順番にしたがって重ねていけば、先頭頁から最終頁
までが全て順番に印字面を上にして重ねられたプリント
原稿が自動的に完成する。
【0011】2.両面モード 以下に、両面モードに固有のプリント原稿の排出時の表
裏切換を説明する。
【0012】両面モードのプリントを行う場合には、ま
ず画像形成装置本体がプリントすべき画像原稿の2頁目
を用紙の一方の面にプリントした後、用紙を後処理装置
で反転して他方の面に画像原稿の第1頁目をプリントす
るようになっている。このとき原稿画像の第1頁目をプ
リントした面を下向きにして排出するため、後処理装置
では再びプリント原稿を反転して後処理装置の反転排出
トレイに排出(反転排出)する。
【0013】ただし、プリントされる用紙に後処理装置
内で反転させにくい用紙を用いることがある。このとき
にはプリントすべき画像原稿の1頁目を用紙の一方の面
にプリントした後、用紙を後処理装置で反転して他方の
面に画像原稿の第2頁目をプリントし、反転排出トレイ
とは異なるストレート排出トレイに反転させること無く
原稿画像の第2頁目をプリントした面を上向きにして排
出する(ストレート排出)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以下に、プリント原稿
の裏表の切換における課題を、片面モードと両面モード
とについてそれぞれ説明する。
【0015】1.片面モード 画像原稿を先頭頁からプリントする場合には、取込みが
なされた画像原稿からプリントを開始することによって
取込みとプリントとを並行に処理することが可能であ
る。よって先頭頁からプリントするモードは、画像原稿
の取込み開始から直ちにプリントを開始することができ
る上、プリントに係る全体の処理時間が短いという長所
を持っている。
【0016】しかし一方で、フェイスダウン排出は以下
のような短所を有している。
【0017】すなわち、フェイスダウン排出とフェイス
アップ排出との切り換えは、後処理装置内の搬送路で行
われる。後処理装置の多くが、その構成上、プリント原
稿をフェイスダウン排出する場合には画像形成装置本体
から排出されたプリント原稿を、搬送路内でさらに反転
搬送路を通して反転させた後にトレイに排出している。
このためにフェイスダウン排出を行うに当たっては、画
像形成装置本体から排出されたプリント原稿を後処理装
置のトレイに排出するまでに要する時間が、フェイスア
ップ排出に比べて長くなる。
【0018】また、フェイスダウン排出を行った場合に
は、画像形成装置を操作するオペレーターがプリント中
にプリント原稿のプリント面を見ることができない。こ
のために例えばプリントの状態に不具合が生じていても
これに気付くのが遅れるといったことも考えられる。
【0019】一方、画像原稿を最終頁からプリントする
場合には、画像原稿を最終頁まですべて取込んだ後でな
いとプリントが開始できない。よってプリント開始まで
に要する時間が、画像原稿を先頭頁から取込む場合より
も長くなる。
【0020】2.両面モード 両面モードでプリントを行い反転排出させる場合には、
少なくとも画像原稿の第2頁目の取込みが終了するまで
はプリントを開始することができない。よって、画像原
稿の取込み開始からプリントの開始までに要する時間
が、ストレート排出させる場合よりも長くなる。
【0021】しかしストレート排出は、反転させにくい
特殊な用紙にプリントを行うことを主な目的とするもの
で、反転排出トレイに比べてプリント原稿の積載容量が
小さく、また通常はプリント原稿の排出先として反転排
出トレイよりも優先準位が低く設定されている。
【0022】以上述べたように画像原稿の取込み順番お
よびそれに伴うプリント原稿排出の切り換えのいずれも
が、それぞれの長所、短所を有している。しかし、プリ
ント原稿排出の切り換えは、前記したようにパソコンな
どの上位機器からの指示を受けてなされるものであっ
て、この指示には取込みおよびプリントに係る全体の処
理時間は考慮されていなかった。
【0023】本発明は、このような点に鑑みて行われた
ものであって、画像形成装置本体の画像の取込み状態に
応じてプリントに係る全体の生産性を高め得る排紙切換
装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする
ものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の排紙切換
装置を有する画像形成装置は、原稿に形成された原稿画
像を用紙に印字し、印字がなされた第1面を上向きにし
て排出する第1の搬送路と、第1面を下向きにして排出
する第2の搬送路との切り換えが可能な画像形成装置で
あって、原稿画像を原稿の先頭頁から入力する画像入力
手段と、画像入力手段による原稿画像の入力状態を判断
する入力判断手段と、入力判断手段による判断の結果、
前記画像入力手段が原稿画像を入力中である場合には前
記第2の搬送路を選択し、また前記画像入力手段が原稿
画像の入力を終了している場合には前記第1の搬送路を
選択する搬送路切換制御手段とを有することを特徴とす
るものである。
【0025】このように構成することにより、画像入力
手段が原稿画像を入力中である場合には前記第2の搬送
路を選択して印字された用紙を印字面を下向きにして排
出することができる。
【0026】よって、画像原稿を先頭頁から印字し、こ
れを原稿の頁の順番通りに印字面を揃えて重ねて排出す
ることが可能となる。また画像原稿を先頭頁から順番に
印字することにより1枚目の画像原稿が取込まれると直
ちに印字を開始することができる。さらに、画像原稿を
取込みながら印字を行うことも可能になって、画像原稿
の印字にかかる全体的な処理時間を短縮することができ
る。
【0027】また、画像入力手段が原稿画像の入力を終
了した場合には、すでに取込まれている原稿画像の最終
頁から印字を行うことができるから、第1の搬送路を選
択して印字用紙を印字面を上向きにして排出することが
可能となる。
【0028】さらに印字面を上向きにして印字された用
紙を排出することにより、排紙切換装置から用紙が排出
されるまでにかかる時間が比較的短縮されることから、
画像原稿の印字にかかる全体的な処理時間を短縮するこ
とができる。
【0029】また、印字を行うオペレーターにとって
も、印字を行いながら印字面を見ることができるため画
像形成装置の使い勝手が向上する。
【0030】請求項2に記載された排紙切換装置を有す
る画像形成装置は、原稿に形成された原稿画像を用紙に
印字し、印字がなされた用紙の第1面を上向きにして排
出する第1の搬送路と、第1面を下向きにして排出する
第2の搬送路との切り換えが可能な画像形成装置であっ
て、原稿画像を原稿の先頭頁から入力する画像入力手段
と、画像入力手段による原稿画像の入力状態を判断する
入力判断手段と、用紙の第1面および第2面に対して原
稿画像の印字を行う両面モードを設定する両面モード設
定手段と、両面モード設定手段によって両面モードの設
定がなされ、かつ前記入力判断手段による判断の結果、
前記画像入力手段が原稿画像を入力中である場合には、
前記第1の搬送路を選択し、また前記画像入力手段が原
稿画像の入力を終了している場合には、前記第2の搬送
路を選択する搬送路切換制御手段とを有することを特徴
とするものである。
【0031】このように構成することによって、画像入
力手段が原稿画像を入力中である場合には入力した先頭
頁の原稿画像を第2面に印字し、このあと第1面に次頁
を印字してストレート排出することにより、印字された
用紙を原稿の頁の順番通りに印字面を揃えて重ねて排出
することが可能となる。また画像原稿を先頭頁から順番
に印字することにより1枚目の画像原稿が取込まれると
直ちに印字を開始することができる。
【0032】また、画像入力手段が原稿画像の入力を終
了している場合には、前記第2の搬送路を選択し、第1
面を上向きに排出することができる。
【0033】よって、すでに取込まれている原稿画像の
次頁から印字を行うことができるから、印字にかかる時
間は長くならず、また、第2の搬送路を選択することに
より原稿画像を次頁から印字しても印字がなされた用紙
を反転排出することができる。このために印字された用
紙を原稿の頁の順番通りに印字面を揃えて重ねて排出す
ることが可能となる。
【0034】さらに反転排出された用紙は、積載容量の
比較的大きい反転排出トレイに排出されるから、印字さ
れた用紙の数が多い場合にもトレイの積載容量がオーバ
ーすることを防止することができる。
【0035】請求項3記載の排紙切換装置を有する画像
形成装置は、搬送路切換制御手段は、画像形成装置がウ
ォーミングアップ中であるか否かを判断するウォーミン
グアップ判別手段をさらに有し、ウォーミングアップ中
には搬送路の切換を禁止することを特徴とするものであ
る。
【0036】画像形成装置は、通常ウォーミングアップ
中プリントを行うことが不可能である。よってウォーミ
ングアップ中に搬送路の切り換えを行うと、読み取りが
終了時に再び切り換え前の搬送路に切り換えることにな
る。よって、本実施の形態のように構成することにより
ウォーミングアップ終了後にのみ搬送路を切り換えて必
要回数以上の搬送路の切り換えを避けることができる。
よって、不要な搬送路の切り換えを禁止し、部品寿命を
延ばすことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。
【0038】本実施の形態の画像形成装置は、コピー装
置とプリンタとの複合機として使用するディジタル複写
機1で、排紙切換装置として機能する後処理装置を有し
ている。
【0039】また、以下の説明ではディジタル複写機1
のコピー動作を説明する便宜上、プリント原稿を、特に
コピー原稿とも記すものとする。
【0040】図1は、ディジタル複写機1の全体構成を
示す断面図である。
【0041】ディジタル複写機1は、主にイメージリー
ダーIRとページプリンタPRTと後処理装置600と
から構成されている。
【0042】イメージリーダーIRは、原稿ガラス18
上に載置された原稿を、画素に分解し、画像データとし
て読み取る走査系10、走査系10が出力する光電変換
信号の量子化と種々の画像形成のモードに応じて信号処
理する画像処理部20、および画像原稿に形成された画
像に対応した画像データを記憶するメモリユニット部3
0を有する本体100と、本体100の上部に設けら
れ、後端部を支点にして開閉可能な原稿カバーと兼用さ
れるADFR500とよりなっている。
【0043】走査系10は、ライン走査方式の画像読取
機構であって、原稿照射用ランプ11とミラー12とを
有したスキャナ19、スキャナ19を駆動するスキャン
モータM2、固定ミラー13a、13b、集光レンズ1
4、CCDアレイからなるイメージセンサ16とを有し
ている。
【0044】なお画像信号処理部20およびメモリユニ
ット部30は、本実施の形態の要部にかかる構成である
ので後述する。
【0045】ADFR500は、原稿スタッカ510上
にセットされた画像原稿を、給紙ローラ501、捌きロ
ーラ502、捌きパッド503、中間ローラ504、レ
ジストローラ505および搬送ベルト506によって原
稿台ガラス18上に搬送し、読み取り後の原稿を排紙ロ
ーラ509によって原稿排出トレイ511上に排出す
る。またADFR500には、原稿スケール512、原
稿の有無を検出する原稿センサSE50、原稿サイズセ
ンサE51および排出センサSE52が設けられてい
る。
【0046】ページプリンタPRTは、露光制御信号を
出力する印字処理部40、半導体レーザ62を光源とす
るプリントヘッド60、感光体ドラム71とその周辺装
置からなる現像・転写系70A、定着ローラ対84およ
び排出ローラ85などを有した定着・排出系70、およ
び後処理装置600を含む循環式の用紙搬送系70cを
有しており、イメージリーダIRから転送された画像デ
ータに基づいて電子写真プロセスによって画像をプリン
トする。
【0047】ページプリンタPRTの下部には、数百枚
程度の用紙を収納できる2つの用紙カセット80a、8
0b、用紙サイズ検出センサSE11、SE12および
給紙用ローラ群R1、R2が設けられている。
【0048】なお後処理装置600は、図中の正逆転ロ
ーラ603と、切換爪604と、用紙をローラ対86a
に導く搬送ガイドでなる再給紙ユニットと一体となって
おり、両面コピーの自動化と、後述するコピー原稿のス
トレート排出、または反転排出とを選択的に切り換える
構成である。後処理装置600には、画像のプリントが
完了したコピー原稿を搬送する搬送ローラ602、切換
爪601、604と、搬送されるコピー原稿の表裏を必
要に応じて反転させる正反転ローラ603と、コピー原
稿の位置を検出する用紙センサSE61と、コピー原稿
がフェイスアップ排出されるストレート排出トレイ62
1、コピー原稿がフェイスダウン排出される反転排出ト
レイ631とを有している。この反転排出トレイ631
は、より多くのコピー原稿を積載することが可能なよう
に、積載枚数に応じて随時下降し、コピー原稿が取り除
かれると元の位置に上昇するように構成されている。
【0049】次に、以上説明したディジタル複写機で行
われるプリント動作を説明する。
【0050】例えば複数の画像原稿を1セットとするプ
リントを行う場合、オペレータは、画像原稿を画像の形
成がなされている面を上に向けて原稿スタッカ510上
に重ねてセットする。本実施の形態のディジタル複写機
1では、画像原稿を先頭頁のものから順に取込むよう構
成されているので、原稿スタッカ510上の各画像原稿
は、最上部にあるものから給紙ローラ501によって1
枚ずつ引き出される。給紙ローラ501は、図示しない
ソレノイドにより原稿に対して圧接離間され原稿の挿入
を検出して圧接され、原稿がなくなると上方に離間され
る。
【0051】給紙ローラ501によって引き出された画
像原稿は、画像が形成されている面を下側にして原稿台
ガラス18上の読み取り位置に正確にセットされる。そ
して画像の読み取りが終了した後に、画像原稿は図中矢
線Aの方向に搬送されて、さらに反転ローラ507で表
裏が反転され、画像が形成されている面を下にして排出
される。
【0052】また、画像原稿が、両面に画像が形成され
ている両面原稿である場合、画像原稿は、前記した処理
によって片面の画像が読み取られた後に反転ローラ50
7によって画像原稿を表裏反転されて再び原稿台ガラス
18上の読み取り位置に戻され、他方の面に形成された
画像を読み取られた後に再び矢線Aの方向に搬出され
る。
【0053】以上の処理によって読み取られた画像は、
後述する画像信号処理部20およびメモリユニット部3
0を経てページプリンタPRTに出力され、用紙上にプ
リントされる。すなわち、ページプリンタPRTでは、
先ず半導体レーザ62から射出されたレーザービームが
ポリゴンミラー65で主走査方向に偏向され、主レンズ
69および各種ミラー67a、68、67cを経て感光
体ドラム71の露光位置に導かれる。
【0054】感光体ドラム71の表面は、帯電チャージ
72によって一様に帯電している。露光により形成され
た潜像は、現像器73を経てトナー像となり、そのトナ
ー像は転写位置(複写位置)で転写チャージ75により
用紙に転写されることによって感光体ドラム71から分
離される。この用紙は、さらに搬送ベルト83によって
定着ローラ対84へ送られ、画像の定着が成された後に
コピー原稿としてページプリンタPRTから後処理装置
600にフェイスアップ排出される。
【0055】ページプリンタPRTから排出されたコピ
ー原稿は、後処理装置600で必要に応じてストレート
排出または反転排出される。
【0056】以下に、片面コピーおよび両面コピーにお
けるストレート排出と反転排出の動作を説明する。
【0057】なお、ストレート排出とは、ページプリン
タPRTからフェイスアップ排出されたコピー原稿を、
そのままの向きでストレート排出トレイ621に排出す
ることを言い、また反転排出とは、ページプリンタPR
Tからフェイスアップ排出されたコピー原稿を、後処理
装置600の内部で反転させて反転排出トレイ631に
排出すること言うものとする。したがって、ストレート
排出されたコピー原稿は全てフェイスアップ排出され、
反転排出されたコピー原稿は全てフェイスダウン排出さ
れる。
【0058】1.片面コピー/ストレート排出 ページプリンタPRTの排出ローラ85より画像がプリ
ントされた面を上にして排出されたコピー原稿は、その
ままの状態で切換爪601により水平状態を保ち、スト
レート排出トレイ621に排出される。
【0059】2.片面コピー/反転排出 排出ローラ85によりページプリンタPRTから非出さ
れたコピー原稿は、切換爪604が垂直状態を保ってい
るため、反転ローラ603に達する。このとき切換爪6
01の左端部が上方に移動するためにコピー原稿は、搬
送ローラ602に導かれる。コピー原稿の後端が、用紙
センサSE61に達すると正反転ローラ603が反転す
る。正反転ローラ603の反転によってコピー原稿は反
転し、再び切換爪604に達する。このとき、切換爪6
04の下端部は、予め左に移動しており、コピー原稿
は、反転排出トレイ631へ排出される。
【0060】3.両面コピー/ストレート排出 片面にのみ画像がプリントされた用紙は、排出ローラ8
5によってページプリンタPRTから排出される。この
とき切換爪601の左端部が上方に移動して、用紙を搬
送ローラ602へ導く。
【0061】搬送ローラ602を通った用紙は、垂直状
態を保っている切換爪604によって正反転ローラ60
3に達する。正反転ローラ603の位置で用紙センサS
E11が用紙の後端を検出すると、正反転ローラ603
が反転を開始し、用紙は反転して再び切換爪604に達
する。
【0062】このとき切換爪604の下端部は、予め右
に移動しており、コピー原稿はページプリンタPRTに
戻される。ページプリンタPRTに戻った用紙は、ペー
ジプリンタPRTの内部で水平搬送ローラ86a、86
b、86cを通り、タイミングローラ82へ送られて待
機する。ここで、複数枚の用紙が連続して給紙された場
合には、用紙が互いに重なることがないように所定の間
隔をおいて順次後処理装置600に送り込まれる。
【0063】なお、用紙の搬送経路が一定であることか
ら、後処理装置600および水平搬送ローラ86a、8
6b、86cによる一サイクル中に存在し得る用紙の枚
数(最多循環枚数)Nは、用紙のサイズに依存すること
になる。
【0064】さらにタイミングローラ82へ送られた用
紙は、まだ画像のプリントがなされていない他方の面に
画像がプリントされ、プリントが完了したコピー原稿と
して、排出ローラ85より後処理装置600へ排出され
る。後処理装置600では、両面にプリントが成された
コピー原稿を、先に述べた片面コピーのストレート排出
と同様の手順でストレート排出トレイ621に排出す
る。
【0065】4.両面コピー/反転排出 用紙の両面に画像をプリントする処理は、先に述べた3
のストレート排出の両面コピーで行う処理と同様で、両
面コピーがなされたコピー原稿の完成後の処理は、2の
片面コピーの反転排出と同様である。
【0066】次に、本実施の形態のディジタル複写機1
の制御について説明する。
【0067】図2および図3は、ディジタル複写機1の
制御部100の構成を示すブロック図である。
【0068】制御部100は、8個のCPU101ない
し108を中心に構成されている。これら各CPU10
1ないしCPU108は、それぞれプログラムを格納し
たROM121ないし128が設けられている。なお、
CPU106は、メモリユニット部30内に設けられて
いる。メモリユニット部30には外部インターフェイス
(I/F)が接続していて、パソコンなどの外部装置か
らもジョブ(複数枚原稿のプリント要求)を入力するこ
とができる。
【0069】パソコンから送られてくるプリントデータ
は、コントローラでビットマップデータに変換され、入
力ページメモリ301に展開される。展開されたプリン
トデータは、圧縮機302で符号化され付号メモリ30
3に記憶される。記憶されたデータはプリントの順番に
したがって順次読み出され、伸長器304で復合化さ
れ、出力ページメモリ305に展開され、印字処理部4
0に送られる。
【0070】CPU101は、操作パネルOPの各種操
作キーからの信号入力や表示の制御を行っている。また
CPU102は、画像信号処理部20の各部の制御を、
CPU103は走査系10の駆動制御を、CPU104
は、印字処理部40を含むページプリンタPRTの制御
をそれぞれ行っている。
【0071】さらにCPU105は、制御部100の全
体的なタイミング調整および動作モードの設定のための
処理を行い、そしてCPU108は、後処理装置600
の制御を行うものである。
【0072】図4は、メモリユニット部30の構成を示
すブロック図である。
【0073】取込み時は、イメージリーダIRで読み込
まれた画像データD2が、まず入力ページメモリ301
に転送される。また入力ページメモリ301に転送され
た画像は、圧縮器302によってページ単位で圧縮さ
れ、符号メモリ303へ転送される。
【0074】プリント時には、符号メモリ303内の圧
縮された画像が、伸張器304で伸張される。また、画
像を回転させることが必要な場合には、回転器304に
よって画像をページ単位で回転させ、伸張と回転とを同
時に行うよう処理する。伸張された画像データは、出力
ページメモリ305に転送される。
【0075】画像の読み出し時には、出力ページメモリ
305から印字処理部へ画像データが転送される。図中
の矢線によって示されるデータの転送は、プリント動作
の速度向上のため、互いに独立してかつ並行に行われて
おり、各データは、図示しないDMAコントローラによ
ってDMA転送されるようになっている。
【0076】メモリユニット部30は、ROM116に
格納されているプログラムにしたがってCPU106で
制御されている。また、このプログラムを動作させるた
めに必要なパラメータなどは、システムRAM126に
格納されている。
【0077】原稿画像の一時的な記憶に際して、符号メ
モリ303は、RAM126内に設けられた管理テーブ
ルによって管理される。
【0078】図5は、この管理テーブルの概略構成を説
明する図である。
【0079】原稿を読みとって圧縮する際には、原稿画
像の画像に関する情報をジョブ単位で管理する必要があ
るため、ジョブ内で複数頁が分割されて記憶される。こ
のためテーブルは、ジョブ単位の情報を記憶するテーブ
ル(ジョブ単位情報T−1)と、分割された頁単位の情
報を記憶するテーブル(ページ単位情報T−2)とを持
っている。なおこのジョブは、ディジタル複写機1のイ
メージリーダIRで読み取られて入力されるものとコン
ピュータなどの外部装置から入力されるものとがある。
外部から送られたジョブのプリントデータは、読み取っ
た画像のデータと同様に1つのジョブとして、この管理
テーブルにより管理される。
【0080】ジョブ単位情報T−1は、ジョブID、ジ
ョブの登録状態、ページ単位情報のアドレスに係る情
報、指定枚数や部数、節約コピーの種類などを示すコピ
ーモードなどを記憶しており、またページ単位情報T−
2は、圧縮画像データのアドレスに係る情報を記憶して
いる。
【0081】CPU106は、CPU105の指示によ
り入力ページメモリ301から画像データを読み出して
圧縮する。このとき管理テーブルの情報を作成しなが
ら、圧縮器302を制御して符号メモリ303に圧縮画
像データを格納していく。また、画像データを出力する
際、データの格納とは反対に符号メモリ303から圧縮
画像データを読み出していく。管理テーブル内の情報
は、該当するページの情報が正常に読み出され、オペレ
ーターの指定した枚数あるいは部数Mのプリントが完了
した時点で消去される。
【0082】次に、原稿取込みおよびプリントに関する
ディジタル複写機1の動作シーケンスについて、CPU
101ないしCPU106の間で行われる、要求コマン
ド(Q)、レポート(A)、またはデータの流れについ
て説明する。
【0083】図6は、原稿取込み動作の概略のシーケン
スを説明する図である。この原稿取込み動作では、画像
信号処理部20からメモリユニット部30へ画像データ
を転送するものである。
【0084】先ず、全体のシーケンスを管理しているC
PU105が、CPU106に対してメモリ準備要求を
出す。これを受けて、画像信号処理部20から画像デー
タD2をメモリユニット部30へ転送させるためのバス
接続状態の設定を行う。この設定が終わって準備が完了
するとCPU106は、CPU105に対してメモリ準
備の完了を通知する。CPU105がCPU106、C
PU102に対して読み取りを要求すると、CPU10
2が、CPU103に対してスキャンを要求する。
【0085】CPU103によってスキャンが開始さ
れ、スキャナ19が画像領域に達すると、CPU102
によって設定された画像処理モードに応じて読み取りデ
ータ(画像データD2)が、画像信号処理部20からメ
モリユニット部30に転送される。
【0086】スキャンが終了し、CPU102、CPU
106から読み取りの完了が通知されると、CPU10
5は、CPU106に対してデータの圧縮を要求する。
これを受けて、CPU106は各部の起動を行う。この
動作によって画像データの圧縮処理が行われ、符号デー
タが符号メモリ303に格納される。
【0087】圧縮処理が完了すると、CPU106は、
CPU105に圧縮の完了を通知する。
【0088】図7は、プリント動作の概略のシーケンス
を説明する図である。
【0089】プリント動作では、符号メモリ303から
画像データを読み出し、読み出した画像データに基づい
て用紙に画像のプリントを行っている。
【0090】CPU105は、CPU106に対してデ
ータの伸張を要求する。CPU106は各部の起動を行
い、この動作によって画像データが出力ページメモリ3
05に書き込まれる。
【0091】伸張処理が終了すると、CPU105はC
PU106に対して出力ページメモリ305から画像デ
ータを読み出すためのメモリ準備要求を要求する。これ
を受けて、CPU106は内部ハードウェアに対して出
力ページメモリ305から印字処理部40へ画像データ
D3を出力するためのバス接続状態の設定、回転処理の
ための設定などの処理を行う。
【0092】これらの設定が終わって準備が完了し、そ
の通知を受けるとCPU105は、CPU106、CP
U104に対してプリント要求を出す。プリント要求に
よってCPU104からCPU105に用紙の搬送状態
を知らせる給紙レポートが送られて、その後入力ページ
メモリ305から読み出された画像データD3が印字処
理部40に出力され、プリントが行われる。
【0093】プリントが終了すると、CPU106、C
PU104がCPU105に対してプリント完了レポー
トおよびイジェクト完了レポートを送る。これらのレポ
ートを受けとったCPU105は、必要に応じてCPU
106に対し、メモリクリア要求を出す。
【0094】以下、フローチャートに基づいて本発明の
ディジタル複写機1の動作を、本発明の特徴となる制御
を中心にして説明する。
【0095】図8は、ディジタル複写機1の制御を統括
するCPU105のフローチャートである。
【0096】CPU105は、初期設定(S51)を行
った後、内部タイマのセット(S52)、他のCPUか
ら入力したデータをチェックする入力データ解析処理
(S53)、操作内容に応じて動作モードを定めるモー
ド設定処理(S54)、取込み処理(S55)、プリン
ト処理(S56)、コマンドを通信ポートに待機させる
出力データセット(S57)、その他の処理(S5
8)、および内部タイマの待ち合わせ(S59)を繰り
返し実行する。
【0097】図9は、画像原稿を取込む処理を説明する
取込み処理サブルーチンのフローチャートである。
【0098】このサブルーチンでは、画像原稿の取込み
に関するジョブの登録処理を行う。
【0099】先ず、画像原稿が存在するか否かチェック
し(S101)、原稿が存在していれば現在の取込みの
状態を判断し(S103)、この結果取込み中でなかっ
たならば、CPU101の操作パネルから取込みスター
トの要求を受信しているかどうか判断し(S105)、
取込みスタート要求があれば、取込みジョブIDを更新
し(S107)て取込み中をセットし(S108)、取
込みシーケンス制御を行う(S109)。
【0100】取込みシーケンス制御はCPU106、C
PU102、CPU103と前述のコマンドおよびレポ
ートの授受を行うことにより、複数の画像原稿を頁単位
で圧縮し、前述の管理テーブルおよび符号メモリにデー
タを順次登録していく。また画像原稿が存在しない場合
には(S101でNO)、取込み中であるか否か判断
し、取込み中であれば画像原稿の最終ページが取込まれ
ていることになることから、ジョブの登録終了を前述し
た管理テーブルにセットして(S113)、取込み中を
解除する(S115)。
【0101】次に、図10ないし図12に記したフロー
チャートを用いてプリント処理のサブルーチンおよび排
出の切り換え処理を説明する。なお図10は、プリント
処理のうち用紙の片面にのみ印字を行う片面モードのプ
リント処理を説明するフローチャートで、プリントに関
するジョブの読み出しと本発明の要部であるフェイスア
ップ排出、フェイスダウン排出の切り換え処理を説明す
るものである。
【0102】また図11および図12は、用紙の両面に
印字を行う両面モードのプリント処理を説明するフロー
チャートで、このうち図12は、本発明の要部である反
転排出、ストレート排出の切り換え処理を説明するもの
である。
【0103】図10のフローチャートは、プリントジョ
ブの更新チェックの処理、フェイスアップ排出、フェイ
スダウン排出の切換の処理、およびプリント処理とに分
けられる。
【0104】<プリントジョブの更新チェック>先ず、
ディジタル複写機1が、現在プリントを行っているか否
かを判断し(S201)、プリントを行っている途中で
あったならば現在処理しているカレントプリントジョブ
が全枚数プリント終了しているかの判断を行う(S20
3)。この判断の結果、全枚数のプリントが終了してい
れば、プリントすべき未処理のジョブが存在しているか
判断する(S205)。未処理のジョブが存在している
場合にはカレントプリントジョブを更新する(S20
7)。また未処理のジョブが存在していない場合にはプ
リント中のステータスを解除する(S208)。
【0105】なお、このカレントプリントジョブとは現
在処理中、つまりプリント中のジョブを指し、未処理ジ
ョブとは未だプリントされていない待機中のジョブまた
は現在原稿画像の取込み中または外部から取込み中のジ
ョブを指して言うものである。
【0106】<フェイスアップ排出/フェイスダウン排
出の切換処理>プリントすべきジョブが存在している場
合、先ずウォーミングアップが終了しているか否か、す
なわちこのジョブが予約コピーであるか否かを判断する
(S209)。ウォーミングアップが完了していなけれ
ばプリントを行うことは不可能であるから、フェイスア
ップ排出、フェイスダウン排出のいずれのモードを選択
するかの決定をウォーミングアップの終了まで待つ。
【0107】ウォーミングアップが終了し、プリント可
能な状態である場合には、プリントジョブの登録が終了
しているか否か判断する(S211)。
【0108】プリントジョブの登録では、セットされた
1ジョブ分の画像原稿の取込みが行われる。よって、ス
テップ211の判断の結果、登録が終了していない場合
には画像原稿の取込みが完了していない、すなわち原稿
画像を入力中であることになる。この場合には、プリン
ト開始までの時間を短縮するために取込みが終了した先
頭頁からプリントを行い、排出する(ファーストページ
出力)。
【0109】ファーストページ出力によってコピー原稿
を排出する場合には、排出されたコピー原稿を、順番通
りに重ねるためにフェイスダウン排出が設定され(S2
13)る。また、原稿画像の入力が終了している場合に
は、原稿画像を先頭頁、最終頁のいずれからプリンとし
ても、処理にかかる時間に差異は無い。よって、画像原
稿の最終頁からプリントを行い、排出(ラストページ出
力)し、オペレーターがプリントの状態を見ながら操作
することが可能で、しかもコピー原稿の排出にかかる時
間が短いフェイスアップ排出によってコピー原稿を排出
する(S215)。
【0110】<プリント処理>さらにプリント中のステ
ータスをセットし(S217)、上記設定された排出モ
ードに基づいて図7で説明した動作によってCPU10
6、CPU104と前述のコマンドおよびレポートを授
受することにより、プリントシーケンスの制御を行う
(S219)。すなわちこの制御では、カレントプリン
トジョブに対応する画像データを、頁単位で図5で示し
た管理テーブルおよび付号メモリ303から読み出す。
このときの読み出しは、ファーストページ出力を行う場
合には先頭頁から、ラストページ出力を行う場合には最
終頁から行われ、読み出された画像データは伸張処理を
施され、印字処理に使用される。
【0111】以上が、プリント処理のうち、用紙の片面
にのみ印字を行う片面モードのプリント処理を説明する
フローチャートである。
【0112】次に、図11で両面モードのプリント処理
を説明する。図11のフローチャートは、プリントに関
するジョブの読み出しとプリントシーケンス制御を行う
もので、プリントジョブの更新チェックとプリントの処
理とに大別される。
【0113】<プリントジョブの更新チェック>先ず、
ディジタル複写機1が、現在プリントを行っているか否
かを判断し(S301)、プリントを行っている途中で
あったならば現在処理しているカレントプリントジョブ
が全枚数プリント終了しているかの判断を行う(S30
3)。この判断の結果、全枚数のプリントが終了してい
れば、プリントすべき未処理のジョブが存在しているか
判断する(S305)。未処理のジョブが存在している
場合にはカレントプリントジョブを更新する(S30
7)。また未処理のジョブが存在していない場合にはプ
リント中のステータスを解除する(S319)。
【0114】<プリント処理>プリントすべきジョブが
存在している場合、先ずウォーミングアップが終了して
いるか否か、すなわちこのジョブが予約コピーであるか
否かを判断する(S309)。ウォーミングアップが完
了していなければプリントを行うことは不可能であるか
ら、フェイスアップ排出、フェイスダウン排出のいずれ
のモードを選択するかの決定をウォーミングアップの終
了まで待つ。
【0115】プリントを行うことが可能である場合に
は、排出モードの設定を行う(S311)。なお、ステ
ップ311の排出モードの設定については、図12で詳
述するものとする。
【0116】さらにプリント中のステータスをセットし
(S317)、設定された排出モードに基づいて図7で
説明した動作によってCPU106、CPU104と前
述のコマンドおよびレポートを授受することにより、カ
レントジョブに対応する画像データを、頁単位で図5で
示した管理テーブルおよび付号メモリ303から読み出
す。読み出された画像データは伸張処理を施され、印字
処理に使用される(S321)。
【0117】このときの読み出し順序は、ステップ32
1の排出モードで設定されている通常ファーストページ
排出、偶数ファーストページ排出の別によって決定す
る。なお通常ファーストページ排出とは、1枚の用紙に
奇数頁、偶数頁としてプリントされる画像原稿のセット
を、奇数頁(例えば第1頁)からプリント、排出するこ
とをいい、偶数ファーストページ排出とは、偶数頁(例
えば第2頁)からプリントすることを言うものとする。
【0118】図12は、図11のステップ311に記し
た排出モード設定のサブルーチンである。このサブルー
チンでは、本発明の要部であるプリントのモードと取込
みの状態に応じた排出モードとの切換処理を行うもので
ある。
【0119】先ず、プリントの設定が両面コピーを行う
両面モードに設定されているか否かを判断する(S40
1)。両面モードであれば、プリントジョブの登録が終
了しているか否か、すなわち取込みが終了しているか否
かを判断する(S403)。この取込みが終了していな
ければ、通常ファーストページ排出をセットし(S40
5)、続いてストレート排出モードをセットする(S4
11)。
【0120】より具体的には、例えば画像原稿D1から
Dnが1ジョブ分としてセットされた場合、この画像原
稿をD1、D2、D3、D4、D5…と順番に取込んだ
とすると、通常ファーストページでは、先に用紙の第1
面に画像原稿D1を、この後に用紙を反転させて第2面
に画像原稿D2をプリントし、そのままの向きでストレ
ート排出トレイ621に排出する。
【0121】よってコピー原稿は、画像原稿D1がプリ
ントされた第1面を下向きにしてフェイスアップ排出す
ることになる。そして次の用紙には、第1面に画像原稿
D3を、第2面に画像原稿D4をプリントして、そのま
ま先に排出したコピー原稿に重ねてストレート排出トレ
イに排出する。以下、順番に画像原稿は、通常ファース
トページ排出においては奇数面が用紙の第1面に印字さ
れ、偶数面が用紙の第2面に印字されて、ストレート排
出トレイに重ねられる。
【0122】プリントジョブの登録が終了していなけれ
ば、偶数ファーストページを設定し(S407)、反転
排出モードをセットする(S413)。
【0123】より具体的には、例えば画像原稿D1から
Dnが1ジョブ分としてセットされた場合、この画像原
稿をD1、D2、D3、D4、D5…と順番に取込んだ
とすると、偶数ファーストページ排出では、先に用紙の
第1面に画像原稿D2を、この後に用紙を反転させて第
2面に画像原稿D1をプリントし、反転させて反転排出
トレイ631に排出する。
【0124】よってコピー原稿は、画像原稿D1がプリ
ントされた第2面を下向きにしてフェイスダウン排出す
ることになる。そして次の用紙には、第1面に画像原稿
D4を、第2面に画像原稿D3をプリントして、反転し
て先に排出したコピー原稿に重ねて反転排出トレイに排
出する。以下、順番に画像原稿は、偶数ファーストペー
ジ排出においては偶数頁が用紙の第1面に印字され、奇
数頁が用紙の第2面に印字されて、反転されて奇数頁を
下向きにして反転排出トレイ631に重ねられる。
【0125】また、ステップ401の判断で、両面モー
ドのセットがなされていない場合には、先頭ページから
順番にプリントする片面モードで説明したファーストモ
ードを選択し(S409)、反転排出モードをセットす
る(S413)。
【0126】このように、両面モード設定時には画像原
稿の取込みが終了しているか否かに応じて、プリントの
順番とコピー原稿の排出モードとを切り換えているの
で、取込みが終了していない場合、すなわち電子ソート
における一部目などでは画像原稿の先頭頁の取込みが完
了すると直ちにプリントを開始することができる。よっ
て、本実施の形態は、複数部数のコピーのうち1部目
(ファーストコピー)のプリントにかかる時間を短縮す
ることができる。
【0127】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、画像入力手段が
原稿画像を入力中である場合には画像原稿を先頭頁から
順番に印字することにより印字開始および印字にかかる
全体的な処理時間を短縮することができ、また、画像入
力手段が原稿画像の入力を終了した場合には、すでに取
込まれている原稿画像の最終頁から印字し、印字面を上
向きにして用紙を排出することにより、印字から排出に
かかるまでの時間を短縮することができる。
【0128】よって、画像形成装置本体の状態に応じて
プリントに係る全体の生産性を高めることができる。
【0129】請求項2記載の発明は、画像原稿を先頭頁
から順番に印字することにより1枚目の画像原稿が取込
まれると直ちに印字を開始することができる。
【0130】また、画像入力手段が原稿画像の入力を終
了している場合には、すでに取込まれている原稿画像の
次頁から印字を行って反転排出し、積載容量の比較的大
きい反転排出トレイに排出することができる。よって印
字された用紙の数が多い場合にもトレイの積載容量がオ
ーバーすることを防止することができる。
【0131】請求項3記載の発明は、ウォーミングアッ
プ終了後にのみ搬送路を切り換えて必要回数以上の搬送
路の切り換えを避けることができる。よって、不要な搬
送路の切り換えを禁止し、部品寿命を延ばすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のディジタル複写機の
全体構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態のディジタル複写機の
制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施の形態のディジタル複写機の
制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施の形態のメモリユニット部の
構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の一実施の形態の管理テーブルの概略
構成を説明する図である。
【図6】 本発明の一実施の形態の原稿取込み動作の概
略のシーケンスを説明する図である。
【図7】 本発明の一実施の形態のプリント動作の概略
のシーケンスを説明する図である。
【図8】 本発明の一実施の形態のディジタル複写機の
制御を統括するCPUのフローチャートである。
【図9】 本発明の一実施の形態の画像原稿を取込む処
理を説明するフローチャートである。
【図10】 本発明の一実施の形態のプリント処理を説
明するフローチャートである。
【図11】 本発明の一実施の形態の他のプリント処理
を説明するフローチャートである。
【図12】 本発明の一実施の形態の排出モード設定処
理の説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディジタル複写機(画像形成装置) 10…走査系 20…画像処理部 30…メモリユニット部 40…印字処理部 100…制御部 101、102、103、104、105…CPU 500…ADFR 600…後処理装置(排紙切換装置)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に形成された原稿画像を用紙に印字
    し、印字がなされた第1面を上向きにして排出する第1
    の搬送路と、第1面を下向きにして排出する第2の搬送
    路との切り換えが可能な画像形成装置であって、 原稿画像を原稿の先頭頁から入力する画像入力手段と、 当該画像入力手段による原稿画像の入力状態を判断する
    入力判断手段と、 当該入力判断手段による判断の結果、前記画像入力手段
    が原稿画像を入力中である場合には前記第2の搬送路を
    選択し、また前記画像入力手段が原稿画像の入力を終了
    している場合には前記第1の搬送路を選択する搬送路切
    換制御手段とを有することを特徴とする排紙切換装置を
    有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿に形成された原稿画像を用紙に印字
    し、印字がなされた用紙の第1面を上向きにして排出す
    る第1の搬送路と、第1面を下向きにして排出する第2
    の搬送路との切り換えが可能な画像形成装置であって、 原稿画像を原稿の先頭頁から入力する画像入力手段と、 当該画像入力手段による原稿画像の入力状態を判断する
    入力判断手段と、 用紙の第1面および第2面に対して原稿画像の印字を行
    う両面モードを設定する両面モード設定手段と、 当該両面モード設定手段によって両面モードの設定がな
    され、かつ前記入力判断手段による判断の結果、前記画
    像入力手段が原稿画像を入力中である場合には、前記第
    1の搬送路を選択し、また前記画像入力手段が原稿画像
    の入力を終了している場合には、前記第2の搬送路を選
    択する搬送路切換制御手段とを有することを特徴とする
    排紙切換装置を有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送路切換制御手段は、画像形成装
    置がウォーミングアップ中であるか否かを判断するウォ
    ーミングアップ判別手段をさらに有し、 ウォーミングアップ中には搬送路の切換を禁止すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一つに
    記載された排紙切換装置を有する画像形成装置。
JP9223966A 1997-08-20 1997-08-20 排紙切換装置を有する画像形成装置 Withdrawn JPH1165371A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007084198A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084198A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4631632B2 (ja) * 2005-09-20 2011-02-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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